このページでは中野寛成衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。中野寛成衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○中野(寛)委員 民社党の中野でございます。きょうは御協力をいただきましてありがとうございます。 早速お尋ねをいたしたいと思います。私どもお尋ねをいたしております目的からして幾つかのことを、特に先日の中曽根証言を中心にしてお尋ねをいたしたいわけであります。 さて、あなたと中曽根代議士とのおつき合いは、高校時代からの同窓ということでございますけれども、先日の中曽根証言によりますと、「東郷君は殖産住宅をやっておりましたが、私が通産大臣になるころから非常に接近してまいりまして、」と証言がございました。それまでは比較的疎遠な御関係だったのでございましょうか。
○中野(寛)委員 今回の大阪国際空港に対するエアバス導入の問題について、私も地元の皆さんの現在心配している気持ち、そういうものをむしろ率直に、素朴に代弁するという観点に立って私は御質問を申し上げたいと思います。 私ごとですが、私自身もこの該当する地域に住んでいるわけでありますし、そしてまた数年前までは、地元十一市協に加盟をしている一つの市の市議会の中において、公害対策委員会を預かり、何回か運輸省へ陳情しに来たことをいま思い出しています。そしていま、この時点に立って、あの当時に私どもが要求してきたこと、お願いをしてきたこと、そのことがまずほとんど進展をしない中で、ただつくられたと言いましょうか……
○中野(寛)委員 住民が大変心配をし、そして大変重大な関心を各方面から集めておりましたテストフライトが一応終わりました。テストフライト、その意味は、やはり住民に対してこれ以上の公害を与えない、被害を与えない、そのことを証明するのが目的であります。あくまでも住民の皆さんにそのことを納得していただくということが目的でなければならぬと思います。すなわち、テストフライトのやり方、結果ともに、それは住民の皆さんの納得が私は前提になると思います。そういう意味で、この行われましたテストフライトのやり方、そしてやっている間の住民の皆さんへの十分な連絡、説明というふうなものがなされたのであろうかということを先日……
○中野(寛)委員 民主政治の基盤は、だれでもが言うことですけれども、地方自治だと言われています。そしていま日本の地方自治を本当に正しく発展をさせていこうという立場で臨んでいる中央官庁は、これはもう言うまでもなく自治省だと思います。言いかえれば、日本の民主政治のとりでとしての役割りを果たす、そういう自治省であるということ、そのことに期待をし、かつそういう経緯をもってお尋ねを申し上げたいと思うわけであります。特にことしの予算編成に当たりましても、ぶちまけて言えば、大方の評価として、自治省が各自治団体の声を反映するために大変御努力をいただいたけれども、実際は現在の大きな不景気から生じた財政の問題等が……
○中野(寛)委員 特に義務教育並びに高校教育において地域的な格差があります。人口急増都市及び人口が減っていく地域、それによってそれぞれ教育費がかさむ理由が違っております。しかし、特にその中で人口急増都市については義務教育の施設は文字どおり、国もそうでありますが、自治体は義務的に施設をふやさなければいけない。これは当然のことであります。そして、そのことが余りにもかさむがゆえに最近は住宅問題にまで絡んでまいりまして、いわゆる開発負担金制度とか、本来財政的にあってはならない邪道的な財政措置をさえいろいろ地方自治体がとらざるを得ない状態が生まれております。このことの原因の非常に多くの部分を教育施設をつ……
○中野(寛)委員 ただいま上程されております法案を中心にいたしまして若干の御質問を申し上げたいと思います。同時に、基本的な問題にむしろ私はしぼってできるだけお尋ねをさしていただきたいと思います。 現在、国立学校設置法の中でも、特に入試の問題が中心となって論議をされているわけであります。そしてその問題を私どもが考えるときに、むしろその入試の結果入る、目指していくその大学がどういう目的で、どういう性格を持っているのかということがはっきりしませんと、試験のやり方というものもはっきりしてこないと思うのです。たとえば大学はより一層高度な人間形成のための教育機関なのか、もしくは職業その他技術的な、専門的……
○中野(寛)委員 私は、いま大変教育問題が国民の間で論議の、また関心の的になっておりますし、そしてそれは決して学校教育だけではなくて、むしろもっと広い意味での教育が注目をされていると思います。そういう観点から社会教育の問題についてお尋ねをしたいと思います。それから後半は、特にいま地方自治体等におきまして文教費の財政の中で占める割合が非常に高い、そしてその中で地方財政をきわめて圧迫し硬直化させている。そういう状態の中で果たして現在の文教財政制度そのものがこれでいいのだろうかという、その二点を中心にしてお尋ねをしていきたいと思う次第であります。 まず、昭和四十七年に東京で開催をされましたユネスコ……
○中野(寛)委員 私は、現在話題になっておりますP3Cに関連をいたしまして防衛庁及び法務省にも若干お尋ねをしたいと思います。 特に防衛の問題でありますけれども、すべて防衛というものは、単にその備えが完璧であればいいというだけではなくて、あくまでもそれは国民に何らの疑惑を持たせない、同時に国民挙げての理解が得られるということが戦略的にも当然必要なことでありますし、それが最低限の条件であろうと思うわけであります。そういう意味では、いま話題になっておりますP3Cの問題にいたしましても、あのいわくつきのロッキード社の飛行機でございますから、必然的に防衛庁御自身も御心配になっておられますように、今日ま……
○中野(寛)委員 私は、最近の大学をめぐるいろいろな、きわめて深刻に受けとめなければいけない諸問題につきまして、二点ほどの問題にしぼってお尋ねをさせていただきたいと思います。 第一点は、最近の特に医科系の私立大学の不正入試の問題から端を発しまして、しかし実態はより前から行われていた奈良県立医大に関する問題まで、いわゆる大学の運営、そしてまた、その大学において学ぶことを目指す生徒や学生たちの夢や希望を完全に抹殺してしまうような一連の事件に対して、そこから大学の自治や学問の自由、そしてまたそこで学ぶ人々の権利を守るという観点からお尋ねをしたいことが第一点であります。 それからもう一つは、一時、……
○中野(寛)委員 いま非常に国民の皆さんが関心を持っておりますのは、このロッキード事件の解明にいつ決着がつくのか、そして、それに伴う政治的道義的責任を本院がどのように決着をつけるのか、その内容と時期について大変強い関心をお持ちである、これは言うまでもないことだと思います。そこで、それに並行いたしまして、でき得る限りわれわれはその該当するかもしれない人たち、その真相を明らかにしながら、その結論へ速やかに近づくことが必要だというふうに思うわけでありますが、それに関連をいたしまして若干お尋ねをしたいと思います。 法務省にお尋ねをいたしますが、われわれはいま実は福永一臣氏の御意思も含めて、いまその証……
○中野(寛)委員 いままさに国民みんなが教育評論家になったような感じで、そして出てくる言葉は教育の荒廃の問題でありますし、先ほど来の質疑の中でもそのことが最重点に論じられたわけであります。私も、戦後三十三年、文字どおりこの三十三年の教育そのものが問われているような気がしてなりません。きょうお尋ねをするその準備をしながら、実は教育基本法を読んでおりました。そして、この教育基本法はいつできたのだろうと日付を調べましたら、昭和二十二年三月三十一日制定と書いてありました。よく考えてみると、私はその翌日、四月一日に小学校に入学しているわけでありますから、まさにいま問われている戦後の教育を最初から受けさせ……
○中野(寛)委員 学校安全会法の給付内容を改善するために、新しく、国がその給付にかかる経費を負担するという一つの大きな前向きな姿勢をとられたことに対して、一つの成果と評価をし、敬意を表したいと思います。同時に、本委員会でもこれまで真剣にそのあり方について論議をしてまいりました技術的な面、具体的な面が、それなりに今日までその審議の中で確認をされてきていると思います。そういう意味で、きょうは若干基本的な問題のみをお尋ねをして確認をさせていただきたいと私は思うわけであります。 さて、ここに上程されている内容は、日本学校安全会法の改正という形でございますが、今日まで、互助会方式ではなくてむしろ学校災……
○中野(寛)委員 今回提出されております国庫負担法でありますが、内容は高率補助の適用を五年間延長するというものでありまして、その趣旨そのものについては大変意味のあることでございますし、大賛成であります。私自身も、昨年五月十八日に本委員会の質問の中でこの問題に触れさせていただいて、ぜひこの御提案となることを願っておったわけでありまして、そういう意味では文部省の御努力にも大変敬意を表したいと思うわけであります。 ただ、この機会にいろいろ考え、またいろいろ調査をしてみますと、やればやるほど、実はこれらの問題がいわゆる継ぎはぎというか、一つのものを積み上げ、その上にまた積み上げるというふうに、継ぎは……
○中野(寛)委員 私は、東京大学医学部付属病院精神神経科病棟の問題につきましてお尋ねをしたいと思います。 先般来、わが党の春日一幸前委員長から政府に対して二度にわたって本件に関する質問主意書をお出しをいたしました。それぞれ御答弁をいただいておりますが、正直申し上げて、大変、何かくつの底から足をかく思いがしてならないわけであります。何としても、この問題が、現在の大学の中における日本の教育環境のゆがんだ状態というものをシンボライズしているような感がしてなりませんし、同時に、これらの問題が、ややもするときわめて間接的といいますか、もっと失礼な言い方を申し上げますが、優柔不断な態度というか、そのよう……
○中野(寛)委員 ただいま木島先生の方から大変興味深い御質問が出されました。むしろ私の質問として、これから一つ一つお聞きしたいぐらいでございますし、そのことをもって私の質問にかえたいくらいでありますが、それほどまとまったお尋ねはできませんけれども、できるだけ短い時間をと思いながらお尋ねをさせていただきたいと思います。 まず、いままでいろいろな論議がなされました。そのすべては、すぐれた教育者をつくりたいというみんなの一致した気持ちの中から論議がなされていると思います。そういう意味で、すぐれた教員像とは、また期待される教員、また大臣がこういう教員ばかりになってくれたらな、こういうように考えておら……
