このページでは藤田スミ衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。藤田スミ衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○藤田(ス)委員 私は、学級編制基準の改善についてお尋ねをしたいと思います。 予算の編成の大詰めを迎えた非常に大事な時期になっておりますので、短時間ではありますけれども大臣にお尋ねをしたいと思うのです。午前中も出ておりましたし、この委員会ではすでにもう長い歴史を持ってこの問題は十分論議をされていると思いますけれども、私も初めてですし、大臣も初めてということで、どちらも新しい者同士で、私は特に子供を二人育ててまいりまして、長い間子供を守る母親運動に取り組んでまいりまして、その母親運動の中でも特にお母さんたちの痛切な願いとして、一クラスの子供の数を減らしてほしいという声が一番大きく高まっておる中……
○藤田(ス)委員 私学共済組合年金改定法案につきまして、日本共産党・革新共同を代表して反対の討論をいたします。 本法案は、年金額の改善など不十分ながら国民の要求に一定こたえた内容も一部分含まれており、わが党は従来よりこの点は早急に実施に移すべきであると主張してまいりましたが、同時に、本法案には、年金支給年齢を現行の五十五歳から六十歳に延伸するという年金制度全体の抜本改悪に通ずる、わが党としてとうてい容認できない内容を含んでいるのであります。 わが党は、去る第八十七国会においては、年金額の引き上げなど改善部分を早急に実施するため、野党各党とともに法案提出の準備をいたしておりましたが、年金制度……
○藤田(ス)委員 ことしは障害児の教育が義務化されましてちょうど一年目を迎えるわけです。ちょうど心身障害者対策基本法、これも十年目を迎える年になっております。この心身障害者対策基本法の中には、改めて言う必要もありませんが、十二条に障害者に対する十分な教育を受けられるようにするために必要な施策を行うこと、それから調査研究を行うことというふうに明記されているわけです。そこで私は、現在障害児の教育の現状をどういうふうに考えておられるのかということからお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 私は、きょうはこの中で病虚弱児の教育の問題について特にお伺いをしたいわけです。
児童権利宣言の中にも、あるい……
○藤田(ス)委員 この法案では、学級編制、教職員の定数については、昭和六十六年の三月末日までの間は、児童生徒の数の推移及び学校施設の整備状況を考慮し、標準に漸次近づけるというふうにありますけれども、これでいくと人口急増地域はいつから着手され、いつ完了することになるのか、もう一度明確に御答弁願いたい。
【次の発言】 私は、適正な学級規模と適正な学校規模というのは学校条件の基本であるというふうに考えます。その点についてはどういうふうにお考えなのか。同時に、この際適正な学校規模というのはどういうふうに考えればよいのか、お答え願いたいと思います。
○藤田(ス)委員 私は、公害健康被害補償法についてお伺いをしたいと思います。 先ほどの長官の最初の所信表明のときにも、今後も患者の救済については全力を挙げていきたいと大変意欲的な御発言があったわけですが、私きょうは質問を始める前に、実は認定患者になっている子供から、私が質問をするなら、どうしても私の書いた作文を読んで長官の御意見を聞いてほしいという宿題を持たされてまいりましたので、まず最初に長官にぜひ聞いていただきたいと思うのです。 これは、西淀川中学校三年生の矢内真保さんというお嬢さんなんですけれども、この子は二、三歳のころから非常に強いせきが出て、せきが出るとのどが笛を吹いているように……
○藤田(ス)委員 まず最初に、秋田県大館市の同和鉱業花岡鉱業所の地盤沈下の問題についてお伺いをしたいと思います。
この問題は、去る九月の十一日に環境庁の方にも地元から陳情が行っているはずですし、それから通産省の方にも行っているはずでございますので、まず最初に、環境庁からその対応、それから通産省からは、どういうふうに対応され、現在これについてどう理解していらっしゃるか、お尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 四十七年に桜町の方と話し合いをして協定書を結んだということは私も承知しておりますけれども、それでこの問題が終わったということではないわけなんです。そうじゃないわけです。その点について御理……
○藤田(ス)委員 私はきょう、本題に入ります前に、最初に一言、一昨日報道されましたNO2の総量規制に関しましてお尋ねをしておきたいと思います。 この問題については詳しく述べる必要はないと思いますので端的にお伺いいたしますが、環境庁が五十七年の四月に実施を目指して、そのために今年度じゅうには政令の改正をということで総量規制を実施することにしていたものが、財界と自民党の反対で実施が危なくなってきている。伝えられるところでは、これが自民党の環境部会の正副部会長一任となりまして、そうしてその正副部会長会議が三月の二十五日に開かれることになったために、今年度じゅうという点ではもはやタイムリミットを過ぎ……
○藤田(ス)委員 私は、エネルギー転換に伴う環境問題についてお尋ねをいたします。 一昨年十二月に出されました電気事業審議会の長期電力需給見通しで、電力エネルギーの、そして昨年十一月閣議決定された石油代替エネルギーの供給目標によって、エネルギー全体の石油から代替エネルギーへの転換計画が決定されました。これらの計画によって、石炭の消費量は現在の八千万トンから昭和七十年には約二億トンになり、電力だけでとってみましたら、現在の約七百七十万トンから六千万トン以上になるわけであります。このほか地熱あるいは原子力もほぼ十倍とするというような計画ですが、これらはいずれも重大な環境問題を引き起こしかねないと思……
○藤田(ス)委員 私は、きょうは家庭から出される植物油の廃油による汚染の問題について質問を予定しておりましたが、その前に、きょうの読売新聞に出ております東洋信販による住宅ローンの不正取得の問題について、幾つかお尋ねをしておきたいと思います。 ちょっと線を引っ張っておりまして恐縮ですが、記事がございますので――きょうのこの記事を見ますと、東洋信販という会社が山梨県西八代郡上九一色村に医師専用の別荘地として富士ドクタービレッジを造成した、そうして、医師に名義だけを借りてその別荘地を売ったことにして住宅ローンを不正に取得していたということであります。 そこで、まず初めに環境庁にお尋ねいたします。……
