このページでは米沢隆衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。米沢隆衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○米沢委員 御案内のとおり、現在日本海運を取り巻く国際環境は、いわゆる先進海運国を中心とした伝統的な海運自由の原則を主張するグループと、一九六〇年代以降急速に高まってまいりました発展途上諸国あるいは東欧圏諸国を中心とした、海運自由を否定することによって自国の利益を確保しようとするグループの葛藤の中にあると言われております。本委員会に提案されておりますいわゆるこの対抗法案も、この一連の動きに対応するものとして理解をいたしておりますけれども、基本的にはやはり海洋国日本、貿易立国日本が今日まで享受してまいりました先進海運国としての国益を、発展途上国のナショナリズムの高まりの中で、あるいはまた海運業を……
○米沢委員 まず最初に鎌倉参考人にお願いを申し上げたいと思います。 先ほど国鉄の赤字の原因について、四つほど原因をお示しいただきましたけれども、その中で三つ目に、いわゆる日本の高度経済成長の過程で大企業が蓄積を拡大するその中に国鉄が組み入れられた。その赤字が相当大きなものであるというふうな判断をお示しをいただきました。 総論としてはなるほどという感じがしますけれども、しかし、いま蓄積がどちらに流れたかという、配分といいましょうか分布といいましょうか、そういうものにはかなり大きな問題があるにせよ、国鉄そのものが国民経済、それは単に大企業とか中企業とかいうものは離れても、国民経済全体にとりまし……
○米沢委員 私は、国鉄再建対策を中心にして御質問を申し上げたいと思います。 先ほど来大変長い審議が続いておりますので、大変お疲れでしょうがおつき合いをいただきたいと思います。 御案内のとおり、さきの国鉄再建に関する閣議了解と、本委員会に付託されております改正法案によりまして国鉄の財政再建が、一つは運賃改定、一つは経営の合理化、一つは国の行財政上の措置、この三つを柱として進められることが明らかになりました。しかし、現実には運賃の連続値上げに対する国民の世論も大変強うございますし、貨物の合理化等は国民に対するサービスの低下あるいはそこに働く職員の不安、また政府から金を引き出そうといっても国家財……
○米沢委員 私は、宮崎空港の拡張の問題について若干の質問をさしていただきたいと思います。 まず最初に、この拡張問題の過去の経緯と行政責任についてお尋ねをします。 御承知のとおり、宮崎空港の拡張問題につきましては、過去幾つかの経緯がございました。初めに四十二年夏、いまから十年前でありますが、第一次空港整備五カ年計画に基づいて、現在の空港のA滑走路を二千メートルに延長しようという案が出てまいりました。それから四十五年の十二月には、県の新総合長期計画の中で、これとは別の、B滑走路の二千五百メートル延長案が出てまいりました。それから四十六年十二月に、これはBランを発表してからわずか一年後であります……
○米沢委員 本委員会に提案されております運輸省設置法の一部を改正する法律案に関連いたしまして、当面する運輸行政に関する行政改革問題特に運輸省自体の姿勢と過去の経緯につきまして、運輸大臣並びに行政管理庁当局の基本的な所信を承りたいと思います。 本日は行政改革全般にわたって質疑を申し上げたいと存じましたが、この問題につきましては改めて長官をお呼びいただく別の機会をおつくりいただくということをお聞きいたしましたので、詳細かつ具体的な問題につきましてはその機会に譲るといたしますが、ただ、今日ほど行政改革の問題が国民的な関心を集めて、衆参両院の質問戦を通じて福田総理が行政改革に取り組む積極的な姿勢を示……
○米沢委員 私は、先ほどの所信に対して、安定成長下の物価の問題につき若干質問をさせていただきたいと思います。 御案内のとおり、現在の日本経済の大きな課題はインフレの再燃を防止する一方で持続性のある景気回復を図っていく、そしてそういうものを日本経済の大きな基調に乗せていくというのが大きな課題だろう、こう思います。 ところで、政府の公式見解によりますと、石油危機がもたらした戦後最大の不況も、五十年三月を底に回復に向かった、こういう見解が表明され、五十一年度の政府の経済見通しも、何とか達成されるであろう、こう言われておりますけれども、その後の経済指標を見てもらってもおわかりのとおり、従来までの不……
○米沢委員 四十九年の三月に施行されました大規模小売店舗法に基づきまして、いま全国各地で大型店の進出を阻止するあるいは制限をするというかっこうで、各地の商工会議所あるいは商工会の商業活動調整協議会、いわゆる商調協等でいろいろと問題であるというふうなことがよく報道されております。御案内のとおり、熊本の商工会議所のダイエー進出反対決議はその大変象徴的な事件でありましたけれども、神奈川の小田原方式、北海道の釧路方式、石川の小松方式、大分市方式等々の動きに加えまして、最近は県の条例あるいは市の条例などによってその規制を強めているということもいろいろと新聞だねに取り上げられております。五十一年には、各地……
○米沢委員 御案内のとおり、ことしに入りましてから公定歩合等が二回も引き下げられまして、それに伴い金利体系も引き下げられ、きょうはそれに関連いたしまして、金利と消費者という観点から若干の質問をさせていただきたいと思います。その質問に入ります前に、当面の景気の動向について企画庁のお話を伺いたいと思います。 御承知のとおり、公定歩合が二回にわたって引き下げられましたけれども、景気の現状は楽観を許さないという感じがいたしております。鉱工業生産も昨年の十二月以降連続して前月比減ということになっておりますし、企業倒産も三月には千七百件余と史上最高を記録したと報道されておりますし、負債総額二千六百億とい……
○米沢委員 最初に堺参考人と下光参考人と竹内参考人に。 この訪販法制定の際に同じような意見聴取が行われ、竹内参考人はこう述べておられます。たとえばマルチ商法をやっておる会社が会員を獲得する場合、先ほどもおっしゃったように、ある程度の規模に達するともう参加者を募ることは不可能になるから、わが社の商売はある程度発展しますとデッドロックに乗り上げてもはや発展しなくなります、そのときには非常に多くの人が泣くことになりますと告げない限り、第十二条に言う重要な事実を告げないということになりはしないか。確かにいまのマルチ商法はこういうかっこうでやられております関係では、いまやっておられるマルチ商法はほとん……
○米沢委員 午前中からの質疑でおわかりのとおり、世界的な二百海里宣言合戦やあるいは日ソ漁業交渉の難航などの影響によりまして、いまや魚を取り巻く日本海はまさに波高しという感じがいたします。 報道等に接しておりますと、冷凍サケが冷蔵庫の中で二十数回も荷主の名義変更がされていたとか、倉庫内で物は動かないのに買い手だけがどんどん変わっていくいわゆる魚転がしが公然と語られております。入庫量も在庫量も例年と大差はないにもかかわらず、魚の高値だけが確実にあるわけでございます。需給動向によって動きはあるということに関しては否定はいたしませんけれども、そういうものとは無関係に何かがなされておるとわかっていなが……
○米沢委員 私は、民社党を代表いたしまして、国有鉄道運賃法及び日本国有鉄道法の一部を改正する法律案につきまして、自民、民社、新自由クラブ三党共同修正案並びに修正部分を除く政府原案に賛成の立場から討論をいたします。 わが党は、本法律案に関連いたしまして、今春以来、国鉄再建についての考え方を明らかにし、法律案の修正を要求いたしますとともに、国の行財政上の助成の強化等につきまして、政府の対策を求めてまいりました。 その骨子は、次のとおりでありました。「一、物価等変動率を限度とする運賃値上げを当分の間法定の枠から外し、一部国鉄の当事者能力を付与する。ただし、五十二年度の値上げは行わない。一、昭和五……
○米沢委員 防衛施設庁の方、来ておられますか。――時間の関係で、最初に施設庁の方にお伺いしたいと思います。 民間空港につきましては、こういうかっこうで立地規制をなし、将来に備えるという準備がなされておりますけれども、今後、自衛隊等が使う飛行場、米軍が使っておる飛行場、そのあたりの騒音公害について、従来までは民間と同じようにいろいろな助成等を交えて対策がなされてまいりましたけれども、騒音公害という意味では住んでおる人にとっては一緒の話ですから、今後、自衛隊あるいは米軍基地等の飛行場の周辺について、こういうものを生かされようとする場合、どういうかっこうで対処されようとするのか、そのあたりを一回聞……
○米沢委員 きょうは参考人には大変御苦労さまです。 まず最初に、山本参考人と木村参考人にお尋ねしたいと思います。 御承知のとおり、日本は大変狭い国でありますが、しかし文明、文化の発達によりまして交通網が発達し、空港も整備される方向にあります。こうして便利になることはいいのでありますが、しかし御承知のとおり、高速道ができましても、新幹線ができましても、空港ができましても、大変大きな騒音公害というのが出てくる。その意味では、公共性というものと騒音という関連では、そこの地元の住民の受忍の義務といいましょうか受忍範囲、どのくらいだったら私は堪忍できるのだという、そのあたりの問題が、特に個人的な価値……
○米沢委員 最近の円の高騰と物価に絡みまして、まず最初に一般的な話を経済企画庁長官の方から伺いたいと思います。 御案内のとおり、最近の円相場の急激な高騰というのは、ある人に言わせれば第二の石油ショックではないか、こう言われるほどにかなりな様相を呈しております。確かに年初から円はじりじりと上がっておりましたけれども、九月末からの急激な高騰する円相場というものは、相場の今後の成り行きいかんによりましては日本の経済環境をがらっと変えていく、そういう大変重要なポイントを持っておるような感じがいたします。 そこで、まず第一に、今後の円相場の動きが一体どうなっていくと思っていらっしゃるのか、特にかぎは……
○米沢委員 私は、二百海里以後の魚価の問題について若干御質問いたしたいと思います。 御案内のとおり、いま一般大衆は魚離れというものが顕著になっておると言われております。これはもう言うまでもなく、魚の値段が高くて手が出ないからであります。さきの経企庁の調査によりましても、日本人の魚好きは変わらないけれども、魚価が安定していたときよりも四一・四%の世帯で購入回数を減らしたとか、もし今後二割上がれば二八%が、三割上がれば四二%が魚を食べる回数を減らすであろう。そして、購入回数を減らした理由のうち、四分の三以上の七六%が値上がりのために購入回数を減らした、そういう調査結果もいただいております。同時に……
○米沢委員 私は、造船不況対策と、いまIMCOの総会で問題になっておりますSBT、COWの点にしぼって御質問させていただきたいと思います。 まず最初に、造船不況対策の件でございます。 御案内のとおり、波止浜造船が行き詰まったり、函館ドックあるいは佐世保重工等が経営不振に陥ったりして、目下造船不況は本番に突入したというような感じがいたします。 そこで、まず第一に、造船不況の現状につきまして、手持ち工事量、受注の見通し、雇用の状況、操業率、企業の採算、収益状況等々、そして目下とられております不況対策、そういうものをどのように把握されておるのか、大臣の基本認識からお伺いしたいと思います。
○米沢委員 きょうは長時間大変御苦労さまです。時間もありませんので簡単に御質問を申し上げたいと思います。 まず最初に、今後の造船業界の問題でありますけれども、五十一年の六月に海造審の答申が出まして、その時点の内容におきましては、昭和五十五年における世界の新造船需要見通しが千二百万総トンから三百万総トン程度と見込まれる、そのうち日本が半分建造すると見て六百五十万総トンだ、こういうような需要の見通しが計算をされておりますが、五十五年以降の需給ギャップが一体どうなっていくのかという、そのことが今後の造船業界の構造改善等をやっていく場合に大変重大な問題ではないかと思います。そこで、五十五年以降の需給……
