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前島秀行 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

前島秀行[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

委員会発言歴代TOP1000(衆)
946位
委員会発言(非役職)歴代TOP1000
659位

39期委員会出席(幹部)TOP100
94位
41期委員会発言(非役職)TOP100
76位

このページでは前島秀行衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。前島秀行衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

委員会発言一覧

38期(1986/07/06〜)

第108回国会 農林水産委員会 第3号(1987/05/15、38期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 六十年度に大幅な年金改定がされ、その際、制度としての議論はそれなりにされておりますし、それに基づく本年度の改定でありますので、六十年度に決定された制度そのものについての議論はきょうは特別にせずに、その運営に際しての基本的な考え方あるいは農林省としての認識の問題、それから七十年一元化という今後の課題、その辺のところを中心にしてお伺いをしたいと思っています。  それで、まず第一は、今年度の年金の額の改定の問題でありますけれども、いわゆる六十年の改定で、物価が五%前後上昇した場合は政令で自動的に年金額の改定は行う、こういう方針で来ているわけであります。今回は特別な措置という形の中で年金額……

第108回国会 農林水産委員会 第7号(1987/05/25、38期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 私は、森林組合作業班あるいは国有林の請負事業をやっていらっしゃる、いわば民有林に働く労働者の実態を中心にして伺い、安定した雇用をすることがこれからの森林組合そのものの安定につながると思いますので、その辺のところの実態を中心にしてお伺いをしたいと思っているわけであります。  林業白書等を読みますと、林野庁は林業の生産活動の活性化あるいは就労機会を拡大するんだとか森林組合等の事業体の育成が非常に重要なんだということを強調されておるわけです。また、これらの目的を達成するためには各種事業を実施する中で実現をするんだ、こういうふうに言っているのですが、現実は、林業で働く労働者の雇用の安定とか……

第109回国会 農林水産委員会 第6号(1987/08/25、38期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 私は、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議及び民社党・民主連合を代表して、食糧管理法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。     食糧管理法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   麦は、畑作における合理的な輪作の基幹作物として、また、水田における重要な転作及び裏作作物として農地の高度利用と農家の所得確保を図るうえで大きな役割を果たしている。   よって政府は、中長期展望の下に国内産麦の自給力の向上をめざした生産振興を図るとともに、本法の施行に当たっては、左記事項の実現に努め、生産農家の経営安定に……

第109回国会 農林水産委員会 第7号(1987/09/01、38期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 きょうは、先般社会党が国有林野を中心にして現地調査を行いましたので、その現地調査の結果等々を中心にしまして、今後の国有林の運営あるいは森林全体の今後のあり方についでいろいろ御質問をさせていただきたいと思っています。具体的な問題に入る前に、国有林野を中心とする森林全体の現状の認識について、大臣に基本的な点をまずお伺いしたいと思っています。  今年の七月に決定された改善案の中でも、いわゆる国有林野の使命という点で、御案内のように林産物の計画的な、持続的な供給を図るのだとか、公益的な機能を発揮する、あるいは農山村地域への寄与をするのだという使命を持っているということははっきり言われている……

第112回国会 農林水産委員会 第1号(1988/03/01、38期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 午前中に引き続きまして、最初に、三月末で切れる牛肉、かんきつ類の交渉について大臣に、基本的なこと、それから串原委員とのやりとりを踏まえまして、ちょっとお聞きをしてみたいと思います。  今度の交渉に当たって一番心がけなくてはいかぬのは、いわゆる生産農家に不安を与えないこと、混乱を生じさせないこと、そのことによって生産意欲等々を減退させないように配慮するということを大事にすべきだ、こういうふうに思っているわけであります。そういう面からしますと、この交渉に当たって、交渉の相手があるわけでありますから、相手の出方をしっかり見きわめると同時に、それに基づいて政府の統一した見解、確固たる信念、……

第112回国会 農林水産委員会 第5号(1988/03/30、38期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 私は、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・民主連合及び日本共産党・革新共同を代表して、原材料の供給事情の変化に即応して行われる水産加工業の施設の改良等に必要な資金の貸付けに関する臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。     原材料の供給事情の変化に即応して行われる水産加工業の施設の改良等に必要な資金の貸付けに関する臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   水産加工業は、国民食生活の安定、漁業経営の安定並びに地域活性化等に重要な役割を果たしているとこ……

第112回国会 農林水産委員会 第6号(1988/04/13、38期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 最初に大臣、訪米御苦労さんでございました。何か週末静岡の方で休養されたというような話も承っておりますが、十分休養されてまた頑張っていただきたいと思います。  今串原議員のやりとりにあったように、森林・林業あるいは山村社会を取り巻く状況は非常に厳しい。片や地方公共団体等でいわば森林空間を利用したスポーツ・レクリエーション等々の施設の整備を要望する、いわゆるリゾート開発への動き、それによって活性化を図ろうではないか、こういう動きがある。そういうことで、今回のNTTの株の売却を活用して林道の開設あるいは林野関係の公共事業を大いに促進しようではないか、こういうことが今回の法改正の趣旨だろう……

第112回国会 農林水産委員会 第12号(1988/05/18、38期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 農林年金の審議でありますけれども、大臣が参議院との関係で途中で行かれるということですので、ちょっと一点ほど日米交渉の件について、質問というよりか今までの経過を整理をさせていただきたい、こういうふうに思います。  特に整理をしてみたいというのは、過去のいろいろな討論の中で、大臣、いろいろマスコミを気にされていましたし、そんなこともありましたもので、過去の部分を、今までの経過を整理する部分については遠慮もないだろうしということもありますので、私が理解をしている点を中心に、こんなふうな形で整理をしているけれども、認識としていいか、こういうふうな趣旨であります。  といいますのは、今度の一……

第113回国会 農林水産委員会 第5号(1988/11/08、38期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 私は、牛肉の法案に入る前に、最近 行革審等でも米の問題、とりわけ検査制度の問題等々について議論もなされているようでありますので、特にそれに関連して、八月四日の自民党の渡辺政調会長の予算委員会での発言に伴って検査制度の問題について先に質問をさせていただきたい、こういうふうに思っています。  先週の当委員会で、RMAの提訴却下について串原委員等を中心にしていろいろ質疑が行われました。これはいわば米開放、食管つぶしの外圧ともいうべきものでありますけれども、国内でもこの種の議論がたくさんなされているわけであります。その議論の中には、無責任といいましょうか暴言ともいうべき問題もあるわけであり……

第114回国会 環境委員会 第5号(1989/06/15、38期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 私は静岡でございますので、特に富士山のふもとがこの種の問題で大変汚染されて大騒ぎになっていますので、今回御無理を言ってこの審議に参加させていただいたわけでございます。  そういう面で、今回水質汚濁防止法が改定になって、発がん性のあるという二物質を法のもとで規制、監視する、そういうことと、それから水質汚濁防止法で穴になっていたと言われた地下水を監視の対象にするということについて、私は大きな前進だろうと思うし、私たちも賛成をしたい、こう思っているのです。  ただ問題は、法改正をして終わるのではなくして、その目的、趣旨をより具体的に実践することによって完全にこの二物質による汚染がなくなら……

第114回国会 農林水産委員会 第5号(1989/05/24、38期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 それぞれの委員がいろいろな問題で質問をしていますので、私の方は米の問題で、とりわけ十一日に農政審の小委員会から答申といいましょうか、報告が出ているものですからその辺と、特に大臣の所信表明で今後も食管制度の基本は守っていく、こういう所信表明が出されているものですから、それとの兼ね合いを中心にして質問させていただきたい、こういうふうに思っていますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。  その報告書でも、冒頭「食糧管理制度は、国民の主食である米について政府が責任を持って管理することにより、生産者に対してはその再生産を確保し、また、消費者に対してはその安定的な供給を確保する」こうい……

第114回国会 農林水産委員会 第10号(1989/06/20、38期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 ただいまの大臣の趣旨説明にもありましたように、いわゆる肥料行政というのは、農業の経営安定、同時に化学肥料界の安定という両面の困難な課題を抱えていますから、だからこそ戦後一貫して法のもとで肥料価格あるいは数量というものが施策としてなされてきたというふうに思うわけであります。特に、大臣も申されたように、農業を取り巻く厳しい環境の中にある、しかも肥料というのは基礎資材である、こういう状況の中で、戦後一貫続いてきたこの政策が法のもとから外れるわけであります。そういう状況の中で、違った環境下に置かれるということでありますので、期待と不安という両面があろうと思います。一番大切なことは、肥料に関……