○藤田(ス)委員 私は、アスベストの汚染の問題についてお尋ねをしたいと思います。 アスベストというのは、商業的に生産され出して百年以上の歴史がありますけれども、耐熱性、化学的安定性に恵まれ、あるいは断熱性、電気絶縁性という点でも非常にすぐれた特性を持っております。したがって、工業原料だとか建築材料、自動車のブレーキ、クラッチから家庭用電気製品まで、非常に幅広く使われているわけです。同時に、アスベストを扱う労働者は、世界各国で石綿肺あるいは肺がん、中皮腫というふうな職業病にかかり、大変問題になってまいりました。日本でも、一九五五年ぐらいから非常に利用が急憎いたしまして、現在年間三十万トンぐらい……
○藤田(ス)委員 私は、パンパース、つまり赤ちゃんの紙おむつ製品の問題とそれから訪問販売についてお尋ねをしたいと思います。 この製品は、プロクター・アンド・ギャンブル・サンホームという会社がつくった製品です。赤ちゃんの紙おむつが入っているわけです。メード・イン・USAということになっています。コマーシャルで非常に誇大宣伝のナンバーワンだと消費者から批判を受けている全温度チアーと一緒の会社がつくっているわけです。この箱の六つの面に「ぬれてもさらっと 赤ちゃんごきげん」と、どこを見てもみんなこういうふうに書いているわけです。ところが大阪の消費者団体連絡会の調査によりますと、景表法に照らして不当と……
○藤田(ス)委員 改めて言うまでもありませんが、今国会は行政改革がその焦点であります。そして、きょうは、今国会が開かれまして初めて行われる当委員会の質問でございますので、私は、行政改革と環境行政についてお尋ねをしていきたいと思います。 去る十月二十一日の新聞報道によりますと、東京の空の汚れは依然改善される徴候が見られないことが都の環境保全局の昨年度の大気汚染状況測定結果で明らかになりました。NO2の基準が緩和されたその基準でさえ、二十三区中七八%の区がオーバーをしている。四月、九月の光化学スモッグの注意報発令は、五十一年以来五年ぶりのことであり、そして光化学スモッグ被害で入院した人が出たのは……
○藤田(ス)委員 きょうは新空港問題、先ほどからも出ておりますが、私は、関西新国際空港の問題についてお尋ねをしたいと思います。 質問に入ります前に、私は新空港予定地のところから選出されておりますので、先ほどからの大臣の御発言でどうしてもその先が聞きたいなというふうに思ったことが一点ございますので、まずお尋ねをしたいのですが、先ほどこういうふうに大臣は発言されました。着工の時期がいつかわからぬなら地元の協議がそれでできぬというのならそれに対して考え方があるのだ、こういう発言をされたわけです。別に揚げ足を取るわけではありませんが、しかしそういうことなら、どういうお考えがあるのか、そこだけはお聞き……
○藤田(ス)委員 きょうは、本来、大臣の所信表明に対して質疑を行うことになっておりますが、早急を要する問題、対策をお願いしたい問題が出てまいりましたので、まずそこからお伺いをしたいと思います。 大阪湾の堺港のPCB汚染の問題なんですが、このPCB汚染というのは、大阪府堺市の日立造船の周辺海域約四万平米の底質から最高で一〇〇PPm、これは暫定除去基準の十倍に当たるわけですが、その一〇〇PPmにも達するPCBが検出されたということなんです。 PCBというのは、改めて言うまでもありませんけれども、カネミ事件に見られるように毒性が非常に強く、その上、環境中に排出されても分解しないで生物体内に濃縮さ……
○藤田(ス)委員 先月の三十日に判決のありました安中公害についてお伺いをしたいと思います。 判決の中身について改めて詳しく述べる必要もないと思いますが、この判決は、公害裁判史上初めて企業の故意責任を認定したという点では、きわめて画期的な判決だというふうに私は考えます。長官も、この判決についての談話で、判決を真剣に受けとめたいということを言っていらっしゃるわけなんですけれども、故意責任というのは、要するに深刻な被害を発生させることがわかっていて汚染物質をたれ流し続けたということで、これは行政の側から言えば、そうした汚染物質のたれ流しを全く規制しなかった、容認したということになるのではないでしょ……
○藤田(ス)委員 きょうは、私は、志布志湾の問題についてお伺いをしたいと思います。
先日の委員会の御答弁で、長官は、今回の計画案についても、「形状も変え、また面積も少なくしたと申しましても、確かに景観に影響がなくなったということは言えないわけでございまして、影響はもちろんある」こういうふうにおっしゃり、しかし、影響は最小限に抑えたと言われております。影響はもちろんあるということならば、環境庁としてはできるだけこういうものがない方がいいということだというふうに私は考えていらっしゃるのだなと思うのですが、いかがでしょうか。
【次の発言】 私がお伺いしたのは、長官、本当に腹を割ったところ、こういう……
○藤田(ス)委員 日ごろなれないお立場で大変お疲れだと思いますが、にもかかわらず、大変誠実で、情熱的な御答弁に感激をしております。 アセスメント法というのはもろ刃の剣だとよく言われますけれども、本当にその中身次第によっては開発の免罪符だ、環境破壊に手をかすものになるということにもなりますし、逆に環境の保全と公害の防止にとって本当に大きな武器になるということにもなるわけであります。 それでは、アセスメント法案が環境の破壊となるか、それとも保全となるかのこの分かれ目は、共産党は早くからこの点では七点を指摘しているわけなのです。その七点が保障されるかどうかが分かれ目になるというふうに考えておりま……
○藤田(ス)委員 私は、本論に入る前に、ナイロビの会議に関連しまして、一言長官にお伺いをしておきたいと思います。 今回のナイロビ会議では、南の貧困と北の浪費が地球の環境破壊の原因であるということが指摘されたわけですが、とりわけ大きな特徴は、浪費の中でも特に戦争と軍備拡大が環境の保全にとって大きな脅威となっているということがクローズアップされた点にあると思います。この点は、引き続き開かれております、きょうもう終わりになるそうですが、国連軍縮特別総会でも、この七月一日にデクエヤル国連事務総長が「軍備競争の悪影響からの自然の保護」と題する報告書を提出をしまして、軍拡は資源を浪費し、環境破壊するもの……
○藤田(ス)委員 私は、まず最初に、関西新空港の問題についてお伺いをしておきたいと思います。 昭和四十九年の航空審議会の答申以来もう八年経過をしました。いよいよこの問題も正念場を迎えるというふうに言われておりますけれども、私は、最近の政府や大阪府や財界などの動きについては、幾つか強い疑問を持たざるを得ないわけです。 そこで、まず環境庁の方にお伺いをしたいわけですが、政府のアセスメント法案なんですが、この法案では、事業の主務大臣と環境庁長官が相談をして決める指針に基づいてアセスメントを行うわけですね。そこで、アセスメントを免許者や監督官庁に送付をして、送付されたその免許権者などは、そのアセス……
