このページでは北側一雄衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。北側一雄衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○北側委員 まず、関西国際空港に関してお尋ねいたします。 関西国際空港の全体構想の件でございますが、日米構造協議の中間報告では、社会資本整備の大幅な拡充が示されております。また、「輸入関係インフヲの整備」の項では、関西国際空港の拡張計画の取り扱いを検討する旨明示されております。さらには、関西空港の一期工事の完成が平成五年三月の予定でもう三年足らず。また、明年からの第六次空港整備五カ年計画の策定に向けて今作業を進めておられます。こうした中で、関西新空港の全体構想について今後どのように取り組まれていかれるのか、大臣にお尋ねしたいと思います。
○北側委員 それではまず、今回の法案についてお聞きしますが、今回の法案で政府が清算事業団の出資持ち分を譲り受ける時期がいつなのか、お聞きしたいと思います。
【次の発言】 念のためにお聞きしますが、平成三年の三月二十九日、この時期に出資持ち分の価額に相当する事業団の債務が一般会計に承継される
というふうに理解してよろしいわけですね。
【次の発言】 それではこの法案に言います「出資持分の適正な価額」、この意味について御答弁をお願いしたいと思います。この意味と、そしてこの適正な価額の評価方法、具体的にその価額が確定しておればその金額についても御答弁をお願いしたいと思います。
○北側委員 私の方からは、関西国際空港に関する幾つかの問題点につきまして質問をさせていただきます。
まず最初に、関西国際空港の飛行経路の問題でございますけれども、IATA、国際航空運送協会から運輸省に対しまして、関西国際空港の飛行経路について申し入れがあったというふうに聞いております。どのような申し入れがあったか、その内容につきまして御答弁をお願いしたいと思います。
【次の発言】 そういう申し入れに対しまして、運輸省の方がこのIATAに対してどういう御回答をされたのか、御答弁をお願いします。
【次の発言】 環境上の特別の配慮がなされているから、IATAからの申し入れに対しては拒否の回答をなさ……
○北側委員 本日はお忙しいところ、両先生本当にありがとうございました。 それでは最初に岩田先生に御質問させていただきます。三点ほどまとめて御質問をいたします。 最初に、非常に技術的なことで恐縮でございますけれども、先生の今のお話の中で含み益の算定方法でございますが、時価の算定をどのような基準で算定するのか、そして含み益率に関しましては金利をどのように算定していくのか、これについてお聞かせ願いたいと思います。 二点目に、先生のお話では、この含み益税というのは個人にも適用していく、法人には高目にするけれども個人にも適用していくという御趣旨でございますけれども、含み益というのはもともと法人の含……
○北側委員 それでは最初に大臣に御質問さしていただきます。
一昨日、政府税調の土地税制小委員会が「土地税制見直しの基本課題」と題する取りまとめを発表いたしました。六月に中間発表、十一月に答申発表に向けまして、審議がこれから重ねられていくということになると思いますけれども、とりあえずこの取りまとめの内容について、大臣の御見解をお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 この税制小委員会の取りまとめの中でも、最後に結論といたしまして、土地税制の見直しの二つの視点を挙げておるのですが、その一つの視点として、土地という資産に対し適正な課税を行っていくことが重要であるというふうに述べられております。
……
○北側委員 それでは質問をさせていただきます。きょう私の方からは、監視区域制度の運用の問題と金融機関の不動産関連融資に対する規制の問題、この二点をテーマにして質問をさせていただきたいと思います。
まず最初に監視区域制度の問題でございますけれども、先般監視区域の運用指針、いわゆるガイドラインについて国土庁の方で定められまして、各自治体の方に通達を出されたというふうに聞いております。その内容について簡単に御答弁をお願いいたします。
【次の発言】 今もお話が出ておりましたが、監視区域の指定状況につきまして、これも先般国土庁の方で監視区域の緊急総点検を実施なされたというふうに聞いております。その結果……
○北側委員 それでは、私の方からは美浜発電所の二号炉事故についてお聞きをさせていただきます。 御承知のように、本年の二月九日に美浜発電所の二号炉におきまして蒸気発生器の細管が破断をして、ECCS、非常用炉心冷却装置が作動するという事故が起きてからもう既に二カ月半がたっております。この間、電力会社はもちろんのこと、国においても徹底した事故調査がなされていると思います。これまでの報道等によりますと、伝熱管の振動を抑えるための振れどめ金具がきちんと入っていなかったことに大きな原因があるようであるというようなことを聞いております。まだ現在調査中だと思いますが、現時点でこの事故原因について明らかになっ……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 まず最初に、私きょうは製造物責任制度についてお聞きをしたいと思っております。 製造物責任制度については今非常に議論がなされておるのですが、実を言いますと、相当昔からこれは議論をされております。たしか私が学生時代でございますので、もう二十年近く前にも、私自身この製造物責任について勉強した覚えがございます。総理大臣の諮問機関でございます国民生活審議会でもこれまで何度も取り上げられておりますし、二十年近くこれまで議論はされているわ けでございます。そういう意味で、古くて新しいテーマでございます。 この製造物責任制度がなぜ必要か、少し例を示して簡単に説……
○北側委員 まず最初に、バングラデシュのサイクロンによる大変な被害、これに対しまして、我が公明党も五月の九日に海部総理に対しまして緊急援助の大幅な増額また国際緊急援助隊の派遣の申し入れをさせていただきました。これに対しまして翌日の十日に、二百万ドルの緊急援助に追加いたしまして七百五十万ドルの追加緊急援助をしていただき、また十三日には緊急援助隊の派遣を決定されまして、きょう派遣されているというふうに聞いております。今回のこの問題に対する政府の非常に速やかな対応につきましては、私、大いに評価するとともに、申し入れをさせていただいた一人として感謝を申し上げる次第でございます。 ところで外務大臣、昨……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 私の方からは、まず最初に便宜的に郵政省の方からお聞きをさせていただきたいと思っております。 従来からよく言われておりますけれども、近距離の電話料金の中で特に市内通話区域が利用者の立場から見まして非常に区域が狭過ぎるのではないか。昔からよく言われております。非常に交通手段も発達をしてまいりましたし、経済も進展をしている中で、経済圏また居住圏とも今飛躍的に拡大をしております。例えば、東京であれば、三多摩―東京が市外電話になる、大阪であれば私の住んでおります堺と大和川一本離れました大阪市内が市外電話である、こうした問題がございます。また、市町村の合併が……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 まず最初に、民事事件における迅速な裁判の確保についてお聞きしたいと思います。 司法に対する国民の信頼を増大させるためには、迅速な裁判の保障が非常に重要であると考えます。ところが、事民事事件に関しましては、裁判に時間がかかり過ぎると言われて非常に久しいわけでございますけれども、まずその時間のかかっている実態についてお尋ねをしたいと思います。最近ので結構でございますので、地方裁判所における民事事件で訴えが提起されてから判決が出るまで、特に欠席判決を除きまして対席判決が出るまで、第一審が終了するまでどの程度時間がかかっておるのか、これをお聞きしたいと思……
○北側委員 公明党の北側でございます。 九一年問題を契機といたしまして、在日韓国人の法的地位、待遇につきまして本年一月に日韓覚書が交わされまして、永住権等につきましては本件の入管特例法によって一歩前進することを一応評価するものでございます。まだまだ多くの課題がもちろん残っておるわけでございますけれども、まず最初に、在日韓国・朝鮮人の法的地位、また待遇問題の基本的な考え方を法務大臣にお聞きしたいと思います。 まず、大臣もよく御存じかと思いますけれども、戦前からの日本の植民地支配、それから日本への強制連行、そして一九五二年のサ条約発効に伴う一方的な日本国籍の喪失等の歴史的経緯、他方では、現在彼……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 まず最初に、土地問題から質問をさせていただきます。 日本は経済大国、経済大国と言われておりますけれども、我が国の多くの国民はその言葉ほど生活に豊かさを実感しておりません。その最大の原因は、土地問題であり、また住宅問題にあると言わねばなりません。懸命に働けば家を持てるというのが、今の庶民の最大の願いではないかというふうに思います。海部総理も、これまで何度も土地問題の解決が内政上の最重要課題であるというふうに言われておられます。 そこで、本年の一月の二十五日に閣議決定のございました総合土地政策推進要綱の中で、「土地政策の目標」として「適正な地価水準……
○北側委員 三重野総裁、大変お忙しい中、委員会の方に来ていただきまして大変ありがとうございます。最初に、三重野総裁の方にまとめて二問御質問をさせていただきます。 まず土地問題なんですが、六十一年から始まりました近年の地価高騰の原因、背景と言った方がいいのかもしれませんが、それを総裁がどのように認識されておられるのか。特に、長期にわたっての低金利政策が結果としては続けられたわけでございまして、そうした金融緩和のもとでの大量の資金が土地や株取引の投機的行為に向けられたのではないか、そういう意味で、総裁のこの近年の地価高騰の原因また背景についての認識をお聞きいたします。
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。私の方から、まず最初に投票価値の平等の問題、一票の価値の平等の問題についてお聞きをしたいと思っております。総理、投票価値の平等すなわち選挙人の投票の持つ影響力の平等は議会制民主主義の大原則であるというふうに思います。総理は、この投票価値の平等という要請をどのように認識されておられるのか、また選挙区割りを行う際に、投票価値の平等という要請をどの程度満たしておればよいとお考えなのか、これからまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 今の総理の御答弁は、この投票価値の平等という問題については、裁判所の判断はともかくといたして、政府やまた我々国会の役目として……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 まず最初に、今回提案をされております育児休業法の関連で質問をさせていただきます。 民間の方の育児休業法につきましては、御承知のようにことしの五月の通常国会で成立をいたしました。それで、この民間の方の育児休業法案と今回の法案の大きな違いの一つなんですけれども、民間の方では、労働者が事業主に対して育児休業をする旨の申し出があれば当然にその期間中の労務提供義務が消滅する、そういう効果が生じるわけでございます。難しい言葉で言うとこれは形成権と言うわけでございます。それでなおかつ、このことしの五月に成立した法案では、例外として育児休業が認められないケースと……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 まず最初に、政治倫理の確立の問題でお聞きをしたいと思いますけれども、これまでのロッキード、リクルート、また今回の共和や佐川の一連の事件を通じまして常に私思いますことは、やはり大切なことは、国会みずからがこうした問題が起こったときに自浄作用を発揮できるような、そういうことが一番大切なんじゃないかと私はかねがね思っているわけなんです。国会議員がその職務に関してその公正さを疑わせるような行為をした場合、またはその公正さを疑わせるような行為をしたとして疑惑を持たれるような場合には、速やかに国会、院の自律作用、自浄作用として自主的に審査を行う、そして万が一そ……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 今回の法案でホーチミンの方に総領事館ができるということでございます。私も、昨年の夏にホーチミンの方に行かしていただきまして、その際、日本のホーチミンの元総領事館に立ち寄らせていただきました。建物はしっかり残っておりまして、中では現地のベトナムの方が管理人でおられておりまして、このホーチミンというのは、ベトナムで最大の都市でもございますし、経済の中心地でもございますし、今後、カンボジア和平も進展している中で、ホーチミンというのは非常に重要な拠点になってくるというふうに思います。そういう意味でこのホーチミンの総領事館ができることを歓迎をするものでござい……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 今上田先生からも実態調査について御質問がございました。私も、まずこの実態調査の点から質問をさせていただきたいと思っております。 昨年の十二月に地域改善対策協議会が出しました意見具申、その中にも「これまでの地域改善対策の効果を測定し、同和地区の実態や国民の意識等について把握することは重要である。」というふうに指摘がございます。これを受けまして、大綱におきましても、先ほど大臣おっしゃったように「しかるべき時期に全国的規模の調査を行う」というふうに書かれております。 まず最初に私がお聞きしたいことは、私はこの実態調査、全国的規模の調査を早期に行うべき……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。
まず最初に、今回の法案では、永住資格のない長期滞在者につきましては指紋押捺制度を廃止しないということになっております。この長期滞在者について指紋押捺制度を廃止しない合理的な理由というのは一体何なのか、具体的に説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 私が答弁を求めておりますのは、長期滞在者について、なぜ指紋押捺制度を廃止すると同一性の確認の支障になるのかということを具体的に説明してくださいということを求めているわけです。
【次の発言】 では、私の質問を変えましょう。永住資格のない長期滞在者について、鮮明な写真そして署名でどうして同一性の確認がで……
○北側委員 まず最初に、UNTACへのPKO協力隊の日本からの派遣が近々に予想をされております。簡単に、法文に定めております国際平和協力手当についてお聞きをしたいと思います。 御承知のように、長年のカンボジアでの内戦が終わった地域でございます。もちろん治安状態も日本のようにはいかない、気候、風土も日本とは大きく異なる厳しい状況である、衛生状況も厳しい、そうした中での長期間の任務に行っていただくわけでございます。ある程度の危険が伴うことは、これはもう必然的であると私は思います。参加しているほかの国々とのバランスというのも無視はできないと思うのですけれども、所得水準がほかの国とはかなり日本という……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。今も同僚委員の方からソマリア支援の問題の質問がございました。私も、まずソマリアのこの支援の問題についてお聞きをさせていただきたいというふうに思っております。 御承知のように、このソマリアの今の状況は悲惨な状況になっておりまして、昨年の一月以来の部族間、種族間対立による内戦が激化をしておりまして、ことしに入ってからでも三十万人以上の人が飢えで死亡している。また、今二百万人ぐらいの人が現実に餓死の危機に直面している。特に、ソマリアの中南部が非常に厳しい状況であるようでございます。聞くところによりますと、このソマリアでは現在、五歳以下の人はほとんど残らない……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 今回の九増十減案でございますが、現行の定数配分が憲法違反の状況であるため、これを回避するための緊急是正であるというふうに思います。今、自民党の党内におきましても抜本的な選挙制度改革について議論はなされているかと思いますが、昨年の小選挙区並立制案の例を考えましても、この抜本的な選挙制度改革というのは必ずしも合意が容易ではないというふうに思うわけでございます。選挙制度改革につきまして、今後我々も積極的に議論をしていかねばならない、そのように思います。 ただ、ここ数年間にこの抜本的な選挙制度改革について国会で合意を得ないというふうなことになってしまいま……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 私は、主に自民党事件について質問をさせていただきます。 まず、自民党の動きについて警察庁の方に最初にお聞きをしたいと思っております。日本自民党が、今回問題になっておりますのけ八七年の竹下当時の幹事長に対する街宣活動、攻撃でございますけれども、それ以前にも全く同じような手口で、これは八二年五月に森政調会長、自民党の現在の森政調会長への褒め殺しの街宣活動が行われておりました。これは右翼団体の国誠会の代表が森喜朗輝励会を結成いたしまして、森氏を総理にしようという街宣活動を行ったわけでございます。これは八七年に当時の竹下幹事長に対して日本自民党が行った攻……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 きょう、私、大きく三点質問をさせていただきたいと思っております。一点目が防衛計画大綱の見直しの問題、特に自衛官定数の見直しの問題について、きょうはぜひ長官とざっくばらんにお話をさせていただきたいというふうに思っております。二点目が国連モザンビーク活動への参加問題でございます。そして三点目に軍備管理の問題でございます。この三つの問題につきましてお聞きをしてまいります。 現在、防衛計画大綱の見直し作業をされていると思いますが、先般も大臣が、九四年度までに何とかまとめて次期防策定の前提にしなければならない、そのようなお話もされておられたかと思います。そ……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 自衛隊法の一部改正法案について質問をさせていただきます。 きょうは、できるだけ具体的に、事実に即しながら質問をさせていただきたいと思いまして、私の方で資料を用意させていただきました。外務省の方の資料に基づきまして、私の方で、これまで緊急時における在外邦人救出輸送の実例を類型的に分けまして資料にさせていただきました。これをもとにして質問をさせていただきたいと思います。 委員長にお願いでございますが、この資料を本日の審議の会議録に掲載をしていただけるように、お取り計らいをお願いを申し上げる次第でございます。
○北側委員 公明党の北側でございます。 田原参考人と堀田参考人に共通して二点、そして別に堀田参考人に簡単に二点質問させていただきたいというふうに思っております。 今求められておりますのは小手先の政治改革ではなくてやはり抜本的な政治改革でなくてはならない、そのように思います。その意味では、こういう抜本的な政治改革をする必要性があるという認識におきましては、私、きょうこの委員会の部屋におります委員は共通した認識を持っているというふうに確信をしております。政治改革というのは、私は一言で言うと、やはり政権交代のある日本の政治にすることが私は政治改革の眼目であるというふうに考えております。そういう政……
○北側議員 お答えいたします。中選挙区制を廃止しなければいけないということで、三点我々は考えました。 一つは、今政治改革、政治改革というのが言われておるわけですけれども、政治改革の眼目というならば、これはやはり日本の政治を、政権交代可能な日本の政治にしていく。間違った政治をしたならば、政権がかわる。このような腐敗事件が起こったならば一政権がかわる。このような緊張感あるそういう政権交代可能な日本の政治にしなければ、今の日本の腐敗政治を根絶できないといつふうに認識しております。この現行の中選挙区制で果たして政権交代が可能なのかといいますと、私はやはりこれは、これまで昭和三十年以来、自民党と社会党……
○北側議員 まず、政治改革とは一体何なのかという点、認識がまずそもそも違うのじゃないのかなと私は思っております。 お聞きしておりますと、政治改革の根幹、一番大事なことは、制度の仕組みとして迅速に物事を判断する、政治のリーダーシップを確立していくんだと……(浜田(卓)委員「政権交代のことを聞いているんだ。あなた、政権交代が起こりやすいとおっしゃったから」と呼ぶ)まあ聞いてください、聞いてくださいね。今一番大切なことは、政治的なリーダーシップを確立するということであれば、先ほど来御説明になっている、自民党はこれまで政治的リーダーシップがあったんだと言うのであれば、今政治改革の必要性がないわけじゃ……
○北側議員 イタリアの例でございますけれども、一点だけお断りしておきたいのは、あれは比例代表制でございます。我々も比例代表制を基本にしておりますが、併用制でございます。小選挙区を二百併用するという意味は、私は決して小さな意味じゃない、大きな意味を持っておるというふうに思いまして、イタリアの例をそのまま我々の言っている併用制には当てはめることはできないというふうに思う次第でございます。
【次の発言】 政党要件を緩和しましたのは、できるだけ多くの政党がこの比例代表選挙に参加できるようにというような配慮でございます。
それから、小党分立というふうなお話がございましたけれども、例えば四国の場合ですと……
○北側議員 今松原提案者から御説明ありましたように、社公案は、企業・団体献金の禁止でございますので、その団体には政治団体以外の団体すべて入ってくるということでございます。
現行は、今自民党の提案者の方から御説明ございましたように、宗教団体におきましても、その宗教法人の目的、それは広い意味での宗教活動ですけれども、それに付随する範囲での政治活動の自由、また政治活動の支出というのは、当然これは法律上はあり得るというふうに思います。
【次の発言】 宗教法人も、先ほど申し上げましたように、目的がございまして、その目的の範囲内の活動をするわけでございます。ただ、その目的というのは、宗教というのは決して……
○北側議員 いずれにいたしましても、自民党案によりますと、政党への企業献金の枠が二倍になっております。それではやはり政党交付金を国民の皆様に御理解いただくことはできないのじゃないのかな、やはり企業献金を禁止することによって初めて政党交付金について国民の御理解がいただけるのじゃないのかなというふうに考えております。
【次の発言】 収支の透明性を高める、これは自民党案でもそのような施策がとられておるのですけれども、私はこの収支の透明性を高めるという意味には二つあると思うのです。一つは、例えば一万円超の収入については公開する。これとともに、こういう金額を引き下げるとともに、もう一つ大事なことは、やは……
○北側議員 もう委員既に御理解いただいておるかと思うのですが、無所属の候補者が当選した場合に、その当選した票の第一記載の話なんですね、無効になるのは、キャンセルされるのは。ほかの落選した政党候補者の第一記載については、政党欄の記載は有効なんですよ。これが大前提ですよ。その点をまず御理解いただきたいと思うのです。ですから、当然その選挙区においても政党の選挙区活動は必要だし、しなければいけないわけでございます。
【次の発言】 投票用紙が第一欄、第二欄と分かれています。第一欄が政党名記載、第二欄が候補者名記載ですね、小選挙区の。第二欄の、無所属候補者が立候補しておって、無所属候補者に投票して、なおか……
○北側委員 公明党の北側でございます。 両参考人に二点質問をさせていただきます。 まず一点は、数々のこうした政治腐敗事件、これと制度改革との関連なんですけれども、確かに政治家の倫理というものがもちろん先決でございますし、選挙制度改革もすべてではないと思います。また、絶対の選挙制度なんていうのもないというふうに思います。しかし、数々のこうした政治腐敗を生む構造的な要因というのがやはりあるんではないのかというふうに私は思います。中央集権のもとでの余りにも多くの行政の許認可権限、補助金行政、また、族議員であり、それに群がる企業、こうした利権構造をやはり断ち切っていく方向で制度改革をしていく必要が……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 両参考人に共通して、二点お伺いをさせていただきます。 まず第一点目が、単純小選挙区制また並立制についての御認識でございますけれども、まず単純小選挙区制でございますが、私は次に述べる三点からやはり大きな問題があるのではないかというふうに考えておるのです。 その一点目は、御承知のように、この単純小選挙区制というのは得票数と議席数との間に大きな格差が出てまいります。わずかな得票数の差が大きな獲得議席数の差につながってまいります。その意味から、まず第一点目に、選挙結果に非常に大きなぶれを生じてくるということでございます。例えば、これはかつてのシミュレー……
○北側委員 関連をいたしまして、質問させていただきます。 今国会で一括処理をする、それから中選挙区制を廃止する、この二点につきまして共産党を除く各政党は一致をしておるわけでございます。 今まで議論がございましたように、もうこの段階に至って重要なことは、合意形成のための具体的な手法をどうするのかということを詰めて議論をしていかないといけないと思うのです。そこで私は、合意形成のための具体的な手法として二点、ちょっと提案をさせていただきたいのですけれども、先ほど来語が出ておりますが、一点は、あくまで土俵は当委員会でやっていくんだ。この点について、まず私はここでぜひ合意をしてみたらどうかと思うので……
○北側議員 これまでもその議論は何度がこの委員会で議論されてきておるのですけれども、衛藤委員にもぜひ御理解いただきたいのですが、我々が提案しております併用制は小選挙区が二百ございます。それから、連用制案につきましても三百小選挙区がございます。小選挙区が二百、三百あるという意味は、これは決して小さな意味じゃございません。その小選挙区で勝つか負けるかの戦いをするような政党でないと、政党としてはこれはもう成長できない、私はそう思うわけなのです。その小選挙区が二百、三百ある、そこで政権の基軸となる政党が国民によって選択をされてくるわけでございまして、併用制であれ、選挙を繰り返していくならば、そこには少……
○北側委員 長時間大変ありがとうございます。私で最後でございますので、もうしばらくよろしくお願いいたします。 私最後でございますので、公述人の皆さんにそれぞれ共通してお聞きをさせていただきたいと思っております。三点質問したいことがございます。 一点目は、きょうで公聴会が終わりまして、いよいよ来週から与野党の合意に向けてのさまざまな動きが本格的に始まってくると思うのです。私はいよいよこれからが大事だなというふうに思っているわけでございまして、そういう意味で、与野党の合意を見出していく、合意を求めていく中でぜひ皆様の御要望、御意見等を聞かせていただきたいと思うのです。 先ほど滝井市長さんの方……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 まず最初に、カンボジア情勢についてお聞きをしたいと思っております。 最近、カンボジアの一部の地域で、一月の末ぐらいからプノンペン政府軍とポト派との軍事衝突があったということで、報道もされております。一部には、PKOの前提であります停戦合意が崩れているのではないかとの見解もございます。先日の公聴会でも、国会は撤退の判断をすべきではないかとの公述人の一人の方の御意見もございました。私はそうは思いません。そうは思いませんが、政府が、このような意見もあることですし、現在、カンボジア情勢をどう見ているのか、特に五原則との関係でどうごらんになっておられるのか……
○北側説明員 このたび大蔵政務次官の大任を拝命いたしました北側一雄でございます。 職員の重大さをひしひしと痛感をしているところでございます。微力ではございますが、全力を傾けて職務の遂行に当たる決意でございます。委員各位の皆様の御指導と御鞭撻を心よりお願い申し上げます。ありがとうございました。(拍手)
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。
それでは、限られた時間でございますので、お答えの方も簡明にぜひお願いしたいと思っております。
まず最初に、総理、昨年来、一連のゼネコン汚職事件が続いたわけでございます。国会議員が一人逮捕され、また四人の首長が逮捕される、こういうふうな非常に厳しい状況でございます。この一連のゼネコン汚職事件に対する認識について改めてお聞きをしたいと思います。簡単に、できれば。
【次の発言】 まず、ちょっと私お聞きしたいのは、国会議員のいわゆる口ききと言われることについてなんですけれども、今回の事件も検察当局は常に国会議員の職務権限があるかないか、この問題で非常に大……
○北側委員 第八分科会における審査の経過について御報告申し上げます。 本分科会においても各分科会同様、昨七日審査を行いました。 質疑応答の詳細につきましては会議録に譲ることとし、ここでは質疑事項のうち主なものについて申し上げます。 まず、国土庁関係では、首都機能移転の進捗状況、第二国土軸構想の推進、半島振興対策の推進などであります。 次に、建設省関係では、身障者、高齢者に配慮した住宅・社会資本の整備、高規格幹線道路及び地域高規格道路の整備、一般道路の拡幅及びバイパスの整備、有料道路制度のあり方、高速道路料金の値上げ凍結問題、連続立体交差事業の推進、大都市における電線類の地中化の促進、地……
