このページでは石破茂衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。石破茂衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○石破委員 大臣初め政府委員の皆様、御苦労さまでございます。日ごろより環境行政に対します御尽力に対しまして心より敬意を表する次第でございます。先ほどお話のございました公害防止事業団法の改正等に関しまして、若干の質問をさせていただきたい、かように考える次第でございます。 まず第一に、一昨日閣議決定をされました環境白書に関連をいたしまして御質問をさせていただきたいと思います。 この白書は、近年とみに著しい東京圏に対する一極集中に対しまして言及したということで、まことに興味深いものだと考えておる次第でございます。マスコミ等の反響もかなり大きなものがあるようであります。実際私ども地方に住む者にいた……
○石破委員 参考人のお三方におかれましては、大変に御多用中のところをお出ましをいただきまして、農林水産委員会におきまして本当に貴重な御意見を賜りました。心から厚く御礼を申し上げます。 時間が限られておりますので、総論的にお尋ねをいたしたいと思います。 まず小林参考人にお尋ねをいたしたいのでありますけれども、今回の法改正はとにかく加入を促進する。共済というものは、本来特定の災害について多くの者が危険を分担する、リスクを分散する、それによって初めて成り立つもののはずであります。しかるに、これだけいろいろな努力にもかかわらず加入率が非常に低いというのは、やはり何らかの問題があると思わざるを得ない……
○石破委員 ただいまの委員長の御報告にございましたように、先般の七月中下旬の西日本各地の豪雨におきまして多大の被害が発生をいたしました。不幸にして亡くなられました方の御冥福を心からお祈りを申し上げますとともに、御遺族にも心からお悔やみを申し上げたいと思います。また、被災地の皆様方にも心からお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧を心から願う一人でございます。 私も先般、派遣委員の一人として鳥取、島根、広島の三県を視察をさせていただきました。その折々に感じましたことごとを災害防止の願いを込めまして申し上げたいと思います。どうか御答弁のほどよろしくお願いを申し上げたいと思います。 まず、最初に参……
○石破委員 参考人の先生方、大変お忙しいところをお出ましいただきまして、心から厚くお札を申し上げます。いろいろな御見解を聞かせていただきまして、大変参考にさせていただきました。ありがとうございます。 大変に難しい問題であろうかと思います。私自身、この法案をどう思うかと問われまして、絶対にこれで正しいという自信も持っておりません。しかし、これでは絶対にだめだと言い切ることもできません。これから考えていく上の参考にさせていただければ大変幸いであります。 なぜこれが難しいかということを考えてみますと、いろいろなものの利益考量の中にこの法案があるということがその問題の本質であろうかと思います。すな……
○石破委員 それでは、お許しをいただきまして、先般大臣が表明なさいました所信につきまして若干の質問を試みさせていただきたいと思います。何とぞよろしくお願いを申し上げます。 まず第一点でございます。大切なものを守るためには相応なコストが必要であろうというふうに私は考えております。もちろん国もそのとおりでありますし、国民の福祉もそのとおり。農業も大切であるとするならば、だれかがそのコストを払わねばならぬのではないか、そのような考えを持っておる一人でございます。大臣は先般の所信の中で、 農林水産業は、国民生活にとって最も基礎的な物資である食料等を安定的に供給するという重大な使命を担っているほか、……
○石破委員長代理 東順治君。
【次の発言】 私は、自由民主党を代表して、砂糖の価格安定等に関する法律の一部を改正する法律案について賛成の討論を行うものであります。
現在の糖価安定制度のもとでは、国内の糖価の安定を図り、国内産糖の価格支持を行うため、蚕糸砂糖類価格安定事業団への売買を通じ、輸入砂糖及び国内産異性化糖から調整金を徴収し、国内産糖に対し価格差補てん金が交付されているところであります。
このような状況の中で、昭和六十三年七月の日米協議により、異性化糖及び砂糖混合糖が本年四月一日から輸入自由化されることとなっております。
そこで、この輸入自由化に対処し、これら輸入異性化糖等について……
○石破委員長代理 鉢呂吉雄君。
○石破委員 先生方には、お忙しいところ当委員会にお出ましをいただきまして貴重な御意見を賜りまして、心から厚く御礼を申し上げます。細かい技術論的なことはまた午後の質疑でやらせていただきたいと思っております。せっかくの機会でございますから、概括的なお話を先生方に承れればまことに幸いでございます。 要するに今回の改正案というのは、技術的なことはともかくといたしまして、この高齢化の中にあって、加えて言えば日本農業について国際化の中にある、そしてまた兼業化、過疎化、余りいいイメージがないわけでありますけれどもとにかく高齢化の中にあって、一体日本農業の中で高齢者はどのような役割を果たしていったらいいのだ……
○石破委員長代理 佐々木秀典君。
【次の発言】 日野市朗君。
○石破委員 このたび提出されました水産業協同組合法の一部を改正する法律案並びに海洋水産資源開発促進法の一部を改正する法律案、両法律案に対しまして、幾つかの点におきまして政府の見解を承らせていただきたいと存じます。 この二法の改正案を通じまして実現すべきものは何であろうか。一つは、現在弱体化が伝えられております漁業協同組合をいかに健全に発展させるかということ、そしてまた、最近指摘をされております資源の枯渇、資源管理型漁業というものをいかに実現させるか、この二点を実現させるためにこの法案が資するものである、かように考えておる次第であります。しかし、農林水産省と一口に申しますけれども、農業と水産業……
○石破委員長代理 佐々木秀典君。
【次の発言】 代理 午後一時から委員会を再開することとし、この際、休憩いたします。
午後零時六分休憩
○石破委員長 代理 この際、休憩いたします。 午後零時五分休憩
○石破委員 大臣並びに政府委員の皆様、閉会中にもかかわらず、御苦労さまでございます。 ガット・ウルグアイ・ラウンドは、交渉期限の十二月を控えましてまさしく大詰めであります。そしてまた、きょうもこの雨の中、多くの農業者の皆様方が日比谷の野外音楽堂にお集まりになり、デモ行進を続けておられる。 私どもは、政治というものは未来に責任を持つものである、かように考えております。多分大丈夫であろうとか、多分いけるであろうとか、そういうようなものはギャンブラーのすることであって、政治家のすることではない。私どもは、未来の子孫に対して責任を負うまさしく重要な局面にかかっておる、かような認識をいたしております……
○石破委員長代理 永井孝信君。
○石破委員長代理 永井孝信君。
○石破委員 それでは、老人保健法等の一部を改正する法律案につきまして若干の質問をさせていただきたいと存じます。 皆様方御案内のとおり、我が国は平均寿命八十歳を超える世界で一番の長寿国ということに相なりました。これは戦後我が国政治の最も輝かしい成果の一つであろうというふうに認識をいたしております。政治が悪かったから寿命が延びたなぞということはないわけでありまして、やはりそれは私どもの政治が間違っていなかったということを示します一つの証左ではなかろうかというふうには認識をいたしております。 しかし、量より質という言葉が正しいのかどうかわかりませんが、長生きして本当によかったねと言えるような長寿……
○石破委員長代理 五島正規君。
○石破委員 参考人の先生方、きょうはまことにありがとうございます。厚く御礼を申し上げます。 私は、この法案というのは全力を尽くして早期に成立させるべきものだ、このように信じておる一人でございます。持論でございますが、福祉というものは御機嫌取りに出してはならない、このように考えております。福祉が御機嫌取りになってしまえば、政治家のためにはなるかもしれませんが、最終的に、制度自体がひっくり返ってしまったときにだれがどのような責任をとるのかということになってくるはずであります。公費の負担がふえる、それをもっとふやせばいいではないか、確かに聞こえのいいお話なのかもしれません。しかし、公費の負担という……
○石破委員長代理 五島正規君。
【次の発言】 遠藤和良君。
○石破委員長代理 外口玉子君。
【次の発言】 午後一時三十分より再開することとし、この際、休憩いたします。
午後零時三十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。大野由利子君。
○石破委員長代理 五島正規君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。
午後零時四十五分休憩
【次の発言】 柳田稔君。
【次の発言】 菅直人君。
○石破委員 一番望ましい制度というものは世の中にはなかろうと思います。どの制度が一番正しいか、人間の考えることでありますから、この制度が一番正しいというものは世の中に存在はいたしません。政治改革を望まない者は一人もおりません。与野党ともに、自由民主党、賛成派、反対派とか言われますが、みんなが政治改革を望んでおるはずであります。そのことは一致をしておるはずです。しかしながら、私は、小選挙区制をやればすべての問題が解決するとは全く思っていない。しかし、小選挙区制を柱とする政治改革をやっていくことは、つらくても苦しくても絶対に必要なことだ、かように信じておりますので、そういう観点から質問をさせていた……
○石破委員長代理 田中昭一君。
○石破委員 たびたび継続審議になってまいりました医療法がこのたび審議に入るということは、大変によいことだと思っております。 戦後、日本の国は幾つかの大きな偉業をなし遂げてきたと私は思っております。高度経済成長もそうでありますし、豊かな生活水準もそうでございます。その中で特筆すべきものの一つというのは、やはり今日の医療の体制であろうかと思っております。すなわち、世界に冠たる医療水準、そしてまた平均寿命の長さ、乳児死亡率の低さ、心疾患死亡率の低さ等々を見ましても、我が国の医療というのは世界のトップレベルにあり、それをなし遂げた戦後政治というものはそれなりに評価をされてしかるべきものだ、かように思……
○石破委員 陳述者の先生方には、本当にお忙しいところお出ましをいただきまして、心から厚く御礼を申し上げます。また、貴重な御意見を拝聴させていただきまして、心から感謝をいたしておるところでございます。 今日、戦後日本の国というのはさまざまな偉業をなし遂げてきたわけでありますが、最も輝かしいものの一つが、先ほど来お触れになっておられる方々が多いのですけれども、これだけ長生きの国になった、乳児死亡率も減り、心疾患も減ってきた、それはやはり大きな成果であろうというふうに思っております。しかし、今回医療法の改正を取り上げておりますのは、今までがよかったからこれから先もこれでいいという話には相ならない。……
○石破委員 医療法の改正の審議も大分進んでまいりました。 今回の医療法改正案というのは、昭和二十三年以来基本的に変わっておらないと言われる医療法、しかしながら、社会の状況は大きく変化をいたしております。高齢化の進展、そしてまた急性疾患から成人病を初めとする慢性疾患へという疾病構造の変化、そしてまた医療技術の進歩、患者のニーズの多様化、そういうふうに内外の情勢が大きく変わった中で、今回の医療法改正というのは基本的に時宜を得たものであり、適切なものであろう、かように考えておるところでございます。また、先般行われました地方公聴会におきましても、陳述人の皆様方の御意見はおおむね今回の改正案を評価する……
○石破委員 この時期に農林水産政策のエキスパートであります田名部先生が農林水産大臣に御就任になったということは、まことに時宜を得たものであろうと思っております。どうか国家国民の将来のために、そしてまた民族の将来のために御健闘をいただきたいと念じておりますし、私どもも全力を挙げて御支援できるようにいたしたいと思っておるところでございます。 さて、猫の目農政という言葉がございまして、大変に政府の農政というのは評判がよろしくないと言われます。そしてまた、地元へ帰りましても毎年毎年農業政策は変わるので大変にぐあいがよくない、十年後にこのようになるのであるというような政策を提示してくれれば我々もそれな……
○石破政府委員 このたび、農林水産政務次官を拝命いたしました石破茂でございます。 我が国の農林水産行政は、幾多の重要な課題を抱えておりますが、田名部大臣を補佐いたしまして、全力を傾けて諸課題に当たりたいと存じております。 委員各位の御指導のほどを心からお願いをいたしまして、ごあいさつといたします。(拍手)
○石破政府委員 お答えを申し上げます。 松岡先生の御意見、大変に感銘深く拝聴させていただきました。 自由化等々によりまして大変に国内の畜産、酪農、大打撃を受けておることは、私ども深刻に認識をいたしております。自由化等の影響を受けましても何にいたしましても、国内の酪農、畜産は、私どもとしては全力を挙げて守り育てていかねばならぬ、かような決意でおります。 それは、一つには、先ほど来先生が御指摘の環境の問題もございます。ことしから新政策というものがスタートするわけでございますが、その中の大きなキーワードの一つに環境というものがございます。そしてまた、他産業並みの所得、そして他産業並みのゆとり、……
○石破委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、菊池福治郎君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事の員数は八名とし、委員長においで指名されることを望みます。
○石破委員 私は、非常に複雑な感慨で今この場所に立っております。二年前の九月二十七日に、やはり私は同じようにこの場所に立ちました。総理の席には海部総理が座っておられ、今羽田副総理がお座りの席には吹田自治大臣がおられたのであります。そのときに私は、小選挙区比例代表並立制をぜひとも導入するべきだということを訴えました。そして、小此木委員長に対しまして、何とか継続審議をお願いできないかというお訴えをいたしました。 私はそのときのことを今でもありありと覚えております。後ろの席から大変なやじと怒号が飛んでまいりました。おまえはそれは何を言っておるのか、それでもおまえは民主主義者か、そういう考え方は全体……
○石破委員 本日はどうもありがとうございます。 さて、どの委員も触れておられますから、女性の政治参加の問題についてお尋ねをいたしますが、要するに、日本の国会に非常に珍しくて、珍しくてというんでしょうか、よその先進国の議会にはなくて日本にだけあるものというのは幾つかあるのじゃないのかな。 まず、牛歩なんというのは、世界じゅうのどこの議会に行っても余り見ることはできないだろう。それの反対の強行採決というのも、余り先進国の民主主義で聞いたこともありませんね、と私は思うんです。あとは二世代議士がやたら多いというのも、これも日本だけの、私も含めてそうなんですが現象ではなかろうか。それから、在職年数が……
○石破委員 きょうは、お忙しいところありがとうございました。自由民主党の石破でございます。 何人かの方から、今国会でできなくても問わないから慎重にやれというお話がございましたが、私は、それはあってはならぬことだと思っております。この議論というのは竹下内閣のころからずっとやってきていまして、宮澤内閣のときに何で最後にひっくり返っちゃったかというと、できなくても責任問わないからねという声が出てきて、それで一気に崩れてしまったのですね。責任をとらなくてもいいというのは我々が言うべきことじゃない。総理が一国の最高責任者として責任をとると言ったのだから、責任をとらなくてもいいよということを申し上げては……
○石破委員 本日はまことにありがとうございます。 きのう政治改革法案が衆議院を通ったわけでありますが、我々与党のころからずっと議論をしてきて、政治改革の目的というのは多分四つあるのだろう。一つは、やはり政策で勝負する政治をつくらなければいかぬ。もう一つは、政権交代の可能性を担保しなければいかぬ。偶然に起こる政権交代ではなくて、常に制度として担保されていなければいかぬ。三つ目は、金に左右されない政治をつくっていかなければならない。金がかからない政治じゃなくて、金に左右されない政治をつくらなければいけない。そして最後は、地方分権を推進をしていかねばならぬ。この四つでございましたが、我々内輪で議論……
○石破委員 大変遅くなりまして、大臣ほかお疲れかと思いますが、お許しをいただきたいと思います。 先ほど来我が党議員からお願いが出ておりますが、委員長、私も総理の御出席をお願いし、総理の御見解をぜひとも承りたいと思っておる一人でございます。 それはどうしてかと申しますと、まず、政権が変わった、新しい政権において一体どのような農政を展開しようとしておられるのか。もちろん、畑大臣からいろいろな御見解を承っております。しかしながら、総理がどのような見解をお持ちかということは、やはり私どもは国民にかわってお尋ねをする義務があるであろうということでございます。 もう一つは、連立政権における農政の方向……
○石破委員 限られた時間でございますので、手短にやらせていただきたいと思いますが、先ほど同僚の柳沢委員が質問いたしました中で、もう一回確認をしておきたい点がございます。冒頭御質問をいたします。 本日配られましたペーパーの第六項ですね。そこには、「当該産品については、特例措置の適用が終了した年の初めから譲許表において譲許される通常関税が適用されなければならない。当該通常関税は、実施期間にわたって少なくとも一五%の削減が毎年同じ比率で行われた場合に適用されることとなる税率で適用されなければならない。これらの通常関税は、別添に示されているガイドラインに従って計算される関税相当量に基づいて設定されな……
○石破委員 多大の皆様方の御労苦に心から敬意を表したいと存じます。 先ほどから政治改革ができたという言葉が何度か使われておりますが、私はこれは政治改革ができたとは全然思っておりませんで、その第一歩がやっとスタートするという、そういう感じを持っております。すなわち、選挙制度改革ができるというだけのことであって、政治改革というのは、まさにこれからいろんなことをやっていかねばならぬ。 その一つはやはり理念に基づいた政界再編であり、もう一つは地方分権というのをきちんとやっていかないと、選挙制度だけ変えてもこれは何の意味もない、やらないよりはやった方がましであるというような程度のことであろうというふ……
○石破委員 冒頭、大河原大臣の御就任に心からお祝いを申し上げたいと思います。また、谷津政務次官も御苦労さまでございます。 さて、私も長い間大河原大臣の御指導をいただいてきた一人でございます。私も、米価決定にいささかなりともかかわり合いますのはこれで九回目に相なります。最初が昭和六十一年でございました。それはある意味で今回と似ておるような気がいたしますけれども、あのときも下げという形てたしか出ておったはずでございます。ところが、第三十八回総選挙を挟みまして、各代議士が、一体おまえどうするんだということでそれぞれ、言葉は悪いのかもしれませんが、踏み絵というような形でございました。結果として据え置……
○石破委員 それでは、質問をさせていただきます。 昨年の合意の際に私は自由民主党におりまして、農林水産委員会の理事という立場でございました。ミニマムアクセスの受け入れも認めちゃいかぬというような決議をしてくれというふうに当時の農林水産委員長に向かって申し上げましたが、それもならぬということでございました。それから立場は変わりまして、今日こういう場所におります。問題は、我々が長い間公約してきたことをどれだけ果たせたか、どれだけ果たせなかったか、果たせなかった部分があるとするならば、それをどういう形で今までずっと約束をしてきた有権者に対して責任をとったらいいのかということだろうと思います。 確……
○石破委員 大臣、連日御苦労さまでございます。また、大蔵政務次官、お忙しいところを恐縮でございます。私もきのうに引き続きまして質問をさせていただきたいと思います。 きのう、主にいわゆる別枠論というのをやりました。それは、別枠ということにどういう意味があるかということにそうこだわるつもりはないし、そしてまた、六兆百億というものも数字にこだわるつもりは私はないのです。その六兆がたとえ四兆であろうが五兆であろうが、きちんとした中身のあるものであれば、それはそれでよろしい。それが六兆であろうが七兆であろうが八兆であろうが、中身が全然ないのだったらば、こんなものは数字の遊びにすぎない、まさしく農家、農……
○石破委員 いよいよ審議も大詰めでございます。本会議の質問も入れれば、私は四回目の質問をさせていただくことになります。また出たかというような顔をなさらないでお聞きをいただきたいと思います。 私が初めて当選させていただいたのは昭和六十一年の七月七日なんですね。一番最初に国会議員として会議に出させていただいたのは、これは実は米価だった。そのときには中曽根内閣であって、選挙の前に農業団体がそれぞれの議員に対して、米価どう思いますかというような御質問をなさって、みんなが下げないというふうに言いましたね。それで、その大会が一番最初だったのです。 自来ずっとこの問題にはいささかなりともかかわってきたつ……
○石破委員 私は、ただいま議決されました公害健康被害の補償等に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につき、自由民主党・自由連合、新進党、日本社会党・護憲民主連合、新党さきがけ及び日本共産党を代表いたしまして、その趣旨を御説明申し上げます。 案文を朗読して説明にかえさせていただきます。 公害健康被害の補償等に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行に当たり、次の事項について適切な措置を講ずべきである。 一 阪神・淡路大震災に被災した被認定者が補償給付等を適切に受けられるよう、更新手続の周知徹底、医療機関等関係者への指導等を行うこと。……
○石破委員 大臣、早朝から御苦労さまでございます。 世の中何が起こるかわからない時代になりまして、大変物騒になってまいりました。最初、本題とやや関係のないことでございますが、お許しをいただきたいと思います。 あしたは東京にとってはとても恐ろしい日だということが言われておりまして、町じゅうお巡りさんだらけでございます。ハルマケドンとか聞いたこともないような言葉がいっぱい出てくるわけです。サリンですね、これも大気の中にそういう気体がばらまかれてということで、環境庁にも大いにかかわり合いのある話であろうと思っております。大臣も大蔵官僚御出身ですから、行政というも のの特質もよく御案内のことでおっ……
○石破委員 昨年のWTOの特別委員会でも幾つか御質問をいたしました。得心がいかないところを繰り返して質問をさせていただくような形になります。お許しをいただきたいと存じます。 冒頭、今の時代認識なんですけれども、幾つかの論説にもございますが、どうも大正時代と似てるねと言う方がおられるのですね。起こっている事象を見ると大正時代と非常に似ている、酷似していると言っても過言ではない。 大正時代というのはどういう時代であったかというと、まず第一次世界大戦があった。日本は戦場でもなかったし、そしてまた連合国側であったから、ヨーロッパにいろんなものを売って大金持ちになって、一種バブルのようなことが起こっ……
○石破委員 今回の法改正もそうですが、一連の流れはやはり新農政の中にあろうと思っております。WTOもそうです。新食糧法案もそうです。今回の法案もそうです。 私はWTOのときからくどくお聞きをしておるのですが、米価は一体どうなりますかねということと、下支え機能はどうなりますかねということをくどくどとお聞きをしておりますのは、まさしくこれが農協の問題であり、農家それぞれの問題であり、このことをつまびらかにしないままで新農政の成就というものはあり得ないであろうというふうに考えておりますから、くどくどとお聞きをしておるのでございます。 まず、その前に本法に関してお尋ねをいたしたいと思います。 よ……
○石破委員 私は、質問時間は三時、十五時からいただいておったわけでございますが、今十五時十五分でございます。矢上議員が五分間短縮をされましたので、本来は二十分おくれておるわけですね。私も九年間議員をやらせていただいておりますが、こういうようなことはめったになかったことでございます。与党の理事の方々がおくれられて開会が延びたというようなことは、余り経験がございません。委員長が冒頭におっしゃいましたけれども、やはりこういう点はきちんとそれぞれ約束事を守っていただいて、きちんとした議会運営を、委員会運営をしていただきたいと思っております。この点につきまして、いかなることであるのか、理事会におきまして……
○石破委員 参考人の皆様、御苦労さまでございます。私も時間が十五分でございますから、手短に質問をさせていただきます。 まず、有賀参考人にお尋ねをいたしたいと思います。 今回の新食糧法案並びに本検査法の改正案、生産者にとってどうやってこれを利益がある方向に導いていくのかということではなかろうかと思っております。その点、JAの取り組みとして、この検査法の改正をどうやって生産者にメリットが行くようにしていく運動をされるおつもりか。 これから産直というのがどんどん進んでくるだろうというふうに一方で言われていますが、それぞれの農家が産直をやっていって、本当にそれに耐えていく力を持っているかどうか。……
○石破委員 今から五年前にやはり同じ改正がございました。私はそのときにも質問に立たせていただきまして、当時は大臣が山本富雄先生であり、構造改善局長は片桐さんでございました。そのときに交わした論議と五年たって今交わしておる論議、余り実は変わっていないねという気を正直言って持っております。 冒頭栗原議員から、そしてまた今仲村議員からいろいろと御指摘がございました。同じことを五年前に私も聞いておるのです。そのときに最初に申し上げたのは、大臣にも最後に御確認をいただきましたのは、この農業者年金に入るか入らないかというのは、要は農業に対する将来、農業に対する希望、それがあるかないかのバロメーターである……
○石破委員 御苦労さまでございます。 私も米価に携わって十年目になります。農林水産委員会に籍を置いて八年目になりますが、以前からこの日に委員会をやるというのはどういう意味があるのかなという気がしています。つまり、この時間に米審が開かれているわけです。以前は国会議員も米審の委員に入っていたことがありますが、今はこの時間にもう諮問案が出されている。そして米審が動いているわけですよ。ここでの議論というのは米審に何ら反映されるわけでもないのですね。行政価格ですから、農林水産大臣がこれを定むるというふうになっていますから、この議論は反映させなくてもいいという考え方もあるのかもしれない。しかし、これから……
○石破委員 要するに、今回の阪神大震災の教訓とは何だろうかということを我々はみんな謙虚に考えなきゃいかぬことだろうと思っています。何を学べばいいのか、何が我々に突きつけられておるのかということだと私は思います。 要するに政府というものは何をするためにあるのか、当たり前の話ですが、その当たり前のことが今問われているのではないか。政府とは何であり、内閣総理大臣とは何であるかということ、それが突きつけられている問題だと思います。 つまり、政府というのは、最終的には国民の生命財産をいかにして守るか、これが究極の仕事である、究極ですよ。そのために我々は、どういう政府をつくり、どういう方にそれをお預け……
○石破委員 野呂田大臣が新しく御就任になりまして、先ほどごあいさつがございました。前任の大河原大臣には私も長い間御指導をいただいてきて、大体どういうような農政をやろうとしておられるのかわかっておるつもりでございましたが、さて野呂田農政というのは何をおやりになろうとしておられるのか、何を実現しようとしておられるのか。つまり、先ほど来いろいろな議論で出ておりますように、新食糧法というものが施行されている、片方には住専という問題がある、大変厳しい、ある意味では一番難しいときに大臣御就任でありますが、大臣はどういうような農政を基本的に展開していこうと思っておられますか。
○石破委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま委員各位の御推挙によりまして、私が本委員会の委員長の重責を担うこととなりました。
今日、規制緩和の問題は、国民生活と密接にかかわるものであるとともに、国際的調和という観点からも重要な問題となっており、本委員会に課せられた使命はまことに重大であると存じます。
委員各位の御指導、御協力をいただきまして、公正な委員会の運営に努めてまいる所存でございます。
何とぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの橘康太郎君の動議に御異議ございませんか。
○石破委員長 これより会議を開きます。
この際、理事辞任の件についてお諮りいたします。
理事武山百合子君から、理事を辞任したいとの申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
引き続き、理事補欠選任の件についてお諮りいたします。
ただいまの理事辞任並びに委員の異動に伴い、現在理事が三名欠員になっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは、理事に
岸本 光造君 野田 佳彦君
及び 福……
○石破委員長 これより会議を開きます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
規制緩和に関する件調査のため、参考人の出席を求め、意見を聴取することとし、日時、人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午後一時十二分散会
○石破委員長 これより会議を開きます。 規制緩和に関する件について調査を進めます。 本日は、本件調査のため、参考人として行政改革委員会委員、ジャーナリスト大宅映子君、行政改革委員会規制緩和小委員会参与、旭リサーチセンター代表取締役社長鈴木良男君、行政改革委員会委員、経済評論家田中直毅君、以上三名の方々に御出席を願っております。 この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、御多用中のところ本委員会に御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。参考人各位には、規制緩和に関する問題につきまして、忌憚のない御意見をお述べいただきたいと存じます。 なお、議事の順序につ……
○石破委員長 これより会議を開きます。
規制緩和に関する件について調査を進めます。
この際、政府より、規制緩和推進計画の改定について発言を求められておりますので、これを許します。中西総務庁長官。
【次の発言】 陶山行政管理局長。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時二十八分散会
○石破委員長 これより会議を開きます。
規制緩和に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。岸本光造君。
【次の発言】 輿石東君。
【次の発言】 西川太一郎君。
【次の発言】 野田佳彦君。
【次の発言】 吉井英勝君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午後四時十七分散会
○石破委員長 これより会議を開きます。
規制緩和に関する件について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。枝野幸男君。
【次の発言】 福島豊君。
【次の発言】 上田清司君。
【次の発言】 吉井英勝君。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件調査のため、参考人の出席を求め、意見を聴取することとし、日時、人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
……
○石破委員長 これより会議を開きます。 規制緩和に関する件について調査を進めます。 本日は、本件調査のため、参考人として経済評論家内橋克人君、専修大学教授正村公宏君に御出席をいただいております。 この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、御多用中のところ本委員会に御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。参考人各位には、規制緩和に関する問題につきまして、忌憚のない御意見をお述べいただきたいと存じます。 なお、議事の順序についてでございますが、参考人にそれぞれ十五分程度御意見をお述べいただき、次に、委員からの質疑に対してお答えいただきたいと存じます。 そ……
○石破委員長 これより会議を開きます。
まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例によりまして、委員長において指名するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
それでは、理事に枝野幸男君を指名いたします。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
規制緩和に関する件調査のため、来る十二日水曜日、参考人の出席を求め、意見を聴取することとし、その人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませ……
○石破委員長 これより会議を開きます。 規制緩和に関する件について調査を進めます。 本日は、本件調査のため、理事会の協議に基づき、土地に係る規制緩和について、参考人から意見を聴取し、質疑を行うことといたします。 ただいま御出席いただいております参考人は、東京大学社会科学研究所教授原田純孝君、森ビル株式会社代表取締役社長森稔君であります。 この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、御多用中のところ本委員会に御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。参考人各位には、土地に係る規制緩和につきまして、忌憚のない御意見をお述べいただきたいと存じます。 なお、議事……