○藤田(ス)委員 きょうは参考人の皆さん本当に御苦労さんでございます。大変お疲れでございましょうし、ずいぶん同じことを重ねて聞くものだというふうに思われるかもしれませんけれども、ひとつよろしくお願いをいたします。 現行法が制定されましてから五年、結果は、だれからも言われているように大変無残な状態に終わったというふうに言わざるを得ないと思うわけです。政府の方は、その要因は気象の異変があったということとそれから散布に限界があったというようなことを言っておりますけれども、私はそれでは無責任に過ぎるというふうに考えるわけです。この問題に対してもっと総合性を持った対策をとれということは五年前にすでにこ……
○藤田(ス)委員 大変お疲れでしょうけれども、これが最後でございますのでひとつよろしくお願いいたします。 本論に入る前に一つ、これは後々のためにも役立っていかなければならないと思いますので要求しておきたいと思うのですが、農林水産省からいただいた資料、この参考資料の中には防除効果調査ということでA系列定点、B系列定点、C、D系列定点とこうあるのですが、中身がよくわからないわけです。私の方がたしか資料要求をいたしましたのですが、これは出せないということでありました。このABCは、この農水でよくもめる話なんですよね。それでは困るわけです。だからこのA系列定点百二定点とはどこを調査したのか、Bの定点……
○藤田(ス)委員 きょう私は、ここに「第三十三回全国漁港大会決議」というのを持っているわけです。先ほどからの大臣の御発言からも、御理解が深いなというふうには思いますけれども、最初に、せっかくの機会でございますので、この決議に答えていただきたいわけです。つまり、この決議は、第六次漁港整備計画はその進捗度が七二%にすぎなかったということに遺憾の意を表しながら、今日、「水産業をとりまく諸情勢は、二〇〇カイリ国際規則による海外漁業の環境悪化、増養殖漁業の推進をはじめとする沿岸漁業の振興等、六次計画発足当時に比べ、著しく変化している。従って、漁港の整備も、これら水産業の情勢変化に即応するよう計画を変更す……
○藤田(ス)委員 参考人の皆さん、きょうは私どもが急な要請をいたしましたのに御足労いただき、大変貴重な御意見をお聞かせいただきまして、本当にありがとうございます。 せっかくの機会でございますので、きょうは私は特に、新たに調整金をかけられる立場に立たれた異性化糖業界の皆さんから御意見をお伺いをしておきたいと思います。 業界の方でもいろいろと御協議をされて、そして非常に大きな立場から今回この調整金がかけられるという問題についてもおおむね了解をされたというふうにお伺いをして、私は皆さんのそういう姿勢に大変感動をしているわけでございますけれども、しかし私たちは先ほど来の意見にもたくさんありましたよ……
○藤田(ス)委員 今回の改正は、漁業共済事業の円滑な運営を図り、共済契約の締結を促進させていくためというふうに言われているわけですが、問題の赤字ですね、これが果たして今回の改正で本当に解消できるのかどうかという疑問があるわけです。 そこで三点、この問題についてお伺いしますが、そもそもその赤字の原因というのは自然界の影響などで漁獲共済の事故件数が増加したということだけではないわけですね。先ほどから何遍も議論をされておりますが、二百海里体制を契機にして、魚価の著しい変動による事故件数が多発したため、そしてこれが赤字の一つの大きな割合になっております。二百海里体制などによるこの共済事故に対する共済……
○藤田(ス)委員 最初に、チチュウカイミバエの問題についてお尋ねをいたします。 チチュウカイミバエが八〇年の六月にカリフォルニア州で発生して以来、八一年も異常発生が続きました。ことしはどうなるだろうかという不安をみんな持っているわけです。この間政府は、本来なら植物防疫法やあるいは国際植物防疫条約から見ても輸入禁止措置をとるべきところを、アメリカの圧力に屈してと言ったら反発されるかもしれませんけれども、しかし、そういうことで寄生植物であるオレンジやレモンの輸入を続けてきているわけであります。さらに、ことしの一月の専門家会議では、寄生植物であるレモンを真冬の季節に限ってということで、四月十日まで……
○藤田(ス)委員 きょうは、朝から参考人の皆さん私どものためにお時間をとっていただきまして、本当にありがとうございます。 私は、まず長谷川参考人から御意見をお聞かせいただきたいと思います。 朝鮮民主主義人民共和国の二百海里水域内での操業問題についてお尋ねをいたします。 現在、国交がない北朝鮮との間で民間団体の協定が結ばれているわけですが、いよいよ六月三十日に期限切れになるわけでございます。私どもは、これまで政府が何らかの形でこの民間合意を支援するように要求をしてまいりましたけれども、政府は、支援どころか、朝鮮の代表の入国を三月十三日に拒否をするというようなことになりました。表向きの理由は……
○藤田(ス)委員 最初に、大臣に二、三お答え願いたいと思います。
私は、日本の経済協力というのは、発達した工業国として世界の平和と諸民族の独立、全人類の進歩のために、つまり、人類進歩のために国際的な連帯の立場から行われなければならないと考えるわけですが、大臣はいかがお考えでしょうか。
【次の発言】 しかし、政府の経済協力の方針を見ますと、そういうものになっていると言えるでしょうか。たとえば私は、ここに先進国首脳会議、あのオタワサミットの鈴木総理の発言の記録を持っておりますが、こういうふうに言っていらっしゃるわけです。「西側全体がその平和と安定を確保するためには、」「第一に、ソ連の継続的軍備増……
○藤田(ス)委員 きょうは競馬の問題でお伺いをしていきたいと思います。
まず、競馬に使用される馬の事故見舞金問題なんですが、中央競馬会で競走馬に使用される馬が事故で死亡したり競走馬で使えなくなった場合に、中央競馬馬主相互会から事故見舞金が出ているわけなんですが、あそこからの支払い金が近年大幅にふえてきているというふうに思います。今年度は五十九億円という数字になっておりますが、なぜ支払い金が近年これほどふえてきたとお考えなんでしょうか。
【次の発言】 中央競馬会の職員と調教師や馬主の間で一部乱用があるというようなことが言われているわけですが、不正支給についてはどういう指導をしていらっしゃいます……
○藤田(ス)委員 農水省がことしの三月に発表しております「世界食料需給モデルによる食料需給予測」というのを見ますと、地域別予測結果というのを出しているわけです。発展途上国の穀物の輸入量は一九七八年に三千四百三十万トン、二〇〇〇年になりますと七千九百四十万トン、二・三倍増ということになります。しかも、これもケース1の場合、つまり、需給が一致しそして平年作であるという最も楽観的なケースのもとで、穀物の価格がインフレ率五%程度、名目で四倍程度という想定に基づいて出されているわけなんですが、ケース3というのを見ますと、ケース1、この楽観的なケースにさらに肥料価格などが二、三%上昇した場合穀物の価格は名……
