このページでは井出正一衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。井出正一衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○井出委員 自民党の井出正一であります。新人の私に対しまして質問の機会を与えていただきましたことを、委員長初め理事の皆様に感謝いたします。ただ、大変出席が寂しくていささか残念でございますが、大臣にお伺いをいたしますから結構です。続けます。 私、国会に出てまいりましてまだわずか五カ月なんですが、本委員会だけでなく、予算あるいは国鉄等いろいろな委員会に出席をしたわけですが、政府側の答弁の方々がなぜ一つのマイクの前に一々出てきて答弁をされるのか、質問者や委員の我々に敬意を表してくださってもらえるんでしょうが、どうも時間のむだじゃないか、あるいは御高齢の方なんかでは体力の消耗にもなるんじゃないかな、……
○井出委員 自由民主党の井出正一であります。この機会に、最近社会的に問題になっております幾つかの点について質問させていただきます。 まず最初に、抵当証券に関する問題について若干お伺いいたします。 最近の低金利時代を反映してか、一般投資家の間で抵当証券が人気を集めているようです。人気の理由は、まず抵当証券が自由金利商品で、ほかの金融商品より高利回りであること、さらに、その利息は雑所得扱いで節税商品としても有利なことにあるようですが、他方で抵当証券会社を規制する法律はなく、第三者による監査制度もないため、抵当証券に絡む悪徳商法のおそれが以前から指摘されていたところ、去る十月十五日、静岡市の抵当……
○井出委員長代理 冬柴鉄三君。
○井出委員長代理 中村巖君。
【次の発言】 稲葉誠一君。
○井出委員長代理 安倍基雄君。
○井出委員長代理 安藤巖君。
○井出委員長代理 安倍基雄君。
○井出委員長代理 休憩前に引き続き会議を開きます。 委員長の指名により、私が委員長の職務を行います。 外国人登録法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を続行いたします。中村巖君。
○井出委員長代理 冬柴鉄三君。
【次の発言】 安倍基雄君。
【次の発言】 安藤厳君。
【次の発言】 午後二時再開することとし、この際、暫時休憩いたします。
午後一時一分休憩
【次の発言】 中市参考人ありがとうございました。
次に、河参考人にお願いいたします。
【次の発言】 河参考人ありがとうございました。
次に、萩野参考人にお願いいたします。
○井出委員 ただいま議題となりました附帯決議案について、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 刑事補償法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 一 政府及び最高裁判所は、刑事司法の厳正を期するとともに、刑事補償制度の趣旨にかんがみ、国民感情等をも考慮して、無罪の確定裁判を受けた者に対する適正な補償を行うため、補償金額の引き上げ等について、早急に努力すべきである。 二 政府は、再審により無罪の確定裁判を受けた者に対し、再審請求手続に要した費用を補償する制度について、更に調査・検討すべきである。 三 政府は、被疑者補償制度の趣旨にかん……
○井出委員 ただいま議題となりました附帯決議案について、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 裁判所の休日に関する法律案に対する附帯決議(案) 政府並びに最高裁判所は、本法の施行に当たり、次の事項について格段の努力をすべきである。 一 土曜閉庁の実施に当たっては、裁判手続における国民の権利の行使に遺憾なきを期することはもとより、国民に対する司法サービスの低下を来すことのないようにすること。 二 年次休暇の消化の促進及び完全週休二日制の早期実現等により年間総実勤務時間の短縮を図ること。 本案の趣旨につきましては、当委員会の質疑の過程で……
○井出委員長代理 中村巖君。
○井出委員長 代理 菊田参考人、ありがとうございました。
以上で参考人の御意見の開陳は終わりました。
【次の発言】 代理 これより参考人に対する質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。逢沢一郎君。
○井出委員 自民党の井出でございます。 本日のように緊急かつ短時間で質疑を終えて採決といったような場合は、従来ですと与党は質問を御遠慮するのがしきたりだったようでございますけれども、そういう中であえて質問させていただくゆえんは、我が党、今まで党の部会で役所の方とはかなり詰めてきてはおるのですが、国会でやはりきちっと質問をした方が国民の皆様にもわかっていただけるのじゃないかということで、今後は本委員会においては必ず自民党も質疑時間をきちっと確保していこうということを内外へ明らかにしたいという意味で立ったわけであります。 とはいえ、十分間の割り当て時間しか私はございませんで、いかにも短いわけで……
○井出委員長代理 中村巖君。
○井出委員 自民党の井出でございます。大臣初め政府委員の皆様、御苦労さまでございます。 今大臣から御提案のありましたいわゆる出入国管理法につきまして、若干御質問を申し上げさせていただきます。 まず、その前に、いわゆる難民問題についてちょっとお尋ねをさせていただきたい、こんなふうに思うわけであります。 あれは九月六日でございましたか、この委員会で質疑が行われたのでございますが、それ以後難民の状況はどんなふうになっているのでしょうか。新聞報道なんかでお聞きしますと、例えば中国偽装難民と言われるような人たちにつきましては、中国と交渉の結果あちらへ送還される合意ができたというふうにも聞いておるわ……