○米沢委員 高橋参考人と畑田参考人に最初にお尋ねいたします。 造船不況の原因につきましては、いろいろと言われておりますけれども、端的に申しまして、造船不況の原因は、ちょうどあの高度経済成長がいつまでも続くという錯覚の中で発注がどんどんふえる、したがって、設備をどんどん大きくしなければならない、そういう意味では、もう端的に言ったら過剰生産に一番大きな原因があった、そう思います。しかし、そのとき労働組合として、その時点においてどういう発想でそういうものをとらえておられたのか、それが私は問題だと思うのです。いまになって大変だということでいろいろと悩んでおられますけれども、実際不況のときも好況のとき……
○米沢委員 私は、まず最初に、成田空港開港延期に伴う地元救済についてお尋ねしたいと思います。 御案内のとおり、またしても三月三十日の開港が延期になりまして、転農業者を初め地元住民の大半が大変窮地に立たされる事態に立ち至りました。昭和四十六年以来、公式、非公式の開港決定はすでに十八回目だ、こう言われておりますが、このようなたび重なる開港遅延に耐えて、政府決定の諸計画にのっとって開港準備に当たってきたこれらの人々は、成田空港の建設に対する賛成派住民がほとんどであり、いわば国家事業への協力者であると思います。すでに五年余りにわたる期間、開港すれば何とかなるであろうという、生活の支えは開港すればとい……
○米沢委員 私は、総合交通体系の問題と道路運送法の見直しの点について、時間の許す限り質問させていただきたいと思います。 御承知のとおり、わが国におきます総合交通体系の確立あるいは総合交通体系形成の必要性が提起されましてから、すでに長い年月が経過をいたしました。その背景には、もちろん交通機関の目覚ましい多様化あるいはアンバランスな発展によりいろいろな問題が提起されてくる、そういう実態があったのでありますが、時代の変遷に応じまして、総合交通体系として要請される中身も変化していることは事実でございます。昭和三十年代では、各交通機関が公正な競争をしながら適正な発展をすることによって、国土の経済的な発……
○米沢委員 この法案につきましては、さきの予算委員会の一般質問で概略御質問をいたしておりますので、本日は、そのとき答弁の漏れたもの、それからその段階で御答弁できなかった点等を中心にして御質問を続けさせてほしいと思います。 まず最初に、「共同行為の実施に関する指示」、いわゆる指示カルテルの問題についてであります。 法案によりますと、特定不況産業に属する事業者が自主的な努力のみをもってしては、安定基本計画に定める設備の処理等についてうまく実施されないと認められる場合、その事業者の相当部分の事業の継続が困難であり、また、国民経済の発展に著しい支障を及ぼすというときにこの指示カルテルをやる、こうい……
○米沢委員 大臣の時間の関係もありまして余り時間がありませんので、簡単に御質問いたしたいと思います。 まず最初に、五十三年度の経済見通しに関しまして若干の質問をしたいと思うのでありますが、この問題につきましては、予算委員会におきましてもるる質疑が重ねられまして、かなり明らかになったところ、まだ明らかになっていない部分、たくさん残してはおりますけれども、ほぼ議論が終わったような感じがいたしております。しかし、整理をする意味におきまして、大臣の今日における御見解を承っておきたいと思います。 まず第一は、政府が七%経済成長を見込み、民間機関の予測算を見ますと、みんなそれは五十三年度の経済見通し四……
○米沢委員 牛肉を安く食わせろという議論が長い間続いておりますけれども、まず安い牛肉をつくるためには、確かに流通問題そのものにメスを入れて安くするという方法と、牛肉そのものをもう少し安く生産できる方法を考えるという両面からの対策が必要ではなかろうかと思います。そういう意味で、まず最初に肉用牛生産の強化対策について御質問申し上げたいと思います。 日本の牛肉価格は諸外国に比べて著しく高く、かつ変動が激しい最大の原因は、先ほど申しましたように流通の近代化がおくれておるとともに、肉用牛経営の生産基盤が大変脆弱なことにある、こういう指摘がなされて大変久しいわけでございます。特に近年の牛肉の供給源は和牛……
○米沢委員 参考人の皆さんには大変御苦労さまです。 円高の差益の還元の問題につきましては、さきの閣議決定でやっと政府の重い腰が上がったという、まさに遅きに失したという感じは否めませんが、いまからまじめにやっていただこうというわけでありますから、前向きに評価して、同時にまた、そのことはこれから国民の監視の中で行われていくわけでありますから、積極的な取り組みをまず期待をしつつ、若干の質問をさせていただきたいと思います。 まず第一に、先ほど来のお話を伺っておりますと、結論として、円高によって得た差益をだれが取るかという問題に焦点が当てられておる感じがいたします。議論の中には、この円高の経済情勢が……
○米沢委員 一ドル二百二十円のあの四月の時点で政府の方針は、電力、ガス等については料金を据え置くという方針をとられておられます。その見解も、物価に影響の大きい公共料金である電力、ガス料金はできるだけ長期に安定させることが望ましい。今後コストが上がる要因はあるが差益を使って五十四年度まで現行料金を据え置く。同時に国内景気の回復、黒字減らしという課題に率先して取り組むため、差益で余裕のある両業界に設備投資の促進やウラン、液化天然ガスなどの緊急輸入をさせる。差益をこうした形で使う方が有効だし、間接的に国民経済に還元することになるという御見解でございまして、業界もこれを是としておられました。その後急激……
○米沢委員 私は、構造不況産業対策と、それのうらはらの関係にあります雇用対策につきまして、時間の許す限り質問をさせていただきたいと思います。 御案内のとおり、目下政治の課題の中で最優先すべき問題は何かと問われたら、それは景気の回復と雇用の不安というものにどう対応するか、そういうことではないかと思います。 政府は、この課題に対処するために五十三年度の経済成長率の目標を七%と定められまして、公共事業を初めとして各種の行政努力でその目標達成を図ろうとなさっておるところであります。その目標達成の成否はいろいろと異論のあるところでありますけれども、そのためには何としても、マクロ的な景気回復策の充実と……
○米沢委員 余り時間もありませんので、早速質問に入りたいと思います。
まず、運輸大臣にお尋ねしたいのでありますが、今回の造船の安定事業の実施に当たりまして、特定不況産業安定臨時措置法、いわゆる特安法によらずに、もっとも中身を見ますと、大手の会社につきましては、場合によっては特安法の信用基金に依存する場合があるという含みはありますけれども、その他につきましては、この協会方式という形で事業を進めていくということでありますが、この協会方式を選択された理由について、重ねて、なぜ特安法ではいけなかったのかを御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 協会方式をとられるということは、いわゆる特定の不況……
○米沢委員 私は、大変小さい問題でありますが、自動車の分解整備事業と認証基準につきまして、若干の質問をさしていただきたいと思います。 ことしの二月、自動車分解整備事業の認証基準が改正されまして、自動車の排出ガス測定器の保有の義務づけ、自動車整備士の保有の拡大、屋内作業場等の拡大など三点が強化をされました。業界は、この認証基準の改正につきましては、自動車の排出ガス規制の強化に伴って増加する低公害車の点検、整備技術の向上が時代とともに整備工場に要請されてきたのだから当然だ、こういうことで受けとめておるようでありますが、個々の企業にとりましては問題も指摘をされております。 そこで、まず第一に、こ……
○米沢委員 松野さんの証人喚問あるいは衆参両院の各委員会の質疑を通しまして、松野さんが日商からもらった約五億円の金の性格について見解を異にしておることがわかっております。そういうところから、私たちは、松野氏の偽証の疑いが濃厚であると判断をしつつあるわけでありますが、問題は、一つに、松野さんが同じ証言の中で食い違いを指摘されて、検察側の立場は尊重する、賄賂性につきましてみずから否定も肯定もしない微妙な言い回しをしておるところが大変気になります。ひょっとしたら取り調べの過程の中で、政治資金とは言いながら賄賂性そのものを認めておるのかもしれないという疑問と、もう一つは、松野氏は政治献金と言うておられ……
○米沢委員 政府当局の皆さん、朝から大変御苦労さんです。先ほどからいろいろと問題が提起されておりますので、ダブる面があるかもしれませんけれども、御容赦いただいて、若干の質問をさせていただきたいと思います。 まず最初に、景気回復と雇用情勢の関係についてお尋ねをしたいと思います。 御案内のとおり、四十年の不景気のときあるいは四十六年の不景気のときは、諸統計が示しておりますように、景気が底を打って上昇に向かいますと、待ってましたとばかりに求人がふえたという実績がありますけれども、今回の場合はちょっと事情が違うような感じがいたします。鉱工業生産は五十年から上昇に転じておりますけれども、求人は余りふ……
○米沢委員 私も、時間の許す範囲内で御質問をさせていただきたいと思います。 実は、私は社労委員会は初めてでありまして、先ほど来議論を聞いておりまして、一種の戸惑いみたいなものを感じておるのでございます。 それはなぜかと言いますと、たとえば年金の問題を取り上げましても、年金は国民にとっては高ければ高い方がいいわけで、しかし千円上げろ、二千円上げろというみみっちい議論では、やっても財政難だということで壁がある。また一方では、制度の根幹に触れるような問題を取り上げると、それは年金基本構想懇談会にすべてげたを預けられるような答えになる。そういう意味で、一体何を話をしたらいいのか、そしてまた議論がか……
○米沢委員 統一地方選挙が大変激戦でありましたので声を痛めておりますが、お聞き苦しい面はお許しいただきたいと思います。 まず最初に、昭和四十年に港湾労働法が制定されて以来、この法律がそれ相応の役割りを果たしてきたということは評価を申し上げたいと思うのでありますが、四十二年以降のコンテナ化等の進展によりまして環境ががらりと変化をしてきた、そういうことからこの法律が一面では空洞化し、一面では変化についていけない、役割りを果たし得ないという部分が出てきておることは御案内のとおりでございます。 そこで四十八年、第一回目の改正法案が提案されて衆議院を通過をしたのでありますが、いろいろな事情によって審……
○米沢委員 まず最初に、国際協定の締結等に伴う漁業離職者に関する臨時措置法の一部改正に関する事項でありますが、近年漁業をめぐる国際環境が大変激変をいたし、このような臨時措置法をもって対応せざるを得ない、こういうことになっておるわけでありますが、今後の変化をどういうふうに予測をされておるのか。特に、日ソ漁業協定を取り巻く問題で特段の変化を見込んでおられるのかどうかを御説明いただきたい。
【次の発言】 その操業の確保に関連しまして、今後日ソ漁業協定、三つの枠組みに大きな変化はないと見ていいんですか。
【次の発言】 今後、当面日程に上ってくる漁業に関する国際協定はどんなものがあるんでしょうか。
○米沢委員 きょうは、参考人の皆さんには大変御苦労さんです。時間もありませんので、早速御質問いたします。 まず、金田参考人にお尋ねをしたいと思うのであります。 今回の基金法は、既存の薬害を放置しておるという意味で問題がある、そういうお話がありました。私もそれは同感であります。しかし、新しく発生するであろうというものに対処するというこの基金法は、既存のものが解決しない限り余り意味がないという御趣旨でありましたけれども、ないよりましだという評価はわれわれはしておるのであります。参考人の言われるゆえんは、本来すぐにでも解決しなければならない問題が放置されるのはけしからぬ、同時に医薬品には副作用と……