○石破委員長 これより会議を開きます。
この際、念のため御報告いたします。
今会期中、本委員会に参考送付されました陳情書は、規制緩和・撤廃に関する陳情書一件であります。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
規制緩和に関する件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
次に、閉会中の委員派遣に関する件についてお諮りいたします。
閉会中審査案件が付託になり、委員派遣を行う必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣承認申請を行うこととし、そ……
○石破委員 大変、質疑も進んでまいりまして、論点も明らかになったことかと思います。重複を避けたいと思いますし、私もこの三法案というのには基本的に全面的な賛意を表したいと思います。本当にこれがその趣旨を生かして成立をし、行われることを心から望む一人でございます。 私ども、これを重要法案として本会議で趣旨説明をお願いし、質疑をさせていただいたということでございます。これは、今政治不信だ何だかんだ言われていますが、要はみんな次の選挙のことしか考えてなくて、次の選挙でどうやれば勝てるかという話ばかりで、次の時代にどうしましょうかということを、本当に総理なりそういう方から見識を承り、見解を承りたかった……
○石破委員 参考人の皆様、御苦労さまでございます。本日は御足労いただきまして、感謝申し上げます。 今まで三名の方から質疑がございました。もし重複をする点がございましたらば御容赦をいただきたいというふうに思っております。 私は、この委員会に十年近く籍を置きまして、水産関係のときにたびたび質疑にも立ってまいりましたが、どうも漁業というのは本当に資本主義というものになじむのかなというお話を前にしたことがございます。それは同じ農林水産省のテリトリーではございますが、農業というのは一生懸命技術の向上をやって生産性を上げると、大臣からよくぞやったということで表彰状をもらうわけですが、漁師が同じことをや……
○石破委員 公約に関する件でございますので、大臣以外の御答弁は要りません。 大臣、小選挙区で選挙が行われて、自民党単独政権ということになって初めての米価でございます。自由民主党さんがこの選挙においてどういう公約をなさったのか。特に農産物価格、所得政策の部分でございます。現在の農産物価格安定制度を守っていくことは必要だ。行革、規制緩和が進行する中にあっても、必要な農業政策はしっかりと堅持しながら、構造政策を進めつつ生産性向上に努めることが肝要である、これが自民党の政策であります。 ですから、この内閣というのはこの公約を実現するためにある内閣のはずでありますし、大臣はこの公約を実現されるために……
○石破委員 本日はどうも御苦労さまでございます。 参考人質疑も、六番目になりますと大体論点も出尽くしたかなという感じでございますが、ひとつ最初に岩原参考人にお尋ねをいたしたい。これは系統の方々に聞くわけにはいかないし、お役所に聞いても多分お答えはわかっておりますから、聞きません。 住専問題の反省を踏まえてということが、いろいろなこういう関連法案のまくら言葉には出てくるわけですね。六千八百、五十はともかくとしても六千八百億、これを国民が負担するに至った。これが是か非か、いろいろな話がある。政府の御答弁は、金融システムを守るためには国民の負担はやむを得ない、こういうお話だった。 確かにそれは……
○石破委員 冒頭にお願いをしておきますが、できれば大臣の御答弁をいただきたいというふうに思っております。幾ら考えてもよくわからないこと、そして官僚の皆様と議論していてもよく結論が出てこないこと、農政の最高責任者である大臣の御所見を承りたい、そういうような思いで立たせていただきました。 午前中からずっといろんな論議を拝聴いたしておりまして、ラウンド対策費というものをどう見直していくかというようなお話が多うございます。 私は、自民党のときも新進党のときも、いろいろな価格の責任者をやってきましたが、そのときに思いましたのは、とにかく農業地帯の議員しか出てこない。消費者たる、東京とか大阪とか名古屋……
○石破委員 お疲れさまでございます。 議題になっております二つの法律の改正案につきましては、朝からの議論で問題点も出尽くしたと思いますし、時宜を得たというのか何というのか、特に反対すべき積極的な理由も見当たりません。私としては、賛成をするに依存はないところでございます。そのことを申し上げました上で、何点か、新しい大臣、新しい長官でいらっしゃいますから、御所見を賜りたいと存じます。 山をどうするかというお話を延々と何年もしてきておりますが、余り好転したというお話を聞きません。改善計画も出ますが、どうもその数字にはかなり無理があるのではないかなという気がしておるのは私だけではなかろうと思ってお……
○石破委員 本日はお時間をいただきまして、第一にナホトカ号のお話、第二に、重複をするかと思いますが、沖縄の問題、第三にガイドラインの問題、三点お尋ねをいたしたいと思っております。 先々週のことであったと思いますが、衆参両院合同でナホトカ号の現場へ行ってまいりました。御報告は総理にもいたしたことでございます。 日本海側特有の天気でありますが、晴れたと思ったら吹雪になって、大変な状況でありました。ボランティアの方々は出れませんで、ただただ自衛官の皆様方が、本当に風雪の中で胸まで水につかりながら懸命の作業を続けておられました。 そのときに現地の案内をしていただいた方々、漁協の役員さんもおられま……
○石破委員 私は、最近つくづく何のために選挙制度というのを変えたのかなというふうに思うことがございます。 いろいろな理由はあったとは思いますが、その中の一つは、やはり湾岸戦争に対する対応の反省だったのだろうというふうに思っています。あのときにどうしていいのかということがわからなかった。冷戦の中にあって、日本は何をすべきかということを主体的に考えたことがなかった。だから、お金を出すのか、人的貢献は何ができるのかというような大変混乱した議論になってしまった。 今までは、票にもならない、金にもならない、そして冷戦構造である種の安定の中にある、だから有権者に選挙のときに正面から安全保障ということを……
○石破委員 予算委員会三回目の質疑に立たせていただくわけでありますが、今まで何度かお尋ねをしました点で、なお得心のいかざるところを幾つか御教授をいただきたいというふうに思いまして、機会を与えていただきました。 私も、先回申し上げたことでございますが、戦後世代もいいところで、昭和三十二年生まれでございます。歴史というもの、特に近代史というものを、現代史というものを余り教わったことがない。日本の国は歴史が長いものですから、何しろ弥生だの縄文だのから始めれば、大体三学期ぐらいで明治維新になってしまうというようなことで、とてもじゃないが現代史までいかないということがあります。そしてまた、憲法九条をめ……
○石破委員 おはようございます。 それでは、限られた時間でございますので、簡潔に質問をさせていただきたいと思います。 私は、このガイドラインの見直し、そしてその実効性を担保するための法整備、これは可及的速やかにどうしてもやらねばならないことだというふうに思っております。 もう一つは周辺事態とは何かという議論、これもまだ法律がきちんと出てきたわけではありませんが、周辺事態というものは地理的な概念ということではなくて事態に着目をしたものだというふうに言われております。私もいろいろ考えてみましたが、実際にそういうことであらねばならないだろう、地理的に限局をすることはかえって実効性を損なうことに……
○石破委員 御苦労さまでございます。 PKO法に入ります前に、防衛庁長官に一間お尋ねをいたしたいと存じます。 長官が先般訪中をなさいました。大変御苦労さまでございました。 聞くところによりますと、遅浩田国防部長よりこのような発言がなされたように聞いております。「日本が台湾問題に関する立場をより明確にすることを希望する、台湾を日米安保の範囲に入れることは中国の主権の侵犯である、中国側は今後もこの問題を注意深く見守っていく、」このような発言があったやに承っております。 もっとも、これは報道によりまして随分いろいろな差がございますし、防衛庁からいただいたペーパーをそのまま読ませていただいたわ……
○石破委員 報道によりますと、インドがまた核実験をやったという話であります。非常にゆゆしきことでありますが、実際問題、感情的に非難をすることは大変にやすいことでございますけれども、核兵器も持たず、軍事大国にもならず、日本が地域の平和達成のために何をすべきかということを改めて考えていかねばならないことだと思っております。 私ども、この法案につきましては賛成でございますが、今後の議論の糧のために若干整理しておきたい点が何点かございますので、質問させていただきたいと思います。官房長官、お時間があるようでございますから、お時間にはどうぞお立ちをいただきたいと存じます。 まず第一点、今回の法改正の理……
○石破委員長 これより会議を開きます。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、運輸委員長の重責を担うことになりました。まことに光栄に存じます。 今日の運輸行政は重要な問題が山積しており、その問題解決はもとより、時代に適合した運輸行政の確立に寄せられる国民の期待は大きいものがあり、本委員会に課せられた使命はまことに重大と考えます。 何分微力ではございますが、委員各位の格別なる御指導、御協力を賜りまして、公正な委員会の運営に努め、その責めを果たしてまいりたいと存じます。 何とぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手)
○石破委員長 これより会議を開きます。
請願の審査に入ります。
今会期中、本委員会に付託されました請願は、日本外航海運における必要限度の日本船及び日本人船員の確保に関する請願一件であります。
本請願を議題といたします。
まず、請願の審査の方法についてお諮りいたします。
請願の内容につきましては、請願文書表で御承知のことでもありますし、また、理事会等におきましても御協議願いましたので、この際、請願についての紹介議員からの説明聴取等は省略し、直ちに採決いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
採決いたします。
本……
○石破委員長 これより会議を開きます。
この際、申し上げます。
今会期中、本委員会に参考送付されました陳情書は、お手元に配付してありますとおり、九州新幹線鹿児島ルートの建設促進に関する陳情書外七件であります。念のため御報告いたします。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
陸運に関する件
海運に関する件
航空に関する件
港湾に関する件
海上保安に関する件
観光に関する件
気象に関する件
以上の各件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
○石破委員長 これより会議を開きます。
まず、理事の辞任についてお諮りいたします。
理事佐藤敬夫君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
引き続き、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
ただいまの理事辞任に伴うその補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは、理事に玉置一弥君を指名いたします。(拍手)
【次の発言】 次に、国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。
運輸行政の実情を調査し……
○石破委員長 これより会議を開きます。
陸運、海運及び航空に関する件等について調査を進めます。
この際、運輸大臣から、運輸行政の基本施策について発言を求められておりますので、これを許します。川崎運輸大臣。
【次の発言】 次に、平成十一年度運輸省予算について運輸政務次官から説明を聴取いたします。林運輸政務次官。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
次回は、明十日水曜日午前九時五十分理事会、午前十時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午前十時二十四分散会
○石破委員長 これより会議を開きます。
陸運、海運及び航空に関する件等について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。菅義偉君。
【次の発言】 次に、宮島大典君。
【次の発言】 次に、玉置一弥君。
【次の発言】 午後一時から再開することとし、この際、休憩いたします。
正午休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。細川律夫君。
【次の発言】 次に、赤松広隆君。
【次の発言】 次に、倉田栄喜君。
【次の発言】 次に、赤羽一嘉君。
【次の発言】 次に、岩浅嘉仁君。
【次の発言】 次に、寺前巖君。
○石破委員長 これより会議を開きます。
まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い、現在理事が一名欠員となっております。この際、その補欠選任を行いたいと存じますが、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは、理事に武部勤君を指名いたします。
【次の発言】 陸運、海運及び航空に関する件等について調査を進めます。
この際、日本海における不審船問題について、政府より報告を求めます。川崎運輸大臣。
【次の発言】 次に、柳澤防衛庁運用局長。
【次の発言】 次に、外務省阿南アジア局長。
○石破委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、鉄道事業法の一部を改正する法律案、道路運送法の一部を改正する法律案、海上運送法の一部を改正する法律案及び航空法の一部を改正する法律案の各案を議題といたします。
順次趣旨の説明を聴取いたします。川崎運輸大臣。
【次の発言】 以上で趣旨の説明は終わりました。
次回は、来る十六日金曜日午前九時二十分理事会、午前九時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午前十一時十六分散会
○石破委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、鉄道事業法の一部を改正する法律案及び海上運送法の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。吉田六左エ門君。
【次の発言】 次に、細川律夫君。
【次の発言】 次に、永井英慈君。
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。赤羽一嘉君。
【次の発言】 次に、江崎鐵磨君。
【次の発言】 次に、平賀高成君。
【次の発言】 次に、寺前巖君。
【次の発言】 これにて両案に対する質疑は終局いたしました。
次回は、来る二十七日火曜日午前九時二十分……
○石破委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、道路運送法の一部を改正する法律案及び航空法の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。米田建三君。
【次の発言】 次に、今田保典君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。
午後零時一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。赤羽一嘉君。
【次の発言】 ただいまの赤羽議員の御発言の御趣旨につきましては、その趣旨を十分体しまして、理事会等におきまして周知徹底をいたしたいと存じます。
○石破委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、参議院送付、道路運送車両法の一部を改正する法律案、船舶法の一部を改正する法律案及び地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、関東運輸局栃木陸運支局の自動車検査登録事務所の設置に関し承認を求めるの件の各案件を議題といたします。
順次趣旨の説明を聴取いたします。川崎運輸大臣。
【次の発言】 以上で趣旨の説明は終わりました。
次回は、来る二十五日火曜日、理事会及び委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時十七分散会
○石破委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、参議院送付、船舶法の一部を改正する法律案を議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。玉置一弥君。
【次の発言】 次に、平賀高成君。
【次の発言】 これにて本案に対する質疑は終局いたしました。
【次の発言】 これより討論に入ります。
討論の申し出がありますので、これを許します。寺前巖君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。
【次の発言】 これより採決に入ります。
船舶法の一部を改正する法律案について採決いたします。
本案に賛成の諸君の起立を求めます。
○石破委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、参議院送付、道路運送車両法の一部を改正する法律案及び地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、関東運輸局栃木陸運支局の自動車検査登録事務所の設置に関し承認を求めるの件の両案件を議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。今田保典君。
【次の発言】 次に、遠藤乙彦君。
【次の発言】 次に、寺前巖君。
【次の発言】 これにて両案件に対する質疑は終局いたしました。
【次の発言】 ただいま議題となっております両案件中、道路運送車両法の一部を改正する法律案について議事を進めます。
これより討論に……
○石破委員長 これより会議を開きます。
陸運、海運及び航空に関する件等について調査を進めます。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。実川幸夫君。
【次の発言】 次に、渡辺具能君。
【次の発言】 次に、鍵田節哉君。
【次の発言】 次に、辻一彦君。
【次の発言】 次に、細川律夫君。
【次の発言】 午後一時三十分から再開することとし、この際、休憩いたします。
午後零時三十四分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を続行いたします。遠藤乙彦君。
【次の発言】 次に、木村太郎君。
【次の発言】 次に、達増拓也君。
○石破委員長 これより会議を開きます。
この際、委員派遣承認申請に関する件についてお諮りいたします。
山陽新幹線福岡トンネルコンクリート剥落事故の実情調査のため、来る七月二十六日月曜日及び二十七日火曜日の両日、福岡県に委員を派遣いたしたいと存じます。
つきましては、議長に対し、委員派遣の承認を申請いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
なお、派遣委員の人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
次回は、公報を……
○石破委員長 これより会議を開きます。
議事に入るに先立ち、御報告いたします。
去る七月二十三日、全日空六一便がハイジャックされ、同機機長長島直之氏が犯人の凶刃の犠牲になるという痛ましい事件が起こりました。まことに残念であり、痛惜の念にたえません。
ここに、故長島直之氏と御遺族の方々に衷心より哀悼の意を表し、黙祷をささげたいと存じます。
御起立をお願いいたします。――黙祷。
【次の発言】 黙祷を終わります。御着席願います。
【次の発言】 陸運に関する件及び航空に関する件について調査を進めます。
本日は、特に山陽新幹線福岡トンネルコンクリート剥落事故等及び全日空六一便ハイジャック事件に……
○石破委員長 これより会議を開きます。
この際、申し上げます。
本委員会に付託になりました請願は百四十六件であります。各請願の取り扱いにつきましては、理事会において慎重に協議いたしましたが、いずれも採否の決定を保留することになりましたので、御了承をお願いいたします。
また、本委員会に参考送付されました陳情書は、お手元に配付してありますとおり、九州における新幹線網の建設促進に関する陳情書外二十九件であります。念のため御報告申し上げます。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
陸運に関する件
海運に関する件
航空に関する件
港湾に関する件
海上保安に関……
○石破委員 山陽新幹線北九州トンネルコンクリート剥落事故の実情調査について御報告を申し上げます。 去る十月二十七日から二十八日までの二日間、山陽新幹線北九州トンネルで発生したコンクリート剥落事故の実情調査のため、福岡県に派遣されました。 この際、派遣委員を代表して、私からその調査の概要を御報告申し上げます。なお、詳細はお手元に配付されております報告書を御参照ください。 派遣委員は、武部勤君、実川幸夫君、玉置一弥君、細川律夫君、江崎鐵磨君、寺前巖君そして私の七名であります。 まず、今回現地調査を行うに至った経緯でありますが、去る六月二十七日に発生した山陽新幹線福岡トンネル内でのコンクリー……
○石破委員 参考人の先生方、本日はお忙しいところをまことにありがとうございました。 私ども運輸委員会は、福岡トンネル、北九州トンネルと事故がありまして、現場に視察に参りました。専門家がそうそろっておるわけではございませんが、現状を見、そしてまた作業の現場を見、その都度委員会を開いて適切な対応を求め、提言もしてきたわけであります。 福岡トンネルがあって、北九州トンネルのときはまたか、こういう感じだったんですね。今度また、礼文浜トンネルでまたまたかというようなことになりまして、どうもこれは、例えばJRをお呼びし、また運輸大臣をお呼びしてお話をしても、予想外のことであった、適宜適切に対応したいと……
○石破委員 今回、政府案そしてまた民主党案、二つの案が出ております。どちらも非常によく考えられた案でございますし、目指すところは基本的には一緒なのかなというふうには思っておりますが、幾つか相違もございますし、その相違を明らかにしながら、よりよいものを目指す。私は、基本的に政府案の方が現実的であるというふうに理解をいたしておりますが、幾つかの点をお尋ねいたしたいと存じます。 今まで、日本のバリアフリー化というのは余り進んでまいりませんでした。それにはいろいろな理由があったろうと思います。一つは、法律によって、国でありますとか自治体でありますとか事業者に対しまして、モビリティー対策というものがな……
○石破委員長代理 次に、赤羽一嘉君。
○石破委員 この法案の審議も大詰めに参ったというふうに思っております。今日に至りますまでの、二階大臣、中馬次官初め運輸省の皆様方、建設省、自治省、そして警察庁の御努力に敬意を表しますし、また、あわせて、玉置提出者初め民主党の皆様方の真摯な御努力にも心から敬意を表する次第でございます。 論点が大分絞られてきたように私は思っておるんです。あるいは繰り返しの質問になるかもしれませんが、党としての確認ということで御容赦をいただきたいと思います。 一つは、この中間の見直しというものをどうするのか。政府案におきましては、附則の第三条、「検討」というところでございます。「政府は、この法律の施行後十年を経……
○石破委員 ただいま議題となりました高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律案に対する修正案につきまして、自由民主党、民主党、公明党・改革クラブ、保守党及び自由党の五会派を代表いたしまして、その概要を御説明申し上げます。 修正案につきましては、お手元に配付しております案文のとおりでございます。 原案では、本法の施行後十年を経過した場合において、運輸施設整備事業団による補助金交付業務の実施状況について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずることとしておりますが、これを、本法の施行後五年を経過した場合において、この法律の施行の状況について検討を加え、そ……
○石破政務次官 このたび農林水産総括政務次官を拝命いたしました石破茂でございます。 谷大臣を補佐し、三浦政務次官ともども農林水産行政、特に、国民の皆様方、納税者の皆様方に納得をしていただけます農林水産行政の推進に向けまして微力を尽くしてまいりたいと思います。 委員長初め委員の諸先生方の御指導、御鞭撻を賜りますよう、心からお願いを申し上げまして、一言ごあいさつといたします。(拍手)
○石破政務次官 お答えを申し上げます前に、先ほど委員からも御指摘がございましたが、今回の事故によりまして被害に遭われた皆様方に、私からも心からお見舞いを申し上げる次第でございます。また、委員におかれましては、党の対策本部の幹事長として適宜適切な御指導を賜っておりますことに対しましても、心から厚く御礼を申し上げたいと存じます。 御指摘の、今後の消費への影響いかんというお話でございます。これは、既に報道等ででも出ておりますが、ことしは殊のほか暑い夏であるということで、現段階におきましては、むしろ逼迫ぎみの需給状況にあるというふうにも承っております。また、一部の量販店からは品不足であるというような……
○石破政務次官 お答え申し上げます。 楢崎委員よく御案内のことかと存じますけれども、新しい農業・農村基本法におきまして、特に循環型という概念を新しくつくったわけでございます。それに基づきまして、JAS法の改正そしてまた持続農業法、こういうものを制定をし、持続農業法は昨年の十月から施行し、JAS法の有機表示関連につきましては、来年の四月から施行することもまた御案内のとおりでございます。これを両方動かしてみまして、税制上、金融上のいろいろな措置をつくっております。そして、消費者に対しましても適切な表示を、今まで以上にわかるように行っております。 この二つを組み合わせて動かしてみまして、なお足ら……
○石破政務次官 光合成においてはほかに並ぶ者のない権威の先生に御質問いただきまして、あるいは私どもが御教授をいただかねばならぬ点がたくさんあろうかと思っております。 従来私どもが答弁をいたしておりますのは、そのことの意義を認めるに全くやぶさかではないということであります。ただ、国会でお決めおきをいただきました新しい農業・農村基本法におきましても、食料の自給率を上げるということも政策目標として、これは国会で御審議をいただき法律になっておるわけでございまして、そういたしますと、食料の自給率を上げる、遊休農地もできるだけ使っていきながら、農地の稼働率をふやしていって食料自給率を上げるんだ、どちらも……
○石破政務次官 お答えを申し上げます。 私どもといたしましては、農作物の被害額約三十億円、農地、農業施設約百七十億円、合わせまして二百億円ぐらいの被害かというふうに了知をいたしておるところでございます。 施設の復旧につきましては、今月中旬、具体的に申し上げれば、委員の愛知県は十月十六日、岐阜県は十月二十三日、三重県は十月十六日より順次災害査定を実施いたしまして、早期復旧に努めてまいりたい、かように考えております。 なお、共済の支払いについてでございますけれども、これも早期に支払いが行われますように関係各方面に文書を発送しておるところでございます。 加えて申し上げまして、農業者に対します……
○石破政務次官 平成十三年産米穀の政府買い入れ価格及び米穀の標準売り渡し価格の米価審議会への諮問につきまして御説明申し上げます。 米穀の政府買い入れ価格につきましては、食糧法のもとで、自主流通米が米流通の主体となったことを踏まえ、自主流通米の価格動向を反映させるほか、生産コスト等を参酌し、米穀の再生産を確保することを旨として定めることとされておりまして、平成七年十二月に米価審議会の意見を聞いて、現行の算定方式が設定されたところでございます。 平成十三年産米穀の政府買い入れ価格につきましては、米穀の需給動向、市場評価を反映させつつ、安定的な価格運営が図られる現行の算定方式に基づき算定すること……
○石破政務次官 農地法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 効率的かつ安定的な農業経営を育成し、地域農業の活性化を図るためには、農業経営の法人化の推進が重要になっております。 このため、農業生産法人の要件を見直し、経営形態の選択肢の拡大や経営の多角化等を進めるとともに、あわせて、農地の投機的取得等の懸念を払拭する必要があります。 また、地域の実情に応じた農地の権利移動が行われるよう措置する等の必要があります。 これらの内容を実施するため、この法律案を提出いたした次第でございます。 次に、この法律案の主要な内容につきまして御説明を申し上……
○石破政務次官 お答えを申し上げます。 今委員御指摘の点は、省内においても長い間議論をいたしてまいりました。いわゆる企画管理のみを行う法人、株式会社、または個人にも農地の取得を認めてもいいのではないでしょうかという論を、実は私も展開したこともあるんです。 ただ、その場合に、どうしても行き当たりますのは、今委員の御指摘の中にもございましたが、やはり耕作者主義からは反するんだろうねということになるわけですね。企画管理のみを行うというふうに今委員おっしゃいましたが、それが耕作者主義にはどうしても当てはまらないんだろうと思います。農地法の一条をどう読み返してみても、何度読んでも、上から読んでも下か……
○石破政務次官 これはきのうも似たような御質問があったかと思っております。すなわち、企画管理を専ら行い、実質的に所有者たる構成員とは全く関係ない人が役員になれるようにすべきじゃないかというようなのが所有と経営の分離という御指摘であるとすれば、これはやはり耕作者主義から外れることになるんだろうというふうに思っておるわけでございます。 この耕作者主義というものを維持します限り、今回が最大限のものに近いと私は思っておりまして、これは今から予断を持って申し上げる話ではございませんが、とにかく、今回これが第一歩である。委員御指摘のように、有限会社まで認めていた、これを限定的ながら株式会社まで持ってきた……
○石破政務次官 先ほど審議官の方からもお答えをしたことでございますが、これは三月にやりました。その後、オーストラリアから異議申し立てがあって、今月下旬にやるようになっております。これは、政治的な判断とか価値判断を交えずにやるものございまして、純粋に関心のある国が多数決で決める。三月のときも、二十五対一とか、二十五対二とか、二十六対一とか、それで我が方の主張に反対をしたのはオーストラリアとニュージーランドだけであったというふうに、たしか記憶をいたしております。 そういたしますと、今回、私どもの主張、すなわち、ハイファットクリームチーズがバター類似のものであるということにつきまして、多くの国の理……
○石破政務次官 家畜伝染病予防法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 畜産の振興を図るため、農林水産省といたしましては、従来から、家畜の伝染性疾病の発生の予防及び蔓延の防止に絶えざる努力を払ってきているところでございます。 しかしながら、本年、宮崎県と北海道で我が国では九十二年ぶりとなる口蹄疫の発生が確認され、その蔓延防止措置の実施の過程において、口蹄疫発生農家における家畜の屠殺処分等についての課題が明らかとなったところであります。また、今回の口蹄疫の発生原因は口蹄疫汚染国からのわらである可能性が高く、周辺諸国で口蹄疫の発生が続発しておりま……
○石破政務次官 おはようございます。それでは、御説明を申し上げます。 まず、農業交渉の状況と提案の検討経緯につきまして御説明を申し上げます。 WTO農業交渉は、WTO農業委員会特別会合で行うことが合意され、本年は、三月、六月、九月、十一月の四回、この特別会合が開催されました。 三月の特別会合におきまして、各国は原則として二〇〇〇年末までに交渉に臨むスタンスを明らかにした交渉提案を提出することとされ、これまでに、米国やEU、その他ケアンズ・グループや複数の途上国グループから提案が出されております。 我が国におきましても、本年末までに提案を提出すべく検討を進めてまいったところでございますが……
○石破副長官 このたび防衛庁副長官を拝命いたしました石破でございます。 日本国の独立と平和を守る任務につかせていただきました。身の引き締まる思いであります。米田、岩屋政務官とともに長官を補佐し、全身全霊を尽くしてまいりたいと思っております。 防衛力は、私は、最大の抑止力である、このように考えております。そのために資します法律並びに装備、予算、委員長の御指導をいただきながら、先生方の御指導、御鞭撻を心からお願いを申し上げる次第でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手)
○石破副長官 委員長から御指名をいただきましたので、私からお答えを申し上げます。
平成四年十二月、御指摘の「なだしお」の艦長の責任につきましては、横浜地方裁判所において……
【次の発言】 問題点は、今先生が御指摘になったとおりであります。
昨年の十二月に、政府といたしましても、情報インフラのサイバーテロ対策に対する特別行動計画、これを策定いたしました。足らざるところもあろうかと思いますので、先生の御指摘を生かしながらやってまいらねばならぬと思っております。
問題は、今の法制の中で、どれで対応ができるか。
つまり、それは国家としてしかけるとは限りませんで、本当に二、三人のそういうマニアの……
○石破副長官 私どもとしては、いっかな矛盾するとは思っておりません。今局長から答弁を申し上げましたように、それは、相手が保有をしております戦闘機の能力が上がった、それに対応しなければいけない、能力が上がったということを申し上げておる、向こうの能力に対応するものをこちらも持たねばならない、そういうふうに申し上げておるわけであります。想定されるように、向こうの意図が変わったとか諸情勢が変わったとか、そういうような判断に基づいてこのような決定をしたのではございません。
