このページでは野田佳彦衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。野田佳彦衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○野田(佳)委員 では、時間超過ですから端的に一点だけ。 宮内参考人から、規制緩和というのは、即効薬ではなくて、じわじわ効く体質改善の漢方薬、こういう話がございましたけれども、経団連さんとしては、緊急経済対策、景気浮揚策としては規制緩和はそれほど重要視されていないのでしょうか。それとも、そうではなくて、何かもっとパンチのある改善項目というものを模索をされて、まあオリックスブルーウェーブが西武を抜くべく監督をかえたように、何かいい知恵がないかどうか。
○野田(佳)委員 どうも皆さん、おはようございます。日本新党の野田佳彦でございます。お許しをいただきまして、座って質問をさせていただきたいと思います。 科学技術庁ができたのが一九五六年の五月十九日ということだそうでございますが、実はその一年と一日後に私が生まれました。一九五七年でございますが、その年にスプートニク一号が人類初の人工衛星として発射をされ、成功いたしました。そして私自身がちょうど小学校の六年生のときに、アポロ十一号の月面着陸がございました。いまだに鮮明に三人の飛行士のお名前を覚えているような大変強烈な印象でございました。その翌年に、国産初の人工衛星「おおすみ」の打ち上げが成功した……
○野田(佳)委員 新進党の野田佳彦でございます。 これから約一時間ほど質問をさせていただくわけでございますけれども、外務大臣とはこういう形で相まみえるのは初めてでございますので若干自己紹介をしておきますが、実は私は、二十年ほど前、新自由クラブの旗上げのころに学生ボランティアをやっておりました。まさに十代後半で最年少のボランティアだったと思いますが、当時、ちょうど今の私とほぼ同年代の河野代表の魂を揺さぶられるような演説に大変感銘をいたしまして、一生懸命ポスター張りやビラ配りなどやっておりました。 二十年たちまして、まさかあのときの河野代表が自民党の総裁になられているとは私も想像しませんでした……
○野田(佳)委員 新進党の野田佳彦でございます。 本日は、三人の参考人の先生方におかれましては、大変お忙しい中、私ども規制緩和特別委員会にお越しをいただきまして貴重な御意見を陳述をしていただきました。本当に心から感謝を申し上げたいと思います。また、平素からの行政改革委員会並びに規制緩和小委員会の活動については、高く評価をしている次第でございます。 さて、いわゆる改定が明後日に迫っておりまして、今大詰めを迎えている段階であります。十二月に行政改革委員会より「規制緩和の推進に関する意見(第一次)」というものが出されて、そして、一月に各省庁からの中間発表がございましたけれども、この中間発表があっ……
○野田(佳)委員 新進党の野田佳彦でございます。 ただいまの西川委員の質問に引き続きまして、 冒頭、初めの部分は総務庁長官の行革や規制緩和等に取り組む基本姿勢をお尋ねする部分でございますので、若干西川委員の質問と重複をするかもしれません。その後、二つ目の大きな項目として、私は、今回の規制緩和の推進計画の改定の際に盛り込まれなかった、措置困難として却下された項目の一つでございますが、郵便局の信書配達の独占の見直しの問題、これを具体的に取り上げていきたいと思います。またもう一つ、時間がありましたら店頭登録基準の見直しの問題、これらを中心に、五十分のお時間をちょうだいしておりますので、質問をさせて……
○野田(佳)委員 本日は、両参考人におかれましては、大変お忙しい中を御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。 私は、特に自分の特定の立場から質問をするという形ではなくて、まさに白紙の状態で、再販の問題について深い議論を今後するためのまさに素朴な質問を両参考人にさせていただきたいというふうに思います。 まず、金子参考人にお伺いをいたしますけれども、昨年七月の中間報告、これについてですけれども、これに基づいて国民各層においてこの問題についての活発な議論が行われることを期待しこれを公表するものであるという形の、その公表目的、活発な議論が行われることを期待をするという形で出ておりまし……
○野田(佳)委員長代理 石破茂君。
【次の発言】 新進党の野田佳彦でございます。
両参考人にお尋ねをいたしますけれども、土地政策にかかわる規制、その規制手段一つをとれば、それは価値中立的であって、それだけでよしあしは語れない。その規制をするタイミングあるいは取り外すタイミングでよしあしを語るべきものも数多くあるだろうと思います。
特に私が思い出すのは、私自身は昭和六十二年に初めて千葉県議会に参画をすることになりましたが、その当時、一番問題になっていたのは監視区域制度でありました。どこまで網を広げるのか、あるいはどの程度の規模で届け出とするのか、こうした議論が行われていました。ただし、もうそ……
○野田(佳)委員 新進党の野田佳彦でございます。 ただいま御提案のありました法律案以外にも、内閣機能の強化という視点で、機構の問題あるいは官邸の問題含めまして、約一時間ほど質問をさせていただきたいと思います。 まずは官邸の問題に触れたいと思います。 今の官邸は昭和七年にできたものであって、これはだれもが認めるところでありますけれども、老朽化し、狭隘化しております。そこで、政府は新しい官邸をつくろうと、九八年度に着工して、二〇〇〇年にそのおおむねが完成をするような方針で臨んでいらっしゃると思います。 今年度予算で基本設計関係費二億円を盛り込んで、新官邸の設計作業を始めようとしているところ……
○野田(佳)委員 皆さんおはようございます。民主党の野田佳彦でございます。 私は、しばらく国会の方を、三年八カ月ほど休んでおりましたので、四年ぶりの委員会の質疑になります。時間配分等ちょっと心配なんですけれども、御協力のほどよろしくお願いいたします。 昨日来の質疑をお聞きしていまして、提案者の皆さんにおかれましても、また野党から質問に立たれた皆さんも含めまして、少年犯罪に対して少年法さえ改正をすればそれで済むものではないという認識においては、これはもう皆さん一致をされているようでありますが、それを含めて、では少年法をなぜ改正しなければいけないか、この点について、ちょっと私なりの考えをまずお……
○野田(佳)委員 野田が続きますけれども、民主党の野田佳彦です。 私は、この委員会に入ったばかりで、比較的ニュートラルな立場で皆さんの御意見をお伺いしながら、自分も判断していきたいなと思っていたのですが、少なくとも自分の住んでいる千葉県において、いろいろな集会をやっても、この移転問題について質問を受けたこともないし、促進をしろという声も聞いたことがないし、国民的な関心という意味においては、受け入れ先になるかもしれない地域の人は熱心だけれども、そうじゃないところはほとんどまだ議論も進んでいないし、そのスケジュールの中で来年候補地を選定していくということは本当にいいのかなという実感を持っています……
○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。 ずっと法曹出身の方の厳しい質疑が続いておりましたけれども、私は法曹出身ではありません。むしろ素朴な疑問というものを中心に質問をさせていただきたいというふうに思います。 福岡の問題については、先ほど枝野議員もたくさん取り上げました。多くは触れませんけれども、まず意見として申し上げたいのですが、教科書的に言うならば、日本は確かに三権分立の国であって、立法権と行政権と司法権とある。残念ながら、この三権それぞれが全部今不信の目で見られているという大変惨たんたる状況になっているというふうに思っています。 立法権については、もう言うまでもなくKSDの……
○野田(佳)委員 おはようございます。民主党の野田佳彦でございます。
まずは、今回提出をされています裁判所関連の法案二法について質問させていただきます。
まずは、下級裁判所の設立及び管轄区域に関する法律の一部を改正する法律案、こういう法律案が出ていますが、下級裁判所の名称や管轄区域というものに変動があった場合には、何で政令ではなく法律で定めるのか、その根拠というものをお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 今後いろいろと市町村合併などが促進をされた場合に一々法改正というのはどうかなという印象を持っていましたので、今そういう質問をさせていただきました。
次に、裁判所職員定員法の一部を……
○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。 本日は、三名の参考人の皆様におかれましては、大変お忙しい中を当委員会に御出席をいただいて、大変示唆に富んだ御意見をお聞かせいただきました。まずは、心から感謝を申し上げたいと思います。 限られた時間なので、自分の話をする時間はできるだけ短く、質問を簡潔に、先生方のお答えをできるだけお聞きしたいと思うのです。 まずは、緊急性の問題で質問をしたいというふうに思います。 金庫株の処分に伴う税や会計処理の扱いが政府内で十分決まっていないから、処分は来年の三月三十一日まで停止をされるということになっています。また、相場操縦防止の具体的な要件も法律で……
○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。 きょうは、民主党総員出動で、一人十五分のリレーの質問をしてまいりましたが、私は、今後の推進体制を中心にお聞きをしたいと思いますので、たまたまアンカーとなりました。 まずは、このたびの最終意見を取りまとめられました佐藤会長を初め、審議会の委員の皆様には、その御努力に深く敬意を表したいというふうに思います。 中身については、きょうも既にさまざまな委員から御指摘がありましたように、見解の異なるところもあるし、もっと踏み込んでほしかった、書き込んでほしかったというテーマもありますが、総じて、国民の使い勝手のいい司法をどうするかというその流れについ……
○野田(佳)委員 おはようございます。山村議員に続きまして、質問をさせていただきたいというふうに思います。 今回の独立行政法人の情報公開に関する法律案というのは、四月一日から施行されている行政機関情報公開法、その議論があったときに、特殊法人が蚊帳の外にあるという批判があって、二年以内にその情報公開の制度をつくるという宿題を今回出されてきたというふうに受けとめていまして、その基本となる行政機関情報公開法のときには、いろいろな議論がありましたけれども、私どもも賛成をしています。ということで、その制度の根幹、骨格は今回も基本的に変わりませんので、余り細かい質問をするつもりはございません。 ただ、……
○野田(佳)委員 おはようございます。民主党の野田佳彦でございます。 本日は、特殊法人改革を中心に質問をさせていただきたいというふうに思います。 担当大臣におかれましては、一番遠いところから何度もお運びをいただきますけれども、恐縮でございますが、よろしくお願いいたします。 特殊法人改革、一九六七年の佐藤内閣のとき以来、大小織りまぜてこれまで十四回行われてまいりました。その間には、あの土光臨調のときのJR等の民営化、一定の成果を上げたものもあるように思いますが、基本的には、整理合理化として、きのうも話題になっていましたけれども、看板のかけかえであるとかあるいは焼け太りであるとか等々、統廃合……
○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。 昨日の石原大臣の所信表明を受けまして、三十分ほどでございますが、基本的なことを質問していきたいというふうに思っております。 まず、特殊法人改革についてでございます。 きのうの所信の中で、特殊法人等改革については、昨年十二月に特殊法人等整理合理化計画を策定いたしました、その内容は、道路関係四公団の民営化や都市基盤整備公団、住宅金融公庫、石油公団の廃止等、これまでにない踏み込んだ内容となっております、以下続くわけでございますが、確かに、これまでにないボリュームでさまざまな法人を見直そうとされたことは事実だと思います。ただ、踏み込んだ内容と評価……
○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。 三人の参考人の皆様方におかれましては、大変お忙しい中を当委員会にお運びいただきまして、まずは冒頭、心から感謝申し上げたいと思います。 私ども民主党は、本当に実のある民営化をぜひしたいという立場でございまして、その意味では、加藤参考人のお立場は非常に近いものがあるというふうに思っています。そういう視点から、きょうは、詳細な資料をお示しいただきました加藤参考人中心にまずお尋ねをしていきたいと思います。 一ページ目の第一に、「赤字事業の理由」、「過大な需要見通し」、「コストの過小見通し」という極めて本質的な指摘があると思います。東京湾アクアライ……
○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。 きょうは、四名の参考人の皆様におかれましては、当委員会に大変お忙しいところお運びをいただきまして、心から感謝申し上げたいと思います。 いろいろな質問を多少なりとも考えてきたんですが、今までの質疑を聞いていて、ちょっとこれは違う路線でざっくりいこうかというふうに思いました。 この個人情報保護法の動きを、国民の不安を、誤解に基づいていると。私は、誤解ではなくて、極めて本質的な問題がある、そのことに対して敏感に国民は不安に思っているということが正解なんだろうと思っています。そのことを踏まえて順次質問をさせていただきますけれども、まず、櫻井参考人……
○野田(佳)委員 原口委員に続きまして、私の方からも数点にわたりまして質問をさせていただきたいというふうに思います。 まずは、第二次補正予算案についてでございます。 改革推進公共投資という大変耳当たりのいい言葉でくくられた今回の予算でございますが、これをよく見ていくと、私どもの城島委員も松本委員も触れたと思いますけれども、要は役所の建てかえであるとか官僚の住むところの建てかえというところが目立っていて、とてもこれは改革推進には思えないというふうに私も思っています。 例えば都市機能高度化等対策費という中では、公務員の宿舎施設費、法務省施設費、海上保安官署施設費、警察庁施設費、裁判所施設費。……
○野田(佳)委員 今までの外務省問題についてのやりとりを聞いていまして、私はちょっと強く感じたことがございます。これは質問ではございません。要望をさせていただきますが、言った言わないということは大事なことではないという認識が何か広がっているようです。私は、それは間違いだと思います。外交というのは記録です。言った言わないをしっかり解明することは、日本の外交がしかるべき機能を回復するための大前提だと私は思いますので、先ほど原口議員が述べられました五名の方の参考人招致、重ねて申し上げますが、委員長の善処方を心からお願い申し上げたいと思います。 では、質問に入ります。きょうは農水大臣中心の質問でござ……
○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。 一月二十八日に、当時の田中大臣が、私は一つの決意を持って臨んでいる、政治不信を払拭できるか、外務省改革をできるか、意を決して来たとお話をされました。 今大臣でなくなられましたけれども、私は、政治不信の払拭と外務省改革は、きょうこの場で真実を白日のもとにさらすことによって十分可能だと思っていますので、ぜひそうした思いでお答えをいただきたいと思います。 一番大事な部分について先ほどお話がございました。予算委員会における田中代議士の御答弁、野上事務次官が具体的に鈴木さんの関与、名前を挙げたということを明言されまして、先ほどもそのことが確認をされ……
○野田(佳)委員 四十分間という大変短い時間でございまして、きょうはちょっと幾つかの項目に分かれているんですが、事実確認を中心に、たんたん、とんとんと行きたいと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。
まずは、せんだって二十日のNGOの参加拒否問題で、田中参考人に私、質疑を行いました。そのときに、川口新外務大臣との引き継ぎが行われていないという認識を田中参考人はお話をされました。
川口新大臣、相手方が引き継ぎをしていないとおっしゃっているんですが、どう受けとめていらっしゃいますか。
【次の発言】 ということは、やはり引き継ぎが行われていないということだと思います。
これまでの政府の……
○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。 私は、今回の最終報告は、基本的には、途中で出ました中間報告よりはよくなったというふうに思っています。私ども民主党としましては、道路関係四公団は民営化をすべきであるし、しかも、分割をするという考え方、民営化の形態としては上下一体が望ましいという基本的な考え方を持っておりました。基本的な方向性としては一致するものもあります。 ただ、具体の中身を見てみると、今回の最終報告の中では矛盾をするものも幾つかあるように思っています。そういう視点で質問をしていきたいというふうに思います。 審議会の混乱については、余り触れたくありません。私は、別に多数決で……
○野田(佳)議員 ただいま議題となりました国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律を廃止する等の法律案につきまして、提出者を代表し、その趣旨を御説明いたします。 さきの通常国会で成立した年金改正法に対して、国民は強い疑念を抱き、繰り返し不信感を表明してきました。成立前の世論調査ではおおむね六割が法案に反対し、この民意を踏みにじって衆参両院での強行採決という異例の国会運営を行った結果、成立後の世論調査では七割から八割の国民が成立を評価しないとしています。 そして、最も鮮明に国民が年金改正法にノーを突きつけたのが、先月の参議院選挙です。この選挙では有権者は、どの世論調査を見ても、年金を最大の……
○野田(佳)委員 おはようございます。 私も、冒頭、このたびの台風二十三号を初め一連の大型台風の到来でお亡くなりになられた方、被害に遭われた方、そして今般の新潟県の中越地震でお亡くなりになられた方、そして今なお十万人近い方が避難生活をされているということでございますが、こうした皆様にお悔やみを申し上げるとともに、心からお見舞いを申し上げたいというふうに思います。 補正予算云々かんぬんのお話は先番の熊代委員からお話がありましたけれども、先ほどの谷垣大臣のお話の中で、被害総額が十月十五日までにもう七千億を超えていると。これに台風二十三号と今回の大地震が加わってくるわけでありますので、到底当初予……
○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。 私は、過日の大臣所信について、谷垣大臣に絞って質問をさせていただきたいと思います。別に金融担当大臣の顔を見たくないという話ではありませんで、また機会がありましたらやりたいと思いますけれども。 主な内容としましては、過日、一月二十五日、小泉総理の施政方針演説に対して本会議で質問をさせていただきました、ある程度予想をしていたとはいえ、かみ合わない議論がかなり多かったものですから、もっと丁寧な御説明をぜひ財務大臣に求めたいと思いまして、きょうは六十分のお時間をいただきました。まずは、我が国の今の経済情勢、景気の現状についてどのように大臣が御認識な……
○野田(佳)委員 はい。 大変吉田治議員が熱意あふれる質問を続けておりまして、いっぱい質問項目があるので時間が欲しいと言われたので、多少はいいよと言ったら、こんなにとられるとは思っていませんでした。 きょうは、いろいろ用意したものをかいつまんで御質問をさせていただきたいと思います。 先週の金曜日に、同僚の津村議員が谷垣大臣に橋本内閣の総括について質問をされていました。私はあの議論を聞いていて、改めてああそうだったのかと思ったんですが、第二次橋本内閣で谷垣大臣は閣僚だったんですよね。その後に、小渕内閣で大物政務次官と言われたわけですよね、それで財政のまさにお仕事をされたわけです。そのころの……
○野田(佳)委員 私は、民主党・無所属クラブを代表して、保険業法等の一部を改正する法律案に対し、反対の立場で討論いたします。 近年、保険に比較して割安な共済が消費者の人気を集めています。しかし、その中には悪質な共済事業者が存在するのも事実であり、対策が急務となっていました。 本法律案は、そのような事情を踏まえ、保険契約者の保護の一層の充実を図ることを理由に掲げています。しかしながら、その内容を見る限り、根本的な考え方が間違っていると言わざるを得ません。 以下、本法律案に反対する理由を申し述べます。 第一に、本法律案に限らず、業法を通じて行政当局が消費者を保護するという基本的な考え方が、……
○野田(佳)委員 限られた時間ですけれども、財務大臣に質問をさせていただきたいと思います。 今週は、例の郵政改革の議論が始まるのか始まらないのか、どこを舞台にするのか等々、いろいろ山場があると思いますけれども、いずれにしてもこの会期では無理だろうというふうに私は思っていまして、仮にそれで政局になるならば、年金、社会保障の舞台がせっかくつくられたのにそれを壊すのかという話になるだけであろうというふうに思っています。 いずれにしても、郵政改革の一つの位置づけというのは、財投の入り口部分の改革であります。一方で、財投の出口の部分の改革は、二〇〇一年、二年にかけての特殊法人改革など、多少議論が進ん……
○野田(佳)委員 おはようございます。 これまで懲罰委員会にいたのですが、諸般の事情により経済産業委員会に参りました。今までの議員経験で経済産業委員会は初めて属しますので、恐らく、大臣初め各委員の皆さんはおなじみの質問になるかもしれませんし、あるいはストライクゾーンを外す質問になるかもしれませんけれども、ぜひお許しをいただきたいと思います。 きょう私がお尋ねをするテーマは、イランのアザデガン油田開発と、それから東シナ海のガス田開発、主に資源エネルギー外交にかかわるテーマでございます。 まずアザデガン油田開発についてお尋ねをさせていただきたいと思いますが、二〇〇〇年にサウジのカフジ油田の権……
○野田(佳)委員 おはようございます。民主党の野田佳彦でございます。 大変歯切れのいい牧原さんの御質問の後、私も元気に質問したいんですが、歯が痛くて、知覚過敏らしくてコップの水を飲むと多分悶絶しちゃいますので、多少言語不明瞭になるかもしれませんけれども、五十分間頑張っていきたいと思います。 まずは、法案の中身に入る前にですけれども、知的財産権の位置づけについてお尋ねをしたいというふうに思っております。 私ども民主党は、二階大臣におかれましてはもう十分御理解をいただいていると思いますが、知財に関する政策提案をこれまでも随分やってまいりました。憲法に知的財産権を規定せよというぐらい大胆な提言……
