このページでは冬柴鉄三衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。冬柴鉄三衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○冬柴委員 杉村先生にお伺いしたいのですけれども、産学協同あるいは学際、そういう研究を進めなければならない、そういうものを何か阻むような事情が現在あるのか。あるとすればどのようなものか。それが第一。 もう一つは、研究所あるいは研究センターという場所、そういうものが必要のようですけれども、それは東京を初め首都圏に限られるのか。それ以外の場所でもいいのかどうか。 その二点について伺いたいわけですけれども、お二人から、それぞれ簡単に一言ずつで結構です。
○冬柴委員 科学技術庁の昭和六十二年度重要施策の中に、大型共同利用基礎研究施設の整備調査費として一億二百万円の予算概算要求がなされております。この施設はいわゆる六十億電子ボルトのエネルギーを持つシンクロトロン放射光発生施設を指すと理解しておりますが、それでよろしいでしょうか。
【次の発言】 以下、このシンクロトロン放射光発生施設のことをSR施設、このように略称させていただきたいと思いますが、これは六十一年三月二十八日付で閣議決定をされました科学技術政策大綱との関係においてどのような位置づけを考えていられるのか、その点についてお伺いしたいと思います。
○冬柴委員 鮫島先生にお伺いしたいのですが、天然に行われている光合成の方法で水を酸素と水素に分離する技術、これは現在どのような研究段階に達しておるのか、あるいは将来、ずっと先でも結構ですけれども、どの程度の見通しがあるのか、その点についてもう少し詳しく教えていただきたいのです。
○冬柴委員 私はこのたびの選挙で初当選した者でございますが、このような機会を与えていただきましたので、最近マスコミ等で問題とされている抵当証券取引にのみ焦点を絞って、一般投資家の保護の観点から質問をさせていただきたいと思います。 それは、一部の悪徳抵当証券取引業者が存在するおそれがあるからでございまして、被害が豊田商事事件の二の舞になることを恐れるからでございます。御承知のように、豊田商事破産事件で債権届けをした二万七千八百名の債権者のうち、実に六割以上の人が六十歳以上の御高齢の方でありました。それに主婦あるいは障害者のような社会的な弱者と目される方々、これは全体の八割以上にも達し、集中して……
○冬柴委員 私は、十月二十二日当委員会において質問の機会を与えられましたので、当時社会問題となりかけていた抵当証券問題に焦点を専ら絞りまして質問をし、その中で、この審議の瞬間においても御老人等社会的弱者と目される方たちが被害を受けつつあるのではないか、このような危惧をすると述べ、法務、大蔵両省に対して早急なる対策を求めました。これに対し法務大臣から、何とか処置を講じなければならない、このような旨の前向きの答弁をいただき、その後、新聞報道によりますと、大蔵、法務両省は十月二十九日早速にも学者などで構成する抵当証券研究会を設置され、三十日には初会合を開いた、このような報道に接しました。私はこれを高……
○冬柴委員 私は、昭和六十一年十一月二十七日の臨時国会の当科学技術委員会において大型放射光施設の推進に関する質問を行いました。科学技術庁の昭和六十二年度予算概算要求額一億二百万円に対して第一次内示額はゼロでありました。しかし、次官の復活折衝の結果、大型放射光研究費として六千五百万円、施設整備連絡協議会運営費として三百七十万円が認められ、昭和六十二年度の予算額に同額が計上されることとなりました。その努力に敬意を表したいと思います。 ところで、今国会は周知のとおり売上税関連法案の処理をめぐる与野党対立の影響を受けまして、予算の成立が大幅におくれました。しかし、今月二十日ごろには予算成立の運びであ……
○冬柴委員 本来の質問に入る前に、民事局長御出席でございますので、一点だけ最初にお伺いいたしたいと思います。 本年、すなわち昭和六十二年二月一日は不動産登記法施行百周年に当たりまして、この節目を迎え、民事局では各種の行事や、また内容的にもすばらしい記念出版を行われました。この労を多として敬意を表するところでございます。 我が国の不動産登記は権利の登記の面におきましては世界に冠たるものである、このように誇れると思います。本年はその登記事務にコンピューターを導入する、このような第一歩を踏み出す年でもありますので、新登記制度元年の意義を有する年でもある、このようにも理解をいたしております。しかし……
○冬柴委員 終戦後四十年、灰じんの中から我が国は驚異の再建を遂げ、今日本国民は、人類がかつて手中にしたことのない豊かさと、そして平和と自由とを享受していると思います。それは、民主、人権、平和の三原理に立脚した日本国憲法を戦後一貫して厳護してきた国民の不断の努力に淵源するところが大であると信じております。 本年五月三日は、このような日本国憲法施行四十年の佳節を刻む意義深い祝日でありました。その夕刻、朝日新聞社西宮支局に覆面の暴漢が押し入り、談笑する記者二名の背後から、誰何するなどしてその何人かを確認することもなく、突然猟銃二発を発射し、一名を殺害、一名に瀕死の重傷を負わせるという重大事件が発生……
○冬柴委員 私は、国際的に保護される者に対する犯罪の防止及び処罰に関する条約、これを以下国家代表等保護条約と略称させていただきますが、それと人質をとる行為に関する国際条約、これも人質条約と略称させていただきますが、これらの条約の締結に伴い、条約により処罰すべきこととされる行為にかかわる国外犯の処罰規定及び人質をとる行為についての処罰規定にかかわる部分に限定をいたしまして質問をさせていただきたいと思います。 まず、両条約は多国間条約としてそれぞれいつ国連において採択をされ、また、いつ発効をしたのか。重ねて、今日までにそれぞれ何カ国が締結をしているのか、とりわけ先進国でいまだ締結をしていない国が……
○冬柴委員 検察庁にお尋ねしたいのですけれども、検察庁法第二条には「区検察庁は、各簡易裁判所に、それぞれ対応してこれを置く。」このような規定がありまして、最高検察庁の位置並びに最高検察庁以外の検察庁の名称及び位置を定める政令、このようなものによって各地に区検察庁というものが設けられていますね。今回、簡易裁判所が百一庁もし廃止になるとすれば、一体この区検察庁はどのようになるのか、その点についてお尋ねいたします。
【次の発言】 最高裁家庭局にお伺いいたしたいと思います。
裁判所法三十一条あるいは三十一条の五、この二つの条文によりまして、最高裁判所は家庭裁判所の事務の一部を取り扱わせるためにその管……
○冬柴委員 先ほどの質問にもありましたように、本日十時に東京高等裁判所において、田中角榮元首相に対するいわゆるロッキード裁判丸紅ルート控訴審判決期日が開かれまして、田中被告に対しては控訴棄却という判決が宣告をされました。事実審としては最終の判断でありまして、かねて検察が一審以来主張しておられた五億円のわいろの収受の事実、これの存在が積極的に認定をされたということを意味しまして、まことに重大である、このように思われます。田中首相側におきましては一審以来そのような事実を否認し続けてきたのでありますけれども、これが最終的に司法において否定をされた、このようなことを意味すると考えます。 この判決に対……
○冬柴委員 このたびの民法の一部改正により特別養子制度が創設されることとなりますので、その点に限ってきょうは一時間お尋ねをいたすことといたします。 近代養子法の基本的性格は、言うまでもなく子のための養子法というところにあります。このたび創設される特別養子制度はその大きな流れに沿ったものであると考えられますので、高く評価をしているところでございます。 しかし、養子側の要件といたしまして、実方父母による監護が著しく困難または不適当である等の特別の事情にある子であって、その利益のために特に必要であるとき、このように厳しい要件が課されているということに照らしますと、なぜ六歳未満に限ることとなったの……
○冬柴委員 外国人登録法の一部を改正する法律案につき、主たる論点について順次お尋ねをいたします。
まず、改正案第四条第一項第十四号に「在留資格」とあったのを「在留の資格」と改めた立法理由についてお尋ねをいたします。
【次の発言】 この部分は、入管法上の在留資格に当たらない一二六―二―六と呼ばれる法令に基づく在留資格者及び日韓地位協定に伴う特別法を根拠とする永住者の区別を「在留の資格」として登録原票や登録証明書の所定欄に記載することとし、在日韓国・朝鮮人らいわゆる定住外国人が我が国社会の一具として身分、居住関係において日本国民と全く同程度に明らかであるという事実及び半世紀以上に及ぶ彼らの生活実……
○冬柴委員 まず、光華寮問題についてお尋ねをいたします。 本年は、日中国交正常化十五周年の佳節を刻む意義深い年であるとともに、日中両国民にとって忌まわしい蘆溝橋事件発生以来五十年の年でもあります。日中両国は一衣帯水の地理的関係にある上、二千年にわたる悠久の歴史を有し、日中友好親善の維持発展は、ただに日中両国及びアジアのみならず、世界の平和と安定に必須の要件となっていると信ずるのでございます。 今、日中両国間で大きな問題となっている光華寮について、私は弁護士でありますが、法曹の一員として、政府が三権分立の原則に立脚し、司法介入と解されることに極度に気を配りつつ、その解決に苦慮されている姿勢に……
○冬柴委員 私は、昨年、昭和六十一年十二月九日にも、昨年度の裁判官の報酬等及び検察官の俸給等の改定のための法改正に当たり詳細な質疑を行いました。したがいまして、今回は、その際問題として指摘を申し上げた諸点に絞って伺うことといたしたいと思います。 まず初めに確認をしておきたい点は、若干概念法学的な議論で恐縮ではございますけれども、裁判官の報酬につきましては憲法の七十九条六項及び八十条の二項に「裁判官は、すべて定期に相当額の報酬を受ける。この報酬は、在任中、これを減額することができない。」このように定められておりまして、これを受けて裁判所法第五十一条には「裁判官の受ける報酬については、別に法律で……
○冬柴委員 ことしの裁判所職員定員法の一部改正案は、下級裁判所の裁判官において定員の変更を必要とするのは簡易裁判所の判事のみのようでございますけれども、昭和六十三年、ことしの四月に簡易裁判所判事への任官予定者は何名になっておりますか。
【次の発言】 それでは、このようにお聞きしたいと思うのですが、簡易裁判所判事の現定員は七百七十九名。いただきました資料の昨年十二月一日現在による欠員は三十二名。十二月二日からこの年度末、本年三月末までに退官される予定の方を合わせて何名ぐらいの欠員になりますか。
【次の発言】 そうしますと、今回五名増員するといういわゆる上限と申しますか、それはどういうような計算と……
○冬柴委員 今次の「補償金の額の算定基準となる日額の上限を七千二百円から九千四百円に引き上げること。」とする根拠とされた計数などはどのようなものを用いられたのか、その点についてお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 その昭和六十三年の常用労働者一日平均現金給与額というものを一万五千九百七十七円と推定して求められた、その根拠というものはどういうものなのでしょうか。
【次の発言】 それでは、昭和二十五年法施行時の常用労働者平均月間現金給与額、これは一体何円だったわけでございますか。そういう統計は、どういう統計があるのですか。
【次の発言】 この金額の増額改正というのは、過去、たしか今回含め……
○冬柴委員 公明党の冬柴鉄三でございます。
きょうは、まず登記のコンピューター化に伴う莫大な財源とされる受益者負担の問題について順次お伺いをしたいと思います。
最も新しい統計が整っている部分で結構ですが、不動産登記情報の乙号利用件数、その登記手数料収入の総額、一年間でどれくらいの額になっているのか、これをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 このたびの改正によりまして商業及び法人登記情報の乙号利用につきましても有料化されるようでありますけれども、その有料化される乙号利用件数は、同じ六十二年一月―十二月の統計で結構ですけれども、何件に及んでいたのか。これを仮に不動産登記の閲覧手数料、今二百……
○冬柴委員 公明党の冬柴鉄三でございます。きょうは短い時間ではありますけれども、安全保障政策に絞ってお尋ねをいたしたいと思います。 我が国の防衛政策は、憲法及び昭和三十二年の「国防の基本方針」並びに五十一年の「防衛計画の大綱」、以下大綱と略称いたしますけれども、その枠組みの中で決定されるべきものであることは疑問の余地はございません。そして、この三者を貫く防衛哲学は専守防衛に尽きるのではないかと私は考えております。大綱はその上に立脚をして、いわゆる基盤的防衛力構想というユニークな防衛戦略思想に基づき、防衛力の整備計画を具現化したものと理解をいたしております。 そこで防衛庁長官に伺いますが、昭……
○冬柴委員 ただいまの昼のニュースで、一年余り争われてきましたアメリカの大統領選挙の投票の結果、ブッシュ氏が新しい大統領に就任することが確実になったというニュースが流れています。ブッシュ氏はレーガン大統領の政権下での副大統領でもありますし、また運動中もレーガンの諸政策を引き継ぐ意向を明確にいたしておりますので、我が国にとりましては、継続性あるいは安定性という意味からは歓迎すべきことであろうと私考えます。しかしながら、いずれにいたしましても、アメリカの膨大な財政、貿易、あの双子の赤字問題を背景に、我が国に対する政策がより厳しいものになってくるのではないか、このようにも考えられるわけでございます。……
○冬柴委員 公明党を代表いたしまして、質問をいたしたいと思います。 我が党は、党内にリクルート問題調査特別委員会というものを結成いたしまして、昨日、十一月一日午後には横浜市にあるNTTのデータ通信株式会社、そこへ緊急調査に伺いました。坂井団長を先頭に八人の衆参国会議員が参加いたしまして、ここへ参りました。ここはアメリカのクレイ社製のスーパーコンピューターが設置されている場所でありまして、そこで調査をいたしました。 ところが、そのときに、今までNTTの真藤会長が、クレイ社からNTTがこのスーパーコンピューターを導入し、そしてそれをNTTからリクルート社へ転売をした、このようなことが明らかにさ……
○冬柴委員 本日は、刑事施設法案の中でも一つの大きな問題であるとされている法案第百十条、なかんずくその第一項ないし第三項、すなわち弁護人の秘密接見交通権に論点を絞って順次お尋ねすることといたします。 まず、弁護人の秘密接見交通権に関して真正面から言及をいたしました最高裁判所の判決を共通の理解とした上で質疑に入りたいと思います。 その判決は、最高裁判所昭和五十三年七日十日第一小法廷判決でありますが、その要旨を朗読いたしたいと思います。 弁護人との接見交通権は、身体を拘束された被疑者が弁護人の援助を受けることができるための刑事手続上最も重要な基本的権利に属するものであるとともに、弁護人から……
○冬柴委員 今回、一般政府職員につきましては、諸手当がそれぞれ増額されたり、あるいは、珍しいことではありますけれども減額されたりするということが行われているようでございますが、裁判官とかあるいは検察官については、この諸手当についての増減額ということが行われるのかどうか、その点についてお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 漏れ聞くところによりますと、寒冷地手当が何か減額されるようなことが一般職については行われるようだということを聞いているのですが、裁判官についてもそのような寒冷地手当の減額が行われるのかどうか、その点についてはいかがでしょう。
○冬柴委員 公明党の冬柴でございます。
まず、刑事局長に一言お尋ねしたいと思うのですが、きょうの朝刊に、政治家の周辺、いわゆる秘書その他らの取り調べはほとんど終わっているというようなことが記事にありますけれども、大変難しい質問だと思いますが、刑事局長の見解を伺いたい、このように思います。
【次の発言】 一問と言いましたけれども、もう一つだけ聞かせていただきたいと思います。
今、刑事局長が、証券取引法いわゆる四条違反ということで調べることもあり得る、私もまさにそのように思います。不特定多数の者に対する売り出し行為ということで逮捕者も出ているわけでございますから、それの参考人ということで調べる……
○冬柴委員 公明党の冬柴でございます。 法例という法律名は、本法の内容を何人に対しても的確にあらわしたものとは言いがたいのではないか、平素そのようにも思っておりまして、本法の第一、二条は、なるほど法律一般についての通則規定でありますから法例でいいわけでございますが、三条以下はすべて講学上いわゆる国際私法と言われる範疇に係る規定が占めていると思います。今回の抜本改正もこの三条以下について行われているものでありまして、このことを考慮しますと、この際第三条以下を法例から分離して単独法とし、法律の名称も端的に国際私法と命名すべきではなかったかと考えるのですが、その点について、簡単で結構ですから、お答……
○冬柴委員 本日の質問の冒頭に、一部起訴も終わっていますが、まだ捜査中の事件でもありますが、宮崎勤にかかわる幼女誘拐、殺人、死体損壊そして遺体遺棄事件というものは、我が国の抱える、豊かさの陰に潜む精神の荒廃という問題をあからさまに示している事件ではないか、このように私は考えます。 本日の昼のニュースによりますと、本人の供述に基づきまして四人目の被害者と申しますか、吉沢正美ちゃんという七歳の少女と思われる遺体が発掘されたということを報じていました。 この事件につきましては今、捜査あるいは公判係属中ということで、そのような面ではお答えは難しいかもわかりませんけれども、司法行政を統括される法務大……
○冬柴委員 公明党の冬柴鉄三でございます。 今回の改正で在留資格の整備が行われました。従来四―一―一などと呼称されていた在留資格が、だれにでもわかる外交という呼称に改められるわけでありまして、至極適切な改正であると評価いたしますが、若干遅きに失したのではないか、このような感も持っております。 まず、現行法本文四条各号で在留資格者を定めるに対し、改正法では別表にいたしまして在留資格とその者が本邦において行うことができる活動あるいは地位、身分を定めることとしていまして、立法形式において若干差が認められます。どこか違うことができたのか、あるいはそうしたことの理由について簡単な説明を求めます。
○冬柴委員 今回の改正は、民事保全法として独立した単行法を定立しようとするものでありまして、立法史上大きな意義を持つと考えております。オール決定主義を採用した以外は、現行法の枠組みの中で、従来、解釈や運用において克服してきた多くの問題点を実に小まめに検討して取り上げられ、それらに一定の解釈を与えようとする意味におきまして大規模かつ広範な改正となっていて、その意味で憲法が保障する迅速な裁判に大きく裨益するものであると私は評価したいと思っております。しかし、慎重な審議との関係におきまして、法務大臣のこの改正法との関係につきまして所信をまずお伺いいたしたいと思います。
○冬柴委員 本日は、司法修習生をめぐる諸問題についてお伺いをいたしまして、判検事、弁護士、いわゆる法曹三者の養成についての施策の充実を求めたいと思います。
まず司法試験、第二次試験は、択一試験、筆記試験、口述試験の三段階で行われておりますが、昭和六十三年度実績で結構ですが、一体何人が受験をいたしまして、それぞれの段階で何人が合格をしたのか、そのアウトラインをお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 最終合格者の平均年齢は何歳になっていますか。
【次の発言】 筆記試験、口述試験はそれぞれどんな科目が必須とされ、そしてまた選択とされているのか、それもお示し願いたいと思います。
○冬柴委員 公明党の冬柴鉄三でございます。参考人には、きょうは貴重な意見をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。 さて、今回の改正の眼目といいますか大きなものに、オール決定主義を採用されたという点があるということは、参考人の御発言の中からも、また今回の改正の説明の中にもそのように書かれております。決定の審理方式が三つほどメニューが示されているようでありますけれども、これは発令段階と不服段階で違うようでありますけれども、この三つの差異と申しますか、実質的な差異をわかりやすく御説明をいただきたいと思うのであります。三ケ月参考人からひとつどうぞよろしくお願いいたしたいと思います。
○冬柴委員 公明党の冬柴鉄三でございます。私は、リクルート事件の反省から政治資金集めのパーティーに厳格な規制を加える必要があると考え、その点を主として中心に質疑を行いたいと思います。
総理は、我が党の石田委員長の代表質問に答えられまして、政治資金パーティーには行き過ぎが批判されている、このように述べられました。そしてその規制の必要を述べられたと思います。
そこで伺いたいのですが、具体的にどのような点が行き過ぎとして批判の対象とされていると認識をされているのか、総理の御所見を伺いたいと思います。
【次の発言】 今総理も言及されましたが、本年六月十九日に経団連など経済五団体と自民党の四役の方と……
○冬柴委員 参考人各位におかれましては、お忙しいところお運びいただき、大変有益なお話を伺いまして本当にありがとうございました。二十分しか与えられておりませんので、恐縮ですが、順次簡潔にお答えをいただきたいと思います。 今の質問でもあったのですが、現在、中東湾岸地帯に展開をしている多国籍軍と言われるものの性格をどのように理解するのか、特にこれが国連憲章とのかかわり合いでどうなのか。純粋に多国籍軍であれば、これは侵略を受けるおそれがあると考えられたサウジアラビアが、独力ではその侵略を防止することができないという観点からアメリカ等に国連憲章五十一条、集団的自衛権を行使して守ってほしい、そういうよう……
○冬柴委員 公明党の冬柴です。 サダム・フセイン、イラクというよりは私はサダム・フセインと言いたいんですが、このクウェートに対する侵攻というものは許しがたいものである、まずこのように私は思っております。国連の安全保障理事会でもこれを有権的に侵略というふうに決定をいたしました。これは最終判断で、何人も争うことができない決定である、このように思っております。しかし、このようないわば最近では極限事例といいますか、何人も許すことができないというようなこのような事例に籍口してということは言い過ぎかもわかりませんけれども――戦後四十五年間、我が国はさきの大戦を引き起こしたというそのような責任を自覚し、憲……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。
本日は、私は、改正案のうち、株式会社の発起人及び有限会社の社員の下限の制限を廃止した部分、及び株式会社の設立手続を実務に即して合理化した部分を中心に質疑を行いたいと思います。
まず、なぜ大小会社の区分立法を今行うこととしたのか、その立法理由などを簡単に御説明いただきたい、このように思います。
【次の発言】 聞くところによりますと、我が国には百二十六万社にも及ぶ株式会社、百四十万社にも及ぶ有限会社があって、その圧倒的部分は小規模で閉鎖的な運用が行われていると言われております。両者それぞれの社会的、経済的存在意義などどこに違いがあると認識していられる……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。