【次の発言】 いささかたりとも反するものではございません。
【次の発言】 こういう場合が合理的な範囲内ということをここでそれぞれ場合……
○石破副長官 これは、アメリカと中国との両方の発表を総合して申し上げますが、日本時間の一日の午前十時過ぎに、南シナ海の海南島南東の公海上空、これを航行しておりました、通常の偵察活動を実施しておりましたEP3、アメリカ海軍の哨戒機でございますが、これが追跡した中国海軍のJ8戦闘機二機のうちの一機と空中接触したというふうに承知をいたしております。
南シナ海の海南島南東の公海上空、こういうふうに認識をしておるところでございます。
【次の発言】 時刻につきましては、私どもは十時過ぎというふうな認識をしておるところでございます。
なお、位置につきまして、アメリカ側の発表におきましては、海南島沖七十海……
○石破委員 おはようございます。 訪米を控えられました外務大臣並びに防衛庁長官に幾つか質問をさせていただきたいと存じます。 まず、外務大臣にお尋ねをいたします。 外務大臣は、先般の当委員会におきまして、このようにお述べになりました。これまでに我が国の安全及びアジア太平洋地域の安定と発展のために機能してきた日米安全保障体制の信頼性の向上に引き続き努め、日米同盟関係の強化を図ってまいります、このようにお述べいただいたかと存じます。今回の訪米がこのような大臣のお気持ちにさらに資するものであり、そしてまた日米同盟強化というような大きな果実が得られますように心から期待をするものであります。 一つ……
○石破副長官 ただいま東門議員がおっしゃったとおりだと思っております。私どもも全く同じ認識を持たせていただいております。 つまり、今議員が御指摘のように、沖縄が日本国の中で唯一戦場になった地域であるということ、そしてまた、そのときに軍と一緒に南方へ逃げられた方々が多くの悲惨な目に遭われたということ、そして返還後、自衛隊が参りますにつきまして大きな反対運動があった。しかし、不発弾の処理等々、一生懸命自衛隊も努力をしてまいりました。ようやっと御理解をいただけるようになったやさきの出来事であります。そういうような問題を、御指摘のように、中学生という本当に小さな女性の方がこういう被害に遭われた、その……
○石破委員 まず冒頭、官房副長官、お時間がおありだと思いますから、先に副長官にお尋ねをいたします。これはPKOと関係なくて恐縮であります。 今回、アメリカでテロが起こった。やはりああいうことはアメリカのみならず、これはもう全世界どこでも起こるんだろう。ひょっとしたら日本にも起こるかもしれない。それが我が国有事になるかどうかはそのときの判断ですが、有事というものがお祈りしていれば起こらないとか、そんな話ではないらしいということは多くの人が気がついたことだろうと思っている。 しかしながら、この有事法制というのは一体どうなったんだという話なんですね。昭和五十六年、五十九年に研究公表文が出て、そし……
○石破委員 参考人の皆様、きょうは本当に御苦労さまでございました。貴重な御意見をいただきまして、心から感謝を申し上げたいと存じます。 今、西岡先生がおっしゃいました、本当にまさしく拉致問題というのは、また北朝鮮問題というのは安全保障の問題である、私どもはそのように考えております。きょうここにおります委員の中にも、同じ思いで家族の皆様とともに行動しようというふうに尽力をしておる者も大勢おります。 私は、一度しか北朝鮮という国に行ったことはございませんが、あれはやはり極めて異常な国だというふうに正直言って思っています。 ただ、何で日本政府が、もちろん私どもの政府が、我々も含めて、主権とか領土……
○石破委員 川口大臣、御苦労さまでございます。きょうは沖北と同時に審議をいたしておりますので大変お疲れのことかと思いますが、幾つか質問をさせていただきたいと存じます。 主に、先般の本会議におきます大臣の外交演説に沿いまして質問をさせていただきます。 まず冒頭に、これは質問通告をいたしておりませんが、川口外交というのは大体どのようなものを目指しておられるかということにつきまして、抽象的な質問で恐縮ですが、お尋ねをいたしたいと思います。 歴代、いろいろな外務大臣がいらっしゃいました。きょうはここに柿澤元外務大臣、そして高村元外務大臣いらっしゃいます。私、いろいろな歴史上の外務大臣を思い起こし……
○石破委員 きょうは阿南大使にもお出ましをいただきまして、ありがとうございます。 冒頭、一つお尋ねをしておきたいと思います。 結局、今度の瀋陽総領事館の件というのは、主権とは何であるか、領土とは何であるかというようなことを私ども日本国民に問いかけたことなのだろうと思っています。残念ながら、我が国民は、主権であるとか領土であるとかそういうことについての意識が、ほかの国に比べて非常に希薄ではないだろうか。それは拉致問題でも一緒のことなんだろうと私は思っています。そのことの一環で少し気になることがありますので、お尋ねをいたします。 本年の五月二十日に、竹島周辺で、鳥取県の漁船第二十八住栄丸と韓……
○石破委員 外務大臣、大変お疲れのところをお出ましをいただきまして、平素の御労苦に心から敬意を表したいと存じます。 私どもはまず冒頭に考えてみなきゃいかぬこと、それは日本国憲法前文に書かれていること、つまり、我々は「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」これはどういうことなのか。私は、かねてから申し上げているけれども、そうであればそれにこしたことはない、我々はそう願いたい、しかしそうでなかったらどうなのかということを私たちはいつも考えていなければいけない、そのことを今回つくづくと思ったことであります。 私は、今回の総理の訪朝は日朝関係に新たな……
○石破委員 官房長官、国家公安委員長、ほかの委員会等々の御都合がおありかと思いますので、時間になりましたら御退席をいただいて結構であります。 まず、瀋陽の総領事館のことにつきましてお尋ねをいたしたいと思います。 というのは、なぜこれをお尋ねするかといいますと、予期せざる事態が起こったときにどのように対応をするかということがきちんとできていなければいかぬのだろうというふうに私は思っております。 そして、阿南大使の発言、これがいろいろ問題になっておるわけでありますが、私どもがちょうだいいたしました発言の概要を見る限りにおいては、これは実に当たり前のことを言っているわけですね。脱北者は中国へ不……
○石破委員 第二班、鳥取班の派遣委員を代表いたしまして、団長にかわり私からその概要を御報告申し上げます。 派遣委員は、瓦力委員長を団長として、大野松茂君、浜田靖一君、永田寿康君、肥田美代子君、白保台一君、樋高剛君、赤嶺政賢君、今川正美君、宇田川芳雄君と私、石破茂の十一名でありました。 現地における会議は、玉姫殿において開催し、まず団長から、派遣委員及び意見陳述者の紹介並びに議事運営の順序などを含めてあいさつを行った後、意見陳述者より意見を聴取し、これに対し各委員より熱心な質疑が行われました。 意見陳述者は、鳥取県西部地区日韓親善協会会長・東京印刷株式会社取締役社長杉原弘一郎君、鳥取大学名……
○石破国務大臣 このたび、防衛庁長官を拝命いたしました石破茂でございます。田並委員長を初めとされます委員の皆様方に一言ごあいさつを申し上げます。 冷戦の終結により、世界的な規模の武力紛争が生起する可能性が低下いたします一方、複雑で多様な地域紛争が発生し、大量破壊兵器等の移転、拡散の危険が増大しております。また、昨年米国において発生いたしました同時多発テロは、想像を超える態様と規模の事態が現実に起こり得ることを示すとともに、国際社会に対し、テロを新たな脅威として改めて強烈に意識させました。 我が国周辺に目を向ければ、現在も朝鮮半島の軍事的対峙が継続をいたしております。日朝間におきましても、拉……
○石破国務大臣 有事法制について、準備不足であるという今委員のお話をいただきました。私自身、党におりましたときに、岩屋委員などと一緒にそういうような指摘をしてきた一人であります。斉藤長官のもとで、私が副長官、委員に政務官をお務めいただいたこともありますが、少なくともおととしの十二月ぐらいまでの段階では、有事法制というのは研究が終わったいわゆる一分類、二分類だ、まずこれをもって有事法制で、全部ではないけれども、まず有事法制というのはこれなんだというふうに多くの人が思っておったと思うんです。防衛庁としてもそういう考えだったと思います。 としたところが、ことしになって、忽然とというべきか、武力攻撃……
○石破国務大臣 あくまでテロ特措法の目的に沿うものであるかどうかという一点において判断せられるべきものと考えております。
先生御案内のとおりで、私どもは法律の規定がなければ全く動かすことはできません。そのテロ特措法というものにかなったことであればそれはやりましょうし、かなわないことであればそれはやるわけにはまいりません。そこで何が行われるかということについては、今の時点で申し上げることは困難でございます。
【次の発言】 重ねてのお答えになって恐縮ですが、どういうことが行われるか、今の時点をもって予断することは非常に困難でございます。
結局、委員御指摘なのは……(末松委員「対象の範囲。特措法……
○石破国務大臣 テロ対策特措法に基づく対応措置に関する基本計画の変更について御報告申し上げます。 テロ対策特措法に基づく基本計画において、協力支援活動等を外国の領域で実施する自衛隊の部隊等の派遣期間を六カ月間延長し来年五月十九日までとするとともに、アフガニスタンで米軍が使用する飛行場施設を維持するための建設用重機等を輸送するために必要となる変更を行うことが、昨日の安全保障会議を経た後、本日、閣議で決定されました。 なお、あわせて、防衛庁長官が定めている実施要項につきましても総理の承認を得て、基本計画に沿った所要の変更がなされることとなります。 次に、今回の基本計画の変更に係る背景について……
○石破国務大臣 浜田委員の御指摘は、全くそのとおりなんだろうと私は思います。 イージスという船がどういう船なのかということをもう一回きちんと私どもも御説明をする必要があるだろうし、御理解をいただく必要があるだろうと思います。 まさしく名は体をあらわすという話であって、イージスというのは、要はギリシャ神話に出てくるお話で、神々の頭目であるところのゼウスがその娘であるアテナイに盾を与えるわけですよね。矛を与えるわけじゃない、盾を与える。その盾の名前がイージスという名前の盾なわけですね。 私は、この名前の由来というのはよくここを考えてみる必要があると思っていて、あらゆる邪悪を振り払う盾である、……
○石破国務大臣 このイージス艦の派遣、正確には「こんごう」型護衛艦を加えるということでございますが、このことにつきまして、これからも国民の皆様方の御理解を得るように、そして御理解のもとで自衛艦が活動することができますように努めてまいりたいと思っております。 委員御指摘のように、ローテーション論あるいは安全性の確保、アメニティー、そんな理由を申し述べました。結局一年間たってみて、最初は想定し得なかったいろいろなことが起こってきたんだと思うのです。 一つは、ローテーション論であります。これは船一隻で動くわけではありませんで、艦隊を組んでおりますから、指揮通信能力というものが必要だ。それはDDH……
○石破国務大臣 イージス艦の派遣の決定についてのお尋ねでございます。 今、委員が集団安全保障とおっしゃいましたが、恐らく集団的自衛権の御指摘なのだろうと思っております。 今まで再々機会がありながら見送ったのは集団的自衛権に触れるおそれがあるからではないかという御指摘ですが、これは従来政府として答弁を申し上げておりますように、そのようなことが集団的自衛権に当たるというようなことは私どもとして考えたことはございません。 すなわち、一般的な情報を提供するということであります限り、それは、武力の行使並びに武力の行使との一体化、すなわち憲法が禁じておる集団的自衛権とは何ら抵触するものではないという……
○石破国務大臣 鳩山委員長を初めとする委員の皆様方に一言ごあいさつを申し上げます。 冷戦の終結により世界的な規模の武力紛争が生起する可能性が低下する一方、複雑で多様な地域紛争が発生し、大量破壊兵器等の移転、拡散の危険が増大しております。また、昨年、米国において発生いたしました同時多発テロは、想像を超える態様と規模の事態が現実に起こり得ることを示しますとともに、国際社会に対し、テロを新たな脅威として改めて強烈に意識させました。 我が国周辺に目を向ければ、現在も朝鮮半島の軍事的対峙が継続をいたしております。日朝間におきましても、拉致、不審船、核開発及びミサイル問題等、我が国の国民の生命と安全や……
○石破国務大臣 お答えを申し上げます。 この拉致の問題ということが、拉致をされた方々が一体北朝鮮でどのようなことをしたかといえば、これは工作員の教育に携わっておられた。そして、その工作員が何をしたかといえば、ラングーン事件であったり、あるいは日本人に成り済ました工作員の場合には大韓航空機爆破事件であった。これは単なる拉致という問題ではなくて、テロということに直結をするものであろう。 そうすると、何が拉致問題の解明にとって一番よいか。これは、日朝正常化交渉であり、あるいは安全保障協議の場であり、そこで日朝間において議論されることでありますが、同時に、今までもこの問題を家族の方々が国連人権委員……
○石破国務大臣 お答え申し上げます。 まさしく先生御指摘のように、戦闘地域、非戦闘地域という概念を用いますのは、憲法との関係が極めて重要だということでございます。 当然、私どもの憲法は、海外において武力の行使は行わないということになっております。そして今回の行動も、決して海外において武力の行使、行うものであってはならない、これはもう大原則でございます。そして、戦闘地域というのは危ない地域なのであり、非戦闘地域は危なくない地域なのである、こういう御理解もありますし、それは比較的近い概念なのかもしれません。しかし同時に、戦闘というものは何か。それは、国または国に準ずる者による組織的、計画的なと……
○石破国務大臣 杉浦先生初め調査団の先生方、本当に過酷な日程の中で有意義な御報告をいただきました。心から厚く御礼を申し上げ、本当に貴重な参考として、私ども議論の糧にさせていただきたいと思っております。 先生御指摘のように、どの国も軍隊を出しているのはなぜなんだろうかということを考えてみましたときに、それはやはり自己完結性ということなんだろうと思うんです。自分たちで何でもできる、ほかの国へ頼ることもなく、ましてやイラクの人たちに御迷惑をかけることもなく、全部のことが自分でできるという自己完結性、そして危険を回避できる能力を持っているということ、だからどの国も軍隊を出しているのだということだと思……
○石破国務大臣 私からお答えするのは必ずしも適切かどうかわかりませんが、PKO法でできるかできないかというお尋ねかと存じます。
PKO法で規定をする業務として、人道的な国際救援活動への協力、これはできます。しかし、現在、イラクにおいて、国連PKO自体が展開をいたしておりません。そもそも国連PKOが展開をしておりませんので、本法案で規定をいたしております安全確保支援のような活動は行い得ないということでございます。これはもう非常に形式的なお答えで恐縮でございますが、そういうようなお答えになろうかと存じます。
【次の発言】 失礼いたしました。イラク国内においては展開をしていないということで申し上げ……
○石破国務大臣 刻々という言い方があるいは誤解を与えたとしたら、それは申しわけないことだと思います。 要するに、これはもう先生百も御存じのとおり、日本の国が武力を行使しないということを制度的に担保しておるわけですから、それは変わり得ることはあります。ただ、これを治安と同義にとらえて、治安が刻々と変化するというのと、戦闘地域、非戦闘地域が刻々と変化する、これはまた違う概念だろうと思います。ただ、これがぴたっと変わらないというものではございません。 ですから、国際的な武力紛争が現に行われておらず、また活動の期間を通じて行われることが予測されない地域という意味で、それは固定されたものではないとい……
○石破国務大臣 安保理決議一四八三で加盟国に対して要請がなされておるわけでございます。 まさしく先生が御指摘のように、では、自己完結的にその要請に応じ得る組織がどこにあるんだということを我が国としては考えなければいけない。例えば水でも、どの国にも依存をしてはいけない、電力だって、停電になっちゃったから活動できませんというお話にはならないわけでございます。食料だってそうですし、あるいは、けが人が出た、病人が出たというときに、あの満杯のイラクの病院に迷惑をかけるというようなことがあってはならないわけでございます。国連の要請にこたえ得る組織というのは、それは自己完結的な、ほかの国でいえば軍隊、そし……
○石破国務大臣 これは政府全体で判断をしていくことに相なりますが、先生御指摘のように、自衛隊の本来の任務に支障を与えないということになっております。法律そのものがそういうふうな構成になっておるわけでございます。 北朝鮮の状況あるいは日本国内全体の状況等々もにらみながら、それは可変的な要素は常にあり得ることだと思っております。 他方、今官房長官から答弁がありましたように、では、どうなんだ、我が国の国民も犠牲になったあのテロの脅威というものは本当に除去をされたのかといえば、除去をされていないので、法案の継続というのをお願いいたしておるわけでございます。 その両方をにらみながら、何が一番テロの……
○石破国務大臣 今委員から、定性的なではわからぬではないかというお話がございました。 この法律の目的自体は、テロの根絶のために活動している米軍等の軍隊を支援する、こういうような形になっております。そうすると、では、確かに御指摘のように、一番多いときは百隻以上の船が出ておった、今は二十数隻に減りました。しかし、補給の回数自体は、三十回、二十回ということで、多少の増減はございますが、回数自体が減ったというふうな認識はしておりません。それは、やはりニーズがある限り、目的は達成されていないのだろうということになるだろうと私は思っております。 自衛権というふうにおっしゃいましたが、それはやはり、テロ……
○石破国務大臣 これは、何隻になればやめるという筋合いのものではないような気が私はしています。 これは例えて言いますと、シーレーン防衛をするときに、何隻船があればいいだろうかという議論のときにもいろいろな考え方があると思います。つまり、船があることによって、これはどこにいるかわからないわけですね、相手方にも、我々のそういうような艦隊、船がどこにいるかわからない。それによって抑止というものもあるわけでございます。 こういうようにいろいろな議論がございますけれども、やはりアメリカともよく議論をしながら、逃亡していく人間の数が減っていく、それは逆を申し上げれば、陸上で捕捉される人間の数がきちんと……
○石破国務大臣 防衛庁長官として所信を申し述べます。 冷戦が終結して、はや十年余が経過をいたしました。冷戦が終結したとき、これで世界は平和になる、平和の配当が受けられる時代が到来すると多くの人々が期待をいたしました。しかし、現実の世界は、残念ながらそのように動きませんでした。 確かに、米ソ全面戦争や大規模な武力紛争の可能性は遠のきましたが、複雑かつ多様な地域紛争が各地において生起し、九・一一米国同時多発テロに象徴される国際テロの脅威に直面することとなりました。さらに、核・生物・化学兵器などの大量破壊兵器や弾道ミサイルの拡散などの危険が格段に増大をいたしつつあります。これらは、まさしく我が国……
○石破国務大臣 現在、北朝鮮から仮に、仮定の話で恐縮ですが、別に北朝鮮からでなくてもどこでもいいのですけれども、弾道ミサイルが飛んできた場合に、限定的な、ごく限定的な対処能力はある、PAC2等々ですね。湾岸戦争のときにイスラエルに供与されたパトリオットがあれを落とした、あの場面を想像していただければよろしいかと思いますが、ごくごく限定的な対処能力は持っているけれども、それが、射程が、アル・フセインと違いまして千キロ台になりますテポドンになった場合に、落下速度が非常に速いですから、同じような限定的な能力も十分に発揮できるかといえば、それはかなり問題があるだろうというふうに思っています。 では、……
○石破国務大臣 ただいま防衛局長がお答えをしたとおりかと思いますが、要は、これは周回衛星なんですね。静止衛星と違って、一カ所にとどまってずっと見ているわけではない。ある程度の周期を置いてその上を飛んで、たまたまそういう情報がとれれば非常にありがたいという、これはもともとそういうものなのですよね。それはもう十機も二十機も打ち上げればもっと間隔は詰まりますが、結局、一回回って次にその上へ来るまでの間にどんな変化があるか、それはどういう意味なのかということを我が方として把握するということになるんだろうと思っています。それで、例えば、ミサイル発射の兆候が顕著になるとか、非常に特異な事象があらわれたとか……
○石破国務大臣 最初に、意義、成果等につきましてのお尋ねがございました。 これは、一つは、盧武鉉新政権になって国防長官もかわられたということがございます。前任の李長官が昨年の十一月、日本を御訪問になられまして、かなり長時間にわたりまして意見交換を行いました。その後、盧武鉉政権の誕生に伴いまして国防長官も交代をし、チョ・ヨンギル長官が就任をされたわけであります。日韓の間には、毎年、防衛首脳の交流、会談というものがあるわけでございますが、新しい長官になられたということで、意見交換をしたいということが一つございました。 基本的に、やはり日米韓の防衛当局首脳が意見交換を行い、お互いに信頼関係を持つ……
○石破国務大臣 テロ対策特措法に基づく対応措置に関する基本計画の変更について御報告申し上げます。 テロ対策特措法に基づく基本計画において、協力支援活動等を外国の領域で実施する自衛隊の部隊等の派遣期間を延長し十一月一日までとすることが、昨日の安全保障会議の後、本日の閣議で決定されました。なお、あわせて、私が定めている実施要項についても、近日中に総理の承認を得て変更し、実施期間を本年十一月一日までとする予定です。 次に、今回の基本計画の変更に係る背景について御説明申し上げます。 三月一日、アルカイダの幹部の一人ハリド・シェイク・モハマドがパキスタンにおいて拘束される等の一定の進展は見られるも……
○石破国務大臣 冒頭お触れになりましたが、昨日、本当に多くの会派に御賛成をいただいて有事法制が衆議院を通過したということは、本当にありがたいことだというふうに思っております。 国の独立と平和があって初めていろいろな、経済であれ福祉であれ、語ることができるんだ、国民の生命財産というものを守っていくことは必要なんだということを、九割の先生方が御賛成いただいたということの意味は非常に大きなものだというふうに受けとめ、今後とも御教導賜りたいというふうに思っておるところでございます。 今お話しになりました御党の三原則でございますが、この二番目の、日米安全保障体制を堅持し、その信頼性をさらに高める、こ……
○石破国務大臣 事実関係は、今副長官がお答えを申し上げたとおりであります。 先生御指摘のように、武器輸出三原則というものがございますから、大量生産というものがきかない。一つ当たりの単価、例えて言いますと、戦車でいえば、九〇式戦車というものが九億円ぐらいする。アメリカのM1あるいはドイツのレオパルトよりも相当高いということがございます。これは、大量生産がききませんので、そういうことは宿命的にやむを得ないことだという言い方もできると思っています。 同時に、調達のあり方は今副長官がお答えをしたとおりなのですが、高い技術力を持っていくということは、私は、抑止力として必要なことなんだと思っています。……
○石破国務大臣 お答え申し上げます。 冒頭、私どもの自衛官の糧食費についてお触れをいただきました。御心配いただきましてありがとうございます。 私どもの糧食費は、今先生御指摘のとおりでございますが、これには人件費、光熱費を含んでございません。また、先生が安保委員長をお務めのときに、私どもの隊員の隊員食も召し上がっていただいたと思います。本当に限られた予算の中で、隊員たちが一生懸命つくっておりまして、私も何度も食べましたが、それほど遜色のあるものを出しているとは思っておりません。また最近、変な話ですが、随分残す人がふえまして、昔みたいにおかわりするという人もいなくなってしまいました。 いずれ……
○石破国務大臣 ただいま御決議のありました企業による航空機関連の過大請求事案につきましては、御決議の趣旨を踏まえ、防衛庁としては、過大請求に係る国損を回復するための特別調査を実施しておるところであり、その結果に基づき返還請求を行うことといたしております。 いずれにせよ、防衛庁としては、再発防止を含めた防衛調達の透明性、適正性を確保すべく、引き続き調達改革を推進してまいりたいと存じます。
○石破国務大臣 四月二十二日の報道を受け、自衛官の募集のための適齢者情報の収集について行った調査に関し、現段階で判明している内容について御報告申し上げます。 まず、自衛隊地方連絡部、以下簡単に地連と申し上げます。自衛隊地方連絡部、地連における募集活動について御説明いたします。 自衛官の募集は、自衛隊の人的基盤を支えていく上で極めて重要なものでありますが、地方公共団体、学校等の御協力を得つつ積極的に広報をしていかなければ、人材を確保することは困難であります。このため、地連におきましては、自衛隊に関する広報資料をダイレクトメールで送付し、関心を持たれた方に自衛官の職務内容を御説明したり、応募に……
○石破国務大臣 通達の趣旨に反するようなものであれば、それは行うべきではないと思っております。ただ、私どもが行います、きのう以来御議論がございますが、例えば自衛隊生徒というようなもの、対象の方々、そういう方々に対して、実際に自衛隊というのはこういうことをやっておるというようなことを発送することが通達の趣旨に反するものなのかどうか、そこの御議論かと思います。
いずれにいたしましても、国の通達の趣旨というものは尊重していかねばならない。要は、その通達の趣旨と私どもの募集というものがどういう関係に立つかということであろうと思います。
【次の発言】 これは御趣旨のとおりだと思います。
○石破国務大臣 クラスター爆弾の性能等につきましては、先生今御指摘のとおりでございます。通常爆弾だけではなくてクラスター爆弾を保有いたしますことが、敵の着上陸侵攻に際しまして、侵攻部隊の陣地、戦車等の車両、集積所等を攻撃し、阻止し得るというために有効である。それはなぜ有効であるかというと、装甲貫徹力、破片効果、焼夷効果というものを有する子弾を有しておるからということでございます。 これは当然のことでございますが、我が国におきましてクラスター爆弾というのは保有をいたしております。それは、敵が仮に仮に我が国に侵攻した場合にこれを使うということであります。ほかの国において我が国がそれを使い、住民を……
○石破国務大臣 委員御指摘の、そのまままさしくミサイルの弾頭部分に搭載できるというような形ではなくても、まだそこに至らなくても、それをまき散らすだけで相当の被害が出るのではないかという御指摘だとすれば、そのような見解があることは存じております。
したがいまして、それがまだミサイルに弾頭化して搭載されないから核の脅威というものがないんだということは、そのこと自体はそうなのですけれども、今おっしゃったようなものについての懸念も私としては有しておるところでございます。
【次の発言】 委員長の御指名ですのでお許しをいただきたいと思います。
その飛んでくるものがそのようなものを積んでいて、それによっ……
○石破国務大臣 お答え申し上げます。 これは一昨年、平成十三年の秋の臨時国会において相当の法改正をいたしました。 法的な面において、一昨年秋の臨時国会における改正、これはテロ特措法と一緒にやったわけでございますが、例えば、情報収集出動というものをつくった、警護出動というものをつくった、治安出動の際の武器使用権限というものを緩和したということもございます。また、海上警備行動において、停船のための武器使用権限、これをつくりました。 これは委員とも随分議論させていただいたことでございますし、勉強もさせていただきましたが、私は、法的には相当精緻なものになったというふうな認識をいたしております。 ……
○石破国務大臣 委員、すべて御案内のことかと思いますが、先制攻撃という概念は私どもとっておりません。したがって、先制攻撃的というようなお話をなさったのだろうと思っております。 これは、二百であろうが幾つであろうが可能なのだという考え方をとるのか、それとも、その中で日本を向いているのがどれなのかということなんだろうと思います。 理屈からいいますと、日本に向けてまさしく攻撃の着手とみなし得る一つの要素たり得るというような事象が起こったミサイルに対してやり得るのであって、その全部、例えばそのミサイル基地が北朝鮮全土に、仮に北朝鮮としましょう、全土に分散をしておった場合には、これは必要最小限なのか……
○石破国務大臣 それはこの法律に基づいて行うということではございません。それがどういう事態であるのか。武力攻撃予測事態という場合に、今委員が御指摘のような場合もあるでしょう。アメリカ合衆国が全く関係ないという武力攻撃予測事態もあるわけです。いろいろなケースがございましょう。 今委員が御指摘のような場合に、仮にそういうことをやるとすれば、それは、予測事態であり周辺事態であるということもこれはまたあるのだろうと思っています。その場合には、周辺事態法の規定に基づきまして、私どもとしては、武力行使と一体化しないという周辺事態法の規定に沿ってやることになるわけです。 いずれにいたしましても、それはも……
○石破国務大臣 これは、委員御案内のとおり、安全保障会議の議を経て決めるものでございます。ただ、PAC3単体としてではなくて、全体のシステムとしてどう見るかということだと思っています。 パトリオットPAC3というのは、御存じのとおり、低層のミサイルを迎撃する、低層から迎撃するものであります。ですから、中層で、イージス艦に積みましたミサイルで中層のものを迎撃する、それでも撃ち漏らしたものをPAC3で低層で迎撃する、そういうような仕組みというものは考えられるのだろうというふうに思っております。 どうすれば我が国にとって最も効果的なミサイルディフェンスであるのか、そして、それが幾らかかるのか、法……
○石破国務大臣 お答え申し上げます。 委員御指摘のとおり、北朝鮮が持っておると言われるミサイルは、射程三百キロのスカッドから始まりまして、スカッドB、スカッドC、そしてノドン、テポドンとくるわけでございます。我が国にとって最も懸念されますのは、射程が千三百キロと言われますノドンミサイルでございます。これは日本全域をほとんど射程に入れておる。 では、どれぐらい持っておるかと言われると、これはいろいろな議論がございますが、ミリタリーバランスによれば十基程度と言われております。あるいは百基という指摘もございます。いずれにせよ、日本全体を射程に入れておるミサイルを配備しておるというふうに考えておる……
○石破国務大臣 北朝鮮の状況につきましては、委員御指摘のとおりだろうと思っております。 脅威というのは、要するに能力と意図の掛け算でございますから、能力は持っていると見るのが妥当でございましょう。それじゃ意図は那辺にありやというと、これはわからない。 ただ、北朝鮮の場合には、先軍政治というのを鮮明にしておるわけであります。普通の民主主義国の場合であれば、それは、世論がある、そしてまたマスコミというものがある、議会というものがあって、そこで国の意思というものは決せられていく。しかし、北朝鮮の場合には、少なくとも我々がとっておるような国の意思決定のシステムはとっていない、そして、先軍政治という……
○石破国務大臣 イージス艦につきましての御質問は、それを一隻出したからこの日本の周辺は大丈夫かという御意味の質問であるとすれば、もちろん大丈夫だという意味で防衛局長は御説明をしたものだというふうに理解をいたしております。
○石破国務大臣 お答えを申し上げます。 これは、先生御案内のとおり、安全保障会議に総理大臣が諮問をいたしまして、そこの審議を経ることに相なっております。したがいまして、今の時点でそれをどうするかということは、安全保障会議の議を経て決定をされることであります。 しかしながら、弾道ミサイルが非常に拡散しておる。冷戦当時は米ソしか持っていなかったものが、今や四十六カ国が持っている。そして、先生御指摘のように、今まではそんなもの落とせるのかねという話がありましたのが、合衆国においては実際具体的に配備が始まるという状況になっております。 そうしますと、我が国でそれを仮に開発する、配備をするといたし……
○石破国務大臣 イラク攻撃が行われるかどうかはまだわかりません。どういう状況であるかも想像ができないところであります。しかし、一般的にテロ特措法というのは、委員御案内のとおり、そういう地区では行わない、そういう危険が伴うところでは行わないということになっております。
したがいまして、前提はともかくといたしまして、そういう危険のある地域、そういうところでテロ特措法に基づいて活動することはできないと考えております。
【次の発言】 これは、今まで政府が、一般的な情報収集というものは一体化しないというふうにお答えをしておる。つまり、何時何分の方向に向かって撃てということは、それは特定の情報提供に当た……
○石破国務大臣 委員御指摘のような問題意識は、私としても強く持っておるところであります。 それから、それが単に運搬しておる今回のような場合、あるいは委員御指摘のようなシージャックのような場合、それぞれ海賊行為との関係がございます。そうしますと、私どもと海上保安庁との間でどのような役割分担をすべきなのか、国際法に照らしてどういう形になるのか、国内法的な根拠は何か、そしてまたその能力はどうなのか。 つまり、シージャックをするような場合に、水上船舶でシージャックをする場合と、あるいは潜水艦みたいなものを使ってやる場合とでは、これは、海上保安庁が有している能力、私どもが有している能力と違います。 ……
○石破国務大臣 私の所掌としてお答えするのは適当かどうかわかりませんが、先生と同じように、私も着任をいたしまして空からずっと見てまいりました。今までの経緯もございます。そして、普天間の移設というものは名護というふうに決まって、地元の御理解も得、やっておるところでございます。したがいまして、ほかの選択肢というものを政府は考えておるわけではございません。 この移設というものが地元の皆様方の御理解を得て着実に進展するように政府としては全力を尽くしていかねばならない、そしてまた、先ほど委員御指摘のように、十五年問題というのは、川口大臣とともに、私も米側に事あるたびに申し上げておるところでございます。