第116回国会 農林水産委員会 第2号(1989/11/15、38期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 沢藤委員が基本的な点を質問されましたので、具体的な点を中心にして質問をしたいと思います。特に、今沢藤委員が言われましたように、人間が生きていくのに大事な三つのうちの二つはやはり森林と密接な関係があるということであります。したがって、その大事な森林に手を加える、開発するということでありますから、一歩間違うと大変な事態になりかねないという問題を含んでいると思いますので、若干細かくなるかもしれませんけれども質問をさせていただきたいと思っています。  最初に、いわゆる都市の人たちが、ビルの林立している殺伐とした都市の生活に対して自然を求める気持ちが非常に強いということは、私はそのとおりだろ……


39期(1990/02/18〜)

第118回国会 農林水産委員会 第6号(1990/03/27、39期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 先ほどからの質疑の中でも言われておりますように、甘味を取り巻く現在の状況、一言に言って、行き詰まっているといいましょうか、そういう状況にある、こういうふうに言っていいと思うわけでありまして、今回異性化糖の自由化という状況がきているわけでありますから、特にその中で私は、加糖調製品の実態等々について を中心に御質問をさせていただきたいと思っているわけでありますが、この糖安法の果たしてきた役割、それなりにあると思うのです。この調製品というのは、糖安法の間隙を縫ってといいましょうか、くせ者という表現がいいか悪いか別としまして、非常に議論のあるところだろうと思っているわけでございまして、そう……

第118回国会 農林水産委員会 第12号(1990/05/30、39期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 私は、米を中心に、時間があったら国有林のことについて若干質問をしたいと思いますので、中心は米になると思います。  それでまず、例の市場形成の場の問題、いろんな角度からの議論があろうと思いますが、私は、安定供給、供給の面、あるいは価格の面、あるいは需要動向、生産調整の面、そんなふうなそれぞれの角度からこの価格形成の場について質問をしたいと思います。四十分足らずですので端的に質問しますので、ぜひ長官、端的に答えてほしいと思う。  そこで最初に、供給の安定という面で三点ほど続けて質問をします。一つは、政府米の数量、これはどう設定するのか。農政審ですと四割、今度の報告ですと三、四割、最後の……

第118回国会 農林水産委員会 第18号(1990/07/04、39期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 まず最初に、先ほどの質問の続きで、官房長、なぜ今正式な審議会が始まらないで懇談会になっているのか、その原因と状況を正式に調べて、私の質問が終わるまでに報告を願えませんか。懇談会にせざるを得なかった理由、それを正式に官房長の方にお願いをしたいと思いますが、どうですか、官房長。
【次の発言】 なぜそうなったかを正式に報告してください。  それから、大臣、事前に自民党と協議した、これは認めていますね。政府・与党、議院内閣制だからそうなるとするならば、片っ方、国会は国民をバックにした議論の場ですね。政府と与党が事前にやるなら、これからは当委員会も諮問の前にやる、これは約束できますか。

第120回国会 社会労働委員会 第13号(1991/05/07、39期、日本社会党・護憲共同)【議会役職】

○前島参議院議員 育児休業等に関する法律案に対する参議院の修正部分につきまして、その内容を御説明申し上げます。  修正の要旨は、政府は、この法律の施行後適当な時期において、育児休業の制度の実施状況、育児休業中における待遇の状況その他のこの法律の施行状況を勘案し、必要があると認めるときは、子を養育する労働者の福祉の増進の観点からこの法律に規定する育児休業の制度等について総合的に検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとすることであります。  何とぞ委員各位の御賛同をお願いいたします。

第120回国会 農林水産委員会 第7号(1991/03/13、39期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 私は、山づくり、山の整備の方を中心に、今度の法改正との関係について伺いたいと思っています。  最初の質問は、今度の一連の改正の中で、一つは、地域的には流域という一つの地域を単位とする、片方では、国有林等の機能分離、類型化する、こういう形の中で、二本立てといいますか、そういう考え方でありますけれども、その考え方そのものはいいのでありますが、問題は、その類型化され、機能をそれぞれ分けた中に対してどういう山の管理といいましょうか、手だてをしていくかということだろうと思うわけであります。  そういう意味で、四つに機能分類をし、それに対する具体的な管理、施業というのは、一体どういう形で、どん……

第120回国会 農林水産委員会 第11号(1991/04/17、39期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 最初に、最近の競馬の現象あるいは今回の法改正あるいはこれからの競馬のあり方、目的について聞きたいと思うのですが、まず政府の方に聞きたいと思うのですが、いわゆる三兆円売り上げの時代に入った、あるいは入場者も一千万を超える、女性も多くなった、いわば非常に競馬ブームというふうな状況になっているのでありますけれども、果たしてこれがいいのだろうか悪いのだろうかという点の、現在中央競馬会を初めとして、あるいは地方競馬を含めて、こういう状況について、ある人はちょっと過熱過ぎるじゃないか、あるいは中央競馬会ちょっとあおり過ぎではないか、こんなふうなとらえ方、いろいろな意見があろうと思うわけでありま……

第120回国会 農林水産委員会 第12号(1991/04/18、39期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 最後でありますので、まとめて質問します。制限がありますので具体的に答えてください。  まず、国際化の問題と、今も議論のありました生産者対策という点でございます。  国際化はもう避けられない事実だろうと思うので、これがレースの面あるいは種牡馬、種馬等の点で国際化が進むと、競馬そのものが根底から崩れる可能性がある、それが当然生産者の方にも影響する、こういうことになると思いますので、まず、国際化に対して早急な対応をしないと根底が崩れてしまうということなので、その国際化対策を基本的にどう考えているのか。  その点と、それに関連する生産者対策、これは今もアラブの話が出ましたけれども、これは中……

第121回国会 災害対策特別委員会 第5号(1991/09/26、39期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 最初に、建設省と農林省、先ほどの被害状況、町村別にわかったらちょっと報告願えませんでしょうか。公共土木関係と農業関係。
【次の発言】 そこで、特に現地から要望が強いのは、河津町の激甚指定の要請が非常に強いわけであります。そういう面で、今町村別に被害額等を聞いて激甚指定の可能性があるかないかについて、国土庁の方でしょうか、見通しをちょっと聞きたいのです。  河津町ですけれども、公共土木関係で県の方も入れると約三十二億余です。それから、市、町の関係だけでも、私がけさ役所の方に聞いたら、当初よりか河川がふえそうなので、河津町関係だけで約三十億になるんだ、こういう話でございました。それから……

第122回国会 農林水産委員会 第4号(1992/01/10、39期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 大臣、午前中の最後の方になってくると、非常にこう不安になってきたわけなんですよね。やはり農林省と外務省の差が出てきた。大臣も国会決議は、あれは昔のことなんで今はあれとはどうも雰囲気違うんだというふうな気になってきたので、まず最初に大臣に聞きたいのは、このダンケル・ぺーパーへ特に農業分野の方について、農林水産大臣として日本側から見てこの案は点数をつけるとしたら何点か。農業部門だけですよ。農林水産大臣でいいです、総理大臣に変わらなくていいですから、農林水産大臣としてこのダンケル・ぺーパーの農業部門、一体日本の従来の主張、あれから見て何点くらいやれるのかな、その辺のところをちょっと聞かせ……

第123回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1992/03/12、39期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 私は沖縄の復帰前後、二十数年前になりますが、政党人の立場、そして本土で沖縄返還を求める運動に携わっていた人間として何度か沖縄に行ったりして、復帰前後の現地の状況等々もそれなりに経験をしてきた者なんであります。そして復帰二十年たったわけですが、私自身しばらく沖縄にはごぶさたしていたのですが、ここ四、五年、一、二度行ってきたし、また昨年、当委員会の調査で行ってまいりました。  久しぶりに沖縄を見て変わったなと思ったのは、やはり道路を初めとして建物等々いわゆるハードの面というんでしょうか、そういう面では一見変わったなということはつくづく感じました。かつての国際通りもあるいは南部糸満に抜け……

第123回国会 農林水産委員会 第7号(1992/04/15、39期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 畜産三法全体について見解を伺いたいと思うのですが、畜産業が我が国の農業の基幹産業部門に成長してきたということ、それから一般家庭における小動物の飼育の普及、動物愛護、こういう考え方が非常に高まってきた。そういう一方で、獣医師への社会的な要請、期待というものも高まったのでありましょうけれども、片っ方、獣医師がいわゆる小動物の方に集中をして、本来あるべき大動物、産業動物への獣医師のかかわり方が非常に少なくなってきた、こんなようなことが今回の法改正の出発点だろうと思うわけでありますが、やはり何といってもこういう現象は、獣医師に対する社会的評価というものが一体どうなんだろうか、一般的に、社会……