○北側委員 改革の北側一雄でございます。改革を代表いたしまして質問をさせていただきます。 総理、まず最初に、税制改革、今回の税制改革の目的について改めて確認をさせていただきたいと思うんですが、今回の税制改革の目的、必要性につきましては、総理が総理に就任なされました六月二十九日、この日に自民党、社会党、さきがけの三党合意、新しい連立政権樹立に関する合意事項、こういうものをつくられまして、ここで、この中でこの税制改革の目的、必要性について、このようにおっしゃっているんですね。 「高齢社会と税制改革」というふうに題されまして、「二十一世紀の少子・高齢社会に向けて、高齢者介護や子育てなどの支援体制……
○北側委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。 国家公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について十分配慮すべきである。 一 産業構造等の変化に対応できる長期的に安定した年金制度を確立し、制度間の給付と負担の不均衡の是正を図るとの観点から、平成七年を目途とする公的年金制度の一元化に向けて精力的に検討を進め、共済年金の在り方を含め、その全体像を可及的速やかに明らかにすること。 一 鉄道共済年金に係る平成六年の標準報酬再評価の繰延措置を含む自助努力等については、……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。 大蔵大臣におかれましては、予算委員会に引き続きの質疑でございまして、大変お疲れかと存じますが、きょうはあと二時間半の質疑でございます。よろしくお願いしたいと思います。 本法案のような繰り入れ法案、やりくり法案ですね、これは、ここ最近何年間か引き続き大きな額のやりくり法案が出ておるわけでございます。少しさかのぼってみますと、平成四年に約二兆円のやりくり処理をされておられますし、それから五年に約三兆円、そして六年度につきましては約五兆円のやりくり処理、そしてこの七年度予算案につきましては、本法案でございますけれども、約六兆円、合計六兆円のやりくり処理……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。 今かかっておりますこの法案は、阪神・淡路大震災の被災者の方々の平成六年の所得からも雑損控除や災害減免法の適用を認めていこうとすることを内容とする法案でございまして、こうした納税の特例措置を設けて被災者の負担を軽減し、復旧への一助にしていこうという趣旨だというふうに理解をしております。まだ被災地の方は大変な状況でございまして、こうした被災の中での今回の申告でございます。その実情をよく踏まえていただきまして、ともかく一番大事なことは、被災地の納税者の便宜を図るということを最優先にして今回の執行に当たっていただきたいとお願いを申し上げる次第でございます。……
○北側委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。 租税特別措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について、十分配慮すべきである。 一 租税特別措置については、今後とも、政策目的、政策効果、利用状況等を勘案しつつ、一層の整理・合理化を推進すること。 一 変動する納税環境、業務の一層の複雑化・国際化、更には制度改正等に伴う事務量の増大にかんがみ、複雑・困難であり、かつ、高度専門知識を要する職務に従事する国税職員について、税務執行面においても、負担の公平確保の見地から、職員の年齢……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。井奥さんに続きまして、私の方から御質問させていただきたいと思います。 きょうは、大変お忙しい中大蔵委員会に御出席賜りまして、本当にありがとうございます。 先ほど来、規制緩和、自由化の問題について、いろいろ御意見を聞かせていただきました。四人の先生方それぞれ、規制緩和、自由化について、基本的にはその方向で進むべきではあるが、現状に即してステップ・バイ・ステップ、段階的にやるべきであるというお話を共通してされていたのかなというふうに思っております。 そこで、先ほど猪口先生も冒頭お話の中でされておられましたが、銀行業務等への参入の問題でございます。 ……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。 それでは、本法案につきまして質疑をさせていただきたいと思います。きょうは、私は、今回の法案の一つの骨格でございます規制緩和、また自由化、この問題を中心に質問をさせていただきたいというふうに思っております。 まず最初に、これはこの間の参考人質疑でも参考人の先生方に聞かせていただいたわけでございますが、今回の法案は、他業態との相互参入について見送りがなされました。平成四年の審議会答申、「新しい保険事業の在り方」では、他業態との相互参入について、競争の促進によって国民経済の発展を図るために相互参入ができるようにするのが適当である、このような答申でござい……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。 今回の補正予算は震災対策及び円高対策でございまして、その震災及び円高対策の財源として、大半を公債によっているわけでございます。今回の補正予算でございますと、二兆八千億余りの公債が財源となっておるわけでございます。また、先般の平成六年度の二次補正予算、これもやはり震災対策でございまして、その財源も同様に公債金によっているわけでございます。これが一兆五千九百億でございまして、こうした大変な緊急な事態の対処でございますので、また今の我が国の財政が置かれている状況からは、公債の発行やむなしと私も考える次第でございます。 そこで、この平成七年度における公債……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。きょうは私が最後でございまして、日本の財政の問題点、また東京共同銀行の設立問題を中心にきょうは質問をさせていただきたいというふうに思っております。 質問に入る前に、これは御答弁は結構なんですが、この点だけまず冒頭に指摘をさせていただきたいと思っておりますことは、今審議されております平成七年度の予算案は、歳出面で、今回の阪神・淡路大震災に対する復旧、復興対策が当然のこととして入っておらないわけでございます。歳出面でもそうでございますし、歳入の面におきましても、今回のこの大震災は、七年度の税収見込みにこれは当然影響を与えることになることは明らかであるとい……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。それでは、愛知委員の関連質問で質問をさしていただきたいと思います。 先ほど愛知委員の方から審議会問題につきまして種々質問があったわけでございますけれども、この点だけちょっと確認をしておきたいというふうに思っております。九月二十九日に、審議会の透明化、見直し等についての閣議決定がなされておりまして、この内容同体は、総理、行政改革の一歩前進でございまして、私も大いに評価をしているものでございます。 この閣議決定の内容は、これまでも議論になっておりましたけれども、審議会を二種類に分けまして、行政処分にかかわる審議会と、それから政策、制度を諭ずる一般の審議……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。
それでは、早速質疑に入らせていただきます。
お手元に資料が行っておりますでしょうか。委員の皆様の方にも、先生方の方にも資料が行っておると思います。これを使いながら、若干質疑をさせていただきたいと思います。委員長、よろしいでしょうか。
【次の発言】 このお手元にお配りしました資料は、帝国データバンクがことしの二月に、住専七社の大口貸出先三十二社の借入状況について、その調査の結果を発表したものでございます。
ちょっとB4の方のこの表をごらんになっていただきたいのですが、住専からの借入先三十二社につきまして、借入先の方から見て、どこからお金を借りてい……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。 先週も質問をさせていただきましたが、引き続き御質問をさせていただきたいと思っております。 きょうも前回と同様、公的資金の導入の基準の問題について議論をさせていただきたいと思っておるわけでございますが、それとも関連してまいりますので、先にちょっと、新京都信販の破産の問題、これをお聞きをさせていただきたいと思います。 六月の三日に新京都信販、中堅のノンバンクでございますが、ここが破産宣告を受けました。まず、大蔵省の方に、このノンバンクの破産事件につきまして、この新京都信販に対して融資をしている金融機関、これがどの程度の数があるのか、そして負債がどの……
○北側委員 昨日委員長の方から、系統金融機関のノンバンク向けの不良債権、これの現状がどうなっているのか、当委員会に提出をしなさいというふうに御指示を賜りました。そして、けさこの資料が出てきたわけでございます。 これまで農水大臣も五百七十九、五百八十億という数字をずっと答弁でおっしゃっておりました、六百億弱という数字を。きょうのこの資料によりますと、概数ではありますが、何と三千七十六億という数字になっております。約五倍から六倍ぐらいにふえておるわけですね。きのう委員長からそういう御指示があって、そしてけさもう出てきているわけですよ、この数字が。 まず、私はこれは本当に大きな問題だと思うのです……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。 私と、この後質問させていただきます西村さんは地元が堺でございまして、委員長も堺でございますけれども、この間、この発症以来、大半地元の堺におりましたもので、さまざまな生の声も聞いております。 本当は時間がございましたらたくさん御質問したいことがあるわけでございますが、まず最初に、やはり私はこのことを聞かせていただかざるを得ないというふうに思っておりまして、それは、堺市という行政はもちろんでございますけれども、国、特に厚生省がこのO157に対する危機意識が乏しかったと言わざるを得ないのではないかというふうに私は思っております。 少し具体的なお話をさ……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。 きょう私は、本法案に関連いたしまして、財政改革の問題、また消費税の問題、さらには不良債権問題、また住専問題とお聞きをさせていただきたいと思っております。 本法案で、十兆一千百八十四億円の特例公債の発行についての授権がこの法律でなされるわけでございます。償還財源が手当てをされておらない特例公債が当初予算から発行授権が与えられますのは平成元年度以来でございまして、七年ぶりに赤字公債、特例公債を約十兆余り発行するという事態になっておるわけでございます。 そこで、まず大蔵大臣にお聞きをさせていただきたいと思うわけでございますが、我が国の今の財政というの……
○北側委員 北側一雄でございます。 ただいま御報告ございました北海道の豊浜トンネルでの落石土砂の事故につきましては、救援に全力を挙げて全力を果たしていただきたい、このようにお願いを申し上げる次第でございます。 私の方からも、きょうは住専問題を中心に質問をさせていただきたいというふうに思っております。 これまで予算委員会、議論が重ねられてきたわけでございますが、最近、与党の幹部の方の国会外での御発言の中で、どうもこれまでの総理やまた大蔵大臣、農水大臣等の答弁との違いがあるのかなと思うような御発言がございます。 先週の終わりでございますが、二月の十日の朝日新聞で、武村前大蔵大臣、この朝日新……
○北側委員 北側一雄でございます。時間が限られておりますので、主に末野参考人からお聞きをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 末野さん、今この予算委員会では、今回の住専処理に六千八百五十億という血税、国民の皆様の血税を投入するのがいいのか悪いのか、こういう議論をずっとしておるわけでございます。その中で、やはり借り方の皆さんからも事実関係についてはでき得る限り情報を出していただいて、今後の質疑の参考にしていこうということでございます。ですから、いろいろおありでしょうけれども、私の質問にぜひ積極的に御答弁をお願いしたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 早速でござ……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。 私も最初にTBSのこの問題を少しお聞きをさせていただきたいと思っております。総理にも御答弁いただきたいと思っております。 今も御質問がございましたけれども、中川智正被告の第四回公判での検察側の冒頭陳述、その中に、「早川は、上祐及び青山とともに、同日夜、右放送局に抗議に赴き、その折衝の過程で、坂本弁護士の右インタビューでの発言内容が、教団の布施制度及び出家制度を批判し、血のイニシエーションも詐欺であり、松本には空中浮揚の超能力はないなどと批判して、今後これらを徹底的に追及していくものであることを知る」という記載があるんですね。 こういう冒頭陳述の……
○北側委員 北側一雄でございます。
それでは、早速質問をさせていただきますが、先般の衆議院の総選挙では、消費税率の引き上げ問題がやはり大きな争点でございました。この選挙の結果は、過半数には及びませんでしたが、自民党が第一党になられました。この結果からすると、総理は、明年四月からの消費税率の五%引き上げについて、有権者、国民の皆さんは信認をされた。理解をされたというふうに御理解されておられますでしょうか。
【次の発言】 今の総理の御答弁は、明年の四月からの消費税率の引き上げを有権者の皆さんは御理解いただいているだろうというふうに理解をされておられるのだというふうに考えます。
そこでお聞きをい……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。 私は、既に当委員会でも議論をされておるかと思いますが、若年障害者の方々の介護をどうするのだという問題を、ALSという、これからお話をいたしますが、難病の患者さんの介護の問題を通してぜひ議論をさせていただきたいと思っております。 この問題につきましては、私、二月に予算委員会で一部質問をさせていただきまして、大臣からも御答弁いただいておりますし、その後、聞いたところによりますと、大臣もこのALSの患者さんとお会いになられたというふうにも聞いております。 また、実を申し上げますと、きょうは、このALSの患者さんたちが、代表の方々でございますけれども、……
○北側委員 北側一雄でございます。
それでは、谷口委員の質問の関連で、私の方からも幾つか新進党案につきまして質問をさせていただきたいと思います。
まず、先ほど来話が出ておりますが、財政と金融の分離の問題、もう一度、なぜ財政と金融の分離が必要なのか、その必要性につきまして御答弁をいただきたいとともに、これに関連しまして、新進党案が、日銀と財政当局でございます大蔵省との関係につきまして具体的にどのように規定をしているのか、御答弁をお願いいたします。
【次の発言】 政府案の日銀法案を見ておりますと、種々、日本銀行と大蔵省との関係について極めて詳細な規定をしております。
そこで、今、北脇提出者か……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。 四人の参考人の皆さん、きょうは大変お忙しい中、ありがとうございます。今、我が大蔵委員会の方でこの外為法の改正法案について審議をしておるわけでございますが、本日の各参考人の御意見につきましては、ぜひこれを今後の審議の重要な参考資料として十分に生かしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 この外為法の改正につきましては、当然、私どもも時代の要請であるというふうに考えております。ですから、この法改正そのものの方向性については、多くの委員の皆さんも共通しておると思うのですが、そうすべきであると考えております。ただ問題は、この外為法を……
○北側委員 北側一雄でございます。 両参考人におかれましては、大変お忙しい中大蔵委員会に御出席をいただきまして、ありがとうございました。 両参考人も御存じかと思いますが、今この大蔵委員会ではどういう法案を審議しておるかといいますと、外為法なのですよ。外為法の改正の審議をしておりまして、恐らくまた近々日銀法の、これはもう全面改正でございます。これがこの大蔵委員会で審議をなされます。橋本総理が打ち上げられました東京ビッグバン、金融制度改革、これに関連する制度改革の法案を今審議しておるわけでございます。恐らくこの秋の臨時国会、来年の通常国会と、我が大蔵委員会はこの金融ビッグバンに向けてのさまざま……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。日本銀行法案につきまして質疑をさせていただきますが、きょう午前中に我が党の谷口委員が日産生命の破綻の問題で質疑をさせていただきましたが、若干補足の質疑をさせていただきたいというふうに思っております。 福田保険部長いらっしゃっていますよね。これは福田保険部長にお聞きするよりも山口銀行局長に聞いた方が当時のことはよくおわかりかなと思うのですけれども、それはさておき、若干重複するかもしれませんが、この日産生命の実質的な債務超過額でございます。今大蔵省検査に入っておられると思いますが、どの程度あるのでしょうか。
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。 四人の参考人の皆さん、大変お忙しい中、お時間をちょうだいいたしましてありがとうございます。心から感謝申し上げます。 それでは、新進党の日本銀行法案に対するスタンスを少し御説明をしたいと思うのですが、私どもは、現在の日銀法に比べましたら、この今審議をしております日本銀行法案というのは、数段独立性の強化という意味では進歩しておるというふうに評価をしております。ただ、独立性の強化の程度という意味で、我々はこの日本銀行法案の内容にまだ不満がございまして、もっとさらに独立性の強化を図るべきではないかと我々は考えておるわけなんです。 結局、ここの評価の違い……
○北側委員 私は、新進党を代表して、ただいま議題となりました政府提出の日本銀行法案に対し、反対の立場から討論を行います。 討論に先立って、議事運営について申し上げます。 先ほど委員長職権で質疑終局がなされましたが、私どもはこれに反対であり、民主党や共産党の理事も反対をされております。 その理由の第一は、行革特で現在審議されております金融監督庁設置法案は、金融検査・監督権限をどうするかという大蔵省改革をテーマとしたものでございます。一方、本法案は、その大蔵省と日銀との関係について種々規定をしているわけでございまして、両法案は極めて密接に関連した関係にあります。したがって、両法案はできるだけ……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。 質疑に入らせていただく前に、昨日、衆議院の本会議で新進党、そして民主党、そして太陽党の三党の共同で、衆法、議員立法を提案をさせていただきまして、昨日、我が大蔵委員会の方にこの衆法が付託をされております。 その内容は、阪神・淡路大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律案でございまして、被災地におきましては、もう震災から二年五カ月たったわけでございますけれども、住宅ローンの債務のみが残存をしておりまして、これによって多くの方々が苦しんでおられるわけでございます。この法案は、この住宅ローンの債権者である銀行等が、住宅再建目的に新ローンを……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。 きょうは日銀の総裁にいらっしゃっていただいております。早朝からありがとうございます。便宜上、日銀の総裁に対する質問からさせていただきまして、終わりましたら退席していただいて結構でございますので。 金融制度改革、今橋本総理のリーダーシップのもとで進められようとしております。東京ビッグバン構想というふうに言われておるわけでございますが、日銀総裁、一つは、昨年の暮れ以来提唱されておりますこの東京ビッグバン構想、金融制度改革、これは、欧米並みの金融制度、金融の自由化をあらゆる場面で進めていこう、こういう改革でございます。大変なボリュームのある内容でござい……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。 まず最初に、知的障害者の人権の問題で質問をさせていただきたいと思います。 今、我が国には、法律上は精神薄弱者というふうに言うわけでございますが、この精神薄弱者の方が約四十一万人いらっしゃいます。その中で十八歳以上の方が約三十万人おられまして、この三十万人のいわば成人もしくは成人に近い方のうち、常に社会で働かれている方というのは約六万人ぐらいだというふうに聞いております。二割、成人の方の約二割の方しか知的障害者の方は雇用に従事をしておらないわけでございます。そういう意味で、これまで労働省を中心に進めてこられました知的障害者の方々の雇用促進というのは……
○北側委員 私は、新進党及び太陽党を代表いたしまして、平成九年度一般会計予算案外二案につき政府が撤回のうえ編成替えを求めるの動議について、提案理由及び概要を御説明いたします。 平成九年度予算案は、公共事業を旧態依然のまま平成八年度補正とあわせ拡大する一方で、消費税の増税や特別減税の廃止などによって、消費を抑え、景況を一層深刻化させる約十兆円規模の国民負担の増大を強いております。 我が国経済が長期停滞を続け、産業の空洞化、金融、雇用等の構造的課題を抱えている中にあって、九年度予算は課題先送りとつじつま合わせに終始し、危機意識が全く欠如しているとしか言いようのない内容となっております。 九年……
○北側委員 新進党の北側でございます。 参考人、この場は参考人のおわびをする場ではございません。また、私どもが説教をする場でもございません。事実をはっきりさせていくということが今回のこの委員会の務めでございます。 また、参考人はこの証券業界、金融業界の中で長年おられたお一人として、今参考人のお務めは何かといいましたら、決して役員をやめるとかそういうことなんかではないと私は思います。事実をはっきりと率直に、この際洗いざらい出していくということが私は参考人の今一番のお務めであると思います。そうすることが我が国の金融界、証券界の発展に、体質改善に資するというふうに私は思うわけでございまして、これ……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。 この法案の一番骨格の部分といいますか、それは当然、大臣、第四条の「財政構造改革の当面の目標」というところにある、財政赤字額を平成十五年度までに三%以下にする、ここがこの法案の一番の基礎といいますか、骨格の部分であると思います。 そこで、まず、これは質問ではございませんけれども、この財政赤字額なんです。これの計算の仕方が非常に素人にはわかりにくい計算の仕方になっております。これは質問ではなくて指摘をしておきますけれども、私は、やはりこれはわかりやすくしないといけないという意味で、赤字というのは、必要なお金がある、それで足らない分を借金する、その足ら……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。 総理、あしたからロシアにいらっしゃるんですね。お疲れとは思いますが、よろしくお願いいたします。大蔵大臣とはきのうまで再三やってまいりましたので、きょうはぜひ総理と討論をさせていただきたいと思っております。 今、鈴木委員からもございましたが、総理、財政改革の必要性、将来の世代に重い荷物、負担を残してはいけない、これはもう、ここにいる我々、同僚議員の共通の認識だと思います。そこが違うという話はないと思うのです。 問題は、その財政改革をしていくための手法、手段、そこの違いなんだろうというふうに思うわけでございますが、この法案、二〇〇三年度に財政赤字三……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。 まず最初に、法案に関連する質疑を少しさせていただきたいと思っておりますが、今回の法案は、ことしの春からの一連の証券不祥事を受けて、罰則の強化をしようという法案でございます。この罰則強化自体は、私は、こうした不祥事を受けてのことでございますのでやむを得ないというふうに考えるわけですが、これで本当に再発防止ができるのかというところが一番問題なわけでございます。 大蔵大臣、九一年、あのときの証券不祥事の際も、その後九一年の秋に証取法等を改正いたしまして、損失補てんを禁止し罰則を強化する等々、今回と同じようなことをやはり事後的な対策としてやっておるわけな……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。総理、三十分でございますが、よろしくお願いをいたします。 まず最初に総理にお伺いしたいわけでございますが、平成七年十二月二十二日の金制調の答申「金融システム安定化のための諸施策」、この中に、今後の金融行政のあり方、また金融機関の破綻処理のあり方はこうあるべきであるという理念が書かれております。 私は、この金制調の答申というのはある意味で大変評価をしておりまして、これを転機にやはりこれまでの護送船団方式の金融行政から決別をしないといけない。金融行政のあり方としては、透明性の高い金融システムを早急に構築していく必要があるのだ、監督当局においても行政姿勢……
○北側委員 新進党の北側一雄でございます。 きょうは御苦労さまでございます。 参議院の方でも質疑がなされておりますので、私もできるだけ具体的な事実関係をお聞きしたいと思っておりますので、ぜひとも率直にお答えを願いたいと思います。 それで、まずお聞きをしたいことは、九一年の証券不祥事の問題がございました。当時も参考人は社長でいらっしゃいました。ですから、この証券不祥事のことはよく御記憶であると思いますが、このときは損失補てんというのが大きな問題となりました。 その際、この九一年また九二年当時、大蔵省から、当然この証券不祥事を受けて検査が入っておると思いますが、いかがでしょうか。
○北側委員 平和・改革の北側一雄でございます。 三人の参考人の先生方、大変お忙しい中、きょうは貴重な御意見を賜りまして、ありがとうございました。 早速質問をさせていただきます。今、原口委員からも御質問ございましたが、まず財政再建と景気対策との関係につきまして、私の方からも聞かせていただきたいと思っております。 今、この予算委員会は、平成九年度の補正予算を審議しているわけでございます。この補正予算の内容というのは、一つは二兆円の特別減税、もう一つは金融システムの安定化に向けた対策、この二つが大きな柱になっておるわけでございます。一方、平成十年度の予算案も、既に今週の初めに国会の方に提出をさ……
○北側委員 北側一雄でございます。 時間が余りございませんので、端的に質問に入らせていただきたいと思います。 総理、今この予算委員会では平成九年度の補正予算案が審議されております。一方では、平成十年度の本予算案も既に国会の方に提出をされています。 そういう意味で、平成九年度の年度末に近いこの時期に提出をされておりますこの補正予算案と、来年度の本予算案との間には、当然その考え方に整合性がなければいけないのは、これは当たり前の話であると思うのですね。 特に、総理も経済演説でおっしゃっておりますが、この補正予算案というのは景気に最大限配慮したものであるとおっしゃっております。景気対策という面……
○北側委員 平和・改革の北側一雄でございます。
時間が余りございませんので、端的にお答えを願いたいと思います。
まず最初に、浜平参考人。
先ほどから具体的な事実関係については何らお答えをされていないのだけれども、黙秘権というのもこれは当然範囲のある話なのです。あなたが一体、検察庁からどういう被疑事実で取り調べを受けているのか、まずそれをはっきりさせてください。
【次の発言】 黙秘権を行使される以上は、自分はこういう被疑事実で取り調べを受けているということを、まずおっしゃっていただかないといけないのですね。
今のお話だと証取法違反だということですけれども、そうしたら、その件は、少なくとも……
○北側委員 平和・改革の北側一雄でございます。 限られた時間でございますので、早速質問に入らしていただきますが、まず最初にお聞きをしたいテーマは、証券取引における借名口座、仮名口座の問題でございます。 先般の予算委員会の質疑で、証券取引等監視委員会がこの五年間で把握した借名口座、仮名口座は全部で五百八十口座という答弁がございました。ただ、これは恐らく氷山の一角だと私は思います。現に、この予算委員会に日興証券が借名口座との疑念のある口座として報告をしてまいりましたのが三十二件。ただ、この三十二件というのは、先ほど申し上げた監視委員会が把握しておった五百八十口座に含まれていないということでござ……
○北側委員 平和・改革の北側一雄でございます。 限られた時間でございますので、端的にお答えください。 まず、今の質問の続きを先にさせていただきたいと思うのですが、これまでの証人の御答弁、衆参の大蔵委員会等でもそう、きょうもそうなんですけれども、飛ばしとか現先取引というのは短期の金融取引の一つで、証券取引法に必ずしも違反するとは言えないんだ、こういう御答弁をずっとされておられます。 それはちょっと違うんじゃないか。何の前提条件もない、一般の普通の現先取引が問題となっているんじゃないんです、これは、ここで問題になっているのは。当時は、証券会社の損失補てんがもう大問題になっておりました。山一証……
○北側委員 私は、平和・改革を代表して、平成十年度総予算につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議につき、趣旨の弁明をいたします。 昨年の九兆円の国民負担増に象徴されるデフレ予算以降、橋本内閣による経済失政によって、日本経済は完全に冷え切り、平成九年度は二十三年ぶりのマイナス成長となることが確実となるなど、立ち直る曙光すら見えてこない深刻な事態に立ち至っております。にもかかわらず、政府が提出した平成十年度予算案は、国民の立場に立った予算とは到底認めがたいものであります。 本来、平成十年度予算において政府が行うべき施策は、何よりもまず、不況にあえぐ日本経済を回復軌道に乗せること、そして、少子・高……