○藤田(ス)委員 山口参考人と池尻参考人に御意見をお伺いしたいと思います。 ガット上から見ましても農産物が一番調整が困難な問題だと言われておりますし、ECの中からはもう農産物はガットから外せという意見さえ出てきていると聞いておりますが、いずれにしてもアメリカ自身もウエーバーでずいぶん自由化義務の免除を受けている品目を持っているわけなんです。山口参考人は一月の末にアメリカにいらっしゃいましたけれども、そのとき日本を非難するのはずいぶん身勝手だという批判に対して、先方はどう答えたかということについてお伺いをしたいわけです。先ほどから、せめて品目を十台に減らせばという意見もありましたけれども、アメ……
○藤田(ス)委員 時間が大変限られておりますので、簡潔にお伺いをしたいと思いますから、簡潔に御答弁をお願いしたいと思います。 きょうはチチュウカイミバエの問題についてはお尋ねをする予定ではございませんけれども、しかし私も、アメリカ側が撲滅宣言をする前にこちらの方から先にそういうことを決めていったということを大変残念に思っております。もともとチチュウカイミバエのいわば主治医がまだ御臨終と言ってないのに、診てないこっちの医者の方が御臨終だと宣言したのと同じようなものでして、こういう姿勢が実はいまの貿易問題に対しても自由化の問題に対しても農民を大変不安に陥れているということをまず最初に申し上げてお……
○藤田(ス)委員 けさ、この「昭和五十七年産米穀の政府買入価格の試算」というのをいただいたわけですが、その「基準価格」のところに(1)、(2)、(3)として、特に算定1、算定2と二本立てにして、それで出してきた試算と三番目の「前年の基準価格」とを並べてあって、つまりそれを勘案して決めるということなのですが、結論は据え置きということになっているわけですね。私は、これ自身、数字合わせとか逆算方式だとか先ほどから言われておりますが、全く理解に苦しむわけです。昨年も算定要素を大幅に改悪して、本来一一・七%の引き上げになるものをゼロにした。そして、引き続いてことしもさらに改悪をして、九・四%になるはずの……
○藤田(ス)委員 まず最初に、災害問題で二点お伺いをしておきたいわけです。 先ほども佐野局長の方から、自作農維持資金の枠を拡大するということをお約束いただいたというふうに私は認識をいたしましたけれども、これは農民にとっては生活運転資金として最も切実な要求になっております。昨年も被害が非常に大きく、連年災害だということで、その限度額を百五十万円から二百五十万円に引き上げる措置をとっていただいているわけなのですが、ことしは、とりわけ、議員立法とはいえ、天災融資法と激甚災害法の改正が行われて、それぞれ二五%の引き上げとなっているわけです。こういう状況のもとですから、なおのこと、去年とられた百五十万……
○藤田(ス)委員 私でもう質問が終わりますので、よろしくお願いいたします。 最初に、五十七年度産のこの畑作物の価格問題についてお伺いをしたいわけです。 先ほどからのお話を聞いておりましても、私は端的にお尋ねしたいなと思うのですが、大臣は、価格政策の持つ意味は大変重要だけれども、長期的展望に立っての構造政策にも配慮して、そこに投資をしていくことで腰の強い農業を育成していきたい、こういうことをおっしゃいましたね。これは、端的に言えば、だから価格を据え置くという、そういうことなんでしょうか。 それから、一部の報道でも、政府は現在の財政事情や製品の過剰などを理由にして抑制する方針であるというふう……
○藤田(ス)委員 せんだって大臣の所信を聞かせていただきました。私は特にあの中で、大臣がこれから幾つかの柱を挙げて取り組んでいきたいという中に、公害健康被害者の救済対策を充実させていきたいとおっしゃておられることには大変共感を覚えます。ぜひ患者の救済対策を充実させる立場でがんばっていただきたいものだということを切にお願いをしたいわけです。 ところで、きょうも委員会で取り上げられておりますけれども、本年の一月に臨調の第三部会が大変重大な報告を出しているわけです。この問題につきましては、すでにもう参議院の決算委員会で、わが党の安武議員も質問をしておりますけれども、この質問に対して大臣は、この公害……
○藤田(ス)委員 参考人の皆さん、きょうは本当にありがとうございます。お疲れでしょうが、私が最後になりますので、もうしばらく御協力をお願いいたします。 特に吉田先生、鈴木先生にはいろいろと教えていただきました。鈴木先生のお話では、人間はSO2だけに暴露されているのではなくて、いろいろな性質の物質、汚染物質の混合された中で被害を受けているのだというお立場からお話があったかと思いますし、吉田先生は、指定地域の解除については、科学的な事実に立脚して、冷静な判断に基づいて運用されなければならないという御発言であったというふうに思います。 先ほどから重複しているとは思いますけれども、端的に言って、こ……
○藤田(ス)委員 ずいぶん朝から同じような質問が続いておりますが、私も最初に、臨調答申に関連して一言お尋ねをしておきたいと思います。 せんだって参考人の皆さんからの御意見を聞かせていただいて、私も改めて大変勉強させてもらったわけですが、その中で、国立公衆衛生院の院長鈴木武夫先生は、大気汚染はすなわち硫黄酸化物ではない、こういうふうに指摘をされて、窒素酸化物や粉じんなどによる住民の健康への悪影響、そういうことを指摘され、仮に大気汚染が改善された場合であっても、数年あるいは十年から二十年後に発症する遅発性影響などについても示唆されました。そして、補償法を検討するなら、強化及び内容を充実する方向で……
○藤田(ス)委員 参考人の先生方、きょうは御苦労さんでございます。私が最後でございますので、よろしくお願いいたします。時間が十分しかございませんから、二、三お伺いして終わりますが、最初に金沢先生にお伺いしたいと思います。 今回の法案につきましては、専門委員会の報告から答申まで四年かかっております。委員会の方も時間はかかっておりますが、私は機会があれば、どうしてこんなにかかったのか、率直なところをぜひお聞かせいただきたいと思っておりました。中公審では、専門委員会の報告が出てまいりましたら、短時間のうちに答申になっていくのが普通だと私は考えておりますけれども、どうして今回の場合はそうならなかった……
○藤田(ス)委員 私は、前回の質問で残しておりました公害健康被害補償制度の公害保健福祉事業の問題についてまずお伺いをしたいと思うのです。
この問題は、しばしばこれまでも取り上げられてきておりますけれども、一向に改善されていっていないのではないか、こういうふうに思います。
そこで、まず予算の問題なんですが、もう一度改めてここで四十九年度、それから五十二年度、五十六年度の予算額と決算額を示してください。五十七年度はまだ決算額出ていませんね。
【次の発言】 制度が発足して四年目に九億七千万、当初の四十九年度の四億円というのがここまでふやされて、現在はその半分ぐらいに落ちておりますですね。それに引……
○藤田(ス)委員 本論に入る前に、最初に、大臣に二、三お伺いをしておきたいと思うのです。