第123回国会 農林水産委員会 第8号(1992/04/22、39期、日本社会党・護憲共同)

○前島委員 私は、今同僚の田中先生の御質問を延長するような形で質問を始めたいと思うのです。  と申しますのは、まず第一に、農協に対してさまざまな意見があると思うのですね。それをいわゆる今度の法改正の中でどう受けとめ、それがどう改正されているのか、あるいは今後の農政指導として、担当官庁としてそれをどう具体的に指導しようとしているのかということをまず第一に伺ってみたいと思うのです。  いわゆる農協に対するさまざまな意見、私は率直にあろうと思うのです。外部から若干辛らつな表現を使わせていただくなら、商行為に走り過ぎてはいないのかとか、本来の農協の任務あるいは基本理念というものは最近希薄になっているの……

第126回国会 農林水産委員会 第16号(1993/05/19、39期、日本社会党・護憲民主連合)

○前島委員 今度の三法案もかなり質疑を積み重ねてきて、いよいよ最終段階に来たと思いますし、また、我々を含めまして修正の議論もいろいろとしておりますので、その辺の修正に絡む項目についていろいろ整理をさせてもらったり要望を入れたりというところを最初にやりたいと思っているところであります。  まず最初に、経営基盤強化の方の関連の問題でありますけれども、私たちは、今回いろいろ議論する過程あるいは修正の意見を出していく過程で、第一に重視をしたのは、いわゆるこれからの農業というのは、地域の特性といいましょうか、地域のそれぞれの条件、あるいは地域の農家の人たち等々の意向というものを大事にしていく時代ではない……

第126回国会 農林水産委員会 第19号(1993/06/02、39期、日本社会党・護憲民主連合)

○前島委員 昨年の特定農産物のガイドラインの基本方針、通達が出て以来、また、年がかわって政府の方のJAS法の改定の意向というものが出てきた段階で、いわゆる有機農業に携わっている人、生産者、消費者を含めてさまざまな反応といいましょうか、さまざまな意見が一斉に出てきたと思います。特に、一生懸命に有機農業を長い間こつこつとやってきた人たち、真剣に、健康で安全な食糧をどう確保していくか、そういうことを一生懸命に取り組んできた人たち、そういう人たちから、特にこのガイドライン、あるいはJAS法の改正について批判的な意見が出てきたと私は思っています。  その出発点は、そもそも政府がやろうとしていることは基本……

第126回国会 農林水産委員会 第20号(1993/06/10、39期、日本社会党・護憲民主連合)

○前島委員 今回かけられた二法については正直、反対理由は何もありませんで、結局そのとおり推進してくれ、この法案そのものについてはそういうことでありますが、ただ、果たしてこういうことだけで今取り巻いている林業は何とかなるだろうかというと、正直そんな状況ではない、こういうのがみんな一致した認識だろうと思うのです。この認識は何も今に始まった話ではなくして、もう大変深刻な状況にあるし、文字どおり、国有林、民有林ともにもう危機的状況ということではないだろうかと思うのです。  そういう中で、私は、農林省、林野庁それなりに一生懸命で頑張ってきたことは認めますし、一昨年の法改正も画期的な一つのものであるという……


40期(1993/07/18〜)

第129回国会 農林水産委員会 第2号(1994/03/25、40期、日本社会党・護憲民主連合)

○前島委員 時間も二十分でありますので、余り多く質問できませんものですから、大臣に乳価、畜産等々の価格を決めるに当たってどういう観点、どういう認識の中で決めていかなくちゃいかぬのか、そういう点を中心に聞きたいと思うわけであります。  といいますのは、確かに畜産、乳価というのは毎年毎年決めていくことでありますから、ある意味では単年度的というふうにとらえていいと思うし、そのための根拠が数字だ、生産費調査だ、これ自身私は否定をしないで、それが基礎になることは間違いないと思いますけれども、その数字状況そのものも、もう少し部分的にじゃなくして全体的にとらえるとか、あるいは時間的問題でも、単年度の畜産価格……

第129回国会 農林水産委員会 第8号(1994/06/07、40期、日本社会党・護憲民主連合)

○前島委員 三十分の時間でありますので、たくさん聞けないと思いますが、二、三主な点を聞きたいと思います。  最初に、今度の助長法の改正に伴って、いわゆる今後の養蚕業はどういうふうになるのか、どういうふうにしようとしているのか、その辺のとこ ろをまず聞きたいのであります。  今度の法の改正は、いわゆる新農政に基づいて法改正がなされてきたということはわかるのでありますので、結局今後の養蚕業、おおむね十年ぐらいの先を見たときにどうなのだろうか。稲作等々も、大体十年ぐらいの先のことをモデルケース等々の形で組み立てているわけでありまして、そういう面で、十年先ぐらいの養蚕業というのをどういうふうに描いてい……

第131回国会 世界貿易機関設立協定等に関する特別委員会 第9号(1994/11/30、40期、日本社会党・護憲民主連合)

○前島委員 十分しかありませんもので基本的な認識だけ伺わせてもらいますが、御案内のように、農業、第一次産業というのは、食糧提供だけではなく多面的機能を持っている、しかもそれが国民の生命財産に直結するんだ、だから第一次産業は重要なんだ、またこの第一次産業をちゃんとやって国民に食糧を安定的に供給するというのが政治の原点だ、こういうふうに終始言われてきたと思うんです。  そういう面で、私は、これからの農業、とりわけ主食を安定的に、安全に国民に提供する、このことは、農業を改革するということとあるいは合理化するということとは一切矛盾しない、それをするためにより政治は責任を持たなきゃいかぬ、こういうことだ……


41期(1996/10/20〜)

第138回国会 農林水産委員会 第2号(1996/11/28、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 大臣、就任おめでとうございます。  時間に制限がありますものですから、私、在庫処理の問題と需給調整、この点だけに絞って一、二質問させていただきたいと思います。  政府の出しております見通しによりましても、八年産で二百九十四万トン、九年で三百から三百十万、十年でも二百八十万トンから二百九十万トンが在庫持ち越しになる。この問題をどう処理するかということに緊急に対応しませんと、私は、今度の食糧法といいますか、現在の中心をなしております自主流通米の価格にも影響することは間違いない。自主流通米が大きく崩れできますと、現在の新食糧法の体系そのものも崩れてくるということになるだろうと思っていると……

第139回国会 農林水産委員会 第1号(1996/12/12、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 参考人の三人のそれぞれの方、御苦労さんでございます。時間がありませんもので、結局主な点はそれぞれの皆さん聞かれていますので、具体的に、端的に聞きたいと思うんです。  まず最初に松旭参考人に伺いたいのでありますが、住専問題、やはり農協並びに系統金融にとっては大きな問題であったし、また、いろいろな課題を農協並びに系統金融には与えたといいましょうか、含んでいるだろうと思います。同時にまた、国民の目から、我々外部の者から見ると、やはり一連の住専問題から見ると、農協に対して厳しい目が注がれているなということも、また率直な事実のような気もいたします。  そういう面で、この住専問題と今後の農協運……

第140回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第2号(1997/02/06、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 堺屋先生にちょっとお聞きしたいのですが、首都移転の効果、目的というものと現実の受けとめ方との兼ね合いの中で、何か、どこに移すの、幾らかかるのというだけが先行する首都機能の移転ではまずいのではないかな、何か国民的にもそんなところに関心が集中してしまっている傾向がないだろうかということを私は非常に懸念するのです。  それよりか、首都の機能とはどうあるべきなのか、これからの日本を考えていくときに、どういう機能を持つべきなのかというところが先行する、ある意味だったならば、そういう面から行政改革も含めたさまざまな改革を議論した上で、それをやるために首都機能移転しましょうや、こういう形に結んで……

第140回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第4号(1997/06/10、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 大臣に改めて伺うのですが、二〇〇三年という目標あるいはそのときの財政事情という条件はいろいろあるが、国会移転、首都機能移転そのものは引き続きやるよ、国土庁として、大臣として、そこはそういうふうに理解してよろしゅうございますか。
【次の発言】 しつこくこれを聞くのは、いろいろやはり今度の発言といいましょうか、今度の対応で水が差されてしまったことは事実ですよね。これは間違いない。  同時に、今後またやるよ、こういうことになってくると、それぞれの誘致を考えている自治体も、あるいはいろいろな関係のところも、そのことが明確になっていませんと、またいろいろな波紋といいましょうか、迷惑といいまし……