○北側委員 平和・改革の北側一雄でございます。 まず最初に、現在の経済情勢の認識についてお聞きをしたいというふうに思っております。 御承知のように、先般発表されました九七年十月から十二月期、第三・四半期の実質経済成長率は、年率にしますとマイナス〇・七%ということが三月十三日に経企庁から発表されました。また、当委員会でも経企庁の長官から、九七年度は、この一月の補正の段階で、一・九%から〇・一というふうに下方修正されました。 ところが、この下方修正した〇・一%も、どうも達成は困難であるという御答弁もされております。〇・一%というふうに、一・九から〇・一に修正したのは一月十九日でございますので……
○北側委員 平和・改革の北側一雄でございます。 まず最初に、午前中の質疑に関連しまして、総理にお聞きをしたいわけでございますが、午前中、財政構造改革の基本とか骨格ということで、かなり議論をされておりました。 この財政構造改革の基本とか骨格というふうに言った場合に、総理はなかなか明快なお答えがなかったわけでございますが、私が思うには、これは、私たちの子孫に重い負担を残さないために、できるだけ近い将来に、一つは、特例公債発行をゼロにすること、二つは、財政赤字を三%にすること。なぜ三%かといえば、三%にすることによってストックとしての累積債務残高がほぼ一定になります。だから三%でございます。三つ……
○北側委員 平和・改革の北側一雄でございます。 今、大手銀行の破綻処理の問題が議論に出ておりましたので、便宜上、私もこの質問からさせていただきたいと思います。 まず最初に、日銀総裁にお聞きをしたいと思うわけでございますが、先般のこの予算委員会で、総裁の方からこのようなお話がございました。 大手銀行の経営危機に際しては、連鎖破綻とかシステミックリスクとか、こういったことを回避するために万全の措置を講じていく必要がある。その果たしている金融機能を基本的に維持していくとの前提に立って対応を考えるべきである。 海外の金融市場の、あるいは金融機関の混乱に及ぼす影響ということを考えますときに、大銀……
○北側委員 私は、公明党・改革クラブを代表して、平成十年度第三次補正予算案外二案に対し、賛成の立場から討論を行います。 去る三日に経済企画庁から発表された平成十年度七―九月期の実質GDPは、前期比マイナス〇・七%、年率換算マイナス二・六%となり、平成十年度の政府経済見通しのマイナス一・八%も、今後の二半期を平均してプラス〇・七%ずつ成長しなければ達成できないほど、我が国の経済の実情は深刻さを増しております。個人消費、設備投資、住宅など、民需が総崩れとなってしまっており、早急な景気対策を実行に移さねば、我が国経済はデフレへの泥沼に陥りかねません。 もちろん、この大不況の責任は、第一義的に、橋……
○北側委員長 これより会議を開きます。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、科学技術委員長に就任いたしました北側一雄でございます。 今日、科学技術の発展には大変目覚ましいものがあります。資源なき我が国が、間近に迫った二十一世紀におきまして、さらに豊かな社会となり、国際社会へ積極的に貢献していくためには、創造性あふれる科学技術のなお一層の振興が不可欠であります。このような中で、本委員会に課せられた使命はまことに重大であると言わねばなりません。 何分微力ではございますが、委員各位の御協力、御指導を賜りまして、本委員会の円滑な運営を図り、その重責を果たしてまいりたいと存じます。……
○北側委員長 これより会議を開きます。
科学技術振興の基本施策に関する件について調査を進めます。
有馬国務大臣から科学技術行政に関する所信を聴取いたします。有馬国務大臣。
【次の発言】 次に、平成十一年度科学技術庁関係予算について説明を聴取いたします。稲葉科学技術政務次官。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。奥山茂彦君。
【次の発言】 辻一彦君。
【次の発言】 正午から再開することとし、この際、休憩いたします。
午前十時五十七分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。
この際、参考人出頭要求に関する……
○北側委員長 これより会議を開きます。
原子力の開発利用とその安全確保に関する件、特に使用済み燃料輸送容器のデータ問題について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件調査のため、本日、参考人として日本原子力研究所理事長松浦祥次郎君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。辻一彦君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめてください。
【次の発言】 それでは、速記を起こしてください。
もう一度、運……
○北側委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、原子力損害の賠償に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。田中和徳君。
【次の発言】 菅原喜重郎君。
【次の発言】 鍵田節哉君。
【次の発言】 辻一彦君。
【次の発言】 次回は、来る十六日火曜日午前九時二十分理事会、午前九時三十分委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午前十一時五十分散会
○北側委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、原子力損害の賠償に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。斉藤鉄夫君。
【次の発言】 近江巳記夫君。
【次の発言】 吉井英勝君。
【次の発言】 時間が余りございませんので、簡明な御答弁をよろしくお願いします。
稲川長官。
【次の発言】 辻元清美君。
【次の発言】 これにて本案に対する質疑は終局いたしました。
【次の発言】 これより討論に入るのでありますが、討論の申し出がありませんので、直ちに採決に入ります。
内閣提出、原子力損害の賠償に関する法律の一部を改正する法律案について……
○北側委員長 これより会議を開きます。
本日付託になりました内閣提出、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
趣旨の説明を聴取いたします。有馬国務大臣。
【次の発言】 これにて趣旨の説明は終わりました。
【次の発言】 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本案審査のため、来る二十七日午前九時から参考人の出頭を求め、意見を聴取することとし、その人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
次回は、来る二十三日金曜……
○北側委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。望月義夫君。
【次の発言】 菅原喜重郎君。
【次の発言】 辻一彦君。
【次の発言】 近藤昭一君。
【次の発言】 斉藤鉄夫君。
【次の発言】 次回は、来る二十七日火曜日午前八時五十分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時八分散会
○北側委員長 これより会議を開きます。 内閣提出、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。 本案審査のため、本日参考人として元北海道大学工学部教授石川迪夫君、全国原子力発電所所在市町村協議会会長河瀬一治君、電気事業連合会原子力開発対策会議原燃サイクル部会長前田肇君及び元中央大学教授中島篤之助君、以上四名の方々に御出席いただいております。 この際、参考人各位に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、御多用中のところ本委員会に御出席いただきまして、まことにありがとうございます。本案につきまして、それぞれのお立場から忌憚のない御意見をお聞か……
○北側委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本案審査のため、本日、参考人として核燃料サイクル開発機構理事岸本洋一郎君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。吉田治君。
【次の発言】 鍵田節哉君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。
午前十一時三十六分休憩
○北側委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。
質疑の申し出がありますので、順次これを許します。吉田治君。
【次の発言】 辻一彦君。
【次の発言】 近江巳記夫君。
【次の発言】 吉井英勝君。
【次の発言】 北沢清功君。
【次の発言】 これにて本案に対する質疑は終局いたしました。
【次の発言】 これより討論に入ります。
討論の申し出がありますので、これを許します。吉井英勝君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。
【次の発言】 これより採決に入ります。
内閣提出、核原料物質、核燃料物……
○北側委員長 これより会議を開きます。
原子力の開発利用とその安全確保に関する件、特に今後の「もんじゅ」を中心とした高速増殖炉研究開発政策のあり方について調査を進めます。
この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。
本件調査のため、本日、参考人として核燃料サイクル開発機構理事長都甲泰正君、同理事平澤眞一郎君及び同理事相澤清人君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。江渡聡徳君。
○北側委員長 これより会議を開きます。
原子力の開発利用とその安全確保に関する件について調査を進めます。
日本原子力発電株式会社敦賀発電所二号機における一次冷却水の漏えいについて、政府から説明を聴取いたします。稲川資源エネルギー庁長官。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。河村建夫君。
【次の発言】 菅原喜重郎君。
【次の発言】 大畠章宏君。
【次の発言】 鍵田節哉君。
【次の発言】 辻一彦君。
【次の発言】 斉藤鉄夫君。
【次の発言】 吉井英勝君。
【次の発言】 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。
午後零時十五分散……
○北側委員長 これより会議を開きます。
閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
科学技術振興の基本施策に関する件
原子力の開発利用とその安全確保に関する件
宇宙開発に関する件
海洋開発に関する件
生命科学に関する件
新エネルギーの研究開発に関する件
以上の各件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
次に、閉会中審査案件が付託されました場合の諸件についてお諮りいたします。
まず、閉会中、委員派遣を行う必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣承認申……
○北側委員長 これより会議を開きます。
まず、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い、現在理事が二名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
それでは、理事に
栗原 博久君 及び 西 博義君
を指名いたします。
【次の発言】 この際、中曽根国務大臣及び斉藤科学技術政務次官から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。中曽根国務大臣。
【次の発言】 斉藤科学技術政務次官。
○北側委員長 これより会議を開きます。
まず、理事辞任の件についてお諮りいたします。
理事吉田治君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
引き続き、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
ただいまの理事辞任による欠員のほか、委員の異動に伴う欠員二名、計三名の理事が欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
それでは、理事に
稲葉 大和君 ……
○北側委員長 これより会議を開きます。
本日付託になりました内閣提出、原子力災害対策特別措置法案及び内閣提出、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。
両案について順次趣旨の説明を聴取いたします。中曽根国務大臣。
【次の発言】 これにて両案の趣旨の説明は終わりました。
【次の発言】 この際、公聴会開会承認要求に関する件についてお諮りいたします。
両案につきまして、議長に対し、公聴会開会の承認要求を行うこととし、公聴会は来る二十四日水曜日に開会し、公述人の選定等は、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
○北側委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、原子力災害対策特別措置法案及び内閣提出、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。
この際、お諮りいたします。
両案審査のため、本日、政府参考人として科学技術庁科学技術政策局長青江茂君、科学技術庁研究開発局長池田要君、科学技術庁原子力局長興直孝君、科学技術庁原子力安全局長間宮馨君、資源エネルギー庁長官河野博文君及び運輸省自動車交通局長縄野克彦君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
引……
○北側委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、原子力災害対策特別措置法案及び内閣提出、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。
この際、お諮りいたします。
両案審査のため、本日、政府参考人として科学技術庁原子力局長興直孝君、科学技術庁原子力安全局長間宮馨君、警察庁警備局長金重凱之君、文部省初等中等教育局長御手洗康君、資源エネルギー庁長官河野博文君及び消防庁長官鈴木正明君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
引き続き、お諮りいた……
○北側委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、原子力災害対策特別措置法案及び内閣提出、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。
この際、お諮りいたします。
両案審査のため、本日、政府参考人として科学技術庁原子力局長興直孝君、科学技術庁原子力安全局長間宮馨君、資源エネルギー庁長官河野博文君、資源エネルギー庁長官官房審議官藤冨正晴君及び消防庁長官鈴木正明君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
引き続き、お諮りいたします。
両案審……
○北側委員長 これより会議を開きます。
請願の審査に入ります。
今国会、本委員会に付託されました請願は二種七件であります。
請願日程第一から第七までの各請願を一括して議題といたします。
まず、審査の方法についてお諮りいたします。
各請願の趣旨につきましては、請願文書表によりまして既に御承知のことと存じます。また、先ほどの理事会におきまして慎重に御検討いただきましたので、この際、各請願についての紹介議員からの説明聴取は省略し、直ちに採否の決定をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
採決いたします。
本日の請……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 三十分という限られた時間でございますので、先ほど来テーマに上がっております東京都の外形標準課税について、私からも御質問をさせていただきたいと思います。 今回、東京都が条例案で提出をされました法人事業税の外形標準課税の問題でございますが、確かに、感情論としてはよく理解できる側面もございます。バブルを起こしたとは言わなくても、バブルの発生に加担をした金融機関、銀行が、バブルが崩壊をしたからといって莫大な公的資金の導入を受け、一方で、この数年ゼロ金利が続いておって巨額の業務利益を上げている。それにもかかわらず、不良債権償却のために結果としては赤字となっ……
○北側委員 公明党・改革クラブの北側一雄でございます。 早速質問に入らせていただきますが、まず経済の問題からお聞きをいたしたいと思っております。 九七年度そして九八年度、二年連続マイナス成長が続きました。戦後、我が国にとっては初めての大変厳しい経済下でございました。おととしは、大きな金融機関が次々破綻する、そういう大変な金融危機を背景として、戦後最悪の不況というふうに言えると思います。 そういう中で小渕前内閣が発足をしたわけでございます。人によっては、当時、日本発の世界恐慌寸前というふうなこともおっしゃられました。小渕総理は、財政構造改革法を凍結する等の政策転換を決断されまして、経済再生……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 まず最初に、総理の政治姿勢につきましてお尋ねをさせていただきたいと思います。 総理、モラルハザード、最近、最近でもないですかね、この数年間、このモラルハザードという言葉がよく使われております。倫理観の欠如と訳されておりますけれども、これはもともと保険用語だそうでございまして、例えば、火災保険に加入することによって被保険者の火災に対する注意が散漫になって火災事故が発生する確率が高くなったような場合をこのような言葉で言うそうでございます。 最近は、こういうもともとの言葉から少し離れまして、広く経済、社会、また企業の中で構造的に生じている倫理、モラル……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。きょうは、私、お昼を挟みまして一時半まで質問をさせていただきます。 きょうは特に、経済、景気、特にきょうは御質問したいのは雇用の問題等々質問させていただきたいと思うわけでございますが、まずもって外務省の問題、さらにはKSDの問題についてお聞きをしないといけないのは非常に残念でございます。 やはり政治に対する、また行政に対する国民の信頼というのは、非常に大事なことでございます。なぜ大事かと申しますと、どんな政策を実行しようとも、政治また行政に対する信頼というものがなければ、その政策に期待された機能、役割というのが果たせない。昔、「信なくば立たず」とい……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 きょう私は、総理初め閣僚の皆さんに、特に経済問題、景気また雇用を中心とする経済問題を論議させていただきたいというふうに思っておるんですけれども、その前に、改めて冒頭、政治倫理の問題につきまして、政治と金をめぐる問題、これに触れなければならないのは極めて残念だというふうに思っております。 御承知のように、公共事業の発注をめぐりまして、自民党の加藤元幹事長の私設秘書でございます事務所代表による脱税疑惑事件、また、民主党を離党されましたけれども、鹿野元副代表の元公設秘書による競売入札妨害容疑事件が明らかとなっております。双方の事件に共通をしておりますの……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 きょうも、私は、この日朝の国交正常化交渉にかかわる問題と、そして経済の問題につきまして御質問をさせていただきたいというふうに思っております。 まず、日朝国交正常化交渉に関する質問をさせていただきたいと思います。 今もるる同僚委員から御質問がございましたが、来週の二十九日から国交正常化交渉が再開されます。改めて政府の基本姿勢を確認させていただきたいと思うわけでございますが、拉致問題と核開発など安全保障問題、この二つが日朝国交正常化交渉の最優先課題だというふうに思います。すべての拉致問題の事実解明、すべてというのは、北朝鮮から死亡と発表されておられ……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 きょうは、私は、外交の問題、また経済問題についてお聞きをしたいと思っております。 今、総理がちょっと席を外していらっしゃいますが、きょうも先ほど来、このイラク問題につきまして、けさ方国連の安全保障理事会に示された証拠に対する日本政府の評価については、総理からも外務大臣からも御答弁がございました。だから重複は避けさせていただきたいというふうに思うんですが、ちょっと私の意見を申させていただきますと、アメリカの今回の情報開示の努力、これは私は高く評価しなければならないと思います。また、今回のこの開示によって、イラクに対する疑惑というものがさらに深まった……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 限られた時間でございますので早速質問に入らせていただきたいと思いますが、きょうは、年金の問題、そしてまた経済、特に中小企業対策につきましてお聞きをしたいというふうに思っております。 まず、年金改革の議論をさせていただきたいというふうに思うわけでございますが、今、日本の人口は一億二千七百万人でございます。この間敬老の日を迎えたわけでございますけれども、百歳を超える方は二万人を超えました。私は本当にこれはすばらしい話だと思うんですね。最長寿の方が百十四歳。 私は、日本というのは世界一の健康長寿国でございまして、これは誇るべき話である。この健康長寿の……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 私も最初に、昨日イラクで日本人の人質事件が起こりました。このようなテロリストの非道、卑劣な行為に対しては、本当に断じて許すことはできませんし、激しい怒りを禁じ得ません。政府といたしましては、この日本人三名の方の無事救出、そして解放のため、全力を挙げていただきたいと思います。 また、今もイラクには日本人の方がいらっしゃいます。その安全確保に、政府はこれまでも当たってこられましたが、今後さらに強力に取り組んでいただきますように、冒頭お願いを申し上げたいと思います。 それでは、年金の問題について入らせていただきたいと思います。 ようやく待ちに待った……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 きょう、私、イラク問題、また、年金、介護等の社会保障問題を中心に御質問させていただきたいと思っております。 まず、質問に入る前に、改めて、イラク復興支援に尽くされた二人の外交官、奥克彦さん、井ノ上正盛さんの御冥福を心からお祈り申し上げたいというふうに思っております。 一昨日、陸上自衛隊の施設部隊の第一陣がサマワに到着いたしました。また、きょうにも第二陣が到着するというふうに伺っております。そこで、これはもう何度も何度も議論になっておりますが、改めて、イラク人道復興支援の意義についてお尋ねをしたいというふうに思うんです。 イラクという国は、これ……
○北側国務大臣 このたび国土交通大臣を拝命いたしました北側一雄でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
国土交通行政は、国土政策、社会資本整備、交通政策等、極めて幅広い分野にわたっておりまして、そのいずれもが国民生活に密着をした分野でございます。国民の安心と安全を確保する、これが最大の使命だと思っておりますが、この責務を全うするために全力を尽くしてまいる所存でございます。
先生方には、大変これから御指導、御鞭撻を賜りますが、何とぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手)
【次の発言】 第百六十一回国会における御審議に当たり、国土交通行政の当面の諸課題について私の考えを述べさせていた……
○北側国務大臣 十月二十二日に行いました台風二十三号による兵庫県の被災現場視察及び十月二十四日に行いました平成十六年新潟県中越地震の被災現場視察の報告をいたします。 まず、相次いで発生しております豪雨や台風及び平成十六年新潟県中越地震によりお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々に対して心からお見舞いを申し上げます。 台風二十三号による被災直後の十月二十二日には、円山川の堤防決壊などで大きな被害を受けました兵庫県豊岡市等へ現地視察に行ってまいりました。上空から円山川流域及び観光バスが被災した由良川大川橋付近を視察いたしますとともに、陸路で円山川及び円山川支川……
○北側国務大臣 ただいま議題となりました住宅の品質確保の促進等に関する法律の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 平成十四年三月に閣議決定した公益法人に対する行政の関与の在り方の改革実施計画において、政府全体として公益法人に係る改革に取り組んでいる中、住宅の品質確保の促進等に関する法律についても、所要の見直しを行うものであります。 このような趣旨から、このたびこの法律案を提案することとした次第です。 次に、この法律案の概要について御説明申し上げます。 第一に、住宅性能評価等の業務について、国が指定した法人等が実施する制度を、国により登録された法人等が実施する制……
○北側国務大臣 きょうは朝、閣議がございまして、ちょっとおくれたことをおわび申し上げます。 今、谷口委員がおっしゃいましたように、いわゆるユレダスの場合は、先に届きます初期微動、これはP波というんですけれども、P波とそれから地震の主要動であるS波、この到達の間が極めて短いわけですね。直下型でなおかつ震源が浅いという今回のような地震の場合にはユレダスが機能する余地が小さいということは、これは認めざるを得ないわけでございまして、今後、こうした直下型の地震に対する対策をしっかりとらないといけないというふうに考えております。 今、事故調査委員会が現地にも入り、なぜ脱線をしたのか、そのメカニズムにつ……
○北側国務大臣 閣議で遅参したことをまずおわびを申し上げます。 まず、公共工事の品質確保でございますが、品質の確保は極めて重要な点だというふうに考えております。このことは、ことしの骨太方針の中でも、公共調達について、価格だけではなくて技術や品質を含めた評価のもとで健全な競争を促進するというふうに指摘があるところでございます。 これまでも国土交通省といたしましては、この品質確保に向けまして、適切な技術力を持った企業をどう選定するか、また、民間の技術力を活用する入札方式の導入、こうしたことに積極的に努めてきたところでございます。今後とも、コストの削減、また透明性の向上等はもちろん大事でございま……
○北側国務大臣 九月の二十日、二十一日に台風二十三号が襲来をいたしまして……(谷委員「十月」と呼ぶ)失礼しました。十月の二十一、二十二ですね。この台風二十三号は、ことし襲来した台風の中でも大変な被害を全国にもたらしました。その中でも、兵庫県の豊岡や淡路島におきまして大変な被害を生じたわけでございますが、あの二十二日の日に、私、この豊岡の円山川の被災地、堤防が決壊した箇所にも委員と御一緒に現場も見させていただいたところでございます。堤防が決壊をしたときにどのようなことになるかということを改めてまざまざと見せられまして、やはり治水事業というものの重要性というものを改めて痛感をしたところでございます……
○北側国務大臣 今委員おっしゃるように、ことしは台風が既に九度も上陸いたしました。また、梅雨による集中豪雨も新潟、福井等で大変な被害があったわけでございます。 最近の集中豪雨の状況というものを調べてみますと、昭和五十年代は、時間雨量百ミリ以上の降雨の発生回数ですが、これが平均二・二回だったんです。これが、昭和五十年代、六十年代ではほぼそのような状況だったのが、平成八年から十五年までは四・八回。それがことしは、平成十六年度は、現段階で時間雨量百ミリ以上の降雨の発生回数というのは既に七回ということでございまして、大変な集中豪雨の状況でございますし、また年々見ますと非常に今ふえてきている。なぜこの……
○北側国務大臣 簡単にさせていただきますが、大変重要な問題だというふうに認識をしております。 地域の再生という観点、またこれから本格的な高齢社会が到来するという観点から考えても、この中心市街地の活性化、また、歩いて暮らせる町づくりをどう進めていくかというのは極めて重要な課題である。今御指摘のございました町づくり三法につきましても、制定から六年たちました。しっかり検証いたしまして、その見直しを検討してまいりたいと思っております。
○北側国務大臣 ただいま御決議のありました建物の耐震化、津波軽減対策等の推進につきましては、対策の総点検と新たな施策の検討を行い、可能なものから実施をしているところでございます。 御決議の趣旨を踏まえ、今後とも、防災、減災の観点から、地震防災対策を強力に進め、地震に強い国土づくりを推進してまいる所存でございます。 また、鉄道事業の安全対策につきましては、今回の事故を踏まえ、緊急的な対策として、急曲線に進入する際の速度超過防止用ATSの緊急整備を全国の鉄道事業者に指示するとともに、運転士の教育等のあり方につきまして検討を進めているところでございます。 御決議の趣旨を踏まえ、今後とも、鉄道に……