○米沢委員 相手かわれど主かわらずで、朝から大変御苦労さんです。かなり質問も出尽くした感がありますので、重複するかもしれませんけれども、私たちの立場を明らかにする意味で、御質問をさしていただきたいと思います。 薬害大国と言われながら、裁判以外には救済の道がなかったわが国にとりまして、本法案で、医薬品副作用被害の新しい救済法のレールが敷かれつつある。私どもは、一応この面、ないよりもいいという意味で評価をしたいと思うのであります。日夜、薬害に苦しんでこられた被害者にしてみれば、遅過ぎるという御意見もありますし、わが国の薬務行政が長い年月にわたって医薬品の安全性への配慮を欠いていたことを思えば、や……
○米沢委員 私に与えられた時間は三十分間、それから午前中からるる質問が続いておりますから、ひょっとしたらダブるかもしれませんが、御了承いただいて、基本的な問題だけお尋ねを申し上げたいと思います。 御案内のとおり、五十年の七月に、国内石炭見直しのためにつくられました第六次石炭政策の骨子は、五十一年度を初年度として向こう十年間に国内炭の生産二千万トンを維持し、その優先使用を図るため需要を確保していく、そういうことでございました。また昨年も、河木通産大臣あるいは政府当事者等の答弁の中には、引き続きこのことを維持するという考え方が、見解が表明されております。しかし、そういう政府の方針とはうらはらに、……
○米沢委員 きょうは御苦労さまです。時間もありませんので、早速質問をさしていただきたいと思います。 今回、この疑惑の焦点になっておりますE2Cに関しまして、日商岩井は懸命な売り込みの努力をされた。それもカーンさんと密約まで結んで努力をされた結果、いまその売り込みが成功寸前にあるわけです。成功はしたけれども、実際、政府が言うておりますように、その取引は政府間取引でFMS方式でやる。そうなりますと、口銭は全然入らない。先ほどの御答弁で、それはやむを得ない、こうおっしゃっておりますけれども、そういうのは商慣習としておかしいのじゃありませんか。
○米沢委員 きょうは御苦労さまです。 早速質問に入りますが、先ほどアドバイザーの契約の期間が、お答えでは昭和四十五年、すなわち一九七〇年の末だということでありましたけれども、郷さんは否定をされておりますけれども、私たちとしては、民間機の航空機の売り込みが失敗をしたというその例が、もしおたくが四十五年以前から契約があったならば、ひょっとしたら日航の売り込みが失敗をしたという例になるかもしれない。もし四十五年以降だったら全日空、いわゆるオプション事件等にかかわり合いがあるのかもしれない、そういう関心を持っておりますので、一説には四十三年ごろから、すなわち国内線用のエアバスの選定が華やかになり出し……
○米沢委員 私は、先般、例のこの疑惑解明に資するための派米調査団の一員として参加をしてまいりました。 あちらに行ってみて非常に強く感じましたのは、アメリカと日本のこの問題に対する関心に余りにも大きな違いがあるという感じが第一印象でございました。衆議院、参議院、両院一致して国会決議をやるなんというのは、アメリカでは一世紀に一回だ、あるいは大挙しておいでいただいたというのは、大変大きな皮肉に私は聞こえたわけであります。同時にまた、アメリカの新聞なんかには、この種の記事はほとんど載らない。大使館の方もアポイントをとるのに大変苦労をされたという話を漏らしておられました。今度までですから何とか頼みます……
○米沢委員 私は、時間もありませんので、ロッキード事件や今回の航空機疑惑問題等、この種の再発防止対策の推進に関連いたしまして若干の質問を行いたいと思います。 先ほど同僚議員の方からもちょっと触れられておりましたが、去る五十一年十一月の例のロッキード問題閣僚連絡協議会が打ち出した再発防止対策の件でありますけれども、その後のこの対策の進捗状況は、私どもにはきわめて不満なのでございます。 そこで、官房副長官が御出席でありますので、この四つの再発防止対策の中で形になったものは一体何か、現に検討中のものは何か、二つに分けてかいつまんで御説明をいただきたいと思います。
○米沢委員 本法案につきましては、かなり時間がとられて、論点はほぼ出尽くした感じがありますけれども、私は、基本的な問題について、大臣初め当局の所見をただしておきたいと思います。
まず第一に、「原子力船の商船としての実用化の可能性は早くから指摘されていたにもかかわらず、世界的に原子力商船実用化の動きは顕在化していない。」と報告書には記載されておりますが、その理由について所見を伺いたいと存じます。
【次の発言】 同じように報告書には、欧米先進国においても研究開発も一時停滞ぎみであるというような内容のことが書いてありますが、これに誤りはありませんか。
○米沢委員 参考人の皆さん、本当に御苦労さんです。 まず最初に、竹村先生に御質問をいたします。先ほどから原子力船の実用化の時期についての議論もありました。二十一世紀の初頭にはかなりの原子力船が実用化されておるだろう、そういう判断のもとに御承知のとおり国内での研究体制を固めて、間に合うように何とかしたいということがいま議論をされておるわけであります。しかし、木下参考人がおっしゃいましたように、私は、石油事情等の急変によって実用化のスピードはかなり早まってくるのではなかろうかという感じがしてなりません。いまのところ欧米の技術水準等は、いろいろ問題があるにせよ、日本よりかなり進んだところにあり、石……
○米沢委員 私は、今回提案されております法律に関連し、本法第二条第三項第二号に規定をいたします戦闘参加者の解釈等につき、具体例を挙げまして若干の質疑を申し上げ、当局の見解をただしたいと存じます。 この問題は、ある方が障害年金受給の申請をされましたが、本法にいう準軍属とは認められないという理由によりましてその申請が却下され、これに対して二度にわたる異議申し立てを行って、いま援護審査会の審査待ちという案件でありますから、すでに担当者の方は知っていただいておる問題であります。 この申し立て人は、昭和十二年八月十日、満州国の警察官として在職当時、当時の関東軍が招集をいたしました満州東辺道地区夏季特……
○米沢委員 私は、いま話題を呼んでおります臨床衛生検査の問題について若干の質疑をいたしたいと思います。 質問に入ります前に、当局に若干の説明をお願いしたいわけでありますが、まず第一点は、御案内のとおり、昭和五十三年度の国民医療費は十兆円を超えて、五十四年度にはさらに増大して十一、二兆になるかもしれない、こういう推計がなされております。そして、その総医療費に占める医療上の検査料の割合は、御案内のとおり、約一〇%前後だと言われておりますから約一兆円の巨額に上っておるわけでありまして、重要な分野であると私たちは考えております。 このように臨床衛生検査というものがパラメディカルの一翼を担う重要な仕……
○米沢委員 すでに御案内のとおり、今日の医療保険を取り巻く情勢は、医療費の急増による財政不安、制度間の不均衡の顕在化、保険外負担の増高による保険機能の低下、医療資源配分の非効率性など基本的な問題が数多く噴出いたしておりまして、その上、一部医療の荒廃、退廃ぶりが指摘されるなど、きわめて深刻な状況にあります。それゆえ、国民のニーズに対応して公正かつ高度な医療保障制度を確立するためには、従来のようにその場しのぎの小手先だけの対応策であっては、今日の苦境に立つ医療保険制度の局面打開はきわめて困難であると言わねばなりません。しかるに、今回の健保改正法案は、本人と家族の医療給付の統一という方向は示されてお……
○米沢委員 先ほど来各党がやっておられまして、私は最後になりましたので重複する部分があるかもしれませんが御容赦をいただき、御質問に入りたいと思います。 御承知のとおり、大臣、今回は健保修正をめぐりまして社労委の日程調整が難航いたしました。やっと本日、年金法案の質疑に入ったわけでありますが、本来、健保と年金は別物の法律でありますから、健保は健保でその整合性を求める、年金法案は年金でその整合性を求めるというのが本当の姿ではないかと私たちは考えます。しかるに、どうもあなた方は年金法案を取引材料に使っていらっしゃる、これは大変遺憾だと思います。これは国会のことだから御答弁はできない、そうおっしゃるか……
○米沢委員 私は、最初に新田原基地における日米共同訓練について御質問いたします。 まず防衛庁長官、去る二月十六日、あなた方はとうとう地元、特に新富町の反対論渦巻く中で、日米共同訓練を強行されました。あなた方にとりましては、これは予定の行動でありましょうし、何ということもないのでありましょうけれども、地元にとりましては大変な問題であります。ために、町当局の仕事は麻痺状態でありますし、そしてとうとう初日から流血の惨事が起こりました。 そういう意味から御質問したいのでありますが、自衛隊の訓練ということのためには、国の防衛の大義のためには、地方自治体はどうなってもいいのかという感じがするわけであり……
○米沢委員 大蔵省がさきにゼロリストなるものを提示いたしました。これはショック療法だということでありますから、余りショックを受けますと大蔵省の思うつぼにはまることになりますので、いいかげんにしたいのでありますが、それにしても増税路線を意図したもので大変どぎついという感じがします。
そこで厚生大臣もゼロリストの思想、思惑、出された背景に同意を示す立場にあるのかどうか、所信を聞いてみたいと思います。
〔湯川委員長代理退席、今井委員長代理
着席〕
【次の発言】 聞くところによりますと、このゼロリストのいわゆる試算、これは各省庁が計算をしてやったということだそうでございますが、その意……
○米沢委員 まず最初に、保険財政の問題についてお伺いしたいと思います。 御承知のとおり、政管健保財政は四十八年に多額の赤字をたな上げいたしまして、その後にたまった累積赤字が五十四年末で千二百九十億と言われております。今後も赤字含みで推移することが予想されておりまして、それゆえに今回の健保改定法案が保険財政の安定対策の一端を担うための提案になっていることは御承知のとおりであります。 私どもは、この保険財政を健全なものにしていくために、もともと保険でありますから、まず第一に適正な保険料、第二に適正な一部負担、特に保険は健康人で支えられているという一面もありますから、受益者の一部負担は適正であれ……
○米沢委員 私は、民社党・国民連合を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました健康保険法等改正案に対する二つの修正案並びに原案につき、反対の立場から一括して討論を行います。 すでに御案内のとおり、今日の医療保険を取り巻く情勢は、医療費の急増による財政不安、制度間の不均衡の顕在化、保険外負担の増高による患者の強い不満と保険機能の低下、薬の使用にあらわれている医療資源配分の非効率性など基本的な問題が数外く噴出いたしており、その上、最近の富士見病院事件に見られるように一部医療の荒廃、退廃ぶりが目に余るなど、きわめて深刻な状況にあります。 このような情勢にありながら、医療保険制度の基本となるべ……
○米沢委員 私は、繊維製品の国際貿易に関する取り決め、すなわちMFAに関連いたしまして、日米繊維協定の問題、MFA延長並びに適用に関する政府の基本的な方針の問題、綿製品を中心とする輸入急増問題、以上三点につきまして御質問をいたしたいと思います。 まず第一に、いささか旧聞に属しますが、政府の繊維産業政策の姿勢を問う意味で、昨年の日米繊維取り決めの合意内容につき若干の質問をさせていただきたいと思います。 御承知のとおり、昨年の一月、MFAに基づく日米繊維新取り決めが合意されました。それによりますと、日本政府が規制に合意したものは、すでに規制枠が設定されていた六品目と、新しく規制枠を設けられるこ……