○中野(寛)委員 民社党の中野寛成でございます。きょう、貴重な御意見をお聞かせをいただきましてありがとうございました。 大変興味深くお話を聞かせていただいたわけでありますが、その中の一つに、坂本先生から人間の発達課題の話を聞きました。その中で、これは順を追ってやるものだ、そしてまたその累加性というものを非常に大切に考え、これを無視しては成り立っていかないことの話をお聞きいたしました。実はその発達課題についてお聞きしながら、人間の発達の問題とそれから日本の社会教育そのものの発達の問題と、何か頭の中でだんだんダブってまいりまして、実はいま社会教育の問題、最近になってクローズアップして取り上げられ……
○中野(寛)委員 ただいま上程をされておりますオリンピック記念青少年総合センター法案、先日来の質疑応答を聞きながら、そしてまた今日まで私なりに若干の資料を読ませていただきながら、幾つかの問題点がクローズアップされ、そして明確になってきたような気がするわけであります。 その中で、一つは行政改革という観点からこの問題のきっかけがまず出発しているということ、それからもう一つは、これは善意に解釈すれば、この機会に、われわれの用語で言えばこの機会を利用してむしろ逆手にとるといいましょうか、前向きにといいましょうか、文部省として今日までの事業内容をより充実をさせ、発展をさせていく。運営といいますか、形の……
○中野(寛)委員 四点についてお尋ねをしたいと思います。 まず第一点は、先ほどの御質問の中で憲法八十九条との関係が問われました。その際に大臣の御答弁をお聞きいたしておりまして、この施設、国立であっても特殊法人であっても、憲法の中のいわゆる公の財産という言葉の適用の範囲の中であることに変わりはないのだという御答弁があったと思うわけであります。言うならば、現在までかなり開かれた形で利用されてきた。今日、その開かれた形、多様な利用方法、そういうものが国立になった場合にも何らの制約、何らのと言ってはおかしいですが、いままでと大差のない状態の中で利用できるかどうか、これは非常に大きな一つの関心になって……
○中野(寛)委員 私も証人喚問の件についてまずわが党の態度をこの際明らかにしながらお聞きをしておきたいと思います。 福永一臣氏の証人喚問については、野党が一致して今日まで何回となく要求をし、かつ委員長にも御苦労いただいているところであります。私たちの本委員会では、刑事責任とは別に、あくまでも政治責任を明らかにし、それを追及していくということが最大の目的であると思います。そのためにも、真相を明らかにするために刑事責任の問題についても無関心ではいられないということであろうと思うわけであります。そういう観点から、私どもが政治責任を明らかにするために要求をしている証人喚問については、わが党自身は、こ……
○中野(寛)委員 まず最初に、東京大学医学部付属病院精神神経科の問題をことしの春にお尋ねをいたしましたが、その後の経緯を含めまして今後の対処の仕方についてお尋ねをしたいと思います。
会計検査院が九月二十九日に是正改善の措置要求を発しましたが、これについて当然文部省としても御存じだと思いますし、これに対して文部省はどのような立場に立つわけでございましょうか、まずお聞きをいたします。
【次の発言】 文部省はことしの春以来、多くの努力をしてこられたことは私も承知をいたしておりますが、その間、六月末までに正常化のめどをつけなさいと大臣が期限を切って申し入れをなさったこと、それから、十分な正常化の成果……
○中野(寛)委員 新しい大臣をお迎えいたしまして、基本的に幾つかのことを確認する意味でお尋ねをしたいと思います。 今般の政権交代に伴います国民世論の中に出されました懸念につきましては、先ほど横路委員からお尋ねがあったところでございます。私どももやはり同じ気持ちを持ちながら、しかし、大臣が大臣でございますので厳正にやっていただけるものと期待をしつつこれからも臨みたいと思うわけでありますが、特に再犯防止のことにつきまして大臣は今日までの御発言の中で触れておられると思うわけであります。 私は再犯防止の最も大切なことは、単に法律を強化したりその他のことを整備したりすることによって再犯が防止されると……
○中野(寛)委員 私、先般の小坂長官の冒頭のごあいさつ、そしてまたきょうちょうだいいたしました「物価対策の総合的推進について」という文書等を中心にいたしまして若干のお尋ねをしたいと思います。第一回の質問でございますので若干総花的になろうかと思いますが、今後の審議そして対応等を考え合わせながら総括的にお尋ねをさせていただきたいと思います。 まず第一点。これは先般来の各同僚委員からもお尋ねがあったところでございますが、政府といたしましては昭和五十四年度の経済見通しにおきまして消費者物価上昇率を四・九%、卸売物価を一・六%と見込んでおられるわけでありますが、これをお決めになりましてからもうしばらく……
○中野(寛)委員 今後二十世紀末までの約二十年間、その間私どもを取り巻く、特に私ども日本の国にとって一番大切な問題は何かと問われれば、それはインフレと石油だと即座に答えますという方がかなりいらっしゃるわけであります。きょうはその重大な問題について集中的にお尋ねする機会が得られたことを、きわめて時宜を得たものだというふうに考えながらお尋ねをさせていただきたいと思います。 まず、きょうは石油の問題が中心になっておりますが、先般日銀が公定歩合の引き上げを行いましたので、これに関連をいたしまして若干お尋ねをし、その後東京サミット、そして石油等の問題について触れていきたい、このように考えております。よ……
○中野(寛)委員 しばらく本委員会に失礼をいたしておりまして、大臣に改めてお目にかかる感じがするわけでございますが、よろしくお願い申し上げたいと思います。 大臣の所信を拝読いたしまして、今日まで教育一筋に四十数年お取り組みになられました、その経歴を生かして、経験を生かされて、これからの日本の教育行政の充実のために一層努力していこうという御決意を読みながら、ぜひ御期待を申し上げ、また検討をお願いしたいと思うわけでございます。 「教育一筋に四十数年」と言っておられるのを見まして、私も、これじゃとてもじゃないけれども正直言うと太刀打ちできないかなと思いましたが、私の生まれる前からでございますので……
○中野(寛)委員 十年間の非常に慎重かつ真剣な御検討の中からやっと放送大学学園法案が提案をされまして、大変期待をし、そして私どもみんなが納得する形の中でこれが堂々と発足をすることを心から期待をするものであります。 同時に、また、この機会にいろいろな夢が広がってまいります。放送を通じて大学の教育を受けられるということは本当にすばらしいことですし、画期的なことでありますし、それは決して放送大学に終わるものでないというふうにも私は思っております。このことがきっかけとなってもっともっと充実した、いわゆる生涯にわたっての教育、生涯教育というものが大きく充実をし広がっていく。そのきっかけになることを含め……
○中野(寛)委員 先ほどの御質問に対する御答弁の関係でちょっと補足してお尋ねしたいのですが、NHKにもし影響が出てくるような場合があれば、それはそれなりの対応を考えなければいけないというふうな放送部長の御答弁があったわけですが、それはあくまでも仮定の話なんですけれども、それに対して国の方から何かの対応策を考えなければならないといったって、それはどういう対応策が考えられるのか。 やはり、うかつなことをしていただいては困るわけでありまして、むしろそれは質問と答弁の行きがかり上そういうお答えになったのかもしれませんけれども、どういうふうにお考えですか。
○中野(寛)委員 私も先般この委員会で最初に御質問申し上げたときにこのサバティカルイヤーの問題も取り上げさせていただいたのですが、いま木島先生がおっしゃったことと全く同感なんです。 特に、この放送大学に御協力をいただく先生方の場合には、研究の時間や研究の場所、研究の機会等について既設の大学に比較してより恵まれるということはなかなかむずかしいのではないか。むしろ研究より教育という大学ですから、そういうことが十分予測されるわけでありますから、いま木島先生も最後におっしゃったように、事前にそういうことが十分補われていく、または保障されていく、このことをかなり明確にしておいていただくということがこの……
○中野(寛)委員 先ほど来の質疑応答をお聞きしながら、私はまずこう感じました。御答弁の中で、たとえば灯油の問題、石油製品の問題、その原油の輸入価格がこれだけになったにもかかわらず小売りの値段はこれだけであるから、そういう比較の仕方で答弁をされるわけであります。少々乱暴な言い方かもしれませんけれども、消費者の立場からすれば、むしろ消費者の生活実感、または同時に消費者の所得の水準、その動向と比較をしてくれ、こういう気持ちが率直な気持ちではないだろうかと思います。むしろ灯油がたとえば一・七倍に上がった、輸入価格に追いつかない数値かもしれないけれども、しかし生活の実感及び所得の動向からすればこれは大変……
○中野国務大臣 今回の行革は大体目標を四つにしぼりました。あれもやりたい、これもやりたいでは焦点がぼけてしまって、かえってできないおそれがございますから、四本の柱を立てた次第でございます。特殊法人、出先機関、許認可及び補助金、これが四本の柱でございますが、いずれもそれぞれ特色がございましょうけれども、三年ないし五年のプランを立てる、そのプランは年内に策定する、こういうふうに本会議で申し上げた次第であります。 特に地方支分部局に関しましては、これも一本の柱でございます。したがいまして、今日までも、その中におきまして特に事務的な機関に関しましては、どんどんとその整理統合を推進してまいりましたこと……
○中野(寛)委員 私は、五十二年度決算を審議するに当たりまして、最近といいますよりも今日国家財政の大きな問題点の一つとして、全国民の関心の的であります国鉄の再建、この問題に絡めながら幾つかの問題点についてお尋ねをしたいと思います。 今年度いわゆる五十四年度予算を見ましても、なお政府助成金六千百八十一億円、これを加えまして、純損失八千九百九十八億円を計上するという事態であります。五十二年度どころか五十三年度、五十四年度、年度を経るにつけても、決して好転をしているとは見られないわけであります。このような事情を踏まえて、国鉄は昨年七月に、国鉄再建に関する基本構想案というものを策定をされました。そし……