まず初めに、本年五月二十六、二十七日の両日、ハワイにおいて日米政府間で外国人弁護士の問題について会談を持たれたと聞いたのですが、どのような話し合いが持たれたのか、その経過や結果について、できる範囲のことで結構ですが、お知らせをいただきたい、このように思います。
【次の発言】 丁寧に説明していただきまして、どうもありがとうございました。
それでは、きょうの主題に移りたいと思います。
盧泰愚韓国大統領の訪日を機会に、長年懸案とされてきました在日韓国人三世の法的地位待遇問題について大筋での合意を得られたということはまことに喜ばしいことであると高く評価……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三です。 本日は、いわゆる白い粉と呼ばれる薬物犯罪のうち、我が国で最も乱用されていると言われる覚せい剤に絞って順次お尋ねをしていきたい、このように思います。 我が国の覚せい剤取締法違反検挙者というのは、昭和四十五年以降急拡大をいたしておりまして、特に昭和五十五年以降、連続して毎年検挙者数が二万人台を超えるという高い水準で推移していると承知いたしております。しかも、その乱用というものは全国的に広がっており、そしてまた、乱用者層というのが、暴力団の関係者のみならず一般市民層、特に主婦あるいは若年層にまで広がってきているということで、非常に憂慮するところでございます。 ……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。 きょう質問通告をした以外に、けさの朝刊各紙で一面トップのような扱いで、中国民航機のハイジャッカー張振海に対して、昨日三時に東京高等裁判所が、逃亡犯罪人引渡法十条一項三号の決定、すなわち引き渡すことができる場合に当たる、このような旨の決定をしたということを報じております。きょうの新聞のことでありますので質問通告できなかったのですが、法務大臣に二、三お尋ねをいたしたい、このように思います。 逃亡犯罪人引渡法という法律がありますが、このような決定がなされますと、東京高検の検事長から意見をつけて法務大臣に、このような決定がありましたという報告を速やかにす……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。 「綸言汗の如し」。古い言葉で、しかもこの民主主義の時代にこんな綸言というような、君主の言葉というような言葉の引用は妥当じゃないかもわかりませんけれども、この民主主義の世界で、総理大臣がこの予算委員会で発言をされた言葉というのは大変に重いものである、あらゆる行政機関を拘束するほどの効力がある、このように私は思いながら、あそこの席で聞かせていただいていたわけでございます。 この平成三年度から始まりますいわゆる防衛力整備計画につきまして、どのようなことを配慮すべきがいいか、このよるな点につきまして、総理は、この四月九日、予算委員会で我が党の市川書記長に……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。 まず、本論に入る前に、一点だけ外務大臣に確かめておきたいことがあります。イラクがクウェートへ侵入する約一週間ぐらい前に、駐イラク日本大使またはそれに準ずる人がサダム・フセインから呼び出しを受けて、今回の侵攻を示唆するような、そのような発言が漏らされなかったかどうか、そしてまた、そのようなことが起こったときに、日本はイラクあるいはクウェート、いずれに味方をするのかはっきりしてほしいというような、そういうような趣旨の話がなかったのかどうかということ、こういうことを確かめたいわけでございます。 と申しますのは、つい最近のことですが、サダム・フセイン大統……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三です。 昨年八月二日、イラクのクウェート侵略、そして併合、このような事態以来、我が国の国際貢献をめぐる問題として再び自衛隊と憲法、そしてまた自衛隊と国連憲章、このような問題がいろいろに論じられました。昨年の臨時国会では、政府は国連平和協力法案を提案されましたけれども、一カ月の審議を経まして、御案内のとおりこれは廃案ということになりましたし、また湾岸戦争によって生ずる避難民の輸送のために特例政令という形をとられましたけれども、これも国会において、予算委員会において大きな論議となりまして、現在なお自衛隊機は飛び立つことができない状況のもとに、はや、これの特例政令の廃止……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。 まず最初に、法務大臣の御就任に対して、本来ならお祝いの言葉なりあるいは激励の言葉を申し上げたいところでありますけれども、そうではな く苦言を呈することから始めなければならないことは、私にとってもまことに残念であります。梶山法務大臣の人種差別発言というものは、基本的人権の擁護を所管する最高責任者の地位にあられるだけにまことに遺憾であり、またその及ぼす影響につきましても、今同僚議員がるる指摘されたとおり深刻でございます。事、政治倫理綱領などを引くまでもなく、政治家はみずからの判断のもとにその責任の所在を明らかにしなければなりません。そのような意味で、法……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三です。 先ほど左藤法務大臣の所信表明を伺いました。その中で、法律扶助制度の拡充という点に言及されなかった点は、私にとってはまことに残念だと思います。しかし、当委員会における大臣答弁におきまして、法律扶助事業に対する国の補助金というものを平成元年度から五年度にかけて毎年一千五百万円ずつ積み増しをしていく、累増してい く、こういうふうに公約された件につきまして、一年繰り上げて平成三年度には二千二百五十万円を積み増しされるという予算案を閣議決定いただいた。今回の予算案にそのように要求をしていただいていることにつきましては、法務大臣初め担当部局の方々に対して心か……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三です。
最近、犯罪学あるいは刑事政策学の中でダイバージョンという言葉が使われるようですが、その意味と、その刑事政策学的な意義というか、簡単に御説明をいただきたい、このように思います。
【次の発言】 そういうものが主張された背景は別にいたしましても、要するに自由刑による矯正というものの欠点、これはもうラベリング、いわゆる犯罪者としての烙印、それからプリズニゼーション、施設の中に長く収容しますと、外界から隔絶されるために、施設ぼけといいますかそういうものができてくる、こういうことも回避しなければならないというふうな点に着目をいたしますと、広い意味でこの財産刑というのは……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でごさいます。 参考人各位におかれましては、御多忙の中をお運びいただき、そしてまた本日は大変に貴重な御意見を賜りまして、ありがとうございました。 さて、私は持ち時間が十五分でありますので、大体一問ぐらいしか聞けないと思いますが、よろしく御協力のほどをお願いしたいと思います。 今回の改正案は、当面の解決策としては非常にすぐれていると思うわけでございます。その点は鈴木先生のお説のとおりでございます。しかしながら、五年も十年も職を持たずに、親族に扶養されて、そして法律の虫になって灰色の青春といいますか、人生において非常に大切な時期を過ごすというのは、非常に不健康だと……
○冬柴委員 私は、修正案提出の全会派を代表して、一言法務大臣に所信を伺います。
ただいま提出された修正案は全会派一致によるものでありますので、可決されることとなると思われます。
そこで、修正案についての大臣の御認識及びその運用についての御見解を伺います。
【次の発言】 終わります。
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三です。 この法律案というのは、借地法、借家法に加えて建物保護法を廃し、単独法に統合するという画期的な改正でありまして、きょうはその総論的また概括的な質問をいたしたいと思います。 現在、我が国で借家住まいの国民というのは、全国で四割近くを占めております。その意味で、本法の改正は多くの国民の現実の利害に関するものでありまして、極めて慎重な対応が必要であると考えます。 法務大臣は先ほど本法につきまして、社会経済情勢の大きな変化、特に土地・建物の利用に対する需要の多様化に対応し切れていない状況になっており、これに対応するための必要からこの改正案を提出する、このような趣……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三です。
周知のように、二月九日午後一時四十分、関西電力の美浜発電所二号機が事故を起こしてしまいました。それで我が公明党は、昨二月十一日、早速現地へ調査団を派遣をいたしました。その団長の近江巳記夫議員がここに帰っておりますので、私の持ち時間の範囲で、冒頭にそのことに関しまして関連質疑をお許しいただきたいと思います。
【次の発言】 私は、自衛隊機の中東派遣をめぐる特例政令に絞りまして質問をいたしたいと思います。
まず法制局長官にお伺いしたいのですけれども、特例政令と略称いたしましたけれども、この政令は講学上委任命令と呼ばれるものである、このように私は理解しているので……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三でございます。 我が国は今、人類がかつて経験したことのないスピードで高齢化社会に向かって進んでいます。海部内閣では我が公明党の提言等も入れられまして高齢者福祉十カ年ゴールドプランを策定し、今後十カ年間に実に六兆円をこれに投ずるという政策を決定されました。私は国民とともにこれを高く評価しているものであります。 しかしながら、高齢化会社の到来よりもある意味ではもっと重大な事態が進行していると考えます。それは少子社会への急激な傾斜という問題であります。一人当たり女性が生涯に平均して何人の子供を産むかを示す合計特殊出生率、これは特殊でありますので以後平均出産数……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三でございます。 さて私は、同僚議員からいろいろと聞かれたことと重複することもあるかと思いますけれども、昨年の、平成二年ですね、十月に住友銀行の東京の大塚支店、それから青葉台支店、この二つの支店の支店長が逮捕をされた、そしてまた出資法違反という容疑で東京地検から起訴をされたという衝撃的な事件が起こされました。これを契機といたしまして、当時の磯田会長引責辞職というふうなことを明らかにされましたし、また、巽頭取も辞職を口にされたやに伝えられております。そのような大事件でありました。 簡単にこの事件の概要を頭取から、巽参考人から御説明をいただきたい、このように……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三でございます。 さて、私は、ここに平成三年の、日付を明らかにしたくないんですが、ある場所で大蔵省証券局の検査官が講評をされた、ある証券会社に対して。それを恐らく証券会社が細かく聞き取って書き上げてつくったものだと思われるんですが、このものを持っております。それで、これについては後で詳しく聞きますけれども、この日時や講師の名前を明らかにすることをお許しいただきたいのは、当然ながらその証券会社に、私にこれを提供していただいた証券会社に御迷惑がかかったらいけないということをおもんぱかってのことでございまして、私の良心にかけてこれが真正なものであるということは申……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三です。
今回、取引一任勘定取引につきまして、法律をもって禁止をするという措置をとられることとなりました。これは振り返ってみれば、昭和二十三年に証券取引所の規則でこれを制限し、そしてまた三十九年、理財局長通牒で自粛通達が出されたという沿革を経て今日に至っておるわけでありまして、今回法律で禁止をされる、この各段階における違背者に対する処遇はどのようになってきたのか、お述べ願いたいと思います。
【次の発言】 その将来を知らんと欲すればその過去を見よ、こういう言葉があると思います。さて、五十条について、このように重大な事件を引き起こした温床となるということで今法……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三でございます。 前回、百二十国会でもこの問題につきまして質問をさせていただきました。ところが最近、法務委員である私の事務所には毎日、借地借家法に反対する多くの国民が来られます。そしてまた、そのほか電報あるいははがき、書簡による反対要請も相当な数に達しております。 これを類別いたしますと、借地借家人組合の方、あるいは団地自治会の方、あるいは自由法曹団ほか法曹関係の方、その他新日本婦人の会等の各種団体の方々や、地域的には、北海道の江別市あるいは函館、長野県松本市及びその周辺、広島市及びその周辺、あるいは奈良市の方々が相当固まって、中には私あてのあて名あるい……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三です。 きょうは一般質疑の機会を与えていただきましたので、法律扶助をめぐる問題につきまして、法務大臣並びに所管の局長にお尋ねして問題の所在を明らかにしつつ、一つの私の提言等も行いたい、このように考えております。 さて、その前に、ちょうど一週間前の九月十日、この衆議院法務委員会におきまして深夜十時前であったと思いますが、借地借家法案、修正の上可決されまして、私にとりましていまだその興奮冷めやらぬ感を覚えているわけでございます。これには附帯決議が付されまして、政府は国民に対する改正法の周知徹底に全力を尽くすべきであるという趣旨を含むものでございました。とこ……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三でございます。 きょうは短い時間でありますので、裁判官、検察官の報酬、俸給法に関する改正法からお尋ねいたしますが、よく似た性格のあれですから重複して答弁はいただかなくても結構ですから、裁判官または検察官いずれかからお答えをいただきたい、このように思います。 まず、裁判官、検察官につきましては、いずれにしましても調整手当というものが報酬以外に支給されているようでありまして、この計算は、報酬に扶養手当を加算した額というものを基準にしまして、支給地域の区分によって一定の割合を乗じてその額が得られるようでございます。その理解でいいのかどうか、まずお答えいただき……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。 私は、国民の政治に対する信頼の低下、政治家一般に対する評価の低下を嘆くものでございます。特にリクルート事件は、政官財界の癒着の実態を国民の前に露呈をいたしましたけれども、それ以上に、疑いをかけられた政治家あるいは官僚が、多くの人々がみずからの関与を否定されるだけではなく、積極的に、それは秘書が無断でやったことだ等々の弁明をされる点に国民はやるせない思いを抱くとともに、政治に対する白けた気持ちを持つに至っているのではないか、このように実感をするのであります。その弁明が社会常識に照らして納得できるものであればそれはいいわけでありますが、できない場合にこ……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。 きょうは、裁判所職員定員法の一部を改正する法律案の審査でございますけれども、法務委員会でありますので、若干この法案審査から外れた一般的な問題もあわせて尋ねていきたいと思います。 まず、裁判官の定員法の問題でありますが、先ほど伺っておりますと、平成四年度は六十九名の判事補の方が任官されるように伺いました。これらの方々、新任地で官舎を求められるわけでありましょうけれども、特に三大都市圏における判事補任官者の数、それとその居住状況についてお伺いをしておきたいと思います。 官舎にはもう十分に入れるのか、あるいはその方の御都合で自宅から通いたいという方も……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三です。 裁判所の土曜完全閉庁ということは、いわゆる時短推進という意味からも我が党は賛成であります。しかし、この閉庁日がふえるということによりまして、身柄を現に拘束されつつある被拘禁者の人権についていささかといえども制限するものがある場合には、これは許されない、このように思うわけでございます。 そこで、平成四年のカレンダーを見てみますと、五月二日が土曜日に当たりますからこれが閉庁日、引き続きまして三日、四日、五日、こういうふうに休日が並んでおります。四連休です。また十一月二十一日も土曜日です。これが二十二日、二十三日のお休みとあわせて三連休、こういうこと……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。 参考人の方々には、大変お忙しいところをおいでいただき、貴重な御意見を賜りまして、ありがとうございました。 それでは、私から順次お尋ねをしていきたいと思います。 日本の国土にいられる人々は、国籍法によって日本人と外国人、この二つに区分をせられるわけでありますけれども、それによって日本人はこう、そして外国人は一律にこう、このように立て分けて規制することがいかがなものであろうかということを考える一人であります。それは、先ほど来殷参考人もおっしゃいましたように、我が国には、外国人と区別された方々の中にも、通過外国人と申しますか、パスポートを持って日本に……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三でございます。 順次お尋ねをいたしますが、まず指紋押捺制度全般についてお尋ねをしてまいりたいと思います。 我々日本人が罪を犯して指紋押捺を求められる、こういうことは制度上あるわけでありまして、その根拠法令としては刑事訴訟法第二百十八条一項、二項があります。念のためにこれを朗読いたしますと、刑事訴訟法第二百十八条第一項によりますと、「検察官、検察事務官又は司法警察職員は、犯罪の捜査をするについて必要があるときは、裁判官の発する令状により、差押、捜索又は検証をすることができる。この場合において身体の検査は、身体検査令状によらなければならない。」これが原則で……
○冬柴委員 私は、ただいま議題となりました修正案について、提出者を代表して、その趣旨を御説明いたします。 修正案はお手元に配付したとおりでありますので、案文の朗読は省略いたします。 政府原案は、永住者及び特別永住者について指紋押捺制度を廃止しようとするもので、一歩前進と評価することができるのでありますが、本修正案は、外国人登録制度のより一層の改善を図るため、さらに居住地等の変更登録義務違反に係る罰則について、自由刑を廃止し罰金刑のみとすること及びこの法律の公布の日から施行日の前日までの間に十六歳に達した永住者及び特別永住者について指紋の押捺を要しないものとすること等の措置を講じようとするも……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三です。
きょうは、民事訴訟費用等に関する法律の一部を改正する法律案を御質問いたしたいと思うわけでありますが、法務大臣から今回のこの改正のねらいと申しますか、端的な目的と申しますか、そういうものをまずお伺いをしたい、このように思います。
【次の発言】 国民が利用しやすい民事訴訟という意味では私は大賛成でありまして、我が国の民事訴訟というのは、残念ながら二割司法とか、そろいうありがたくない話を聞きます。紛争事件の中で、裁判所という紛争解決の場に持ち出して解決をする事案が非常に少ない。いわゆる裁判所外で、正義にかなわないあるいは法律の仕組みにかなわない解決が行……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三でございます。本日は久しぶりに一般質疑の機会をいただきましたので、当法務委員会で扱うことが必ずしもふさわしくないかもわかりませんけれども、直接人の生命や身体にかかわる事項でございますので、行政全般に対し最高責任を負担される内閣の構成員である法務大臣にこの点について御認識をいただき、その改善に所管を越えて御努力をいただきたい、このような期待と思いで最初二つの問題を取り上げ、それぞれ所管の説明員の方に伺ってまいりたい、このように思います。 まず、火災時に内から外せる面格子の設置推進という問題を取り上げてみたいと思います。 昭和六十三年九月四日未明、私の選挙……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三です。
国際海上物品運送法及びその一部改正法につきまして、主に技術的な面で逐条伺ってまいりたいと思います。相当論点を用意しましたので、短い、簡潔な答弁でお願いしたいと思います。
まず、法第一条は、その適用範囲を定めております。船積み港が本邦外で陸揚げ港が本邦であるもの、船積み港が本邦で陸揚げ港が本邦外であるもの、字面から見ますと、この二つのものに、その船舶による物品運送に本法が適用されるというふうに読めるのですが、その点はどうでしょうか。
【次の発言】 同じ一条に、「この法律」というその次に括弧書きで「(第二十条の二を除く。)」、こういうふうに定められ……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三でございます。 きょう通告いたしました質問に入る前に一問だけ、法務省刑事局長にお伺いをしたいと思います。 例の共和に関する起訴事実を調査いたしておりましたところ、共和という会社の子会社に、共和五大株式会社、こういう会社がありまして、不動産のコンサルタント業務を目的としているわけでありますが、代表取締役は森口五郎氏、取締役には大川久紀氏らが入っておられまして、監査役には森口氏とともに逮捕された十倉正樹氏らが就任をしている会社でございます。 この会社は共和と同じ西新宿に本店があったのですが、平成元年七月二十六日にその本店を千代田区永田町二丁目十番二号、つ……
