このページでは中川正春衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。中川正春衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○中川(正)議員 先ほどの検査監督の部分についてお答えをしたいと思います。
柳沢委員のお話を聞いていますと、どうも検査監督を分けること自体も余り積極的でなかった、どっちかといったら、大蔵省がみんなやらなきゃ
いけないんだ、そんな流れがその中に酌み取れました。それだけに、私たちは、その大蔵省に対峙する力として日銀を再定義していく、そんな中で、この機能を三条機関の委員会に付与していく、そんな考え方でまとめました。
よろしく御理解をいただきたいと思うんです。
【次の発言】 我々の提出した金融委員会そのものの性格づけといいますのが、現在の日銀法で規定されております政策委員会、この機能をさらに行政分……
○中川(正)委員 先ほどの堺屋先生のお話との関連もあるのですけれども、全体のこれまでのプロセスを見ていて、私は何とか前に進めたいという方向でお話をさせていただくのですが、総論である部分は、我々議員といういわゆる現実の立場で議論を重ねていかなければならない者としては、どうしても東京が反対、その他地方が賛成、こう いうパターンがきれいにできているわけですね。それをつくったから、そういうパターンになったから総論で一つ話が進んだ、こういうお話でした。 そうすると、今度この二年間でこれが一つの地点というのが絞られるということになると、今度はそれが国会へはね返ってきて、こちらのプロセスとしては、決めら……
○中川(正)委員 新進党の、三重県から出てまいりました中川正春でございます。十月の選挙以来初めて質問をさせていただくことになりまして、きょうは張り切って、ちょっとこの前に床屋にも行きまして、居ずまいを正して質問をさせていただきたいというふうに思います。 まず、きょうは大きな観点で三つほど取り上げさせていただきたいと思っております。酒税法と、それから予算査定に関する問題、それからもう一つは金融、この項目に従って質問をさせていただきます。 まず、酒税法の今回の改正論議でありますが、WTOの中の議論というのはいろいろ聞かせていただいておるのでありますが、ただWTOでこうした形で勧告があったから日……
○中川(正)委員 新進党の中川正春です。引き続き質問をさせていただきたいというふうに思います。 先ほどから、外為にビッグバンの一連の中でのフロントランナーとしての位置づけをという議論がございました。私なりに解釈をしますと、もともとこういう改革というものが橋本政権のもとで六つの項目を挙げながら発表されたわけでありますが、その中で具体的に一つの動きが見えてきたというのは、このビッグバンに連なる一連の金融改革であろうかというふうに思っております。そういう面では評価をいたしたいというふうに思いますし、また、ある面では、非常にこれがおくれてしまったために日本にとっては大きな損失をもたらしている、こうい……
○中川(正)委員 連休前の最後の日の最後の質問になりましたが、ひとつ頑張ってやりますので、よろしくお願いをしたいと思います。 いつも、国に帰りまして、今、国会で何の議論をしておるのかと、日銀ですよと、こういうふうに言いますと、そんな中でいかに日銀というのが国民とともにあるような形で説明をできるのか、身近なところにどのように持っていったらいいのかいつも苦心をするわけであります。 そんな中で、はたと思い出しましたのが、お札なんですね。これは日本銀行券であります。今回の日銀法の改正、それの目的、特に独立性、これ を増していく方向でという議論がこれまでありまして、その中のアカウンタビリティーである……
○中川(正)委員 新進党の中川正春です。同じテーマを、少し違った観点から引き続き質問をさせていただきたいというふうに思います。 今、私たちが地元に帰りまして国民の声といいますか懇談会を持ちますと、この野村、一勧の話題というのが国民にとっても非常に大きなものとなっております。そこでじっと耳を傾けると、大体大きく二つの問題、特に金融ビッグバンというものを控えたこの大事な時期に金融というものの信頼性、そして国民が膨大な預貯金をこの中で活用していこうじゃないかというその踏み切り、これをもたらしてくる上で非常に大きなというか重要な観点があろうかと思いますので、まず、その辺からお聞きをしたいと思うのです……
○中川(正)委員 新進党の中川正春でございます。お許しを得て、質問をさせていただきます。 私は、先般中国を訪問する機会がありました。あそこの通信事業、モトローラが現在独占をしていくような形で入り込んでおりまして、もう一方では、テレビといえばスタテレビ、香港系が非常に大きな勢いで浸透をしてきておるというふうな現状、こういうのをつぶさに見てまいりまして、国際的に情報通信産業というのがさま変わりをし、また大きな競争の時代に入ってきた。そんな中で、日本のNTT、あるいはKDDを含めて、もう十年も二十年もおくれてしまったのではないかという議論が出てきておるわけであります。 そんな中で、今回こうした形……
○中川(正)委員 石原委員、御苦労さまでございます。 二、三、確認も含めて御質問したいのですが、一つは、こういう解釈で正しいのかどうかということです。第二タームへ向かっていく判断基準というのがこの資料312で提出されているいわゆる選定基準の整理と抽出条件、これに基づいて第二タームへ向いて収束をしているという理解でいいのだろうと思うのですが、それに加えて、今度、第二タームから第三タームに行くのに、新都市が我が国に与える影響の検討というもの、この項目が加えられることになっていますが、この新しい項目についてのその中身、具体的にこれは何を意味しているのかということ、これをもう少し想定として詳しく御説……
○中川(正)委員 おはようございます。新進党の中川正春です。 この週末に地元の方に戻りまして、中小企業を中心にしたそれぞれの企業が必死で頑張っておる、その現状をつぶさに見てまいりました。本当に、ここで議論している緊張感以上に、それぞれの分野で頑張っておっていただく人たちの現状に対する認識は非常に厳しいものがあるということ、これを改めて感じて帰ってまいりました。 しかし、また一方で、それこそよく言われる、タイだとかあるいは韓国だとかで起こっているような、そうした現実の見境なく行動するパターンに日本の企業家の皆さん、そしてまた預金者の皆さんが立ち至っていない、厳しいながらも自重しながら静かに見……
○中川(正)委員 新進党の中川正春です。 引き続きまして、質問をさせていただきたいというふうに思います。 まず冒頭、今いろいろな経済政策の議論がございます。恐らくは大蔵省のそれぞれの部局の中で精いっぱいそれぞれ担当者が検討をして、議論をして、その結果として大蔵省全体として現在の経済政策というのが上がってきているというような、そのプロセスは新聞紙上でも、あるいは中身の議論の中でもそれぞれあらわれてきておるところなのですが、考えてみると、現在のいわゆる経済がこれだけ沈み込んでしまったその原因、それぞれ指摘をされている中に、増税をやったということ、それからそれぞれ不良債権がそのまま残っているとい……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。
大蔵省あるいは財務省を中心に質問をさせていただきたいというふうに思います。
【次の発言】 はい。通告は、大蔵中心にやらせていただきたいというふうに思うのです。
総体的に、いろいろな目標を掲げて行革議論が出ております。基本的には、その中身の中で、国家の果たす役割、それを再定義していく。いわば小さな政府を目指していきながら、規制緩和や地方分権、そういうものに対応していくような形態にしていきたい。この総論での議論は議論としてあるだろうと思うのですが、この大蔵省を特に議論する場合には、私たち、これまでの歴史的な経験に照らし合わせて考えていくと、それ……
○中川(正)委員 おはようございます。民友連の中川正春です。 順次、質問に入らせていただきます。 予算委員会でも今回の金融政策についてはそれぞれの立場から議論が進んでおりますが、その論点というか共通した論旨というのは、一つは、政府の政策の間違い、これがあったんだということを素直に認めて、政策転換をしていくんだという一つのメッセージというのを日本国内にしても世界に対してもはっきりと送るべきだということ。それからもう一つは、政策を小出しにするということがかえって状況を泥沼化してしまって、せっかくのツールそのものが有効に働かない、こういう状況を起こしているということ。そういうことを踏まえて、それ……
○中川(正)委員 民友連の中川正春でございます。参考人の皆さんには御苦労さまでございます。 それぞれの立場で今必死に頑張っていただいておるわけでありますが、私たちも今の金融の現況というのを見ておりまして、一つは、本当に危機感を持ってこれに対応していきたい、そんな気持ちでもおります。 もう一つは、今回の法案で三十兆円の国の保証という枠組みをつくるということでありますが、これをすることによって、ある意味では非常に残念なのであります、いわば金融業界そのものが国家管理になってしまうという、これは当事者の皆さんにとっては恥すべき状況に陥ったということであります。それだけに、この状況に対して、真摯な反……
○中川(正)委員 やがて一つの党になってまいりますが、民友連の中川です。代表して質問をさせていただきます。 まず冒頭、三つの法案に入る前に、二つほど大きなテーマで議論をさせていただきたいというふうに思っております。 そのまず第一は、この間からこの委員会でも議論になっておりました金融検査そのもののあり方、そしてその結果の情報開示という点でありますが、これについて質問をしていきたいというふうに思っております。 実は、平成九年の十二月、去年の十二月に総務庁の行政監察局が金融に関する行政監察結果というものを出しております。これの中身を熟読していきますと、現在問題になっておるそれぞれの検査官そのも……
○中川(正)委員 私は、民友連を代表しまして、平成十年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案、法人税法等の一部を改正する法律案及び租税特別措置法等の一部を改正する法律案に対して、反対の立場から討論を行います。 まず、いわゆる特例公債法案について、反対する理由を申し述べます。 本法案では、予算総則に書かれた七兆一千三百億円の範囲内で特例公債を発行できることとしておりますが、景気対策のための思い切った減税を実施するということならまだしも、これまでの橋本内閣の政策判断の誤りや行政改革による歳出削減の不徹底の結果として、将来の世代へのツケ回しにつながることは極めて問題であります……
○中川(正)委員 民友連の中川正春です。 御苦労さんでございますと同時に、どうぞこれからよろしくお願いを申し上げたいというふうに思います。 今回の速水総裁の抜てきと申しますか、大事については、一般の、それこそ総裁に任期が来たから次に新しく就任をされた、こういうことではないのですね。不祥事に対して引責辞任をされた上で、新しい総裁として抜てきをされた。それには、私たちが想像するに、橋本総理の思い入れの中に、どちらかというと、一たん理事まで務められてそれから野に下って経済同友会の中で活躍されておった、しかも非常に自分の意思どいうか考え方を持った方であります。いわば、水戸黄門をこの際ちょっと引っ張……
○中川(正)委員 民主党の中川でございます。きょうはどうも御苦労さまでございます。 先ほどの議論も含めまして、金融ビッグバンを論じるときには、投資家にとっていわゆる金融商品が広がる、あるいは業界にとっては、新しい競争の時代に入って相互乗り入れが始まってくる、こういう観点からの議論はあるのですけれども、もう一つ、先ほど中西参考人からも指摘がありましたが、資金調達という観点からはどうなるのか、こういうことだと思うのですね。私は、この議論というのがなかなか見えてこない。 例えば、国の方は借金を返すために国債を発行しますよ、あるいは郵貯や簡易保険は伸びていますよ、これで、国のサイドでは資金調達はし……