○北側国務大臣 談合自体、決して許されるものではございません。ましてや、発注者側の日本道路公団の現職の副総裁がこの談合に関与をしていた、そういう疑惑で一昨日逮捕されたわけでございます。極めて遺憾と言わざるを得ないわけでございます。国民の信頼を著しく裏切った行為として厳しく指弾をされないといけないと私は考えております。 一昨日、また昨日も近藤総裁と連携をとらせていただいておりますが、近藤総裁に対しましては、一つは、もうこの際、事実関係を徹底して明らかにしていくためにも、捜査機関、検察当局の捜査に対しまして全面的に日本道路公団としては協力をしていただきたい。もう一つは、二度とこうしたことが起きな……
○北側国務大臣 国土交通行政につきまして、私の所信を述べさせていただきます。 昨年は、豪雨や台風による災害の多発や、新潟県中越地震、海外でもスマトラ島沖地震などにより、甚大な被害が発生しました。お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。 一日も早く被災者の方々が安心して生活できるよう、復旧と復興に全力で取り組みます。 国連防災世界会議の兵庫宣言でも、国は水害や地震等の自然災害から国民と財産を守る第一義的な責任を有し、災害リスクの削減に優先的に取り組むべきとされました。 国土交通省としては、これまでの洪水、土砂、津波の各災害対策……
○北側国務大臣 森田委員におかれましては、先輩の大臣でございまして、どうか今後とも御指導賜りますようによろしくお願いを申し上げます。 今、情報革命というお話がございました。この情報革命が経済また社会に対して非常に大きな影響を与えている、全くそのとおりであるというふうに思います。 まず、この高度情報通信社会というものをやはりさらに進めていくためにも、例えば国土交通省では、公共光ファイバーの民間開放だとか、それから光ファイバーの収容空間を整備するだとか、そうした事業もやっておるわけでございますが、そのことよりも、こういう情報社会になってそれをいかに国民にとって利便性のあるものにしていくか、また……
○北側国務大臣 公共工事はだれのためか。これはもちろん国民のため、また将来の世代の国民のために行う社会資本整備がまさしく公共工事であると思います。安全、安心の確保をしていく、また、私どもの生活、また社会経済活動のまさしく基盤をつくるのが社会資本整備でございまして、そのための事業がこの公共事業でございます。あくまでも国民のため、将来の世代のため、その一点を忘れてはならないと思っております。
【次の発言】 いわゆる官製談合、これはあってはならないことであるというふうに思っております。
価格だけではなくて技術や品質も重視していく必要があるという、その方向性自体は私は大切な方向性であると思います。そ……
○北側国務大臣 ただいま議題となりました民間事業者の能力を活用した市街地の整備を推進するための都市再生特別措置法等の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 稚内から石垣までを合い言葉に国を挙げて取り組んでおります全国都市再生につきましては、平成十六年度に創設したまちづくり交付金制度などを活用し、全国の各都市でその自主性を生かした取り組みが進められているところでございます。 こうした取り組みを一層推進していくためには、市町村の創意工夫を生かした都市再生と連携して行われる民間プロジェクトを促進することが効果的であり、民間事業者がノウハウや資金を活用して市街地整備を強力に……
○北側国務大臣 私も、委員の昨日来の御質問をお伺いしながら、私も都市再生本部の立ち上げにつきましてはかかわった一人でございます。私も御質問を聞きながら、いろいろ思い起こしながら考えておったわけでございますけれども、最初は、都市再生本部というのが提案をされ、そして閣議決定がされたのは平成十三年の春なんですね。この十三年の春はどんな時期かといいますと、大手のデパートが倒産するだとか、金融機関が破綻するだとか、特に金融面で、非常に不良債権がふえて大変厳しい状況の中でございました。 そういう中で、政府・与党の中で、経済対策、特に金融面を中心として経済対策を取りまとめさせていただきました。その中で、金……
○北側国務大臣 今、委員の方から、冒頭、今回の法案のポイントを非常に簡明にお話をしていただきました。もうすべてそこに含まれておると思うわけでございますが、昔に比べますと都市の鉄道のネットワークというのは相当整備されてきたというふうに思います。ネットワークそのものはほぼでき上がってきたというふうに思うわけでございます。 しかしながら、利用者の立場に立って考えますと、路線間の接続が不十分であるため、遠い乗りかえ駅から目的地に行かないといけないだとか、朝のラッシュ時に列車が込んでおりますのでのろのろ運転になることが多いだとか、それから、首都圏なんかは特にそうだと思うんですが、乗りかえ乗りかえで目的……
○北側国務大臣 おっしゃっているとおりだと思います。
我が国は、これまでも大変災害の多い国でございました。これからも災害は避けて通れないと思います。そういう際に、やはり被災者の方々に対して、政治家がまず真っ先に被災地に飛び、被災者の方々を激励し、とるべき対策をしっかりとっていくということは、私は政治の最大の役割であると思います。
そもそも政治というのは、国民の皆様の生命財産を守ることが最大の役割でございまして、そうした災害があったときに政治家のとる行動というのは極めて重要であるというふうに思っております。
【次の発言】 ちょっと議論を整理させていただきたいと思うんですが、宅地にそもそも欠陥……
○北側国務大臣 今回の一連の中国でのデモにつきましては、私も、中国政府当局が、その国内にある大使館また企業が暴力的な行為に遭った場合に、きちんと警備をしていく、守っていくというのは当然のことでございまして、これは、仮に我が国で、どんな理由があるにせよ、そうした行為があった場合には、我が国政府は断固、どの国の大使館であろうと、どの国の外国企業であろうと、守ってまいります。それはきちんと中国政府に対して言わないといけないと私は思いますし、今現にそのように政府として取り組んでいるところでございます。 私は、一方で、もう少し長い目で見た場合に、日中間、これは隣国同士でございます。日中間というのは、我……
○北側国務大臣 今赤羽委員のおっしゃったことは非常に重要な課題であると認識をしております。 今、国交省の中でも、これは歴史的な経緯があるわけでございますけれども、今御指摘のあった点につきましては議論をしておるところでございます。いずれにいたしましても、港、港で全く独立して港湾の運営がなされているということではもうだめなわけでございます、特にスーパー中枢港湾においては。 そういう意味で、京浜港であれ、それから名古屋、四日市の港であれ、また阪神港であれ、スーパー中枢港湾ではございませんが、北九州、福岡においても同様でございます。やはり隣接する各港の連携をしっかり強化していくということが非常に大……
○北側国務大臣 今、我が国政府は、二〇一〇年、一千万人の訪日外国人を目標にいたしまして、観光立国の施策、さまざま推進をさせていただいているところでございます。 今回の法案につきましては、柱は大きく二つございます。一つは、通訳ガイド制度の改善をやっていこうということでございます。 私どもも、海外に行ったときに、やはりガイドさんが非常に丁寧に上手に観光のガイドをしてくれたときというのは、非常にその後もずっと印象に残っているわけでございまして、そうすると、もう一度あそこに行きたいなというふうにまたなってくるわけでございます。量的にも、また質的にも通訳ガイドを充実しよう。これまで通訳案内業という業……
○北側国務大臣 言うまでもございませんが、航空会社というのは、利用者の生命を預かっている、そういう仕事でございます。安全に輸送するというのが最大の役割であり、また最大のサービス。それなくしてほかのサービスなんかあり得ないわけでございまして、そこのところをもう一度、こうした一連の事案を受けて、JALグループの皆様は全社一丸となって、安全確保が最優先であるということをぜひ徹底していただきたいというふうに思っているところでございます。 今委員のおっしゃったように、私、よく申し上げるんですが、我々利用者にとりましてはそんなに選択肢はございません。ですから、JALグループが今回こうした一連の事態になっ……
○北側国務大臣 今、住宅局長から、これまでの住宅政策、特に公的賃貸住宅政策についての戦後の政策の流れについて御報告をさせていただきました。 冒頭、委員の方から、今、大きな転換期にあるのではないかとおっしゃいましたが、全くそのとおりでございます。人口減少時代、そして本格的な高齢社会がこれからやってくるわけでございます。 そういう中で賃貸住宅政策はどうあるべきなのかということでございますが、今、公的賃貸住宅は全国で約三百四十万戸のストックがございます。これからは、このストックをいかに改善をするのか、建てかえをしていくのか、この既存ストックの有効活用ということが一つ大きな課題であるというふうに考……
○北側国務大臣 西日本旅客鉄道株式会社福知山線における事故について御報告を申し上げます。 四月二十五日午前九時十八分ころ、西日本旅客鉄道株式会社福知山線の尼崎駅―塚口駅間において列車が脱線し、多数の死傷者が生じる事故が発生いたしました。事故に遭いお亡くなりになられた方々の御冥福を心からお祈りし、御遺族の皆様にお悔やみを申し上げる次第でございます。事故で負傷された皆様の一刻も早い回復をお祈り申し上げます。 この事故は、宝塚駅発同志社前駅行き七両編成の快速列車のうち、前の五両が脱線し、そのうちの前の二両がマンションの一階部分に衝突したものでございます。約五百八十名の方が乗車されておりましたが、……
○北側国務大臣 委員のおっしゃっておられますように、今回のこの事故で被害に遭われた方々はもちろんのこと、この現場に居合わせた方々、また救助に当たった方々等々、私は、心に大変大きなダメージを与えてしまっている、受けていらっしゃるということは当然だと思います。この心のケアの問題というのは極めて重要な課題であるというふうに認識をしております。 今鉄道局長が答弁をさせていただきましたように、今、地方自治体、県、市を中心に対応をさせていただいておりますが、その体制だけでは十分ではございません。私の方から厚生労働大臣に、先般、ぜひ心のケアの体制について国としてもしっかり支援体制をとってもらいたいというこ……
○北側国務大臣 大変大事な御指摘をちょうだいしました。周知徹底をしっかり図ってまいりたいと思っております。 御指摘のように、平成十九年の四月に住宅金融公庫は廃止をされまして、独法でございます住宅金融支援機構が設立をされるわけでございます。 しかしながら、今までに公庫が融資を行った債権の管理につきましては、新法人が引き継ぐことにより、利用者の方には従来の融資条件と変わることなく返済を続けていただくこととしておるところでございます。 また、公庫は、経済状況の悪化等により返済困難となった利用者に対して返済相談を実施し、利用者の実情に応じて返済期間の延長等に応じるなど、きめ細かい対応を行っており……
○北側国務大臣 背景といたしまして、大きな違いが幾つかあるかと思うわけでございます。 一つは、これまでは、紆余曲折はありながらもやはり経済というのは成長していく、そういう流れの中で我が国の国土の計画をどうしていくか、こういうことでございました。今は、少なくとも従来のような右肩上がりの経済成長が当然というのではなくて、そういう考え方はもう終わったということだと思います。いかに確実に経済を確かなものにしていくか、成長させていくかというふうな時代になってきていると思うわけでございます。これが一つ大きな違い。 もう一つは、これはよく言われるわけでございますが、人口減少時代に入ってくるということだと……
○北側国務大臣 入札、契約におきまして談合等の不正行為、これはあってはならないものでありますし、また、決して許してはならないというふうに考えております。 これまでも国土交通省といたしまして不正行為の防止のためにさまざま取り組みをしてまいったわけでございますが、にもかかわらず、今般、国土交通省直轄の鋼橋上部工事につきまして独禁法違反の疑いにより刑事告発が行われたことは、まことに遺憾というふうに言わざるを得ないと思っております。 直轄工事でこうした刑事告発が行われたこと、これは初めてでございますけれども、これが直轄であること、また規模も非常に大きい工事分野であること、さらにはこの業界の業界ぐる……
○北側国務大臣 そういう事前のお問い合わせはちょっとなかったので、今初めて聞いた話でございますが、私も詳細は知りません。詳細を知っているわけではございません。
ただ、今、農業の多面的機能、これは非常に大切なことでございまして、そういう多面的機能を十分認識した上で農業というものを位置づけていくということは非常に大切なことであると私は思っております。国土全体の形成を考えても、今ある農地、また農業、農家等をどうしていくかというのは非常に大事な課題であるというふうに認識をしております。
【次の発言】 それは多ければ多いほどいいのかもしれませんが、全体の公務員の定員そのものを今抑制していく中で、これも……
○北側国務大臣 ただいま、さまざま、この下水道の整備につきましてのこれまでの経過、問題点、課題等について幾つかの御指摘がございました。 まず、合併浄化槽との関係を申し上げますと、私自身も、何が何でも公共下水道でなきゃいけないというふうには全く思っておりません。それは、その地域の特性に応じて、地域が御判断をされていくべき事柄であるというふうに思っているところでございます。 汚水処理施設の整備手法の選定につきましては、各施設の役割、機能を総合的に勘案しまして、地域の実情を踏まえた選定を地方公共団体がみずから判断することが重要であると考えているところでございます。国土交通省といたしましても、関係……
○北側国務大臣 沖ノ鳥島につきましては、衛藤先生初め委員の先生方の御支援を賜りまして、十七年度予算で沖ノ鳥島に海象レーダーを設置するということとなったわけでございます。沖ノ鳥島の場合は直轄の海岸でございます。 尖閣諸島の魚釣島につきましては、これは国が、具体的には総務省でございますけれども、平成十四年度から所有者から賃借りをしておりまして、行政区画は石垣市に所属をしているところでございます。 海岸事業で設置をする場合、海岸保全の必要性の有無またその専門的な知見も必要でございますが、魚釣島につきましては、まだその点につきまして不十分でございます。また、当然のことながら、海岸管理者は、魚釣島の……
○北側国務大臣 経済的規制につきましては、今委員がおっしゃったように、累次緩和をしてまいりました。このことによりまして新規航空会社が参入をしてきたわけでございます。こうした新規参入によりまして、例えばさまざまな割引運賃の導入等により運賃が多様化されるということも出てきておりますし、また、これもさまざまなサービス面での競争を通じまして、利用者利便の向上という面では一定の成果が出ているというふうに考えているところでございます。 しかしながら、これはあくまで経済的な規制の緩和でございまして、今委員のおっしゃったように、安全面に関する社会的規制につきましては、これは緩和をしているわけではなくて、今ま……
○北側国務大臣 ポイントは二つあるかと思っておりますが、一つは、国際物流への対応をしっかりしていかねばならない。これがおくれてしまいますと、私は、我が国の産業の空洞化も招きかねないことになるというふうに思っておりますし、もう一つは、やはり効率的で環境負荷の小さい物流の実現をしていく必要があるということかと思っております。 国際物流につきましては、今も答弁があったとおりでございますが、中国を初めとする東アジア地域が、今はもう生産拠点だけではなくて、生産から流通から販売まで、そうした拠点がこの東アジアで急発展をしておりまして、我が国企業も多数この東アジアに進出をしているという状況でございます。ま……
○北側国務大臣 今、政府を挙げまして、二〇一〇年訪日外国人旅行者一千万人ということを目標にいたしまして取り組みをさせていただいております。 今委員がおっしゃったように、一千万人という目標はなかなかこれは容易ではないと私も思っております。ことしは愛知万博がありますので、それに数多くの外国人のお客様に来ていただきたいということがあるわけでございますが、では来年以降はどうするんだと。一千万人に向けてのロードマップといいますか戦略というか、そこをしっかり立てていかないといけないと私は思っておりまして、その中でこの二〇〇八年の北京オリンピックというのは、やはり北京に多くの外国人の方がいらっしゃるわけで……
○北側国務大臣 日本道路公団発注の鋼鉄製橋梁工事の入札に関しまして、関係の企業が告発され逮捕されるだけではなくて、発注者側の副総裁また理事という極めて要職にあった者がこの談合に関与をしているということで逮捕されたわけでございます。国民の信頼を著しく裏切る行為でございまして、極めて遺憾であるというふうに思っております。 私自身も、近藤総裁に対しまして、徹底して今回の事実関係について明らかにする必要がある、また、この際、徹底してうみを出し切っていく必要がある、まずは、今は捜査機関の捜査に全面的に協力をするようにというふうに指示をしているところでございます。 また、再発防止に向けまして、入札制度……
○北側国務大臣 民間の事業者ですね。民間の大手の物流事業者の場合、全国に宅配便を送っております。ただし、一部の離島等につきましては、港に届ける、そこに地元の業者の方々がとりに来るだとか、そういうふうな取り扱いがなされている場合もございます。
○北側国務大臣 竹中大臣と同様でございます。
○北側国務大臣 ヤマト運輸とか日本通運、佐川急便等の大手の宅配便事業者におきましては、過疎地域を含む全国各地への配達がなされております。ただし、離島の一部においては、港にとどめたり、また地元の事業者がとりに来られるということがあります。
○北側国務大臣 まず、国土交通省直轄の橋梁工事に続きまして、本日、日本道路公団が発注いたします同じく橋梁の工事につきまして、公正取引委員会から先ほど告発がございました。また、検察当局も公団等に対しまして強制捜査に入っているという連絡を受けておるところでございます。 こうした入札談合等の不正行為というのは、これは断じてあってはならないことでございます。今回の件につきましては、規模も大変大きく、また、業界ぐるみと言われても仕方がない、そのような異常な事件、極めて遺憾であるというふうに言わざるを得ないと思っております。 直轄の事案につきましては、既にもう指名停止等をさせていただいているわけでござ……
○北側国務大臣 正確を期すために申し上げますが、道路公団は十月一日から民営化されます。会長予定者の方は、すべて民間から候補を選ばせていただいております。
○北側国務大臣 御指摘のように、昨年は豪雨災害また台風被害が重なりました。それを受けまして、私の方で、これまでの豪雨災害対策、これをもう一度総点検しましょう、見直しをしようということで今やらせていただいておるところでございます。 まず、中小河川においてのはんらんが多かったわけでございますが、この中小河川につきましても、堤防の整備につきまして、優先順位というものを明確にしてしっかり整備をしていこうということで、例えば、堤防がない地域について早期に堤防をつくる、また、幅や高さが不足している堤防の拡幅、かさ上げ、そういう優先度の高いところから今重点的に堤防整備を進めていこうということで進めていると……
○北側国務大臣 委員御指摘のように、このたびの中越地震は中山間地を襲いました直下型地震であるということで、御指摘のような住宅宅地における擁壁の倒壊等の地盤災害が多数発生をいたしました。私どもといたしましては、今ある制度をできるだけ柔軟に活用しようということで、精いっぱいの運用をさせていただきました。 本来、御指摘の災害関連緊急急傾斜地崩壊対策事業とか災害関連地域防災がけ崩れ対策事業、これはともに自然斜面を対象とするのが本則でございます。しかし、そういう人工でつくられた斜面であっても、その崩壊の危険、そのままほうっておきますと道路とかその他ライフライン等の公共施設等に被害のおそれがある、そうい……
○北側国務大臣 このインド洋の大津波を受けまして、やはりこれを我が国の今後の教訓としていかなきゃいけないということで、私の方から、国内での津波対策の現状と課題について総点検をしてもらいたい、そして、専門家の方々にも入ってもらって、今年度中、ことしの三月までに今後の津波対策の基本的な方針について取りまとめてもらいたいという指示をしてございます。 二月の六日に、今月の六日でございますが、専門家の方々に入っていただきまして、津波対策検討委員会の第一回を開かせていただきまして、今後、ハード面、ソフト面での減災対策を取りまとめ、強力に推進させていただきたいと思っているところでございます。 また、十七……
○北側国務大臣 関西空港の需要見込みでございますが、二〇〇七年度の二本目の滑走路を必要とする時点では十三万回程度、また、二〇〇八年度には十三・五万回程度の総発着回数を想定しており、見込んでおるところでございます。 昨年も関西空港は、一昨年のSARSの影響から脱しまして、需要は国内線も国際線も伸びております。この見通しは達成できるというふうに考えておりまして、また、成田空港も、かつて平行滑走路を供用する時点では、年間十三・三万回で平行滑走路をつくったわけでございます。また、必要な費用につきましても大きく見直しをさせていただいて今回予算をつけたわけでございまして、そういう意味で決してむだではない……
○北側国務大臣 まず、防災に向けてのITの活用ということでございますが、災害時の情報を的確に被災地に通知する、連携をとるということは、極めて被害を少なくするために大事なことだと思っております。 今、お話ございました気象庁の方では、こうした技術を活用させていただいておりまして、できるだけ狭い地域のところに、そして短い時間単位で情報を的確に流そうということで、今やっておりますのは降水ナウキャストといいまして、一時間先まで十分単位で、それも、一キロメートルのエリアの地域について、これから一時間後こうなりますよという情報を十分単位で必要なところに連絡する。これを受けた市や当局が住民の方々の避難を的確……
○北側国務大臣 見ております。しっかりとかどうかは別といたしまして、中は読ませていただいております。
【次の発言】 岩國委員よく御承知かと思いますが、この定率減税の見直しの問題は、一昨年の年末の税制改正、ですから平成十六年度の税制改正の論議の際に、与党間で、自公間で大きな議論の焦点になりました。
また、委員御承知かと思いますが、公明党のマニフェストの方には、年金改革に関連いたしまして、基礎年金の国庫負担割合を三分の一から二分の一に引き上げていくに当たって、その財源の一つとして定率減税の見直しということを明確に私どもは書かせていただきました。選挙でそれを公約にさせていただきました。
選挙が終……
○北側国務大臣 お答え申し上げます。
ただいま、一般船舶保障契約証明書の交付申請についてどうなっておるのかというお問いでございます。
この交付申請につきましては、昨年の十二月の一日から開始をいたしまして、二月の七日時点で全国で二百十件の申請がなされております。そして、証明書の交付は、二月七日時点で二十七件交付をされておりまして、国籍の内訳は、韓国籍が二十六件、パナマ籍が一件でございます。
【次の発言】 まず、先ほどのお尋ねでございますが、北朝鮮籍の船舶に係る申請は、二月七日時点で七件ございます。七件の申請がございますが、まだ交付をしている件数はないという状況でございます。
それで、今お尋……
○北側国務大臣 私も拝見させていただきました。 国土交通省の所管の関連では、特に社会資本整備で、交通インフラの整備を重点的に置いて行うという御指摘がございました。また、観光振興の点についてもお触れになっております。 私、ちなみに近々呉市の方に参る予定がございまして、海上保安大学校の卒業式がございまして行かせていただきますので、ぜひ現地を見せていただきたいと思っております。 国交省といたしましても、今観光振興に御承知のとおり力を入れておりまして、また地域再生の、全国のあちこちで非常に重要なツールにもなっております。十七年度予算案でも観光ルネサンス事業というのを新規に創設させていただきたいと……
○北側国務大臣 今政府を挙げまして、ビジット・ジャパン・キャンペーンを展開しております。昨年は一年間で六百十四万人、外国人のお客様がいらっしゃいました。ことしは何としても、愛知万博もございますので七百万人、ぜひ目指したいというふうに思っております。 今委員御指摘のように、中国の皆様につきましても、三月の二十五日から愛知万博が始まります、半年間続くわけでございますが、この半年間にビザ発給を全土に拡大しましょうということで、先般、私、中国に行ったときにそうした提案もさせていただいたところでございます。今、日中間で事務的に調整をしておるところでございます。 ビザの発給の規制改革につきましては、こ……
○北側国務大臣 これから本格的な高齢社会がやってくるわけでございまして、今委員御指摘のように、そういう高齢社会に対応するような住宅政策というものがやはり大事であるというふうに考えております。 都市再生機構の賃貸住宅に関して申し上げますと、建てかえに当たりましては、すべて段差解消等のバリアフリー化を今進めているところでございますし、また、既存の賃貸住宅につきましても、リニューアルによるバリアフリー化を実施しているところでございます。また、既存賃貸住宅のうち、高齢者向け改善が可能な団地の一階等に存する住宅につきましては、バリアフリー化、緊急通報装置が設置された高齢者向け優良賃貸住宅として整備を進……
○北側国務大臣 現石垣空港は滑走路が一千五百メートルでございます。そういう制約がございまして、今は百五十人乗りの小型ジェット機しか運用できないという状況にあるわけでございます。 しかしながら、この石垣というのは、非常に航空需要が旺盛でございまして、平成十五年度も年間で百八十一万人、三種空港では全国一位の旅客数、実績があるわけでございます。 こういう制限つきであるためにどういうことになっているかといいますと、重量制限をかけないといけない。東京行きの飛行機は、一たん隣の宮古空港で着陸をしまして燃料を補給した上で東京に行くということで、大変なロスを生じております。 これは一つの例でございますが……
○北側国務大臣 昨年、民営化の関係法を成立させていただきました。本年の十月に道路関係四公団を民営化するわけでございますが、これが円滑に民営化ができるように今準備をしているところでございます。 六つの民営化会社になるわけでございます。また、もう一つ、独立行政法人の日本高速道路保有・債務返済機構が設立されるわけでございますが、これが無事民営化できるように、しっかりと進めさせていただきたいと思っているところでございます。 私の方からは、この民営化がきっちりできますように、各公団の総裁、理事長に対しまして、新会社の承継資産の概案を早く出していただきたい、また、言われております不要資産等の処分促進や……
○北側国務大臣 まず、西武鉄道の件につきましては、我が国土交通省の所管する企業でございます。当時、上場していた企業、また鉄道事業という、公益事業者である鉄道事業者、そういう西武鉄道が、今おっしゃったような、投資家また株主、さらに強いて言えば証券市場の信頼を失わせる、そうした事件を起こしたこと自体は大変遺憾であるというふうに思っております。 その後、西武鉄道の方からは国土交通省としてヒアリングはさせていただいておるところでございます。しかしながら、国土交通省が鉄道事業者に対して有している権限といいますのは、その目的といいますのは、これは、西武鉄道の場合でいいますと、安全なんですね、交通の安全を……
○北側国務大臣 これからその内容を御議論いただくとともに、私どももしっかりと議論していきたいと思っております。 きょう私がこれから申し上げることは、私の現時点での意見ということで聞いていただけば結構でございますが、限られた予算の中で、社会資本整備、優先順位を明確にしていく必要がある。また、どの程度の投資効果があるのか、そこもよく見ていく必要があると思います。今委員がおっしゃったように選択と集中、全くそのとおりであるというふうに思っておるところでございます。 そういう意味で、では、どういうところに優先順位があるのかと考えますと、例えば、昨年は大変災害の多い年でございました。やはり、国民の安心……
○北側国務大臣 住宅金融公庫の今行っております証券化支援事業でございますが、平成十五年十月から始めました。最近急激に伸びておりまして、この二月十六日段階で一万一千九百三十八戸というふうに、最近急激に伸びてきておるところでございます。 この制度を、今の御質問は、変動金利型の民間住宅ローンからの借りかえに適用すべきではないのかという御趣旨でございます。これはぜひ研究させていただきたいと思っております。 問題点が幾つかございまして、この制度自体は、国民が新たに住宅を取得するもので、借りかえの場合はないため、住宅の建設、購入の支援によって国民の居住水準を向上させようというのがこの住宅政策の目的でご……
○北側国務大臣 菅委員に御答弁申し上げます。
ダイヤの変更については届け出が当然なされます。安全の確保をすることは何よりも大前提でございますので、そのダイヤの変更について、当然、届け出があったものについて安全面からのチェックをするのは国交省の役割であると考えております。
【次の発言】 首都圏においても、また関西圏におきましても、いわゆる過密のダイヤというのは、もっとこれ以上の過密ダイヤというのはございます。
大事なことは、ほかの面も含めまして、安全上の基準がすべて守られているかどうか。この件に関しましては、制限速度を守るというのは当然の話でございます。それが守られていたならば今回のような事……
○北側国務大臣 第百六十三回国会における御審議に当たり、国土交通行政の当面の諸課題について述べさせていただきます。 国土交通行政は、国土政策、社会資本整備、交通政策等、幅広い任務を担っており、そのいずれもが国民生活に密着するものであります。 国民の皆様の期待にこたえることができるよう、国土の将来像を踏まえ、国民の立場、視点に立った、時代の要請にふさわしい国土交通行政を着実に推進してまいります。 今後、次のような重要課題に積極的に取り組んでまいります。 まず、国民の安全と安心の確保が何よりも重要な課題です。 我が国は、災害に対して脆弱な国土条件にあり、昨年からことしにかけて、多くの地震……
○北側国務大臣 まず冒頭、参議院の方で郵政事業民営化法案の審議に出ておりまして、この委員会に参ったのが遅くなったことをおわび申し上げたいと思います。 今委員の方から、公共交通における安全確保についての御質問をちょうだいいたしました。何といっても公共交通において一番大事なことは、これは、利用者の皆様を安全に輸送するというのが最大の役割であり、使命であるというふうに思います。 残念ながら、今委員からお話がございました、四月の二十五日にはJR西日本の福知山線であのような惨事になってしまいました。また、それ以外の交通モードにおきましても、さまざまトラブルや事故が続いております。 今、鉄道であれ航……