○石破国務大臣 新聞報道等の繰り返しになりまして恐縮でございますが、実際のお話というものは、非公式に昨年からございました。ただ、これはあくまで非公式のお話でございますので、この場で、いつごろからそういうようなお話があったか、その内容はどうであったかということにつきましては、これはお話をすることを控えたいと思っております。 実際問題、表に出ましたのは一月三十日、町長さんが大黒神島に移る意図を御表明になって、町議会の全員協議会で賛同を得たということでございます。しかし、それから四日後になりましょうか、二月三日になりまして、改めて全協が開催され、白紙撤回がなされた。そして、その二日後の二月五日に、……
○石破国務大臣 おおむね両大臣と私も同じであります。 このリストを改めて私も見てみましたが、それぞれの方、長い、もう二十年に近いおつき合いをいただいております。その会社に特定の利益を誘導するとかいうようなことは、いやしくも私は一度もやったことはございません。 要は、そういう方々と本当に日ごろから国政のいろいろな問題について話をする、あるいは私の選挙区は地方でございます、どうやって地域の暮らしをよくするかということは、それは国会議員として当然の仕事だと思っております。そういうことについて一般論のお話をする、それは私は政治家にとって必要なことだろうというふうに考えておる次第でございます。特定の……
○石破国務大臣 今回のことに限って申し上げれば、北朝鮮の軍事動向につきましては、平素から細心の注意は払っておりました。そして、御存じのように、北朝鮮は、冬の間、いわゆる日本でいえば農閑期みたいなときに軍事演習をやるわけであります。したがいまして、数日前から、北朝鮮が北朝鮮北東部の沿岸海域に東北東に向けて航行制限海域が設定されるという情報は得ておりました。
【次の発言】 そのようなものはございません。
【次の発言】 事実は、今委員が御指摘のとおりであります。
問題は、今委員が御提示になりました九三年のノドンミサイルあるいは九八年のテポドンミサイルとの対比について申し上げれば、これは委員御案内の……
○石破国務大臣 委員の御指摘のように、仮に実験であるとか、あるいはテポドンのときのように衛星であるとか、そういう場合には、正確な情報を国民にお伝えするということになるだろうと思っております。 仮に日本に向けて撃ち込まれた場合にはどうなのだろうかということは、それがどのようなことか判断する、極めて短い時間ですから、どのようにして判断していいかというのは、その時々によって違うだろうと思います。基本的には、現在のところ、いかにしてその被害を最小限にするかということに限定をせざるを得ない。つまり、災害派遣という枠組みに多分なります、時間的には。そこでどうやって被害を局限するか、早く情報をつかみ、早く……
○石破国務大臣 今外務大臣から答弁がございましたとおり、例えば難民に対してテントのようなもの、これを国際的な人道支援ということで自衛隊機で運ぶということは現在でも可能でございます。そういうようなニーズが発生をすれば、御指示に従ってそういうことになろうかと思います。 あとはもう、また先生の御指導を賜りたいところでございますが、どういう形で終わるか、そして、復興が国連の手によってなされるのか、それによってまた変わってくる点があるだろうとは思っております。 ただ、私どもが持っております補給でありますとかあるいは医療でありますとか復興でありますとか、そういうような能力というものは相当に活用ができる……
○石破国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、このたび提出された一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案の例に準じて防衛庁職員の給与の改定を行うものであります。 すなわち、第一点は、一般職の職員の例に準じて防衛参事官等及び自衛官の俸給の改定を行うとともに、営外手当についても改定することといたしております。 第二点は、自衛官俸給表の陸将、海将及び空将の欄または陸将補、海将補及び空将補の(一)欄の適用を受ける自衛官以外の自衛官に対する調整手当制度について、そ……
○石破国務大臣 早朝から御面倒をおかけいたします。いろいろと御厄介をおかけしておりますことに厚く御礼を申し上げます。 今先生からお尋ねがございましたSH60Jが搭載しておりますミサイルの試験につきましてでございます。 事実関係を御説明を申し上げますと、私どもの技術研究本部で、平成九年度から、現有のSH60Jの後継といたしまして、護衛艦に搭載をし、対潜水艦戦、対水上艦戦、警戒監視等を実施する艦載型の哨戒ヘリコプターSH60Kの開発を行っておるわけでございまして、現在、技術実用試験を実施中でございます。 今回、この試験の一環といたしまして、先生御指摘の米軍鳥島射爆撃場におきまして、これに搭載……
○石破国務大臣 委員御指摘のとおり、かなり厳しいローテーションになっていると思っております。特に補給艦の場合には、「はまな」は三回続けて出ておるわけでございます、派遣回数が三回ということで。「とわだ」も三回、「ときわ」は二回でございますが、乗員の中で二回連続で出ているという者が「はまな」では七六%、三回連続ですという者も三〇%おります。そういうようなことで、非常に酷暑の中である。 また、補給活動というのは、全く同じ距離を保って同じスピードで直進するということをやるわけで、それもテロの脅威というものと闘いながら、それの警戒を行いながら、六時間真っすぐ同じ距離を保って走る。百二十キロぐらい走るこ……
○石破国務大臣 これは先ほどの予算委員会でもお答えをしたことでございますが、最盛期といいますか、一番多かった二〇〇二年の五月は、アメリカの船が四十隻、アメリカ以外は十五カ国の約六十隻ということでございます。 それから激減をしてきたという御指摘でありまして、確かに現在におきましては、アメリカが四十隻だったものが二隻、そしてそれ以外の国は六十隻だったものが十九隻ということになっております。 この最盛期というのはアフガニスタン攻撃の時期と重なっておるわけでございまして、そういたしますと、攻撃用の艦船というものもたくさん出ておるわけでございます。それは、海上監視活動、船舶検査活動のようなものでござ……
○石破国務大臣 御指摘のとおり、船の数は相当に減っていると思います。 ただ、これはきのうも答弁をしたことでございますが、私はこの六月以降、ニュージーランドでありますとかあるいはフランスでありますとか、あるいはカナダでありますとかイギリスでありますとか、そういうところの国防大臣と、まさしく委員御指摘のような点について議論をいたしました。これは本当に要るのか要らないのかということであります。 船が多かったのは、これはアフガニスタン攻撃と並行していましたから、それに従事する艦船、そして逃亡防止のための監視の艦船、両方が並行しておりました。このアフガニスタン攻撃が終了すれば、その船は下がるわけです……
○石破国務大臣 先生御指摘のとおり、現在調査団が出ておるところでございます。多面的に、多角的に、いろいろなニーズを今把握しておるわけでございます。それが帰ってまいりまして、では、実際にどのようなニーズがあるのか、治安状況はどうなのか、その治安状況において我々はいかなる装備を有するべきなのかというようなことをきちんと決めていかなければいけません。 今行っております調査団には、当然のことでございますけれども、実際に赴く制服の自衛官たちもその中に入っていろいろな調査をしておるわけでございます。周到な準備をいたしませんと、これは、戦闘地域か非戦闘地域かという話ではなくて、九条に定められている防衛庁長……
○石破国務大臣 お答え申し上げます。 確かに、数字は今先生がおっしゃったとおりでございます。ただ、ピーク時は、これはアフガンに対する攻撃と、それからテロリストの捕獲というものが並行いたしておりました。攻撃の場合には大きな艦船が当然参加をいたしております。現在は、テロリストの逃亡というものを防ぐということに特化をいたしておりますので、船は小さい船になってまいりました。隻数というものは、アメリカは確かに減らしておりますが、ほかの国の海軍の船はそんなに減ってはおりません。 要は任務が変わったということでございまして、ニーズがなくなったとは私ども判断をいたしておらない次第でございます。
○石破国務大臣 ただいまも官房長官からお話がございましたが、これは大変大きな一歩だろうと思っております。 他方、これによって、すべてめでたしめでたしで、テロ行為が全くなくなるというふうに私ども、楽観的には考えておりません。このことによって、確かにサダム・フセインはもう戻ってくることはない、あるいはその恐怖におびえていろいろな復興に協力することをためらっていた、恐れていた、そういう方々が協力してくださる、そういう意味でいい兆候だと思っています。画期的なことだと思っています。しかしながら、これでテロが全くなくなるとは思っておりません。 そういうようなことで、私どもとしては、従来どおり治安の状況……
○石破国務大臣 防衛庁長官の石破でございます。 小此木委員長初め委員各位には御指導を賜りますが、何とぞよろしくお願いを申し上げる次第であります。 それでは、所信を申し述べます。 冷戦が終結して十年余が経過をいたしました。しかしながら、これによって世界が平和になるという多くの人々の期待とは異なり、冷戦の終結は必ずしも平和の到来を意味しないということは、平成十三年の九月十一日の同時多発テロの発生によって明らかになりました。我が国をめぐる安全保障環境につきましては、我が国に対する本格的な侵略事態生起の可能性は低下する一方、大量破壊兵器や弾道ミサイルの拡散の進展、国際テロ組織等の活動を含む新たな……
○石破国務大臣 今外務大臣から御答弁がありましたとおりでありまして、そのような内容につきまして日米間におきまして話し合った、あるいは米側から打診があったというようなことは、事実としてはございません。
【次の発言】 報道にありますような日米間の緊密な協議というものは常に行っておるところでございます。私も、担当者から逐次報告は受けておりますが、その中において、先生御指摘のような、あるいは報道に出ておりますような、そういうようなお話があったという報告は受けておりません。
【次の発言】 二点を考えていかなきゃいかぬのだろうと思っています。
一つは、抑止力というものが効果的に維持をされなければいかぬと……
○石破国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 この法律案は、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部改正を内容としておりまして、防衛計画の大綱及び中期防衛力整備計画において定められた防衛力の合理化、効率化、コンパクト化を進めるとともに、必要な機能の充実等を図るとの観点から、陸上自衛隊の第八師団の改編等並びに海上及び航空各自衛隊並びに統合幕僚会議の情報機能の強化等に伴い、自衛官の定数及び即応予備自衛官の員数を変更するものであります。 以上が、この法律案の提案理由であります。 次に、この法律案の内容につい……
○石破国務大臣 防衛庁長官としてお答えすることが適当かどうかはわかりませんが、私は基本的に先生がおっしゃったこと、そのとおりだと思っております。 我が国はとにかく法治国家でありますから、法にのっとって厳正に対処をするというのは当然のことであります。我が国は人治国家ではございませんで法治国家でございますので、法に抵触をするということがあれば、断固としてこれに対処するということは当然だと思っております。 尖閣が我が国の固有の領土でありますことは、るる政府として明らかにしておるところでございますし、領土を侵されるということは、先生御指摘のとおり、主権の侵害以外の何物でもございません。政府といたし……
○石破国務大臣 先般お認めいただきました来年度予算におきまして、いよいよそれを進めていく、BMDシステムを導入していくということになります。これは先生よく御案内のとおりで、ウエポン、センサー、指揮統制システム、これがすべてそろいましてフル稼働というか、そういうようなことになります。 これは注文したらすぐ届くなんぞというものではございませんで、どういうことになるかと申しますと、まず、PAC3の一個ユニットは平成十八年度末に配備をされるということになっております。その他のシステムは平成十九年度以降逐次配備されることになりまして、システム全体が配備できますのには少なくとも八年程度を要すると現在考え……
○石破国務大臣 おっしゃるとおりで、私は、焼き直しみたいなものをやっては絶対だめだと思っています。 大綱は、五一大綱、〇七大綱と来まして、今、平成十六年、一六大綱と将来呼ばれるのかどうか知りませんが、その間に起こったことというのは、例えば九・一一というのがある、テポドンというのが飛んできました、不審船、工作船というものがありました。また、冒頭、委員が御議論なさいましたが、海外における自衛隊の活動というものがあります。 要するに、情勢が激変したと言っていいんだろうと思っているんですね。十年前に今のようなことはだれも考えていない。〇七大綱はもちろん冷戦後の姿というものを見たものでしたが、今度の……
○石破国務大臣 大変遅い時間に恐縮でございます。 国民年金につきましては、一国民として適正に保険料を支払うべきところ、これまで、私の国民年金の保険料の支払い状況につき、未納の期間があったことにつきまして、大変申しわけなく思っておる次第であります。 事の次第につきましては、私自身が関係官署に問い合わせる等いたしまして調べました結果につきまして申し上げるものでございます。 昭和五十四年四月から五十八年二月まで、民間企業に勤めておりまして、厚生年金に加入をしており、その後、国民年金に移行したのでございますが、この移行の際の五十八年三月分、一月でございますが、この分の保険料が未納となっておりまし……
○石破国務大臣 ただいま議題となりましたイラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する特別措置法第六条第一項の規定に基づき、自衛隊の部隊等による人道復興支援活動及び安全確保支援活動の各活動の実施に関し承認を求めるの件について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 イラク特別事態を受けて、国家の速やかな再建を図るためにイラクにおいて行われている国民生活の安定と向上、民主的な手段による統治組織の設立等に向けたイラクの国民による自主的な努力を支援し、及び促進しようとする国際社会の取り組みに関し、我が国がこれに主体的かつ積極的に寄与するとの立場に立ち、できる限りの支援、……
○石破国務大臣 委員御指摘の八項目というのは、こういうことでございます。 イラク特措法に基づく自衛隊部隊の派遣に関する取材及び報道に当たっては、次に示す隊員の生命及び安全に関する事項についての報道を自粛するようお願いいたします。まず「部隊、装備品、補給品等の数量」それから「部隊、活動地域の位置」「部隊の将来の活動に関わる情報」「行動基準、部隊の防護手段、警戒態勢に関わる情報」等々でございます。 それが、取材ができないではないかとおっしゃいますけれども、例えば「部隊、活動地域の位置」、それが本当に全部オープンになっていいのだろうか。あるいは「将来の活動に関わる情報」、それがオープンになって本……
○石破国務大臣 サマワ市評議会の代表、議長代行、そして代理というふうに答弁が、内容が変わっておったというのは御指摘のとおりでございます。その経緯は、きのう申し上げたとおりであります。 そのような経緯によりまして、ファディール・アサブ氏をサマワ市評議会議長と答弁をしたものでございますが、知事公邸におきまして紹介を受けましたのは、この方はサマワ市評議会の代表であるということでございました。それが正しい言い方でございます。改めて訂正を申し上げたいと存じます。 二点目の、文書の点についてでございます。 この文書というものは、この文書自体がどうかということは別といたしまして、この文書の真贋というも……
○石破国務大臣 先生には、自由民主党国防部会長として本当にいろいろなところで御指導いただいており、心から厚く御礼を申し上げる次第であります。 今の御質問でございますが、私どもはこういう考え方をいたしております。 自衛官が現地におきまして武器を使用いたします行為は、刑法三十五条正当行為、先生御指摘のとおりでございます、三十五条における法令行為として違法性が阻却をされるわけであります。イラク人道復興支援特措法第十七条の要件に基づき適正な武器の使用を行った結果、流れ弾等により第三者たるイラク住民を死傷させた場合、当該武器の使用は刑法第三十五条における法令行為として違法性が阻却され、武器を使用した……
○石破国務大臣 一般的に、テロ対策に対しましては、これは法改正も行いました。基本的に、テロというものは警察機関においてまず第一義的に対処すべきものである、警察そしてまた海上保安庁において対処すべきものではございますが、その能力を超えました場合等々、治安出動あるいは海上警備行動、こういうような形にいかにスムーズに移行するかということで、警察、海上保安庁との連携も図る法改正も行ったところでございます。 委員から、昨夕の事件につきまして御指摘がございました。防衛本庁に限らず、私どもの陸海空自衛隊の基地等々につきましても、テロに対して、もちろん脆弱であってはならないわけでございまして、中身の詳細はな……
○石破国務大臣 改めまして御説明させていただく機会をお与えいただきまして、まことにありがとうございます。 要は、日本国憲法九条が禁止をしております、正確に申し上げれば九条第一項ですが、武力の行使とは何か。それは、我が国の物的・人的組織体による国際的な武力紛争の一環としての戦闘行為、これが憲法九条第一項が禁じております、つまり、国際紛争を解決する手段として武力による威嚇、武力の行使はこれを行ってはならない、こう書いてあるわけでありまして、それはやってはいかぬということになっておるわけでございます。 先生御指摘のように、では、非戦闘地域において自衛隊が組織的、計画的な攻撃を受けた、それに対して……
○石破国務大臣 これは、今外務大臣からお答えがありましたように、外務省の中でいろいろ御検討中であるというふうに承っております。また、必要に応じまして、関係各省庁が、それの相談といいますか、お話をさせていただいておるという現状です。 基本的に、先生、警察がいいという御指摘でした。私は、何がいいとか何が悪いとか、そういうことは申しません。 ただ、自衛隊、いわゆる普通の国において言います軍隊というものは、これは集団で行動するのが軍の特色ですね。個で動くということはいたしません。そして、これが海外に出るということになりますと、また二通りございまして、外務省に身分がえして行くという形になりますと、つ……
○石破国務大臣 先生がいみじくもおっしゃいましたように、過剰なというものがあるのだろうと思っています。我々にできることには当然限りがございますし、いつも私申し上げますが、魔法のつえを持っているわけでもございませんし、アラジンの魔法のランプを持っているわけじゃありませんし、我々はゼネコンでもないわけでございます。 したがいまして、期待値と実現値の乖離をいかにして埋めるかということであります。自衛隊にできることというのはこういうものですということはきちんとお示しをしていく、そしてまた、今後、外務省が中心となられて、サマワの復興のために、何も一年や半年でイラクが日本のようになるわけではございません……
○石破国務大臣 先生の御指摘のとおりだと思っております。 一月に共同通信が公表しました世論調査の結果ですが、これは、イギリスの調査機関が、BBCやABCやNHKあるいはドイツの放送局、それの委託を受けて行ったものでございますが、自衛隊がサマワに来ることを支持するイラク国民が全体の八六%である。市民から歓迎されているということは間違いない事実である。 そして、今回、迫撃砲が近傍に発射されたということがございました。それで、ムサンナ県知事初め現地の関係者の方々、大勢の方々が我々の宿営地を訪れて、大変に迷惑をかけた、済まなかったというふうに言っておられるわけでございます。自衛隊がこのようなことで……
○石破国務大臣 テロ対策特措法に基づきます対応措置に関する基本計画の変更について御報告を申し上げます。 テロ対策特措法に基づきます基本計画の変更が、昨日の安全保障会議を経た後、本日、閣議で決定されました。 具体的には、基本計画上の協力支援活動等を外国の領域で実施する自衛隊の部隊等の派遣期間を六カ月間延長し本年十一月一日までとするとともに、インド洋に展開している諸外国の艦船数が当面は現状の水準で推移することが見込まれること等にかんがみ、現在の運用態勢に即して、協力支援活動を外国の領域で実施する自衛隊の部隊等の規模等を変更することといたしました。 なお、あわせて、私が定めております実施要項に……
○石破国務大臣 撤退シナリオというのは、一番いいのは、もうイラクの治安が回復し、自衛隊がいなくても民生が安定をし、水も供給され、学校もよくなり、医療も提供されるというのが一番いい撤退シナリオでございます。 ただ、多分、委員が想定しておられるのはそういうお話ではなくて、そうじゃなかった場合どうなんだということでございますが、法の目的を達成することができなくなる、そういうような状況になったとき、それは戦闘地域ということもございましょう、あるいは危険が高まったということもございましょう、いろいろなことが総合的に勘案をされて、法に定められたような条件を満たさなくなったような場合には、それは、撤退とい……
○石破国務大臣 後段につきましては外務大臣から答弁がございます。 前段についてでございますが、多国籍軍との関係につきましては、先ほど法制局長官からお答えを申し上げたとおりでございます。指揮下に入ることはございません。これは、連絡調整ということは行います。 私どもが行います活動は、これは今までと何ら異なるものではございません。今までも指揮下に入ったことはございません。これから先も指揮下に入ることはございません。我が国の主体的な判断のもとで、我が国の指揮命令のもとに行動するのでございまして、多国籍軍の指揮に入るということは一切ございません。
○石破国務大臣 ただいま議題となりました武力攻撃事態における外国軍用品等の海上輸送の規制に関する法律案、武力攻撃事態における捕虜等の取扱いに関する法律案及び自衛隊法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 まず、武力攻撃事態における外国軍用品等の海上輸送の規制に関する法律案について申し上げます。 本法律案は、武力攻撃事態に際して、我が国領海または排他的経済水域を含む我が国周辺の公海における外国軍用品等の海上輸送を規制するため、自衛隊法第七十六条第一項の規定により出動を命ぜられた海上自衛隊の部隊が実施する停船検査及び回航措置の手続並びに防衛庁に設置する外……
○石破国務大臣 先生の御指摘のとおり、今、防衛の主任の大臣というのは防衛庁長官ではございません。防衛の主任の大臣というのは、先生御指摘になりましたように、内閣府の長たる内閣総理大臣が持っておられるわけであります。そうしますと、先生御指摘のような面もございます。 要は、この国の独立と平和があって初めていろいろな国民の権利とかそういうものが守られるんだ。では、その大臣というものが内閣府の長たる内閣総理大臣、ほかにいろいろな仕事を抱えておられる、同時に内閣の長としての立場もあわせて持っておられる、そういう方がおやりになるということは、本当によいことなのであろうか。やはり、それは一省を設けてやるとい……
○石破国務大臣 先生御案内のとおりでございますが、今回の法案を整備することによりまして、都道府県知事からの要請等に応じまして国民保護派遣を行います。武力攻撃事態にあっては国民の保護のための措置、緊急対処事態にありましては国民の保護のための措置に準ずる緊急対処保護措置を行う、こういう法律の仕組みでございます。 では何をやるのということになりますと、まず第一に、避難・誘導に関する措置、第二として、食糧あるいは飲料水の供給等の避難住民の救援に関する措置、第三に、NBC汚染対処でありますとか人命救助でありますとか災害の対処に関する措置、そして第四に、災害の応急の復旧の措置ということをやるわけでありま……
○石破国務大臣 総務大臣また井上大臣のお答えのとおりだと思います。 それで、これは先生御案内のとおりですが、最高裁で判決が出ていますね、昭和三十三年九月十日の最高裁の大法廷で。結局、憲法二十二条と旅券法十三条との関係です。これは当庁所管の法律ではございませんからあれこれ申し上げることはいたしませんが、この判旨で、「憲法二十二条二項の「外国に移住する自由」には外国へ一時旅行する自由を含むものと解すべきであるが、外国旅行の自由といえども無制限のままに許されるものではなく、公共の福祉のために合理的な制限に服するものと解すべきである。」というふうになっておるわけでございます。 「外国旅行の自由に対……
○石破国務大臣 佐藤一佐、今帰ってきております。私、まだ報告を受けておりません。本日受ける予定にいたしております。 それは、先生御指摘のように、本格的な活動が始まっております。実際に現地と私との間で頻繁に連絡はとっておりますし、陸上幕僚監部あるいは統合幕僚会議とも話をしておるわけでございますが、やはり現場に行って一番詳細なことを知っておる佐藤一佐から直接報告を聞きたいということがございます。 それは、想定しておったことが一〇〇%そのとおりということは世の中にはないわけでございまして、部分的にはいろいろな問題というものがないわけではない。それをどのように解決していくかということも考えなければ……
○石破国務大臣 五〇二七というものがあるということは、報道等によりまして承知をしております。
当然のことでございますが、五〇二七の内容につきまして合衆国から私どもは説明を受けて承知をいたしておるわけではございません。
【次の発言】 それは、日米に限らず、どの同盟国との間においてもそうだと思いますが、詳細な軍事作戦内容について、すべて自国の作戦計画を同盟国に伝えるということは一般的に行われていないことだと承知をいたしております。
【次の発言】 先生御案内のとおり、この五〇二七というのは、米韓連合の作戦計画として報道されておるものでございます。そういうようなものの報道でありますとか、いろいろな論……
○石破国務大臣 これは条文にもございますが、都道府県あるいは市町村にできますところの協議会には自衛隊員を参加させることができる、こういうふうに記しておるわけでございます。マストではございません。 これは、先生の千葉県もそうですが、全部の自治体に自衛隊が所在しておるわけではございません。しかし、先ほど来の御議論にございますように、自衛隊員が参加していろいろな議論に加わって、どうすれば適切に国民が保護できるかということは考えなければいけないと思っております。 私ども、全国に所在します部隊、もちろん防衛庁長官が事前にそれを認めた上でのことでございますが、できるだけ効率的に配置をいたしまして、この……
○石破国務大臣 先生のおっしゃることをあながち私は否定するつもりはございません。そういうお考えもあるし、緊急事態対処法みたいな形でやりますときにはそこのところの整合をみんなとっていくということも、問題意識としては持っておるところでございます。ですから、先生がおっしゃることは、ここは間違い、あそこは間違いというような、そういうような反論をするつもりは全くございません。 ただ、今のところで、おっしゃるところを聞いておりますと、確かに、治安出動を下令することになりますでしょう。ただ、治安出動の場合には、武力攻撃事態と異なりますのは、武力攻撃事態は自衛隊が出ないとどうにもならない、こういう事態でござ……
○石破国務大臣 先生御指摘のとおりだと思っております。沖縄戦のようなことをまた二度と繰り返さないためにも、私ども、本当に先生の御指摘のとおりに、自衛隊の任務をよく了知して日々努力をさせていただかねばならないと思っております。
【次の発言】 先生の御質問を取り違えておったら恐縮でございますが、集団的自衛権の議論との兼ね合いで一体化というお言葉をお使いであるとしますと、先ほど来、北米局長もお答えを申し上げておりますが、武力攻撃事態が発生をいたしましたときには、私どもは個別的自衛権を用いておるわけでございまして、これは、集団的自衛権の議論には相なりません。
それで、予測事態の場合にはどうなるかとい……
○石破国務大臣 確認をいたしましたが、払っておらない部分は、当然、控除は受けておりません。
【次の発言】 後段は条約局長からお答え申し上げます。
捕まえたらばどっちが扱うのかということでございますが、これは、捕虜の国家間の移送は第三条約の締約国同士でできますので、先生は多分、アメリカは第一追加議定書に入っていないからどうなのかということを御懸念なのかもしれませんが、第三条約に入っておればお互いできることになっておりますので、日本が捕まえた者を合衆国に渡すことも、あるいはその逆も、それはあり得るということでございます。
【次の発言】 現時点で予断を持って、これはやらない、あれはやらないというこ……
○石破国務大臣 これは、先生御案内のとおり、昭和三十一年にできました道路整備特別措置法という法律がございます。この第十二条の規定に基づきまして、武力攻撃事態の対処を含めまして、高速道路を緊急に走行する必要がある場合には当該車両の通行料金は徴収されない、このようになっております。
【次の発言】 それは、先ほど来、外務省条約局長が答弁を申し上げているとおりのことでございまして、仮に自衛隊を軍隊というふうに称したといたしましても、それはネーミングの問題でございます。仮に自衛軍というふうに称したといたしましても、それは憲法九条第二項によって禁ぜられております陸海空軍その他の戦力に当たるものではない。で……
○石破国務大臣 先生がおっしゃるようなそういうようなことも、それは私はあながち全面的に否定をするものではございません。 しかしながら、まさしく今外務大臣から答弁がございましたが、どういう状況で何が起こったのかということを正確に把握していない時点で、断定的なことは申し上げられないと思っています。それがイラク特措法の根源を揺るがすものであるかどうか、そのことも含めまして、それはきちんとした情報に基づいて私どもとしては申し上げるべきもので、現時点において、そうかというふうに問われまして、そうでございます、そうではございませんというようなことは申し上げられない。現状においては特措法の条件は満たしてい……
○石破国務大臣 これは先ほど来官房長官から答弁がございますように、政府全体で決すべきものでございます。 この防衛計画の大綱は、安全保障の大綱ではございません。防衛計画の大綱と位置づけを持っているわけでございますが、先生が一番よく御存じのとおり、本文があって別表という構成になっておるわけでございます。この本文は、やはり安全保障環境をどう認識するのかということについて記したものでございまして、その論理的な帰結として別表というものがあるんだということだと思っています。 そういたしますと、委員がいみじくも冒頭おっしゃいましたように、新たな「脅威」に対して、つまり、それは主体においてもそうですし、手……
○石破国務大臣 先生おっしゃいますとおり、迫撃砲が撃たれる、あるいはオランダ兵に対して手投げ弾が投げられ死傷者が生ずるという事態は、私ども、極めて憂慮し、かつ、関心を持っておるところでございます。しかしながら、これは、私、別に強弁をしておるわけでも何でもなくて、サマワの治安全体が悪くなったかといえば、そのように認識はいたしておりません。これが一つでございます。 もう一つは、占領軍という御指摘を先生なさいました。自衛隊に対してはどうなんだということを、この間、一時帰ってまいりました佐藤一佐から、私、かなり詳細に聞きましたが、本当に、自衛隊に対する感情は、逆にと言ったら変な言い方なんですけれども……
○石破国務大臣 これは戦闘行為かどうかという一義的な解釈というような御質問だと理解してよろしゅうございますか。――それは、状況をいろいろ把握しながら、政府全体として判断をするものでございます。
【次の発言】 先生御指摘のとおり、これは戦闘地域ではないということです。ないというふうに判断をしなければ、それはこの法律として成り立たないということでございまして、では、そのサドル師がやっていることがどうなのだというようなことを、私も記者会見を詳細に存じておるわけではございませんが、この法律の趣旨というのは、当然、サマワで行われていること、あるいは私どもが実施区域としておりますところでは、それは非戦闘地……
○石破国務大臣 けさほど総理にも御報告申し上げ、また、公明党の皆様方にも御報告を申し上げたところでございますが、基本的に、非常に高いニーズが存在をする。今御指摘のように、水もそうです。学校の復旧もそうです。医療施設の復旧もそうです。神崎代表がごらんになったときと同じように、あるいはそれ以上に、非常に日本の国に対する期待が高いということ。それは、現地の方々、そしてまた部族長、宗教指導者の方々、そして行政に当たっておられる方々、皆様方に共通したものであったということであります。 そしてまた、オランダ軍との連携につきましても、きちんとした確認ができたという報告を受けております。 期待が高い。ニー……
○石破国務大臣 これは一応、今年の十二月までということになっておりますが、その後をどうするかということでございます。 これはきのうも申し上げたかもしれませんが、要は、水であるとか医療であるとか学校の復旧であるとか、法の目指しているところがどこまで成就されたかということだろうと思っております。法律は二年ということになっておりますが、それは、どれだけ法の目的が達せられたか。いずれにしましても、私どもとしては、早く法の目的が達せられるように諸外国とも協力しながら努力をしていきたい。 相当の期間をどれぐらいと思うかと言われれば、これを数字的にこれぐらいというふうにお示しすることは、今の時点ではかな……
○石破国務大臣 昨日の予算委員会において、私より、サマワ市評議会が現在存在し機能しているとの発言をいたしましたが、これを撤回いたします。
【次の発言】 今、達増委員から、虚偽というようなお話がございました。
私どもが書きました報告書、それは、二十一日現在で掌握をしておりました事項、すなわち、先遣隊は二十一日に現地を発したものであります。二十三日に帰国をいたしまして、私に対して報告がございました。その時点では、当然、サマワの評議会というものは存在をしておったわけでございます。そういたしますと、二十三日時点におきまして作成をいたしました報告書、それには全く虚偽はございません。そのとおりのものでご……