○中川(正)委員 民主党の中川です。 これから一時間余りでありますが、時間をいただきまして質問をさせていただきたいというふうに思います。 本格的な質問に入る前に、先ほど、それぞれ政府委員の皆さん方から今回の処分に対して言葉がありました。 私自身は、先ほどのお話を聞いていて、いまだに割り切れないのです。というのは、一つは、あれほどこれまでの国会の中で私たちがこの問題を取り上げてさまざまな角度から議論をしていた。そのときにはみんな判で押したように、それぞれの答弁というのは、特に長野さんあたりの答弁というのは、社会通念上のという言葉と、それから、そのようにしてそれこそ情報収集というのが必要なの……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。時間をいただいて少し議論をさせていただきます。 法案の議論に入る前に、常々私は大臣に一度お聞きをしようと思っていたのですが、ゆうべも職員の皆さんに質問の聞き取りに来ていただきまして、熱心にそれこそ取り組んでいただいています。私は、もともと大蔵委員会の所属なものですから、大蔵はそれ以上に、いろいろな問題があったものですから、自殺者も含めて精神的に追い込まれている若い人たちを見るわけであります。そこで、私は気になったものですから、霞が関の労働条件というか今の状況というのは、この基準法に照らすとどんなぐあいになっているんだ、こういう問いを投げかけまし……
○中川(正)委員 おはようございます。民主党の中川正春でございます。 きょうは大分寒くなりまして、北海道も雪が大変なようですけれども、こういう師走を迎えて、国民としては、経済の状況それから資金繰り等々、非常にせっぱ詰まった思いといいますか、将来に対する不安を抱えながら年を越していくんだろう、こういうふうに思います。そんな状況を背に受けて質問をさせていただきたいというふうに思います。 まず第一番ですが、責任問題であります。 きのうの議論を聞いておりましても、もう一つ、私、しっくりこないといいますか、不思議で仕方がないんです。政治というのは最終的には結果責任なんだと思うんですね。この法案をつ……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 四人の先生方には、先ほどからそれぞれ貴重な御意見をいただきまして、私からも改めてお礼を申し上げたいというふうに思います。 この行革議論でありますが、国会でやっております中でも、一般のというか、基本的な対立軸は何なのだ、こういうことが新聞紙上でも問題にされるようなことでありまして、どちらかというと行政改革自体は、これはみんながやらなければいけない、今のままでは日本はだめなんだという国民的なコンセンサスの中で私たちは議論をしているということ。その中で、どちらかというと、与党が出してきたもの、これはどうも本物じゃないよとか、あるいは遅いよ、あるい……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 今回、三つの問題について主に質問をさせていただきたいというふうに思います。一つは独立行政法人、もう一つは地方支分部局とそれから公共事業の関係、そして最後に、財政と金融の分離でありますが、これはまた、今政党間でいろいろ議論をしております。そのことと同時に、ちょっと違った観点から議論をさせていただきたいというふうに思います。 この行革法案、本来、原点に戻れば、いかにコストを削減できるか、効率が上がっていくか。あるいは、国民にとってサービスというのがどれだけ充実したものとして結果が得られるのか。あるいはまた、将来に対しての、社会の変革に対してどの……
○中川(正)議員 私の方からは、先ほどの問いの四番目の問題、内閣官房と首相府、これがどう違うのかということと、首相府とその下に内閣府が置かれる、それはどうなのか、こういう問いに対してまずお答えをしたいというふうに思います。 先ほどの議論でありましたように、政治がリーダーシップをとっていく、官僚支配というものを克服しながらこの国を基本的に新しい社会に導いていくという、そのことについては、現在の議論でも、与野党を問わず、私たちの最重要課題として私たち自身が持っていくということについては共通したところだと思うんですね。その中で、内閣を強化をしていく。その内閣の強化の中にまた、ポリティカルアポインテ……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 まず最初に、先ほど提案をされました民主党案、それから同時に、政府の方の所得税法を中心にした法律案、あわせて御質問させていただきたいというふうに思います。 きのう、経済企画庁から月例報告が出されました。その中身を見ておりましても、非常に堺屋長官のニュアンスとはまた違った、それこそ実質的な数字の上での厳しさというのが私は出ていたというふうに思うわけであります。その中でも、特にこの税制の改正、これの最大の主眼としている個人消費をいかに上げていくかということ、これについては非常に厳しい数字が出ておりまして、私自身も危機感を持って今の経済情勢というの……
○中川(正)委員 私は、民主党を代表して、政府提出の平成十一年度における公債の発行の特例に関する法律案に反対するとともに、同案に対する民主党修正案に賛成し、政府提出の経済社会の変化等に対応して早急に講ずべき所得税及び法人税の負担軽減措置に関する法律案に反対し、政府提出の租税特別措置法及び阪神・淡路大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律の一部を改正する法律案に賛成するとともに、同案に対する共産党修正案に反対し、有価証券取引税法及び取引所税法を廃止する法律案に賛成する立場から討論を行います。 政府提出の平成十一年度公債特例法案は、膨張する公債残高について何ら手だてを講じることも……
○中川(正)委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。 関税定率法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について、十分配慮すべきである。 一 関税率の改正に当たっては、我が国の貿易をめぐる諸情勢を踏まえ、国内産業、特に農林水産業及び中小企業に及ぼす影響を十分に配慮しつつ、国民経済的観点に立って国民生活の安定に寄与するよう努めること。 なお、関税の執行に当たっては、適正な課税の確保に向け、より一層努力すること。 一 国際化の著しい進展、相互依存等による貿易量、出入国者数の伸……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。通告に従いまして質問をさせていただきたいというふうに思います。 今回の日本政策投資銀行法案につきましては、私は大きく二つの観点があると思うのです。一つの流れは、特殊法人、これの整理合理化をどうするかということの中で合併という話が出てきた。それについて、政府の金融機関の役割、あるいは時代背景が変わってきた中で特殊法人としての位置づけ、これを基本的に原点に戻って洗い直していく、その中でこの法案を位置づけていくということ、これが一つ大切なことだと思っております。 それからもう一つは、この中に含まれている、先ほどから議論の出ておりますいわゆる国家プロ……
○中川(正)委員 おはようございます。民主党の中川正春でございます。 先日に引き続きまして、もう少しこだわりの質問をさせていただきたいというふうに思います。 私の趣旨は、この合併そのものについて反対するということではありませんで、これについてはいいだろうと。その中身、例えば役員の数であるとかあるいはリストラの努力であるとかあるいは新しい業務に対してどのように整理をしていくか、これについてはまだまだ議論の余地があるだろうというふうに思うのです。しかし、合併そのものについて反対していくということではありません。 ただ、先日も申し上げたとおり、北東公庫につきましては、苫東とそれからむつ小川原、……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。ちょっと聴衆が少ないようでありますが、張り切ってやらせていただきたいというふうに思います。 きのうは日銀の短観が発表されまして、中身の検討を十分にしていただいておると思うんですが、いよいよ正念場といいますか、日本の経済運営も非常に大事な時期を迎えてきたというふうに思います。そんな中で、通告に従ってそれぞれ話を進めていきたいと思うんです。 素直な国民のサイドから、あるいはそれぞれ今企業活動の中で必死に構造改革ということに取り組んでおられる皆さん方にとっては、金融がどうなっていくのかということ、その中でも銀行がいつまでにどのような形で日本の中で落……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 休憩前に引き続いて質問に入っていきたいと思いますが、先ほどは待ちに待ったといいますか、クエスチョンタイムが行われました。今回の国会、底に流れるものは、いろいろ課題もありますが、その中で一つ、政治がいかにリーダーシップをとっていくか、こういう歩みに対してまず第一歩が踏み出されていく、その国会であろうかと思うんです。そんな中で政府委員制度も廃止をされて、大臣あるいは次官が答弁をしていただくということであります。 そんな流れの中に、今回のこの介護保険法の特別対策というのが、突然三党合意という形で入ってまいりました。国民にとっては、我々のメッセージ……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 まず冒頭、これは少し、事前の通知がしてない課題で申しわけないところがあるのですが、あえて、今非常に大きな問題となってきておるところでありますので、特に続長官の見解をぜひお聞かせいただいて、言うべきところを言っていただくという意味でもお聞きをしたい問題がございます。 それは、前回の国会で、省庁の再編とそれから地方分権の一括法案、これが通過をいたしまして、それぞれ今準備に取りかかっております。そんな中で、特に地方分権の一括法案については、まずは第一歩といいますか、自治事務がはっきりしてきまして、これで第一歩ということで皆の認識が一つそろったとこ……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。通告に従いまして順次質問をしていきます。
まず、冒頭お尋ねをしたいんですが、もともとこの独立行政法人の議論が出てきたときに、これは消防庁自体が独立行政法人化していくというのは最適だなという私は印象を持ったんですが、そういう話にならなかったのはどうしてですか。
【次の発言】 法律の中で今回、中心にこういう形で独立行政法人化したというのは、施設等機関というところがこれは主になっているわけでありますが、消防庁の場合それが大学だとか研究機関だとかということも含めて二つありまして、消防大学校と、それからもう一つは研究所ですね。片方は研究所、これを独立行政法人化し……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。通告に従いまして質問をしていきたいというふうに思います。先ほどの石井委員の問題提起と相当重なるところがあるんですが、私は、野党なりの立場からしっかりした議論をしていきたいというふうに思っております。 先ほども保険制度につきまして、財政再計算のお話が出ておりました。まず、総体的に最初にお話を聞きたいのは、今回の改正そのものは、厚生年金を中心にした全体的な改正の中で横並びの性格が強いものであります。それだけに、厚生年金の議論を中心にして、その中でもたびたび出てきているわけでありますが、一言で言えば対症療法的といいますか、当面の給付水準を下げるという……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。前回の質問の続きが残っておりますので、引き続きやらせていただきたいというふうに思います。 この週末があったものですから、地元に帰りまして、今回の厚生委員会での紛糾も含めて、国民の声を聞いてまいりました。やはりこの共済だけじゃなくて、厚生年金、あるいは年金そのものを含めて、最後の姿を見せてほしい、最終的にどうなるんだと。部分的に、給付条件を下げていく、あるいは給付の年代を六十から六十五歳にしていく、こういうことを今の時期に言ってもらったら、何だ、これは五%だけじゃなくてもっと下がるんじゃないか、あるいは、六十五歳と言っているんじゃなくて、最終的には七十歳……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 この国会から、政府委員の答弁はなくす、政治家同士のしっかりとした議論をしていこうじゃないか、こういう体制ができてきたわけでありまして、その意味で、私も、できるだけ大まかなといいますか、重箱の隅をつついたような話でなくて、ひとつしっかりとした議論をしていきたいというふうに思っております。