このページでは後藤田正晴衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。後藤田正晴衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○後藤田委員 妙なめぐり合わせで、主客転倒した形でこうして御質問するわけですけれども、大臣にはごしんぼう願いまして、時間がありませんから簡単に結論だけお答え願いたいと思います。 先ほど沢田さんから、現在の国の財政状況についての認識、また国債がこれまでふえた現段階においての国債というものに対する考え方、これは一体どうなんだということで御質問があって、大臣がお答えになっておられた。私は、率直なところ、予算委員会での答弁なり、また先ほどの坊さんのお答えなりを伺っておって、財政の現状に対しても少し認識が甘いのじゃないか、これは会社ならもう破産しておる、破産でなくても、少なくとも会社更生法の適用申請ぐ……
○後藤田国務大臣 一言ごあいさつを申し上げたいと存じます。 このたび自治大臣に就任をいたしました後藤田正晴でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。 選挙の関係につきまして、平素から委員の皆さん方に非常な御高配にあずかっておりますこと、心から御礼を申し上げる次第でございます。 申すまでもなく、選挙は民主政治の基盤をなすものでございます。民主政治の健全な発展のためには、常に国民の政治意識の涵養に努めますとともに、公正かつ明るい選挙の実現に積極的に努力してまいらねばならないと考えておるものでございます。 私といたしましては、その責任の重要さを痛感いたしまして、まことに微力な者ではござ……
○後藤田国務大臣 このたび自治大臣兼国家公安委員長を命ぜられました後藤田正晴でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げたいと存じます。 委員の皆さん方には、平素から地方自治行政及び警察行政に格段の御尽力を賜っておりますことを厚く御礼を申し上げる次第でございます。 申し上げるまでもなく、地方自治は民主主義の基盤をなすものでございますが、激変する社会経済情勢の中にあって地方自治行政を取り巻く環境にはまことに厳しいものがございます。地方財政対策、消防防災体制の整備強化等数多くの問題を今日抱えておるのでございます。私はこれらの問題の解決のために、微力ではございますけれども、委員の皆さん方の御協力……
○後藤田国務大臣 今般、北海道開発庁長官を拝命いたしました後藤田正晴でございます。 委員長初め委員各位におかれましては、日ごろから北海道開発のために大変御配慮をいただいておりまして、心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。おかげさまで北海道の開発は順次軌道に乗ってまいっております。 私、まことに微力ではございますが、誠心誠意北海道の開発のために層一層の努力をいたしてまいりたいと考えておる次第でございます。委員長初め委員各位には、何とぞ御指導、御鞭撻のほどをどうか心からお願いを申し上げまして、私のごあいさつにかえたいと思います。(拍手)
○後藤田国務大臣 私はこのたび国家公安委員会委員長を命ぜられました後藤田正晴でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 御承知のように、わが国の交通事故による死者数は、関係の行政機関をはじめ、国民各層の皆さん方の御努力によりまして、昭和四十六年以来八年連続して減少してまいっております。ことしの死者数も、昨年同期との比較におきまして、この減少傾向を堅持をし、九年連続の減少もほぼ確実な見通しと相なっております。 しかしながら、年間の交通事故による死傷者数は依然として六十万人の多きに達しておるのでございまして、交通事故の防止は依然として緊急な国民的な課題となっておるのでございます。 こ……
○後藤田国務大臣 ただいま議題となりました消防施設強化促進法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 市町村の消防施設の整備につきましては、昭和二十八年の消防施設強化促進法の制定により国庫補助制度の確立を見て以来、逐次その充実強化が図られてきたところでございますが、昭和四十九年度には、人口急増市町村における消防施設の整備を促進するため、昭和五十三年度までの五年間、これらの消防施設の整備に係る国庫補助率を引き上げることとされたところであります。しかしながら、昭和五十四年度以降においても、なお相当数の人口急増市町村の存在が予想されますので、これら市町村にお……
○後藤田国務大臣 ただいま議題となりました昭和四十二年度以後における地方公務員等共済組合法の年金の額の改定等に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 この法律案は、地方公務員共済組合の退職年金等について、さきに、第八十八回国会で成立いたしました恩給法等の一部を改正する法律による改正内容に準じ、その額の引き上げ等の措置を講ずることとするほか、地方公務員共済組合の年金制度の現状にかんがみ、退職年金等の支給開始年齢の引き上げ、高額所得者に対する退職年金の支給制限、退職一時金制度の廃止等の措置を講じようとするものであります。また、地方議会議員……
○後藤田国務大臣 御説のように、地方団体は地方団体として独自の立場を持っておるわけでございますけれども、公務員という立場においてはひとしく共通するものがございますし、従来から地方公務員の制度等も、根本的な性格は同じでございますので、給与その他すべて国家公務員に準じて取り扱うのだ、こういうことになっておりますので、やはり基本性格が同じである以上、この問題についても歩調を合わせてという考え方で対処しておる次第でございます。
【次の発言】 ただいまお答えをいたしましたように、方針はさように決定しておりますが、まだ会議等正式に開かれて審議をしたというような事実はございません。
○後藤田国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その御趣旨を尊重いたしまして善処してまいりたいと考えております。
○後藤田国務大臣 お答えを申し上げます。 小宮山さん御指摘のとおり、地方公務員の組織も人員も相当肥大化しております。したがいまして、この人員の縮減というのはここ数年非常な努力をしておる次第でございます。ただ、いまお話しの三百万という数は、地方公営企業関係も全部含めての数だと思います。 そこで、私どもとしては、年々縮減をしてもらう、同時にまた定員の増加もひとつ抑えていただこうということで努力をしておるのですが、その中身を見ますと、一般行政職等については福祉関係を除きましてやはり相当数縮減をしております。ただ、非常にふえておるのは、一般行政職では社会福祉関係でございます。それからもう一つは特別……
○後藤田国務大臣 私どもとしましても、核物質であるとか放射性同位元素であるとか、こういったものの安全性に最近非常に重大な関心を持っておるわけでございます。したがいまして、御質疑のような点につきましても、たとえば公安委員会にお届けをいただいて、それを公安委員会としては、輸送する場合には各沿線の警察署に連絡をする、同時にまた、輸送する方に輸送の経路、使用車両、通行時間、こういったものを十分配慮して警察としての指示をして、それに従って輸送していただく、かような措置をとることにするわけでございますが、警察官に対する具体的な教育あるいは人員、装備といった点につきましては、担当課長からお答えをさせていただ……
○後藤田国務大臣 昭和五十二年度の警察庁関係の歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 昭和五十二年度の歳出予算現額は、千百三十三億九千八百二十三万八千円でありまして、支出済み歳出額は、千百二十五億二千九百十八万七千三百七十二円であります。この差額八億六千九百五万六百二十八円のうち翌年度へ繰り越した額は、二億六千九百四十万九千九百四円でありまして、これは兵庫県警察官待機宿舎の施設新築の際に地質調査の結果、設計変更したこと等のために年度内に支出を完了することができなかったものであります。 また、不用となった額は、五億九千九百六十四万七百二十四円であります。これは、退職者が少なかっ……
○後藤田国務大臣 本日、交通安全対策特別委員会が開催されるに当たりまして、一言あいさつを申し上げまするとともに、所信の一端を申し述べまして、一層の御指導、御鞭撻を賜りたいと存じます。 委員各位におかれましては、平素から交通安全の問題について多大の御尽力をいただいており、まことに感謝にたえません。 昨年の交通情勢は、運転免許保有者数が四千万人を突破し、車両保有台数も一層増加するという状況の中で推移いたしましたが、関係機関、団体との連携による総合対策の推進と、新しい交通秩序の確立を目指した改正道路交通法の運用等によりまして、交通事故による死者数は、八千四百六十一人と、前年に比べて三・七%減少し……