○中野(寛)委員 少々じみな質問を二つほど申し上げたいと思います。 物価関係閣僚会議の当面の物価対策について発表されましたあの文章を見ましても、特に個別物資対策等々の部分を読みますと、「きめ細かく調査、監視し、」とか「価格動向を注視し、」とか、調査、監視という言葉等々が大変多く出てくるわけであります。物価の動向につきまして、その監視、調査というのは大変重要な意味を持つと思いますし、それからまた、先般も私、何回か小売業者の皆さん等々とお話をいたしますと、やはり物価に対して一番敏感に反応をする、また、その結果、現象に対して反応するだけではなくて、先の見通しに対しても消費者の皆さんは大変敏感だ、む……
○中野(寛)委員 私もきょうはイラン問題と、それからもう一つ、日米安保条約の問題についてお尋ねをしたいわけでありますが、その前に、その前提条件となる日本の外交についての基礎認識について、まずお伺いをしておきたいと思います。 私がまず最初に申し上げたいことは、日本の外交原則を鮮明に打ち出せ、こういうことであります。たとえば自由世界の一員、こういう立場に立って、日米を基軸にしたECとの協力、協調、こういうことを明確にして対応をしていくということが必要であると思います。二番目には、国際紛争に対しては公正な立場をとるという見地から、たとえば今回のイランの国際法違反に抗議する、人質釈放を強く要求する、……
○中野(寛)委員 私はきょうは、何とか勉強をしたいという意欲がある人たちが本当に安心して勉強ができる、そのためにいかにあるべきか、幾つかの具体的な、かつ、じみではありますが大変大切だと思う問題をお伺いしたいと思います。 その前に冒頭、先ほど来同僚委員からの質問の中で出ておりましたが、御答弁をお願いしておりました問題ではありませんけれども、一、二点伺いをしておきたいと思います。 その一つは主任制度の問題でございます。 先般来違法なストライキの問題もありましたが、毅然たる態度で臨んでいただきたい、日本の教育を守るために文部省がぜひそうあっていただきたい、心から要望をいたします。同時に、主任制……
○中野(寛)委員 自治省に関する決算審査でございますから、窓口はきわめて大きく、地方財政から行政改革、そしてまたその他事務の再配分等々論議をしていけば切りがないわけでございますが、ただいままでの論議の中でそれらの問題についても触れられておりますので、あえて論議を繰り返すことは避けたいと思います。ただ、そういう問題意識を持っている中で、やはり財政負担に関連をいたしますけれども、消防の関係のことで具体的な問題として一点だけ触れておきたいと思います。 さて、昭和三十六年に消防力の基準というものが設けられております。この消防力の基準とはどういう趣旨で、そしてどういう決意をもって設けられたのか、端的に……
○中野(寛)委員 まず石油の問題からお尋ねいたします。
いま日本とイラン、ある意味ではがまん比べをしているわけでありますけれども、まず第一点、果たしてこの石油交渉どのくらいの期間が解決までにかかるものか。そしてまた、どのくらいならしんぼうできるか、余り言ってしまうと手の内を敵に示すことになってしまいますから問題ですが、どのぐらいこの解決のための時間というものはかかるだろうか。おおよそ見通しをどういうふうに考えておられるでしょうか。大変むずかしいお尋ねかもしれません。
【次の発言】 日本も石油が供給がストップしますと、これは大変痛いわけですが、向こうも売らなければ生きていけないといいますか大変……
○中野(寛)委員 私は、きょうは輸出保険と難民問題についてお尋ねをしたいと思います。 輸出保険は先ほど同僚議員からのお尋ねもございましたので、二、三点にしぼってお尋ねをいたします。 輸出保険、最近の国際情勢がこれだけ厳しい状態になりますと、大変大きな効果を発揮しますし、意味も大きいと思うわけであります。先ほど来指摘されましたように、その今日までの経緯を見ますと、昭和四十八年以後三年間ほどは不用額も多く出てまいりまして予算も徐々に減らしておった。しかし五十一年以後は予算をふやし、かつ不用額も出ないという状態があったわけであります。それはやはり国際情勢を明らかに反映している、このように思うわけ……
○中野(寛)委員 端的に小林先生にお伺いしたいと思います。 省エネルギーまたは代替エネルギーの問題は急務ですが、代替エネルギーの方向へ国民生活を転換していく場合に、どうしても脱エネルギーを早く考えざるを得ない。これはコストと時間の問題としても言えると思います。その場合に、どの生活部門またどの産業部門でその代替エネルギーを進めていくかということになると、結局電力の方へそのほとんどがしわ寄せされていくことになるのではないかと思います。自動車一つにしたって、結局ガソリンから電気自動車へという話は避けられないでしょう。そのほかの生活態様でも、ほとんどそういうことが言えるだろうと思うのです。先ほど、北……
○中野(寛)委員 建元参考人にお聞きしたいと思いますが、やはり代替エネルギーの開発が定着するまではまだ当分石油が燃料の基礎になるわけでございますが、OPECの動向というのはそういう意味で大変重要だと思うわけであります。OPECの現在の価格政策というのは原油の実質購買力をいかに維持するか、確保するかということに集約されるわけでありますが、その価格政策の中で景気の回復、上昇期というのは幾らでも向こうは値上げをしてくるわけでありますが、現在の考え方ではこういう景気の停滞期にも、減産をする中で実質価格を維持しよう、むしろ、彼らの考え方からすれば、コカコーラ一リットル当たりの値段に比べれば石油の一リット……
○中野(寛)委員 向坂先生、ちょっとお時間の御都合もあるようですから、先にお伺いさせていただきたいと思います。 ただいまも原発の問題につきまして質疑応答がございました。先生は、言うならば原発を積極的に取り上げるべきだというお考えでございますけれども、料金問題も含めまして、エネルギーの問題としても、それから国民生活を守る上での物価対策としても、一時しのぎの対策をやっておったのではだめであることは言うまでもないと思います。ですから、これからの見通しというのをきちんと立てて、それに対応する対策、政策を講じていくことが当然必要だと思います。とりわけ現在燃料の中心であります石油の問題は、ドル価格にすれ……
○中野(寛)委員 安田参考人にお伺いしたいのですが、私もおたくのガスで生活をしている方でございますけれども、そうしますと、特に大阪瓦斯さんの場合に、産業用のガスとして、通産省の御指導があったのかもしれませんけれども、別に、あれはLNGですか、供給をなさっておられるように聞いておりますけれども、そしてまたうっかりしますとそのことが特別に別途の施設その他必要になって産業用のためにコストアップなんということがないかなんというようなことを心配する方もいらっしゃるわけですけれども、むしろ供給量がふえたりまた設備が併用できたりすれば逆にコストダウンのためには役に立つ、こういうことになるのじゃないか。その辺……
○中野(寛)委員 昨日は長官にわざわざ大阪までお出ましをいただきまして、いろいろ御視察をいただきましたり、そしてまた現地の声を具体的にお聞きをいただいたようでございまして、御苦労さまでございました。
質問に入ります前に、御感想を、いかがであったか、お聞かせをいただければと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。
それでは質問に入りたいと思いますが、事前に質問の内容について通告といいますか申し上げていない部分で恐縮ですが先にお尋ねをしたいわけであります。
それは、昨日来報道されております内容の最も大きな私どもの心配の種は円安の問題でございます。この問題につきましては、私は、その見……
○中野(寛)委員 一昨日から国鉄運賃の引き上げが実施をされました。この機会に、たとえ法定制の緩和が実施されておるとは言え、その実施の前に本委員会において少なくとも国民の意思が聴取されるという機会が与えられなかったこと、そしてそういう時間的なゆとりを持っての申請手続等が図られなかったこと等、大変遺憾でありました。そのことについて、まず遺憾の意を表しておきたいと思います。 同時に、今後のこともございますし、また国鉄総裁等の、石油等の値上がり等を理由にして、この値上げをしても大きな赤字がある等々の発言がなされておるようでありますから、あえてきょう国鉄の問題についてお尋ねしたいと思います。 なお、……
○中野(寛)委員 私は、予定いたしておりました質問の前に、若干日米関係のことについてお尋ねをさせていただきたいと思います。
一つはアフガンをめぐる問題、オリンピックをめぐる問題、そして自動車をめぐる問題、大変注目をされている日米関係であると思います。また、三月十九日に外務大臣も訪米をされるというふうに報道で聞いているわけでありますが、その報道について、実際その御予定決まりましたのでしょうか、まずお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 いずれにせよ、日程がまだ決まらないけれども、行くということについてはその御意思でいらっしゃることのようであります。
そこで、まず第一点お尋ねをしたいわけであ……
○中野国務大臣 審議会の整理は前回三十六やりまして、これが終わったのが一昨年でございましたので、さような意味で今回の第一次の行革には実は取り入れておらなかった次第でございますが、過般来当予算委員会におきましても、与党からも野党からもいろいろとこれに対する御意見が出されました。政府といたしましても、十分その点を踏まえまして前向きにひとつ検討したい、こういうふうに考えております。 なお、御指摘の地方の特別機関に関しましても、これはもう非常に矛盾が多いということでございますので、これをも含めまして十二分にいまの御提案におこたえ申し上げたいと考えております。
○中野(寛)委員 私は、民社党・国民連合を代表し、ただいま議題となっております政府提出の昭和五十五年度一般会計予算外二件並びにこれに対して共産党・革新共同から提出されております組み替え動議の双方に対し、一括して反対の討論を行います。 国民が新予算に最も期待したことは、八〇年代の幕明けと言われる今年、来る二十一世紀をも展望しつつ、激動する国際社会の中にあって、日本の政治経済と国民生活のあり方に明確な指針が打ち立てられることでした。 すなわち、適格な新時代へのリーダーシップと国民のコンセンサスの上に、自主・共存の平和外交と防衛体制を確立しつつ、第一に徹底的な行財政改革への着手、第二に日本型福祉……