そういうふうに心がけて質問をさせていただきたいというふうに思います。 一般質疑の中で本当はいろいろやりたいことがあるんですが、今回は共済組合法の改正ということであります。年金については、これは厚生省管轄といいますか、厚生年金の方で基本的にいろいろな議論があって……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 先ほどからそれぞれの大臣のごあいさつをお聞きしておりまして、景況感に触れられております。絶えず数字の上ではというか、これまでの発表の中で、やっと明るさもどこかで見えてきたぞというようなニュアンスでありますが、実は、こうして選挙が迫ってきまして、私たち、とみに地元に帰りまして、民の声というか、それぞれ現場の声を聞く、そしてその中に入っていっているわけですが、非常に現実の感覚というのは厳しいものがあるように思っております。 特に、地方での中小企業が、その流れの中でいったら優勝劣敗のきつい構造変革が起こってきている。その中に入り込んで、恐らく金融……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。本格的な委員会議論になりましたので、私も張り切って質問をさせていただきたいというふうに思います。 きょうは、速水総裁、それから植田政策委員、せっかくおいでをいただきましたので、ありがとうございました、先にそちらの方の関連の、日銀の金融政策についてお尋ねをさせていただきたいというふうに思います。 私も改めて、去年からことしにかけての政策委員会の議事録を読み返してみました。その中をずっと時系列的に読んでくると、明らかに二つの潮流といいますか、三つぐらいかな、が見受けられるようでありまして、それぞれ、特に中原委員あるいは篠塚委員の少数意見というのが……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。きょうは一日しっかりと議論をしていただいておりまして、それぞれ本当に御苦労さまでございます。 先ほどのお話のように、私の質問項目、最後の方にと思っていたのですが、わざわざ参考人に来ていただいていますので、ちょっと順番を先にさせていただきまして、保険金殺人事件にかかわる、社会現象化しているような保険制度にかかわる犯罪、この問題について、少し最初に議論をさせていただきたいと思います。 午前中にも、個々の問題としては、今新聞紙上をにぎわせております埼玉県の本庄保険金殺人疑惑、この問題が取り上げられたわけであります。これに限らず、私、皆さんのお手元に……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 引き続き質問をさせていただきたいと思います。 大分、選挙の時期が迫ってきているというか、取りざたされておりますので、私もしっかり地元に入ってそれなりの準備をしておるわけでありますが、先ほども商工委員会で、堺屋長官と経済の景況といいますか、最近の見通しの議論をちょっとさせていただきました。どんどんよくなってきているというか、前向きの答弁と同時に、GDPに非常にこだわっておられまして、ひょっとしたら六月あたりのGDPの発表というのはいい値が出てくるのかな、内心これはいいことだなと思いながら、もう一方で、選挙にとってはどうなのかなというような複雑……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 先般は、本会議で代表質問をさせていただきましたが、後でいろいろ読み返してみましても、余りはっきりとした流れが出てこなかったものですから、もう一回それを確認する意味も込めまして、中身は先般の話と相当重複をしますが、一つ一つ確認をさせていただく、そんな質問をさせていただきたいと思っております。 財投というのは、基本的には、行政改革、省庁再編の基本法を審議していく過程の中ではっきりとした方向性が出てきた、こういう経緯でありますが、そのことから考えると、特に特殊法人をどう整理していくかということ、それから、公的資金をいかにこれから先、これもまた整理……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。先ほどの松本委員に引き続きまして質問をさせていただきたい、こんなふうに思います。 最初に、この夜の委員会にそれぞれ関係の厚生省、労働省あるいは法務省の政務次官が出席をしていただきました。まずお礼を申し上げたいのですが、礼を尽くしてこの関連の質問から先にさせていただきたい、こんなふうに思います。 外国人労働者の問題についてでありますが、バブルの最盛期に、相当の外国人労働者が、いわゆる不法滞在あるいは合法的な滞在、両方含めて入ってまいりました。それが、本来は、日本の経済が縮んでいく中で、緩衝帯になるというか、労働力を調整する一つのメカニズムの中で……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 警察の皆さん、入っていただきましたね。前回の議論に引き続きまして、まず新潟県警の不祥事の問題から取り上げていきたいというふうに思います。 きょうは、国家公安委員会の新潟の事件が報告をされる日でありました。にもかかわらず、保利大臣には国会の方を優先していただいたわけでありますが、そういう意味もありまして、改めてここで大臣の、大臣というよりも委員長の見解も最終的に聞かせていただきながら、議論を進めていきたいというふうに思っております。 まず最初に、きょう報告された事項、警察庁長官の方からこの場で改めて、簡略に報告をいただきたいというふうに思い……
○中川(正)委員 私は、民主党を代表して、二〇〇〇年度地方財政計画及び地方交付税法等の一部を改正する法律案、地方税法等の一部を改正する法律案について、反対する立場から討論を行います。 討論に先立ち、東京都の大手銀行に対する外形標準課税をめぐる政府の対応について、一言申し上げたいと思います。 今回、石原都知事の提案が、都民だけでなく国民から広く支持を受けている理由は、銀行への不満もさることながら、東京による国への挑戦、地方のことは地方で決めるという分権、自治に対する支持があることを忘れてはなりません。政府一部から、地方独自の外形標準課税ができないように地方税法改正論が上がっていますが、これは……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 中沢委員に引き続きまして、論点を絞りながら議論を進めていきたいというふうに思います。 きょうは、午前中、参議院の方の予算委員会での質疑もこれあり、本当に長期にわたって、この警察の問題、延々と議論が続くわけでありますが、こうしてそれぞれの論点を絞れば絞るほど、私はどうも、警察に対する信任といいますか、国民の信頼感というのが崩れていく。どんどん新しい事実が出てくる。あるいは、どうも我々の感覚とは違ったところで警察が動いているんじゃないか。あるいは、先ほどの総理の発言自体も、運が悪かったというふうなところでとらえているとすれば、本当にこの国はどう……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。
質問の冒頭に、ちょっと事前の通告がしてないので、大臣、恐縮なんですが、一つだけ確認をさせていただきたいと思うんです。
今回の新しい内閣に組閣をしていく過程で、青木臨時総理が就任するということを大臣はいつの時点で知ったか。あるいは、閣僚の一員として、閣議を持たれてその中で了承をしていくという過程があるんだろうと思うんですが、その開かれた時期と、それをさかのぼっていつの時点で知ったかということ、これをひとつ確認させていただきたいというふうに思うんです。
【次の発言】 そうすると、それまでに、前総理の病状であるとか、あるいは入院をされた事実である……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。続いて質問に入らせていただきます。 基本的なところでまず二点ほど問題提起をしたいのですが、一つは、我々この何年か、金融改革に取り組んできました。その流れの中で、一つの基本的な指針といいますか目標というのが、やはりルール行政を確立していこうじゃないか、いわゆる護送船団方式、その当時は官僚ということが前に出ていましたが、大蔵省の恣意的な行政で引っ張っていくのじゃなくて、オープンでルールを基本にした行政というのが最終的にはこの国にも取り入れられなければならない、国際的にもやはりそうした流れが大切なのだ、これでやってきたわけなんです。 今回のそごうの……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 今回の法改正は、基本的には我々も賛成をしていくということでありますが、しかし、その中に、先ほどの意見陳述を前提にしても割り切れない部分があるということ、ここのところを一つ二つ確認をしながら議論をしていきたいというふうに思っております。 まず最初に、これは動機不純なんですね。衆議院選挙を挟んで酒販業界から規制緩和に対して非常に大きなプレッシャーがかかったということ、それに対して、選挙を目前に控えた自民党が一つの妥協案という形で見出したのが今回の理屈であるということ。この辺が、ともすると国民全般にとっては、法律の効果、あるいは我々が本来本気で意……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。私も衆法の方の提案者の一人になっていますので、閣法に限って質問をさせていただきたいと思います。 まず、実際に警察法の質問に入る前に、国会が正常化されまして、きのうのいろいろな各段階の議論の中でも問題になってきております中川官房長官、私と同じ名前なので非常に不都合を感じておるのですが、この問題について、一つ二つ確認をさせていただきたいというふうに思います。 まず、警察に関して、三つほど課題が出てきたというふうに思うのですね。 一つは、ああいう形で週刊誌の上に、警察の捜査情報というのが特別に漏えいをしていた、しかも、権力の座にあるということを利用して、……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 私は、民主党・無所属クラブを代表し、警察法の一部を改正する法律案について、まず民主党案に賛成、政府案並びに社会民主党の修正案に反対という立場で討論を行います。 今回の警察法の改正は、一連の警察不祥事が深刻であっただけでなく、警察の閉鎖性と自浄能力の喪失が危惧され、公安委員会の管理機能の回復と強化が求められたことから必要になったものであります。したがって、法改正のポイントは、まず公安委員会の事務局機能の強化、公安委員会の監察の権限の明確化、公安委員会みずからの苦情処理システムの確立、そして警察情報の開示促進であります。 以上の課題の認識にお……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 それぞれ、ゆうべは御苦労さんでございました、けさですね。まだ頭の中がもうろうとしておられる方もおられると思うんです。元気を出してと言いたいんですけれども、きのうの結果を見ていて、やはり国民全体を失望させてしまった。特に、新しい政治の芽というのがここから出てくるんじゃないか、こういう期待感を持って、緊張感を持って我々も取り組んでいたわけでありますが、結果として、自民党の中の権力抗争だけで終わってしまった。また、それが一番自民党の体質として問われなければいけないところ、そこのところが一番悪い形で出たということで事がおさまったということについては、……
○中川(正)委員 おはようございます。民主党の中川正春でございます。 不正常ながら予算委員会が続きまして、それに答弁に立たれた皆さんも、あるいはまた攻めている野党の方も、もっと言えば国民自体が、もううんざりしてきているんじゃないかということであります。総理の問題、あるいは村上さんの問題、あるいは額賀さんの問題。天下国家をどうするかということ、これに本来は今の時代しっかりと議論の焦点を当てていかなければならないところが、国会自体がこのような形で本当の意味での正常化がなされていかないということ、これに大きく憂いを感じております。 その上に立って、きょうは本来の議論に戻して、天下国家といいますか……
