このページでは五十嵐文彦衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。五十嵐文彦衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○五十嵐(ふ)委員 日本新党の五十嵐ふみひこでございます。 さきがけ日本新党を代表いたしまして質問をさしていただきますけれども、当選してまだ四カ月の新人議員がこの総括質問の場に出させていただくということは、私は国会の歴史の上では大変珍しいことではないかなと思っております。まさに連立政権が誕生の私は一つのいい側面だろうと思います。すなわち、我が会派にも私よりも当選回数の多い議員さんはいらっしゃるわけでありますけれども、これは当選回数主義にこだわらないという面が出てきたという意味でございます。 また、私は細川政権の支持率が非常に高いということについて一言言及をさしていただきたいと思うんですが、……
○五十嵐(ふ)委員 さきがけ・青雲・民主の風の五十嵐ふみひこでございます。 本日は、各党各会派の御協力を賜りまして、時間の配分をお譲りいただきまして、まことにありがとうございます。 私は、科学技術立国がこれから日本の進むべき道だという立場から、その中でも高度情報化社会への対応という観点から質問をさせていただきたいと思います。 座らせていただきます。 我が国の情報化社会への対応ということでは、一口に言っておくれているというのが現実でございます。コンピューターの普及率、データベースの数、これはいずれもアメリカの四分の一でございます。それから、今銀行等ではネットワーク化が進んでおりますけれど……
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐ふみひこでございます。
同僚議員がいろいろ御質問されておりますけれども、なるべく重複しないようにということで、まず最初に、九月未の台風二十六号の被害がございました。人的被害は幸いかつての大型の台風に比べて余り多くはなかったわけでありますけれども、農業被害等は、やはりあれだけの規模と強さの台風でございましたから相当あったかと存じます。この台風被害について、激甚災が適用されるのかどうかということについてお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 激甚災が適用されるものと思いますが、よろしくお願いいたします。
次に、北海道東方沖地震。やはり、マグニチュード八・一……
○五十嵐(ふ)委員 新党さきがけの五十嵐ふみひこでございます。 私は、旧連立与党時代から税を担当させていただいておりまして、また新政権でも税を勉強させていただきました。二つの税制協議会、税調を体験させていただいたという立場から、その比較を中心にお話をさせていただきたいと思いますが、まず最初に、昨日まで、日本・カナダ議員連盟で、超党派で、カナダのブリティッシュコロンビア州に行ってまいりました。今、カナダで問題になっているのは、所得税も大体日本でいえば低所得者層に当たるところでも三〇%近い所得税がかかるということですけれども、一方で、国税七%、州税七%という大変大きな消費税がかかっているというこ……
○五十嵐(ふ)委員 新党さきがけの五十嵐ふみひこでございます。私は、政府案に賛成の立場から質問をさせていただきます。 私は、昨年も旧連立与党の税制プロジェクトチームの立場から年度改正にタッチをさせていただきました。昨年の改正時の税制改正大綱に、これからの税制というのは、一回ごとの改正に一喜一憂する、一回ごとの改正について損だとか得だとかいう議論はやめにして、トータルな姿として、税の構造がどうなのか、バランスがどうなのか、また水準がどうなのかということを議論をしていかなければいけないということを税制大網で盛り込まさせていただきました。 その立場から、今回の税制改正の論点について一つ一つ見てい……
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐ふみひこでございます。 ここへ来させていただきまして、それぞれのお立場から、税に深い関心をお持ちになっていただいて、それぞれ率直な御意見をいただけたということを大変感謝を申し上げます。 私は、川波さんと甲能さんに御質問をさせていただきたいと思いますが、川波さんの御意見の中で、まさに行財政改革をきちんとやらなければいけない、あるいは取りやすいところから取るということではだめですよ、あるいは大口の申告漏れや行き過ぎた節税というのをきちんと見てくださいということには同感でございます。私どもも、取る側の論理だけで税を考えてはいけないということを肝に銘じてやったつ……
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐ふみひこでございます。 野党・改革の皆さんが本委員会にまたも欠席をされている。しかも、その理由が、修正案の作成が間に合わないということでございました。そもそも国民福祉税以来、野党の皆さんはずっと協議会をつくられてこの問題を検討されてきたわけです。また、改革の皆さんの要求で本委員会が設定をされたわけですから、本委員会設定と同時に本来ならば野党案が出されてしかるべきものだろうと思います。ですから、今回のこの態度は、私は極めて意図的な引き延ばし以外の何物でもないということで強く糾弾をさせていただきたいと思います。 また、その内容を拝見をいたしますと、修正案の名……
○五十嵐(ふ)委員 新党さきがけの五十嵐ふみひこでございます。遅くまで御苦労さまでございます。 私は、政治理念と政治姿勢、この問題について質疑をさせていただきたいと思いますけれども、あらかじめ質問の通告をしていない問題についてもお尋ねするかもしれませんので、御容赦をいただきたいと思います。 私は、まず時代認識というものをひとつやはり伺っておかなければいけないなと思っております。なぜなら、最近大変政党が入り乱れて政治がわかりにくくなったという話を国民の皆様から伺うわけで、少し整理をしておかなければいけないなと感じる次第であります。 一九六〇年代に、世界的に、衣食足りて礼節を知ると申しますか……
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐ふみひこでございます。与党の立場からでございますけれども、与党も野党もございませんけれども、この問題について質問をさせていただきます。 今回出されました政府側の案というのは、あくまでも官僚側の答案でございまして、私はこれから政治の側がこれをさばいていくという認識でおります。それで、きょうは大変貴重な御意見を各先生からちょうだいをいたしまして、大変ありがたいなと思っているところでございますけれども、ぜひ私どもと先生方と共闘をさせていただきたい、そういうふうに思っております。 日本はとにかくお上頼りの社会でございまして、これは国民の側にも問題がございます。し……
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐ふみひこでございます。 私は、今回の規制緩和推進計画、この政府計画が策定をされまして、また今回、先ほどの大臣のお言葉のように、三年計画に短縮をされたということについて、これはやはり一歩前進という評価を下さなければならないだろうと思います。 ところが、一方で、私は与党の円高対策の検討チームの中にいるわけですけれども、どうも今回の急激な円高、その原因を探ってみますと、やはり政府の規制緩和推進計画に対する市場の評価というものが今回の円高のかなり大きな要因になっているということを、残念ながら認めざるを得ません。 いろいろ聞いてみますと、やはり象徴的なものがござ……
○五十嵐(ふ)委員 与党三党を代表して、三人の参考人の方々に御質問させていただきます。 本日は、お忙しいところ大変ありがとうございました。貴重な御意見をちょうだいをいたしました。正直言って、どう考えていいのかなと思うこともございます。 私は、この住宅については大変重要だと思っておりますけれども、それは、私ども日本人が一番困っているのは、教育にお金がかかり過ぎるということと、やはり住宅の取得に大変お金がかかり過ぎる、住宅貧乏という問題を解決しない限り日本人は幸せになれないだろうと思っているからでございまして、そのライフスタイルを変えていく大きな一つの足がかりになるのかな、それがこの問題に関す……
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐ふみひこでございます。 初めに、今回の大震災の犠牲者そして被災者に対して、心からその御不幸に対して哀悼の意を表し、またお見舞いを申し上げるところでございます。 先ほど大蔵大臣は、来年度予算につきまして雪中梅だということを申されましたけれども、梅一輪ほどの暖かさでは困るのが今回の災害対策でございます。その中で、しかしいち早く大蔵大臣は、事務当局に対して、六年分の所得税の減免、すなわち雑損控除それからまた災害減免法の控除につきまして、六年分についても適用できないかという検討を指示されたと伺っております。 また、私ども与党におきましても、これを前向きに行うよ……
○五十嵐(ふ)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。 関税定率法及び関税暫定措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について、十分配慮すべきである。 一 関税率の改正に当たっては、我が国の貿易をめぐる諸情勢に対処するとともに、国内産業、特に農林水産業及び中小企業への影響に十分配慮しつつ、国民経済的観点に立って国民生活の安定に寄与するよう努めること。 一 国際化の著しい進展等による貿易量、出入国者数の伸長等に伴い、より適正で迅速な通関に加え、麻薬、覚せい剤、銃砲、知的財産権……
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐ふみひこでございます。 前略でやらせていただきますが、今度の保険業法の改正、私は、規制緩和を進めることによって新たなビジネスチャンスを拡大するという意味で、このような金融面での規制緩和、ぜひ必要だろうと思っておりますが、それには前提として、先ほど来語が出ておりますけれども、自己責任原則の確立というのが一つは必要だろう。もう一つは、公正な取引、ディスクロージャーも含めた公正な取引というものが、やはりこれは確保されなければならないだろうという二つの側面があると思います。 公正な取引という面からいきますと、一つはディスクロージャーの問題が大きいのですが、日本の……
○五十嵐(ふ)委員 新党さきがけの五十嵐ふみひこでございます。
提出されました補正予算案には賛成でございますが、大事なのは第二次補正でございます。先ほど、二十四日を提出の目標とするという大臣のお話がありましたけれども、二十四日目標が少しでも前倒しにならないか、被災者の皆さんに安心をしていただくために、私はそうした措置ができればありがたいなと思っているところでございますが、大蔵大臣から、提出の見通しについて前倒しができないかということをもう一度お伺いをしたいと思います。
【次の発言】 よろしくお願いをいたします。
大震災について、私も現地へ行ってまいりました。そして、もう政治家のパフォーマン……
○五十嵐(ふ)委員 新党さきがけの五十嵐ふみひこでございます。 私は、党の立場というよりは、この問題をずっと勉強させていただいてきた者の一人として御質問をさせていただきたいと思います。 また、私は、ここに通産大臣お見えでございますけれども、ちょうど第二次臨時行政調査会、いわゆる土光臨調が行われておりました間、臨調担当の新聞記者として、通信社の記者でございましたけれども、記者として取材をさせていただきました。そのころ通産大臣は、自民党行財政調査会長として、三公社五現業の改革を初めとする大改革の陣頭指揮をとられていたということで、取材をした覚えがあるわけでございます。 その後、この行財政改革……
○五十嵐(ふ)委員 新党さきがけの五十嵐ふみひこでございます。 三重野証人、前日銀総裁にお尋ねをいたしますが、まず最初に、私は与党三党を代表してお尋ねをいたすわけでございますけれども、私は、今回の二信組の問題ですね、二信組の預金者を保護するという政策判断、政策決定、この問題と、二信組及びイ・アイ・イ・グループをめぐる政界、官界との癒着あるいは不正行為といった疑惑解明の問題と二つの問題があって、これがかなり混同をされて伝えられて混乱が起きているというふうに感じております。ここをしっかりと踏まえて、分けて考えることが重要だろうということから、その立場に立って御質問をさせていただきたいと思います。……
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐ふみひこでございます。 私は前回の本委員会で三重野前日銀総裁に尋問をさせていただきまして、そのときにスキーム決定に至る、いわゆる巷間言われている疑惑というものについては大体氷解されたというふうに解釈をしております。問題は、預金者保護システムが現行の法制度上はかなり不備であるという、今増渕証人がおっしゃったこと、ここに大きな問題がある。 それから問題は、あとは、政治家がどのようにこれに絡んだかということだろう。むしろ預金者保護の面より融資の方が大きな問題が、この件については、二信組問題については大きいのではないかということを結論づけておりますけれども、補足……
○五十嵐(ふ)委員 新党さきがけの五十嵐ふみひこでございます。佐々木委員のお時間を少しちょうだいをいたしまして、早目にすることができました。ありがとうございます。 最初に、村山内閣の命題となっております行革について、総理にお尋ねをしたいと思います。 私は、行政改革、なぜ必要かという観点なんですけれども、戦後のキャッチアップ型の経済というものを効率よく転がしていくために我が国は全力を挙げてその行政のシステムが働いてきたというふうに思っております。それは非常にうまくいってまいりました。世界一、二を争う経済をつくってきたわけですけれども、どうもよく見ると、世界一、二を争う、建物でいうとビルなんだ……
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐でございます。 ぜひ、いろいろな国民が感じている疑問を解明するために、誠実にお答えをいただきたいと思うわけですけれども、ともかく今度の二信組の問題は、政治家絡みの情実人事が多額の焦げつきをつくって、それが、その最後のしりぬぐいが国民の血税や公的資金に来ているのではないかというところから始まっているわけですから、そこのところの解明をしなければいけないという立場から質問をさせていただきます。 先ごろ来、フェスタコーポレーションとの関係が云々されておりまして、中西証人は、秘書がやったことで私は関係ないんだということをずっとおっしゃっているわけですが、どうもその……
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐でございます。 宗教法人法の改正案について御質問をさせていただきますけれども、私は、信教の自由ということについて、そもそも論から少し論を起こしたいと思うのです。 信教の自由は、もちろん、日本人である個人が何らかの信仰を持つ、あるいは信仰しない自由を持つということを保障するということであって、宗教団体が何をしてもいいということを保障するものではないということだろうとまず思います。 それからまた、信教の自由が奪われるケース、宗教弾圧という言葉がよく飛び交っていますけれども、これはどういうケースだろうかということを考えたとき、私どものこの日本国のような選挙制……
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐でございます。 現下の経済状況は大変厳しいものがございますけれども、その主な要因は、やはり資産デフレということになるかと思います。私は、この資産デフレは、WTO時代に入った経済の国際化に伴ういわば必然でありまして、これはハイコスト経済から国際競争力を持った人並み経済へ転換するための産みの苦しみの時期だ、この時期をうまく乗り越えれば、二十一世紀、日本はきちんとした発展ができる、そのように思っております。 そして、この資産デフレの克服の仕方は、一方では、麻薬中毒のような地価の反転というものに頼るという方法が一つあると思います。しかし、麻薬中毒にまさしくすぎな……
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐ふみひこでございます。 最近、いじめ、自殺問題が大変深刻になってまいりました。私は私なりにこの問題を考えておりますけれども、どうも最近は、幼いころから競争の世界へ投げ込まれていってしまう、そして丸ごとの自我を受け入れられないという不安が幼い心の中にももう既にかなり広がっているのではないか。そして、その自我の保存のためには、心理学で学びましたけれども、逃避的機制というのと攻撃的機制というのがございます。キセイのキは「機械」の「機」で「制度」の「制」、いわゆる我々が言う規制緩和の規制とは違う機制ですけれども、その逃避的機制というのは不登校というような形であらわ……