○米沢委員 私は、この委員会の時間をちょっと拝借しまして、環境保全対策の推進と廃棄物処理技術の開発という問題について若干の質問をさせていただきたいと思います。 昨年の暮れ環境庁は、昭和五十四年度の土壌汚染防止対策細密調査、化学物質環境調査並びに公共用水域水質測定調査等々一連の環境調査の結果を発表されました。この結果を見てまいりますと、関係当局の御努力によりまして年々改善の方向に向かっておりますけれども、いまだにカドミウムや銅の基準値を超える新しい土壌汚染地域が見つかったり、あるいは横浜港、鶴見川河口、大阪、神戸港あるいは姫路沖など都市部におきまして、早くもこのPCBの代替品であります、PCB……
○米沢委員 私も、異常寒波による農作物の被害対策についてお尋ねをいたします。この問題は、先ほどから再三取り上げられておりますから重複するかもしれませんが、御容赦いただきたいと思います。 御案内のとおり、近年における世界的な異常気象のもとで、昨年は冷夏、長雨、台風十三号、十九号、豪雪等々天災が相次ぎました。ことしに入りましてからも、降雪、異常寒波の襲来等の被害によりまして、農家はきわめて深刻な危機に直面いたしております。 最近における昭和五十五年十二月中旬以降の降雪、寒波等による農作物の被害状況を農水省からいただきました資料で見てみましても、被災地域は東北から九州に及び、その被害総額は一千二……
○米沢委員 先ほどから議論になっておりますように、政府は、さきの第二臨調の第一次答申を受けられて、二十五日の閣議におきまして、行政改革の大綱の一つとして、いま問題になっております公共事業の補助負担率の地域特例の廃止、縮小を挙げ、その推進方を閣議決定すると伝えられておりますが、具体的にはどのような決め方をされるのか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 いや、そこはわかっておるわけです。私がお尋ねしておるのは、二十五日の閣議で、この地域特例の廃止、縮小を一つの項目に挙げて、これから推進していこうと決めるんでしょう。決め方について、たとえば二十五日の閣議までにいまおっしゃるような交渉が進んである……
○米沢委員 私は、本法案の細目について質問をいたす前に、その前提となります若干の問題を質問さしてもらいたいと思います。 まず初めに、八〇年代の雇用情勢がどう推移していくかという問題でございますが、御承知のとおり労働力の需給関係には経済成長がどれほど進むかということが大きな影響を持っていることは事実でございます。 そこで、いろいろな統計を見ましても、八〇年代の前半は六%前後、後半はさらに下回っていくであろうというのが通説でございます。同時に、この経済成長予測を前提にしまして、たとえば一九八五年時点を推定したいわゆる就業者数の伸びというものは、これまた各種の統計資料を読みましても、高いところで……
○米沢委員 私は、父子家庭の問題にしぼりまして、当局の所信を伺いたいと思います。 ちょうど三年前、ある新聞に、「神戸市内の女子中学生が自殺をした。母親は一年前交通事故の後遺症で自殺しており、以来母親がわりで父と妹二人の世話をしていたという。両肩にのしかかる生活の重さに耐えるには少女は余りにも若過ぎた。やっと十三歳。家事一切を任された疲れ、学校へも満足に行けないことへの悩み、母親のいないさびしさなどから死を選んだ。」こういう記事が載っておりました。 ちょうどこのころから父子家庭の悲劇というものがいろいろなところで発生をし、報道されるようになっておりますが、その後も、御承知のとおり、あるときは……
○米沢委員 先ほど来の春闘に関連する問題に関連いたしまして、まず最初に基礎的な問題を二、三お尋ねしてみたいと思います。 第一は、賃金の目減り論争が大変華やかでありますけれども、可処分所得という点から見たときに一体どういう数字になっておるのか、その点をちょっと聞きたいと思うのでございます。 労働省の統計によりますと、勤労者の五十五年度通算の実質賃金目減りは一%前後になることはほぼ確定的になったというわけでありますが、このことは、昭和二十七年労働省が統計調査を開始して以来初めての事態であると言われておりまして、このことを可処分所得に引き直してみますと、もっと目減りは大きいのではないか。そういう……
○米沢委員 まず最初に、本法案が提出されるに至りました経緯及び理由について簡単に説明をしてください。
【次の発言】 この法案は、いま御説明いただきましたように、行政改革の推進という立場から改正が提案をされておるというふうに私も理解をいたします。
そこで、これは一般論として大臣にお伺いしたいのでありますが、御案内のとおり、現在の社会経済情勢あるいは財政事情等を考えましたときに、内閣として行政改革に力を入れていかねばならぬのは当然のことでございます。そこで大臣、労働行政における行政改革の推進について大臣はどのように考えておられるのか所見を伺いたいことと、同時に、これから先の労働省の取り組み方針に……
○米沢委員 昭和五十六年度予算におきましては、関係当局の必死の努力にもかかわりませず、老齢福祉年金、児童手当、住宅金融公庫低利融資につきまして、所得制限が導入、強化されました。反面、例外的に、原爆被爆者に対する手当の中の認定患者分の新しく一本化されました医療特別手当に所得制限が撤廃され、児童扶養手当、母子福祉年金がやっと現行に据え置きということに相なりました。 財政再建をにしきの御旗といたします大蔵省の所得制限攻勢からいかに福祉を守っていくか、これからの大きな課題の一つでもありますから、きょうは福祉の分野における所得制限の問題について若干の質問をさせていただきたいと思います。 まず細かい話……
○米沢委員 本法案は、現行の第四次廃棄物処理施設整備五カ年計画に引き続きまして、昭和五十六年度から六十年度までの間に実施する第五次整備計画を策定するために提出されたものでありますが、その計画の概要を見ますと、事業費にして総額一兆七千六百億円、整備の目標は、ごみ処理については焼却処理可能ごみの焼却率を九一%程度とし、屎尿処理についても、計画処理区域における屎尿及び屎尿浄化槽汚泥の屎尿処理施設等の処理率を九一%程度とし、産業廃棄物処理についでは地方公共団体が必要とする施設につき逐次整備することとなっております。 そこで、まずお伺いしたいことは、今年度の廃棄物処理施設の整備費関係予算は総額およそ六……
○米沢委員 けさほどから振動障害対策の問題がるる取り上げられておりますが、私もこの問題につきまして若干の質問をさせていただきたいと思います。質問に入ります前に、振動障害対策に関する数字並びにコメントをいただきたいと思います。
一つは、振動障害の業務上の新規認定者数の推移、二つ目には振動障害の療養継続者数の推移。それから三つ目には治癒状況の推移。それぞれ林野庁、労働省から御説明いただきたい。
【次の発言】 いまそれぞれの数字をお伺いいたしましたが、いわゆる国有林の方は徐々に新規認定者もあるいは療養継続者数も減少の傾向にありますけれども、労働省が管轄されております民有林の関係、民間の関係は依然と……
○米沢委員 私は、民社党・国民連合を代表して、政府提案の原子爆弾被爆者に対する特別措置法の一部を改正する法律案に対し、われわれの所論を述べ、賛成の討論を行うものであります。 わが党は、結党以来、被爆者対策の緊急性にかんがみ、国家補償の精神に基づいた総合的な被爆者保障制度の確立を図るため、原子爆弾被爆者等援護法案を策定し、その実現を目指して、他野党と共同し、数度にわたり援護法案を国会に提出してきたのであります。しかしながら、自民党政府は現行原爆二法をもって被爆者対策は万全と称し、国家補償の精神に基づく援護法の制定をかたくなに拒否してきたのであります。こうした自民党政府の政治姿勢は、被爆者の悲願……
○米沢委員 私は、自由民主党、日本社会党、公明党・国民会議、民社党・国民連合、日本共産党、新自由クラブ及び社会民主連合を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。 案文を朗読して説明にかえさせていただきます。 労働時間短縮の促進に関する件(案) 労働時間の短縮が急務の課題となつている。国民は、心にゆとりのある生活を強く求め、高齢化社会の到来は、高齢者の活力の保持と、雇用確保のために、労働時間の短縮を不可欠としており、また貿易立国である我が国は、国際協調の観点からも労働時間の短縮を積極的に進める必要がある。 よつて政府は、中小企業等に対する特別の配慮をしつつ、労働時間……
○米沢委員 先ほどから再々指摘もされておりますが、今回の調査会の結論を見ましたときに、桜井先生が丸山ワクチンと同様の制がん免疫療法剤であるクレスチン、ピシバニールの製造認可にかかわる基礎データの作成に関与しているということで、いわゆる利害を有しておるということで、本件の審査に関して公平な判断を期待できない、すなわち委員として不適格であるんじゃないか、こういう指摘がなされておるわけでございます。それゆえに調査会の結論にも不信がわく。こういうことが続けられることは本当に重大な問題ではないかと思うのでありますが、そういうことで、私は医学者としての先生の良心を信ずるにやぶさかではありませんが、第三者的……
○米沢委員 この問題につきましては、すでに多くの皆さんが質疑を重ねておられますから、重複する点があるかもしれませんが、お許しをいただいて若干の質疑をさしていただきたいと思います。 この食管法の一部を改正する法律案の提案趣旨説明というものを読みますと、現在の食管法は、食糧の絶対的不足の時代の限られた食糧を国民に公平かつ平等に配給することを眼目にして制定された経緯からして、今日のような米の需給の大幅な緩和や消費者需要の多様化など種々の経済環境の変化に対しては対応できなくなっている、ために法の規制内容と経済実態の乖離が生じ、いわゆる守られぬ食管になってしまって、このままこの制度を放置すれば食管制度……
○米沢委員 遅くまで大変御苦労さまです。 冒頭、本当ならば高齢化社会の問題と年金の危機について御質問をさせていただく予定でありますが、さきの予算委員会におきまして同僚の小渕議員が提起いたしました、いわゆる国鉄が組合に合理化協力を取りつけるために現在係争中の二百二億円損害賠償請求訴訟の引き延ばしに応ずるという取引が行われたのではないか、こういう問題提起に対しまして、国鉄総裁は取引の事実を否定されましたが、私どものその後の調査では、事実、取引がなされているのは明らかであるという結論に至りましたので、若干時間を割いて、この問題から質疑に入りたいと思います。 さて、さきの小渕質問に対しまして、高木……
○米沢委員 まず、総理大臣にお伺いをいたします。 今回の行政改革は、その目的とするところは、総理もおっしゃるようにあるいは臨調答申も述べておりますように、わが国の目指すべき方向として、国内的には活力ある福祉社会の実現、対外的には国際社会に対する貢献の増大、この二つが挙げられておるわけでございます。しかしながら、活力ある福祉社会と一言で申しましても、その理念とか概念というものにつきまして大変わかったようでわからない、そういう不明確な部分があることも事実でございます。とる人によって解釈が違う理念、概念であるならば、それは国民合意の共通の目標になり得ないと私たちは考えます。 たとえば、今回提案さ……
○米沢委員 本日は、朝からいろいろ貴重な御意見をちょうだいいたしまして、本当にありがとうございます。民社党の米沢隆でございます。 時間もありませんから、まず最初に、古賀公述人にお尋ねをいたします。 御承知のとおり、今回の行政改革というのは、財界はほぼ一致して賛成の立場に立っておられます。古賀公述人も賛成の立場で公述をいただいたわけでありますが、しかし一部では、行革デフレというものを懸念する声があることもこれまた事実でございます。今回の行革を推進していく場合には、特に五十七年度予算等でも八千五百億くらいの公共事業がカットされる、あるいはゼロシーリングあるいは凍結という処置を見ておりますと、大……