○井出委員 自民党の井出でございます。きょうは参考人の皆様方、御苦労さまでございます。貴重な御意見を拝聴させていただきまして、大変勉強になりました。心より御礼申し上げます。 私は十五分しか与えられた時間がございませんものですから余りお聞きできませんが、それぞれの参考人に一点ずつ御質問申し上げようかと思います。 まず、単純労働者の受け入れに関しましては、四人の参考人大体同じ御見解で、私も考えを同じくするものであります。労働力不足の問題と単純労働者受け入れの問題は別問題だと私は考えるのであります。特に労働力不足ということは、日本の経済の今までの発展を見ましても、それを機会に機械化とか合理化とか……
○井出委員 私は、提出者を代表して、修正案の趣旨について御説明いたします。 修正案の内容につきましては、お手元に配付いたしておりますので、その朗読は省略させていただきます。 ただいま審査中の改正案においては、外国人の就労に関して就労資格証明書制度を設けることといたしております。しかし、この制度の導入に伴い、本来就労上の制限がなく就労資格の証明の必要のない者、例えば、多年本邦に在留している永住者等についても、就職等に際して就労資格証明書の提示等を求められることとなり、不利益を受けるおそれがあると思われるのであります。 本修正案は、就労資格証明書制度が、これらの者に対し不利益をもたらすことが……
○井出委員長代理 中村巖君。
【次の発言】 私は、提出者を代表して、修正案の趣旨について御説明いたします。
修正の案文については、お手元に配付のとおりでありますので、その朗読は省略させていただきます。
修正の第一点は、仮処分命令の発令手続についてであります。
原案は、仮の地位を定める仮処分命令の発令手続において、債務者の意見を聴取するか否かは裁判所の裁量にゆだねることとしております。しかし、この種仮処分においては、一般に、いわゆる密行性の要請がなく、かつ、債務者に与える影響が大きいことにかんがみ、その仮処分命令を発するには、原則として、債務者に意見陳述の機会を与えることとしようとするもの……
○井出委員長代理 中村巖君。
○井出委員 自民党の井出正一でございます。よろしくお願いします。 まず、政治改革について、海部総理にお尋ねいたします。 戦後、吉田内閣以来海部内閣まで総理の座につかれた方は十七人いらっしゃったと思います。この歴代十七人の総理のうち、残念ながら例えば昭和電工事件あるいは造船疑獄、あるいは賠償金問題、ロッキード、リクルート等いわゆる政治と金にまつわる事件に巻き込まれたといいますか関係されたと世間で言われる方が、総理に就任される前あるいは就任中合わせてかなりの数に上っております。一々列挙はいたしませんが、半数近くになるんじゃないかと思うのであります。政治は最高の道徳と一方で言われながら、一国の政……
○井出政府委員 経済企画政務次官を拝命いたしました井出正一でございます。 内外ともに大切な時期に当たりまして、経済企画庁の政務次官として越智長官を補佐し、経済運営を初め物価の安定、国民生活の質的向上のため全力を尽くす決意でございますので、委員長初め委員の皆様方の御指導、御鞭撻を心からお願いし、ごあいさつといたします。よろしくお願いします。(拍手)
○井出(正)政府委員 経済企画政務次官に就任いたしました井出正一でございます。 内外ともに大切な時期に当たりまして、越智長官を補佐して、経済の運営、物価の安定、国民生活の向上のために、微力ではございますが、全力を尽くす覚悟でございますので、どうか委員長を初め委員の皆様方の御指導と御鞭撻をお願いいたしまして、ごあいさつといたします。よろしくお願いいたします。(拍手)
○井出委員 自民党の井出正一でございます。 両大臣それから政府委員の皆さん、御苦労さまでございます。今国会、本委員会の一番バッターとして質問をさせていただきます。 まず、質問に入ります前に、きょうは二月二十六日でございます。大変天気がよく、雪は降っておりませんが、五十六年前の二月二十六日は二・二六事件が起きた日であります。その四年ほど前には五・一五事件が起きております。背後に政治への不信があったと言われておることは御存じのとおりであります。 さて、今日の我が国の現況でございますが、ソ連邦の消滅というような世界史的な変化があり、新しい国際秩序が模索されておる中、しかも日本の経済、また世界の……
○井出委員 私は、自由民主党、公明党・国民会議及び民社党を代表して、内閣提出の私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、賛成の討論を行うものであります。 御承知のように、独占禁止法は、公正かつ自由な競争を維持、促進することにより、一般消費者の利益を確保し、国民経済の健全な発展を図るものでありまして、昭和二十二年に制定されて以来、幾多の変遷を経て今日に至っております。 この間、我が国経済は、自由で活発な競争市場のもとで今日の経済的発展を遂げてまいりました。 近年、世界経済は、ソ連・東欧の変革に伴って市場経済の有効性が再評価され、一層のグローバル化が進展……
○井出委員 井出正一でございます。我が党に与えられました一時間を中島君と半分ずつ、前半特に中小企業金融関係について私は御質問を申し上げたいと思います。 この十三日に政府は総合経済対策を事業規模で十三兆二千億という史上最大という政策を打ち出したわけでございますが、本予算成立の直後であること、何で補正予算に組み込めなかったのだ、財政の硬直化といった点を問題とする向きも確かにあります。また野党の委員の皆さんから所得減税を盛り込んでいない点が遺憾だというような批判もあることも確かですが、これは、その効果とか赤字国債を出していいのかといったような大きな問題もございますから、今後の推移を見ながら与野党協……
○井出政府委員 お答えを申し上げます。
先生御指摘のように、商工会における事務局長の存在というのは大変重要な存在であると認識をしておりまして、私どもは今年度と同じように来年度以降も事務局長の数をもっともっとふやし、できれば各地の商工会議所、商工会すべてに事務局長が配置されるような、そういう努力をしてまいりたいと考えております。
【次の発言】 基盤施設事業の実施に当たりましては、まずその事業としての適格性というものが非常に大きなポイントになろうかと思います。同時に、事業の適格性と同時に事業としての確実性というものもまた十分チェックをしなければならないのではないかというふうに考えております。
