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簑輪幸代 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

簑輪幸代[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP1000(衆)
749位
委員会発言(非役職)歴代TOP1000
526位

36期委員会発言TOP100
56位
36期委員会出席(無役)TOP100
58位
36期委員会発言(非役職)TOP50
45位
36期各種会議発言TOP25
16位
36期各種会議発言(非役職)TOP25
15位
37期委員会出席TOP100
71位
37期委員会発言TOP50
15位
37期委員会出席(無役)TOP50
39位
37期委員会発言(非役職)TOP10
10位

このページでは簑輪幸代衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。簑輪幸代衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

36期(1980/06/22〜)

第93回国会 大蔵委員会 第1号(1980/10/14、36期、日本共産党)

○簑輪委員 きょうは余り時間もありませんので、二、三の基本的な問題についてお伺いしたいと思います。  私は衆参両院の代表質問、予算委員会の質問などをお聞きしておって、政府の基本的な姿勢が、物価高や増税、賃金抑制、福祉の切り捨てなどによって年々国民の生活が悪化している中でさらにそれに追い打ちをかけようとするような国民生活圧迫の方向に大きく傾いていこうとしているのではないか、そういう危惧を持っております。  そこで大臣にお伺いいたしますけれども、財政再建のためには福祉の切り捨てや、あるいは増税というのはやむを得ないものであるというふうにお考えなのかどうか、その点をちょっとお尋ねしたいと思います。

第94回国会 災害対策特別委員会 第3号(1981/01/28、36期、日本共産党)

○簑輪委員 初めにこの場をおかりして、豪雪によって被害を受けられました関係自治体あるいは住民の皆さんに心からお見舞いを申し上げたいと思います。  私自身、日本共産党の豪雪対策副本部長として、対策をいろいろとりながら、岐阜県下の豪雪地域をつぶさに見た、その結果をもとにして、また共産党の調査をもとにいたしまして、いろいろ御質問をしたいというふうに思います。  まず、豪雪地帯へ参りましたときに一番最初に言われますことは、雪おろしで大変みんながへとへとになっているということです。道路の除雪なども懸命にやっているけれども、自分の家の除雪もままならないということで、切々と訴えられます。そうした中で自治体の……

第94回国会 大蔵委員会 第2号(1981/02/10、36期、日本共産党)

○簑輪委員 昨年の史上最高の冷害ということと、さらに加えて今回豪雪被害というものも非常にひどいわけですけれども、そういう中で私どもの地元の方でも果樹に対する非常に大きな被害が起こっております。果樹共済の制度というものがあるんですけれども、実際にはこの果樹共済というのに入っていない農家が多いわけです。こんなにひどい被害だから果樹共済の適用があるんだろうということで私ども農家の方々に伺いましたところ、ある地域では一軒も入っていない。どうしてかということを聞きましたら、実際に収穫共済だけでは、品質が悪くても収量が多い場合には対象とならない、あるいは全相殺方式でいけばなかなかその適用を受けるメリットが……

第94回国会 大蔵委員会 第8号(1981/02/27、36期、日本共産党)

○簑輪委員 私は、日本共産党を代表し、酒税法の一部を改正する法律案に対して、反対の討論を行います。  反対理由の第一は、本法案が国民に巨額の税負担の増大を押しつけることです。  政府は、昭和五十六年度予算で、財政再建を口実に、所得税減税見送りによる実質大増税や空前の規模の総ざらえ増税、そして国鉄などの公共料金の引き上げを図りながら、その一方では、アメリカや財界が要望している軍事費、経済協力費、エネルギー対策費などを大膨張させております。  今回の酒税の大幅引き上げは、安易な大衆増税であり、いわば軍備拡大のための財源確保策と言うべきものです。そればかりか、税の逆進性を強めて、低所得者ほど重い負担……

第94回国会 大蔵委員会 第12号(1981/03/18、36期、日本共産党)

○蓑輪委員 私は、日本共産党を代表して、物品税法並びに印紙税法の両改正案について反対、有価証券取引税法改正案について賛成の討論を行います。  物品税法並びに印紙税法の両改正案に反対する第一の理由は、財政再建を口実として国民に一層の負担増を押しつけていることです。  今回の増税は、物品税では、ライトバンや全自動洗たく機など、主として業務用に使われているものや通常の家の家庭で広く使用されているものを新たに課税対象に取り入れる、印紙税については、金銭受取書、契約書、委任状など、個人や中小業者が日常的に作成する文書に一律二倍の税率引き上げが行われるなど、国民への転嫁を基本とした大衆課税の強化を図る内容……

第94回国会 大蔵委員会 第13号(1981/03/20、36期、日本共産党)

○蓑輪委員 今回の所得税の改正については、寡夫控除の新設とか、いわゆるパートタイマーの課税最低限の引き上げなどの改正が行われているわけです。しかしパートタイマーも非常に微々たるもので、パートタイマーの皆さんの御要望に沿うようなものではありませんので問題があると思いますけれども、一番大きな問題は、所得税減税が見送られているというところだろうと思います。五十三年以降四年連続して所得税減税が見送られて、給与所得者の課税最低限は標準世帯で二百一万五千円に据え置かれたままという状態です。そこで減税見送りによって実質的な大増税が進んでいるわけですし、特に低所得者ほどひどい増税を押しつけられているという結果……

第94回国会 大蔵委員会 第15号(1981/03/24、36期、日本共産党)

○蓑輪委員 私は租税特別措置について二、三点お伺いしたいと思いますが、その前に所得税について一点だけお伺いしておきたいと思います。  今度の税制の中でパート税制について配慮したということで、一部改正案が出されているわけですけれども、所得税減税が行われていない中で非常に生活が困難になってきておりますので、パートで働く主婦の皆さんがずいぶんふえておりますし、あわせてパートに出られないような場合には内職でもって家計収入を助けるという家庭もずいぶんふえているのが最近の実情です。  パートの時間給なども四百円前後ということで、少しは上がっているようですけれども、非常に低い賃金になっております。内職となり……

第94回国会 大蔵委員会 第16号(1981/03/25、36期、日本共産党)

○簑輪委員 私はきょう総理大臣に減税の問題等についてお伺いしたいと思っておりますが、その前に一つ総理の所見を伺いたい点がございますのでよろしくお願いします。  実は、昨日、最高裁判所で日産自動車の中本ミヨさんの判決がございました。男女差別定年制の違法性がここで非常に明らかになったわけです。このことは、いままでのいろいろな男女差別の問題が裁判で闘われてきまして、ことごとく男女差別は違法であるということになってきておりまして、当然のことですけれども、この当然のことが中本さんは実に十二年もかかってやっと確定したということになったわけです。そこで、この判決は、女子の定年年齢を男子より低く定めたことはも……

第94回国会 大蔵委員会 第19号(1981/04/08、36期、日本共産党)