○石破国務大臣 去る一月二十日、ムサンナ県知事公邸において先遣隊が知事の紹介によりお会いした市評議会の代表を市評議会議長と申し上げたのは誤りであります。 二十九日、各種情報を総合して確認したところ、同人は、当時、市評議会のメンバーであり、市評議会議長代理のファディール・アサブ氏とのことでありました。ここに、訂正とともにおわび申し上げます。 今後一層、正確な情報の入手に努めてまいります。
○石破国務大臣 そのとおりの御理解で結構です。
【次の発言】 その御理解で結構です。
【次の発言】 そのような要請をした事実はございません。また、日本政府はその経費を負担することもございません。
【次の発言】 委員のような御議論も、それはあるでしょう。政府はそのようには思わないということでございます。
委員の御議論に従えば、自衛隊が行くので危険になる、自衛隊が行くので危なくなる、地元の人たちも危険にさらされる、だから自衛隊は行くべきではないのだ、こういうお話なのだろうと思います。
しかしながら、それは委員御案内のとおり、コアリションというのはどういうものなのだと。では、ムサンナ県において、……
○石破国務大臣 先生御指摘のとおりだと思っております。 これは、正直言って、PKOとは違うという認識を持っています。今まで、カンボジアあるいはゴラン、現在もティモール、出しておりますが、今回のイラク派遣に関しましては、警備を任務といたします部隊、これを編成いたしております。今までもありますが、その数は相当にふやしております。また、比率という面からいいましても、相当にふやしております。実際に持ってまいります装備も、与えております権限も、そして訓練の練度も、別にPKOだから低くていいというようなことは申しませんが、今回のイラクの情勢等々にかんがみまして、私ども、制服組ともよく議論をいたしまして、……
○石破国務大臣 今回のイラク派遣について申し上げれば、委員がおっしゃるようなとおりだと思っております。ただ、これは、装備も砂漠対応のものでなければならない、訓練も十分それに見合ったものでなければならない、そのために必要な時間はあったということ、必要な時間を要したということでございます。 しからば、それでは別のものを持てばよいのかということでございますが、必ずしも私はそうなるとは思っておりません。それがどのような組織であり、どのような指揮系統に立つのであり、そしてまた、それが海外に出ます場合に、冒頭委員がおっしゃいました国連待機部隊というものも、自由党の御主張と今の民主党の御主張が一緒なのか違……
○石破国務大臣 トラブルメーカーになっているという認識は私は全く持っておりません。 御指摘についてお答えをすれば、一つは、借料につきましては、これはもう委員からもよく御指導いただくことでございますけれども、これはもうアラブの商慣習というのでしょうか、そういうものがあって、それはもう、いいとか悪いとか、日本人の尺度ではかっても仕方がない。最初高いお値段から始まって、どれだけになっていくか、そこにおいていろんな交渉がある、その過程の中に今あるのだというふうな認識を私は持っておりまして、極めて特殊なことが起こった、あるいは準備不足によって予期せぬ事態に直面をしているという感じを私は持っておりません……
○石破国務大臣 お答えを申し上げます。 先生御案内のとおり、旧軍と私ども防衛庁・自衛隊というのは、これは連続関係にあるわけではございません。したがいまして、私どもといたしまして、この毒ガス問題というものは政府全体で取り組んでいくべきものであることは当然でございますが、主管省庁ということになりますと、これは環境省であるというふうに承知をいたしております。 しかしながら、私どもとして、そのようなことに対します知見等々、これを有しておりますし、また、戦史等々も持っておるわけでございます。したがいまして、そのような情報等々をきちんと調査し、政府部内でよく連絡をとりながら適切に対応していくことが望ま……
○石破国務大臣 北朝鮮についての御質問であります。 これは、だれも実際に見て数えたわけではないからわからない。そしてまた、北朝鮮のミサイルというのは地下化も進んでいる、こう言われておりまして、衛星等ではわからない部分もある。しかし、巷間言われておりますのは、射程千三百キロのノドン、これは日本をほとんどおさめます。それが千五百以上のテポドン1、三千以上になりますと、これはグアムよりももっと行っちゃうねと、こういうことがありまして、相当のミサイル開発を進めているという可能性は排除はできないと思っております。同時に、核の開発につきましても、これも進展している可能性は排除できません。 私ども、ギャ……
○石破国務大臣 先生御指摘のとおり、測定器を所持いたしております。これは部隊用と個人用と二種類携行しておりますが、現在までに、自然界に存在する以上の放射線を感知したという報告は受けておりません。
【次の発言】 実施区域をどのように御理解か、ちょっと私はよくわかりませんが、自衛隊がやります実施区域という中には、それは入っているのかもしれません。それは、市民団体の方がどこでそのような測定をされ、どこでそのような数字を出されたか、これは私わかりませんけれども、それは、ここだというふうにおっしゃっていただきませんと、実施区域に入っているとも入っていないともお答えをいたしかねるところでございます。
し……
○石破国務大臣 核兵器につきましては、既に核兵器計画が相当に進んでいるという可能性は排除できないという認識を私どもは持っております。 また、ミサイルに関しましては、性能につきましては委員御案内のとおりでございますが、ノドン、テポドン1というものは、もう実戦配備に入っている。テポドン1というのは、例の日本を飛び越えたものでございますが、少なくともノドンは、日本すべてを射程におさめるというものを持っている。テポドンについては現在開発中である。テポドン1の実戦配備につきましては、ちょっとまだ確たることは申し上げられないという段階であります。 この数につきましては、これは、だれも一、二、三と数えた……
○石破国務大臣 御指摘のとおり、情報の収集、分析、評価が肝要であります。 これは、現地で治安の維持に当たっておりますオランダ軍、あるいは今整備されつつありますイラクの警察、あるいは民間のそういうような防衛組織、あるいは部族長等々、そういう方々と緊密な意見の交換を行っております。あるいは、関係各国からいろいろな情報を入手いたしております。 あるいは委員もごらんいただいたかもしれませんが、昨日、サマワの番匠幸一郎一佐と私との間で、テレビ電話でお話をいたしました。現地から入ってくるいろいろな情報をリアルタイムで画像そして音声で私どもの方に伝えることができ、それを分析、評価ができるというような体制……
○石破国務大臣 この統合運用の構想というのは、委員が長官であられたときに御発せられた構想であって、それを私が防衛庁長官を務めるようになりましてからも、委員の長官時代の構想というものを実現すべく努力をいたしておるところでございます。 今回のイラクのオペレーションにつきましても、これは陸海空、すなわち陸はサマワにおいて活動し、空はクウェートからタリルまでということでございますし、海も「おおすみ」を使いまして物資の輸送等々を行っておるわけでございます。これは一つの統合運用のモデルケースとして考えるべきではないかということを私は申してまいりました。そういう形で、統合運用の一つのモデルケースとして今回……
○石破委員 弾道ミサイル防衛というものの必要性については、もう随分と大きなコンセンサスができつつあるのだと思っています。いろんな御批判がありまして、例えば、当たらないじゃないかとか、あるいはその費用に比べて効果が乏しいじゃないかとか、文民統制が確保されるのかとか、軍拡を招くんじゃないか、いろんな御批判がありましたが、そのほとんどは、大臣初め皆様方の御努力もあって、多くの疑念は払拭されて国民の理解を得るに至ったと思っております。 これはもう相当の確度で当たるものであるということ、一〇〇%当たらなきゃだめなのかといったら話は全然始まらないのであって、相当確度で落とせることが抑止力になる、当然のこ……
○石破委員 自由民主党の石破であります。 今、村田大臣から、国民の保護に関する基本指針の御説明がありました。私としましては、これを大変高く評価させていただきたいと存じます。 昨年、有事法制の委員会を閉じますときに、国民保護法制、多くの賛成をもって可決いたしました。その際に、どなたでしたか、こういうことをおっしゃいました。これで法律はできた、しかしながら、実際にこれがきちんと動くかどうかはこれから先のお話で、仏つくって魂入れずにならないようにという指摘をいただいて、私は政府側の一員として大変にそれを重く受けとめた次第でございます。どんなに立派な仕組みをつくっても、動かなければどうしようもない……
○石破委員 おはようございます。自由民主党の石破であります。 両参考人におかれましては、大変公務多用のところを本委員会にお出ましいただき、貴重な御意見を承りました。厚く御礼申し上げたいと存じます。 時間も限られておりますので、何点か質問させていただいて、まとめてお答えをいただければと存じます。 片山知事から、本当に有意義な取り組みについてのお話がございました。あるいは読まれた方もいらっしゃるかもしれませんが、片山知事のもとで防災監を長くお務めになった岩下さんという方が「鳥取から始まる住民避難への取組み 国民保護計画をつくる」という本を書いておられまして、これは本当に読んでみて、私もなるほ……
○石破委員長代理 次に、北川知克君。
○石破委員長代理 次に、古賀一成君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめてください。
【次の発言】 速記を起こしてください。
古賀君。
○石破委員長代理 西村君、指名していただけますか。
○石破委員長代理 次に、石井啓一君。
○石破委員 おはようございます。連日質疑が続いております。閣僚の皆様方に本当に敬意を表したいと存じます。 私は、学生時代に清水幾太郎さんの書いた書物を読んだことがありました。その中に、政治家の仕事とは何かという一節がありました。そこの中に書いてありましたのは、国民が必ずしも歓迎していないこと、しかしながら国家の将来にとってどうしても必要なもの、そういうものは世の中にはあるのだ、それを国民に対して説得し、納得させ、そしてそれを実行する、それが政治家の仕事であるというような一節があったことを鮮明に覚えておるのであります。 連日質疑が続けられておりますが、賛成の方も、そしてまた慎重に考えるべきだ……
○石破委員長代理 斉藤参考人、どうぞ前の列でお聞きください。
【次の発言】 金融庁佐藤監督局長。(発言する者あり)委員長が指名しております。
【次の発言】 伊藤国務大臣。(岩國委員「竹中大臣に伺っています」と呼ぶ)
○石破委員長代理 次に、柴山昌彦君。
【次の発言】 静粛に願います。
【次の発言】 委員長が指名しておりますので。
【次の発言】 速記をちょっととめてください。
【次の発言】 では、速記を起こしてください。
竹中国務大臣。
○石破委員長代理 閣僚席、御静粛に願います。
○石破委員長代理 次に、小沢鋭仁君。
○石破委員長代理 質疑を続けてください。
【次の発言】 御静粛に願います。静粛に願います。
○石破委員 私は、自由民主党を代表して、議題となっております内閣提出の郵政民営化関連六法案及び自由民主党、公明党修正案について、賛成の立場から討論を行うものであります。 簡素で効率的な小さな政府の実現は時代の要請であり、民間にできることは民間に、地方にできることは地方にという方針は、まさにこの小さな政府の実現を目指すものであり、経済の活性化を図る上で極めて重要であります。 郵政事業については、その取り巻く環境が、通信、輸送手段の発達や金融の技術革新などにより劇的に変化しております。今や、郵便、郵貯、簡保、いずれの分野も民間企業が自由な経営のもとで同様のサービスを提供しており、これらは公務員……
○石破委員 自由民主党の石破であります。 世界で一番暑い国はどこでしょうというと、それは赤道直下のマーシャル諸島でもなくてアフリカでもなくて、実はイラクが世界で一番暑い国であります。一九二一年だったと思いますが、五十八・九度という記録を持っておって、それはイラクで自衛隊が活動しているサマワの近くのバスラという町であります。多分日陰の百葉箱ではかってその温度ですから、外へ出れば、体感温度というのは六十五度とかもっとすごい温度になるのかもしれない。自衛官たちはTシャツ、ジーパンでやっているわけじゃなくて、何十キロもあるような防弾チョッキ、あるいはいろいろな装備を持って、その中で活動している。それ……
○石破委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、二階俊博君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事は、その数を八名とし、委員長において指名されることを望みます。
○石破委員長代理 静粛に願います。
【次の発言】 次に、三谷光男君。
【次の発言】 質問者は許可を得てから発言してください。
○石破委員 両大臣、御苦労さまであります。 閉中でございます。本来なら安保委員会で申し上げるべきことかと思いますが、今、末松委員からもお話がありました北朝鮮のミサイルにつきまして所見を申し述べ、もし御見解があったらお述べをいただきたいと思います。 何のためにやろうとしているのかはだれにもわかりません。いろいろな推測はあります。国威発揚だという説あり、いやいや、持っているから、どこかの国買ってくれないかなと思ってやっているという説あり、あるいは、アメリカまで届くミサイルを持っているのだということで、九八年のときと同じように、アメリカを取引の場に出そうというような考えがあるとか、もういろいろな……
○石破委員 おはようございます。自由民主党の石破であります。閉会中にもかかわりませず、また極暑の中、三大臣、御苦労さまでございます。 陸上自衛隊が無事に撤収をいたしました。一発の銃弾を撃つこともなく、そして一人も傷つけることなく、一人も傷つくことなく。私は本当に、何かの雑誌で言ったんだけれども、百点満点中百二十点だっただろうと思っております。パーフェクトと言ってもいい。額賀長官初め関係各位の御努力に心から敬意を表する次第であります。 私が大臣でおりましたときに、東ティモールの大統領というのが防衛庁にやってまいりました。大統領が来ることは異例でありますが、何で防衛庁に来たか。それは、PKOが……
○石破委員 自由民主党の石破であります。 いろいろと驚くことがありまして、民主党と我が党が百八十度違うとは知りませんでした。私は百二十度ぐらいかなと思っていたら百八十度と言われましたので、そうすると、日本共産党と何度違うかぜひ教えていただきたいと思っておるわけでございます。 あるいは、まだ国民投票法というものの必要性についての議論があるということにつきましてもやや感慨を覚えるものでありまして、感慨を覚えるというのは変な言い方かもしれません、驚いているのであります。 以前、もうお亡くなりになりましたが竹下登先生のお話を承っておりましたときに、改正条項まで含めて護憲だわなと言われたことを私は……
○石破委員 自民党の石破であります。 私は、世論調査がすべて正しいとは思っておりません。設問の仕方によっても答えは随分違います。ただ、一昨日の読売新聞の世論調査、憲法調査委員会の委員であればごらんになった方がほとんどだろうと思います。憲法を改正した方がよいという人が国民の五六%、改正しない方がよいというのが三二%であります。国民投票法を整備した方がよいという賛成が六九%であります。やはり、これは真摯に受けとめる要があるのではないかと考えております。 私は、提案でありますが、ぜひ赤旗におきましても世論調査をやっていただけるとありがたいなと思っておりまして、それは、社会新報というのが今もあるか……
○石破委員 おはようございます。 私、以前、久間大臣が防衛庁長官をお務めのときに、与党の理事、三席ぐらいを務めておりました。そのときに、久間長官の御答弁を聞きながら、なるほど、国会答弁というのはこういうふうにするものだということを大変勉強させていただきまして、その後、大臣としてその教えに沿ったようなことができたかどうかじくじたるものがございますが、こうしてまた久間長官に防衛庁の省移行について質問ができる機会を得ましたこと、大変幸せに思っております。 さて、今度の防衛庁の省移行ですが、以前、橋本行革のときも、私ども自民党内で防衛庁を省にするべきだという議論を随分といたしました。そのときに、防……
○石破委員 この件は、私はイラクに自衛隊を派遣したときの長官でありますが、長島委員とも随分と議論をさせていただきました。 六七八、六八七、一四四一というのを三つ組み合わせることによって、論理的な攻撃の正当性というのは、それなりにロジックとしては組み立てられるんだと思っています。戦争がない方がいい、戦争に至らない方がいいということで、私ども当時の政府としても、外交努力等々いろいろなチャネルで行ってきたと思っております。私自身、担当大臣ではありませんでしたが、そのことについてつまびらかではありませんが、何とか戦争にならないようにならないかということの努力は政府としてきちっとしてきたと思う。 し……
○石破委員 私は、今回の政府の立場、内閣提出のこの法案を全面的に支持する立場であります。これ以外の選択肢はあり得ないというふうに考えるものでございますが、世の中にはいろいろな考え方があるものでありまして、直ちにこれを廃止するという法律案が出ておるわけであります。 めったにない機会でございますから、これをなぜ廃止をしなければいかぬのか、それによって得られる国益は一体何であるか、発生する国損は何であるかという点につきまして、衆法の提出者の方々にお尋ねをいたしたいと思います。個人的には尊敬してやまない原口議員からお答えをいただければ極めて幸いであります。 それでは、まずお伺いをいたしますが、この……
○石破委員 主に衆法提出者に対して質問いたしたいと思います。 私は、この質疑を通じてどうしてもよくわからないのは、イラクに派遣をしているというのは、別に日本が勝手にやっているわけではなくて、国連決議一四八三に基づいて出しているわけですよね。国連決議に基づいて出している。我が国は、国連の主要な加盟国としてそれなりの責任を果たさねばならぬ、常任理事国にもならねばならぬ、嫌なこと、つらいことはみんなほかの国に任せてきれいごとだけやっておるという話で常任理事国なんかなれるわけもないだろう。国連決議に基づいて出しているもの。 そして、イラクの政府、首相も副大統領も我々お目にかかって議論したけれども、……
○石破委員 河村委員に倣いましてきょうは何の日めいたお話をいたしますと、あさっては何の日でしょうかというと、建国記念の日なのですね。昔で言うがところの紀元節であります。 私は、国会議員になってずっと、それ以前もそうですが、国民の祝日は必ず自宅に国旗を掲げる。そして建国記念の日には、鳥取市内の聖神社という神社がありますが、必ずそこにお参りをして、建国祭の行事に参加をして、そういうようなことを続けてまいりました。そういう人間であります。 国を愛するというのはどういうことなのかということですが、私は、愛という非常に面映ゆい言葉が声高に語られるとするならば、それにはいささかの違和感を覚えざるを得ま……
○石破国務大臣 嘉数委員長を初め委員の皆様方にごあいさつを申し上げます。 私は、冷戦後、そして九・一一米国同時多発テロ後の安全保障環境は従来のものとは全く異なるものであるとの認識を持っております。我が国は、領土問題等の伝統的な国家間の関係から大量破壊兵器等の拡散や国際テロなどの新たな脅威や多様な事態に至るまでさまざまな課題に直面しております。また、北朝鮮の核、ミサイル問題など、周辺の安全保障環境は引き続き厳しいものがあります。 このような安全保障環境において、我が国は、専守防衛、軍事大国とならないといった防衛政策の基本は堅持しつつも、新たな脅威や多様な事態に実効的に対応すべく、多機能で弾力……
○石破国務大臣 意義につきましては、今、北村先生から御指摘があったとおりであります。 アフガニスタンは、現在もアヘンの九割以上を生産している、そしてまた、テロの温床という言葉を仮に使うとしますならば、そういう地域であるということです。そこから、武器だ、麻薬だ、テロリストだ、資金だ、そういうものが出入りするということは何としても阻止をしなければならない。そして、それはアフガニスタンの民生を安定させる上においても極めて重要なことであります。 そして、石油資源の九割をあの地域に頼る我が国にとって、あの海域が安全であるということは我が国の国益でもございますし、そして、あの同時多発テロというものが、……
○石破国務大臣 ただいま議題となりました防衛省の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この法律案は、このたび提出された一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案の例に準じて防衛省職員の給与について所要の措置を講ずるほか、任用期間を定めて任用されている自衛官の退職手当の算定の方法を改めるものであります。 すなわち、第一点は、一般職の職員の例に準じて自衛隊教官及び自衛官の若年層の俸給月額を改定するとともに、防衛大学校及び防衛医科大学校の学生の学生手当を改定することといたしております。 第二点は、一般職の職員と同様……
○石破国務大臣 現在、小銃は発見されておりますが、本人の所在等々まだ確認をできておりません。今朝までの間に何か情勢の変化があったとは報告を受けておりませんが、もし変化があるようでしたらば、この委員会中に御報告させていただきたいと存じます。
【次の発言】 守屋氏がきのうそのように証言をした、それに対して、額賀財務大臣は、そのような事実はない、久間元大臣は、直接のコメントかどうかは存じませんが、記憶にない、こういうことだそうであります。そうすると、そこにはそごがありますわけで、ここをどうするか。それは、委員がおっしゃいますように、実際そういうこともないということであれば、しかるべき場においてそれを……
○石破国務大臣 御指摘の山田洋行の元専務と守屋前防衛事務次官との関係につきましては、私の指示のもと、防衛省といたしまして、同氏に対して確認を行ってまいりました。現在までに以下のとおり把握をしております。 守屋氏からの聞き取りによりますれば、守屋氏は、自衛隊員倫理法及びこれに基づく自衛隊員倫理規程が施行された平成十二年四月以降も、山田洋行の元専務とゴルフを行っておりました。これは同氏が防衛事務次官に就任した平成十五年八月以降を含めてのことでありまして、具体的には、元専務と最後にプレーをしたのは、ことし四月三十日ということでございました。これは、昨日、同氏から訂正の申し出があったものであります。……
○石破国務大臣 私は、山田洋行という会社と全くおつき合いもございません。面識もございません。接待を受けたことも全くございません。献金もございません。 その上で、どうするのかということでございますが、私は、防衛省というのは、官庁ですけれども危機管理というものを担っているのだということをよく認識していかねばいけないと思っております。さればこそ、自衛隊員に対して品位を保つ義務、間違っても疑惑を受けるようなことがあってはならない、それは自衛隊法に定められているわけで、そのことをきちんと守っているのか。私はいつも申し上げるんですが、長官であったときもなかったときも、服務の宣誓というのはいつも胸ポケット……
○石破国務大臣 委員の御指摘のとおりだと思います。 これは、いろいろなことが複雑に絡みまして、おっしゃるとおり、武器輸出三原則、これは政府として今変える予定もございませんけれども、ただし、例えば、日本の戦車は世界で一番高い、日本の戦車一両でアメリカの戦車は二両買えるとか、ドイツの戦車は三両買えるとかいう話がある。それは納税者の負担になっておるわけですね。 では、飛行機は委員がおっしゃったようにライセンス生産をするわけで、F15でも百億します。これは、アメリカより直輸入するよりも何割も高い。もちろん、アメリカから直輸入すればそれがそのまますなわちすべて安いかといえば、そうでもないことはよく知……
○石破国務大臣 昨日、総理が記者団に対して、感想を問われて寂しいということをおっしゃいました。私も、その思いを共有するものでございます。 現時点におきまして我が国が国際的に活動しておりますのは、ゴラン高原におきますPKO、クウェート―イラク間におきます航空自衛隊の輸送、そしてネパールにおきます活動、これだけになります。世界各国、いろいろなところへいろいろなものを展開している中にあって、我が国が、海上自衛隊の活動が消えるということは、まことに残念だし寂しいなという思いがいたします。 とともに、私は、昨年、三原委員長とともに、また、ことしは浜田委員長とともに現場に行ってまいりました。昨年はフラ……
○石破国務大臣 恒久法についてのお尋ねであります。 私は、幾つか論点があるんだろうと思いますが、国内においても国外においても、自衛隊、普通の国でいえば軍隊、これを軽々しく動かしちゃいけないということはきちんと認識をしなければいけません。その実力が比類ないものであるだけに、その動かし方には慎重であるべきだ。したがって、緊急性と公共性と非代替性というものは要求されるだろう。 しかしながら、迅速に出さなければ事態がさらに拡大するということも懸念されるわけで、何か事象が起こるたびに、ああでもない、こうでもないと議論しているうちに何週間も何カ月もたってしまう、出したときにはもう既に事は変化をしている……
○石破国務大臣 私は、そのとおりだと思っています。 だれがいかなる見識に基づいて何を述べ、そしてどのような過程においてそれが決まっていったかということは、きちんと記録に残しておかねばなりません。ただ、安全保障にかかわることでございますので、委員おっしゃるように、その管理の体制をどうするかということはきちんとしなければいけないと思います。 各担当部署において出すか出さないか決めるんだということは、文民統制の観点からいってどうなんだ、それを判断するのは政治だろうということが意識として抜け落ちているんじゃないか、省をお預かりする者としてそういうことを言うのもお恥ずかしいことですが、そのように私は……
○石破国務大臣 これはどちらも本当なんでありまして、と言うと、何だということになるのかもしれませんが。委員御指摘のように、仮に新しい法律をお認めいただいたとして、規模あるいは期間、活動の内容、これは変わることはないと私は思っております。そのことは、明らかにできる、官房長官がおっしゃいましたのは、質疑の過程を通してそういうことを申し上げていくということでありまして、完全に固まったものを何らかの定型的な形で出すという意味ではございません。 ただ、規模あるいは艦種、そういうようなものについて基本的に、今、補給艦一隻、護衛艦一隻という編成になっておるわけでございますが、それは変わらない、そのことは政……
○石破国務大臣 これは現在、当省の中で、五年も前のことでございますので、当時のいきさつも含めて全部調べております。 それで、今、技術支援費とは何なんだ、一体技術支援費の中身とは何なんだということであります。それは私もこの件で、一体技術支援費って何、込み込みみたいな話で、何かわけのわからないものを乗っけて、締めて幾らというような話じゃないでしょうねということは、それはもちろん省内で確認をしておるところでございます。 技術支援費とは何ですかといいますと、技術支援に係る交通費、事前準備費用、マニュアルトレーニングシステムの設置と確認、書類の準備、ソフトウエアの準備、バックアップ、つまりソフト及び……
○石破国務大臣 お答えを申し上げます。 どこで何をやっているんだというお話でございますが、お手元に紙をお配りしております、理事会のお許しをいただきましたこの図でございますが、インド洋というのはここ、どれぐらい広いかというと、日本をそのまま入れてみますと、これがすっぽり入る、これぐらい広い海域でございます。委員御指摘のように、テロリスト、麻薬、資金、武器、そういうものが世界じゅうに拡散しないようにということで、現在、五カ国、十五隻の船がこの広い海に展開をしておるわけでございます。 そうしますと、油が切れたから一々港に戻るということをやっておりますと、大変に作業は非効率ということになります。皆……
○石破国務大臣 御指摘に全く何ら異存はございません。おっしゃるとおりだと思います。 すなわち、委員御指摘のとおり、民主的文民統制、民主主義国家でなくても文民統制というのは当然あり得る概念でございますが、民主的文民統制において、主権者たる国民から選ばれた議会に対して適切な情報開示をするということが文民統制の基本である、このように考えております。 したがいまして、私どもといたしましては、それを明らかにすることによって明白に軍事的な差しさわりがあるもの、あるいは相手国の了解が正当な理由によって得られないもの、そのようなもの以外は極力開示をするということが極めて重要である、今、私はそのように強く認……
○石破国務大臣 そんなことはございません。
ただ、キティーホークの搭載燃料がマックスどれぐらいかということは、キティーホークは通常動力艦でございますので、これだけが満載ですよということは明らかになっておらない。つまり、それを明らかにしますと、原子力動力艦ではございませんので、どれぐらい動けるかとかそういうことが全部わかりますので。
六十七万五千というのはもちろん全体量ではございません。それよりも極めて、極めてといいますか、相当多い量を搭載し得る船と承知をいたしております。
【次の発言】 それを操作というふうに御判断をなさるのは、それは委員の御見識に基づくものだと思いますが、私ども政府といた……
○石破国務大臣 嘉数委員長を初め委員の皆様に所信を申し述べます。 まず、十九日に生起いたしました護衛艦「あたご」と漁船清徳丸の衝突事案について申し上げます。このような事故はあってはならないことであり、心より申しわけなく思っております。現在、乗組員の方の捜索救助に全力を挙げております。 本事案につきましては、所信に引き続きまして改めて御報告を申し上げます。 防衛事務次官という極めて重い職責にあった者が収賄容疑により逮捕されたこと、海上自衛隊における特別防衛秘密流出事案において逮捕者が出たことなど、昨年明らかになったさまざまな不祥事は、防衛省・自衛隊に対する国民の信頼を大きく損なう極めて深刻……
○石破国務大臣 まず、このたび、あってはならない事故が起こったことにつきまして、防衛大臣として心から申しわけなく思っておる次第でございます。 委員御指摘のように、海上自衛隊の持つ最新鋭の護衛艦がこういう事故を起こした、もちろん、どんな船でも事故を起こしてはならないのは当然のことでありますが、最新鋭の高性能な船が何事であるかということについて、私どもも極めて重大な認識を持っております。 きのう現地へ参りまして、御家族、御親族、組合関係の皆様方あるいは行政関係の皆様方にお目にかかり、ごあいさつをしてまいりました。 第一に、委員御指摘のように、行方不明のお二人の捜索に全力を挙げる、海上保安庁あ……
○石破国務大臣 委員御指摘のとおり、あってはならないことが起きました。それは申しわけのないことで、幾重にもおわびをしておるところであります。 原因というものは今捜査当局で解明をされておりますので、私がここで、ああだと思う、こうだと思うと言うことはかえって適切ではないと思いますが、今回のことであれ何であれ、委員が御指摘になりましたように、基本というものが守られているのか。海上衝突予防法という法律があり、あるいはさまざまな規則が海上自衛隊の中にはあるわけでございます。そういう基本的な法令や規則の遵守がきちんと行われていたのかどうかということだと私は思っております。 私も、この法律をもう一度全部……
○石破国務大臣 ただいま議題となりました防衛省設置法等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 防衛省の所掌事務をより効果的かつ効率的に遂行し得る体制を整備するため、自衛官の定数及び即応予備自衛官の員数の変更、防衛大学校等における研究の位置づけの明確化、陸上自衛隊の学校の生徒の身分の新設、自衛官の勤務延長及び再任用に係る期間の伸長等の措置を講ずる必要があります。 以上が、この法律案の提案理由であります。 次に、この法律案の内容について、その概要を御説明いたします。 まず、防衛省設置法の一部改正について御説明いたします。 第一に、自衛隊の部隊等の改……
○石破国務大臣 訪米を決定して、それを中止したというようなものでもなく、どうしようかという議論をやっておる中において、今回、非常にタイトな日程、そして国会情勢も非常に厳しい、あるいは委員が御指摘いただいたように、いろいろな事件、事故が重なり、当省をどのように変えていくかという議論も加速をしていかねばならない、そういう状況の中にあって、あえてこの時期に訪米をする必要はないのではないかということだと私は思っております。 昨年、ゲーツ長官が訪日されて、二人だけで話した時間、あるいは全体の会合の時間、あるいは夕食の時間も入れれば、三時間以上のお話をいたしました。かなり本質的な話をいたしました。また、……
○石破国務大臣 私は、今津委員と認識を全く一にするものでございます。 御指摘のように、これは傍らの論であって、自衛隊のイラク派遣は違憲であるというロジックを挟むことが結論を導き出す上に必要であったかといえば、どう読んでも、必要であったとは思えない。却下もしくは棄却すべきものであり、それを導くのに必要な論ではないということです。 また、私どもは、バグダッド空港は非戦闘地域だというふうに申し上げておりますが、バグダッド全体について非戦闘地域であるかどうかという判断はいたしておりません。そこのところは、議論としていかがなものかなというふうにも思います。 また、一体化論のお話でございますが、一体……
○石破国務大臣 退職金、これは返納という手続はございませんので、国庫に対する寄附という形になりますが、それはなお行われておらないというのが現状でございます。
【次の発言】 委員御指摘のように、守屋前次官が委員会において今委員御指摘のような発言をされました。したがいまして、私どもとして、国庫に返納するという場合の手続、そのことについては正確に丁寧に御説明をいたしたところでございます。つまり、守屋さんのそういうような意思というものが実現できるためには、こうこうこういうようなことですよということを私どもとしてきちんと正確に御説明を申し上げておるところでございます。
○石破国務大臣 ただいま御決議のありました防衛省・自衛隊をめぐる一連の不祥事への対応につきましては、現在、文民統制の徹底、厳格な情報保全体制の確立、防衛調達の透明性向上につき、首相官邸に設置された防衛省改革会議において、有識者の方々を交えて高い見地から議論が行われているところでございます。 防衛省としては、御指摘の趣旨を踏まえ、今後、防衛省改革会議において取りまとめられる改革の基本的方向性を受けて、防衛省内に設置した各種検討会等においても、実務レベルの議論を進め、早期に防衛省改革のための具体的施策をお示しできるよう最善を尽くしてまいります。 以上であります。