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐でございます。 まず最初に、この委員会に新進党の委員の皆様が出席をされておりません。その原因は、予算委員会の採決阻止のための座り込み、ピケが行われている、これが不正常な状態になっている大もとでございます。 私は、政治は最高の道徳だと言われる状況の中で、立法をすべきところにいる、権限を持つ国会議員が違法行為を平気で行うということに対する問題点を指摘しなければいけません。そしてまた、これは、国会議員であれば大抵のことはやっていいんだ、何でもやれるんだという思い上がりがあるのではないかと思います。このことがテレビを通じてあるいは新聞を通じて日本じゅうに広まり、……
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐ふみひこでございます。御苦労さまでございます。 あらかじめの質問通告とはちょっと外れるかもしれませんけれども、先輩議員の御質問をずっと聞いておりまして、論点が幾つかに整理されるな、国民の関心もそこだろうなということが幾つかございます。 一つは、やはり借り手、貸し手、母体行の責任をきっちりととってもらわなければならない。そのために日本版RTCというようなものを政府としてはお考えですが、それにどの程度の権限を付与してこれを保障していくかというのが一つの論点だろうと思います。 それから、国民の皆さんが聞きたいのは、公的資金を導入してまで早期に決着するというこ……
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐でございます。 住専問題についておさらい的な質問をさせていただこうと思っていたのですが、まず最初に、けさの報道を拝見をいたしますと、政府・与党内に、金融三法の中から将来の財政資金の投入、預金者保護のための財政資金の投入について削除をするか、あるいはこの金融三法そのものを先送りをしようという動きがあるという報道がなされております。私は、そのどちらにも反対でございます。 住専に税金投入をする意味、財政資金を投入する意味は、私は三つばかり考えられると思っております。 一つは、国際金融社会に対する我が国からのメッセージであります。これは、我が国が政治の責任を持……
○五十嵐(ふ)委員 私は、最近、地元に帰って選挙区の皆様と話をする機会がかなりありますけれども、帰りますと、ただ税金を入れるのがいいか悪いかという議論はもう終わってしまった。むしろ、バブルを発生させ、そしてその処理に失敗をした、住専など金融をめぐるモラルハザードがかなり生じてでたらめな経営が行われている、こういうことを二度と起こさないようにどういうふうにやってくれるのか、そういう担保がない、そういう議論がないということに対する政界全体への怒りというものにどうも変わってきている。私どもは、もっと真剣にその点を考えるべきだろうと思います。 そういう観点から、もう大臣はたびたび、自己責任原則の確立……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。
本日、私は、大づかみにそごう問題の本質を政治論議してまいりたいと思うのですが、その前に、同僚委員の質問を聞いていまして一つだけ気になることがありますので、最初に質問させていただきます。
森さんにお伺いをしたいと思うのですけれども、先ほどのお話では、そごうの債権が要注意先のA債権というお話で、最初からそういう判定だったというふうに伺っていますけれども、実際には要注意先B債権だったのではありませんか。
【次の発言】 いや、再生委員会の関係者の中に、実はB債権だった、B債権には実は債権放棄の要請がなければ瑕疵担保条項の発動に至らない、そういう話があ……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 休憩前の同僚議員の質疑を聞いておりまして、どうも基本的なところでいろいろな問題があるのではないか、特に、これまでさんざん言われてまいりました護送船団方式に対する批判、これに対する反省がまだ政府として不十分なのではないかという感を強くいたしました。 特に、先ほどの特別損失が生じた場合に報道機関で指摘をしなければわからなかったというようなところを見ますと、あの大和銀行ニューヨーク支店事件でおわかりのように、こういったものについてはタイムリーにディスクロージャーしていく、それが公的性格を持っている金融機関の務めであるといったことについて十分な認識が……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 ちょっと風邪を引いて、声が汚くて申しわけないと思いますが、よろしくお願いをいたします。 午前中の質疑を聞いておりまして、直接償却、間接償却のお話が一つの焦点になっておりましたので、私もこの問題をまず最初にちょっとお尋ねしておきたいと思います。 柳澤大臣は、償却の仕方、処理の仕方には直接と間接があって、日本は伝統的に引当金を積んでこれをやるという知恵を働かせてきたんだというような御答弁が以前はかなり多かったわけでありますけれども、ここへ来て、直接償却に重点を置こうという決断をされたと報道されております。それに対する政府内からの反作用もあったよ……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 最初に、柳澤大臣はおられませんけれども、二月二十七日の我が党同僚議員の長妻委員に対する答弁の事実上の訂正が行われましたが、この訂正を議事録の修正で済ませてしまおうという動きがあったことに、まず私は抗議をいたしておきます。 それから、本題に入ります前に、宮澤財務大臣にお尋ねをするわけですけれども、参議院の予算委員会で過日大臣が、我が国の財政状況について、やや破局に近いという表現をなさったかと思いますが、その後それを訂正されました。 私どもは、大臣の発言について、これは正しく事実を認識しておられるな、こう思っていたわけでありますし、また、私があ……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐でございます。 まず最初に、今の原口委員の質問の続きをさせていただきたいのですが、たびたび似たようなお話をさせていただいて大変恐縮なんですが、柳澤大臣に、国債、地方債のリスクウエートはゼロだということを確認されましたけれども、私は、今や国債、地方債がここまで積み上がってくると、やはりリスクはあるんだという実態との差をもう一度追求してみたいと思うんです。 ちょうど九九年の二月時点で、日本の国内銀行の国債の保有残高は三十・一兆円でした。これがことしの二月期には六十九兆八千億円ということで、倍以上に当然ながら膨れ上がっているわけであります。この九九年二月の時点というの……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 私は、本日、経済、財政、行政改革の諸問題について、政府のお考えをただすという立場でやってまいりたいと思います。 質問通告をいたしておりますけれども、大変重要な問題ですので、質問通告以外の質問もあるかと思いますが、細かい質問はいたしません、政治家として、国を引っ張るリーダーとしてのお考えをちょうだいするという立場でございますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。 まず最初に、宮澤財務金融大臣にお尋ねをいたしますけれども、ザ・ワールド・コンペティティブネス・イヤーブック二〇〇〇というのがございます。世界の競争力年次報告書とでも訳すのでしょ……
○五十嵐委員 ただいま数字がちょっと変わりまして、二時五十一分現在、株価は一万二千三百四十一円であります。(発言する者あり)また下がっている、そうすると四百円近い下落になっているわけであります。これはもはや、上がったり下がったりする一時的な現象だというようなレベルではない。下がったり下がったり、大変厳しい。支持率と同じでありますけれども。これは何を意味するかということを考えなければいけないと思います。 これは何か。私は、政治全体に対する市場の不信感ということだろうと思います。そしてそれが経済不況をもたらし、国民に対して不安感をもたらしているわけであります。特に、その政治全体に対する不信の引き……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 故福田赳夫先生にゆかりの者として、小泉純一郎総理大臣の誕生を心からお祝いを申し上げるところであります。 福田先生と親しくさせていただきまして、人の悪口を全く言わない方でありました。その中でも、私は、期待をしておった人物がだれだったかよくわかっております。一人はまさしく小泉純一郎さんであり、若手では、我が党に今おられる鹿野道彦さんを大変評価していたということを知っております。 それは、政治家にはいろいろ妥協があったり、政治をやる上ではお金が必要だったりすることもあるだろうけれども、究極のところで、我執を捨てて、我を捨てて人のために尽くせるかと……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。
特別委員会が開かれておりますので余り、大臣お二人におかれましては、間もなくこの委員会でまたお仕事をしていただくことで、大変恐縮でございますけれども、よろしくお願いを申し上げたいと思います。
まず最初に、質問通告にはございませんけれども、柳澤大臣、けさほどの閣議後十分ほど、数名の閣僚と何か深刻な顔でお話がされていたという情報が入ってきているんですが、どういう関係のお話だったか、よろしければお話を御披露いただきたいと思います。
【次の発言】 わざわざ閣議後に、重要閣僚、主要閣僚がテロ対策の最中に集まって不良債権問題をお話ししたということでございま……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。
最初に、柳澤大臣にお尋ねをいたしますが、ウィリアム・シードマンという方を御存じだと思いますが、お会いになったことがあるのか、それから、どういう評価を大臣としてされているか、シードマンさんをどう見ているかということをお伺いしたいと思います。アメリカ連邦預金保険公社FDICの元総裁であり、アメリカの整理信託公社RTCの元総裁を兼務されていた方というふうに思いますが、いかがでしょうか。
【次の発言】 そのとおりだと思います。私も大変尊敬をしている方なんですが、私も、実は九月の二十六日に、シードマンさん及びその元スタッフのロバート・ダガーさんとデビッド……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 本日は、まず、証券税制に関する租税特別措置法案についてお尋ねを申し上げますが、まず財務省にお尋ねを申し上げます。 一年超保有の株式について、平成十五年から十七年の間に譲渡した際には譲渡所得税を暫定的に一〇%にするというかなり大幅な特典といいますか減税が行われるわけですが、これが入った以上は、現行の百万円特別控除は当然縮減ないし廃止されるべきだ、私はもう廃止されるべきだと思うんですが、これはどのようにお考えになっているのか。特に、九月十八日の政府税調の金融小委員会の意見でもそのような立場が表明をされているはずでありますけれども、これにも反するの……
○五十嵐委員 大変偉い方にやっとお出ましをいただきましたので感謝を申し上げつつ、時間が短いので簡潔にお答えを願いたいと思います。
森長官にお尋ねをいたします。森長官、株取引については詳しいですか。
【次の発言】 七月の十九日に、海の日を控えてマイカル株が急落をいたしました。そのときに慌ててマイカル自身も、心配はないんだ、これは風評だということを言ったわけですけれども、メーンバンクの第一勧銀が、東証の上場部へわざわざ出かけて、資金面を含め最大限の支援を行っていく方針ですという否定の文書をつくって投資家向けのネットワークに載せたということであります。
市場関係者によると、株価形成のメカニズムか……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 民主党のネクストキャビネットの金融担当大臣を仰せつかっておりますので、目下の最大の問題である不良債権問題につきまして、建設的な意見も含めてお話をさせていただきたいと思いますので、よくお聞きのほどをお願い申し上げます。 最初に、このRCC法案でございますけれども、国民負担最小化の原則を放棄したのではないかという点が最大の問題であり、また同時に、そのことが銀行経営者の経営責任を問わずに国民負担で不良債権処理をしようという究極のモラルハザードにつながり、かえって不良債権処理をおくらせるのではないかということが論点になると思っております。 そこで、……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 私は、自社さ政権時代に金融改革のプロジェクトチームで柳澤さんと御一緒だったのですね。そのときに、私は、財政と金融の分離ということを、あるいは日銀の独立性の強化ということを強く主張いたしました。柳澤さんと対立した部分もかなりあったわけでございますけれども、私の論拠は、旧大蔵省が金融機関を天下り先として認識をするということから、かなり護送船団方式の甘い行政が行われたり、あるいは恣意的な行政が行われる、そして金融機関の能力を劣化させモラルを麻痺させてきた、だから分離をしなければいけないのだということを言ってきたわけであります。 金融庁ができまして、……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 半年前に小泉総理に、小泉改革はかば焼きのにおいだけという話をさせていただきましたが、その状況は今でも変わっておりません。むしろ、ウツボが案の定大変ふえてより活発になった。抵抗勢力のことをウツボに例えたわけですけれども、そのように思います。 改革先行プログラムというのが出てまいりました。これを見ると、大変私は情けない思いをいたします。措置済みという項目がその中にあるんですが、その中には、検討の開始という項目が随分たくさん出てくるんですね。検討を開始するというのが何で措置済みなんだと思うわけですし、全体に、検討、見直しという言葉が、ざっと数えただ……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 私は、二十五年前にアメリカの西海岸に行きまして、そのときに大変驚き、感心をしたことがございます。夕方になってどんなにレストランが込んでいても、障害のある方や、あるいは小さいお子さんを連れていらっしゃる方は、並ばずに、アメリカ人は並ぶのは平気なんですけれども、並ばずにどんどんレストランが入れてくれる。そしてまた、今から考えるとサポート犬なわけですけれども、犬が一緒に同伴して入っていっても、だれも驚かないということでございました。 私は、やはりアメリカという国は人が人間らしく生きるということにとても配慮をする国だなということに驚き、感心をしたわけ……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 私の方は、まず第二次補正についてそもそも論を少しやってみたいと思います。 まず、このNTT無利子貸付事業を利用した今回の措置でありますけれども、国債整理基金特別会計から一般会計へ繰り入れ、一般会計から産業投資特別会計へ繰り入れ、それから地方公共団体等に貸し付けるという大変複雑な手続をとっておられます。 そもそも、一般会計と特別会計というのを分ける、これはやはり意味があって分けていることなんだろうと思いますね。特別会計を行うということは、財源、使途が特定である、要するに国民一般向けではないということが一つあるかと思う。それから、収入、収益を伴……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐でございます。 まず、柳澤大臣が、一月危機、二月危機、三月危機と言っていたけれどもないじゃないかということを再三発言され、それをまた小泉総理大臣も全く同じようにお話をされているわけですが、私は、同僚議員の指摘にもあったように、依然として危機はある。 先ほど日銀総裁もお答えの中で、基本的には引き続き厳しい状況であるという金融状況をお話しされましたけれども、たまたま株価が上昇したと。これはたまたまではないわけで、株のPKOがあった。これは、年金等の資金による買い出動、それから財政投融資を得ている特殊法人等による買い支え、また、空売りをした外国のファンドが買い戻しの時……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 最初に、月末が迫ってまいりまして、同時に、四月の月末はゴールデンウイークを控えた月末になるわけです。私の周囲にもかなりたくさんの銀行関係者がおりますけれども、通常の年でもこのゴールデンウイーク前というのは大変事務事業が重なって、多量になって大変だというふうに伺っております。 みずほ銀行の場合は大変なトラブルを抱えているわけで、心配が残っている。民間の企業等あるいはこの月末に給与振り込みを受ける個人からも心配の声が出ているのですが、その後のトラブルの処理の状況について、どのような御認識にあるか、伺いたいと思います。
