このページでは永原稔衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。永原稔衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○永原委員 新米でございますので、ひとつよろしくお願いいたします。 まず最初に景気浮揚策として、公共事業についてどのようにお考えになっているか伺いたいと思います。 財政主導型の景気浮揚策、その一環として、いやむしろその大宗として公共事業の拡充こそ乗数効果が非常に大きい、こういうように指摘なさっておりますけれども、いまの経済、社会の情勢を見て、本当に公共事業にその効果があるかどうか、私は疑問を持ちます。と申しますのは、昨年の第七十七回国会、ここにおいて三木総理は施政方針演説をなさっておりますが、その中で「来年度予算及び経済運営では、景気の順調な回復と雇用の安定を図ることを最優先目標としており……
○永原委員 私は、国税と地方税を通ずる体系化と言いますと少し大げさですけれども、この関連性について少し伺ってみたいと思います。 所得税につきまして税調では諮問に応じて答申を出されておりますが、この答申どおり今度の税法では改正を見ております。何か、原案というのは事務当局でお出しになるのではないかと思いますけれども、そういうような中で審議された答申ですので、大蔵当局の御意向も十分反映しているのではないかと思います。 そういう中でこの答申を見てみますと、「夫婦子二人の給与所得者の課税最低限が昭和五十二年度において実質的に昭和五十一年度とほぼ同水準になることを目安とすべきである」というような答申で……
○永原委員 お疲れですが、私にとりましては残り物に福ありということですので、ぜひリラックスしてお答えをちょうだいしたいと思います。 福田総理が四十一年、時の蔵相として戦後初の公債導入をなさいました。その政策転換をなさってあの経済不況を乗り切られた功績は非常に大きかったと思います。あの積極さ果敢さというのが安定路線の道を切り開いた、これは否定できない事実だと思います。しかし、いまの経済情勢はあの当時よりはより深刻であり、世界的に同時的に不況を起こしている、こういう状況の中で、先ほど来お話しになっていますように経済大国としてリードしていくのだという意気込みで積極的な姿勢を見せていらっしゃるのはり……
○永原委員 簡単にお伺いいたします。 今回の経済協力の一つの方策として、私、具体的に目に映るのは、アジア開銀への増資の問題、もう一つは、一昨日衆議院で可決されました国際農業開発基金への拠出、この二つでございますけれども、アジア開銀への増資は、提案理由の説明などを拝見しますと、四十一年以来すでに三十四億ドルに上る融資が行われている。 この内訳をいろいろ調べてみますと、普通貸し付け、特別基金貸し付け、合わせて農業部門に対して七億九千万ドルの融資が行われております。すでに十年にわたるこういう投資が果たして大きな成果を上げているのかなと、疑問を持つわけですけれども、今回さらに制定されます国際農業開発……
○永原委員 一、二お伺いいたします。 財政演説においても大臣は、財政体質の改善を図るというようなことを強くおっしゃっておりました。この前の提案理由の説明を拝見しましても「財政体質の改善合理化」、こういうことをお述べになっておりました。特に、歳入におきまして財政の健全化ということになりますと、これは恐らく公債依存度が二九・九、それを二九・七に下げたというようなことが一つの大きな理由になっていると思いますし、経済計画とのバランスで適度の財政規模を維持したということについても、健全化ということに関連してお述べになっているのではないかと思うのです。ところが歳出におきまして、やはり同じように財政体質の……
○永原委員 少し範囲を広めて、まとめて御質問いたします。 景気対策で非常に御苦労なさっていますけれども、最近は経済の二重構造論というのは比較的耳にしなくなりました。しかし、マクロ的に見るとやはり大企業と中小企業概念の中には大きな差がある、これは否定できないと思います。特に労働生産性の問題などについて見ましても、両者の間には極端な差があるわけです。きょう本会議の席上で総理大臣は、両者が相まって経済を支えているのだ、補完し合っているのだというようなお話をしておいでになりましたけれども、まさに経済規模をそういうふうに支えていると思います。 そういう中で、なるほどGNPは自由主義経済体制下でアメリ……
○永原委員 私は、出資の受入、預り金及び金利等の取締等に関する法律に関連して数点伺いたいと思います。
ことしの三月に神奈川県で暴力団も関係するようなサラ金業者の事件がございました。多数の主婦が金利に追われて売春を強要されたというような忌まわしい事件が起こったことが報道されております。本当に悲痛なことであり、また繰り返してはならないような醜い事件ですけれども、こういう金融事犯が最近非常にふえておる、こういうように伺いますが、警察当局でこういうような事犯についてどのように把握していらっしゃるか、最初に伺いたいと思います。
【次の発言】 これに対してどういうように措置しようとなさっていらっしゃいま……