○後藤田国務大臣 御案内のように、交通安全対策基本法に基づきましての交通安全対策第二次の計画の最終年度にことしは当たっておるわけでございます。そこで、交通の問題というのは大変幅の広い問題でございますし、ことにまた、今日四千万のドライバー、免許者がおる。いわば車がわれわれの生活の中に溶け込んで一体になっておるわけでございます。ところで、それに伴う事故が残念ながら多発をしておる。ここ九年ばかり、おかげさまで各方面の御理解、御協力によって、いわゆる交通の死者というものは、四十六年当時に比べると半分強にまで減ってきておるわけでございますが、しかし、何といっても六十万人の死傷者が今日出ておるわけでござい……
○後藤田国務大臣 ただいま議題となりました国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由と内容の概略を御説明申し上げます。 この改正法案は、国会議員の選挙等の執行について、国が負担する経費で地方公共団体に交付するものの現行の基準が、実情に即さないものになりましたので、今回これに所要の改定を加えようとするものであります。すなわち、最近における公務員給与の改定、賃金及び物価の変動等にかんがみまして、執行経費の基準を改定し、もって国会議員の選挙等の執行に遺憾のないようにしたいと存ずるものであります。 次に、この法律案による改正の内容につきまして、その……
○後藤田国務大臣 いまの山田さんの御質疑、当然でございます。私どももう少し早く弁護士のこういう点については、重大な訴訟ですから、選任すべきだったと思います。今後ともこういう点については十分第一線の選管との連絡を緊密にしまして、間違いのないように措置させたい、かように考えます。
【次の発言】 市の選管、これは選挙の公正な執行を担保しなければならぬわけですから、まさか意思を通じて、ああいった紛らわしいポスターをやったとは私も思わないし、また思いたくもありません。しかし、実際問題として撤去にもある程度時間がかかったようですからね。こういったことはあり得べからざることだと思います。ただ、本件自身がいま……
○後藤田国務大臣 まず最初に、四十七年のときに先生御質問なさって、中村さんと水田さんがお答えをしておるのですね。そして、できるだけ早く見直しをやると、こういうことになっておるにかかわりませず、今日まで何らの手を触れてない。これはおわび申し上げます。実は、私はその当時、長官でございました。その意味からもまことに申しわけなく思っておるわけでございます。 しかし、実際は、当時両省庁の間で真剣に検討はしたのです。ところが、やはり当時の社会情勢といいますか、まだ時期が早いのじゃなかろうかといったような、これは事務方の意見で、そのままになったのです。しかし、そのままになってから、これは長いですね。ところ……
○後藤田国務大臣 ただいま議題となりました昭和四十二年度以後における地方公務員等共済組合法の年金の額の改定等に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 この法律案は、地方公務員共済組合の退職年金等について、さきに第八十八回国会で成立いたしました恩給法等の一部を改正する法律による改正内容に準じ、その額の引き上げ等の措置を講ずることとするほか、地方公務員共済組合の年金制度の現状にかんがみ、退職年金等の支給開始年齢の引き上げ、高額所得者に対する退職年金の支給制限、退職一時金制度の廃止等の措置を講じようとするものであります。また、地方議会議員の……
○後藤田国務大臣 ただいま議題となりました地方交付税法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案の提案理由とその要旨を御説明申し上げます。 昭和五十四年度の補正予算によって同年度分の地方交付税の額が六千三百九十二億円増加することとなりますが、本年度においては普通交付税の調整額の復活に要する額百九十五億円を交付することとし、残余の額六千百九十七億円を昭和五十五年度分の地方交付税の総額に加算して同年度に交付することができることとする必要があるので、地方交付税法の一部を改正する法律の一部を改正し、所要の規定を設けることといたしております。 以上が、地方交付税法の一部を改正する法律の一部を改正する……
○後藤田国務大臣 おっしゃるように、国と地方団体が協力をしながら国民の要請にこたえていくという基本の考え方でなければならぬことは、これは当然でございます。といいますのは、今日の日本の統治機構、これ全体を考えますれば、国と地方、これがそれぞれ機能と責任を分担し合ってやっているわけですから、国の支配下に地方団体があるわけではありません。これはお互いに協力をしながら仕事をやらなければならぬ、私はこういう基本的な考え方に立っているわけでございますが、その観点に立って今日の地方自治というものを考えました場合に、やはりすべての政策の面でやり方の面で、地方の自主性といいますか、地方が創意工夫をこらして住民に……
○後藤田国務大臣 ただいま議題となりました犯罪被害者等給付金支給法案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 この法案は、人の生命または身体を害する犯罪行為により、不慮の死を遂げた者の遺族または重障害を受けた者に対し、国が犯罪被害者等給付金を支給するため、犯罪被害者等給付金の支給要件、犯罪被害者等給付金の額、都道府県公安委員会の裁定等犯罪被害者等給付金の支給に関し所要の事項を定めることをその内容といたしております。 以下、その概要を御説明いたします。 第一は、犯罪被害者等給付金の支給対象についてでありますが、人の生命または身体を害する罪に当たる故意の行為による死亡また……
○後藤田国務大臣 ただいま先生から、今日地方自治体が抱えている全般的な問題についての御質疑でございまして、多方面にわたっておりますが、まず現在のこの給与の問題についてのお話がございました。 御承知のように、自治省としてはしばしば、地方団体の給与が国と比べて高過ぎるということで、地方団体にお考え直しを願いたいということで指導をしてまいったのでございますが、今日なお七%余りラスパイレス指数が高くなっておることは事実でございます。これは給与の改定率の調整であるとか、昇給期間の延伸であるとか、あるいはいわゆるわたりの廃止、こういったようなことでできるだけひとつ必要な是正をしてもらいたい、こういうこと……
○後藤田国務大臣 八〇年代といえば、よく世間では不確定の時代である、かように言われておりますけれども、私は政治の場にある者としては、不確定の時代であるという言葉に甘えて先見性のない政治は絶対にやるべきでない、やはり政治は先を見て、国民の皆さんに目標を示して、進んでやっていくべきものである、かように考えますが、そこで八〇年代で、不確定の時代でありながら、何が一番はっきりしておるか、それはやはり一つはエネルギーの問題であると思います。もう一つは、老齢化が急激に進む時代である。この二つを踏まえて、日本の産業の構造あるいは経済の変革、これにどう対処していけばいいのであろうか。同時にまた、それに対処する……
○後藤田国務大臣 十七次の地方制度調査会から、地方分権の推進を図れ、それがためには地方財政の基盤の強化をする必要がある、それがためには地方税源の充実強化を図るべきである、こういう御答申をいただいておるわけでございます。私どももそういう趣旨は十分わかっておりましたので、できるだけ何とかしたいという考えは持っておりましたが、同時にまた、最近の経済情勢等を踏まえまして、一体そういった環境にあるのかないのかということもいろいろ考えたわけでございます。十七次の答申の中にも、具体化についてはさらに引き続いて検討する、こういう御答申もいただいております。そこで、ことしの改正に当たりましては、そういった十七次……
○後藤田国務大臣 ただいま議題となりました地方税法の一部を改正する法律案の提案理由とその要旨を御説明申し上げます。
今般の電気料金の改定に伴い、住民負担の軽減を図るため、電気税の免税点を二千四百円から三千六百円に引き上げようとするものであります。
この改正により、平年度百五十五億円の減税を行うこととなります。
以上が、地方税法の一部を改正する法律案の提案理由及びその要旨であります。
何とぞ慎重御審議の上、速やかに御可決あらんことをお願い申し上げます。
【次の発言】 大変基本的な御質問でございますので、正確にお答えになるかどうかわかりませんが、御説のように日本の税制は、シャウプ税制によっ……