○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。 早速質問に入りたいと思いますが、質問の第一点は、戦後教育を総理はどのように総括するかということでございますが、お答えをいただく前に、私の私見を申し上げたいと思います。 間違いなく戦後の教育で、読み書き計算、こういう基礎学力を伴った人たちがたくさんふえて、それが日本の戦後の復興と高度経済成長の大きな要因となって、一定の成果があったと私は思いますし、加えて、勤勉な国民がたくさんいたおかげで、町工場や商店街の本当に隅々で努力をして、改善をして今日の日本をつくってきたと思います。その意味では、戦後の教育というのは一定の成果があったと私は思うんですが……
○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦です。先週の月曜日に引き続いて、質疑をさせていただきたいと思います。 きょうの午前中に、我が党の古本委員がいじめによる自殺の問題を中心に議論をされていました。北海道、福岡、そして岐阜等、いじめによる大変痛ましい自殺事件が報じられておりますけれども、それに対する事実を隠ぺいしようとしたり放置しようとしている教育委員会の姿、あるいは、御遺族の前では平身低頭していじめを認めて謝罪をされているにもかかわらず、その後の記者会見では前言を翻して、最後の渾身の力を込めた遺書を手紙と言ったりメモと言ったりしている校長先生やあるいは教育現場の責任者の姿を見ると、我が国の教育界……
○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。 私は、この文部科学委員会に入ったのが、今当選四回なんですけれども、初めてです。いつも第一希望で出していたんですが、入ったことはなかったんです。そのうち、所属委員会を、皆さんの御希望を聞いてそれを配置する国対の仕事になり、ほとんど縁がなかった。特にことしは、当初は懲罰委員会、その後財務金融、経済産業、これで四回目ですね。ここでちょっと心を落ちつけて、日本の教育のあり方というのを、じっくりとこれからはやっていきたいと思っておりますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思いますし、特に、きょうは十月二十日、これは私にとっては忘れられない日なんです。 ……
○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。 伊吹大臣におかれましては、参議院の本会議で御答弁をされた後ということで、本当に連日御苦労さまでございます。最近、教育特とかこの文科委員会等で、連日、朝から夕方まで御一緒させていただいておりまして、おかげさまで、最近、夜な夜な高貴な御尊顔が夢に出てまいりまして、いつも法理を説かれておりますが、きょうは、法理の話ではなくて、具体的な過去の事実であるとか、あるいは数字にかかわる話でございますので、いつもは大臣と直接議論をさせていただいておりますが、政府参考人にも御答弁をいただく場合もあると思います。 早速、持ち時間が三十分ですので、質問に入りたい……
○野田(佳)委員 おはようございます。民主党の野田佳彦でございます。 私は、きょう、未履修問題を中心に質問をさせていただきたいと思います。 法案審議については同僚議員がしっかりと質問をすると思いますけれども、それに先立ちまして、委員長と、そして各党理事におかれましては、このような御配慮をいただいたことを、まず冒頭、感謝申し上げたいと思います。 私は、これまで教育特、そしてこの文科委員会、主に三つの調査を大臣にお願いしてまいりました。一つは、現段階において、未履修の学校数、生徒数、どれぐらい広がっているかということと、それから、過去にさかのぼった高等学校における未履修の実態調査、それから中……
○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。 三人の意見陳述者の皆さんには、大変お忙しいところ、貴重な御意見をお聞かせいただきまして、本当にありがとうございました。 民主党の持ち時間は二十分で、同僚の笠さんと十分ずつ分けてやりますので、ちょっと時間が短いので、簡潔な質問をさせていただきたいと思います。 まず第一に、麻生知事にお伺いしたいんですが、地教行法の四十九条、五十条、是正の要求と指示に対して、野中先生は率直に、分権の流れに逆行するんではないかという懸念を申されました。私もそう思っているんですが、全国知事会の会長として、分権の旗振り役で、きょうの意見陳述の冒頭に教育は地方分権だと……
○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。 きょうは、三名の意見陳述者の皆様には、大変お忙しいところ、公聴会で貴重なお話をお聞かせいただきまして、冒頭心から感謝申し上げたいと思います。 民主党の持ち時間も二十分なんですが、委員が二人おりますので、十分ずつに分けて行います。簡潔に質問をさせていただきたいと思います。 まず、森市長にお伺いをしたいんです。 きょう午前中に学校現場を見学させていただきまして、富山市が独自にスクールサポーター制度を導入して特別支援要員という、国の制度に先駆けてこういう試みもされたことに大変感銘を受けました。 加えて、市長のお話をお伺いしていますと、文化、……
○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。 少し自分のポリティカルメモリーから話をさせていただきたいと思います。 私が初めて政治を意識した瞬間というのは三歳半でございまして、昭和三十五年十月、当時の社会党の委員長の浅沼稲次郎さんが右翼の少年に日比谷公会堂で刺されて亡くなるというシーンが当時の白黒のテレビで何度も放映されて、大きなおじさんが眼鏡を飛ばして倒れる、すごい怖いシーンが続きまして、政治家というのは怖いんだなと。もちろん、これはその後の沢木耕太郎さんの本なんかを読んで追体験もしているんですが。その後、保育園に入ったころに、今度は海の向こうのジョン・F・ケネディの暗殺が入ってきて……
○野田(佳)委員 おはようございます。 外はすばらしい好天に恵まれて、桜も開花をして、本来ならばさわやかな選挙運動の時期でありますけれども、国会の本分である質疑、しっかりとトップバッターを務めていきたいと思います。 通告の順番で行きたいと思ったんですが、本当はこの法案質疑の後に、かねてより未履修問題をずっと質問してまいりまして随分と文科省にはお願いをしてまいりました。高等学校においてはいつから未履修が始まったのかとか、あるいは、中学校における未履修というか、必修科目の不適切な取り扱いとか、そういう御調査をいただいたので、その議論をじっくりやろうと思ったんですけれども、多分時間がなくなってし……
○野田(佳)委員 おはようございます。民主党の野田佳彦でございます。 昨年のちょうど今ごろだったと思いますけれども、佐田玄一郎元行革担当大臣が政治と金にまつわる不祥事で辞任をされるという事態にスタートして、ことしに入ってから、事務所費であるとか光熱水費であるとか、政治と金にまつわる不祥事が続発をいたしました。さきの通常国会で政治資金規正法改正が行われたわけでありますが、残念ながら、政治資金の透明化が大きく進んだかというと中途半端な形に終わりまして、その仕切り直しとしてこの臨時国会でこういう起草案が出てきたわけであります。 私も六党の実務者協議のメンバーの一人でございましたが、十一回にわたる……
○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。 先に質問をされました自民党のお二人の委員はアフリカ中心の御質問でございましたけれども、私は、身近な東アジアの情勢について質問をさせていただきたいと思います。 鉄砲から権力が生まれると言ったのはたしか毛沢東だと思いますが、最近は、間違いなく、選挙から権力が生まれる時代になりました。その中で、韓国では十年ぶりの政権交代、そして台湾では八年ぶりの政権交代が行われました。新しいリーダーが生まれた韓国と台湾、この日本との関係について質問をしたいと思っております。 まずは日韓関係でございますが、二月二十五日に、李明博新大統領の就任式がソウルで行われま……
○野田(佳)委員 おはようございます。民主党の野田佳彦でございます。 まず第一問は、既に先ほど自民党の御法川委員が質問をされたことでございまして、昨日の、これは毎日新聞の報道で、昨年の十月七日にイラン南東部で誘拐をされた横浜国立大生の中村聡志さん、治安当局と武装勢力側の解放交渉が合意に達したというような報道内容で、ようやく半年ぶりに解放されるのかなという期待の持てる報道だったものですから、私もそのことをきょう質問しようと思いました。 この半年間、大変気にはなりながら、心配をしながら、余り微妙な段階でうかつに質問をしまして、粘り強い交渉をやっているときに暗礁に乗り上げてしまったり、不測の事態……
○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。 本日は議案が三件ありますけれども、私は、日本とインドネシアのEPAについて主に質問をしていきたいと考えています。 個別の内容に入っていく前に、その前提となる基本的な考え方を中心にまず大臣にお伺いをしていきたいと思うんです。 このインドネシアとのEPAあるいはブルネイとのEPA、東アジア共同体づくりに資するというお考えを多分持っていらっしゃるんだろうと思うんです。私は、東アジア共同体というイメージがちょっとよくわからないところがあるんです。その理念と範囲をぜひお伺いしたいと思うのは、共同体というのはコミュニティーでございますから、コミュニテ……
○野田(佳)委員 おはようございます。民主党の野田佳彦でございます。 きょうは四十分間お時間をいただいておりますけれども、主には日本とカンボジア、日本とラオス、この二国間の投資協定を中心に質問をさせていただきたいと思いますが、その前に、大変今心配をしていること、チベットの問題、特に長野で行われる聖火リレーについて、まずお尋ねをしていきたいと考えております。 先週の木曜日、十七日に中国の楊外交部長が来日をされ、そして二十日まで日本に滞在をされました。皮切りとして高村大臣との日中外相会談がございまして、その後、福田総理を初め政府の首脳、それから各政党もお訪ねをされて意見交換をされました。最後の……
○野田(佳)委員 おはようございます。民主党の野田佳彦でございます。 質問に先立ちまして、ミャンマーの大型サイクロンで多くの方が犠牲になりました、加えて、中国の四川省を中心としたマグニチュード七・八のこれまた大きな地震によって多くの方が犠牲になっておられます、心からお見舞いを申し上げたいと思います。 さて、きょうは四条約が案件になっておりますけれども、私は、その中で主にマグロの問題を中心に質問をさせていただきたいと思います。 せんだって一般質疑で鯨の問題を取り上げたら、武正理事から今度はマグロをやれという御下命がございました。しっかり一時間質疑をしたいと思いますが、その前に、やはりちょっ……
○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。 先ほどの近藤昭一理事に続いてオレンジ色のネクタイの着用ということで、くしくもでございますが、頑張っていきたいと思います。 きょうは、もう既にこの二つの案件については民主党だけでも四人の質疑者がございまして、私、五人目であります。相当いろいろとテーマも重なってくる可能性があるだろう、でも全く気にしないで進めていきたいと思います。 まず第一ですが、これは多分、武正議員の質問と少し重なる部分があるかもしれませんけれども、アジアの一体性、特に東アジア、ASEAN諸国の一体性という意味でやはりかぎを握るのは、資本市場あるいは金融というところがあると……
○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。 私も、篠原さん、松原さんに続きまして、中一日で質問をさせていただきたいと思います。 きょうは、主に科学技術外交並びに宇宙外交という視点で、限られた時間でございますが、質問をさせていただきたいと思います。 昨年来、総合科学技術会議などで、科学技術国際協力の強化が重要な政策課題であること、さらには、イノベーションに向けた科学技術政策の課題としても環境問題などでの国際貢献が重要である、こういう議論が行われてまいりました。 私も、民主党の中で、科学技術政策のワーキングチームの座長をやっておりまして、昨年の参議院選挙のマニフェストで科学技術にかか……
○野田(佳)委員 お答えをさせていただきます。 近藤委員におかれましては、民主党の宇宙基本法検討PTの主力メンバーでございますので、ある意味釈迦に説法みたいな話になるかもしれませんけれども、御指摘のとおり、特に資料でお配りをいただいたように、これまでの日本の宇宙開発利用というのは、文科省、経産省、総務省、国土交通省等々、各省がばらばらにやってきた。サッカーでいうとミッドフィールダーがいなかったという感じなんですね。それをしっかりと司令塔をつくっていこうというところがこの法案の肝でございまして、宇宙開発戦略本部を置く。 それで、その宇宙開発戦略本部が宇宙基本計画を策定するわけですが、御質問の……
○野田(佳)委員 おはようございます。民主党の野田佳彦でございます。 質問に入る前に、インドの商都ムンバイにおける同時テロ、いかなる理由があったとしてもテロは許されない、このことを強く意見として表明をさせていただき、加えて、日本人の津田さんを含め多くのとうとい命が失われました。お亡くなりになられた皆様と、また御遺族に心から哀悼の意を表するとともに、政府におかれましては、引き続き邦人の安全確保に向けて万全を期すように強く求めたいというふうに思います。 それでは質問に入っていきたいと思いますが、麻生政権が発足をして約二カ月となりました。売りが二つあったと思うんです。一つは景気の麻生、もう一つは……
○野田副大臣 このたび、財務副大臣を拝命いたしました野田佳彦でございます。 藤井裕久財務大臣をしっかりお支えして、峰崎副大臣、そして、古本、大串政務官とも手を携えて、しっかりと職務遂行を果たしていく決意です。 玄葉光一郎委員長初め衆議院財務金融委員会の委員の皆様の御理解と御協力を心からお願い申し上げて、一言ごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○野田副大臣 資料に沿ってお答えをしたいと思いますけれども、これは左端に番号が書いています。六番から十四番までの見直しの中で、十番だけこれは残したんですね。これは要は、ことしの税制改正があって、来年の確定申告の際に必要なシステムで、これがないと確定申告ができないということだったので、ここだけは残しまして、そのほかの六から十四番は全部執行停止にしました。 その観点は、無駄ではなくて緊要性です。急がなくてもいいということで外したということであります。実際に、ここに政務官もいらっしゃいますけれども、現場も見に行っていただきました。監視用のカメラ、機器があった方がいいなとは思います。思いますけれども……
○野田副大臣 お尋ねのOECD諸国における納税者権利憲章の制定状況ですけれども、二〇〇八年現在、加盟国三十カ国中二十三カ国が作成、公表しています。 それから、G7、先進七カ国では、二〇〇九年十一月現在、アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、カナダ、五カ国で制定をしております。 以上です。
○野田副大臣 五十嵐委員の御指摘のように、高度経済成長時代に集中した橋であるとかトンネル等の、これは、さっき五十年以上経過した橋梁のお話をされましたけれども、今後どんどんとふえてくると思います。
委員御指摘のとおり、新規施設というよりも、既存施設の維持管理、更新の重要性がますます大事になってくるということは、共通認識として持ちたいと思います。
以上でございます。
【次の発言】 石田委員の御質問にお答えしたいと思います。
日本の財政に対する大変強い危機意識からの御質問だというふうに思いますが、少しギリシャと日本は事情が違うところがございまして、まず昨年の十月にギリシャでも政権交代がございま……
○野田副大臣 西村委員の御質問に、謹んでお答えをさせていただきたいと思います。 この影響試算は、委員が御説明のとおり、二十二年度までの制度を前提として機械的に置いていった数字でございまして、先ほど、差額の部分を公債発行とお話しされましたけれども、必ずしもそうではない。あくまで差額であって、これをもって公債ではないということはぜひ御理解をいただきたいと思いますが、お尋ねの、二十三年度の子ども手当の満額支給分については入っていません。一万三千円の、初年度分の前提でその後のことを書いているということでございまして、その後の制度設計は前提としていません。
○野田副大臣 山本委員にお答えをいたします。
これは平成二十二年度までの制度とか予算を機械的に延長してつくった試算でございますので、すなわち、平成二十二年度分は月額一万三千円で予算措置をとっていますが、満額支給はとっていません。その他すべて、マニフェスト部分、いろいろ工程表はありますけれども、平成二十二年度まで措置した分をそのまま延長して試算をつくっているということでございます。
【次の発言】 わかりません。教えてください。
○野田副大臣 子ども手当自体は大変意義のある制度だと思っていますので、今法案審議が始まりましたけれども、ぜひ早期に成立をさせていただきたいという立場でございます。 財源については、子ども手当については、私は、ハードルが高いと申し上げたことはございます。ただ、二十二年度編成でも、高いハードル、低いハードル、いろいろなものを乗り越えて成立をさせていきたいと思っていますし、二十三年度の編成についても、高いハードル、低いハードル、あるかもしれませんが、乗り越えて、財源確保を図るのが私の使命だと思っております。 以上です。
○野田副大臣 石井委員にお答えをしたいと思いますが、特例公債を発行するということは、望ましいとは思いませんけれども、万やむを得ず財源とするということはあると思っています。
これまで反対した経緯というのは、政府提出の予算の内容そのものに反対をしていたわけで、それに関連する特例公債法案に反対をしたというのが事実だというふうに御理解いただきたいと思います。
【次の発言】 私も以前、民主党、野党時代の次の内閣で財務の担当をいたしまして、その前提として、民主党の予算案をつくって、その財源として特例公債を使うということもやりました。予算と特例公債とはやはり一体です。だから、予算関連法になっているんです。……
○野田副大臣 竹本委員にお答えいたします。 二十三年度は、二万六千円月額支給ということになっています。その財源を確保するべく全力を尽くしていきたいと思います。
○野田副大臣 福嶋委員にお答えをさせていただきたいと思います。 委員のお尋ねは、国家公務員の処遇改善等に関する当委員会における昨年三月の附帯決議に基づく政府の一年間の取り組みいかんということだと思いますが、税関においては、適正公平な課税の確保に加え、不正薬物、銃砲等の社会悪物品やテロ関連物資の流入阻止、さらには北朝鮮に対する厳正な措置や、国際物流の円滑化といった要請にもこたえる必要がございます。 このため、財務省においては、昨年三月の附帯決議の御趣旨を踏まえ、この一年、税関の定員、機構の確保や処遇改善などに向けて最大限努力してきたところであり、具体的には、羽田空港の再国際化に伴う体制の整備……
○野田副大臣 今回の二〇一二年度までの資金の提供、拠出というのは、これは前政権下で、二〇〇八年から五年間で一兆二千五百億円、いわゆるクールアース・パートナーシップで国際公約になっていました。それを鳩山イニシアチブで、二〇一二年まで、本来は、二五%削減は主要国の参加が前提でありますが、そのプロセスの過程で少し拡充をした金額になっているということで御理解ください。
○野田副大臣 岡田委員にお答えをしたいと思います。 委員御指摘のとおり、足元の経済は、いろいろ指標によりますけれども、おおむね改善の傾向にあると思います。ただ、自律性が乏しい中で、資料にも出ていますとおり、新経済成長戦略の中で、個人金融資産千四百兆円、あるいは実物資産の一千兆円をどう生かしていくかということがこれから大変大事な観点だと思います。その意味での贈与税の軽減の話は、一つのアイデアとして受けとめさせていただきたいというふうに思います。 ただ私、本来はそういう立場なんです、もともと。人類が命がけで獲得をしてきた価値というのは、私は自由と平等だと思います。この両立を果たすというのはなか……
○野田副大臣 私も以前、メール問題の現場の責任者として、国対委員長を、責任をとってやめたことがあります。責任というのは、とるという形をとらざるを得ない場合と、果たすという、そういうものもあると思うんですが、私は、現段階においては、国民の皆様に真摯な態度で粘り強く説明責任を果たしていくということを当事者の皆さんが今それぞれ心していくべきだろう。少なくとも、国民の理解が進むように、今、数字の上では国民の理解が進んでいないと率直に思いますので、そういう観点から、説明責任をより果たしていくべきだろうというふうに思います。
○野田副大臣 竹本委員の御質問にお答えをいたします。 先ほど、ブラジルの事例もお話をされました。どこか政府の中でも、ブラジルに随分これまで援助してきたけれども、もう次は、BRICsにも入っているし万博もオリンピックもあるから、そろそろ卒業だねという意見があるそうです。私は全く逆だと思っていまして、これまでの御縁を大切にしながら、ビジネスチャンスを物にしていくチャンスだと思うんです。 そのことも含めてですが、かつて日本は、日本株式会社と恐れられたりやゆされたりしたことがありました。むしろ、そういう体制をこれからつくるべきではないかなと。ファイナンスの御指摘がありましたが、まさにそれが一つの課……
○野田副大臣 法人税の引き下げについて自民党内でいろいろと御議論、御提言があるということは承知をしていますが、今、民主党が五%程度下げるというお話がございました。経産省の関連の産業構造審議会の中でそういう数字が出てきたとは承知をしていますが、これは政府全体の方針ではありません。 現段階は、平成二十二年度の税制改正大綱で書いていることがすべてでございまして、租税特別措置の抜本的な見直しを行い、課税ベースを広げるということの中で、確かに、国際標準からすると実効税率が高いことは事実でございますので、国際競争力の観点とか、あるいは、これからまとめる新成長戦略との整合性等を踏まえて法人税の見直しをやっ……