○北側国務大臣 十月四日にお会いをいたしました。十分ではなくて三十分ぐらいでした、実際お会いしたのは。 四・二五ネットワークの方々からは、事故原因の徹底的な究明をしてもらいたい、また、JR西日本の事故に対する説明責任をきっちり果たすように指導してもらいたい、その他、ほかにもございますが、御要望があったわけでございます。 事故原因の究明につきましては、御承知のとおり、今、事故調査委員会で鋭意取り組んでいるところでございますが、遺族の皆様からいただいたこの御要望につきましては、JR西日本の方にお伝えをするということは申し上げをさせていただきまして、現に内容は伝えたところでございます。 JR西……
○北側国務大臣 長島委員の全くおっしゃっているとおりだと思います。
私も、この一年余りの間、災害が多かったものですから、その被災地にも行かせていただきましたが、どこの被災地に行きましても、避難それから救援、そういういざというときにやはり道路が命になっているわけでございまして、その道路整備の必要性、緊急避難道路の必要性、これは優先順位は非常に高いものであるというふうに考えております。
【次の発言】 この一年は、まず第一に大変災害の多い一年でございました。これは、国内外におかれまして非常に災害が多かった。また、大きな事故もございました。私は、国土交通省というのは、一番の役割、使命というのは、やは……
○北側国務大臣 姉歯建築設計事務所による構造計算書の偽装につきまして御報告を申し上げます。 今回、建築士による構造計算書の偽装が行われたこと、そして、これが指定確認検査機関や特定行政庁においてチェックできなかったことはまことに遺憾であります。これにより、多くのマンションの居住者、所有者の方々、また、休業をやむなくされているホテルの関係者の方々等の御不安と御心配はいかばかりかとお察しいたします。 国土交通省におきましては、国指定の民間の指定確認検査機関であるイーホームズ株式会社より、審査を行った構造計算書に偽装があるとの報告を受け、十月二十八日から調査を進めてまいりました。その結果、十一月十……
○北側国務大臣 国土交通省といたしましても、今、委員のおっしゃいましたように、姉歯建築士に対する行政処分でこれでおしまいというふうに考えているわけでは毛頭ありません。今回の事件にかかわる事実関係というものをしっかり究明をいたしまして、その上で、悪質な行為を行いました設計事務所、売り主、施工業者等に対し、厳正な処分を行ってまいりたいと考えておるところでございます。 建築士の処分に当たりましては、今、その違反事実につきまして照会また聴聞等の手続をとりまして、今後、中央建築士審査会の同意の手続を経て処分を行うことを予定しております。 また、構造計算書に偽装の疑いがあるとされました建築物の売り主や……
○北側国務大臣 一昨日、総理から、この道路特定財源について見直しの御指示がございました。これから年末に向けまして、論議が進んでいくと思っております。 その論議の前提といたしまして、総理の御答弁の中にも記されておりましたが、これは自動車の利用者が負担をしている税でございます。税というのは、受益と負担の関係がこの特定財源ではあるわけでございまして、そうした負担をしている自動車の利用者の方々の御理解が得られる範囲内での使途でないといけないのではないかというふうにも考えられますし、また、暫定税率という問題がございます。二倍前後の暫定税率があるわけでございまして、この暫定税率をどう考えていくかというふ……
○北側国務大臣 先日、民間建築物それから公共住宅、そして国の機関の建築物における吹きつけアスベストの使用実態等につきまして、調査結果を中間報告させていただきました。その数については、もう委員御承知でございますので繰り返して述べませんが、未対策であるものにつきましては、これは関係各省また地方公共団体等ともよく連携しまして、早急にその対策を進めていきたいというふうに思っておるところでございますし、また、国交省といたしましても、飛散防止のための措置状況を今後ともしっかりフォローアップさせていただきたいというふうに思っております。 いずれにしましても、アスベスト対策というのはスピード感を持つことが必……
○北側国務大臣 今、委員の方からおっしゃっていただきましたように、本日九時過ぎから、福知山線の列車事故追悼慰霊式が尼崎の方で厳粛にとり行われました。遺族の皆様、また、けがをされた方々を初め約一千九百名に近いお方が参列をしていただきました。 ちょうど一年たったわけでございますけれども、私もあの日、こちらにおったわけでございますけれども、すぐさま現場に行かせていただいて、現場での本当に悲惨な状況を目の当たりにしたわけでございますが、きょう改めて、一年たちまして、二度とあのような事故は起こしてはならないということを深く決意をしてきたところでございます。 最も大事なことは、なぜあのような事故が起こ……
○北側国務大臣 ただいま御決議のありました公共工事の入札問題につきましては、入札談合の排除の徹底等を図るため、一般競争入札の拡大と総合評価方式の拡充を柱とする入札契約の改善に全力で取り組んでいるところでございます。 御決議の趣旨を踏まえ、今後とも、公共工事の入札及び契約の適正化を推進してまいる所存であります。 また、耐震強度偽装問題につきましては、住まいという生活の基盤への信頼を揺るがすものであり、国民の安全と安心にかかわる重大な問題であるとの認識のもと、建築基準法等の一部改正案を今国会に提出しているところでございます。 御決議の趣旨を踏まえ、今後さらに、建築士制度のあり方など、引き続き……
○北側国務大臣 今委員のおっしゃいましたように、道路、それから治水、治水というのは河川でございます、それから港湾、さらに空港、そして都市開発資金融通、この五つを平成二十年度までに統合いたしまして無駄の排除を行うというのが今回の法案でございます。 当然のことといたしまして、各事業に共通する業務については共同化してやっていこう、例えば調査研究についてそういうものが共同にできるものは一緒になってやっていく、さらには各事業に共通の経費についても統合していく。そうしたことをすることによって、経費の無駄を排除していくということをしっかりやらせていただきたいと思いますが、それとともに、私、より大事なことは……
○北側国務大臣 今、石井委員がおっしゃっておられましたとおり、現在の道路特定財源につきましては、平成十五年から十九年度の道路整備五カ年計画、この五カ年計画の中で、必要な道路整備にかかる費用ということをまず前提にいたしまして、そして各税目につきまして暫定税率を定めさせていただいている。その暫定税率については、税目によって違いがありますけれども、それぞれ二倍前後の暫定税率になっているわけでございます。 おっしゃっているとおり、これは自動車利用者の方々、ユーザーの方々が負担していただいております税でございまして、なおかつ、今申し上げましたように、暫定税率をお願いしているところでございます。 今回……
○北側国務大臣 橋梁談合の件だというふうに思います。この件については、旧日本道路公団の役員が談合に関与しておったということでございまして、受注企業へ再就職したOBが発注情報の収集や発注予定者の選定に関与していたという事実が指摘をされたわけでございます。 談合そのものがあってはならないものでございますけれども、官製談合、それに公務員が、発注する側が関与をするというのはとんでもない話でございまして、厳しく対処しているところでございます。 日本道路公団におきましても、昨年、談合等の不正行為防止策を取りまとめました。また、国土交通省においても、一般競争入札方式の拡大、総合評価方式の拡大等の取り組み……
○北側国務大臣 総人件費改革の実現に向けまして、国家公務員の純減というのは重要課題だというふうに考えております。それはもう北海道開発局に限らず、すべての業務について効率化をしていかなきゃいけないと考えております。 その際、行政減量・効率化有識者会議というのがありまして、そこで中間取りまとめがあるんですが、それを踏まえてしっかりやっていきたいと考えておりますが、ただ一方で、今局長が申し上げましたように、北海道には北海道の特性がございます。北海道以外の例えば整備局と単純に比較することはいかがなものかと私は考えております。
○北側国務大臣 私もけさほど報告を受けたばかりでございますが、平成十六年度に国土交通省が全国の建設弘済会に発注しました積算補助業務、二百五件あります、この二百五件について確認したところ、該当する事例が二件あったというふうに報告を受けております。これはともに、九州建設弘済会に出向している技術者が積算補助を行ったといった事例でございます。
以上です。
【次の発言】 落札率については、私、今手元にございませんが、ちょっと誤解のないように申し上げておきます。
この積算補助業務、これは委員の方もお聞きになっていただいたかと思いますけれども、実際に、経費の積算とか予定価格の算出とか、こういうことをやる……
○北側国務大臣 平成十七年度末現在でございますけれども、全国の直轄国道の高架下の自動車駐車場の占用については、全体で、この弘済会等に許可しているものは百二十三件ございます。
【次の発言】 百二十三件はすべて駐車場でございます。
それと、全体の数字はちょっと今調べさせますけれども、近畿建設協会の例で申し上げますと、これは平成十六年度の例でございますけれども、駐車場料金収入は約三億五百万円でございます。
【次の発言】 民間コンサルのお話につきましては、前回も議論させていただき、答弁もさせていただいていると思いますが、まず弘済会の業務自体をできるだけ効率化していくという場合に、特にさまざまな非常に……
○北側国務大臣 再就職の問題につきましては、今委員から御指摘がございましたように、以前、国土交通委員会でも御指摘がございました。できるだけ公務の世界に長くいられるような公務員制度改革をしなければならないと思っております。 きょう、午前中も御質疑があったわけでございますけれども、定年前に退職を勧告していく、こうした慣行をやはりなくしていかなければならないと考えております。今、政府を挙げまして、早期退職慣行につきまして年齢の引き上げをしているところでございまして、そうした取り組みをしっかりさせていただきたいと考えております。 ちなみに、国土交通省におきましては、幹部につきましては、直轄の工事を……
○北側国務大臣 国土交通行政につきまして、私の所信を述べさせていただきます。 国土交通行政の最重要課題は、国民の皆様の安全と安心を確保することであります。 今回の構造計算書偽装問題は、住まいという生活の基盤への信頼を土台から崩すものであります。最優先の課題でありますマンションの居住者等の安全と居住の安定を確保するため、徹底した責任追及を前提に、相談、移転から除却、建てかえに至る総合的な支援を行います。また、住宅・建築物に対する国民の不安を解消するため、姉歯物件以外の偽装物件を含めた実態の徹底究明、建築確認検査制度等の総点検を行い、早急な見直しが必要なものについては、今国会に建築基準法等の改……
○北側国務大臣 今古賀委員の方からお話がございましたように、二月の八日の日に福岡市から偽装物件三件について報告があったわけでございます。詳細は省かせていただきたいと思いますけれども、姉歯元建築士でない建築士からこうした偽装物件が出たということは極めて遺憾でありますし、私としても大変残念な思いでございます。 おっしゃいましたように、私は、こういう姉歯元建築士でない建築士の人からそうした偽装があったということ、この事実は大変重いものがあると私も考えておりまして、今、社会資本整備審議会で建築基準法、また建築士法等の見直しにつきまして御議論をいただいておりますが、当然その御議論にも大きな影響を与えて……
○北側国務大臣 ただいま議題となりました運輸の安全性の向上のための鉄道事業法等の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 昨年四月の西日本旅客鉄道株式会社福知山線における列車脱線事故、三月の東武鉄道株式会社伊勢崎線における踏切事故、また、我が国航空運送事業者における管制指示違反等の安全上のトラブルを初めとして、最近、運輸の分野における事故、トラブルが多発をしております。 これらは、運輸事業者における安全最優先の意識の形骸化、経営部門と現場間及び部門間の意思疎通、情報共有の欠如等に起因するヒューマンエラー等が背景にあるとも言われており、その対策とともに、あかずの踏切対策……
○北側国務大臣 おっしゃっているとおり、今も答弁をしている局の鉄道局、道路局、都市局と、それぞれの局長が答弁をさせていただいたわけでございますが、旧運輸、旧建設の両方の所管の局が本当に一緒になってこの踏切道の改善にしっかり全力を挙げて取り組みをさせていただきたい。この踏切道の問題もそういう意味では省庁再編統合の大きなメリットを出すべき場面だというふうに考えておりまして、特に昨年、大きな踏切での事故があったわけでございます。それも踏まえまして、しっかり取り組みをさせていただきたいと考えております。
【次の発言】 今委員の方からおっしゃっていただきましたように、渋滞による経済損失、またCO2の排出……
○北側国務大臣 海難審判庁は、さまざまな海難事故について審判、裁決をしているわけでございますが、このことをやはり他の同種の海難の再発防止に寄与させていく必要があるというふうに考えておりますし、それは大変重要なことと考えております。 これまでも、「海難分析集」という本があるんですが、海難の原因や実態について詳細な分析を行いまして、海難につながったさまざまな要因を明らかにするとともに、個々の海難事例から得られた教訓や海難防止対策について具体的な提言を行っております。こうした「海難分析集」の刊行だけではなくて、海難防止活動、講習会等を開催したり、例えば平成十七年度、今年度では、これは十二月までの数……
○北側国務大臣 スカイマーク社の方で、そのこと、事実を知った、知って公表したということでございます。
【次の発言】 スカイマーク社の方から国交省の方に三月十日の日に報告があったというふうに聞いております。
【次の発言】 事実関係を確認の上で、昨日、公表したということでございます。
【次の発言】 突然の御質問でございますので、そのことについては、きょう、修理された飛行機が飛ぶかどうかについては確認をしておりませんが、確認をいたしまして御報告申し上げます。
【次の発言】 今回のスカイマーク社の修理をすることを九カ月放置しておった、これは極めて遺憾なことでございまして、本日、文書で厳重注意をさせてい……
○北側国務大臣 古賀議員におかれましては、竣工式典に御参加いただきまして、私の方から厚く御礼を申し上げたいと思います。 私も、新北九州空港に先般行かせていただきまして、非常に感銘したことが幾つかございましたけれども、その一つが、今委員のおっしゃった関門海峡のしゅんせつの土砂を、海上空港ですから、埋め立ての砂に使っているわけでございます。 よくよく聞かせていただきますと、空港が先じゃなくて、まず関門海峡の土砂をどうするんだという話が昔あったんだと。この土砂を、普通だったらもっと別の用途に使うのかもしれませんが、これは旧運輸省の港湾を担当された先輩の山下さんという方が、この方が偉い方で、この土……
○北側国務大臣 私も六甲に近いところに住んでおりますので、子供のころよく六甲に行きました。六甲というのは本当に私も大好きな山でして、ハイキングするには最高の山ですよね。また、夜は夜でも、六甲の頂上からの夜景というのはすばらしいですよね。この六甲の山ろくにある、神戸を中心とする都市があるわけでございますけれども、その都市を守るために、この都市山麓グリーンベルト整備事業というのは非常に大事な事業であると、私も今土肥先生のお話を聞きながら改めて感じたところでございます。 今、この都市山麓グリーンベルト事業というのは、先ほど委員の方からも御紹介いただきましたけれども、市町村からの申請に基づきまして実……
○北側国務大臣 今回、都市計画法を初め、まちづくり三法の見直しについて御論議をいただいているわけでございますが、私が大臣に就任しましたのは一昨年の九月なんですけれども、その大臣の就任の日の記者会見で、まちづくり三法についてぜひ見直しをさせていただきたいということをお話しさせていただきました。 それまでも、商工会議所の方々だとかいろいろな方々とこのまちづくり三法について議論しておったんですけれども、その後、自民党、公明党、与党の中でも本当に精力的に御論議を賜りまして、今回法案として取りまとめることができまして、国会に提出をさせていただいたわけでございます。 今、本当に、まちづくりという意味で……
○北側国務大臣 今回のこの法案は都市計画法の改正案をお願いしているわけでございますが、もっと広い観点から見ますと、おっしゃっているとおり、まちづくりを含めた我が国国土の今後の整備のあり方をどうしていくのか、こういう観点から位置づけていくこともやはり非常に重要なことであるというふうに私も思っているところでございます。 今、日本の社会が大きな転換点に来ているということは、これは多くの方々も認識をされていらっしゃると思います。昨年から人口減少時代に入りましたし、また本格的な高齢社会、これも、世界では他に類例を見ないような超高齢社会が我が国社会にこれからやってくるわけでございます。こういう、かつて我……
○北側国務大臣 都市の秩序ある整備を図るための都市計画法等の一部を改正する法律案につきましては、本委員会におかれまして熱心な御討議をいただき、ただいま全会一致をもって可決されましたことに深く感謝を申し上げます。
今後、審議中における委員各位の御高見や、ただいまの附帯決議において提起されました事項の趣旨を十分に尊重してまいる所存でございます。
ここに、委員長を初め理事の皆様方、また委員の皆様方の御指導、御協力に対し深く感謝の意を表します。
大変にありがとうございました。(拍手)
【次の発言】 ただいま議題となりました道路運送法等の一部を改正する法律案の提案理由について御説明申し上げます。
……
○北側国務大臣 本会議でお疲れのところ、また当委員会を開催していただきまして、また御議論いただき、ありがとうございます。 今、高齢化が進行しているわけでございますが、本格的な高齢社会はまさしくこれからやってまいります。一方で、人口減少社会にいよいよ突入をしてきたわけでございますが、私は、これから過疎化の問題がさらに深刻になってこざるを得ないというふうに考えております。 そういう中にありまして、我が国車社会、今委員のおっしゃったように車社会であるわけでございますが、一方で、高齢者の方々がこれからますますふえてくるわけでございまして、余り車に依存できるような、車というか自家用車ですね、みずから……
○北側国務大臣 今、委員の方からお話がございます溶融スラグ、ちょっときょう持ってまいりまして……
【次の発言】 はい。
今御指摘のございました点、よく踏まえまして、再生材料、リサイクル資材を調達することは非常に重要だと思います。それはしっかり推進を今後ともさせていただきたいというふうに思っておりますが、しかし、公共工事というのは極めて多くの皆様の安全にかかわる事業でございまして、長期にわたる安全性とか、機能をきちんと確保されていく必要があるわけでございます。そういう面から、そうした資材の使用に当たりましては、さまざまな、安全性はもちろんのこと、その他の問題についてもよく検討して調達する必要が……
○北側国務大臣 これまでの住宅政策は、これまで住宅局長が述べてまいりましたように、住宅の供給ということを、国がトップダウン方式で住宅を供給していく、こういう政策手法が中心でございました。これからは、住宅の量から質へと、住宅の質を向上させていくという方向に根本的に住宅政策の転換をこの法案でぜひさせていただきたいと思っております。 そして、住宅の質を向上していくためには、当然のこととして、国、地方公共団体がよく連携をとって協働していくのはもちろんでございますが、まずはやはり住宅を直接供給されていく民間事業者の方々の協力、また御理解が不可欠でございまして、また、住環境の整備という観点からは当然住民……
○北側国務大臣 おっしゃっているとおりだと思います。 今回、住生活基本法案を今御審議いただいているわけでございますが、これは基本法でございまして、ここに含まれている理念というものを個別の、これからの具体的な施策の中で具体化していかないといけないわけでございまして、そこをしっかりと私ども、厚生労働省やまた地方団体と連携をよくとらせていただいて進めさせていただきたいというふうに思っております。 この法律、成立をさせていただきましたならば、公布即施行でございまして、この秋には、地方計画等々の具体的な計画が措置をされてきます。そういう中でも、そうした計画の中で、特に厚生労働省だと思いますが、厚生労……
○北側国務大臣 新聞報道で承知をしております。
【次の発言】 まず、予定価格とは何かということでございますけれども、これは契約金額の上限の基準でございます。上限の基準を示したものということでございます。
委員のおっしゃっているとおり、技術というのは進歩しますから、また、企業の方もできるだけコストを安くしようということで努力もしますし、そうした最新の技術等についてしっかり調査をして予定価格に反映をしていくということは大変大事なことだというふうに考えております。これまでもそうした定期的な調査というのはやっておりまして、その実態から委員のおっしゃっている標準積算基準というものを作成しているところで……
○北側国務大臣 近年におきまして、特に東アジア地域の急速な経済の発展が見られております。そういう中にありまして、韓国でいうと釜山ですね、中国では上海、シンセン、そして香港、シンガポール、それぞれ非常に港の機能を著しく強化している現状にございます。そういう意味で、経済が特にグローバル化する中で、特にアジアにおける港の間の競争というのが非常に激しくなっているという現状にございます。 それに比べまして我が国の国際港湾の機能というのが相対的に低下しているというのは、そのとおり事実でございまして、その原因は、コンテナ一つ当たりのコストがやはりそうしたアジアの諸国に比べますと高い、さらには、リードタイム……
○北側国務大臣 そのとおりでございます。 今回の法改正の案につきましては、緊急に措置すべき事柄について御審議をお願いしているところでございます。今、社会資本整備審議会ではさらに引き続き論議をいただいておるところでございまして、今回の法改正案というのはあくまで第一弾というふうに私自身も位置づけているところでございます。 二月二十四日に社会資本整備審議会の中間報告をいただきまして、早急に講ずべき施策について中間報告をいただきました。それに基づきまして今回の法改正案を取りまとめたわけでございますが、さらに今後の課題についても指摘をされております。建築士制度に係る課題、また住宅の売り主等の瑕疵担保……
○北側国務大臣 私もけさ報道で知りまして、詳細な報告はまだ受けておりませんが、簡単な報告しか受けておりませんが、この報道の内容しか承知をしておりません。 圏央道に関する測量業務に関係をいたしまして、国土交通省の元職員が予定価格を同じく元職員である測量会社社長に漏らしたとして、競売入札妨害の容疑で逮捕されたということだというふうに認識をしております。 国交省としては、きょうこちらに来る前に短い時間でございますが報告を受けまして、警察の捜査に全面的に協力を行うよう指示をしてまいりました。また、公務員在職中の行為について、禁錮以上の刑となるような場合には、これは当然のことでございますが、退職手当……
○北側国務大臣 まず、民主党の対案でございますが、私も野党生活が長かったもので、野党が対案を出すというのはなかなか大変でございまして、そういう意味で本当に敬意を申し上げたいというふうに思います。 今後、今葉梨委員がおっしゃったように、今回の改正案はあくまで第一弾でございます。これで十分とは思っておりません。残された課題につきましても、これまでも委員会で御議論いただいておりましたが、今おっしゃったように、この夏までにぜひ取りまとめをさせていただきたい、今精力的に論議をしている最中でございます。この委員会での御議論もよく踏まえて、この夏までの改革の中身について、しっかり参考とさせていただきたいと……
○北側国務大臣 今、委員の方から御指摘ございましたように、建築士の実務というのが専門分化が進みまして、大きく言いますと、計画、意匠ですね、それと構造、設備、この三つの分野に分かれているというふうに考えます。 これにつきましては幾つか問題点が指摘をされておりまして、一つは、構造設計だとか設備設計を担当する建築士は、契約関係上弱い立場となって、十分な報酬が得られないという問題が生じているのではないか。また、対外的に設計への関与が明確になっておらず、責任分担があいまいである。このような課題が指摘をされているところでございます。この建築士の専門分化の実態に対応いたしまして、分野別の資格者の位置づけ、……
○北側国務大臣 ただいま議題となりました海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 平成十二年三月に国際海事機関において採択された二千年の危険物質及び有害物質による汚染事件に係る準備、対応及び協力に関する議定書は、各締約国に対しまして、危険物質及び有害物質による汚染事故に対応するための国内体制の整備及び国際協力の推進を求めており、平成十九年前半の発効が見込まれております。 我が国としても、国際的な連携のもとに、海洋汚染及び海上災害の防止を図るための措置を講じ、国際的な責務を果たしていく必要があります。 このような趣旨から、この……
○北側国務大臣 今委員の方からおっしゃっていただきましたように、海上保安庁は日常的に、海の安全また環境保全、さらには海洋権益の保全等、非常に重要な任務を日ごろ遂行しているところでございます。 おっしゃっていただきましたように、昭和五十年代に整備されました巡視船艇また航空機が老朽化、また旧式化しておりまして、海上保安庁が行っております犯罪の取り締まりや海難救助活動に支障が生じており、こうした状態を早く解消することが必要であると考えているところでございます。また、新たな業務課題に対応するためには、高性能化を図った巡視船艇や航空機の整備も急ぐ必要があるというふうに考えているところでございます。 ……
○北側国務大臣 ハートビル法は、平成六年に施行されました。これは旧建設省の方の所管の法律でございました。また、交通バリアフリー法、これは平成十二年に施行されておりますが、これはどちらかというと旧運輸省が主管しておった法律でございます。 交通バリアフリー法が施行されまして五年後の見直しの年に当たりまして、より総合的、一体的な法制度を構築していこうと、バリアフリー化のためのさまざまな施策を総合的に講じるために、今回、この二つの法律を統合そして拡充をいたしました法律案を御審査いただいているわけでございます。 具体的に幾つか申し上げたいと思いますが、例えばバリアフリー化の対象の問題でございますけれ……
○北側国務大臣 今小里委員がおっしゃったように、今大きな転換点にあるというふうに私も考えております。 人口減少時代の到来、また本格的な高齢社会にいよいよ突入をしてまいります。そういう中にありまして、我が国のまちづくりのあり方につきまして大きく転換をしていく、変更していく見直しを、この数年来、今委員の御指摘にあるとおり、させていただいたところでございます。 この国会におきましても、まちづくり三法について見直しをさせていただきました。これからの高齢社会、人口減少社会に対応するように、歩いて暮らせるまちづくり、コンパクトシティーをこれからは目指していくべき、そういう観点で改正をお願いしたところで……
○北側国務大臣 今委員の方から御指摘ございましたように、ことしの冬の雪は記録的な豪雪になっております。平年の降る雪のもう二倍、降雪量が全国平均でもございます。また、三月末までに降る平年の雪がもう既に降ってしまっている、こういう状況になっております。道路はライフラインそのものでございまして、この道路の除雪に、都道府県また市町村が大変苦労されていらっしゃる。また、住民の方々が日々苦労されている状況も私、現場で見させていただいたところでございます。 市町村道の除雪費の補助につきましては、今調査を各市町村からさせていただいておりまして、ほぼ調査もまとまってまいりました。今財務当局との間で折衝している……
○北側国務大臣 今回の支援措置は、国が法律上の責任があることを前提として支援措置をつくったものではありません。今おっしゃったように、緊急性また公益性という観点から支援措置をつくらせていただきました。
【次の発言】 まず、ホテルや賃貸マンションにつきまして、これはきのうも答弁をさせていただいているわけでございますけれども、ホテルや賃貸マンションの場合は、その所有者の方々は事業主でございます。そこから収益を上げるためにホテルやマンションをつくられた、そういう事業主でございます。その事業主の方が、建築主としてみずから施工者を選び、そして設計事務所選びをされているわけですね。ですから、まずは事業者とし……
○北側国務大臣 今回の事件で大量の偽装物件、あの姉歯元建築士が設計した物件で今判明しておりますのは、九十七物件が偽装がなされておりました。偽装がなされたこと自体とんでもない話でございますけれども、それを見抜けなかった、特定行政庁または指定検査機関が見抜けなかったということも極めて遺憾だというふうに考えております。 なぜ見抜けなかったのか、その実態をしっかり点検させていただきたい。今しているところでございますが、そうした結果も踏まえまして、社会資本整備審議会におきまして、今委員御指摘の点も非常に重要な点だと思います、そういう点も含めまして、構造計算書の審査の徹底をしていくためにどうするのか、例……
○北側国務大臣 我が国は、人口減少社会に入りました。また、本格的な高齢社会がいよいよ到来するわけでございますし、また、財政面でも社会資本整備をどんどんできるような状況にはありません。そういう中にありまして、まちづくりに当たりましても、どんどん町が広がっていくのではなくて、むしろ、既成の、つくられた町というものをしっかり活用していく、それをリニューアル、再生していく、そういうところに重点を置いていかねばならないと考えております。 そういう意味で、今おっしゃった大規模集客施設につきましても、都市機能の中でやはり適正立地をしていただく必要がある。郊外にどんどん出ていくだけではなくて、やはり中心市街……