○蓑輪委員 いま審議しております法案は財政再建問題と密接不可分でございまして、非常に重要な関係がございますので、この点についてお尋ねをしていきたいと思います。  最初に財政再建の方法についてということですけれども、一体何によって進めるのかということ、この方法の問題について改めて簡潔にお願いしたいと思います。
【次の発言】 まず経費の節減、歳出の削減と申しましょうかそういうことで、あわせて五十七年度について大型間接税は導入をしないというお約束でございますけれども、五十八年度以降についてはどうなるのかということもやはりどうしても心配になるわけですね。五十九年度までに特例公債をなくしようということで……

第94回国会 大蔵委員会 第22号(1981/04/14、36期、日本共産党)

○蓑輪委員 今回の法改正の中には恩給法の改善にならって定年後の年金額を引き上げる等の措置と並んで寡婦加算についての併給停止措置や遺族の範囲の見直し、短期給付に係る財政調整事業の実施という共済年金制度にかかわる内容が幾つか含まれています。この点について組合あるいは組合員の納得が十分得られていないのではないかというふうに思われます。そこで何点か伺いますけれども、時間が短いので簡潔に御答弁をいただきたいと思います。  今回の法改正について国家公務員共済組合審議会からも意見が出されています。たとえば遺族の範囲の制限について、寡婦加算の大幅引き上げと短絡的に結びつけることについては疑問が持たれると指摘さ……

第94回国会 大蔵委員会 第24号(1981/04/21、36期、日本共産党)

○蓑輪委員 本法律案についていろいろな経過があるわけですけれども、三十四法律のうち十六法律が通産省ということになっております。全体として手数料法案自体が通産省が多いということはあると思うのですけれども、通産省法案が一番多くて、それであと各省庁の手数料の状況を見てみますと、全体としてそれに対処する姿勢と申しますか、非常にアンバランスになっている、便宜的な態度だというふうに思うのです。改正されるものがあるかと思えば改正されないものもあるわけですが、今回改正されないというふうにされた部分についてはどういう理由になるのか、それをお答えいただきたいと思います。人件費、物件費はいずれも毎年上がっているわけ……

第94回国会 大蔵委員会 第27号(1981/05/06、36期、日本共産党)

○蓑輪委員 銀行法の全面改正案に関連して、特に銀行の社会的責任ということでお伺いいたしたいと思います。  今回新たに目的条項が設置されることになり、その中で銀行業務の公共性ということがうたわれておりますけれども、この公共性という中身について具体的にどのようなことを指すのか、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 公共性というのは非常に幅広い概念で、その中に盛り込まれているものはたくさんあると思いますし、みんなが期待している内容も幅広いものがあると思うのです。公共性というところから導き出されてくる概念といいますか内容として、いまもおっしゃいましたように社会的責任ということがあるというふうに……

第94回国会 大蔵委員会 第29号(1981/05/12、36期、日本共産党)

○蓑輪委員 参考人の皆さん方お忙しいところどうも御苦労さまでございます。  最初に相互銀行についてお尋ねをしたいというふうに思います。  金融制度調査会の答申の付属資料というのを拝見いたしますといろいろなことが載っているわけですけれども、特に一貸出先当たりの金額階層別構成の推移というのがありまして、これを見ますと、四十六年度末と五十四年度末の比較がいろいろ出ておりますけれども、中小企業に対する貸出比率というのは減少する一方になっているというふうに見るわけです。一貸出先当たり五億円を超える金額階層というのは、先数で見ますとわずか〇・一%にすぎない。ところが金額で見ますとこれが一〇・六%にも達して……

第94回国会 大蔵委員会 第30号(1981/05/13、36期、日本共産党)

○蓑輪委員 私は、日本共産党を代表して、銀行法案、銀行法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案、証券取引法の一部を改正する法律案、中小企業金融制度等の整備改善のための相互銀行法、信用金庫法等の一部を改正する法律案について、一括して反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、銀行法案を中心とする四法案が、経済、金融構造の変化への対応と金融の効率化をスローガンにして大銀行中心の金融制度の再編成を行おうとするものにほかならないということです。  銀行法案は金融制度の基本法と言われるものですが、今回、銀行の業務範囲の弾力化、営業所の設置等の許認可権の弾力化、営業時間の弾力化、増資の自由化などが図……

第95回国会 大蔵委員会 第2号(1981/11/06、36期、日本共産党)

○簑輪委員 私の時間はわずか十七分ということでございますので、減税問題について二、三お伺いしたいと思います。  再三言われておりますように、五十二年度以来課税最低限が据え置かれておりますためにいわゆる実質増税というのが急速に進んでいると思います。この増税は今年度だけでも三兆円近くに上っているわけで、特に重大なことは、この増税による負担が低所得者ほど重くなっているということです。年収二百五十万、五百万、一千万というそれぞれの場合をとって試算してみました。  まず、五十二年度から五十九年度まで物価上昇率と同じ率で年収がアップした場合、年収アップ率は五十二年度に対し五十五年度は一・一六倍、五十二年度……

第96回国会 建設委員会 第14号(1982/07/28、36期、日本共産党)

○簑輪委員 私は、このたびの大水害で亡くなられたたくさんの方々の御冥福を心からお祈り申し上げますとともに、被災者の方々にお見舞いを申し上げたいと思います。  私は、この大水害発生直前に長崎に入っておりまして、この集中豪雨をみずから体験した議員でもございますけれども、その直後、二十四日に長崎において住民の方々の声を直接聞いてもまいりましたし、被災地の方々が切実に望んでおられるたくさんの要求のほんの一部になるかと思いますけれども、つぶさにお伝えし、対応策をお願いしたいということでお尋ねを申し上げる次第です。  現地では当初から人命救助最優先ということで、昼夜を分かたぬ御努力がなされたわけですけれど……

第96回国会 大蔵委員会 第3号(1982/02/10、36期、日本共産党)

○簑輪委員 農業共済の制度については、言うまでもなく農業災害補償法に基づくものでございますし、災害による農家の損害を補てんし、農業経営の安定と農業の再生産を保障し、農業生産の発展を図るという非常に重要な制度だというふうに受けとめております。その制度が円滑に運用されて、かつまた有効に機能するというためには、共済組合とか連合会が十分な活動をするということが前提になってくるというふうに思います。  法律の十六条では、農作物共済に該当する農家は組合に加入するということが義務づけられているわけですし、共済制度全体に対して国が指導、援助するというたてまえになっているわけです。共済掛金の一部国庫負担はもちろ……

第96回国会 大蔵委員会 第5号(1982/02/24、36期、日本共産党)