○野田副大臣 大泉委員のお尋ねは、いわゆる現職出向者に対する共済組合の長期給付の取り扱いということだと思いますが、独立行政法人や国際機関等への現職出向者に対する共済組合の長期給付については、国家公務員共済組合法等により、共済年金の算定期間として通算するための措置が講じられております。手当てをされているということでございます。
○野田副大臣 石山委員にお答えをいたします。 委員におかれましては、農業政策については理論と実践の両方を兼ね備えた方であり、このたびの基本計画づくりでも党内で大変イニシアチブをとられたということを承知しております。 委員のお尋ねは、財務省の本格実施に向けての考え方というふうに思いますけれども、基本的には、今回の二十二年度編成でもマニフェストの主要事項、いろいろありました。暫定税率のように事実上見送ったものもありますし、より効率的な実施という形で額を抑えたものもある中で、戸別所得補償については、農水省の要求どおり、満額決定をさせていただきました。その満額決定を受けてこれからモデル対策が進むわ……
○野田副大臣 松野委員にお答えをさせていただきたいと思います。 平成二十二年度の予算編成では、お尋ねの高等学校の授業料の無償化を含めて、子ども手当等々、民主党のマニフェスト、初年度に実施する事項については、効率的な実施を考えて、三兆一千億円の予算規模とさせていただきました。 その財源は、御指摘のあった行政刷新会議の事業仕分けで評価をしていただいたものと、これだけでは財源確保できないものですから、横断的な見直しを私どもお手伝いしながらやって一兆円の歳出削減をする、同時に、十月十五日に各府省から予算の要求を出していただく段階で一兆三千億円の歳出削減をしていただく、加えて、公益法人の基金からの国……
○野田副大臣 菅原委員の御質問にお答えをしたいと思います。 御指摘のように、二月二十五日、衆議院の本会議において、公明党の西議員の御質問に対して、委員の御指摘のとおりの答弁を菅大臣はされました。これは今も変わりません。 と申しますのは、今回の高校の無償化のみならず、農家の戸別所得補償あるいは子ども手当等々、民主党のマニフェストの主要事項、初年度実施に当たりましては、その財源は、去年の十月十五日に各府省から概算要求を出していただくその段階で一兆三千億円の歳出削減を行いました。加えて、去年の秋に行政刷新会議における事業仕分けで評価結果が出まして、それを踏まえた横断的な見直しでさらに一兆円の歳出……
○野田副大臣 富田委員にお答えをさせていただきたいと思います。 高校の実質無償化による便益、それとこの特定扶養控除の縮減による負担で、負担の方が多いというような家計については、先ほど委員が御指摘のように、去年閣議決定した税制改正大綱において適切な対応を検討するということになっています。 この時期は、先ほど中川副大臣もお話しされましたけれども、この負担、影響が出てくるのは平成二十三年の末、年末調整のころでございますので、そのころまでに関係省庁と協議をして、その適切な対応の中身を決めていきたいと思います。必ずしも、それが、だから税であるのかそうでないのか含めて検討をさせていただきたいというふう……
○野田副大臣 平成二十二年度予算につきましては、ただいま財務大臣から説明いたしましたとおりでありますが、若干の点について補足説明いたします。 初めに、一般会計歳出について補足説明いたします。 社会保障関係費については、十五歳までの子供一人当たり月額一万三千円の子ども手当の支給、年金記録問題への集中対応、協会けんぽの財政再建のため今後三年間における国庫負担割合の引き上げ等の取り組みを行うこととし、二十七兆二千六百八十六億円を計上しております。 文教関係費については、高校の実質無償化を実現するなど教育の振興を図ることとし、四兆二千五百三十八億円を計上しております。また、科学技術振興費について……
○野田副大臣 伊吹委員にお答えをいたします。
おつくりいただいているこのパネルの、自公政権でつくった当初、それから第一次補正と比べての二十一年度第二次補正、この表とか数字は正しいものだというふうに思います。
【次の発言】 そちらで書かれているパネルの「民主党マニフェストに「忠実な」予算」という書き方はこのとおりだと思うんです。その横、「「嘘だった」二十二年度予算」というのは、これはちょっと違うと思うんです。(伊吹委員「数字が違いますか」と呼ぶ)
【次の発言】 数字がまず違うと。解釈です、私ども。
例えば「税外・増税」、これは恐らく税制改正の部分を含んだところで〇・一兆ふやしていると思うんで……
○野田副大臣 宮腰委員の御指摘にお答えをしたいと思います。 昨年の二十二年度予算の編成で特徴的だったのは、予算編成の見える化、透明化を図ったことでありまして、第一に、一番特徴的だったのは事業仕分けだったと思います。同様に、財務省においても、各省庁から出てきている要求について、どのような観点で査定をしていくかということを私の記者会見を通じて公表し、そしてホームページに載せてまいりました。 農家の戸別所得補償制度については、委員御指摘の六つの観点から私なりに御提示をさせていただきましたけれども、その後、予算編成の過程の中で、特に私のカウンターパートの山田正彦副大臣の懇切丁寧、説得力ある御説明を……
○野田副大臣 加藤委員にお答えをいたします。 高速道路の無料化はモデル事業でございますので、社会実験でございますので、一時的だというふうに認識しています。
○野田国務大臣 去る六月に財務大臣を拝命いたしました野田佳彦でございます。 本委員会の開催に当たり、一言ごあいさつを申し上げますとともに、今後の財政政策等を運営するに当たっての基本的な考え方を申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。 我が国の雇用情勢については、失業率が高水準にあり、高校卒業者の就職率も低下を続けるなど、依然として厳しい状況が続いております。最近の景気動向については、世界的な経済危機を背景に大幅に悪化した後、昨年春を景気の底として持ち直してきておりますが、今後の動向については、引き続き十分注視してまいります。 顧みますと、我が国の経済は、九〇年代後半以降、……
○野田国務大臣 加藤委員の御質問にお答えをしたいと思います。 経済政策の、要は司令塔は今どこにいるのかということだと思いますが、事実関係で申し上げれば、先ほどの古川副長官それから平岡副大臣のお話のとおり、八月三十日に決めた経済対策の基本方針は荒井大臣を中心にまとめました。今度は九月十日、さらに詳細にわたる九千二百億円の経済予備費の活用などを含めた閣議決定に向けて準備しているものも、これも荒井大臣を中心にまとめていきます。 その中で、何かやるととかく財務省主導と言われてしまうので、分をわきまえながら我々もチームの一員として全力で支えていきたいと思いますが、やはり何といってもこれは総理主導だと……
○野田国務大臣 城島委員におかれましては、党の政調会長代理として、今回の概算要求組み替え基準策定に当たり、党の御提言をまとめていただきました。そのお骨折りに心から感謝申し上げたいと思います。 七十一兆円あるいは四十四兆円という数字が、どちらかというと緊縮財政のイメージをつくっているのではないかという御懸念があると思うんですが、平成二十二年度の当初予算は九十二兆円、過去最大の規模であります。この過去最大の規模の予算から国債費を除いた七十一兆円、この七十一兆円を向こう三年間、中期財政フレームの中で、これ以上は超えないようにという閣議決定をしています。その枠の中でつくった話であるということと、四十……
○野田国務大臣 田村委員の御質問にお答えをしたいと思いますけれども、まず、委員、前提として、今パネルを掲げられていますが、二・四兆円を前提にされています。確かに、歳出七十一兆の大枠の中で、地方交付税や社会保障を除いていくと二十四兆円、これは対象経費です。その一割を削減で九割要求していただくと、普通計算をすると二・四なんですが、これで定まるかどうかはわからないんです。それは各大臣の御努力によって、削減努力によってこの特別枠はふえます。 さっき三倍要望の話をされていました。例えば八五%で要求した場合には、当然、九割カットの場合一割要望できるんですけれども、深掘りした五%分は三倍になります。すなわ……
○野田国務大臣 平委員とは、冒頭の御指摘のとおり、二〇〇三年がファーストコンタクトでありまして、以来、何回か議論をしてきました。 先ほどの蓮舫大臣との御議論も聞いていて、大変かみ合った議論ができていた。なぜそちら側に行ったのかなということを今さらながら思っている次第でございますが、簡便に答弁をするということでございます。 確かに、御指摘のとおり、内閣府の試算と財政健全化目標、我々の財政運営戦略、このままいくと乖離が出てくることは事実でございます。特にこの慎重シナリオでいった場合にはその差が大きいということで、改善の幅が大きいんです。 だからこそでありますけれども、まず大事なことは、スター……
○野田国務大臣 おはようございます。引き続き財務大臣を拝命いたしました野田佳彦でございます。 本委員会の開催に当たり、一言ごあいさつを申し上げますとともに、今後の財政政策等を運営するに当たっての基本的な考え方を申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。 経済財政運営については、本年六月に閣議決定した新成長戦略及び財政運営戦略に基づき、引き続き、経済成長と財政再建との両立を目指してまいります。 重要政策課題である社会保障改革について、財源と一体的に議論する必要があります。総理が申し上げたように、消費税を含め、税制全体の議論を進めてまいります。こうした政策課題については、野党の……
○野田国務大臣 柿沼委員のお尋ねは、G20の報告をしろということだというふうに思います。 先週の金曜日、土曜日と、韓国の慶州におきまして、主要二十カ国の財務大臣・中央銀行総裁会議がございました。 これまでG20は、強固で、そしてバランスのとれた持続可能な成長というフレームワークをつくることであるとか、公的債務の削減を成長に配慮しながら行っていくことであるとか、何回か大きな政策的な合意をやってまいりましたけれども、今回の一番のテーマは、強固で安定した国際金融システムをどうやって、それぞれ黒字国、赤字国あります、あるいは先進国、新興国ございますが、その立場を乗り越えてどうやって合意形成できるか……
○野田国務大臣 城島委員の御質問にお答えをしたいと思います。 G7等の国際会議における為替の議論を中心に御報告をしたいと思いますけれども、八日、九日とワシントンDCにおいてG7の会議、あるいはIMFC、世銀、こういう一連の国際会議がございました。特にG7におきましては、まず、白川総裁の方から、我が国の経済情勢あるいは日銀が行っている金融政策の取り組みの御説明をした後に、私の方から、特に為替について、九月十五日に為替介入に踏み切った経緯について御説明をさせていただきました。 委員御指摘のとおり、円高というのは我が国の経済に大変深刻な影響があるということで、決して日本の経済パフォーマンスを反映……
○野田国務大臣 西村委員の御質問にお答えをしたいというふうに思います。 従来から申し上げておりますけれども、為替相場の過度な変動、無秩序な動きというのは経済や金融の安定に望ましくないという認識を持っています。そういう観点から九月十五日に、過度な変動を抑制する観点から、六年半ぶりに為替介入をさせていただきました。 引き続き、きょうも八十一円台ということでありますけれども、マーケットの動向を重大な関心を持って注視をしながら、必要なときには断固たる措置をとっていきたいというふうに思いますし、加えて、三段構えの経済対策、今ステップツーのところに入ろうとしていますが、こういう政策を着実に実施するとと……
○野田国務大臣 委員に御指摘いただいた点についてお答えしたいと思いますが、B型肝炎訴訟については、一つの観点は、一刻も早い解決を願う原告団のお気持ち、それにしっかり我々も思いをいたすということと、もう一つは、これはやはり予防接種によって便益を得たということもあると思うんです。残念ながら感染をされた皆さんもいらっしゃいますが、国民全体では便益もあったということの中で、どうやって国民に合理的な範囲で御理解をいただき、御協力をいただくかという姿勢の中で説明責任を果たしていくというのも政府の役割だろうというふうに思っていまして、最終的には、これは和解協議については厚生労働省を中心に進めておりますけれど……
○野田国務大臣 平成二十二年度補正予算の大要につきましては、既に本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、改めて御説明申し上げます。 最初に、一般会計予算の補正について申し上げます。 歳出面においては、円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策を実施するため、雇用・人材育成について三千百九十九億円、新成長戦略の推進・加速について三千三百六十九億円、子育て、医療・介護・福祉等について一兆千二百三十九億円、地域活性化、社会資本整備、中小企業対策等について交付税及び譲与税配付金特別会計への繰り入れ一兆三千百二十六億円を含め三兆七百六億円、合計四兆八千五百……
○野田国務大臣 近藤議員のまず御要請の方の、日銀と緊密な連携をということでございます。これはしっかり受けとめて対応させていただきたいというふうに思います。 その上で、先般十月八日に閣議決定をいたしました円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策の中で、近藤議員御指摘のように、外為の特会から一・五兆円をめどに、JBIC等が外貨資金調達等で活用できるようないわゆる環境整備をさせていただきました。 この背景としては、党からの御提言、近藤議員もその取りまとめの中心的な役割を果たされましたけれども、そういうことを踏まえた対応として、円高は確かに輸出産業にとっては大変大きなマイナス要因でございますし、そ……
○野田国務大臣 地域活性化交付金は確かに三千五百億円です。加えて、地方交付税一兆三千億円、二十二年度内に交付できるものは三千億円です。今回の補正予算に伴う地方負担は大体六千億円でございますので、相応の規模の地方に対する支援はできていると思いますし、地方という言葉はついていませんけれども、今回の補正の中身は、全国的に需要や雇用創出効果のある事業を精選しているつもりでございますので、全体的に地方にも貢献できると確信しています。
【次の発言】 まず、このパネルを見て、これは齋藤さんらしくないなと。多分、これは自民党がつくったんだと思います。齋藤さん個人ではないと思うんですが、例えば基本理念で「雇用空……
○野田国務大臣 防衛大臣もお答えになりましたけれども、二〇〇六年五月の日米ロードマップ合意によって、電力とか上下水道等のインフラ整備に七・四億ドル、融資等分担することになっています。
それは、まさに今アメリカ当局と協議中ということですので、防衛省でお考えをまとめていただければ、二十三年度の予算編成に当たり、要求が出てきたときに適切に対応していきたいと思いますが、当然、お金を貸すわけですから、回収しなければなりませんが、これは、例えば電力を使ったとか上下水道を使ったという、その使用料を踏まえて回収していくということになると思います。
【次の発言】 現状では、月額一万三千円という形で子ども手当を……
○野田国務大臣 小林委員からは、今回の補正予算の財源についてのお尋ねでございます。 規模感としては、委員御指摘のとおり約五兆円ということで、野党も含めていろいろ御提案をいただいた、その提案と遜色のない規模だと思っています。 財源については、平成二十一年度の決算の剰余金が一兆六千億円ほど発生をいたしました。その半分を補正の財源に充てつつ、残り半分は国債の償還に充てました。加えて、税収の土台増を含めて二・二兆円の税収の補正がございました。それから、既存予算の不用が生じました。これが大体一・四五兆円でございます。これらを財源としまして、経済対策をまさに支えるという財源をつくらせていただきました。……
○野田国務大臣 補正予算は一日も早く成立をさせることが国民生活を守るということだと思います。 今回の事案で具体的にどういう予算措置が必要なのかという具体的な御提起がないのでわかりませんけれども、組み替えは必要ないというふうに思いますし、国会終了後に、必要ならば予備費で対応すればいいと思います。
○野田国務大臣 宅地被害に関する支援制度としましては、被災された個々の宅地の補修について、ただいま執行中の平成二十三年度の一次補正予算においても、住宅金融支援機構による災害復興住宅融資の金利引き下げ等を盛り込むとともに、宅地のみに被害が生じた場合の融資制度を新設したところでございます。 また、石井委員御指摘の大規模盛土造成地滑動崩落防止事業など四事業の制度の趣旨と過去の実例については、大畠大臣ほか御説明がございました。ただいま大臣から、過去の事例も踏まえてよく検討するというお話がございましたので、その検討状況を踏まえて大畠大臣とよく協議をさせていただきたいというふうに思います。
○野田国務大臣 御質問ありがとうございます。 まず、水準の話なんですが、水準とか相場観を私の立場でコメントすることは、さまざまなマーケットへの影響がありますので、そのことについては控えさせていただきたいと思いますけれども、昨今の為替市場における一方的な偏った円高の動きというのは、せっかく日本が震災から復興に向けて全力で取り組んでいるときに、経済や金融の安定を損なう悪影響が出るというふうに思います。したがって、投機的な動き、無秩序な動きを抑制するため、その対応として八月四日に介入に踏み切った次第でございます。 その後、おとといの朝にG7の電話会談がございました。これからも引き続き緊密に関係各……
○野田国務大臣 今後の財政政策等については、先般の財政演説において所信を申し述べたところでありますが、本委員会において、重ねて所信の一端として、財政政策等の基本的な考え方等について申し述べます。 我が国経済は、リーマン・ショック後の経済危機を克服したものの、足元については、失業率が若年層を中心に依然として高水準で推移するなど厳しい状況にあります。加えて、デフレが続いており、円高、世界経済の動向等、景気の下押しリスクについても注視していく必要があります。 また、少子高齢化、生産年齢人口の減少が進んでおります。さらに、我が国財政は厳しさを増しており、国債発行に過度に依存した財政運営はもはや困難……
○野田国務大臣 ボンジュールといきたいところなんですが、一泊三日の強行日程で、余りフランスの風にも当たらず、会議だけ、ひたすら議論をして帰ってまいりました。 江端委員御指摘のとおり、今回のG20、いろいろな議題がございましたけれども、その中で国際通貨システムの改革といういわゆる一つのセッションがございまして、そのセッションの中で、委員御指摘のように、今、新興国に急増している資本流入についての対応の議論を行わせていただきました。 その中で私が発言をいたしましたのは、こういう資本流入の問題というのは基本的にはマクロ経済政策で対応するのが筋である、すなわち財政政策、金融政策、あるいは為替政策、こ……
○野田国務大臣 ただいま議題となりました平成二十三年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 まず、平成二十三年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案について御説明申し上げます。 平成二十三年度予算は、中期財政フレームに基づき財政規律を堅持するとともに、成長と雇用や国民の生活を重視し、新成長戦略及びマニフェスト工程表の主要事項に係る施策を着実に実施する、元気な日本復活予算であります。 こうした施策を盛り込んだ予算全体としては、税収等の収入が依然として低水準に……
○野田国務大臣 二月十八日から十九日にかけて、フランスのパリにて行われた二十カ国財務大臣・中央銀行総裁会議、G20に出席してきました。今回のG20は、フランスが議長国となって初めてのG20であります。議論の結果、十一月のカンヌでのG20サミットに向けたよいキックオフができたと考えています。 会合においては、主に、世界経済、強固で持続可能かつ均衡ある成長のための枠組み、フレームワーク、国際通貨システム改革、一次産品価格の変動等について議論がなされました。 世界経済については、回復が強固なものとなりつつあるが、依然一様ではなく、下方リスクが残っているとの認識を共有いたしました。先進国では、成長……
○野田国務大臣 山本委員にお答えをしたいというふうに思います。 ずっとG20で問題意識としてあったのは、どうやって対外不均衡を是正していくかということでございます。 それは、いわゆる金融危機がございましたけれども、もちろん金融セクターの問題もあっただろうけれども、対外不均衡の問題もあっただろうというのが多くの人の意見としてありました。では、それを是正するためにどういう議論を深めていくかということの中で、参考となるガイドラインを議論しながら定めていこうという中で、経常収支という議論が出てまいりました。 経常収支については、昨年、委員とも議論をさせていただきましたけれども、これは民間の家計や……
○野田国務大臣 後藤田議員にお答えしたいと思います。
私ども政府としては、あくまで九十二兆四千百十六億円の予算と、それを裏づける関連法案、この関連法案が年度内に成立しませんと、予算執行でさまざまな支障が出ます。これは間違いないと思いますので、これを一体として年度内に成立をするべく、その都度、委員会の御審議をいただくたびに懇切丁寧に御説明をさせていただき、御賛同いただくように全力を尽くしていきたいというふうに思います。
【次の発言】 今、参議院で御審議をいただいている平成二十三年度の予算案は、いろいろな条件のもとで私どもはベストのものをつくったというふうに思います。評価はいろいろ違うかもしれま……
○野田国務大臣 政府としては、内閣府が経済の見通し、実質経済成長率一・五%という、いわゆる予想というか見込みを立てています。
【次の発言】 実質でございます。
【次の発言】 これからのそういう動向を踏まえての税収の判断をするというふうに思います。
【次の発言】 全体で四十一兆弱の税収の見込みの中、法人税はたしか九兆円台だったかというふうに思います。
【次の発言】 七兆七千九百二十億円でございます。
【次の発言】 過去の最高額は、たどっていくと、平成元年のころになります。十九兆円ですね。
【次の発言】 委員御指摘のとおり、このたび法人実効税率五%引き下げ、一方で課税ベースの拡大を行うということも……
○野田国務大臣 提案理由の説明をさせていただく前に、私からも、今般の本当に未曾有の大地震によってとうとい命を奪われた皆様に心からお悔やみを申し上げるとともに、いまだに三十万人以上の皆様が厳しい寒さの中で被災生活を余儀なくされています。心からお見舞い申し上げたいと思いますし、被災地において、あるいは原子力発電所において、まさに命をかけて献身的なお取り組みをいただいている自衛官の皆さん、そして警察官の皆さん、消防の皆さん、民間事業者の皆様に、感謝を申し上げるとともに、心から敬意を表したいと思います。 それでは、ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案及び国際通貨基金及び国際復興……