先ほども言われましたけれども、大臣、この前の委員会で、所信は役人が書いたものだ、こういうふうにおっしゃったわけです。所信は大臣の責任ではないとおっしゃるのか。そこのところをお伺いしたいわけです。それなら自分の責任で所信を聞かせていただかないと、そういう大臣の御責任のないものを聞かされて審議せよと言われてもなかなか審議することはできませんので、そこのところをはっきりお聞かせいただきたいわけでございます。
【次の発言】 私は、いまそういうことをお伺いしておるんじゃないのです。いまもここで重ねて役人の書いたも……
○藤田(ス)委員 政府は畜産物の政策価格の決定に当たっては抑制の方向だということはすでにいろいろなところで伝えられておりますし、きょうの御答弁を聞いておりましても、非常に抽象的で、農家の皆さんが期待している方向であるとは決して思えないなと受けとめざるを得ないわけです。農家の経営実態からすれば、そうはならないだろう。いま五年続きで乳価が実質据え置かれ、しかも四年続きで生産調整が行われてきたという中で酪農民の経営実態を見たときに、酪農全体が成長力を失って経営がかつてなく厳しい状況に立たされている中で、今度の価格の問題についてはその実態に立つべきじゃないか、こういうふうに私は考えるわけです。 農水……
○藤田(ス)委員 私は、日本共産党を代表して、森林法及び分収造林特別措置法の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由とその内容について説明いたします。 案文はお手元に配付してございますので、朗読は省略させていただきます。 わが国の森林は、第二次世界大戦、戦後の復興、昭和三十年代以降の高度成長のもとで乱伐が行われてきました。そのため、人工林の大部分が生育途上にあり、その間伐や保育が急務であることは言うまでもありません。しかし、一方では、政府の安易な外材依存政策により材価が低迷し、林家の林業への意欲は減退しています。 わが党は、今回の政府案が人工林の間伐、保育を促進する上で一定の役割りを……
○藤田(ス)委員 本論に入ります前に、一点だけ酪農振興の立場からお尋ねをしておきたいことがございますので、お願いをしたいと思います。 きのうも近郊酪農業の問題について、公害の問題が取りざたされておりました。私の住んでおります地域でも、やはり酪農業というとイコール公害といったようなことが言われておりまして、そうして結局酪農業をやっておられる皆さんはどんどん、できるだけ人のいないところへ移り住んでいくのですが、気の毒なことに、開発が進んできますとまた追い立てられていくというようなのが現状でございます。最近になりまして、ふん尿処理の問題でも相当のお金をかけて、これも借金の一つですが、ずいぶん努力を……
○藤田(ス)委員 けさから精米流通研究会の報告をめぐりましていろいろ論議されておりますけれども、私もまず最初にこの問題からお尋ねをしていきたいと思います。 この出された報告書を見まして、私、最初に印象を受けましたのは、この方向で進んでいけばますます食管制度が消費者のサイドから崩されていくんじゃないか、これが私のまず最初にこの報告書を見せてもらったときの印象でございます。きょうは、その中でも特に標準価格米に重点を置いて質問をしていきたいと思うのです。 国民の食糧への責任、それは何よりも政府の重要な責務だと考えますが、食管法の目的は、国民食糧の確保と国民経済の安定を図るということになっているわ……
○藤田(ス)委員 与えられている時間が十一分ですので、できるだけ大臣にお答えをいただきたいと思います。 選挙期間中に、大臣は、農民のいまの気持ちを考えるととても据え置きというわけにはいかないんだということを言っておられました。実際、私たちが米価の申し入れを大臣にいたしましたときにもそういうふうに答えられたわけなんです。私はきょうのこのニュースを見まして、ああ、これが大臣の言っておられる農民の気持ちを考えてという中身なのかというふうに思ったわけであります。 生産者米価の方は、五十三年以来わずか四%しか上がっておりません。ところが、米の生産費の方は三六%アップしている。消費者物価の方も二五%ア……
○藤田(ス)委員 大臣は十五分にいらっしゃるということですので、先に農薬問題からお尋ねをしていきたいと思います。 農薬というのは、環境汚染の問題も含めましてその安全性についてはもちろん農薬取締法によって規制されていることになっているわけなんですが、最近、CNPと総称される除草剤の中からダイオキシンが検出されたということが判明しました。消費者団体の皆さんはいまその問題を大きく取り上げております。 ダイオキシンといいましてもいろいろ種類があるそうなんですが、このダイオキシンこそが、アメリカがベトナムの戦争で使った枯れ葉作戦、それにまいたオレンジ剤、この中にたくさんこのダイオキシンが含まれており……
○藤田(ス)委員 最初に、畑作作物の価格についてお尋ねをしたいと思います。 先ほどからの御答弁を聞いておりましても、算定の基礎になりますパリティ指数が〇・四五%というきわめて低い伸び率であるということ、あるいは財政当局からも非常に厳しい要望が出されているというようなことで、これでは据え置きどころか、それこそ引き下げにもなりかねないと、非常に厳しい状態であるというふうに受けとめておりますが、しかし、昨年に引き続いてもう二年連続据え置きということになりましたら、労賃だとかあるいは農業資材費等の上昇の中で、畑作農家の経営は一層悪化することは必至なんです。特にことしは、御承知のように北海道で六月、七……
○藤田(ス)委員 私は、関西新空港の建設が予定されております大阪泉州を地元とする議員といたしまして、この問題には今日まで一方ならぬ関心を持ってまいりました。国会の場でも機会あるごとに採算性の問題、環境問題、土取り問題、現空港問題、そして、とりわけ地元では関心の深い地域整備の問題などを取り上げて、政府の見解をただしてまいりました。しかし、今日に至るまで何一つ満足のいく回答のないままにこの新空港の建設が、あえてこういう言葉を使いますが、強行されようとしている。私は、そのことは大変遺憾に思わざるを得ないわけであります。 そして、最大の問題は、現空港の公害を解決するのだ、こういってにしきの御旗にされ……
○藤田(ス)委員 私は、まず初めに、アセスメントについて一言お聞きをしたいと思います。 アセスメント法案は、もちろん昨年の総選挙で廃案となったまま、現時点では国会に提出もされておりません。しかし、共産党は、この法案については環境の汚染、破壊を未然に防止するというような内容のものではなしに、まさに大事な大骨も小骨も抜かれてしまった開発促進法だ生言いたくなるような変質したものだというふうに評価をしているわけです。したがって、その考えは今も変わっておりませんので、このままのアセスメント法案が早くこの国会に提出されるようにというようなことで主張する立場ではございませんけれども、この法案の提出をめぐる……