○五十嵐委員 おはようございます。民主党の五十嵐文彦でございます。 当法案を民主党でもヒアリングを受けたわけでありますが、当初、かなり実務的、技術的な法案であるというふうに伺っておりまして、説明もそのような状況でありましたけれども、ぱらぱらとめくっておりましたら、私が途中で、ちょっと待てよ、これは必ずしもそうじゃないじゃないかということに気がつきまして、もっとその部分を詳しく話をしてくれと途中で説明を求めたという経緯があるんです。技術的な部分はいいんですけれども、国債の金利スワップという部分がどういうわけか紛れ込んでおりまして、その説明が十分ではなかったというふうに理解をしております。 金……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 最初に、一問だけ財務大臣に伺おうと思いますが、今の格付問題なんですけれども、私は、実は正直なところどっちもどっちだと思っておりまして、ムーディーズの方も、エンロンで大失敗した、だから意地でも自分たちの正当性を示したいという気持ちがあったんではないかな、こう思うのですが、日本の方も、どうも感情的な反発で、ボツワナに迷惑だと思う。ボツワナというのは財政の極めて健全な国ですから、ダイヤモンドがとれて。国債の健全性を問うのに、ボツワナより国の格が上か下かという感情的な反発をしても私は仕方がないし、逆にマイナスだと思うのです。 むしろ、世界は日本に対し……
○五十嵐委員 五十嵐文彦でございます。 今発言されました中野委員は、私の選挙区の隣、地続きの選挙区でございまして、埼玉県の西部地域なんですが、まさに、小川信用金庫というところが破綻をいたしまして、後を引き継いだ信用金庫がほんの一部の優良な先を除いて全部RCCへ送ってしまったということで、非常に不景気がひどいところなのであります。 私の地元中の地元の狭山市というところでは、地場の建設業者は、上から、大きい方から三番目まで全部つぶれました、破綻をいたしまして、連鎖倒産もかなり起きているという状態のところでありますので、中野さんがおっしゃったことは非常によくわかるわけであります。 私も、金利で……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 私は、石原大臣と同様にかつて記者でありまして、長い間この永田町周辺におりますけれども、かつて日本の政治、諸悪の原因は自民党総裁選挙にある、こう言われました。 確かに、派閥をつくらないと自民党の総裁そして総理大臣にはなれないということで、志のある政治家は派閥をつくろうとしたわけですね。派閥をつくるには、あるいは維持をするには相当なお金が要るということで無理をしたお金集めが行われ、それが今のような状況に至っている。すなわち、この国会で問題になっている鈴木宗男さん、派閥をつくろうとした人、そして加藤紘一さん、派閥をつくった人ということで、彼らも無理……
○五十嵐委員 おはようございます。民主党の五十嵐文彦でございます。 最初に、通告をしていないんですが、通告後に入ってきた情報が大変重要でかつ確度が高いものなので、質問をさせていただきたいと思います。 一つは、ブッシュ大統領が訪日をされる際に、もう間もなくでありますけれども、不良債権問題決着に向けて政府側から何らかのアジェンダがなければ、意思表明がなければ、アメリカのイベントドリブンファンドが再び日本の銀行株を大量に売り浴びせるということが予定をされている、このことは金融庁も既に認識をしているというのが一点であります。 もう一つは、これを受けたのか受けていないのかはわかりませんが、どうやら……
○五十嵐委員 今お話を伺いましたけれども、大変、私の方こそ、国民の方こそ遺憾であります。
当該職員、佐藤さんは公務で出張させたと言っているわけですから、これは公務である以上、細かい変更等は当然報告があるべきであり、記録が残っているべきでありまして、相手に聞かなければわからないということはあり得ないはずなんです。それはまさに、秘書としてつけた、だから使う人の勝手だという話になっているのをみずから白状しているようなものではないですか。
こんなことは許されないと私は思いますが、どう思いますか。
【次の発言】 石井議員が要求したのは、むしろ鈴木宗男さん自身よりも佐藤さんの方の日程が問題だったんです……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐でございます。
最初に、金融問題をめぐるさまざまな疑惑や不祥事が起きております。幾つかただしておきたいと思いますが、最初にまず、破綻をいたしました石川銀行の件についてお尋ねをしたいと思います。
金融庁は、一昨年、平成十二年の九月期について検査をしているんですが、そのときに債務超過、自己資本比率でいきますとマイナス八・六七%、大変な債務超過であったということを確認していると思いますが、その後どういう指導等、手を打ったんでしょうか。金融庁、お答えいただきます。
【次の発言】 どうも腑に落ちないんですね。かなり大幅な債務超過であった。そこでもっと毅然とした態度をとるべ……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 私は、前回の予算委員会でも、本質的な日本経済の根幹の問題、これをお話ししたいということでさせていただきましたけれども、その続き、あるいは一部では繰り返しになるかもしれませんが、大事な話ですので、お時間をいただきたいと思います。 私は、やはり日本の今の問題というのは、経済のグローバル化、これがまず基点にあるんだろう、こう思っております。東西の冷戦構造が終わりを告げ、IT革命あるいは交通手段の進歩によって、どこで物をつくっても同じような品質のいいものができる。コンピューターで品質管理しますから、もうどこでもできるんだということになってしまった。そ……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。
最初に、速水日銀総裁にお尋ねをしたいと思いますが、あすの三十日には金融政策決定会合があると承知しておりますけれども、追加の緩和措置を検討されているんでしょうか。私どもが観測するに、日銀の当座預金の残高目標を積み増しするか、あるいは長期国債の買いオペの上限を引き上げるかといったことが考えられるかと思うんですが、それ以上のことがおありになるのか、あるいは今申し上げたようなことをやろうとしておられるのか、伺いたいと思います。
【次の発言】 恐らく今のようなことでお茶を濁すということになると思うんですね。しかし、こうした量的な緩和というのはもう既に十分……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 二法案につきまして質問させていただきますが、本会議質問で幾つか指摘をいたしましたがそのお答えが不十分であったということで、まずその問題を詰めていきたいと思います。 まず最初に、ペイオフ再延期に関係する法案でございますけれども、今まで金融庁は、金融システムは安全だからペイオフを実施するんだということを言ってまいりました。総理もたびたび同様の発言をしておりました。安全なら実施しなさいという話を我々はずっと言ってきたわけですが、ここへ来てペイオフ再延期だというのは、金融システムが安全でないという認識なんだろうと思うんですね。 私は、百二条の解釈を……
○五十嵐委員 お答えをいたします。 私もまさしく、決済性預金だけが優遇されるということになれば、定期性預金からのシフトが起きる。それによって、かえって安定的な融資というものができなくなってくるおそれがありますし、あるいはまた、これによって自己責任原則というものが崩れてしまう。 もしある一つの銀行が破綻をした場合に、それによってすべてがだめになるということをなくすためにペイオフ制度を実施して、限定的な被害にとどめて、たとえ破綻をしていても、これは一千万までということはないわけですよ。実際には八割、九割返ってくるのが普通でありまして、そういうことによって、ほかの健全な銀行に預けている預金者を保……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 昨年の五月の末に、当委員会で私が総理に対して、小泉構造改革というのは、かば焼きのにおいだけはさせているけれども、なかなか焼き上がってまいりませんねということを申し上げましたが、一年半たってまだ焼き上がっているとは言えない、かば焼きじゃなくてマツタケを焼いちゃったんじゃないかな、こう思っているわけですが、マツタケのにおいどころか、最近ではもっときな臭いにおいがしている。それが大島農水大臣の前秘書官の疑惑問題でございまして、これは、こういうことをやっているから公共工事をやりたがる人が与党の方には多いのかな、あるいは、こういうことをやっているから日本……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。
最初に、竹中金融担当大臣に、私は、最初はそれほどの問題かなと考えていたんですが、党内でかなり竹中発言に対する反発が強いものですから、最初にお尋ねをしたいと思います。
株価連動型投信、ETFについて、絶対もうかるから買った方がいいというような発言をされたのかどうか、伺いたいと思います。
【次の発言】 絶対もうかるというような言い方は品がないということが一つですけれども、それは、景気を回復させて平均株価を上げたいという気持ちがこもっているということで、まあいいかなと私は最初思っていたんですが、証券会社の営業マンが、絶対もうかるから買いなさいと言っ……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。
最初に、税制からお伺いをいたしたいと思いますが、消費税の総額表示という仕組みが、これは十六年四月一日導入ということでありますけれども、今回の改正に盛り込まれました。これは義務づけということでありますから、当然かなり厳しいものになると思うんですが、これに違反をいたしますとどういうことになるんでしょうか。罰則はつくんでしょうか。
【次の発言】 罰則がなくて義務づけということになりますと、そうすると、それを適用される事業者、例えば商店などでは、これに逆らうとかなり税務署からにらまれるんじゃないかというような恐怖感が出てくるんではないかと思うんですね。……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 まず、保険業法改正案に入る前に、一点。小手川さんおいでになっておられますか。まだ来ていないんだ、早く終わったから。それでは後回しにします。 それでは、保険業法に入りますけれども、私、グリーンスパン議長の話を聞きますと、金融のセーフティーネットというのは厚過ぎるとモラルハザードを招いてよくないということをおっしゃっているんですね。 私は同感だと思うんです。厚過ぎるセーフティーネットに寄りかかると健全な経営ができなくなる、リスクをとり過ぎるということがあったりするということなんだと思うんですね。それよりもむしろ、セーフティーネットをうんと厚くす……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 まず、預金保険法第百二条の発動を決めたその根拠を伺いたいと思います。 預金保険法第百二条は、内閣総理大臣は、次のような措置が講ぜられなければ、「我が国又は当該金融機関が業務を行つている地域の信用秩序の維持に極めて重大な支障が生ずるおそれがあると認めるときは、金融危機対応会議の議を経て、当該措置を講ずる必要がある旨の認定を行うことができる。」これが第百二条でございます。 すなわち、これを素直に読みますと、システミックリスクにつながるおそれがある、そういう重大なおそれがあるときに金融危機対応会議を開いて認定するんだ、こういうことになるわけですが……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 この法律ぐらいたちの悪い、モラルに欠ける、でたらめな法律はないな。口のうまい竹中大臣の話を聞いていても、つじつまが全然合っていないじゃないですか。我が国は自由主義経済国家ですよ。銀行であろうと、生保であろうと、一般事業会社であろうと、約束は守らなきゃいけないし、それを勝手にデフォルトしていいなんということはどこにもないんですよ。銀行が危なくなったときに国として救済する仕組みがあるというのは、銀行を救済するんじゃないんでしょう。預金者を保護するという、国民を保護するという、後ろにシステムの危機というものがあって、いわば危機管理としてこれはやります……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。
最初に、各参考人に、私の持ち時間、限られているものですから、たくさんのお聞きをしたいことがございますので、簡潔にお答えをいただきたいということをお願い申し上げておきます。
最初に、勝田参考人にお伺いをいたしたいと思うんですが、二〇〇三年三月期以前の大和銀行及び旧あさひ銀行の決算については、粉飾ではないんですか。粉飾をされておりませんか。イエス、ノーでお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 後で問題にさせていただきますので、それで結構でございます。
イエス、ノーでお答えをいただきたいと思います。
三月の増資は、事実上の債務超過を隠し……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 福井日本銀行総裁それから三木保有機構理事長には、お出ましをいただきまして本当にありがとうございます。 今、同僚議員の質問の中にもありましたが、本来、このシステムは、株式保有制限を法律をもって課す、それに対するショックが生じるその代償、そしてマーケットでの売却の補完としてこうしたものをやるんだ、これが基本であり、その際には国民の負担を最終的に最小化することを原則とするんだ、こういうスキームでもとの案がつくられた。また、日銀による株式買い取りも、今、日銀総裁の御答弁がありましたけれども、そのような原則があるんだということを確認させていただいてよろ……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 最初に、やみ金の問題をやらせていただきますが、六月に大阪の八尾市で大変悲惨な事件が起きました。当初は一万五千円借りただけで、相当な額を返したにもかかわらず厳しい取り立てが続いて、最後は自殺に追い込まれてしまった。警察にも相談したけれども、警察は相手の業者に問い合わせてくれた。問い合わせたら、もうお払いいただいていますという答えがあったので、ああ、それでもう一件落着だなということで手を放してしまった。その後も厳しい取り立てが続いて、一家が三人自殺してしまったということでございました。 私どもは大変ショックを受けておりまして、その前から当然ながら……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 当法案を審議するに当たりまして、そもそも論から少し、もう最後のようですから、考えてみたいと思うんですが、今一生懸命持ち合い株の解消というのを、政府・与党のみならず、我が党も当然賛成をしているわけですが、進めております。 なぜ持ち合い株がいけないのか、これは二点あると思うんですね。 一つは、株価の変動リスクが影響をして、本業以外のところで会社の存続を危うくするというおそれが大きい、その株価変動リスクを遮断しようというのが一つだと思うんですね。 もう一つ、根本的な問題があるんですね。それは、株主の権利を空洞化させないようにしようということなん……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。同僚委員三人の質問を受けて、総括的に質問させていただきたいと思います。 松本委員の一番最後の質問でありますけれども、証券取引法第二十四条の二第一項、訂正報告書の提出命令を内閣総理大臣はすることができるという規定がございます。 今回の検査結果によりますと、足利銀行の自己査定との乖離率が異常に大きい。これまで私どもが伺っていたのは、以前は大体二五%だったのが、特別検査によって三五%に広がって、その後、厳格な検査が行われるようになって、一四、五%まで実は銀行の乖離率というのは下がってきたんだ、こういう全体の、これは全銀ベースだと思いますけれども、説明……
○五十嵐議員 今の後段の質問の前に、政府に質問を求められたことと私どもにも同じ質問があったと判断をいたしておりますので。 この問題は非常に重要な、与党だけでも野党だけでも年金問題は片づかないんですね。結局は選択と合意の問題ですから、冷静に話し合いをしていただかなければならないと思いますが、要するに、何もしないわけではなくて、七年度から三%の年金目的消費税を入れさせていただいて、その収支差額が広がり始める前に私どもは手当てをしようというのが先なんですね。ちょうど二〇三〇年から収支差額がマイナスになって拡大していきます。鴨下さんおっしゃったとおり、四九年に最大になるんですね。そこまでの間に、その……