○野田国務大臣 中林委員にお答えをしたいと思います。 阪神・淡路大震災時における予算と税制上の対応についてのお尋ねでございました。 阪神・淡路大震災、平成七年の一月十七日に発災をしておりますけれども、その年度である平成六年度に、約四十日後だったと思いますけれども、最初の補正予算を組んで、そして成立をしていまして、平成六年度と、そして平成七年度と、合わせて三回補正を組んでおりますが、合わせると国費ベースで約三・二兆円の予算措置を講じております。 税制上の対応としては、申告、納付期限の延長を行うとともに、住宅、家財等の損失に係る雑損控除や災害減免法による減免を前年分所得で適用できるようにする……
○野田国務大臣 山口委員にお答えしたいと思います。 今般の大震災の特徴は、規模が大きい、そして被害の範囲が広いということもありますけれども、自治体機能が著しく低下しているというところに特徴がございます。 本来ですと、災害対策というと、自助、共助、公助。公助の中では、市町村、都道府県、そして国の役割分担とあるんですが、自治体機能が著しく低下をしている分、これは相当に国が踏み込んだ支援をしていかなければいけないということが基本的なところだと思います。 そういうことで、発災をした翌日に激甚災害の指定をさせていただいて、国の補助のかさ上げをさせていただきましたし、きのうは、災害救助費負担金などに……
○野田国務大臣 ただいま議題となりました株式会社国際協力銀行法案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 我が国のさらなる経済成長を実現するためには、官民が一体となって我が国産業の国際競争力を強化し、海外の膨大なインフラ需要等を取り込むことが重要であります。本法律案は、経済界等からの要望も踏まえ、国際協力銀行について、必要な機能強化を行うとともに、その実を上げるため、日本政策金融公庫から分離し、株式会社国際協力銀行として設立するものであります。 以下、この法律案の内容につきまして御説明申し上げます。 第一に、株式会社国際協力銀行の目的につきましては、一般の金融機関が行う……
○野田国務大臣 御質問、どうもありがとうございます。 今回、週末に行ってまいりましたワシントンのG20で、基本的には震災への対応とかあるいは原発への取り組みとか等々のお話をしながら、日本社会は一体となって頑張っていることを、そして、その金融システムは強靱だということのメッセージ、そういうものを中心にお話をしましたけれども、当然のことながら、財政にも触れております。 どういう言い方をしたかというと、復旧復興には相当な財源を要するであろうが、こうした支出は復旧復興が終わるまでの一時的なものであるということと、そして、中期的な財政健全化が我が国にとっての最重要課題であることに変わりはないという言……
○野田国務大臣 おはようございます。 ただいま議題となりました東日本大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 政府は、今般の東日本大震災による被害が未曾有のものであることにかんがみ、被災納税者の実態等に照らし、緊急対応の措置として、現行税制を適用した場合の負担を軽減する等の措置を講ずることとし、本法律案を提出した次第であります。 以下、この法律案の内容につきまして、御説明申し上げます。 第一に、所得税について、雑損控除及び雑損失の繰越控除の特例、災害被害者に対する租税の減免、徴収猶予等に関する法律による軽減免除……
○野田国務大臣 まず、委員の皆様に、お待たせをいたしましたことを、おわびを申し上げたいと思います。 平成二十三年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案中修正点の趣旨を御説明申し上げます。 平成二十三年度の財政運営に必要な財源の確保を図るため、平成二十三年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案を既に今国会に提出し、二月二十三日の当委員会におきまして提案理由を御説明申し上げ、これまで御審議をいただいたところであります。 しかしながら、今般提出した、東日本大震災からの早期復旧を図るための平成二十三年度補正予算におきまして、その財源については、公債を追加的……
○野田国務大臣 内閣としては、国会議員の皆さんが歳費を月五十万円カットするということに準じて同様の措置をとっておりまして、内閣全体はそういう方針でございます。 きのうの総理の御発言は、まさに一人の政治家として、もろもろの対策もこれからも講じていきますけれども、一つの政治判断で、御自身の分をさらに返納するという意思表示をされたんだろうというふうに思います。(後藤田委員「御自分はどうなんですか」と呼ぶ) 私は今、内閣の一員ですから、内閣全体の中での現状の、これ以上、特段議論をしているわけではないので、総理は総理で御判断されましたけれども、内閣全体は、月五十万円のカットという方針のもとで現状は動……
○野田国務大臣 竹本委員御指摘のとおり、先般五月二日に成立をした第一次補正予算によって、復旧についての事業については、これは着実にこれから推進をしていきたいというふうに考えております。 その後の復興についてでございますが、阪神・淡路大震災を振り返っても、数次にわたって補正予算を組んでいます。順々にこういう形で補正を組んでいきたいと思いますが、まずは復興の青写真をつくり、そして必要な対策をどうするかということを練って、その上で財源の話になると思いますけれども、財源については、これは御指摘いただいた歳入の部分だけではなくて、歳出も含めて、幅広くこれから検討させていただきたいというふうに思います。……
○野田国務大臣 二重債務の問題は、どういう皆さんを救済するのか。一つは、事業者、個人、あるいは債権放棄した場合の金融機関という整理の仕方と、加えて、既存債務と新債務、それぞれどう対応するかという、ちょっとマトリックス的に考えていかなければいけないと思います。 その中で、一つの大事な観点は、先ほど来、山本委員御指摘のとおりの、経済合理性、そして倫理、モラルの問題があります。と同時に、経済合理性も、あるいはさっき正義という言葉を使われましたけれども、やはり時間軸でも考えなければいけないと思いまして、その瞬間の合理性だけではなくて、やはり歴史観に基づいて、長期的に見た場合に何が合理的だったのかとい……
○野田国務大臣 所得税法等の一部を改正する法律案中修正点の趣旨を御説明申し上げます。 所得、消費、資産等にわたる税制の抜本改革の実現に向けて、経済活性化と財政健全化を一体として推進するという枠組みのもとで、税制の抜本改革の一環をなす緊要性の高い改革として、個人所得課税、法人課税、資産課税、消費課税、市民公益税制、納税環境整備等について所要の措置を講ずるため、所得税法等の一部を改正する法律案を提出し、二月二十三日に当委員会におきまして提案理由を御説明申し上げ、これまで御審議をいただいていたところであります。 この法律案のうち、期限の到来する租税特別措置を初めとして、現下の厳しい経済状況及び雇……
○野田国務大臣 おはようございます。網屋委員にお答えをしたいと思います。 租特については、平成二十二年度の税制改正大綱におきまして、租税特別措置の見直しに関する基本方針を定めさせていただいております。そして、政策税制措置について、平成二十二年度税制改正から始まる四年間で抜本的な見直しを行うということでございます。 この基本方針においては、網屋さん御指摘のように、期限の定めのない措置について適時に存続の必要性を判断するほか、「もはや適用状況や政策評価等を踏まえた必要性を判断する必要がなく、かつ、課税の公平原則を逸脱するものではないと明確に認められるものについては、本則化の適否を検討する。」こ……
○野田国務大臣 二次補正の概数については、今週の火曜日に閣議決定をさせていただきまして、今月のなるべく早い時期に国会に提出をさせていただこうと思いますが、数字的には一兆九千九百八十八億円という数字になりました。 位置づけは、第一次補正で、先ほども瓦れき処理で三千五百十九億、それぞれ十分な措置をとったつもりでありますけれども、引き続き復旧に万全を期すために、しかも緊急なものが何なのか、二重ローンの問題であるとか被災者生活支援の補助金、百万円から三百万円にかさ上げする話であるとか、あるいは原子力損害賠償法の関係経費であるとか、こういうものを合わせて約二兆円規模で編成をさせていただいたということで……
○野田国務大臣 おはようございます。 目の覚めるような厳しい御質問から始まりましたけれども、御批判は御批判として、これは甘んじて受けとめなければいけないというふうに思います。 ただ、内閣不信任が採決をされる日の菅総理の代議士会での発言については、退陣の時期等は明言をしませんでしたけれども、いわゆる一定のめどという形でお話をされたことは、私は額面どおりに受けとめております。 その上で、その後の記者会見の中で、第二次補正、そして特例公債法案、再生エネルギー法案、この三つのことを具体的に申し上げられたということで、さらにその一定のめどの範囲というのが見えてきているのではないかというふうに思いま……
○野田国務大臣 お尋ね、どうもありがとうございます。 基本的に、結論から申し上げると、閣内不一致ということではございません。私が申し上げたのは、本格的な復興予算、第三次の補正をつくっていくに当たりまして、まずは、復興構想会議から出てきた提言を踏まえて、今、基本方針を取りまとめる作業をやり始めたところでございまして、今月中にその基本方針を定めることになっています。その基本方針の中に、復興財源のあり方についてもあわせて検討していくことになりますが、いわゆる第三次の補正予算の準備、編成というのはその後という意味で、八月以降ということを申し上げたということでございます。 与謝野大臣については、現段……
○野田国務大臣 ただいま議題となりました平成二十二年度歳入歳出の決算上の剰余金の処理の特例に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 今般、東日本大震災の当面の復旧対策に万全を期すため、必要な財政措置を盛り込んだ平成二十三年度補正予算(第2号及び特第2号)を提出し、御審議をお願いしておりますが、当該補正予算において新たな国債発行に依存しないとの観点から、平成二十二年度歳入歳出の決算上の剰余金の処理について特例を定める必要があり、本法律案を提出した次第であります。 以下、この法律案につきまして御説明申し上げます。 財政法第六条第一項において、各年度の歳入歳出の……
○野田国務大臣 木内委員にお答えをさせていただきたいと思います。 今までのやりとり、大変興味深く拝聴させていただきました。年金の積立金というのは将来の年金給付につながるわけですので、基本的には安全性、効率性という観点での運用が大事だろうと思います。その中で、先ほど来議論があったとおり、GPIFの運用のあり方については、懇談会が設けられていろいろな御議論があったというふうに承知をしています。 木内さんのように、いわゆる投資銀行家として華麗なる経歴を持たれ、豊富な経験を持っている方にとってはいらいらするような運用もあるんではないかと思います。一方で国債を中心にやっていこうという御意見もあるとい……
○野田国務大臣 お答え申し上げます。 基本的には、復興構想会議にまとめていただいた御提言を踏まえて、今週中に復興の基本方針をまとめていきたいというふうに考えております。 その際に焦点になるのは、償還期間と、そして、臨時増税の場合にはどういう形にしていくかという議論でありますけれども、基本的には、今までの御議論を通じて、復興会議の御意見も出てまいりましたが、まずは償還期間については、これは余り長い形ではなくて、復興のつち音が聞こえているときに国民に御負担をいただいて、復興に向けて貢献をしていることが実感できるようにすることが肝要ではないかなと私は思います。 一方で、そのことによる影響は、こ……
○野田国務大臣 齋藤委員にお答えしたいと思います。 本来ですと、やはり理想は、ことしの三月末までに、いわゆる予算とあわせて、その財源にかかわるこの特例公債法案が成立をすることが当然のことながら望ましかったのでございますけれども、残念ながらその状況が生まれず今日に至ったことは、私自体、本当に申しわけないなというふうに思っております。 これは、前も会見で申し上げたとおり、歳出の許容額が、いわゆる財源の裏づけのあるものが四十八兆、そのうち、四月―六月の執行状況とか七―九の見通しを考えると、九月末までには四十二兆を使わざるを得ないという中で、大変ぎりぎりの段階に来ているというふうに思います。 そ……
○野田国務大臣 改めまして、おはようございます。 茂木委員とはもう二十年近いおつき合いがございますが、きょうは、二時間半の議論を通じて一層友情が深まればというふうに思っております。御指導のほど、よろしくお願いいたします。 ただいまの、歳入と歳出が一体で処理できなかった、予算と予算関連法案が年度内に一緒に成立できなかったこと、厳しい今の状況を生んでいること、私はまことに極めて残念に思っております。もちろん、私どものいろいろ説明不足、努力不足もありました。こうして、特例公債法案、そして修正税制改正法案、こういう形で御審議をいただきまして、改めて御礼を申し上げたいというふうに思います。 同時に……
○野田国務大臣 御質問、どうもありがとうございます。 特例公債法案、まさに予算関連法案でございましたので、本来ならば、予算と一体となって二十二年度内に成立を期していたわけでございますが、委員御指摘のような諸般の事情があって、今日まで採決までに至らない。その原因は、いろいろ御指摘がございましたけれども、私ども政府としても、きちっとした御説明と、あるいは妥協も含めての環境整備において十分努力が足りなかった部分、これは大いに反省をしなければいけないと率直に思っている次第でございます。 そんな中で、この間、予算の執行管理で、歳入の欠陥が約四割という状況でございましたので、大変ぎりぎりの努力をしてま……
○野田国務大臣 小里委員のお尋ねにお答えしたいと思います。 前回、衆議院の財金委員会でも御質問いただいたときに申し上げましたとおり、できるだけ、御党の御提言で復旧に向けて取り急ぎ実現しなければいけないものについては、なるべく多く取り入れたつもりでございます。引き続き、第二次補正の中で入れられるものがあるのかどうかも含めて、精査、検討をさせていただきたいというふうに思います。
○野田国務大臣 三陸沖のまさに被災状況を見ると、さまざまな支援をしなければいけないと思うんですが、何といっても水産業、水産加工業の再生というのが多分一番大事なのではないかというふうに私も思います。 その意味で、今回の第一次補正予算は、水産関係の予算が二千二百億近く、正式に言うと二千百五十ちょっとだったと思いますが、ということは、平成二十三年度の本予算よりも大きな額を予算としてつけました。今御指摘のあった漁船や冷蔵庫とか加工施設等、これらについての手当ても、きめ細やかではないかもしれませんけれども、共同でできるものについては対応できるような、そういう予算措置をさせていただいております。 委員……
○野田国務大臣 一応、第一次補正でも、金融支援という意味では二重ローンに対する対応は一定のものが入っておりますけれども、総理からの御下命もございまして、先ほど来、官房長官を中心に御答弁しておりますが、内閣府、金融庁、経産省、農水省、国土交通省等々、今関係省庁と、普通の金融レベルの対応だけではなくて、幅広い検討をしています。そこで成案がまとまれば、当然のことながら、速やかに予算措置、税制措置等を対応させていただきたいというふうに思います。
○野田国務大臣 階委員御指摘のとおり、二重ローンの問題は大変大きな問題ですし、利子補給は有効な一つの施策だと思います。 政投銀が決算発表会で追加の配当をしようというお考えを発表されたことは事実でございます。これが決まれば、貴重な財源として生かしていきたいと思います。 ただ、これはまだ、株主総会であるとか幾つかのプロセスがあって、確定した財源ではないので、まだ具体的にコメントできる段階ではないというふうに思います。
○野田国務大臣 まずは、五月二日に成立をさせていただいた第一次補正予算を着実に実行していくということと、その上で、先ほど来委員が具体的に御指摘をいただいたようなことも含めて、足らざるものは何なのか、それから復興に向けて何をすべきか、そういうことを踏まえながら、しっかりと第二次補正の編成をしなければいけないというふうに認識をしています。
【次の発言】 委員御指摘のように、被災した自治体の支援については、復興構想会議で先般決定された復興構想七原則というのがございまして、その中に、「地域・コミュニティ主体の復興を基本」、そして「国は、復興の全体方針と制度設計によってそれを支える。」とされております。……
○野田国務大臣 谷委員にお答えをさせていただきます。 きょうは参議院の先生方もたくさんお見えでございますけれども、きょう成立させていただいた第二次補正予算の中で、御指摘のとおり、福島県から御要望がありました基金、九百六十二億円を措置させていただきました。 今御審議をいただいている仮払い法案、これが今大詰めというふうに聞いておりますけれども、ここで協議が調って、修正協議が調った暁には国の仮払いが進む、あるいは基金の性格づけが決まるということになれば、今回の通った補正予算の中に復旧復興の予備費がございます、あるいは、この後、本格的な三次補正の編成も入ります、それらを視野に入れながら、適切に予算……
○野田国務大臣 きのう、谷先生の御質問にも答弁をさせていただきましたけれども、原子力事故被害緊急措置法案が成立をした暁には、当面必要な国の仮払いの費用につきましては、吉野委員御指摘のとおり、東日本大震災復旧・復興予備費、昨日第二次補正を通させていただきましたが、ここに盛り込まれた予備費の使用や、今後編成をする三次補正での計上も視野に入れて、適切に対応していきたいというふうに考えております。
【次の発言】 適切に対応というのは、必要なことについてはちゃんと措置するというのが適切な対応でございますので、決して後ろ向きの話ではございません。
加えて、二十四年度以降の話でございますけれども、二十四年……
○野田国務大臣 まず、私からも、政府案そして野党案、いろいろとそれぞれ思いを持った御提案があった中で、まさに委員の御指摘のとおり、英知を集めて委員長提案に至ったということ、心から敬意を表したいというふうに思いますし、その国会の御意思をしっかりと私ども受けとめて対応していきたいというふうに思います。 まず、三次補正についてでございますが、これは、瓦れき処理に基金を活用するに当たって、瓦れき処理の状況や基金の執行状況を踏まえて、基金の規模を適切なものにするという観点から、補正予算も含め、必要な予算措置については検討させていただきたいというふうに思います。 後段の、めり張りの部分でございます。め……
○野田国務大臣 平成二十三年度予算の大要につきましては、既に本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、改めて御説明申し上げます。 平成二十三年度予算は、中期財政フレームに基づき財政規律を堅持するとともに、成長と雇用や国民の生活を重視し、新成長戦略及びマニフェスト工程表の主要事項を着実に実施する元気な日本復活予算であります。 平成二十三年度予算の基礎的財政収支対象経費は、七十兆八千六百二十五億円であります。前年度当初予算と比べ、六百九十四億円の減少となっております。 これに国債費二十一兆五千四百九十一億円を合わせた一般会計総額は、前年度当初予算と……
○野田国務大臣 平成二十三年度予算の大要につきましては、既に本会議及び予算委員会において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、改めて補足説明を申し上げます。 平成二十三年度予算は、中期財政フレームに基づき財政規律を堅持するとともに、成長と雇用や国民の生活を重視し、新成長戦略及びマニフェスト工程表の主要事項を着実に実施する元気な日本復活予算であります。 平成二十三年度予算の基礎的財政収支対象経費は、七十兆八千六百二十五億円であります。前年度当初予算と比べ、六百九十四億円の減少となっております。 これに国債費二十一兆五千四百九十一億円を合わせた一般会計総額は……
○野田国務大臣 間違いありません。野田議員の言ったとおり、この試算は、二十三年度の予算と制度を前提としてそのまま試算をしたものでございまして、数字はおっしゃったとおりです。
ただし、だからといって、例えば試算の一のように、二十四年度がその差額分全部国債発行になるかというと、そうではなくて、やはり、これからも歳出も歳入も一体的に改革を進めながらこの数字を抑えていく、これは一定の試算のもとでの計算であるということは、ぜひ御承知おきをいただきたいというふうに思います。
【次の発言】 少なくとも、マニフェストの主要事項を実行するために、例えば子ども手当であるとか高等学校の授業料無償化とかというために……
○野田国務大臣 元気な日本復活特別枠を編成するに当たりましては、四つの観点から各省から要望を上げていただくようにお願いをいたしました。その四つの観点が、その図にも示されているとおり、マニフェスト、新成長戦略、こういう分野と、それから国民生活の安全・安定、そして人材育成・新しい公共、こういう観点から各省から要望を上げていただいて、出てきた要望は百八十九でございましたけれども、評価会議で優先順位をつけて、そして予算づけをしたというのが経緯でございまして、もともと国民生活の安定・安全という分野は入っていたということでございます。
【次の発言】 弾道ミサイルの話とかあるいは在日米軍駐留経費、これはまさ……
○野田国務大臣 今御提起している平成二十三年度の予算案では、マニフェストの主要事項、子ども手当とか農業戸別所得補償の拡充とか高校授業料の無償化の継続等々、これで全体として三・六兆でございます。 その財源の裏づけは、歳出削減が二・三兆、税制改正によるものが一・三兆という裏づけで、今、田村委員の御指摘は、その中で、今の図でいうと、マニフェストの主要事項を例えばどういうような費目というか財源で手当てをしているかということのお尋ねと受けとめさせていただきましたけれども、その二・三兆の歳出削減の内訳を正確に打ち出すのはちょっと難しいところがあるんですね。社会保障の自然増であるとか、その他の、特別枠を賄……
○野田国務大臣 マニフェストの主要事項である子ども手当であるとか高校の授業料無償化等々の実現のために、三兆六千億の安定財源をつくりました。その内訳は、歳出削減が二兆三千億、そして税制改正によるものが一・三兆という内訳でございまして、二・三兆の内訳については、公共事業が一・五兆、人件費が〇・一兆、庁費等、補助金その他で〇・七ですか、という内訳をきのう申し上げたと思います。