○永原委員 私は物価と不況克服の声を背中に受けて国会に参加することができました。そして、先ほど坊大蔵大臣が只松委員に対してお答えになったように、政府の景気対策としていろいろおとりになった方策、十分承知しております。物価問題についてここでどうこう私はあえて触れませんけれども、この景気対策が本当に実を結んでくるだろうか、そこに疑問を持つのです。 たまたま先ほどのお話で、一、二月は別として三月に新たな徴候があらわれているというようなことをお話しになりました。裏づけるように、通産省の発表した鉱工業生産指数、三月の分ですけれども、これを拝見しますと、前月比で二・五%上昇しております。速報を大分大幅に上……
○永原委員 きょうは、地方税法の問題ですけれども、その前に、財源として非常に地方税法が果たしておる役割りは大きいのですが、その財源の点で気になる点がありますので、先にその点をお伺いしたいと思います。 実は、一兆円減税に関連しまして、政府案として三千億の税額控除というのが固まりました。この財源措置についてはまだ決まっておりませんけれども、恐らく自然増収でこれがカバーされるのかどうか。決算を見なければわからないというお答えが返ってくるのではないかと思いますが、五十二年度、現実に三千億の税額控除がなされますので、これに対する地方財政の財源措置をどういうようにお考えになっていらっしゃるか、臨時特例交……
○永原委員 大臣、お急ぎのようですので、基本的な考え方だけお伺いして、以下政務次官ほかの皆さんにお伺いしたいと思います。 七月十九日の銀行大会において、新金融効率化構想、このことについて大臣からお話があったように承っております。金融機関の利ざやが非常に低下しておりますし、本格的に効率化を図るような経営が必要であるという事情はよくわかるのです。いままでの措置が手とり足とり、いわば護送船団方式というような手厚い温存主義であったというようなものから、この厳しい情勢に応じて効率化を図っていこうというお考えはよくわかるのですが、新しい角度から競争原理を導入するといいましても、自由化の問題が片っ方にござ……
○永原委員 今度の補正予算はすでに委員会においても可決され、それとうらはらをなしているこの法律には反対するものではございませんけれども、補正予算全体について、可決されているとはいえ、臨んだ大蔵大臣のお考えを二、三点伺って見たいと思うのです。 今度のこの補正予算、やはり当初予算の執行状況から見て、経済の動向が思わしくない。六・七%の経済成長率が維持できる見込みが非常に薄くなった。また、いろいろな物価対策の面から見ても、消費者物価指数を何とか七%台にとどめたいというための施策としていろいろ当初予算においても論議はされましたけれども、八月いっぱいの動向を見ながらというような総理のお答えもあり、とこ……
○永原委員 永原でございます。 いま国民が希求しているのは、この景気の不況からの脱出だと思います。しかし国民は、この不況が国内問題としてだけで解決できる問題ではないということは十分承知していると思います。やはりニクソン・ショックから始まってドルショック、オイルショック、あるいはいまの円高の問題、貿易黒字の問題、さらに、ことしの春あたりの漁業外交の問題、こういうようなものを踏まえながら、いま不況に呻吟しているのが国民だと思います。 そういう中で、個人で解決できない問題であるだけに、政治に対する期待が非常に大きい。しかも来年度予算を編成しようとする時期を迎えて、新大臣に期待する国民の気持ちとい……
○永原委員 きょうは午前中から各委員の皆様方、熱心に御質疑をいただき、被災県の出身者として、本当に心から厚く感謝したいと思います。 各省庁におかれましても、ただ現行法の規定だけでなく、さらにしゃくし定規でなく、前進的にいろいろお考えいただきたい、こういうように思う次第でございます。 私、いろいろ重複してしまいますので、補完的に、また単発的な質問になりますが、そういうような観点から数点お伺いしてみたい、こう思います。 ほおずき沢の堆積場についていろいろお話がございました。昨年の十一月に調査したというようなお答えもありましたけれども、あの堆積場は、あの地形で一体計画放棄量はどのくらいであった……
○永原委員 長時間にわたりまして参考人の皆様方御苦労さまでございます。なるべく簡単にお伺いをしたいと思います。 まず最初に、松田先生にお伺いしたいのですけれども、私は全く素人でございますので初歩的な質問になると思いますが、静岡県にはフォッサマグナがずっと通っております。糸魚川からずっとあの地帯にかけまして、特に静岡の西部には大崩れというような、少し雨が降ると崩れるような地帯もございます。そういう中で地すべり現象が非常にたくさん起こっております。先ほど山本知事からお話のありました由比の地すべり、本当に静岡と言いますか、日本の産業動脈を切断するようなおそれのある、ああいう地帯を控えているわけです……
○永原委員 短時日の間にこういう法案をおまとめになった御苦労はお察しいたします。評価しますけれども、この内容を見まして、事前措置のこの地震の法律と、地震が発生した後の災害対策基本法、これへの移行が本当にスムーズに行くだろうか、この点に少し懸念があるわけです。たとえば警戒本部が設置されます。そして災害が起こったそのときに、非常災害対策本部に移行するのかあるいは百七条の緊急災害対策本部に移行するのか、それは規模によって違うでしょうけれども、十四条にそういうことが書かれてはいますが、一体どういう判定でどちらの方に移っていくのか、そういう点についてはいかがでしょうか。