○五十嵐議員 そのように、現時点、我々は最低保障額を今これできちっと確定しているというわけではありませんから、我々はあくまでも決めた額が最低保障額になるというふうに考えておりますから、その時点で変わるということもあり得るということでありますけれども、そのように読める、現行の六万六千円を最低保障額ということにしたいということであれば、仮定の上でありますけれども、仮定をそう置けばそうなる、そういうふうに読むこともできるということだと思います。
【次の発言】 必ずしも増税というわけではありませんが、しかし、それは、相続税の考え方からして、年金の使い残しが相続に回っているということも考えられるので、検……
○五十嵐議員 お答えいたします。 結局、政府案というのは、収入が安定しているように見えて実際には、今の日本の問題は、労働、保険料を払う人口がどんどん減っていく、流出していく、国内でも厚生年金から国民年金に移っていってしまう、あるいは中国に労働が移ってしまうというようなことが問題なんですね。ですから、安定しているように見えて、保険料を上げ続けるということは、実は労働人口の流出、あるいは空洞化という問題を促進してしまうということによって、結果的には安定収入ではなくなってしまう、計算が合わなくなってしまう。 それに比べれば、私どもの消費税というのは安定的な収入なんですね、いわば。安定的な収入です……
○五十嵐議員 お答えいたします。 私どもは、実は、この年金目的税の話ができてから急に考えたわけではございませんで、前から、五%程度の、今程度のものでしたら逆進性対策は許していただきたいな、それでいいだろう、こう思っているわけです。 これは政府案でも、やがて消費税については引き上げを政府税調、党税調の方で検討されているということで、この先の税率になった場合には何らかの逆進性対策が必要だろうということで、以前から、カナダのGSTと言われるもの、定額の還付でございます、要するに、払った部分を見越して戻すということではなくて定額の還付を検討するということで検討をずっとしてきております。これに限った……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 政府の方は、小泉さんも竹中さんも、景気がよくなったよくなった、いい方に向いているんだということをおっしゃっているわけですが、確かに、景気循環は底から上向きの方向に行って、実はもう終わりかけている、こう言われているわけですが、それはそのとおりなんですけれども、ただ、水面下の波なんですね。水面の下で循環が起きていて、これは水面の上に出ていないというのが私どもの認識であります。 また、その基盤は極めてもろい。内需中心の発展をしなけりゃいけないものが外需に支えられている。たまたまの中国の設備投資バブル、アメリカの消費バブル、これは金融の低下に伴う借り……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 まず最初に、公債特例法についてお伺いをしたいと思うんですが、最初に一点、財務大臣に確認をさせていただきたいんです。 昨日の予算委員会、年金問題での集中審議、拝聴いたしておりましたところ、私とちょうど同時期に、本委員会の理事会の与党側筆頭理事、私が野党の筆頭理事だったんですが、されていた大野功統委員が質問に立たれておりました。私は大変尊敬をしているお一人でありますけれども、今度の政府・与党の年金改革案について、保険料は年金以外に使わせないということなんだという解説というかPRをたびたびされておりました。これに対して坂口厚生労働大臣も谷垣財務大臣……
○五十嵐委員 ただいま議題となりました所得税法等の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由の説明をいたします。 政府提案の税制改正案は、将来に対するビジョンや理念を何ら示さないまま、一方的に国民に対して負担増を押しつけるものであります。小泉政権成立以来、毎年度の税制改正において、個人に対する増税を重ねてきましたが、今後はさらなる大規模増税を予定しており、これでは国民生活は破綻しかねません。 よって、民主党は、国民生活を守るために、今すぐ実現可能な最低限の修正を求めます。 以下、修正案の概要を申し上げます。 第一は、新しいタイプのローン控除制度の創設です。 現在の住宅ローン減税を根……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 おととい、年金問題をテーマにした某民放テレビ局の特別番組の収録がございまして、与野党ともたくさんの、合計十人の議員が出ていたわけですが、そこで与党側の議員さんが、一斉に、口々に、これからは年金保険料は年金の給付以外に一切使わせないようにしたんだということを、手柄話をされておりました。私はおとなしいものですから、なかなか口を挟む間がなかったんですけれども、これはうそだな、こう思うので、こういう宣伝をされるなら改めて取り上げなきゃいけないなということで、先日から問題になっております年金保険料の流用の問題について最初にお聞かせをいただきたいと思います……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 四人の参考人におかれましては、お忙しい中おいでをいただきまして、まことにありがとうございます。御質問を順次いたしますけれども、簡潔にお答えをいただきたいと思います。 最初に、私の基本的な考え方を述べさせていただきたいんですが、バブル崩壊後、日本の経済が、先進国では類を見ないほど立ち直りに時間がかかって、ここまで経済状況が悪くなった。その大きな原因の一つは、私は、日本の金融機関そして金融行政のモラルハザードにあると思っております。 特に金融機関は、晴れている日には傘を貸して、雨が降ると傘を取り上げる、こう言われてきたわけですけれども、まさに、……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 最初に、きょう、為替が百四円台に入りました。これはかなり重大な問題だと思いますし、また、FBを発行して為替の介入資金を調達してきた、しているという状況から見ても、銀行の、金融機関の問題にも密接に関係しておりますので、この問題から入らせていただきたいと思います。 昨年一年間の為替介入の額が二十兆五百七十三億円でございました。それまでの最高が一九九九年の七兆六千四百十一億円でございます。まれに見る増大ぶりを二〇〇三年はしたわけですが、ことしはもう既にかなりの額を使っていると言われております。現在までの介入の額についてまとめたものがありましたら、国……
○五十嵐議員 五十嵐でございます。谷川さん、御質問ありがとうございます。 銀行が粉飾ないし粉飾まがいのことをしてきたというのは、今、同僚の答弁者、津村さんの方から、りそなのケース、足利銀行のケースを御説明しましたけれども、それ以外にも、今までにもさんざん当委員会で指摘をさせていただきました。 公認会計士協会の会長通牒による、繰り延べ税金資産の、どこまで認めるかという枠についても、非経常的なことが起きれば、これは複数年、五年まで認めるよ、しかし、経常的な中だったら一年しか認めないというのが原則だという状況であったにもかかわらず、実はみんな五年以上、五年を計上してきた。五年というのも、これは将……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 日銀の山口さん、来ておられますね。お忙しいというので、日銀さんへの質問を最初にしようと思っています。おられますね。それでは質問を始めます。 九日に、国債の補完供給制度、いわゆる品貸しというのを決定されましたが、この品貸しについては、四月三日の日本経済新聞で、そういう制度を導入になるのではないかという推測記事があって、その後、記者さんたちが取材に行くと、日銀の幹部は、まだまだ詰めるところが多くて、検討中なので導入を決めたとは言えないんだ、こういう取材記者に対するお話をしているんですが、ばたばたと九日に決められた。詰めるところがたくさんあるにもか……
○五十嵐議員 お答え申し上げます。 確かに、谷口委員の御努力もあって、金融国会、早期健全化法と金融再生法はききました。これによって危機を脱したということは確かだろうと思います。それを受けて預保法ができたことも確かでありますけれども、まず、あの法案、野党案を丸のみしたと言われているわけですが、実際には丸のみではなくて一部換骨奪胎をされているということもありました。それから、預保法もその換骨奪胎された部分をもとにしてつくられているという意味で、私どもの一気に不良債権問題を決着させるということとは少し、少しというか大分ずれがある。 しかも、その後、法体系として、もともとあの金融関係改革が目指して……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 参考人の皆様には、大変御苦労さまでございます。ありがとうございます。 先ほど来の質疑を伺っておりまして、三つほど感想を持ちました。 まず、全銀協会長から我が党の金融政策に対してかなり厳しい御批判をいただきましたけれども、我が党の金融政策を御存じないか誤解をされているなというのが一つの感想であります。 二つ目は、皆さんはなぜ政府案にもろ手を挙げて賛成と受けとめるような発言をされたのかなというふうに考えたわけですが、私の感想は、これはモラルハザードだと。要するに、みずからの責任、金融機関経営者の責任を問われないで政府保証、公的資金をいただける……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。
理事等の皆さんには、地方公聴会に出張しての調査、御苦労さまでございました。
全員の調査でありませんでしたので、ぜひその調査の速記録ですか議事録を詳細に検討させていただいて、そしてまた、この法案審議中にそれについて審議させていただきたいな、こう思っております。それは、委員長、お取り計らいをいただきたいと思います。
【次の発言】 本日は、金曜日に予定をされていた質疑が延びましたので、その通告してあった分等を質疑させていただきたいんですが、その間に事情がいろいろありまして、まず、それ以降なぜとまったかというのは、御存じのとおり、例の日本歯科医師政治……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 福井日本銀行総裁におかれましては、お忙しい中おいでをいただきましてありがとうございます。きょうは、少し長目にお時間をいただいておりますので、ゆっくりと議論をさせていただきたい、こう思っております。 私は、本日は、量的緩和政策、そして実質ゼロ金利政策の出口政策について中心的に議論を進めたい、こう思っております。 最初に、私の立場を申し上げておきたいと思います。 私は、この政策については一定の期間内では正しいし効果的な政策だ、こう思っておりますが、例えて言うと、居心地は大変いいんだけれども、そのまま突き進むと氷山にぶつかってしまうタイタニック……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。
同僚議員の質問に引き続いて、今の新生銀行の上場問題についてまずお話を伺いたいと思います。
東証の専務に伺いますけれども、これまで、上場の歴史の中で、このような巨大訴訟を、巨額訴訟を抱えたまま上場が認められた例というのはあるんですか。
【次の発言】 あなた、ふざけているんですか。ちゃんと聞いてくださいよ。事前にも通告しているわけじゃないですか。過去にこのような巨額訴訟を抱えた会社を、上場を認めた例があるんですかと聞いているんですよ。なぜ答えないの。
【次の発言】 ないんでしょう。結局そういうものは上場を控えていたんですよ。きちんと片づいてから上……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 竹中大臣におかれましては、参議院選挙での御当選おめでとうございます。大物の一年生議員が誕生したわけでありますけれども、普通の候補者であれば私も問題にしようとは思わないんですが、現職大臣でありかつ候補者であった竹中さんが事実と違うことをあちこちで言われたとなると、やはり確かめておかなければならないな、こう思っている次第でございます。 参議院選挙の最中に実にいろいろなことを景気よく竹中候補者は言われたわけですけれども、その言われている中身が、公党たる民主党に対する誹謗中傷に近い、かなり事実と違うことをあちこちでお話しになっているというのが報道であ……
○五十嵐委員 五十嵐文彦でございます。 朝早くから御苦労さまでございます。 質問に入ります前にお願いが一点ありまして、きょう副大臣、政務官おそろいかどうかわかりませんが、党の方から、大臣、副大臣、政務官につきまして、いわゆる年金の未納、未加入があるかどうか、二点目、郵政民営化について基本的に賛成か反対か、三点目、自民党の郵政懇話会に入っておられるかどうか、それから、迂回献金や旧橋本派からの献金があるかどうか、この四項目についてそれぞれお答えをいただきたいといういわば一種のアンケートでございますけれども、そういうお答えをいただきたいという要請が来ていまして、この場でお答えする必要はないと私は……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 決算を総務大臣から御報告いただき、また補足説明を総裁からいただきました。公社としての初年度の決算でありますけれども、私は、生田総裁の経営御努力は大変なものだというふうにまず評価をいたします。まだまだ足りない部分、やっていただくべきものはありますけれども、かなり大幅に経営を改善されたというふうに評価をさせていただきます。 私としては、当面の、今焦点となっております民営化については、今国民経済にとってあるいは国民にとってどうなのか、あるいは国民経済的に日本の金融資本が効率的に回っていくかという観点から、今一生懸命勉強をさせていただいておりまして、……
○五十嵐委員 五十嵐文彦でございます。民主党の次の内閣の総務大臣という役職を仰せつかっております。 全閣僚においでをいただきましたけれども、所管が、私がきょう御質問する分野が、国と地方の役割分担、そして財投ということでございますので、これは全大臣に関係があるということでお越しをいただきました。事前に通告をいたしていない方にも、目が合ったら質問するかもしれませんので、お許しをいただきたいと思います。 まず、私の時間、四十五分でございますので、簡潔にお答えをいただきたいんですが、三位一体改革について御質問をいたします。 補助金、国庫負担金、そして交付金、税源移譲、これを一体的に改革するという……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 今、時間の都合で十分に思いを同僚議員が伝えられなかったかと思いますので、私も今の問題を引き続きちょっとやらせていただきます。 私は、これは、メディアの編集権の独立の問題が根本だろうと思います。資本の集中や寡占というのは危険なわけでありまして、そのときに、経営の資格というところでチェックをするか、あるいは資本の質というところでチェックをするかという問題が出てくるんだろうと思います。 私は、今度の問題は、資本の質は借金が大もとになっている、巨額の借金が大もとになっていることで、この資本参加というのは法律は破っていないんですけれども、長期に保有で……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。総理、よくおいでいただきました。ありがとうございます。 昨日の衆議院予算委員会の私の質問に対する、時間制限がもうぎりぎり迫った中での総理の答弁の中で、民主党は郵政公社化法案に反対しておいて今度は残せと言うのかという趣旨の答弁をされました。民主党は、実は、この公社法案の際に、二〇〇二年だったと思いますが、これは政府原案に賛成、そして与党修正案に反対という議決態度をとっております。 テレビが入っている中で、反論の余地がほとんどない中で間違ったことを言われて公党を非難するというのは、私は許されるべきではないと思いますが、私は、総理に、公式にこの場で訂……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐でございます。 私も最初に竹中さんに五日の件をお伺いしなければならないと思っているんです。 五日の件は、私は、その前の週の金曜日に竹中さんへの質問の通告をきちんとさせていただきました。そのときからもう事務方は竹中さんの意向を体して嫌がっておりまして、何とか中城審議官でかわりをさせていただけないか、こういうことを言ってきましたけれども、これは竹中さんが責任者であるから、郵政問題について表題のついた委員会をするのであるから、竹中さんに答えていただきたいと。わかりましたと言って戻り、かつ、月曜日に急遽電話がかかってきまして、なお竹中さんが嫌がっているらしいので、中城さ……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 連日、麻生大臣におかれましては、特別委員会とのかけ持ちで大変御苦労さまでございます。特別委員会で黙ってお座りになっているのはさぞ苦痛であろうなと思って、きょうは第一義的にお答えができる本委員会で質問をさせていただくことになりました。 まず、この行政手続法の一部改正案でありますけれども、命令等を行う場合に、その法令の趣旨に適合するものとなるようにしなければならない、そして、その重要なツールとしてパブリックコメントを義務づけようという趣旨の法案でございまして、基本的には非常にいい法案だ、正当な法案だ、こう思うわけですけれども、法律案にはやはりすべ……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 私は、政治家としての議論をまずしたい。どういう日本をつくっていくのかというビジョンを持つことが今の時代に大変大切であります。 繰り返し私は申し上げてまいりましたけれども、日本は資源がありません。知恵の力と、そして資本の力しかないわけであります。知恵の力は、主に物づくりの技術、先端的なものを磨いていくことによってこれを国の富に変えていくということが大切であります。 もう一つ、資本の力、これは、国民資産、そして勤勉で貯蓄に励む、こういう金融の力を最大限発揮できるようにしなければいけない。ところが、日本は、民間の金融機関も金融の力が極めて弱い。護……