第140回国会 日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会 第3号(1997/04/08、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 私は、沖縄問題、基地問題非常に難しいということを前提として、これから基地問題、沖縄問題に対応していくために、政府の立場、我々個々の政党、国会議員の立場、どういう気持ちで進まなくてはいかぬのか、そんなことを、自分の意見を言いながら総理の御意見も伺ってみたい、こう思っています。  と申しますのは、私も三十数年来、沖縄に多少かかわってきました。最初に私が沖縄へ行ったのは総理よりも遅いのでありますけれども、それでもベトナム戦争真っ最中で、北爆の真っ最中でした。やはりあのB52が、あの黒い戦闘機が嘉手納から飛び立っていく。下から見ると弾薬が見えましたね。そして、嘉手納で友達と泊まってみると、……

第140回国会 日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会 第4号(1997/04/09、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 最初に、金城参考人と新崎参考人にお聞きしますが、私は、基地を安定的に使用するためには、やはり地元、住民の合意ということが非常に大切だと思っています。さまざま言われましたように、この土地収用の沖縄における歴史の経過並びに一連の日本政府の戦中戦後の対応、こういうところを見ると、やはり一方的に差別的に、沖縄の皆さんの意思といいましょうか、を無視してといいましょうか、聞くチャンスがなくして今日まで引きずってきた。  こういう意味で、私は、今度の特措法というのは、沖縄県民がいろいろなさまざまな形でもって意思を伝える手段としての収用法、収用委員会のあり方等々を結果的には取ってしまうということで……

第140回国会 農林水産委員会 第2号(1997/02/20、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 時間が三十分でありますので、私はまず林業問題についてお尋ねをしたいと思います。  とりわけ、今林政審で国有林問題のあり方について議論が始まっていますし、また昨年は長期計画を含めた基本計画の答申等々も出されている、こういう状況でありますので、この林業問題、基本的な国有林対策の問題について、希望を含め、要請を含め質問をしたい、こんな観点で質問をしたいと思いますので、大臣、可能な限り、基本的な認識を含めてぜひ御答弁、考え方をお聞きしたいと思っています。  まず第一に、今国有林がぎりぎりのところへ来ているということはもう御案内のとおりで、過去四回にわたって改善計画をしてきたわけですね。昭和……

第140回国会 農林水産委員会 第4号(1997/02/27、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 最初に、先ほど北海道の北村委員から出ましたシカの問題は、我々静岡の富士のすそ野でも同じような現象が起こっています。東名高速に飛び出したり、あるいは国道に飛び出して事故等々も起こっていますので そういう面では、北海道や我々の地域を含めてさまざまな被害が起こっているという現状でありますので、ぜひあわせて、私の方からも御検討をお願いをしておきたいと思います。  私は、これからの森林・林業に対する国民の期待というのが非常に大きくなってきているわけでありまして、それを下で支える一番大切な流域管理システムというのをどうつくり上げていくべきなのかという点、そういう角度から今度の改正点をどう生かし……

第140回国会 農林水産委員会 第7号(1997/03/19、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 三月、乳価等々の時期でもありますものですから、その点を中心に二、三質問したいと思います。持ち時間も二十分でありますので、よろしくお願いをいたします。  最初に、畜産関係の負債の問題をどうしてもただしておきたいなと思っているわけです。  全中だとかあるいは農水省の農業動態調査等々の報告を見ますと、この畜産関係で負債と称するものが、総額でいうと二兆円というのが大体一致した見方のようですね。農水省は、これは固定部分も含めてでありますけれども、全体を見ると二兆二千億円ある。その中で、固定負債、固定化しているのが一千億から一千五百億というのが大体の見方で、全体の負債が、酪農の方が多くて、固定……

第140回国会 農林水産委員会 第10号(1997/04/16、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 金融監督庁の設置構想に伴って、系統金融に対する指導監督を強化しようということだろうと思うのでありますが、従来、農、林、水、それぞれの農政上の推進部局から、独立といいましょうか、直接官房の方に移るということは、ある意味だったら、検査監督を中立的にといいましょうか、やや現場との緊張関係を保つ、そういう目的があることはわかるし、またそれも必要だ、こういうふうに思うわけであります。   片面、系統金融というのは、私は、農政の推進の一翼といいましょうか、農政推進における金融活動というのはどうあるべきかという観点でこの系統金融というのは推進されるべきだろうと思います。そうすると、農政を推進をす……

第140回国会 農林水産委員会 第15号(1997/06/04、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 最初に、森林・林業、国有林等々についてお聞きをしたいと思います。  昨日、財政構造改革会議が一定の結論、中間報告的なものを出したのでありますが、その国有林の項のところで、与党間での各党の申し合わせといいましょうか、相当この部分が後退をしているわけですね。とりわけ、国の責任、その森林・林業、山に対して国がどう責任を持つかということが非常に不明確になっているわけです。この文章そのものも、国が一体どういう形で責任を持つかということが非常に不明確なのですね。  今さら言うまでもなく、山に対して、森林に関して、物、生産財的な機能に始まって、さまざまな機能がある。公益的機能があるということが言……

第141回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第2号(1997/11/18、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 要望なので特別な御答弁は要らないのでありまも、九つの選定基準があるのでありますが、第一タームの段階に、やはり国会移転の積極的意義みたいなものをもう少し前面に打ち出していただきたいなと思うのです。  これは、特に最近の財政状況とかあるいは行政改革の進み状況だとか、あるいはさまざまな情報通信技術等々の問題を考えると、国会移転、機能移転の積極的意義というものが問われてくるような状況にあるのではないのかなという感じがしますので、そういう面での積極的な意味を持つのであるならば、もっとそこのところを出していきませんと、個別な条件だけをどうのこうのということになると、何か誘致合戦で事が終わってし……

第141回国会 農林水産委員会 第4号(1997/11/26、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 三十分ですので、後半で国有林のこともちょっと聞きたいので、数字的なことを最初にまとめて聞きたいと思うのです。  数字でなるべく言ってほしいのですが、先ほどから議論になっている不良債権の実態、これは中金とか信連の方は出ていますから、特に単位農協レベルのその辺のところをどう掌握しているのかということが一つ。  それから、自己資本比率の問題で、中金は何%か。それから県信連、これは県によっていろいろ違いますので、平均的に何%か。それから、一つのバロメーターである四%を基準にして、下、上がどのくらいなのか。国際金融業務にかかわる一つの基準として八%、一〇%以上でないとその辺のどころは国際競争……

第141回国会 農林水産委員会 第5号(1997/11/27、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 十分ですので、二つほど質問をしたいと思います。  一つは、今度の平成十年度の減反が新たに十七万六千ヘクタール追加して九十六万余になった。この前の減反のときもこれがもう限界だと言って、また新たに十七万余が加わった。文字どおり、減反というか、生産調整というか、言い切れないですね。例えば北海道は四七・二%ですし、大臣のところの東京なんかは、まあ東京はそれでもいいのかなとは思うけれども、六〇%ですね。四五%以上のところが五、六県あって、調整をするなんという段階ではない、ぎりぎりだ、国内で何とか調整しようとなるとこういうところだろうと思いますね。  これだけの量、しかも四年前が一〇九%の作況……

第142回国会 農林水産委員会 第3号(1998/03/11、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 時間も余りありませんものですから、二、三、国有林の問題で最初に聞きたいと思います。  昨年の八月、平成十年度の概算要求のときから、国有林の抜本改革ということが議論されてきました。そして、予算編成に当たって、債務処理というところから発して、かなりいろいろな改革案が提示されているわけであります。  この改革案の中で、施業的側面での特徴というのは、木材生産重視から公益性重視ということ、それから徹底した民間委託といいましょうか、民間実行という方向性を出してきた、こういうことであります。  ここで心配になるのは、今度の改革案というのが、債務処理というところに大きなウエートといいましょうか、視……

第142回国会 農林水産委員会 第8号(1998/03/25、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 最後ですので、改めて政務次官に乳価の問題で決意表明をいただきたいと思っています。  酪農家にとっての今一番の要求は、やはり乳価を上げてほしい、所得を保障してほしいということです。国際化が進んで乳製品が外から入ってくる、不況が農家のところにも及んできている、やはり原点である乳価をともかく上げてほしい、せめて現状維持、据え置きぐらいはぜひやってほしい、これが今年度の酪農家の最大の要望だろうと思います。  そして、ついてくるのが、今もありました環境問題とヘルパーの問題について、これはそれぞれ乳価の中に加算された部分を取ってもらっては困るので、それとは別にこの制度の充実ということをぜひやっ……