○永原委員 参考人の方にはお疲れですが、あと二十分ほどですので、御勘弁いただきたいと思います。 浅田先生、鈴木先生に伺いますが、いま、予知の器具の整備、施設の整備状況は非常に進展してきているようなお話がございました。ここに提案されています法案は、まさに世界的に画期的な法案だと思うのです。ここで、強化地域を指定して防災対策を強化するようなことが書かれていますけれども、今年度の予算はもう固まってしまった。これからの問題として五十四年度の概算要求でこなしていくというような考えが当局から述べられておりますけれども、これだけの法案を用意して新たな措置を講じようとするときに、学者の皆様方がごらんになって……
○永原委員 この大規模地震対策特別措置法案をめぐる論議で非常に明らかになったのが、東海地域にいわば既成事実のようにマグニチュード八程度の地震が起こるであろう、こういうことが明確にされたことだと思います。そういう中で年内にもこの地域指定が行われるような状況にありますけれども、強化地域を指定し、また警戒宣言をし、その本部長になる総理大臣が非常に御心労のこととは思います。法律で守ってやろうという姿勢については評価しますが、住民サイドに立った場合に、強化地域の指定がなされ、あるいは警戒宣言もいつ出るかわからない、そういうような状況にあるときに非常に恐怖感に駆られるわけです。感謝と恐怖の気持ちがないまざ……
○永原委員 私は、新自由クラブを代表して、大規模地震対策特別措置法案について賛成の討論を行いたいと存じます。 国民の生命財産を守ることは公共団体のよって立つ使命であり、政治の要諦であります。いま科学者が現代科学の粋を集めて研究に没頭し、人間の力ではいかんともなしがたい地震の発生について、特にマグニチュード八程度の大規模地震の発生の予知について、確度の高い自信を持ち得る段階に達したことは喜びにたえないところであります。 かかる観点から、危険性の高い地域を強化地域として指定し、国、都道府県、市町村のみならず、民間企業はもちろん、域内住民を挙げて防災に取り組むための特別措置法案はまことに時宜を得……
○永原委員 最後になりまして、大分問題が重複しますので、整理しながら御質問させていただきたいと思います。 私も現地視察に参加さしていただいた一員でございます。あの大量の土石流に一驚し、また十三名の方々の御冥福を祈ったのでございますけれども、その中で思い起こされたのが災害対策基本法であり、地すべり等防止法であり、また急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律、そういうものでございました。法律は確かにでき上がっております。いろいろな措置が規定されております。しかし本当にこれが守られていたであろうかというところに疑念を抱きました。災害対策基本法に基づいてそれぞれ防災計画をつくらなければならない。県……
○永原委員 まず最初に委員長にお願いしたいのですが、これはもうすでに補正予算が成立しておりますので、内容についての突っ込みが非常に迫力を欠くような状態になってしまうわけです。やはり並行審議をすべきだと思いますけれども、そういう点について御配慮いただきたいと思います。 先ほど来いろいろお話が出ております。四十九年度の決算で非常に御苦労なさった。やはりああいう政令改正というようなことでようやくつじつまを合わせるという点を考えますと、制度上の一つの欠陥ではないかと思うのです。健全財政、これは当然のことです。しかし、その健全財政を維持するために、財源が不足する場合の措置として、やはり法律でもって特例……
○永原委員 大蔵大臣の財政演説、また所信表明を伺いまして、お考えは理解できるのですが、さらに突っ込んで少し掘り下げた質問をしてみたいと思います。 非常に安定成長ということが言われておりますけれども、思い起こせば、池田内閣のときに所得倍増計画ということが言われました。あのときは経済成長率七・二%、十年間で倍にするんだというようなキャッチフレーズであったわけです。しかし、現実は経済開発が中心でございましたので、非常に高度成長を遂げたような施策が展開されたと思います。三十八年に首班の更迭があって、安定成長路線への転換、社会開発への転換ということがうたい出されました。しかし、現実はやはり同じような高……
○永原委員 東京ラウンド交渉におけるわが国のオファーの概要は、これは先ほど関税局長からいろいろありましたので、今度は観点を変えまして、前倒し品目が百二十四品目、そのうちで鉱工業品が九十四、農水産品が三十というように聞いておりますけれども、その九十四品目の鉱工業品の加重平均引き下げ率、これはどのくらいになっているか。ECのオファーが、パラメーター一六で計算した場合に約四〇%というようなお話がありましたけれども、日本のその数字との比較が一番欲しいのですが、出ないとすれば、ECのその四〇%引き下げに対して、日本の今度九十四品目の加重平均の引き下げ率はどのくらいに当たるのか、お聞きしてみたいと思います……
○永原委員 最初に、佐藤委員の最初に質問されたことと関連がございますけれども、利子配当課税の分離課税が総合課税に移行するということについて、大臣もこの前も確認なさいましたように、五十六年度以降何とか総合課税に持っていきたいというお気持ちを述べられました。大倉主税局長が、五十三年の夏ごろまでに態勢をつくるようなお考えを述べられましたけれども、この態勢というのは一体どういうことなのか。検討の陣容でも整えるという意味なのか、方法論を具体的に論議し合いながら税調にかけるという意味なのか、そこら辺についてお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 考え方の中にたとえば背番号制のようなことは考慮していら……