○五十嵐委員 五十嵐文彦でございます。 私、実は時事通信社の記者をかつてしておりまして、もう三十数年国会審議を見てまいりましたし、永田町の取材それから霞が関の取材をしてまいりました。私のこの長い経験の中で最も頭のいい政治家は、私は竹中さんだと思っております。大変頭の回転の速い答弁をされますが、それをもって尊敬しているわけではございません。竹中さんは非常にうまく答弁をされるけれども、詐術、だましのテクニックが非常に駆使されていて、そういう意味で、まあ何と頭のいい人だろう、こう思っているわけですが、それによって国民がだまされている面がたくさんありますけれども、私は、なかなか許せないなとこう思って……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 総理にまず最初にお願いをしておきたいと思うんですが、総理のお得意の分野ですと大演説になりがちでございますので、手短に、的確に御答弁をいただきたいとお願いを申し上げておきたいと思います。 都議会議員選挙が終わりました。私、六カ所ばかり、六人の候補者を応援いたしましたけれども、私のことですから、政府の郵政民営化案は百害あって一利なしということを演説してまいりました。六人とも、一人区も含めて当選をしていただきました。 私は、この民主党が伸びて自民党が前回より五議席減らしたということから見て、総理の最大の課題と言われた郵政民営化について、この都議選……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 私は、以前に総理に対して、改革、改革とにおいばかりを出させて、実体が、本物のかば焼きが出てこないウナギ屋さんのおやじさんということを失礼ながら言わせていただきましたが、今はどう思っているかというと、民営化、民営化という踊りを踊る民営化流のお師匠さん、名取りですね。名取りなんだけれども実はとらない、改革の実はとらないで名ばかりとっている、こういうふうに言わざるを得ないと思います。おいしいことばかり、竹中さんも含めておっしゃるんですね。 皆さんのお手元に資料をお配りいたしておりますけれども、内閣官房郵政民営化準備室が大金をかけて全国にばらまかれた……
○五十嵐委員長 五十嵐文彦でございます。 この際、一言ごあいさつを申し上げます。 ただいま委員各位の御推挙によりまして、委員長の重責を担うことになりました五十嵐文彦でございます。 我が国は、その自然的条件から、地震、台風等による災害を受けやすい国土であります。 この夏も、七月の中国・九州北部豪雨や八月の台風第九号、また駿河湾を震源とする地震による災害が発生し、とうとい人命が奪われるなど、国民生活に多大な影響を及ぼしました。 このような状況のもと、災害対策に寄せる国民の関心と期待は高く、本委員会の果たすべき役割はまことに重大であります。 委員各位の御支援と御協力を賜りまして、公正かつ……
○五十嵐委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま委員各位の御推挙によりまして、引き続き委員長の重責を担うことになりました五十嵐文彦でございます。
委員各位の御指導と御協力を賜りまして、公正かつ円満な委員会運営に努めてまいりたいと存じます。
何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの神山洋介君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は、理事に
市村浩一郎君 神山 洋介君
後藤 祐一君 高橋 昭一君
橘 秀徳君 ……
○五十嵐委員長 これより会議を開きます。
開会に先立ちまして、自由民主党・改革クラブ所属委員に対し、御出席を要請いたしましたが、御出席が得られません。やむを得ず議事を進めます。
この際、御報告いたします。
今会期中、本委員会に参考のため送付されました陳情書及び意見書は、お手元に配付いたしておりますとおり、火山噴火及び大規模地震災害等に関する陳情書外四件、災害対策の充実強化に関する意見書外一件であります。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
災害対策に関する件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 早速質問に入ります。 最初に、二十年度決算の歳入欠陥について伺いたいと思います。 二十年度決算の最大の問題は、御存じのとおり歳入欠陥でございます。リーマン・ショックというのは、二〇〇八年九月十五日の連邦裁判所破産申請というものが直接の事件でございますので、その影響で世界的な金融不安が起きたということでございます。時期的に見て補正予算で対応ができたはずでありますが、補正後なお最終的に二兆千六百十六億円もの税収不足を来した。その見込み違いを犯したのはなぜか、簡潔にお答えをいただきたいと思います。
○五十嵐委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま委員各位の御推挙によりまして、引き続き委員長の重責を担うことになりました五十嵐文彦でございます。
委員各位の御指導と御協力を賜りまして、公正かつ円満な委員会運営に努めてまいりたいと存じます。
何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの神山洋介君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は、理事に
市村浩一郎君 神山 洋介君
高橋 昭一君 橘 秀徳君
森山 浩行君 ……
○五十嵐委員長 これより会議を開きます。
災害対策に関する件について調査を進めます。
平成二十二年度における災害対策の施策について、防災担当大臣から発言を求められておりますので、これを許します。中井防災担当大臣。
【次の発言】 次に、平成二十二年度における防災関係予算の概要について、政府から説明を聴取いたします。大島内閣府副大臣。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。
この際、泉内閣府大臣政務官から発言を求められておりますので、これを許します。泉内閣府大臣政務官。
【次の発言】 引き続き、災害対策に関する件、特にチリ中部沿岸を震源とする地震による津波に関する被害状況及び対応状況等につ……
○五十嵐委員長 これより会議を開きます。
災害対策に関する件について調査を進めます。
この際、お諮りいたします。
本件調査のため、本日、政府参考人として内閣官房内閣審議官高橋清孝君、消防庁国民保護・防災部長武居丈二君、文部科学省大臣官房文教施設企画部長西阪昇君、厚生労働省大臣官房審議官中尾昭弘君、資源エネルギー庁電力・ガス事業部長横尾英博君、資源エネルギー庁原子力安全・保安院次長平岡英治君及び国土交通省大臣官房技術参事官山縣宣彦君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
○五十嵐委員長 これより会議を開きます。
開会に先立ちまして、自由民主党・無所属の会、公明党所属委員に対し、御出席を要請いたしましたが、御出席が得られません。やむを得ず議事を進めます。
この際、御報告いたします。
今会期中、本委員会に参考のため送付されました陳情書及び意見書は、お手元に配付いたしておりますとおり、国土保全・地震・災害復旧対策の強化に関する陳情書外二件、チリ中部沿岸地震に伴う津波被害対策に関する意見書外二件であります。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
二階俊博君外六名提出、津波対策の推進に関する法律案
及び
災害対策に関する件
以上の……
○五十嵐委員長 これより会議を開きます。
議事に入るに先立ちまして、委員会を代表して一言申し上げます。
このたびの平成二十二年梅雨前線による大雨の被害でお亡くなりになられた方々とその御遺族に対しまして、深く哀悼の意を表します。
また、被災者の皆様に心からお見舞いを申し上げますとともに、負傷された方々が一日も早く御回復されますようお祈り申し上げます。
これより、お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りし、黙祷をささげたいと存じます。
委員会内の全員の御起立をお願い申し上げます。――黙祷。
【次の発言】 黙祷を終わります。御着席願います。
○五十嵐委員長 この際、一言ごあいさつを申し上げます。
ただいま委員各位の御推挙によりまして、引き続き委員長の重責を担うことになりました五十嵐文彦でございます。
委員各位の御指導と御協力を賜りまして、公正かつ円満な委員会運営に努めてまいりたいと存じます。
何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 これより理事の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの神山洋介君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、委員長は、理事に
市村浩一郎君 神山 洋介君
高橋 昭一君 橘 秀徳君
森山 浩行君 ……
○五十嵐委員長 これより会議を開きます。
この際、高井文部科学大臣政務官から発言を求められておりますので、これを許します。高井文部科学大臣政務官。
【次の発言】 それでは、高井文部科学大臣政務官は御退席いただいて結構です。
【次の発言】 この際、御報告いたします。
今会期中、本委員会に参考のため送付されました陳情書及び意見書は、お手元に配付いたしておりますとおり、地震・津波対策に関する陳情書一件、チリ中部沿岸地震津波による漁業被害の早期救済を国に求める意見書一件であります。
【次の発言】 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。
第百七十四回国会、二階俊博君外六名提出、津波対……
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。
二回にわたって基準の引き下げをしておりまして、原則は、一般的には携帯輸出百万円超、貿易支払い三千万円超なんですが、七月六日から二回目の引き下げをいたしまして、ただいまは十万円超と三百万円超でございます。貿易の支払いについては、御指摘のとおり少なくなってきております。
政府としては、これはミサイル発射とか韓国艦艇への砲撃ということを受けて措置をしているものですから、今後とも、こうした北朝鮮をめぐる情勢に応じて適宜適切に対応してまいりたい、こう思っております。
【次の発言】 お答えいたします。
まず最初にお断りをしなければいけないのは、九月末までしか統計……
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。
日本鉄道共済組合で退職一時金支給者数は九千九百四十三名、NTTの方で三万五千百八十三名、日本たばこ産業共済組合の方で千三百四十七名でございます。そのうち一時金の返還義務が発生するであろうと思われる方、これはもう既に返還をされた方も含んでおりますけれども、日本鉄道共済組合で五千二百八十七名、エヌ・ティ・ティ企業年金基金で二万七千六百十九名、日本たばこ産業共済組合で三百三名でございます。
【次の発言】 大変お気の毒ではあると私も思います。
ただ一方で、これは国会議員の方も、今まで年金、共済がありました。私も経験者ですが、途中で落選するとやはり一時金で、二割……
○五十嵐副大臣 おはようございます。このたび財務副大臣を拝命いたしました五十嵐文彦でございます。 我が国の税財政の改革に国民の大変大きな関心が集まっております。野田大臣の御指示を仰ぎつつ、櫻井副大臣、吉田政務官、尾立政務官とともに、誠心誠意職務に邁進をしてまいります。 石田勝之新委員長を初め、委員の皆様の御指導、御鞭撻を心よりお願い申し上げます。ありがとうございます。(拍手)
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。
五%の法人税引き下げの影響でございますけれども、税収が順調なときと低調なときとがございます。それをそれぞれ平均をとり、さらにその中で、幅がありますけれども、大体一・四兆円から二・一兆円減収があるということで、平均をとりますと一・七兆円程度になるかなと思います。
それから、それによる効果については、まだわかっておりません。
【次の発言】 経済産業省の方では随分大き目の予測をされていると伺っておりますけれども、さまざまな要素がございますので、財務省としては、幾ら、必ず経済効果があるということは言えない、そう思っております。
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。 丸めてお話をさせていただきたいと思いますが、御指摘のとおり、二兆二千億の増額補正を行ったところでございますが、法人税についてはこのうち約一・五兆円の増収を見込んでおります。 次に、重野委員から、下半期はどうかというお話でございましたけれども、下半期につきましても、今のところ順調な通期の見通しでございまして、各調査におきましても、経常利益の状況は前年比で二四、五%から三〇%台増収する、増益をするという見通しでございます。したがいまして、今後の九月期決算も良好でございますし、来年三月期の決算においても相当な税収を見込める、当初組みました予算を下回ることはな……
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。 今、秋葉委員がおっしゃいましたとおり、二十二年の七月六日以降、届け出にかかわる基準額、携帯して輸出をする際の基準額を三十万円超から十万円超に引き下げて、それ以来、お手元にお届けしてあるかと思いますが、届け出対象となったものは四十三件、六百九十万円にすぎない。かつて年間に二十億を超えるような届け出があったものが、ここまで少なくなってきている。あるいは、貿易を除く自然人に対する送金額も、二十二年度は三件で七百五十万円になった。かつて二億八千万円あった年もあったということから見て、かなり効果が出ているというふうには考えております。 今後どうするのかというお話……
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。
復興債もそして赤字公債も借金であることに変わりがございません。復興債は財源であり、赤字公債は財源ではないということもございません。
私どもとしては、先生おっしゃいましたように、一千億円ちょっと、一千億円強がこれで歳出削減できますので、その分をストレートに復興の費用に充てたいというふうに考えているところでございます。
【次の発言】 復興債を発行してその財源を明らかにする、これは将来の増税等で賄うわけでございますからということでありますが、それだけではなくて、約三兆円分、今、城島政調会長代理のもとで懸命の作業をしておりますけれども、その税外収入の道、節約の……
○五十嵐副大臣 お答えいたします。 今、福井委員御指摘のとおり、震災税特法におきまして、四輪については、これは自動車リサイクル法をベースに特例としてつくらせていただいた制度でございまして、四輪車だけが義務がかかっているので、その手続を利用してつくらせていただきました。二輪車はそうではないということで外させていただいたということなんですが、悩ましい問題もございます。 今先生御指摘のとおり、四十万台近い被災県における二輪車がある。これはニーズがどの程度か見なければいけませんけれども、殺到すると、運輸支局がこれをやることに、自動車リサイクル法を援用するとそういう仕組みになるわけですが、本当に処理……