第142回国会 農林水産委員会 第9号(1998/03/31、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 簡単に、水産加工業とHACCPとの関係について二、三質問をしたいと思います。  まず、水産加工業の振興という側面から、HACCP、いわゆる安全性の強化という問題をどう受けとめているかということであります。  というのは、どうも、去年の暮れにアメリカが規制に出たので、慌ててばたばたという感じが率直にしなくはないのですね。やはり私は、これから水産加工食品に限らず、食糧というものは安全性ということが大きなキーポイントになってくるんじゃないだろうか、とりわけ、食糧の付加価値というのは、これからは安全性強化によって高められると言ってもいいと思うわけであります。したがって、EU、アメリカに限ら……

第142回国会 農林水産委員会 第11号(1998/04/08、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 一、二伺いたいと思います。  御案内のように、国民の安全性を求める声というのがどんどん強くなっていることはもう世界的な流れだろうと思いますね。したがって、HACCPの導入というのは避けて通れない。しかし、言われるように、食品加工関連の企業というのは中小企業を中心にして厳しい状況にある。避けて通れないHACCPの導入に伴って、ソフトの面、ハードの面で一定の資金投与がどうしても必要だ。  そうすると、HACCPの導入というのを前向きに積極的に受けとめて対応するのと、消極的にと言っては語弊があるかもしれませんけれども、嫌々ながらといいましょうか、最小限にマイナス部分を避けるような形でやる……

第142回国会 農林水産委員会 第12号(1998/04/09、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 三人の参考人の皆さん、どうも長時間ありがとうございます。時間もたっていますので、簡単に、一、二質問させていただきます。  片桐参考人に、HACCPの受けとめ方といいましょうか、特に消費者サイドからという側面での受けとめ方なんです。危険物、ハザードを分析して対応するということだから、当然のことをやっていればどうってことないんだよ、こういうことかなというふうに思うので、当然のことをお互いにやれば大騒ぎすることはないんだ、こういう趣旨かなと思います。同時にまた、消費者の側から見ると、安全性ということを非常に求めていることも間違いないだろうと思います。  そういう面では、消費者に向かって生……

第142回国会 農林水産委員会 第14号(1998/04/23、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 今回の貯金保険機構に政府保証をするという法改正でありますが、一千五百億円余あると言われている貯金保険機構の資金が枯渇をして足りなくなって新たな政府保証を必要とするという事態が万が一起こったら、農村にパニックが起こるということですから、これは大変なことですよね。万々一ないだろうということを想定しながらも、やはり今日の状況だからこういうスキームをつくる。ある意味では必要であることは間違いないだろうと思いますが、問題は、そういう事態が起こらぬように農協系統金融をどうするのかというところがより大切だろうと私は思うので、農協金融の実態をどう見ておるのか、あるいは今後どういう課題があるのかとい……

第142回国会 農林水産委員会 第15号(1998/04/28、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 時間もたちましたので、端的に二、三お伺いいたします。  最初に、松旭参考人に伺いますが、今やはり金融関係で一番の課題は負債ということだろうと思いますね。その負債処理ということをどうしようとしているのか、また、その見通しはどうかということがまず第一点です。  負債の固定化というところを見ると、専業良家ほど固定化の確率が大きい。これを日常の中でどう対応しなければいかぬか、この負債の固定化をどう防いでいくかということと、また、不良債権となっている問題を当面どう処理していくか。この負債、不良債権の処理という問題をともかくしませんと、合併も進まないだろうし、経営の安定も成らない。この不良債権……

第142回国会 農林水産委員会 第16号(1998/05/07、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 二、三質問いたします。  今度の法改正が保護対象の拡大あるいは育成者の権利の強化ということでありますから、当然歓迎すべきことでありますが、同時に、このことが農林水産業の振興発展に結びつかなくてはいかぬということは、皆さんの御主張はそのとおりだろうと思うし、同時にまた、最近特に観賞草花の拡大あるいは人気ということを考えると、消費者という概念、消費者の側ということも非常に大切な視点ではないだろうかな、私はこういうふうに思います。  片っ方で、育成者あるいは専用利用権者等の保護、権利を拡大していきますと、いわゆる農業者との調整というのは、自家増殖を認めるという形で一定の調整ができますけれ……

第143回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(1998/10/14、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 時間も十五分ですので、端的に質問しますので、よろしくお願いをいたします。  私は、沖縄県出身ではないので、別な視点でちょっと聞いてみたいと思っています。  というのは、この沖縄の振興策にせよ、あるいは基地の問題の前進にせよ、今、沖縄県と政府との間の状況、この問題を打開しなければ、振興策もこれ以上基本的にはできないのじゃないかな、基地問題もこれ以上進まないのではないかな、私はそんな実感がいたします。  そういう面で、私は、きょうは官房長官には御出席いただけていないものですから残念でありますけれども、最初に、沖縄開発庁長官、大臣としての立場、長官としての立場と、鹿児島県の御出身でもある……

第143回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第3号(1998/09/30、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 時間もたっておりますので、簡単に二、三お聞きしたいと思います。  一つは、例の移転審議会から過日、十万人の国会都市という移転先のイメージが出てきたわけでありますけれども、あのイメージ図等々とか、あるいは審議会等々の意見の状況だとか、あるいは当委員会で候補地等々を見る中で、私も二、三参加させてもらったり、あるいは言われている関係のところの人たちと若干意見なんかを交換しますと、首都機能移転あるいは国会等の移転という受けとめ方等々に相当のばらつきがあるわなということを率直に実は感ずるわけでして、一つまず最初に、この十万人の国会都市というイメージ図が審議会の方から出されたんですけれども、私……

第143回国会 農林水産委員会 第3号(1998/09/22、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 一連の災害でお亡くなりになった方あるいは被害を受けた関係者の皆さんに、お悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。  時間がありませんものですから、最初に、大臣にお願いだけしておきます。  皆さんからも出ている問題でありますが、激甚災害の指定の早期の決定、あるいは農業共済、各種共済の年内支給、これは農林省所管の業務でありますので、ぜひこれは全力を挙げてお願いをしたいということ。その他、現地の声としては、見舞金、弔慰金等々の支給だとか、あるいは被災者生活再建支援金の前倒しの要請だとか、あるいは自治体への財政支援の問題等々が現地から出されました。これは直接農林大臣の所管ではありませんけ……

第144回国会 農林水産委員会 第1号(1998/12/11、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 時間も経過していますので、端的に二、三質問をいたします。  今度の日韓漁業協定というのは、国連海洋法条約の精神に基づいて、日本と韓国の間がどう秩序ある、お互いの漁場の確保だとか保全だとか管理をお互いにどうルールを持ってやるかというところが最大のポイントだろうと思います。そこを双方が責任を持ってやり合う、責任を持って処理するということだろうと思うので、その前提というのが私は大事だと思っています。  その前提というのは、この日本周辺の水産資源というのは一体どうなっているのか、どういう量であるのか、どういう状況にあるのかという政府としての認識と、それからお互いに漁獲する、どれだけのものを……

第144回国会 農林水産委員会 第2号(1998/12/18、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 二、三伺います。  きょうずっと出ていた議論の仕方の取り扱いの問題ですが、五年前の経過から見ると、関税化に移行したということは転換だろうと思いますね。それもあの経過から見ると、大につながる大転換をしたということ。  そしてまた、国民の理解、国民的合意を得るということであるなら、やはりその辺のところは、単に直接の農民団体だけではない、さまざまな人からも意見は十分聞くべきだったな。そして同時に、その経過というのが国民の前にオープンになって初めて合意というものはできるわけなので、その辺のところの方法論、これから運営の問題については、やはりそこは政治家としての大臣に期待するしかないのであり……

第145回国会 商工委員会 第3号(1999/02/10、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 時間もたってきましたので、端的に質問させていただきます。  最初に企画庁長官にお聞きしたいと思うのですが、いわゆる経済見通し、平成十一年度中に何としても〇・五プラスにするんだ、これは小渕内閣のいわば政治的公約だろうと思うし、これが実現できるかどうかというのは大きな政治的な課題というふうに受けとめていいと思うのですね。しかし、今の状況等々を見ると、果たしてそう簡単に国民的に実感としてそういうものが伴うのかなというのは、なかなか厳しいような状況がある。  今の日本の経済のこの萎縮状況あるいは落ち込み状況にさまざまな要因があるということは言われているだろうと思うし、政策的な判断の問題だと……