○米沢委員 まず最初に、国鉄再建問題に関連いたしまして質問をいたします。 去る十月の十六日、私は当委員会におきまして、国鉄というものがもう待ったなしの再建途上にありながら、国鉄当局が行った五十四年、五十五年の違法スト処分のでたらめさ、職場の荒廃が生んだやみ休暇の実態を指摘をし、国鉄当局に猛省を促したのでございます。ところが、私が質問を行いました後、だれがこの秘密をばらしたのかと、そういうことで国鉄内部では犯人捜しに大わらわだったと聞きました。人情としてはわかりますけれども、国鉄みずからのでたらめな管理体制や、遵法思想さえ失った、国民を欺く擬装処分をたな上げし、みずからの責任の所在さえ明らかに……
○米沢委員 審議促進ということで夜の十時までやろうとは決めたものの、大変ですね。本当に御苦労さんでございます。 先ほど来、るるいろいろな質問が出ておりますから、重複する部分があるかもしれませんけれども御容赦をいただきまして、持ち時間内で御質問をさせていただきたいと思います。 まず大臣にお伺いをしたいのでありますけれども、御承知のとおりこの法律は過去の老人保健医療についてのさまざまな答申、建議、報告を受けて、大げさに言えばおよそ十年近い歳月をかけてようやく形を整えた法案でございます。そして、この法案に対し、現在さまざまな評価や批判が行われておりますけれども、この法案が長い臨月を経て生まれ、よ……
○米沢委員 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま終局審議を迎えました老人保健法案につきまして、修正案並びに修正を除く原案に対し、賛成の立場で討論を行います。 御承知のとおり、今回提案されました老人保健法の政府原案は、その目的と基本的理念に示されておりますように、国民の自助と連帯の精神に基づき、国民の老後における健康の保持と適切な医療の確保を図るため、ややもすると治療の保障に偏重しておる現行制度を改め、予防から治療、機能訓練に至る一貫した各種保健事業を総合的に行うとともに、それに必要な費用は国民が公平に負担することを大きな目的としており、その趣旨につきましては高く評価できるのであります。……
○米沢委員 私は、今回提案されております戦傷病者戦没者遺族等援護法等の一部改正法案に関連いたしまして、今日、日本の道義が問われております台湾人元日本兵士の補償問題、とりわけ援護問題を中心といたしまして、関係当局の見解をただしてみたいと思います。 御承知のとおり、第二次世界大戦が終わりましてすでに三十七年の歳月がたち、苛烈だった戦争体験も日に日に風化しつつあると言われます。しかしながら、今日的話題になっております中国残留孤児問題、国家補償を基本理念として原爆被爆者援護法をつくれという制定運動、あるいはシベリア抑留者補償の裁判、サハリン残留韓国人帰還問題等々、あるいはまた昭和四十七年横井庄一さん……
○米沢委員 私は、先般行われました労働大臣の所信表明に関連いたしまして若干の質疑を行い、当局の見解をただしたいと思います。 さて、まず第一は今後の雇用対策の重要性にかんがみまして、完全雇用を目指す総合的な積極的な雇用政策の展開につき当局に検討方を要請しつつ、質問をいたしたいと思います。 御承知のとおり、完全雇用の達成は福祉社会における基本的な条件であり、国の施策の究極の目標とすべきものであると考えます。現にわが国の雇用対策は、昭和五十四年八月閣議決定されました第四次雇用対策基本計画に基づきまして、昭和六十年度までの計画期間中において安定成長下において完全雇用を達成するとともに、来るべき本格……
○米沢委員 けさほど来多くの問題が提起をされておりますので、少々重複するところがあるかもしれませんがお許しをいただきまして、質問を続行させていただきたいと思います。 御案内のとおり、勤労者財産形成促進法の一本の柱であります財形貯蓄制度は、制度発足以来十年を経過し、昭和五十六年十一月末日現在における実績は、財形貯蓄契約者数で千二百六十二万人、雇用労働者の約三分の一をカバーしております。貯蓄残高は四兆九千七百八十五億円、これはもうすでに五兆円を超しておるはずであります。それから採用事業所数で百三十一万事業所に及んでおりまして、勤労者のための貯蓄制度としては着実に定着しつつあると思います。しかし他……
○米沢委員 私は、国年法等の一部を改正する法律案に関連いたしまして、本日は国民年金制度そのものにしぼりまして質問をさしていただきたいと思います。 後ほど個々の問題点については指摘をしながら御質問をいたしますけれども、まず最初に大臣にお伺いいたしたいことは、いまいろいろと話が出ておりましたように、年金制度そのものは、あらゆる年金制度がそれぞれ問題点を持っておりまして、きわめて厳しい状況にあるわけであります。特に国民年金制度そのものには集約的に問題点が集まっておるという気がするわけでありまして、国年の制度に内在する問題点につき大臣はどういう認識を持っておられて、今後その抜本的な改革の方向について……
○米沢委員 私は、民社党・国民連合を代表して、政府提案の原子爆弾被爆者に対する特別措置法の一部を改正する法律案に対し、われわれの所論を述べ、反対の討論を行うものであります。 わが党は、結党以来、被爆者対策の重要かつ緊急性にかんがみ、国家補償の精神に基づいた総合的な被爆者保障制度の確立を図るため、原子爆弾被爆者等援護法案を策定し、その実現を目指して他野党と共同し、数度にわたり援護法案を国会に提出してまいりました。 しかしながら、自民党政府は、現行原爆二法をもって被爆者対策は万全と称し、国家補償の精神に基づく援護法の制定をかたくなに拒否してきたのであります。こうした政府の政治姿勢は、被爆者の悲……
○米沢委員 私は、最近の経済政策の手詰まりの問題、それから不況にあえぐ素材産業対策にしばりまして、関係大臣に若干の質疑をさせていただきたいと思います。 御案内のとおり、昨年の経済白書は、日本経済は二度にわたる石油危機をみごとに切り抜けて穏やかに回復に向かいつつあると述べております。確かに、卸売物価、消費者物価あるいは経常収支等を見る限りにおきましては、石油インフレ、石油赤字はみごとに克服いたしておりますし、またマクロの指標を見る限り、経済成長率、失業率、物価上昇率、国際収支の状況等、いずれを見ましても、欧米諸国に比べましてわが国の経済パフォーマンスは良好であると言ってもいいと思います。しかし……
○米沢委員 私は、本日は経済問題、特に景気対策と財政再建がらみの経済運営のあり方にしぼりまして、総理並びに関係大臣の所信をただしたいと思います。 この問題に入ります前に、一つだけ、大変重要な問題がありますので御質問をいたしたいと思います。 きょうの夕刊によりますと、アメリカの下院が十五日、例の問題のローカルコンテント法案を多数で可決いたしましたが、この法案の廃案を期待しておりました日本の立場として、きわめて重大な事態だと思うわけでございます。総理は、この一両日の代表質問におきましても、米国等の保護主義は断固として阻止する、こう言っておられたやさきに、この保護主義の典型的な法律がアメリカで可……
○米沢委員 私は、さきの本会議における大蔵大臣の財政演説並びにただいまの本委員会における所信表明に関連いたしまして、当面する基本的な問題について所信を伺いたいと思います。 まず第一に、鈴木政権から継承しております増税なき財政再建、いわゆる財政改革についてであります。 大蔵大臣は、財政演説の中の財政改革のところで「石油危機後の不況に対応するための巨額の公債発行は、財政に大きな後遺症を残しました。これは日本だけの問題ではなく、先進諸国に共通する大問題でありますが、特にわが国の場合、国債残高は約百兆円に達し、経済全体が比較的良好な中で、財政の困難が際立っております。」こういうことを発言されており……
○米沢委員 いまわが国の財政の現状を見ましたときに、税制の基本的な見直しというものは、好むと好まざるとにかかわらず避けて通れない緊急の課題となっております。確かに、五十一年度以降租税特別措置の精力的な整理合理化が図られますとともに、各種の税目についても課税対象、課税標準、税率等の見直しが行われて今日に来ております。特に五十六年度におきましては、現行税制の枠内での徹底した見直しという観点から、相当規模の増収措置が講じられたところであります。しかしながら五十八年度の税制改正につきましては、税負担及び税体系のあり方を抜本的に検討する環境が十分整っていない等の理由によりまして、税制についての基本的な見……
○米沢委員 本日は大変御苦労さんです。私に与えられた時間はわずか二十分でございますから、大きく分けて三つだけ御質問したいと思うのでございます。 第一の問題は、所得減税の問題です。 御案内のとおり、昨年も大変苦労しまして、ことしやっと二階堂幹事長等が景気浮揚に役立つ相当規模のものをやろう、そこまで政治的に決着をして、いまからまた財源探しが大きな問題になるわけです。われわれとしても、今度また衆参同時選挙等があったら、選挙の前はよろしくおっしゃっているけれども、終わってしまったらまたおためごかしに財源がないという理由でオシャカになるのじゃないかとか、いろいろ心配しているわけでありますが、各党とも……
○米沢委員 御案内のとおり、わが国の専売事業は、明治三十一年、日露戦争の戦費調達のために発足し、明治三十七年に現在のような財政確保を目的とした専売制度が創設された後、戦後昭和二十四年に日本専売公社に衣がえして今日に至っております。この歴史的な経緯からいたしまして、専売事業の目的は、あくまで財政収入を得るというのがその原点であることは論をまちません。 そこで、財政収入を得るというのが専売の原点であるならば、少なくとも専売事業のあり方は一貫して、過去においても将来についても、最低のコストで最大の利益を上げる、このことに公社経営陣が全力を挙げねばならないことは当然であり、かつ至上命令であるはずであ……
○米沢委員 私は、民社党・国民連合を代表いたしまして、ただいま議題となっております租税特別措置法の一部を改正する法律案並びに製造たばこ定価法及び日本専売公社法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行います。 最近におけるわが国経済の実質成長率は、五十五年度四・五%、五十六年度三・三%、五十七年度実績見込みで三・一%と年々低下傾向を示しております。 政府は、来年度のわが国経済について三・四%の実質成長達成が可能であると強弁しているのでありますが、しかし、今日における個人消費の伸び悩み、設備投資の停滞、輸出の落ち込みなどの現状から見ますと、二%台に落ち込むおそれすらなしとしないのでありまし……
○米沢委員 私は、本法案に関連いたしまして、特に日米間の貿易通商をめぐる問題につき、政府の見解をただしたいと思います。 まず初めに、一般的な問題でありますが、御案内のとおり、欧米を初めとする諸外国の日本に対する市場開放の各般の要請に対しまして、政府は、五十六年以降さまざまな市場開放の諸施策を決定し、今回も本法案によりましてわが国の自主的措置として合計三百二十三品目にわたる関税の撤廃または引き下げを行うことになっているわけでありますが、東京ラウンドの後、わが国の市場開放度はかなり前進したと記憶いたしておりますが、先ほどの答弁にもありましたように、先進国に比べましてかなりの水準になったと理解して……