○簑輪委員 今回の税制改正では、国民の強い所得税減税の要求があるにもかかわらず、その実施をしていないという点で、大変大きな決定的な欠陥を持っていると私は思っております。また、税負担の公平という観点からも厳しく是正が求められております大企業、大資産家優遇税制の見直しについては、基本的に見送られているという点でも問題があると思います。政府は、増税なき財政再建というふうに言っておりますけれども、実際にはこの所得税減税見送りによる実質増税が大変進んでおりまして、一兆八千九百八十億円に達する見込みと言われておるわけです。今回の法人税の延納制度の縮減というのは、困難な経営状態にあります中小企業に対しては大……

第96回国会 大蔵委員会 第10号(1982/03/18、36期、日本共産党)

○簑輪委員 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となっています法人税法、租税特別措置法の両改正案に反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、不公平税制の抜本的是正を進めるどころか、逆に改悪さえしていることです。大企業、大資産家優遇の不公平税制に徹底したメスを入れ、適正課税を実現することは、税制を国民の立場から改革する上でも、新たな財源を確保する上でも、ひいてはわが国の財政と経済を再建する上でも不可避の課題です。  ところが、今次改正案はどうでしょうか。検討されていた退職給与引当金の見直しが財界の反対で見送られる一方で、その代替財源策として、主として中小企業に打撃となる法人税延納制度の縮減……

第96回国会 大蔵委員会 第12号(1982/03/23、36期、日本共産党)

○簑輪委員 いま政府は、アメリカなどとの貿易摩擦を解消するということで、今回、関税の大幅な引き下げ措置をとる一方、輸入検査や輸入手続の簡素化など非関税障壁の是正をすることになっているわけですが、この貿易摩擦問題を考えるに当たって一番大切なことは、なぜこういう摩擦が起こったのか、その根本原因を明らかにすること、そして、それに対する適切な対策を立てなければ、真の解決は図れないというふうに思います。  貿易摩擦の原因については、日本側、アメリカ側いろいろあると思いますが、日本側で見れば、一つは、独占の大企業が低賃金や長時間労働などで労働者を犠牲にする、あるいは下請中小企業を締めつけるというようなこと……

第96回国会 大蔵委員会 第16号(1982/04/02、36期、日本共産党)

○簑輪委員 財政特例法についてお尋ねするわけですけれども、五十年度の補正予算以来毎年提出されているわけで、普通特例というのは、臨時的特例という言葉がございまして、そのとき限りというのが常識だろうと思うのですが、この財政特例法というのは毎年出てくる恒常的な法律ということで、ちょっと言葉の意味からも理解しがたいような状態になっているわけです。  公債発行による財源の確保というのは、しばしば言われていますように、そのときは余り痛みを感じない。それで抵抗なくどんどん発行されてくるけれども、後から大変な荷物だった、重荷だというようなことで、その処理に大変困る。公債は税が先取りされるということですから、後……

第96回国会 大蔵委員会 第19号(1982/04/09、36期、日本共産党)

○簑輪委員 総理にお尋ねいたします。  最初に税収不足の問題ですけれども、もうすでに指摘されておりますように、五十六年度では約二兆円の歳入欠陥、それから五十七年度の税収不足としては三兆円前後になるのではないか、そしてそれに続く五十八年度では六、七兆円の税収不足さえ出る可能性という観測の報道もされております。そして、それを受けて大蔵省の幹部は、赤字国債を増発しなければ五十八年度予算は編成できない、そういうふうなことすら言っているという報道もされているわけです。  総理は、すでに五十九年度赤字公債を発行することをやめて赤字公債発行ゼロというところで公約をしておられるわけですね。こういう厳しい事態を……

第96回国会 大蔵委員会 第20号(1982/04/16、36期、日本共産党)

○簑輪委員 私の持ち時間は二十五分しかありませんので、歳入欠陥の問題や赤字公債の増発問題、そのほか軍事費がGNP一%を超えるのではないかというような問題など、非常に重要な問題がいろいろあるわけですけれども、きょうは特に労働者の昇格昇級問題、特にその中でも男女差別の問題あるいは組合差別の問題について、大蔵省当局の見解を伺いたいというふうに思います。きょうは、ごらんのとおり大変たくさんの婦人労働者の方が傍聴に来ておられまして真剣にこの質疑を見詰めておられますので、誠意のある御回答をいただきたいというふうに思っております。  御存じのとおり、婦人に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約というのを……

第96回国会 大蔵委員会 第21号(1982/04/21、36期、日本共産党)

○簑輪委員 今回の法改正は、恩給法における措置にならって年金額の引き上げが行われるというものですけれども、その引き上げ実施時期を例年より一カ月おくらせた。これは明白な福祉の切り捨てというものでありまして、これまで引き上げ実施時期を年々改善してきて、昭和五十年以降四月実施というふうになっておりましたものを今回後退させて五月実施としたということは、昨年来からの臨調路線の具体化であるということで、私は、もう絶対に認められない措置だと申し上げなければなりません。そういう立場で、この実施時期を四月からという修正案を共同提案するという予定になっておりますけれども、ことしの四月実施、また来年度以降もずっと四……

第96回国会 大蔵委員会 第22号(1982/05/07、36期、日本共産党)

○簑輪委員 サラ金問題が大きな社会問題となって非常に非難をされるという事態が続いてまいりまして、これを何とかしなければならないということになってきたわけです。一体どこにそういう原因があるのかということについては、もういろいろ言われておりますけれども、私どもとしては、やはり異常な高金利というところに大きな原因があるだろう。アメリカやヨーロッパでもあきれるほどと言われる高金利。この高金利は後進国と言われても仕方がないのじゃないかとまで指摘されています。それから二つ目には、取り立てが暴力的取り立てにまで及ぶという悪質な取り立てが横行した。そして現にそれもまだ続いているということに非常に大きな問題があ……

第96回国会 大蔵委員会 第23号(1982/07/07、36期、日本共産党)

○簑輪委員 補正後の税収欠陥、それも二兆八千八百億円という実に膨大なものになったというのは、ゆゆしい事態だというふうに思います。総理が公約された五十九年度赤字国債発行ゼロということが、一体どういう手だてをとったら実現可能なのか、こういう事態に立ち至った段階で冷静に考えてみても、とうていできない事態ではないかというのが識者の判断になっている今日でございます。  そういう中での公約実現は大変なことだろうし、大蔵大臣としても明確な答弁をいままでもされておりませんけれども、こうした中で私どもは、いま進められつつある五十八年度予算編成の概算要求枠について基本方針が出されているという報道を聞いております。……

第96回国会 大蔵委員会 第25号(1982/08/04、36期、日本共産党)

○簑輪委員 私は、質問に先立って一言申し上げたいと思います。  まず最初に、きょうの法案審議のあり方についてです。この二つの法案は、数々の重大な問題点を持ち、ことに最高裁の判例を否定するような内容を持つという意味で、広範で非常に深刻な影響を及ぼすものです。ところが、この法案に対しては、いわゆる慎重審議ということではなく、わずか一時間半で終わらせてしまおうということはとうてい納得できないと私は思います。  前回、五月七日の質問の際に、私は委員長にもいろいろなお願いを申し上げました。あのとき、参考人として出ておられた業者の方々に対して、金利に関して業者の実態を明らかにするために、所得税の確定申告書……