○後藤田国務大臣 今日までこの重要な法律案の審議に出席をできませなんだことを、まことに申しわけなく存じております。 この法案につきましては恐らくや、一つは遡及効の問題、もう一つは過失犯の問題、もう一つは給付額の問題、こういった点についていろいろ御意見があったことと思います。ただ、遡及効の点については、こういった新しい制度、やむを得ない面があるんだ、したがって、それ以外の方については何らかの処置で善処をしたい。過失犯については、こういった制度というのは、過失犯の場合には原因者負担といいますかそれがたてまえであるので、これまたやむを得ない処置なんだということも御理解願いたいし、給付額につきまして……
○後藤田国務大臣 昭和五十五年度の地方財政計画の概要について御説明申し上げます。 昭和五十五年度の地方財政につきましては、昭和五十四年度に引き続いて厳しい状況にありますが、おおむね国と同一の基調により、現下の社会経済情勢の推移に適切に対応しつつ、財政の健全化を促進することを目途として、歳入面におきましては、住民負担の合理化にも配慮しつつ、既存税制における地方税源の充実を図る等収入の確保を図るとともに、昭和五十四年度に引き続き見込まれる巨額の財源不足については、これを完全に補てんする等地方財源の確保を図る一方、歳出面におきましては、経費全般について徹底した節減合理化を行うという抑制的基調のもと……
○後藤田国務大臣 仰せのとおり、地方団体のお考え方が国政の上に反映するように努力しなければならぬということは当然でございます。従来政府は、全国の知事会議、あるいは九ブロックに分けた連絡協議会、あるいはまた六団体、さらには個々の地方のそれぞれの団体からいろいろと御要望も聞きながら、それをできる限り自治省として政府部内の各省庁の施策の上に反映させていただくという努力を積み重ねておるわけでございます。なおまた、ただいまお読みになった十七次の地方制度調査会等の御意見もございます。われわれ努力はいたしておりますけれども、自治省の努力が足りないのではないか、こういった御批判を込めての御意見だろうと思います……
○後藤田国務大臣 その点はしばしばお答えをいたしておりますように、好ましくない制度だという意味ではありません、やむを得ない制度だ、かように考えておるわけでございます。 自治省としては当然のことながら、地方団体の利益を政府の中で代表するという立場でございまするので、毎年地方交付税法に決められておるように交付税率アップということを要求しておるわけでございます。ただ、今日の厳しい国家財政の状況、地方も苦しい、お互いに痛みをともにするといったような考えで処理するのが現実的な解決の道ではないのか、かようなことで、御承知のような借り入れ制度、それを二分の一後年度にわたって国が負担をする、こういった暫定的……
○後藤田国務大臣 自治省は、いま聞いてみますとまだ出しておらぬようです。交付税等の法律案が通りましてひっくるめて地方に指示をする、こういうことになっておるようです。その際、もちろん私どもとしては、国でお決めになる基本方針にやはり自治体も沿ってひとつ財政運営をお願いしたいという要請をするつもりでございます。
【次の発言】 先ほど大蔵大臣がお答えをいたしましたように、公共事業の執行につきましては、上半期にひっくるめて六割程度、相当抑制をなさって執行せられるようですが、地方としてもそれに準じてやってもらいたい、かように思います。
ただ、私の個人的な見解で恐縮ですけれども、いまの財政運営は物価と景気……
○後藤田国務大臣 五十五年度の予算編成の際に一番気にかかっておりましたのは、五十四年度の歳入欠陥が四兆一千億あったわけですから、さて五十五年度はどの程度の財源不足にとどまるのかという点、これを一番心配いたしておりました。現状の制度でいくならば二兆七千億、こういうことに煮詰まってきたわけでありますが、制度改正等も含めて二兆五百五十億円、こういう財源不足が最終的に見積もられたわけです。 そこでこれをどのように埋めたらいいのだろうか。基本的には私どもとしては、やはり交付税法の本則といいますか、でき得べくんば税率のアップということ、これは当然考えたわけでございますが、折衝の過程で、るるいままでお答え……
○後藤田国務大臣 四月十日に三谷さんの御質問に対してお答えしたとおりでございます。ただ、私はあのときの答弁の記事を読みまして、これはうっかりすると励ます会という名前さえ使えば何をやってもいいんじゃないかという誤解を受けてはぐあいが悪いということで、その次の閣議後の記者会見の席で、そういった誤解を生んではいかぬという意味合いから、こういうことなんだという説明をその記者会見の席上で申し上げたわけでございまして、別段三谷さんに対する私の答えが間違っておったというふうには考えておりません。 といいますのは、励ます会あるいは育てる会、いろいろいま各方面で行われておるわけですけれども、これらは、当該政治……
○後藤田国務大臣 第一次の石油ショック以来、国も大変な財政赤字に悩んでおるわけでございますが、その点は地方も同じでございます。そこで本来は、恒久的なしっかりした制度でなければならぬことは言うまでもありませんが、こういった厳しい経済、財政状況を背景としながら、ともかく地方の必要な財源を確保する一つの手段として、いま御質問のような制度を暫定的な制度として認めたんだ。したがって、これは恒久的な制度とは私も理解しておりませんけれども、さればといって、これが単なる行政上の手段でやったにすぎないものであるというふうにも理解してないので、やはり一つの新しい制度である、かように考えております。
○後藤田国務大臣 ただいま議題となりました銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概略を御説明いたします。 この法律案は、最近における猟銃を使用した犯罪及び猟銃または空気銃に起因する事故の実情にかんがみ、猟銃の所持の許可の基準を整備し、銃砲の保管に関する規制を強化するとともに猟銃等の所持の許可の取り消し事由を整備し、あわせて射撃教習の用途に供する猟銃の備えつけ制度を新設すること等をその内容とするものであります。 まず第一に、所持の許可の基準の整備について御説明いたします。 銃砲または刀剣類、特に猟銃を使用した犯罪は依然として多発しており、これを防止……
○後藤田国務大臣 ただいま銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正する法律案について慎重御審議の結果、採決をいただきましてありがとうございます。 ただいまの附帯決議の御趣旨を十分尊重いたしまして、法律を運用してまいる所存でございます。
○後藤田国務大臣 私も公的年金制度がこのようにばらばらになって、扱い官庁もばらばらである、これがいいことと思っておりません。ただ、いろいろな沿革等もあって、これを一挙にどうこうするというのは実際問題としてむずかしいと思います。そこで、閣内には懇談会等をつくりまして、できるだけの整合性を図ろうじゃないかということでいろいろ検討いたしております。 ただいま御質問の点は、私は官民格差の是正を図るべきであるという御答弁を申し上げた記憶があるのですが、その際はもちろん、悪い方に是正するなんて全然考えておりません。こういった問題はやはり職員が安定的な気持ちで仕事ができるように、また遺族が困らぬようにとい……
○後藤田国務大臣 御質問のような事件について告発があれば捜査をいたします。
【次の発言】 告発がない場合は、この種の案件というのはちょうど税金と同じで、大体こういうのは行政機関の告発を待って司法機関が動くというのがたてまえになっております。
【次の発言】 現在までの捜査の概要と捜査状況でございますが、昨年の十一月十四日に、御承知のように東京税関からの告発がございまして、自来、警視庁としては、告発分につきまして鋭意捜査を進めておるわけでございます。
そこで、当時の、十二月の四日と五日でございましたけれども、KDDの本社、関係者の自宅等二十三カ所の家、宅捜索をいたしまして、大体一万点ぐらいの証拠……
○後藤田国務大臣 今回の宮永事件の捜査の端緒は、いまお話しのようなことではございません。昨年の秋ごろにアメリカに亡命しましたソ連の通信機関の記者がございますけれども、それのアメリカにおける調べの結果によって判明をして警察が捜査に入ったということはございません。これは亡命の時期が秋でございます、私どもが内偵捜査に入ったのは去年の四月でございますから。
【次の発言】 捜査はあくまでも事実に基づいて証拠を一つ一つ固めていくわけでございまして、新聞にどのような記事が出ておったのか、あなたがお読みになっているものがどういうものか知りませんけれども、事実は私が申し上げておるとおりでございます。