○中川(正)委員 私は、民主党・無所属クラブを代表して、政府提出の平成十三年度における公債の特例に関する法律案及び租税特別措置法等の一部を改正する法律案に反対し、法人税法等の一部を改正する法律案に賛成する立場から討論を行います。 まず、特例公債法案に反対する理由を述べます。 政府・与党は、財政健全化への道筋を全く示すことなく、将来の世代に負担を強いる公共事業ばらまきの列挙など、政府としての使命、責任が欠如した予算案を提出しておりました。本法律案は、このような放漫な財政支出を埋め合わせるために、十九兆五千五百八十億円もの赤字国債の発行を可能にしようとするものであります。それは、財政法の理念に……
○中川(正)委員 続きまして、民主党の中川正春でございます。 通告に従って質問していきたいと思うのですが、その前に、午前中にもちょっとお話が出ていましたが、塩川大臣、非常に快調に飛ばしておられまして、なかなか思い切ったことをそれぞれ言っていただいておるということ、このことについて私も評価していきたいと思いますし、午前中に出ていた、塩じい人気というのですか、これもなかなかのものだと思うのですね。 これを一回聞いてみたかったのですが、この塩じい人気はどこのところにあるのか、どこが今受けているのか、御本人はどうお考えでございますでしょうか。
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。民主党、午前中から引き続きまして、質問をさせていただきます。 塩川大臣、事前にちょっとこれは通告がしていなかったのですが、基本的な話なので御所見を伺いたいのですけれども、ことしの予算で開発あるいは研究という分野で、TMD、NMDの方へ向いて日本も参画をしている、そういうことですね。この間から田中外務大臣がいろいろなところで発言があって、基本的には、日本の国内でこのTMD、NMDについてどういう議論をしてきたかということになると、これ自体も私は未成熟といいますか、議論自体が十分でないということも、今回の一連の物議を醸し出した発言の背景にはあるのだ……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。上田委員に引き続いて質問をしていきたいと思います。 先ほどから、経済財政諮問会議の答申について議論が出ておりました。やはり議論すればするほど、これはもう少し総括的に、全体として論点をはっきりすべきだということを改めて思います。 その上に立って私も、先ほどから、この底に流れるサッチャリズムみたいなものがあるという議論が出ていましたけれども、これは競争原理だと思うんですね。それを基調にしながら日本の再生をしていこうという、その議論の延長線上でいきますと、私は三つの条件が確実に抜けていると思うんですよ、この計画の中に。 それは、まず一つは、今の経……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。お許しをいただいて、質問をしていきたいというふうに思います。 小泉内閣は快進撃をしていますが、その所信表明をお聞きしても、構造改革を中心にして、やるべきことはやっていきますよというその意気込みは私たちも評価をしたいと思います。ただし、これから中身でありまして、これはよく言われることですが、どこまでそれを参議院選挙までに煮詰めていけるか、こういうことだと思うんです。 そういう意味に立って基本的なことをお尋ねしたいんですが、その構造改革も、不良債権を中心にした金融問題あるいは経済問題ということがあるんですが、もう一方で、この国の形として、本来は地……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 引き続き議論をさせていただきたいというふうに思うんですが、最初に、ちょっと確認といいますか、お尋ねをしておきたいのです。 今回のこの法案というのはなぜ議員立法という形で出てきたんですか。普通であれば、こういうのは審議会にかけて、これまでのいろいろな議論を踏まえながら慎重にやる。さっきから話を聞いていると、これはそんなに急ぐような話ではないんですね。緊急対策とは関係ないんだというふうな話も出てきていましたけれども、それをこういう形で急いでやっていくということは何があるのか、そこから尋ねていきたいと思います。
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 先ほど皆さんと一緒に黙祷をささげさせていただきましたが、このテロという問題について、改めて犠牲者の御冥福をお祈り申し上げたいというふうに思います。同時に、先ほどもちょっとお話が出ましたが、ここで世界のそれこそセントラルバンクが中心になって、このテロに負けることがあってはならない、経済というものを混乱させない、これがもう一つの重要なテロ対策、民主主義が挑戦されたときに私たちが改めて力を合わせて頑張っていく、その流れをつくり出していくということ、これがいかに大切かということであろうかと思うのです。 その上に立って、先ほどもお話が出ましたが、初期……
○中川(正)委員 ただいま議題となりました決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。 銀行法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について、十分配慮すべきである。 一 金融機関に対する国民の目は極めて厳しい。その根底には、バブル期にみられた不動産融資、金融商品をめぐる営業姿勢、中小企業等に対するいわゆる貸し渋り問題、金融機関経営者の経営姿勢等に対する批判がある。いうまでもなく、金融機関には極めて高い経営モラルが求められており、金融機関は改めてこの点を自覚する必要がある。従って、政府は、このような趣旨を十分に踏まえ……
○中川(正)委員 それでは、続けて質問をさせていただきたいと思います。
先ほどのマターがそのまま結論を得ていないような形で中途半端になっていますので、もう一回確認をしたいのですが、本人に聞くこともしない、調べることもしない、そういう意味なんですか。それとも、調べたけれども答えることはできないということなんですか。そこのところをはっきりしてください。
【次の発言】 一般論と、それから今度のこの特定の問題とをすりかえていられるように思うんですね。
というのは、この問題が始まったというのは、これは新生銀行からウォールストリート・ジャーナルへ向いてこの情報が漏れて、漏れてというよりも意図的にそれを……
○中川(正)委員 租税特別措置法等の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由説明をいたします。 ただいま議題となりました租税措置法等の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由は以下のとおりであります。 現在、我が国の証券市場改革の最大の課題と言われる個人投資家の市場参入の促進については、これは言うまでもなく、証券市場の信頼回復、透明性の向上、株主重視の企業経営などのインフラの改革が不可欠であります。したがって、証券税制のみで貯蓄から投資に資金の流れを変えられるものでないことは、これは言うまでもありません。市場の透明性向上の観点からは、民主党が提案しているように、まず米国SEC並みの……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 私自身の質問に入る前に、塩川大臣に一つお願いをしたいんです。 さっき大臣そのものもおっしゃったように、河村委員の質問がここ何回か、同じことを繰り返しながら、なかなかその十分な資料提供というのがすぐに出てこない。それで、がりがりやってやってしているうちに、ちょっとずつまたはっきりしたことが出てくる。 これを客観的に見ていると、どうも今のあっせんという行為、いわゆる税務署という公権力を背景にしながら、それは自分たちの老後の問題も含めて、生活設計が立っていけるように、公務員としてそれなりの魅力があるようにというその理屈の中でこの制度というのが続……
○中川(正)委員 きょうは珍しく時間どおりに進んでおりますが、民主党の中川正春です。続けてやらせていただきたいというふうに思います。 冒頭、一つ確かめておきたいといいますか、認識を統一していきたいところがあるんです。 というのは、今、私たちは地元に帰りますとそれぞれ同じ立場だと思うのですが、経済に対しての信認性というか、非常に危機感というのがあふれております。一つはペイオフが近づいておるということ、これもあるんでしょうが、それ以上に、中小企業は特にそうなんですが、収益力が落ちてきていて、デフレスパイラルの入り口といいますか、もうほとんどその形で経済が動き始めてきている。どうもこのままでは、……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 この一年ほど外務省は大混乱で、さまざまなその混乱の果てに川口大臣が誕生をしたということかと思うんですね。国民の方から見れば、何が今問われているかといったら、やはり信頼、いかにして外務省というのがその信頼を取り戻していくかということ。恐らく大臣自身も、そのために私はここに来たんだという気持ちで頑張っておられるんだということ、このことを信じたいと思うんですね。 しかし、信頼というその言葉というのは何から生まれてくるかというと、ただ、改革をします、あるいはこんな調査機関をつくります、そういうことだけじゃないと思うんですよ。その後ろにある、今外務省というの……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 まず、実質的な審議に入る前に、ちょっとこれは事前通告がないんですけれども、大臣、一度お考えをいただきたいというところがございます。 それは参考人の質疑に関してなんですが、この委員会の進行の中で、それぞれ、理事懇あるいは理事会でさまざまな、この際には、直接事情を聴取するという意味で参考人を呼ぶべきではないかということで、大体、与野党問わず話が一致しております。 具体的には、今回、青木前ケニア大使と、それから、前コンゴ大使で、今、支援委員会の事務局長の高野さん、この二人を招致したいということで、実は今この時間、日程を入れておりまして、本来、大臣、非常……
○中川(正)委員 続いて、民主党の中川正春でございます。先ほどに関連して質問をさせていただきたいというふうに思います。 まず、先ほども出ましたけれども、「鈴木氏に公電連日配達」というこの記事に関連して、この中身を見ていると、ただ調査をするということだけにとどまらず、これは刑事訴追というか、守秘義務、同時に、極秘や秘指定のものを解除せずに、その手続をとらずにそのまま届けていた、そういう報道がなされているんですね。ここまで来ると、大臣、ただ省内の者に聞くということだけでおさまらずに、これは刑事事件になるんですよね。法に違反しているんですよ。そういう問題意識があるかどうかということ、これをお尋ねし……
○中川(正)委員長代理 次に、東門美津子君。
【次の発言】 これは事前通告したんでしょう。どうしているの。
【次の発言】 東門さんのたっての希望でございますから。
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。引き続いて議論をしていきたいというふうに思います。 まず最初に、先ほどの木下委員の拉致問題に関連してもう少しお聞きをしたいと思うんですが、先ほど大臣もちょっと御指摘があったように、最近、北朝鮮の風向きというか、さまざまな意味での姿勢というのが変わってきているということ、これはそれぞれの関係者の間で指摘をされておることであります。 その中で、先ほどちょっと話の出ましたスパイ容疑で抑留をされていた杉島前日本経済新聞の記者、この方と大臣が一日の日にたしか会見をされている、外務省の方に杉島さんが訪問をして大臣に報告をされているというふうに思うんですね……
○中川(正)委員長代理 次に、首藤信彦君。
【次の発言】 今呼びに行きましたから。続けてください。
【次の発言】 与党の方、呼びに行ったんでしょう。
【次の発言】 時間が来ていますので、これを最後にしたいと思います。
【次の発言】 次に、桑原豊君。
【次の発言】 次に、前原誠司君。
【次の発言】 午後一時から委員会を再開することとし、この際、休憩いたします。
午後零時十二分休憩
【次の発言】 次に、丸谷佳織君。