○冬柴委員 この一億円の帰趨につきましては、我が党の草川議員のほか、自民、社会の各委員の質疑者も尋ねられたところであります。 当日の朝刊、朝日新聞がこれにつきまして非常に詳細な具体的な報道をされたこともありまして、質疑者も非常に具体的な尋ねをいたしております。一九九〇年、平成二年四月、阿部代議士と森口副社長が五千万円ずつを入れた紙袋二つを持参して、鈴木元首相の事務所のあるビルの前まで行き、そこから先は阿部議員が一人で鈴木事務所へ持って上がっていった、このような報道を引用されて、その趣旨、具体的に問われたのに対して、鈴木参考人は、そのようなことは全くない、全面的に否定をされているわけであります……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三でございます。 二月二十五日、当委員会で行われました法務大臣の共和汚職事件に関する中間報告、それから塩崎議員に対する証人調べ、鈴木参考人への質疑、そのようなものについての政府の所見といいますか、これを通じてどのようなことをお感じになっていらっしゃるか、そういうことを順次お尋ねしてまいりたい、このように思います。 まず法務省にお伺いしたいわけでありますが、阿部議員に対する共和からの多額の資金提供がされたとの報道等をも視野に入れ、資金提供の全体につき捜査を尽くしました、このように報告をされたわけであります。ところで、新聞各紙は早い段階から、共和の森口氏から……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三でございます。 先ほど日笠委員も指摘されましたように、本年は、国連障害者の十年の最終年に当たりますが、我が国におきましても、昭和五十七年に策定をいたしました「障害者対策に関する長期計画」及び昭和六十二年に策定いたしました「障害者対策に関する長期計画」の後期重点政策の総仕上げの年でもございます。そのような観点から、本日は心身障害者対策に論点を絞りましてお尋ねをしてまいりたい、このように思います。 周知のとおり、神戸地方裁判所は、去る三月十三日でございますが、進行性筋ジストロフィー症に罹患して体の自由について障害をお持ちの生徒に対しまして、身体的障害を唯一……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三ですが、本日は一般質疑につきまして一時間をいただきましたので、前半は佐川急便事件について、後半は私がライフワークとさせていただいている法律扶助に割きたいと思います。 さて、平成四年十月十一日付、ちょっと古いのですけれども、毎日新聞の朝刊一面トップに、金丸自民党副総裁の東京佐川急便五億円違法献金問題で、政権政党である自民党の全衆議院議員二百七十六名を対象に行った緊急アンケート調査の結果というものが報道されていました。そのうち「あなたは検察庁が金丸氏に対して上申書をもとに略式起訴したことをどう思いますか。」との問いに対し、実に回答百人中五十名が「一般人に対す……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三でございます。 昨日、法務大臣及び法務省刑事局長から、佐川事件に関する中間報告がなされました。その中で、金丸前議員が佐川急便の渡邉元社長から受領した五億円の使途について、約六十名の国会議員の収支報告書の不記載罪または虚偽記入罪等について告訴をされていることにかんがみ、東京地方検察庁において、従来の捜査を踏まえつつ今後も捜査を続けていく、このような報告をされた点でありますが、ただ、この点につきまして、早くから日刊新聞各紙は落選中の議員について既に捜査を進めているということを報道しているのでありまして、そういうことを踏まえた報告でなければ誠実でないではないか……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。 きょう、朝からここに座らせていただきまして、ほとんどの委員、すなわち発言された中では共産党の木島議員を除くすべての方は、一括処理は前提にして議論をされる、また、確認もされた方も何人もいられたわけであります。 ところが木島さんの意見というものは、共産党の方の意見でいつもちょっと違うからという処理をしては大変な問題を含んでいるように思われました。それは、毎日新聞、朝日新聞あるいは有名な学者の名前を挙げられまして、この一括処理というものに批判をしていらっしゃるという数字とか根拠を示して発言されているわけですから、こういうものについてやはり我々が当然常識……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三でございます。今国会から文教委員を拝命いたしました。どうかよろしくお願いいたします。 教育は国の礎であります。我々の明治の先達は、予算のうち大きな部分を割いて、深山幽谷、離島に至るまで立派な小学校をつくり、国を挙げて教育に取り組んでくださいました。このような努力に対して、国民に画一教育を行うことにより、戦前は富国強兵、戦後は産業振興の手駒としての国民をつくったという、そのような批判もあり、一面の真理をとらえたものとも解されるわけでありますが、何分、狭小な国土で四面環海の物的資源に乏しい我が国が、先進国を抜いて一人当たりのGNPで世界一の経済力を持つに至っ……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三でございます。 後藤田法務大臣の所信を伺って初めての質疑の機会でありますので、私が委員として一貫して取り上げさせていただいてきた法律扶助に対する御認識なり決意なりを伺うことから始めさせていただきたいと思います。 先ほど後藤田法務大臣の所信表明の中で、私の知る限り歴代法務大臣の所信の中で初めて法律扶助制度に言及をしていただきまして、「その充実に努めてまいりたいと考えております。」このように明確に述べられたくだりは、我が意を得たりという気持ちで、感動を持って伺ったところでございます。 私はまだ当選二期生でございまして、衆議院在籍六年半ということでございま……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。 本日は、お忙しいところ参考人の先生方にはお出ましを願い、大変有益なお話をお伺いいたしまして、心から厚く御礼申し上げます。 順次お尋ねをいたします。 東京証券取引所の理事長であられる長岡参考人にお伺いいたしますが、東京証券取引所は、企業の長期資金の調達の場として、特に個人投資家の増大ということに力を尽くしておられる。正しい方向だと思いますが、諸般の金融・証券不祥事、これは大変な事件でございました。私も、特別委員会の委員として質疑をいろいろさせていただき、また取引所にもお伺いした経緯がありますが、大変な取引がありましたあの株式の出来高というものが激……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三でございます。 金丸巨額脱税事件、これを機に再び会社の使途不明金という問題が脚光を浴びております。同僚委員からも再々にわたりお聞きしたわけでございますけれども、事柄は大変重要なので、私もこの点について突っ込んでお伺いをしておきたい、このように思います。 この問題は古くて常に新しい問題と言われるものでございまして、企業経営者の倫理が問われる面でもあると思います。今、日本経済が国際社会のなかえで他国と伍して共存していく上におきましても、どうしても使途不明金というようないわば前近代的と申しますか、こういうような慣行は改めなければならない、私はそのような認識に……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三でございます。 私は、我が国における法律扶助制度の飛躍的な拡充、これを要請する資料を得るために一昨年はイギリスヘ、昨年は韓国を訪問し、その視察結果に基づきまして予算委員会及び当法務委員会で質疑を行ってまいりました。 かつて三十年以上も前に司法試験の勉強中に読んだ「註解日本国憲法」こういう本の中で憲法三十二条の中の解説に、フィリピン憲法には貧困者に対する法律扶助は国の責務がある、こういうことを明定しているということが書かれていたことを記憶いたしておりました。 そこで、現在におきましては我が国の最大の被援助国でもあり、発展途上にあるフィリピンがどんな沿革……
○冬柴説明員 このたび自治政務次官を拝命いたしました冬柴鐵三でございます。 政治改革の推進は極めて重要な課題であると存じております。私といたしましては、佐藤自治大臣のもと、最善の努力を尽くしてまいる決意でございますので、何とぞよろしく御指導のほどお願い申し上げます。(拍手)
○冬柴説明員 このたび自治政務次官を命ぜられました冬柴鐵三であります。何とぞよろしくお願いいたします。 地方行政委員会の委員各位におかれましては、かねてより豊宮な御経験と高い見識をもって、我が国の地方自治の進展のために常日ごろから並々ならぬ御尽力をいただき、まことにありがたく存じます。 今日の地方行財政を取り巻く環境には、政治改革の実現や地方分権の推進を初めとして、依然として解決しなければならない数多くの問題が山積しておりますが、佐藤大臣を補佐して諸問題の解決に全力を傾ける所存であります。 今後とも、先生方の大所高所からの御助言、御指導をお願い申し上げまして、私のごあいさつとさせていただ……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。
連立与党各派のお許しをいただきまして、本法案につきまして質問をさせていただきます。
法務省に伺いますが、これは予算関連法と言われるものでありますが、本年度、平成六年度、本法改正に伴いましてどれだけの予算要求をしていらっしゃるのか、それだけをお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 大臣、先ほど同僚の質疑を聞いておりまして、大変老朽しておる、今まで三千万円余りしか計上していなかったものを今回このような法を改正することにより一億四千二百万円ほど要求することになった、このように伺ったわけですが、約百施設とおっしゃいましたが、資料によれば六十八施設、相当老……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。 本日は、連立与党を代表して先生方にお尋ねをいたします。本日は、本当にお忙しいところを御出頭いただきまして、また、ただいま貴重な御意見を伺いました。ありがとうございました。 それでは、順次前田先生からお尋ねを申し上げます。 先生の消却型自己株式取得について、配当可能利益の範囲内ということで、比較的厳しいといいますか、ただし目的、数量には制限をつけずに取得ができる、こういうふうにしたということを評 価しておられるわけでございますけれども、大体今の上場会社で配当可能利益でどれぐらいの自己株が取得できるのかということを資料によってちょっと見てみますと、……
○冬柴議員 非常に大切な点の指摘であると思います。 ただ、この原爆被爆ということにつきましては、もう皆様方も御存じのように、この特殊な兵器、これは量的また質的にも格段の差のある、際立った被害を特定の国民に及ぼしたわけでございます。そのような被害に対して、国は国民的合意のもとにいわゆる原爆二法というものを現にもう制定をし、そして、これによってその人たちに対する国の対策というものが今日講じられてきたわけでございます。 それの立法理由、それが何にあるのかという点につきまして、政府につきましては、従来、他の戦災被災者との均衡と調和をおもんぱかる余り、これを社会保障施策の一つである、特殊な社会保障施……
○冬柴議員 今委員が御指摘になりましたように、最高裁判所は五十二年の最高裁判所の判決、それから五十五年の基本懇の報告書、その中に明確に「国家補償」という言葉が使われております。「国家補償的配慮が制度の根底にある」というのは最高裁判所の指摘でもあります。また、見過ごしてならないのは、昭和五十六年に当時の園田厚生大臣は、この基本懇を受けて、今後は広い意味における国家補償の見地に立ってこの被爆者の援護活動は行っていくということを国会で答弁しておられるわけでありまして、このような三つの有権的な判断、そういうものを我々は総合考慮いたしまして、今回の被爆五十年に当たるこの時期にこのような総合的な立法を行う……
○冬柴議員 私も派遣委員の一人として長崎へ参りました。まことに涙なくして聞くことのできない陳述者の御報告をあの長崎の地で聞かしていただきまして、この法律、何としてもこの国会で成立をさせなければならないという決意を新たにしたわけであります。 特に、名前は申しませんけれども、その一人は、三十六歳のお母さんとお父さん、そして子供四人、その一番長男が出てこられましたけれども、十四歳であった、被爆をしたときには直爆で死んだ人はいなかったけれども、三日目に一番下の弟が亡くなり、その次の日には姉が亡くなり、その死体をそのまま置いておけないので、焼け跡から木材を拾ってきてだびに付した、その母も十日後には死ん……
○冬柴委員 改革に所属いたしております公明党の冬柴鐵三でございます。 私は、昨年の細川内閣成立とともに自治政務次官を拝命いたしまして、八カ月と短い期間ではありましたけれども、その間、政治改革四法案、衆議院における百二十八時間、参議院における八十数時間の審議に終始立ち会わさせていただきました。そして、今この小選挙区画定に関する政治改革の総仕上げのときを迎えるに当たって、質問の機会を与えていただきましたことを大変うれしく思っております。 この公選法一部改正案の中でも、連座制強化に関する改正二百五十一条の三というのはまことに特異な存在と申しますか、今後この国の政治から金権腐敗というものを一掃する……
○冬柴議員 学習環境を整えるということは非常に大切なことでありまして、その場合に、さらに物的条件を整備するだけでなく、その指導者あるいは助言者というものが一体となって学習のお手伝いをする、そういうようなことが相まちまして学習環境というものは整えられるものであると考えております。 したがいまして、この法律第二条第三項に定義されますように、学習環境を整えるためには、必要な施設、その中には物的条件及び御指摘のように人的条件も含めて整備をすることにより円滑な音楽学習を行うための諸条件の整備を行う、そういうことが学習環境の整備である、このように言われているところであります。
○冬柴委員 改革の冬柴鐵三でございます。 昨年八月、細川連立政権が成立し、私は公明党に所属しますが、この公明党が政権与党の中軸として重要閣僚を輩出したころから、下野をされた自民党議員を中心に政教分離というものをテーマとする質疑が相次ぎましたが、自民党が政権与党として復帰された後も、昨日自民党議員が同じテーマで質問をされました。 その質疑の中で、この問題を扱った人を数え上げまして、十九人目だ、このように言っていられました。私も、きょうこの問題を扱いますので、二十人目ということになりますが、これは前例のない事態であろう、このように思います。 私は弁護士でありますので、法律家の立場から、この議……
○冬柴委員 新進党の冬柴鐵三です。 富田委員の御了解をいただきまして、関連して質問させていただきます。 平成七年二月二十八日、つい先日でございますけれども、最高裁判所第三小法廷は、「永住者等であってその居住する区域の地方公共団体と特段に緊密な関係を持つに至ったと認められるものについて、」「法律をもって、地方公共団体の長、その議会の議員等に対する選挙権を付与する措置を講ずることは、憲法上禁止されているものではないと解するのが相当である。」、このような判決が言い渡されました。 偶然にも私は、平成七年二月二日の衆議院予算委員会総括質疑の機会にこの問題を取り上げまして、終戦五十年かつ日韓国交正常……
○冬柴議員 ただいま議題となりました地方分権の推進に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 いわゆる中央集権型行政システムが明治以来の我が国の近代化に一定の役割を果たしてきたことは事実でありますが、今日においては、行政権限の国への過度の集中をもたらし、行政の非効率化を招いているほか、長年にわたる東京圏への諸機能の一極集中など、さまざまな弊害が生じております。 このような弊害を除去し、地方公共団体がその実情に沿った個性あふれる行政を展開できるよう、その自主性及び自立性を高め、地域の個性を生かした多様で活力あふれる地域づくりを進めることが、国民一人一人がゆと……
○冬柴委員 新進党の冬柴鐵三でございます。 いわゆる中央集権型行政システムが明治以来の我が国の近代化に一定の役割を果たしてきたことは事実であります。しかし、今日におきましては、行政権限の国への過度の集中をもたらし、行政の非効率化を招いているほか、長年にわたる東京圏への一極集中など、さまざまな弊害が生じております。 このような弊害を除去して、地方公共団体がその実情に沿った個性あふれる行政を展開できみように、その自主性及び自立性を高め、地域の個性を生かした多様で活力あふれる地域づくりを進めることが国民一人一人がゆとりと生活の豊かさを実感できる社会を実現する上で極めて重要である、このように認識を……
○冬柴議員 確かに、地方分権推進は、我が国の政治におきまして、明治以来の大転換を果たそうとしている大きな課題であるというふうに思っております。 地方六団体、率先して対案を提案をされた、そういうような努力も見られますし、各地方議会におかれましても、この機会に、いわばシャウプ勧告以来我が国の大きな政治課題とされてきた地方分権を進めていただきたい、このような強い要請がなされているところであります。 そのようなものを受けまして、我々も、何としてもこの国会で成立をさせ、できれば、推進委員会の委員も国会の同意大事にたっております。したがいまして、この通常国会におきましてそのような手続を済ますことができ……
○冬柴委員 新進党の冬柴鐵三でございます。閣法に対する締めくくり総括質疑の機会を与えていただきましたので、順次お尋ねをしてまいります。
まず、自治大臣にお尋ねをいたします。
国と地方の役割分担について、地方六団体の意見の申し出や各地方公共団体の議会の意見書について重く受けとめるべきだと考えておりますが、所信を伺いたいと思います。
【次の発言】 総務庁長官にお尋ねをいたします。
第二十四次地方制度調査会の「地方分権の推進に関する答申」を十分尊重すべきと考えておりますが、所信を伺います。
【次の発言】 自治大臣にお伺いいたします。
地方六団体の提言は国の役割として十六項目を列挙し、また、地……
○冬柴委員 新進党の冬柴鐵三でございます。きょうは前田法務大臣から所信の表明がありましたので、これに対してお伺いをしてまいりたい、このように思います。 大変な阪神大震災、私もそこから選出をいただいている議員として本当に心痛めるとともに、皆様方、日本全国の方々、そしてまたボランティアの方々、役所の方々、本当に寝食を忘れてこの救済のために御尽力をいただいていることに対して心から謝意を表するとともに敬意を表したい、このような気持ちでいっぱいでございます。 法務大臣からは、この震災地における法秩序を維持するということで、また被災者の権利を保全するために全力で取り組んでまいる、このような決意が表明さ……
○冬柴委員 新進党の冬柴鐵三でございます。 私は、平成七年二月十六日の衆議院予算委員会一般質疑におきまして、阪神大震災被災者救済のために種々の提言を行いました。 その一つとして、阪神大震災民事調停事件の申し立て手数料その他訴訟費用の減免につきまして、特別立法をぜひ制定されたいということを質疑の中で要請をしたところであります。本日、早速にその提案をなされ、その審議が行われることになりましたことは、法務大臣初め関係の御担当の方々の御尽力を思いますと、大変感謝にたえないところでありますし、敬意を表したいと思います。 深刻な災害に巻き込まれた上、今まで友好な関係にあった隣人と深刻な法律紛争に巻き……
○冬柴委員 本日は、参考人の三先生におかれましては大変お忙しいところ、貴重な意見を賜りましてありがとうございました。新進党の冬柴鐵三です。 私も実は、本職といいますか、弁護士をやっておりますが、だれも反対しない事業になぜ今日まで時間がかかったのだろうか、同じ法律を学んだ者として本当に国民に申しわけない気持ちがいたします。また、尊属殺につきましても、古くは最高裁で真野先生の少数意見等を拝聴しまして、なるほど、我々の感覚では尊属、卑属という呼び方自体が何か古めかしい。長幼の序というのはわかるのですけれども、年長の方をとうとい属と呼び、自分の子供や孫たちは卑しい者と呼ぶ、そういう言葉が今なお法令の……
○冬柴委員 新進党の冬柴鐵三です。 きょうは、刑法二百条、尊属殺人の規定廃止という改正問題に重点を絞りまして質問をさせていただきたいと思います。 尊属殺人の規定の沿革を見てみますと、一八八〇年、今から百十五年も前に施行された旧刑法、これは明治十三年太政官布告第三十六号というものでございますが、そこまでさかのぼることができます。旧刑法では、三百六十二条一項は尊属殺を定めておりまして、その規定では尊属殺は死刑のみを規定しておりました。重ねて、同法の三百六十五条におきましては、尊属殺の罪については刑の減免等を行うことを禁止しておりまして、極端な厳罰をもって臨んだということが明らかでございます。一……
○冬柴委員 昨日のオウム真理教代表者麻原彰晃起訴を受けまして、本日、法務大臣並びに法務省刑事局長より起訴に係る事実の概要についての御報告をいただきました。 この事件は、その規模におきましても、手段においても、また被害者の数においても犯罪史上かつてないものでありまして、我が国における二十世紀最後の、そして最悪の犯罪、事件であろうと思うのでございます。本日は、法務委員会におきましてこの事件の集中審議を行うものでありますので、順次問題点について関係部局及び省庁にお尋ねをいたしてまいりたい、このように思います。 さて、国民が今それぞれの利害関係のもとに最も知りたいと思っている事実、それはオウム真理……
○冬柴委員 新進党の冬柴鐵三でございます。 私の選挙区は改正前のいわゆる兵庫第二区でございまして、阪神地域七市一町と淡路島全島が選挙区でございます。したがいまして、今回の大地震におきまして神戸市とともに大被害を受けた地域に住んでおります。 ここで、テレビも入っておりますので、この大震災に際しまして、全国各地、また外国からも大変心温まる御支援をいただきまして、心から御礼を申し上げますとともに、また、この災害によって私を支持してくださった方も亡くなったと思います。そのようなみたまに対して御冥福を祈るとともに、残された遺族に対してお悔やみを申し上げ、そしてまた、今なお、家を失い、傷つき、不便な生……
○冬柴委員 新進党の冬柴鐵三でございます。 きょうは、時間をいただきましたので、日ごろ問題意識を持っている主として内政問題について、総理及び関係閣僚からお考えをお示しをいただきたい、このように思っております。 去る一月二十六日に行われました阪神大震災に関する集中討議のときにおきましても、地元から選出をいただいている議員として質問の機会を与えていただきました。そのときは、初動のおくれ等、そのようなことをいろいろと総理にお伺いいたしましたけれども、きょうは、将来に向かっての復興についての地元のいろいろな問題、そういうものを中心にまずお伺いをしてまいりたい、このように思う次第でございます。 周……
○冬柴委員 新進党の冬柴鐵三でございます。 まず地方分権に関することを、官房長官もちょっと最初いていただきまして、総務庁長官が後半しか出られないというお話でございますので、残りはまだ最後に回させていただくという、ちょっと変則的になりますが、地方分権の推進に関する村山内閣の取り組みについてまずお尋ねをしてまいりたいと思います。 東京圏への諸機能の過度の一極集中は、人口の過密過疎あるいは経済、文化の地域格差の拡大、行政の非効率化など数々の弊害が生じてまいりました。国民一人当たりGNP世界一の経済繁栄を遂げまして成熟化を迎えつつある我が国におきまして、各地域がそれぞれの歴史、文化、自然条件や伝統……