○永原委員 参考人の方々には、遅くまで御苦労でございます。もう時間も詰まりましたので、私は、簡単に長島副社長に一、二点だけお伺いしたいと思います。 ちょっと異な質問になりますけれども、黒字減らしで十億ドルの外貨を減らせということで、核燃料の購入ということを言われました。先ほど御説明で九千四百五十億の内訳の中で、既設設備の改良とか核燃料の購入もこの中に入っている、二千四百三十億というようなお話がございましたけれども、この九千四百五十億が果たしてどれだけ黒字減らしに役立つだろうか。全体とすると国内で生産されるものが大部分でしょうけれども、核燃料その他どのくらいあるかというのが一点。 それと、二……
○永原委員 大分時間も過ぎましたので、簡単に伺いたいと思います。 まず最初に、小山参考人に伺いたいと思いますが、先ほど経済全般の動きの中でお話がございました中で、雇用問題ということが非常に強調されました。日本においても、離職者対策をやったり、あるいは企業になるべく失業予防の手当てをしたりいろいろはしていますけれども、先ほど数字を挙げられたような状況になっております。そういう中でお触れになったように、カーターの減税政策、この中で特に雇用問題が取り上げられているように思います。世界的な同時不況の中でそれぞれの国が悩んでいるこの雇用問題ですけれども、カーターのとりました税制政策で、七七年、七八年じ……
○永原委員 私は、新自由クラブを代表して、今回提案されております租税特別措置法及び国税収納金整理資金に関する法律の一部を改正する法律案については、賛成の立場に立ちながら討論をいたしたいと存じます。 そもそも租税特別措置は、それぞれ政策目的を持った特別の増減税であり、財政事情、経済情勢の変化に対応して常時補完し、また整理合理化を図らなければならないことは申すまでもありません。 今回提案に係る内容は、その趣旨に沿いながら経過措置に配慮しつつ合理化を行い、かつ住宅取得控除額の引き上げ、土地譲渡益重課税制度についても見直しを行って住宅投資の促進に資することとし、さらにいわゆる投資促進減税制度を設け……
○永原委員 私は、いま縦割り行政の行われている中でもう少し総合的な考え方が必要だ、こういうことを訴えながら、その中の一環として不況に悩んでいる業種の実態を申し述べ、総理の考えを伺いたいと思います。 実は、基礎産業として苛性ソーダが果たしている役割りというのは非常に大きい。これは四十八年を思い起こしますけれども、あの社会的な混乱を背景にして製法の転換が行政指導で強制的に行われました。水銀法から隔膜法への転換、こういうような全面的な転換という指示が出たのは、世界あるいは日本の産業史上も例を見ないようなことであったと思います。もちろん行政指導ですから法律で決めたのではない、強制ではないというような……
○永原委員 少し疑問を持ちますので、数点伺いたいと思います。 不況の原因の最大のものがエネルギーコストの上昇、これは否定できないところだと思います。エネルギー依存度の高い化学とかあるいは非鉄金属、こういうものが国際競争力を低下させて、最近の輸出動向を見てもそれが顕著にあらわれております。ただ、三・五%というこの税率ですけれども、レートを二百五十円として、CIFベースでいろいろ換算してみて、キロリッター当たり二万二千円、三・五%ですから原油キロリッター当たり七百七十円ということになるとすると、大きくないという意見が出てくるかもしれません。しかし、「今後予想される石油対策に係る財政需要に配意して……
○永原委員 遅くまで御苦労さまでございます。私は、いろいろ御教示をいただくような質問になりますが、よろしくお願いいたします。 証券取引の活況について、これは一体喜ぶべき現象だろうかどうかと疑問を持っていたのですが、先ほど来お話がございました、 これは少し余談になるかもしれません、きょうの範疇を超えるかもしれませんが、景気に対する期待感というのも原因の一つに挙げられておりましたけれども、こういう中で谷村参考人は、日本の景気回復の状況についてどういうようなお考えを持っていらっしゃるか、少し範疇か違うかもしれませんが、お教えいただきたい。
○永原委員 今度の税法を拝見しまして、酒税法の改正部分の税率関係、それから清酒製造業の安定に関する特別措置法の一部改正は、単に酒造組合中央会の事業の拡大、ただそれだけですけれども、この両法案にどういうような関連性があるのか、体系的に一体的な形態をとっているのか、ただ単に国会審議の便宜上促進を図るために法化したのか、どうでしょうか。
【次の発言】 酒税確保という大蔵省主体の考え方に立つか、やはり税金というのは国民が負担するものですから、そういうところでちょっと異質ではないかと思いますけれども、大蔵当局は、酒税確保のためにかなり清酒製造業について強い規制をなさっていらっしゃいます。
清酒製造業を……
○永原委員 山口さんから先ほど手数料のお話は承りましたけれども、有権的な解釈として法制局に、手数料と登録の定義、それから登録免許税の定義、両者の相違について伺いたいと思います。