第96回国会 法務委員会 第26号(1982/08/03、36期、日本共産党)

○簑輪委員 最初に補償額についてですけれども、私どもの党は、現行新刑事補償法制定の当時から、最低は決めておいても最高は決めない方がよい、つまり上限を定めない方がよいというふうに主張してまいりました。その点に関して、五十三年の改正のときにわが党の安藤議員の質問に対し、当時の伊藤政府委員の方からこのような答弁がされております。「たとえば西ドイツのように上限を書いてないところもあるわけでして、それらの国の運用の実情、上が書いてないとどういうことになっておるか、こういうことも調べてみたいと思っておりますし、十分研究してしかるべき措置をとりたい、」こういうふうに御答弁いただいておりますので、その後、この……

第96回国会 法務委員会 第28号(1982/08/10、36期、日本共産党)

○簑輪委員 今度の改正案の中での問題点は多々あるわけですけれども、特に大きな問題と思われますのは、送達の問題だと思うのです。  それで、それに関連してまず最初に、本来の送達というのは執行官送達、郵便送達ということで住居所にするのが原則であるにもかかわらず、事実上、そういうことが支障がある場合があるという事実に基づいて、方法の方を変えてしまおうという今回の改正案ですけれども、そこに至る前に、まず執行官送達の完全な執行を図るということ、それから郵便の配達においても、現状を是正して送達が十分できるように変えていくことができるのではないかというふうに思います。  執行官送達の方はさておきまして、郵政省……

第96回国会 法務委員会 第30号(1982/08/19、36期、日本共産党)

○簑輪委員 私は、婦人の人権にかかわる重大な問題ということで、優生保護法改正の動きに絡んで幾つかお尋ねをしたいというふうに思います。  最初に、妊娠中絶について、刑法と優生保護法の適用関係について法務省の方からお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 いまお答えいただきましたように、優生保護法の第十四条に基づく医師の認定による人工中絶の場合については、刑法の堕胎罪の適用がない、合法的なものであるということになるわけですけれども、この中絶に関連して、最近新聞、週刊誌等で、優生保護法の見直しをめぐっての論議というのが活発になってきているように思います。厚生省の認可団体であり、受胎調節の実地指導……

第97回国会 大蔵委員会 第2号(1982/12/22、36期、日本共産党)

○蓑輪委員 大蔵大臣、御就任後初めて私は質問をさせていただくわけでございますので、法案に関連しながら財政政策上の若干の問題についてもお尋ねをしたいというふうに思います。  今回の国債整理基金の定率繰り入れ停止措置というのは、財政法が企図しております二つの基本的な点、一つは財政の民主化、もう一つは財政の健全性、特に財政の健全性という点で大きな問題点があるというふうに思っているわけです。健全財政を確立して国民生活を安定させるということが財政上非常に重要な役割りですけれども、それをどうやってやっていくかという点について、財政法ができて間もなくのころ、大蔵省の方が書かれた本の中にもありますように、まず……

第98回国会 決算委員会 第2号(1983/03/22、36期、日本共産党)

○蓑輪委員 まず最初に、原油値下げに伴う電気料金等の問題についてお尋ねしたいと思います。  すでに多くの方が質問されております問題ですけれども、特に家計を預かる主婦にとってはきわめて関心の高い問題でございますし、私どもの地元でもこの問題について大きな期待が広がっております。それで、原油値下げに伴う電気、ガス、石油等の価格問題について、経企庁並びに関係の通産省にお伺いをしたいと思います。  十年前には狂乱物価ということで大変な事態も起こりましたし、この十年間の動きを見てみますと、原油の値上げがその都度口実になりましてあらゆる物価が上がってきたという経過があります。同時に便乗値上げもそこで行われて……

第98回国会 大蔵委員会 第2号(1983/02/09、36期、日本共産党)

○蓑輪委員 この一月二十八日に財政の中期試算というのが出されましたけれども、これまでの政府は、財政再建という公約を掲げていたわけであります。特に、五十九年度赤字国債発行ゼロというようなことが公約の重要な中身になっていましたけれども、総理大臣がかわりまして、この公約ががらっと変わってしまったというのは、一貫した政府ということから見ますと、非常に問題があろうかと思うのですね。  そして、現在の総理大臣は当時の閣僚でもあったわけですし、五十九年度赤字国債、脱却ということが事実上不可能になったという点は、政府の失政の結果だろうと思うのですけれども、そういう事態を招いたことについての反省なり、どのような……

第98回国会 大蔵委員会 第6号(1983/03/04、36期、日本共産党)

○蓑輪委員 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となっております造幣局特別会計法の一部を改正する法律案について、反対の討論を行います。  反対の理由の第一は、この法案による貨幣回収準備資金積立金の一兆円を取り崩すという今回の措置が、軍拡と大企業優遇の五十八年度予算の財源を確保するためのものだということです。  今日のような財政危機のもとでは、国民のためにならない不要不急の経費を徹底的に削り、大企業、大資産家優遇の不公平税制を是正するのが先決、当然のことです。ところが逆に、軍事費等安保関連予算を大幅にふやし、そのツケを所得税減税の見送りやこの貨幣回収準備資金の取り崩しなどに回す措置をとっていま……

第98回国会 大蔵委員会 第9号(1983/03/16、36期、日本共産党)

○蓑輪委員 きょうは、租税特別措置改正案とそれから製造たばこ定価法改正案ということですけれども、最初に、たばこの問題についてお尋ねしたいと思います。  たばこが健康に有害であることは広く知られておりまして、喫煙者本人に有害であることはもちろんのこと、最近では、自分はたばこを吸わないのに、たばこの煙で汚れた空気の中にいると、吸わない人までも健康障害を受けるといういわゆるパッシブスモーキング、受動的喫煙の害についても広く問題提起されて、世論も高まってきております。  そこで、このたばこの問題についてはWHOが、健康問題のみならず生命にもかかわる重要な問題として、何度も勧告を重ねてまいりました。とこ……

第98回国会 大蔵委員会 第10号(1983/03/17、36期、日本共産党)

○蓑輪委員 どうも御苦労さまでございます。  小倉会長にお伺いしますけれども、今回の租税特別措置、税制改正は、最初に予想されていた以上にしぼんでいるという感じがするわけです。退職給与引当金とかあるいは印紙税の見直しとか、いろいろ報道されていましたけれども、そういうのは見送りになってしまって、それで大企業は大変喜んでいるのではないかと思うわけですが、財界にとってのいろいろな都合はもちろんあろうかと思いますけれども、税調としては、そういうのにとらわれずに公平に適正に課税するという立場で、この租税特別措置の厳格な見直しというのが課題だったはずだと思うのです。それをやらなければ、真に財政危機を克服する……