○冬柴委員 新進党の冬柴鐵三でございます。 法第六十三条一項の警戒区域設定と立ち入り制限、禁止処分、これと損失補償の関係についてお尋ねをいたします。 憲法二十九条三項には、「私有財産は、正当な補償の下に、これを公共のために用ひることができる。」このように規定をいたしております。憲法で規定する損失補償制度は、国民全体の利益に資する公共事業などの用に供するために、行政庁が公権力を行使して、適法に国民の財産権を収用ないし制限した場合には、これによって損失を受けた者に公共の負担で補償を与え、全体の手で特定人に生じた損失を補償し、利害の調整を図ろうとする制度でございます。 そこで、閣法では、六十三……
○冬柴委員 新進党の冬柴鐵三でございます。 委員長に冒頭お願いしたいことがあります。 昨日、共産党の正森委員から、ことしの九月十四日に創価学会の池田名誉会長が、秋谷会長、野崎副会長ら創価学会最高幹部らもずらりと並んだ席で、いろいろなことを記者の前で話をした。その中には、目的は、「公明党をつくったんですから、それは変わらないですよ」、堂々とこういうふうなことを言ったというようなことをテレビの前で言われたわけですね。しかし、ことしの九月十四日はもとよりのこと、参議院選挙、本年の七月二十三日以降、池田名誉会長がそのような席で会うた事実はない、こういうことが客観的事実として明らかなわけですね。 ……
○冬柴委員 新進党の冬柴鐵三でございます。 昨年の十月十二日、全くきょうと同じ日ですが、やはりこの予算委員会で信教の自由と政教分離について主に大出内閣法制局長官との間で質疑をさせていただいた。きょうまた同じような問題をここで同じ日に聞かせていただく、何か不思議な感じもいたしますが、いずれにいたしましても、ことしは終戦五十年という節目の年に当たります。 あの敗戦によりまして完全に葬り去られたはずの宗教団体法、悪名高い法律でございますが、宗教団体法を中心とする宗教法制と、文部省宗務官僚の管理監督による宗教支配が再びよみがえろうとしているのではないか、そんな感じを私は受けるわけでございます。敗戦……
○冬柴委員 新進党を代表して、ただいま議題となりました特定住宅金融専門会社債権債務処理法外五法を一括して来る五月二十一日開催の本会議において趣旨の説明を聴取した上、各党代表における質疑を行うこととの提案につき、反対の立場から討論を行うものであります。 反対の第一点は、五日先に開かれる予定の本会議議題を本日の議院運営委員会において決定するという点であります。 今国会、召集されてからはや四カ月が経過せんとしておりますが、本会議議題は当日の理事会で合意をした上、委員会採決は、いわゆる異議なし採決をもって決してきたのでありました。 しかるに、本案件は、かかる前例と全く異なり、五日先の日程を本日の……
○冬柴委員 甚だ僭越でございますが、委員各位のお許しを得まして、一同を代表して、前委員長並びに新委員長に対しまして、一言ごあいさつを申し上げます。 谷垣前委員長は、昨年九月に御就任以来、その円満なるお人柄と強い信念を持って、当委員会の円滑なる運営と国会の権威の向上に尽力されてこられました。私たち一同深く敬意を表するとともに、その御労苦に対し深甚なる謝意を表するものであります。 今後の御活躍と御発展を心からお祈りするとともに、当委員会に対し格別な御理解と御協力をお願い申し上げる次第であります。 簡単ではございますが、谷垣前委員長に対し感謝の意を表しまして、ごあいさつといたします。ありがとう……
○冬柴委員 ただいま、自民党の大島筆頭理事より、明十三日の本会議において、政府提出、介護保険法案外二法案を一括して趣旨の説明を聴取し、質疑を行うべしとの提案がありました。 しかし、新進党は反対であります。 我が国は今、人類がかつて経験したことのない急激な高齢社会への傾斜の中にあって、国民の公的介護のあり方への関心は非常に高まっています。しかし、そのスキームをどのように設計するのが適当かという点になると議論は必ずしも収れんされておりません。すなわち、税か保険が、行うべき主体は国か地方があるいはNPOが適当か等々であります。 政府提出、介護保険法案は、必ずしもこのような制度の根幹ともいうべき……
○冬柴委員 平成九年度国立国会図書館歳出予算の要求、平成八年度国立国会図書館補正予算の要求及び納本制度調査会規程案について御説明申し上げます。 初めに、国立国会図書館の平成九年度歳出予算の要求について。御説明申し上げます。 平成九年度予定経費要求の総額は、百七十八億八千七百万円余でありまして、これを前年度予算額と比較いたしますと、十一億三千万円余の増額となっております。 予定経費要求の経費別概略について御説明いたします。 第一に、管理運営に必要な経費として、百二十六億五千九百万円余を計上いたしております。これを前年度予算額と比較いたしますと、一億五千六百万円余の増額となっております。こ……
○冬柴委員長 これより会議を開きます。
この際、一言ごあいさつを申し上げます。
このたび、決算委員長に選任されました冬柴鐵三でございます。
まことに光栄に存じますとともに、その職責の重大さを痛感しております。
国の予算の適正かつ効率的な使用を中心として決算全般について審査を行うという本委員会の任務は、今日ますます重要性を増していると存じます。
委員各位の御指導、御協力を賜りながら、公正かつ円満な委員会運営に努めてまいりたいと存じます。
どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴いまして、現在理事四名が欠員となっ……
○冬柴委員長 これより会議を開きます。 国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。 すなわち、決算の適正を期するため 一、歳入歳出の実況に関する事項 二、国有財産の増減及び現況に関する事項 三、政府関係機関の経理に関する事項 四、国が資本金を出資している法人の会計に関する事項 五、国が直接又は間接に補助金、奨励金、助成金等を交付し又は貸付金、損失補償等の財政援助を与えているものの会計に関する事項 以上の各事項につきまして、関係各方面からの説明聴取、小委員会の設置及び資料の要求等の方法により、本会期中調査を進めてまいりたいと存じます。 つきましては、衆議院規則第九十四条……
○冬柴委員長 これより会議を開きます。
歳入歳出の実況に関する件、特に、診療報酬の請求・支払に関する問題について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件調査のため、本日、参考人として社会保険診療報酬支払基金理事長末次彬君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
【次の発言】 この際、一言申し上げます。
今日、行財政改革が国政の喫緊の課題とされ、税金の使途に国民の厳しい目が向けられております。この意味で、国の予算の使用、執行を事後的に審査する決算……
○冬柴委員長 これより会議を開きます。
歳入歳出の実況に関する件、特に、防衛庁の装備品購入に関する問題について調査を進めます。
本日は、防衛庁の装備品購入に関する問題について、防衛庁長官及び会計検査院長より説明を聴取した後、質疑を行うことといたします。
質疑は、まず、各党を代表する委員が順次質疑を行い、その後、各委員が自由に質疑を行うことといたします。
それでは、まず、防衛庁長官より説明を聴取いたします。久間防衛庁長官。
【次の発言】 どうも御苦労さまでした。
次に、会計検査院より順次説明を聴取いたします。疋田会計検査院長。
○冬柴委員長 これより会議を開きます。
歳入歳出の実況に関する件について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件調査のため、本日、参考人として動力炉・核燃料開発事業団理事長近藤俊幸君、理事中野啓昌君及び理事笹谷勇君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。高市早苗君。
【次の発言】 消防のことはいいのですか。自治大臣に消防のことを聞かれますか。
○冬柴委員長 これより会議を開きます。歳入歳出の実況に関する件、特に、国有林野事業に関する問題について調査を進めます。本日は、国有林野事業に関する問題について、農林水産大臣及び会計検査院長より説明を聴取した後、質疑を行うことといたします。質疑は、まず、各党を代表する委員が順次質疑を行い、その後、各委員が自由に質疑を行うことといたします。
なお、御発言はすべて着席のままで結構でございます。
それでは、まず、農林水産大臣より説明を聴取いたします。島村農林水産大臣。
【次の発言】 次に、会計検査院長より説明を聴取いたします。疋田会計検査院長。
○冬柴委員長 これより会議を開きます。
歳入歳出の実況に関する件、特に、石油開発に関する問題について調査を進めます。
本日は、石油開発に関する問題について、通商産業大臣及び会計検査院長より説明並びに参考人から意見を聴取した後、質疑を行うことといたします。
質疑は、まず、各党を代表する委員が順次質疑を行い、その後、各委員が自由に質疑を行うことといたします。
なお、御発言はすべて着席のままで結構でございます。
それでは、まず、通商産業大臣より説明を聴取いたします。堀内通商産業大臣。
【次の発言】 次に、会計検査院長より説明を聴取いたします。疋田会計検査院長。
○冬柴委員長 これより会議を開きます。
閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
すなわち、決算の適正を期するため、お手元の印刷物にありますとおり
平成八年度一般会計予備費使用総調書及び各省
各庁所管使用調書外一件の承諾を求めるの件
歳入歳出の実況に関する件外四件以上の各件について、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
次に、閉会中審査におきまして、参考人より意見を聴取する必要が生じました場合には、参考人の出席を求めることとし、その日時、人選等につきましては、委……
○冬柴委員 平和・改革の冬柴鐵三です。 私の選挙区は兵庫県の尼崎小選挙区でありまして、さきの阪神・淡路大震災では激甚被災地として指定された地域であります。 あの忌まわしい日から、一昨日、満三年の日が過ぎました。尼崎市にも、まだ千四百世帯という多くの方々が仮設住宅で不便な生活を余儀なくされているわけでございますけれども、この方々とお会いをいたしますと、大変な困窮状態を訴えられまして、このようなときこそ公的支援をお願いしたいんだ、このような訴えをよく耳にいたします。 私も被災地から選出をいただいた議員として、これまで三たび、阪神・淡路大震災の被災者の生活支援に関する法律案を衆議院に提案をいた……
○冬柴委員 平和・改革の冬柴鐵三でございます。 きょうは、永住外国人に対する地方参政権付与、このような問題に絞って、短い時間ではありますけれども、閣僚の、殊に総理のお考えなどを伺ってまいりたい、このように思います。 さて、私たちの周りには、実に多くの外国の方々が生活をされるようになりました。一億二千六百万の人口のうち一%を超える外国の方々、顔色も違う、そして言葉も違う方々が、同じ日本で生活をされるようになりました。その中におきましても、何といっても在日韓国・朝鮮人の方々が、日本社会におきまして、重要な地域の構成員として地域に溶け込み、そして活躍をしていられる、そういうことは争いのない事実だ……
○冬柴委員 平和・改革の冬柴鐵三でございます。 きょうは、質問通告をあらかじめいたしませんでしたけれども、昨日夕刻に大きなニュースが入りましたので、冒頭二つほど追加してお尋ねしたいと思います。 昨夕刻、ロシアのキリエンコ首相がルーブルを、形式的には最高三二・九%になりましょうか、実質的にはもっと大きいと思うのですが、その切り下げを宣言され、また九十日間のモラトリアムを宣言するなど、大変衝撃的な会見をされました。 このニュースを聞きまして、私は、素人ではありますけれども、ロシアに対する最大の投資国であるドイツ・マルクはどう影響を受けるのだろうか、また、それがマルクと円との関係で、円の安値の……
○冬柴議員 ただいま議題となりました永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権等の付与に関する法律案について、その趣旨及び主な内容について御説明申し上げます。 外国人のうち、我が国の永住権を持つ者は、平成十年末現在において、一般永住者九万三千三百六十四名、特別永住者五十三万三千三百九十六名の計六十二万六千七百六十名に達しますが、この法案は、これら永住外国人に対し地方選挙権を付与することを目的として制定しようとするものであります。 その思想的根拠としては、地方のことはその地域に住む住民が自主的、自律的に決定するのが好ましいこと、成熟した民主主義国家としてこの住民には、地域に特段……
○冬柴議員 処理をされるのは、当委員会委員長初め理事諸公、そしてまた委員各位の採決に基づきまして、民主的処理に基づいて行われるものでありますから、それを是認するかしないかということは私の論及するところではございません。
【次の発言】 定住外国人の方々、これは我が国が、例えば朝鮮半島の方々につきましては、日韓併合以来、大変重い歴史を担っているという関係があります。日本で生まれ、日本で育ち、そして日本で骨を埋めていく人、いった人、そしてまた、現在実にそれが四世、四代、生まれそして亡くなりという関係がある人たちが、今御指摘のように六十二万人もこの国にはいられるわけでありまして、それは、外国人の中でも……
○冬柴委員 公明党・改革クラブを代表して、質問をさせていただきます。 総理、現在の国民生活、かつてない危機に瀕している、このように私は認識をいたしております。長引く不況によりまして、失業率は統計以来という四・四%をずっと更新しておりますし、完全失業者二百九十万人、大変な数でございまして、関東地方で考えてみますと、実に茨城県の一県の人口全部が失業していらっしゃる、そういうような大変なことでございます。 この失業者の方々にも、奥様もいらっしゃれば子供様もいらっしゃる。こういう御家族を考えれば、一見豊かなこの日本の国の中にありまして、一千万人前後の人たちが切り取られたように窮乏に耐えていらっしゃ……
○冬柴議員 ただいま議題となりました永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権等の付与に関する法律案について、その趣旨及び主な内容について御説明申し上げます。 外国人のうち、我が国の永住権を持つ者は、平成十一年末現在において、一般永住者十一万三千三十八名、特別永住者五十二万二千六百七十七名の計六十三万五千七百十五名に達しますが、この法案は、これら永住外国人に対し地方選挙権を付与することを目的として制定しようとするものであります。 その思想的根拠としては、地方のことはその地域に住む住民が自主的、自律的に決定するのが好ましいこと、成熟した民主主義国家としてこの住民には、地域に特段……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。きょうは、同僚議員の御同意を得て差しかえをしていただきました。 法律扶助基本法としての性格を有する民事法律扶助法案というものが、きょう委員会において最終の審議が行われる。感無量であります。 私は、初当選以来、その前に大阪弁護士会で弁護士を二十二年ほどやっておりまして、その間、法律扶助事業にもかかわったことがある者として、その飛躍的な充実ということが必要である、このような認識を持っておりました。 初当選をいたしまして、その次の六十二年の五月三日憲法記念日がちょうど憲法発布四十周年という節目を迎えますので、そのときに基本的人権にかかわりの深い法律扶助……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。周辺事態に際して実施する船舶検査活動に関する法律案が、きょうこのように委員会審議が始まったことを心から喜ぶものでございます。 と申しますのは、昨年、平成十一年の四月の末ごろ、この周辺事態法の採決が間近に迫っておりました。その際、この船舶検査活動につきましては、当時の自由民主党、自由党と私ども、野党でございましたけれども新党平和との間で、意見の乖離が相当ございました。もっと詳しく言いますと、自由民主党と新党平和はほぼ同一の考えでありましたけれども、当時与党ではありましたけれども自由党の考え方と大きく乖離をしていた。どうしても調整がつかずに、この部分につ……
○冬柴議員 ただいま議題となりました永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権等の付与に関する法律案について、その趣旨及び主な内容について御説明申し上げます。 外国人のうち、我が国の永住権を持つ者は、平成十一年末現在において、一般永住者十一万三千三十八名、特別永住者五十二万二千六百七十七名の計六十三万五千七百十五名に達しますが、この法案は、これら永住外国人に対し地方選挙権を付与することを目的として制定しようとするものであります。 その思想的根拠としては、地方のことはその地域に住む住民が自主的、自律的に決定するのが望ましいこと、成熟した民主主義国家としてこの住民には、地域に特段……
○冬柴議員 大変格調の高い質問をちょうだいしました。 国連憲章前文も、我々は、この世紀で二度までも耐えがたい被害を人類に与えた、そのような戦争の世紀であったという書き出しで始まっておりますように、ただいま質問者から御指摘がありましたように、二十世紀、あとわずかで終わりますけれども、この世紀は、どちらかと言えば国家というものが余りにも前面に出過ぎて、そして、その構成員である住民、国民と申してもよろしい、それがその国家の目的の手段とされた世紀であったのではないか、このような反省を持っております。 例えば、富国強兵という大きな国家目的のために、そこに住む住民は戦争に駆り出されました。また、隣国に……
○冬柴議員 人はそれぞれに思想、信条を持っております。したがいまして、ある外国人の方が本国に対する一つの忠誠、あるいはその帰属意識を持ったとしてもそれは当然のことでございまして、それはその人のアイデンティティーであります。しかしながら、我々日本国民の中にも、我々の国家を転覆しようと考える人もいられるわけでございまして、それを一律に、外国人はこの国に対して敵対する、そういうような前提を置くべきではない、私はそのように考えます。 したがいまして、国籍を取得するかどうかということは、日本の場合二重国籍を認めておりませんので、日本の国籍を取るということは、みずからの国籍を放棄する、そういうことを意味……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。 この特殊法人等改革基本法案が審議に上ったということは、大変感慨深いものがあります。 昨年の六月二十五日に選挙が終わりまして、翌日、自由民主党、公明党、保守党、三党による連立政権合意をいたしました。その中で、安易に増税に走ることなく、徹底した行財政改革を行うため、与党三党行財政改革推進協議会を立ち上げるという合意をいたしまして、三党幹事長が入り、そして座長には自由民主党の野中広務さんに務めていただきまして、暑い夏、十数回の会合を重ねまして、十二月一日でしたか、行政改革大綱ができましたが、その下敷きとなる我々の「特殊法人等の見直しのための基本方針につ……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。よろしくお願いします。 二十一世紀に入りました。二十一世紀はやはり人権の世紀である、このようにも言われておりますし、またそうなければならない、このように思います。 このように考えたときに、マスメディアの非常な発達、目覚ましい発達、そういうものは、非常に明るい面と影の部分が目立ちます。特に最近、一九八〇年代、九〇年代を通観しましても、判例集の中にあらわれる、マスメディアによる人権侵害というものを扱った判例が非常に多くなっているわけでございます。 そういう問題をきょうは取り上げて、短い時間ではありますけれども、ひとつそういう面で、人権の世紀にふさわし……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。 第二次小泉内閣出発、自公連立でこれからしっかりと国民の負託にこたえてまいりたい、このように思います。 きょうは、国民の関心の高い、そしてまた早急に結論を得なければならない公的年金の問題を中心にお尋ねをしていきたい、このように思います。 我が国は、有史以来、人類がかつて経験をしたことのないスピードで少子高齢社会へ傾斜を強めております。合計特殊出生率、これが一・三二ということ、これは大変な問題でございまして、三組の夫婦、六人の大人、三人のお父さんと三人のお母さんから、日本国じゅう押しなべて四人しか子供が生まれていない、こういう問題でございます。 ……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。 きょうは、お許しを得て、質問の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。 私も一言。この場に野党第一党である、また政権をかわるんだということを日ごろ言っていられる政党が欠席をしていられる、まことにけしからぬ、このように私は思います。 理由として挙げていられることでございますけれども、四月一日の本会議における総理の答弁が気に入らない、そういうことを言っていられるようでございます。もちろん私もそのときには本会議場におりましたが、その総理答弁が終わるときに、壇上に対し場内担当者、すなわち議運の人が駆け寄ってそれについて協議したという跡はありま……
○冬柴議員 永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権等の付与に関する法律案について、趣旨を説明させていただきます。 ただいま議題となりました永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権等の付与に関する法律案について、その趣旨及び主な内容について御説明申し上げます。 外国人のうち我が国の永住権を持つ者は、平成十五年末現在において、一般永住者二十六万七千十一名、特別永住者四十七万五千九百五十二名の計七十四万二千九百六十三名に達しますが、この法案は、これら永住外国人に対し地方選挙権を付与することを目的として制定しようとするものであります。 その思想的根拠としては、地……
○冬柴議員 国民の健康あるいは労働との休日の関係、玉置先生のを拝聴いたしておりましたが、国民の休日が日曜日に当たるときにはその次の日を休日にする、そういうことで事実上休日は大変多くなっていると思いますし、それから、例えば成人の日とか敬老の日とか海の日とか、そういうものを月曜日に設定するという工夫がなされまして、連休にするということは、先ほど来おっしゃっておられました、国民が休みをとってどこかへ旅行しようとか、そういうことにインセンティブを与える、そういう意味では非常に有益だと思います。 そういうことで、この国民の祝日に関する法律も随分変遷を重ねてきて、休日が多くなったな、今回も休日と休日の間……
○冬柴議員 ただいま議題となりました永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権の付与に関する法律案について、提案者を代表し、その趣旨及び主な内容について御説明申し上げます。 我が国においては、多くの外国人が居住し、日本人とともに社会生活を営んでいますが、とりわけ大韓民国国民など朝鮮半島由来の外国人が我が国の永住権や特別永住権を取得して多数居住しており、その総数は平成十七年末現在六十万七千四百十九人にも上り、在日外国人総数の三〇・八%を占めています。 周知のとおり、我が国が一九一〇年、日韓併合条約により朝鮮半島植民地政策をとり、同国人に日本国籍を付与したことから、みずからの意思……