【次の発言】 これについては、事業仕分けなどによる、そういう努力での削減がございましたので、引き続き事業仕分けというのは続くと思いますので、不断の努力で頑張っていきたいというふうに思います。
○野田国務大臣 答弁の機会をちょうだいしまして、ありがとうございます。 予算の評価ですけれども、今回の九十二兆四千百十六億円は、いろいろな環境の中で私はベストの予算をつくったと思っています。三段構えの経済対策の一環としてのその特色と、それから、三・六兆円の安定財源を確保しながらマニフェストの主要事項を着実に実施していくということと、冒頭、地方の問題も触れられておりましたけれども、四年連続地方交付税交付金は増額になるし、地方一般財源総額も、今進行中の平成二十二年度が過去最大規模ですが、それに約一千億円プラスしており、一括交付金もつくったという意味で地方にも最大限配慮しているという意味、加えて、……
○野田国務大臣 端的にお答えをしたいと思います。
今回の税と社会保障の一体改革においては、子育て支援についても検討対象となっているものと認識をしています。
【次の発言】 全体の七割でございます。
【次の発言】 いわゆる税収よりも新規の国債発行が多くならざるを得ないという事態は、委員も御指摘のとおり、決算ベースでは平成二十一年度から出てまいりました。その後、必死に努力をしながら、その差を埋めるべく努力をさせていただき、平成二十二年度では七兆差、そして平成二十三年度は三兆差まで縮めてきていますけれども、その要因というのは、やはり国債がずっと蓄積をされてきたことによる国債費がふえること、あるいはや……
○野田国務大臣 佐々木委員のお尋ねは、マニフェストの意義と、それをどのように予算に反映してきているかという視点での御質問だというふうに思います。 まず、マニフェストの主要事項に入る前に、今御提起をしている平成二十三年度の予算は、一つは経済対策としての意義があると思っていまして、三段構えの経済対策のいわゆる最終章でございます。その中で、いろいろと、元気な日本復活枠とかつくって予算を組み替えたりしましたけれども、マニフェストでお約束したことの中では、法人実効税率の五%引き下げに伴いまして中小法人の軽減税率の引き下げ、これはマニフェストに書いてあったことですが、そういうことも含めて、中小企業に、恐……
○野田国務大臣 下地委員にお答えをいたします。 流派の違いはいろいろあるかもしれませんが、一つの、いろいろな制約がある中で大事な予算案をまとめさせていただきました。 いろいろ評価はあるかもしれません。でも、先ほど申し上げたとおり、限界がある中、制約がある中で、景気への配慮、それからマニフェストの着実な実施、それから地方への配慮、財政規律、これらを総合的に勘案して九十二兆四千億の予算をつくらせていただきました。 これについては、流派の違いはあっても、これを出していることは事実でございますので、先ほど来委員が御指摘のように、何といっても予算とその関連法案が通らないと、やはり日本経済や国民生活……
○野田国務大臣 新燃岳の噴火、そして鳥インフルエンザ、口蹄疫、こうしたことによって不安な生活を余儀なくされている宮崎県民の皆様にまず心からお見舞い申し上げたいと思いますし、地元のために御奮闘されている川村委員に心から敬意を表したいと思います。 その上で、患畜処理手当金について、評価額の全額を支払うべきではないかという趣旨の御質問でございますが、現行法では国は、患畜について評価額の三分の一、疑似患畜については評価額の五分の四を負担することとしているというふうに承知をしています。 評価額のあり方については、現行の家畜伝染病予防法では、手当金は早期届け出の奨励措置であり損失補てんとは位置づけられ……
○野田国務大臣 これは、今も確かに、そのベトナムの問題とか、実績があることはあるんですけれども、経済界等からかなり強い御要請がございました。一つは先進国向けの輸出金融ができたらいいなとか、困っているのは短期つなぎ融資であって、それに対する資金供与ができたらいいなとか、あるいは海外企業の買収の際の資金供与があったらいいなと。 そういうさまざまな御要請にこたえるためにJBICの機能強化をさせていただきたいということで、その機能強化をする際の実を上げるためには、日本政策金融公庫から分離をして、専門的に機動的に対応することが必要だろう。そういうことで、昨年十二月に、パッケージ型インフラ海外展開関係大……
○野田国務大臣 おはようございます。 万葉集から始まって、大変文化の薫りと厳かな空気で朝のスタートが切れたことを御礼申し上げたいと思います。 赤字国債と建設国債の違いという御質問と思いますけれども、財政法の第四条のたてつけでいくと、国の歳出というのは基本的には租税等によって賄うという非募債主義と、あえて言うと、公共事業等についての建設国債は基本的にただし書きで認められている、そういう構図の中で、赤字国債、特例公債は、財政法の中には入っておらずに、特例法をつくって発行をしていく、そういう仕組みであるという法律上のたてつけからすると、委員のおっしゃるとおりだというふうに思います。 ただ、建設……
○野田国務大臣 いわゆる納税期間中に納税できなかった場合には、利子税等を納税者にお支払いしていただくということがあります。それとのバランスの関係で、国から還付するとか還付加算金をするときには一定の利子をつけるというのは、これは制度設計になっています。 今、個別の事案でのお尋ねですが、それが事実であるかどうかというのは、これは何とも言いようがありませんので、一般論ではそういう制度設計になっているということでございます。
○野田国務大臣 特例公債法及び予算関連法案については、これから御審議いただくわけでございますけれども、あくまで予算と一体となって年度内の成立を目指していくというのが政府の方針でございます。
【次の発言】 債務削減で対応していると承知しています。
【次の発言】 現時点では、その効果の検証を社会実験という形でやらせていただいていますし、平成二十三年度は千二百億円、社会実験としての予算措置をとらせていただきました。
そこまでやるかどうかも含めて実験中ということでございます。
【次の発言】 三十五兆をそのままつけかえれば、それは大変日本の財政に大きな影響があるというふうに思います。
○野田国務大臣 御質問、どうもありがとうございました。
基本法と今般の平成二十三年度の税制改正でお願いをしている地球温暖化対策のための税、その整合性の御質問だというふうに思いますが、これは、基本法が通っていなくても、税制改正をすること自体は別に論理矛盾ではないというふうに思っています。もともと、例えば平成二十一年度の税制改正法附則百四条にも、税制面でも環境に配慮した取り組みが必要であるということ、これは自公政権でも決められていることです。その法律に基づくという解釈もできるというふうに十分思っています。
【次の発言】 予算と関連法案はともに年度内の成立を目指すというのが政府の基本姿勢でございま……
○野田国務大臣 予算を執行する上で、特例公債法案とか税法とか、これは予算の執行を裏づけるものであります。歳入面から裏づける、そういう一体的な内容でございます。
【次の発言】 ちょっとこの資料だけだと全体像がわからないと思うんですけれども、国から自治体への補助金、これは、例えば投資関係という意味では、二十二年度と二十三年度の、今おっしゃるとおり三角三千百二十五億です。ただ、補助金というのは、経常も含めますと、これは約二十一兆から二十二兆へとふえているんです、全体は。ふえているんです、現実の数字は。
ということであるということで、その前提で、今回の地域自主戦略交付金というのは、国の財源確保のため……
○野田国務大臣 復興については、復興構想会議で六月末までに青写真を描くことになっています。その青写真を実現するための財源措置はどうするかということは、これは与野党の協議であるとか等々踏まえながら対応していきたいと思いますが、一部、何かの税目を一定の額上げるとか、いろいろ出ていますが、政府として固定的に確定的にその財源を今定めているということではございませんので、虚心坦懐に皆さんの意見を聞いていきたいというふうに思います。
【次の発言】 国債整理基金にたまると言われているその剰余金というのは、定率繰り入れの年度と実際の現金償還の年度のずれにより一時的に積み上がったものでございますので、これはあく……
○野田国務大臣 平成二十三年度補正予算の大要につきましては、既に本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、改めて御説明申し上げます。 最初に、一般会計予算の補正について申し上げます。 歳出面においては、東日本大震災関係経費として四兆百五十三億円を計上し、その内訳は、災害救助等関係経費四千八百二十九億円、災害廃棄物処理事業費三千五百十九億円、災害対応公共事業関係費一兆二千十九億円、施設費災害復旧費等四千百六十億円、災害関連融資関係経費六千四百七億円、地方交付税交付金千二百億円、その他八千十八億円となっております。 これらの東日本大震災関係の歳出を……
○野田国務大臣 さまざまな観点から経済や財政への影響についての御指摘をいただきましたが、一部報道等で、財源ありき、あるいは増税ありき的な報道がありますけれども、政府として確定的にどの税目を上げて対応しようということではございません。 今、復興構想会議において復興に向けての青写真づくりが行われております。青写真がつくられて、対策の規模が明らかになったときに、では、それを実現するための財源はどうするかというのがこれからの議論のプロセスであって、それは、当然のことながら、歳出歳入両面の観点からの議論を丁寧にやっていく必要があろうというふうに思いますし、今さまざま委員の御指摘いただいた点も含めて、経……
○野田国務大臣 まず、東京電力の損害賠償金の課税上の取り扱いについては、原賠法に基づいて、今その指針、そしてその損害の範囲の議論をされています。それを踏まえて適切に対応することになりますけれども、現段階でも言えることは、現行の所得税法上、心身に加えられた損害につき支払いを受ける損害賠償金、あるいは、不法行為その他の突発的な事故により資産に加えられた損害につき支払いを受ける損害賠償金は、これは非課税となっております。加えて、日本赤十字社等が募集する東日本大震災義援金の配分を受けた場合にも、これは所得税法上、非課税となるということでございます。
○野田国務大臣 まずは、今の復旧型の第一次補正予算の着実な執行が必要だというふうに思っていまして、委員も御指摘のとおり、瓦れきの撤去は全体でまだ六割という予算であります。この瓦れきの撤去が終わらないと本格的な復興というのはできない部分があると思いますし、鉄道云々というようなお話もございましたけれども、復興構想会議で青写真を出してもらったり、何といっても、被災地の皆さんから自主的にいわゆる復興計画を出そうという動きがあります。 そういうものを踏まえて予算措置をとっていくということが大事だと思いますが、ただ、委員が御指摘のとおり、単に復興型だけではなくて、一・五次予算的な復旧も含んだものは入るか……
○野田国務大臣 お待たせをしまして御無礼いたしました。 平成二十三年度第二次補正予算の大要につきましては、既に本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、改めて御説明申し上げます。 最初に、一般会計予算の補正について申し上げます。 歳出面においては、一兆九千九百八十八億円を計上し、その内訳は、原子力損害賠償法等関係経費二千七百五十四億円、被災者支援関係経費三千七百七十四億円、東日本大震災復興対策本部運営経費五億円、東日本大震災復旧・復興予備費八千億円、地方交付税交付金五千四百五十五億円となっております。 また、歳入面においては、追加の国債を発行……
○野田国務大臣 まずは、三月十八日の協調介入について評価をしていただきまして、ありがとうございます。 三月十一日に未曾有の大震災が発災をして、まさに国難という状況の中で、約一週間たったときに、為替のマーケットにおきまして、まさに無秩序な動きと過度な変動がございました。これが三月十七日でございます。翌三月十八日の早朝に、我が国は介入するということを宣言した上でG7各国に協調を呼びかけましたところ、即応していただきました。マーケットの安定に向けてG7が連帯をした意義というのは大変大きかったというふうに思います。 その上で、現状の為替の水準、相場のお話がございました。せっかく貴重な質問時間を割い……
○野田国務大臣 農水省とよく検討させていただきたいというふうに思います。
○野田国務大臣 お答えいたします。 高木文科大臣の御答弁にありましたように、子供を幼稚園に通わせる保護者の教育費の負担軽減、あるいは被災した幼稚園の施設復旧や経営支援を図るために、御党にも御賛同いただきましたけれども、五月二日に成立をした第一次補正予算において、約一千百億ほど予算措置をとらせていただいております。まずは、文科省におかれましては、この予算を有効に御活用いただきたいというふうに思います。 加えて、まだ国会に提出をされていないということでございますので、出た場合には虚心坦懐に検討したいと思いますが、一般論で言えば、やはり災害復旧に係る激甚法のいわゆる法体系、体系があります、それを……
○野田内閣総理大臣 おはようございます。 田嶋議員におかれましては、三カ月間、福島の現地に入って、まさに対策本部の責任者として、被災地の皆様とさまざまな意見交換をし、さまざまな声を受けとめてこられました。そうした声を踏まえて私にさまざまな御提起をいただきましたことを感謝申し上げたいと思います。 野田政権の最大かつ最優先の課題は、東北の今回の東日本の大震災からの復旧復興、この加速であります。その中で、とりわけ福島の場合は、原発の事故もございました、その事故の収束、全力を挙げるということでございます。そうした中で、所信表明演説で、福島の再生なくして日本の信用回復なし、日本の再生なしと申し上げさ……
○野田内閣総理大臣 御質問、どうもありがとうございます。 私の最大かつ最優先の課題として位置づけているのは、何といっても東日本大震災からの復旧復興、あわせて原発事故の収束、これが当面の最大そして最優先の課題だと思っています。加えて、ちょっと今、世界経済が回復しつつあった過程の中で後退をしてきているのではないか。先行きの不安が相当に今広がっています。もともと日本の経済の再生もしていかなければなりません。という、経済危機への対応を着実に行っていくということが当面の最大の課題だと思います。 ただし、三月十一日の大震災の前から、我が国は内政においても、外政においてもさまざまな課題がございました。例……
○野田内閣総理大臣 石破政調会長とは同世代でございますので、政治を考えるバックグラウンド、共通点が多いというふうに思います。その中で、先ほどロッキード事件のお話もございました。私も、政治家になる一つの背景として、この問題を強く意識しました。 私が一番好きな政治家、尊敬をしている政治家は、余りどなたも御存じないかもしれませんが、イギリスのヘンリー・ジェームズという政治家であります。腐敗防止法をつくった方です。イギリス人ももう忘れています。チャーチルやサッチャーはわかっていますが、ヘンリー・ジェームズは忘れています。でも、そういう政治家になりたいと思ってやってまいりました。ただし、自戒も込めてで……
○野田内閣総理大臣 いや、ちょっと、今の御指摘は初めて聞きました。
【次の発言】 今回の福島第一原発における原発の事故を踏まえまして、我が国のこの経験あるいは教訓、知見というものを国際社会と共有していくということが、まず何よりも我々の責務だろうと思います。その上で、国際的な原子力の安全向上にこれまた貢献をしていく。
今御指摘の点については、どこでも何でもということではございません。それぞれが、諸外国が我が国の協力を希望する場合に、相手国の事情、例えばどういう原子力政策を持っているか、こういうことを見きわめながら、また、核不拡散、平和利用などを確保しながら、相手国に高い水準の安全性を有するもの……
○野田内閣総理大臣 網屋さん御指摘のとおり、欧州の債務危機の問題は、ユーロゾーンだけではなくて、今度ハンガリーにも飛び火しているように、きちっと中長期的に財政規律を守る国であるということを、その取り組みを示していかないと、妙なものが伝播してくる可能性があります。そこはきちっとやはり遮断しなければいけないというふうに思います。 そのための議論をこれからやっていかなければなりませんが、これはいつも私は申し上げるんですが、国民の皆様に御負担をお願いするときには、政府が考えているそろばん勘定だけではなくて、国民感情と、この両方のカンジョウのバランスをとることが必要です。 そのためには、まずは隗より……
○野田内閣総理大臣 おはようございます。 私どもも、三月十一日に東日本大震災が発災した後、御党含めて各党の御協力をいただきながら、第一次補正、第二次補正、そして予備費なども活用しながら、仮設住宅の建設であるとか瓦れきの撤去、ライフラインの復旧等々、全力で取り組んでまいりました。 一方で、今、井上委員から御指摘があったとおり、スピード感がない、遅い、あるいは支援が十分行き届いていないという御指摘があることも十分承知をしております。 そうした御批判を真摯に受けとめて、先般、本格的な復興に向けての第三次補正予算と、そしてそれを支える復興財源の確保法案を通していただきましたので、これからまさに、……
○野田内閣総理大臣 まず、大畠委員のただいまの御質問にお答えをする前に、大畠委員も触れられましたけれども、参議院の西岡武夫議長が亡くなられました。私も昨日、長崎まで弔問に参りましたけれども、まず冒頭、心からお悔やみを申し上げたいと思います。 第三次補正予算についての決意というお尋ねでございました。 野田内閣の最大かつ最優先の課題は、東日本大震災からの復旧復興、そして原発事故の収束と日本経済の再生であります。これらのものがほとんど今回の三次補正予算の大宗を占めています。これまで、委員御指摘のように、第一次補正、第二次補正と六兆円余りの予算を組んで真摯に執行してまいってきたつもりでありますが、……
○野田内閣総理大臣 今回のG20の中で、もともとG20というのは、各国が協調しながら、力強く持続可能なバランスのとれた成長をどうするかということで、今回、カンヌ・アクションプランという形でそれぞれの取り組みを記載することになりまして、私の方から御説明をしたのは、社会保障と税の一体改革の成案を私どもまとめました。これを踏まえまして、税制改正法の附則百四条に基づいて今年度内にその法案の提出をするということをアクションプランの中に入れて、その説明をしたということでございます。 これは、いわゆる国際社会に初めて発信しただけではなくて、従前から所信表明演説でも国会の答弁でも申し上げてきたことであります……
○野田内閣総理大臣 三月十一日に東日本大震災の発災があった後に、まず、五月二日に第一次補正予算を皆様の御協力で成立させていただきました。それから、七月二十五日に第二次補正予算を成立させていただきました。これは合わせて約六兆円でございますが、これらの予算の執行を通じて、瓦れきの撤去であるとか仮設住宅の建設であるとか被災者の生活支援などに努めてまいったところであります。 その後に、復興構想会議で復興全体の青写真をつくっていただくという作業がございまして、それを踏まえて七月の末に政府としての復興の基本方針をまとめました。その基本方針に基づいて、あわせて、被災地の復興計画がすべて出そろったわけではあ……
○野田内閣総理大臣 今回御審議をいただいております第三次補正予算の何といっても柱になるのは、震災からの復興を力強く推進していくということでございますし、あわせて、円高等の経済対策も含んで、今、若井さんが御指摘をいただいた、私の内閣の最大かつ最優先の課題であるこうしたテーマについて、予算づけをしっかり行いながら円滑に事業を進めていきたい、そういう思いを込めた予算でございます。
【次の発言】 もちろん、被災地の自治体及びそこにお住まいの皆様が、主体的にさまざまな計画を練って復興の事業を推進するということがありますが、基本的には、いわゆる財政力の弱い自治体もたくさんございますので、国がしっかりとサポ……
○野田内閣総理大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしまして、御趣旨に沿って対応してまいりたいと存じます。
【次の発言】 まずは、武正委員の御質問にお答えをする前に、委員も御指摘でございましたけれども、きょうは東日本大震災の発災からちょうど八カ月ということでございます。野田内閣としては、この震災からの復興を最優先そして最大の課題という位置づけのもとに全力で、きのう第三次補正予算を衆議院通過させていただきましたけれども、しっかりと復興に向けての万全の対策を行っていく決意であることをまず冒頭申し上げたいというふうに思います。
その上で、経済連携の意義という意味のお尋ねだと……
○野田内閣総理大臣 小沢元代表の件については、現在公判中でありますので、その法廷の場できちっと御説明をされるべきものだと思いますし、その動きを注視していきたいと思います。
今、証人喚問というお話、高橋さんも含めて出ましたけれども、これは国会で御議論いただければというふうに思います。
【次の発言】 前沖縄防衛局長の発言は極めて不適切であり、今般の更迭は当然の措置であるというふうに思います。
その上で、改めまして、沖縄県民の皆様の感情を大きく傷つけたことについては深くおわびを申し上げたいというふうに思います。
その上で、一川大臣の発言でございますが、これは御本人に真意を確認していただければと……
○野田内閣総理大臣 確かに、国会がねじれているという状況でございますので、丁寧な議論を積み重ねながら与野党で成案を得るということの大切さというものを、今こういう形の立場になって改めて強く思っております。 ただし、衆議院の選挙の結果も、これも民意のあらわれです、参議院の選挙の結果も民意のあらわれです。それぞれやはり大切にしなければなりません。いや、だからこそ、物事が先に進まない、決められない政治を脱却するために、お互いに、与野党、どうやって真摯に向き合っていくかということが一層大事になってきまして、このことは、ほとんどの、多くの政党の方が政権与党経験者に逆になってきました。だからこそ、むしろ、……
○野田内閣総理大臣 おはようございます。 民主党政権発足当初開催をいたしました予算編成のあり方に関する検討会、これは、その後の予算編成の改革につながる重要な論点整理が行われました。私も、当初、財務副大臣としてこの検討会に入りましたし、その後も財務大臣として、あるいは総理大臣として予算編成にかかわってまいりました。 この検討会を通じましてさまざまな論点整理があった中で、先ほど安住大臣からも総括的にいろいろ説明がございました。 例えば、予算編成過程の見える化という視点においては、先ほど出ていたような事業仕分け等々、一定の効果を上げたものがあるというふうに思いますし、複数年度を視野に入れたトッ……