【次の発言】 特に登録手数料あるいは許可手数料というものと登録免許税、この両者を併課することができるでしょうか。
【次の発言】 今度の三十七本の法律のうちで、登録免許税の対象になっているものはどれとどれでしょうか。
【次の発言】 全部を読み切れておりませんので、一、二拾い上げてみますが、不動産鑑定士については、これは鑑定士補も入れて登録免許税、業者については、これは二以上の県にまたがって事務所を置く場合には国土庁長官の……
○永原委員 この法律論議の問題は毎回毎回同じ議論が繰り返されていますので、背景にあるものを中心にしながらお聞きしてみたいと思います。 過日の閣議において当面の経済対策というものが決定され、公表されておりますけれども、その内容について一、二伺います。 まず第一番目に、公共事業ですけれども、やはり公共事業主体の予算編成が行われ、財政主導型という中で、公共事業の占めるウエートが非常に高い、こういうようなことですが、五十二年度の実績というのは、一体どういうように行われていったのか、進捗状況などもお聞きし、特に今度の経済対策でも、やはりことしの予算は七〇%前後前倒し施行をするというようにお決めになっ……
○永原委員 特例債の脱却につきまして、もう一度総理にお尋ねをしたいと思います。 経済的な背景については、先ほど村上委員が非常に楽観的なお話をなさいましたけれども、私はマクロの立場とミクロの相違を言いたいのです。国民サイドに立ってこの状況を見ますときに、やはり不況は深刻に国民の気持ちの上に覆いかぶさっている、こういう現実がございます。 そういう中で、どういう方法で脱却をしようとするのか。行政改革もおやりになりましたけれども、これも思うようなチープガバメントを構成するようなところまではいっておりません。また、経常部門を削減するというような努力もされてはおりますけれども、これとて特例債を縮小する……
○永原委員 質問が大分重複しますので、簡単にお願いしたいと思います。
大臣の提案理由の説明で、IMF第六次増資に合わせて、世界銀行の増資が決議されたというように書かれておりますけれども、この世銀の前提にある国際通貨基金の現在の活動状況は一体どうでしょうか。国際経済が非常に混乱している、世界的な同時不況、こういうような状況の中で貿易の不均衡が起こっている、わが国の黒字が非常にたまっているという中で赤字に悩む国もある、そういうものに対応しながら国際通貨基金がどういうような活動をしているのか、その辺お聞きしたいと思います。
【次の発言】 所期している成果が上がっていると御判断になっていますか。
○永原委員 この法律の第四条第一項には、「金融機関に対し、業務の一部を委託する」。現在代理業務をやっておるのは八百四十二行と聞いておりますけれども、大臣は、一体どのくらいの金融機関に認可を与えようとなさっているのか、その腹づもりを承りたいと思います。
【次の発言】 もうすでに農協あたりは定款変更まで考えて、これを受けるんだというような気持ちでやっておりますので、そういうようなところについても、店舗の数などはっきり把握して、地域的な配分ということを考えなければならないと思いますが、それについては、今後の問題ということに理解してよろしゅうございますか。
○永原委員 昨年七月十九日に全国銀行大会で坊大臣が、新金融効率化構想をお述べになりました。それに関連していろいろ徳田局長の御意見を伺ったのですが、去る六月六日の全国銀行大会においても、同じような構想のもとで村山大臣がごあいさつをなさっておりますし、政府におきましても、行政面、制度面から新しい金融効率化の展開のための環境づくりに尽力してまいるというような考えを述べていらっしゃいます。 確かに高度経済成長時代と違い、量的な面においても資金需要構造が変わってきた、これに対応して新しい経営のあり方が求められなければならない、こういうことはよくわかるのです。また、企業部門よりはむしろ公共部門、個人部門……
○永原委員 きょうは総理大臣が御都合悪いようですので、また大蔵大臣に伺うことになりますけれども、昨日の大蔵委員会において、大蔵大臣のお考えは伺いました。そういう中で出た御意見ですけれども、この減速経済の中でやはりいまばらつきがあるのだ、これを何とか安定させなければならないのだというお話が出てまいりました。民間主導で整合性のある経済成長こそ必要だ、そういうことをお話しになったのですけれども、対応策として、同一の財源の中ではやはり公共事業が一番有利だ、こういうようにおっしゃっております。しかし、公共事業が関連する産業というのは偏っているわけです。昨年も一昨年も公共事業中心であっただけに、民間企業に……
○永原委員 大分時間が過ぎましたので、簡単に 一、二点伺いたいと思います。 先ほど茂木先生のお話を承っておりまして、予備的破壊と主破壊の問題それから中国における経験依存のいろいろな測量、こういうようなことについてもう少し基礎的な研究が必要だというお話も承りながら、笠原先生の文章を思い出しました。あの中で、予知の着眼点として、第一は地殻のひずみの状態が限界にあるかどうかを知る、これが一つの着眼点であり、第二は主破壊に先行する異常現象を捕捉する、これが第二の着眼点だ。いわば第一の方は状況証拠を推測するというようなもので、どこでどのようなという定量的なものについてはある程度判断ができるだろう、し……