第98回国会 大蔵委員会 第14号(1983/04/12、36期、日本共産党)

○蓑輪委員 財源確保法案の問題に関連して幾つか御質問をするわけですが、最初に法案のつくり方についてです。  今回、この一本の法律で、赤字国債の発行から国債費定率繰り入れ等の停止、さらには特別会計や特殊法人から一般会計への繰り入れということで自賠責特会、あへん特会、造幣局特会からの繰り入れのほか電電や競馬会からの国庫納付、こういうものを行うということで法案が出されております。しかし、これらは、それぞれの措置は国の財源確保という一点では縛れるかもしれませんけれども、それぞれが全く内容の異なるものでありますし、担当する省庁も違う、委員会も違うという異なった性質の内容を持っているわけです。前回、五十六……

第98回国会 大蔵委員会 第16号(1983/04/26、36期、日本共産党)

○蓑輪委員 総理にお尋ねいたします。  減税問題なんですけれども、大蔵大臣には再三にわたってお伺いしておりますので、きょうは直接総理からお答えをいただきたいというふうに思っています。  国民の所得税減税に対する期待は非常に強いものがありますし、特に家計簿をいろいろつけていらっしゃる方のお話を聞きますと、特にこの減税を絶対にやってもらわないと暮らしはよくならない、家計簿をつけていない家庭に比べて一層減税の要求が強くなっているというのが実態でございます。ぜひ一兆円以上の大型の減税を早期にやってもらいたいというわけですが、いままで、なかなか時期、規模、財源が明確になっておりません。私は、できるだけ早……

第98回国会 大蔵委員会 第17号(1983/04/27、36期、日本共産党)

○蓑輪委員 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題の参議院からの送付案件であります自由民主党、新自由クラブ・民主連合共同提案の貸金業の規制等に関する法律案並びに出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案について、提案の理由とその概要を御説明申し上げます。  小口消費者金融、いわゆるサラ金に対する有効な規制措置は、今日、緊急の課題となっています。  最近、サラ金にかかわる事件が爆発的にふえ、犯罪は三日に一件、死者は三日に四人という非常事態となっています。このようなサラ金悲劇の原因は、異常な高金利が放任されていること、悪質業者が野放しになっており、業務規……

第98回国会 大蔵委員会 第20号(1983/05/18、36期、日本共産党)

○蓑輪委員 きょうは、婦人が重大な関心を持っている二つの問題について集中的にお伺いしたいと思います。  まず最初に、被扶養者の認定に関する男女差別の問題でございますけれども、昨年もこの件で渡辺大蔵大臣にも伺っておりますが、きょうは少し深めて大臣の前進的答弁をお願いしたいと思っております。  これは、実は国家公務員共済組合法の二条で被扶養者というのが決めてあるわけですが、「主として組合員の収入により生計を維持するものをいう。」というふうに定められております。そして施行令で、被扶養者については「大蔵大臣の定めるところによる。」ということになっておりまして、昭和三十四年に大蔵大臣が定めた運用方針とい……

第100回国会 大蔵委員会 第3号(1983/09/30、36期、日本共産党)

○簑輪委員 今回の法改正は、国鉄共済を救うために、国鉄の労使の負担をふやすというだけではなくて、他の国公や公企体共済の掛金も引き上げて、それで協力させようというものではないかというふうに指摘されますけれども、その点いかがでしょうか。(私語する者あり)
【次の発言】 わかりませんか。――わかりませんでしたか。  今回の法改正の問題で、国鉄共済を救うということのようですけれども、実際には国鉄の労使の負担をふやすということにもなります。それだけではなくて、国公や公企体共済、それらの掛金も上がっていって、そしてそこで協力させようというような中身ですけれども、それでよろしいでしょうか。

第100回国会 大蔵委員会 第4号(1983/10/05、36期、日本共産党)

○簑輪委員 私は、日本共産党を代表して、国家公務員及び公共企業体職員に係る共済組合制度の統合等を図るための国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。  反対する第一の理由は、本法案が福祉切り捨て、自立自助の臨調路線に基づく公的年金制度抜本改悪の突破口になるからです。  政府は臨調答申を受け、公的年金制度全体を昭和七十年までに一元化する方針を固めていますが、その内容は将来の財政難を口実にした年金水準の切り下げ、保険料引き上げなど、もっぱら国民犠牲の方向になることは必至です。本法案は、政府みずからが位置づけるように、その第一段階であり、六十一年度までの共済年金制度そのも……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 社会労働委員会 第23号(1984/07/10、37期、日本共産党・革新共同)

○簑輪委員 今回の法案は問題点が非常に多過ぎて、とても四十七分で質問し切れるものではございませんけれども、幾つかぜひお尋ねをしたいと思います。  既に御存じのように、きょうもたくさんの婦人の皆さんがこの法案の審議を真剣に見詰めておられます。大臣初め皆さん方お疲れでしょうけれども、ぜひとも最後まで真剣に御答弁いただきますよう、まず最初にお願いしておきたいと思います。中にはお疲れのようで後ろで座り込んでしまわれて、それでもこの審議の行方をしっかり見守りたいという婦人の気持ちを酌んでいただくことをお願い申し上げます。  最初に、労働基準法が今回改正されるということで法案が出されている部分がございます……

第101回国会 大蔵委員会 第2号(1984/02/22、37期、日本共産党・革新共同)

○簑輪委員 まず最初に、本会議でもお尋ねした大型間接税の導入問題ですけれども、総理大臣は今考えてないというふうな答弁でございましたが、大蔵大臣はいささか違うようにも思える前もないことはないということで、今までのいろんな論議を聞いておりますと、大体政府は建前と本音を使い分けているというような言われ方もしているわけですね。ここでは本音でぜひ率直に御答弁をいただきたいと思います。  総理大臣はともかくとして、大蔵大臣としては、よりコンセンサスが得やすい環境が逐次整備されてきているというようなことをお述べになっていらっしゃる場所もあるのですね。大型間接税導入問題、課税ベースの広い間接税という問題につい……

第101回国会 大蔵委員会 第6号(1984/03/21、37期、日本共産党・革新共同)

○簑輪委員 最初に物品税について御質問をいたします。  この前、昭和五十六年の税制改正で物品税の増税が行われまして、その際、物品税の課税対象基準として奢侈品、比較的高価な便益品、趣味娯楽品に課税するという従来の考え方は変わらないと言われましたけれども、今回の増税に当たっても基本的にその違いはないと伺ってよろしいんでしょうか。
【次の発言】 昭和五十六年の改正で全自動洗濯機が新規課税されましたけれども、全自動でない洗濯機は非課税のままでした。いわゆる洗濯機が課税対象として考えられ始めてからの経過というのをずっと述べていただきたいと思います。  それからさらに、昭和五十六年改正で全自動でない洗濯機……