○北側国務大臣 伊藤議員が記者会見でお話ししていることしか私は知らないんですけれども、その中でおっしゃっているのは、ヒューザーの小嶋社長から事務所に連絡があって、その免震構造技術を持っている大成建設を紹介してほしいということであって、十一月十日に同行して話を聞いたというふうに記者会見でおっしゃっていることしか私は知りませんが、いずれにしましても、そういうものにどう対応するかというのは御自身の御判断でございまして、私があれこれ言うことではないと思っております。
【次の発言】 その時点では、伊藤議員のその記者会見の結果によれば、こうした耐震偽装があるということは知らなかったということであるというふ……
○北側国務大臣 今回の耐震偽装事件を受けまして、もう二度とこうしたことが起こらないように、再発の防止に向けまして、まずは今回の事実関係、また建築確認の実態、そういうものの総点検を今させていただいておるところでございます。 その上で、今、社会資本整備審議会で、建築士法のあり方、また建築基準法の建築確認のあり方、それについて御審議をいただいているところでございます。今委員の方からおっしゃった罰則の強化等も含めまして、緊急に措置をすべきものにつきましては二月の末までに取りまとめをいただいて、今国会で法律の改正もお願いをしたいというふうに考えているところでございます。 今与謝野大臣から御答弁ござい……
○北側国務大臣 平成十六年の段階でございますが、建物完成後の完了検査率は七三%でございます。これは以前はもっと低くて、平成十年のころは三八%でございまして、平成十年の建築基準法の改正によりまして、民間の指定検査機関についても検査をやっていただこう、こういう新たな制度を導入した一つの成果として、完了検査率も大分上がってまいりました。しかしながら、いまだ七三%。 これは県によっても大分違うんです。もう九〇%程度完了検査率がある県もあれば、五割ないし五割強しか完了検査がなされていない県がございます。ちなみに、ちょっと申し上げますと、茨城県五一%、群馬県五五%、埼玉県六一%、千葉県六一%、和歌山県五……
○北側国務大臣 現在、生産緑地地区というのは、全国で約六万五千地区、約一万五千ヘクタールございます。ちなみに、東京でいいますと、これは少し古い数字でございますが、平成十六年の三月末の状況では、一万二千四百六十七地区に生産緑地三千七百八十五ヘクタールあるわけでございます。 この生産緑地というのは、先ほど来おっしゃっております都市農業という面でも非常に大事であるとともに、良好な都市環境を形成するにも大変大きな役割がある。今後ますますそういう意味合いというのは私は強くなってくるというふうに思っております。そういう意味で、生産緑地地区の追加指定は適切にやっておかないといけないと思うわけでございますが……
○北側国務大臣 今委員がおっしゃいましたように、道路というのはまさしくライフラインそのものでございます。これは、今回の大雪でも、幾つかの箇所で、道路というのが非常に大事だということが本当によくわかるわけでございます。災害時においては、道路がないと逃げることもできない、また、物資を運ぶこともできないということでございまして、やはり道路というのはライフラインの最も基本の私は社会資本であるというふうに考えております。 今、大雪についての恒久的な対策についてお話がございました。 雪崩防止さく、それからスノーシェッド、スノーシェッドというのは道路に屋根をかぶせるわけでございますが、こうした雪崩防止さ……
○北側国務大臣 地籍調査の進捗率でございますが、平成十六年度末現在の数字でございますが、全国で四六%の進捗率でございます。
しかしながら、都市部においては進捗が大変おくれておりまして、直近のデータでは一九%にとどまっているところでございます。
【次の発言】 この調査実施前と調査実施後との比較でございますが、地域によりましても大分異なりもあります。また、宅地とか農地とか、地目によっても大きな違いがあるわけでございますが、昭和四十五年度から平成十六年度までの成果の集計によりますと、全国の総平均で約二四%の増加となっております。
【次の発言】 委員のおっしゃっておりますように、課税の対象となるもの……
○北側国務大臣 昨年、橋梁の、鋼橋上部工事の談合事件が国の直轄工事でもございました。極めて遺憾なことでございます。
この談合事件を受けまして、一つは一般競争方式の拡大、さらには総合評価方式の拡充、またペナルティーの強化、さらには再就職、早期退職慣行の見直し等の再発防止対策について、取り決めを昨年の七月にさせていただいたところでございます。
また、内閣官房に昨年の十二月に、関係省庁の局長級の連絡会議を設置いたしまして、政府全体といたしましても、公共工事の入札契約の改善を行うべく、現在検討をしているところでございます。
【次の発言】 一般競争入札そして総合評価方式、これはそれぞれ拡大を今取り組……
○北側国務大臣 確かに、北海道のこれまでの特性から考えますと、まだまだ社会資本が不十分だというのは、ほかの地域に比べて大きいというのは私もそう思います。 特に、例えば道路なんかを見ますと、高規格の道路に限って申し上げてみましても、全国で供用率というのは六三%、北海道はまだ四〇%にしか至っておりません。ということで、まだまだ北海道という地域の中で社会資本の整備をしていかないといけないところはたくさんある、全くそのとおりであると私も考えます。 ただ、これはもう委員も御指摘のとおり、限られた予算でございます。公共事業全体が抑制されていく中で、これはその傾向自体はこれからも多分変わらない、そういう……
○北側国務大臣 地震対策のかなめは、住宅、建築物の耐震化を進めること、これが最大のかなめだというふうに考えております。 今、政府では、住宅、建築物の耐震化につきましては目標を設定させていただきまして、現状は耐震化率というのは七五%、これを少なくとも十年以内に九〇%まで持っていこうということで、目標を設定させていただいております。 その耐震化を進めるに当たりまして、今委員のおっしゃった、耐震改修を促進する税制を一昨年以来お願いしておりまして、昨年末の与党の税制改正でお認めいただきました。 おっしゃっていただきましたように、所得税につきましては、昭和五十六年以前の旧耐震基準により建築されまし……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 まず安倍総理、総理就任、まことにおめでとうございます。大変な大任でございまして、重圧も大変な重圧があろうかというふうにお察しをいたします。私どもも、安倍総理をしっかりお支えし、また協力関係をしっかりと構築していきたいというふうに思っておりますので、どうかよろしくお願い申し上げたいと思います。 公明党も、先般、安倍総理にも御出席を賜りまして、党大会を開催させていただきました。これまで神崎さんが長らく我が党の代表を務めてまいりましたが、新しく太田代表が就任をいたしまして、また不肖私が党の幹事長に就任をさせていただいて、公明党として新しいスタートを切ら……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 閣僚の皆様、また予算委員の皆様、また委員長、大変御苦労さまでございます。時間が限られておりますので、早速質問に入らせていただきたいと思います。きのうの質疑通告から少し順序が変わりますけれども、よろしくお願いしたいと思います。 まず、総理のおっしゃっている新成長戦略、あの施政方針演説でも一番最初にこの成長戦略についての御発言があったわけでございます。 今、我が国というのは人口減少時代に突入しました。これから長く人口減少が続いてまいります。これはもう避けられません。また、本格的な高齢社会もまさしくこれから到来します。ことしは、団塊世代がいよいよ六十……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 平成十九年度の補正予算案の質疑に立たせていただきます。 この補正予算案、非常に緊急性また必要性の高い事項が盛り込まれているわけでございます。災害対策費、災害復旧や、また学校の耐震化等の予算も入っております。また、原油価格の高騰対策についても盛り込んでおりますし、さらには高齢者医療費の負担凍結に向けての予算も計上している等々、また中小企業の金融支援のための予算も計上しているわけでございまして、非常に緊急性、必要性の高い補正予算案でございます。早期に成立をさせて、早く執行ができるようにしなければならないと考えているところでございます。 さて、最初に……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 麻生総理初め閣僚の皆さん、大変御苦労さまでございます。 限られた時間でございますので、早速質疑に入らせていただきたいと思います。 私は、きょうは経済対策を中心に論議をさせていただきたいと思うわけでございますが、八月の二十九日に政府・与党で緊急総合対策、緊急経済対策の決定をいたしました。その中から幾つか御質問をさせていただきたいと思うのですが、まず、平成二十年度内に実施することを決定いたしました定額減税、この定額減税について論議をさせていただきたいと思います。 なぜ定額減税なのか、なぜ定額減税が必要なのか。あの八月の二十九日に決定する前に、当時……
○北側委員 公明党の衆議院議員の北側一雄でございます。 総理初め閣僚の皆さん、大変御苦労さまでございます。時間が限られておりますので、早速質疑に入らせていただきたいと思います。 この半年近くの間、本当に厳しい経済情勢が続いているんですが、その経済情勢の厳しさの中身というのが少し違う、変化してきているというふうに思います。(パネルを示す) 総理はもう八月には自民党の幹事長に御就任になっておられましたけれども、福田内閣のもとでございますが、安心実現のための緊急総合対策、こういうのを八月二十九日に経済対策を発表したわけですね。このときには、一番の課題は何だったかといいますと、これはその上に書い……
○北側委員長 これより会議を開きます。
この際、一言御挨拶を申し上げます。
このたび、総務委員長の重責を担うことになりました北側一雄でございます。
本委員会は、行政機構、公務員制度、地方自治など国の基本的な仕組みにかかわる問題から、情報通信、郵政事業、消防など国民の社会経済を支える問題まで幅広く所管する委員会でございます。
私は、その職責の重要性を認識するとともに、委員各位の御指導、御協力を賜りまして、公正かつ円満な委員会運営を図ってまいりたいと存じます。
何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
理事の員数は、議院運営委員会の決定の……
○北側議員 提出者の北側一雄でございます。 今、國重委員の方からお話がありましたように、ことしの三月の十四日に東京地裁の判決で、公選法の十一条一項一号、これは違憲無効であるといたしまして、原告の名児耶さんの選挙権の回復を確認する判決が出ました。 そもそも、この成年後見制度というのは、一九九九年に法律が成立いたしまして、二〇〇〇年の四月から施行されております。それまでは、御承知のとおり、禁治産制度というのが明治以来あったわけですね。この禁治産制度に対する反省といいますか、そこを通じてできたのが、この成年後見制度です。 この成年後見制度の趣旨というのは、高齢であったり、また障害をお持ちで、事……
○北側委員長 これより会議を開きます。
理事の辞任についてお諮りいたします。
理事上杉光弘君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
ただいまの理事辞任及び委員の異動に伴い、現在理事が六名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
それでは、理事に
田中 良生君 土屋 正忠君
橋本……
○北側委員長 これより会議を開きます。
理事の辞任についてお諮りいたします。
理事中谷元君から、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。
ただいまの理事辞任に伴う補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
それでは、理事に徳田毅君を指名いたします。
【次の発言】 行政機構及びその運営に関する件、公務員の制度及び給与並びに恩給に関する件、地方自……
○北側委員長 これより会議を開きます。 内閣提出、地方税法の一部を改正する法律案及び地方交付税法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。 この際、お諮りいたします。 両案審査のため、本日、政府参考人として復興庁統括官上田健君、総務省人事・恩給局長笹島誉行君、自治行政局公務員部長三輪和夫君、自治財政局長佐藤文俊君、自治税務局長株丹達也君、消防庁次長長谷川彰一君、財務省大臣官房審議官星野次彦君、主計局次長福田淳一君、国税庁課税部長藤田利彦君、厚生労働省大臣官房審議官高島泉君、大臣官房審議官西藤公司君、国土交通省大臣官房審議官尾藤勇君及び環境省大臣官房廃棄物・リ……
○北側委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、地方税法の一部を改正する法律案及び地方交付税法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案の両案を議題といたします。
この際、お諮りいたします。
両案審査のため、本日、政府参考人として総務省自治行政局公務員部長三輪和夫君、自治財政局長佐藤文俊君、自治税務局長株丹達也君、消防庁次長長谷川彰一君及び厚生労働省大臣官房審議官神田裕二君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。黄川田徹君。
○北側委員長 これより会議を開きます。
連合審査会開会申入れに関する件についてお諮りいたします。
内閣委員会において審査中の内閣提出、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律案、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案、内閣法等の一部を改正する法律案及び地方公共団体情報システム機構法案の各案について、内閣委員会に対し連合審査会の開会を申し入れたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
なお、連合審査会は、本日午後一時から第十六委員室……
○北側委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、電波法の一部を改正する法律案、原口一博君外三名提出、電波法の一部を改正する法律案及び通信・放送委員会設置法案の各案を議題といたします。
順次趣旨の説明を聴取いたします。新藤総務大臣。
【次の発言】 次に、武正公一君。
【次の発言】 これにて各案についての趣旨の説明は終わりました。
次回は、来る二十一日火曜日午前八時五十分理事会、午前九時委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。
午後四時五分散会
○北側委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、電波法の一部を改正する法律案、原口一博君外三名提出、電波法の一部を改正する法律案及び通信・放送委員会設置法案の各案を議題といたします。
この際、お諮りいたします。
各案審査のため、本日、参考人として日本放送協会専務理事吉国浩二君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
引き続き、お諮りいたします。
各案審査のため、本日、政府参考人として総務省情報流通行政局長吉崎正弘君、総合通信基盤局長吉良裕臣君、消防庁次長市橋保彦君、財務省主計局次長福田淳……
○北側委員長 これより会議を開きます。
行政機構及びその運営に関する件、公務員の制度及び給与並びに恩給に関する件、地方自治及び地方税財政に関する件、情報通信及び電波に関する件、郵政事業に関する件及び消防に関する件について調査を進めます。
この際、お諮りいたします。
各件調査のため、本日、参考人として日本放送協会専務理事吉国浩二君及び理事福井敬君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
引き続き、お諮りいたします。
各件調査のため、本日、政府参考人として内閣官房内閣参事官奈良俊哉君、内閣審議……
○北側委員長 これより会議を開きます。 内閣提出、一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたします。 この際、お諮りいたします。 本案審査のため、本日、政府参考人として国家公務員制度改革推進本部事務局審議官川淵幹児君、人事院事務総局人材局審議官千葉恭裕君、事務総局給与局長古屋浩明君、総務省人事・恩給局長笹島誉行君、行政管理局長戸塚誠君、消防庁次長市橋保彦君、文部科学省大臣官房審議官常盤豊君、厚生労働省大臣官房審議官高島泉君、職業安定局高齢・障害者雇用対策部長小川誠君及び政策統括官熊谷毅君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
○北側委員長 これより会議を開きます。
行政機構及びその運営に関する件、公務員の制度及び給与並びに恩給に関する件、地方自治及び地方税財政に関する件、情報通信及び電波に関する件、郵政事業に関する件及び消防に関する件について調査を進めます。
この際、お諮りいたします。
各件調査のため、本日、参考人として日本放送協会経営委員会委員長浜田健一郎君、日本放送協会会長松本正之君及び理事福井敬君の出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
引き続き、お諮りいたします。
各件調査のため、本日、政府参考人として……
○北側委員長 これより会議を開きます。 内閣提出、参議院送付、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案を議題といたします。 この際、お諮りいたします。 本案審査のため、本日、政府参考人として内閣府地方分権改革推進室次長新井豊君、財務省主計局次長福田淳一君、厚生労働省大臣官房審議官神田裕二君、社会・援護局長村木厚子君、政策統括官唐澤剛君、農林水産省食料産業局長針原寿朗君、国土交通省大臣官房総括審議官花岡洋文君、大臣官房審議官二見吉彦君、大臣官房審議官若林陽介君、大臣官房審議官樺島徹君、大臣官房審議官坂明君、大臣官房技術参事官大脇崇君及び水管理・……
○北側委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、参議院送付、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案を議題といたします。
本案に対する質疑は、昨六日に終了いたしております。
これより討論に入ります。
討論の申し出がありますので、これを許します。塩川鉄也君。
【次の発言】 これにて討論は終局いたしました。
【次の発言】 これより採決に入ります。
地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案について採決いたします。
本案に賛成の諸君の起立を求めます。
○北側委員長 これより会議を開きます。
この際、御報告いたします。
今会期中、本委員会に付託になりました請願は十件であります。各請願の取り扱いにつきましては、理事会等において検討いたしましたが、委員会での採否の決定は全て保留することになりましたので、御了承願います。
なお、お手元に配付してありますとおり、今会期中、本委員会に参考送付されました陳情書は、自動車取得税の廃止に関する陳情書外十件、また、意見書は、過疎地の郵便局効率化推進に反対を求める意見書外二百四十六件であります。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
まず、東国原英夫君外四名提出、地方公務員の……
○北側委員長 これより会議を開きます。
この際、御報告いたします。
今会期中、本委員会に参考送付されました意見書は、お手元に配付してありますとおり、合併算定替終了後の市町の地方交付税確保を求める意見書外九十二件であります。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
行政機構及びその運営に関する件
公務員の制度及び給与並びに恩給に関する件
地方自治及び地方税財政に関する件
情報通信及び電波に関する件
郵政事業に関する件
消防に関する件
以上の各件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
○北側議員 提出者の北側一雄でございます。 篠原委員におかれましては、非常に参考になる資料をつくっていただきまして、ありがとうございました。今後の議論の非常に重要な資料になるかというふうに思っておりますので、感謝申し上げたいと思います。 まず、配当基数が一以上の市と市の合区を認めてもいいんじゃないか、こういう御質問でございます。 今回の法改正というのは、これまでの公職選挙法は、都道府県会議員選挙については原則法律で選挙区割りを決めていくという立場から考え方を転換いたしまして、選挙区の設定について条例で決めていただくようにしていこう、その趣旨は、地方の自主性を尊重していこう、こういう趣旨で……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 総理、オセアニアの歴訪、大変御苦労さまでございました。お疲れさまでございました。 早速質疑の方に入らせていただきたいと思います。 今、安全保障の問題が議論になっているわけでございますが、国民の皆さんからごらんになられると、なぜ今安全保障なのというふうにお思いの方が多くいらっしゃると思うんですね。それは、先ほど来総理も御答弁されています、我が国をめぐる安全保障の環境が大きく変化してきているんだということが背景にあると思うんですね。 今回の閣議決定の中にも、このように言われております。「我が国を取り巻く安全保障環境が根本的に変容し、変化し続けてい……
○北側委員 皆さん、おはようございます。公明党の北側一雄でございます。 限られた時間でございますので、早速質疑に入らせていただきたいと思います。 まず、私の方から、今回の平和安全法制、この全体像について簡略なパネルを用意させていただきました。上段の方が、日本の安全にかかわるところ、我が国の防衛にかかわる部分でございます。下段の部分が、国際社会の安全、国際平和協力に関する法制でございます。 まず、上段の方からいきますと、これは我が国防衛にかかわるところでございますが、左の方は、事態の深刻度が比較的低い、そういう状況。ですから、平時であり、よく言われるグレーゾーンの場合。この場合に、今回、自……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 両大臣、連日御苦労さまでございます。 今回の平和安全法制、なぜ今この法制整備なのかということですけれども、これはやはり、我が国をめぐる安全保障環境というものが大きく変化をしている、厳しさを増しているというところにあるわけですね。こういう厳しさを増す中で、国と国民を守るためには、我が国防衛のためには、日米の防衛協力体制の信頼性また実効性というものを向上させて紛争を未然に防止していく、抑止力を向上させる、これしかないという判断のもとで法制の整備をしているわけですね。そこに大きな目的があると思うんです。 そこで、改めて、安全保障環境が変化している、厳……
○北側議員 國重委員にお答えをいたします。 選挙権年齢を十八歳以上に引き下げる意義でございます。 いろいろな観点があるかと思うんですが、私は、一番大きいのは、今も委員がおっしゃっておられましたが、若い方々の意見、考え方、これを少しでも政治に、政策に反映できるようにするということは非常に大事なことだというふうに思っております。 御承知のとおり、今、我が国は高齢化が進んでおります。言いかえますと、有権者の年齢がまさしく高齢化しているわけですね。一方で、さまざまな政治課題がありますが、例えば財政の健全化の問題、非常に深刻な問題ですね。この財政の健全化の問題を取り上げても、結局、その借金のツケを……
○北側議員 中野委員にお答えをいたします。 まず、一番目には、私ども政治に携わる側の課題だというふうに認識をしております。若い方々に関心を持ってもらえる、興味を持ってもらえる、そういうふうなアピールを、発信をもっとしていかねばならない、そこのところに不十分さがあるということをやはり反省しなければならないと思っております。 今、中野委員の方から学生の方々と直接触れているお話がございましたが、そうした現役の学生の方々との接触をもっと積極的にできるような努力をしていかねばならないなということを感じております。 それとともに、教育の問題も非常に大事だと思います。自分自身が社会とどうかかわっている……
○北側委員 提出者を代表いたしまして、本起草案の趣旨及び内容について御説明申し上げます。 現在、選挙人名簿に登録されるためには、選挙人名簿の登録基準日において、現住所地に三カ月以上居住していることが必要とされております。登録基準日との関係で、ある市町村に三カ月以上居住していても、登録基準日の直前に転居した者が、新住所地において選挙人名簿に登録されないうちに国政選挙があるようなケースがあります。そのようなケースでは、国政選挙の選挙権を有しているにもかかわらず、選挙人名簿に登録されていないため、実際に投票をすることができないこととなっております。 本案は、このように、国政選挙の選挙権を有してい……
○北側議員 調査会の答申におきましては、定数の十削減、小選挙区六、比例区四、この削減を行うべしというふうに、結論はそうなっております。しかしながら、その削減の仕方、さらに言いますと、その時期についても書かれているわけではございません。そこのところにつきましては、国会の判断に任せているというふうに理解をいたしております。
【次の発言】 今回の自民党と公明党の法案でございますが、二〇二〇年の大規模国勢調査に基づく人口によって都道府県への定数配分を行うということを本則に明記をしているわけでございます。この二〇二〇年以降の大規模国勢調査ごとにアダムズ方式、アダムズ方式というのは比例配分方式の一種でござ……
○北側議員 それでは、最初の御質問にまずお答えをさせていただきたいと思います。 委員の御指摘は、自民党・公明党のこの案だと最高裁判決からまた違憲状態だというふうに言われるんじゃないのか、こういうお話を前提としていらっしゃるわけでございますが、そのように考えておりません。自公案については、これまでの最高裁判決の内容に適合しているというふうに私どもは考えております。 その理由でございますが、まず、アダムズ方式により都道府県への定数配分を行うことを、平成三十二年以降の大規模国勢調査に基づいて、人口比例配分であるアダムズ方式を適用することを法案に明記しております。そういう意味では、この三十二年以降……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 今回の天皇陛下の退位に関する課題につきまして、各党会派、さまざまな意見がございました。これを議長、副議長のもとで取りまとめをしていただいたわけでございます。私もその経過はずっと当事者の一人として十分に承知をしておりますが、まずは、議長、副議長の御尽力に心から御礼を申し上げたいと思います。 まず、私の方からは、日本国憲法のもとでの象徴天皇制の意義について若干確認をさせていただきたいと思っております。 憲法第一条では、天皇の地位は、主権の存する日本国民の総意に基づくとございます。国民主権のもとで象徴天皇制を維持また継承していくためには、象徴天皇制が……
○北側委員 北側一雄でございます。 まず最初に、京都コングレス、国連犯罪防止刑事司法会議、先月に京都で開催をされまして、無事大きな成果を上げられた、そのように思っております。心からお祝いを申し上げたいと思います。 本来、昨年の四月に開催される予定だったんですけれども、一年延期をされました。コロナ禍の中で、この京都コングレスの開催に至るまで、大臣始め本当に多くの関係者の皆様の御苦労、御尽力に心から敬意を申し上げたいと思います。犯罪防止に向けた国際連携を更に強化していくということでございまして、京都宣言も採択をされました。大きな成果を上げられたと私は評価をしております。 上川大臣、本当に御苦……
○北側委員 皆さん、おはようございます。公明党の北側一雄でございます。 今日は、限られた時間でございますので、コロナ対策を中心に質問させていただきたいと思います。 御承知のとおり、昨日、大阪府を始め二府四県、緊急事態宣言が先行して解除されました。しかしながら、再び感染が拡大しないようにしなければなりません。細心の注意が必要でございます。これからも、緊急事態宣言が解除されたとはいうものの、国民の皆様に多大な御協力をお願いしなければいけないということだと思います。 特に、これから本格的にワクチンの接種が始まってまいります。ここでまた医療従事者の皆様に大変な御協力をいただかないといけないわけで……
○北側分科員 私の方からは、外国人被疑者の捜査と通訳の問題を中心にしまして質問をさせていただきます。
御存じのように、国際化の進展に従いまして外国人の入国者が非常にふえております。これに伴って外国人が犯罪の被害者である場合、また事件関係者である事例、そういうものが多くなっておりますが、一方で在日外国人の犯罪も増加しているのではないかと思います。
そこで、お聞きしたい第一点は、来日外国人の刑法犯検挙状況がどのように推移しているのか、第二点目に、その国籍別の検挙人員がどうなっているのかお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 それでは、今のお話ですと、人員として平成元年度で二千九百八十九人ですか……
○北側分科員 私の方からは、大阪湾の臨海開発構想についてお聞きしたいと思います。 御承知のように、大阪湾の臨海につきまして、地元では先日大阪湾ベイエリア開発推進協議会という、これは産官学の協議会でございますけれども、これが大阪湾ベイエリア開発整備の基本的方向という中間構想を発表されました。また大阪府は、府で独自に研究もされておられますし、国の方でも運輸省、建設省、通産省とそれぞれの立場で大阪湾の臨海について調査をされております。昨年あたりから大阪湾の臨海開発につきまして、もちろん総論の段階でございますけれども、非常に議論が活発になってきております。 国土庁として、この大阪湾のベイエリア開発……