○永原委員 先ほど来のお話、私は単純な意味でもう一回伺いたいと思います。 先ほどからいろいろ出ていますけれども、税調の中期答申にもありますように、財政の不均衡、それを是正するという考えが非常に強く打ち出されております。適正な経済成長のもとにおける自然増収のみではもう解決できない、そういう状況にあることを主張し、また、歳出の削減とかあるいは不公平税制の是正、これは前提として必要だけれども、それのみでは解決できない、こういうように断定的な意見を述べて、そして新税の導入を図ろう、こういうようにしておられるわけですけれども、やはりこの一番先に立ちます財政収支の不均衡、これは一体どうして起こったのだろ……
○永原委員 最後になりまして大分お疲れだと思いますので、なるべく能率的に短時間で切り上げたいと思います。
最初に、国債の発行状況について伺いたいと思います。五十三年度、十一兆二千八百五十億、もうかなり消化が進んでいると思いますけれども、順調に進んでいるかどうか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 いまお話しのように、市況にいろいろ影響を与えながらもいままでは順調にきたということですが、これからの消化促進について特別に何かお考えでしょうか。
【次の発言】 今度の予算で三千億の二年もの発行ということが計画されていますけれども、二年、三年、五年、十年、こういうふうにだんだん短中……
○永原委員 新自由クラブの永原でございます。よろしくお願いいたします。 先ほど大臣のいろいろなお話を承りまして、まだ抱負経綸という段階には行っていないと思いますので、その点については後日また所信表明なり何なりお聞かせいただいて質問したいと思いますが、当面の問題として私はここで、五十二年の通常国会で予算の修正権をめぐって三権分立論が非常に熱烈に闘わされたことを思い起こします。これは行政府の独立というような観点に立つときには、議院内閣制の問題まで及びますので憲法論議になってしまいますが、それは場が違うと思いますからこの場ではいたしません。機会を改めて意見を伺いたいと思いますが、そういう中で、やは……
○永原委員 私は原子力発電所の問題を中心にしながら、数点伺ってみたいと思います。 この前の日米首脳会議で原子力問題がいろいろ論議され、共同声明に発表されておりますが、その中でも特に「両者は、原子炉の安全性及び信頼性を高めるため共同研究を拡大することにつき意見の一致をみた。」こう述べられております。意義のあることだと思います。総理大臣はさらに、「日本にとって原子力が石油に代わるエネルギーとして、短期的及び中期的には最も信頼性のあるものであることを強調した。」こういうふうに言われておりますが、これも私ども納得できることなのです。 しかし、こういう会談の中において、スリーマイルアイランドのあの原……
○永原委員 長官、御苦労さまでございます。いよいよ最後になりまして、私がお伺いする内容は直接長官の御担当ではないかもしれません。しかし災害担当の大臣として、閣議では、ぜひ御理解賜りお口添えをお願いしたい、こういうことでしばらくお聞き取りをいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 私が伺うのは茶の凍霜害の問題でございますが、午前中から静岡県の関係議員がるる訴えておりましたので、前向きの御答弁もいただいてはおりますが、さらに私は念を押したい、こういうような観点で少し変えながら御質問を申し上げたいと思います。 ただ、前提として皆様方に御理解いただきたいのは、この四月十八日―二十二日の凍……
○永原委員 最初に、六月二十六日、七月二日の豪雨災害、きょうは理事会の方へ陳情もございました。被災県の惨状を思うときに、私どもも本当に身につまされるような気がいたします。ぜひ政府の善処方を要望しておきます。 きょう伺いたいのは東名高速道路日本坂トンネル事故に関連してでございますけれども、第一義的には交通安全の問題だろうと思います。しかし、大規模地震対策を考えるときに教訓としてなおざりにできない問題をたくさん含んでおります。関係者が現在消火活動に専念している、こういう状況の中ですので、政府を責めるというような気持ちはございません。本当に活動している方の労をねぎらいながら、そういう気持ちでいっぱ……
○永原委員 大分遅くなりましたので、簡単にお答えをいただきたいと思います。
貯蓄性向と内需の拡大、いま日本の貯蓄性向が非常に高いと言われておりますけれども、これは喜ぶべき現象かどうか、大臣はどうお考えでしょうか。
【次の発言】 なおこの貯蓄性向を高めようとするような運動がなされておりますけれども、二月一日からは貯蓄増強推進運動、こういうのが展開されております。これは日銀の方で事務局を担当している推進本部が通知を出しますので、これはお上の命を受けて都道府県では、それぞれ役所の前にたれ幕まで張って推進運動をやっているわけですけれども、こういうものを本当に内需の拡大という観点で見た場合に、どういう……
○永原委員 昨日来いろいろ質疑が続いていますので、重複する面が出てくるかもしれませんが、観点を変えながら伺ってみたいと思います。 まず、製造たばこ定価法の一部改正ですが、三条関係です。 これは公社サイドに立っていろいろ見てまいりますと、現実的には小売定価の改定について緩和措置をとりあるいは弾力化をするということは必要だと考えられます。しかし財政法三条の観点から検討してみますと、きのうからの説明である程度の理解はできますけれども、必ずしもこれが最善の方法とは思えない、こういう気がするわけです。今回の方法は、定価法第一条で最高価格を決め、そして第二条一項でそれをいつの間にか基準最高価格と読みか……