○中野(寛)委員 持ち時間が限られておりますから端的にお尋ねしたいと思いますが、まず、現在あります大阪国際空港に関連をしてお尋ねをいたします。 先ほど来同僚議員の質問の中でも、長年かかってこの周辺整備の問題について、また公害被害住民対策のためにいろいろと取り組んでこられたわけでありますけれども、その中で、どうしても大臣にそれこそ念を押して、もうここまで来れば銭の問題だけでは済まない問題というものが明らかになっている。それを法制や制度の改善等で、あとはより一層強い姿勢で解決をしなければもうにっちもさっちもいかぬというところまで来ている。そのもう焦げつくほど煮詰まってきた問題点、それを解決するた……
○中野(寛)委員 決算委員会の審議を今日までやってまいりまして痛感すること、そしてその帰結というのは、やはり行財政の合理化、改革、これに尽きると思うわけであります。とりわけ最近の硬直化した財政を立て直して弾力を取り戻す。決して赤字がゼロになったからいいというものではないし、また、そのために財政を立て直すというものでもない。あくまでも時の国際情勢や国民要求に敏感に対応し得る能力というものが確立されなければなりません。それだけに、行革と財政再建に対しては新たな国民の期待が寄せられるというようなものでなければならぬし、そういう期待を込めて国民は、もし厳しい条件を政府から提示されたとしてもそれに協力し……
○中野(寛)委員 院法改正問題についてさらにお伺いしたいと思います。 会計検査院としては、この院法改正の熱意を持ってその問題提示をされておられるということであります。そしてまた、この院法改正について私どももとりわけ強く要望し始めた一つのきっかけは、いわゆるロッキード事件など、政府の金を使って融資をされた相手方が汚職めいたことをやってはならぬ、そういうことも含めましてでき得る限り検査院の権能、権限についてこれを強化していかなければならぬということが国会の論議の的になった、それがまた一つの大きなきっかけになっていると思うのであります。いずれにいたしましても、そういう一つのきっかけ等考えますと、で……
○中野(寛)委員 私は、将来にわたってわが国の食糧を間違いなく確保していくという立場から、幾つかの質問をいたしたいと思います。 まず、食糧の安全保障についてであります。何といっても、安全保障ということになれば当然これは供給源の多角化ということになると思います。もちろん、自給力を高めながら、しかし足らざること、また不安に思うことは常に手を打っていくということが大事だと思います。 そこで、政府としては将来に向けての世界の穀物需給、食糧情勢についてどのような見通しを持っておられるかについてお聞きをしたいわけであります。 現在、一九八五年における世界の穀物需給見通しとして、国連それからOECD、……
○中野(寛)委員 財政再建を中心にしてお伺いしたいと思います。 赤字国債を中心にして国債減額二兆円、このことについては、先般の当委員会のいわゆる五十二年度決算総括においてもお尋ねをしたわけでございますけれども、先ほど来大臣の御答弁を聞いておりましても、二兆円程度という言葉で返ってまいります。また、これは新聞報道ですけれども、大蔵省の首脳の方は、これは二兆円びた一文欠けても困るのだということを、大臣の御答弁を聞いた後強調された旨の報道がなされたこともございました。私どもは、御存じだと思いますけれども、二兆円にこだわらないという立場をとっているわけであります。現在なお二兆円以上を目指しておられる……
○中野(寛)委員 何かただいまの春田質問の続きをやるようで恐縮ですが、若干お尋ねしたいと思います。 いまの為替レートの問題でございますけれども、確かに日本経済の持つファンダメンタルズが大変安定している、大変よい状況にあるということで円高基調にあるわけでありますが、これが果たして、適度な段階でとどまるといいますか、落ちついていくということは非常にいいことでありますけれども、いろいろ民間の経済人の方々の話や予測によりますと、これがまた二百十円から二百五円、または二百円以上に上がっていくということがないだろうかという心配もあります。また、そのことが確かに輸入品の値下がりを招き、卸売物価の安定につな……
○中野(寛)委員 私は、防衛の問題について、防衛庁以上に高度な政治判断をむしろ示していただきたい、そういう気持ちで、若干の部分防衛庁、国防会議等へお伺いをすることもございますが、この際官房長官に、内閣を代表するお立場でお答えをいただきたいと思います。 まず第一点。先般竹田前統幕議長の発言問題等から、最近とりわけシビリアンコントロールのあり方について多くの論議がなされておりますけれども、シビリアンコントロールの定義、そして日本の防衛体制の中でそのシビリアンコントロールはどのように生かされているとお考えであるか、まずお伺いをしたいと思います。
○中野(寛)委員 私は、御通告を申し上げております質問に入ります前に、やはり日本の防衛について防衛庁長官として基本的な姿勢、これはそれぞれ立場が違いますと受け取り方ももちろん違いますけれども、まず私どもなりにお聞きをしておきたいと思うわけであります。 もちろん国の安全を守るということは平和戦略を積極的に進めていくということがあくまでも第一義でなければなりません。しかし、それでもなおかつ万一有事の際ということを考えて防衛体制を整えるわけでありますけれども、しかし、言うならばこれもわが国が危険にさらされることに対する抑止力としての意味が第一義的にあると思います。そしてそのことの方がよほど強いと思……
○中野(寛)委員 まず、先ほど来問題になっております敦賀原発のことについてお伺いをしたいと思います。 各新聞報道、また調査の内容等を見ますと、この廃棄物処理施設に構造上の欠陥があったのではないか、こういうことが指摘されているわけであります。しかし、きのう、きょうの報道等も拝見いたしますと、その廃棄物処理建屋の中にマンホールの口が出ている、特に第二マンホールの問題が出ています。しかし、この第二マンホールも床から六十数センチ上に出ている、単に流れ出ただけではそこへ流れ込んでいく構造ではありません。そういうところから、言うならば故意に投棄したのではないかという疑いが出されているわけであります。ちな……
○中野(寛)委員 農業関係の予備費についてお伺いいたします。 今回の審査に該当します予備費の五十五年度(その1)使用総額が千三百九十九億、そのうちの水田利用再編に関する支出が七百六十五億、言うならば半分以上がそれに費やされているわけであります。そういうことを考えますと、これは大変おろそかにできない重要な問題でありますけれども、この水田利用再編対策、日本の農政の中での実態から考えましてやらざるを得ない事業でありますけれども、しかし、この対策が進められて以来今日に至るまで毎年このような高額の予備費が支出されているわけであります。このことについて農林省及び大蔵大臣の御見解をお聞きしたいと思います。
○中野(寛)委員 まず、近畿電電の不正事件についてお伺いいたしますが、いま大阪地検特捜部が強制捜査に入って捜査が行われているところであります。そのことを報道する新聞の解説記事の中にこういう部分があるのです。「特捜部が強制捜査に踏み切った背景には、公社側が捜査に対し必ずしも協力的でないとの印象を検察当局が持っていることがあげられる。書類の任意提出には、応じたものの、裏帳簿の保管担当者は取り調べの際、示し合わせたようにあいまいな供述を続けているといわれ、経理担当者が記憶をもとにつくった帳簿の信ぴょう性にも重大な疑問が出始めた。」云々と書かれているわけであります。私は、まさかこのようなことはないと信……
○中野(寛)委員 きょうは、地方自治体や住民の当面している問題について、比較的多くの項目についてお伺いをしたいと思いますので、時間の都合もございます、端的にお答えをお願いしたいと思います。 まず最初に、都市形態の変化に伴いまして鉄道の高架化が各地で進められているわけであります。しかしながら、その負担区分について自治体から、または住民感情も踏まえて、幾つかの要望が出されております。いわゆる建運協定に関することであります。昭和四十四年九月一日に、このいわゆる建運協定、都市における道路と鉄道との連続立体交差化に関する協定というのが成立をしているわけであります。その内容の中で、いわゆる公租公課相当額……
○中野(寛)委員 最初に、国立大学医学部または医科系大学等々の運営のあり方等につきまして三月に文教委員会で御指摘を申し上げましたそのことの事後どのような対応がなされたか、そのことにつきましてお伺いをしたいと思います。 国立大学付属病院の運営上当面する諸問題についてということで、これについての懇談会が設けられ、そして意見がまとめられといるわけでございます。前向きの姿勢で文部省が取り組まれていることを私は評価したいと思いますが、事の重大性と、それから今日このような問題が起こるに至った歴史的経過、その根深さ、そういうものを考えますと、継続して対策を講じ、監視していかなければこの問題は解決しないと思……
○中野(寛)委員 幾つか質問を用意いたしておりましたけれども、素材産業のことについてお聞きをしたいと思っておりますが、石油業界の諸問題につきましては同僚議員からの質問もございましたので省略をしたいと思います。関係の方はお帰りいただきまして結構でございます。 それでは質問に入ります。まず、対外援助の問題からお伺いしたいと思うのであります。いまたまたま中国のプラント建設資金供与問題と、それから対韓経済協力問題が並行して話が出ているわけであります。まずこの問題からお伺いをいたしたいと思います。それぞれに日本の経済にとっても、そしてまた外交の問題としても重要な課題である、このように思いますし、そして……
○中野(寛)委員 私は各論に入りますまでに、問題意識といいますか認識を一つにしておきたいと思います。いろいろ審議会その他に諮ったり協議をしたり、そしてそれによる結論で具体的な作業を進めていくということもあろうと思いますが、しかし、あらゆる企業、会社においても経営者は経営者独自の哲学なり計画方法なりを持っているわけであります。そういう意味で、今日のこの事態に至ったいわゆる赤字国鉄の根本原因は何であるのか、そしてそれに対してどのようにメスを入れ、どのように今後対応していこうとしておられますのか、それを個条書き的に、項目的に主なものをまず列挙していただきたいと思います。