○北側分科員 私の方からは、高校中退者の増加問題、特にそれに関連いたしまして単位制高校の設置の促進の問題、そして環境教育、消費者教育の問題についてお尋ねをいたしたいというふうに思います。 まず最初に、高校中退者の増加の問題でございますが、先日の調査の発表によりますと、平成元年度中に全国の高等学校を中途退学した生徒の数が初めて十二万人を超して十二万三千六十九人というふうに報告されております。中退率、在籍者数に占める割合が二・二%、一校当たりにしますと二十二人というふうな現状でございます。もちろんこの中途退学者、必ずしもすべてが悪いわけではなくて、中には前向きな中途退学というのも当然あるわけでご……
○北側分科員 私からは、一つは路線価評価の問題、それから法人の土地所有が拡大しておりますが、それに関連いたしまして、法人の土地所有拡大の一つの原因として税制上法人の土地所有が有利になっているのではないか、その問題点と、そして最後に地価公示制度につきまして少しお聞きしたいと思っております。 まず最初に、路線価評価の問題でございますが、現在、地価税法案が審議されております。これまで路線価評価といいますのは、相続税の土地評価の基準として使われてまいりました。現在審議中の地価税の土地評価の基準とも今後はなってまいります。そこで、路線価評価のあり方について、この二つの違った税に適用されるということで幾……
○北側分科員 大臣、長時間御苦労さまでございます。私は、公明党の北側一雄でございます。きょう私、学校保健の問題で幾つか御質問をさせていただきたいと思います。大臣の手元に保健室利用者調査報告書というのが行っておりますでしょうか。きょうはこれに基づいて幾つか御質問をさせていただきたいと思います。
まず、この保健室利用者調査報告書というのは昨年の十一月に報告がなされたものでございますけれども、保健室利用者の実態調査をした目的が何なのか、まず答弁をしていただきたいと思います。
【次の発言】 大臣ももう目をお通しのことと存じますけれども、私、この報告書を読ませていただきまして、非常に時宜に即した調査で……
○北側分科員 公明党の北側一雄でございます。きょうはNGOに対する支援の問題で質問をさせていただきたいと思います。 ODAによって大規模な政府間援助がなされているわけなんですけれども、それとは全く違った意味で、NGOによる途上国支援というのは非常に重要な役割を持っていると思っております。農村の開発とか教育とか保健衛生とか医療分野とか、また地域産業の発展とか環境保全とか、こうした経済協力にNGOが非常に活躍をしていると思うのですけれども、開発途上国の支援という目的のためにNGOの持っておる役割をどのように外務省の方は認識をされておられるのか、答弁をお願いしたいと思います。
○北側分科員 公明党の北側一雄でございます。 まず最初に、在日外国人障害者の方と障害基礎年金の受給資格の問題についてお聞きをいたしたいと思っております。 昭和五十七年に、難民条約の発効に伴いまして国民年金法も一部改正されました。国籍要件が撤廃されたわけでございます。在日外国人の方も国民年金に加入できるようになったわけでございます。ところが、昭和五十七年一月一日現在満二十歳に到達し、かつ障害認定日が同日以前の在日外国人障害者の方については、障害基礎年金が支給されておらないわけでございます。 厚生省の方は受給資格がないと言うわけでございますが、その理由というのは、国民年金に加入していなかった……
○北側主査 これより予算委員会第八分科会を開会いたします。
私が、本分科会の主査を務めることになりました。よろしくお願いいたします。
本分科会は、総理府所管中国土庁並びに建設省所管について審査を行うことになっております。
なお、両省庁所管事項の説明は、両省庁審査の冒頭に聴取いたします。
平成六年度一般会計予算、平成六年度特別会計予算及び平成六年度政府関係機関予算中総理府所管国土庁について、政府から説明を聴取いたします。左藤国土庁長官。
【次の発言】 以上をもちまして総理府所管国土庁についての説明は終わりました。
【次の発言】 この際、分科員各位に申し上げます。
質疑の持ち時間はこれを……
○北側分科員 新進党の北側一雄でございます。 厚生大臣におかれましては、連日分科会でございまして、お疲れと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。 私、きょうは国連障害者の十年記念施設の建設につきまして御質問をさしていただきたいというふうに思っております。 大臣も御存じのように、国連障害者の十年、これが国連におきまして、一九八三年から九二年、三年前まで十年という期間がございました。その二年前には、一九八一年でございますが、国際障害者年というのがございまして、我が国のこうした国連障害者の十年を受けまして、障害者福祉の推進に厚生省としてもさまざまな形で取り組んでこられました。そこで、この……
○北側分科員 新進党の北側一雄でございます。 それでは、早速質問に入らせていただきたいと思います。 最近、テレビとか新聞等のマスコミで幾度も報道されている件でございますが、それは、観賞魚用の水槽ヒーター、熱帯魚などの水槽がございます、その水槽についているヒーターからの火災が問題となっている事例がマスコミ等で報道がされております。そのきっかけになりましたのは二年前の阪神・淡路大震災でございまして、あの震災のときも数多くの火災があったわけでございますが、その火災の原因を究明していったときに、意外にも、この熱帯魚用の水槽ヒーターからの火災というのが幾つかあったというふうに聞いております。 まず……
○北側委員 平和・改革の北側一雄でございます。きょうは、三人の公述人の先生方、大変お忙しい中、貴重な御意見を賜りましてありがとうございました。限られた時間でございますので、早速質問に入らせていただきます。 今度のこの予算委員会でいろいろな論点が議論されておるわけでございますが、一番よく議論に出ておりますのは、先ほど来高木先生もおっしゃっておられましたけれども、景気対策と財政再建、これをどう調整するのか、この問題が一番議論の対象になっております。先ほど本間先生は、財政のルール化とそれから政策的な裁量をどう調整するかという問題であるというふうにおっしゃられました。全く同じような御趣旨であると思い……
○北側委員長 これより会議を開きます。 内閣提出、原子力災害対策特別措置法案及び内閣提出、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案の両案について公聴会を開きます。 この際、公述人に一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、御多用中のところ御出席をいただき、まことにありがとうございます。公述人各位におかれましては、それぞれのお立場から忌憚のない御意見をお述べいただき、審査の参考にいたしたいと存じますので、よろしくお願いいたします。 次に、議事の順序について申し上げます。 まず能澤公述人、村上公述人、森公述人、角田公述人の順に、お一人十五分程度御意見をお述べ……
○北側分科員 公明党の北側一雄でございます。
大臣、御苦労さまでございます。私で最後でございますので、できるだけ簡潔に終わりたいと思います。
きょう、私は、プールの水質問題についてお聞きをするわけでございます。大臣は、プールなんか最近活用されておられますか。
【次の発言】 これからまたプールのシーズンがやってくるわけでございますが、プールというのは全国でどれぐらいあるかといいますと、学校プールが約三万、そして遊泳用プールが約一万、合計四万以上のプールがあるということでございます。
プールの利用目的も最近は非常に多様化してまいりまして、我々の子供のころは学校でプールに行くということが多かっ……
○北側国務大臣 国土交通省所管の平成十五年度歳入歳出決算につきまして、概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計につきまして申し上げます。 収納済み歳入額は四百六十億三百万円余、支出済み歳出額は八兆七百九十五億六千九百万円余。 次に、特別会計につきまして申し上げます。 まず、自動車損害賠償保障事業特別会計でありますが、保障、自動車事故対策及び保険料等充当交付金の三勘定を合わせて申し上げますと、収納済み歳入額は八千百八十五億二千万円余、支出済み歳出額は六千七百四十七億五千万円余。 このほか、道路整備特別会計、治水特別会計、港湾整備特別会計、自動車検査登録特別会計、都市開発資金融通特別会……
○北側国務大臣 昨日の福知山線での列車の脱線事故、甚大な被害が生じてしまいました。お亡くなりになられた方々に対しましては、心から御冥福をお祈り申し上げる次第でございます。また、多くの方々が重傷等、負傷を負われておられます。心からお見舞いを申し上げる次第でございます。 今は、現場では被害者の方々の救出、また救命活動、これを最優先でやらせていただいておりますが、昨日から事故調査委員会が入りまして、徹底した事故原因の究明に努めてまいりたいと思っております。事故原因をきちんと解明することが再発の防止にもつながってくると思っておるところでございまして、全力を挙げて取り組みをさせていただきたいと思ってお……
○北側国務大臣 国土交通省関係の平成十七年度予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 平成十七年度一般会計予算に計上しました国土交通省関係予算額は、六兆五千六百五十六億円です。 このほか、自動車損害賠償保障事業特別会計、道路整備特別会計、治水特別会計、港湾整備特別会計、自動車検査登録特別会計、都市開発資金融通特別会計、空港整備特別会計及び特定国有財産整備特別会計について、それぞれ所要額を計上しております。 なお、北海道、離島及び奄美に係る公共事業予算につきましては、他省関係予算を含めて、国土交通省予算に所要額の一括計上を行っております。 次に、財政投融資計画につきましては、当省……
○北側国務大臣 今委員からもお話がございましたように、首都圏の航空需要というのはますますこれから増加していくと思います。それは、旅客だけではなくて貨物においてもますますふえていく。そういう意味で、首都圏の空港整備というのは、我が国経済の本当に基礎的な基盤を整備することでございまして、非常に大切である、重要であるというふうに認識をしておるところでございます。 羽田空港の再拡張、これにつきましても、そういう意味で非常に重要な事業と考えております。四本目の滑走路を整備いたしまして、国内線だけではなくて国際線についてもそこで飛ばしていこうというわけでございまして、羽田の国際化というふうに今言われてい……
○北側国務大臣 国土交通大臣の北側でございます。よろしくお願いいたします。 平成十年のまちづくり三法が十分機能しなかったのではないか、その反省点でございますけれども、幾つかあると思っております。 大きな要因だけお話ししたいと思いますけれども、一つは、やはり中心市街地を生活空間として十分位置づけなかったのではないかというふうに思うんです。商業をいかに振興させていくかというところにむしろ重点があって、そこが生活空間であるという位置づけが必ずしも十分ではなかったというふうに思っております。 それと関連いたしますが、二点目に、やはり町というのは人が住まないとにぎわいは出てこないというふうに思うわ……
○北側国務大臣 国土交通省所管の平成十六年度歳入歳出決算につきまして、概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計につきまして申し上げます。 収納済み歳入額は六百八十五億二千八百万円余であります。支出済み歳出額は七兆八千四百八億五千九百万円余であります。 次に、特別会計につきまして申し上げます。 まず、自動車損害賠償保障事業特別会計でありますが、保障、自動車事故対策及び保険料等充当交付金の三勘定を合わせて申し上げますと、収納済み歳入額は五千四百三十七億七千七百万円余であります。支出済み歳出額は四千七百三十九億二千五百万円余であります。 このほか、道路整備特別会計、治水特別会計、港湾整備……
○北側国務大臣 おっしゃいますとおり、鉄道貨物輸送のネットワークは約九千キロに及んでおりまして、特に長距離輸送を中心に、我が国の物流において極めて重要な役割を果たしているというふうに認識をしているところでございます。 また、お話がありましたように、トラックに比べましてCO2排出量が八分の一ということでございまして、環境面でも大変すぐれているということでございます。京都議定書の目標達成計画におきましても、CO2排出の二割が運輸部門、なかんずくその二割のうちの大宗が自動車でございます。この運輸部門の総削減目標、二千四百五十万トンあるんですが、そのうちの九十万トンは鉄道貨物輸送の利用で削減するとい……
○北側国務大臣 国土交通省関係の平成十八年度予算について、その概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計予算につきましては、所要の国土交通省関係予算を計上し、その歳出予算額は六兆二千五百四十五億円です。 また、自動車損害賠償保障事業特別会計、道路整備特別会計、治水特別会計、港湾整備特別会計、自動車検査登録特別会計、都市開発資金融通特別会計、空港整備特別会計及び特定国有財産整備特別会計に所要の予算を計上しております。 なお、北海道、離島及び奄美に係る公共事業予算については、他省関係予算を含めて、国土交通省予算に所要額の一括計上を行っております。 次に、財政投融資計画については、当省関係の……
○北側国務大臣 多摩新宿線の構想でございますが、もう言うまでもございませんけれども、平成八年に、東京都による調査が行われて、その調査結果が公表をされているところでございます。 交通混雑が激しい多摩地区の東西方向の交通を改善する上で、一定の効果が期待できるという道路計画であると考えられますが、現在、地域高規格道路の候補路線という位置づけがなされているところでございます。 東京都の交通問題でございますが、最優先は、やはり先ほど来話が出ております環状道路ですね。環状道路の整備をしっかりと進めていくこと、これがやはり最優先の課題というふうに認識をしております。ですから、圏央道や東京外郭環状道路等の……
○北側委員長 次に、小川淳也君。
【次の発言】 次に、武正公一君。
○北側議員 今、大口委員の方からお話がありましたように、今回の改正では、投票権年齢と選挙権年齢等のリンクを外しました。この外した理由につきましては、今もお話がありましたとおり、国民投票法の制定後、特に宿題とされました年齢の問題、これについて、選挙権年齢また民法の成人年齢について、法成立後三年間、施行までの間に法制上の措置をとるというのが前提になっておりました。 そのため、こうした法制上の措置がとれない、とれなかったということによりまして、そもそも国民投票の投票権年齢が二十なのか十八歳なのか、こういう疑義が生じてしまって、実際、国民投票ができない、こういう状況下にあったわけでございます。 こ……
○北側議員 結論から申し上げますと、私は憲法改正で行うというのが適切だというふうに考えております。 一般論として、法の解釈というのには一定の幅が確かにあると思います。ただ一方では、解釈には幅はあるといっても、当然のこととして限界もあるわけでございまして、そうした限界を超えるような場合には、仮に、例えば我が国の安全保障上必要というふうな政策的必要があったとしても、これは法改正をしていくというのが、法の支配、法治主義をとっている国からして当然であるというふうに思っております。 九条のもとで集団的自衛権の行使は禁止されるという政府解釈、政府見解は、国会での長年の論議の中で、歴代政権が繰り返し答弁……
○北側議員 この憲法改正の発議には、そもそも三分の二の賛成多数が必要です。そういう意味でも、この憲法改正については、一つの会派ではなくて、できるだけ与野党を超えて多くの会派が一致できる、そういう点から改正をしていくというのがいいんだろうというふうに私は思っております。 特に、憲法制定以来六十八年たっておりますけれども、今まで憲法を改正した経験がないんですね。ようやく、国民投票手続についても、皆様の御理解を得て何とかこの国会で通したいというふうに考えておるわけでございまして、初めて憲法改正について具体的な議論ができる、そういうことにやっとなったわけでございます。 ここは、まず最初は、我々国会……
○北側委員 公明党の北側でございます。 きょうも各政党各会派の御意見を伺っておりまして感じたところは、憲法というのは、国の根本的な規範、秩序を定めているのが憲法だというふうに私は認識をしておりますが、この理念のところについて、やはり意見の違いというのは相当あるな、各政党においてあるな、そのように認識をしております。国のあるべき姿として、どう憲法規定を改正していくのかということは非常に大事なことでございますので、理念は理念として、しっかりと論議をしていくことが重要だと思います。 その一方で、冒頭、船田先生がおっしゃっておられましたが、先般、国民投票法の改正が成立をいたしまして、今既に施行され……
○北側委員 北側一雄です。 先ほど、昨年七月一日の閣議決定と立憲主義との関係について御意見がございました。私の立場から、この問題について一言発言をさせていただきます。 御承知のとおり、日本国憲法第九条には、第一項で戦争の放棄に関する規定、第二項に戦力の不保持に関する規定がございます。しかしながら、憲法九条のもとでどこまで自衛の措置が許されるのか、その内容については憲法規定の中には必ずしも明確に書かれておりません。 憲法九条と自衛の措置の限界というテーマにつきましては、どこで憲法九条解釈をしてきたかといいますと、これは長年、国会と政府とのやりとりの中で、公式な質疑の中で政府が九条解釈を形成……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 きょうは、先生方、大変貴重な御意見を賜りまして、ありがとうございました。 先ほどから安保法制に関する御議論が続いておりまして、きょうは私は別の質問をしようと思っておったんですけれども、あそこまで議論されましたので、少し私からもお聞きをさせていただきたいと思うんです。 先生方にお話しするようなことではないのかもしれませんが、憲法九条には、自衛の措置の限界ということについては明確に書いておりません。憲法九条そのものが極めて世界的には特別な憲法条項になっているわけですが、その憲法九条のもとでどこまで自衛の措置が認められるのかという議論、これは、残念な……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 我が国の防衛は、主として、自衛隊と日米安保条約に基づく米軍との二つの実力組織によって確保しようとしております。そもそも自衛隊や日米安保条約は憲法違反の疑いがあるという立場の方は別として、このこと自体を否定する人は少ないと思います。 まずは、具体事例を通して意見を述べたいと思います。 日米安保条約に基づき、日本防衛のため日本近海の公海上で警戒監視活動をする米艦船への武力攻撃があった場合、自衛隊はこれを排除できるのか。日本にはまだ武力攻撃がないという前提です。これまでも国会で何度も論議されていますが、これに対する対処がどこまでできるのか、必ずしも明……
○北側委員 十一月三日に日本国憲法公布七十年を迎えました。七十年前の日本国憲法制定に至る経過等について改めて確認をし、また、この七十年の日本国憲法の果たしてきた役割とその評価、さらに今後の憲法論議の進め方について所見を述べたいと思います。 ポツダム宣言の受諾、終戦、占領統治などの激動の過程で憲法改正論議が精力的に進められ、昭和二十一年十一月三日、日本国憲法は公布されます。 当時は、言うまでもなく、敗戦国日本をめぐる極めて厳しい国際環境にありました。占領統治に当たる連合国総司令部、GHQを初め、占領統治の最高機関であった極東委員会、その出先機関である対日理事会など、戦勝国による外的圧力下にあ……
○北側委員 参政権の保障をめぐる諸問題について意見を述べます。 まず、一票の格差と選挙制度のあり方について意見を述べたいと思います。 憲法第四十三条一項は、「両議院は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する。」としております。また、十四条一項に定める法のもとの平等は、選挙権に関しては政治的価値の平等を要請するものであり、また、衆参国会議員は全国民を代表する議員であるから、全国民にとって一票の価値は平等でなければならない、基本的には一票の格差が二倍未満であることが求められると言えます。 まず、衆議院選挙制度について。 二〇一六年五月二十日、衆議院議員選挙区画定審議会設置法及び公職……
○北側委員 きょうは、先生方、大変お忙しい中、貴重な御意見を賜りまして、ありがとうございました。 私の方からは、まず最初に、基本的なところを確認させていただきたいと思います。 先ほどの御意見の中にも触れられておるわけでございますが、改めて、憲法九十二条に規定をしております地方自治の本旨、また、それに関連いたしまして、国と地方の役割分担と法律上言っているわけでございますが、国の役割、地方の役割というのは一体何なのかという基本的なところでございますが、改めて確認をさせていただきたいと思います。 大津先生、そして齋藤先生からお答えいただけますでしょうか。
○北側委員 時間が来ておりますので、簡潔に申し述べます。 きょうの委員の皆さんの御意見の中に、参議院選挙制度に関連いたしまして、合区の解消の話が多くの皆さんから出ておりました。 なぜこんな問題が起こっているかといいますと、一票の価値の平等の問題から出ているわけでございます。憲法四十三条では、両議院は全国民を代表する議員というふうに規定をされているわけです。ですから、全国民の代表だから、一票の価値はやはり二倍未満におさめていかないといけないという考えが出てくるわけですね。憲法十四条のもとで、一票の価値は平等でなければいけないと出てくる。だから合区の問題が出てきたわけでございます。 したがっ……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 昨年八月八日の天皇陛下のお言葉を契機に、今上天皇の退位に関し、国会では、衆参の正副議長のもとに、各党会派の代表者が集まり、八回の全体会議を実施し、与野党を超えた議論を行ってまいりました。意見の違いも多々ありましたが、三月には衆参正副議長による議論の取りまとめが了承され、これに基づき、政府から、天皇の退位等に関する皇室典範特例法案が提出され、先般、圧倒的多数で衆議院で可決され、参議院においても、明日、可決、成立の見通しでございます。 ここまで、各党各会派間での真摯かつ熱心な論議がなされ、合意の形成に至りました。両院の議長、副議長を初め関係の皆様の御尽力に心……
○北側委員 イタリアでの調査団に参加し、与野党の有力な政治家、学者らと意見交換をさせていただきました。 一番の関心事は、なぜイタリアでは二〇一六年憲法改正に失敗したのかということでございます。 イタリアでは、昨年の暮れ、二〇一六年十二月四日に憲法改正国民投票が実施されました。その憲法改正案の中心的な内容は、世界各国でも例のない上院と下院の権限が全く対等な完全二院制がとられていましたが、これを廃止し、上院の役割を抜本的に見直すというものでした。上院は国の代表ではなく地方の代表にするものとし、したがって政府の信任権限を持たず、立法権限も大幅に縮小し、さらには上院議員の定数を三百二十人から百人へ……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 海外調査の概要は、森英介団長から御報告のあったとおりでございます。 私は、ドイツのベルリン、ウクライナのキエフでの憲法調査に参加をいたしました。 ドイツ、そしてウクライナも、二十世紀は幾度もの悲惨な戦争を経験した国であり、また、ウクライナでは今も、ロシアによるクリミア併合や東部ドンバス紛争など、ロシアとの緊張関係に直面しています。 こうした歴史や背景のある中、ドイツの憲法に当たるドイツ連邦共和国基本法、またウクライナ憲法が、民主主義や基本的人権、そして国家の存立などをどう憲法保障しているのか、関心を持って参加をいたしました。 以下、私の感じたところ……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 国民投票をめぐる諸課題、特にCM規制について私の意見を述べます。 現在、当審査会に継続中の国民投票法改正法案七項目は、二年前の通常国会に提出されまして、この国会で六国会目になります。内容は、共通投票所制度や洋上投票の対象拡大など、国民の投票の利便性向上、また投票機会を実質的に確保していく、こうしたことを目的とするものでございまして、既に公職選挙法では施行されまして、国政選挙、地方選挙でも幾度も実施をされているものでございます。 各政党の間でも内容的には何ら異論はないものでございますので、速やかな成立を図るのが国会の当然の責任と考えます。 現行……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 私は、本年五月二十八日の憲法審査会で、国民投票法をめぐる諸課題、特にネット広告も含めたCM規制のあり方について意見を述べました。 本日は、当審査会に提出、審査されております国民投票法改正七項目の法案の意義、その位置づけについて、改めて意見を述べます。 この七項目の改正案は、例えば、投票日当日に商業施設や大学などに共通投票所を設けることができることや、また、外洋航行中の船員が投票権を行使するための洋上投票制度がありますが、洋上投票できる対象を便宜置籍船の船員や実習生に拡大すること、さらには、投票所に同伴することができる子供の範囲を十八歳未満の者に……
○北側議員 今回、今審査されております国民投票法の改正は、例えば、商業施設また大学なんかで共通投票所を設けていく、また洋上投票できる対象を拡大をしていく、こうした内容の七項目でございます。 公職選挙法の方につきましては、既に改正法案は全会一致で成立をし、既に国政選挙、地方選挙で実施をされているところでございます。 今回、この公選法並びの国民投票法改正法案七項目については、同様、各政党において全く異論がないというふうに認識をしております。 選挙であれ国民投票であれ、投票の利便性を高め、投票機会を拡大する、国民の投票環境を向上させる、こうしたことを目的とするものでありまして、これはもう速やか……
○北側議員 今おっしゃったように、国民投票法が制定された当時と現在とを比較しますと、もうメディア環境は一変をしているという認識を持っております。 しかしながら、今おっしゃったように、国民投票運動の自由、これは憲法の表現の自由、また報道の自由を根拠としていると思いますけれども、この国民投票運動の自由と投票の公平公正との確保をどうバランスをとっていくのかということは、時代が変わっても変わっておらない、不変であるというふうに考えております。 こういう広告規制をどうするかというのは、一つは、現行の国民投票法百五条のように法規制をしていくという方法と、あと自主規制ですね。自主規制にも二つありまして、……
○北側議員 大口委員にお答えをいたします。 まず、現在審査されております国民投票法の改正七項目につきましては、先ほど来お話があるとおり、もう三年前に提出をされまして、審議をされているところでございまして、この七項目案については、早急な成立をお願いしたいということを申し上げたいと思います。 その前提の下で、公選法改正の方で既に成立をしております二項目、こちらにつきましては、一つは、台風の影響等で投票箱を離島から本土の開票所に送ることができないときはどうするのかとか、又は、人口減少等に伴う投票立会人のなり手不足にどのように対処するのか、こういう課題に対して、選挙であれ国民投票であれ、変わるもの……
○北側議員 大変大事な御指摘をいただいたと思います。 CM規制の問題は、国民投票運動の自由、表現の自由と、国民投票の公平さ、公正さとのバランスをどう取るかという非常に重要な問題でございます。これには様々な論点がございます。また、憲法改正国民投票という国の最高法規に関わるものでありますから、できるだけ各政党間の幅広い合意を形成する必要があるというふうに思います。今後、是非とも当憲法審査会で丁寧な議論を行っていく必要があるというふうに思っております。 それから、今や、CMというのは、テレビ、ラジオ広告よりもネット広告が凌駕する、そういう時代になっています。その傾向というのはこれからますます大き……
○北側議員 今お話ございましたように、現在審査をされております国民投票法の七項目の改正案については、もう十分に審議もなされてまいりましたので、是非、本日採決をさせていただきたいというふうに思っております。 それで、今後の問題についてお尋ねがございました。 残された課題というのは、一つは、まだ、投票者の投票機会の拡大、利便性の拡大のために残された課題がございます。公選法の方では二項目既に成立をされて実施されておりますし、今お話がありましたとおり、郵便投票の拡大の問題もございます。こうした残された投票する国民の皆様の利便性の拡大のための課題があります。 さらに、この審査会でもう何度も議論され……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 憲法に関わる論点は多岐にわたります。今後の憲法審査会では、各会派の代表者が集まる幹事会において憲法論議の優先順位を検討、集約し、議論を進めていくべきと考えます。 憲法審査会で今後論議すべきテーマについて、次の三点を提案をしたいと思います。 まず第一に、緊急事態において国会の機能をどう維持するかというテーマです。 国会は、国権の最高機関、唯一の立法機関です。我が国に大災害が襲うなど国家の危機と言える事態に、国会機能を維持することは極めて重要です。緊急の立法措置や必要な予算を速やかに成立させることは、国会の最大の責務です。 まず、オンラインによる国会審……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 国会は、国権の最高機関、唯一の立法機関でございます。国会の危機と言える緊急事態にこそ、国会はその役割と責任を果たしていかねばなりません。 しかし、こうした危機時に多くの議員が国会の議場に参集することが困難となる場合を想定しておく必要があります。例えば、感染症が爆発的に蔓延し、極めて深刻な状況となった場合、また、巨大地震の発生で甚大な被害が発生したときでも、国会は、必要な予算と法律を速やかに成立させ、政府に対し、適切、迅速な対策を求めていかねばなりません。 以下、緊急事態における国会機能の維持という観点から、オンライン国会の是非について意見を述べます。 ……