○藤田(ス)委員 私は、今回この質問を前にしまして、実はこの日曜日と月曜日、水俣に行ってまいりました。この間、大臣はぜひ水俣を訪ねてほしい、調査をしてほしいということを随分言われておりましたけれども、私はやはり少なくとも環境庁長官は水俣に行って、御自身で水俣を見てほしいということを改めて思ったわけであります。水俣病をめぐる問題というのは、とても一口では言いあらわせないほどの複雑多岐にわたっておりますし、かつ大変深刻であります。だから、今議題になっております認定促進の問題だけではない。認定申請者の問題というのはほんの氷山の一角と言われるほど大変広範にその被害が広がっていて、その被害の全容の解明の……
○藤田(ス)委員 大変限られた時間でございますので、基本的な問題だけしかお伺いできませんが、まず法案の基本的な問題点についてお伺いをしていきたいと思います。 湖沼が予想以上に汚れているのだ、それは霞ケ浦や諏訪湖や琵琶湖だけではないのだ、全国ほとんどの湖沼が汚れてきて一刻も早く手を打たなければならないというふうに言われてから本当に絶えて久しいという思いがいたします。したがって、こうした湖沼の深刻な汚染の状況から考えますと、この法案は、一定の改善策は含まれているとは思いますけれども、同時に重大な弱点も抱えていると言わなければならないと思うわけであります。 何といってもその第一は、きょうは随分出……
○藤田(ス)委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、湖沼水質保全特別措置法案に対する修正案の提案理由及びその内容の説明を行います。 湖沼は、言うまでもなく、我が国の豊かでおいしい水の供給源であるとともに、その美しい景観と自然はかけがえない国民の憩いの場となり、また、特産の水産資源を持つなど、その環境の保全は極めて重要な課題であります。 しかし、政府・自民党による高度経済成長政策以降、大企業本位の水費源政策、また、湖沼周辺の無計画な市街化の進行、それと相まった下水道整備のおくれなどによって湖沼の環境は悪化の一途をたどっております。そして、湖沼における水質の環境基準の達成率は現在約四〇%に……
○藤田(ス)委員 私は、日本碍子株式会社で起きましたベリリウム問題についてお聞きをしていきたいと思います。 ベリリウムは環境関係の法規制というのは全くありません。労働衛生関係では作業環境基準が決められておりますけれども、カドミウムの二十五倍と聞きましては、これは相当の毒性の強いものだというふうに思います。ところが、日本碍子の熱田及び知多の両工場で二十年近くも、アメリカのこの基準の十倍から二十倍という大量のベリリウムを環境中に排出していたということが判明いたしました。しかも、私がここで大変重大な問題だなと思いますのは、環境庁は四年前の昭和五十五年の愛知県への委託調査でそういう事実をつかみながら……
○藤田(ス)委員 この間の委員会で若干残しておりますベリリウムの問題につきまして、一言だけ最初にお聞きをしておきたいと思います。 ベリリウムにつきましては、労働安全衛生法上「ベリリウム及びその化合物」ということで一定の規制が行われているわけです。すなわち、ベリリウム及び一%以上のベリリウムを含む化合物、合金の場合は三%以上ということになっておりますけれども、これを取り扱う場合には、特定化学物質等障害予防規則、いわゆる特化則の対象になりまして各種規制が行われるとともに、さらにこれを製造する場合には、プラントごとに労働大臣の許可を得なければならない、こういうことになっております。 そこでお伺い……
○藤田(ス)委員 私は初めに、前回に続きまして、けさほども問題になりましたが、四国の今治の織田が浜の問題についてお尋ねをしていきたいと思います。
質問に入る前に、長官に「今治港取扱貨物量実績とその予測」という一覧表を持ってまいりましたので、渡してよろしいでしょうか。
【次の発言】 直接関係ないとおっしゃるかもしれませんが、大事な問題ですし、深くかかわっておりますので、どうぞ長官もそれをごらんになりながら私の質問を聞いていってほしいと思います。
私は、港湾計画の必要性の問題をまず第一にきょうは取り上げていきたいわけなのですが、この港湾計画というのは、先ほどのお話にもありましたように、既に、八……
○藤田(ス)委員 先ほども問題になりましたが、私は乾電池問題に絞って御質問をしたいと思います。 廃棄される乾電池に含まれている水銀による環境汚染については、一部の研究者が早くから警告をしておりましたし、この乾電池の回収を提案もしておりました。昨年東京都の公害研究所がこれを裏づけるデータを発表して以来、全国的に乾電池、特に水銀を多く含むアルカリ電池あるいは水銀電池の回収処理が大変大きな問題になっております。この問題については、自治体レベルでの取り組みが大変早く、数多くの自治体が工夫と苦労を重ねながら今日まで自主的に回収を行ってまいりました。この乾電池による水銀の汚染が、現在、先ほどの御説明にも……
○藤田(ス)委員 きょうは随分公共料金の問題が取り上げられておりますけれども、私は河本長官の所信から、最初にまず物価問題、特に公共料金の問題について国民の生活に及ぼす影響という角度から取り上げていきたいと思います。 長官は、所信の中でも、「公共料金についても物価及び国民生活に及ぼす影響を十分考慮して厳正に取り扱っていくことにより、物価の安定基調を維持したいと考えております。」こういうふうに述べておられるわけです。しかし、ことしは先ほどから何遍も言われておりますが、本当に例年にない公共料金の値上げラッシュというのでしょうか、米、国鉄、私鉄、その後地下鉄、タクシー、それからNHKの受信料、それか……
○藤田(ス)委員 きょうは本会議に割賦販売法の一部を改正する法律案というのが提出されました。その中身につきましてはもちろん当該委員会でこれから審議されていくわけですから、その中身の問題ではありませんが、私は今日の消費者被害の実態から考えていきますと、どうしても割賦販売法の改正だけではだめだ、やはり訪問販売法の改正を速やかに行うことによってこういう種の消費者被害を救済していくことができるというふうに考えております。そこで、特に訪問販売法に関する問題を中心に質問をしていきたいと思います。 国民生活センターの調査でも、各地の消費生活センターなどで受け付けました訪問販売や通信販売、キャッチセールスも……
○藤田(ス)委員 せっかく大臣がお見えてすので、一言だけお尋ねをしておきたいと思います。 時間がございませんのでできるだけ簡潔にお答えをいただきたいんですが、せんだって日米交渉で牛肉とオレンジの一応の決着がつきました。限りなく自由化に近いオレンジの枠拡大、そして急増する牛肉の輸入、こういうことで、生産者も大変大きなショックを受けておりますが、外国から食物を輸入するという問題は、決して消費者は無関心でおられないわけであります。 一九六〇年代には穀物の自給率が八二%であった。八〇年代に入って三三%に低下した。菜の花が大変咲くようになりましたが、菜種の自給率なんて〇・二%。お豆腐なんて日本人しが……