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 先ほどの金子さんの質疑時間が途中で切れたというか、予定しているものが切れましたので、私が引き受けて、少しつけ足してやりたいと思うんです。 前回の金子さんの質問で、在外公館で会計責任者が集って支出の説明会をやった、その資料が、これは無期限の秘扱いのものなんですが、流出をして、その中身が公になったということがありました。これについて、もう一回確認をさせていただきたい。 このときに委員長預かりで、先ほど理事会でも議論をしたんですけれども、その結果を踏まえて、もう一度確認をさせていただきたいんですが、この資料の存在について、資料というか議事録のメ……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。
首藤さんの質問に引き続いて、残り時間、関連のことをやらせていただきたいというふうに思います。
さっきの話の続きなんですが、議論の中で、NGOとの関係を先ほど取り上げてございました。一度お聞きしたいのですが、青木さんにとっては、NGOというのはどういう存在であったわけですか。
【次の発言】 ここに、二〇〇一年六月に、日本の外務省経済協力局の有償資金課の北野さんが調査団の一員として地元に入ったときの、イースト・アフリカン・スタンダードの記事があるんですね。
ここで私も疑念を持つのは、さっきのお話の、いわゆるNGOの連合体の話だろうと思うのです……
○中川(正)委員 それでは、引き続いて質問をしていきます。 まず、条約についてでありますが、WIPOの、今回限定された問題ですけれども、本来は、日本がかつてたどってきた道といいますか、アメリカとの関係で、それぞれの技術を吸収していく過程で、やはり発展途上国と先進国との問題があったということですね。それが今回は、特に日本の場合は、中国を初め新興国で、大いに前とは逆転した悩みというのを持って、それに対して対応していくという意味では私たちは賛成をしていきたいというふうに思うんですけれども、その上に立ってどういう認識をしているか、そこのところをひとつお尋ねしたいところがあるんです。 それは、この条……
○中川(正)委員 おはようございます。民主党の中川正春です。 最初に条約の方をまずやらせていただきたいというふうに思うんですが、毎回私はこうしたたぐいの条約が出るたびに同じことを聞いているんですが、このことによって経済的なインパクトというのはどのように予測をしているのかということ、これがいつも、そんなこと考えたことないというような答弁が出てきまして、これは私は、何という組み立てをしているのだということが不思議で仕方がないんですよ。 前の議定書の話でもそうですし、あるいはその後のモントリオールでもそうですけれども、これはそれぞれが、やはり経済活動に密接に絡んだ、この国の構造と将来の方向性とい……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。きょうはありがとうございます。 時間が限られているので、端的にそれぞれお話を聞きたいと思うのですが、私たちの日本の対北朝鮮外交だけじゃなくて、韓国も太陽政策に対する大きな転換期の議論を始めております、そういう意味で、一つの総括をしていかなければならない。 まず、端的に述べていただきたいのですが、なぜ外務省、あるいは日本の歴代の政府ということかもしれませんが、それは、特に拉致問題、あるいは北朝鮮に対する総合的な対応に対して、これだけ、弱腰とよく言われる、やるべきことをやってこなかったか。 最初に、特に拉致問題については、拉致だと認定をするまでに時間が……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 先ほどの首藤委員の質問に引き続いてさせていただきたいというふうに思います。 私も最初そのサミットの関係なんですが、中東和平、この問題、先ほど議論を聞いていて、私自身ももう一つ納得がいかないというか、はっきりさせていただきたいところがございます。 川口大臣は、アラファト議長を訪問していったということは、現在の時点でもアラファトさんがいわゆる統治能力というか、あるいは交渉の当事者としての能力を保持しているという前提の中で会いに行かれたんだろうと思いますし、そういう発言が川口大臣からたびたびありました。それは今も変わっていないんですか、その認識は。
○中川(正)委員長代理 土田龍司君。
○中川(正)委員 おはようございます。 今国会も質疑としては、質疑といいますか審議自体はきょうで最後ということになりました。その間、それぞれ厳しい局面はございましたけれども、大事な条約そのものはそれぞれ理解のもとに全部上げられたということ、これを改めて私からもお礼を申し上げたいというふうに思います。 きょうは阿南大使に来ていただいたわけでありますが、大使、あなたがここへ来ていただくまでにどれだけ我々が苦労したか。外務省が抵抗するんですよね、だめだだめだということで。しかし、私は、本来は、こうした機会にそれぞれの赴任地での問題あるいはこれからの日本外交というものを大使みずからが国民に向かって……
○中川(正)委員長代理 次に、松本善明君。
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 まず、木下議員の続きをやらなきゃいけないと思うんですが、マツタケ。こんなことで審議が中断するとか理事会を開かなきゃいけないとか、そんなことにならないように心して聞いていただきたいんですが、私は先ほどの議論を聞いていて改めて思ったんですけれども、まだ外交の展開というのが変わってきたんだということを認識していないんじゃないかなというふうに思うんですよね。 国民世論というもの、これに対して余りにも鈍感ですよ。大体、今なぜマスコミが取り上げて、国民の人たちがあれを見て何だこれはという気持ちになっているか、そこのところをしっかり認識しなければいけない……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 先ほど、原点に返ってというお話が出ておりましたが、私自身は、首都移転、国会移転議論というのは、ただ物理的に国会を移すということだけで始まったものではないと思っているんです。 その原点は、この国の形、分権型、分権論を前提にして、そのネットワーク化をしていく議論の全体の中でこの国会移転というものがあって、それが一つの、国会移転そのものがきっかけになっていくというか、精神的な気持ちの整理になっていくというか、そんなものがやはり原点にあったんだということ。これは今でもやはり生きていると思いますし、経済状況にかかわらず、私たちのこれからの生き方という……
○中川(正)委員 民主党の中川でございます。 これまでの国会での議論というものがこれだけ時間がかかってきただけに、一つは、当初出発をした時点とやはり国民の意識が相当ずれてきているということ、それからもう一つは、経済的な背景というか日本の国力といいますか、そういうものも大きくその当時とは違った形の認識というのが出てきているなということ、このことは、私は、国会としてもしっかり受けとめていかなければならないことだろうというふうに思うんです。この点が一つ。 それからもう一つは、先ほど渡辺委員からも御指摘がありましたように、政治的なプロセスというのが、本当にこういう形で物事を決定していっていいものだ……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。引き続き質問をしていきたいというふうに思います。 まず、JT法の関連からやっていきたいんですが、きょうは厚生省の方からまずお聞きをしたいというふうに思うんですが、こうした改正の問題、あるいはたばこ税の値上げの話が出ると必ず出てくる議論でありますが、いわゆる愛煙コストというか、厚生省のサイドでは、たばこに対して非常に厳しい見方をしておられる。この間の、特にたばこ白書なんかを通じて、たばこが人体に害を与えるんだ、そういう議論というのが厚生省サイドでは非常にはっきりしているわけですね。 これをまずコストに置きかえて、その前に、厚生省のはっきりとした……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 毎回といいますか、こうして日銀報告をいただくわけでありますが、最近つくづく感じるんですね。この報告のトーンが、まあうちとしてはやるべきことをみんなやって、特にデフレ化の中では、これまでタブーとされてきたあるいはこれまで常識では考えられなかったところまでやってきたつもりなんです、だからあとは政府のサイドの政策、構造改革初め金融における不良債権の処理を早いところやってもらうということでしかないんじゃないか、ずっとこういうトーンなんですね。そこが、私たち聞いていて、もうひとつ物足りないところなのかなと。 いわば日銀の存在感といいますか、あるいは経……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 先ほどの、私自身も海江田議員と一緒に現地に入ったわけでありますが、一国の総理大臣らしからぬ、何といいますか、悲しくなるような表現で我々の行動を評価されたということ、これについては、これ以上やっても、国民の方から最終的には判断が下されるだろうという気持ちを持って、中身に入っていきたいと思います。 中身の中で、私たちがなぜ現場ということを大切にしたかということ、それから、最終的には、この五人が第三国に出て、日本の外交というのがそういう意味で、最初のプライオリティーである人権というものに対してしっかり重きを置いた形で交渉をしたということ、このこと……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。引き続いて質疑を行っていきます。 質問に入る前に委員長にひとつお願いを申し上げたいんですが、実は、この交渉の当事者で頑張っていただいた鈴木大使にここに出てきていただいて答弁をしていただきたいという要請をしました。いつもの返事なんですけれども、田中局長がいるから鈴木大使はいいんだ、これが外務省当局の話なんですが、事は違うと思うんですね。もう一方で、マスコミに対してはちゃんと記者会見もして発表しているんですよ。国会に対してそれができないということ、これは国会軽視でありますし、それから、もう一つ言えば、この範疇の中でできないということであれば、委員長……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 冒頭、委員長からも先ほどお話がございましたように、きょうの参考人質疑に至る経過の中で、私たちが主張しておりました青山参考人にここに来ていただくことができなかったということ、このことに対して非常に遺憾に思いますし、率直に言って、外務省の都合、いわゆる外務省に不利な証言がされるから、だからここに来てほしくないというような、そういう圧力に屈した与党理事の皆さんに強く抗議を申し上げたいと思います。国益を当然優先させるべきところでありまして、省益がここでもまた優先されて、政治がその言うことを聞いた、そんな恥ずかしい結果になったということを心から遺憾に思……
○中川(正)委員長代理 その都度理事会で協議をして決定していきたいというふうに思っております。
【次の発言】 次に、首藤信彦君。
○中川(正)委員長代理 次に、桑原豊君。
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 この臨時国会も、委員会、きょうで最後の議論になるわけですが、本当に精力的に委員会の開催をしていただきました。特に、今村筆頭理事には、そうした問題意識をしっかり持っていただいて、議論が大事だという認識のもとに御協力をいただいたことを、この場をおかりしまして改めて感謝を申し上げたいというふうに思います。 それはそれなんですけれども、冒頭、一つ、青山健熙さんの参考人質疑のことについてコメントがありましたので、これは私としても反論をさせていただきたい。 私たちの意図ということを十分に理解していただいておったと思うんですが、それが何か自分の立場を正当化する……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 それぞれ四人の先生方にお尋ねをしたいんですが、本来は、ひょっとしたら我々自身の議論なんだと思うんですが、端的に言うと、この問題の決着をつけるのに、私は、最終は国民投票が一番ふさわしいんじゃないかというふうに思っておりまして、それを主張し続けているんです。その考え方に対してそれぞれ御意見をいただきたい。 失われた十年といいますけれども、考えてみれば、まあ三カ所に絞り込んできたわけですが、それぞれの自治体が自分のところに町をつくるわけですが、その町をつくるのに、どれだけそれに対して主体的に、この国会移転というのが、分権議論とあわせて、システムを……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。