○冬柴国務大臣 何度目かと言われますと、三度目になります。 それで、都市機構の前身である住宅・都市公団が分譲した住宅において、工事上の瑕疵があるだけではなく、保存しておくべき構造計算書を紛失したり、また、紛失した構造計算書の再計算に当たり、たび重なるミスだけではなく、誤って不適切な計算も行われていたということが明らかになりました。まことに遺憾でございます。 したがいまして、先ほど委員がおっしゃいましたように、十一月二十九日付で、私より都市再生機構理事長に対し、文書をもって厳重注意処分を行った次第でございます。 多くの住民の方々に御不便や御迷惑、御心配をかけている現在の状況を一刻も早く解消……
○冬柴国務大臣 このたび、国土交通大臣、観光立国担当国務大臣を拝命いたしました冬柴鐵三でございます。委員長それから理事並びに委員の皆様方におかれましては、どうかよろしく御指導のほどをお願い申し上げます。 第百六十五回国会における御審議に当たり、国土交通行政の当面の諸課題について、私の考えを述べさせていただきます。 まず、先日、北朝鮮より、核実験を実施した旨の発表が行われたところです。これは、我が国のみならず、国際社会の平和と安全への重大な脅威であり、国土交通省としても、政府の一員として、関係機関との密接な連携のもと、北朝鮮籍船の入港禁止措置の確実な実施を図るなど、厳格に対処してまいる所存で……
○冬柴国務大臣 ただいま議題となりました特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法第五条第一項の規定に基づき、特定船舶の入港禁止の実施に関し承認を求めるの件につきまして、提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 平成十八年七月五日、北朝鮮は一連の弾道ミサイル発射を強行しました。我が国を含む関係各国による事前の警告にもかかわらず北朝鮮が発射を強行したことは、我が国の安全保障や国際社会の平和と安定、さらには大量破壊兵器の不拡散という観点から重大な問題であり、船舶、航空機の航行の安全に関する国際法上問題であると同時に、日朝平壌宣言にあるミサイル発射モラトリアムにも違反するものであります。また、本件事……
○冬柴国務大臣 我が国は、御指摘のように、いつどこでも地震が発生し得る状況にあります。首都直下地震あるいは東海、東南海・南海など、大地震発生の切迫性が指摘をされているところでございます。発生すれば被害は極めて甚大であると危惧をされております。また、近年は、御指摘のように、想定を超える豪雨等が頻発いたしまして、ことしも鹿児島県川内川等の大災害が発生するなど、毎年大きな被害が出ているところでございます。 御指摘のように、国民の生命財産を守るということは、国、殊に国土交通省最大の使命であるというふうに認識をいたしております。 このために、まず、水害対策におきましては、従来の連続堤やダムの整備に加……
○冬柴国務大臣 ただいま議題となりました建築士法等の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 昨年明らかになった構造計算書偽装問題は、多数のマンション等の耐震性に大きな問題を発生させ、多くの住民の安全と居住の安定に大きな支障を与えただけではなく、国民の間に建築物の安全性に対する不安と建築界への不信を広げております。 また、今般の事件では、法令を遵守すべき資格者である建築士が職業倫理を逸脱して構造計算書の偽装を行ったものであり、さらには、事件発生後も多くの建築士において不適切な業務が行われている実態が明らかになっており、建築士制度への国民の信頼も大きく失墜しております。……
○冬柴国務大臣 責任者でありますヒューザーが最終責任、いわゆる瑕疵担保責任を負わなければならない、これはもう当然の話でございます。したがいまして、居住者が有する瑕疵担保責任の追及を、ヒューザーが破産をいたしましたから、破産債権の届け出という形で配当を請求する、そういう手続になるわけであります。 一方、建てかえのために十分な配当が受けられない、あるいはそれには時間がかかるというようなことから、一日も早くいろいろな損害についてあとう限りの助成を地方公共団体においても行おうということで、先ほどから説明がありましたような補助がなされたわけであります。 これは最終的にはヒューザーが、すなわち破産財団……
○冬柴国務大臣 今お話がありましたように、公認会計士も司法書士も弁護士も、要するに事務系八士団体は強制加入制度がとられております。しかしながら、独占禁止とかあるいはこの問題で議論をされまして、強制加入がいいのかどうか、憲法二十一条の結社の自由というものを侵すことはないのかというような議論が古くからあります。そして、その中で、私、弁護士ですけれども、弁護士については強制加入は妥当だ、しかし、そのほかの、失礼だけれども、公認会計士等、本当にその憲法二十一条の結社の自由、結社は、そういう団体に入ろうが入るまいがそれは個人の自由だ、基本的人権の内容としてそうだという議論があるわけですね。 弁護士はな……
○冬柴国務大臣 全く伊藤議員と同じ考えであります。 私は、十二月二日、三日、そのような考えから、大臣就任後初の訪問地を中国と定めまして、中国へ行ってまいりました。 そして、私との仕事上のカウンターパートに当たりますショウキイ国家旅游局長、観光大臣でございますとか、あるいは楊元元民用航空総局長、これは民間航空関係を担当する大臣でございます、それから劉志軍鉄道大臣、これは、二〇二〇年までに中国では一万二千キロの新幹線ネットワークをつくるという実に壮大な計画を今実行中でございますけれども、そういう問題について日本との間では交流がもう二十数年続いておりまして、十年来でも二千人以上の技術者とかが日中……
○冬柴国務大臣 基本法は、施策の基本理念や施策の基本となる事項を定めるものでありまして、近年における立法例を見ましても、議員立法により制定されているものが多く見受けられるところでございます。 現行の観光基本法も昭和三十八年に議員立法として制定されたものであったことから、時代の大きな変化を踏まえ、今回の改正に当たっても、大所高所の観点から議員主導で議論及び検討が重ねられた結果、議員立法により提出されることとなったものと承知をいたしておるところでございます。 しかし、政府としては、今回の議員立法による観光立国推進基本法案の制定を受けまして、そこで示された基本理念を踏まえ、観光立国の実現に向けた……
○冬柴国務大臣 ただいま議題となりました特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法第五条第一項の規定に基づき、特定船舶の入港禁止の実施につき承認を求めるの件につきまして、提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 平成十八年十月九日の北朝鮮による核実験を実施した旨の発表を初めとする我が国を取り巻く国際情勢にかんがみ、我が国の平和及び安全の維持のため特に必要があると認め、特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法第三条第三項の規定により閣議決定された「特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法に基づく特定船舶の入港禁止措置に関する閣議決定の変更について」に基づく入港禁止を実施しました。これについて、同法第……
○冬柴国務大臣 この安倍内閣が標榜いたします「美しい国、日本」、この国土形成のためには、今委員がおっしゃいましたように、東京だけが日本ではありません。地方には、すばらしい歴史、伝統、そして自然があります、四季があります。そしてまた固有の産物があり、またすばらしい食文化、そしてまた温泉等の恵みもあります。そういう頑張る地域、元気な地域、これを応援していくということは、「美しい国、日本」をつくるための必須の要件であります。 今、そのようなことから新しい国土形成計画では、委員がおっしゃいましたように、その地域が自主的、自律的に我が地域はこのようにして発展をしたいという計画をつくっていただければ、国……
○冬柴国務大臣 通告も何もありませんでしたけれども、私は、愛国心において人に劣るとは一つも思っておりません。私も、今挙げられたように、サッカーだけではなしに、オリンピックのときも、あるいは野球も、本当に自然な心で、日本頑張れと応援します。全然知らない、会ったこともないスケーターも、あのイナバウアーをやってくれたら本当にうれしかった、そういう気持ち、これは自然なものです。 しかし、教育の場で愛国心というものを教える基本に入れていいかどうか、そういうふうになりますと、私には異論があります。遠くない過去において、愛国心で鼓舞されて国論を統一されたことはみんなが知っていることであります。それに従わな……
○冬柴国務大臣 私ども国土交通省は、国の発注業務の大半と言ってもいいぐらいを扱わせていただいている官庁だけに、談合は許さないということを、私もまだ就任半年しか過ぎませんけれども、当初からそのように申していました。 いわんや官がこれに絡む、言語道断だということで私は申し上げていたわけでございますが、先ほど委員から御指摘のように、一月のたしか七日だったと思いますが、日刊新聞で特定の職員の名前まで挙げて、顔写真が七日には載りました。八日は休みでしたが、私は九日に登庁するとともに、幹部職員全部に集まっていただきまして、これは徹底的に究明しなければならない、その原因、動機、そして背景、こういうものに迫……
○冬柴国務大臣 近年、遊戯施設は複雑化、大型化が進みまして、保守点検あるいは部品交換等の確実な履行や、日常業務における安全管理体制の徹底がますます重要になっていることから、平成十二年、財団法人日本建築設備・昇降機センターにおきまして、「遊戯施設の維持保全計画書及び遊戯施設の運行管理規程の作成手引き」が取りまとめられたわけでございます。委員のおっしゃったとおりでございます。 国土交通省としても、この手引が利用者の安全確保を図る上で極めて有効であるというふうに評価をいたしましたことから、業界団体に周知し、遊戯施設の安全対策の推進を要請してきたところでありまして、今回の事故を踏まえ、去る五月六日に……
○冬柴国務大臣 国土交通行政につきまして、私の所信を述べさせていただきます。 昨年は、豪雪や豪雨、竜巻などの自然災害などにより、多くの国民の安全、安心な暮らしが脅かされました。国民の生命財産を守ることは国土交通省の重要な使命であり、引き続き全力で取り組んでまいります。 我が国経済は、長い停滞のトンネルを抜け出し、新たな成長の舞台に向けて離陸しようとしています。自然に恵まれ、長い歴史、文化、伝統を持つ我が国を、子供や孫の世代が自信と誇りを持つことのできる「美しい国、日本」とすべく、新しい国づくりに取り組むときを迎えました。この新しい日本の姿の実現に向け、国民の皆様の立場、視点から、時代の要請……
○冬柴国務大臣 先ほど委員からの御指摘のとおり、昨年十二月十五日にバリアフリー法の基本方針を大臣として告示したところでございまして、その原則は、「一日当たりの平均的な利用者数が五千人以上である鉄道駅及び軌道停留場について」「移動円滑化を実施する。」これが原則でございますが、その後段に、「また、これ以外の鉄道駅及び軌道停留場についても、地域の実情にかんがみ、利用者数のみならず、高齢者、障害者等の利用の実態等を踏まえて、移動円滑化を可能な限り実施する。」ということがつけ加えられてありまして、そういう精神に基づいて、今局長から答弁しましたとおり、三十二駅、残念ながら山梨県はこの中に入っておりませんで……
○冬柴国務大臣 国家公務員法百三条の規定による承認をいただきまして今回水門談合に関係した二十三社に再就職している者につきましては、ここ三年間では、平成十六年が二社二名、平成十七年は三社三名、十八年には該当者なしの、五社五名でございます。これら五名につきまして、いずれも役所からの情報提供を受けて再就職に至ったと承知いたしております。
【次の発言】 事実としては、事業者の方から、これこれの技術とか知見を持つ人たち、年齢もこうで、そういう人たちをあっせんしてもらいたいという申し出が当省の方にありますと、それに即応するような人がいるかどうかを調べまして、それにふさわしい人があるとするならば、その人に、……
○冬柴国務大臣 申し合わせは誠実に履行すべきである、このように思いますので、もし足らざるところがあれば改めたいと思います。
【次の発言】 都市というのは、もちろん村とかとは違うと思います。多くの住民がそこにお住まいになり、そして都市としての、その人たちの共用する施設、例えば公園とか道路とか港湾とか、あるいはもちろん市役所とか、そういうものが整備された一つの地理的あるいは人間の集団としての集まり、そういうようなところが都市とされるんでしょう。
それから、法律的には都道府県、市町村というものがありますから、その中の市、あるいは政令市、中核市というようなものが市と呼ばれているわけでありますが、それ……
○冬柴国務大臣 日本の首都としての東京、大都市でございますが、それと、首都圏と言われるそれを取り巻く周辺の地域、それから地方の中心的な拠点の都市といいますか、そういうものがいろいろあると思います。 いずれにしましても、都市問題という場合に、私の考え方としましては、この国は明治期以来、極端な中央集権政治をとってきたという経過があります。これは日本が急速に近代化を進める上においては非常に合理的な制度であったと思いますが、戦後、新しい憲法の中に地方自治という章が新しくできましたけれども、しかし、その実態は、私は、ある意味では、戦前と同じあるいはそれ以上の中央集権が行われたように思います。 それは……
○冬柴国務大臣 行政減量・効率化有識者会議からの指摘、あるいは簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律の趣旨を踏まえて、このように非公務員型にすることを決断いたしました。
【次の発言】 やはりこの独立行政法人の五年の経過を見てみまして、公務員、国交省という形じゃなしに、こういうふうにされたことによって、当時から見て、十一名、職員の数を減員することができております。そして、取り締まり件数も、例えば暴走族の取り締まり件数なんかも相当大きく、皆さん使命感を持ってやっていただいているということがわかりますし、リコールに相当するような事案を見つけて表彰された方もあり、士気は非常に高い……
○冬柴国務大臣 ありがとうございます。 前回、伴野議員の御提案もありまして、それはそうだという気持ちのもとに、三月十三日の夜、十一時から十一時半ごろでございましたけれども、私自身は新宿駅西口へ参りました。そのときには、全国十三都市で、東京、大阪、名古屋、仙台、新潟、広島、高松、福岡、同じ時間に一斉に、先ほど言われましたように、総勢百二十名を動員いたしまして、一斉街頭調査を実施いたしたところでございます。 私も新宿駅西口における調査の状況を視察いたしまして、関係者の方とも会話を交わしたわけでございますが、多くの方がツアーバスを利用されているという実態。若い方々は、そこで金銭のデリバリーはなし……
○冬柴国務大臣 本年二月六日に発表されました日本航空の新しい中期経営計画、「二〇〇七―二〇一〇年度再生中期プラン」につきましては、委員もおっしゃいましたように、民間企業である日本航空の経営に関するものであり、国土交通省として基本的にコメントする立場にはないと考えていますけれども、社内で議論を重ねるなどして取りまとめられたもので、関係者、例えばみずほコーポレート銀行の齋藤頭取は、人件費の削減や関係会社の売却など、過去の計画と比べればかなり踏み込んだものになっているというような、一定の関係者における評価も与えられております。 いずれにいたしましても、我が国を代表する航空会社の一つである日本航空に……
○冬柴国務大臣 海洋基本法案では、海洋政策担当大臣は、海洋に関する施策を集中的かつ総合的に推進するというふうになっておりますが、この大臣は、総理大臣の命を受けて、内閣官房長官とともに副本部長として職務を行うことになっております。そして、それ以外のすべての国務大臣は当該本部の本部員となるというふうに起草されているように聞いております。 海洋政策を直接担当する幾つかの省の中でも、国土交通省は非常に広範な海洋政策を担当いたしております。例えば、ざっと例を挙げますと、海洋の安全の確保、治安・秩序の確保、保全、防災対策、それから環境の保全・再生、あるいは海上輸送の確保、海事産業の育成・振興、EEZの開……
○冬柴国務大臣 この法律の一番の根本のところは、地域の実情を一番よく理解している市町村が中心になって、交通事業者、あるいは住民、また関係者の中には道路管理者だとかあるいは警察、それからまた商店街とか大型スーパー等も含まれると思いますけれども、そういう人たちが一つの目的を持って信頼関係のもとに進めなければならない、まさにこの法律が生きるかどうかは信頼だと思います。 御指摘をいただきましたので調べてみましたら、なるほど、一般国道三号、博多バイパスですか、三十八年間、まことに申しわけない話で、深くおわびをしなきゃならないと私は思っております。限られた予算でありますから、重点的、効率的に配分をして、……
○冬柴国務大臣 二十一世紀の国土のグランドデザインというものが、平成十年、閣議決定されました。その中では、一極一軸型から多軸型国土構造への転換の基礎を築くことを基本的な目標として、地域連携軸の展開あるいは広域国際交流圏の形成など、四つの戦略による国土づくりを行うこととしておりました。 その結果としてでありますが、工場等の地方分散あるいは国際交流などについては一定程度進んできたと評価できると思いますが、一方で、金融や情報等の諸機能は引き続き東京に集中しております。また近年は、東京圏への人口の集中傾向があらわれる一方、地方圏では転出超過が続いております。これを二〇〇五年で見てみますと、ちょうど東……
○冬柴国務大臣 我が国は、明治期以来、極端な中央集権型行政システムをとった国家で発展してきたと思います。それは、短い期間の間に近代化を促進する意味においても、また敗戦後、灰じんの中から今日のような経済大国に発展するためにも、一つは、そういう少数の人が中心になってこの国を引っ張っていく、そういう制度がそれなりに効果を発揮したと思うんですけれども、今立ち返って考えてみますと、狭い東京に、一極に、政治も経済も金融も、文化までも、また若者までも全部が集中をしてしまった。そこには権限が過大に集中をしたということ。そして、その裏返しとして、我々の豊かな地方、歴史も文化も伝統もあるわけですが、そういう地方が……
○冬柴国務大臣 答弁させていただく前に、能登半島沖地震で被災をされました北村議員、御家族に対してもお見舞いを申し上げたいと思います。 幸い、能登空港は、飛行場が安全であるということを国土交通省の航空局におきまして確認ができましたので、発災の翌日から正常に今日まで運航を続けることができたということは、地元の方にとっても大変喜びであったと思います。 上空から見まして、寸断された道路というものを、どれぐらいかかるんだろうというふうに本当に心配いたしましたけれども、石川県あるいは国土交通省の所管七十五名の技術者も派遣をいたしまして、連休前の二十七日には一応全線を開通させるということができましたし、……
○冬柴国務大臣 先ほど来、るる液状化についてお話を伺いました。 私の体験といたしましても、神戸のポートアイランドの液状化は現に体験もしましたし、私の当時の中選挙区時代の選挙区の中でありました芦屋市の浜風町は全体が埋立地で液状化をした、そこももちろん体験をしました。それだけではなしに、現在の尼崎市、私の小選挙区の中ですけれども、そこの築地地区というのは、明治期以前の埋立地で非常に安定していたんですけれども、大変な液状化によって全体が崩れました。したがいまして、ここは土壌の入れかえ、上積み等をして、大変なお金がかかりましたけれども、町を全体をつくり直したという地域が私の方の築地地区でございます。……
○冬柴国務大臣 将来的に需給が逼迫すると予想される那覇空港につきましては、平成十四年十二月の交通政策審議会航空分科会答申に基づきまして、平成十五年度から、国と沖縄県が連携をいたしまして、住民等の意見も聞きつつ、滑走路増設を含む抜本的な空港能力向上方策について総合的な調査を進めているところでございます。 離着陸回数は十一・四万回ということで、これは全国五位でございますけれども、滑走路が一本でというのは、福岡空港の十三・七万回に次いで全国で二位というぐらい、込み合っているという空港でございます。 総合的な調査におきましては、昨年度、那覇空港の将来需要予測、能力の見きわめにつきまして検討を終了い……
○冬柴国務大臣 長島委員から、災害を受けた直後の村長として、最高の行政の責任者として取り組まれた体験を含めて、今質問をいただきました。 その中で、私は、国に対して不満が多い中で、長島議員からは感謝の言葉がたくさん出たということは本当にうれしい限りでございまして、国として当然のことをしたわけですけれども、それを高く評価していただいたということを本当に心から喜ぶものでございます。 国民の安全と安心を確保するということは、国の基本的な責務でございます。大規模災害への対応は国が責任を持って対応すべきものでありまして、山古志のときもそうだったけれども、最近の能登半島の地震のときも、あの能登空港は翌日……
○冬柴国務大臣 ただいま議題となりました特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 従来より、欠陥住宅問題に対応するため、住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づき、新築住宅の売り主等は、住宅の構造耐力上主要な部分等の瑕疵について、十年間の瑕疵担保責任を負うこととされております。 しかしながら、先般の構造計算書偽装問題を契機として、新築住宅の売り主が十分な資力を有さず瑕疵担保責任が履行されない場合、新築住宅の購入者が極めて不安定な状態に置かれることが改めて認識されることとなりました。 このように住宅取得に対する不安が強まる中、住宅の安全の確……
○冬柴国務大臣 安全な住宅を安心して国民に購入していただくために、これまで建築基準法あるいは建築士法の改正及び今回のこの瑕疵担保法の制定によって、住宅の瑕疵の発生を抑制するとともに、万一瑕疵が発生したという場合でも確実に瑕疵担保責任が履行される体制を整備したところでございます。 これら一連の措置によりまして安全、安心な住宅を供給するとともに、昨年制定されました住生活基本法を根幹として、住生活の基盤となる良質な住宅の供給を行うための政策を積極的に講ずる必要があると考えております。 御指摘にありました住宅品質確保法に基づく住宅性能評価制度の普及充実を初めとしまして、信頼性の高い住宅市場の整備に……