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。 もちろん、財務省といたしましても、七転八倒して、ウの目タカの目で、いろいろな財源がないかと、二十三年度予算編成の段階からさまざまな考慮、検討をしてまいりました。 今御指摘の点でございますけれども、いわゆる特別会計の剰余金と言われるものは全体で二十九・八兆円と言われているわけですけれども、このうち外国為替資金特別会計、財政投融資特別会計等の特会については、一般会計の財源として活用できるものはもう既に取り入れてしまったということでございます。 それから、今お話のありました国債整理基金特別会計等のお話でありますけれども、これについては、いわゆる徳川の埋蔵金……
○五十嵐副大臣 御質問ありがとうございます。お答えをいたします。 今、菅川委員がおっしゃったとおりでございます。この新しい法律、画期的な法律でございますけれども、法律の中には、十七項目にわたって、重要な部分について法定化をさせていただきますが、法律部分だけではなくて、政省令にゆだねる部分、あるいは、さらに通知等にゆだねる部分とございます。 ただ、全体像については、この法律を通していただけましたら明らかにしてまいりますし、大事なことは、憲章という以上は納税者にわかりやすくならなければいけないということで、平易かつ一覧性のある行政文書にするということがみそでございます。 そこで、こうした点を……
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。ありがとうございます。 テレビ番組の際にも申し上げましたけれども、年金は、削るといってもなかなか難しいだろうなと。医療は、貴重な公共財で資源だと思いますが、今の使われ方が、委員御指摘のとおり効率的に、よその国と比べると日本はかなり効率的ではあるんですが、本当にベストで何もないのかというと、そういうわけではない。 例えばの話ですけれども、西日本と東日本で患者さん一人当たりの医療費が違ってきている。西の方が高い、西高東低と言われておりますし、今お話をされましたように、予防をすれば、悪くなる、深刻になる方々の数をもっと減らせるのではないか。あるいは逆に、軽い段……
○五十嵐副大臣 私の方からお答えをいたします。 確かに、玉木議員御指摘のとおり、大変未曾有の規模の被害が生じたということでございますが、ただいま避難をされている方の対策、そしてまだ行方のわかっておられない方の救出、そういった当面の復旧と救済に力を入れているところでございまして、全体の被害規模を想定できる状況にはまだないと思っております。また、範囲が大変広うございますので、その全貌をとらえるのは時間がかかるかな、こう思っております。 ただ、急がなければならない部分もあるということで、さきの阪神・淡路大震災では発災から一カ月ちょっとの後に第一回目の補正予算を組んでおりますけれども、そうしたこと……
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。 ガソリン値下げ隊があったわけですけれども、ガソリン税を下げるというのは、トリガー条項が発動される状況でないとできないということですし、被災地だけ何か下げるという方法があるかというと、なかなか難しい。 したがって、議員おっしゃるように、政府がかわりの手段をとれないかということだと思いますが、今後の状況を見ながら、ありとあらゆる、現金、現物の支給の仕方、効率的なやり方があるかどうか、それが本当に効率的に救える道になるのかどうか、検討をさせていただかなければならない、こう思っておりますが、すぐに今、具体的な検討があるわけではございません。
○五十嵐副大臣 借換債、乗りかえについては直接引き受けをしております。これは総則に基づいてやっていることです。
【次の発言】 これは、市中消化原則をどう見るかという話なんだろうと思います。市中消化原則に支障がないから、あの乗りかえについては大丈夫だということになっているわけでありまして、これは、それによってインフレが起きるという性質のものではないということでございます。
【次の発言】 課税最低限の御議論、確かにシャウプ税制以来そういう考え方で来たと思いますが、ただ、シャウプ勧告の時代の姿と、その後、大きな変化が出てきていると思っております。
最低生計費、生活費に税の負担が食い込まないようにし……
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。 遠山委員御指摘のとおり、二〇〇九年度の事業評価報告書では、人材育成等がC評価となっておりますが、Cは悪いという意味ではなくて、標準という意味なんですね。悪いというのは、標準を下回るのはD、もっとかなり下回るのはEということで、Cは標準ということであります。 おっしゃるとおり、人材育成にもっと力を入れなければいけないというのは御指摘のとおりだと思います。国際金融の専門家から構成される経営陣になります。そうなると、JBICの業務に特化して経営に臨むことになりますので、人材面でも、国際金融に特化した人材の育成、確保というものがよりできるのではないか、そう期待……
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。 日本政策金融公庫、これには国民事業と中小事業がございます。その災害復旧貸し付けは、災害で被害を受けた中小企業者を対象といたします。 貸付限度額は、国民事業では、普通貸し付け等は四千八百万円でございますが、これに三千万円まで上乗せが可能でございます。中小事業につきましては、これはいろいろな制度によって違うんですが、通常六億円から七億円程度の限度額ですが、別枠で一・五億円を設けるということでございます。融資期間は十年以内で、据置期間は二年以内、貸出金利は基準金利で、現在、国民事業では二・二五%、中小事業では一・七五%でございます。 三月十二日の閣議決定に……
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。 先生の御指摘のとおり、二本の法律案が今出されている状態である。政府としては、その二本の法案の間にそごがあってはいけないということで、そして、二十三年度税制改正案についてはそのまま成立をお願いしている立場でございます。私どもは、大変よい改正を目指した法案で、ぜひ早期に成立をさせていただきたいとお願いをいたしております。 この二本の法案の間にそごがあってはいけないということで、逆にお考えをいただきたいんですが、この法案の中でそれとは違うことが起きていれば、これはおかしいじゃないかという話に当然なってくるわけですから、これはそごは来さないように調整しなければ……
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。 福井委員から、ダメージコントロールに関連して設計思想の重要性をお教えいただきまして、ありがとうございます。 ミッシングリンクの解消について、財務の観点からどのように評価するかというお話が一点だったと思います。 大変厳しい財政事情の中で、公共事業につきましては重点化、効率化を図らなければいけないということで優先順位を厳しくつけてやってきておりますが、国土ミッシングリンクの解消につきましては、二十二年度三千二百五億円から二十三年度予算三千三百七十六億円、五・三%の増額と重視をしてきたということで、財務省としての姿勢もおわかりをいただけるかと思っております……
○五十嵐副大臣 ありがとうございます。大変御見識のある発言を最初にいただいたと思います。 とにかく、未曾有の大震災でございますので、しっかりとした復興構想、復興計画を立てていかなければいけない。そのときに、復興なら何でもいいということではなくて、やはり財源、日本の将来の財政のあり方というようなものをきちんと見なければいけない。おっしゃるとおりだと思っておりまして、一時的な支出でございますので、中期的に財源を確保して、そして当面は、それはつなぐのは国債でつなぐということもあると思いますが、ちゃんと財源を何で確保するかというのを、中期的な中立ということで計画を立てていくことが必要だと思います。 ……
○五十嵐副大臣 お答えいたします。 網屋先生御指摘のとおり、特に渡り鳥と言われるような天下り法人役員の、その退職金に対する対策の一つ、決め手の一つになるかなと思っておりますけれども、そもそも、退職金の二分の一課税というのは、長期間にわたる勤務の対価を後払いでまとめていただくということなので、累進性を緩和するために二分の一にカウントして課税をしましょう、こういう制度でございます。 ところが、これを悪用いたしますと、マスコミや国民の皆さんの目が厳しいからといって、見かけ上給与は低くしておいて退職金はがっぽりいただくという方々が出てきて、逆に租税回避というか節税になってしまうという面がございます……
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。 柳田委員が、経験に裏打ちされた、大変被災者に温かい御質問をいただきまして、ありがとうございます。 今御質問の一点は、日本政策投資銀行による被災者支援の状況、これはどうかという御質問でございました。 立派な橋本社長を迎えて、これまで蓄積されたノウハウやネットワークを活用して、復旧復興支援に全力を挙げていただいているものと承知をいたしておりますし、また、私どもも、できるだけしゃくし定規ではなくて、まさに柳田先生の意思を体して、柔軟に被災者に向かうようにということをお話しさせていただいております。 そして、今の件でございますが、具体的には、危機対応融資を……
○五十嵐副大臣 小山委員にお答えをいたします。 これまでの御努力を多としたいと思います。 まず、金融危機の際の債権放棄に対する公的資金の注入について触れられましたけれども、あれはあくまでも金融システムの維持と預金者の保護のために行ったということで、性質が少し違うのかな、こういうふうに思うところでございます。 それから、今お尋ねの点でございますけれども、まず、これまでに行った政府の対応について御説明をいたしますが、震災で被災された事業者、企業の既存のローンにつきましては、金融機関において、被災者からの返済猶予等貸し付け条件変更のお申し込みに積極的に対応するようにということで、政府としても協……
○五十嵐副大臣 今井議員にお答えをいたします。 今御指摘にございましたとおり、日銀の独立性は十分に尊重しなければならない。その一方で、日銀法第四条におきまして、政策のアコードをとるべく、政府と連絡を密にし、十分な意思疎通を図らなければならないとされている。御指摘のとおりでございます。 そこで、政府といたしましては、総理、官房長官と日銀総裁、副総裁との折に触れての会談、意思疎通もされておりますし、金融政策決定会合に政府そして財務省から副大臣が出ているなどの努力を重ねております。 今、日銀と政府との間は、かなり良好な関係、意思疎通は十分にできている。先ほど大臣からもお答えがありましたように、……
○五十嵐副大臣 民主党の子ども手当は、控除から手当へという考え方、それから、全世代型の社会保障制度をつくりたいという考え方を後ろに持っておりまして、その考え方を認めるかどうかということが一つの違いかなと思います。
○五十嵐副大臣 ありがとうございます。 岡田議員はいつも真っ正面から問題を取り上げて議論していただく、大変すばらしい委員だと敬愛をしております。 それで、今の観点ですけれども、私は、財政の健全性というのは危機への対応力なんだろうと思うんです。日本の財政がその対応力を失っている時点に来ているというのが今一番問題なんだと思いますね。 例えば、国が何らかの賠償責任を負う事態が起きたときに、すぐ増税をしなければいけない。今、アメリカという基軸通貨国ですら、デフォルトのおそれが出てきているという時代ですね。 いつ金融危機が我が国まで波及するかわからない。こういうときに、財政が対応力を失っていれば……
○五十嵐副大臣 一部分、おっしゃるとおりだと思います。所得の高い層だけ減税するという話になりますので、全体的な制度設計が変わってくる、そう思います。
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。 小野塚委員は日銀御出身で、金融面のスペシャリストでいらっしゃいますけれども、税財政についても極めてオーソドックスな議論をいつも展開されて、心から敬意を表したいと思います。 今、御質問がございましたけれども、二十二年度予算の評価という点でございます。 とにかく、最近の十年ほどの変化で、我が国は貧富の差、格差社会が大変拡大をしてまいりました。特に、若者たちが疲弊をしている。年収二百万円以下で常時雇用されながら暮らしている方々が一千万人を超えるという状況になり、相対的貧困率、つまりその国民の平均年収の半分以下で暮らす方々の割合が、アメリカと並んで世界のトッ……
○五十嵐副大臣 御質問ありがとうございます。 私のところにも、それから野田財務大臣のところにも、六月下旬だったと思いますが、仲井真知事さんがおいでになりまして、今、遠山委員が御指摘になったことについてしっかりとお聞きをいたしました。 ただ、来年度の予算編成につきましては、本来ならば、六月中に大きな基本方針、それから中期財政フレームが出てきて、七月の下旬には概算要求基準というのを示して概算要求を各省庁にしていただく、こういう手順なんですが、まさしく先生御指摘のとおり、おくれておりまして、まだ全体としての基本方針も概算要求基準もお示しできる状態になっていない。ですから、これからということになり……
○五十嵐副大臣 お答えいたします。 石田議員におかれましては、災害対策で大変御指導いただいておりまして、ありがとうございます。 この予備費については、実は、まだ正式には農水省から要求をいただいておりません。正式な予備費使用の理由、所要額、要求の時期等を伺って判断をさせていただきますが、基本的に、今般の震災対応においては、必要性に応じてしっかりと活用していくという基本方針がございます。その上で、今先生御指摘のとおり、ALICの資金回りをよく精査させていただいた上で、今回の支援策について予備費の必要性を適切に判断して実施をしてまいりたい、こう考えております。
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。 松野先生には、教育行政にかねてより熱心に取り組まれて、心から尊敬を申し上げております。ありがとうございます。 今お尋ねの件でございますが、結論から先に申し上げさせていただきますと、義務教育国庫負担金も公立高校の無償化も、双方とも極めて重要な施策だというふうに認識をしておりますし、甲乙をつけるという話ではないと思っております。 その上で、概算要求、来年度予算のシーリングでございますけれども、これは、特定の経費について軽重をつけるというものではございません、もう釈迦に説法でございますけれども。三つ例外を設けさせていただきました。 一つは、御存じのとおり……
○五十嵐副大臣 お答えいたします。 馳先生にいつも熱血の質問をいただいて、御意見をいただき、ありがとうございます。 今の件ですけれども、特に財務省が反対だから反対だということではないと思います。八月十八日のあの委員会審議の際にも文部科学大臣から御答弁があったと思いますが、内閣全体として、この法案については反対という態度を決めさせていただいていると。 その理由は、私も災害対策の委員長をやりましたけれども、災害対策の補助率というのは、過去の災害の被災者、被災地と比べてどうかとか、あるいは他の施設と比べてどうかというそのバランスの上に立っているものですから、例えば、私立の医療施設、あるいはほか……
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。 今御指摘のとおり、藤田副大臣をヘッドとする国家公務員宿舎の削減のあり方についての検討会というのがございまして、皆様の小委員会での議論やあるいは民主党のワーキングチームの御議論を踏まえながら今徹底的に議論そして調査を進めているところでございまして、緊急参集要員の類型につきましても、各省庁において、その具体的な業務内容に応じて、業務継続計画や防災業務計画など具体的な計画に基づいて、非常時に勤務する官署に緊急参集しなければならないという職員のための必要数を、類型をしっかりと見きわめた上で算出をしているところでございます。 かなり膨大な作業になっておりますけれ……
○五十嵐副大臣 年金が破綻したとは、破綻するとも言っておりません。ただ、そういう傾向が問題である、社会保障全体について、やはりこのままではいけませんということを申し上げたと思います。
【次の発言】 確定債務は、あってはいけないというものではありません。ただ、問題は、それがかなりの量で膨らんでいるということが問題だということです。
【次の発言】 年金制度がなくなるということはないです。国が破産しない限り、年金制度がなくなるということはありません。
ただ、年金の計算が合わなくなると、これは大変いろいろな問題があります。それは、年金財政については、合うようにしなければいけないということだと思います……
○五十嵐副大臣 引き続き財務副大臣を拝命いたしました五十嵐文彦でございます。 海江田委員長を初め、委員の皆様方の御指導をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございます。(拍手)