○米沢委員 昭和五十八年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案の中身を見ますと、第一に、五十八年度における特例公債の発行で六兆九千八百億円、五十八年度における国債費定率繰り入れ等の停止で一兆三千九百七十三億円を浮かせる。それから、五十八年度における特別会計、特殊法人からの一般会計への納付ということで、自動車損害賠償責任再保険特別会計からの一般会計への繰り入れで二千五百六十億円、あへん特別会計からの一般会計への繰り入れで十三億円、造幣局特別会計からの一般会計への繰り入れで四億円、日本電信電話公社の臨時国庫納付金の納付の特例で千二百億円、日本中央競馬会の特別国庫納付金の納……
○米沢委員 時間もありませんので、簡単に御質問いたしたいと思います。 先般政府は、今後の経済対策として、金融政策の機動的な運営、公共事業等の前倒し執行など八つの当面する課題と、世界経済活性化のための国際協力に対する応分の貢献など三つの今後取り組むべき課題を決定されました。伝えられますところ、今回の経済対策のねらいは、足踏み状態にある景気情勢に回復のきっかけを与えて、今年度経済成長見通しである実質成長率三・四%を確実なものにするということでありますけれども、その対策の内容を見ますと、財政事情の許す範囲内での対策という足かせがあるせいもありましょうが、実際に景気刺激効果がありそうなのは公共事業の……
○米沢委員 本法に関連いたしまして、若干の質問をいたしたいと思います。 電源開発促進税の税率の引き上げの背景、またその必要性につきましては、現在の仕組みを前提とする限り、電源三法の制定趣旨からいたしましても私どもは十分に理解をしなければなりませんが、現在の電源開発促進税とその特別会計の仕組みを考えました場合、総論的に言えますことは、初めに電源開発促進対策の需要ありき、しかる後にその費用充当のための電発税が決まるという関係を見ますときに、相対的依存関係からいたしまして、いずれもある種の制約があるように思われます。すなわち、需要が大きくなり過ぎると電発税の大幅な引き上げとなり、電力コストの増大と……
○米沢委員 本法案に関連いたしまして、若干の質問をいたしたいと思います。それぞれ質疑が進行いたしておりますので、重複する点があるかもしれませんが、御容赦いただきたいと思います。 まず最切に、わが国の公的年金制度は、それぞれの歴史を持ちながら、特に昭和三十年代以降はそれぞれわが道を歩いてきたと言っても過言ではないと思います。そこで、現行のままで推移した場合、いろいろと財政的に問題があるということが言われておりますが、各種年金制度の将来はどのような財政事情になっていくのか、その将来展望について、簡単に各制度ごとに御説明をいただきたいと思います。
○米沢委員 今回の国際通貨基金の第八次増資並びに本年一月十カ国蔵相会議で合意が成立いたしました一般借り入れ取り決めの拡大、改組等の対策は、もとより特に昭和五十七年の夏以降の開発途上国の債務累積問題に端を発する国際金融不安に対処するものである、こう理解をいたしております。しかし、OECDの調査等によりますと、発展途上国の八二年末の対外中長期債務残高は推計六千二百六十億ドル、七一年末の七倍近くにふくれ上がっておる。毎年返済する元本は、もちろんアメリカの高金利で利息も急膨張し、八二年末の元利返済額は千三百億ドルを超えると言われております。同時にまた、住友銀行の調査等によりますと、いまから八七年までの……
○米沢委員 私は、民社党・国民連合を代表いたしまして、本日まで議題となってきました国家公務員及び公共企業体職員に係る共済組合制度の統合等を図るための国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案に対し、賛成の討論を行うものであります。 わが国は、すでに高齢化社会に突入しておりますが、将来を展望しますと、世界に例を見ないスピードで人口の高齢化が進むことは必至と言われております。人口の高齢化は、出生率の低下と相まって、平均寿命が延びたことを意味しておりますが、事実、わが国の平均寿命は、男子七十四・二二歳、女子七十九・六六歳と、世界のトップレベルに達しており、そのことはまことに喜ばしい限りであります……
○米沢委員 私は、目下我が国にとりまして緊急かつ重大な政策課題であります財政改革の問題一本に絞って、大臣並びに当局の見解をただしてみたいと思います。この問題は既に本会議や予算委員会やまた当委員会におきましてもいろいろな議論が出されておりますから、重複する部分があるかと思いますが、御容赦賜りたいと思います。 さて、今回大蔵省は、今後の財政再建の指針となります「財政改革を進めるに当たっての基本的考え方」と、六十五年度までの財政収支を展望した試算結果を発表されたわけでありますが、その資料を読みますと、今さらながら財政改革の容易ならざることを痛感するのであります。 ところで大臣は、この試算結果等の……
○米沢委員 五十九年度税制改正は、言うならば所得税減税の財源探しに明けて財源探しに暮れたと言っても過言ではございません。そして「社会経済情勢の変化に対応した税制の見直し等により最小限必要な増収措置を講ずる」という名目で、いわゆる初年度八千七百億円、平年度七千六百五十億円の所得税減税の見返り増税としてねらわれましたのが物品税、酒税、法人税等であったわけでございます。政府が昨年の与野党会談において約束した減税は、「景気浮揚に役立つ相当規模」のものというもので、これは政府みずからが位置づけました、確かに政策意図があるものだったと記憶いたしておるわけであります。しかし、減税の規模におきましても、また財……
○米沢委員 私は民社党・国民連合を代表いたしまして、ただいま議題となっております酒税法及び清酒製造業の安定に関する特別措置法の一部を改正する法律案、物品税法の一部を改正する法律案並びに石油税法の一部を改正する法律案に対し、一括して反対の討論を行います。 我が党は、かねてより政府・自民党に対し、経済運営をこれまでの縮小均衡型から拡大均衡型へ転換するよう提唱し、その第一歩を踏み出すべく、来年度予算を「増税なき財政再建」を目指す拡大均衡型予算とするよう強く主張してまいりました。しかるに政府・自民党が、来年度予算においても減税効果を相殺する増税の強行、公共事業費の削減、大幅投資減税の見送りなど、景気……
○米沢委員 大分遅くなりましたが、最後の質問をさせていただきます。 我が国の所得税制は、昭和五十年代に入りましてから基本的な手直しが行われないままに今日に至っておりまして、その上、所得税課税最低限が昭和五十二年改正以来据え置かれてきたために、国民各層間に税負担の不合理感や不公正感が著しく醸成されてきたことは否めない事実でございました。今回、三年間にわたる与野党の協議の結果、七年ぶりの抜本改正に至ったわけでありますが、減税財源が増税によって賄われたことによりまして、減税による景気浮揚効果は相殺されることになりましたし、同時に、当時の二階堂幹事長―公党間の約束は結果的にほごにされて、またその減税……
○米沢委員 ただいま提案されております特許特別会計法案は、言うならば特許行政に関連して、近年における技術開発の発展に伴う出願件数の増加、出願内容の高度化に対応するとともに、国際的な情報交換の要請にこたえる必要があるために。工業所有権にかかわる事務処理体制を、コンピューター化を図るなどして充実させて所要の目的を達成したい、そのため新たに特許特別会計を創設し、その歳入としては特許料等の収入を充てることとし、五十九年度において特許料等の料率引き上げをさしてもらいたい、こういう提案でございます。 考え方としては、私どももこれらの方向を是とするものであり、逆にちょっと遅きに失した感もあるとさえ考えてお……
○米沢委員 私は、金融問題に関連しまして質問をさせていただきます。 金融自由化とか金融革命とか、まるで開戦前夜の一大事かのように騒がれ出してからもう大分の年月がたちました。しかし、現実の動きは遅々として進んでないのが実情であります。それどころか、当初は自由化推進論者であったはずの皆さんからも、信用秩序を維持しなければならないといった主張が、最近になってしきりに聞かれ始めております。私も、何も自由化そのものを信用秩序を乱してまでやらねばならないとは思いませんが、時として信用秩序を維持するということが自由化に対する大きな障害となり得ることもあり得る、そういう意味で大変危惧する一人であります。 ……
○米沢委員 本当に御苦労さんです。 私は、国債百兆円時代にどう対応するかという問題に絞って質問をさせていただきます。 近年における国債発行の経緯を振り返ってみますと、まず昭和四十年度の不況による税収不足を契機といたしまして、四十一年一月から一般会計長期内国債が発行されることになりました。特に四十八年秋の石油危機後の五十年度には不況によって大幅な税収不足を来し、とうとう赤字国債の発行を余儀なくされ、それ以降、大量国債発行の時代が続くという歴史であります。かくて、昭和四十九年度末に十兆円を下回っていた国債発行残高は、五十四年に五十兆を突破しました。その後わずか四年間で倍増し、五十八年六月六日、……
○米沢委員 参考人の皆さん、御苦労さんでございます。先ほど来いろいろと議論がありますから、重複する部分があるかもしれませんが、御勘弁いただいて二、三質問させていただきたいと思います。 まず最初に、三人の参考人の皆さんに簡単にお聞かせいただきたいのでありますが、御案内のとおり、六十五年に赤字国債をゼロにするという方針を新しく決定されましたが、果たしてその赤字国債が六十五年にゼロになるのか、実現できるかどうか、この問題でございます。御案内のとおり、歳出カットを従来以上にやれとか増収措置を考えるとか、あるいはこの併国策しかないだろうというように抽象的にはよく語られるのでございますが、御承知のとおり……
○米沢委員 私はまず、塩専売事業の問題を片づけまして、後ゆっくりとたばこ関連法案に移りたいと思います。 ただいま提案されております塩専売法案は、今回の日本専売公社の改革に伴い、塩専売事業を、塩専売制度の基本的な枠組みを維持した上で、事業の実施主体を公社から新法人に変更するための措置、塩田製塩を前提とした現行塩専売法の諸規定を、時代の変化に即応するよう見直し、改廃を行うこと、並びに塩産業の基盤を強化するための諸措置を講ずる等々の改正がその内容でありますが、従来の塩専売の基本的な枠組みを維持するということでありますから、制度そのものにそんなに大きな変革はないわけです。しかしこの際、本法案に関連い……
○米沢委員 答える方も御苦労さんでございます。お互い疲れましたけれども、先般質問いたしました部分の積み残した部分、それから御答弁の中であいまいな答弁に終始した部分、それから玉置委員、安倍委員の質問に関連いたしまして再度確認してみたい部分等を中心にしまして、持ち分の時間内で質問をさせていただきたいと思います。 塩の方から例のごとくに入りたいと思うのでございますが、まず最初に塩専売事業運営委員会についてでございます。今回設置される塩専売事業運営委員会は、日本たばこ産業株式会社内に置かれる取締役会と同様に、いわば塩の公益専売事業を担当する部門の取締役会的なものだというふうに理解をしていいものかどう……
○米沢委員 最後の質問になりましたが、重複する部分があるかもしれませんが、御勘弁いただきたいと思います。 今回の一連の専売改革の基本は、今般たばこについても開放経済体制に即応するという立場から、たばこ専売制度を廃止し、たばこの輸入自由化に踏み切るための措置を講ずるとともに、今後ますます激化するであろう国際競争の中で、我が国たばこ産業が将来にわたって健全な発展を期し得るよう、たばこ事業を新しい会社に行わしめ、同時にたばこ事業を取り巻くもろもろの環境を整備することであったと認識いたしております。総理も同じような認識だろうと思いますが、したがって、本案はこのような認識を受けとめるような中身のもので……