○野田内閣総理大臣 おはようございます。 前原政調会長からは、なぜこの一体改革をやらなければいけないのかという本質的な御質問だというふうに思います。 私どもの内閣の最優先の課題は、これは従来から申し上げているとおり、大震災からの復興と原発事故との戦いと日本経済の再生、この三本柱は基本です。 その一方で、大震災が始まる前からずっと続いてきた課題がございました。それが今これから御議論をいただく社会保障と税の一体改革であって、もはや先送りできない、待ったなしの状況であるというのが私の危機感でございます。そのことを昨年の、九月の、代表選挙でも特に強く強調させていただきました。 待ったなしという……
○野田内閣総理大臣 一票の格差の問題についてのお尋ねでございましたが、先般の党首討論で御党の谷垣総裁とも議論をさせていただいたときに、これは、お互いの認識は共有できたと思ったのですが、やはり一票の格差是正、これは違憲であると同時に違法状態になりました。これを一日も早く解消しなければならない。いろいろな政治改革の課題がありますが、最優先であるという位置づけについての共通認識ができたというふうに思います。 その上で、特に与党の責任は大きいと思いますけれども、野党第一党、それぞれ、各党に説得をしていきましょうというお話で終わりました。その気持ちは基本的には変わりません。やはり一票の格差是正は、特に……
○野田内閣総理大臣 おはようございます。 まず、基本的な姿勢ですが、先般の野田毅先生の本会議での御質問に御答弁させていただいたとおり、もちろん、考え方は、それぞれの積み重ねがあって、違いはあることはあると思います。ただし、それは、その横たわる川は、決して広い川ではない、深い川ではない、乗り越えられるというのが基本的なスタンスであって、最低保障年金の問題等々これまで私どもが掲げているものがございます、しかし、現行の年金制度を改善する、ゴールから見るか、現実を変えていくところから見るか、アプローチの仕方は違っても、折り合うところは折り合えるのではないかという意味で、きのうの答弁をさせていただいた……
○野田内閣総理大臣 社会保障を考えるときに、基本はやはり自助があると思うんです。それをいかに共助、公助がうまく関係づけをする中でサポートしていくかということが大事だと思いますが、自助が基本でも、残念ながら、核家族化が進んでいる、地域のつき合いが希薄になっているという中で、あるいは雇用の問題、非正規がふえている等々、自助を実現するための環境が非常に今損なわれているんだと思います。それをどうサポートするかというのが今回の一つの理念ではないかと思います。 それで、自助を共助や公助がサポートしながら、今御自身の体験を言われましたけれども、自助、共助、公助の関係が好循環に持っていけるような、そういう仕……
○野田内閣総理大臣 〇九年のマニフェストに消費税のあり方を明記していなかったということは事実でございますし、むしろ、口頭で国民の皆様にお訴えしたときは、任期中には引き上げないということを主張させていただいておりました。ということは事実でございますし、その意味では、こういう形で一体改革の方向性については御理解いただいていると思いますが、その点では、選挙時において明確に方向性を我々は打ち出していなかったことについては、おわびをしなければいけないと思います。 さはさりながら、これはいずれの日にか実現するテーマではなくなって、待ったなしの状況であるというのが今私どもの基本認識であります。特に、社会保……
○野田内閣総理大臣 おはようございます。 再稼働の問題、エネルギーの問題についての御質問をいただきました。 先週の金曜日に、国民の皆様に向けての会見を行わせていただきまして、再稼働に対する私の基本的な考え方を御説明させていただいたつもりでございます。 国民の生活を守るというのが、何といっても唯一、絶対の基準だと思います。国民の生活を守るということは、二度と福島のような事故を起こさない、そのためにもしっかりと安全性のチェックを行うということでございまして、昨年の三月十一日以来、IAEAであるとかあるいは安全委員会、そのほかさまざまな専門家の知見なども踏まえて、さまざまな対策も講じてまいりま……
○野田内閣総理大臣 おはようございます。 ただいま武正委員が御指摘のとおり、この衆議院の特別委員会におきまして、今数字のお話ございましたけれども、百時間を優に超える御審議をいただいて、そして大変、しかも熱心な御議論をいただきました。そのおかげをもって、論点が整理をされてきたと思います。その論点整理を踏まえて三党の修正の協議が行われて、そして、これについても合意をすることができました。 きょうは、そこにかかわった実務者の方もたくさんいらっしゃいますけれども、改めて、当委員会における理事、委員の皆様、そして実務者協議にかかわっていただいた皆様に御礼を申し上げたいというふうに思います。 このこ……
○野田内閣総理大臣 おはようございます。 松本委員御指摘のとおり、結論を出すときには結論を出さなければならない、苦しくても、せつなくても、そういうときがあると思います。 私どもも、これまで一つ一つの山をみんなで力を合わせて乗り越えてまいりました。派遣法の改正あるいは郵政改革法案、長い間解決できなかった問題でありますけれども、各党の御理解もいただきながら、そうした山を乗り越えてまいりました。 今御審議をいただいている一体改革はそれ以上に大きな改革でございます。国民の生活を守る。今を生きている我々の国民の生活だけではありません。将来世代をおもんぱかって、ここで一歩改革に踏み出さなければ、私は……
○野田内閣総理大臣 今般の東日本大震災におきまして、いわゆる災害廃棄物、瓦れきが約二千万トン発生をいたしました。それぞれ県別に見ると、例えば宮城県ですと年間の処理量からすると十九年分、岩手県十一年分というような膨大な量でございます。したがって、被災地だけで自己完結でこの処理を行うということは困難でございますので、今、坂本委員御指摘のとおり、どうしてもこれは全国の自治体に御協力をいただいてという広域処理が必要でございます。 その間の時系列の議論の進め方、結論については委員の御指摘のとおりで、与野党の合意を得て八月に法律をつくっていただき、そして十一月に指針をつくるという形になりました。その分、……
○野田内閣総理大臣 相というのはまさに大臣という意味だというふうに思いますが、資料でヒントをいただいております。
もともとは、語源は木の上に目ということでございますので、これはかつて安岡正篤先生の本で読んだ記憶がありますけれども、要は、高いところから遠方を見ながら判断をしていく、遠い未来をしっかりと見詰めながら困難を乗り越えて物事を判断するというのが、いわゆる相、大臣の役割であり、平の相国だったら、国全体を、遠くを見通しながら判断をする、そういう意味と理解をしています。
【次の発言】 TPPを含めて、またグローバルな展開についてのお話でございましたけれども、私は、何かにチャレンジすることによ……
○野田内閣総理大臣 おはようございます。 今、仙谷委員から御指摘をいただきました、今御審議をいただいている第四次補正予算のいわゆる中身のお話でございます。 今般の四次補正予算については、追加財政需要を中心に措置しておりますけれども、今回の予算をつくった背景として、円高の進行と、それからタイの洪水による影響、さらには欧州債務危機など、我が国を取り巻く経済環境の動向に的確に対応することができるように、経済活性化や、あるいは将来に向けての安心、安全の確保に資する、概括的に申し上げるとそういう内容となっております。 例えば、セーフティーネット貸し付けやセーフティーネット保証の強化などを図り、円高……
○野田内閣総理大臣 坂本竜馬が大きな災害を目の当たりにして人生観が変わったということはあったと思いますが、今回の東日本大震災を通じて、多くの人たちが改めていわゆる人生観まで深く考える契機になったことは間違いないというふうに思います。 私としては、これは何回か国会でも御答弁申し上げましたけれども、想定外という言葉、もうこれを言いわけにはしていけないというふうに思っています。これからも大きな地震が起こる可能性があります。今は雪による大きな被害が出ていますが、あらゆる災害について想定外という言いわけを聞かないように万全を期して考え抜くのが危機管理だというふうに思います。そういう体制をしっかり構築し……
○野田内閣総理大臣 先ほどの参考人の答弁にもありましたけれども、今般の事案については、服務の規定に基づいてやったという意識があったと。
ただ、委員の御指摘のとおり、それは国民や沖縄県民からすれば批判をせざるを得ない、そういう部分もあっただろうというふうに思います。それが今は基本的には認識であって、その過去にさかのぼる話はちょっと私も詳しくは承知をしておりませんけれども、あくまで今回の事案については、そうした視点から引き続き調査を行って、適切な対応を防衛省の中で行うべきだというふうに思います。
【次の発言】 これは、国家公務員であろうと地方公務員であろうと、やはり政治的には中立性をしっかり守る……
○野田内閣総理大臣 具体的に水準そのもの、相場そのものを評価するということについてはコメントを控えたいというふうに思いますけれども、昨年の夏以来の円高基調のこの流れは、今、物づくり、製造業への影響が出ておりましたけれども、そういう製造業の下に多くの中小企業もかかわりを持っています。関連する業界もたくさんございます。そういうことも含めて、日本の景気の下振れリスクになっていることは間違いないというふうに認識をしています。
【次の発言】 今私どもの政権が昨年十月にまとめた円高の総合的対策で三つの方向で対応してきていることは、前原政調会長御指摘のとおりで、一つは、これは守りかもしれませんけれども、円高……
○野田内閣総理大臣 去年まとめました一体改革の成案で、段階的に二〇一〇年代半ばまでに国、地方を合わせて消費税率を一〇%に引き上げていくという方針の中で、その具体化で素案をまとめました。 御指摘のとおり、その二段階というところが、最初が二〇一四年の四月、そして次に二〇一五年の八月という形で素案をまとめさせていただきましたけれども、その二〇一四年四月にした理由についてのお尋ねだと思います。 一つは、前回の選挙において負託をされた政権担当期間中、任期中には引き上げないということの整合性の話と、それからもう一つは、二〇一四年にいわゆる団塊の世代が全て支えられる側に入ってくる、それが二〇一四年です。……
○野田内閣総理大臣 エネルギー政策の再構築をしていく際に大事な観点というのは、一つには、やはり経済、それから環境保護、あるいは安全保障等々、複眼的に見ていかなければいけないというふうに思いますが、その際には、若泉委員御指摘のとおり、地域経済への影響、雇用、暮らし、そういうものにも向き合いながら判断をしていかなければいけないというふうに思います。 なお、現在、国民が安心できるエネルギーのベストミックス、構成についての議論をしておりますけれども、ことしの夏までにその新しい戦略と計画を取りまとめていく方向でございますが、その際には、今御指摘いただいた点なども含めながら、しっかりと検討させていただき……
○野田内閣総理大臣 今お示しいただきました三党幹事長の確認書にありますように、高校無償化に関する政策効果の検証等の対応について不誠実であるとの批判を真摯に受けとめ、民主党の代表としてもおわびを申し上げたいというふうに思います。
その上で、今御指摘をいただきました二項目めでございますけれども、確認書は、しっかり党として、これを踏まえて対応したいと思いますので、きちっと政党間協議を行いたいというふうに思います。
【次の発言】 政府としては、この確認書を踏まえて対応するということが基本です。
ということは、書いてあるとおり、まず、二点目に、政策効果の検証と必要な見直しの検討について政党間協議を行……
○野田内閣総理大臣 おはようございます。 先般の七日に、委員にも御同行いただきながら、太宰府から梅の使節が官邸をお訪ねいただきました。そのときに、梅の鉢植えと梅干しをいただきました。ありがとうございました。 そのときはつぼみだったんですが、私は、そのとき思ったことは、今、厳しい雪害があります、あるいは原発事故との戦いがあります、被災地における復興があります、経済、金融、厳しい状態です。さまざまな困難がありますけれども、季節季節の花、梅、桜、桃、チューリップ、アジサイ、ヒマワリ、それぞれの季節に国民の皆様が安心して花をめでて和めるような、そういう世の中をつくっていかなければいけないということ……
○野田内閣総理大臣 おはようございます。 まさに熟年国家だなというふうに実感しますのは、たまに国際会議で海外に出ますと、特にアジアなどの町並みを歩いていると、若い人が多いなと思うんですね。それに比べると、日本は全体的に、熟年国家というお話でございましたが、老いてきているという感じを強めています。特に、中位数年齢ですから、平均して四十五歳ということなんですけれども、地域によってはもう既に四十年後、五十年後の日本を先取りして、この間も郊外のある団地に行きましたけれども、高齢化率が四一%という地域もありました。 ということで、こういう人口構造の激変を今経験をしています。では、そのための社会保障を……
○野田内閣総理大臣 おはようございます。
御質問は、我が国が長期にわたりデフレから脱却できないその原因ということでございますけれども、一つは、あのバブルが崩壊をした後に、資産デフレそしてバランスシートの調整ということが長期化をする中で、需要不足状態が続いてきているということであります。また、こうした中で期待物価上昇率が低下をしてきている、これも指摘をされていることだと承知をしております。
【次の発言】 津村委員とは、今御指摘のあった日銀の金融政策決定会合、私は財務副大臣で、津村さんが内閣府の政務官で、ともに一緒に出ていたことを懐かしく思い出します。
そういう公式的な会合だけではなくて、日銀……
○野田内閣総理大臣 おはようございます。 ただいま大島さんのお尋ねの、先月二十六、二十七、沖縄を内閣総理大臣になってからは初めてお訪ねをさせていただきました。その初日は、基本的には、これまでの沖縄の歴史を自分なりにたどり、そのことをしっかりと心に刻もうという思いで行き場所を選んだということであります。 まず、戦没者墓苑においては、これは戦没者のみたまに祈りをささげる、あわせて、ひめゆりの塔の前でも、同じ思いでそのみたまに祈りをささげさせていただきました。 それから、大田司令官は郷里の先輩でもあります。自決をされたときが、ちょうど私と同じ年であります。その沖縄に対する思い、それから、その後……
○野田内閣総理大臣 被用者年金の一元化と短時間労働者への社会保険適用拡大の意義は、今、副総理と財務大臣の御説明のとおりでございます。
今回、一体改革は、社会保障の充実と安定化に必要な法改正を順次法改正として提案していくということと、あわせて、年度内にそれを支える安定財源をつくるための税制の抜本改革の法案を提出する。それをあわせて一体として行っていくということでありますが、今申し上げた二つはその大事な柱でございますので、今細部の詰めを行っておりますけれども、成案を得て、法案を提出できるように努力をしていきたいというふうに思います。
【次の発言】 子供は社会の希望であり、そして未来をつくる力だと……
○野田内閣総理大臣 西村委員におかれましては、理事として円滑かつ充実した予算審議のためにお骨折りをいただきまして、ありがとうございました。 日本再生重点化枠一兆円、これは日本の成長に資するための予算であります。それから、一次から四次まで復旧復興の予算をつくりましたが、あわせて、今回の二十四年度予算においても三・八兆円の復興予算がございます。早期に復興需要を顕在化していく、そしてスピードアップしていくということは大事だと思います。 いずれにしても、日本再生元年予算でありますので、一日も早い成立を目指して、全力で頑張っていくことを申し上げたいというふうに思います。 ありがとうございました。
○野田内閣総理大臣 社会保障と税の一体改革につきましては、ついこの間まで、閣議決定した大綱を踏まえまして、党内で闊達な御議論をいただきました。多くの同志の皆様に御参加をいただいて、さまざまな御意見を頂戴して、政府の中にのみ込むものはのみ込むというような対応をして、今回、法案を提出させていただくべく閣議決定をさせていただきました。
こういう形になりましたので、与野党のしっかり胸襟を開いた議論、国会審議を通じて、早期に成立できるように全力を尽くしていきたいというふうに思います。
【次の発言】 先般、モンティ首相とお会いしました。彼がやっている改革というのは、財政再建もやる、経済成長も図る、厳しい……
○野田内閣総理大臣 おはようございます。 今回の発射は、我が国を含む地域の平和と、そして安定を損なう安全保障上の重大な挑発行為であります。一連の安保理決議にも違反をするものでございます。発射を行わないよう強く自制を求めてまいりましたけれども、にもかかわらず、北朝鮮が発射を強行したことは、我が国として容認できるものではなく、遺憾に思います。 我が国としては、北朝鮮に対し、安保理議長声明を重く受けとめ、既存の決議を直ちに、かつ完全に遵守すること、また、菊田さんから御指摘ありましたとおり、二〇〇六年、二〇〇九年、それぞれミサイルの発射の後にほどなく核実験も行っておりますので、この点もよく注意深く……
○野田内閣総理大臣 おはようございます。 昨年の九月二日に野田内閣が発足をいたしまして、以来、震災からの復興と原発事故との戦い、日本経済の再生、この三つを最重要、最優先の課題として取り組んでまいりました。 そして、この通常国会が始まる前に、一月でありますけれども、第一次改造内閣を組ませていただきまして、そうしたチームの中で、各党の御理解もいただいて、新年度、平成二十四年度の予算を成立させていただいたり、復興庁を立ち上げたり、郵政民営化関連法案を通していただいたり、国家公務員給与引き下げ等々の実現をすることができましたけれども、いよいよその通常国会、第二次改造内閣のときには、およそ二十日前で……
○野田内閣総理大臣 おはようございます。 六月二十六日のいわゆる一体改革の採決をめぐりまして、残念なことでありますけれども、多くのいわゆる造反者が出たこと、そして離党者が出たこと、民主党の代表として大変重たい責任を感じております。国民の皆様には深くおわびを申し上げなければならないと思います。 加えて、そのことによって国会日程にも影響を及ぼしました。そのことは野党の皆様にもおわびを申し上げなければいけないというふうに考えております。 この一体改革、これから参議院で御審議をいただくことになりますけれども、これまで以上に政府・与党が一体となって、そして野党の皆様の御協力もいただき、一日も早く成……
○野田内閣総理大臣 おはようございます。 ちょうど、私どもが政権をお預かりするようになった、一昨年の九月以降でありますけれども、これは四四半期プラス成長になりました。それまでがリーマン・ショックの大きな影響がありましたので、日本経済は厳しい状況でございました。私どもも景気・雇用対策に力を入れ続けてきたことも事実でありますが、これは公平なことを申し上げたいと思いますけれども、自公政権下でまいた種が芽が出てきたこともそれを支えたということは公平に言わなければいけないというふうに思います。その結果、四四半期プラス成長になりました。 ただ、東日本大震災が昨年の三月発生をしたその前後から、残念ながら……
○野田内閣総理大臣 海洋国家である日本におきましては、遠方離島を含む領土、領海、これについては極めて重要であって、領土、領海をめぐって生じる事案については、不退転の決意を持って毅然とした対応をしていくこと、これが基本的な方針でございます。 これまでも、政府としては、領土、領海を守るために、排他的経済水域の根拠となる離島の命名など、離島の安定的な維持及び管理のための取り組みの推進をしてまいりました。また、海上保安庁の哨戒態勢の強化など、領海における警備体制の強化にも努めてまいりました。大陸棚の延長申請や竹島問題の国際司法裁判所への提訴の提案など、国際社会への正当性の発信などの取り組みも行ってき……
○野田内閣総理大臣 先ほどの党首討論での私の発言でございますけれども、今御審議をいただいている特例公債法案、そして一票の格差と定数是正を含む政治改革、これについて十六日までに結論を出し、それをもって十六日に衆議院の解散をさせていただく、そういうお話をさせていただきました。
【次の発言】 特例公債については三党合意がございまして、それを踏まえてのこの衆議院の御審議、参議院での対応があるかと思いますが、一票の格差と定数是正については、きょう法案を提出させていただいております。
それを踏まえて御審議をいただく中で、一票の格差については、一日も早く違憲解消しなければなりません。これはもう最優先であり……
○野田内閣総理大臣 おはようございます。きょうは夕方までよろしくお願いをいたします。 細野政調会長などに対しまして、マニフェストをつくる際には丁寧な議論を踏まえてつくっていきましょうということを要請させていただいております。これを受けまして、具体的にその政策をつくる前提として、これまでのマニフェストがどういう形で何ができたのか、できなかったのかを含めての報告会を全国で展開する。その分、私は、第一回目という形で、福岡のいわゆる政策進捗報告会に参加をさせていただきました。 会場では、大変厳しい御意見も頂戴をいたしました。一方で、御激励もいただきました。マニフェストの検証、総括を有権者の皆様と一……
○野田内閣総理大臣 おはようございます。 一体改革の意義について、大変深い御理解のもとで御発言をいただきましたことを感謝申し上げたいと思います。 これは、もうこれ以上先送りできない、そういう判断のもとで、大変厳しい決断でございました。委員御指摘のとおり、増税をお願いして国民の皆様から喜ばれることはありません。ただし、それは全て社会保障に充てるんだ、そのことを御理解いただく中で、三党合意に踏み切ったわけであります。 これまた委員御指摘のとおりでありますけれども、一体改革は、法案は通りました。だけれども、子ども・子育ての部分の拡充と年金の改善はありますけれども、医療や介護やあるいは公的年金制……
○野田(佳)委員 安倍総理、お久しぶりです。覚えていますか。野田佳彦でございます。 実は、総理経験者がこういう形で現職の総理に質問をするというのは、異例の話らしいですね。私も、実際ちゅうちょしました。というのは、会社でいうと、立場は違いますけれども前社長と現社長ですから、対立的に論争する姿が国際社会から見てどう映るかなと思うときに、どうかなという気持ちが率直に言ってありました。 ただ、最近、私が解散をして、落選をしてしまってまだ戻れない同志たちからさまざまな声を聞いているんですが、あのとき、民主党は大敗をし、同志をいっぱい失いました。彼らの中には、消費税を堂々と語り、ネクストエレクションよ……