第145回国会 商工委員会 第5号(1999/03/10、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 二十分ですので、端的に質問をさせていただきたいと思います。  今回の経営革新支援法、いわゆるやる気のある積極的な中小企業の皆さんには思い切った対応をという趣旨での新法の成立について、私たちは基本的に賛成するものでありますけれども、ただ、今回の革新支援法の出てきた背景というのは、戦後やってきた中小企業への基本的な支援策の大きな方向転換といいましょうか、基本的な改革といっていいんでしょうか、大転換というものが背景にあるんだろう、こういうふうに思っています。  といいますのは、私は、戦後からずっと続けてきた、とりわけ三十年代以降の中小企業対策の柱というのは、いわゆる共同化、協業化というも……

第145回国会 商工委員会 第7号(1999/03/19、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 かなり各党の皆さんが議論されていますので、論点は整理されてきたと思いますが、最後ですので三、四点お聞きをしたい、こういうふうに思います。  一つは、不正競争防止法の関連ですが、いわゆるコンテンツ関連の不正競争の規制について、欧米の方はかなり進んでいると言われているわけでありますが、今度の我が国の規制が欧米諸国の規制と比べて遜色がないのか、その整合性はどうか、こういうことが一つ。  やはりどうしても心配になるのは、国内的には今度の規制でいいのでありますが、いわゆる発展途上国等々に必ず持ち込まれる可能性があることは、もう火を見るより明らかなような気がいたします。こちらで規制されると途上……

第145回国会 商工委員会 第8号(1999/03/23、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 時間もたってきていますので、運営上の問題を二、三点聞きたいと思っています。  一つは、二十六条の海外経済協力業務実施方針の項ですが、現行の基金の法案の方では出ていなくて、新たに今度の国際協力銀行の出発に当たってこの項目が出てきたという面では、基本的な方針がここで出てくるのかな、こういう面で前進だろうというふうに思っているわけでありますが、この実施方針、いわば基本方針というものが、どういう中身といいましょうか、どういう内容をもって基本的に書かれるのか。あるいは、これからのODA業務の位置づけ、あるいは時間的に中長期的な方針的なものをこの業務実施方針の中でされるのかどうなのか、その辺の……

第145回国会 商工委員会 第10号(1999/04/20、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 二、三点、基本的なところを伺いたいと思います。  一つは、今度の部分自由化によって競争条件をつくり出したり、ひいては課題である国際的な電力料金を引き下げる、こういう目的が果たして可能だろうか、達成できるだろうかという点であります。  といいますのは、御案内のように電力業界というのは非常に巨額の設備産業、設備を伴うものでもあるし、同時にまた、現在の体系が沖縄を入れると十社の体系になっている。その巨大な設備を伴うものが、発電と送配電というところが一体になって組み込まれている。こういう状況の中で部分的に自由化という形をしても、本当の意味の競争条件をつくり出せ得るのか、ひいては国際的な料金……

第145回国会 商工委員会 第11号(1999/04/27、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 十分余の短い時間ですので、特許流通とベンチャー、中小企業の育成というその点だけちょっとお聞きをしたいと思います。  この数年、特許流通対策ということを進めてきたというふうに聞いています。いろいろな手だてはやってきているようでありますけれども、なかなか成果が上がっていないというのが現状ではないだろうかなと、こういうふうに思っています。特にこの特許流通対策、どんな手だてをしてきたのか、今後どうしようとしているのか、ここ数年の実績はどうだったのか、また今後の課題はどうとらえているのか。その点をちょっとお聞きをしたいと思います。
【次の発言】 今我々日本の中で、日本を取り巻く経済状況、情勢……

第145回国会 商工委員会 第14号(1999/05/19、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 この法案も、連合審査を重ねてきて、かなり論点が出てきたと思います。我が党としても最後でありますので、基本的な点を二、三質問させていただきたい、こういうふうに思っています。  まず第一点は、取扱業者、それを取り巻く業界、産業界の責任ということをちょっと通産大臣にただしてみたいと思うんです。  このPRTR法案が有効性を発揮する、実効性を上げるというにはさまざまな点があると思いますが、この法案の実効性を上げる中における取扱業者あるいは産業界の果たす役割というのは非常に大きいな、こういうふうに思います。  特に、情報をどう集めるか。やはり、パイロット事業のときにおける五〇%を切るという状……

第145回国会 商工委員会 第17号(1999/06/11、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 時間もおくれていますので、簡単に一、二お伺いをしたいと思います。  経済状況の変化あるいは技術の向上、同時に、余りにも検査、検定等々が複雑であるという現状から見て、基準・認証制度の整理合理化というのは私たちは当然だろうと思うし、この法案の提出の客観的な背景というものは理解するわけでありますけれども、ただ、安全性だとか保安だとかあるいは消費者保護という、いわゆる社会的規制の部分については慎重であってほしいなということを思うわけであります。  特に私は、今度の法案の前提となっている点が、自己責任原則に根差した社会という、そこが前提条件になっていると思います。自己責任でいくんだ。そうする……

第145回国会 商工委員会 第18号(1999/06/15、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 十分余のわずかな時間でありますので、二、三基本的なことを伺いたいと思います。  いわゆる内外の経済状況の変化の中で、日本が経済活動の活力を取り戻すために構造改革のさまざまな作業を行っている、努力をしている、その一環として規制緩和を行うというこの基本的な流れについて、私も十分理解をするものであります。  しかし、何でもかんでも規制緩和をして済むものだろうか、そうしていいだろうかということについては、やはり私は基本的に考えるべき、留意すべき重要な点ではないだろうかということを、かねがね、一連のこの規制緩和だとかの点で申しているわけであります。  今回の公取の適用除外の廃止の問題について……

第145回国会 商工委員会 第19号(1999/07/21、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 時間もたってきましたので、中小企業の問題を中心に二、三お聞きをしたいと思います。  最初に、この十月の十八日に期限が来ると思いますが、政府系金融機関の五%以上の利率についての減免措置。これはたしか三年間特別措置をやって、この十月十八日に期限が来るわけでありますけれども、五%を超える利率に対して特別措置として五%にするというこの減免措置は、今後も継続するのかどうなのか、最初にお聞きをしたい、こういうふうに思います。
【次の発言】 きょうの今の大臣の答弁ですと何か逆に不安になっちゃって、この点について関係のところにいろいろ意見を聞いたら、概算要求との兼ね合いだとか、大蔵等々との協議等々……

第145回国会 商工委員会 第22号(1999/07/28、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 五人の参考人の方々、御苦労さんでございます。最後でありますので、おつき合いのほどをお願いしたいと思います。  最初に、野口参考人に伺います。  いわゆる産業再生、本法の事業再構築、これは当然、企業の組織の変更を伴うことが予想されるわけでありますから、当然、労働者の地位、身分にかかわることが出てくる。したがって、雇用の不安がある、こういうことだろうと思います。  そこで、参考人の御意見、出されました資料等々を拝見させていただきますと、まず、政府、行政に向かって最低求めていることは何だろうかなというふうな感じがしますね。それは、再構築事業を推進するに当たって、いわゆる雇用の変動といいま……

第145回国会 農林水産委員会 第2号(1999/02/17、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 最後になりましたので、大臣、若干おつき合いをお願いいたします。  最初に、国有林のことについてちょっと伺いたいと思います。  昨年の国有林の関連法案の改正で、大臣の所信でもそれを受けて、着実な実行をと、こういうふうに言われていますが、その中で、近くこの組織・要員の方針が閣議決定されるというふうなことを伺っています。特に管理署、森林事務所、そしてさまざまこの間やられてきた営林署の統廃合に伴う、例えば管理センター移行等々の地域の整理だとか、新しい管理署が決まった場合のそれぞれの担当エリアだとか、それに対する要員の配置という問題等々について近く閣議決定される、こういうふうに聞いているとこ……

第145回国会 農林水産委員会 第4号(1999/03/09、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 時間もたってきましたので、大臣、関税化を政府が受け入れたというのは大きな方針転換であることは間違いないな、同時にまた、関税化を受け入れたということを聞いたときに、私は正直言って、五年前、六年前は一体何だったのだろうかなというのを率直に感じます。そしてまた、きょうのいろいろな議論を聞いていましても、間違いなく、最低言えることは、日本は、米にとって、稲作にとって見えない危険なかけに走ったなということだけは言い得るかなというふうに私は思いますね。  したがって、関税化に踏み切ったということ、これを事実として受けとめるとすると、政府は相当腹をくくってこれから対処しないととんでもないことにな……

第145回国会 農林水産委員会 第5号(1999/03/10、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 参考人の皆さん、本当にお忙しい中、ありがとうございます。  今村先生にお聞きしたいと思います。  二つ聞かせていただきたいんですが、一つは、関税率の今後の見通し。私も、関係国がノーと言わない、あるいは日本もそれを取り扱わないよ、相手にしない、こういう交渉をしないとなると、二〇〇〇年までは一定の関税率というのは保持できるだろうなと。そういう面では、三つか四つある選択の中では今度の選択も一つであったのかなというふうに私は二〇〇〇年という枠の中では一定の理解をしなくはない。しかし、米という話は別に二〇〇〇年に終わるんじゃなくして永久に続くわけですね。その間に交渉事もあるということ。それと……