○米沢委員 ことしも予算編成の季節になりましたが、七月三十一日に予算請求枠が閣議決定され、八月には事務折衝がなされ、十二月までホットな論争が続いていくわけでありますが、私も今の柴田委員と同じように、六十年度の予算編成に関連いたしまして、今話題になっておりますいわゆるシーリング問題、また先ごろ発表されました行革審の行財政改革小委員会がまとめました「昭和六十年度予算における行財政の改革の推進方策」への対応の仕方等を中心にいたしまして、我が党の意見を交えながら、関係当局の見解をただしてみたいと思います。 まず初めに、これから始まる六十年度予算編成に向けて、大蔵大臣はどのような姿勢で臨まれるのか、現……
○米沢委員 既に六十年度予算編成に向けての作業が着々と進められておりますが、これと並行して重要な問題は、六十年度の税制改正の問題であります。五十九年度税制改正に関する政府税調の最終答申並びに五十八年十一月の中期答申を見ましても、利子配当課税、公益法人課税、交際費課税、広告課税等々、六十年度の税制改正に向けて新たな決着をつけねばならない問題が山積いたしておりますが、私は、この際、その中の一つであります退職給与引当金の問題に絞って政府の見解をただしてみたいと思います。 この問題は、昭和五十五年に現行の期末要支給額の四〇%と改正された以後もほとんど毎年のように税制見直しの俎上に上ってきておりますが……
○米沢委員 私は、自賠責の問題について質問をいたします。 このたび大蔵省は自賠責保険の保険料と保険金の限度額の引き上げを行うことを決めまして、ただいま自賠責審議会に諮問中ということであります。五十八年度予算においては御案内のとおり政府は本来保険契約者の利益に活用すべき自賠責特会の運用益から二千五百六十億円もの多額を一般会計に繰り入れて、しかもこの償還も完了していない段階で契約者に新たな負担増を求める保険料率の引き上げや保険金限度額の引き上げを行おうとされていることは、時期的にも感覚的にもまことに遺憾である、こういう立場から質問をさせていただきます。 まず、今般保険料引き上げあるいは保険金限……
○米沢分科員 私は農産物の価格の問題について若干の質問をさせていただきたいと思います。 御案内のとおり、牛やら豚肉等、来年度、五十二年度の主要農産物の政府支持価格を決める畜産振興審議会が本日から開催されて、三月末をめどにこれから激しい攻防戦が繰り広げられることになりますけれども、これら主要農産物の政府支持価格の上げ幅いかんというものは、これから先の米、麦など来年度の各農産物価格の先行指標になるという意味で、全国の農民の注目するところでありますし、国民にとっても重大な関心事であります。したがいまして、まず第一に、価格の問題を議論する場合には、その農産物の置かれておる環境等が、左右する大きなポイ……
○米沢分科員 私も、細谷先生と同じように、化学物質の安全確保の問題と、それに関連する労安法の一部改正の問題について、時間もありませんので、入り口論だけ質疑をさせていただきたいと思います。 いまるる御質問いただきましたので、その持つ意味については多言を要しませんけれども、何といいましても、この化学物質の安全性の確保の問題につきましては、過去における試験研究水準の低さ、それから事前における安全性確保のためのもろもろの制度がなかったということ、その結果として規制その他の行政執行上の怠慢あるいは責任回避等が因となり果となって、いろいろな悪影響を及ぼしてきたと思います。 そこで、まず最初に労働大臣に……
○米沢委員 近年における航空機騒音問題は、大阪空港訴訟等に見られますように、全国各地でいまや深刻な社会問題に発展しておることは共通の認識であります。にもかかわらず、従来までの空港周辺対策ではこの問題に有効に対処できない、そういうことで今回の本法律案の提案になったわけでありますが、各地の深刻な騒音問題やあるいは騒音問題ゆえに新立地あるいは拡張計画等が立ち往生しておるという現状を見ましたときに、むしろこの法案の提案は大変遅過ぎたのではなかろうか、そういう感じがいたします。 御案内のとおり、航空機騒音問題が世上の関心を集めましてから、すでに十数年たっておりますし、当時から、今日に至るまでの航空需要……
○米沢委員 私は、本法案に言います信用基金の問題、それから政策金融のそれに対する対応の問題、それからナフサの問題について、時間の許す限り御質問させていただきたいと思います。 この問題につきましては、私も再三再四にわたりまして御質問いたしておりますので、大変恐縮なんでありますけれども、いまも御答弁がありましたように、信用基金の造成あるいは裏保証の問題についてはいまだにまだ調整中である、こういう御答弁が再三再四にわたりましてなされておるわけでありますが、この法案はもうすでに四月の上旬には衆議院を通過させようというめどでいま動いておるのでありまして、そういう段階になっても、造成する民間の協力の中身……
○米沢分科員 私は、道路建設と文化財保護行政との関連について御質問をいたしたいと思います。 御案内のとおり、日本の道路整備というものが先進諸国に比べまして非常におくれておるというのは周知の事実でありますが、五十二年二月に総理府がやりました社会資本の整備に関する世論調査等でも、今後整備してほしいという社会資本の中に道路が圧倒的多数を占めておる。その意味では国民的なニーズとして、社会資本の充実として道路を整備するということは、納得性のあるものであるというふうに認識しておるわけであります。したがいまして、従来より公共事業の中でも特に道路を柱にしましてかなりの努力はいただいておりますけれども、その進……
○米沢分科員 私は、将来の雇用安定対策に関連いたしまして、若干の御質問をさせていただきたいと思います。 この問題は予算委員会を通じましてもかなり議論がなされておるところでありますが、何といいましても雇用不安解消のために重要なことは、まず第一に経済産業政策のよろしきを得て早く景気を回復させ、早急に日本経済を安定経済基調に乗せることということはあたりまえのことであります。 このことを労働行政に即して言いますならば、雇用不安の実態をまず正確にとらえること、最悪の事態にも的確な対応ができる体制を整えること、その上で具体的な失業対策、雇用の維持対策等を実施していくことであることは言うまでもありません……
○米沢小委員 この問題は先ほど武部先生の方からお話がありましたが、結局経過期間を六カ月にするか三カ月にするか、これでかなりもめたわけでございます。
そこで参考のためにお聞かせいただきたいのですが、二十九年でしたか出資法ができたときに、その対象になった連中は経過期間中どういう動きをしたのか、わかっておったら教えていただきたいと思うのです。
【次の発言】 それから第二条の問題でありますが、これはここに書いてありますように「これに連鎖して段階的に二以上の倍率をもって増加する」というこの文書が大変気になるわけです。まあ一・九倍とか一・八倍というのはないだろうというわけでありますが、たとえば一・五にし……
○米沢委員 きょうは大変御苦労さんです。時間もありませんので、一括して御質問を申し上げたいと思います。 まず最初に、中島公述人に御質問いたしますが、先ほどのお話の中で雇用問題と関連いたしまして、いままでの日本の経済は第一次産業で余れば第二次産業に吸収し、第二次産業で余れば第三次産業に雇用を吸収してきた、そういう雇用の調整機能みたいなものがあったというお話でございました。そこで、もうすでに現段階においてこの雇用調整機能が薄れてきた、したがって、新しい第三次産業が必要だというお話でありましたけれども、そこまではいろいろな話の中ではみんな出てくるわけです。しかし、この新しい第三次産業を一体どうして……
○米沢小委員 差額ベッドあるいは付添看護婦に関しましていろいろ指導をなされておりますけれども、保険医療機関の指定または更新による再指定のときにいろいろ考慮するというふうな指導がなされておりますが、取り消すような措置が実際あったのかどうか。それが一つ。 それから、この差額ベッドに関して学校法人が非常に悪い。これは大学病院の特異性もありますけれども、大学局長あたりが通知なんか出して、こういう通知ぐらいで改善されるようなたちのものではないと思うのですが、特にこの学校法人について改善をさせ得る何か手段みたいなものを考えていらっしゃるのかどうか。それから、差額ベッドについては都市地域が改善率が悪いとい……
○米沢小委員 かなりいままで問題が出ていますが、ちょっと重複しますけれどもお尋ねをしてみたいと思います。 老人保健医療の今後のあり方等について、先ほどから話が出ておりますように、小沢試案とか橋本試案とか出てきたわけです。小沢試案ができたときには、単なる小沢先生の個人的な外野席の見解ではなくて、少なくとも保険局なら保険局の気持ちまであの試案の中には入っておったと理解をしなければならぬと思います。橋本先生のお話のときには、やはり厚生省は橋本試案らしきものが一番ベターであるという認識の上に立ってああいう試案が発表されたというふうに理解を私たちはするわけです。しかし、結果的には結論が出ない。種々それ……
○米沢小委員 きょうは大変御苦労さまです。久しぶりに大学の講義を聞いたような感じがいたします。 先ほどの話の中で、医療というものを個別性、地域性、公共性という形で御説明いただいたわけなんですが、特に公共性の中で、医師と患者の人間関係あるいは信頼関係一こういうものがなくては医は成立しない、私も全く同感でございます。ところが、いまお医者さんを取り巻く環境といいましょうか、お医者さんを見る目というものは、患者の方は信頼関係はかなりそのまま維持されておると思いますが、社会全体としては残念ながら信頼関係を阻害するような状況に一面進んでおるような感じがしてなりません。それがたとえば薬づけとか検査づけとか……
○米沢分科員 私も、戦後のソ連に強制抑留されました者の補償等に関する問題について政府の見解をただしたいと思います。これは、けさほど来問題提起が種々あっておりますし、ダブるかもしれませんけれども、御容赦を賜りたいと存じます。 この問題は、再三にわたり国会でも取り上げられ、全国的にも戦後強制抑留補償要求推進協議会を中心に運動が展開されておりますから、すでに官房長官の耳には達していると存じますので、前口上は抜きにしまして、単刀直入にお伺いをしたいと存じます。 そこで戦後、不法にもソ連に拉致され、酷寒のもとで強制労働を強いられた者に対し何らかの補償をするのが政府の責任ではないかという強い要請に対し……
○米沢分科員 私は、例の地方ローカル線の廃止に関連しまして、関係当局の所見をただしたいと存じます。 まず自治省、建設省、国土庁の皆さんにお伺いします。 地方鉄道が、地方の産業、経済、文化の開発や地域経済の基盤整備、地域間格差の是正等に果たしてきた歴史的な役割りは大変大きいものがございます。また、国土の適正利用という観点からも、将来に向けてもっと地方線の育成助長を図らねばならぬという時代的要請は、大きくなりこそすれ決して小さくはならないと私たちは考えております。 近年は、御承知のとおり、自治省の新広域市町村圏、国土庁の定住圏、建設省の地方生活圏構想等々、八〇年代の地方振興計画の策定がなされ……
○米沢分科員 私は、例の斃死牛の密売事件についてお尋ねをいたします。 先般、病気やけがなどで死亡し飼料用等に解体された斃死牛が、法律で禁じられております食肉用として東京都内を初め関東一円から名古屋、大阪方面にまで密売され、それが消費者の食卓にのる、あるいは加工用に出回っているという斃死牛の密売事件の発覚は、大変消費者にショックを与えました。この問題に関連して当局の所信をお伺いしたいと存じます。 まず最初に、事件の概要についてでありますが、捜査当局はこの事件に関し鋭意捜査を進めておられるということでありますが、現段階における捜査状況はどうなっておるのか、判明した結果につき御説明をいただきたい……