……
○井出委員 私は、社会、新生、公明三党に引き続き、連立与党の一会派であるさきがけ日本新党を代表して、新内閣に質問をさせていただきます。 ただ、与えられた時間が答弁を含めて十五分間であります。日本新党も新党さきがけも衆議院初登場であります。我々の考え方を国民の皆様の前にお示ししたかったりあるいは内閣にいろいろお尋ねしたいのでありますが、いたし方ありません。そこで、質問を主として過日の国連総会における総理の演説の中で、安保理常任理事国入りの問題に絞ってお聞きいたしたいと思います。 それにしても総理、我々にとっても思いもよらなかった細川政権の誕生でした。一番戸惑ったのが、総理のおひざ元でもある我……
○井出国務大臣 先般、厚生大臣を拝命いたしました井出正一でございます。 国民の健康や福祉という最も身近で重要な厚生行政をお預かりすることとなり、就任以来、日々その責任の重大さを痛感しております。委員の先生方におかれましては、何分、どうかよろしく御指導、御鞭撻のほどを心からまずお願いをする次第でございます。 来るべき二十一世紀に向け、国民が生涯を通じて安心し、活力を持って暮らすことのできる社会を築いていくことが政治に課せられた大きな使命であると認識しております。 このため、まず、御審議いただいております年金制度の改革の早期実現に向け、御協力をお願い申し上げたいと存じます。 また、私としま……
○井出国務大臣 去る七月二十一日の本委員会で就任のごあいさつは申し上げたところでございますが、新しく委員になられた先生もその後いらっしゃいますものですから、冒頭、このたびの村山内閣で厚生大臣という重責を仰せつかりました井出正一でございます。浅学非才でございますが、一生懸命頑張るつもりであります。委員の先生方の御指導、御鞭撻を心からお願いを申し上げる次第であります。 さて、第百三十一回国会における厚生委員会の御審議に先立ち、所信の一端を申し述べさせていただきます。 御案内のとおり、我が国は、急速な少子化・高齢化が進展しており、二十一世紀前半には、世界でもいまだ経験のない本格的な少子・高齢社会……
○井出国務大臣 井奥議員におかれましては前内閣において政務次官として御活躍いただきましたことに、心から敬意を表します。どうか厚生行政の先輩として、よろしく御指導とまたお力添えをお願いする次第であります。 今回の税制改革でございますが、連立与党各党の関係者の皆様方の精力的な御論議の結果取りまとめられたものでございまして、その御努力に対しては深甚なる評価をしたいと考えております。その際、少子・高齢社会に向けての当面緊急を要する施策分及び年金等の物価スライド分として一定の財源が確保されたところであります。 少子・高齢社会の進展は今委員お述べになられましたように急ピッチでございまして、これに向けた……
○井出国務大臣 公的年金制度は、長期にわたる国民の老後生活の基本的部分を確実に支えていくことが強く要請されておりまして、将来にわたり長期的に安定した制度を確立していくことが課題であります。 今回の改正案は、今後人口の急速な高齢化等が見込まれる中で、活力ある長寿社会の実現に向けて、高齢者の雇用を促進していくとともに、年金制度もこれと連携のとれた仕組みとすること、また、将来の現役世代の負担が過重なものとならないよう給付と負担のバランスを図ることという観点から、制度全般にわたり必要な見直しを行うものであります。 このように、今回の改正は、二十一世紀の超高齢社会にふさわしい制度とするため不可欠なも……
○井出国務大臣 先ほど局長が御答弁申し上げましたように、我が国の年金制度は、その沿革から職域ごとに分立しているため、産業構造、就業構造の変化により影響を受けやすく、財政基盤の不安定化や制度間での負担の不均衡が生じる等の問題がございます。こうした状況のもとで、本格的な高齢社会に向けて産業構造、就業構造の変化に対応できる長期的に安定した年金制度とするとともに、給付と負担の両面にわたる公平が確保されていくことが必要であると考えております。 政府といたしましては、これまで全国民に共通した基礎年金制度の導入を初め、一元化に向けた取り組みを進めてきたところでございます。現在、公的年金制度の一元化に関する……
○井出国務大臣 ただいま議題となりました原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 我が国は、世界唯一の原子爆弾の被爆国として、原子爆弾の惨禍が繰り返されることのないよう、核兵器の究極的廃絶と世界恒久平和の確立を全世界に訴え続けてまいりました。また、被爆者の方々に対しましては、原子爆弾被爆者の医療等に関する法律及び原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律に基づき、医療の給付、手当等の支給を初めとする各般の施策を講じ、被爆者の健康の保持増進と福祉を図ってきたところでありますが、高齢化の進行など被爆者を取り巻く環境の変化を踏まえ、現行の……
○井出国務大臣 午前中御苦労さまでございました。私は、実はWTOの方の委員会に出席しておったものですから、詳しくはお聞きできないで残念なのですが、先ほど昼休みに政府委員室の事務の方からお聞きをいたしまして、先生方の御熱心な姿勢に敬意を表する次第であります。 戦後五十年、もう五十年かという思いもありますが、いろいろな問題がまだ解決できていないというようなことを考えますときに、まだなのかなといった思いも実はあります。しかし、まさに今先生がおっしゃったような全く区切りのいい五十年でございますから、これでできるだけ戦後の処理をきちっとできるものはしておくということと、改めてあの戦争、我々戦争をよく知……
○井出国務大臣 お答えをする前に、昨日広島、長崎へ大変お忙しい中御出張なさって、あちらでさまざまな陳述人の皆さんの御意見をお聞きいただいてこられました両団長初め委員の先生方に心から御礼を申し上げ、また貴重な御意見を陳述なさってくださった方々に感謝を申し上げたいと思います。いずれ会議録を私もじっくり拝見させていただく所存であります。 さて、今木村委員の御質問でございますが、実は少し問題が外れてしまうかもしれませんが、お許しいただきたいところであります。 厚生省から毎年発表されます平均寿命、ことし七月に発表されました。それは昨年のですが、男子が七十六・三歳、女子が八十二・五歳だったと思います。……