○野田(佳)委員 私は、民進党・無所属クラブを代表し、ただいま議題となっている天皇の退位等に関する皇室典範特例法案について、賛成の立場から意見表明を行います。 民進党は、他党に先駆けて、昨年十二月に、皇位継承等に関する論点整理を取りまとめました。昨年八月八日の天皇陛下のお言葉が、国民の理解を得られることを切に願っていますと締めくくられていることを極めて重く受けとめることを我々の議論の起点としました。そして、皇室典範本則を改正して、天皇は、皇嗣が成年に達しているときは、その意思に基づき、皇室会議の議により退位することができる旨の規定を設けるべきとの考え方をまとめました。 こうした自らの意見を……
○野田(佳)委員 午後のトップバッターを務めさせていただきます無所属の会の野田佳彦でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。 私は、この財務金融委員会で発言をするのは本当に久しぶりでございまして、二〇〇九年から二〇一一年にかけては答弁側におりました。質問をする側になるのは、もっとさかのぼりまして小泉内閣のとき、勇退をされましたけれども、谷垣先生が財務大臣のときに、委員としてかんかんがくがくの議論をさせていただいたことがありますが、それ以来でございますので、ちょっとしばらくの間はリハビリが必要かもしれませんが、おつき合いをいただければというふうに思います。 ということで、久しぶりの質問……
○野田(佳)委員 午後のトップバッターを務めさせていただきます無所属の会の野田佳彦でございます。 きょうは、麻生大臣お一人中心に質問をさせていただきたいと思います。 本来ですと、一般質疑でしたから、きょうみたいな大きな大事な節目のときは黒田総裁に金融政策の話を聞こうと思っていたんですが、というのも、もうこの時期になってまだ出口の話は尚早だと言っているというのは極めておかしな話で、では、いつ出口の話をするんだということなんですよね。 そのことは今度の一般質疑でたっぷりやりたいと思いまして、何できょうは麻生大臣に改めて中心にお聞きしたいかというと、この間の大臣所信をお聞きしました。大臣所信自……
○野田(佳)委員 無所属の会の野田佳彦でございます。 財務金融委員会の委員会審議があるたびに質問の機会をお認めいただいていることに、各党の理事の皆様には深く感謝を申し上げたいと思います。 去年の特別国会そして先般の一般質疑と、私の質問にはずっと、全部、大臣が全問お答えをいただいております。大変誠意ある対応に感謝申し上げたいと思いますけれども、きょうは、若干細かいところに行く可能性もありますので、全て大臣でなくて結構でございます。副大臣ないしは局長答弁でも結構であるということを前もって申し上げておきたいというふうに思います。 今般の税制改正についてはもう既に午前中からさまざまな論点が提起を……
○野田(佳)委員 おはようございます。 水曜日に引き続きまして、無所属の会、野田佳彦でございますが、質問させていただきたいというふうに思います。 私は、今、日本の抱える最も大きな課題というのは、まさに財務委員会のテーマだというふうに思います。 一つは、大胆な金融緩和の出口をどう探していくかということだと思います。これはどんどん先延ばしするほど、見つけるのが難しいと思いますね。異次元の金融緩和には異次元の副作用があると思います。その副作用を最小限にとどめるにはどうしたらいいかということを、もうそろそろしっかりと議論していかなければいけないということ、これが一つの課題であります。 もう一つ……
○野田(佳)委員 無所属の会の野田佳彦でございます。 安倍総理と一問一答形式で質疑を行うのは、おととしの二月の衆議院の予算委員会以来でございます。そのときは、二〇一二年の十一月の党首討論でお約束をした衆議院の議員定数削減をめぐる質疑を行わさせていただきました。それ以来ということでございます。 きょうは、私の持ち時間、二十分と限られておりますので、割と私の質問の内容というのは余り細かい内容ではございませんので、ぜひ総理にお答えをいただければと思いますし、財務大臣とはもうこの間しょっちゅう議論をさせていただいていますし、この後の別の法案の審議でも議論をしますので、限られた二十分、なるべく総理に……
○野田(佳)委員 無所属の会の野田佳彦でございます。 三人の参考人の皆さんには、急なお呼び立てになったと思いますけれども、きょうは、意見陳述をしていただいたことに感謝申し上げたいというふうに思います。 私も、では、まず最初に山内参考人にお尋ねをします。 岸本委員の御議論を聞いていて、私も全く同感だったんですけれども、やはり新税の導入でありますから、受益と負担の相関関係については、これは緻密な議論をしていかなければいけないと思うんですよね。そこに乖離があるとするならば、やはり国民の理解を得ることができなくなるというおそれを感じます。 だとすると、この具体的な制度設計にかかわった次世代の観……
○野田(佳)委員 無所属の会の野田佳彦でございます。 関税定率法の一部改正、中身はいろいろありますけれども、私も、金の密輸の実態と、そのための対策としての罰則の強化について関税局長にお尋ねをしていきたいと思いますが、せっかくの機会でありますし、大臣もいらっしゃいますので、まず、法案審議の前に、一つ二つ、大臣の御見解をお尋ねをしたいというふうに思います。それは、G20についてであります。 ブエノスアイレスで昨晩から大事な会議がスタートしていますけれども、このアルゼンチンの会議についてお話をいただく前に、まず、一般論としてのG20の存在意義といいますか、我が国の経済外交戦略を考えた上での位置づ……
○野田(佳)委員 無所属の会の野田佳彦でございます。 まずは、法案審議に先立ちまして、先週の火曜日の当委員会におきましても、G20に大臣が欠席をせざるを得なくなったこと、そのマイナス面についての私の見解と、それから大臣の所感もお伺いをさせていただきましたが、G20は終わりました。木原副大臣、お疲れさまでございました。恐らく副大臣から詳細な報告もお聞き及びのところだというふうに思いますが、今回のG20は、仮想通貨の国際的な規制についてはかねてより日本が主張している方向性で一定程度の前進が私はあったというふうに思いますが、一方で、大事なテーマであった保護主義の連鎖を回避するという点においては、残……
○野田(佳)委員 無所属の会の野田佳彦でございます。 与野党のそれぞれの各党の御理解をいただきまして、たっぷり一時間、質疑の時間を頂戴をいたしました。 黒田総裁とは、かつて黒田総裁がアジア開発銀行の総裁をされているころに、私も財務大臣をやったりしておりましたので、さまざまな国際会議で御一緒させていただきました。そのころから国際金融のコミュニティーの中では、いつもしっかりした発言をされて、存在感を示されておりました。その能力をかねてより高く評価をしていたものでございます。 きょうは、久しぶりにこういう形で相まみえることになりました。主に、テーマとしては、異次元の金融緩和を続けることによる副……
○野田(佳)委員 野田佳彦でございます。 まず、大臣にお尋ねをしたいと思いますが、三月に佐川宣寿氏が国税庁長官を辞任をするということになりました。これは、いわゆる森友の問題、公文書改ざんに係る問題、こういう一連の問題での責任をとったというふうに理解をしています。 そして、一月たって、そういう森友の問題や公文書改ざんの問題がまだ何もおさまっていない、むしろ激しい議論が行われている渦中にあったときに、福田淳一次官のいわゆるセクハラ問題が発生をし、そして福田次官も辞任をせざるを得なくなったということになったわけですね。 徴税機関のトップと日本財政をつかさどる組織の事務方のトップ二人が現在不在と……
○野田(佳)委員 無所属の会の野田佳彦でございます。 五月二十三日水曜日に、大変膨大な貴重な資料が国会に提出をされました。 私は、オブザーバー理事をさせていただいているので、理事会で資料をいただきました。一般の財務金融委員の皆さんにも資料は渡ったんですかね。渡っているわけですね、という前提ですけれども。じゃ、もう皆さんと共感できるというふうに思いますけれども。 要は、改ざんされる前の決裁文書がページ数で約三千ページ、そして廃棄したとずっと言われてきた交渉記録が九百数十ページ、そして本省との相談記録が数十ページ、全部合わせると四千ページです。膨大な資料でございました。 紙でずっと束ねられ……
○野田(佳)委員 まず、大臣所信の部分からお尋ねしたいと思うんですけれども、せんだって、国際的なさまざまな変化、情勢についてどういう御発言をされるのかなというふうに思っていたんですけれども、多少触れているんですけれども、薄いんですよ。この今の世界経済の動向、大変厳しい状況になってきましたけれども、この点からお話をさせていただきたいと思います。 先般の所信の中で触れている部分は、最初、日本の財政や経済に触れて、次に金融に触れて、一番最後のところに出てくるんですけれども、「このほか」から始まるんですね、「このほか」。いわゆるその他の中で一つ出てくるんですが、このほか、国際的な議論については、今後……
○野田(佳)委員 無所属の会の野田佳彦でございます。 黒田総裁には、ことしの四月のこの衆議院財務金融委員会において、一時間ほど質疑をさせていただきました。そのときは、異次元の金融緩和のもろもろの副作用についてと、それから、出口をめぐる議論をする際のいろいろ環境整備にかかわるようなお話をさせていただきましたけれども、きょうはちょっと持ち時間が二十分なものですから、通告をしたもの全てたどり着かないかもしれません。 特に、最初の通告は、前原さんと同じように、米国経済の先行きについてお尋ねをするつもりだったんです。これも、長短金利の逆転という、もしかすると米国経済が後退局面に入っていく予兆ではない……
○野田(佳)委員 社会保障を立て直す国民会議の野田佳彦でございます。 まず、大臣に、統計不正問題にかかわることについてお尋ねをしたいと思います。私は、細部にかかわることについて質問をするつもりではございません。大臣の危機感についてお尋ねをしたいんです。 二〇一〇年のたしか一月だったと思いますが、私、ちょうど財務副大臣をやっていたときに、ちっちゃな記事で、欧州委員会がギリシャの統計に不備があるということを指摘し、それが報道されていたんですね。ちょうどそのころギリシャが政権交代が起こっていて、改めてその数字をチェックしたところ、財政が、公表していた数字以上に非常に深刻な状況であることが明らかに……
○野田(佳)委員 最後の一時間、よろしくお願いいたします。 もう既に八人の方が質問をされましたので、私が用意していた項目も既に質疑が終わって、それなりの答弁もあったようでございますが、私なりの観点から、確認も含めて質問を続けさせていただきたいというふうに思います。 今回の税法改正は、去年は給与所得控除見直しなどを中心とした、主に所得税の改革が中心だったですよね。いつも、法人税であったり所得税中心で、さまざまな大きな改革が行われることはありますけれども、今回は、やはり柱になるのは、十月一日の消費税の一〇%への引上げに伴い、消費需要の平準化をどう図っていくかというところに心を砕いているというか……
○野田(佳)委員 きのうは、主に消費税の軽減税率やポイント還元の私の持っている懸念を質問を通じてお伝えをさせていただき、かなり大臣とは問題意識を共有していただいたような思いがいたしました。 きょうは三十分間でありますけれども、消費税も後で少し触れますが、今の丸山委員の問題意識に私も共通しているものがございまして、どんどんどんどん税が、さまざまな要請に応えて複雑になっていきますよね。このことについて、やはり住宅ローン減税も含めてお尋ねをしたいと思うんですけれども。 今月のたしか十八日だったと思うんですけれども、地元の船橋市の市役所の確定申告の相談をする場に見学に行ってまいりました。本当にあふ……
○野田(佳)委員 よろしくお願いいたします。 一番小さな会派でありますけれども、他の党の御配慮をいただいて、均等割の十二分をいただきました。 限られた時間ですので、早速質問いたしますが、平成という時代を税財政の面で振り返ったときに、私は、消費税の呪縛との戦いだったというふうに思います。 昭和においても、大平内閣、中曽根内閣、それぞれ一般消費税、売上税、構想はありましたけれども、頓挫をしました。 平成元年の一月八日、曲折を経ながら、竹下内閣で消費税三%が導入され実施をされました。その後、八%まで上げるまでに三十年かかったわけであります。 歴代政権それぞれの立場で御苦労があったと思います……
○野田(佳)委員 社会保障を立て直す国民会議の野田佳彦でございます。 きょうは、ちょっと午前中の審議、私、所用がございまして、会派のかわりの者に代理で出席をさせていただきましたので、午前中の審議をちょっと聞いていませんものですから、もしかするともう既に議論があったのかもしれないテーマもあるかもしれません。重複があったらば、お許しをいただきたいというふうに思います。 まずは、消費税と景気の関係で大臣にお尋ねをしたいんですけれども、社会保障と税の一体改革を推進をする際に党内でさまざまな議論がございました。一番骨を折っていただいたのは、ここにいらっしゃる前原政調会長でございまして、二〇一一年の暮……
○野田(佳)委員 おはようございます。きょうもよろしくお願いいたします。 今週の火曜日、関税定率法の質疑をやっている一番最後に、G20で経常収支を議題として取り上げる意味とその立ち位置について麻生大臣にお尋ねをいたしましたが、きょうもちょっと再確認という意味で質問させていただきたいというふうに思います。 というのは、今審議しているこの世銀への増資法案、日切れ扱い法案ということなんですが、その日切れ扱いの理由というのが、四月十二日から始まるワシントンのG20の財務大臣・中央銀行総裁会議と、世銀、IMFの春季会合もございますよね、その会合にこの法案が成立をしているように間に合わせるためという扱……
○野田(佳)委員 社会保障を立て直す国民会議の野田佳彦でございます。 私は、世界経済の減速感が深まってきている中、下振れリスクについていろいろ議論があったと思いますけれども、そういうリスクを直視して、いかに国際協調という枠組みの中でそういう危機を乗り越えていくか、大変、極めて重要な過渡期を迎えていると思います。その時期にG20の議長国を務めるということは、これは大役だと思います。ぜひこの大きな役割を果たしていただければ、しっかりとやり抜いてほしいという思いを込めてきょうはG20の議論をしたいと思いますけれども、まず、その前に、三月に麻生大臣が金融政策の根幹にかかわることについて重大な発言をさ……
○野田(佳)委員 最後の質問者になります。また、例によって、ざくっとした質問を行っていきたいというふうに思いますけれども。 サトシ・ナカモトなる人物がビットコインを考案したのは二〇〇八年であって、市中に出回るようになったのは二〇〇九年の一月からと言われています。およそ十年ですよね。貨幣とか紙幣という実体を持たないけれども、ネット上で取引できる、やりとりできるいわゆる電子データ、このビットコインを先駆けとして、さまざまなものが出るようになり、それが世間を席巻するようになったと思います。 これをずっと仮想通貨と我々は呼んでまいりました。この言葉は相当定着しているように思うんですね。二〇一八年の……
○野田(佳)委員 社会保障を立て直す国民会議の野田佳彦でございます。 私、倫選特で質問をするのは恐らく十数年ぶりになるかと思いますが、ただし、持ち時間十分でございますので、きょうは、大臣に御挨拶がわりの質問をざくっとさせていただきたいというふうに思います。 私は、きょう、最初の一問目は、平成十九年の十二月の政治資金規正法の一部改正についての評価なんです。 この当時、政治とお金をめぐる不透明な動きがあって、またスキャンダルもあって、大臣が辞任をしたり、あるいは、とうとい命を断ち切られた先輩議員もいらっしゃいました。 そういう流れがあった中で、与野党でワーキングチームをつくって、より政治資……
○野田(佳)委員 社会保障を立て直す国民会議の野田佳彦です。 まず、法案について一点だけ御質問させていただきたいと思いますが、これはもう既に高木委員が質問をされましたので、ざくっと大臣から御答弁いただければと思いますけれども。 都道府県あるいは市から、選挙管理委員会から、選挙の実態に即した、そういう執行経費の適正化についての要望というのは常にありますし、かつて会計検査院も、平成二十二年ですか、同様の要請を総務省にしたことがあったかと思いますが、今回の法案の改正によって、選挙の管理、執行の実情に即した、そういう内容になっているかどうか、改めて大臣にお伺いしたいと思います。
○野田(佳)委員 共同会派、立国社の野田佳彦でございます。 まずは、新型肺炎で国内初の犠牲者が出ました。心からお悔やみを申し上げたいと思います。 また、予備費を充当して、百三億円ですか、緊急対策を講じることが決まりました。これからも財源が制約となることのないように、国民の命と健康を守るために一層の御努力をいただきたいと、まずは要請をさせていただきたいというふうに思います。 さて、順次これから質問をいたしますけれども、お配りをしています資料、これは先週、大臣所信で配られた資料です。そこに赤線を引いています。この赤線に基づいて順次質問をさせていただきたいというふうに思います。 まずは、二〇……
○野田(佳)委員 共同会派立国社の野田佳彦でございます。 きのう、大臣はG20から帰ったばかりでごらんになっていないかもしれませんけれども、テレビ東京で夜の九時から十一時半まで、吉田茂総理が日本の独立を獲得するために苦闘をする姿を描いた長時間ドラマがございました。準主役が、大臣のお母様で、吉田和子さん、麻生和子さん、時折太郎坊やも出てくるんですよ、そこで。幾つかせりふがあったんですけれども、おもしろかったのは、せりふのない場面で、ハットをかぶってあのおじいちゃんの葉巻をなめているところが出てきまして、これはだから、制作側のいたずらかもしれませんが、これが麻生太郎だぞと示しているところだと思い……
○野田(佳)委員 共同会派立国社の野田佳彦でございます。 まずは、先般、二月二十八日、大臣所信に対して質問をさせていただきましたが、そのときに、新型コロナウイルス対策の一環として、今行われている確定申告、期限については柔軟に対応したらどうかという提案をさせていただきましたけれども、別に私が言ったからじゃなくて、総合的に判断されたと思いますが、四月十六日まで期間を延ばしていただいたこと、善処していただいたことには感謝したいと思います。 また、かんぽ生命の不正にかかわる問題を取り上げて、そのときに、日本郵政グループの株というのが復興財源になっていて、今のような株価の低迷ではなかなかこれを売却す……
○野田(佳)委員 共同会派立国社の野田佳彦でございます。 どうやらお肉券とかお魚券は入らなかったみたいでよかったなと思うんですけれども、きょうは、緊急経済対策に絞って、余り細かい具体的な政策の中身よりも、構えとか基本的な姿勢について大臣にお尋ねをしたいと思います。 午前中の質疑の中で、末松さんが、納税猶予を何で事業規模に入れたんだというようなお話がございまして、それに対して大臣のお答えがございました。 私のこれまで抱いていた事業規模というのは、政府が財政支出しますよね、それに付随して民間のお金も動くじゃないですか、そういうマネーも含めて事業規模とカウントをするというのがこれまで一般的だっ……
○野田(佳)委員 今回の補正予算によって、これは財源の方なんですけれども、当初予算の一般会計と合わせて、借金の方が、国債発行が五十八・二兆円という過去最大規模になりました。これだけ新たに国債発行するという事態になっても、長期金利はほぼ〇%で動きがないんですよ。むしろ、きのうだとマイナス〇・〇四五ぐらい。普通でしたら、一般的には、新たに借金をする、そんな方針が決まった後には金利が上がる傾向にあるはずじゃないですか。でも、ほとんど微動だにしない。もちろん、これは、きのうも日銀の決定がありましたとおり、やはり日銀が長期金利の操作を懸命にするということもあるということは前提でありますけれども、でも、こ……
○野田(佳)委員 共同会派立国社の野田佳彦でございます。 冒頭に大臣から、破綻金融機関の処理の状況、FRC報告がございましたので、きょうは、一般質疑の最初は、金融から入っていきたいというふうに思います。 先週末に大手行五グループの二〇二〇年三月期決算が出まして、それについては報道もございましたけれども、全国あまたある地方銀行の三月期決算もほぼ出そろってきたんだろうというふうに思うんですね。 きょうはちょっと、特に地域金融機関の問題について議論をさせていただきたいと思うんですが、というのは、新型コロナウイルスの感染拡大で、やはり各地のお取引先が大変困っている状況で、その資金繰りにおいて、地……
○野田(佳)委員 おはようございます。立憲民主党・無所属の野田佳彦でございます。 二月、一番国会の中でハードな日程をこなしているのは恐らく財務大臣だというふうに思います。連日の予算委員会、そして時折入るこの財務金融委員会、今日は八時間コースですし、一番大変だと思います。私も、財務大臣経験者としてその御苦労はよく分かるつもりでありますが、お見かけする限り、お元気そうで何よりでございます。 今日は八時間コースの、私、トップバッターですけれども、特例公債法、余り細かいことは言わずに、少し昔のこともたどりながら質問をさせていただきたいと思いますので、答弁要領でいろいろメモを用意されていると思います……
○野田(佳)委員 立憲民主党・無所属の野田佳彦でございます。 私は、この予算委員会で質問するのは七年ぶりでございます。七年前というのは、二〇一二年の党首討論で議員定数削減の約束をして、私、解散をしましたけれども、なかなか定数削減は履行されませんでしたので、業を煮やして二年後に安倍さんに質問をした、あれ以来でございます。 ということで、久しぶりでありますけれども、今日は、予算委員会の質疑というよりも、党首討論のつもりで質問をしたいというふうに思います。要求大臣は全く今日していませんので、皆さん、どうぞ、お忙しいと思いますので、席を立たれて結構でございます。 ということですので、重箱の隅をつ……
○野田(佳)委員 立憲民主党の野田佳彦でございます。 税制改正について鈴木大臣中心にお話をお伺いをしたいというふうに思いますが、税制改正の話の前に、もう既に今日も、今の公明党の角田さんの御質問にもございましたが、私も、まず、確定申告をなぜ今回期限延長しないのかについてお尋ねをしたいと思います。これは、先週の金曜日も、維新の藤巻さんや共産党の田村さんも触れておられました。 私は、多くの国民がオミクロンに対して強い警戒心を持って対応しているときに、何で去年やったこと、おととしやったことを今年はやらないのか、明快な説明がないと思っているんですね。 今日、私は、千葉県の中でも有数のターミナル駅で……