○中野(寛)委員 きょうは、野菜の流通改善を中心にしてお聞きをしたいと思います。 御通告を申し上げております質問の前に、物価の見通しについてちょっとお聞きしておきたいと思います。 これは新聞紙上等にも分析をされているのでありますけれども、五十五年度の見通しの問題ですが、いわゆる物価公約と言われるものは六・四%でスタートしたわけであります。結果は七・八%前後ということでございまして、これについては政府の見通しが甘かったのではないか等々の批判がされているわけであります。しかし、この見通しを作成する過程で経企庁御自身としても六・九%程度という予想が強かったのではないか。ところが当時の大平首相周辺……
○中野(寛)委員 経済学は心理学だとも言われるぐらいでもありますから、長官が常に明るい希望と展望を国民に抱かせるような立場で前向きの御発言をなされるということ、同時にその裏で万全の態勢がとられているということが経済運営にとってはとりわけ必要だろうと思います。そういう意味で、先ほど来の同僚議員の質問にも関連をいたしますが、長官が積極的な発言を今日までしてこられたことについては私なりに敬意を表したいと思っております。そういう観点から幾つかのトピックスに関連してお尋ねをまずさせていただきたいと思います。 日米首脳会談が終わりました。その中で、国際貿易に関連をいたしまして「日米両国がガット体制に具現……
○中野(寛)委員 私も、文教委員の席にしばらくおりました関係で、国立学校設置法につきましては、幾たびか審議をしてきたわけであります。そして最近のその多くの内容は、国立大学に医学部を設置するとかいうふうに、いわゆる無医大県の解消が中心になって努力をしてこられたいきさつがあるわけであります。それだけに今日、その目的を達成したいま、果たしてそれが十分な運営のもとに国民に対して正しく運用され、そしてまた役立っているか、このことは、私どもにとって重大な関心事であります。このことについてお伺いをしたいと思います。 さて、最近、巨額脱税の医師を逮捕したとか、または病院を調査したとかいうふうな記事が新聞等で……
○中野(寛)委員 私は、きょうは子供の問題、そして教育の問題にしぼって、むしろそれこそこの問題は党利党略を超えて、そしてお互いの立場を超えて一緒に考えなければならない、かつ緊急な課題であると思います。そういう問題を率直にお尋ねをし、そして率直な御答弁をいただく中で、国民みんなの問題として、いまの教育に関する、また子供に関する問題の解決の糸口をできる限りつくり上げていきたい、そういう気持ちでお尋ねをしたいと思います。 まず、スウェーデンの有名な教育家でありますエレン・ケイが二十世紀は子供の世紀である、こういうふうに申しました。児童憲章では、児童は人としてとうとばれ、社会の一員として重んぜられ、……
○中野(寛)委員 日韓経済協力の問題でお尋ねをしたいと思います。
閣僚会議で六十億ドルの開発援助、借款問題がメーンテーマとして扱われて、それが実質上決裂をした形で、ただ新聞発表というものが残されただけで今日に至っているわけであります。もちろん、相手方からの申し入れによってこの援助問題が話をされているわけでありますけれども、その後韓国サイドから何らかの打診その他が行われているかと思うのでありますが、そのようなものについて現在どうなっているのか、まずお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 この問題は、日韓関係にとって言うならばいま一番最大の関心事になっているわけであります。それだけに申し込む方……
○中野(寛)委員 大阪空港と関西新空港について、先ほど来の同僚議員の質問に続いて、かつできる限り重複を避けて質問をさせていただきたいと思いますが、まず先ほどの大阪空港への着陸コース下の航跡乱流のことについて若干加えて質問をしたいと思います。 先ほど来、その被害の状況等については御説明がありました。これに基づいて九月二十一日から六日間、日本気象協会に委託をされて調査をされたわけでありますが、その後も地域住民の皆さんの不安感というものはますます拡大をされていって、地元自治体もその応対に大変困惑をしているというのが今日の実態であります。この調査の結果が早く出されて、そして地域の住民の皆さんにその対……
○中野(寛)委員 幾つかお尋ねするのですが、若干単発的な質問を先にさせていただいて、後、財政そして収支、税収等について最後にお尋ねをしたいと思います。 先般、総理府の方の調査で、十月三十日に消費者物価地域差指数というのをお出しになりました。今度出たのは五十五年の平均ですが、その傾向として、地域差指数ですから、物価が高い地域、安い地域、それぞれに出されているわけでありますけれども、その内容がどういう傾向であるのかを端的にまとめて御答弁をいただきたいと思いますし、同時にこの指数をこうしてお出しになるからには物価対策がその後にくっついてこなければいけないわけです。そのための教訓がこの中から生み出さ……
○中野(寛)委員 私は昨年三月に文教委員会で医学部教官の過剰なアルバイト、そして患者や薬品メーカー、病院などからの謝礼、リベート、そういうようなものをもらっている問題を取り上げて改善を求めました。ところが、今回国税当局の調査によって大阪大学、神戸大学の教授等が所得を隠していたことが摘発され、追徴一億円、こういう事態が発覚をいたしました。この問題は、昭和五十三年から五十五年にかけての三年間にわたる所得のごまかしに関してでありますけれども、私は昨年の指摘以来この問題の経緯を注目しておったわけでありまして、今回の国税当局のこの調査、私はその努力に大変敬意を表したいと思います。 そして、まずお尋ねを……
○中野(寛)委員 きょうの新聞にも、昨日外務大臣がパレスチナ難民虐殺に関する国連調査団の派遣について御提案をなさったということが載っておりました。この国連の平和維持機能の強化につきましては六月九日の軍縮国連における総理の演説でも触れられましたし、八月二十四日にデクエヤル国連事務総長が来日されたときに、総理との間でまたそのことの話が繰り返されて行われております。大変大切な課題だと思うわけであります。 平和というのは口で唱えておれば実現をするというものではありませんし、その恒久平和を実現するということもまた大変困難なことであります。しかしながら現在起こっているあらゆる紛争を未然に防いだりまたは解……
○中野(寛)委員 不景気な話ばかりがどうしても続くわけでありますが、最初に、少し楽しい話から私は入りたいと思います。それは、河本総理待望論をまず少し展開してみたいなと思うわけであります。 先ほど来、政府は、七年ぶりのマイナス成長転落ということで、大変この問題がクローズアップされて、そして、先般来当委員会でも話題になっているわけでありますが、これを受けて十六日の閣議で、五十七年度の公共事業の上期集中契約等を決めた、こういうふうになっているわけであります。ただ、先ほど来の同僚議員に対する御答弁もお聞きしながら私が思いますのは、経済というのは申し上げるまでもなく心理学だ、こう言われる。政府が、いか……
○中野(寛)委員 前回、河本総理待望論をやりましたら幾らか反応がありましたが、余りやり過ぎても長官に御迷惑をおかけしてはいけませんから、きょうはそれは抜きにして本論に入りたいと思いますが、ただ、前回お尋ねをいたしまして後、予算が正式に成立を見ましたし、年度が変わりました。また、国際情勢の中でのいろいろな経済に対する見通し等も若干の変化を見つつあるわけであります。そういうことから前回とダブる部分がお尋ねとしては出てこようかと思いますけれども、今日の時点に立っての長官の積極的な御答弁をお願いをしておきたいと思うわけであります。 さて、四月五日に国民経済研究協会が短期経済予測を発表しました。大体こ……
○中野(寛)委員 春闘がある程度見通しがついてまいりました。あとは中小零細関係のところが残っているわけですが、おおよそ今日段階の見通しとしては、平均して七%にいかない、大体六・八%か九%というところになっていくのではないだろうかという感じを持つわけでありますが、そういう結果を踏まえまして、あとは、たとえば税負担等についてはもう決まっているわけであります。そういう要素を組み入れての分析の中で、今年度の実質可処分所得は昨年度に比べてどのくらいふえるだろうか、もしくは減るだろうか、その見通しについてはどのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 中小企業政策のことは後ほどお聞きしたいと思いますが、昨年……
○中野(寛)委員 長官のお時間の都合もあるようですから、先に通産省にお伺いをしたいと思います。 いま素材産業が大変厳しいところに追い込まれております。ますますドルが高くなり、石油の原価が高くなっていく、エネルギーコストが高くつくようになる、電気の缶詰と言われるアルミ等々、きわめて厳しい状態の中に追い込まれていることはいまさら申し上げるまでもないところであります。 さて、それに対する一つの対応策として特安法、特定不況産業安定臨時措置法があるわけでありますが、これにつきましては五年間の時限立法、来年六月にはその期限が切れるわけであります。報道等によりますと、すでに通産省においては新しい法律を検……
○中野(寛)委員 児童憲章には、私ども大人が、子供の教育環境、また生活環境について、よりよいものをつくらなければいけないことを明記してあります。しかし、いまの子供たちの生活環境は
一体どうなのか、そのことからお尋ねをし、論議を深めていきたいと思います。
まず、いまいろいろな資料が出ていますが、文部大臣と各大臣にこのビニ本というやつをごらんいただいて、お聞きしたいわけであります。
警察の方からお答えいただきたいと思いますが、そのビニ本は、日本の警察の基準では取り締まりの対象になりますかどうか、まずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 取り締まりの対象になる。いわゆる日本の法規範の中で行き……