○冬柴国務大臣 閣議決定によりましたら、すべての北朝鮮籍船のみを入港禁止の対象としたのは、我が国を取り巻く国際情勢にかんがみまして、特定船舶入港禁止特別措置法に基づく措置として、その外国を指定しなきゃならないというふうになっているんですが、北朝鮮船籍のすべての船舶の我が国への入港を禁止するということが、北朝鮮に対して適切な対応を求めるための手段としては効果的であるという判断に基づくものでございます。いろいろな選択肢はあるとは思うんですが、現在の国際情勢等をかんがみますと、それが一番適切だろうというふうになります。 国土交通省といたしましても、政府の一員として、本措置を確実に実施していくことが……
○冬柴国務大臣 高齢者や障害者、子育て中の人、あるいはドメスティック・バイオレンスというようなことで住居を失った人に対して安定的に住居を確保する、特にそれに対して配慮を必要とする人たち、そういう世帯は公営住宅に優先入居をいただくというようなこともやってまいりました。 今年度、平成十九年度の予算を認めていただきましたけれども、その中で、民間の賃貸住宅事業者の方でそういうものに協力をしてあげようという人たちに対して、その建設費とかそういうものについて我々が補助をさせていただくという、地域優良賃貸住宅制度というものを発足させております。そういうものを活用しながら、特に配慮を要する世帯に対して優先入……
○冬柴国務大臣 道路関係四公団が民営化されましたのは、四十兆円にも上る有利子債務、これを確実に弁済していこう、そしてまた国民負担を最小限に抑えながら必要な道路は早急につくっていこうというような考えのもとにこのような道路会社がつくられたはずであります。 ただ、まだ設立して間がないということもありまして、もっと地元に対する配慮ということも今後考えていかなきゃならないのではないかというふうに思っております。そのように我々も進めていかなければならないと思います。 きょうの新聞の中に速弁というようなものが書かれてありまして、中日本高速で人気がじわりと出てきたと。これは、駅弁とか空弁というものからヒン……
○冬柴国務大臣 災害から国民の安全、安心を守るということは、国家の基本的な義務でありますし、それを担当させていただいている国土交通省にとって厳粛な使命である、このように思っております。 そのような中で、昨年、平成十八年七月には、御案内のとおり、梅雨前線豪雨というものにより日本国土諸所で大きな被害を出しました。典型的なのは、長野県の天竜川のはんらん、あるいは鹿児島県の川内川のはんらん等の激甚災害であります。 こういうことから、河川やあるいは道路というものを早急に復旧復興させなければなりませんので、その対策費として二千六十六億円を補正計上をお願いいたしました。 このようなことで、同じような災……
○冬柴国務大臣 御当地ナンバー、これは大変な要請がたくさんありまして、十六年十一月にその導入を国土交通省で決定いたしまして、その要綱等を公表したところでございます。 十七年の五月には二十の地域から申し出がございました。そこに書かれているのは十九ですが、もう一つ、鹿児島県の奄美からも申し出がございました。しかしながら、富士山ナンバーと奄美だけはちょっと留保させていただきまして、同年七月には十八……(発言する者あり)鹿児島県が言っていますけれども、十八の御当地ナンバーが実現をいたしまして、昨年の十月十日から十七の地域でこの御当地ナンバーが走っているところでございます。ちょっとおくれましたが、つく……
○冬柴国務大臣 先ほどの冒頭の質問をお取り消しになっておりませんので答弁させていただきますと、私が国土交通大臣に就任したのは昨年の九月二十六日でございまして、四月七日に答弁をしたというくだりは私にとっては全く違うことでありますので、その点は御訂正いただきたいと思います。 それから、一月に私は、もしそういう事実があるとするならばまことに遺憾であるということを申し上げたわけであります。 現在、入札談合があってはならないことであり、特に、それに官が関与するような、官製談合はもう言語道断であります。したがいまして、国交省としてはこれまでもそういうことが起こらないように努力を重ねてきたところでありま……
○冬柴国務大臣 地域の活力なくして国の活力なし、総理もよくおっしゃることでありまして、安倍内閣の一つの指針でございます。国土交通省といたしましても、地域の活力あるいは再生ということに取り組んでいるところでありますし、また、安全、安心な国民の生活基盤の確立ということも我々の大きな仕事の内容でございます。したがいまして、夕張市におきましても、先ほど丸谷議員がおっしゃったように、私一人になってもここにとどまるんだというような頑張る市民がいらっしゃるこの地域において、今御指摘の事業は着実に進めていくつもりでございます。 この夕張シューパロダム、シというのが源流とかいう意味で、ユーパロが夕張になったそ……
○冬柴国務大臣 気候変動の影響によりまして、近年、集中豪雨等は増加傾向にありまして、その傾向は今後も続くと言われております。 去る二月十日、十一日、私、休みを利用しまして、鹿児島県の川内川流域を見せていただきました。ここでは、わずか五日の間に、一千ミリを超える、一メートルですよ、集中豪雨がありまして、大変な水害等を引き起こしたわけでございます。また、宮下先生の長野県の南部でも、同じ七月の梅雨前線豪雨によって大変な災害が発生いたしました。 しかしながら、砂防堰堤等が整備されていた箇所では人命被害が発生していないんですね。堤防、ダム、砂防堰堤等のハード施設の重要性がやはり改めて認識された次第で……
○冬柴国務大臣 大変議論があったところでございまして、私は、受益と負担を、そのバランスをとるためには、そんな抽象的な言葉では争いがあっても困るので、具体的に、その整備の量とか内容を明らかにしなきゃならないということで、その次に書いてあるように、「十九年中に、今後の具体的な道路整備の姿を示した中期的な計画を作成する。」という言葉、定義ではありませんけれども、具体的にわかるようにその内容を示した方がいい、その姿を示した方がいい、真に必要かどうかということで争いがあっても困りますので。そういうことでございます。
【次の発言】 十九年は、十五年に五年計画で、五年間に暫定税率をいただく分に対して三十八兆……
○冬柴国務大臣 企業立地やあるいは産業集積にあわせまして周辺整備を、必要なインフラをタイミングよく整備していくということが非常に必要であります。 したがいまして、都道府県が必要なインフラ整備を一体的に進めることができるようにするために、国土交通省としましては、地域自立・活性化交付金制度の創設を目的とした法案を提出いたしているところでございます。この制度によって、企業の立地に伴い必要となるアクセス道路だとか港湾施設等のインフラ整備を一括して効率的に進めることができます。ハードとソフト一体の幅広い支援を行ってまいりたい、このように思っております。 そういう意味で、経済産業省等々、他省庁とも緊密……
○冬柴国務大臣 民生部門におけるCO2排出量を抑制するために、住宅の省エネ化といいますか、そういうものの向上を推進するということは重要な課題、今、江田委員の御指摘のとおりだと思います。 昨年の六月に住生活基本法が制定されました。これによりまして、今までの住宅の量の確保から、品質のいい住宅の確保ということに大きく政策転換をいたしたところでございまして、御指摘のように、今、木造建物であれば築後約三十年で壊してしまうというようなことで、日本では中古住宅市場というものが全く熟成していないわけでございます。 しかしながら、新しい住生活基本法におきまして発想を大きく転換をいたしまして、いい住宅をつくっ……
○冬柴国務大臣 ただいま官房長官も読み上げられましたけれども、憲法改正規定は、周知のとおり九十六条にあります。その憲法改正規定、この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案をして承認を経なければならない、こうなっているわけですから、発議者は憲法上は国会であります、国会。 そして、これに対して、国会がどういう憲法改正をこれからやるのか、それは国会が両議院の三分の二以上の議員の賛成で決めていくわけでございますから、一部なのか全部なのか、それはわかりません。 私自身は、今ここに立っているのは、公明党として立っているわけではありませんで、国務大臣として立……
○冬柴国務大臣 今、中尾勝守さんのことをおっしゃいました。私の本当の、初当選以来の支援をしてくださった方です。 さて、先生と一緒に、出身であります島根から最寄りの新幹線まで鉄道で行くとしたら、伯備線で約三時間かかるということも認識をいたしております。高速道路に何分でアクセスできるか、これは自動車ですが、三十分以内でアクセスできる、人口が八割に満たない県が二十一県あると認識をいたしております。いろいろな資料がありますけれども、面積で高速道路の整備率がどうかというところから、下からとれば何県あるかということで、これも認識しておりますし、人口当たりでもどうなるかというものもあります。 いずれにい……
○冬柴国務大臣 自動認可運賃というのは、例えば、六百円から五百四十円の間で十円ずつ刻みまして、この間で初乗り運賃とかをする場合には、財務諸表等を提出しなくても自動的にそれを認可するということになりますが、五百四十円を切って、いわゆる下限割れですね、申請してきた場合には、厳格な審査を、財務諸表等も提出させ、労働条件等も提出させて、慎重に審査をするということでございます。 下限割れが直ちに悪いとは言えないと思います。これは、乗客にとって安いわけですから。しかしながら、それが運転者の労働強化につながったり、あるいは低廉な所得しか確保できないとか、ひいては安全が脅かされるということもあるわけです。 ……
○冬柴国務大臣 建築基準法につきましては、例の姉歯事件、おととしの暮れでございますが、起こりまして、国民生活に大変な不安をもたらしました。したがいまして、この耐震偽装問題の再発を防止し、一日も早く国民が安心して住宅の取得や建築物の利用ができるように、建築確認検査の厳格化を柱とする改正を行いまして、昨年の六月に公布し、一年以内ということで、ことしの六月二十日にこれが施行されたわけでございます。 これにつきまして、これまで我々は、関係政省令を四本、それから告示を二本発出いたしておりますが、それには行政手続法に基づくパブリックコメントというものを一回に三十日以上のものを行わなければなりませんので、……
○冬柴国務大臣 第百六十八回国会における御審議に当たり、国土交通行政の当面の諸課題について、私の考え方を述べさせていただきます。 まず初めに、新潟県中越沖地震や台風による災害で亡くなられた方々の御冥福を心からお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。 自然災害や事故などから国民の生命や財産を守ることは国土交通省の重要な使命であり、国民の安全・安心基盤の確立に全力で取り組んでまいります。 去る十月一日に緊急地震速報の一般への提供を開始したところであり、今後、地震及び噴火に関する所要の措置を講ずるため、気象業務法の改正案を今国会に提出しております。これに加えて、……
○冬柴国務大臣 小里先生御指摘のとおり、大きく着工件数が落ち込んでいるということは客観的な事実でございまして、これは改善しなければならない、このように思っているところでございまして、住宅局を中心に、各地方整備局も動員をして、その対策に今一生懸命やっているところでございます。 原因は、やはり大きな改正をいたしました、周知のとおりでございますが、その典型が、ピアチェック等今までなかったものを導入いたしております。したがいまして、これに対して過剰な反応を申請側も審査側もしていられる。それから、そういうものについて習熟度がまだ十分でないということが考えられます。 そういうことから、我が方は、Qアン……
○冬柴国務大臣 去る十月一日、世界で初めて、いわゆる地震動、要するに発生した断層運動による地表の揺れですが、地震動というものを予報する、そしてまた、それが大きな災害を起こす、例えば五弱以上の強い地震ということが予想された場合には、大きな被害が、災害が発生するおそれがありますので、緊急地震速報というものを十月一日の朝九時から始めることになりました。これは世界で初めてでありまして、長年の気象庁を中心とする研究によって、こういうことを予報し、予知し、そしてまた、それを警報として一般に提供することができる、そういう技術の成果があるわけでございます。 それからまた、火山現象につきましても、十一月からこ……
○冬柴国務大臣 ただいま外務省の方からも答弁がありましたように、北朝鮮が受ける経済的なダメージといいますか、そういうものを確定的に数量的に示すことは困難でありますけれども、しかしながら、拉致という、我が国の主権、領土主権あるいは領海主権を侵して我が国の国民を連れ去ったという犯罪行為に対して、解決しなければならないわけであります。また、我が国の全土を射程に入れたようなミサイルの開発ということは、我が国にとっては大変な脅威であります。核は言うに及ばずであります。 こういうものに対して、北朝鮮政府に対して交渉しているわけでありますけれども、しかし、我が国のそのようなものに対する解決に対する強い意思……
○冬柴国務大臣 昨年の十一月に、御指摘の今後の具体的な道路整備の姿を示した道路の中期計画の素案を発表いたしました。 これには、四月から八月までに、第一回の問いかけとして国民に広く御意見を伺いましたところ、実に、国民からは十万一千三百十四件、全首長千八百七十四名、有識者二千九百二十八人という多くの方々から、渋滞対策や生活幹線道路あるいは交通事故対策ということを求める意見をちょうだいいたしました。また、地方によって抱える課題や道路整備の状況などに応じて、地域によって求める施策の内容に相違があることもよくわかりました。 こういうものを踏まえまして、中期計画の骨子案というものを作成、公表いたしまし……
○冬柴国務大臣 二つの問題があると思います。 我が国には六千八百四十七の離島がありますがゆえに、それを基点として領域及び排他的経済水域が定められます。四百四十七万平方キロの海域というのは、世界第六番目に広い海域を保有するわけでございまして、国土の、領土の十二倍に相当します。私は、それを守ってくださったのは、その離島に不便な中で今まで暮らしてこられたそのような多くの同胞あったがゆえだと思います。したがって、離島振興は非常に大事だと私は思っております。 今回、ことしの七月の二十日に施行されました海洋基本法の中にも、離島の保全、これは重大な政策であるというふうなことがうたわれておりまして、私も初……
○冬柴国務大臣 過去に起こった事実をきちっと検証すべきだと思います。そのためには、今言われたような手りゅう弾を渡した、そういう事実が検証できるかどうか、そういうことも含めて過去の事実をきちっと国民の前にも明らかにし、そしてそれをもとに政治は行われるべきだと考えております。
【次の発言】 私はやはりつくりたいと思います、結論は。
それは、球磨川水系では、昭和四十年七月の洪水、上流の人吉市市街及び中流部落が浸水して、流域の関連市町村、球磨川流域以外の河川流域も含みますが、水害、土砂災害による死者六名、被害家屋一万四千戸、昭和五十七年七月の洪水におきましては、死者四名、被害家屋五千戸と、これまでた……
○冬柴国務大臣 仰せのように、地方部では人の移動の九割が自動車交通に依存しておられまして、まさに生活の種々な場面で道路が重要な役割を果たしていることは、事実でございます。 これまで国土交通省は、安全で安心な暮らしの確保、地域の活性化ということを図るために、直轄事業の実施あるいは補助事業あるいは地方道路整備臨時交付金による支援等によりまして、日常を支える市町村道まで、道路ネットワークの体系化、整備に努めてきたところでございます。 また、昨年の十二月、私も関与させていただきましたけれども閣議決定をされました「道路特定財源の見直しに関する具体策」におきましても、地域間格差への対応や生活者重視の視……
○冬柴国務大臣 本州四国連絡橋は、昭和三十年、瀬戸内海において宇高連絡船紫雲丸が沈没をし、小中学生を含む百六十八名のとうとい命を奪ってしまったという事故がございました。これを受けて、昭和五十年に事業に着手し、そして、開通後、あすで満二十年、佳節を刻むわけでございます。
本州―四国間の安全性の向上はもとより、本州―四国間の道路、鉄道、フェリー等を合わせた……
【次の発言】 ああ、そうですか。輸送人員は一・八倍に増加をいたしております。そのようなことで、貨物輸送量も一・八倍に増加をするなど地域に大きな効果をもたらしております。お説のように、BバイCにつきまして、このような橋の特性を踏まえて行いた……
○冬柴国務大臣 ガソリン価格につきましては、四月一日に暫定税率の期限が失効いたしました。その七日間で二十一円七十銭値下がりをしたということが報告をされております。直接的な負担の大小という側面を見れば、ガソリンが値下がりをしたということは自動車ユーザーにとって、私も含めて、当然喜ばしいことだ、これはだれも争いがないところだと思います。 しかしながら一方、暫定税率廃止によって何が起こっているか。国、地方合わせて二兆六千億、これは一年間続いた場合の話ですけれども、の巨額の歳入欠陥が生ずるわけであります。これによって、今全国の三十六の都道府県、これは四分の三に当たると思いますけれども、その中で二十五……
○冬柴国務大臣 けさ登庁いたしまして、こういうことがあったと。それから、私自身は、昨日だと思います、北海道開発局でいわゆる家宅捜査あるいは押収というようなことが行われ、そして三人の職員が検察庁に呼ばれたという話を聞きまして、きょうの報道ではもう逮捕ということになっております。一人は、北海道開発局ですが、元農業水産部長、それからその部下だった元同部農業設計課長、それからもう一人は現職の農業調査課長、この三名が入札妨害の疑いで逮捕されたと。非常に衝撃的なニュースでございました。 ただ、接触を検察から禁じられているために本人から事情を聞くことができない状況でございます。それで、事情はわかりませんの……
○冬柴国務大臣 ただいま御決議のありました、改正建築基準法の施行に伴い、混乱が生じ、建築着工が大幅に減少した問題につきましては、心よりおわび申し上げます。昨年の秋以降、建築着工や建築確認件数は着実に回復してきているところでありますが、建築確認手続の円滑化が図られるよう、引き続き運用の改善やきめ細かな情報提供に取り組んでまいる所存でございます。 また、住宅セーフティーネットの構築につきましては、住宅確保要配慮者の方々の居住の安定が図られるよう、公営住宅の的確な供給に加え、高齢者、子育て世帯向けの地域優良賃貸住宅や、都市再生機構賃貸住宅等の公的賃貸住宅の供給を推進するとともに、民間賃貸住宅への円……
○冬柴国務大臣 国土交通行政につきまして、私の所信を述べさせていただきます。 昨年は、能登半島地震、新潟県中越沖地震等の大地震や台風に伴う豪雨等の自然災害などにより、多くの国民の安全、安心な暮らしが脅かされました。国民の生命財産を守ることは国土交通省の重要な使命であり、引き続き全力で取り組んでまいります。 我が国は、本格的な人口減少・高齢化社会の到来、急速な経済のグローバル化、地球環境問題の深刻化など、歴史的な転換期を迎えており、このような変化に対応しつつ、子や孫の世代が自信と誇りを持てる国づくりを進めていかなければなりません。 国土交通省は、国土政策、社会資本整備、交通政策、観光政策、……
○冬柴国務大臣 ありがとうございます。 いつも私が言っているんですけれども、無駄な道路ということを言う人があると私は憤りを感ずる一人でございます。例えば、いつも言っておりますけれども、新潟から青森までの日本海沿岸高速自動車道路、これは法律にも規定されたものですけれども、新潟県内でも県境の二十九キロ余りはいまだまだできていないわけでございまして、こういうものは大動脈だと思うんですけれども、まだ通じていないというのが現状でございます。 そういう意味で、しかしながら、道路をどんどんつくり続けていいのかというようないろいろな反省もあり、暫定税率というものも硬直化しているんではないかというような議論……
○冬柴国務大臣 ただいま議題となりました道路整備費の財源等の特例に関する法律の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 我が国の国際競争力の強化、地域の活性化、安全・安心の確保、環境の保全と豊かな生活環境の創造といった政策課題に対応するため、真に必要な道路の整備を計画的に進めることは、今後とも、我が国にとって重要な政策課題であり、このために必要な財源を、納税者の理解を得ながら、引き続き確保することが必要であります。また、地方財政が厳しい中にあっても、地域間格差への対応や生活者重視の視点から、地域の自主性にも配慮しつつ、地域の道路整備を着実に促進することが必要であるほか、……
○冬柴国務大臣 社会資本整備重点計画に掲げられました三十五の指標、これは一つ目の指標も、ちょうだいいたしました資料でおわかりいただけますように、バリアフリー社会の形成等というところでも細かく数値、目標等が分かれておりまして、三十四とは分類されておりますが、そういうものを見ますと、四十四のところで数値がとられているということがわかると思います。 これにつきまして、平成十九年度に拠点的な空港、港湾への道路アクセス率を六八%とすることを目標としている指標につきまして、平成十四年度は五九%だったわけでございますが、平成十八年度には六七%まで整備されているようであります。 そういうことで、八五%の指……
○冬柴国務大臣 本州四国連絡橋、橋の料金値下げにつきましては、兵庫県や淡路島の三市を初め地元自治体や物流事業者の方々などからたくさん御要望をいただいているところでございます。 具体的な料金引き下げの内容につきましては、各高速道路会社と機構が国民の御意見を伺いながら今後計画を作成する予定でありますが、国としても、こうした地域の方々からの御要望や料金社会実験の結果を踏まえまして、地元自治体と連携して検討を進めてまいりたいと思っております。 いずれにいたしましても、本州四国連絡橋を有効に活用していただけるよう、国民の目線に合った内容となるように十分配慮していきたいと思っております。 なお、本四……
○冬柴国務大臣 道路特定財源は、今局長も述べましたように、地方にとっても、また地域の住民にとっても、その望む道路整備を着実に進めていく上におきましても、また国の財政全体から見ても大変貴重な財源であることはもう言うまでもないところでございます。 このため、私が大臣に就任をさせていただきまして一年半近い日にちが流れますが、この間、本当に毎日のように、知事それから市長さん、あるいは地方の住民の方々、あるいは子供さんまで、私にたくさん手紙をちょうだいしたり、大臣室へ来て、財源の確保あるいは暫定税率の維持を求める切実な声を聞いているわけでございます。 国土交通省といたしましては、こうした切実な声、こ……
○冬柴国務大臣 ただいま議題となりました国土交通省設置法等の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 観光は、国内外における交流人口の増大により、我が国の地域経済を活性化させるとともに、国際的な相互理解を増進するものであります。観光立国の実現は、二十一世紀の我が国経済社会の発展のために不可欠な重要課題であり、平成十八年十二月には、観光立国推進基本法が衆議院、参議院ともに全会一致で成立しました。これを受け、政府では、昨年六月に観光立国推進基本計画を閣議決定いたしました。今後、この基本計画に基づき、観光立国の実現に向けた施策を総合的かつ計画的に推進するためには、国全体として……