引き続いて質問していきたいと思うんですが、冒頭、法案が出ておりますので、これについて質問をまずさせていただきたいというふうに思います。
ペイオフの凍結解除の再延期ということでありますが、基本的に、まず入り口の問題として改めて確認をさせてもらいたいのは、これを入れていった場合に、延期しないでそのまま実行した場合に、どういう状況が起こってくるというふうな想定があったのですか。
【次の発言】 言葉を多くして、私の質問からは外れてくる答えでありましたけれども、もう一つ、言い方をかえれば、ペイオフを入れるべきだという政策手段はそれなりの目標があったと思うんで……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 引き続いて、基金とJICAについてお尋ねをしていきたいと思うんです。 独立行政法人、今、よく言われる英国などでのエージェンシーのモデルを参考にしながら、日本型の独立行政法人という形態で進めようとしているんだろうと思うんです。それを議論していく中で、外務省サイドの話は話として後ほど聞いていきたいと思うんですが、まず、それぞれ総裁と理事長、きょうは来ていただいていますけれども、それぞれの組織の中で、今回のその意味合いを受けて、議論をしていただいたんだろうというふうに思うんですね。 一つの流れは、民営化をしていける、民でやっていけるところは、精いっぱい……
○中川(正)委員 冒頭、質問に入る前に、委員長に一言申し上げておきたいというふうに思うんです。 先ほど、この委員会の理事会の席で、与党の筆頭理事から、これまでは非常に関係がうまくできておりまして、友情は育ってきておるんですが、きょうになって急に距離が開いてきまして、あした採決をやりたい、しかもこのイラクとテロとあわせた形での採決をやりたい、こういう提案がございました。 私は、憤りを感じております。一つは、この審議が始まったときに確認をさせていただいた事項、それは、たまたま特措法が二つおりてきましたけれども、本来は、これは目的が違うから特措法なんです、だから、そういう意味では、別々に審議をさ……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 質問に入ります。 イラクでは戦争が、いわゆる米軍の侵攻が始まってから七千六百人の人命が失われてきた、こんなふうに言われてきております。米軍が最近攻撃されて、六十人以上という数字はよく出てくるんですが、イラクの国民は七千六百人以上ということなんですね。そんな中で、戦争というのは一番弱いところへやはりしわ寄せが来る。子供たち、そして女性、老人、こういうことだろうと思うんです。 そんな中で支援をしていくということ、これについては、私たち、今の政府の対応以上にもっとやることがある、もっと人道的には日本が果たせる役割があるということ、このことを強調……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 きょうは、外務省関係、大臣、おいでをいただいたわけでありますが、最初に、去年からの懸案も含めて、具体的な話をちょっと確認していきたいというふうに思います。 ことしの一月に、日本人妻、平島さんという方が脱北をして中国に渡って、それが、先に脱北をして韓国に在住の二人、そのうちの一人はイム・チョルという人なんですが、そういう人たちの助けを経て、日本に帰国をしたい、そういう意思表示をしていた。そのさなかに、日本政府、日本の大使館からの通報で、これはいわゆる身の代金を目的とした誘拐犯だ、誘拐事件だということで中国当局に通報をされて、それで中国当局の方……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 前から、早いところこのお二人の顔をそろえて質問をしたかったということでありますが、きょうやっと実現をいたしました。財務大臣そして総務大臣、それぞれ、今話題になっています税財源の地方への移譲というテーマで話を進めていきたいというふうに思っています。 まず、塩川大臣にお尋ねをしたいんですが、分権推進会議で相当話が混乱をしておるようでありますが、本来は、調査会とかあるいは推進会議のような場で解決をしなければならない、あるいは決断をしなければならないテーマと、政治的に判断をしていかなければならないテーマ、これはやはり本来の議論の中から区分けをしてい……
○中川(正)委員 私は、民主党・無所属クラブを代表して、平成十三年度決算を議決案のとおり決するに反対の討論を行います。 反対理由の第一は、十三年度以降、現在に至るまで、小泉内閣が経済失政を繰り返しているということであります。 小泉総理は十三年度に二度も補正予算を組みながら、経済のデフレスパイラルの進行をとめることができませんでした。結局、雇用のセーフティーネットが不十分であったり、従来型公共投資を繰り返したりで、十三年度を通じて悪化し続けた景気・雇用情勢を回復させることができなかったのであります。 それは、十三年度の経済成長率が当初見込みの一・七%に対してマイナス一・二%と大幅に下落した……
○中川(正)委員 この委員会は連日夜になってしまいまして、熱心に皆さんが参加をしていただいています。本来なら、委員長や与党の筆頭理事から、一言、済みませんねとか、御苦労さまですねとか、そういう話が出てきて当然なんだろうというふうに思うんですけれども、お二人に成りかわりまして、まずは、野党の筆頭理事としても、皆さんにお礼を申し上げたい。(発言する者あり)いや、謝っていない、お礼を申し上げたいということです。 まず最初の、イラクの復興支援のさっきの金額ですね。これについて、私も解せないんです、政府答弁が。 それで、例えばアメリカでは既にこれについて二百億ドル、アメリカの議会の中では、これはとん……
○中川(正)委員 私は、民主党・無所属クラブを代表して、政府提出のテロ対策特別措置法の一部改正案に反対し、民主党提出の修正案に賛成の立場から討論を行います。 二〇〇一年九月十一日に米国で発生した同時多発テロは、日本人を含む多くの罪なき人々を巻き込んだ卑劣かつ残虐な行為であります。このようなテロに対して、国際社会は毅然と一致団結して取り組み、テロリストに対するすきを与えてはなりません。 しかし、もう一方で、我々は今日、複雑かつ多様な脅威に直面しており、このような新たな社会にあって、世界に平和と安定をもたらす新秩序をつくっていくための重大局面に差しかかっています。残念ながら、我々は、テロとの闘……
○中川(正)委員 総理を相手にやりたかったのでありますが、残念なことに、行かれました。 まず冒頭、私からも、奥大使、そして井ノ上一等書記官の御冥福を心からお祈りしたいというふうに思っております。 同時に、その犠牲の上に立って、我々の国が過ちないよう、改めてきょうは、方向転換をすべきだ、今すぐの自衛隊の派遣というのは見送るべきだということ、このことを一つの私自身の、あるいはまたうちの党の方向性としてしっかりと持ちながら質問をしていきたいというふうに思っております。 先ほどもお話が出ていましたが、今回の二人の犠牲者を出したこの状況というのは、自衛隊を派遣すべきかどうかという判断の上に非常に大……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。お許しをいただいて質問をしていきたいというふうに思います。 今議題に上がっています社会保障、アメリカあるいは大韓民国との関係につきましては賛成です。早くこんなものはどんどん整理をしながら前向きにいくということだと思っております。これについては以上であります。 次に、もう少し日朝問題をこの場でひとつ整理をさせていただきたいということで、通告をさせていただきました。 総理大臣があんな形で急遽訪問することになった。そして、それでなくてもということだったと思うんですが、五人の拉致被害者の家族が無事日本に帰ってきた。このことについては、よかったなという率直な……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 まだ、このイラクの特別委員会はきのう始まったばかりでありまして、こうして議論すればするほど、ますますその論点が混迷してくるし、派遣命令を出したその基本的なデータあるいは情報そのものが、どうも捏造されたものじゃないか、あるいは故意に正当化だけをねらってその情報を集めてきただけのものじゃないか、そういう懸念が増してくる。 そんな中で、実は、質問に入る前に一言しっかり言っておきたいんですが、この委員会の開催当初から、非常に異常な状況で開催されております。まず交渉して、これは理事会というものがこれをどういうふうに運営していくかという話し合いをして、与野党の……
○中川(正)委員 話の緊急性を理解していただいて、急遽質問に立たせていただくことを許していただいた与党の理事の皆さんに感謝をしたいと思います。 その上で、先ほどの議論をずっと総括をしますと、二つ、一つは質問、それから一つは提案をしたいと思うんです。 一つは、これは国民にとっても我々にとってもそうなんですが、外務省がなぜ総括的にこのことを説明しないのかということ、これが一番問われているんです。説明責任を果たしていないんですよ。そういう意味からいって、警察が四月の初めに何らかの形で証拠について説明をするということが出てきていますが、外務大臣、外務省としては、いつ総括的な説明を国民にする、その期……
○中川(正)委員 きょうは、今さまざまに進展しています問題をトータルで整理していきたいというふうに思うんですが、その前に、ちょっと通告が遅かったので恐縮だったんですけれども、一つ確認をしていきたいというふうに思います。 日本でもアルカイーダの系列のテロ容疑者、ヒム容疑者あるいはデュモン容疑者、これも明らかになって、潜伏をしていたということなんですが、その辺がはっきりとしてまいりました。 これは、公安の方で、今回の事件といいますか、この容疑者の背景と、具体的にどのように日本でのテロが起きる可能性があるのかというところも含めて、説明をまず冒頭いただきたいと思います。
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 私は、質問に入る前に、ひとつ、きょうの委員会について大枠の話をしておきたいというふうに思うんですが、本来は総理大臣が国会に対して説明責任を負うべきところであるということ、これは、国民だれしもあるいは国会もそういう意向でありました。ですから、この委員会も理事会でそのことを皆で確認し、また、国会の国対の方もそういう意味合いで、官邸に対しても、総理大臣がこの委員会に出席をしなさい、そういう話を持っていったはずであります。 これについて、総理大臣、逃げちゃったんですけれども、これはどういうことだったんですか。官房長官、まずそこからお答えをいただきたいと思い……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 きょうは、冒頭、一般質疑という形態をとっておりますが、本来、この後上程されます特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法案、これについて集中的に質問をさせていただきたいというふうに思っております。 これは、私たち民主党とそれから与党の方で、同じ危機感といいますか、一つの今の外交情勢の上に立って、船舶を日本の国家の意思によってコントロールしていくことが必要であろう、そういう共通認識の中で、お互い法案を提出させていただいておりました。その結果、それぞれ目的とするところが同じだということ、それと同時に、一番外交的に効果のある、いわば内閣総理大臣、これ……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。
質問に入る前に、委員長に一つ、こんなことでどうでしょうかという提案を申し上げたいんですが、さっきから外務大臣、体の調子が悪いんだというメモをいただいていまして、もし後の皆さんの御了解をいただければ、これでお引き取りをいただく方がいいんじゃないかというふうに思うんですが、どうでしょうか。