第145回国会 農林水産委員会 第6号(1999/03/16、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 水かけ論になるからあえて答弁は求めませんけれども、けさからの議論の中で、譲許表そのものも、国際ルール、条約の一つを構成していると私は思います。同時に、国内法が条約に優先することはないだろうとも思います。したがって、先ほどの統一見解に、四月一日までに手続を完了しなくちゃいけない、そういう規定がないからいいんだ。これを前提としましても、条約を構成する譲許表の承認がないということは、その条約は完成をしていない、手続中である、こういうふうに解釈すべきだろうと思いますね。  したがって、政府が言うように、四月一日をもって関税化するんだというのはいわば日本の宣言みたいなものだから、それはWTO……

第145回国会 農林水産委員会 第7号(1999/03/18、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 私も今の学校給食のことをちょっと質問する予定で言っていましたので、順序を変えますが、見直しは見直しとしていいんですけれども、要するに削減するかしないか、補助金をカットするかしないかというところが一つ。  それから、私は乳業メーカーと学校現場との問題があるという話も聞いていますね。私は、やはり学校給食というのは、いわゆる子供たちにとって安心だとか安全だとかという点も非常に重要なんで、やはり地域と密着した制度をどう組み立てるかということも現場と乳業メーカーの重要な課題だと思っています。  そういう面で、要するに補助率を削減するのかしないのかということと、乳業メーカーと学校現場との関係で……

第145回国会 農林水産委員会 第8号(1999/04/14、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 持続的養殖生産確保法の中の、特に魚病対策の問題を中心にちょっと伺いたいと思います。  私は、今度の法律対応の中で、蔓延防止措置というものが導入されて、輸入された魚病の蔓延を阻止するために、県がその対応として、病気にかかった魚類の移動の制限だとか焼却、あるいは強制的に消毒等々の蔓延防止の措置をとる、そのことによって生じた損害については補償する、こういう形になっているわけでありますけれども、蔓延防止という観点から見ると、かなりの強制的な迅速な対応が求められる。そこのところ、ある意味でこの種の問題というのは時間を要する問題ですから、かなりの強制的な決断、執行も必要だろう。しかし、同時にま……

第145回国会 農林水産委員会 第9号(1999/04/22、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 最初に、森林開発公団関係法の改正にかかわる問題について質問をしたいと思います。  今度の法改正で、農用地整備公団が解散になって、森林開発公団に吸収といいましょうか、緑公団となる、この構造はいいんですが、その中で、農用地整備公団の解散、その事業内容の変化でありますが、農用地整備公団の大きな仕事の部分であった農用地総合整備事業それから農用地等緊急保全整備事業それから濃密生産団地建設事業という、この三つの部分が、今計画中だとか調査中のものは引き継ぐけれども、今かかわっているものが終わったときにはこの事業は終わり、そういう取り扱いということになっているんであります。  そういう取り扱いにし……

第145回国会 農林水産委員会 第12号(1999/05/13、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 今度の農業基本法、三十八年ぶりの新たな基本法をつくるということでありますので、我が党も、長い間、さまざまな総括を含めて議論をしてきました。何回か大臣にも、あるいは審議会等々にも申し入れ等々をしてきたわけでありますが、その結果として出されたこの新基本法について、具体的な対応をどうするかという中で、我が党としては、二つ、非常に重視をしている点がございます。また、そのことが、今度の農業基本法の将来に向かっての国民的合意とか、あるいは信頼を得るために非常に大切な点だろうと思っていますので、きょうは最初で、大臣でありますので、その二点だけ中心にお聞きをしたいと思っています。  その二点という……

第145回国会 農林水産委員会 第14号(1999/05/19、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 きょうは、我が党が長い間主張していました直接支払い、デカップリングのことを中心に、これからの検討状況、それから、どんなふうなことを基本的に考えているのか、その点を中心にしてお聞きをしたい、こういうふうに思っています。  まず、大臣、この種の政策、いわゆるデカップリング、直接支払いという概念、こういう政策を取り入れるには、やはり基本的な認識といいましょうか、理念みたいなものをお互いにしっかり固めておくということが大事ではないだろうかな、こういうふうに思います。そして、今度の新農業基本法の中で、このデカップリング、直接支払い方式というのを導入しようという方向で検討され、またそれが基本法……

第145回国会 農林水産委員会 第16号(1999/05/25、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 公述人の皆さん、御苦労さまでございます。最後ですので、しばらくおつき合いのほどお願いをいたします。  私たち社民党として、今度の新基本法、いわゆる農業の多面的機能だとか農業の持続的可能性を展開するという新しい概念が入ったことは評価できるなと思っています。ただ、それを具体的に保証するといいましょうか担保する政策、手法となってくると、各論になってくると、腰が引けている面が多いな、そんな印象を実は持っているわけでございます。その代表的なものが、食料の安定供給における国内生産の位置づけ、その維持拡大ということをやはり明確にすべきではないだろうかなと実は思っています。  その点については参考……

第145回国会 農林水産委員会 第18号(1999/06/02、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 大臣、長い間基本法の議論をしてきました。お疲れだとは思いますが、最後ですのでひとつよろしくお願いをいたします。  私たちの党にとっても、この基本法の議論ということ、長年来いろいろな議論をしてきましたし、いよいよ終わりでありますので、我が党が特に注目をしてきた、重視してきた点について確認をしたりあるいは要望をしたり、こういう形にしたいと思います。  社民党としては、まず、この基本法の議論の中にあって、一つ、一番重視したのは国内生産の位置づけでありました。したがって、国内生産を基本にというところを、維持増大、こういう主張をしてきて、昨日来の各党の協議の中で増大という表現が二条の中に明確……

第145回国会 農林水産委員会 第20号(1999/06/24、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 時間も経過していますので、一、二お伺いをしたいと思います。  大臣に、最初に新農政、新しい農業基本法を今後展開していくに当たって食品産業、農産加工業をどう位置づけていくかという点を基本的にお聞きをしておきたい、こういうふうに思っているわけであります。  御案内のように、食品産業と地域の農業というのは一体的なものであるし、非常に重要であるということはもう言わずと知れている。また、農業を取り巻くこれからの状況等はいろいろあろうと思いますが、やはり自由化という大きな流れは避けて通れないとすると、現在国内で生産される農産物の三分の一が食品産業に投入されているというんだけれども、やはりその辺……

第145回国会 農林水産委員会 第22号(1999/07/07、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 最初に、清水参考人と杉谷参考人に伺います。  ただいまの議論の延長線上にあると思いますが、私は、やはり市場、とりわけ中央卸売市場の国民生活あるいは日本の経済、さまざまな地域社会の維持においての役割というのは非常に大きい、今後も大きいだろうと思います。  その中央卸売市場の役割を今後も担っていくためには、今言われたように、公平、公正、公開の原則、いわゆる市場を取り巻くさまざまな原則があるのですけれども、特にこの公正、公平、とりわけ今回は公開の原則をどうするのかというのが一つの議論の焦点であったような気がいたします。  それともう一つは、市場の持っているさまざまな機能がいろいろ言われて……

第145回国会 農林水産委員会 第23号(1999/07/13、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 時間も経過してきましたので、端的に質問しますので、率直な答弁をお願いします。  最初に市場法の方であります。まず今回、さまざまな改正、ルールの改定といいましょうか、ある意味だったら大転換をしたと思うのでありますが、この転換を前提にして、なおかつこの卸売市場、特に公的な卸売市場の生命線とも言われるべき価格形成機能の維持、それから公開の原則、この点は今後も基本的に守っていく、維持していく、また今回の改正があってもそれは可能である、こういう認識でよろしゅうございますか。局長でいいです。
【次の発言】 そこのところを余り言われると、やはりちょっと質問せないかぬなと実に思っているわけですね。……

第146回国会 農林水産委員会 第1号(1999/11/10、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 WTOのことはまた後日ということでありますので、ちょっとWTOの質問をしますけれども、若干順序を変えて、基本法の具体化の問題を最初に聞きたいと思っています。  我々、さきの国会で基本法を長い間時間をかけて議論をしてきましたので、その議論の経過あるいはそこで修正した点というものはちゃんと玉沢農林水産大臣の中で引き継がれ、今後の展開の中で生かしてもらいたい、こういうことであります。  そこで最初に、基本法の中で、議論している中で、基本計画というのが一番重要だろうなと。これの策定過程でどういう議論がされるのか、そのことが非常に重要なんですが、これは十年をめどにしてということでありますね。……