○石破国務大臣 先生御指摘の国際活動教育隊でございます。内容は先生御案内のとおりでございまして、要は、陸上自衛官を教育するということになっております。 つまり、昨年の七月から千五百人規模の要員指定を五方面で行い、ローテーションをやっているわけで、それに対しまして、国際法でありますとかPKOの原則でありますとか実務ですとか、そういうことを教えている。つまり、中の組織に対して教育を行うという考え方でございますので、これはもう名前としては教育隊というのが実態をあらわしているのかなというふうに思っております。 先生の構想のような形を実現しようと思いますと、これ、対象は自衛官だけでいいのだろうか、そ……
○石破国務大臣 それは、委員のおっしゃるとおりだと思っております。 集団的自衛権の行使は自衛の必要最小限度を超えるので我が国は行使できないという立場を我が国としてはとっておりますし、それは現段階において、変えるという方針も全くございません。しかし、それはそれとして、時代の進歩とともにいろいろなことが起こってくるであろう、そのことについてどうなのだという御議論をこの懇談会でしていただいているものというふうに承知をいたしております。そういたしますと、集団的自衛権とはそもそも何だという定義も含めて、時代に合ったような議論をするということは、それはそれで意義のあることだというふうに考えております。 ……
○石破国務大臣 合衆国に対しまして、私から直接申し上げていることはございませんが、担当の部局、すなわち地方協力局等々を通じまして、このことについて、再発の防止、教育の徹底を申し入れ、そのことについて、私自身、機会があれば早急に申し上げたいと思っております。 委員御指摘のように、日米同盟は極めて重要なものである。地位協定をもう一度、どの部分をどう見直すべきなのか。そして、これは我が国だけでできるお話ではございません。合衆国において議会がそれを認めなければ地位協定の改善というものはできない。どの部分なのか、そして、そこに至るプロセスはどのようなものがあるのか、これは、身柄の引き渡しだけではなくて……
○石破国務大臣 委員御指摘のとおりだと思います。
ですから、再発防止策を講じますとか、二度とこんなことが起こらないようにということで、それで終わっていた、いや、あるいはいろいろなことを講じたけれども減らなかったとするならば、その対策がまだ十分ではなかったのだということは私は率直に認めなければいけないことだと思います。
【次の発言】 地位協定につきましては、今外務大臣から答弁があったとおりだと思います。
ただ、ここはいろいろな考え方があって、この第九条というものをどのように考えるかといえば、これは、出入国の際、一般の外国人が必要な外国人の登録などが免除されることを示したものであるということで……
○石破国務大臣 本来そうあるべきものです。ですから、主権ですから、それは本来、日本がやるべきものだろう。
ただ、安全保障の面において本当にどれだけできるか、そして、航空管制をだれがやるかという問題になってくるだろうと思います。防衛省がやるか、国土交通省がやるか。そのあたりは、本当に委員よく御指摘のように、安全保障上の観点も踏まえてやらなきゃいかぬ。ただ、主権ですから、これは本来そうあるべきものでしょうし、努力は今後ともしていかねばならないものだと私は思います。
【次の発言】 人数まで正確に把握をしておるわけではございません。戸数ということでは把握はいたしておりますが、人数に至るまで正確に把握……
○石破国務大臣 委員御指摘のように、けさ四時七分、場所は野島崎南南西沖合約四十キロであります。清徳丸という漁船、千葉県勝浦漁港所属のマグロはえ縄漁船と承知をしておりますが、その船と、訓練を終え、ハワイより横須賀へ向け帰投中のイージス護衛艦「あたご」が衝突をいたしました。漁船は、現在におきましても、二つに割れ、浮いているという状況でございます。今、海上保安庁、そして私どもの海上自衛隊、全力を挙げて、乗組員の方、行方不明になっておられる方、この捜索を行っておるところでございます。 防衛省といたしましては、けさ七時に、海上幕僚監部副長を長といたしまして事故調査委員会を設置いたしました。なお、それよ……
○石破国務大臣 このようなあってはならない事故が起こりましたこと、本当に申しわけのないことであります。幾重にもそのようにおわびを申し上げなければならぬと思いますし、委員御指摘のように、お二人の行方というものを確認するために今も全力を挙げておるところでございます。 なぜこのようにおくれたということにつきましては、それぞれいろいろな部署で時間がかかっております。 今後の議論のもとにもなりますので申し上げておきますが、四時七分に事故が発生をしておりますわけで、そこから順序を経て上級部隊、すなわち護衛艦隊あるいは自衛艦隊、これが上級部隊というものでございますが、そこへ伝わり、そこから防衛省内、市谷……
○石破国務大臣 今回、このような、あってはならない事故が起こりました。本当に申しわけのないことで、御家族、関係者の方、国民の皆様方に本当におわびを申し上げる次第であります。 今、委員から「なだしお」事件の教訓についてお話がございました。これは、委員、今詳細をお話しのように、潜水艦の事故でございます。したがいまして、潜水艦にかかわりますものと水上艦にかかわりますものと違いますので、潜水艦特有のものは省かせていただきたいと思います。 共通して言えますものは、やはり見張りの徹底ということでございます。潜水艦の場合はセールの部分が狭うございますので一名しか上がれませんでしたが、これをもっとふやすと……
○石破国務大臣 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の考え方の一端を申し上げます。 私は、昭和六十一年の初当選以来、長らく当委員会に在籍し、政府におきましても政務次官、総括政務次官などの職を務めてまいりました。近年は他の分野に携わることが多く、当委員会に出席し、議論に参加する機会に乏しかったのでございますが、いつも意識の根幹には農林水産業の存在がございました。八年ぶりに、今回は大臣として農林水産政策に携わる機会を与えられましたが、率直に申し上げて、まさしく我が国の農林水産業は存亡の危機にあると感じております。生産額は減少の一途をたどり、就業者の高齢化は極めて深刻な状況にあります。農地や山林……
○石破国務大臣 耕畜連携という話はずっと昔からありまして、私、たしか当選一回のころ、こんな議論をしたような覚えがあります。ただ、なかなか実際に進むに至らなかった。それはいろいろな理由があるのですが、これだけ耕作放棄地が出てくる、実際に活用されている水田は六割しかないんだということで、今委員御指摘のようないろいろな手法を検討せねばならないという状況になっておるわけであります。ただ、問題は、それが経営として成り立ちますかというお話であって、これがずっとネックになってきたわけです。 ではどうやってそれを打開するかといえば、結局のところは、多収穫米というものをどれだけ開発し普及させるかということ、あ……
○石破国務大臣 お答え申し上げます。 先生御指摘のように、燃料が上がった、肥料が上がった、あるいはえさが上がった、そういうことで、もう極めて厳しい状況であるということをよく認識いたしておるところでございます。 農業分野についてでございますが、省エネ機械・施設、あるいは効率的な施肥体系、肥料をどう施すかということ、その導入支援など構造転換の対策、それから、化学肥料をどのように使うかという量、野菜、花、果樹などすべての種類の施設園芸での燃油消費量について一定以上の低減を行う農業者グループに対しましては、肥料費、燃料費の増加分の七割を国が支援するということを入れております。これで約六百十八億を組……
○石破国務大臣 基本的には厚生労働大臣と同じ考え方でございます。 なお、御案内の上で御質問なさっておられると思いますが、憲法二十一条の規定、検閲というのは憲法二十一条です、検閲とは何かというのは、その主体は公権力ということに相なっております。自民党国対は公権力の主体ではございませんので、そこはよく認識をして御質問いただきたいと思いますが、その上で、検閲ということには当たらないと思っております。その上で、私どもとして出すか出さないかは、それは大臣の判断、これも当たり前のことでございます。 それで、相談をするというのは、どういう状況にあるか、膨大な資料の請求をなされて、それできちんと答えられる……
○石破国務大臣 どれぐらい入っておったかということでございますが、事故米穀を原料として製造したでん粉の製品重量に占める比率一%が使用された可能性があるということで自主公表を行ったということでございます。 その後いろいろと調べてみまして、今おっしゃいますように、カビというのは委員御案内のとおり数千のカビがあるわけですが、それを属というふうに分けてみたところが、今委員がおっしゃいますようにアスペルギルス・フラバス属というものがございまして、これがアフラトキシンを産出するものと同種のカビということになるわけでございます。これを分析しましたところが、アフラトキシンというものは検出をされていないという……
○石破国務大臣 この消費者庁は、恐らく今までも累次答弁があったかと思いますが、一元的窓口という機能を持つのだということであります。そして、勧告によって関係行政機関にきちんとした対応を求めるということで、要は消費者行政を司令塔としてつかさどるというんですか、そういうことになるんだろう。 つまり、これはどこの役所がやるんだ、農水省なのか、厚生労働省なのか、はたまた経済産業省なのか、消極的権限争いみたいな話になって、うちじゃない、うちじゃないというような話になりがちだ、あるいは、いろいろな企画立案もどこがやるんだということになってしまいやすい。それは、結局のところ、消費者の利益を大きく損ねることに……
○石破国務大臣 農林水産委員会の開催に当たりまして、所信を申し上げます。 現在、我が国農林水産業は、生産額の減少、就業者の減少や高齢化、農地面積の減少などにより、まさに存亡の危機に瀕しております。全農業所得は平成二年から十七年までの十五年間に六兆一千億円から三兆四千億円へと半減し、農家戸数は三百八十三万戸から二百八十五万戸に減少し、基幹的農業従事者の六割は六十五歳以上となり、耕作放棄地は埼玉県の全面積を上回る三十八万六千ヘクタールに達し、農地転用にも歯どめがかからず、農地面積も五百二十四万ヘクタールから四百六十九万ヘクタールへとなりました。人、金、物、すべての面において持続可能性そのものが危……
○石破国務大臣 米穀の新用途への利用の促進に関する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 世界の食料需給が中長期的に逼迫するおそれがある中、食料の多くを海外に依存している我が国において、将来にわたって国民への食料の安定供給を確保するためには、国内農業の食料供給力を強化し、食料自給率を向上させることが必要であります。 このため、本年を水田フル活用への転換元年と位置づけ、連作障害がなく半永久的に使い続けることが可能な、我が国の貴重な食料生産基盤である水田をフル活用し、自給率の低い大豆、麦等の生産拡大を図るとともに、米粉用、飼料用米等の本格生産を今後継続して推進す……
○石破国務大臣 生産調整が始まってもう半世紀近くなるわけで、ほとんどの人が生産調整以外の世界を見たことがないということになっております。 これはもう北海道から九州、沖縄までどこもそうなのですが、まじめに生産調整に参加をした人たちがおります。そういう方々のいろいろな御負担によって価格が何とか維持をされている。 しかし、私は生産調整に参加しません、好きなだけつくりますという人たちが一方におって、そういう人たちは、これは党でもよく議論になる話ですが、生産調整に参加した人たちの負担によってつくられた価格の上に乗ってもうけている。この不公平はどうやったら払拭できるんだ。私は、不公平感がある制度という……
○石破国務大臣 今財務省からお答えがございました。 この法案では、トレーサビリティーの対象は、米穀のほか医薬品及び医薬部外品以外の米穀を原材料とする飲食料品であって政令で定めるもの、これは法第二条第一項でございますが、と規定をしておるわけでございます。産地情報伝達の対象は、トレーサビリティーの対象項目の中からさらに政令で指定する、今委員が御指摘のとおりでございます。 酒類は、すなわちこの対象から除かれておらないわけでございまして、政令で指定しその対象とすることができますので、さればこそ、主務大臣に酒類の流通を所掌する財務大臣を十一条第一項で加えておるわけでございます。今財務省から答弁があり……
○石破国務大臣 御指摘のとおり、特別調査チームをつくりました。これは、今までの目とは違う視点から見なければならないという思いに基づくものであります。 昨年ですが、四月一日の調査において無許可専従が疑われた百四十二名につきましては、出先機関から、本人及び上司、同僚からの聞き取りの結果、本人の勤務実態を示す書類、それは出勤簿、休暇簿、旅行命令簿、決裁文書などでありますが、この提出を求め、三月十六日までにこの資料を提出いたさせたところであります。これらの中身は相互に突合していかねばなりません。これで十分でない場合には、追加的な調査が必要になると考えております。 とにかく、形式的に調査をいたしまし……
○石破国務大臣 委員はずっと実務に携わっておられましたから、実は私どもよりも実態をよく御存じなのだと思っております。 御指摘のように、これは麦だけ議論をするのではなくて、日本の穀物政策、もっと言えば米政策との関連においてどう考えるんだということになります。先回分科会でも答弁申し上げましたが、北海道などの場合には、ローテーションで回していって、麦というのは絶対に必要なものである。では、内地ではどうなんですかということになってくるわけでございますね。 そこで、実需に合わないものを無理やりつくるなどということがあってはならないことであって、そこの努力も一生懸命やっておるわけですが、一時期、委員御……
○石破国務大臣 人、金、物、すべてが低落傾向にあるというお話は、いつも申し上げておるとおりでございます。 人の面においては、基幹的農業従事者の六割が六十五歳以上になっている。これはもうオール・ジャパンの話でして、地域によっては、六割が七十歳以上だという地域もございます。我々の中国地方なんかそうでございます。高齢者の方が農業をやることが悪いなんて私は言いません。その後やる人が出てこないと、ある日突然日本から農業を担う人がいなくなるということが起こります。それが問題意識の第一である。 農地法の改正をお願いしておりますが、農地がどんどん減っている、耕作放棄地がどんどんふえている、これをどうするか……
○石破国務大臣 問題意識は、委員と私は共有するものでございます。 これは、農地法の体系ができまして以来、最大の改正だというふうに私は理解をいたしております。農地を確保し、最大限に活用したいということであります。 したがいまして、第一条、これは私も十数年前から問題意識を持っているのが第一条でございますが、これまでは、「農地はその耕作者みずからが所有することを最も適当」、こういうふうに言っておりました。今回、これを改めまして、「農地を効率的に利用する者による農地についての権利」、これは所有に限らず貸借を含むということが重要な点でございますが、ここを、「取得を促進」することに改めた。貸借によるも……
○石破国務大臣 これを何か対立構造でとらえて議論するというのは、私は余り正しくないんだと思っております。 現状において家族経営が大宗を占めていることは事実なのでありますが、農地はどんどん減っている、耕作放棄地はどんどんふえている、後継者はいません、こういう状況になっておるわけでございまして、家族経営あるいは集落営農だけでは担い手として不十分な地域がふえてきているんだ、多様な農地の受け手が要るのだと考えております。そうすると、今の制度よりももっと貸しやすくそして借りやすく、それが必要なことなのだろう、多様な担い手あるいは多様な農地の受け手をつくらなければいかぬ、こういうふうに思っておるわけでご……
○石破国務大臣 委員御指摘のとおり、G8で農業大臣が一堂に会して議論をするということは初めてでございました。そこにおいて、農業及び食料安全保障は国際的な課題の中で核心に位置づけられるべきだという認識が共有され、世界の農業生産を増加することが必要であるとされました。 私から申し上げたのは、各国の農業生産の強化を基本とする食料安全保障。つまり、食料安全保障、フードセキュリティーという言葉を、何となく、自分の国の食料がちゃんと確保されなきゃだめなのよというふうに日本人はとらえがちなんですけれども、フードセキュリティーというのは、本当に世界の人々すべてがきちんと食料確保にアクセスできるという意味なの……
○石破国務大臣 食品産業事業者に対しまして、これまでも関係省庁対策会議の事業者・職場における新型インフルエンザ対策ガイドラインを周知することにより、感染対策の要点、事業継続のための検討の必要性について情報提供を行ってまいりました。 当省といたしまして、第一報が四月二十四日でございますが、これ以降、国民各位に対しまして、これらの情報について、ホームページ、マスコミ等を通じまして丁寧に説明をした。食品業界に対しても周知徹底するということを行ってまいりました。それぞれ確認をいたしております。 四月二十七日、外食産業界を含めました食品産業界に対しまして、豚肉の安全性に問題があるかのような告知、安全……
○石破国務大臣 所信でも申し上げましたが、政策選択の幅はまじめに考えれば物すごく狭いのだと思っております。そういう観点から、委員の御質問を非常に感銘深く拝聴いたしておりました。 要は実効性があるかどうかの問題で、米のみならず主要農産物で生産目標を定める。その消費の動向がどうなるのか、どのように消費がされるのか、では来年日本人はどれだけ牛肉を食べるのか、どれだけ豚肉を食べるのか。そういうものをどのようにして算出をし、仮に算出したとしましょう、それをどうやって四十七都道府県に分配し、どうやって地域に分配し、どうやって個々の農家に分配をするのか、その事務はだれが行うのか。米の生産調整だって、こんな……
○石破国務大臣 お答えを申し上げます。 先生冒頭御指摘の、生産調整をやめるということを私は申し上げたわけではございません。そこは記者会見でも注意して物を申し上げておるつもりでございます。 ただ、問題は、生産調整というものを考えましたときに、どうしても参加する人と参加しない人がいますね。参加する人たちのいろいろな努力によってお米の値段というのを何とか保っているわけですが、そこに参加しないという人が出た場合に、結局、まじめにやった人の努力の上にもうける人がいる、逆の表現をすれば、正直者がばかを見るという制度、これはどうなんだろうかということは考えてみる必要があるだろう。 そしてまた、私の選挙……
○石破国務大臣 先生がおっしゃるとおり、とにかく、今も十年前も二十年前も、日本の農業を主に担ってきた人たちは昭和一けた生まれの方々です。基幹的農業従事者というのはそういう概念です。これはずっとスライドしてきている。では、十年たち二十年たってこういう方々がリタイアされたときに主に日本の農業を担う人はいなくなっちゃうんじゃないの、そのときに自給力だの何だのかんだのいってもどうしようもない話だ、これをどうするかという話だと私は思っています。虚心坦懐に今までのことを考えていきながら、これからを考えなきゃいかぬだろうと思っています。 先生おっしゃいますように、日本の農業というのはそんなにだめか。気候だ……
○石破国務大臣 委員から御質問をいただきました。 多分、ほとんどの方は農林バイオマス三号機とは何なんだということを御存じないと思います。こういうものであります。(資料を示す)これは、一ヘクタールの水田で十世帯の消費電力を一カ月賄えるというようなものでございます。食用に供しない稲わらでありますとか、そういうものを使ってそういう発電ができるというものでありまして、資源小国の我が国としては、これを何とか実用化をしてやっていきたいと考えております。ですから、この技術を相当に高めていかねばなりませんが、まだまだ実用化に向けて難しい点がございます。 ただ、私どもとして、委員が御指摘になったようないろい……
○石破国務大臣 例えばパン一斤、国産の小麦で焼くパン一斤と、アメリカ産の小麦で焼くパン一斤を比べてみたときに、燃料をどれぐらい節約できますかねということを考えると、国産でパン一斤焼いた方が、アメリカのものよりも普通のおうちの冷房一週間分ぐらいのエネルギーが節約できる、私の記憶に間違いがなければですが、たしかそんなお話を聞いたことがございます。もちろん、国産小麦の方がコストが高いということは一たん横に置いての話ですが。ですから、農水省として、小麦であるとかあるいは大豆であるとか、自給率の低いものを上げていかなきゃいかぬというのは、委員おっしゃるフードマイレージの考え方に関連したものでもございます……
○石破国務大臣 ありがとうございます。 食料の場合に自給率が四割であります、木材の場合二割であります。ということは、残りの部分に内需拡大の余地がたくさんあるということであります。 委員が御指摘いただきましたように、問題は、一つはマッチングであって、森で働きたいな、そしてまた田んぼで畑で働きたいなと思っても、だれに相談したらいいんだかわからない。そして、来てほしいなと思っても、どこにどんな人がいるんだかわからない。このマッチングをきちんとやりましょうということ。 そして、農でも林でも水でもそうですが、いきなり来て仕事ができるわけじゃないでしょう。オン・ザ・ジョブ・トレーニングということを委……
○石破国務大臣 これは、私が農林水産大臣の立場でお答えすべきことではありませんが、小選挙区制というのは、ここにいらっしゃる多くの方々と一緒に議論をしてきた制度であります。総理を選ぶ制度である、そして政権の枠組みを選ぶ選挙である、そしてそれが仮に誤っていたとしたら主権者の手で政権交代を行うというのが小選挙区制の趣旨であったというふうに思っております。 その趣旨は、その趣旨どおりに運用されなければならないということだと思いますし、支持率が高くないということはそれはそれなりの理由があるのであって、なぜこのようなことになったか、支持率だけで政治はすべてではありませんが、この参議院の逆転現象を考えれば……
○石破国務大臣 それは、昨年の十二月八日から後は、実需者に引き渡す前にすべての袋をあけて、目で見てカビがあるかないかというのをチェックするようになりました。それまではすべての袋を開いておったわけではございませんので、すべての袋を開くようになったらばふえましたということ、事実だけをお答えすればそういうことでございます。
【次の発言】 その可能性が全くなかったとは申しません。それは、全量を開いてみたらそういうことでしたということに相なりますので、意図的に見逃していたとかそういうことではございませんが、その中に、では、ほかにも入っていたのじゃないの、そういうことがあったのじゃないのと言われれば、そう……
○石破国務大臣 民主党のNCの農政の責任者であります先生から御質問をいただきました。 これはまた農林水産委員会等々で子細に議論をしたいと思っておりますが、要は、消費者の意向というものをどのように反映するかということについて議論をさせていただきたいと思っておるわけです。 もちろん、民主党の法案にもそのことは書いてございますが、要は、米はこれだけですよ、麦はこれだけですよ、大豆はこれだけですよ、トウモロコシはこれだけですよと、生産調整とかどういう言い方をするかは別にいたしまして、やはりこれだけの生産目標というものをすべて設定するというやり方が消費者の需要というものといかにマッチをするかというこ……
○石破国務大臣 今、菅委員から詳細に御紹介をいただきまして、ありがとうございます。 つまり、これは、一ヘクタールから五トンぐらい稲わらが出る、そうすると十世帯の消費電力が一月賄える、こういう代物でございます。ですから、単純に数字だけの計算ですが、日本全体では八百五十万トンの稲わらが出るんだろう、そうすると、千七百万世帯といいますから日本全体の三分の一ですが、その一月分の発電ができる、単純計算ですからそのとおりになるとは限りませんが、そういうものでありまして、これから先、食用ではないものを使うというところに一番の意味があるんだろうと思っております。 技術のすばらしさにつきましては今委員から御……
○石破国務大臣 今回の補正で、一兆三百二億円という今までなかったような予算を出させていただいております。それは、まさしく委員御指摘のように、例えば、農産物でいえばカロリーベースで自給率四〇%です。林業の場合には国産材が二〇%です。ということは、農業でいえば六〇%、林業でいえば八〇%、内需拡大の余地がそこにあるということだと思っています。外需依存から内需型経済に転換するときに、まさしく農林水産業というのはその役割を果たしていかなければなりません。 そして、金さえあれば大丈夫だよという人がいないわけではありませんが、かつて、七〇年代に穀物が少しだけ不足になった、そのときに穀物価格は三倍になりまし……
○石破国務大臣 今回の補正予算でございますが、農水省で造成される基金が二十一でございます。総額は七千六億円ということでございまして、新規造成は十四、既存の基金への積み増しが七ということでございます。
数からいえばそういうことになろうかと存じますが、農水省の場合に、基金を積みますというのは、それは数年間かけて行わねばならない、あるいは、年によって気候が変動する、作況が変動する、そういうようなことがございますので、基金というものが対応する形として最もふさわしいということで、農水省は結果として多くなっている、そういうことでございます。
【次の発言】 それは、どこにつくるのが最もふさわしいかというお……
○石破国務大臣 結果がすべてでございますから、自給率目標は達成しなければなりません。 ただ、委員御案内のとおり、お米を食べるのをやめてサツマイモを主食にすれば、今ある農地だけでも自給率一〇〇%は可能でございます。食料安全保障における自給率というのはそういう概念ではございますが、そんな議論をしても今は意味がございませんので、何とか今の食生活を維持しながら自給率をカロリーベースで上げていきたいというふうに考えております。 今回の補正予算で三千億円という、農地の賃貸というものを促進するための予算を組みました。いろいろと御批判はいただいておりますが、要は、いかにしてコストを下げるか、農商工連携とも……
○石破国務大臣 行政は大したことないと言われると、何となく悲しい思いがしないわけではありません。 何せ北海道から九州、沖縄まで広いのでありまして、現地の感覚というものがよくわかった人を採用するというのは大事なことだというふうには思っておりますが、クオータ制みたいに、どこで何人、どこで何人というふうにかちっと決めてしまうのはいかがなものだろうか。 採用のときに、本当に農業が好きで、東京出身の人でも農業が大好きな人はたくさんいます。とにかく本当に農業が好きで、子供のころ農村にも行ってと。例えば、きょう土屋委員がいらっしゃいますけれども、武蔵野市では、子供たちに必ず田植えや稲刈りをやらせる。東京……
○石破委員 自由民主党の石破茂であります。 総理、初当選から二十三年過ぎました。お互いに同期当選、昭和六十一年、七夕選挙でした。総理は竹下派の一期生として、私は中曽根派の一期生として、ともに議席を得ました。同期当選が四十六人ありました。今でもこの衆議院に議席を持っておる者は、自民党で七名、民主党では総理お一人だけであります。随分と時間が過ぎました。 当時、ユートピア政治議員連盟というものをつくりましたね。お互いにそのメンバーとしていろいろな議論をいたしました。そのメンバーも今やほとんど残っておりませんし、若い方々は、そんなものあったのかねというようなことかもしれません。名前からして何なんだ……
○石破委員 自由民主党の石破であります。 まず最初に、私のスタンスを申し上げておきます。 昨年の総選挙で自由民主党は敗北をいたしました。厳粛な事実であり、政権交代が実現をいたしました。 これは、なぜそのようなことが起こったか。民主党の勝利であると同時に、自民党の敗北であったと私は思っております。 私たちは、相手を批判するばかりではだめだ、そのように思います。そして、今何が一番問題かといえば、内閣の支持率も下落をしている、そしてまた民主党の支持率も下落をしている、しかしながら自民党の支持率がそれにかわるものとして上がっていない、そこが極めて問題だ、私はそう思います。 参議院選挙で、三年……
○石破委員 さきの参議院の選挙において示された民意とは何であったか。 一つは、民主党の暴走をとめなければならない、おどかしであり、ばらまきであり、ほおかむりであり、先送りであり、そういうような民主党政治の暴走をとめたい、そういうような国民の意思があった。 もう一つは、我が自民党が勝利したというよりも、我々自民党は、国民から最後の機会をいただいたのだというふうに私は思っております。 我々自民党は、いたずらに政府を攻撃するだけではなくて、責任野党として、野党の立場ではあるけれども、議員立法、法案修正あるいは予算修正、そういうような手段によって公約の実現を図る、そして政策を錬磨する、そういうの……
○石破委員 総理、代表選挙を野党の立場から見ておりました。幾つかのことを感じました。一つは、これは本当に一つの政党なんだろうかということを感じたんですね。 私も、議員になって二十四年余り、自民党の総裁選挙を何度も経験してきました。自分が出たこともあります。自民党の総裁選挙というのは、政策のアクセントの置き方、優先順位のつけ方、あるいは政治手法について、そういう相違はありました。しかしながら、政策が全然違うというようなことはやったことがない。 つまり、今回、菅候補と申し上げることをお許しいただきたいのですが、菅候補がおっしゃったのは、一つは、マニフェストは見直す、消費税、これも含む社会保障と……
○石破委員 私は、本来、このような形で質疑をするのは極めて不本意であります。我々として質疑ができる環境を整えていただきたいということを再三申し上げてきました。ビデオを国民に対して全面的に公開するべきであるということ、そして、小沢氏、鳩山氏、なかんずく小沢氏の国会における説明、これを求めてきました。どちらも実質上ゼロ回答ということであります。 我々は、審議に応じないとか、補正予算を人質にとっていたずらにおくらせるとか、そのようなことは全く考えておりません。それは我々として、では、民主党政府の予算に対して我々はこのように考える、民主党の予算というのは規模にして小さい、財源がいいかげんだ、地方に対……
○石破議員 ただいま議題となりました東日本大震災復興再生基本法案につきまして、提出者を代表して、その趣旨及び内容について御説明申し上げます。 まず、本法律案の趣旨について申し上げます。 今回の大震災に対応するに当たっては、単なる復旧や復興にとどまるべきではなく、今後の我が国のあるべき姿を先取りする形で、地域の再生、ひいては日本の再生を図っていくことが不可欠であり、そういう意味から、私たちは復興再生を目指すべきであると考えます。 このような意味での復興再生を円滑かつ迅速に推進していくためには、その基本理念を明確に定めること、復興再生に関する計画の策定その他の基本となる事項を定める必要があり……
○石破議員 お答えを申し上げます。 私どもの考え方は、政府と比べて三点違っております。 一つは、復興再生院というものを設置する、それは企画立案から実施まで行うというものでございます。政府案を拝見しておりますと、どうも阪神・淡路大震災のスキームをそのまま踏襲しておられるように感じますが、阪神・淡路も大変悲惨な激甚な災害でございましたが、今度は、北海道から関東まで非常に広い範囲に及んでいる、財政力は脆弱である、農林水産業を持っている、少子高齢化である、そして自治体そのものがなくなっちゃっているところもある。津波はすべてを流しましたから、次の生活の糧を得る職場もないということであります。かてて加……
○石破委員 日本各地で多くの災害に見舞われた方々の御労苦に心から思いをいたし、政府におかれては、迅速、適切な対応をお願いしたい。私どもも全力を挙げてこれに当たってまいりたいと思っております。 まず、石原幹事長から申しましたが、小沢さんの問題。 総理、この話にそろそろ切りをつけませんか。総理は在職三十年、私も二十五年になります。その多くを、小沢さんなのか小沢さんではないのかということに費やしてきた。 きのう、小沢さんが強制起訴を受けてのコメントは、国民の皆様、同志の皆様に御心配をかけていることをおわびする。おわびをするのは御心配をかけていることじゃないでしょう。 ずっと、この長い間、本来……
○石破委員 総理、この予算委員会の審議の間、内閣支持率は下がり続けている。民主党の支持率も下がり続けている。世論がどうあろうが、これがすべて正しいという考え方を私はとるべきだとは思っておりません。 そして、最新の世論調査では、菅総理は、いいですか菅総理ですよ、予算の修正について野党の意見を受け入れるべきである、そう回答した人が八割に上っている。これをどのようにお考えになりますか。なぜこの予算委員会の審議の間に、総理は誠心誠意お答えになったのでしょう、閣僚もそうでしょう、しかし国民はそうは思っていないんだ。だから内閣支持率は下がり続ける。この週末に行われた世論調査、とうとう内閣支持率はほとんど……
○石破委員 昨日は、発災以来四十九日でございました。この震災、津波によって亡くなられた方々のみたま安かれと心から祈り、そして、今なお現地で苦難の中におられる方々の御労苦に思いをはせ、そして、対応に当たっておられるすべての方々に心から感謝をいたさなければなりません。 あわせて、きょうは昭和の日であります。あの敗戦、焦土と化した国土から立ち上がった、その昭和を思う日であります。そして、焦土と化した国土をすべてお回りになり、国民を温かく励まされ奮い立たせた先帝陛下、昭和天皇のお働きにもう一度我々は思いをはせ、そして、今被災地をお回りになっておられる今上陛下、本当にありがたいことだと思わねばなりませ……
○石破委員 総理、総理と質疑をやるのはこれで七回目になります。いつも申し上げますが、この時間は、私の時間ではない。あなたの時間でもない。この一時間は、主権者である国民のものです。ぜひ逃げないで答弁してもらいたい。論点をはぐらかさないでもらいたい。どうでもいいことを延々と言わないでもらいたい。それは、この時間は主権者たる国民の時間だからです。そのことをまず申し上げておきます。 人事について、今、石原幹事長から話がありました。何でこんなことが起こるのかといえば、人事をすべて政権の維持目的に使っているからこんなことになるんですよ。 先ほどおっしゃいましたね、閣僚の増員、これに応じなかったからだ、……