【次の発言】 その上で、一つ苦言を呈したいんですが、こういう中途半端な仕切りをしないようにしてください。もしだめであるのであれば、最初からそのような前提で、理事会でちゃんと了解をとって、大臣なしでやるかあるいはこの委員会をやめるか、そういうことは理事会でしっかり議論し……
○中川(正)議員 歳入庁という方式は、外国でも採用をしておるところがあるわけであります、その際、私たちも前提として考えていったのは、民主党案の中で、所得比例方式を前提にしていく中で考えていくと、やはり所得の把握というのが基本になるのだろう。そういう意味からいっても、歳入庁でまとめて、しっかりとした信頼関係を国民と結んでいくということが正しい方向じゃないか、そんな議論を経た上で歳入庁方式ということになったわけでありますが、御指摘のとおりに、それに対してさまざまなまた問題点もあろうかと思います。 効率的に行っていくために、そうした議論もさらに弾力的に考えていきたいというふうに思っておりますので、……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 今回の実務者協議を中心にして質疑を進めていきたいというふうに思います。 まず冒頭に申し上げておきたいんですが、今回外務大臣、外へ出られてこの委員会に出席できなかったということなんですが、そのことと同時に、それだけに官房長官の出席、当然そうした意味ではあるべきだというふうに思うんですが、それも拒否をされたということです。肝心の与党の筆頭がここに今いないんですけれども、改めてこういう委員会の運営について厳重に抗議をしておきたいというふうに思うんです。 もう一つ、後ほど申し上げますが、参考人に出てもらう話についても、本当に国会の私たちの調査権と……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 引き続き質問に入らせていただきたいと思います。 先ほどからいろいろ議論を聞いていて、二つのことを思いました。 一つは、小泉総理の例の発言でありますが、自衛隊の行ったところが非戦闘地域だということです。最近の議論を聞いていても、私が法律だ、私の言っていることを皆が理解しないのが悪いんだ、こういうことだと思うんですね。すべてがそんな流れで動いていまして、この国がそうした大きな転換期に来ているときに、そんな総理大臣を抱きながらやっていく危うさ、ここがあると思うんです。それが象徴的に出てきた言葉なんだろうなということを一つ思います。 それからもう一つは……
○中川(正)委員 同じく民主党の中川正春です。ちょうど二年ぶりぐらいに委員会に戻ってきまして、改めて張り切ってやらせていただきたいというふうに思っていますので、よろしくお願いします。 先ほどから議論を聞いておりまして、かつ、これまで谷垣大臣就任以来何回にもわたっていろいろな席で述べておられることを聞いておりますと、いろいろな政策の課題がある、その中でも、先ほどから話の出ている、いわゆる財政の健全化、プライマリーバランスを中心にして、何とかまともな形に近づくように持っていこうということ、これが政策課題としてはまず第一なんだ、そのために大臣に就任したという、それぐらいの気持ちで取り組んでおられる……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 お二人の参考人には、ありがとうございました。ちょうど二十分ほどでありますが、もう少し、私自身、先ほどのお二人の説明の中でここと思うところを深掘りしてお話を聞いていきたいというふうに思っております。よろしくお願いします。 まず最初に、神作参考人にお尋ねをしたいんですが、最後の方で今回は業法の改正で入り口であるということ、本来は、信託というのを日本でどのように発展させていくか、あるいは資産運用の手段あるいは金融手段、あるいはまた、もう少し後でまた聞いていきたいと思うんですが、ほかの分野での活用ということも含めて考えていきたいという流れがあるんだ……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 きょうの委員会でも、それぞれ質問者から何回も何回も繰り返し出ていますように、人権と人の命というものを外交交渉でもてあそぶというような今の北朝鮮の体質、そして非道きわまる体制、このことに対して改めて心から憤りを感じております。それと同時に、こうして振り回されなければならない、こういう状況をつくり出している今の外務省の交渉過程というものに対しても、改めて私は警告を発していきたいというふうに思うんです。これが限界だと思いますよ。そのことを冒頭申し上げて、質問に入りたいというふうに思います。 まずは、さっきから話に出ています経済制裁についてですが、……
○中川(正)委員 大変中途半端な時間に先週に引き続いてこの委員会を設定されまして、本来なら夜なべをしないで、まだしっかり余裕はあるわけですから、ちゃんとした時間で十分な議論を進めていくということを、今出席をしていただいておる皆さんを代表して申し上げたいというふうに思います。そのことをまず申し上げて、具体的に幾つかの項目を、事前に連絡をさせていただいた内容を議論していきたいというふうに思っています。 まず最初に、今回の法案、定率減税に関しまして、我々も実は対案を出していくというかそういうものを考えています、対案といったって、定率減税をやっちゃだめだということははっきりしているんですが、それ以外……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。先日に引き続いて質問をさせていただきたいというふうに思います。
一日御苦労さんでございます。大分お疲れでございましょうが、最後の頑張りを見せていただきたいというふうに思います。
時間の都合もあるようなので、最初に金融関係からお尋ねをしておきたいと思うのですが、ライブドア、ニッポン放送あるいはフジサンケイグループ、今国民的関心を集めてやっていますが、大臣はどちらが正しいと思われていますか。
【次の発言】 しかし、これは、今最中ですからなかなか難しいということもわかるんですけれども、市場にも影響しますしね、わかるんですが、一つは裁判という形で決着をする道……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 質問に入る前に私からも一言申し上げたいんですが、やはり大臣がこういうタイミングで、しかもこうした懸案を持っている中で出席しなかったということについては、これは委員長、しっかり問題意識を持っていただきたいというふうに思うんですよ。 それがためにわざわざこの委員会を分けて特別委員会とした。それは、日本の安全保障にとって北朝鮮の問題というのは、拉致はもちろんのことですが、核の問題も含めて、将来一つの分岐点になっていく課題なんですよね。それがずっと長い間開かれずに、しかも開いたら大臣が出席していない。しかも、六者協議を目前に控えているというこのタイミングで……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 前原委員に引き続いて、私も北朝鮮の問題を中心に議論を進めていきたいというふうに思っております。 先ほどの議論にありましたように、今回のいわゆるスポークスマンによる、何と申し上げたらいいか、瀬戸際外交詰まれりというんですか、余りにも稚拙な表現で訴えてきている今回の問題でありますが、それに対する解釈が出ました。先ほどのお話のように、アメリカと二国間協議をしたい、あるいは、瀬戸際外交を詰めることによって、ハードルを高くすることによって自国に有利な交渉を進めていきたい、いろいろそういう面での指摘はあったわけでありますが、もう一つ、まだ議論をされてい……
○中川(正)委員 甚だ僣越でございますが、委員の皆様方のお許しを得まして、一同を代表して、委員長に対しまして、一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、再び議院運営委員長に御就任をされました川崎委員長は、昨年十月の御就任以来、その円満なるお人柄と強い信念を持って、委員会の円滑なる運営と国会の権威の向上に尽力されてこられました。 今日の新しい国会の状況のもと、国会運営の中心であります議院運営委員長に引き続き御就任されたことに、私たち一同、心からお喜びを申し上げますとともに、委員長の一層の御指導、御鞭撻と円満なる委員会運営をお願い申し上げます。 簡単ではございますが、委員長にお祝いを申し上げ……
○中川(正)委員 民主党としては、郵政について、従来からの我々の主張で、特別委員会をつくって議論をしていくという事柄ではない、総務委員会の中でしっかり議論をしていけばいいということで、この設置については反対をさせていただきます。 それから、憲法の特別委員会については、これまでの憲法調査会が、国会法の改正の中で、参議院、衆議院あわせた形で運営をされてきました。これまでの経緯、議論が、解散前に議運を中心にあったということを聞かせていただいていますが、それが十分に議論を尽くさないままに解散になってしまって、結果として、今回出てきたのは特別委員会なわけです。 ここで、一つは、国会法による調査会をど……
○中川(正)委員 甚だ僣越でございますが、委員の皆様方のお許しを得まして、一同を代表して、前委員長並びに新委員長に対しまして、一言ごあいさつを申し上げます。 川崎前委員長は、昨年十月に御就任以来、その卓越した御見識と強い信念を持って、当委員会の円滑なる運営と国会の権威の向上に尽力されてこられました。私たち一同、深く敬意を表しますとともに、その御労苦に対し深く謝意を表します。 このたび、厚生労働大臣に御就任されました。今後の御活躍と御発展を心からお祈りするとともに、当委員会に対し格別な御理解と御協力をお願い申し上げます。 簡単ではございますが、川崎前委員長に対し感謝の意を表しまして、ごあい……
○中川(正)委員 国立国会図書館の平成十八年度歳出予算の要求について、図書館運営小委員会における審議の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、平成十八年度歳出予算の要求について御説明申し上げます。 平成十八年度国立国会図書館関係の歳出予算要求の総額は、二百三十一億六千六百万円余でありまして、これを前年度予算額と比較いたしますと、七億七千五百万円余の減額となっております。 次に、その概要を御説明申し上げます。 第一は、管理運営に必要な経費、すなわち人件費及び事務費等であります。その総額は二百二億四千九百万円余でありまして、これを前年度予算額と比較いたしますと、三億六百万円余の減額となっ……
○中川(正)委員 予算委員会の質疑、議論の状況を見ておりますと、まだ証人喚問、参考人質疑、資料の要求、また、きょう大きな問題になっております件に関しては国政調査権の発動、等々含めて非常に課題が多く、またそれが実質的に解決をされていない、あるいはまた我々の要求に対してしっかりとこたえるという状況ができていないということ、これがはっきりしておりますので、この時期に公聴会を開いていくということについては、まだそれが熟していないという判断をしております。 したがって、私たちとしては、与党の意図あるいは提案については反対をしていきたいというふうに思います。
○中川(正)委員 図書館運営小委員会において協議決定いたしました案件について御報告をいたします。 第一に、国立国会図書館職員定員規程の一部改正の件でありますが、これは、本年四月一日から、国立国会図書館職員の定員を六人減らし、九百三十二人としようとするものであります。 第二に、国立国会図書館職員倫理規程の一部改正の件でありますが、これは、国会職員の給料表が改定されること、商法の新株引受権に関する制度が廃止されることに伴う規定の整備を行おうとするものであります。 よろしく御承認賜りますようお願いを申し上げます。
○中川(正)委員 野党三党を代表して、意見を申し上げたいというふうに思います。 今回の表彰の三人のうち、伊藤公介君については、私たち、一つは、証人喚問を今求めておりまして、それに対してしっかりとした、本人の疑惑というのが解明をされていないということ、それから、裁判についても係争中であるということについて、本来は、表彰というのはそれぞれみんながコンセンサスを持ってやっていくということが前提であるということでありますから、それをあえて今回こういう形で与党の方から提案があったということに対しては、いかがなものかということ、そこに対しての疑義を表明しておきたいというふうに思っております。