第146回国会 農林水産委員会 第2号(1999/11/11、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 最初に、水田農業活性化対策について質問をいたします。  政府参考人に最初に聞きますが、先ほどの議論をもう少し細かく詰めたいんですが、いわゆるこの七万三千円のうちの四万円の部分ですね、四万円の部分の助成条件として、団地化、担い手への集積、こういうのがあります。僕はここが最大気になるところでありまして、地域のことを言って恐縮ですが、北海道あたりは団地化という面は比較的楽にできるのかな、こう思うけれども、我々内地の方の団地化、土地の集積というのは、もう何年来いろいろやってきて、そう簡単じゃないということを実感しているわけであります。  そういう今までの実感、経験から見て、同時にまた、今度……

第146回国会 農林水産委員会 第3号(1999/11/17、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 大臣、やはり私も、今度の交渉で、米は大丈夫だろうかな、稲作は大丈夫だろうかなというのが農民から見て最大の関心事だろうと思います。  それで、一年前に関税化は受け入れました。そのときの政府の説明は、日本の稲作を守る最大の選択なんだ、これしかないんだということを言いましたね。ということは、米が入ってこないようにするんだよということだろうと私は思います。だから関税化を受け入れたんだ、こういうふうに言われました。ここは絶対守ってもらわなきゃ困る。このことが具体的に今度の交渉でも担保されなければ、一年前の関税化は大失敗だった、これは責任を問われちゃうだろうと思いますね。五年前のウルグアイ・ラ……

第146回国会 農林水産委員会 第4号(1999/11/24、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 時間も余りありませんので、私は、統合問題を中心に、二、三伺いたいと思います。  農林年金に限らず、年金問題というのは国民的関心事項、これはもうどこの国も、これからの高齢化社会で年金制度はどうあるべきか、介護の問題もしかりであるし、そういうセーフティーネットを築く上で年金制度はどうあるべきかということは非常に重要な課題だろうと思います。  そういう面で、私は、この農林年金に限らず、年金という問題は本当に国民的な議論が必要だろう、こういうふうに思います。財源のあり方の問題だとか負担のあり方の問題、給付のあり方の問題、それが人口の構造と経済の動向とどうかかわってくるか等々、そういう面では……

第146回国会 農林水産委員会 第6号(1999/12/14、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 最初に、会議そのものは決裂、宣言案はまとまらなかったということでありますけれども、いわゆる最終案という案の扱いというのはもう消えてしまったのか、生きていないのか、どうなのかということ。  というのは、きょう配られておりますこの文章によりますと、議長の、通商代表の発言ということになっていますが、このプロセスは中断する、中身に進展はあったのでこれを凍結し、ジュネーブに引き継ぐ、その旨の発言があった、こういうふうにきょう正式に言っているわけですね。この文章を読む限りは、最終案というのは引き続き論議の土台になるんだな、そうすると生きているな、こういうふうに見ざるを得ません。大臣は、何か途中……


各種会議発言一覧

38期(1986/07/06〜)

第112回国会 予算委員会第七分科会 第1号(1988/03/09、38期、日本社会党・護憲共同)

○前島分科員 下田船渠の問題についてお尋ねをしたいと思います。御承知のように、ドックの状況については大臣も就任直後、現地の皆さんからの要請を聞いていただいたこともあると思いますのでおわかりとは思いますが、特に私は、一組合が解散に反対しているとか、あるいは自主的に今管理をしているんだ、そういう事態ではないんだ。地域の住民、地域の関係者からドックの存続について非常に要望が強いということを、ぜひ大臣、関係者にも御理解をいただいて、今後の対策あるいは関係者のところに御指導を賜りたい、こういう意味でいろいろお尋ねをしたり、若干最近の状況等々も報告しながら考え方を伺ってみたいと思うのです。最初に、昨年の十……


39期(1990/02/18〜)

第118回国会 予算委員会第六分科会 第1号(1990/04/26、39期、日本社会党・護憲共同)

○前島分科員 私は、静岡の貿易研修センターの移転問題について、これだけ一点に絞って質問をさせていただきますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。  この貿易研修センターの移転問題は、地域にとっては非常に大きな影響がありますので、この数年来非常に関心を持っているところであります。当然、市長初め地域の住民も大きな期待を込めての施設でありましたものですから、その点を十分御理解をいただきたいという点も最初にお願いを申し上げておきたいと思います。  そこで、かなり具体的に話は進んでいるようでありますので、まず最初に、なぜ貿易研修センターをあの富士宮から逗子の方に移転しなければいかぬのか、この原因……

第120回国会 予算委員会第八分科会 第3号(1991/03/13、39期、日本社会党・護憲共同)

○前島分科員 私は、第二東名の建設の問題、それから昨年被害をこうむった大場川の改修の問題等々について、地域の課題で恐縮ですけれどもお尋ねをしたいと思います。  まず第二東名ですが、私たちは期待を持っているわけであります。同時にまた、さまざまな課題もあろうと思いますものですから、今後の見通しとか課題について原則的なところを確認をし、これからの具体的な地域の対応にしたい、こういうふうに思っているわけであります。  そこで過日、都市計画を決定するに当たって市町村を通じていろいろな説明があったわけでありますが、まず私の静岡の方は、沼津から西が都市計画決定に向けて今作業を進めているわけでありますが、その……

第120回国会 予算委員会第六分科会 第3号(1991/03/13、39期、日本社会党・護憲共同)

○前島分科員 私の方は火力発電の問題で、実は清水に中部電力が二百万キロワットの石炭の火力発電をという話が出ているわけでありますが、何せ二百万キロワットというと膨大なものでありますし、非常に必要性は感じつつも、地域の人にとってみるとなかなか敏感なものを持っているわけでございます。  そこで、全体のエネルギー事情がどうなっているのか、特に中電ですね、別の愛知の碧南の方にも七十万の三基というのがある、それも建設中だという。かなり急いでいるものがあるわけですが、そういう全体のエネルギー事情と中電管内でそれほどのものを急遽つくらなければならないような事情なのかどうなのか。どうしてもあの清水という地域に二……

第123回国会 予算委員会第六分科会 第1号(1992/03/11、39期、日本社会党・護憲共同)

○前島分科員 大臣、お疲れですが、私の地域の貿易研修センターの問題について、いよいよ大詰めのこともありますものでちょっとお尋ねをして、大臣の、これから任せろということをお願いをしたい、こういうふうに思っております。  大臣、御存じかとは思うけれども、貿易研修センター、私はこれは三度目なんですよ、この分科会で取り上げるのは。何でこういうふうに僕がこだわるか、貿易研修センターというのはそもそもどういう形で出てきたのか、それで地元はそれをどう受けてきていたのかというところを最初に大臣にぜひ理解をしてもらいたいと思います。貿易研修センターというのは一体どういう経過でできてきたかということなんですよ。 ……


41期(1996/10/20〜)

第142回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1998/03/20、41期、社会民主党・市民連合)

○前島分科員 最後でありますので、よろしくお願いをいたします。  長官、この三月二十五日にAWACSが浜松基地に配備されるということで、地元の関係者、非常に議論が起こっておりまして、地元紙並びに全国紙の地方版が今一斉に、AWACSの配備について、さまざまな記事があり、議論になっているということがありますものですから、私、ひとつ要望なり、あるいは防衛庁の姿勢みたいなものを伺いたい、こういうふうに思っているのです。  防衛庁の今後のAWACS配備に当たっての地元への対応を端的に示すものとして、また同時に、今後ぜひ改めてもらいたいものとして、事実の経過として、一月十七日に、浜松基地を使って緊急着陸と……

第145回国会 農林水産委員会公聴会 第1号(1999/05/26、41期、社会民主党・市民連合)

○前島委員 社民党の前島でございます。公述の先生方、大変お忙しい中、ありがとうございます。お礼を申し上げたいと思います。  時間がありませんので端的に伺いますが、最初に原田公述人にお伺いいたします。  自給率の問題だとか食料の安定供給あるいは農業の持つ多面的機能等々を達成するための基本的出発点というのは、私たちは、国内における農業生産の位置づけだろうな、こういうふうに思っています。一連の調査会等々の中で、やはり国内生産の維持増大ということがかなり主張されてきたけれども、正直言って、法案の過程でだんだん後退してしまったような気がするというのが率直な印象でございました。そういう意味で、私たちは、国……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/11/17
データ入手日:2024/10/20

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