○井出国務大臣 お答えいたします。 今回の緊急輸入米に対する安全対策につきましては、今農林大臣御答弁くださいましたが、厚生省といたしましても、農林省と連携をとりながら万全の対策を進めたつもりであります。幸い、どの国からの輸入米につきましても、検査の結果はすべて、基準を上回るものはなかったというわけでございます。 いずれにいたしましても、このたびのWTO協定の農業協定の締結により、今後、米のミニマムアクセス等、農産物の輸入制限の緩和措置がとられてまいるわけでございます。米などの農産物を含む食品の安全性確保は、国民の健康を守る上で極めて重要であると考えております。 このため、検疫所の食品衛生……
○井出国務大臣 お答えいたします。 御指摘のオーストラリア産牛肉の問題についてでございますが、オーストラリア政府からの第一報の後、農業残留の疑いのある生産地域の特定等必要な情報収集を行い、速やかに輸入時の検査強化を図るとともに、国内に流通しているものについても各都道府県等に検査の強化を指示したところであります。 また、農業の残留の程度は、仮にその牛肉を、先生召し上がったようでありますが、召し上がったとしても、長期間にわたって継続的に食べない限り健康には影響ないものと考えております。 食品の安全確保は国民の健康を守る上で重要な問題でございまして、今後とも輸入食品監視の適切かつ迅速な実施に努……
○井出国務大臣 お答えいたします。 食品の安全に関する国際基準、コーデックス規格がございますが、これはFAOまたWHOの合同委員会で決められるわけでございますが、ここで消費者の健康の保護を目的として作成されてできているものでございまして、我が国としましても、この国際基準によって国民の健康は確保できるものと考えております。 しかも、今先生御指摘のように、この協定には、米や例えばリンゴみたいな、日本人にとっては摂取量の多い等、食習慣の相違といった科学的な正当な理由がある場合におきましては、国際基準よりも厳しい基準を採用し得るという規定が盛り込まれておりまして、現行の残留農薬基準の中では、国際基……
○井出国務大臣 お答えいたします。 農山村地域の活性化対策につきましては、先般取りまとめられたウルグアイ・ラウンド農業合意関連対策大綱において、私ども厚生省に関係する分野では、上水道や簡易水道の整備、合併処理浄化槽等の排水処理施設の整備、僻地における医療対策の推進、ゴールドプランの推進等が盛り込まれております。本大綱を踏まえつつ、農山村地域の活性化を図るため、これらの施策の推進に鋭意取り組んでいくつもりであります。 具体的には、農山村地域の生活基盤として欠くことのできない水道施設の整備につきましては、水道未普及地域、現在普及地域が全国で九五・一%ですが、これを二十一世紀初頭までには九九%ま……
○井出国務大臣 七百万層、あるいは年齢的にはちょうど私もその辺に属しておるのでございますが、子供たちが大学へ入るころ大変な負担になっておることは平成五年度版の厚生白書でも指摘されておるところでございます。 こうした中堅所得層の子育てコストに対応するため、育英奨学事業とかあるいは特定扶養親族の控除の制度が設けられておりますが、今度御審議いただいております年金法の改正に当たりましても、教育費の方の貸付制度も創設することに相なっております。 いずれにいたしましても、子育てコストについては、社会全体としてどのような支援を行っていくことが適当か、国民的合意を得ながら対策のあり方を積極的に進めていきた……
○井出国務大臣 我が国の公的年金制度は、保険料の拠出に応じた年金を支給することを約束して国民全員に加入を求めているものでございます。個々人の実情を把握して給付等を行ういわゆる福祉とは異なりまして、年金制度は約二千八百万人にも及ぶ受給者に対し、いわば定型的に給付するものでございまして、所得や資産に応じて年金の支給を停止することは実務上困難であることに加え、保険料を納付したにもかかわらず、所得や資産が多いため年金の支給を制限することについて、果たして国民の合意が得られるかどうかといった疑問もございまして、その取り扱いについては慎重に判断をしていかなくちゃならぬ、こう考えております。 また先生、か……
○井出国務大臣 お答えをいたします。 基礎年金の国庫負担のあり方については、今山本委員御指摘のような、この間成立いたしました年金法の改正に第二条として掲げられておるわけでございますが、この国庫負担のあり方につきましては、受益と負担の関係が最も明確な社会保険料負担中心の枠組みを維持していく中で、税と保険料負担のあり方をどのように考えるか、さらにまた、巨額の財源を要する問題でございますから、それが年金財政や国家財政にどのような影響を及ぼしていくか、さらにまた、社会保障政策の中での位置づけをどのように考えるかなど、さまざまな要素を総合的に勘案しながら検討していく必要があろうかと考えるものであります……
○井出国務大臣 お答えをいたします。 特別養護老人ホーム、場所によって建設費というか施設整備費が違うのですが、東京、大阪など大都会では、平成六年度で見ますと約七・四億円、百床のホームについてかかっております。この整備費は、国が二分の一、それから都道府県が四分の一、設置者が四分の一負担する、こういう負担割合になっておるものですから、仮に五百億円の公費を用いて特別養護老人ホームの整備を、設置者負担分を除いた一カ所当たりの公費負担は五・五億円になります。そうすると、五百億円を原資としますと九十一カ所、百床ですから九千百床は用意できるという計算が立ちます。 それを今度ホームヘルパーの方にもし回した……
○井出国務大臣 お答えいたします。 厚生省といたしましては、本年四月に省内に高齢者介護対策本部を設置し、またこの七月からは学識経験者によって高齢者介護・自立支援システム研究会を開催し、新たな介護システムの構築に向け、高齢者介護問題をめぐる基本的な論点や考え方を検討していただいております。先生おっしゃる公的な介護保険制度についても、その選択肢の一つであると考えておりますが、諸外国の動向なども調査しつつ、幅広い観点からの議論を進めていく必要があると現時点では申し上げるだけであります。