○冬柴国務大臣 御案内のように、国会法五十九条では、一の院で可決された法律案につきましては、提出者はそれを撤回したり修正したりすることはできないという規定がございますので、衆議院で可決して参議院へ送っております道路整備財源特例法について、これを政府の方で撤回したりあるいは修正したりすることはできません。 しかしながら、両院議長のあっせんでもありましたように、与野党が協議を重ねて、そしてそれで議員提案等で修正するということはもちろん可能なことでございます。したがいまして、この法律以外の部分につきましても、与野党の間で協議をされて、そしてその結果、結論を得て修正されるということであれば、我々はそ……
○冬柴国務大臣 ありがとうございます。 五つの目玉がございますけれども、その中身におきましても、訪日外国人の旅行者、この方々が本当に満足をして、そして我が国の宿泊施設等に不便なく連泊をしていただく、そういうようなことが図られなければならないと思っております。そのために、今国会にも提案をいたしておりますが、観光圏の整備による観光旅客の来訪及び滞在の促進に関する法律案、このようなものをぜひ御成立いただきまして、このような法律に基づきまして、観光客が安心して、そしてまた連泊をしていただけるような、そういうことを目指していきたいと思います。 また、国際観光の振興、魅力ある観光地づくりというものも、……
○冬柴国務大臣 まことに貴重な御提案だと思います。
【次の発言】 明記することが妥当だろうと思います。
と申しますのは、私、福知山事故、あるいは余目事故というのがやはりその年の十二月二十五日に起こりまして、二つとももちろん行かせていただきました。大変悲惨でした。そのときの被害者、もちろん、けがをされた方とか、あるいは亡くなった方の御遺族の心情を察するとき、どういう状況のもとに事故が起こり、そして悲しい話ですけれども、どういう状況の中で自分の親族が亡くなったのか、こういうことを涙ながらに私に訴えられました。
捜査の方は、そういうことにはこたえられないんですね。しかしながら、事故調査委員会にお……
○冬柴国務大臣 関西圏というのは、域内の人口はオランダの人口を超えておりますし、GDPはお隣の発展著しい韓国にも匹敵するような規模でございまして、首都圏に次ぐ航空需要を有しております。 こうした関西圏の航空需要について、関空、伊丹そして神戸、この三空港が適切な役割分担のもと、トータルとして最適運用を果たして関西圏の膨大な経済の発展と利用者の利便の向上に努めていく、そういうことが必要である、こういうふうに認識をいたしております。 このために、関西三空港につきましては、関西国際空港は西日本を中心とする国際拠点空港でありまして、また、関西圏の国内線の基幹空港でもある、このような二つの、国際、国内……
○冬柴国務大臣 地域にはそれぞれに歴史、伝統、文化というものがありますし、すぐれた景観そして食材、調理法、固有のものがあります。その中の人は余りそれに気づかないんですが、外から来た人が物すごくこれを斬新に感じたり、美しさを感じたりするんですね。 私は、そういう交流の中で、そういうものを見出したときの喜びとか、そして誇り、自信というものが観光を支えるんだろうと思うんですね。言いかえれば、住んでよし、訪れてよしの国づくり、これが観光の本質だろうと思います。そのためには、地域に住む人が愛郷心、自分の住んでいるところのふるさとあるいはその歴史、伝統をこよなく愛し、自信を持たれることだというふうに思い……
○冬柴国務大臣 観光圏の整備による観光旅客の来訪及び滞在の促進に関する法律案につきましては、本委員会におかれまして熱心な御討議をいただき、ただいま全会一致をもって可決されましたことに深く感謝を申し上げます。
今後、審議中における委員各位の御高見や、ただいまの附帯決議において提起されました事項の趣旨を十分に尊重してまいる所存でございます。
ここに、委員長初め理事の皆様方、また委員の皆様方の御指導、御協力に対し、深く感謝の意を表します。
大変ありがとうございました。(拍手)
【次の発言】 地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律案につきましては、本委員会におかれまして熱心な御討議をい……
○冬柴国務大臣 なぜ本体がおくれたかということについては、もう弁解の余地がありませんよ。本当にそういういろいろな試行錯誤の中で、巨額の負債を抱え、一九七五年、昭和五十年では、五〇%の人が乗用車に乗り、残りは公共交通に乗っていたんですね。ところが、平成十五年、二〇〇三年では、実に、公共交通一六%で、残り八四%が乗用車に乗っていらっしゃるわけですね。しかも、それは、いろいろな地域の実情がありまして非常に個性的なんですね。ですから、それを十把一からげで救済したりする、そういう手当てはなかったわけですが、これは地域で、事業者と地域全体が、そこにとっては再生はどういう方向が一番いいのかという方向を考えて……
○冬柴国務大臣 ただいま議題となりました海上運送法及び船員法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 四面環海の我が国において、輸出入貨物の九九・七%の輸送を担う外航海運及び国内貨物輸送の約四割、産業基礎物資の約八割の輸送を担う内航海運は、我が国経済、国民生活にとって不可欠な産業基盤であります。 しかしながら、世界単一市場たる外航海運分野における国際競争が激化する中、我が国外航海運においては、円高等によるコスト競争力の喪失から、安定的な国際海上輸送の核となるべき日本船舶は最も多かった昭和四十七年の千五百八十隻から平成十八年には九十五隻へ、日本人船員は昭和四十九年の約……
○冬柴国務大臣 一般財源化につきましては、総理を初めとして明瞭に申し上げているわけでございまして、これは政府・与党の決定、それから閣議決定ということまでしているわけでございます。民主党も、一般財源化せいというところについては共通しているわけですけれども、根本的に違うのは、二十年度はどうするんだというその一点でございます。 二十年度につきましては、予算においても、予算関連の財源を決める法律、こういうものが通らないために地方は大混乱をしております。たった今まで私も地方六団体の代表と官邸でお話をしてきたわけですけれども、これが可決をされなかったということで地方は大混乱していた。しかし、十三日にこれ……
○冬柴国務大臣 もちろん、大臣主導でやらせていただくわけでございますけれども、ただ、一般的に、個々具体的な案件がなくて調査しても、これは本当にだれも言いません。だれも、私がやっているというようなことは言いません。 そういうことから、我々は、内部告発と言われるような形でそういうものを受け付ける窓口もつくりましたし、それに対して不利益な扱いをしないというような扱いもしておりますから、そういう案件が出てくれば、それを深掘りして、そして問題の所在というものを追及していく。 今回も、起訴後にというのは、今、身柄を拘束されているわけですね。したがいまして、その人たちと接見をしたり事情を聞いたりすること……
○冬柴国務大臣 今回の入港料制度の見直しによりまして、上限内での料率の設定、変更が事前届け出制となることから、港湾管理者による港湾管理の自主性が向上すると考えております。 また、港湾管理者が料率を引き下げる場合におきまして国の同意が不要となることから、利用者のニーズにこたえ、迅速かつ柔軟な料率設定が行われることとなり、利用者にとっても望ましいものと考えられます。 さらに、国といたしましては、近隣アジア諸港との国際競争によりまして、我が国港湾において港湾コストの低減が求められている中、今後、港湾管理者が料率を引き下げる場合においては国の同意が不要となることから、港湾管理者の政策的な判断のもと……
○冬柴国務大臣 お説のように、全総すなわち全国総合開発計画というものは、平成十七年の法改正によりまして抜本的に見直されまして、国土形成計画というふうに変えられたわけでございますが、それは、人口の減少あるいは東アジアの経済成長などの新たな経済社会状況を踏まえつつ、地方分権型の計画にしていこうという観点からの抜本改革であったというふうに思います。 したがいまして、均衡ある発展、これは我が国の経済の発展には非常に大きな役割を果たし、そして、おっしゃるように地方に工場群ができたり、そういう意味では均衡ある発展を遂げてきたと思うんですけれども、見直しは、広域地方ブロックという形で、例えば我々の住む近畿……
○冬柴国務大臣 再三にわたりまして民主党の議員から、本当に熱心に、拉致問題を閣議決定の文中に入れるべきであるという御主張というか御提案がございました。私もそのように同調いたしまして、そして閣僚の一人としてそのように考えるということも申し上げたことは先ほどのお話のとおりでございまして、私はそれを放置していたわけではございません。しかるべきときにはしかるべく、そのような趣旨も、これはいろいろと公にするのは適当でないこともありますからあれですけれども、私は放置をしていたわけではなく、私の信念としてもそういうものを明確にした方がいいということはいろいろな場面では申し上げましたけれども、政府部内、いろい……
○冬柴国務大臣 我が国におきまして国連海洋法条約を批准した平成八年ごろに議論がなされたと聞いておりますが、海洋利用国家としての基本的立場から、海洋の自由を尊重し、必要最小限の制限とすべきであるとの考え方に基づきまして、法整備が行われなかったと承知をいたしております。 しかしながら、その後、諸外国にも同種の法制度が存在をし、また不審船事案など海洋をめぐる情勢が変化をしております。海洋基本法におきましては、新たな海洋立国の実現に向けて、海洋の安全の確保のための施策を積極的に推進していくことが求められており、この法案はこれを受けて制定しようとするものでございます。 四面を海に囲まれた海洋国家であ……
○冬柴国務大臣 成田と羽田の関係というのは、長く関係者の間で調整をしてきた歴史があります。 平成十五年六月には、八都県市、すなわち東京、埼玉、千葉、神奈川の都県とそれぞれに有する政令市、それに国土交通大臣が加わりまして、その役割分担といいますか、そういうものを話し合い、合意をいたしました。 その内容は、成田は我が国を代表する国際拠点空港、そしてまた羽田は、もちろん我が国を代表する首都圏の国内空港という位置づけを原則としつつ、羽田は、成田国際といいますけれども、あそこは内陸部ですから夜間は飛べません、そういう意味で国際拠点を補う空港という位置づけをしまして、そういうところから、今委員もペリメ……
○冬柴国務大臣 四月二十二日に、委員から道路保全技術センターの外注先を公表するようにという質疑がなされまして、私は、できるだけ公表をして、そして御批判をちょうだいしたらいいというふうに申し上げました。ただ、相手方が民民の取引になるわけですよね、ほとんど普通は出さない、しかし、こういう事情を申し上げて協力を求め、そして公表することについても御同意をいただきながらお示しをしたい、こういうふうに当時申し上げました。 私の方は、この答弁に基づきまして、同日この依頼をいたしました。道路保全技術センターへ外注先を公表するようにということを書面で依頼をいたしました。それにつきまして、保全センターは外注先の……
○冬柴国務大臣 非常に大きな改正でございますので、民主党の方も、これは姉歯事件で、震度五強で崩壊するようなマンションがこの国でつくられたり売られたりすることは許されない、これはみんなの思いだと思います。したがって、我々の案よりも民主党さんの案の方がもっと厳しい案だったわけでございます。 ただ、これについて予見があったかどうかという話でございますけれども、残念ながら、我々としては細心の注意を払って周知徹底を図りましたけれども、六月二十日時点ではこんなにも落ち込むということは予見することはできなかった。それは、我々の努力にもかかわらず関係者が習熟することがなかった、それからまた、審査する方も過剰……
○冬柴国務大臣 大変御心配をかけておりますが、今年度末で暫定税率が切れます。平成十五年に、十九年度末までということで決めていただいたものでございますが、その後どうするのかということで、いろいろと検討をいたしていただきました。 国交省といたしましても、広く国民の御意見を伺うということで、昨年の四月から七月までの四カ月間、広く国民に道路整備の必要性、また、どういう項目において必要なのかということのお尋ねをいたしましたところ、一般国民から、十万一千人を優に超える人々からの意見をお寄せいただきました。それから、先ほどもお話がありましたが、首長さん千八百七十四名、すべての首長さんからも意見をちょうだい……
○冬柴国務大臣 暫定税率が廃止されますと、国、地方を合わせて二兆六千億の大幅な減収となります。静岡県では、県と市町村を合わせて三百四十九億円の減収となりますが、これに加えまして、地方道路整備臨時交付金分二百三十五億円を加算いたしますと、実に五百八十三億円の減収となります。そうしますと、もうあかずの踏切の解消、通学路の歩道整備を初め、地方における高度医療施設への広域的なアクセスの強化など、都市における安全で円滑な交通を実現するための環状道路やバイパスなどの対策を進めていくことは、極めて困難になると思われます。 特に、地方では、道路特定財源に加えまして一般財源や地方債により道路整備の多くを賄って……
○冬柴国務大臣 非常にわかりやすい図面を出していただきました。青と赤で合計すれば一万四千ですけれども、現在供用されている部分、完成した部分は全体の六七%、今年度末で。すなわち、三三%がまだ整備中かあるいはまだ未着手というような状況にあるのがこれでございます。 したがいまして、青に塗ってあるから全部開通しているわけではございません。例えば、宮崎のところ、九州を見てもらえるとわかりますけれども、ここを青に塗ってありますけれども、これは工事中でございまして、赤色のところは新直轄とか直轄ということで一生懸命やっておりますけれども、谷垣委員がおっしゃっていただいたように、ここで赤を全部抜いてしまえば、……
○冬柴国務大臣 そこに三千五百四十六億円と書かれているのは、私の方から長妻議員に提出をした書類に基づいていると思いますが、それをつぶさに見ますと、道路特別会計による支出、平成十八年度について、概要というふうになっております。総額は三千五百四十七億円でございますが、その内訳は、貸付金、交付金というものがございます、それが二千七百三十二億円でございまして、そこへ書かれている数字は、何が三%になるのか……(長妻委員「競争入札の総額ですよ」と呼ぶ)競争入札の。一般競争入札は四十九億円、指名競争が三十億円、企画競争入札は三十三億円、そして随意契約は七百三億円でございまして、これは貸付金、交付金でありまし……
○冬柴国務大臣 国土交通省といたしましては、アジア・ゲートウェイ構想に盛り込まれた航空自由化のための施策に、これまで着実に取り組んでまいりました。 昨年の八月以降、韓国、タイ、マカオ及び香港との間におきまして、日本側から航空自由化の提案を行いました。空港容量に制約のある我が国の首都圏の空港関係路線を除きまして、お互いに路線や便数の制約をなくす航空自由化の実現に合意をしたところでございます。今後、他のアジアの各国との間でも航空自由化のための交渉を着実に進めていきたい、このように考えているところでございます。 また、羽田空港の国際化につきましても積極的に進めております。昨年九月二十九日、すなわ……
○冬柴国務大臣 中期計画の素案というのは、すべての知事、市町村長、千八百七十四名当時いられましたが、その意見を聞きながら作成したものでございます。 素案を見ていただいたらわかりますが、その御意見に基づきまして、政策課題、これを十六に分けてまとめてありますが、各自治体が掲げている施策を総合的に勘案して、そしてまとめたものでございます。 また、個別具体の箇所につきましては、各自治体が要望していられる箇所が、中期計画の素案においておおむね対策が必要な箇所、いわゆる要対策箇所としてなっているものと考えております。 いずれにいたしましても、中期計画では、選択と集中によりまして事業の重点化を図り、地……
○冬柴国務大臣 今委員がおっしゃいましたのは、法律に基づきまして国幹会議、これは平成十三年一月ですか、省庁再編のときに会議ということになりました。自来、平成十三年の現行国幹会議になりましてから、今まで三回開かれております。 第三回国幹会議は十二月に開催されまして、私も一部出席をさせていただきました。ここでは、東京の外郭環状道路、特に関越―東名の基本計画の策定などの議事に対しまして、議案はこれ一本だったんですね、相当詳細な御意見の開陳がなされて、私もその前で聞かせていただきました。 私としては、大変活発な御議論の中で議事を民主的に決するなど、十分御審議をいただいたと。私は、不十分だとか形式的……
○冬柴国務大臣 検討させていただきます。
【次の発言】 私自身が経済財政諮問会議に出まして、そのような委員からのお話がありましたので、それに対して説明をし、御納得いただいたと思います。
それは、この十九年の中期計画を策定するに当たり、最も新しい最も権威のあるものというのは、一九九九年の交通センサスというのは確かに古いけれども、それをまとめて、将来交通推計を出すには三年の年月がかかるのですということも説明しまして、そのようなものはこれです。しかしながら、今後着工する場合には、おっしゃるように、その時点時点で最も新しい資料を用いて客観的にいたしますし、そしてまた、この自動車高速道路につきましては……
○冬柴国務大臣 今御指摘がありましたように、道路特定財源、平成十年、ピークでございましたけれども、十五兆三千億というものでございましたが、現在は八・一兆円ということで、約半分ということになっております。しかしながら、国民のニーズというのは非常に高いわけでございまして、それにこたえるために、徹底的な削減あるいは道路の構造の改革等、例えば四車線ということを完成二車線にするとか、あるいは現道も利用するとかいうような工夫を重ねながら、国民のニーズにこたえてきているところでございます。 過日も、私は熊本へ参りまして、国道二〇八に対するバイパス、玉名バイパスというんですか、それの約半分、四キロが開通する……
○冬柴国務大臣 この制度は、平成二十年度以降五年間、地方公共団体が道路整備等に必要な直轄事業あるいは補助事業及び地方道路交付金事業に伴い地方自身が負担をする額の一部に対して、無利子の貸し付けを行おうとするものでございます。 この制度は、昨今の地方公共団体の財政状況が厳しいことを踏まえまして、道路整備に当たって必要となる地方負担の軽減、平準化を図るために創設するものでございます。地方としては、道路整備を熱望されますけれども、その負担金の調達がままならないというところがよくあるわけでございまして、これも、大きな道路をつくっている、そのためにほかのところがつくれない、しかしつくってほしいという要求……
○冬柴国務大臣 国幹会議の委員につきましては、山本委員もお話がありましたように、国会の指名によりまして、国会議員十名の、与野党の代表の方が入っていらっしゃいます。また、学識経験者からは、経済界、それから学会、経済、土木、法律、その専門家でございます、それから地方行政、マスコミ、それから道路利用者という人たちに入っていただいております。 したがいまして、ここで、公開の場で審議をしていただいているわけでありまして、山本委員も代表者として審議に加わっていられますが、熱心に議論をしていただいております。これについて、分科会を御提案いただきました。大変示唆に富む御提案でございます。真剣に考えさせていた……
○冬柴国務大臣 六十五兆円と見積もったのは、今、葉梨委員からもおっしゃいましたように、十五年から十九年の前の道路計画では、五年間に事業量は三十八兆円と決められていたわけでございます。したがいまして、これを倍いたしますと、十年間で七十六兆円というのが、今までの、前の事業量であったわけでございます。 しかし、それを六十五兆にして、八五・五%でございますが、そしてそれをまた再度五十九兆ということは、前回から比べれば、七七・六%、二割以上切り込んだ総額になっております。 しかしながら、これは、どうしてするかということにつきまして、きょうお配りをいたしました資料の二ページ目をちょっと見ていただきたい……
○冬柴国務大臣 今述べられましたように、二月二十二日にこの改革本部を設置いたしまして、私を本部長とし、そしてまた副大臣、政務官、五名とともに、六人の政治家が先頭に立って改革を進めよう、また、もちろん専門家の御意見も伺いながらやろうということでございます。 進捗状況としましては、今、四人の政務官と副大臣に事務を振り分けをして、そして、それについての総点検をするための手順とか、そういうものを協議していただいているところでありますが、質問の中でいろいろと御指摘を、質問をいただいたものにつきましては、私みずから、例えば、関係の財団とか、そういうところに多く名を連ねている人たちにやめてもらうというよう……
○冬柴国務大臣 海上において、人命及び財産を保護し、並びに法律の違反を予防し、捜査し、及び鎮圧するため、国家行政組織法三条の規定に基づいて、国土交通大臣の管理する外局として海上保安庁を置くということでございますから、お説のように、海上における犯罪の捜査は、刑法及び刑事訴訟法の規定に基づいて海上保安が行うということになっております。 それで、海上保安庁の長官と私の関係ですが、「海上保安庁長官は、国土交通大臣の指揮監督を受け、庁務を統理し、所部の職員を指揮監督する。」こう規定されています。ですから、私は指揮監督権がある、こういうことになります。 ところで、捜査の部分では、これは警察、検察と並ば……
○冬柴委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの渡辺周君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、深谷隆司君が委員長に御当選になりました。
委員長深谷隆司君に本席を譲ります。
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。 我が国は、三十七万七千平方キロという小さな島国、これが小さいか大きいかは別としまして、そこに一億二千七百万人の国民が、世界でも第二位の経済規模で、他国から比べれば豊かな生活を営んでおります。陸地、領土ということで見れば小さいんですけれども、周辺には六千八百四十七という離島を擁しております。それらを中心に領海あるいは排他的経済水域というものを広げますと、四百四十七万平方キロという世界第六位の広い海域を領有する、いわゆる海洋国家であると私は自負しておりますが、であるからこそ、海の安全ということは非常に我々の生命線を握っているものだ、そのように思っており……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。 ソマリア・アデン湾で海賊事案が多発をしている、これは先ほど中谷元委員からお尋ねしたところでございますから重複を避けますけれども、我が国の船、それから、他国の船ではあるけれども我が国が運用している船というものが現に被害を受けたということがございます。このような危険を避けるためにここに何らかの手を打たなきゃならないのは当たり前のことでございまして、その主体として海上保安庁が、海上における人命、財産の保護、そして法秩序の維持ということを目的に、国土交通大臣の管理下の外局として海上保安庁というものがつくられているわけでございますから、ここが第一義的に対応す……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。