○石破委員 総理、連日、本当に御苦労さまであります。 立場は違いますが、総理という仕事がいかに重圧に耐えねばならないものか、本当に命を削るような仕事であることは、私も何度か閣内にいて総理を近くで見て、よくわかっておるつもりであります。 しかし、総理が任命される、陛下の認証を仰ぐ閣僚と違って、総理は、みずから日本国総理大臣になりたいということで代表選に立候補され、勝利をされ、今日の地位を得られた方であります。泣き言は言ってはなりません。そして、逃げてもなりません。 総理と私は同じ昭和三十二年生まれであります。私が二月、総理が五月、同じ時代を生きてきました。ケネディの暗殺も初めての衛星中継で……
○石破委員 一般質疑に入りたいと存じます。 先ほどまでの質疑、なかんずく我が党の質疑者の質疑の中で何点か確認をしたい点がございます。 大臣、お忙しい中、御苦労さまです。もう退室していただいてよろしいですよと申し上げたら、どうぞ御退室をいただきたいと存じます。 まず、山岡大臣にお尋ねをいたします。 きのう、平沢委員の質問に対しまして、このようなやりとりがございました。山岡議員が事務所の秘書の方に対しまして、事務所の財政が厳しいので、経費が厳しいのでマルチで稼いでくれと言ったといったことに対して、断じてそのようなことはないというふうにおっしゃいました。事務所の方はそのことについて証人喚問に……
○石破委員 五大臣に対する質疑ということであります。主に防衛大臣、そして総理大臣に質問をいたしたいと存じます。 いろいろな理由があって内閣改造が行われました。五大臣が新任をされました。これは、人事は総理の専権事項であります。総理がおっしゃったのは、最強の布陣であるということをおっしゃいました。全ての大臣がその分野で、民主党に大勢人材がおられる、国民新党にもおられるのでしょう、最もその分野に通暁し、最もふさわしい人ということで任命をされたというふうに承知をいたしております。 私も長く議員をやってきて、安全保障の仕事も随分とやってまいりました。外交とか安全保障に余り与党と野党で差があっていいと……
○石破委員 私は、政権交代というのはあるべきだと思います。それが可能な制度として新しい選挙制度を入れました。 野にあるときというのは、単に相手の悪口を言って、敵失を待って、いつか向こうは倒れるだろうというようなことを思ってはいかぬのであって、理由があって政権を我々は失ったわけですから、政策の何が間違っておったのか、どのように改めるのか、党のあり方の何が間違っておったのか、どう改めるのか、それをきちんと決めて有権者の御判断を仰ぐ、私はそういうものだと思っております。 あの三・一一大震災、大津波、原発事故というのをずっと見ていて、私も何度も現地に行きました。国家非常事態というのがとうとう宣言を……
○石破委員 農水大臣にお尋ねをいたします。 私はずっと思っているのですが、私も農水政務次官、総括政務次官、大臣とやってきました、自給率という概念は一体何なんだろうかということをずっと考えています。自給率そのものが自己目的化して、政策目標となっていいのかということでございます。 私は、森内閣で総括政務次官をしておったときにセネガルへ参りました。セネガルの農業大臣と議論をしておって、自給率が低い同士、お互いWTOで協力しようという話をしました。そのときにセネガルの大臣から、日本と一緒にやることはできないとはっきり言われました。 それは、自給率が低い理由が全く異なるのだと。セネガルは、国家財政……
○石破委員 十四年ぶりの暫定予算です。民主党政権においても、我々の政権においても、暫定予算なんて初めてやるという方がこの場にも多いんだと思いますね。 何でこんなことになったのか。私どもは、総理御案内のとおり、それは与党の政府の不手際で審議がとまったことはありましたが、私どもで審議拒否をしたことなんか一回もない。きちんと審議が進むようにやってきたし、委員長やあるいは鉢呂筆頭や多くの委員のお力によって、随分と集中審議もやり、中身のある議論ができた、私はそのように野党筆頭として自負はいたしております。 にもかかわらず、何でこんなことになったんだということです。どうも聞いていると、政府として、暫定……
○石破委員 冒頭、去る六日に薨去されました寛仁親王殿下に対して、心から哀悼の誠をささげるものであります。 つらい人、苦しい人の立場に立たれて、いろいろな現場に出向かれて、去る震災、大津波、原発事故の際も現場にお出かけになり、自衛官にもありがたいお言葉をおかけいただきました。 国民の自衛官という催しがあって、自衛官で本当に国民のために働いている人たち、もちろんみんな働いているんですが、その中でも顕著な働きがあった人を表彰する某新聞社の行事があります。そこにも必ずお出かけをいただきました。本当にありがたい殿下であったというふうに思います。 重ねて、御薨去に対し、哀悼の誠を冒頭ささげたいと存じ……
○石破委員 総理が命を削る仕事であるということはよく承知をいたしております。立場は違いますが、総理の連日の御精励には心から敬意を表する次第であります。 きょうが二十三日、韓国の大統領が不法上陸をしたのが十日、香港の活動家が不法上陸をしたのが十五日。我々として、韓国の大統領が上陸をしたときからこの委員会の開催を求めてまいりました。 先ほど来、この外交、安全保障に与党も野党もない、そのとおりです。野党の意見をきちんと述べるのはこの場であり、総理、外務大臣、そういう方々の御見解を承るのもこの場であります。国民の皆様方に見える形できちんと議論をすることが必要であるということを韓国大統領の不法入国か……
○石破委員 民主党政権ができて三年三カ月、この予算委員会で私が質問に立つのは、これで十八回目ということになります。 鳩山内閣、菅内閣、そして野田内閣、いろいろなことをただしてきました。毎回申し上げることですが、私は、総理という職が命を削る激職であるということはよく知っております。そして、ほかの二人は知らず、野田総理は総理になることを自己目的としてやってきた人ではない、そのように信じたいと思っております。 きょうは新聞休刊日というか、発行がありませんが、ネットの記事で見たのですけれども、朝日新聞の最新の世論調査で、野田内閣の支持率は一八%まで下がった、菅内閣末期とほとんど同じ水準になりました……
○石破委員 おはようございます。 我が党は、昨年の暮れに行われました総選挙において、また国民の皆様方から御信任をいただき、公明党の皆さん方とともに政権を担当させていただくことになりました。本当にありがたいことだと思っております。 ここ何回か、大量に新しい議員が当選し、圧倒的な議席をとる、次の選挙でそれはひっくり返って、圧倒的にとったところが惨敗をし、惨敗をしたところが数をふやす、そういうことが続いてまいりました。何でこんなことが起こるのだろうかと思っております。 総裁のもとで、私どもは総選挙を一丸となって戦いました。おかげさまで圧倒的な議席をいただきました。しかし、あのときに、自民党本部……
○石破委員 おはようございます。自由民主党幹事長の石破茂であります。 主に総理からお答えいただきたいのでありますが、必要に応じて関係閣僚にお答えいただいて結構でございますので、よろしくお願いを申し上げます。 七月二十一日の参議院選挙におきまして、我々自民党・公明党政権としては、六年ぶりに、いわゆるねじれ状態を解消いたしました。国民の皆様方が、ねじれを解消せよ、そういうような意思を表示されたものだというふうに理解をいたしております。先般の七月二十一日の参議院選挙は、昨年の十二月の総選挙に続きまして、国民が自公政権に対して、信頼そして期待をあらわされたものだというふうに認識をいたしております。……
○石破国務大臣 ただいま議題となりましたまち・ひと・しごと創生法案及び地域再生法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び趣旨を御説明申し上げます。 まず、まち・ひと・しごと創生法案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 我が国における急速な少子高齢化の進展に的確に対応し、日本全体、特に地方の人口の減少に歯どめをかけるとともに、東京圏への人口の過度の集中を是正し、小さな村落から大都市まで、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、将来にわたって活力ある日本社会を維持していくためには、国民一人一人が夢や希望を持ち、潤いのある豊かな生活を安心して営むことができる地域社……
○石破国務大臣 委員御指摘のように、地方をどうするかというお話はずっと前からあることであります。だから、古くは、古くはというのか、田中角栄先生が、昭和四十七年の六月だったと思いますが、「日本列島改造論」という本を出されて大ベストセラーになった。それから、大平内閣の田園都市構想というのがあり、竹下内閣のふるさと創生というのがあり、我々も選挙のたびに地方の活性化ということをずっと訴えてきたのだけれども、今どうなっているかというと、北海道から九州、沖縄、沖縄はちょっと事情が違うのかもしれませんが、至るまで、全く同じことが起こっていないだろうかと。 昭和三十年代、四十年代のように、駅前は非常ににぎや……
○石破国務大臣 都市と地方の相互理解というものが随分と欠けてきちゃったのではないかなという気が正直言っていたしております。 情報でもそうなんですが、地上波であれ、あるいはそうでないものであれ、テレビを見ていても、東京発の情報というのはやたらめったら多いんですが、地方発の情報というのは、台風か災害か、そういうときには地方発の情報になりますが、平時は中央発の情報がやたらと多い。ですから、特に相互理解が欠けているというのは、都市の方々が、今委員が御指摘のような、地方のよさというものを余り御存じいただく機会に欠けているのではないだろうかと思います。 後ほど御議論が出るんでしょうが、委員が市長在任中……
○石破国務大臣 震災発災以来、福島の復興というのは最重要だ、もちろん青森も岩手も宮城も茨城も大事ですが、福島の場合には、特に原子力災害という、今まで日本人が経験したことのない災害を受けているわけであります。ですから、福島において、いかにして新しく仕事をつくっていくか。農業、漁業、林業、サービス業、そういうものをいかにして再生するか。 私、政調会長時代も幹事長時代も、福島というものを最重要に考えてまいりましたし、幹事長室も自由民主党本部も、できるだけ福島のポスターを張り、そしてまた、福島の農産物を販売するということもやってまいりました。 それは、口先だけで言っても仕方のないお話で、どうやって……
○石破国務大臣 今委員がおっしゃっていただきました地域活性化プラットホーム、プラットホームというと、何か鉄道の駅かよみたいな話になるんですが、そうではなくて、仕組みのようなものだと御理解をいただければよろしいかと思います。 委員がおっしゃったように、これは非常に好評であります。いや、こういうのを待っていたねという方々が大勢おられて、その地域は活性化に向けて着実な歩みを進めております。 それぞれの町村が、これはどうでしょうかといってある官庁に行く、あっ、それはうちの事業に合いません、お帰りくださいというと、一体何なんだ、これはという話になるわけで、向こうから来てもらうのではない、こっちから行……
○石破国務大臣 委員とは長いおつき合いになります、もう三十年近くになるでしょうか。いろいろな議論をさせていただいて、いろいろな御卓見には常に敬服をいたしております。 言うまでもございませんが、どんな議員を選ぶかは、そこの選挙区の有権者が選ぶものでありまして、私も、私ごとで恐縮ですが、幼稚園、小学校、中学校は地元でございます。ですから、地元に友達もいますし、地元の言葉もネーティブで一部しゃべりますが、結局、委員がおっしゃるように、選挙区は地方であっても、東京で生まれて、東京で育って、だけれども、地元のことを何にも知らないよという人は、当選もしないし、連続して当選することも難しいんだろうと思って……
○石破国務大臣 ただいま議題となりました国家戦略特別区域法及び構造改革特別区域法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 我が国が取り組むべき重要な課題は、成長戦略の着実な実行を図り、その効果を全国に波及させていくことにあります。そのためには、二〇一五年度までの二年間を集中取り組み期間としている国家戦略特区を活用し、国、地方公共団体、民間が一体となって、スピード感を持ったインパクトのある規制改革を実行していくことが必要です。 これまで、国家戦略特別区域諮問会議等において、特区ごとに設置する区域会議や全国の地方公共団体、民間からの提案も踏まえ、国家戦略特……
○石破国務大臣 これは、国家戦略特別区域法に定められたとおりでございます。
委員御案内のとおり、大胆な規制・制度改革を通して経済社会の構造的改革を重点的に推進することにより、産業の国際競争力の強化とともに、国際的な経済活動の拠点の形成を図り、もって国民経済の発展及び国民生活の向上に寄与することを目的とする。法律に定められているとおりでございまして、その実現のためにこの審議をお願いしておるわけでございます。
【次の発言】 公教育、とりわけ義務教育は、教育の機会均等と教育水準の維持向上を図り、将来の日本の人材を育てるために極めて重要なものであります。委員の御認識のとおり、公教育の意義、義務教育の……
○石破国務大臣 今までと何が違うかというと、まず第一に、危機感だと思います。 少子高齢化という言葉があって、子供さんは少ないんだが、長生きしていただけるようになったので、一見して人口は減らないように見えてきた。ですが、これが、人口急減というのがあっという間に始まりまして、今限界集落と言われているのが、やがて限界市町村になり、日本全体がこのままいけば限界国家になるという強い危機感であります。それを中央も地方も全ての人々が共有するという危機感、そして、全ての人が共有するという意識、これが違うんだというのが精神論のお話だと思っております。 実際にやる場合に、現場に知恵があるのであって、霞が関や永……
○石破国務大臣 担当は私がいたしております。
【次の発言】 それは、名刺に書くか書かないかは本質的な問題ではございません。それは、道州制の担当大臣として任ぜられておりますが。
我々政府として、今、与党におきまして、委員が自民党におられた当時、大変な御努力をなさいましたのは、私は政調会長をしておりましたので、よく存じております。その後、今村議員、そしてまた佐田議員という形で、今、自由民主党の中において、本当にきちんとした議論を詰めておるところでございます。
いずれにいたしましても、これは、総理が申しましたように、国の形そのものを変える大きなお話でございますので、まず与党においてきちんとした御……
○石破国務大臣 河村委員には、党におきまして大変お世話になっております。ありがとうございます。 要は、日本国じゅう同じような景色が展開していないかということです。北海道から九州、沖縄まであちらこちら回るわけですが、どこも駅前は閑散とし、商店街はシャッターをおろし、そして観光客はそれほどふえず、農山漁村は耕作放棄地が続出をし元気を失っているという光景、どこも同じような景色になっているということです。 それは今お話しになりましたように、それぞれの地域の個性を生かしていかなければなりません。そして、大胆な金融緩和、機動的な財政出動でここまで来ていますが、地方の持っているいろいろな潜在力というもの……
○石破国務大臣 所掌外でまことに恐縮でございます。 これは、内閣の一員として、我が政府のとっております見解、すなわち憲法第十三条、第十八条のあの規定の趣旨から見て許容されるものではないということは堅持をいたしますし、私もその立場でございます。 そして、念のために申し上げておきますが、私は徴兵制が合憲だと申し上げたことは一度もございません。どうぞ全てお調べください。一度もそのようなことは言っておりません、そしてまた防衛庁長官当時も防衛大臣当時も。 これは委員もあるいは御案内かもしれませんが、今の陸海空というのは本当にコンピューター、ハイテクの塊のようなものでございます。徴兵制というものをし……
○石破国務大臣 御通告もございませんし、当委員会でそういうようなことについてお答えすることはいかがなものかというふうに考えております。
最高裁が求めていることというのは、限りなく一票の平等ということを求めねばならないということであります。それは当然のことだと私は考えております。しかし、そこに至るまでのやり方というものについて、どうやって広く理解を得るかというようなことについてはいろいろな議論がございます。
いずれにいたしましても、当委員会の所管されること以外かと思っておりますので、これ以上のお答えは差し控えます。
【次の発言】 お答え申し上げます。
このインフォメーションセンターというも……
○石破国務大臣 地方創生担当大臣、国家戦略特別区域を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し述べます。 昨年の臨時国会において、まち・ひと・しごと創生法案及び地域再生法の一部を改正する法律案を可決、成立していただきました。鳩山委員長を初め関係各位には、改めて心より感謝を申し上げる次第であります。 昨年末には、まち・ひと・しごと創生法に基づき、長期ビジョン及び総合戦略を閣議決定いたしました。 長期ビジョンにおきましては、移住や結婚、妊娠、出産、子育て等に関する国民の御希望をかなえることにより、人口減少に歯どめをかけるとともに、東京一極集中を是正し、二〇六〇年に一億人程度の人口を確……
○石破国務大臣 御指摘のように、所信の中で、世界に先駆け人口減少・超高齢社会に向けて回答を見出すということを申し上げました。 この少子化とか高齢化とか人口減少とかいうものは、先進国と言われるものに共通の課題であるわけで、日本がその課題に対して課題先進国として真っ先に回答を示すということは、重要なことではないかと思っております。 この時代に生きる我々というのは、それを世界に示す責任があるだろうし、次の時代に何とかこのいい日本を残す責任があるだろうし、この日本をつくってくださった、もう見ることがないいにしえの方々に対しても、それは我々が果たすべき責任だというふうに思っております。 全体の人口……
○石破国務大臣 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案、地域再生法の一部を改正する法律案及び国家戦略特別区域法及び構造改革特別区域法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 まず、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 地方分権改革は、地域がみずからの発想と創意工夫により課題解決を図るための基盤となるものであり、地方創生における極めて重要なテーマです。 本法案は、平成二十六年から新たに導入しまし……
○石破国務大臣 これは、地方に仕事がないというのが一番の理由だろうというふうに断ぜざるを得ないと思っております。 東京に住まれる五十代の方、別に五十代には限りませんが、五十代の男性の半分は、できれば地方に行きたいんだという御意向をお持ちです。また、これはやや意外なところですが、十代、二十代の男女とも四七%が、できれば地方に移住したいと考えている。だから、金輪際地方なんかへ行きたくないと思っているわけではない。 では、何でそれが地方に行かないのだろうかといえば、それは仕事がないのだ、あるいは、あってもそれが高い収入あるいは安定した雇用が得られないのだということだと私は思っております。 昭和……
○石破国務大臣 認識は委員と全く一緒でございます。 もちろん、それぞれの集落がかつてのにぎわいを取り戻せれば一番いいと思っておりますが、当面、人口は減るわけでございます。そうすると、小さな拠点にいろいろなものを集約して、高齢者の方であっても、小さな拠点で、歩いて全ての用が足せるということが望ましいのですが、その小さな拠点への連絡というものがきちんとなければ、幾ら小さな拠点を整備しても何にもならぬというお話でございます。 小さな拠点とともに、集落に住めるということも重視していかねばなりませんので、それをつなぐのは交通ネットワークである、かような認識でおるところでございます。
○石破国務大臣 これは、ぜひ当委員会でいろいろな御議論をいただきたいと思うのですが、それはコンパクトシティーについての考えだと思います。 つまり、人口はどんどん減っています。かつて人口がふえたときに、町は物すごく伸びました。田んぼを潰して住宅街になりました。下水道を引き、道路をつくりました。ところが、どんどん人口が減ってきました。同じようにそれを維持したとするならば、どれぐらいのお金がかかるだろうか。その市の財政でそれを続けることは、その市全体にとってどうだろうかということは、市長さんなりの判断の中に当然入ることでございます。人口が減ろうが何しようが、そういうところの道路も維持をせよ、公共下……
○石破国務大臣 この話は、私自身もよくわからぬなとずっと思っておるお話でございます。 累次の政府の閣議決定におきましては、ILO八十八号条約との整合性に留意する、こういう書き方がしてあって、では整合性とは一体何でしょうかというお話まで行かなければいけないし、何よりも、労働者あるいは仕事を求める方々にとって何が最も利便性があるものなのかという観点で議論されるべきものだと思っております。 そしてまた、ILO八十八号条約にございます、職業安定組織は国の機関の指揮監督のもとにある職業安定機関の全国体系で構成される、それは私は委員と同じような考え方を持っておって、本当に絶対だめなのかなといえば、そこ……
○石破国務大臣 福田委員からお声をかけていただきまして、上野村を拝見させていただきました。 今委員から御紹介がありましたとおり、発電所がございますので交付金を受けていないという、多分、群馬県でたった一つだと思います。それに甘んじることなく、どうやって自立した村をつくるか、言葉をかえれば、身の丈に合ったそういう事業をやっていくかということをやっておられるところであります。 また、委員から御紹介がありましたように、Iターン者が二百四十一人いる。何でもいいからいらっしゃいということではなくて、そこの村で何の仕事をするのかという存在感をきちんと持たれた方々で、そういう方々とお話をさせていただいたの……
○石破国務大臣 一言で申し上げれば、地方の人口減少に歯どめをかける、東京一極集中を是正するということになるわけですが、こういう議論が高まった直接のきっかけは、おととしの中央公論の十二月号、これは十一月に発売でした。ここにおいて、増田寛也さんが、壊死する地方都市、地方消滅という言葉を使われた。地方衰退とかそういう生易しい話じゃなくて、消滅とか壊死とか、かなりショッキングな言葉を使われました。私、年明けの衆議院の代表質問でこれを取り上げた覚えがあります。 要は、このまま、兵庫県であれ、鳥取県であれ、熊本県であれ、どこでもそうですが、二〇四〇年に二十代、三十代の女性の方が八割減る、七割減る、六割減……
○石破国務大臣 モデル例というのは、まだ、コンパクトシティーとか、コンパクトビレッジとか、そういうものの概念がいま一つよく伝わっていないところがあるというふうに私は承知をいたしておるところでございます。 これをどういうような形でやっていくか。そこにおいて必要なのは、特にコンパクトビレッジはそうだと思うんです、小さな拠点はそうだと思いますが、地域におけるきちんとしたお話し合い、ボトムアップの手法が必要だと思っておりまして、その際に、こういう例がある、こういう例があるというようなことはきちんと周知をさせていただいて、そういう御理解のもとにボトムアップをしていかないと、この小さな拠点というもの、ネ……
○石破国務大臣 委員御指摘のとおり、プラン、企画づくり、そして実行のD、ドゥーですね、そしてチェックのC、そしてそれを見てリニューアルをし改善するというアクションのA、このPDCAの中で皆で参画しなきゃいかぬ。そんなものは市役所がつくるんでしょう、町役場がつくるんでしょうじゃない。そこの地域の方々、多くの方々が参加してプランをつくり、そうであるからにはみんなで実行する。一番大事なのはCだと思うんです、チェック。それがどのような効果をもたらしたかということをそれぞれの自治体において、何を達成するんだということを自由につくっていただく。宿泊観光客なのか、農業の生産額なのか。それが達成できたかどうか……
○石破国務大臣 それは、対象とする人材、あるいはそういう人に来てほしいと思っている地方の企業、それが異なっております。対象とする人材も、またそういう方々を欲している企業も違いますので、それは事業としては異なるものだと理解をしていますが、それはこちらの理屈なのであって、実際に使う人にしてみれば、何を使ったらいいのかよくわからぬということは当然生じることでございます。 それが納税者あるいは国民に対して親切な行政だと私は全く思っておりませんので、ワンストップという形で、仕事を求めている人がいる、そういう人が、東京に一カ所つくります地方移住促進センターというところへ行く、あるいはアクセスすれば、一体……
○石破国務大臣 鳥取市の事例を御紹介いただきまして、まことにありがとうございました。 委員御指摘のとおり、公明党の地方議員の方からいろいろなありがたい提案をいただいて、それぞれの自治体ごとに工夫がなされております。 現金でやっちゃいますと、それは貯金したらおしまいなのでありまして、それは使っていただかなければどうにもならぬということでありますし、今回の場合には使っていただかないと助成はいたしませんので、そこが大きなポイントだと思っております。 しからば、どういう商品を設計していただくかということがまさしくポイントでありまして、先ほど御紹介いただきましたように鳥取市で一・九五倍、神戸市の場……
○石破国務大臣 御指摘のように、七千二百二十五億というのは、総合戦略等を踏まえた個別施策であります。社会保障の充実に係るものが六千七百六十六億ということになっておるわけでありまして、総額は一・四兆円ということでございます。 これは、それぞれにおいて数値目標をきちんと設定する、そしてまた、プランを立て、実行をし、点検をし、そういうサイクルも入れておるものでございます。その二つの観点から、今までとは全く、取り組みであるということを申し上げております。
○石破国務大臣 それは極めて重要な視点であって、塩崎大臣ともこの件については何度かお話をさせていただいております。
保育士の資格をお持ちでありながら、実際に保育の現場に出ておられないという方が恐らく六十万人弱おられると思います。鳥取県の人口と同じぐらいの方が、保育士のライセンスを持ちながら出ていない。これはなぜだろうかということもよく見ていかなければなりません。
地方において女性の方々が安心して出産をしていただく、子育てをしていただく、そのために保育士の方々の処遇の改善は不可欠であるという認識は持っております。
【次の発言】 あの当時の農政改革というのは、やはり米というものをどうするかとい……
○石破国務大臣 何度か政府の役職につかせていただいて、そのたびにきちんきちんと、そういうことがないかどうかは点検はいたしております。 私どもが当選一回のときというから、もう今から二十何年も前のことですが、リクルート事件というのがあって、政治と金というのが物すごくクローズアップされて、政治改革ということが行われて、小選挙区制というのが導入をされてということでした。 あそこの政治改革というものの評価はともかくとして、実際、お金はかからなくなっているんです。国民の皆様方に政党助成金というのもいただいているんです。ですから、議論の本質というのは、あのときとは違う議論になっているのだろうという気が私……
○石破国務大臣 御指摘のとおり、これは非常に長い取り組みであります。平成五年、衆参両院の地方分権の推進に関する決議というのがございました。それから二十年ぐらいが経過をして、まず国と地方で、国が上で地方が下であるというようなことではないのだ、平成七年には、国と地方との関係を上下主従、すごいことを言うものですが、上下主従から対等、協力の関係に変えるというふうにいたしたものでございます。 平成十八年には、第二次地方分権改革というものがなされました。地方に対する権限移譲、義務づけ、枠づけの見直し等々を行ったわけでございます。 今回は、提案募集方式というのを採用いたしました。地方がどういうような御提……
○石破国務大臣 この問題は長く辻元議員と議論してまいりました、今は中谷大臣が責任を持ってお答えになっておられるわけですが。 サマワに出しましたときも、あるいはインド洋に出しましたときも、これは、いかにして自衛官の生命身体を守るかということについては、いろいろな議論をしながら極限までやったと思っております。さればこそ、インド洋においてもサマワにおいても、一発の銃弾を撃つこともなく、一人も傷つけることなく、一人も傷つくことなく。 やはり私どもは、そういうような貴重な経験というものをよく生かしながらやっていかねばならぬ。リスクが高まるとせば、どうやってそれを回避するかということは、政府において万……
○石破国務大臣 それはまさしく御指摘のとおりで、総合戦略も複数の自治体をまたいでつくっていただく方が効果的な場合もあろうかと思います。場合によっては県をまたいでいただいても結構だということで、何が一番その地域において仕事をつくり所得を上げということに寄与するかという点が大事でありまして、自治体ごとにというような狭い考えは全く持っておりません。
総合戦略においてもそうですし、いろいろな交付金の使い方もそうでございます。何が一番よいかということにおいて、広域連携は極めて重要なことだと考えております。
【次の発言】 本気です。
というのは、今、渡辺委員がおっしゃったようなことは、私どもの内部でさ……
○石破国務大臣 それは何を過度と言うかというお話ですが、やはり、政治改革の議論をしておったときに、今からもう三十年近く前のことです、それぐらい前の話ですよ、リクルート事件に端を発しておりますので。 あのときに、まず民主主義のコストって何なんだろうかという議論をいたしました。大切なものはただではないので、大切なものがただであるかのごとく言うのは、それは私は間違いだと思います。コストは一体何なんだと。遊興費とかそういうものではなくて、有権者のニーズをいかに正確に把握をするか、こちらの政策をいかにきちんと伝えるか、そういうものは私は民主主義のコストだと思っております。 そして、それを誰が負担する……
○石破国務大臣 委員御指摘のとおり、地方によっては、かなりこの取り組み、難しいなと思っておられるところがあります。 これは、再三この委員会でも答弁申し上げましたが、国としてそういう地域に対して、情報面、財政面、そして人材の面、この三つで全面的に支援をいたしてまいります。霞が関全体を地方の相談役とするコンシェルジュ制度というのもスタートいたしました。あるいは、人口五万人以下の小さな自治体に対して人材の支援も行っております。情報も支援をいたしてまいります。 まさに委員御指摘のように、そういう厳しい地域こそ手厚い支援をしていかねばならない。しかし、それは、国が何かを差し上げるということではなくて……
○石破国務大臣 委員が御配付いただきました資料でございますが、「最高級レクサス(LS六〇〇h)」と書いておりますが、たしか四六〇ではなかったかなというふうに覚えております。最高級のものでもございませんし、最高級に乗ってくれというふうに言われたこともございません。今官房長官からの御答弁があったとおりです。
【次の発言】 具体的には、委員が今御指摘になりました長期ビジョンにおきまして、若い世代の方々のいろいろな御希望というものが実現した場合に改善が見込まれる出生率の水準として、一・八程度の水準をお示しいたしました。
各種の対策が出生率の向上に結びつき、成果が上がるまでに一定の時間はかかります。そ……
○石破国務大臣 ありがとうございます。 東京の富と人を地方にばらまこうなんぞというつまらぬことを考えているわけではございません。東京の過度の一極集中を是正し、地方の人口減少に歯どめをかけるということは、地方が持っている潜在力をいかに引き出すかということにかかっていると思います。第一次産業であり、観光であり、その他のサービス業であります。 先般、委員の御地元の仙北市へお邪魔をいたしました。そこでは、世界で一番いい生ハムをつくるんだということで、国有林野の規制を面積も参入できる人も緩和して、そしてそこにおいて新たな産業をつくろうとしております。 地方にはそういう伸び代がたくさんあるのであって……
○石破国務大臣 地方創生担当大臣、国家戦略特別区域を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し述べます。 日本列島改造、田園都市構想、ふるさと創生など、歴代内閣は地方の発展を大きな政策テーマとして掲げてまいりました。しかし、現内閣が重要政策の一つとして進めております地方創生は、従来の取り組みとは大きく異なるものであると私は認識をいたしております。 従来の政策はそれぞれ大きな意義のあるものでしたが、経済成長、人口増加、地価の上昇などをその背景といたしておりました。しかし、現在、かつてのような高度経済成長は望むべくもなく、人口急減と少子高齢化が同時進行し、地価の大きな上昇も想定できませ……
○石破国務大臣 それを救うためにこの地方創生という取り組みをやっているわけで、委員御指摘のように、人口五万人以下というものに着目をする必要があるのではないかと私は思っております。ですから、今まで国家公務員の派遣というのも人口五万人以下のところはほとんど行ってこなかったわけですが、そういうところにこそ手厚い支援が必要なのではないだろうか。 人的面、財政面そしてまた情報の面で、別に差をつけるというわけではありませんが、人口五万人以下のところに今まで行き届かなかった支援というものを行うことにより、こういうところへ光を当て、人口減少に歯どめをかけたいと思っております。 各論につきましては、またお答……
○石破国務大臣 このたび、政府から提出いたしました地域再生法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。
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以上が、この法律案の提案理由及びその要旨であります。
何とぞ、十分御審議の上、速やかに成立いたしますようお願いを申し上げます。(発言する者あり)
失礼しました、違うものでした。済みません。申しわけございません。
【次の発言】 大変失礼をいたしました。