○永原委員 国家公務員の共済制度ですけれども、現職の間の賃金格差は、退職後の年金時代に入れば、これは生活保障という観点から相当縮められていかなければならないと思うのですけれども、いかがでしょうか。何か恩給時代には退職手当がなかった、ただ恩給法上はそういう退職手当的な考え方も含めた支給になっていたのではないかと思うのですけれども、それが共済制度になってもやはり引き続いて上厚下薄というような支給になっているのではないかという気がしてしようがないのです。というのは、国家公務員の場合には給料表が法定されている、そして一般職とそれぞれの職種によって給料表が違いますが、一般職の場合の昇給曲線それから労務職……
○永原委員 先ほど来、来年度予算編成に臨む大蔵大臣のお考えを伺っておりました。こういう急がれる中で、ひとつ問題を提起してぜひ大蔵大臣の頭の中に入れておいていただきたい、こういう気持ちでお願い申し上げます。実は場所としてはここではなくて、災害対策特別委員会でやるべきかもしれません。しかし、問題が財政問題に及びますので、あえてこの場をかりて大蔵大臣の頭の中にぜひ入れておいていただきたい、こういうつもりで申し上げるわけです。 五月十二日に中央防災会議の専門委員会から、大規模地震の特別措置法に基づく強化地域の指定が発表になりました。これは一応専門委員会としての意見ですから、これから国土庁の方は各県知……
○永原委員 税理士法の問題について、各界の意見をいろいろ取りまとめ、これだけの法案をつくられた労を多とします。 その中で、いろいろ意見が出ているようですけれども、特に一般試験受験者の合格率が非常に低い、二・六%というようなことを訴えているようですが、これは試験する側からの意見を聞かないとわかりませんので、試験する側から、こういう二・六%というのは一体どうお考えになるのか、そういう点を伺ってみたいと思うのです。特に司法試験や弁理士あるいは公認会計士というようなものの試験と比べて、本当にそんなにむずかしくなっているのかどうか、いかがでしょうか。
○永原分科員 私は、いわゆる激特災害について御質問いたします。 激特と言いますと、何か慣習のような言葉になってしまっておりますけれども、もう一度、原点を思い出して激甚災害特別緊急事業ということで考えてみたいと思いますけれども、これは厳しい採択基準がございます。そういう中で、大規模災害を再び繰り返さないように、こういう御配慮から特別に緊急対策事業としてお取り上げになったと思いますが、そういう中で地域住民が、いままでの災害復旧と変わって短期間に改良されるということに対する期待は非常に大きいと思います。五年というのが適当かどうかは別としまして、従来のテンポからすると非常に早まった。このことは有意義……
○永原分科員 永原でございます。 先ほど来お話を承っておりまして、問題が重複するようですけれども、観点を変えて御質問申し上げたいと思います。 地方財政の問題につきまして本当に御心配いただいておりますけれども、地方自治体の立場で考えてみますと、国家財政はやはり公経済の原則がまだまだ貫かれていると思います。しかし、地方自治体の財政はやはり私経済的な運営しかできないのが現実でございます。そういう中で、どうしても中央依存とかあるいは中央集権とか批判はあるにせよ、地方団体とすると、自治省にいろいろお願いして財源確保をしなければなりません。そういうような状況の中で、少し私は自治大臣に甘えてみたい、おや……
○永原分科員 永原でございます。 私は、最初に農業に関する基本的な考え方について、農林大臣に二点にわたってお伺いしたいと思います。 第一点は、福田総理大臣が施政方針演説の中で「農林漁業者が誇りと働きがいをもって農林漁業にいそしめるよう、その体質の強化を進め、食糧自給力の向上を図ることを長期にわたる国政の基本方針」とするようにお話しになっております。私は非常にりっぱな考えだと思いますし、それに賛成いたします。しかし現実を見ていきますと、日本はこの狭い国土でありながら、耕地の利用率が一〇〇%に落ち込んでおります。五割増も二倍にも回転してほしい耕地が、そういうような状況になっております。休耕田の……
○永原小委員 私は、まず最初に税の執行の問題についてひとつお伺いいたします。 北海道の有珠山の噴火についてですけれども、御承知のように八月七日九時十二分に大爆発を起こした。それから四回の爆発で甚大な被害を受けたということで、私、災害対策特別委員の一人として現地を視察してまいりました。 ここで細かい御報告をする必要はないと思いますけれども、全体で五四%の地域に降灰が及んでいるというような中で、三市七町四村の被害地が挙げられております。八月二十八日現在で道本部がつくった被害状況報告などを見ますと、農業被害を中心にしながら、公共被害まで入れまして二百七十二億という数字が出ております。しかし、これ……