この法案が成立することによりまして、海上保安庁におきまして海上における北朝鮮特定貨物の検査ということを行うことになるわけでありますが、国民の関心も集めている大変重要な業務でありますので、まず、海上保安庁長官のこれに対する決意を伺いたいと思います。
【次の発言】 海上保安庁は、固有の権限、すなわち海上保安庁法第二条とか十七条というものに基づき、または個別法、例えば漁業法というようなものに基づき、それから私が大臣を拝命しておりました平成二十年七月一日に成立をいたしました領海等における外国船舶の航行に関する法律、このような個別法に基づきまして日常的に船舶……
○冬柴委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの長島昭久君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、深谷隆司君が委員長に御当選になりました。
委員長深谷隆司君に本席を譲ります。
○冬柴委員 本日は、公述人におかれましては貴重な御意見をまことにありがとうございました。与えられた時間が十五分でありますので、ごく簡潔にお答えをいただきたいと思います。
まず黒羽公述人にお尋ねいたします。
新しいテストが六十五年から開始されるという予定でありますが、これに関する御意見、一言で結構でございます、よろしくお願いをいたします。
【次の発言】 次に、これも一言で結構でございますが、貝塚公述人にお尋ねをいたします。
先ほどの中で、財政が好転をしたので減税に見合った増税は必ずしも必要ない、このような趣旨を述べられたように受け取ったわけでございますが、例えば所得税一兆円程度の規模の減税……
○冬柴分科員 私は、昨年九月にオスロ市においてノルウェーのブルントラント首相及びホルスト国防相によるノルウェーの安全保障政策に関する講演を聞く機会に恵まれました。周知のとおり、ノルウェーの地理的、戦略的位置というものは、ソ連と百九十六キロメートルにわたって国境を接しておりまして、ゼベロモスクを基地とするソ連最強の北洋艦隊及びコラ半島並びにレニングラード地区に配備された核基地による脅威が存在しておりまして、その上米国とソ連の間の最短飛行経路上に位置する、このような特異性がございます。 ブルントラント首相というのは女性の首相でございますけれども、この講演は非常に興味のあるものでございまして、ノル……
○冬柴分科員 私は、きょうは訪問販売の規制についてお尋ねをしたい、このように思っております。 昨日の夕刊に「訪問販売法 通産省が改正案」、このように一面トップで報じておりまして、若干遅かったかなとは思いますけれども、その御苦労を多としたい、このように思っております。 実は、私は昭和三十九年に大阪市で弁護士を登録いたしまして、一昨年、衆議院議員に当選させていただくまで、二十二年余り大阪市で弁護士一筋でやってきた男でございます。御存じのように、大阪は古くは明治不動産、あるいはサラ金も大阪から始まったようですし、それから問題の豊田商事も大阪、このようなことで非常に商売熱心といいますか、いろいろ知……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鉄三でございます。 死者、行方不明者三十人という大惨事となった横須賀港沖の衝突海難事故は、その一方当事者が、海上自衛隊の最新鋭システム潜水艦であっただけに国民に大きな衝撃を与えております。公明党は、党内に事故対策本都を設置するとともに、去る二十五日、矢野委員長を含む衆参両院議員八名が事故現場海域に赴きまして、悲しみの海へ黙祷し、献花をささげ、視察調査を行ってまいりました。今改めて不慮の事故に遭われた方々の御冥福を祈念するとともに、御遺族と被害者の方に心よりお見舞いを申し上げ、あわせて行方不明の方一名の一日も早い発見を願うものであります。 さて、自衛隊存立の……
○冬柴委員 公明党の冬柴鉄三でございます。三先生におかれましては貴重な意見をいただきまして、ありがとうございます。厚く御礼申し上げます。 私、十五分間時間をちょうだいいたしておりますので三先生にそれぞれ一問ずつお尋ねしたいと思いますので、よろしく御協力のほどをお願いいたしたいと思います。 まず、年金の専門家であられます橋本先生にお伺いいたしますが、このたびの消費税導入というものが年金制度及び年金生活者に対してどのような影響を及ぼすと考えていらっしゃるか、そしてこれに対する対策というものが、そのようないろいろな懸念、危惧というものに対して十分こたえられているというふうに解していちつしゃるのか……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。 本日は、公述人におかれましては、お忙しい中をわざわざお越しをいただき、貴重な意見を伺いまして本当にありがとうございました。私がいただいている時間はわずか十五分でありますので、よろしく御協力のほどをお願いいたします。 まず、八巻先生にお尋ねいたします。 先生は、消費税導入についての問題をいろいろ述べられました。その中で、年齢別、職業別、家計タイプ別の負担をいかに調整するかという観点もお述べになったように思います。裏返して言えば、そのような調整がないと逆進性というものが大変顕著になってしまう、こういうようなことが裏腹になっていると思うのですが、なか……
○冬柴委員 公述人各位におかれましては、大変お忙しいところをお越しいただき、また、貴重な意見をお聞かせいただきまして、厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。 私は、公明党の冬柴鐵三でございますけれども、与えられた時間がわずか十五分でありますので、お一人の先生方に一問ぐらいずつしかお伺いすることができないと思いますが、御協力をよろしくお願いいたします。 最初に、和田八束先生にお伺いいたしますが、先生も述べられましたとおり、近年当初予算の一割前後にも達する大きな規模の補正予算が組まれるということが慣例化していると言っても過言でないように思われるわけです。過日の補正予算審議でも、私……
○冬柴分科員 公明党の冬柴でございます。 きょうは、一般消費者の保護に関する基本的な経済政策や計画の総合調整、あるいは消費者保護会議というところを所管される経済企画庁に対して、訪問販売に関する件をお尋ねをしたい。本来通産行政に絡む部分が多いとは思うのですけれども、お答えいただける範囲でちょうだいしたい、このように思います。 この訪問販売に関する法律というのは昭和五十一年に施行されまして、六十三年十一月に相当大幅な改正がされたと承知しているわけですけれども、六十三年改正法施行以降、警察庁の生活犯罪白書等で訪問販売等に関する犯罪被害、そういうものがどういうふうに推移しているのか、あわせて先物取……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。 三人の先生方におかれましては、貴重な御意見を専門的な立場からお述べをいただきまして、まことにありがとうございました。私にいただいている時限が十五分とわずかであります。それで、先生方の御協力を得まして、大体一間ぐらいずつになると思いますが、御意見をお伺いしたいと思います。 まず、一河先生からお尋ねをいたしますが、先生は、国際貢献の問題につきまして、安全保障を考える上で新しい基本的条件が変わってきている。そういうことから、初年度からということは、平成三年度予算も踏み込んで、見直しを踏み込んですべきだという趣旨をお述べになったのではないかと拝察したわけ……
○冬柴分科員 本日は、軍人恩給未受給者の問題に絞ってお尋ねをしたいと思います。 この問題は、全国軍人恩給未受給者連盟、以下軍未連と略称したいと思いますが、この多くの会員や長年月全くのボランティア活動によってその基礎を築き、今日までこれを支えてきた役員各位の血のにじむ努力によりまして、平和祈念事業特別基金等に関する法律の制定を見ました。この基金運営委員会の報告に基づきまして、内閣総理大臣の認可を得て、平成元年度より、個別的な措置の一環といたしまして、書状と銀杯の給付の慰藉事業、平成二年度からは、加えて額縁、時計等の給付の新規事業が行われることとなったことにつきまして、所管の内閣官房長官及び担当……
○冬柴委員 公明者・国民会議の冬柴鐵三でございます。 きょうは先生方には大変お忙しい中わざわざお越しいただき、そしてまた非常に貴重な意見をそれぞれの立場からお述べいただきまして、ありがとうございました。私に与えられている時間も二十分でございますので、よろしく御協力のほどをお願いします。 まず、加藤先生にお伺いしたいのです。 今回は、借地法、それから借家法、それから建物保護ニ関スル法律、こういう三つの法律を借地借家法という一つの法律に、単独法にするという画期的な改正作業だと思うのです。ところが、この中に言葉の不統一があるように思うわけです。まず、借地法のときには「土地ノ使用」というふうに呼……
○冬柴委員 公明党・国民会議の冬柴鐵三でございます。 先生方におかれましては、大変貴重な御意見を承りました。本当にありがとうございました。私、十五分の時間をいただいておりますので、一問ぐらいずつになると思いますが、順次お伺いをしたいと思います。 まず、河野先生にお伺いいたしたいと思います。先生は、新聞社出身の中立系の委員さんとして政府税調でもう七、八年も御活躍をいただいていると承知いたしております。そういうところから、長期的な視野に立った税制という問題について二つほどお伺いをしたいと思います。 その一つは、適正、公平、公正というような課税を実現するためには総合課税へ早急に移行する必要があ……
○冬柴分科員 公明党・国民会議の冬柴鐵三でございます。
本日は、昨年に引き続きまして軍人恩給未受給者の問題に絞ってお尋ねをしてまいりたい、このように思い、ます。
まず冒頭に、内閣官房長官から平成四年度の歳出予算要求額の説明をお聞かせいただいたわけでございますけれども、総理本府のうち平和祈念事業特別基金事業の推進のための経費として幾らを要求されているのか、これは前年度に比較してどのような増減があるのか、まずその点についてお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 さて、この平和祈念事業特別基金事業の推進は大変重要な事業でありますが、これは周知のように平和祈念事業特別基金等に関する法律に……
○冬柴主査代理 これにて川島實君の質疑は終了いたしました。
次に、小澤克介君。
【次の発言】 これにて上原康助君の質疑は終了しました。
次に、秋葉忠利君。
【次の発言】 これにて秋葉忠利君の質疑は終了しました。
次に、志賀一夫君。
〔冬柴主査代理退席、伊東(秀)主査代理
着席〕
○冬柴主査代理 これにて江田五月君の質疑は終了しました。 次に、柳田稔君。
○冬柴分科員 公明党・国民会議の冬柴鐵三でございます。
本日は、昨年及び一昨年に引き続きまして、軍人恩給未受給者の問題に絞ってお尋ねをしてまいりたい、このように考えております。
まず冒頭、平成五年度の歳出予算要求額のうち、総理本府の平和祈念事業特別基金事業の推進のための経費として幾ら要求されているのかこれが前年度と比較してどのように増減があるのか、その点についてお聞かせをいただきたいと思います。
【次の発言】 空前の低金利時代でございますし、この基金の運営がその程度でいいのか、それについて積み増し等もう少し考えていかなければならないのではないか、このようにも考えるのですが、一言で結構です。……
○冬柴分科員 新進党の冬柴鐵三です。 きょうは、国民健康保険組合について伺っていきたいと思います。 東京から愛知県の春日井市に引っ越しをした弁護士が、春日井市の国民健康保険料が月額三万五千円と高いのに驚いた。東京弁護士会の国民健康保険組合時代は、全く同じ収入で月額一万円の保険料だったからである。このように、組合保険の場合は非常に安くて、地方公共団体が営む国民健康保険の場合の保険料は相当高いということをあらわしているわけでございます。この記事は昨年七月二十日の朝日新聞に掲載された記事であります。 このような不公平が起こる理由は、同じ職業の人たちでつくる国民健康保険組合は一般の国民健康保険と……
○冬柴分科員 新進党の冬柴鐵三でございます。 私は、昭和六十一年七月に初当選させていただいたのですが、初当選をして初めて法務委員会、私は前職が弁護士なものですから、法務委員会で質疑の機会を与えていただいたのが十月二十二日のことでした。そのときにお尋ねしたのが、こういうことを言っています。「最近マスコミ等で問題とされている抵当証券取引にのみ焦点を絞って、一般投資家の保護の観点から質問をさせていただきたいと思います。」ということで、抵当証券の問題を取り上げさせていただきました。その中で、ちょっと長いのですけれども、 御承知のように、豊田商事破産事件で債権届けをした二万七千八百名の債権者のうち、……
○冬柴小委員長 これより図書館運営小委員会を開会いたします。
本日は、平成九年度国立国会図書館予定経費要求及び平成八年度国立国会図書館予定経費補正要求の両件並びに納本制度調査会規程制定の件について御協議をお願いしたいと存じます。
順次、緒方図書館長の説明を求めます。
【次の発言】 これより懇談に入ります。
【次の発言】 これにて懇談を閉じます。
それでは、国立国会図書館の平成九年度予定経費要求及び平成八年度予定経費補正要求の両件につきましては、いずれもお手元の印刷物のとおり決定し、議院運営委員会においては、勧告を付さないで議長に送付すべきものとするに御異議ありませんか。
○冬柴小委員長 これより図書館運営小委員会を開会いたします。
本日は、平成十年度国立国会図書館予算概算要求の件について御協議願うことといたします。
まず、緒方図書館長の説明を求めます。
【次の発言】 これより懇談に入ります。
【次の発言】 これにて懇談を閉じます。
それでは、平成十年度国立国会図書館予算概算要求の件につきましては、ただいま御協議いただきました方針に基づいて処理することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
午後一時四十六分散会
○冬柴分科員 あの忌まわしい阪神大震災の日から満二年が経過し、三年目に入りました。被災地は、その表面から見ると、鉄道も港も回復し、高速道路も全面開通をいたしました。瓦れきは片づけられ、壊れた建物も見えなくなりつつあり、かわって真新しいビルや個人住宅がふえつつあります。また、観光施設の整備とともに観光客も回復しつつあります。 このように、一見順調にすべてが復旧、復興しているように見えますが、しかし、被災地のど真ん中である兵庫第八区から選出されている私の目から見ますと、そこには復興とはまだ名のみとも言える厳しい実態が横たわっていると言わざるを得ないのでございます。住居再築のめどの立たない人、仕事……
○冬柴分科員 新党平和の冬柴鐵三でございます。 私は、本院初当選以来、ライフワークとして法律扶助の拡充を取り上げようと決意をいたしまして、これまで、予算委員会て四回、法務委員会では十数回、この問題を集中して質疑をしてまいりました。また、六十二年、今から十年ほど前になりますが、五月三日、すなわち憲法発布四十周年を記念してできれば議員立法をいたしたい、このように思いまして、法律扶助基金法案を法制局とともに約半年間かけまして完成させ、これを公表したこともございます。残念ながら国会上程には至りませんでしたけれども、そのようなことをいたしました。 この問題について初めて質疑を行いましたのは、昭和六十……
○冬柴分科員 公明党の冬柴鐵三でございます。 我が国には、今約六十数万人の永住権を持つ外国人が日本人とともに地域社会を形成いたしております。また、その大半は在日韓国・朝鮮人の方々でありますが、日本で生まれ、日本の国に骨を埋めていく覚悟の人々ばかりであります。 加えて、昭和二十年、我が国が太平洋戦争に敗れたときには、彼らは日本国籍を持った立派な日本人でありました。しかしながら、我が国がその後サンフランシスコ講和条約締結をいたしましたときに、その効力として日本国籍を失い、そして彼らの旧母国でありました大韓民国あるいは朝鮮民主主義人民共和国の国籍を取得されたわけであります。もちろん、その際、彼ら……
○冬柴分科員 公明党の冬柴鐵三でございます。 私は、昨年の五月十六日、委員会は法務委員会でございますが、マスメディアによる名誉毀損と損害賠償、とりわけ慰謝料の問題につきまして取り上げ、質疑をさせていただきました。 これに対しましてマスメディアの方から、「週刊誌などによる名誉毀損の慰謝料が高騰」、いわゆる上がったと。「かつては百万円を超えることは珍しかったが、いまや三百万円、五百万円はざら、千万円の判決も出る。」というような書き出しで、「それらに続く高額判決のラッシュだ。」と。それに対して「「自由で多様な言論が封じられる」と“表現の自由の危機”を訴えるメディア」もあるというような御批判をちょ……
○冬柴国務大臣 国土交通省所管の平成十七年度歳入歳出決算につきまして、概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計につきまして申し上げます。 収納済み歳入額は三百七十一億四千五百万円余であります。支出済み歳出額は七兆六千五百四十五億九千七百万円余であります。 次に、特別会計につきまして申し上げます。 まず、自動車損害賠償保障事業特別会計でありますが、保障勘定、自動車事故対策勘定及び保険料等充当交付金勘定の三勘定を合わせて申し上げますと、収納済み歳入額は二千八百六十億六千万円余であります。支出済み歳出額は二千百九十二億六千六百万円余であります。 このほか、道路整備特別会計、治水特別会計、……
○冬柴国務大臣 観光立国推進基本法という法律をつくっていただきました。衆参両院で満場一致で、議員立法でやっていただきました。 立国という言葉は、経済立国、文化立国等々、いろいろなところで使われますが、法文でこのような言葉を使っていただいたのは初めてでございまして、まさに国の基本的な政策という意味で位置づけられていると思いまして、私も観光立国担当国務大臣を拝命いたしておりまして、一生懸命これを進めていかなきゃならない。 具体的な目標としましては、二〇一〇年に一千万人の外国からの旅行者をお迎えしようという目標に向かって、ビジット・ジャパン・キャンペーンというものを進めているところでございます。……
○冬柴国務大臣 おはようございます。 国土交通省関係の平成十九年度予算について、その概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計予算につきましては、所要の国土交通省関係予算を計上し、その歳出予算額は六兆六百二十六億円です。 また、都市開発資金融通特別会計、治水特別会計、道路整備特別会計、港湾整備特別会計、空港整備特別会計、自動車損害賠償保障事業特別会計、自動車検査登録特別会計及び特定国有財産整備特別会計に所要の予算を計上しております。 なお、北海道、離島及び奄美に係る公共事業予算については、他省関係予算を含めて、国土交通省予算に所要額の一括計上を行っております。 次に、財政投融資計画に……
○冬柴国務大臣 私は、名古屋へは何回も行きまして、堀川のことも知っております。納屋橋の上から見た堀川は、本当に余りきれいではなかった。それを、篠田代議士、ライフワークとして、きれいにして、道頓堀川のようにしたい。 道頓堀川、余りいいあれではないですけれども、タイガースが優勝すると、そこへ飛び込める程度の水質ができておりますので、ドラゴンズが優勝されたときに、それは飛び込んでもらっては困りますけれども、堀川がそんなに水質が浄化されることは本当にすばらしいことだと思います。必ず行かせていただきたいと思います。 水辺は地域社会に潤いをもたらします。都市に水と緑を提供する貴重な空間であります。美し……
○冬柴国務大臣 国土交通省所管の平成十八年度歳入歳出決算につきまして、概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計につきまして申し上げます。 収納済み歳入額は四百九十九億一千九百万円余であります。支出済み歳出額は六兆七千三百八十一億五千三百万円余であります。 次に、特別会計につきまして申し上げます。 まず、自動車損害賠償保障事業特別会計でありますが、保障勘定、自動車事故対策勘定及び保険料等充当交付金勘定の三勘定を合わせて申し上げますと、収納済み歳入額は一千六百八十二億五千二百万円余であります。支出済み歳出額は一千三十七億六千万円余であります。 このほか、道路整備特別会計、治水特別会計、……
○冬柴国務大臣 国内航空路線の設定とか廃止は、航空会社がその需要動向等を勘案して、経営判断によって決定するということにされております。 新千歳―中標津路線につきましては、平成十九年度の実績でも搭乗率が三〇%にも達していないということから、航空会社としての路線の廃止の判断に至ったものと考えられております。 なお、札幌地方と中標津地方との航空路線につきましては、新千歳―中標津路線廃止後も、丘珠―中標津路線が一日三便就航しておりまして、これにより利用者利便が確保されているものではないか、このように考えております。 路線を設定するか廃止するかは、事業判断によって航空会社がするということにせざるを……
○冬柴国務大臣 おはようございます。 国土交通省関係の平成二十年度予算について、その概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計予算につきましては、所要の国土交通省関係予算を計上し、その歳出予算額は五兆八千九百三十億円であります。 また、社会資本整備事業特別会計、自動車安全特別会計及び特定国有財産整備特別会計に所要の予算を計上しております。 なお、北海道、離島及び奄美に係る公共事業予算については、他省関係予算を含めて、国土交通省予算に所要額の一括計上を行っております。 次に、財政投融資計画については、当省関係の独立行政法人等分として三兆六千四百六十一億円を予定しております。 国土交通……
○冬柴国務大臣 五十九兆というのは大変大きなお金でございます。ただ、今もまだそうですけれども、十五年から十九年までの五年間は、事業量が三十八兆円で閣議決定していただきました。十年ですから、それを倍にしますと七十六兆になるわけでございますが、今回は、それを六十五兆にし、なお、政府・与党、また政府内の協議により、厳しい財政事情というものを反映し、五十九兆に縮減しているわけでございます。 その中で国費分がどれぐらいかというと、二十九兆五千億、ちょうど半分ですね。そしてあと、地方、これは、我々の新直轄とか直轄とか、あるいは地方でやられる事業についての補助というもの、これが十七兆一千億です。そのほか、……
○冬柴分科員 公明党の冬柴鐵三でございます。 きょうは、特に環境と森林の話をお伺いしていきたいというふうに思います。 我が国は国土の三分の二が森林に覆われているという、世界有数の大変緑豊かな国である、このように自負をいたしております。 森林は、人類にとって有害な温室効果ガスの典型でもあります二酸化炭素を吸収して、光合成によって幹を太らせ、そして枝を伸ばし、葉を茂らせるという作用を行ってくれるわけでありまして、その過程で大量の酸素を排出する。我々の生きていく上において大切な酸素、そして我々にとっては有害であります、そのような二酸化炭素を吸収してくれる、我々の生命を営む上においてこの森林の営……
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