○後藤田国務大臣 ただいま御質問のように、生活保護基準の引き上げに伴いまして、その人たちに地方税がかかるというのではぐあいが悪いということもございまして――いま全般的にはやはり地方も減税の時期ではないと私は考えております。しかし、そういった関係で無理算段をして、とにもかくにも百五十八万四千円ですか、それに上げたわけですね。これをもう一遍百六十万円にしろというのは、先行きの問題は別ですけれども、五十五年度の税制改正としては私はちょっと無理だと思います。したがって、御意見はよく承っておきますけれども、実施する計画はございません。
【次の発言】 国土庁の長官からそういう申し出がございましたから、これ……
○後藤田国務大臣 お答えを申し上げます。 その前に、補助金行政に関連しまして行政改革等についてもいろいろ御質疑ございましたが、行政改革、まずその一環としての補助金の問題等については、やはり国全体で行政の守備範囲といいますかそれの見直しをやる、その過程で仕事減らしということを考えなければならぬ、それに関連して、同時に機構の簡素化もやる、人減らしもやる、それが金減らしにつながっていく、こういうことをねらいとして行政改革というものはやらなければならぬ。しかも、いまの国全体の統治機構のあり方から見まして、行政改革あるいは行財政の改革、こういうものはやはり地方と国、別個のものであってはならぬ。やはり国……
○後藤田国務大臣 外国の公権力が介入したという事柄自身が捜査の結果判明しておりませんので、李厚洛さんのところへ当方から出かけていって、それがいかなる事情であれ、お聞きするという段階にまでは捜査が進んでいない、かようなことでございます。
○後藤田国務大臣 私もただいま情報が入ったばかりでございまして、状況についてはいま神奈川県警に確認中のようでございます。ただ、保田君については、先般ここでもお答えしたかと思いますが、総裁室関連者について数十回にわたって数十人について事情をお聞きをしておったということでございます。したがって被疑者として調べておったというような状況ではなかったわけでございます。
いまお答えできるのはその程度でございますが、追って情報が入ると思いますから、入りましたら、またお答えをいたしたいと思います。
【次の発言】 それらの状況も含めまして、調べた上でお答えをいたしたいと思います。
○後藤田国務大臣 政治決着とは別に、この事件は、しばしばお答えいたしておりますように、捜査当局としては今日もなおかつ捜査を継続中でございます。今日までの段階では外国の公権力行使という事実を裏づけるような捜査の結果は得ておりません。今後も引き続いて究明をいたしたい。
【次の発言】 大変世間の注目を集めておる事件でございますから、警察としては全力を挙げて真相の究明に当たるという報告を聞いております。
○後藤田国務大臣 国の財政収支試算も出ておりますので、それを基礎にいたしまして目下作成中でございます。大体二月中にお出しできるかと考えております。
【次の発言】 御説のように、地方の財政計画はことし初めて国と逆転をしたわけです。国の方が一〇・三%伸びておる、地方は七・三じゃないか、こういうことでございますが、国の方の一〇・三の中身を見ますと、やはり交付税に割かなければならぬ、あるいは国債償還費に充てなければならぬ、こういうものをのけますと、かねがね大蔵当局からお答えがございますように、五・一%でございます。それで、地方の方の七・三という中から公債費に充てる金を引きますと、たしか六・六%ぐらいで……
○後藤田国務大臣 私は四十七年から四十八年、副長官としてお仕えをしたわけでございます。どう考えておるかと言えば、いま竹下さんがおっしやったのと大体似たようなことでございます。
○後藤田国務大臣 先ほど警備局長から申し上げましたように、警察はやはりイデオロギーなんかにとらわれておるわけじゃなくて、あくまでも不偏不党の立場で厳正な取り締まりを従来からやっておりますし、将来ともやってまいるつもりでございます。 御質問の両者の話し合いが仮に強談威迫あるいは脅迫というような刑事法令違反の事実があれば、これは当然取り締まりの対象になりますけれども、事柄自身はそこまでいっておるのかどうか私どもは承知しておりませんし、また、さようなことがあったとも聞いておりません。事柄は表現自由の問題とも絡んでおりまするので、警察としてはあくまでも慎重に考えてまいりたい、かように思います。
○後藤田国務大臣 採用試験の方は、先ほど御質問にございましたように、一番いけないことは青田刈りだと思います。したがって、この点については、文部省が労働省と御相談になって私どもの方にそういう御通達をいただきますから、それによって指導しておりますので、どこの団体も大体十一月以降三月ごろまでの間に採用試験をやる、こういうようなことになっております。 それから試験のやり方で、いまセンターの問題がございましたけれども、何といいましても試験は公正で、しかも合理的なものでなければなりませんので、これは大変専門的な知識が要るわけです。そうしますと、地方団体は三千三百あるわけですが、やはりそういった専門職の人……
○後藤田国務大臣 御質問は、上層部まで及ぶのか及ばぬのか、こういう御質問だと思いますが、御承知のとおり捜査は一つずつ証拠を積み上げていくわけですから、いまの段階は捜査中でございますので、そこまで行くとも行かぬともこれはちょっと申し上げかねるわけでございます。ただ、この事件は国民の関心の非常に高い事件でございますし、国民的な疑惑が那辺にありやというようなことは捜査当局として十分踏まえた上でやっておるものと、私自身はさように期待をいたしておるようなわけでございます。ただ途中で、御本人はもちろんのこと、御家族の方には本当にお気の毒だと思います、警察も残念に思っておりますが、二人自殺者を出すといったよ……
○後藤田国務大臣 警察は、刑罰法令違反の事件があればもちろん取り締まりをやらなければならぬことは申すまでもございません。ただ、御案内のように、自然犯と違いまして、いわゆる行政法令に違反する者に対する罰則の運用の問題でございますけれども、行政法令の罰則というのは、本来その行政法令に基本的な目的があるはずでございます。その目的を達成するための最終担保として罰則というものがつけられておるわけですから、そこで、自然犯に対する警察の取り締まりのやり方と行政法犯に対する取り締まりのやり方というのは、おのずから私は差があるもの、かように考えます。 そこで、御質問の食管法違反という問題についても、この食糧管……
○後藤田国務大臣 御説のように地方自治団体の定員管理、真剣に取り組んでいただかなければならぬと私自身感じております。したがって、定員の縮減というようなことについても橋本先生と私は見解を同じくいたしております。 そこで、私は、この行政改革という問題は何よりも仕事の見直し、これが基本であろう。つまり行政分野、行政の守備範囲の問題、それによって国、地方あるいはそれぞれの外郭団体、それから民間に任すべき仕事があるのかないのか、こういうようなことを見直して、その上に立って機構、人員の縮減、簡素合理化ということ、それが今度はお金が減るのかどうなのか、私は金減らしにつながらなければいけない。ただし私の言う……
○後藤田国務大臣 だんだん大原先生の御意見を拝聴いたしておりましたが、やはり日本の人口構成が非常に諸外国と比べて異常でございます。しかも急激な老齢化が進んでおるというようなことを考えまして、やはり二十一世紀の初頭になれば、私は先ほどの大原先生の意見に一つも反対ありません、そういうことになるのだろうと私も思うのです。 ただ問題は、今日のこの定年制の問題を考えましても、やはり官民の実情が一体いま何歳であるか、それを一挙に六十五歳に持っていくことが一体できるのかできないのかというような問題がございます。それからもう一点は、何といっても、理想は理想としましても、やはり財政問題を離れてはなかなか議論が……
○後藤田国務大臣 御質問のソーラーハウスにつきましては、まだその具体的な概念あるいは省エネ効果等を含めました制度的な位置づけが必ずしも明確でありませんので、いま直ちにどうこうと確定的なことは申し上げかねるのですけれども、今後このソーラーハウスがどんどん普及すると思いまするので、またそれは大変いいことですから、制度的な位置づけあるいは国としての税財政上の扱いをどうするのかということ等をあわせまして、地方税においての減免措置、これについては前向きに検討してまいりたいと、かように考え七おります。
【次の発言】 私の方は、公党間の申し合わせでございますから、誠意を持って実現に努力をしたい。ただ、私の方……
○後藤田委員長代理 これより会議を開きます。
委員長の指定によりまして、私が委員長の職務を行います。
この際、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
国の安全保障に関する件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