○野田(佳)委員 おはようございます。立憲民主党の野田佳彦でございます。 今日は五時間という長丁場の審議でございますが、トップバッターを務めさせていただきたいというふうに思います。 まず、法案の審議に入る前に、今日聞かなければいけないなと思ったテーマがございまして、それは、G20財務相・中央銀行総裁会議が十七日から始まりますね、そして足下の金融政策、これについてまず質問をしていきたいというふうに思います。 G20の前に、昨日、G7の財務相の共同声明がございました。私は、これは評価したいというふうに思います。ウクライナ情勢について、二島先行返還論をまだ信じて、石ころ一つ返ってくる可能性もな……
○野田(佳)委員 皆さん、おはようございます。立憲民主党の野田佳彦でございます。 今日は、私は、ロシアに対する経済金融制裁に絞って、大臣中心に質問をさせていただきたいと思います。 日曜日、六日の日に、地元のJRの船橋駅で、ウクライナ難民支援のための募金活動をさせていただきました。二時五十分から三時半までという限られた時間だったんですけれども、手応えが物すごくありまして、普通はコインを投ずる人が多いんですね、いろいろな募金活動をやってきましたけれども、お札ばかりなんですよ。一番多かったのは千円札。でも、五千円札、一万円札を入れる人もいました。物すごい関心がありますね。 これは、それだけ、ロ……
○野田(佳)委員 皆さん、おはようございます。立憲民主党の野田佳彦でございます。 先ほど黒田総裁は、御報告の中で日銀短観についても触れられました。どういう触れられ方をしたかというと、業況感は小幅に悪化という表現でございましたけれども、製造業も非製造業も七期ぶりに悪化をしているし、三か月後の見通しについては、より一段と悪化をするという傾向が出ていましたね。そのことは私はもっと重く受け止めるべきだろうと思います。 私が短観の中で注目したのは、回答した企業の示した二〇二二年度の想定為替レートでございまして、どういう想定をしているかというと、百十一円九十三銭なんです。足下のレートはどうなっているか……
○野田(佳)委員 立憲民主党の野田佳彦でございます。 質問に入る前に、先ほど井上貴博委員が、二月十五日の私の財金の質問に触れていただいて、そのとき、G20の財務大臣・中央銀行総裁会議に大臣は出るべきだという主張をしたことに対して御賛同いただいて、大事な国際会議は与野党協力して大臣が出るようにしましょう、そういう確認をされました。全くそのとおりなんですが、この間質問したときは、野党は待っていたんですよ、要請が来ることを。来たらオーケーだったんです。だけれども、与党内の調整ができなくて、多分、大臣は行きたかったんですよ、行けなかったわけなので、よく与党内調整をやっていただきたいということをまず申……
○野田(佳)委員 立憲民主党の野田佳彦でございます。よろしくお願いいたします。 私と総理は、九三年、初当選が同期でございます。しかも、共に昭和三十二年生まれ、同い年ですね。ちなみに、今日トップバッターを務められた、あの堂々とした質問をされた岩屋毅委員も昭和三十二年生まれと承知しています。石破さんもそうですね。誰が一番老けていますかね。これは質問じゃありません、話の流れでございますけれども。 同世代の人たちもみんなまだ頑張っていますので、私ももう一頑張りしようと思って、今日は質問に立たせていただくことになりました。 まず冒頭、評価したいと思います、一つ。それは、前総理もその前の総理も公邸に……
○野田(佳)委員 ウクライナとの連帯の気持ちを胸に、対ロシア外交の検証の質問をしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 私は、プーチン大統領と二回、首脳会談を経験をいたしました。 一回目は、二〇一二年の六月。通常国会の会期末で、当時は社会保障と税の一体改革の三党合意の大詰めでございました。厳しい日程だったんですけれども、ゼロ泊三日でメキシコのロスカボスに飛び、G20の首脳会議に出席をいたしました。久しぶりにメドベージェフに替わってプーチンが大統領に再び返り咲いたときでしたので、さしの会談をセットしたんです。来ないんですよ、なかなか。予定時刻になっても、一時間たっても、一時間半たっ……
○野田(佳)委員 立憲民主党の野田佳彦でございます。 今日は大臣と総裁に質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 まずは、総合経済対策について簡単に御質問させていただきたいと思います。 十月二十八日の臨時閣議で、三十九兆円規模の経済対策がまとめられました。それを受けて、約二十九兆円の補正予算の編成作業に今、財務省は取り組まれているというふうに思います。 中身は出てからよく精査をしていきたいと思いますが、今日の段階で申し上げたいことは、先ほど同僚の階さんが、補正予算の規模がどんどん膨らんできていることに対して警鐘を鳴らしましたよね。私は大事な警鐘だと思うんですが、その中で、私……
○野田(佳)委員 黒田総裁に、今日は四十分、質問させていただきたいと思います。 国際会議からお帰りの直後のお疲れのところでございますけれども、お運びをいただいたことに感謝申し上げたいと思います。 私、総理を辞めた後、しばらくの間、相当長く衆議院の懲罰委員会におりまして、国会議員は必ず一つの常任委員会に入らなきゃいけないんですが、懲罰委員会というのは開催しない方がいい委員会でして、実際、出番がなかったんですね。それはよかったんですが、やはり全く質問をしないと政治家は劣化してしまうなという危機感を感じまして、その後、ほどなく財務金融委員会に所属をさせていただくようになりました。 この間、黒田……
○野田(佳)委員 皆さん、おはようございます。 今日は長時間の審議でございますけれども、トップバッターを務めさせていただきます立憲民主党の野田佳彦でございます。大臣、よろしくお願いいたします。 まず、質問をする前に、宮古島沖で陸自のヘリが墜落をし、大変有為な人材がたくさん乗っておりましたけれども、改めて、お亡くなりになられた方に心からお悔やみを申し上げるとともに、いまだ行方不明者がおりますので、早期に発見をしていただくように政府には要請をしたいというふうに思います。 加えて、戦闘が続くスーダンで四十五人の邦人が退避をすることができました。航空自衛隊で任務に当たられた皆さんに心から敬意を表……
○野田(佳)委員 おはようございます。立憲民主党の野田佳彦でございます。 鈴木大臣、そして各省副大臣、政府参考人の皆さん、よろしくお願いいたします。 まず、本題の防衛力増強のための財源の議論に入る前に、幾つか心配をしていることについてお尋ねをしたいというふうに思います。 まず、昨年暮れに閣議決定をされた国家安全保障戦略で、日本の国益について、冒頭部分で三つの観点から記載されているんですが、その第一に、日本の主権と独立を維持し、領域を保全し、国民の生命、身体、財産の安全を確保すると規定をされているんですね。この領域を保全をしという国益の部分について、私は憂慮している点がございますので、内閣……
○野田(佳)委員 おはようございます。立憲民主党の野田佳彦でございます。 まずは、初めて植田日銀総裁に質問させていただきたいというふうに思います。 質問に入る前に、どなたがやっても困難で大変な仕事をお引き受けになられたことに私は心から敬意を表したいというふうに思います。これからの仕事ぶりというものを注視をしていきたいというふうに思います。 まず、今、日銀の保有している総資産は約七百四十兆円、これは四月末現在でありますけれども、GDPの一・三倍であります。とてもこれは正常な中央銀行の姿とは私には思えません。GDPの一・三倍、これだけ大量のETFであるとか国債をため込んでしまった。それをどの……
○野田(佳)委員 立憲民主党の野田佳彦です。 持ち時間五十分でございますが、総理、よろしくお願いします。 質問に入る前に、トルコで大きな地震が発生をし、大変大きな被害が出ているようでございますが、被災者の皆様に心からお見舞いを申し上げるとともに、日本も世界有数の地震国でございますので、トルコ国民の抱えている困難は一番よく分かる国の一つだと思います。できる限りの支援を政府に要請をしたいと思います。 それでは、質問に入りたいと思います。 昨年の十二月十六日に閣議決定をされた国家安全保障戦略を読ませていただきました。その中で、総合的な国力の主な要素として、外交力、防衛力、経済力、技術力、情報……
○野田(佳)委員 皆さん、おはようございます。立憲民主党の野田佳彦でございます。 今日は、植田総裁に主に金融政策のお尋ねをしようと思っていたんですけれども、この委員会の冒頭に新しい財務副大臣の御発言がございましたので、これはやはりどうしても触れなきゃいけないだろうと思って、急遽質問をさせていただくことになりました。 適材適所という言葉がこれほどおとしめられた事態はないと思っておりまして、一々申し上げませんけれども、文科大臣政務官、そして法務副大臣に続いて、前任の財務副大臣が事実上更迭をされるという事態になりました。しかも、まさかと思いましたけれども、税理士資格を持ちながら、税金滞納と差押え……
○野田(佳)委員 立憲民主党の野田佳彦でございます。 持ち時間三十三分ということでございますので、早速質問に入りたいというふうに思います。 私と岸田総理は、昭和三十二年生まれ、一九五七年生まれ。政治的に言うと、五五年体制が始まった頃に生まれました。 五五年体制というと、政権党は常に自民党、万年与党。野党は、日本社会党ほかいろいろあったけれども、万年野党。その硬直した体制がずっと続いて、そして、我々が衆議院に初当選をしたのが九三年、五五年体制が壊れたときなんですよね。 まさに同世代として、政治改革の歩みもその後見てきました。九三年から九四年にかけて、政治改革が最大の争点であり、国会でも最……
○野田(佳)委員 立憲民主党の野田佳彦でございます。 サミット帰りのお疲れのところ恐縮でございますけれども、今年に入って総理とは四回目の質疑になると思います。もう顔を見るのも嫌かもしれませんけれども、三十五分間、おつき合いをいただければと思います。 私は、本来は財務金融委員会に所属をしていまして、ふだんは鈴木大臣と議論をさせていただいております。今回、国対委員長から、是非、政治と金の問題で決算委員会でも質疑をするようにという御指示がありました。理由は、政治改革特別委員会に志願して入ったんですけれども、出番が回ってこなかったんです。その分、この場でと思うんですが、抜てきされて、この場に来てよ……
○野田(佳)委員 立憲民主党の野田佳彦でございます。 まずは、一月、元日に能登で大きな地震が発災をし、そして、あの日、私、ちょうど自宅にいまして、緊急地震速報に接して慌ててテレビをつけてみたら、NHKの女性アナの避難を必死に呼びかける声を聞き、鬼気迫るものを感じまして、一遍に正月気分が飛んでしまいましたけれども。 初動体制については先ほど原口委員も触れていましたけれども、残念ながら、多くの犠牲者が出てしまいました。心からお悔やみを申し上げたいと思いますし、私の父は富山県出身ですので、私は富山二世ですので、北陸のこの時期の寒さ、底冷えのする寒さというのは本当につらいと思うんですが、その中で厳……
○野田(佳)委員 立憲民主党の野田佳彦でございます。 大臣におかれましては、今一番ハードな日程をこなしているときだろうと思います。予算編成を仕上げて、そしてその審議、大事な局面で、一日七時間は委員会室に箱詰めになっている状態、これはなかなかハードですし、加えて、その合間を縫ってこうした税法の議論もしなければいけないし、時折、閣僚の中でも財務大臣は海外出張が多いお仕事ですので、そういうことも重なって本当にハードだなと思いますが、余り疲れを見せないタフネスぶりには敬意を表したいというふうに思います。 先ほど櫻井議員も取り上げましたけれども、私も、G20、今回サンパウロのG20の財務大臣・中央銀……
○野田(佳)委員 おはようございます。立憲民主党の野田佳彦でございます。 今日は、植田総裁に、ちょっと幾つかというか、かなり質問がありまして、あと財務副大臣に一問だけ質問を予定しておりますので、よろしくお願いをいたします。 今日は四月十日ですけれども、植田総裁が総裁に就任されたのが一年前の四月九日でしたので、今日から任期の二年目の初日ということでございます。ほぼ一年前を振り返ってみると、去年の二月に、候補者として、衆参で議運で意見聴取がございました。 あの場面で一番覚えているのは、参議院の議運で、当時の自民党の参院幹事長の世耕さんから、アベノミクスをどう評価するかとか、継承するのかとか、……
○野田(佳)委員 立憲民主党の野田佳彦でございます。 今日は、総理に、政治と金の問題を中心に質問させていただきたいと思います。 総理と私は同い年で、しかも九三年の同期当選でございます。 九三年、総選挙は、最大の争点は政治改革でございました。リクルート事件を受けて、どのように政治を正していくか、当時、当選をした若手も本当に熱っぽく議論を続けました。今日の予算委員会のメンバーでも、もう既に質問された石破さんとか伊藤達也さんとか、岩屋さんとか赤羽さんとか、随分若手が奮起して議論をしていましたね。 残念ながら、私は、総理とは同期で、しかも、当選した後の、割り振られた国会のいわゆる会館の事務所は……
○野田(佳)委員 立憲民主党の野田佳彦でございます。 私は、今日、このチャンスをいただいて、どういう質問を組み立てようか悩みました。ウクライナ、中東、東アジアの情勢。あるいは、農政の基本法である法制の今改正がこの国会では議論になったように、食料の安全保障の問題なども大事だと思っていました。けれども、政治と金の問題に絞って今日は質問をしたいというふうに思います。 論語でも、孔子が、政治に大事なものというのは兵と食と信と説いていますが、あえて一番大事なものは何かというと、信であると。民衆の政治に対する信頼であります。先ほど総理も信なくば立たずという言葉を使われました。まさにその言葉を胸に、国民……
○野田(佳)分科員 おはようございます。日本新党の野田佳彦でございます。 まずは、本年三月に六年越しの懸案でございました政治改革法が幾多の困難を乗り越えて成立をしました。その過程において自治大臣におかれましては、政治改革特別委員長としてリーダーシップを振るわれました。その御功績、高く評価をしたいと思います。 ただ残念ながら、最近は死に体と化した中選挙区制でもう一度総選挙をやろうとするような動きが見え隠れしております。一度死んだと思われた五五年体制が蘇生をするチャンスを虎視たんたんとねらっている状況だと思っています。今ちょうど区割りの検討が行われておりますけれども、速やかに、慎重に検討がなさ……
○野田(佳)小委員 民主党の野田佳彦でございます。 御説明をお伺いしまして、大変熱心に、かつ有意義な御審議を重ねられていることに心から敬意を表したいと思います。 全体的には本当にすばらしい議論が行われているなという印象を持ちましたが、私の場合は、佐々木委員や日野委員と違いまして、法曹界出身ではなくて、どちらかというとユーザーの立場でこの資料を拝見していました。特に教育問題にずっと関心を持ってきましたので、その流れで今回のこの資料を拝見しますと、なぜこの法科大学院の構想を安直に文部省に検討依頼をしてしまったのかなという感じがいたします。昨今、学力低下とか教育の荒廃とかいろいろ言われている中で……
○野田(佳)委員 民主党の野田佳彦でございます。 四名の公述人の皆様におかれましては、大変お忙しいところお時間をお割きいただいて、大変貴重な、示唆に富んだ御意見を御開陳いただきまして、心から感謝申し上げたいと思います。 お話をされた順番にお聞きをしていきたいというふうに思います。一問一答でいきますので、ゆっくりとお答えいただいて結構だと思います。 まず、菊池公述人にお尋ねをしたいんですが、お話をされた、デフレスパイラルにもうとっくに入ってしまっているという認識であるとか、中小企業金融は地獄絵である、金融庁検査が地方をつぶすとか、こういう認識は、基本的には私も一緒でございます。その意味では……
○野田副大臣 城井委員のお尋ねにお答えをさせていただきたいと思います。 特別会計全般の見直しについては、ことしの一月に、菅大臣から他の閣僚の皆さんに、そのあり方を含めて根本的に見直すような御指示が出ました。加えて、枝野行政刷新担当大臣のもとで特別会計全体の見直しを今後していくことになっていますので、財務省としても全力で協力をしていきたいと思いますし、城井委員も含めて、党の中でも活発な御議論が今行われていることも承知をしていますので、ともどもこれは努力をしていきたいというふうに思います。 その上で、減債基金を一般会計に繰り入れることについてなんですが、委員御承知のように、これはもう法律に基づ……
○野田副大臣 まず、後段の方の御提案の方からなんですが、こういう区分経理をしているということは事業ごとの収支を明確にするという意味合いで、専らやはり外国為替にかかわる事務事業を行う際に旅費も含めて計上をしているというふうに御理解いただきたいと思うんです。 私もG20等に出席をしたことがあります。表のテーマ、議題では為替はなくても、やはり為替の議論というのは国際会議であるんですね、間違いなくあります。そのための職員の旅費というのは、やはりある程度ここへ計上することは仕方がないというか、当然ではないのかなと思っています。そういうことで、そこはいろいろ検討したいと思いますが、現状ではきちっと、そう……
○野田副大臣 西村委員にお答えをしたいと思いますが、牧野さんのケースがわたりかどうかということですか。
基本的にこれは、省庁によるいわゆる再就職に対するあっせんとか情報提供はありません。現象として、ポストでこういう異動があったということは事実だというふうに思います。それをどう解釈するかだと思います。
【次の発言】 こういう疑念がある場合は、今回の法案で出てくるような再就職等の監視・適正化委員会で調査をしたりするということになると思いますが、省庁によるあっせんはありませんでしたということです。
【次の発言】 御質問があるということはお疑いを持ってやっていらっしゃるんだろうと推察をしながらお答え……
○野田副大臣 基本的には、政府の緩やかなデフレの状況に対する厳しい認識はお伝えをしております。 その点についての問題意識はかなり共有をされていると思いますし、きのうかおととい山口副総裁が鹿児島で御講演をされて、物価下落の幅がなかなか縮まらないと、テンポが遅いことに対する危機感を表明されていました。その上で、適切に対応する覚悟があるという表現もされています。 問題意識は私は一緒だというふうに思っておりますし、菅大臣が御答弁されたように、そのやり方については基本的には日銀が独自にお考えいただくということでありますが、問題意識はかなり共有をされているというふうに私は認識しています。
○野田国務大臣 今井委員はまさに為替の実務にたけたプロでございますので、釈迦に説法みたいな話かもしれませんけれども。 最近のいわゆる円高の傾向の背景として一般的に言われてきたのは、欧州の債務問題、それから御指摘のあった米国の債務上限問題であります。ただし、欧州の債務問題についても、ギリシャ支援も合意ができているわけですし、いわゆる債務上限問題も、ぎりぎりの段階でありましたけれども、上下両院で議決がされて大統領の署名も終わったということで、成立をしています。 にもかかわらず、まだマーケット、これは注意深く見なければいけませんけれども、それがマーケットにストレートに反映されているかというと、決……
○野田国務大臣 平成二十三年度一般会計歳入予算並びに財務省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び各政府関係機関収入支出予算について御説明申し上げます。 まず、一般会計歳入予算額は、九十二兆四千百十六億円余となっております。 この内訳について申し上げますと、租税及び印紙収入は四十兆九千二百七十億円、その他収入は七兆千八百六十六億円余、公債金は四十四兆二千九百八十億円となっております。 次に、当省所管一般会計歳出予算額は、二十三兆九千八百六十四億円余となっております。 このうち主な事項について申し上げますと、国債費は二十一兆五千四百九十億円余、経済危機対応・地域活性化予備費は八……
○野田(佳)分科員 おはようございます。 私は、決算の分科会で質問するというのは多分政治家人生で初めてなんですけれども、きょう質問させていただくテーマは、先月末に、千葉県の香取郡東庄町にございます障害者の支援施設で、いわゆる新型コロナウイルスのメガクラスターが発生をしたというような状況がございます。この点について絞って質問させていただきたいと思うんです。 その理由は、これは場所は香取郡の東庄町なんですけれども、設置主体が船橋市、私の地元でございまして、入所をされている皆さんの多くが船橋出身の方が多いということと、運営をしている社会福祉法人、さざんか会というんですが、この法人の前身は、昭和二……
○野田(佳)分科員 共同会派、立国社の野田佳彦でございます。 立国社の中の社でございまして、社会保障を立て直す国民会議、今、戦闘的に頑張っていた中島議員と同じ会派の代表をしています野田でございます。 きょうは、私、四半世紀ぶりに分科会での質問でございまして、やり方をすっかり忘れていますので、ちょっとリハビリを兼ねてやらせていただきたいと思いますが、基本的に局長にきょうは質問することになっていますが、せっかく大臣がいらっしゃるから、場合によってはお願いすることも、臨機応変にお願いをしたいというふうに思います。 きょう取り上げるテーマは、URの住宅、公団住宅の問題をまず取り上げさせていただき……
○野田(佳)委員 御指名、感謝を申し上げます。 皇室制度に関わる有識者会議の報告書の検討が国会に委ねられています。まさに国家千年の計に関わる重要なテーマだと思うんですが、全く今、国会の中での議論は進んでおりません。強い危機感を持っておりますので、憲法とも密接に関わる重要なテーマだと思います、したがって、当憲法審査会においても討議すべきであるという立場から発言をさせていただきたいと思います。 皇室典範特例法に対する附帯決議の主たる要請であった安定的な皇位継承を確保するための諸課題の検討は、報告書では、機は熟していないとして、先送りをされています。国会を軽視しているとともに、次世代皇位継承者が……
○野田(佳)分科員 立憲民主党の野田佳彦でございます。 私は、二〇二〇年三月二十八日に、千葉県の北総育成園という障害者の入所支援施設で新型コロナウイルスの集団感染が発生をして、スタッフと入所者の皆さん、百二十人を超える規模で、多くの方が感染をされました。全国初の障害者施設のクラスター発生でしたので、場所は千葉県の東庄という地域にあるんですが、船橋市も運営に関わっていましたので、私の地元にも関わるので、とても心配をして、当時、予算ではなくて決算の分科会で質問をさせていただきました。その折には、ちょうど加藤大臣でございまして、大臣からも大変誠意ある御答弁をいただいたし、厚労省の皆様にも緊張感を持……
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