地域再生法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。
我が国の地方創生をめぐる現状は、若者の雇用環境が改善する一方で、二〇〇六……
○石破国務大臣 昨日の地域再生法の一部を改正する法律案の提案理由説明につきましては、チェックミスがございました。結果として誤った原稿を読み上げたものであります。 全国民の代表者であります国会におきまして、山本委員長初め理事、委員の皆様、関係者の皆様方に大変御迷惑をおかけいたしました。深くおわびを申し上げる次第であります。 二度とこのようなことが起こりませんよう厳重に注意を行いますと同時に、再発防止のために、国会に用いる資料については、事務方幹部が確認を行い、複層的チェックをこれまで以上に徹底するということを指示いたしました。 ということでありますが、責任は全て大臣たる私が負うべきものであ……
○石破国務大臣 何度もお答えしていることと重なったら恐縮ですが、要は、東京の過度な一極集中を是正するということと、持続可能性を失いつつある地方に持続可能性を回復するということだと私は思っています。 東京の人と富を全国にばらまきましょうなぞという発想ではなくて、東京は基本的に消費都市でございます。食料がつくれるわけでもなく、再生可能エネルギーがそんなにつくれるわけでもない、そして出生率は全国最低であるということで、そこだけが栄える日本というのはあり得ないのだ。食料を生産し、再生可能エネルギーを生産し、出生率の高い地方が衰退して、東京だけが残る国家というのはあり得ないのだ。 委員と私と少し世代……
○石破国務大臣 三月十五日の本委員会における地域再生法の一部を改正する法律案の提案理由説明におきまして、誤った内容の原稿を読み上げてしまうという、あってはならない誤りを生じさせてしまいました。 このため、問題点を検証し、再発防止に必要な対策をとることが急務であると認識し、三月十六日、牧島大臣政務官を主査とする誤り事案再発防止チームを立ち上げました。 誤り事案再発防止チームでは、誤った手持ち読み上げ原稿が作成されたこと、委員会の場における対応が不十分であったことという問題点について原因を分析し、昨日、再発防止策を取りまとめ、私に報告がなされました。 この報告書を受け、私から、事務次官以下、……
○石破国務大臣 今回の地震に際しまして、政府といたしましてもその対応に万全を期してまいりたいと存じます。 今委員御指摘の国家戦略特区と地方創生特区の関係についてでありますが、確かに、どういうものなのかといえば、今山田委員御指摘のとおりのものでございます。 仙北市の例を本会議でも申し上げましたが、仙北市におきましては、市の面積の六割を占めております国有林野を活用し、ドローンに関する最先端の取り組みを行っておるということであります。仙台市では、津波の被災地域において、公道ではできない完全自動走行に向けた技術実証ということを行っているわけでありまして、地方において、国際的な競争力を高めるための、……
○石破国務大臣 数字は今委員からお話があったとおりで、昨年との比較で申し上げれば、実現するもの、一部実現するもの、一定の時期までに検討し結論を得るもの、現行規定で対応可能なもの、これが九・一ポイント割合が上昇して、七割以上のものについて、実現、対応しているものであります。 結局、事前に私どもと提案していただく自治体との間でよく調整をして、これはどうにもなりませんねというものは最初からここは御遠慮いただかないといかないものというのはあります、分権になじまないものというのが間違いなくありますものですから、そういうものは外して。 その上で、私は就任のときに申し上げたと思いますが、できません、なぜ……
○石破国務大臣 このハローワークはずっと議論をされてきたことで、その都度その都度、連合からは懸念が示されているぞ、経営者の側も特にこんなことは望んでいないぞというお話があり、また、そのILOの話が必ず出てきて、膠着状態とは言いませんが、議論がずっと続いていた。しかし、実際に利用者の方々、それは職を求める方もそうですし、人が欲しい側もそうですが、そういう方々が不便を感じているとすれば、どこかで決着をつけねばならないと思ってまいりました。したがって、委員から御紹介いただいたような発言をして、多くの方に御尽力いただき、今日に至っておるものでございます。 委員がおっしゃいますように、連合さんから、全……
○石破国務大臣 今農水政務官からお答えをしたとおりでございますが、企業が農地を保有したからといって、今回の仕組みも、もちろんそれが農地以外の用に供するということができないように、ありとあらゆる方策は講じているものでございます。 当然、委員御案内のように、所有権は絶対でございますので、利用形態としては一番広範なものを有しております。リースでだめなのかという御議論は前からあるものでございますが、やはりリースの場合に、その契約を延長するということにおいて一定の条件がかかっておりますので、所有権の方がより広範に、長い期間、いろいろなことが可能になる。 しかし、それは、農地を農地として使用するという……
○石破国務大臣 挙がるようにしなきゃまずいんだろうと私は思っておって、あれをやりたい、これをやりたいというのは、つまり、特区をなぜやるかというと、時代が変わってきたのでそれに合わせる、しかし、いきなりやるわけにもいかぬのでというのは累次申し上げておるとおりであります。 そうすると、特区の手が挙がらないというのは今のままでいいという話ですから、本当にそれでいいと私は全然思っていないのですね。ですから、特区の基本方針において、「国家戦略特区の指定数については、「日本再興戦略」において定められた「特区の数は国家戦略として必要な範囲に限定する」という趣旨に従い、厳選する」としている。ということは、な……
○石破国務大臣 見識かどうかは別として、今のままの出生、死亡の状況がこのまま続くとどうなるかということを計算すると、全く恣意を排してやっているわけですが、西暦二一〇〇年に我が国の人口は五千二百万人になる、二百年後には千三百九十一万人になる、三百年後には四百二十三万人になる。ずっとこの計算をやると、西暦二九〇〇年には日本人は四千人になって、西暦三〇〇〇年になれば千人になって、こういうことになるわけで、千年も先でしょうと言うけれども、千年前といったらついこの間みたいな話ですよね、人類の長い歴史から見れば。そうすると、国そのものが溶解しつつあるというか、そういう認識を私自身持っておって、この少子化に……
○石破国務大臣 この構想の土台をおつくりいただいた新藤先生の御指摘のとおりであります。 ともすれば、今までは、なるべく国の補助金の中で金額の大きいもの、補助率の高いもの、自己負担の少ないもの、ところが、そこは、地域に合うかどうかというよりも、金が大きくて自己負担の少ないもの、そういうものをとるという嫌いがなかったわけではない。 しかし、今回は、国のいろいろな決まった補助金にはないけれども、おっしゃったように、シングルマザーの方、一人親の方、そういうものを支援するとか、まちづくりをやるとか、地域間連携をやるとか、DMOをつくるとか、そういう新しいものに取り組むというものに対して支援をしようと……
○石破国務大臣 会計検査院の指摘は、真摯に、謙虚に受けとめなければいけないと思っております。
地域再生計画というものの使い勝手がいいか、それぞれの自治体によく周知徹底しているかというと、まだまだ不十分なところがあろうというふうに私自身は認識をいたしております。
それぞれの自治体にとって使いやすいような、例えば、小さな拠点だとするならば、どのように地域再生計画が使われるかということを自治体の担当者にわかりやすく示していかなければなりません。
会計検査院の指摘を謙虚に受けとめて、これが実効を伴うようにさらに努力をいたします。
【次の発言】 これは、私どもの説明の仕方をもっと工夫しなければいけ……
○石破国務大臣 政府機関には、中央省庁の部分と研究、研修機関とございます。これはそれぞれ役割が違うものでございますが、最終的に、三月の末までに総理を長といたします地方創生本部で決めてまいりたい。 これは今までと違いまして、それぞれの地域から、道府県から御希望を出していただいております。それは、どういうところがなぜそこにふさわしいのか。国の機関でございますから、これは公平性、公正性というものが必要でございます。しかし、そこに移すことによって、その地域だけがよくなるのではなくて、行政のレベルがアップするということも必要でございます。高度な行政の実現、そして公平な行政の実現ということで、今年度末と……
○石破国務大臣 それは、物理的にそういう建物が移転するというのもあります。あるいは、機能の一部が移転をし、人が移転をするというのもございます。ですから、物理的に建物並びに人々が全部、よいしょと言ってどこかへ移るということだけが移転ではございません。
それから、例えば、それぞれの省の設置法に何々をどこどこに置くということが明示されているわけではございません。
ですから、移転にも、建物も人も移る、あるいは一部が移る、そういうような形でいろいろなタイプがございます。一概には申し上げることはできません。(発言する者あり)
【次の発言】 そういうことが全くないとは申しません。ですから、人が一人も移転……
○石破国務大臣 私も、人口五十八万人を切っている鳥取県が選挙区で、そこへ住まっておるわけでありますが、それは一概に言えないと思っています。 今委員が御指摘の、例えば、今、高校を出て大学に進学する方々が六割強とか七割弱とかいらっしゃるわけですが、それぞれの地域にそれを受け入れるだけの大学の数がない。定員割れしているという問題もございますが、そういうこともあります。そうすると、ひっきょう、そこから出ていかざるを得ないということもございますでしょう。あるいは、東京や大阪で学んでも、帰っても働くところがないということがあることは、それもまた事実だと思っております。 今、地方で起こっておりますのは、……
○石破国務大臣 これは、明治以来こんなことをやったことがありません。そして、まさしく委員がおっしゃいますように、地方から、これをここへ持ってきてくれと。それは、地域の発展のみならず、中央政府の行政ですから、日本全体のためにもなるということを地方から言っていただくということが今回の地方移転の特色で、今までやったことがありません、明治以来。竹下内閣のときにやりましたが、あれは東京中枢部の地価の高騰の抑制というのが政策目的でしたから、今度は全く違います。 そうすると、日本全体のためになるのか、そして、行政の機能が最小限、幾ら何でも維持され、それよりも向上するのか、そして日本全体のためなのか、それが……
○石破国務大臣 古色蒼然かどうかは別として、竹中委員にお願いをしておりますところは、すぐれた見識を持たれた方ということで、任命をし御意見を承っているところでございます。 養父市の議論は今委員から御指摘があったとおりですが、竹中委員としては、経済社会の構造改革の推進の観点から述べているのであって、個別企業についての利益について言及をしてはいないというふうに承知をいたしておるところでございます。ですから、利益誘導ということに当たらないと私としては考えております。
○石破国務大臣 委員御指摘のように、今回の中央省庁の地方移転というのは、それぞれの地域からの御希望というものをまず最優先に考えております。 復興庁の場合に、福島から御要望がございませんでした。私どもにおきまして、岩手、宮城、福島、それぞれにワンストップで対応できる復興局というものをつくり、副大臣、政務官がその担当に当たっておるわけでございますが、仮に福島から、福島に移すべしという御提案があったとすれば、それは真摯に受けとめたと考えております。 実際に政府の中で復興庁というものを運営してみまして、特に国会との対応、きょうもそうでございますが、国会で被災地のいろいろな御意見がある、御要望がある……
○石破国務大臣 御指摘ありがとうございます。 文科省、経産省とも協力をいたしまして、先導的な技術開発プロジェクト、これを毎年二百程度、五年間で千事業やりたいというふうに思っております。 フラウンホーファーというのは、要は、一九四九年に設立されたもので、歴史と伝統が相当あるわけです。それをそのまままねるというわけではありませんし、あるいは、シリコンバレー・モデルをそのまままねるわけではありませんが、委員御指摘のように、産官学、これがうまく連携をし、それに金融機関が絡んでくるということだと思います。 ですから、そういうプロジェクトに対して、いろいろな支援はいたしてまいりますが、新型交付金とい……
○石破委員 おはようございます。自由民主党の石破茂であります。 総理、その後、お具合はいかがですか。私も、もう何年前になりますか、政調会長のときに、やはり内視鏡のちょっとした手術をしたことがありましてね。お医者様のお許しを得て、その日のうちに党本部に出勤したりしていて、後が結構つらかったです。やはり後が結構大変ですので、どうぞお大事になさってください。周りの皆様方もよくお支えいただくようにお願いを申し上げておきます。 総理と私は同じ昭和三十二年生まれで、同じ時代を生きてきました。総理の政治の師は故大平正芳元総理であるというふうに承ったことがあります。私にとっての政治の師は故田中角栄元総理で……
○石破委員 おはようございます。 総理、今日は二月二十六日ですね。昭和十一年、八十八年前、二・二六事件。いわゆる皇道派という陸軍将校が、千四百八十三名、下士官、兵士を率いて、高橋是清大蔵大臣あるいは斎藤実内大臣を殺害をし、霞が関、永田町一帯を占拠した二・二六事件から八十八年。 この国会議事堂も占拠された。国会議事堂ができたのは昭和十一年の十一月ですが、もう二月二十六日には、国会議事堂は概成、ほとんどできておったんだそうです。この国会議事堂も占拠された。今我々がいるこの場所は、まさしく二・二六事件の現場の一つであったということであります。 私は、二月二十六日が来るたびに、文民統制とは何なの……
○石破委員 長谷川先生、きょうはまことにありがとうございました。 私は、昭和三十二年生まれであります。完全な戦後世代であります。大学に入りましたのが昭和五十年。ですから、完全な戦無世代、前の憲法調査会のことも本の上でしか存じません。そのような主権者、有権者が相当数を占めてきましたので、私は、制定過程についてもう一度議論することは極めて意義深いことだというふうに考えております。 私、学生時代に先生の論文を幾つか読ませていただきましたが、正直申し上げて、かなり違和感を持って読ませていただきました。どうも違うなというふうに思いました。 今回、初めて先生の論文集をずっと読ませていただきましたが、……
○石破委員 自由民主党の石破でございます。 私は、ずっと憲法について考えてきて、悩んでおることが幾つかあるのです。 一つは、我が国には、保有はするけれども行使ができないという不思議な権利があるらしい。 一つは国民投票なんです。つまり、憲法九十六条によって、憲法改正は衆参両院の総議員の三分の二の賛成によって発議をし、国民投票の二分の一が必要である、そのように書いてあります。しかしながら、国民投票に関する法律というものがございませんから、国民の憲法改正に対する権利というものが全く行使できない状況が憲法制定以来ずっと続いている。このことは、本当におかしくないかという議論が私はあってしかるべきだ……
○石破委員 自由民主党の石破でございます。 改憲であるとか論憲であるとか創憲であるとか、いろいろな言葉が飛び交っておりますが、もう一度、私も、今までいろいろな議論をして、発言をしてきたことを整理したいと思います。 日本国憲法は、確かに押しつけの面があったと思います。少なくとも、当時の日本国民が完全に自由な意思によってつくったものではないということは事実でありましょう。制定したのは天皇であられるのか、日本国民なのか、マッカーサーなのか、極東委員会なのか、この四つの可能性があるんでしょうが、どれか一つに断定をするというのは決して正しくない。 あえて正確に言えば、この日本国憲法は、前文に、日本……
○石破副長官 委員長の御指名ですので、お許しをいただきたいと思います。 先生御指摘のようなことは確かにあろうかと思っております。ただ、六四式が全く役に立たないかどうか、そしてまた、諸外国がどのような装備を持っておって、それがどのような性能であるかということを総合的に勘案する必要があるだろうと私は思っておるところでございます。 そういたしますと、私も現場に行って聞きました。実際に使っておる人にも話を聞きました。六四式小銃とはいかなるもので、本当に世間で言われるように全く使い物にならないものかといえば、それは決してそうではない。それは実際に、部隊の人たちの命を預かる現場の自衛官、指揮官からその……
○石破小委員 本日はまことにありがとうございました。短い時間ですが、幾つか教えていただきたいと思います。 権利とは何かということで、正しき論拠も持った利益主張でなければならないということで、そうだろうなと思いました。私ども、今、議論を幾つかしておりますのは、憲法との関係で、例えば国家の自衛権は権利か否かという議論がありまして、これは権利だという説と宥恕だという説と両方がある。つまり、権利というものは、それが実現されないときに、何らかの力を持ってそれを実現せしむるという担保がないとそれは権利とは言わないのではないか。つまり、国際社会において、自衛権が守られないからと何を泣いてもわめいても、国連……
○石破小委員 きょうはありがとうございました。 私は、先生のお説は九九%ぐらい賛成なので、なぜ議論をしなきゃいかぬかなというふうにお思いかもしれませんが、お許しをいただいて、幾つか確認をさせていただきたいと思います。 自然権という言葉は実に怪しげな言葉で、こういう言い方はいかぬのかもしれませんが、文明も何にもない未開の地があって、そこに人々が住んでいたとして、そこに権利はあるかというと多分ないんですよね。そうすると、自然権という言葉を振り回すのは、議論としてはえらくおかしいんじゃないかと思うんですが、ただ、私どもの法律の議論の中でも、例えばPKOが外国に出てどういうときに武器が使えるかとい……
○石破小委員 事務局長、きょうはお忙しいところありがとうございました。大変感銘深くお話を聞かせていただきました。きょうのお話と直接関係しない部分もありますが、お許しをいただきまして、御意見を賜りたいと存じます。 私、最近、自分が関係しております仕事と憲法、そして労働組合というのか勤労者というのか、その三つのかかわり合いで思うことが幾つかございます。 一つは、外国人労働者の問題であります。すなわち、先般の瀋陽の総領事館の事件を一つのきっかけといたしまして、難民問題をどのように取り扱うのかというような議論が起こっております。現在、外国人労働者は単純労働は認めないということに相なっておるわけでご……
○石破国務大臣 平成十三年度における防衛庁関係歳出の決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、(組織)防衛本庁の経費につきまして御説明申し上げます。 当初の歳出予算額は四兆三千六百五十四億八千二百万円余でありまして、これに構造改革先行プログラムの一環として電子政府実現促進対策の推進を図るため及び総合的かつ効果的な緊急テロ対策を推進するため等に必要な経費の予算補正追加額三百五億八千四百万円余、平成十三年度総合防災訓練のため内閣本府から移しかえを受けた額四百万円余、高空における放射能塵の調査研究のため文部科学省所管文部科学本省から移しかえを受けた額六千四百万円余、南極地域観測事業……
○石破国務大臣 基本的には委員おっしゃるとおりなんだと私は思うのですね。 私は、今から十年ぐらい前だと思うんですが、政治改革特別委員会の委員で、在外邦人の投票というものについて、何カ国か調査に行ったことがあるんですね。オーストラリアですとか、ニュージーランドですとかへ行ってまいりました。そこで、どれだけきちんと在外の国民の選挙権というものを確保するかというのを見てきました。 委員おっしゃるように、参政権というもの、これは何というかな、立候補者となることは極めて難しいことなんだと思いますが、参政権の一部の投票権といってもいいでしょう、これが基本的人権の大変大きな一部である。そのことは保障され……
○石破国務大臣 現在、日米間で全部返還及び一部返還について合意されている施設・区域は、施設の数は十六施設、面積は五千三百九十五ヘクタールとなっております。
全部返還合意されている施設は、沖縄県に所在します普天間飛行場等五施設、約八百七ヘクタールということでございます。
全部ではなくて一部の返還合意をされておりますものは、本土におきましては赤崎貯油所等二施設、約一・五ヘクタール、沖縄におきましては北部訓練場等九施設、約四千五百八十六ヘクタールということに相なっておるわけでございます。
【次の発言】 これは所沢に限らずだと思いますが、正確な人数というものについて、合衆国の側からは公表いたしてお……
○石破国務大臣 二十一条の読み方は、そういう読み方も可能だろうというふうに思います。ただ、それが、十六条と二十一条というのを、これをセットで読むのかどうかということだと思うのですね。これは、したがって、十六条にそういう書き方がしてあり、二十一条にそういう書き方がしてあり、ただ、十六条と二十一条の書き方は違うわけだと思っているんです。ですから、その十六条が専ら軍政的なもの、二十一条が専ら軍令的なものというふうに解して、これを全体で読むべきかどうかという法律の読み方は、私は、必ずしもそうではないのだろうという気もしています。 ただ、委員は答弁は要らないというふうにおっしゃいましたが、文民統制の本……
○石破国務大臣 平成十四年度における防衛庁関係歳出の決算につきまして、その概要を御説明いたします。 まず、(組織)防衛本庁の経費につきまして御説明申し上げます。 当初の歳出予算額は四兆三千八百三億五千七百万円余でありまして、これに改革加速プログラムの一環として行う医療器材、通信機器その他器材の購入等に必要な経費のための予算補正追加額十一億九千七百万円余、平成十四年度総合防災訓練のため、内閣本府から移しかえを受けた額五百万円余、高空における放射能塵の調査研究のため、文部科学省所管文部科学本省から移しかえを受けた額二千万円余、南極地域観測事業のため、文部科学省所管文部科学本省から移しかえを受け……
○石破国務大臣 平成十八年度における防衛省関係歳入歳出の決算につきまして、その概要を御説明いたします。 まず、防衛省主管の歳入につきまして御説明申し上げます。 当初の歳入予算額は六百十六億九千二百万円余でありまして、これに予算補正追加額三億五千六百万円余を加えますと、歳入予算額は六百二十億四千九百万円余でありまして、これを収納済み歳入額五百十六億三千七百万円余に比較いたしますと、百四億千百万円余の減少となっております。 次に、防衛省所管(組織)防衛本省の歳出につきまして御説明申し上げます。 当初の歳出予算額は四兆二千六百四十五億五千七百万円余でありまして、これに予算補正追加額四百九十二……
○石破国務大臣 平成二十年度の防衛省関係予算について、その概要を御説明申し上げます。 平成二十年度予算については、安全保障環境を踏まえた防衛力の近代化、政策立案機能や情報保全機能を強化するための組織づくり、国際社会の平和と安定のための取り組み、効率性と優先度を踏まえた防衛力整備の推進、弾道ミサイル防衛システムの運用基盤の充実・強化など、必要な事業はおおむね確保できたと認識いたしております。 予算の作成に当たりましては、財政事情が引き続き厳しく、また、防衛装備品の調達に係る信頼が揺らいでおる状況にあり、これまでにも増して合理化・効率化の努力を行い、国民の御理解をいただけるよう努めました。 ……
○石破国務大臣 平成十九年度における農林水産省の決算の概要を御説明申し上げます。 最初に、一般会計について申し上げます。 まず、一般会計の歳入につきましては、歳入予算額は三千五百五十六億千百九十万円余に対しまして、収納済み歳入額は三千八百五十五億八十二万円余であり、差し引きいたしますと、二百九十八億八千八百九十一万円余の増加となっております。 次に、一般会計の歳出につきましては、歳出予算現額は三兆二千九十二億五千六百六十二万円余に対しまして、支出済み歳出額は二兆七千八百十七億六百六十八万円余、翌年度繰越額は三千三百二億八千七百十九万円余、不用額は九百七十二億六千二百七十四万円余となってお……
○石破国務大臣 平成二十一年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。 初めに、予算の基礎となっております農林水産施策の基本方針について御説明いたします。 農林水産業と農山漁村は、食料の安定供給はもとより、国土や自然環境の保全、地域における雇用機会の創出、文化、教育の場の提供など、国民生活において重要な役割を担っております。農林水産業が衰退して長く繁栄を続けた国は、歴史上かつて存在しません。古来、農は国の基とされてきたゆえんです。 現在、我が国農林水産業は、生産額の減少、就業者の減少や高齢化、農地面積の減少などによりまさに存亡の危機に瀕しており、その持続可能性そのものが危うい状況になって……
○石破国務大臣 同感です。 私は、農林水産大臣になって以来、気をつけていろいろなことを申し上げているのですが、自給力ということと、その結果として自給率という言い方をいたしております。 委員おっしゃるように、みんな米を食べればいいわけですよ。一日一ぜん食べれば八%上がるわけですから、もし仮に朝昼晩もう一ぜんずつ食べてくれれば、八、三、二十四で二四%上がるわけですよね。あるいは、昭和三十年ぐらいの食生活になれば、自給率八〇とかその辺までいくわけですね、七〇ちょっとかな。 つまり、国民の食生活が貧しくなって、自給率が上がって、政策目標が達成された、めでたしめでたしなんというのはそれこそ本末転倒……
○石破委員 自由民主党の石破茂であります。 私は幾つか問題意識を持っているのですが、主権は国民に存するという国民主権の原理は、確かに小学校から教わってきました。これに何ら異論はありません。主権者とはいかなるものかということについては、また何かの機会に議論をさせていただきたいと思います。 ただ、この国の憲法に国家主権という概念がどこにあるのかということだと私は思っております。 非常事態条項にしても、国民の権利や自由を守ってくれる主体はあくまで国家なのであって、その国家そのものが存亡の危機に瀕したときに、国家存立のために、かなり厳格な条件を付した上で国民に義務を求め権利を制限するということは……
○石破委員 自由民主党の石破です。 先ほど、我が党の中谷幹事の方から注意深く御発言がありました。 私どもは、集団的自衛権の行使を可能とすべし、こういう立場におります。しかしながら、その道筋はかなり異なっておりまして、憲法を改正しなければ集団的自衛権の行使はできないのだとする、中谷幹事もそうだと思いますが、そういうお立場、憲法を改正せずとも、安全保障基本法というものをつくり、集団的自衛権行使に関して、例えば国会の事前承認あるいは被攻撃国の要請、あるいは国連憲章にあるように、安保理が適切な措置をとるまでの間に限り、そしてその行使を安保理に報告しという、そのような文民統制並びに国際法との整合をと……
○石破国務大臣 これはあちらこちらでお話をしていることで、委員とも議論させていただいていることですが、私が高校生のころ日本列島改造というのがあって、勤め人のころ田園都市構想というのがあって、当選一回のころ、ふるさと創生というのがあって、我が党であろうが、あるいは野党の方々であろうが、選挙のときに地域の活性化を訴えない人は誰一人いないということだと思います。連綿としてやってきた。 ただ、数字を見ると、地方の活性化とはほど遠い状況が今起こっているということは、これは何なんだろうか。人口減少も、別に天変地異のように今始まった話ではなくて、今までもずっとこういうことは指摘されていた。 ただ、増田論……
○石破国務大臣 それはもう東京の一極集中にはいろいろな要因があって、それ一つ一つに対応策を示していかねばならないものですが、民間企業に対して、本社機能を地方に移してくださいというお願いをしているわけで、コマツの例は再三再四申し上げておるところでありますが、民間にお願いしておいて、中央省庁が何もしないでは何の説得力もありません。 では、中央省庁は全て東京になければいけませんかということであります。そういうことを考えましたときに、そうでもなかろう。 それで、地域の特性に応じたものでなければならないと私は思っていまして、さすれば、ここにはいろいろな議論があるのですが、地方から手を挙げていただくと……
○石破国務大臣 今、私から、あるとかないとか、断定的に申し上げることはできません。 経緯は、今委員がおっしゃったとおりであります。相模原の皆様方からも反対の御要望も私は頂戴をいたしております。私は相模原も各務原もよく知っているつもりなのですが、経緯は、委員御案内のとおり、おっしゃったとおりです。 これはどのように整理をしておるかといいますと、移転に伴う研究能力等の確保、向上、移転、新設の場合の費用の捻出、移転等に伴う研究遅延の懸念があるが、各務原市の航空宇宙科学博物館におけるこれまでの実績を考慮し、航空宇宙分野における普及、理解増進活動の連携の具体化の可能性について検討ということになってお……
○石破委員 自由民主党の石破茂であります。 どうも議歴を重ねますと昔話が多くなりますが、今から二十五年ぐらい前、故竹下登元総理から憲法についてお教えをいただく機会がありました。竹下先生は、第一章天皇から始まって第十章最高法規、第十一章補則に至るまで、憲法の章の名前を全部そらんじておられたんですね。そして、九十六条、改正まで含めて護憲だわなというふうにおっしゃっておられました。非常に印象深いことであります。 この審査会の前身であります憲法調査会というのがあって、これまた、西暦二〇〇〇年、平成十二年ですから、今からもう二十年も前のことになります。中山会長でいらっしゃいました。そのときに本当の自……
○石破委員 自由民主党の石破茂であります。 国民投票法については、もう論点は出尽くしたので、これはもう速やかに成立をさせていただきたいと思います。その趣旨は前回も申し上げました。 私は、資金力の多寡によって結果が左右されることがあってはならないと思っております。それが一つ。 もう一つは、情報の発信の仕方において、余りに情緒的なものというのは、それは事の本質を見誤ることがあるのではないかと思っております。そこは非常に議論は難しいのだと思いますけれども、例えば九条をどうするのということを考えたときに、いずれの立場に立つにせよ、情緒に偏って物事の本質を看過してしまうようなやり方はいかがなものか……
○石破委員 自由民主党の石破茂であります。 七項目につきましては、おおむねもう審議は尽くしたものと承知をいたしておりますので、速やかな採決をお願いしたいと思っておりますが、先ほど新藤幹事からお話がありましたように、それでは、これが成立したらすぐに国民投票が行われちゃうのではないかというような懸念があることは、それは事実であって、そういうことにならないような何かの担保というものは国会として必要なのだというふうに思っております。それがどういうような形式になるかは議論のあるところでありますが、そういうような懸念には及ばないということは、きちんと本委員会の責任において担保をいただきたいというふうに考……
○石破委員 私は、二〇〇〇年、この審査会の前身である憲法調査会ができたときから、政府にいるとき以外はずっと籍を置いてきました。ここにおられる衛藤征士郎先生、船田元先生共々、一番長くここに籍を置いてきたと思っております。別に、長きがゆえに尊からずでありますけれども。 私は、成功体験という言葉を軽々しく使いたくないんだけれども、やはり、国民が実際に憲法は改正できるんだという体験を持つことはすごく大事なことだと思っております。 我が党の憲法改正草案、平成二十四年、ここには起草委員を務めた人もいっぱいまだいますが、その中で、多くの党に賛成していただけるだろうなと思うものの一つに、臨時国会は衆参いず……
○石破委員 自由民主党の石破茂であります。 先般、国連のグテーレス事務総長がプーチン・ロシア大統領と会談をした。あれを読んでみると、プーチン大統領が何を言っているかというと、我々は国連憲章にのっとって行動しているというふうに言っておるのですね、特別軍事作戦という言葉は使っていない。だけれども、ずっと特別軍事作戦ということを言ってきた。そして、先般の戦勝記念日の演説でも、この言葉は用心深く使わなかったのだろうと私は思っているのです。 今日の議論がありましたように、戦争は違法であります。しかし、例外はあって、武力の行使ができるのは個別的自衛権、集団的自衛権、安保理の決定に基づく国連の行動という……
○石破委員 自由民主党の石破であります。 何回か前の本会において、奥野委員からだったと思いますが、専守防衛と反撃能力、これはどういう関係に立つのか、ちょっと考えを述べてみよという、そういう御下問がありました。 時間がなくてお答えもできないので、何かよもごもたって考えを申し述べることで恐縮ですが、御容赦をいただきたいと思っております。 戦後安全保障政策の大転換ということであります。しかし、専守防衛は変わらないのだ、非核三原則も変わらないのだ、そうすると何が大転換なんだろうねということであります。 それは、恐らく、敵基地攻撃能力という言葉ではなくて反撃能力という言葉を使うんですが、それと専……
○石破委員 前回から、やるやる詐欺とか、やる気を疑うとか、そういう御発言が野党の委員の方から出ております。それは、私どもとして、内心じくじたるものはあって、やはり、国会休会中に、我が党としては、もっとあちらこちらで憲法を議論する集会をするべきではなかったかと思っておりますし、前国会において、この憲法審査会も、移動審査会でいいから、日本国中あちらこちらで国民に向けて語りかけるべきだということを申し上げましたが、一回も開催されなかったことは誠に残念だと思っております。幹事会でどういう議論があったか知りませんが、それはきちんとやらないと。 世論調査が私は全部正しいとは思わないし、先般の共同通信の世……
○石破委員 この審査会はもう少し長くやっていただけないものでしょうか、九時半から始めて十二時までやるとか。それは、議論がどうしても収束しないまま、深まらないまま、まだ発言御希望の委員もおられるようですが時間が参りましたのでみたいな、私はそれはいかがなものかと思っておって、もう少し時間を延ばしていただいて議論を深めて、今日はここまで行った、次の週はここまで行ったというふうに見せていかないと、この会は何なんだというふうに国民は思うのではないかと思います。幹事各位が大変な御努力の上にこういう会ができておることは百も万も承知ですが、是非更なる御努力を賜れればありがたいというふうに思っております。 我……
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