午前十時五分散会
○後藤田議員 ただいまの佐藤さんの御意見、趣旨において全くそのとおりでございます。 日本の政治は代議政治をとっておるわけですから、何といっても国会に民意が正しく反映せられるということが肝心で、それがためには選挙というもので、やはり正しく、しかも清らかなプロセスを経て選ばれるということが何よりも肝心なことであろう、こう思います。 それがためには、今日やはり仰せのように選挙制度であるとか、あるいは定数の問題であるとか、選挙運動のあり方、さらには政治資金の問題、こういったいろいろな問題で改革を要する点がたくさんあるんじゃないか、かように思います。そういった根本的な点についての改革は、言うべくして……
○後藤田議員 両方であろうと思います。
【次の発言】 もちろん山口さんおっしゃるような面があると思います。また、その御議論も適切な御意見だと思いますが、同時に、いまの選挙が個人本位の選挙でありますね。これはやはり個人本位の選挙から政党本位の選挙に移すことが一つの基本ではなかろうか、こういう意味で、両方じゃありませんかと申し上げたわけでございます。
【次の発言】 御説のように、とてつもない選挙事務所があることも事実ですし、いまのところは、そういった場合には事務所経費がかさみますから、法定の選挙費用で押さえてある。同時にまた地域によってもいろいろ千差万別ですので、自治省当局としては、この問題いまま……
○後藤田委員 第五分科会における審査の経過について御報告いたします。 本分科会においても同様に四日間審査を行い、昨日終了しました。 質疑の主なるものは、運輸省関係では、国鉄地方交通線の合理化に係る諸問題、在来線の輸送力増強、騒音対策、東北新幹線の暫定開業、中央新幹線建設計画の見通し、大都市圏の地下鉄網の整備、日米航空交渉の現況、空港周辺の環境保全、騒音対策、運送事業の輸送秩序の改善等、 建設省及び国土庁関係では、高速道路延伸計画、一般国道の改良改築、首都外郭環状線の建設、東京湾横断道路計画の見通し、大阪湾岸道路の建設、中小河川の改修、下水道事業の整備、海岸保全事業の促進、住宅政策による融……
○後藤田国務大臣 今度の事件が起きまして、率直なところは、またか、こういうのが私の率直な感じでございます。 従来からソ連の工作員が東京を中心にいろいろな活動をしておるというようなうわさも私の耳には入っておりましたが、また過去においても、古い話ですが、ラストボロフの事件であるとか、あるいは宮永の事件であるとか、いろいろの実例もあったわけでございます。 今度の事件というのは、当該人物が、七五年の二月から四年半ばかり東京でKGBの要員として勤務をしておった者のアメリカ議会における証言でございますから、やはりそれなりの受けとめ方はしておかなければなるまい、私はそう考える。 そこで、いつもこういう……
○後藤田国務大臣 四十九年の参議院選挙の際にいろいろな違反者が出たり、これは私自身反省をいたしております。ただ、暴力団の心腹会云々というのは、私の方から選挙応援など一切頼んだことはございません。これは楢崎さん、ああいう人に応援をしてもらえば、千票もらっても二千票失うわけですから、そこらはやはり私どもとしては心得ておるつもりでございます。
【次の発言】 私自身はさようなことはわかりません。おみこしに乗って走り回っておったわけでございます。
【次の発言】 大分事実関係が違うようでございますから、御説明を申し上げます。
いまの秘書、これはもちろん正式の秘書ではございません。事務所の職員でございます……
○後藤田国務大臣 昨日来の大出さん、藤田さんの御質疑を聞いておりまして、お立場は私もよく理解ができるわけでございます。 問題の焦点は、政府はともかくばっさり凍結してしまった、何か最大限の努力をしたかしないかというところが議論の分かれ目になるところですね。その努力に不足をしておるのではないのか、もう少しやる方法がありはせぬか、四・何%とは言わなくても、一%の予算は組んでおったんだから、それぐらいはひとつ公務員の立場を考えれば政府としては温かい気持ちでやるべきではないのか、私、そのお気持ちはよくわかります。 ただしかし、政府の立場で考えていきますと、ともかく六兆一千億からの赤字があって、そして……
○後藤田国務大臣 いま山田局長がお答えをいたしましたように、捜査当局としては犯罪があるかないかといったような観点で調査をしておるようですが、まだその調査が終わっておりませんから、その調査の結果を見、さらにまた犯罪にはならぬけれども云々、アクチブメジャーズの問題ですから、それらについてどの程度どういうようにするかということは、これはアクチブメジャーズと言われる人の人権というような問題もございまするので、そこらは慎重の上にも慎重に対応するのが政府の立場ではなかろうか、私としてはかように考えております。
【次の発言】 私の記者懇談について一つの新聞が大きく取り上げました。そのことについての御質疑でご……
○後藤田国務大臣 議事録をお読みになったわけでございますから、そのとおりでございます。
【次の発言】 宮澤さんは宮澤さんなりにこの問題、大変御苦労をなさって、そしてより高い見地から政府の責任において是正をする、こういうことで外交的決着を図られたと私は思います。その鈴木内閣時代の官房長官の談話というものの趣旨は、私どもとしても踏襲をしておるつもりでございます。
ただ、私が申し上げておるのは、この際はっきりしておきたいのは、私はあのときの答弁で、理にかなってなければ直すことはないでしょう、こうも申し上げておりますね。それから、やはりどこか間違ったところがあったから是正する、こう言ったものと私は私……
○後藤田国務大臣 レフチェンコのアメリカ下院における証言、これはレフチェンコ自身が四年余り東京に住んでおって、そしていわゆる積極工作員として活動しておった人物である、その人物が宣誓の上米国議会においての証言でございます。しかもその中身は、わが国益の上から見てもきわめて重大な内容もあるように証言自身見ただけで了解できるわけでございます。それだけに、政府としては、先般の予算委員会でもお答えしましたように重大に受けとめている次第でございます。 この事件、政府としてはいま外交ルートを通じて詳細な資料の提出をアメリカ政府に要請をしておるわけでございます。しかし、こういった事案の性格上、国会の証言そのも……
○後藤田国務大臣 今日のような厳しい国際社会の中ですから、国にはやはり守らなければならぬ秘密というものがある、これはもう間違いのないことであろう、こう私は思います。したがって、それを守るためにいわゆる一般的な機密保護法といいますか、そういう法律をつくる必要があるという御意見、ちょうど玉沢さんもそういうお立場だと思いますが、そういう強い御主張があることは私は百も承知をいたしております。 しかし、同時にまた、そういった機密保護法をつくった場合のその実効担保、これがどういうことであろうか。実効を担保するということになって、その運用いかんによっては今日のような開かれた社会、これに大きな、私の言葉を言……
○後藤田国務大臣 私も、先ほど総理大臣が御答弁なさいましたように、この事件は重要視しなければならぬ、かように考えております。同時にまた、石井さんいまお話しのように、相当広範なKGBの活動が東京を中心に行われているということも、これは間違いがない事実。それで、石井さんがおっしゃるようなことは私も承知はいたしております。それだけに現時点においては、先ほど外務大臣がお答えをいたしましたように、外交チャネルを通じてアメリカ政府に対して照会をいたしておる段階でございます。ただ、これは私の推測でございますが、こういった事案についてはアメリカとしては恐らくやCIAあるいはFBI、こういうところが詳細な資料を……
○後藤田国務大臣 矢野委員御指摘の国会決議についての政府の解釈につきましては、立法府と行政府の関係にかかわる問題でありますので、これを重大に受けとめ、真剣に検討いたします。しかしながら、公聴会終了まで時間をおかしいただきたいと思います。
【次の発言】 事柄は、官房長官として答える筋合いではないように思います。まあ、せっかくのお尋ねですけれども、私個人としての見解で差し支えありませんか。(塚本委員「ええ」と呼ぶ)
これは私は、御自身が判断なさるべきことだ、こう考えております。同時に、この日本の社会といいますか、世の中のことについては、一つはやっぱり倫理の問題、道徳の問題、ことに政治の社会では大……
○後藤田国務大臣 私も税金屋を四年ぐらいやりましたから、各国の税制、日本の税の現状を、ある程度それなりの理解はしております。そういう立場に立って一般的な私の感じを申し上げたにすぎません。それをどうするかということは、いま大蔵大臣がおっしゃったとおりだと思います。