○中野(寛)委員 まず、経済、財政政策を中心に、経企庁長官にお伺いをいたしたいと思います。 わが国の経済成長の推移を見ますと、第一次石油危機が起こった昭和四十八年までの十年間、年率で約一〇%の高い成長を記録いたしました。昭和四十九年はマイナス成長に陥ったわけでありますが、それでも、その後第二次石油危機が起こる昭和五十四年までは、毎年平均実質で約五%の成長を達成してきたわけであります。ところが、その後は、五十五年度が四・五%、五十六年度は三・三%、そして五十七年度も三%前後に陥っているわけであります。五十八年度も、政府見通しが達成されたとしても三・四%、こういうことであります。 そして、財政……
○中野(寛)委員 まず、高橋参考人にお尋ねをいたします。 この新特安法、そしていわゆる城下町法は、基礎素材産業にとって本当にカンフル剤となり得るのか、特効薬であるのか、これは、運用の面も含めてみんなで努力しなければならないことだろうと思うのです。そしてまた、同盟としても幅広い産業政策を、労働者の立場に立って立案していく必要もあるだろうというふうに思うわけであります。そうしませんと、せっかくの新特安法が意味をなさないということになってしまいはしないか。また、この業種指定のための政令改正等の猶予期間一年半、そしてあと三年半対策の期間がありますね。果たして十分なのか、こういう疑問も持つわけなんです……
○中野(寛)委員 先ほど来たびたび触れられておりますが、最初に描いた構想が大変大きくて、そしてふたを開いてみたらずいぶん中身が小さくなっていた。何か雲かかすみみたいで、その正体をあばいてみたら水滴だったという感じが確かに私どももするわけであります。 しかしながら、これからの経済の発展や、そしてわが国の将来をより一層豊かなものにする工夫というのは常に前向きにこらしていかなければならない、こういうふうに思うわけであります。そういう意味で、われわれとしても、当初われわれが、そしてまた自治体が描いた絵と違ったものであっても、これが前向きであれば評価をしていきたい、このようにも思います。 また、各省……
○中野(寛)委員 私は、先般来大きく国民の関心の的となっております元KGB少佐レフチェンコ氏の証言にかかわる一連の諸問題についてお尋ねを申し上げたいと思います。 ただ、質問に入りますまでに申し上げておきたいと思いますのは、これはやはり国の安全にかかわる重要な問題でありますと同時に、個人の人権もまた守られなければいけないことは事実であります。いま私たちはこの問題の全容を何とかしてみんなで協力して明らかにしたい、そう願う一番大きな理由は、日本の国を取り巻く国際情勢の中で、KGB等の諜報機関がわが国を危うくする、わが国の将来への道を間違えさせる、そういうふうな行為を行っているとするならば、それを明……
○中野(寛)委員 私は、青少年を取り巻く環境、教育の問題を中心にしてお尋ねを申し上げたいと思います。 まず、お時間の関係もあるようですから、官房長官へのお尋ねを先にさせていただきたいと思います。 昨夜のNHKの「総理にきく」という番組で、中曽根総理が、最近の青少年の非行、特に校内暴力の問題等々大変憂慮して、その対策に内閣挙げて取り組むということをおっしゃられた。そしてまた、その舞台として青少年問題審議会の強化、また文部大臣や官房長官を中心に検討を進めていく、これらのことの発言が記者会見等を含めてなされているようであります。総理がこの段階でこういう御発言をなさった真意、そして具体的には何をな……
○中野(寛)委員 まず、各論に入ります前に一点お尋ねをしたいと思いますが、今後の対策、また今後いかに防止するか、これが基本になるわけでございますけれども、もう一つ、島民の皆さんが意欲を持って再建に取りかかっていただくその決意、その意欲が今後の三宅島の将来を占うことにつながると思うわけであります。 そして、その意欲を大いに燃やしていただくためには、まず一人一人の今後の生活をどのように再建していくか。具体的な要望等について把握することがまず何よりも大事だと思います。住民個々の相談を受ける体制等を早速講じられたわけでありますけれども、このような住民の皆さんの要望、そして今後再建への意欲、このような……
○中野(寛)委員 きょうは本当にありがとうございます。民社党の中野寛成でございます。時間がわずか三十分でございますので、私も岸知事を中心に質問させていただきたいと思います。 さて、予定されております関西新国際空港、決して大阪のためのものというだけではもちろんないと思います。関西、ひいては広く西日本の将来計画の中で極めて大きな意味を持つものではないだろうか、このように思うわけであります。近隣府県等々との協力関係、連携、そういうことも含めまして、単に大阪府の知事としてだけではなくて、より一層広い視点からこの空港を位置づけて考えていかなければいけないのではないだろうか、こう思いますが、このことにつ……
○中野(寛)委員 民社党の中野寛成でございます。 きょうは各先生方には本当にありがとうございます。先ほど梶田先生もおっしゃいましたが、できるだけ肩書の立派なおじいさんの井戸端会議にならないように、少し整理をしてお尋ねをしたいと思います。 きょうここで論議をいたしておりますのは臨教審法でございます。何をどういう場所で、どういうやり方で改革をしていくか、いわゆる教育改革の土俵づくりについてきょうお聞きをしているわけであります。ゆえに、教育改革のどこをどうすべきかという内容についてはお尋ねをいたしません。ただ、その教育改革の理念といいますか、基本の考え方について一点お尋ねをしたいと思います。 ……
○中野(寛)委員 今まで続いていた質問を若干継続するような形になりますが、私は、国立大学と私立大学の役割分担という観点から少し質問をしてみたいと思います。 国立大学の設置に関する文部省の基本方針、こういうふうに実はきのう御通告を申し上げておったわけであります。先ほど来の論議の中で、幾らかそういうものが出されていると思います。私学がなかなか行き届かない地域、また別の視点からとらえれば私学の苦手な研究分野への進出、こういうふうなものを国立が担っていかなければいけないだろうと思います。そういう観点に立って国立大学の果たす役割を、私学との関係で方針として若干お述べいただきたいと思います。
○中野(寛)委員 きょうは、小学校、高校、大学と順を追って、少し質問を学校教育中心にお尋ねしたいと思います。 先般、この週刊新潮四月十二日号というのが出まして、この四十二ページに「放置される大阪豊中「庄内西小学校」の凄い「教育」」というのが出ました。これは自分の住んでいるところなものですから、私もびっくりしまして、すぐ買って読んだのです。早速内容をいろいろ関係者に問い合わせてみましたが、この書かれている記事の中で、特に誇張とかゆがめて書かれた部分はないようでございます。大体地元のだれに聞きましてもこういう調子でございます。 特に八人の先生が写真入りで、名前も入れて教育の実態を報道されている……
○中野(寛)委員 提案されています私学共済に全く絞って、ある部分は事務的な質問になるかもしれませんけれども、三十分間お尋ねをいたします。 まず最初に、給与関係閣僚会議のお一人である文部大臣にお尋ねをいたしたいと思います。 政府は、五十八年度の人事院勧告六・四七%アップに対しまして、これを大幅に下回ります二%のベースアップを実施するにとどめたわけであります。これが今回の私学共済の改定に横並びで影響を与えているわけであります。政府が抜本的な制度改革を行わないで、勧告の内容を安易に手直しをして公務員の給与改定を実施するというふうなことは、人事院の勧告制度そのものの破壊につながるということで、私ど……
○中野(寛)委員 育英会法案についてお尋ねをするわけでありますが、この育英奨学制度を今回改正する趣旨、もっとざっくばらんに言いますと、みそはどこにあるのかということを、まず大臣にお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 この提案は、法律の改正と言ったり、また批判的に見る方は改悪と言ったり、いろいろですね。私はプラス、マイナスあると思っております。無利子の方は人数的には縮小されました。しかし単価は、上がったと言えるほど評価する人がいるかどうか別にいたしまして、少なくとも名目の金額は上がろうとしております。また、有利子とはいえ、対象がかなり大幅に拡大をされるという一面があります。無利子貸与の枠が狭……
○中野(寛)委員 私は、今困っておられる学生の皆さんのためにも一日も早くこの法案に対する結論を出して、そして奨学金が差し上げられるようにしたい、このことを心から念じております。そういう意味で、きょうせっかくお越しいただいて、心からお礼を申し上げたいと思いますが、あわせまして私は、その学生の皆さんの気持ちも考えながら、みずからの質問時間を十分間と限定をいたしましたので一回だけの質問で終わるかもしれませんが、あしからずお願いを申し上げたいと思います。 国会の審議は当然慎重でなければなりませんが、この問題は、ある意味では学生生活と密接につながりがあります。ですから、結論もそれだけにまた慎重な中にも……
○中野(寛)委員 私に与えられました時間が二十分でございますので、基本的なことまで含めてお尋ねするいとまがないと思います。幸い午後一般質疑の中で私が質問させていただく時間がありますので、基本的なこと、体質的な問題等については午後お尋ねをすることとさしていただいて、まずこの事件の内容、原因等にのみ絞ってお尋ねをしたいと思います。 まず、この中曽根経理部長の問題の舞台となりました大阪大学につきましては、今日まで大学そのものに、特に医学部を中心とした大学そのものにそういう環境があり体質があることをたびたび指摘をしたところであります。そして、このまま放置するならばいずれは司直の手が入ることになるであ……
○中野(寛)委員 最初に、阪大汚職の関係について少し、前回もやりましたけれども、補足してお尋ねをしたいと思います。
文部省の中がどうなっているのかいろいろと勉強してまいりましたが、大臣、文部省の会計課の中に四三会という会があることは御存じですか。
【次の発言】 それじゃ、官房長にお聞きいたしますが、どういう会でございますか。
【次の発言】 ここにその四三会の名簿をいただいておりますが、随分そうそうたるメンバーが会員でございますね。
予算班いわゆる現役の名簿がここから始まるわけですが、その一番トップが総括予算班主査である鳥野見主査の名前から始まっているわけです。その前のページを開きますと、こ……