○永原小委員 時間が大分過ぎまして恐縮ですが、よろしくお願いします。 いまいろいろお話を承りまして、質問しようとすることがダブりますので、確認するような意味の御質問になるかと思いますが、お許しいただきたいと思います。 いろいろ国際的に、あるいは土曜の集中的な労務管理の問題、あるいは力関係の中で月一回の休暇が与えられているような状況、そういう労使関係の中で、いまいろいろ問題が取り上げられていますけれども、こういうものを乗り越えて社会的なコンセンサスが得られるならば一日も早く実現したいというのが会長のお気持ち、こういうふうに承りました。全くその線で進んでいただきたいのですが、個々には幾つかの問……
○永原小委員 「今後の税制のあり方についての答申」、税制調査会のこの考え方について、内容を少し承りたいと思います。 経済計画とかあるいは長期の財政収支試算というのは、現実的には非常にむずかしいということは承知しております。一定の経済安定の状況の中で計画を立てるのだったらいいのですけれども、恐らくこういう経済情勢はこの経済計画の中には盛り込まれていなかったであろう。と同時に、経済計画の伸び率を基準にした財政収支試算においても、こういうような状態は予測していなかったと思います。そういう中で答申が出ていますので、これがそのままうのみにされるとは思いませんけれども、一年数カ月にわたって多くの方々が御……
○永原分科員 過日の福田総理の御答弁に関連する問題です。 地交法の六条の三第二項の問題が、昨年も論議が大分熱心に交わされました。昨年は特別会計の借り入れ、地方債措置というようなことであったわけですけれども、これは臨時の措置だったと思います。何か坊大臣、小川自治大臣、自民党三役の方の間の覚書で「異例の措置である。」というような覚書が交わされたということも聞いておりますが、今度は特別会計で借り入れの半分は国が一般会計で補てんするという新しい制度をつくったんだ、だから、六条の三第二項の前段の方の改正をやったんだというお答えがございましたけれども、ここに言う地方財政あるいは地方行政の制度というのは、……
○永原分科員 午前中通産大臣から、原子力発電所に関する考え方をいろいろ承りましたが、なお私も観点を変えてこの点について伺ってみたいと思います。 原子力発電が非常に広範囲にわたる高度な技術の集積の結果生まれたものであり、また従来の技術よりは非常に範囲が広い、こういうような観点からしまして、科学技術になじまない地域住民には、やはり不安感が非常につきまとっていると思います。こういうものについて企業者はいろいろ努力をしておりますけれども、先ほどお話しのありましたように行き過ぎも見られるような状況で、企業は焦っているわけです。しかしこういう安全問題につきまして、国はもっと積極的に担保をすべきではないか……
○永原分科員 最初に、農業に対する大臣の信念を伺いたいと思います。 というのは、昨年の施政方針演説の中で福田総理は、「農林漁業者が誇りと働きがいをもって農林漁業にいそしめるよう、その体質の強化を進め、食糧自給力の向上を図ることを長期にわたる国政の基本方針」こういうようにおっしゃいました。 五十三年、ことしの施政方針では、「国民生活の安全保障にもかかわる食糧を安定的に確保するため、総合的な自給力の向上を図ることを基本として農林水産業の体質の強化に努めてまいる」ということを言われました。 首相の認識としては、昨年の施政方針で、農業が本当に長期にわたる国政の基本方針ということでうたい上げていら……
○永原小委員 少し通告と順序を逆にして御質問をしたいと思いますけれども、不公平税制感を国民は非常に心に抱いていると思います。そういう中で、特に三千万を超えるサラリーマンの人たちの中に巣くっている不公平感は、クロヨンとかトーゴーサンとかいう言葉で代表されているように思われますけれども、こういうような問題について、主税局はどういうようにお考えになっていらっしゃるのでしょうか。
【次の発言】 税務当局では当然のお答えだと思いますけれども、やはり庶民感情としてこういう言葉が出てくるということをわきまえて、いろいろお調べいただきたいと思うのです。
今度、一般消費税という増税が考えられている。そういう中……
○永原小委員 いろいろお尋ねしたいことがありますけれども、特異なケースからまず最初に伺います。
担保の提供と根抵当権の設定のあり方についてですけれども、一般に市中銀行から金を借りる場合の担保は、元金を保証するためでしょうか、元利を保証するためでしょうか、どちらでしょうか。
【次の発言】 住宅ローンのような場合には、これはどう考えたらよろしいでしょうか。
【次の発言】 住宅公団というのは金融機関ではないと思いますけれども、住宅公団の分譲住宅などについて、これは元本が幾ら、利子が幾ら、また事務費とかあるいは引当金が幾らというように計算されて元利合計の根抵当権が設定されているようですけれども、こう……
○永原小委員 時間が詰まっておりますので、なるべく簡単にお答えをいただきたいと思います。
相続税の物納制度に関連して、私ども資産のない者が言う必要はないかもしれませんけれども、何かちょっと矛盾を感ずるような点がありますので、一、二伺ってみたい。
一体ここ数年、物納というのは件数、金額あるいは地目別の面積、そういうものでどのくらいあるのでしょうか。
【次の発言】 このうちで土地の問題について特にしぼってみたいのですけれども、収納価額の評価はどういうようになさっているのでしょうか。
【次の発言】 物納しますと決算上、現金主義から見るとおかしくなってしまうのですけれども、どういうふうに処理なさっ……
※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。