第101回国会 大蔵委員会 第8号(1984/03/26、37期、日本共産党・革新共同)

○簑輪委員 私は、日本共産党・革新共同を代表し、酒税法等一部改正案、物品税法一部改正案及び石油税法の一部改正案、以上いわゆる間接税増税三法案について反対の討論を行います。  反対する第一の理由は、これらの間接税を今回の減税の見返り財源として、抱き合わせ増税しようとしていることです。  政府は、総選挙中の、増税はしないという公約を投げ捨て、酒税、物品税、石油税など、逆進性の強い間接税を初年度四千二百二十億円、平年度ベースで五千四百十億円増税し、増税約一兆円の半分以上を賄おうとしています。これは、所得の低い者ほど減税を台なしにし、かえって増税となり、しかも減税に何ら浴しない生活保護世帯や母子家庭な……

第101回国会 大蔵委員会 第10号(1984/03/28、37期、日本共産党・革新共同)

○簑輪委員 まず最初に、申告納税制度改正の問題点については、正森議員が先日の質疑を通じて、記帳義務法制化などがいかに中小業者にとって不当なものであるかという点を詳細明らかにしたと思います。納税環境の整備というのを口実にした今回の改正は、国民の権利である申告納税制度の根本を破壊する権力的な徴税体制づくりであるとともに、政府のねらう大型間接税導入の布石にもなる重大な改悪であると思わざるを得ません。しかも政府は、この制度改悪を減税法案など予算関連法案と合体させて一気に成立を図ろうというやり方、これは審議のあり方としても到底納得できるものではありません。少なくとも、申告納税制度を改めるこの納税環境の整……

第101回国会 大蔵委員会 第13号(1984/04/11、37期、日本共産党・革新共同)

○簑輪委員 今回外国旅費の改定が行われるわけですけれども、内国旅費の改定が見送られております。内国旅費について一五%から一七%程度の格差が生じているというふうに伺っておりますけれども、実費弁償という建前からいっても、それなりの改定が必要ではないかというふうに考えます。  その必要性の問題と、それから今後改定に当たって一体どの程度の格差が生じた場合に改定をしなければならないというふうにお考えなのか、その基本的な実費弁償という趣旨から見てのお考えをお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 旅費とか宿泊費、日当その他、これは別に財政事情に余裕があったらたっぷり使っていいという性質のものでもない……

第101回国会 大蔵委員会 第14号(1984/04/13、37期、日本共産党・革新共同)

○簑輪委員 大臣にお尋ねいたします。  六十年度の予算の編成方針についてですけれども、大蔵省の「中期的な財政事情の仮定計算例」によれば、六十年度、特例公債の借換債を発行しないケースでも、要調整額は、一般歳出の伸び率をゼロとすると二兆円を超えるということになっております。それで、新聞報道によれば、大蔵省の首脳は、六十年度の予算編成方針について、制度改革をさらに進めるために、総額規制を念頭に置く考えだということが述べられておりまして、六十年度予算一般歳出の概算要求枠、いわゆるシーリングが三年連続マイナスになるという方針であるように報道されているわけです。  けさほどの閣議で、大臣は、この問題につい……

第101回国会 大蔵委員会 第18号(1984/04/24、37期、日本共産党・革新共同)

○簑輪委員 財確法の審議に当たって御質問するわけですが、これまで特例公債の償還に当たっては借りかえをしないということが法律で定められ、再三言明もされてまいりましたが、今回これを全面的に改めて借換債の発行ができるようにする、ほんの申しわけ程度に、借りかえをできるだけしないよう努力するという形にしようとしているわけですね。  財政法の四条では特例債の発行を禁じているわけですけれども、昭和五十年から、臨時特例の措置ということで財政の特例法をつくって、赤字国債を発行し続けてきました。これはいわば財政法違反を合法化してきた措置というふうにも言えると思います。しかし、それでも建設国債とは違って、償還に当た……

第101回国会 大蔵委員会 第19号(1984/04/25、37期、日本共産党・革新共同)

○簑輪委員 最初に財源確保法に関連して、来年度予算編成方針について総理の見解を伺いたいと思います。  政府は、赤字国債の発行を五十年から特例ということで行ってきました。そのこと自体非常に問題だと思いますけれども、今回赤字国債の借りかえまで行うというふうになるわけで、これは財政法第四条を完全に空洞化するもので、私どもは断じて容認できないと思っています。  財政法四条の規定が設けられた歴史的背景を見てみますと、かつて日本軍国主義が赤字国債を増発して軍事費を調達し、侵略戦争を拡大していったというこの歴史の反省があると思うのです。したがって、財政法第四条というのは憲法九条の戦争放棄の規定を財源面から保……

第101回国会 大蔵委員会 第20号(1984/04/27、37期、日本共産党・革新共同)

○簑輪委員 私は、日本共産党・革新共同を代表し、昭和五十九年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置等に関する法律案及び修正案に対し、反対の討論を行います。  まず、五十九年度の財源確保策そのものについて述べます。  これに反対する第一の理由は、政府みずからが引き起こした深刻な財政破綻の原因について何の反省も見られないからです。政府・自民党の五十九年度までに財政再建を図るとして進めてきた諸施策は、国民犠牲の臨調路線の実行でした。その結果、我が国財政は、再建どころか、破綻のきわみに達し、政府がみずから公約した赤字国債の五十九年度脱却すらできなかったのです。  本法案は、このような深刻な……

第101回国会 大蔵委員会 第22号(1984/05/09、37期、日本共産党・革新共同)

○簑輪委員 振替決済制度そのものは、具体的には昭和四十年代後半から東京証券取引所では、関係当事者間の契約に基づきまして、部分的に既に実施されている。そして現在、日本証券決済株式会社がその業務を行っているということでございます。今回、本法案では保管振替機関が公益法人として発足することになるわけですけれども、この新しい公益法人保管振替機関と日本証券決済株式会社との関係というのは一体どんなふうになって、どういうふうに推移していくのだろうかということを最初にお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、この日本証券決済株式会社というのはそのまま残っていって、そして公益法人との新たな関係を持って……

第101回国会 大蔵委員会 第27号(1984/06/29、37期、日本共産党・革新共同)

○簑輪委員 たばこ事業法案等たばこ関連の五法案についてお尋ねするのですけれども、まず最初に、八十年の歴史を持つたばこ専売制度を廃止するその真の理由は一体何か。このように長い間専売制度をとってきたのはその必要性があったからであり、これまで専売制度は一定の役割を果たしてきたと思いますけれども、今この時期、どうしても専売制度を廃止しなければならないという真の理由は一体何か、端的にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 開放経済体制ということをおっしゃいますけれども、外国からの市場開放要請にこたえて輸入たばこの自由化の措置というのをとってきたわけですね。外国と申しましても、実際はアメリカからかな……