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。 御指摘のとおり、八月の二十四日に発表いたしまして、直ちに相談受け付けを開始いたしました。これまでにMアンドAや資源確保の案件について、多数の問い合わせが既に寄せられていると聞いております。 特にMアンドA促進を目的としたクレジットラインにつきましては、当初三百億ドル程度をメガバンク三行で想定をしておりましたけれども、既に四百三十億ドルの設定が行われたと聞いております。旺盛な需要見込みが期待されておりますので、今後早急に具体化した案件で成果が上がることを期待しております。 また、先生御指摘のとおり、中小企業も、私の地元でもそうですけれども、今や輸出の方……
○五十嵐副大臣 御質問ありがとうございます。
今般の改正法案におきましては、税務調査につきまして、これまでも運用上は行われてきたわけでございますが、調査に先立つ事前通知や調査結果の説明等について法律上明確化することといたしております。菅川議員の御指摘のとおりでございますが、今回の措置を講じることにより、税務調査手続の透明性を高める、ひいては税制に対する国民、納税者の信頼の一層の向上につながるということを期待して、こうした改正を法令上明確化するということでございます。
【次の発言】 ありがとうございます。
結論から申しますと、菅川委員のおっしゃるとおりでございます。
納税者権利憲章、諸外国……
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。 二〇〇六年は自動車重量税、一兆一千二十四億円でございました。今、途中は聞かれていませんけれども、二〇〇八年が一兆七百五十六億円、二〇〇九年が九千五百二十七億円に下がっておりますが、これはエコカー減税の創設によるものでございます。 そして、お尋ねの二〇一〇年、平成二十二年度は七千五百三十億円と減っております。これは暫定税率の二分の一、上乗せ分の二分の一を軽減いたしましたので、合計して約三千億円の負担軽減を講じたことによるものでございます。
○五十嵐副大臣 言葉足らずのところがあったのをおわびしたいと思いますが、あのときのやりとり、文脈を、流れを見ていただければわかると思うんですが、要するに、消費税が上がった場合、その場合の低所得者対策、いわゆる逆進性の問題をどうするかという話をしていたわけで、子ども手当をどうするかという話ではなかったわけです。 そのときに、テレビ局側のキャスターの方から、子ども手当という言葉が出たわけですね。私はそれを使ってしまったということですけれども、いわゆる一二年度以降の話でございますから、平成でいうと二十四度以降ですね。これはもう子ども手当はなくて、児童手当法に基づく子供に対する手当、名前がまだ決まっ……
○五十嵐副大臣 ありがとうございます。重野先生には長いことおつき合いをいただきまして、御指導いただいておりますので、大先輩として尊敬をいたしております。 御指摘の会見での発言というのは、一つの財政支出の項目の性質として、一方では国庫補助金のようにひもつき、使い道を限定しているものがある、一方で自由に使えるお金という形で交付税があるという意味で、仕送りという言葉を使ったということでございます。だから、それについて解説をしているわけじゃなくて、まくら言葉で、先生がおっしゃったとおりなんですが、地方への仕送りに当たる交付税についてはという言い方をしているのは、特に思い入れがあって言っているわけでは……
○五十嵐副大臣 ありがとうございます。 今いみじくも柿澤先生御自身がおっしゃいましたように、雑損控除というのは、災害とか盗難に遭って、担税力、税を担う力が減殺される、減るということに対する調整措置としてそもそも存在するものでございますから、それは、盗難なり災害なりに遭ったそのときの状況から判断をされるということだと思います。 ですから、生計を別にしていればそれぞれに担税力があったわけですから、被災をされた方が担税力があったものが減殺された、その分を調整しましょうということですので、その後、御一緒になるということであれば、被災に遭っていない方に雑損控除を差し上げるということになってしまいます……
○五十嵐副大臣 現時点でまだ、四次補正の中身について、またその時期について申し上げる段階に至っておりませんが、原子力被害応急対策基金につきましては、地方公共団体の具体的な要望を承った上で検討してまいります。
その際、他の手段による対応がどうしているか、どこまでいっているのか、他の震災被災者とのバランスはどうかということも勘案をさせていただき、そうした検討を通じて、支援しなければいけないというものについては関係省庁と連携をしっかりとって、具体的措置を検討してまいります。
【次の発言】 先ほど申しましたように、四次補正もまだ決まっているわけではございません。これから検討させていただきますが、いず……
○五十嵐副大臣 御質問ありがとうございます。
御存じのとおりでございますが、今回の郵政改革法案が成立をし、その他、郵政株式会社の経営状況を勘案いたしますけれども、この条件が整えばできるだけ速やかに株式を売却するということで、これはトータルとして震災対策、復興債の償還に充てて、そして、その分余裕があれば償還に充てる税制措置を短縮、縮減できるということでございます。
【次の発言】 そのとおりでございます。
【次の発言】 先生御指摘のとおりでございます。
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。 江田委員から大変貴重な御提言をいただいた、こう思っております。公共事業の財源調達手段として民間資金を活用すべきという御意見でございますけれども、その問題意識は同じものを持っているということで、PFI、PPP、レベニュー債なども、活用できるものは活用をしたらいいというのは基本的な考え方でございます。 ただ、アメリカでも、先生御承知のとおり、ヤンキースタジアムのようにうまくいっているものもありますが、破綻しているものもございます。アメリカと日本とでは、国と地方の関係、アメリカは合衆国で、州が独立し、地方自治体も独立性が高いわけですね。その分、破産制度もある……
○五十嵐副大臣 お答えいたします。 実は、住専国会というのがございましたけれども、あのときに、財務当局の都合で金融政策をかなり決め過ぎてきたということで、日銀の独立性を高めようという議論を私どもはいたしまして、私はさきがけの政調会長代理でしたけれども、路線を敷いて、その後、枝野さんたちがきちんとその実現を図られたという経緯がございます。 ですから、物事にはプラスとマイナスといろいろあって、今のところ日銀は、政府と協調しながら、独立性を保つことによって、私は、金融政策運営全般についてかなり国民の期待に応えられるものをおやりいただいている、こう評価をいたしております。 その中で、数値目標のお……
○五十嵐副大臣 御指摘のように、国庫は火の車でございますが、一方で、雇用保険法上は、先ほど厚労省がお答えになったとおり、国の役割として一定の負担をするということで、できるだけ速やかに、安定した財源を確保した上で国庫負担に関する暫定措置を廃止する、むしろ二五%に戻しなさいという法律上のたてつけに今なっております。 一方で、今議員が御指摘のとおり、厳しい一般会計の財政状況がありますので、暫定措置を継続するということに今しているところでございます。 一方でまた、余裕があるならば保険料率を下げるべきだという御意見が当然ありまして、一・二から一・〇%へ四月から下げるという措置もとっているところであり……
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。
三月に公表された人事院の調査では、御承知のとおり、公務員の退職給付全体が民間の退職給付を約四百万円上回っているという結果が示されました。
この官民の格差を埋める必要があると感じておりますが、その方法についてはいろいろあろうかと思いますので、岡田副総理のもとで開催をされます有識者会議の議論を踏まえて、各省庁と連携しつつ検討してまいりたい、こう考えております。
【次の発言】 新たな年金制度の三階建て部分については、大変難しい問題があると思います。
退職金と年金にして出す部分とのバランスの問題とか、あるいは民間と公務員との退職金のバランスの問題というような……
○五十嵐副大臣 おっしゃるような事情がありますので、できるだけ年度内に法案を成立させていただくようお願いをするということで、政府としても努力をしてまいります。
【次の発言】 今の御指摘はごもっともなところがございます。
一キログラム当たり五百二十四円以下の輸入豚肉の場合は、基準輸入価格一キログラム当たり五百四十六・五三円との差額を関税として課す、それによって国内養豚農家を保護する。一方、輸入豚肉が高い場合、五百二十四円でございますけれども、四・三%の税率を適用することによって、関税負担を軽くして消費者の利益に資する、こういう仕組みになっているわけですね。
おっしゃるとおり、五百二十四円に限……
○五十嵐副大臣 ありがとうございます。 実は、橋本内閣のときの引き上げを与党税調という形で決めさせていただいた関係者の一人が私でございまして、あのときは、一九九七年四月に上がったわけですけれども、その前に駆け込み需要があって、反動減があった。四―六は確かに下がったんですが、もう七―九には回復をしておりまして、そういう意味では、消費税収そのものは引き上げに沿って十分上がっていた。消費税収がもくろみまでいかなかったということはございません。 その後、十月からの社会保険料の引き上げと、それからアジア危機が重なってきて、景気が非常に悪くなったということは言えると思うんですが、必ずしも、消費税の引き……
○五十嵐副大臣 おっしゃるとおりだと思います。
経済と税制のグリーン化、そして、なるべくいい方に誘導していくということが必要だということで、かなりきめ細かい措置をさせていただきました。
御指摘のとおり、二〇一五年燃費基準の達成車、そして、それにさらに深掘りをしている車というものにはより多くの恩典を差し上げるという形になっておりますが、確かにその分だけ複雑になっているということで、国民に対するより丁寧な御説明が必要だ、こういうふうに考えております。
【次の発言】 先生御指摘のとおりの御懸念があると思いますが、一工夫をしておりまして、調書を提出した場合には、その財産に関して申告漏れがあっても、……
○五十嵐副大臣 今の最後の御提案の件ですけれども、去年の七月から、お認めをいただきまして、雇用促進税制という形で、期首から始まって、事業年度の間に、総人件費をふやし、かつ人数を一定条件ふやしていただいた方には、社会保険料の二分の一、若い人の相当分、一人二十万円の税額控除を法人にするという制度を始めまして、これはうまくいけば拡充をしていきたいな、こう考えておりますので、先生の御提案に沿う税制になるかと思っております。
【次の発言】 確かに両論ありましたし、それぞれに、今の請求書等保存方式とインボイス方式では、長所と短所が双方にございます。
インボイスを入れれば、確かに、先生おっしゃるとおり、複……
○五十嵐副大臣 これは、先生御指摘のとおり、働き方の問題がありまして、給与の決定権とか必要経費の決定権が役員給与にはあるということで、給与所得控除について控除額を縮減するという考え方を打ち出させていただいたんですが、国会での御議論や与野党協議の状況の中で、役員だけの狙い撃ちはいかがかというような御指摘もあり、さらにその役員給与のあり方等について引き続き検討するということとしたものでございます。
【次の発言】 先生御指摘のとおり、給付つき税額控除制度を導入して、この中の御議論の中でも野党の皆さんからもありましたけれども、就労を促進する方向に利用できないかということがあって、税調の中でも同様の議論……
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。 先生が御指摘のとおり、九百五十億円の増となっておりますが、中身は、主に繊維製品と加工製品の増分八百八十億円と見通しております。 なぜこれだけふえるのかということでございますけれども、やはり平成二十年のリーマン・ショックが大きくて、リーマン・ショックが、二十年のときの予算額でいいますと九千三百九十億円、決算額が八千八百三十一億円と落ちているんですが、フルにきいてくる二十一年度の予算額は七千四百四十億円と大きく落ち込んでおりました。 これが、徐々に輸入が回復してきて、経済の順調な回復に応じて関税収入もふえてきたということで、順調に輸入額も、対前年比で、二……
○五十嵐副大臣 先生の御主張も理解できるところでございますけれども、とにかく、基礎控除があって、基本的には、相続人の生活の安定という点では、そちらでかなり見ている。それから、金融商品が相続財産に含まれている中で、死亡保険金だけ特別な扱いになっているので、課税の中立性からどうかという指摘がかねてからありました。 最近、特に、会計検査院から、生命保険会社の一時払いの死亡保険が、かなり上限が引き上げられて、九十歳になっても掛けられるというような形で、事実上の節税目的になっている例が見受けられ、死亡保険金を得て非課税措置の適用を受けた相続人の相続財産の平均が二・一億円とかなり高額になっているというこ……
○五十嵐副大臣 私の方で今言えることは、ファシリティーの実績が急激に上がっているということでございまして、特にことしに入ってからハイペースで利用が増加しているということで、四月以降に実施予定の案件は一兆円に上ると思っております。その前の公表済み案件も、十五件、八千九百億円ということでございますので、JBIC融資は急激に活用されてきていると思います。 それから、今のインドの案件は、私も行ってまいりましたけれども、インド当局の方の金融規制がかなり厳しいので、それも政府を挙げて交渉をさせていただいておるところでございます。いろいろな制約がございますので、官民挙げて協力をする、また、情報をとり合うと……
○五十嵐副大臣 御質問ありがとうございます。 御指摘のとおり、給与所得控除、これは、一般のサラリーマン等がなかなか必要経費を見てもらえないということがありますので、給与所得控除を認めて、所得が多くなればなるほど実は日本では控除がきいてくる、増加するという仕組みになっていました。 しかし、給与所得者の必要経費が、収入がふえるほどそれにつれて上がっていくというものではないだろうということと、諸外国でも上限があるということで、今回、二十五年度からになりますけれども、千五百万円以上の高給与の方については、これは国会議員も含めてでございますが、控除の上限を二百四十五万円と制限をさせていただきました。……
○五十嵐副大臣 お答えいたします。 このところ、ポルトガル、スペイン、イタリアの国債金利が上昇しておりまして、危機の深刻化が起こりかねないという状況だと思います。 今近藤委員がおっしゃったように、これが進みますと、為替がユーロ安になって、日本が、逆にユーロに対して円高になって、日本の対ユーロ輸出に影響が出てまいりますし、また、金融不安が生じかねません。そして、これが実体経済に影響するということは、もう既にリーマン・ショックのときに経験をしておりますし、世界全体のリスクになってくる。 これを防ぐために、日本としては、ユーロ以外の国として、先陣を切って、IMFの資金基盤強化のために六百億ドル……
○五十嵐副大臣 お答えいたします。 今委員から御指摘のように、平成二十二年度の税制改正大綱にこの考え方が出ております。納税者の立場に立ったときに好ましい税制のあり方ということでございますが、制度が公平で、かつ制度の内容が透明でわかりやすく、その制度に基づいて納税することについて納得できるものであるということが大事だ、こういう視点から、民主党では、この考え方に立って、いわば産業政策で特定のものに税の減免をするわけですけれども、これを租税特別措置といいますが、この租税特別措置の決め方につきまして、見直しに関する基本方針というのを定めました。 これは二十二年度税制改正大綱に載っているわけでござい……
○五十嵐副大臣 お答えいたします。
湯原委員御指摘のとおりでございまして、所得の高い方は比較的多く買い物をされる、高いものを買い物をされるということでございますけれども、そういうことですから、軽減税率はこうした方々にも適用されますので、相対的に大きなメリットが中高所得者の方にあるということで、一方では、給付つき税額控除の方は低所得者の方に対象を絞った対策になりますので、より効果的だということは言えると思います。
【次の発言】 この点もおっしゃるとおりでございまして、二〇一〇年のOECDの報告書におきましては、軽減税率の対象とする品目の合理的な線引きは難しい、行政の執行コストはかかり、また、事……
○五十嵐副大臣 今の篠原先生のたまたま取り上げられた例でいくと、認められる可能性があると思います。
直前まで生計を一にするということは、同居の要件ではありません。ですから、勤務や学校、療養ということで離れている、それで、今先生がおっしゃったように、収入がうんと少ない、収入があれば別ですが、それは自立していただくということですが、そして、日常的に足りないということで仕送りをしていたというような例の場合は、これは今の要件に当てはまるという可能性が個々についてはありますので、決して冷たいということではないというふうに思います。
【次の発言】 お答えをいたします。
平成元年の消費税導入のときには、……