○北側委員 先週の十日、そして本日、オンライン国会の許容性について討議がなされました。 私は、皆様の意見をお聞きしながら、少なくとも、当憲法審査会で合意できる範囲として、相当その範囲が明瞭になってきたのではないかというふうに思っております。 それは、すなわち、憲法審査会として、緊急事態における国会機能の維持という観点から、少なくとも、憲法五十六条一項の定足数を確保することが困難若しくはそのおそれがある場合には、例外的にオンライン国会、オンラインを通じて議事に参加し議決ができるとすることは憲法五十六条一項の下でも許容される、反しないということについては、ほぼ私はこの審査会として合意できるので……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 今日は、高橋先生、只野先生、本当にお忙しい中、御出席賜りまして、本当に感謝を申し上げたいと思います。 今、なぜこの憲法審査会でこんな議論がなされているかということなんですが、それはやはり緊急事態との関係でございます。今、コロナ禍、コロナが非常に蔓延をしているという状況にございます。それだけではなくて、我が国は災害の大変多い国でございますし、また、その他の国難ともいうべきそういう緊急事態というのは、当然、ほかの場面でも想定をされます。そういう国難ともいうべき緊急事態にあっても、国会の機能、国会の役割、そういうものをしっかりと果たしていかねばならない、そのた……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 今日を含めて四回の審査会での議論を通じて、緊急事態における国会機能の維持という観点から、憲法五十六条一項に言う「出席」について、例外的にオンラインによる出席も含まれるということが大方の御意見であったというふうに思います。審査会としてこのような形で大方の合意形成が多分できているんだというふうに思っておりまして、是非、成果物として一定の取りまとめをして、森会長の方で議長等に御報告をお願いしたいというふうに思います。それができるということは、非常に審査会としても大きな意義があると思っております。 その上で、今後の議論について申し述べたいと思います。 緊急事態……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 ロシア・プーチン政権によるウクライナ侵略の開始から三週間が経過をいたしました。ロシアの行動は明らかなウクライナの主権侵害であり、武力の行使を禁じる国際法の、明白かつ深刻な国際法違反です。ウクライナで犠牲になった方々、平穏な日常を奪われた人々に関する連日の報道に接するたびに、ロシア・プーチン政権に対する強い憤りを禁じることができません。政府においては、国際社会と緊密に連携し、経済制裁も含め厳格な対応をするとともに、ウクライナ国民に対する力強い人道支援をしていかねばなりません。 二〇一九年九月、今から二年半前になりますが、当衆議院憲法審査会の代表団は……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 初めに、緊急事態条項の創設をめぐる議論の前提として、二点指摘をしたいと思います。 第一に、緊急事態への対応は、それぞれの危機管理法制の詳細な整備が不可欠だということであります。 緊急事態といっても、その形態は様々です。東日本大震災のような大規模災害、また感染症の爆発的な蔓延、さらにはウクライナが今直面している外部からの武力攻撃など、多様です。こうした事態に、国民の生命、身体、財産を守るため取られるべき具体的な措置は一様ではなく、これを一くくりにして論ずることはできません。 緊急事態の類型に応じて、それぞれにふさわしい危機管理法制を平時から整備しておく……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 今日で、通常国会が始まりまして、憲法審査会は七回目になっております。この七回を通じて共通をしておりますのは、緊急時でも国会機能をきちんと維持をしていくということが大変重要である、そういう認識の下で、この七回、議論してきたと思うんです。 オンライン国会については、皆様の御議論を踏まえた上で、憲法審査会としてのオンライン国会についての考え方を、大方の意見を取りまとめて、議長の方に報告するということができたわけでございます。 そして、今、この三回は緊急事態条項について議論をしている。この緊急事態条項についても、非常に多くの論点があります。今日も報告があったと……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 いかなる緊急事態が発生しても、国会は唯一の立法機関、全国民を代表する国権の最高機関として、その役割を果たしていかねばなりません。 衆議院憲法審査会は、この通常国会では、特に、緊急事態において国会機能の維持をどう確保するのかという観点から議論を積み重ねてまいりました。 まず、憲法五十六条一項の「出席」の概念について論議を深め、例外的にオンラインによる出席も含まれるとの意見が大勢となり、その結果を三月八日、衆議院議長に報告できたことは大きな成果であったと考えます。 これまでの議論を踏まえながら、特に緊急事態における国会議員の任期の延長問題を中心に、改めて……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 私も、今日は国民投票法の問題について若干意見を述べたいと思います。 まず、公選法、公職選挙法並びの改正をしなければならない点が幾つかございます。令和元年に公選法で改正されました開票立会人の選任に関する規定、そしてもう一つは、投票立会人の選任要件の緩和に関する規定でございます。さらに、今年、令和四年の公職選挙法の改正で、FM放送でも政見放送ができるようにする、これが公選法の方では改正がなされました。 この三つの項目とも、投票環境の向上を図るということで共通している法改正でございまして、公職選挙法の改正の方は、衆参とも倫選特の方では全会一致で改正がなされて……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 永原さん、今日はありがとうございます。冒頭ありましたとおり、今日で四回目の御出演になるわけでございまして、本当に様々な御意見を毎回頂戴して、心から御礼を申し上げたいと思います。 まず、これは我が党だけではなくて、今日いらっしゃっている皆様の共通の認識であるというふうに思いますけれども、表現の自由というのは最大限に尊重しなければならないということ、それが国民の知る権利を通して民主主義のまさしく基盤になっていくものだ、この共通認識は私はあるというふうに思っております。 したがって、表現の自由というものを制約するとしても、これは当然、合理的で必要最小限度のも……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 国民投票法をめぐる諸課題、特にCM規制について私の意見を述べたいと思います。 時代がどう変化しようと、表現の自由と国民の知る権利の保障は民主主義の基盤であり、その制約は必要最小限度のものでなければなりません。これは民主主義国家としての不変の理念であり、表現の自由に対する過度な法規制は許されないことをまず確認したいと思います。 現行のCM規制については、国民投票法百五条で、何人も、国民投票の期日前十四日に当たる日から国民投票の期日までの間においては、放送事業者の放送設備を使用して、国民投票運動のための広告放送をし、又はさせることはできないと規定されていま……
○北側委員 公明党の北側でございます。 今日は、石破委員から憲法九条について、そして野田委員から第一章、天皇制についての御所見を賜りまして、非常に、ああ、そういうふうにお考えになられているんだなということが改めてよく分かりました。それぞれの御意見についての私の所感については、また改めて述べたいと思います。 今、野田先生からの御質問というのは、宍戸先生等の参考人を呼んだらどうなのかということですよね。これは是非、大事な大事なテーマでございますから、当然、有識者の意見を聞いていくということは意味のあることだと私は理解をしております。 今日は、冒頭、新藤幹事から安全保障についての御議論がござい……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 先週、私、平和安全法制についてのお話をさせていただきました。今日も、少しそれに付加して意見を述べたいと思います。 平和安全法制は、二〇一五年の五月に国会に提出されました。そして、その年の九月に法案が成立をしたわけでございます。そして、二〇一六年、今から六年前の三月に法施行がなされております。 この平和安全法制全体の出発になるものは、平成二十六年、二〇一四年の七月一日の閣議決定にあります。この閣議決定を作るに当たっても、政府、そして自民党、公明党、相当綿密な議論をさせていただいて、この閣議決定を作らせていただきました。今日は、事務局が作っていただきました……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 簡単に二点、お話をさせてください。 まず第一点目は、昨日、五月二十五日、最高裁判所の大法廷が、最高裁判所裁判官の国民審査について、国民審査法が在外国民について審査権の行使を全く認めていないのは憲法に違反するとして、違憲判決を下しました。最高裁大法廷が違憲判決を下すのは戦後十一回目、極めてまれな話でございます。 私は、国会としても、また当憲法審査会においても、最高裁から、それも全会一致だと聞いているんですけれども、違憲判決が下されたということについて、やはり受け止めないといけないというふうに思っております。 憲法上、在外国民にも審査権を行使する機会が保……
○北側委員 公明党の北側一雄でございます。 さきの通常国会では、憲法審査会での論議は実質十五回開催されました。立場の違いがある中でも憲法論議が積極的になされたことを評価したいと思います。議論を重ねると、一定のコンセンサスが生まれてくるというふうにも感じております。 通常国会を振り返りますと、大きく三つのテーマが特に議論されたと思っております。緊急事態条項の創設、自衛隊と憲法、そして国民投票法改正の三つです。それぞれについて、改めて私の意見を述べたいと思います。 まず、緊急事態条項についてです。 我が国が大災害に襲われるなど、国家の危機と言える事態に国会の機能を維持することは、極めて重要……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 日本の憲法四十一条には、私たちの国会というのは、唯一の立法機関、国権の最高機関と位置づけをされております。議会制民主主義の一番の基本になる条項でございます。どのような緊急事態が生じようとも国会機能をきちんと維持をしていく、必要な立法また予算措置を国会がきちんと速やかに議決をしていくということは、国会の、議会の一番の大きな役割であり、責任だというふうに思います。 ウクライナの戦争が始まりまして、もう八か月以上たつわけでございますけれども、ウクライナでは、この戦争が始まって以降も、今日に至るまで、ウクライナの議会、最高会議というのはきちんと存在し、機能してお……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 今日も、緊急事態における議員任期の延長問題につきまして、多くの会派の委員の方々が、その必要性について方向性がかなり共有されているなということを実感いたしております。さきの通常国会そしてこの臨時国会で、この緊急事態条項については相当議論もなされ、具体的な論点についてもほぼ出尽くしているというふうに思います。 私自身も、通常国会で、三月の二十四日そして四月の七日にかなり詳しく意見を表明させていただきましたが、これまでのこの憲法審査会での各委員の意見を踏まえまして、改めて、衆議院法制局において論点整理を是非していただきたいということをお願いしたいと思います。 ……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 まず、衆議院法制局の皆さん、この論点整理、ありがとうございました。これまでの緊急事態に関する幅広い論議について的確に整理をしていただきました。ありがとうございます。 今回の緊急事態における国会議員の任期延長、また緊急事態条項というのは、何のためにそういう議論をしているかというと、これも改めて確認をしたいと思いますが、どんな緊急時においても、それが国民の生命そして自由、財産等に危機を招来するような、そのような緊急な事態が起こっても、国会の機能をきちんと維持をしている、国会の役割をきちんと果たしているということが一番のポイント、趣旨であるというふうに思ってお……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 昨年は、通常国会、また秋の臨時国会を通じて、憲法審査会は毎週定例日に開催され、実質審議も二十回にわたって実施されました。この国会でも、定例日には審査会を開催し、憲法論議を積み重ねるべきです。 昨年、審査会で議論が集中したテーマは、第一に緊急事態条項、特に緊急事態における国会議員の任期延長、第二に国民投票法とCM規制の在り方であったと思います。共に論点はほぼ出尽くしているように思います。この国会で、少なくともこの二つのテーマについては一定の合意形成が図られるべきと考えます。 昨年十二月一日には、これまでの審査会での議論を踏まえ、衆議院法制局から緊急事態条……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 もう時間が来ておりますので、一言しゃべって終わりたいと思います。 先ほど、うちの浜地委員から話がありましたが、東日本大震災から十二年たつわけでございます。この東日本大震災という巨大地震が起こったときにどういう対応をしたのかということを、もう一度よく私どもは検証した方がいいというふうに私は思っております。 ちなみに、今大きなテーマになっております緊急事態における議員任期の延長の問題に関連するんですけれども、ちょうどその年は、今年と一緒で、四月に統一地方選挙が予定をされておりました。三・一一にそういう大きな地震が起こって、四月の統一地方選。では、この四月の……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 今御質問があった点については、また次回にでもお答えをしたいと思います。 国民投票法とCM規制の問題、これについて、基本的な考え方について改めて申し述べたいと思います。 御承知のとおり、現代は、情報技術が著しく進展をしておりまして、情報を発信する方法、またその主体も極めて多様になっております。今の時代というのは、過剰な情報が氾濫をしている、こういう時代になっているわけですが、私は、こういう時代に、果たして、法律の規制で、情報の発信を法規制していくということがそもそも可能なのかというふうな疑問を持っております。 確かに、誤った情報、デマ、フェイク情報等は……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 まず、国民投票法についてです。 国民投票法とCM規制については、今月二日の審査会で私どもの基本的な立場を述べました。 本日は、今後、憲法改正国民投票制度について、法改正を含め取り組むべき課題について、改めて申し述べます。 第一に、投票環境の向上のため、昨年四月に本審査会に付託されています三項目の国民投票法改正案は、公職選挙法並びの改正で、速やかに成立を図るべきです。今後とも、公職選挙法と併せて、投票環境の向上、有権者の利便性向上に努めていかねばなりません。 第二に、国民投票運動等に係るテレビ等の放送広告やネット広告について、事業者団体や放送事業者は……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 いかなる緊急事態が発生しても、国会は、唯一の立法機関、全国民を代表する国権の最高機関として、その役割を果たしていかねばなりません。そのため、緊急事態において国会機能の維持をどう確保するのかという観点から、当審査会では昨年来論議を積み重ねてまいりました。 まず、緊急事態が発生し、議場に国会議員が参集するのが困難となった場合にどうするのかが議論され、憲法五十六条一項の「出席」の概念は、例外的にオンラインによる出席も含まれるとの意見が大勢となり、その結果を昨年三月、衆議院議長に報告したことは御承知のとおりでございます。 次に、大きな論議となっているのは、議員……
○北側委員 簡潔にお答えをします。 先ほど玉木さんの方から、緊急集会の位置づけについて御質問がございました。 これは、去年の四月の七日にこの場で私が発言しているんですが、国会というのはあくまで二院制が大前提です。衆議院及び参議院の両議院で構成される。したがって、法律とか予算とか条約とか内閣総理大臣の指名、さらには憲法改正の発議等も両議院の議決で行われます。 参議院の緊急集会による国会としての意思決定は、この二院制の例外として、憲法上あくまで暫定的、一時的な緊急措置というふうに位置づけられるわけです。 憲法上、衆議院解散から四十日以内に総選挙が実施され、選挙から三十日以内に国会を召集し、……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 今日は、私も、憲法と安全保障との関係について意見を述べます。 平和安全法制は、二〇一五年五月に法案が国会に提出され、同年九月に成立し、翌二〇一六年三月に施行されました。 平和安全法制には安全保障に関わる様々な関連の法整備が含まれていますが、その肝となるのが、憲法九条の下で許容される自衛の措置の限界を明確化したことです。いわゆる武力の行使の新三要件です。その基本的な考え方は、法案提出の前年である二〇一四年七月一日の閣議決定で示されています。私は、この七月一日閣議決定に至るまでの自公の与党協議、さらには、これに基づく関連法案の策定、法案成立に至るまで、与党……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 緊急事態条項の創設、特に、緊急事態における国会議員の任期の延長について、昨年来、当審査会で活発に論議されてまいりました。 衆議院解散後若しくは議員任期満了前に緊急事態が発生し、国政選挙の適正な実施が長期間困難と認められるときに、国会の機能を維持するため、憲法を改正し、国会議員の任期の延長ができるようにすべきであること。そして、その要件、手続、効果等についても具体的な内容についての論議が進められ、五会派では既に共通の理解ができつつあると思います。 憲法四十一条は、国会は、国権の最高機関であり、国の唯一の立法機関としています。国会は、いかなる緊急事態が発生……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 今日の最初の御発言の奥野委員の御発言の中に少し気になる点があったので、お話をさせてもらいたいと思います。 奥野委員の御発言の中で、全国的な選挙困難事態というお言葉を何度か使われておられました。 ここでも何度も議論してきておりますが、私どもは、選挙の一体性が害されるほど広範な地域において選挙の適正な実施が困難というふうに理解をしております。必ずしも全国的な選挙困難事態ということではございません。念頭にあるのは、東日本大震災のときのことでございます。 今から十二年前、三月十一日に震災があったわけですが、四月に統一地方選挙が予定をされておりまして、結果とし……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 両先生におかれましては、大変お忙しい中、御参加いただきましてありがとうございました。 私は、時間も限られておりますので、今日のお話の中で、長期間、国政選挙、特に衆議院選挙を実施することが困難ということはなかなか想定し難いというお話があったかと思います。また、繰延べ投票制度があるじゃないか、それを使えばいいじゃないかという御趣旨もあったかと思いますので、私なりの意見といいますか、考えを述べさせていただきたいと思うんです。 まず、繰延べ投票制度というのは、過去に何度も実施されているんですが、既に選挙の告示がなされて、既に選挙戦が始まっている、そういう中で、……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 今日、国民投票法についての議論が集中して行われております。 冒頭、新藤委員から、国民投票広報協議会についてのお話がございました。そして、三つの規程、そして法改正も含めまして、是非事務方でたたき台を作ってもらいたい、こういうお話がございました。私も大賛成でございます。是非とも事務方の方で、国民投票広報協議会の役割等について具体的な規程案等のたたき台を作っていただいて、是非幹事会等で議論をさせていただければと思います。 やはり、広報協議会で何ができるのか、どういう役割を持たせるのかということがだんだん議論がなされていきますと、そもそも今一番問題になっており……
○北側委員 済みません、簡潔に意見を述べます。 まず、緊急事態における国会議員の任期の延長問題は、昨年来、当審査会で相当何度も議論を積み重ねてまいりました。五会派の間では、ほぼ私は考え方は共通をしていると思います。また、立憲の皆さん、共産党の皆さんの御意見もございます。相当、その争点といいますか違いといいますか、そこはもう明確になってきていると思いますので、一度この段階で、国会議員の任期延長問題についての整理を是非すべきである、できましたら、せっかくここまでやってきたんですので、この国会中に是非整理をしてもらえればというふうに思います。 その上で一点だけ申し上げたいと思うんですが、今日、選……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 緊急事態における議員任期の延長等の論点について、これまでの各会派の意見に基づき、衆議院法制局、審査会事務局において簡潔かつ的確に論点整理をしていただきました。橘法制局長を始め、事務局の皆様に御礼を申し上げたいと思います。 衆議院憲法審査会では、昨年一年間で二十回、今年の通常国会で本日も含め十五回、この一年半で計三十五回の実質討議を行ってまいりました。委員の皆様の活発な憲法論議に敬意を申し上げたいと思います。 この三十五回の討議の中で、緊急事態条項について委員から意見表明された審査会の回数は、三十五回のうち計二十八回に及びます。論点は既に出尽くしていると……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 欧州各国憲法及び国民投票制度についての調査報告書を読ませていただきました。欧州三か国で、政府、議会、学識経験者など、多くの関係者と精力的に意見交換がなされました。まずは、調査に参加された森会長を始め、議員団の皆さんに敬意を申し上げたいと思います。 この報告書や、森団長を始め参加された議員の報告も踏まえ、国民投票と緊急事態条項について、改めて私の意見を述べたいと思います。 フランスでの憲法改正手続と国民投票の位置づけについて報告がありました。 フランス憲法の改正手続を規定した八十九条二項では、上下両院で可決された憲法改正案は、国民投票によって承認された……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 二点、申し上げたいと思います。 一点は、今日も相当議論がございました広報協議会規程でございます。 先週でしたか、幹事懇で、事務方の方から広報協議会規程の案について、たたき台について説明がございました。 憲法の改正をしていくためには、この広報協議会規程というのがないとできません。国民投票の際に必要不可欠な機関、そして役割を担っていただくわけでございまして、この広報協議会規程について、是非成案を得られるようにしないといけないと思います。 その意味で、広報協議会規程というのは、衆議院の憲法審査会だけで決められる話ではありません。参議院の憲法審査会とも協議……
○北側委員 公明党の北側です。 私も、今、玉木さんから質問がありましたけれども、今日の奥野さんの御意見に対して、感想といいますか、申し上げたいと思うんです。 党内で御議論いただいていることは本当によかったと思いますし、取りまとめもされたということですね。是非ちょっと文書で、正確を期したいと思うので、いただければ大変ありがたいと思っておりますので、検討していただきたいと思います。 その上で、今日のお話を聞いて感じたこと。 まず、選挙困難事態というのがあり得るという認識を持たれたんだと思うんですね。繰延べ投票では限界がある、選挙困難事態というのはあり得ると。その場合に、衆議院の場合は任期四……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 衆議院の憲法審査会では、一昨年、二〇二二年一年間で二十回、昨年、二〇二三年一年間で十九回、この二年で計三十九回の実質討議を行ってまいりました。委員の皆様の活発な憲法論議に心から敬意を申し上げたいと思います。これからも、毎週の定例日には憲法審査会を開催し、憲法論議を推し進めていくべきと思います。 この三十九回の討議の中では様々なテーマが取り上げられましたが、特に、緊急事態における議員任期延長問題については、多くの会派の委員から発言がありました。議員任期延長について議論となった審査会の回数は、この三十九回のうち三十三回に及びます。論点は既に出尽くしていると言……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 二点、確認といいますか、御質問したいと思います。一つは、今日も御発言いただいた、立憲の奥野委員に対してでございます。もう一つは、逢坂幹事にも、今後の運営ということでお尋ねを申し上げたいと思います。 今日の奥野委員の御発言は、恐らく前回の私の質問に対する御回答も含めていらっしゃったのかなというふうに思うんですが、要するに、緊急時における国会機能を維持しなければならないという観点で議員任期延長の問題が議論されてきたんですが、立憲民主党の皆様の考えとしては、一つは選挙困難事態、衆議院の解散から七十日を超えて選挙を実施することが困難であるという、この選挙困難事態……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 国民投票制度、また、国民投票広報協議会に係る課題について意見を述べます。 アイルランドでは、本年三月八日、憲法改正案が国民投票に付され、結果として否決をされました。 アイルランド憲法は一九三七年に制定されましたが、今回の憲法改正案の内容は、家族に関する二つの条項の改正案でした。 第一点は、現行の四十一条二節には、母親たちが家庭における義務を怠って働きに出ることがないよう、国は努力をしなければならないと定めています。男女共同参画の理念に明らかに反し、時代遅れだとして、その削除が提案され、代わって、家族相互の扶助をうたった条文案が提案されました。 第二……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 先ほど逢坂さんの方から、これは前回もおっしゃっていたと思うんですけれども、災害に強い選挙事務体制をつくらないといけない。これは全くそのとおりでして、これにまた反対をするような人たちはいないんだろうと思うんです。しっかり具体的に、災害時でも選挙が執行できるようなそういう仕組み、オンライン投票も含めて、それをしっかり進めていくということなんだろうというふうに思うんですね。 ただ、そこもやはり限界があるということを申し上げたいと思うんですね。 逢坂さんの方では繰延べ投票の話も少しされていましたが、この審査会でも、繰延べ投票制度というのはどこまでできるのかとい……
○北側委員 幾つか御質問をいただきましたので、時間の範囲内でお答えしたいと思います。 まず、今日もいろいろな方から御指摘があったんですが、選挙困難事態の認定、ここがやはり明確でなければいけないというのは、全くそのとおりだと思います。濫用防止、防がないといけない、それは全くそのとおり、お手盛りになってはいけないわけでございまして。 そういう意味で、この選挙困難事態、私どもはどう定義をしているかというと、選挙の一体性が害されるほどの広範性、そして七十日を超えるほどの長期性、憲法の仮に改正条項を作るとするとこういう言葉が入るんですが、その上で、更に詳細な選挙困難事態の基準といいますか、そこはより……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 先ほどの細野さんの質問で、東日本大震災当時、逢坂さんが総務大臣政務官でいらっしゃったと聞きまして、初めてそのことを知りました。 あのとき、二〇一一年三月十一日ですよね、震災は。一番最初に総務省が、当時、急いでやった特別立法というのは何かというと、まさしく選挙期日を延ばす法律だったんですよね。 ちょっと調べてみましたら、三月十一日に震災があったんですが、統一選は四月十日が前半の投票日だったんです。四月十日が投票日ということは、知事選の告示は三月の二十四日だったんですよ。もうあと、震災の日から十三日後に知事選の告示日がある。さらに、引き続き政令市の告示、そ……
○北側委員 公明党の北側一雄です。 自民党の中谷幹事から、選挙困難事態における国会機能維持条項について御発言がありました。これまで二年半にわたりまして衆議院憲法審査会で最も集中的に議論されてきたテーマの論点について、自民、公明、維新、国民、有志の会の五会派の意見を集約したもので、中谷幹事の発言内容に全面的に賛同申し上げたいと思います。 私からは、当審査会で指摘された幾つかの課題について、補足の意見を申し述べます。 まず、緊急時でも、国政選挙期日の延期ではなく、繰延べ投票で対応できるとの意見があります。 公職選挙法五十七条は、天災その他避けることのできない事故により、投票所において、投票……
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