○井出国務大臣 厚生大臣の井出正一でございます。 最初にお断り申し上げますが、お手元にお配りしました私の所信表明要旨ですが、本来、もう少しきちっとした印刷物にすべきところ、今回の大震災の状況、できるだけ新しい数字を申し上げたいと思いまして、こんな形になりましたことをお許しいただきとうございます。 第百三十二回国会の厚生委員会における所信表明に先立ち、今般の兵庫県南部地震につきまして申し述べたいと存じます。 一月十七日午前五時四十六分に発生いたしました兵庫県南部地震は、五千人を超す死者、行方不明者など多数の死傷者を出したのを初め、多くの家屋やビルの倒壊、火災の発生、水道等のライフラインの寸……
○井出国務大臣 先ほど委員御指摘のように、今回お亡くなりになられた皆さん方の中に大変お年寄りが多かったということで、私もびっくりしたり、また高齢者対策を力を入れなくちゃいかぬなとつくづく思った次第でございます。 この土日に私、二度目でございますが、現地の避難所やあるいはテント村を少し視察をしてまいりました。昼間なものですから、お若い方が壊れたおうちの方のいろんな捜し物やあるいは復旧作業に出たり、あるいはお勤めに出られてしまった方もいらっしゃると思いますが、子供さんとお年寄りが避難所に大変大勢いらっしゃいまして、頑張ってくださいとお励ましを申し上げてきたのでありますが、今御指摘のように、援護を……
○井出国務大臣 御指摘のように、五千人を上回る犠牲者の皆さんの中で高齢の方が大変多かったというのは、私どもにとりましても大変ショックでしたが、考えてみれば、まさにこれから高齢化がいよいよ進み、また一方で核家族化がこれまた進んでいく日本の今後をある意味では象徴しているのかな、そのための対応をきちっとしておかなくてはならぬなということを痛感した次第であります。 在宅福祉、在宅介護の推進のためには、ただいま先生御指摘のような居住環境の整備が何としても必要であると考えるものでございます。このような考え方で、今回策定した新ゴールドプランにおきましても、建設省と一体となって、ヘルパーステーションを付設し……
○井出国務大臣 ただいま議題となりました戦傷病者戦没者遺族等援護法及び戦没者等の遺族に対する特別弔慰金支給法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 戦傷病者、戦没者遺族等に対しましては、その置かれた状況にかんがみ、年金の支給を初め各種の援護措置を講じ、福祉の増進に努めてきたところでありますが、今回、年金等の支給額を引き上げるとともに、戦没者等の遺族に対して特別弔慰金を支給することとし、関係の法律を改正しようとするものであります。 以下、この法律案の概要について御説明申し上げます。 第一は、戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部改正であります。これは、障……
○井出国務大臣 ただいま局長から御答弁申し上げましたように、厚生省におきましては、これまで中国残留邦人の永住帰国等の援護措置、さらには戦没者の遺族を対象とする遺骨収集あるいは慰霊巡拝等の慰霊事業、また戦傷病者、戦没者遺族等の援護などの業務を行ってきたところでございますが、戦後五十周年を迎える今日においてもなお力を注いでいかなければならない重要課題であると認識をしておるわけでございます。 ましてやこれらの皆さんは高齢化が進んでいらっしゃいますし、また五十年たってもその心情はなかなか複雑なものがありまた悲しみはそう簡単にぬぐい去れるものではございません。そういった意味で、中国残留邦人の早期帰国と……
○井出国務大臣 今回の改正は、山口委員御指摘のように高齢化の進展あるいは低所得者層の増加、小規模保険者の増加といった国保制度の抱える構造的な問題に対応するための当面必要な措置を講じようとしているものでありまして、保険料軽減制度の拡充等国民健康保険の運営を一層安定化させるための措置を講じようとしておるわけでございます。 今回の改正事項のうち、今御指摘のように国保制度における保険基盤安定制度にかかわる国庫負担の特例等は二年間の暫定措置とされておりますし、また老人医療費拠出金の算定方法については三年以内を目途に見直せ、こういう御指摘もちょうだいしておるところでございます。したがいまして、現在、老人……
○井出国務大臣 ただいま議題となりました二法案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 まず、精神保健法の一部を改正する法律案について申し上げます。 精神保健の施策につきましては、これまで、昭和六十二年及び平成五年の法律改正等により、精神障害者の人権に配意した適正な精神医療の確保や、社会復帰の促進を図るための所要の措置を講じてまいりましたが、平成五年十二月に障害者基本法が成立し、精神障害者が基本法の対象として明確に位置づけられたこと等を踏まえ、これまでの保健医療対策に加え、福祉施策の充実を図ることが求められております。 また、昨年七月には地域保健法が成立し、国、都……
○井出国務大臣 お答えを申し上げます前に、きょう十時から参議院の本会議がありまして遅参をしてまいりましたこと、おわびを申し上げます。佐藤さん、済みませんでした。 御指摘のような、越川記念病院のような不祥事でございますが、入院患者の人権の尊重や適切な処遇という観点から見て、精神医療に対する国民の信頼を著しく損ねることにもなりかねない、というよりはもうなっていると言ってもいい重大な問題だと考えております。このような事態を生じた背景には、全国の精神病院の中のごく一部とはいえ、常勤の指定医が置かれていないなど、患者の人権を尊重して適切な医療を行うといった点について、病院管理者としての基本的な自覚に欠……