○五十嵐副大臣 藤田委員のおっしゃるとおりだと思います。 簡易課税制度については、昨年、平成二十年度分の実態調査を行いまして、業種によってはみなし仕入れ率の水準が実際の仕入れ率を上回っている状況が確認されました。 現在、さらなる実態調査を二十一年度分と二十二年度分についてやっておりまして、今回、改革をするという際には、この三年分の実態調査を踏まえて、みなし仕入れ率の水準について必要な見直しを実施するということにしております。 今、もう一点、免税点制度の見直しについて言及されました。 確かに、一部の業者さんについて、人材派遣業がほとんどなんですけれども、新設法人、当初は、制度的にこれを利……
○五十嵐副大臣 お答えいたします。 私どもも、とにかく現行の総額表示制度は維持する必要があると思います。最近、税務当局等へかかってくるお声を聞きますと、総額が小さくしか書いていないとか、総額表示がないことに対するお怒りの声の方が実は多くて、総額表示がやはり最低必要だということだと思います。 価格の方式、どれかを政府が推奨するということはなかなか難しいと思います、業態ごとに必要なやり方、便利なやり方というのはあると思いますので。ただ、先生の御意見も含めて、十分に各業界との協議をしながら、連携をとって、各省庁とも連携をとりながら、価格表示に関する環境整備にしっかり取り組んでいきたい、こう思って……
○五十嵐副大臣 済みません。担当の副大臣でございますので。 先生がおっしゃるとおりでございます。 一般的に、低所得者に配慮した再分配政策の一つということで我々も考えているわけですが、主な目的を、子育て支援にしている例、就労促進に充てている例、それから付加価値税の負担軽減、カナダのような例と三つありまして、その仕組みも、給付額について、まず税額から控除して、控除し切れない分を給付するというやり方、それから、低所得者に対しては給付を行い、中高所得者に対しては税額控除をするという、選択といいますか、そういう二種類の例、それから、普通には給付なんですけれども、所得がある程度高くなったら給付額を逓減……
○五十嵐副大臣 これはもう加藤先生よく御存じの財政法の規定がございまして、明許繰り越しが行われた後に不測の大災害というのが起きた場合には再度繰り越しができる事故繰り越しという規定がおっしゃるとおりございますが、この場合はそれには当たらない話だと思います。 ただ、やむを得ない事情で、消化していただきたいわけですけれども、翌年度に消化ができない、二十四年度にできないという場合、これは一旦国もそれを認めているわけですから、ほかの方法で、例えば要求官庁とよく相談をしていただいて、結果的にその事業が進むような予算のつき方にすればいいということだと思いますので、それについて、例えば要求官庁から改めてその……
○五十嵐副大臣 お答えをいたします。
財政法の趣旨と、その条文から見て……(小野寺委員「できるかできないかだけ、イエスかノーかだけでいいです」と呼ぶ)はい。
基本的に難しいです。困難です。
【次の発言】 二十四年度中に使っていただく、そうでない場合はもう一度要求をし直していただくことになるかなと思います。
【次の発言】 繰越明許は一年だけでございますので、大事故、自然災害等が明許した後にあった場合を除いては、これはできません。
【次の発言】 繰越明許があった後に大災害等の事故があった場合に二年目が認められるということですので、これは現時点では当たらないということです。
○五十嵐副大臣 お答えいたします。 法科大学院の予算については、国立大学法人の場合、使途の定めのない渡し切りの運営費交付金でございます。その内数ですので、その内数については文部科学省に任せてございますので、文部科学省にお聞きをいただきたい。 また、私立大学についても、私立大学等経常費補助金の中の内数でございますので、これは日本私立学校振興・共済事業団において法科大学院の実態に応じて配分をしているところでございまして、財務省としては直接積算をいたしておりません。
○五十嵐副大臣 お答えいたします。 二十五年度税制改正においてもこの問題について引き続き検討を加えるということになっておりますけれども、基本的な消費税のあり方として、薄く広く消費全般にかけるという税の性質からいって、そのような特定の業務、特定の団体について減免するということは困難というふうに思っております。
○五十嵐副大臣 お答えいたします。 おっしゃるとおり、間にドルを挟むということでコストがかかりますし、それから為替の安定という意味でも、直接交換できるということは大きなメリットがあると思います。 中国ビジネスが膨らんでいるので日本企業にとってもいいということでありますし、中国の元の国際化を支援する意味でやっているわけではありませんけれども、結果としてはなる可能性もあるということで、我が国と双方の利益のために、これからも、スモールスタートでございますけれども、規模が大きくなればメリットも大きくなるので、やらせていただきたい、こう考えております。
○五十嵐副大臣 お答えいたします。 委員にも大変御努力をいただきましたけれども、昨年十二月に国家公務員宿舎の削減計画をまとめました。ポイントは三点です。 一点は、真に公務のために必要な宿舎に限定をし、福利厚生目的のものは認めない。二点目が、今後五年を目途に、宿舎戸数約二十一・八万戸を五・六万戸、二五・五%程度削減をする。その結果として十六・三万戸になる。三点目は、朝霞、方南町などの住宅は建設を中止する。これがポイントでございます。 この真に必要な職員というのは、緊急時の参集、緊急参集要員、あるいは離島、山間僻地に勤務する職員、あるいは頻度高く転勤を迫られる職員、このような職員に絞りました……
○五十嵐副大臣 御質問ありがとうございます。 今後とも、政府としては、新しい公共、草の根の寄附を応援していきたいという思いは委員と同じでございますが、その上で、寄附金控除の年末調整対象化でございますけれども、委員がおっしゃったとおり、徴収義務者の負担というのが一つあると思います。 今のレベルだといいんですけれども、思い切って認定要件を緩和しましたので、これからどんどんNPO法人がふえてまいります、認定法人が。そのときに、本当に対象となる法人なのかどうか調べるだけでも大きな手数がかかりますし、寄附金の証明書が適正なものかどうかとか、所得と寄附金の総額との割合の申告が正しいかどうかなど、やはり……
○五十嵐副大臣 委員御指摘のとおり、今、長年のフラット化ということで所得の再分配機能が衰えている上に、この消費税がもし上がるということになりますと、これは低所得層に比較的重いということになりますので、所得再配分機能をどう取り戻すかということが重要になってくるということで、高額所得者にもう少し多い負担を求めるべきだという意見が出ております。 そのために、今回、特に五千万円以上の所得の方々に最高税率を四五%まで上げさせていただく、あるいは資産をお持ちの方に相続税を上げさせていただくという措置を提案させていただいておりますけれども、さらに検討すべきだという御意見もあります。富裕税という考え方もあり……
○五十嵐委員長 これより会議を開きます。 この際、一言御挨拶を申し上げます。 このたび、財務金融委員長の重責を担うことになりました五十嵐文彦でございます。 現在、我が国は、財政健全化、税制改革、特別会計改革など、重要な課題に直面をいたしております。また、欧州債務問題への対応、デフレ経済、過度な円高への対策など、安定した金融政策が求められているところでもございます。 こうした状況のもと、委員長として、当委員会の重要性を認識するとともに、委員各位の御理解、御協力をいただきまして、公正かつ円満な委員会運営に努めてまいりたいと存じますので、何とぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手)
○五十嵐委員長 これより会議を開きます。
財政及び金融に関する件について調査を進めます。
この際、お諮りいたします。
両件調査のため、本日、参考人として日本銀行総裁白川方明君の出席を求め、意見を聴取することとし、また、政府参考人として金融庁検査局長桑原茂裕君、監督局長細溝清史君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。斉木武志君。
【次の発言】 次に、山本幸三君。
【次の発言】 まとめてください。
○五十嵐委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、財政運営に必要な財源の確保を図るための公債の発行の特例に関する法律案を議題といたします。
趣旨の説明を聴取いたします。財務大臣城島光力君。
【次の発言】 これにて趣旨の説明は終わりました。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
本案審査のため、本日、政府参考人として内閣法制局第三部長松永邦男君、財務省主計局次長福田淳一君の出席を求め、説明を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。
質疑の申し出がありますので、順次これ……
○五十嵐委員長 これより会議を開きます。
内閣提出、財政運営に必要な財源の確保を図るための公債の発行の特例に関する法律案を議題といたします。
この際、本案に対し、古本伸一郎君外四名から、民主党・無所属クラブ・国民新党、自由民主党・無所属の会及び公明党の共同提案による修正案が提出されております。
提出者から趣旨の説明を求めます。道休誠一郎君。
【次の発言】 これにて修正案の趣旨の説明は終わりました。
【次の発言】 この際、お諮りいたします。
本案審査のため、本日、参考人として日本銀行総裁白川方明君の出席を求め、意見を聴取することとし、また、政府参考人として内閣法制局長官山本庸幸君の出席を……
○五十嵐(ふ)分科員 さきがけ・青雲・民主の風の五十嵐ふみひこでございます。 私は、かつての連立与党の税制改革のワーキングチームの一員だったということ、その後連立与党の同じく税制協議会のメンバーであり、また今はさきがけ・青雲・民主の風と社会党との税制協議会のメンバーということで、税にずっとかかわってまいりましたので、その関連で御質問を申し上げたいと思います。 また、昨年十二月の予算委員会で十五分間お時間をいただきまして大蔵大臣に質問させていただきましたので、その続きということで、失礼なこともあるかと思いますが、御容赦をいただきたいと思います。 私は、昨年の六年度改正をめぐる税制論議の中で……
○五十嵐(ふ)委員 新党さきがけの五十嵐ふみひこでございます。 本日は大変貴重な御意見をそれぞれの先生方からちょうだいをいたしまして、まことにありがとうございます。大変参考になりました。 私は、高山先生にお尋ねをいたしたいと思うんですけれども、基本的な考え方、私どもと高山先生とはそう変わっているものではございません。ただ一つ気になりますのは、先生のこのレジュメの中で、社会保険料とワンセットで考えるのは私どもも当然だと思っておりますが、この中で社会保険料の方が消費税より逆進的である、だから消費税を使っていった方がいいんだ、社会保険料が高くなり過ぎないようにしなさい、私は当然そうだと思うんです……
○五十嵐(ふ)委員 さきがけの五十嵐ふみひこでございます。ねずみ年でございます。公述人の先生方には、大変貴重なお話をありがとうございます。 私は、この住専問題、税金を入れるべきか入れるべきでないかという話だと、入れるべきでない方がいいに決まっているというのは、みんな同じなんだろうと思いますね。そうじゃなくて、住専を早く処理しないとだめなんだ、住専問題を。早く処理するには、関係当事者の合意が要る。合意をやるには、その間責任が一番重かった大蔵省のチョンボがあるので、そのチョンボ料を払わなければ合意ができない、こういうことなんだろうと思いますね。ですから、入れるべきかどうかという議論をしていくと、……
○五十嵐(ふ)分科員 さきがけの五十嵐でございます。
二月九日に一番新しい月例経済報告が経済企画庁から出されておりますが、その中で、総論部分は、「景気には緩やかながら再び回復の動きがみられ始めている。」という表現がありまして、翌日の新聞は一斉に、政府の景気回復宣言という書き方をいたしました。そういうとらえ方、景気回復宣言なんだというとらえ方でよろしいのでしょうか。その点をお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 しかし、懸念材料も大変ございます。
日銀総裁が二月二十二日に講演をなさった中で、景気は再び回復に向かいつつあるということをかなりはっきりとおっしゃっているわけです。しかしこれは、今……
○五十嵐委員 民主党の五十嵐文彦でございます。 本日は、貴重な御意見をありがとうございます。私も大体において先生の御意見に賛成の部分が多いということをまず申し上げておきたいと思います。 特に大事なことは、日本の政治、日本の国家が価値観の追求というものをもっと大事にしなければいけないということだろうと思います。 政治的なリーダーは、私は、本来、自分がどこに価値を置くのかということを国民に示し説得をするというのが一番重要な役割だと思いますし、憲法というのは、ひっきょう、根源的、集約的な価値を国民がどこに求めるかというものを表現したものが憲法だというふうに考えるべきだと思うのですが、私たちの国……
○五十嵐委員 財務金融委員会所属の民主党の五十嵐文彦でございます。 私は、予算委員会審議等を通じて、日本の今の経済状況の最大の問題は、産業立地の国際競争力が劣っている、これが最大の問題であるということを言い続けてまいりました。最近、政府におかれても、競争力の問題ということを真剣に対処され始めた、ようやくされ始めたということで、随分おくれをとったなと思っているわけですが、もう一つ、今の日本経済の低迷について大きな問題があると思っております。それは、バブル経済の生成と崩壊の過程で生じたモラルハザード、この総括、整理というものがきちんとなされていないということであります。 特に問題なのは、責任の……
○五十嵐分科員 民主党の五十嵐文彦でございます。
私は、この時間をちょうだいいたしまして、消費税の輸出免税そして戻し税について、少しじっくりとそもそも論から行ってみたいと思っております。
まず最初に、御到着早々申しわけございませんけれども、消費税というのはそもそも、応能課税ですか、応益課税ですか。
【次の発言】 そのとおりだと思います。
非課税措置が中にあるわけですけれども、この非課税措置というのはどうして非課税にするかというと、それは担税力を超えた課税をされると、例えば、最低限の生活をするのに困るとか、購買者、買った人の生活に非常に大きな打撃を与えるといったものについては、他国において……
○五十嵐副大臣 私の方から補足して。 大臣がおっしゃったとおりなんですけれども、これから税調で審議をいたしますが、今実際に行われている税率より上げるという話は、これまで一つも出ていませんから。 増税という言葉だけで反応されている方々がちまたにたくさんおられるんですが、今実施されている税率より上げるという話は、これまでも政府部内で一つも出ておりませんので、誤解のないようにお願いいたします。
○五十嵐副大臣 公共事業そのものを重視して計算すれば確かにそうなるんだと思いますが、例えば税制で、雇用促進税制を今度新たに入れました。これは、五人以上の雇用者増、あるいは中小企業では二人以上の雇用者増を、総人件費の増と同時に、かつ一〇%以上の増加という形で入れていただくと二十万円の税額控除をするという全く新しい発想の対策でございますけれども、これはかなり雇用増そして総賃金の増加を生むと私は思っておりますけれども、それが一体どの程度使われるかというのはなかなか予測しがたい、新政策でございますので、あります。 こういうようなソフトなものについて、あるいは、政府全体で今取り組んでいるパッケージ型の……
○五十嵐副大臣 先生おっしゃるとおりの問題があると思います。
我が国の年金の運用については、競争原理が働いているのかなというのが一つあると思うんですね。それから、やはり監視機能が十分ではないのではないかということ。二つが言えると思うんですが、今回の事件を教訓として、政府としてもいろいろな角度から検討を進めていかなければいけない、こう思っております。
【次の発言】 御質問ありがとうございます。
確かに、お金の回る社会にしなければいけないという委員のその感覚は、まさしく正解だと思っております。その保有資産を若い世代に早期に移転を促して消費拡大や経済活性化を図ろうというのは、御指摘のとおり重要な……
○五十嵐副大臣 所得税法五十六条の見直しにつきましては、先生初め御党の方で大変関心をお持ちで、御発言を続けているということを承知いたしております。 この問題については、最近、新しい変化が一つありまして、御承知のとおりでございます、二十三年度税制改正で、二十五年一月からの実施でありますけれども、個人の白色申告者に記帳が義務づけられるということで、新しい状況に入っている、こう思います。 それに従って、この二十三年度改正の大綱におきまして、今後、必要経費を概算で控除する租税特別措置のあり方や、白色申告者の記帳水準が向上した場合における専従者控除について、その専従の実態等を踏まえた見直しをするとい……
※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。