第101回国会 大蔵委員会 第34号(1984/07/13、37期、日本共産党・革新共同)

○簑輪委員 総理にお伺いいたします。  たばこが健康に有害であることは総理も十分御承知と思いますけれども、これはもう既に国民的合意あるいはまた国際的合意を得ているというふうに言っても言い過ぎではないと思っております。  実はアメリカでも、二十一世紀を目指して禁煙の世代をつくるということを政府みずからが方針として取り組んでいるわけです。そのために、広告の規制とか有害表示をさらに厳しくするとか、いろいろ取り組んでいるわけです。ところがそのアメリカが、自分の国からはたばこを追放しようという政策をとっていて、実はたばこの消費の伸びが見込めないという中で、たばこ会社自身としてはその活路を多角経営とか海外……

第101回国会 大蔵委員会 第36号(1984/07/27、37期、日本共産党・革新共同)

○簑輪委員 まず最初にリッカーミシンが二十三日和議申請をして事実上の倒産ということになった事態について通産省に伺いたいと思います。  政府はこれまで連鎖倒産の防止とか消費者保護のためにどのような措置を講じてこられたのでしょうか。また、今後どのような対策を講ずるおつもりなのか、簡単にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 前払い式の割賦の方法というのは、商品が現実に手に渡る前に企業が倒産すると消費者が著しく不利になるわけです。  現在、前払い式割賦の方法をとっている場合の許可の件数、契約者数、利用者数ですね、そのうちリッカー分についてはどうなっているのか。  それからさらに、消費者が積立金……

第101回国会 法務委員会 第10号(1984/04/17、37期、日本共産党・革新共同)

○簑輪委員  一九八〇年の七月に、国連婦人の十年世界会議において婦人に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約というものが署名されまして、これを契機に国籍法の父系優先血統主義が見直されて今回改正されるという運びになったわけでございますけれども、私は今回の改正は、ようやく男女平等が国籍法の中で取り入れられるということで、遅きに失したとはいえ非常に前進だというふうに評価するわけです。しかし、この国籍法の改正については、一定の原則的な前進とは思いながらもいろいろ問題がありますので、諸点についてお伺いしていきたいというふうに思います。  これがいろいろ論議されてまいりました中で、憲法との関係がどうか……


各種会議発言一覧

36期(1980/06/22〜)

第93回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1980/10/23、36期、日本共産党)

○簑輪小委員 お忙しい中をどうも御苦労さまでございます。  早速ですけれども、時間がございませんので、定年延長の問題とか、身体障害者の雇用の問題などについてお伺いしたいというふうに思います。  最初に、高齢化社会への対応ということで定年を延長するという動きも広がっておりますけれども、現在六十歳定年というのが全産業の三六・五%に達している。ところが、金融保険業界では一五・三%という状況であるというふうに報告されておりますが、定年を延長するという問題についてどのようにお考えになっておられるのか、できましたらその計画なども含めて具体的にお答えいただけたらありがたいと思っておりますが、いかがでしょうか……

第93回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第2号(1980/12/05、36期、日本共産党)

○簑輪小委員 参考人の皆さん方、お忙しいところ本当に御苦労さまでございます。  私は、まず最初に北裏参考人にお伺いしたいと思います。  大衆投資家の保護という観点ですけれども、近年、株式市場において個人投資家の減少ということが問題になっておるようです。その原因はいろいろあるでしょうし、その対策についてもそれぞれ取り組んでおられることと思いますけれども、私はきょう時間の関係で、その一つの原因として、大衆投資家を無視した証券会社の営業姿勢の問題ということでお尋ねをしたいと思います。  第一に、証券事故の多発という問題です。公表された数字だけを見ても、五十四年の九月期中だけで百八十二件も発生している……

第93回国会 大蔵委員会税制及び税の執行に関する小委員会 第2号(1980/11/11、36期、日本共産党)

○簑輪小委員 時間が短くなっておりますので、端的にお尋ねをしたいと思います。  私は、税務職員の採用及び昇格に関する男女差別の問題についてですけれども、かねてから要求されておりながらいろいろな理由をつけてなかなか婦人には門戸を開かれていなかったという部分がありまして、その中でことしから国税専門官という部門については女性にも道が開かれたということになりましたが、そういうふうにいままでは女性にはむずかしいと言われていながら、ことしから踏み切られたその理由は一体どういうところにあるのかお尋ねをしたいと思います。
【次の発言】 そこで、国家公務員採用初級試験の中で、税務職については依然として女性に受験……

第94回国会 大蔵委員会財政制度に関する小委員会 第1号(1981/06/03、36期、日本共産党)

○蓑輪小委員 来年度の概算要求枠について政府としては原則として伸び率ゼロというふうにおっしゃっておる一方で、防衛費とか経済協力費、エネルギー対策費などについては特別枠を認めるという方向で予算編成が進められているというふうに伝えられているわけですが、一方で財界の有力者で構成している政策提言グループと言われております産業計画懇談会というようなところでは、ことしの二月に行った行政改革と財政再建に関する提言というところで、国防費こそ最優先の順位を与うべき国の費用というふうに主張しているわけです。そういう中で政府のこの特別枠を認めるという方式は、まさにこの財界の主張する方向と合うような形で進められていく……

第94回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1981/03/03、36期、日本共産党)

○蓑輪分科員 私はまず最初に、保育問題の二、三点について厚生大臣の御所見をお伺いいたします。  厚生省では予算委員会で論議されましたベビーホテルの対応策として、規制するだけでは解決にならないということで認可保育所での夜間保育の導入をお考えになっているということのようですけれども、本来このベビーホテル問題は、これまでの保育行政に対する多くの要望と同時に関係者から行政上の問題点が数々指摘されてきたにもかかわらず、政府の基本的対応が欠如していたことによって一層問題を深刻化させてきたところから吹き出した、そういう問題の一つであるというふうに私は受けとめております。この問題で軽視できないのは、保育が営利……

第94回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1981/03/02、36期、日本共産党)

○蓑輪分科員 私は、織維産業の振興、とりわけアパレル産業の振興について大臣に質問いたします。  繊維産業は、日本の近代化の推進力として明治以来大きな役割りを果たしてきたにもかかわらず、現在では政府の重化学工業重視の政策によって日の当たらないところに追いやられ、深刻な危機に陥っています。この中で政府は、ファッションの多様化に対応できる知識集約化を進めるということで、アパレル産業の振興ということを打ち出しておられます。このアパレル産業の振興策を本当に実のあるものにしていくには、産地の実態をよく踏まえ、地元の関係者、とりわけ実際に産地を支えている多くの中小企業者の要望を十分に取り入れていくことが重要……