○中野(寛)委員 ただいま高速な総理の教育論を聞きながら、私もまず教育の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 とりわけ教育改革について突っ込んでいろいろとお尋ねをしたいと思いますが、その前に、まず現象面や各論について幾つかのお尋ねをさせていただきたいと思います。 そこで、実は写真を撮ってまいりました。委員長、これを総理に見ていただきたいと思います。それは新宿歌舞伎町のいわゆるセックス産業真っ盛りの看板、広告類でございます。極端に言えば、その中を子供たちが歩いて学校へ通うわけであります。こういうことが果たして現在そのまま野放しに許されていていいのかどうか。総理の先ほどの高遜な教育論を聞……
○中野(寛)小委員 一点は、先ほど山原先生からも御質問がありましたように、後ほど兼子先生にお聞きしたいとは思っておりますけれども、いわゆるこれを進めるに当たって最大のネックとなるものは、やはり無過失責任をどうするかという問題になろうかと思うのです。それについては、先ほど来幾つかの例示を挙げて、問題点を挙げて御検討中だというふうにお聞きいたしましたので、できればそれを、また後ほどで結構ですが、まとまった段階でいただけないだろうかということが第一点でございます。 それから、この学災法ができた場合に、先ほど国家賠償法をとりますと立証責任が被害者側にあるということの御説明でございました。まあそのとお……
○中野(寛)小委員 確かに憲法二十一条との関係もありますので、規制をすることについて大変むずかしい問題があると思うのです。いま中心としては、むしろ国民の皆さん、またPTA等を含めまして、各種団体等の協力を得ながら、国民運動的なものの盛り上げを図る方向で、この問題に取り組んでおられる。そのことは、私はやはり適切な方法だろうと思いまして、そのことにつきましては評価をしたいと思うのです。ただ、それをより効果の上がるものにするためには、きょうたまたま警察庁から、総理府から、そして文部省からということで、それぞれのこれらに関連をする御担当の方に御臨席をいただいているわけでありますが、そのほかに、たとえば……
○中野(寛)分科員 私は、このたび大阪国際空港へ乗り入れを計画しておられますエアバスの問題につきまして、先般公害等の特別委員会でもお尋ねをしたところでございますけれども、時間のために若干質問し残した問題もございますし、同時にまた、特に環境庁長官を中心にしての質疑でございましたので、いま改めて若干の重要な問題について運輸大臣を中心にお尋ねをしたいと思います。 大阪国際空港のエアバス乗り入れに関連をいたしまして、去る三月三日に、十三項目にわたる環境庁からの質問に対して運輸省からの答えがあったわけであります。それに基づいて、五日に環境庁から、これまでエアバスの乗り入れについては、ストップがかかって……
○中野(寛)小委員 いまの藤波先生の御質問にかなり関連をしていることなんですけれども、一つは、今回のこの意見書の中でも、三ページには当面の応急措置として「現行救済制度の飛躍的な拡充を求めるとともに、」ということが触れられておるわけであります。時間的な問題がございますが、さきの小委員長報告に基づいて現在文部省としてもいろいろお考えをいただき、現在の共済制度の中で実質的に内容の改善を図るということで、ある程度具体的な提案がなされているわけであります。そのことも御存じかもしれませんけれども、当面そういう形で、たとえば死亡事故に対して千二百万円であるとか、それから重度の障害児に対する年金制度の導入であ……
○中野(寛)小委員 いま御指摘になっておられます問題がまさに当面する最大の、かつ緊急の課題だと思うのです。私も先般来の本委員会での懇談会等で、すでにこの機関車は走り出している、現場においてはそれに対応するための準備を着々と進めておられるという現実も踏まえなければいけない、ここでスピードを緩めたり方向を変えたりというふうなことになると、今日以上の大混乱を引き起こすこともやはりわれわれは心配しなければいけないだろう、こういうことは常々申し上げておったところであります。しかし、いまも山原先生から御指摘がありましたように、大変大切な問題、重大な問題を抱えてこの試験制度を実施するわけでありますから、やは……
○中野(寛)小委員 いままで各小委員から指摘をされました順番に合わせながら意見を申し上げたいと思います。 タイトルの文というか、この内容のものの趣旨、目的については、やはり小委員長報告よりも、先ほど来申されましたように、私自身もこれを小委員会決議と、むしろより一層われわれの決意を述べた、また要望を述べたものにした方がいいのではないかと思います。 それから、前文について特に異論はございません。 一項目目。先ほど来取り上げられておりますところがやはり問題だと思います。「高等学校教育を法に定めるとおり達成しようとするならば、」という仮定の問題としてではなくて、やはり「高等学校教育を法の規定どお……
○中野(寛)分科員 いま国際人権規約の批准が大きな話題になって注目を集めております。私は、人権に対する日本の感覚というものが世界からまさに注目されていると思いますし、同時に、その中で一つの克服しなければいけない課題として、在日外国人の権利をいかに擁護していくかということもきわめて大きな課題の一つだというふうに思うわけであります。そういう意味で、きょうはその中でも特に在日外国人と一括して包含するには、むしろ問題が余りにもわれわれに身近過ぎると思いますが、在日韓国人の皆さんの日本における生活権がどのようにして守られるか、そのことについてお尋ねをしたいと思います。 特に、日本に居住する大韓民国国民……
○中野(寛)分科員 私は、大阪国際空港の周辺整備の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 昨年四月三日に、問題になっております大阪国際空港周辺住民の皆さんと、その公害対策等について十項目の覚書が運輸省との間に交わされました。そして、そのほとんどの内容は、予算措置もしくは制度改正を要する問題であります。周辺住民は、この昭和五十三年度予算がどのような形で編成をされ、そして、そこからどのような解決策が見出されるか、きわめて注目をしているところでございます。そして、その覚書が交わされたことを条件として、昨年から大阪国際空港にもエアバスが導入されたわけであります。 さてそこで、そのエアバス導入の……
○中野(寛)分科員 私は、在日外国人、特にその中でもきわめて特異な今日までの歴史を持っております在日韓国人のわが日本国内における社会保障等を含めまして、本当に日本の国が誇り得る制度のもとで生活をし、そして日本という国が本当に人権を守り、あらゆる人々を幸せにするために最大の努力を払っている、そのことが世界にまさに証明をされる、そういう状態でなければ、わが国がまさに民主主義の、そして人権の上での先進国としての意味がない、そういう観点からこの在日韓国人の問題について若干のお尋ねをさしていただきたいと思います。 なかんずく、日本は平和を維持し、また世界の平和に貢献をする、そのことの中で栄誉ある地位を……
○中野(寛)分科員 私は、いまの日本の置かれております経済環境、社会環境、そしてまた新しいエネルギーの諸問題、そのような時代に直面をいたしまして、今日までも通産省として大変前向きに御努力をいただいておりますが、電気自動車の開発の意義と、そしてそれに見合った今後の御努力につきましてお尋ねをさせていただきたいと思います。 電気自動車――ある意味では、いまの数少ない日本の好況産業の一つに自動車業界は数えられている。そして、何も国の方からとりたてて大きな援助をしなくともいいではないかという御議論もあるように聞いておりますけれども、しかし、むしろ私は逆に、これから将来の日本のエネルギー事情、そのために……
○中野(寛)分科員 私は、この二月十六日に運輸省航空局が発表されました「航空機騒音に係る環境基準の五年改善目標の達成状況について」これは環境庁の御指導のもとで行われているわけであります。しかし、その改善内容につきましては、地域住民とともに私どもきわめて不満を感じてならないわけでありますが、この点についてお尋ねをさせていただきたいと思います。 まず、その事業主体は運輸省航空局でございますから、まず運輸省にお尋ねをいたします。 先ほどこの発表されました内容を拝見をいたしますと、特に現在最高裁で争っております大阪国際空港に関連をいたしまして重点が置かれていることが列記されているわけであります。そ……
○中野(寛)分科員 ただいま辺地の問題が取り上げられていたわけでありますが、私は逆に今度は人口急増都市の立場から、保育所の問題についてお尋ねをしたいと思います。 すなわち、保育所に関連をいたします超過負担の問題ですが、教育財政とあわせましてこの超過負担の問題は訴訟も提起されておりますし、そして大臣を初め厚生省の皆様方、それこそ耳にたこができるくらいに今日まで聞かされてもきていると思うのであります。言うならば、こう申し上げれば何と何を問題点として私が御指摘を申し上げるかというのが、もうすでに頭の中で想定されるくらいではないかとさえ思うのでございます。しかしながら、現実にはそれぞれの自治体は大幅……
○中野(寛)委員 どうも公述人の皆さんきょうはありがとうございます。 先ほど来幾つかの御提案なり御意見を開き、また質疑応答が交わされたわけでありますが、若干、部分的にその中の具体的な問題に入る部分があるかもしれません。それだけにお答えしにくい部分等があるかもしれませんが、できる限りの範囲でお答えいただければありがたいと思います。 まず高橋さんにお伺いをしたいわけでありますが、いま労働問題または日本の産業の分野で注目されている大きな出来事は、全米自動車労連のフレーザー会長が来日をして、そしていろいろと日本に対して注文をつけていることであります。彼の今日までの発言を聞きますと、日本はアメリカに……
○中野(寛)委員 まず、上村先生にお聞きをいたします。 福祉政策のあり方として、いま大変多くのジレンマを持ちながら苦しんでいることは事実でありますが、いま特にわが国で福祉政策を考えるときに、やはり財源対策というものが一番大きなネックになっていることは言うまでもありません。 先ほど、財政政策が福祉政策を左右するような状態であってはならぬという御指摘でございました。そして、そのことを避けるために、政府資金の導入のあり方というものを再考すべきだ。そうなりますと、財源としてどうするか。たとえば、フランスの例として、園児連帯基金、これは目的税としてこれを運用するという話がありましたが、結局そのような……