○米沢委員 今回提案をされております広域臨海環境整備センターの設置につきましては、大都市圏における膨大な廃棄物の発生に備えて海面埋め立てによる廃棄物の最終処分場を確保し、あわせてそれを港湾機能の一層の拡充、臨海部における再開発に役立てようというものでありますが、まず最初に、海面埋め立ての処分場を確保しなければならない大都市圏の廃棄物処理の緊急性とセンター設置の必要性、二つ目に、大都市圏における港湾機能を拡充しなければならないことの緊急性とその必要性、三番目に、将来このセンターが各圏域内にどのような事業をどのようなタイムスケジュールで行おうとしておるのか。第一の問題はほぼわかりましたので、後半の……
○米沢委員 本法案に関連いたしまして、若干の質問をさせていただきたいと思います。 御案内のとおり、昭和五十四年以降のインドシナ難民の大量発生を契機にいたしまして、わが国も難民問題に関与せざるを得なくなり、政府としてもこれに対する資金協力、定住受け入れ枠の設定等の難民政策によりもろもろの措置を講じて今日まで来られておるわけでありますが、今般難民に冷たい日本という汚名を返上されまして、難民の保護をわが国に法的に義務づける難民条約並びに議定書国への加入を決定されて、それに関連する国内関係法律が整備されるようになりましたことは大変喜ばしいことであります。 それはそれで結構なんでありますが、この条約……
○米沢分科員 私は、住宅金融公庫の貸し付けに所得制限が導入されるという問題に関連いたしまして、若干の質問をさせていただきます。 まず最初に、住宅不況という問題についてでありますが、御承知のとおり、わが国の住宅建設は、昭和五十一年度以降、新設住宅着工戸数で見て、年間約百五十万戸の水準で安定的に推移してまいりましたが、五十四年の秋以降落ち込みが始まりまして、五十五年に入りますと落ち込みは一段と激しくなり、特に昨年の七月からは前年同月比で約二〇%台の減少を見せております。この調子でいきますと、五十五年の住宅着工件数は百三十万台を割ることは必至であろうと言われておりまして、もしそのようなことになりま……
○米沢分科員 私は、さきの予算委員会で積み残しました年金問題を整理させていただきたいと思っております。 先般は年金の危機という観点から、厚生年金、国民年金、企業年金、個人年金、すべてにわたって疑問点を質問させていただこうと思っておりましたが、あと国民年金、企業年金、個人年金が残っておりますから、その点から話を進めていきたいと思います。 まず、国民年金の問題でございます。 いろいろと問題はありますけれども、国民年金で一番大きな問題は、経過年金とか福祉年金の引き上げという社会的な要請と、それに伴う財源確保の問題が一つ。それからもう一つは、被用者の妻の国民年金への任意加入の問題。この二つが指摘……
○米沢分科員 私は住宅金融、とりわけ公庫金融の問題について若干の質問をさせていただきたいと思います。 御承知のとおり、今回住宅金融公庫の融資が、目玉となっておりました年利五・五%融資に所得制限が取り入れられました。しかも個人住宅建設融資を中心にしまして、融資戸数が今年度に比べまして二万戸も減らされたわけでございます。これは一種の住宅政策の後退でございまして、公庫の存在にもかかわる事態であるとわれわれは受けとめております。景気対策の中でこの住宅建設促進が大きな柱とされておるのは御案内のとおりでありまして、こういう状況の中で公庫融資にこのような厳しい条件が付され始めておる。住宅需要が現在でも大変……
○米沢小委員 六ページと七ページに関連して少し質問をさせてもらいたい。 昨日も私、質問いたしましたが、第四次の雇用計画というのは、五十五年から六十年の計画期間中に目標を達成しようという努力目標でしょう。そう考えていいですね。そうなりますと、五十五、六年、五十七年も大体似たようなものだという話ですが、全然目標率を達成してないですね。そうでしょう。たとえば失業率一・七%、有効求人倍率一・〇に近い水準、こう言いますけれども、各年度においてこの水準を達成するようにあなた方が努力するということでしょう。 たとえばいま失業率は、これを見ますと二・二%ですね。ですから一・七%が目標であるならば、この差を……
○米沢小委員 説明を受けてますますわからなくなったのだけれども、日本の制度に比べて外国はかなりアバウトですね、すべてが。たとえば患者一人当たり一日当たりの入院料なんかを病院ごとに決定するなどというのは日本じゃちょっと考えられないですね。日本の場合には病床があいておれば大体入れるというようなところがあって、重病患者も軽症患者も大体ごちゃまぜに入っていますからこういうのはできませんが、外国の場合は入院するそのものがかなり厳正に選択され選別されて入院させるのか、あるいはまた、こういう一日当たりの入院料をパーで計算できるというのはかなり専門病院化したことになっておるのか、その点が一つ。 それからもう……
○米沢小委員 問題はちょっと観点が違うのですが、寝たきり老人ですね、特に植物性人間的な寝たきり老人の患者に対する医療のあり方ですが、十全病院とか三郷病院等々ではどうもそこらを濃厚診療の手段に使われておる。逆にまた、簡単にやりますと不親切だと患者の家族から怒られる。それに、これは医者の良心というか医者の哲学の範疇に入ると思いますが、こういう植物性人間に対する適正医療みたいなものについてどういうふうに考えておられるのか、増子参考人に聞かせてもらいたいと思います。 と同時に、安楽死というものですね。安楽死問題というものは、僕はいま皆さんの話を聞いていますと、ぎりぎりのところで考えていくとどうもそこ……
○米沢分科員 私は、三郷中央病院問題を中心にしまして、今後の老人医療のあり方について御質問をさせていただきます。 御承知のとおり、今日ほど医療問題が世間の耳目を集めている時代はかつてなかったのではないかと思います。わが国がいま急ピッチで高齢化社会に突入しつつあることを考えましたときに、特に老人医療問題は今後大きな課題としてクローズアップされてくることは必至であると言わねばなりません。したがって、われわれは、将来厳しい環境が予測されたといたしましても、いまから、本当にお年寄りが長生きしてよかったと言われる社会を、特に医療の面でもつくっていくことがわれわれに与えられた義務であると信じております。……
○米沢分科員 私は、石油産業問題にしぼって質問をさせていただきます。 昨年初頭以降、わが国の石油産業は、原油価格の大幅な上昇や国内石油製品需要の急激な減少に伴う価格の低迷に加えて、為替レートの円安傾向の進展のために未曽有の経営危機に直面するに至っております。最近に至って、国際的な原油情勢の安定化、為替レートの昨年末の円高傾向で、最近はちょっと乱高下はいたしておりますけれども、やや好転しつつあると言われておりますが、これは、昨年来の緊急対策としての減産指導という人為的、臨時的な措置によってようやく小康を得ているのでありまして、事態の深刻さは本質的にはいまだ解消していないと見るべきであります。今……
○米沢委員 塩田質問に関連いたしまして、二、三の質問をさせていただきます。 いま、財政調整の具体的な方法は拠出でなくて貸し付けにしてもらいたいという話がある。それに対していま大蔵省の方から御答弁がありました。私ども、この救済に回る方の負担増、あるいはまた給付水準の是正を考えましたときにはわからぬ話ではないわけであります。将来の保険料アップを弾力的に考えるなどの方策は、たとえば融資にするとか一部融資にするとか、あるいは積立金を崩すとか、いろいろなやり方もあると思うのですけれども、年金財政の将来を考えた場合には泣いて馬謖を切る、そういう気持ちで拠出という形になったのだとわれわれは理解をしておるの……
○米沢分科員 私は、宮崎大学の移転、統合の問題と、宮崎大学の学部、学科増設の問題について質疑をいたします。
目下、宮崎大学の移転、統合が関係者の御努力によりまして計画的に実施されつつありまして、その完成が待たれるところでありますが、現段階において、当初計画どおりに順調に推移する見通しはございますでしょうか。今までの経過と今後の見通しについて簡単に御説明をいただきたい。
【次の発言】 先般、難航いたしておりました農学部の跡地処分も何とかめどがつきまして、今おっしゃいましたように農学部がことしの夏ぐらいには完成、移転をする。引き続いて工学部が六十一年度に、教育学部が六十二年の夏ごろまでには移転を……
○米沢分科員 私は、医療保険制度の問題と五十九年度の税制改正に関連する問題を中心に御質問いたしたいと思います。
まず最初に大臣に御質問をいたしますが、御案内のとおり、さきの与野党会談におきまして、健保法の修正については各委員会の審議の結果を踏まえて対処するという合意ができておりますが、給付率の修正あるいは高額療養費負担の引き下げ等々、このような野党の修正に対してどのような格好で取り組まれるか、そのスタンスをどういうふうにとられるか、まずお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 まず最初に、医療保険制度の問題について御質問をいたします。
総括して御質問申し上げますので、各論については担……
○米沢分科員 私はローカル的な問題で大変恐縮でありますが、日豊本線の宮崎地区連続立体交差事業の促進の件について御質問をいたします。 宮崎市街地を東西に分断しております日豊本線の連続立体交差事業の促進は、市街地の一体的な整備、交通の円滑化等多大の事業効果があり、早期に解決すべき宮崎県政の重要課題の一つであります。本事業につきましては、昭和五十年四月に事業調査がなされ、昭和五十二年の四月には本事業の採択が決定しているにもかかわりませず、九七年を経過した今日に至るまで進捗率ゼロという実情にあります。 そこで、この際、今日までおくれてきた理由につき、建設省並びに国鉄当局の御説明をいただきたいと思い……
○米沢分科員 私は、いわゆるネズミ講税金取り戻し訴訟とアメリカにおける合算課税、この二点についてお尋ねいたしたいと思います。 去る二月二十七日にネズミ講で全国を騒がせました天下一家の会・第一相互経済研究所と破産管財人が熊本西税務署を相手取って起こしておりましたいわゆるネズミ講税金取り戻し訴訟の判決が言い渡されました。判決の中で裁判長は、第一相研は法人としての要件を満たしておらず、すなわち課税となる人格なき社団とは認められない、その代表としての内村会長には当事者能力がないということで、国の課税処分に誤認があったとして一部課税の取り消しを認めたと伝えられております。このように第一相研は人格なき社……
○米沢分科員 私は、東九州縦貫道建設の問題について御質問をいたします。 建設省では、第九次道路整備五カ年計画期町中に長期的な全国幹線ネットワークとして、既定の国土開発幹線自動車道を含めておおむね一万キロメートル余りで形成される高規格幹線道路網計画を策定するということでございます。既に御努力をいただいておりますが、この際、基本的な問題について当局の考え方をお伺いしておきたいと思います。 我が国の高速自動車道は、昭和四十一年以来国土開発幹線自動車道建設法と高速自動車国道法の二本立てで整備されてきましたのは御案内のとおりでありますが、法定化された路線は七千六百キロメートル、既に供用を開始されてお……
○米沢分科員 私は、経済運営のあり方について若干の見解を伺いたいと思います。 最近の我が国経済の推移を振り返ってみますと、昭和五十六年は三・五%、五十七年度は三・三%、五十八年度三・四%と、三年連続して三%台の低成長にとどまっており、ために日本の国民経済、財政等にさまざまな面で多大な悪影響や矛盾が露呈いたしております。 第一に、昨年の企業倒産数は前年比で一一・八%増の一万九千百五十五件、過去最高でございまして、また完全失業率も過去最高の二・六%の水準に達しました。また、政府は、六年間にわたって本格的な所得減税を見送って、実質的な増税を国民に強いてきましたが、このことが実質賃金の伸び悩みと相……
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