○後藤田国務大臣 事実関係を明らかにしましてお答えをしておきたいと思います。 昨年の暮れの十二月三十一日でございましたが、ある通信社から、こういう人間を知っているか、全く知らぬから、知らぬ。ところが、日本電動式工業協同組合ですか、これを知っておるかと言うから、それは知らぬ。そうしたらば、吉武君というのを知っていますかと言う、ああそれはよく知っている、それがやっている協同組合なら僕は顧問になっておりますよというお答えをしたのです。文字どおり私は顧問になっておりましたが、もちろん入閣した際にこれは辞退をいたしております。 ところで、そのときの質問は、もう一つは、顧問料というのはもらっておるか、……
○後藤田国務大臣 昨年の八月下旬に宮澤官房長官談話が出ております。前内閣もこの談話の趣旨に沿って誠実に履行してきたと思います。現内閣におきましても、宮澤長官談話の趣旨に従ってこれを踏襲してまいる、かような考え方でございます。
【次の発言】 これはもちろん、理にかなっていないことを聞くわけないのですから、理にかなっておるからああいう談話が出たものと、私はさように理解しております。
【次の発言】 なかなか回りくどい御質問でよく理解ができなかったのですけれども、尊重をせらるべきものについて、中国なりあるいは韓国なりから、あるいは東南アジア各国から批判があったということは事実でしょう。したがって、その……
○後藤田国務大臣 従来から武器輸出の三原側、その中には武器のみならず当国会における答弁等で武器技術も含む、こういうことがありましたので「等」と書いたわけでございます。
○後藤田国務大臣 楢崎さんが御提示になりました、この自衛隊のクーデター計画、私は今日の自衛隊にそのようなことがあろうとは思いませんし、ないことを確信をいたしておるわけでございます。といいまするのは、ちょうど私が大平内閣におりましたときに同じような趣旨の御質問が参議院であったわけでございます。その際にも、防衛庁長官等からもそういう事実はない、心配はない、御安心願いたいといった趣旨の答弁がございましたが、それのみならず、私自身自由民主党の安全保障調査会の副会長をやっております、そういうような観点から、いま御質問のようないわゆる自衛隊のクーデター計画、たまさかそういう風評を耳にすることはあるわけでご……
○後藤田国務大臣 ただいまの御質問にございました青少年問題でございますが、総理の発言は、いま、いろいろな御家庭で子供さんを持っておる親御さんが一番心配なのは子供の教育の問題だ。といいますのは、最近の一連の非行の行為が、われわれにはちょっと考えられないような事件が横浜であるとか、あるいは東京であるとかで起こっておりますが、これは全国にあるわけでございます。しかも、これは日本だけでなしに全世界いずれの国も悩んでおる問題だと思います。 そこで、従来から政府は審議会等でいろいろ御提言もいただいておるのですが、こういった問題を考える場合に、こういった行為をわれわれはもちろん承認するわけにはいきませんけ……
○後藤田国務大臣 お答えを申し上げます。 今回の衆議院議長見解については、昨日、衆議院議長から、各党国対委員長に対しお示しの後、政府に対しても御伝達をいただきました。 政府といたしましては、議長見解に従い、減税の実現のために最大限の努力をいたすとともに、人勧問題についても、人事院勧告の持つ重要性を踏まえ、一方、現下の財政状況をも勘案しつつ、二年続けて凍結の事態にならないよう最善の努力をする所存でございます。 なお、この際、つけ加えさせていただきます。 与野党代表者会議において、自民党幹事長から、財政事情困難な時期ではあるが、国民世論の動向にこたえ、景気浮揚に役立つ相当規模の減税を実施す……
○後藤田国務大臣 お尋ねの中にありましたようなショッキングな事件が発生をいたしました。こういった事件の発生にかんがみまして、総理としては今日の青少年の教育をめぐるいろんな問題について、その背景に非常に根の深いものがあるのではないのか。学校の中にもいろいろ問題があるし、家庭にも問題がある。同時に、子供を取り巻く社会の環境あるいは日本の学歴社会、掘り下げていけば非常にむずかしい問題がある。従来から政府はそれらの問題に取り組んでおるけれども、依然としてこういった世間の耳目を聳動させるような事件が発生する。これらについてはやはり政府として幅の広い対応策というものをじっくり腰を落ちつけてやらなければいか……
○後藤田国務大臣 本日のこの予算委員会に、閣議が長引きまして遅参をいたしましたことは、まことに申しわけございません。ただいま予算委員長からの御注意のとおり、皆様方におわびを申し上げ、今後かようなことのないように十分注意いたしたいと思います。 いわゆる通峡阻止問題についての政府の見解を申し述べたいと思います。 二月十九日の衆議院予算委員会におけるわが国に対する武力攻撃が発生していない事態のもとでの通峡阻止の可能性の問題についての政府の答弁に関する政府の見解は次のとおりである。 一、午前の審議における岩垂委員の質問に対する防衛庁長官の答弁は、わが国に対する武力攻撃が発生していない場合において……
○後藤田国務大臣 御質疑の要点は、政府として最大限の努力をしたかどうかということにかかるように私は思います。申し上げるまでもなく、労働基本権制約の代償措置としての人事院があり、人事院の勧告制度があるわけですから、政府としてはこの人事院の勧告を尊重して実施する、これはもうあたりまえのことであろうと思います。 ただ、何せ厳しい財政状況、これが数年にわたって続いておるわけでございます。その厳しい財政状況だけで人事院の勧告を直ちに簡単に抑制するということであってはならぬ。やはり厳しい財政状況の中でも、政府としては勧告実施のために本当に最大限の努力をしたのかどうか、この点が努力をしておるんだということ……
○後藤田国務大臣 九日の朝の政府の関係閣僚と党の首脳部との話し合いを御質問なさっていらっしゃると思いますが、この会合は臨時国会が開かれるに際して政府・与党の関係者の中で、これはいろんな厄介な問題がある国会でございますから、お互いに意見の交換をしようということで話し合いをしたことは事実でございますけれども、御質問のような人事院の勧告の、何ですか、五十七年度は何とかとか署名をしたとか、そういう事実はございません。
【次の発言】 新聞報道についての論評は差し控えたいと思います。
○後藤田国務大臣 全く変わっておりません。したがって、その線に沿って現在政府部内で減税の取り扱いについて政府税調等で御審議を願っておる次第でございます。
【次の発言】 減税の実施の時期、規模等につきましては、これは政府税調の審議の結果を待ちたい、こう考えておりますけれども、いまは御案内のように政党内閣、議院内閣制でございますから、与党の幹事長が公にせられた御発言というものはそれなりの重みを持って政府としても対応しなきゃならぬ、かように考えているわけでございます。
【次の発言】 御案内のように、所得税と住民税は徴税の仕方が変わっております。したがって、私が先ほど御答弁申し上げたのは、政府としても……
○後藤田国務大臣 御案内のように、私学というのは、本来それぞれ特色のある私学の建学の精神というのがあるわけですね。したがって、その私学の独立を守るということからいえば、本来は、私学の経営は、財政基盤等を含めてみずからの力によってやるのが基本だろうと私は思うのです。しかしながら、今日の日本の教育制度全般を見ると、私学の比重が非常に大きいわけですね。同時にまた、その経営が非常に困難であるといったようなことも、これは事実なのです。このまま放置をすれば、どうしてもこれは学生、その親御さん、家庭等の負担が余りにも過重になる、こういう意味で、建学の精神というもの、私学の独立、これを侵さないといったような限……
○後藤田国務大臣 第一報は一日の八時半ごろでございます。
【次の発言】 朝でございます。私は、私の秘書官から、行方不明の韓国民間機がどうもそれらしい、こういう報告でございまして、まだその段階では撃墜云々ではございませんでしたが、その後、十時ちょっと前でございましたが、これはソ連の軍用機によって撃墜をせられた公算が大きい、こういう報告でございまして、防衛庁の次官からは十一時に同じような報告を受けました。
○後藤田国務大臣 一言あいさつを申し上げたいと思います。 このたび、総務庁発足に伴って総務庁長官を拝命いたしました後藤田正晴でございます。 北方領土問題をめぐる国際情勢は依然として厳しいものがございますが、私は、日本国民の多年の念願であります歯舞、色丹、国後及び択捉、北方四島の一括返還を実現し、隣国ソ連との間に真の友好関係を確立するという政府の基本方針に基づきまして、今後より一層国論の結集と国民の皆様と一体となった粘り強い北方領土返還運動の展開を図るとともに、北方領土元居住者の方々に対する援護措置等についても十分配意をしてまいりたいと考えております。 この問題は、国の主権にかかわる重要な……
○後藤田国務大臣 今政府委員がお答えしたとおりでございます。