第96回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1982/04/20、36期、日本共産党)

○簑輪小委員 きょうは、金融機関、銀行における男女差別問題について伺いたいと思います。銀行局の方でまだ御存じないかもしれませんので、概要を申し上げますから、お聞きいただきたいと思います。  実は、岩手銀行というところでございますけれども、ここでは家族手当と世帯手当の支給について明白な男女差別を行っている。差別された本人や岩手銀行従業員組合の再三の要求にもかかわらずに、銀行の経営者の方が一向に是正しようとしないという実態があります。むしろ、是正しようとしないというだけじゃなくて、正当化しようとするという状況もありますので、これをぜひ是正していただくようにお願いしたいと思っているわけです。  岩手……

第96回国会 大蔵委員会財政制度に関する小委員会 第1号(1982/04/20、36期、日本共産党)

○簑輪小委員 五十八年度の予算を編成する基本方針として、最近報道されるところによりますと、ゼロシーリングかスーパーゼロシーリングかというようなことが検討課題になっておるというふうに言われておりますけれども、五十六年度二兆円以上の税収不足、そして五十七年度は三兆円以上の税収不足が予測されるという中で、五十九年度の赤字公債発行ゼロを実現するためには、五十七年度のゼロシーリングを上回る歳出削減が避けられないというところから、こうしたスーパーゼロシーリングというわけのわからないような言葉が出てきたわけです。  その報道を見ますと、中に、特に社会保障関係費の特別枠についても再検討を加えて、歳出総額を前年……

第96回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1982/02/27、36期、日本共産党)

○簑輪分科員 私は、コンピューターに関連する幾つかの問題をお尋ねしたいというふうに思います。  最初にちょっと概要を申し上げてみたいと思うわけで、しばらくお聞きいただきたいと思います。  わが国のコンピューターは、ここ十数年の間に非常に著しい成長を遂げて、保有台数ではアメリカに次ぐ世界第二位というふうになってまいりました。今日、経済社会の多方面に影響力が及んできています。政府はこれに対して積極的な振興策をとり、その開発のために莫大な補助金を出すなど、それから今後も第五世代開発のための予算が組まれ、五十七年度予算は対前年度比二十八・四倍という四百二十六億円を計上しております。ほかにも、融資とか税……

第98回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1983/03/07、36期、日本共産党)

○蓑輪分科員 私は、米の予約限度数量割れの問題を初め、農村婦人の問題などについて何点かお伺いしたいと思います。  御存じのとおり、減反政策の上に三年続きの不作が重なって、米が足りないんじゃないかと大変に心配されているのが昨今の状況でございます。予約限度数量七百六十万トンどころか、七百十万トンを集荷達成できるかどうかもわからない状況だというふうに聞いています。食糧庁では、昨年来食糧事務所に対して繰り返し集荷督促を行っているようですけれども、一体供給不足が生じるような状態があるのかどうか、そのことを最初にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 というようなお答えですけれども、心配する状況がなければ……

第98回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1983/03/05、36期、日本共産党)

○蓑輪分科員 私はきょう大臣に、いろいろ地元の繊維産業に絡むいろいろな問題がございますので、何点かお伺いしたいと思っております。  御存じのとおり、昨年度の平均完全失業数が総理府の調査によりますと百三十六万人にも上っており、戦後最悪の事態となっております。失業あるいは雇用問題というのはとても深刻な事態でございまして、岐阜における地場産業、主な産業である繊維関係業種についても、消費不況によって大きな打撃を受けているところでございます。そこで、繊維関係労働者の離職や失業の防止といった観点からお伺いをしたいと思います。  大臣もよく御承知のように、労働者の人生にとって失業ほど不幸なことはないと思いま……

第98回国会 予算委員会第七分科会 第1号(1983/03/04、36期、日本共産党)

○蓑輪分科員 私はきょう、国民の生活に非常に重大なかかわり合いを持ち、また、地場産業との深いかかわり合いの中での運輸行政、そして国鉄の問題ということで幾つか御質問をしたいと思います。それで大臣にも御所見を伺いたいと思っているのですけれども、最初に幾つか問題点の指摘をしたいと思いますので、お聞きをいただきたいと思います。  最初に国鉄の禁煙車の問題にかかわるわけですけれども、御存じのとおり、たばこの害については喫煙者自身の健康にとって百害あって一利なしということはもちろん広く承知されていることでございますが、自分はたばこを吸わなくても、たばこの煙で汚れた空気の中にいますと、そのことによってたばこ……


37期(1983/12/18〜)

第101回国会 社会労働委員会地方行政委員会大蔵委員会運輸委員会連合審査会 第1号(1984/07/09、37期、日本共産党・革新共同)

○簑輪委員 大変遅くまで質問させていただくのでまことに恐縮でございますが、よろしくお願いしたいと思います。  最初に、経団連は去る六月十二日、「今後の財政構造改革と六十年度予算編成のあり方について」という意見書を総理大臣に提出しております。その中で医療費についてどういうことが言われているかと申しますと、「今後とも、医療保険に対する国庫負担を軽減し、国庫負担は、老人・生活困窮者等真に助成を必要とする者に限定していくため、国民健保、政管健保に対する補助率のより一層の引き下げを図るべきである。特に、一層の合理化を求められている国民健保については、例えば課税所得の高い農林業者、自営業者の補助率を政管健……

第101回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1984/03/12、37期、日本共産党・革新共同)

○簑輪分科員 大臣、今日、男女平等は国際社会の基本的原則であるということは十分御承知と思います。我が国においても平等意識はとみに高まってまいりましたし、今、男女雇用平等の立法などを含めて、その重要性は非常に関心の的になっております。たくさんの婦人がこれに非常に注目をし、特に婦人に対するあらゆる形態の差別撤廃条約、これを一日も早く批准してほしいと願っております。  ところが、何が何でも批准さえすればよいというのではなくて、肝心なことはその内容であり、国内法において本当に男女平等が実現されるような法ができるかどうかということだと私は思います。日本は国際社会の一員ということを中曽根総理も強調し、GN……

第101回国会 予算委員会第六分科会 第1号(1984/03/10、37期、日本共産党・革新共同)

○簑輪分科員 大山も御承知のように、今日ME革命とかコンピューター時代とか言われておりまして、通産省も五十九年度予算で高度情報化社会の基盤整備というところで、第五世代コンピューターというところに五十一億二千三百万円という、前年に比べて八八%もプラスした予算を計上しているわけですね。きょうはこのVDTの問題を中心にしてお伺いしたいというふうに思っております。  今、子供のゲーム機、それから職場の事務管理、パソコン、マイコン、そしてワープロと、非常に広範囲に短期間に普及してきているわけです。各種のコンピューターの端末機として使われておりますVDT、ビジュアル・ディスプレー・ターミナル、こういうもの……


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ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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