○藤田(ス)委員 私は、きょうは米の問題についてお尋ねをしたいと思います。 最近米穀店から米が十分に入ってこないんだという苦情が各地から出されてきております。私のところにも実は米穀店から同様の訴えがございました。そこで私は、特に堺、泉州、大阪府南部ですが、そこから十店だけ取り出して直接聞いてみました。そうすると、半数の五店から、米が十分入ってこないで大変困っているという苦情が出てきたわけであります。 その内容は、この二月ごろから政府に手持ちの米がないからとして二〇%ほどカットされてきているんだ、あるいは自主流通米は従来どおりだが、山陰、北陸地方の政府管理米はカットされている、あるいは政府管……
○藤田(ス)委員 私は、お米の問題についてきようは質問をしていきたいと思います。 まず最初に、五十三年産米についてお伺いをしたいわけですが、きのう農水委員会で、五十三年産米はもう既に検査をしたもののうちの半数が合格をしていた、今も半分程度が適応している、こういうふうにおっしゃいました。裏を返して言えば、半数が基準以上の臭素が残留していたことが明らかになった、こういうことじゃないんでしょうか。 そこでお伺いをしたいわけですが、第一に、何検体検査をし、そしてそのうち何検体が五〇ppmを超えていたのか。第二番目に、五〇ppmを超えたもののうち、最高は何ppmなのか。そして五〇ppmを超えたものの……
○藤田(ス)委員 私は、きょうは食用油の問題についてお伺いをしたいと思います。
今、業務用食用油の品不足と価格の高騰が全国的に起こっておりますが、それだけではなしに、家庭用の食用油に至るまで価格の高騰が及んできております。
その原因については後で触れていきたいと思いますが、まず農水省、現在の価格と品不足の状況についてどういうふうにつかんでおられるか。また、農水省として、この問題に対してこれまでどのような対策を打ってこられたのか、お伺いをしたいわけです。
【次の発言】 いろいろ対策をとっておられるということなんですが、一向に価格の方は鎮静化しておりませんね。品不足の方もいよいよ深刻な状態があ……
○藤田(ス)委員 きょうは私は、人工甘味料アスパルテームの問題についてお伺いをしていきたいと思います。 今このアスパルテームが清涼飲料などに広範に使われてきております。ところが、このアスパルテームについて、ことしの四月十三日のワシントン・ポストに、その安全性に対する特集が記載をされております。きょうはそれを持ってきておりますが、また消費者団体も、このアスパルテームに対する安全性の不安についていろいろと問題を提起してきております。 そこでまずお伺いをしたいことは、アスパルテームについての食品衛生調査会の安全性の審査というのは、時間的にどの程度行われたのか。また調査会に対して資料はどのように渡……
○藤田(ス)委員 二十二年ぶりの婦人の大臣です。長官は各方面からそういう点でも非常に注目をされていると思います。長官御自身も、琵琶湖だとかあるいは交通公害だとか逗子の池子の森だとか、そういうところに直接いらっしゃる、あるいはまた婦人団体との懇談も行われる、私は、その点では非常に意欲的な取り組みを見せておられる、こういうふうに思っています。しかも、長年にわたって、命を守る看護婦という大変大事な職業を経験されて、人間の今、健康が何よりも大切なんだ、それを信念にしていらっしゃる長官、そういう点でも私は、そういう長官が今後どういう公害環境行政を進めていらっしゃるだろうかと、多くの国民の注目を集めている……
○藤田(ス)委員 今回のこの自動車重量税の引き当ての措置というのは、これで五回目の延長になるわけなんです。前回も私、この問題についてお尋ねをしておりますが、当時、これは今後の大気汚染の動向の推移を見きわめつつ自動車に係る費用負担のあり方について検討する必要があることから、二年間の暫定措置としたというふうに答えておられるわけです。しかし、その暫定措置というのはもう名ばかりで、政府の本当の腹は、この制度が続く限りこの矛盾に満ちた重量税の引き当てという措置を継続しようとしているのはもう見え見えである、こういうふうに言わざるを得ません。 まず、この点について、政府は我が党などが提案をする他の徴収方法……
○藤田(ス)委員 きょうは新幹線の判決の問題について随分質問がございましたが、私もまず最初にこの訴訟の判決についてお尋ねをしていきたいと思います。 新幹線開業以来二十年、そして裁判が始まってから十一年目にして控訴審の判決となったわけですが、今日も、防音工事だとか防振工事だとか行われておりましてもなお住民が振動、騒音による深刻な被害を受けていることが判決の中でも示されました。 私は昨日、この質問をするに当たって一度現地に行ってみようということで、実は被害者のお家を訪ねました。本当に、自分で日ごろ想像していたのとは全く違う、これは大変だなと思いました。話をしている最中に何度も自分で、音がしてき……
○藤田(ス)委員 きょう私は、関西新空港を含めまして、瀬戸内海の問題についてお尋ねをしたいと思います。 まず最初に、大阪湾の将来構想などの問題についてお尋ねをしていきます。 瀬戸内海の環境の問題について、今ここでその現状など多くを語る必要はないと思いますけれども、瀬戸内海環境保全特別措置法にもあるように、本来ここは「わが国のみならず世界においても比類のない美しさを誇る景勝地」こういうふうに言っているわけです。また、貴重な漁業資源の宝庫でもあり、それは私たち国民のかけがえのない食糧の宝庫でもあります。そういう環境を破壊せずに後の世の国民に引き継いでいく必要がある。こういう点で瀬戸内海は本来、……
○藤田(ス)分科員 私は、関西新国際空港の問題についてお尋ねをしたいと思います。
きのうの委員会で、大臣は、空港基本計画、環境アセスメント、周辺整備計画大綱の三つを地元の府県に提示する時期としては、当初五、六月ごろというふうに考えていたけれども、若干おくれそうだということをお答えになったそうですが、そういうことですね。
【次の発言】 それでは、五十六年着工、六十三年開港という運輸省の希望はというのですか、見込みというのですか、それは変化をしたというふうに判断をしてよいのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、いま工法並びに財源問題についても大変複雑な条件が出てきているのではないかと私は考えて……
○藤田(ス)分科員 私は、大阪瓦斯の子会社の問題についてお尋ねをしたいと思います。 今回、ガス代の値上げが申請されているわけでありますけれども、電気、それから公共料金の引き上げ、こういうものが相まって国民生活へ大きな影響を及ぼしていくことは言うまでもありません。しかも、値上げ幅の大きいこのガス代の値上げについて、いま国民の目は政府の査定に厳しく注がれているのではないかと思います。 値上げ問題が出ましたときに、いつも一方で問題になりますのがガス会社の子会社の問題でありますけれども、これは関心がそこに高まっていくのは公益事業としては当然のことではないかと思うわけです。 そこで私はお伺いをした……