【次の発言】 先ほど政府委員がお答えいたしましたように、この立法の経緯、そしてまた地元の方々の強い御要望、これも私、十分承知をいたしております。私、自治大臣をやっておりましたときに北海道の長官をやっておりまして、そもそもそのときに予算の傾斜配分というような問題がありまして、それでこういう立法という姿で結実したわけですから、経緯は十分承知しております。
そこで、私としては、一方に厳しい財政事情もございますから、厳しい財政事情等もにらみ合わせながら精いっぱい努力をしてみたい、かように考えております。
○後藤田国務大臣 昭和五十六年度における行政管理庁関係の歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 行政管理庁の歳出予算現額は二百七億二千二百七十五万円余でございまして、支出済み歳出額は二百四億五千九百四十八万円余、不用額は二億六千三百二十七万円余であります。 支出済み歳出額の内訳は、人件費が八十億三百六十一万円余、事務費等が二十七億七千二百四十四万円余、統計調査事務地方公共団体委託費が九十六億八千三百四十二万円余であります。 不用額を生じました主な理由は、退職手当を要することが少なかったためでございます。 以上をもちまして、行政管理庁関係歳出決算の概要説明を終わります。
○後藤田国務大臣 このたび総務庁の発足に伴いまして総務庁長官を拝命いたしました後藤田正晴でございます。 御案内のとおり、交通事故による死者の数は、関係機関及び国民各層の御努力により昭和四十六年以降年々減少を続けてまいりましたが、本格的な車社会の到来を背景として、交通事故死者の数は昭和五十五年から一転をして増勢に転じており、情勢はまことに憂慮すべきものがございます。交通事故の増加傾向に歯どめをかけ、さらにその減少を図るためには、関係各省庁と一層緊密に連携しながら総合的な交通安全対策の推進に努めてまいることが何よりも肝要であると私は考えておるわけでございますが、委員長を初め委員の皆さん方の格別の……
○後藤田国務大臣 第二次中曽根内閣の発足に当たりまして、行政管理庁長官を拝命いたしました後藤田正晴でございます。 行政改革は今や実行の段階であり、大変難しい時期に差しかかっております。微力ではございますが、誠心誠意この国民的課題に取り組んでいきたいと存じておりまするので、委員長初め皆様方の格別の御指導、御鞭撻を心からお願いを申し上げまして、ごあいさつといたします。(拍手)
○後藤田国務大臣 御意見のようにOECDの勧告は、事業規制、これは当初設けるときはそれなりの必要性があり、また役割を果たすわけですけれども、それでは今どうかというと、必ずしも妥当性がないではないか、その上にかえってギルド組織みたいなものができて、あぐらを組んでいるというようなこともあります。もう一つは、規制によって達成ができる利益と規制に要する社会的、経済的、行政的コストとの比較、これもやはりやらなければならない。同時にまた、同じ規制でも厳しい規制もあれば緩やかなものもある。状況の変化によっては緩やかにしなければならない。一般的なこういったOECDの勧告を受けて、同時にまた第二臨調からも、これ……
○後藤田国務大臣 このたび総務庁発足に伴い、総務庁長官を拝命いたしました後藤田正晴でございます。 総務庁は、各種総合調整機能の相互補完関係をより緊密なものとするという基本的な考え方に基づきまして、行政機関の人事、機構、定員及び運営の総合調整機能と行政監察機能の総合的運用を図るとともに、青少年対策等の特定の行政施策の総合調整機能をあわせ有するものとして、政府における全体としての総合調整機能の活性化と総合的発揮を図ることといたしております。 さらに、統計の重要性にかんがみまして、統計行政機構の再編成を行って、統計行政における中枢的機能を確立するとともに、恩給に関する事務を含めて、これらを一体的……
○後藤田国務大臣 審議会は現在二百十三ございます。それで審議会は、仕事の中身、幅あるいは性格、こういうような点からいろいろなものがございます。 したがって一口に申し上げることはいかがかと思いますが、分けて申しますと、一つは、各種の専門的知識の導入を図ることを目的にしておるもの、同時に民主性の確保というものもその中に入っているのじゃないかな、こう考えておるものがございます。もう一つは、公正を担保するという性格の審議会、いま一つは利害の調整をするという性格のもの、それから関係行政機関相互の連絡調整を目的とするもの、大きく分けるとこの四つばかりございますから一口には申し上げられませんが、いずれも国……
○後藤田国務大臣 申し上げるまでもなく労働三権の代償措置でございますから、人事院の勧告というものは政府としては最大限に尊重をして完全実施に向けて努力をするということが基本の考え方でございます。 ただ、ここ二、三年、御案内のように厳しい財政の状況があり、また行財政改革という困難な仕事に取り組んでおるわけでございますから、各方面にいろいろと既得権を持っていらっしゃる方に御辛抱を願っておるといったようなこともあり、国民世論の動向も考えなきゃならぬ。こういったような経済社会全般の状況から、政府としては最大限の努力を払うことは当たり前でございますけれども、やむを得ず人事院の勧告を完全実施しなかった、こ……
○後藤田国務大臣 ただいま岩動長官から話しましたように、この問題は大変政治的な、非常に重要な課題でもありますし、同時にまた、科学技術という専門分野の方の御意見等も承らなければならぬといったようなことで、自由民主党、それと政府一体になって、この扱いについては現在検討中でございます。私どもはその結果を待ちたい、かように考えております。
○後藤田国務大臣 塚本さんからは昨年も同じような御意見を承っております。確かに一つの御見解だな、こう私は思うわけでございます。 制度、仕組みが違いますから、一律に多い、少ないということは言えませんけれども、人口千人当たりの公務員の数、これはやはり日本が一番少ないことは事実なんです。しかしながら、国民の側から見れば、これは多過ぎる。殊に国家公務員が約九十万、地方公務員が約三百二十二万五千名、公社公団、特殊法人等入れれば五百万を超えているわけですから、国民のこの声にやはり謙虚に耳を傾けて、政府としては対応しなければならぬということはよくわかっております。そこで、第二臨調等でも、この定員をどの程度……
○後藤田国務大臣 行政の改革は、御案内のように行政の簡素効率化をやりなさい、同時に変化への対応、つまり、新しい国民のニーズにこたえて、必要なものは必要なものとしてやってよろしい。しかしながら、ニーズの変化に伴って需要の少ないものについては思い切って削減をやれ、こういう御趣旨だと思うのですね。そうしますと、いま論議せられている教育の改革、これは国民的な課題になっておりますから、そこで今文部省を中心に内閣等とも打ち合わせの上で幅広い目配りをしながら、文部省の枠を超えて内閣全体として取り組むべしといったような議論になっておりますから、その結果審議会等をどうするという結論が出てくると思いますが、その際……
○後藤田国務大臣 御指摘の行管庁のあれは、五十四年に、ちょうど第二臨調ができるもちろん前なんですけれども、やはり特別地方機関の設置とその運営を監察しようということで、行政監察をやったのです。当時百八十一くらい特別地方機関があったと思いますけれども、そのうち七十幾つを監察をやって、それについて各省に改善方の御意見を申し上げて、検討してもらいたいということを申し上げた。その結果、十七の機関、十三廃止で四機関が統合とかあるいは緩和をするといったことをやったわけです。しかし、私はそれで十分とは思っておりません。 しかしながら、やはり今の仕組みが、国の施策というものの多くは、さっきおっしゃったように三……
○後藤田国務大臣 お答えを申し上げます。 プライバシーの保護の問題は国民の権利擁護という観点から極めて重要であるということだけは、これは申し上げるまでもありません。そこで、臨時行政調査会の答申もございますし、それを受けての閣議決定も二度ばかりいたしております。そういう線に沿って、行管庁においては各省庁の局長クラスの連絡会議をつくるとか、あるいはまた、加藤一郎先生を座長とした研究会の報告等を受けまして、プライバシーの保護をどう進めていくかということを現在検討中でございます。もちろん、このプライバシー保護の問題は、一方、知る権利という情報公開の問題との関連もございますから、私は、双方とも極めて重……
○後藤田国務大臣 御質問の点は、御案内のように五十九年までの時限立法ということになっておりますし、現在まだ進行過程でございますから、政府としては現行法に従って措置をしていく、こういうことでございます。