○井出国務大臣 ただいま議題となりました食品衛生法及び栄養改善法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 食品の安全性に関する問題の複雑多様化、輸入食品の著しい増加、国民の栄養摂取状況の変化など、我が国の食品保健を取り巻く状況は大きく変化しております。また、規制緩和の社会的要請、規制の国際的整合化の要請に対応していくことも重要となっております。 今回の改正は、こうした状況の変化等にこたえ、食品の安全性の効果的な確保、食品を通じた国民の健康づくり等、総合的な食品保健対策を推進するため、必要な措置を講じようとするものであります。 以下、この法案の……
○井出国務大臣 避難所で生活されている方々はその生活が長期化し、大変御苦労されているものと思っております。厚生省といたしましては、地元の自治体と一体となって、避難されている方々が一日も早く避難所を出て平常生活を取り戻せるよう、全力を挙げて取り組んでいるところでございます。 生活保護の問題でございますが、災害救助法に基づく避難所は、災害に際して居住の場を失い、または安全な場所に避難する必要のある被災者に対して応急的に救助を行うために設置されるものでございまして、もともと永続的な生活の本拠として考えられていないことから、保護費を支給して生活を保障しようとする制度である生活保護の適用は想定していな……
○井出国務大臣 御指摘のように、輸入食品は、量もかなりふえてまいりましたが、何といっても件数が大変な数になってまいりました。そういった輸入食品の安全を確保する上で、食品衛生監視員の果たすべき役割は大変大きいと考えております。 また、近年の検査技術の高度化とか、あるいは食品の加工技術の高度化あるいは多様化に対応するために、技術研修を実施する等、その資質の向上にも努めていかなければならぬと思いますが、五年間で倍増したとはいえ、決して十分とは思っておりません。したがいまして、今後とも、食品衛生監視員につきましては、審査事務の電算化による合理化を進めつつ、食品の輸入増加あるいはモニタリング検査の強化……
○井出国務大臣 まず、准看護婦の養成に関してでございますが、少子・高齢社会看護問題検討会の報告書には、その養成を停止すべきという意見と制度の改善を図りつつ継続すべきとの両論が併記されておりまして、この問題については、現在准看護婦免許を有する者の将来や今後の看護職員全体の需給状況等を勘案しながら、准看護婦学校養成所等の実態の全体的把握を行い、関係者や有識者、国民の参加を得て速やかに検討し結論を得るべきである。という指摘がなされております。今後、准看護婦養成所等の実態調査をまず行ってまいりたいと考えております。 次に、看護婦養成所の短大化についてでございますが、看護大学や短期大学を含め看護婦の養……
○井出国務大臣 お答えいたします。 先生既に御案内のように、医療機関は大変な被害を受けました。大病院ももちろんですが、特に診療所に至っては、罹災した四市の五〇%を超える診療所が壊滅状態になっておりまして、そんなこともこれあって、震災直後におきましては情報伝達が円滑になかなかいきませんでしたものですから、医療機関の被害状況についてすらなかなか行政が把握できなかったこと、そんなことから生ずる混乱もあったことは事実でございます。 しかし、そんな中でそれほどの被害を受けなかった、例えば神戸赤十字とかあるいは神戸大学附属病院とか等々の病院が患者の受け入れで大変頑張ってもくださいましたし、それから、後……
○井出国務大臣 私から先にお答えさせていただきます。 実は、二十五日の夜、海部先生から私もお電話をちょうだいいたしまして、早速担当に問い合わせましたところ、そのお話は既に厚生省の方にも来ておりまして、いろいろ実は現場では混乱もあったことは事実のようでございますが、厚生省といたしましては、医師法上、外国における医師免許を有する者であっても、我が国において医療行為を行うためには我が国の医師国家試験に合格し、厚生大臣の免許を受けなければならないというのが原則でございますが、この医師法は今回のような緊急事態を想定しているものではございませんで、こうした事態のもとでは被災者に対して必要最小限の医療行為……
○井出国務大臣 先生御指摘のとおりでございます。
たまたま今回、これを契機といいましょうか、中央防災会議で改定の検討に入ろうとしておりますから、私どももその会議に、今先生おっしゃったような点につきまして、ぜひお取り上げいただいて、そこへきちっとした形で組み込んでいただくように努めたいと思っております。
【次の発言】 今回のこの大震災におきまして、さまざまな分野でボランティアの皆さんが大変な御活動をしていただきましたこと、大変ありがたく、ある意味ではこんなに大勢の皆さんがそういう行動をしていただけるとは実は正直なところ私どもも想定していなかったくらいでございまして、改めて日本のそういう活動も、……
○井出国務大臣 ちょっと聞きにくかったのでございますが、福祉国家、どちらがかと。――大変難しい御質問でございますが、日本も決してそんなに劣ってはいない、こうは考えております。
【次の発言】 ただいま先生の御指摘の点でございますが、国といたしましては、災害について各種公共的施設の復旧等に努めることといたしまして、個人の皆さんの見舞われた損害につきましては、個人による自主的な回復によることを原則と考えておりますが、自然災害によって回復不能の、お亡くなりになるとか、あるいは重度の障害を受けられたといった痛ましい人的被害に遭われた方々に対しましては、災害弔慰金及び災害障害見舞金の支給によって弔慰あるい……
○井出国務大臣 対象地域でございますが、災害救助法の適用されたすべての市町村、したがって二十五です、今のところ。淡路島は全部入っています。
【次の発言】 三原郡の緑町と南淡町は昨日夕方指定されましたものですから、これで全部淡路島の町は入ります。
【次の発言】 冬柴先生おっしゃいますとおり、災害において発生した廃棄物につきましても、減量化、リサイクルは重要な課題だと認識しております。したがいまして、厚生省では、社団法人全国産業廃棄物連合会というのがございまして、この連合会が兵庫県内の市や町あるいは建設会社等に対しまして、再生事業者や廃棄物処理営業者を紹介する窓口を設けていただいて、円滑な情報提供……