○藤田(ス)委員 まず最初に、問題の前提として確認をしておきたいと思います。 法律上は広域臨海環境整備センターが設立されましてから基本計画をつくり、この基本計画の中で埋め立ての規模だとか位置、廃棄物処理計画をつくるということになっておりますが、これらの点につきましてはもうすでに政府の方からもらっている資料のとおり、昭和六十一年から十年間で、大阪湾で約八百ヘクタールを埋め立て、一億四千万立米の廃棄物を処理する必要がある、さらにこの処分が必要な一億四千万立米の内訳は、一般廃棄物で千五百万立米、産業廃棄物三千五百万立米、陸上残土で七千百万立米、しゅんせつ土砂が千九百万立米という見通しであると理解を……
○藤田(ス)分科員 私は都市計画の視点から、大型小売店舗の無暴な進出問題についてお尋ねをさせていただきます。 御承知のように大型小売店舗の進出というのは、地元小売商店の経営やあるいは生活に大きな影響を及ぼすだけではなく、道路交通あるいは生活環境問題あるいは子供たちの非行問題など地域にさまざまな影響を及ぼしております。こうした問題につきまして昨年九十一国会の予算委員会分科会でわが党の岩佐議員の質問に当時の佐々木通産大臣は「交通問題とか都市計画の問題は、本来は別の法体系に属して解決すべき問題でございます」と答弁されておられますし、さらに神谷審議官は、地元小売業者との調整以外の諸問題については「都……
○藤田(ス)分科員 先ほども大臣は、国際障害者年に向けてことしを契機にして行動計画をつくっていきたい、こういうふうにおっしゃったわけですが、私も、ぜひ行動計画をつくって実行していただきたいというふうに考えるわけです。 いまこそ障害者に対して必要な医療、教育、労働、町づくり、そういった面で独自の取り組みを計画的に進めていくことが、すべての障害者に対して、一人一人の願いにこたえていくことではないかと考えます。 そこで私は、その重要な一つであるリハビリテーション医療の問題について質問をさせていただきたいと思います。 昨年、厚生省の社会局が行いました調査を見ましても、身体障害者の原因には、病気に……
○藤田(ス)分科員 きょうは行政管理局にも来ていただいていると思いますが、お答えいただくのは後の方になりますが、関連がございますので、よろしくお願いいたします。 第九十四国会で、法務局、更生保護官署及び入国管理官署職員の増員に関する請願が採択されております。要するに、これらの部門の大幅増員の要求、それが請願の内容でございますが、この請願の趣旨や採択をした国会の意思は、一体どういうふうに生かされたのか。 そこで、五十七年度の予算案を見ますと、法務省は概算要求で二百二十八人、それが政府案になりますと百六十七人、そして、そこから第六次削減計画による五十七年度の削減数百三十三人が差し引かれまして、……
○藤田(ス)分科員 最近、消費者ローンなど消費者信用による商品の販売が急速に増加をしてきております。オイルショック以降も毎年二〇%近い伸び率で、昭和五十四年には民間の消費支出の一〇%を超えるにまで至っているというふうに言われております。この消費者信用取引というのは、高額な商品を分割払いで購入できるという点では消費者にとっても有益な面はあると思うのです。しかし一方では、悪徳業者がこれを商品売り込みの有力な手段にしていく、そういうふうなところから多くの問題が出てきていると考えます。 これは最近の週刊誌の一つですが、「教材訪問セールス偏しのテクニック」「元営業マンが”内部告発”」ということで記事が……
○藤田(ス)分科員 私は、精神薄弱者の収容施設の徴収金についてお伺いをしたいと思います。
この徴収金は、精神薄弱者が施設に入所をした場合に、その全額または一部を扶養義務者に負担をさせているわけなんですが、その徴収金の金額というのはどのようにして決められているのか、お伺いいたします。
【次の発言】 つまり徴収金は、保護単価、措置費とも呼ばれているものですが、その措置費と負担能力によって決められているというふうに理解してよろしゅうございますね。その負担能力というのは何を基準にして決められるのか、それから、措置費の方は五十一年から二年ごとに改定されているというふうに聞いておりますが、それでいいのか……
○藤田(ス)分科員 関西新空港の問題についてお伺いをしたいと思います。 この関西新空港の建設については、環境問題だとかあるいは地域整備の問題などいろいろな点で疑問が残されているというのでしょうか、出されているわけなんですが、特に現在のこの未曾有の財政危機の中で、高度経済成長時代の遺物ともいうような巨大なこのプロジェクトはとうてい不可能ではないかという、そういう意見が各方面からも強く出されております。私は、こうした立場からこの関西新空港の問題について幾つかお尋ねをしていきたいわけです。 まず、来年度の予算なんですが、今年度までの一般調査費に加え、新たに関西国際空港着工準備調査費という形で三十……
○藤田(ス)委員 まず最初に、環境庁長官にお伺いをしたいわけです。 私も特に地元の議員として環境問題というのは切実であります。大気汚染の問題、自然破壊の問題、水質汚濁、騒音、漁業に対する影響、それはまさにここに住む人々にとっては暮らしそのものの問題なんです。しかし、きょうは時間がございませんので特に水質問題についてしかお伺いできませんが、まず最初にお伺いしたいのは、この関西新空港計画について環境庁は関係閣僚会議で了承したわけですが、長官、瀬戸内海の埋め立てに関する基本方針、この基本方針に照らしてどういう理由で了承されたのか、簡潔にお答えを願いたいわけです。
○藤田(ス)分科員 大変お疲れだろうと思いますが、よろしくお願いいたします。 私は、きょうはマンモス校の問題についてお伺いをしたいと思います。 一概にマンモス校と言いましてもとらえ方はいろいろありまして、日教組が調査をしましたら、小学校では二十五学級を超えると、中学校では十九学級を超えると大き過ぎるという感じになるというふうに言っておりますし、それから文部省の方は三十学級を超えるとこれを分離するように指導しているということなんですが、いずれにしても、このマンモス校が学校の運営上や教育の上で大変問題が多いことは文部省もよく御承知のことだと思います。 とにかくマンモス校一校当たりの校庭面積を……
○藤田(ス)分科員 私は、大阪府和泉市で今行われております和泉丘陵ニュータウンの開発問題についてお伺いをしたいと思います。 今までニュータウン開発では、大阪では泉北ニュータウン、千里ニュータウン、それから東京では多摩ニュータウンあるいは千葉ニュータウンというふうに、さまざまなニュータウン開発が行われてきました。必ずしもその開発が全部だめであったなどと言う気はありませんけれども、しかし、その開発の中でさまざまな問題が提起されてきたことも事実であります。私は、新たな開発をするに当たって、この和泉丘陵のニュータウンに対しては、そういう過去のニュータウン開発の中からやはり教訓を酌み取っていかなければ……
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