○中野(寛)分科員 私は、大阪国際空港周辺の公害対策についてお尋ねをするわけでありますが、しかし、実際の事業体、担当いたしますのは運輸省でございますので、長官にお立ち会いをいただいてお聞きいただいて、運輸省が実際に現在やっております事業等を御認識いただくと同時に、環境庁としてもなお一層の御尽力、御指導を賜りたい、このように思う次第でございます。なお、航空局長をお願いをしておって、お見えの御予定のようでございますが、まだ御到着でございませんから、先に自治省にお聞きをいたしたいと思います。 昨年のこの予算委員会分科会におきましてもお尋ねをしたところでございますけれども、地方公共団体が空港周辺対策……
○中野(寛)分科員 私は、国道百七十三号線のバイパスの問題についてお尋ねをしたいと思います。 この百七十三号線が通過いたします池田市内につきましては、木部交差点を中心にして、ラッシュ時だけではなくて、むしろ年がら年じゅう大変混雑をしておる、停滞をしておるという状態を招来をしておるわけであります。これは地元自治体も大変熱心に今日まで長年にわたって、国道の問題でございますから、建設省を中心にして関係当局へ要請をしてきた内容のものでもございます。とりわけ、私どももここを通過いたしますときに痛感をするわけでありますけれども、この猪名川上流部、この交差点から言えば、北部の大規模な宅地開発が急激に進みま……
○中野(寛)分科員 私は在日外国人、特にその中でも、永住権を持ち、とりわけ熱心に要望活動をしておられます在日韓国人の皆さんの人権問題、そして国民年金及び児童手当の適用に関する要望につきましてお尋ねをさせていただきたいと思います。 ただ、人権問題ということになりますと、当然法務省管轄の問題が出てまいりますので、その部分につきましては、より基本ベースとしての考え方という部分だけにさせていただいて、年金及び児童手当を中心にお尋ねをしたいと思います。 なお、この問題につきましては、一昨年のこの分科会におきまして私から質問をさせていただき、それ以後幾人かの同僚議員から折に触れて取り上げられてきた問題……
○中野(寛)分科員 大臣が中座されております間、特に総理府を中心にまずお聞きしたいと思います。 最近のいろいろな報道や、その他私どもの周辺で起こっている子供たちに関連をする事件や事故、本当に悲しい出来事ばかりであることは、先般総括質問の際にも若干触れてお尋ねをしたわけでございます。 そこで私は、もちろん子供たちはあくまでも被害者だ、こういう気持ちを持っております。人を危めてしまった子供、これも社会や家庭環境その他から起こった子供たちの一つの病気、子供たちはその場合にも私はあえて被害者ではないか、このように申し上げたいわけであります。こういう悲しい出来事を何とかしてなくさなければならない、こ……
○中野(寛)分科員 大阪国際空港の問題を中心にお聞きしたいと思います。 その前に、私も大阪国際空港については地元豊中の市議会で公害対策委員長等を仰せつかっておった時期がありまして、もう十五年も前になりますが、そのころから、地元自治体としてそしてまた議会の意思として、新空港をできるだけ早くつくることが現在の大阪空港の抜本的な対策の唯一の方法だということを明記いたしましたことを記憶しているわけであります。そしてそのころから運輸省に対しては要望を続けてきた、言うならば、私個人にとっても十五年がかりの仕事でございます。 しかしながら、大詰めに来たとは申せ、財政事情等関連をして、いままた大変厳しい状……
○中野(寛)分科員 私は、在日外国人、とりわけそのほとんどの割合を占めます在日韓国人の権益の問題についてお伺いしたいと思います。厚生大臣が席を外しておられますので、厚生省以外のことを先にお尋ねをしたいと思います。 きょうの新聞紙上に、ほとんど一面のトップ記事として、法務省の方でレクチュアされた出入国管理令の一部改正につきまして報道がなされております。内容をよく拝見いたしますと、それぞれこれに該当をする皆さんが強く望んでこられた内容ばかりでございまして、また私もこの四年間この場所において訴え続けてきたわけでありまして、そういう意味では心から敬意を表したいと思うものであります。 問題は、大体い……
○中野(寛)分科員 私は、今日まで通産省として大変力を入れてきておられます電気自動車の開発について関連をしてお伺いをしたいわけであります。 その前に、まず現在のエネルギーを取り巻く事情、とりわけガソリンとか軽油等々、今日とそしてまたこれからの将来とを考えますと、今日段階である程度弾力的に活用できるような状態がありますけれども、中長期に考えると厳しいというふうなこと等を考えるわけでありますが、この辺の情勢と、それからこれに関連をいたしまして、今後の省エネルギーの態様、加えましてエネルギーの活用の多様化、このようなことがとりわけ急がれていると思います。また、石油にかわって石炭の改めての活用等々考……
○中野(寛)分科員 私は、在日韓国人の権益に関するお尋ねをさせていただきたいと思います。 日韓関係は、よく言われますように、一衣帯水の中にあって両国が理解をし合い、仲よくしていかなければならない、これは必ず使われる言葉でもあります。最近、経済協力六十億円の話がクローズアップされているところでありますが、このような外交関係とともに忘れてならないのは、日本に約七十万人とも八十万人とも言われます在日韓国人の処遇の問題であります。 日本に住む外国人と言われる人たちのおよそ九〇%を占めると言っても過言ではない状態でありますし、そういう方々の日本における法的な位置づけ、そしてまた彼らの権益の問題、この……
○中野(寛)分科員 私は、大阪国際空港問題についてお伺いしたいと思いますが、その前に、先般来の予算委員会でわが党同僚議員が質問をいたしました国鉄に関する質問のうち、確認をしておきたい事項がございますので、その部分についてお尋ねをしたいと思います。なお、時間の関係もございますので、五項目まとめてお尋ねをいたしますので、端的にお答えをいただければありがたいと思います。 まず第一点は、夜行寝台特急ブルートレインの運転検査をしているところは全国に十九機関区がありますが、やみ手当が支給されている内容について、二月八日の予算委員会におけるわが党岡田議員の質問の段階では、調査中であるとの答弁でありましたが……
○中野(寛)分科員 私は、ベビーホテルの問題について、昨年に続いてお伺いをしたいと思います。 昨年、児童福祉法が改正をされまして、これらの対策についてはその対策の端緒についたところでございます。まだ必ずしもその対策が十分行き渡っている状態ではないわけでありますが、その対策を講じつつ、なおやはり多くの問題を抱えてこれからより一層詰めた対応策を講じていく必要があるだろうと思いますので、お伺いしたいと思います。 私も大阪の方の出身ですが、この国会が再開をされる前、一月十九日の夕刊を開いてみてびっくりいたしました。社会面の三分の二ページを使いまして「幼女布団蒸し殺人 無認可のベビーホテル」というこ……
○中野(寛)分科員 私は、きょうは教科書問題についてお尋ねをしたいと思います。先般、一般質問のときに時間が足りなくて教科書のことについて触れることができませんでした。そのことを続けてお尋ねをしたいと思います。 この教科書の問題が、一昨年来特に国民の関心を集めるようになった。それは例の歴史教育に関する教科書の記述、これが韓国や中国の方から指摘を受けるということがあったというだけではなくて、むしろそれ以前には教科書の左翼偏向ということがやはり指摘をされて、教科書の中立性を守るためにどうしたらいいかということを国民的な課題として考えるべきだという意見が強くなったことからむしろ始まっていると言っても……
○中野(寛)分科員 大阪空港問題についてお尋ねをいたします。
周辺整備の一つの目標になっております環境基準の達成、これが五十八年度を目標として環境庁からの設定がなされて、運輸省としても努力をしてこられたわけでありますが、この環境基準の達成について各論に入る前にまず一言お聞きをしておきたいと思います。
【次の発言】 その可及的速やかということなんですが、一昨年の暮れに閣議決定をされました第四次空港整備五カ年計画、この計画もこの問題についての一つの大きな基本的な役割りを果たすわけでありますが、これによりますと、この五カ年計画の達成年次が六十年度、このときには、いまの可及的速やかにというその年度を……
○中野(寛)分科員 私は、在日韓国人の権益擁護の問題、また法的地位向上の問題についてお伺いをしたいと思います。 とりわけ大臣は、御就任前にこの在日外国人の大学教員への採用等について法制化がありましたけれども、むしろそのきっかけをおつくりになられた、またその実現のために努力をされたといういきさつもありまして、私どもも大変その御見識に、また御努力に敬意を表しているところでありますが、より一層これを進めまして、特にきょうは在日韓国人、とりわけ協定永住権者を中心にして、今後のあり方についてお尋ねをしたいというふうに思っているわけであります。 特に在日韓国人、その中でも協定永住権著と言えば、これは歴……
○中野(寛)分科員 在日韓国人を中心にした在日外国人の人権問題等についてお尋ねしたいと思います。 まず厚生省にお伺いをいたしますが、国民年金法等の一部改正案が提案をされまして、これによって社会保障制度上のいわゆる行政差別については、まずほとんど在日韓国人等外国人の問題については問題が解消されたと言っても過言ではないのじゃないか、こういうふうに考えておりまして、大変その御決断に敬意を表するわけでおりますけれども、もちろんまだ一〇〇%というわけではございませんで、しかし、それは日本人も含めて今後の課題としてまた論議をしていきたいと思っておりますが、少なくとも日本人と同じように扱うという意味では問……
○中野(寛)委員 差別という問題はいつも大変難しいな、こう思いながら、しかし、これは何としてもなくさなければいけない課題だと思いますし、ならば差別とはどうしたらなくせるのか、いろいろなことを考えるわけであります。そもそも、差別という言葉自体が、昔は今使われている意味ではなかったわけで、差別を強調する言葉に、数字の千とか万をつけて千差万別といいますと、途端に全然違う意味になってくるわけです。本来、仏教用語として使われた差別というのはいい意味で、個性だとか特性だとかという意味で使われた。今は別の意味で使われている。しかし、今の意味できょうの論議はしたいと思います。 差別の中に、制度上の差別と意識……
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