【次の発言】 あの特例法は、財政再建が五十九年度までに特例公債依存体質から脱却するということで、臨時特例の法律としてやったわけでございますから、その中に今御質問の四十人学級あるいは厚生年金の国庫繰り入れの削減とか、かさ上げ補助金についての抑制とかいろいろ決めておりますが、いずれにせよ、これは五十九年までということになっておるわけでございます。したがって、現時点においてはそのとおりやっていく。
……
○後藤田国務大臣 このたび再度、総務庁長官を拝命をいたしました後藤田正晴でございます。どうかよろしくお願いを申し上げます。 今国会における沖縄及び北方問題に関する特別委員会の審議が開始されるに当たりまして、北方領土問題について所信の一端を申し述べたいと存じます。 我が国固有の領土である歯舞、色丹、国後及び択捉の北方四島の祖国復帰を実現することは、日本国民の強い願いであり、重要な国家的課題であります。 政府としては、一日も早く北方領土問題を解決して日ソ間に平和条約を締結し、真の相互理解に基づく安定的関係を確立するという我が国の基本的立場に立って、今後とも、息長く粘り強い話し合いを重ねてまい……
○後藤田国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その御趣旨を十分体しまして、今後とも引き続き北方領土問題の解決のため、あらゆる努力を払ってまいる所存でございます。(拍手)
【次の発言】 私は、全国民的な悲願でもあり、またそれを受けてしばしば国会で全会一致、北方領土問題の解決に全力を挙げるべし、こういった御決議まで賜っておりながら、今日戦後四十年たっていまだこの問題の解決の糸口すらつかめないということについては、いら立ちの気分すら私自身持っておるのが心情でございます。
しかし、こういう問題は、一つには、世界の中における米ソ関係の厳しい対立、こういうことが背景にあって解決がなかなか困難になって……
○後藤田国務大臣 昭和五十七年度における行政管理庁関係の歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 行政管理庁の歳出予算現額は二百九億四千三百四十二万円余でありまして、支出済み歳出額は二百八億千百五十六万円余、不用額は一億三千百八十五万円余であります。 支出済み歳出額の内訳は、人件費八十二億九千百三十六万円余、事務費等二十七億四千八百十五万円余、統計調査事務地方公共団体委託費九十七億七千二百四万円余であります。 不用額を生じました主な理由は、退職者が少なかったので、退職手当を要することが少なかったためであります。 以上をもちまして、行政管理庁関係歳出決算の概要説明を終わります……
○後藤田国務大臣 昨年十一月、再度総務庁長官を拝命いたしました後藤田正晴でございます。どうぞよろしく御指導、御鞭撻をお願い申し上げます。 今国会における交通安全対策に関する審議が開始されるに当たりまして、一言所信を申し述べたいと思います。 我が国の交通事故による死者の数は、昭和五十五年以来増加の基調にありましたが、昨年は、対前年比で二・七%減少し、九千二百六十二人となりました。しかしながら、死者の数は三年連続して九千人を超え、負傷者の数は六十四万人余を数えており、情勢は決して楽観を許さないものがございます。 今日、我が国における運転免許保有者の数は五千万人を超え、また、自動車の保有台数も……
○後藤田国務大臣 第三次の交通安全基本計画の目標といたしておりました八千人以下に抑えるという目標が遺憾ながら達成できなくて、ここ連続三年間九千名を超す、まことに申しわけなく、残念に思っているわけでございます。ことしは、去年よりは数は減っておりますけれども、実数は九千二百名余りということで、ただ、基本はどこにあるのかということを考えますと、関係省庁それぞれ懸命の努力はしていただいておるわけでございますが、何せ自動車の台数が多くなっている。一つのいわば慰めみたいなもので言いわけにはならないのですけれども、台数当たりの死者の数は多少減少ぎみである。しかし、依然として実数は九千二百ということではまこと……
○後藤田国務大臣 安井先生がいまおっしゃいましたように、米の問題、牛乳の生産過剰、韓国漁船の問題あるいは補助特例の引き下げ、国鉄赤字線と、本当に北海道にとっては容易ならざる事態であるという認識においては全く同感でございます。これは大変な事態だと考えております。 そこで、御質疑の稲作転換の問題ですが、これも過去の実績を踏まえての四四%ということではありましょうけれども、いずれにせよ、これは北海道の米作農家にとっては大変なことであろう、かように考えます。私ども開発庁は、御承知のとおりの公共事業を担当しているわけでございます。そこで、まず土地の改良工事といいますか土地改良といいますか、これをやるの……
○後藤田国務大臣 昭和五十五年度の自治省関係歳入歳出予算につきまして、概要を御説明申し上げます。 第一に、一般会計予算でございますが、歳入は一億四千九百万円、歳出は七兆五千四百九十五億八千七百万円を計上いたしております。 歳出予算額は、前年度の予算額六兆一千四百八十五億一千五百万円と比較をいたしますと、一兆四千十億七千二百万円の増額となっております。 また、この歳出予算額の組織別の額を申し上げますと、自治本省七兆五千二百八十三億七百万円、消防庁二百十二億八千万円となっています。 以下、主要な事項について、委員各位のお許しを得まして、説明を省略させていただきたいと存じます。よろしくお願い……
○後藤田主査 これより予算委員会第五分科会を開会いたします。
私が本分科会の主査を務めることになりました。よろしく御協力をお願いいたします。(拍手)
本分科会は、総理府所管中国土庁並びに運輸省、郵政省及び建設省所管について審査を行うことになっております。
なお、各省庁所管事項の説明は、各省庁審査の冒頭に聴取いたします。
昭和五十七年度一般会計予算、昭和五十七年度特別会計予算及び昭和五十七年度政府関係機関予算中運輸省所管について政府から説明を聴取いたします。小坂運輸大臣。
【次の発言】 以上をもちまして運輸省所管についての説明は終わりました。
○後藤田主査 これより予算委員会第五分科会を開会いたします。
昭和五十七年度一般会計予算、昭和五十七年度特別会計予算及び昭和五十七年度政府関係機関予算中運輸省所管について、昨日に引き続き質疑を行います。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。井上普方君。
【次の発言】 これにて井上君の質疑は終了いたしました。
次に、上田哲君。
【次の発言】 これにて上田君の質疑は終了いたしました。
次に、長田武士君。
【次の発言】 これにて長田武士君の質疑は終了いたしました。
次に、浦井洋君。
【次の発言】 これにて浦井君の質疑は終了いたしました。
次に、水田稔君。
○後藤田主査 これより予算委員会第五分科会を開会いたします。
昭和五十七年度一般会計予算、昭和五十七年度特別会計予算及び昭和五十七年度政府関係機関予算中建設省所管について、一昨日に引き続き質疑を行います。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。林保夫君。
【次の発言】 これにて林保夫君の質疑は終了いたしました。
次に、林百郎君。
【次の発言】 これにて林君の質疑は終了いたしました。
次に、栂野泰二君。
【次の発言】 これにて栂野君の質疑は終了いたしました。
次に、依田実君。
【次の発言】 これにて依田君の質疑は終了いたしました。
次に、大原亨君。
○後藤田主査 これより予算委員会第五分科会を開会いたします。
昭和五十七年度一般会計予算、昭和五十七年度特別会計予算、昭和五十七年度政府関係機関予算中総理府所管(国土庁)について政府から説明を聴取いたします。松野国土庁長官。
【次の発言】 以上で総理府所管(国土庁)についての説明は終わりました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。武田一夫君。
【次の発言】 これにて武田君の質疑は終了いたしました。
次に、鈴木強君。
【次の発言】 これにて鈴木君の質疑は終了いたしました。
以上をもちまして国土庁についての質疑は終了いたしました。
○後藤田国務大臣 今日行政の守備範囲がどんどん広がってきておるわけでございます。それにつれて行政の組織、機構、人員、また同時に経費等もいわば膨れ上がり過ぎておるというのは、これはもう実態であろう、かように考えるわけでございます。 私どもとしては、やはり時代の変化に対応して国民の行政に対するニーズも変わってきておりまするので、ややともすれば行政の仕組み、やり方が硬直化してきておるということも事実でございますから、こういったことで、大きな時代の転換期でもございまするので、行政の改革ということを国政の重要な課題としてぜひ取り上げて、この改革を何とかなし遂げたい、そういうようなことでございますが、そ……
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