○井出国務大臣 委員御承知のことと思いますが、応急仮設住宅は、災害によって住家を滅失した被災者の皆さんに対して、簡単な住宅なんですが、それを仮設して一時的な居住の安定を図ることを目的としております。 したがいまして、用地の少ない都市部で御指摘のようなあれも理解はできますが、何といいましてもこれには工期が非常に長くかかっちゃうんです。平家建ての場合は一週間ぐらいでできるようでありますが、コンクリートのくい打ちをしなくちゃなりませんから、二階建ての場合、どうしても一カ月は最低必要だというようなこと。それからまた、二階利用者の生活音が一階に響いちゃうといったようなこともございまして、利便性と二階利……
○井出国務大臣 病院関係につきましてお答えをいたします。 今回の震災による兵庫県内の病院の被害状況でございますが、三百四十二の調査対象病院のうち、全半壊、焼失等の大被害が十二病院、全体の三・五%です。軽度被害が百九十病院、五五・ 六%など、多くの医療施設に被害が生じております。 犠牲者は、西市民病院で患者さんが一名、それから宮地病院という病院で看護婦さんが一名出てしまいました。 こうした被害の実情につきまして、現在、厚生省にございます国立医療・病院管理研究所と社団法人の日本病院建築協会等が現地に入りまして、専門的に調査をしております。近々、二月の十三日と聞いておりますが、その調査結果を持……
○井出国務大臣 お答えいたします。 災害体験による身体的あるいは精神的打撃に加えて、避難生活が長期化してきておりまして、被災者の皆さんの心身の健康に大きな影響を及ぼすのじゃないかなと心配をしておるところでございます。被災者の心の健康状態を取り戻すには、適切な情報を提供するとともに、一日も早く生活の安定を図ることがまず何よりも大切だと思いますが、残念ながら、時間がかかってしまうことも事実であります。 著しく心の健康を害した被災者の皆さんに対しましては、専門的な医療や相談ももちろん必要となってくるわけでございまして、ただいま、神戸市等の十の保健所に精神科救護所を設置しております。また、その一部……
○井出国務大臣 お答えします。 先生御指摘のように、昭和六十一年に策定された再編成計画が平成七年度で十年目を迎えるのでございますが、今御指摘くださいましたような十ケース、十七病院だったと思いますが、それが再編成が終了し、今再編成に向けて具体的に動いているのが十ケース、十九病院だと承知しております。しかし、合わせても二十ケース、三十六病院でございまして、計画どおりに進んでいるとは到底言えないのが現状でございます。 その理由は、今先生御指摘になられたこともありますし、それから、地元のなかなか合意を得られないという点もございます。 そこで、厚生省といたしましては、ことしの一月三十日にスタートし……
○井出国務大臣 二月七日の厚生委員会で先生からそのような御質問に際しまして、私どもの局長が、精神障害者の方はすぐに証明する手段がとれないということもあってなかなか現場でそのようなことができるかどうか正直のところ自信がない、こういう御答弁を申し上げたことは確かでありますが、その後、先生の御指摘もこれあったり、それから、現場に対応状況を問い合わせましたところ、このような証明する制度がないと結果的には現場での対応が困難となり、したがって対応がおくれた面もあったということだったものですから、地元自治体とも協議を急ぎ、去る九日に、仮設住宅優先入居のための精神障害者の証明書の交付方法、保健所長さんに発行し……
○井出国務大臣 お答えいたします。 先生御指摘のように、現地の医療機関の打撃は大変大きなものがございます。その中で懸命な御努力をしていただいておるわけでございまして、心から感謝と敬意を表しておるわけでございます。 医療機関への補助につきましては、公的医療機関に対しましては予算補助によって何らかの措置はとれるあれができておるのですが、民間がなかなかその体制ができておりません。この間の、先月二十日の閣議で医療事業団の方の融資は一部利率を下げるとかしましたが、またこれで十分とは思っておりません。そこで今、被災地における医療の確保を図るために、この医療施設の早期復旧が何よりも重要でありますし、また……
○井出国務大臣 お答えいたします。 先生がおっしゃるように、年金関係、財投に占める割合、十兆四千億を超えておりまして、三分の一近くなっております。年金制度は、長期的見通しのもとに安定的な運営を図っていく必要がございまして、このため、計画的、段階的に保険料を引き上げるとともに、一定の積立金を保有し、それから生じる運用収入を活用することにより将来の現役世代の負担が過重とならないようにしておるところでございます。 年金資金につきましては、収入と支出の差である収支差でございますが、保険料率の水準や給付額が今後どうなるか、その動向によりまして一概には申し上げられないのでございますが、平成六年の財政再……
○井出国務大臣 今、小里大臣が御答弁なさいましたけれども、今回の震災におきましては、極めて短期間に大量の応急仮設住宅を供給しなければならないという事態なものですから、やはり資材調達が最も容易な標準世帯向けの住宅を発注しなければならなかったという事情を御理解をいただきたいと思います。 したがって、ある程度の収納設備、押し入れ二つついておるはずでございますが、設けているが、たくさんの家財道具をそこへ入れるということは、とても足りないことはよくわかっておりますが、しかし、そこまで要求されても、これは実現は大変困難であるということを御理解いただきたいと思います。 それから、先日、議員から、ちょっと……
○井出国務大臣 お答えをいたします。 災害時において、特に初期の医療の確保が大変重要な課題であることは申すまでもございませんが、今回の地震の発生直後におきましては、多数の負傷者が生じる中で、輸送あるいは通信手段等のライフラインとともに大きな打撃を受けました結果、迅速的確な医療の提供を行うことは残念ながら困難な状況にございました。 そして、今先生おっしゃるようなシステムづくりがいかに必要かということも痛感したところで ございます。その中でも、例えば日赤とかあるいは国立大学病院同士とか、あるいは国立病院といったような、一応連絡のとれるところはそれなりに機能しておったということを見ましても、特に……
○井出国務大臣 先生御指摘のとおり、三万戸が三月末で完成したのですが、残り一万戸、四月末に向けて今鋭意努力をしておるところでございます。 入居した皆さんは四月十七日現在で約一万九千四百戸でございます。決まりながらなかなか入っていただけない皆さんも実はいらっしゃいます。そんなことにつきましては、もう期日までに入居しない方は当選無効にせいとか、あるいは入居希望者の先着順受け付けによって決めるようにと、いろいろな点の改善を兵庫県に指導しながら、また協議をしていただいておるところであります。 その後、足りないんじゃないかと。特に神戸市、まだ四万二千人の皆さんが避難所生活をされておられます。そんなこ……
○井出国務大臣 今小里担当大臣からお答えが、基本的な姿勢としては申し上げたとおりでありますが、まず短期滞在者になぜ国保が適用されないかという理由は、国保制度というのは、やはり当該市町村に住所を有する住民の相互扶助で成り立っておる社会保険制度であるということでございます。 したがって、短期滞在者については我が国に生活の本拠たる住所を有するとは認められず、また保険制度は保険料を主たる財源としておるわけでございますが、この一年未満の滞在者の場合、年単位のあれで賦課される保険料の負担を求めることも困難だという事情があるわけでございます。 不法滞在者につきましても、これは、国内に一年以上滞在すること……
○井出委員 新党さきがけの井出正一であります。 橋本通産大臣、お聞きしますと、カナダの貿易大臣との御会談がおありのようで、私はきょう御質問は申し上げる予定がございませんから、APEC前に大変大事な会合だと思います。どうぞ。 新党さきがけでは、オウム真理教の史上まれに見る凶悪な組織犯罪事件を契機に、宗教法人法の不備が指摘され、その改正が宗教法人審議会で検討が開始されて以来、我が党内におきましても、文化庁はもとより、仏教界あるいは神社関係あるいはキリスト教関係あるいは新宗連の皆さん等の宗教団体、さらにオウム真理教や霊感商法による被害者救済の任に当たっていらっしゃる弁護士の皆さん、さらに宗教学者……
○井出委員 新党さきがけの井出正一でございます。 私は、国会へ出てきてちょうど十年になるのでありますが、農林委員会に所属することは今回が初めてでありまして、また、したがいまして、質問させていただくのも初めてであります。尊敬する大原大臣に質問をさせていただくことをうれしく思います。 さて大臣、ガット・ウルグアイ・ラウンド合意によるWTOが昨年一月スタートし、また、昨年の秋には五十有余年続いた食管法にかわって新食糧法の施行など、農業をめぐる情勢の変化は大変厳しく、また大きいわけであります。そんな中で日本農業のかじ取り役に御就任なさったわけでありますが、本当に御苦労さまでございます。大変なお役だ……
○井出委員 新党さきがけの井出正一でありますが、私の質問時間はたったの十五分であります。前口上は省略いたしまして、質問に移らせていただきます。
間もなく閣議に提出されるとお聞きしておりますが、平成七年度の林業白書、私も実は先日概要をお聞きはしておりますが、きょうはせっかくこの委員会で林野三法が審議されておりますので、閣議提出前でありますが、この白書で最も訴えようとしている点を明らかにしていただけたらと思います。
【次の発言】 できるだけ大勢の人に読んでいだたけるよう努力をしていただきたいと思います。
林業、御案内のような大変厳しい状況にあるわけですが、私どもも、林業関係者に対して、いずれ国……
○井出主査代理 これにて竹内勝彦君の質疑は終了いたしました。
次に、須永徹君。
【次の発言】 これにて須永徹君の質疑は終了いたしました。
次に、松前仰君。
○井出主査代理 これにて吉井光照君の質疑は終了いたしました。
次に常松裕志君。
【次の発言】 これにて常松裕志君の質疑は終了いたしました。
午後一時から再開することとし、この際、休憩いたします。
午後零時三分休憩
○井出国務大臣 ただいま通産大臣の御答弁にありましたように、最近一般廃棄物の量が大変増加し、その最終処分場も極めて逼迫状況にございます。この法案は、この一般廃棄物の増大と最終処分場の逼迫の問題を解決し、国民の生活環境の保全を図るために、一般廃棄物の多くを占める容器包装廃棄物について、消費者また市町村及び事業者の役割分担によってその減量化、リサイクルを進めるものでございまして、廃棄物を単に燃やして埋める処理から循環型の処理への転換に向けて大きな一歩を踏み出したものと認識しております。 この法案は、市町村を初めとする関係者の皆さんの大変熱い期待にこたえるものだと考えておりますから、ぜひとも早急に……
○井出国務大臣 平成七年度厚生省所管一般会計及び特別会計予算の概要について御説明申し上げます。 平成七年度厚生省所管一般会計予算の総額は十四兆百十五億円、平成六年度当初予算額と比較いたしますと四千六億円、二・九%の増加となっております。国の一般会計予算総額に対し一九・七%、一般歳出に対し三三・二%の割合を占めております。 厚生省予算につきましては、異例に厳しい財政事情のもとにおいても、保健、福祉、医療、年金といった国民生活の基盤の確保を図るため、必要な予算の確保を図っております。 以下、その主要施策について御説明申し上げます。 第一に、高齢者保健福祉対策であります。 本格的な高齢社会……
○井出国務大臣 医療機関につきましては、ただいま局長から御答弁申し上げたとおりであります。 高齢社会、まさに一四%になったわけですから、高齢化じゃなくて高齢社会だと思います。この四月からスタートさせていただく新ゴールドプランもまさにそれをにらんだものでございまして、先生方から大変なお力添えをちょうだいしたわけでございます。 ただ、これは厚生省だけじゃなくて、やはりほかの省庁とも連絡をとってやらなければならない分野もたくさんございます。そういった意味では、福祉の町づくりといった面では、例えば建設省とか運輸省とも連絡連携をきちっととって進めていかなければならない課題だ、かように考えております。
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