○中川(正)委員 本来、内閣が総辞職をして新しく構成されるということでありますから、継続の議案も一たん白紙に戻して、教育基本法も含めて出し直すということが正しい手続であろうというふうに思っていたのですが、そのような形をとらないという与党の姿勢に対して一つ疑義を申し上げたいというふうに思います。 そのことを前提にして、どうも皆さんの、報道機関を通じた論調からいきますと、この教育基本法をこの国会で採決していくという前提があるということでありまして、そのことに対しても、私たち従来から主張しているように、そんな形で憲法に準ずる基本法を論議すべきではない、国民の参加を前提にしながら、しっかりとした議論……
○中川(正)委員 それでは、午前中に続いて、私も質疑をさせていただきたいというふうに思います。 ちょっと最初に、通告にはなかったんですが、午前中にも少し話題が出ましたけれども、自民党の中川政調会長、同じ中川でややこしいんですが、中川政調会長の発言をめぐってということであります。 本来は、議院内閣制のもとでは、責任政党というもの、与党というものと、それから内閣というのは一致をしていなければならない、そんな形で運営されていかないと議院内閣制そのものが崩壊をしてしまうということだと思うんですよ。そんな中で、核を保有する可能性について議論をしていくという前向きの発言が出たんですが、私はけしからぬ話……
○中川(正)委員 おはようございます。 久しぶりに質問をさせていただきますが、小委員会という形式で参考人も含めて非常に積極的な議論を進めていただいていますが、この形式というのは本当にいいと思うのですね。議員同士の率直な意見交換ということも含めて、大いにこれを発展させて、本来のコンセンサスがここから生まれてくるような形でぜひ完結をしていただきたいというふうに思っています。 この両案、両党案のポイントの一つに、一般的な国政問題に係る国民投票ということがあるんだと思います。私は、各国で行われておる国民投票の状況、それから日本の国内でも、各地方自治体レベルでは住民投票になるわけですが、それのいわゆ……
○中川(正)委員 中川正春です。 それでは、引き続いて、先ほどから議論になっております北朝鮮の核実験についてお尋ねをしていきたいというふうに思います。 ここ二、三日、慌ただしく政府の対応があったわけでありますが、ちょうど総理が韓国に到着をしたころ、報道によると、それ以前から韓国の態勢というのは、安全保障会議が開かれていて、ということは、事前に核実験があるということを察知して、閣僚がそろって安全保障会議をやっていた。そのさなかに、具体的に、実験があった、そういう情報が入って、急遽、危機対応のための会議に変わったというふうなことが報じられております。 また、アメリカについては、事前に中国の方……
○中川(正)委員 おはようございます。 きょうは、対立法案もありませんので、改めてゆっくりと一度、外務大臣のさまざまな所見をお聞きしたいという謙虚な気持ちで来ました。 いろいろ課題がある中で、やはり、ちょっと北朝鮮を一遍ゆっくり議論してみたいなというふうに思っておりまして、それを中心にきょうは質問をしていきたいと思っています。 六カ国協議が、一つの単位になっておったのが四月の十四日、それからもう一月以上になってくるわけでありますが、このバンコ・デルタ・アジアの問題が、ヒルさんによれば、もうすぐだ、もうすぐだと言いながら、恐らく今はアメリカの銀行経由でというふうなことの交渉をやっているんだ……
○中川(正)委員 中川正春です。 続いて、さっきの議論はなかなかいいところまでいきましたので、そこの辺をもうちょっと深掘りといいますか、さらに進めていきたいというふうに思っています。 さっきの久間大臣の答弁を聞いておりますと、アフガニスタンの場合は恒久法にするときに考えるべきことがある、それは自衛権の発動、いわゆるテロとの闘い、これに対して日本が支援をする、いわゆる戦争に対して支援をするということ、この構図ではなくて、国連があるから、だから支援ができたんだ、こういうことでしたね。しかし、NATOはアフガニスタンに参加しているわけですが、このNATOの議論というのは、アメリカの自衛権を集団的……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。先ほどの質疑に引き続いて、基本的なところを聞いていきたいというふうに思っております。 ここ去年からことしにかけて、アメリカでは中間選挙があり、それこそブッシュ政権が大敗をした、共和党が大敗をした。その原因は、イラク戦争の大義が崩れた、これは間違っていたというアメリカの国民の判断、これが反映されたという形。それからもう一つは、イギリスでもブレア首相が退陣をした。ここもやはり、アメリカとペアになってイラクに取り組んできたその方針が間違っていたということ、これが大きなイギリスの中での政策転換として今あらわれてきているということ。こういう情勢の中で、私は、もう……
○中川(正)委員 おはようございます。民主党の中川正春です。 きのうは柳澤大臣をずっとお待ちをしておったんですが、残念なことに、来ていただくことができなかった。流会をしたという委員長の判断も正しかったんだと思っておりますが、きょうは、その分しっかりやらせていただきたいというふうに思っております。 最初に、雇用の関係、非正規労働者の問題、特にその中でも、派遣あるいは請負という制度についてまず入っていきたいというふうに思います。 私の地元で、いわゆる亀山ブランドのシャープの液晶工場が誘致をされました。これを誘致したときには、それこそ、税の減免をしまして、市とそれから県で合わせて九十五億という……
○中川(正)委員 おはようございます。それでは、きょうもしっかりと質疑をしていきたいというふうに思っています。 きのう、新聞各紙で世論調査の結果が出ております。安倍内閣の支持率が下がってきているということ、これは、ある意味では危機的状況になってきているということも一つありますが、それ以上に私気になったのは、柳澤大臣の発言をめぐったその世論調査の結果を見ていると、やはり、半分以上の人が辞任をすべきだ、こういうことであります。国民の関心というのはこういう形で集結をしてきているということでありますが、これは言いかえれば、大臣の発言そのものが、あの言葉だけではなくて、一つ一つ政治家の言葉として信頼を……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 きょうは、ちょっと落ちついて幾つか議論をしていきたいというふうに思います。 まず最初に、北朝鮮に関しての問題でありますが、私は、どうも以前から、なぜそこまで議員外交にこだわるんだろうということを不思議に思っております。 二〇〇四年、このときには、山崎さん、それから平沢勝栄さん、二人が北朝鮮に出かけて、それぞれ家族八人の帰国あるいは来日ということについて議論をしてきた。それに対して、その当時の、これは安倍さんですが、日朝交渉は政府に一元化することになっているので気をつけるべきだ、これはやってはだめだというふうな話がありました。 今回も、山崎さん、……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 最初の質問にバッターとして立たせていただいて時間をいただいたこと、まず感謝を申し上げたいというふうに思います。 この委員会というのは、来年の予算の審議をめぐって、私たちがこれまで掲げてきた、特に参議院の選挙で掲げてきたマニフェストを実現していくための予算の審議、我々野党民主党の立場からいうとそういうことになりますし、与党の立場からいうと、福田総理、それなりの経緯をもって総理大臣に就任されたわけでありますが、この、参議院がひっくり返っている、いわゆる我々が多数をとっているという状況の中で、どのような形で審議を進めていくのかということ、そんな課題を持っ……
○中川(正)委員 おはようございます。民主党の中川正春です。 最初に、ちょっとこれは通告にはないんですけれども、この際、総理の感想を聞かせていただきたいというふうに思うんです。 突然総理になられて、代表質問を終えて予算委員会という形で今流れております。私は、官房長官をされておられるころは、なかなかひょうひょうとして、自分を抑えながらうまくまとめられているなという感想を持っていました。ところが、総理大臣ということになると、また官房長官と違って、やはり意思を持ってそれを前に出していく、そういうことなんだろうと思って期待をしながら話を聞いているんですが、余り官房長官のときと変わってられないような……
○中川(正)委員 では、私の方から、最後の確認の意味で質問をしたいと思います。 先ほどの議論、独立性の話なんですけれども、一つはアメリカから、もう一つは政府からということなんですが、一つ、さっきのお話を聞いていてどうしても納得ができないというか、総論ではそのようにおっしゃるが、武藤さんが判断しておられること、それから、今これからしようとしていることの中にそれがどれだけ反映されて結果として出てくるかということが問われるんだと思います。 一つひっかかったのは、バブルに日本がいた経過の中で、日銀には瑕疵がなかった、金利をアメリカと協調して抑えていったということは正しかったということが言われていま……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 一分一問ということでありますので端的に聞いていきたいと思うんですが、バブルに至る過程、それから克服をしてくる過程の中で深く関与をされたということを前提にして、政策の失敗だったと思うんですね、日本も。 どこにその政策の失敗があったかということを踏まえて、今、サブプライムローンの議論が出ましたけれども、アメリカに対して、特に先週アメリカは、ベアー・スターンズで破綻ということになって、また、〇・二五%ですか、金利を下げてやったということに対して、マーケットはこの政策を非常に批判的に見ているんですね、間違っていると。いわゆる公的資金の注入を前提にした政策が……
○中川(正)委員 ちょっと中長期的なというか一つの世界観のようなものに基づいてお話を聞きたいと思うんですが、日銀が独立性を保っていくということ、このことを具体的に考えていくと、アメリカのいわゆる金融政策に対してどう自立をしていくかということ。 それからもう一つは、それを受けて財務省というのが、日銀法改正前は本当に連携をした形で日銀に対して施策を及ぼしてきたといいますか指導してきたという過去がある。それを、今の現状、それからこれから先の将来の話に持っていくと、ドルが揺らいできている、その大きな原因というのは、直近はサブプライムの話もあるんですが、もっとそれ以上に、双子の赤字とアメリカ自体の国力……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 きょう、本会議で予算関連法案がかかりまして、いよいよ我々の委員会でも本格的な議論、十分な時間をかけて、いい結論を得ていけるように頑張っていきたいというふうに思います。 それに先駆けて、きょうは所信に対する一般質疑ということで、大分夜に入っていく、時間的には残業をしていく、そういう形の中で進めております。 それで、まず最初に聞いていきたいのは、日銀の人事ということであります。先ほども少しお話が出ました。我が党でもいろいろな今議論が各レベルでありまして、その辺を集約しながらこれから本格的な話になっていくんですけれども、その中で一つ財務大臣にお聞きをし……
○中川(正)委員 おはようございます。 前回の質疑に継続してお話をしていきたいというふうに思っています。 あのとき、なかなかしっかりとした答弁が出てこなかったので、改めて出直すということできょうがあるわけでありますが、という全体からいくと、もう一回整理をして答弁をしていただきたいと思います。 私も改めてお尋ねをしますが、一つは、今回の暫定税率、十年間にわたって引き延ばしていく、継続をしていくということになるわけですが、実質的には、本則じゃなくて暫定という形で十年間延ばすということ、増税をするということであります。であるがゆえに、それなりの根拠というか、それを財務省としては当然しっかりとし……
○中川(正)委員 お昼休みの慌ただしい時期にあえてこうした形で質疑をさせていただくこと、感謝申し上げたいと思います。 これまで、私だけではなくて、それぞれここで質問に立った議員が、答弁について十分でなかったということで理事会の方に付託をしまして、それをどう決着をつけていくかということがございました。その上で、改めて、懸案になっていた問題についてきょうは大臣に答弁をいただいて、それをまたもとにしてさらなる議論に進めていきたいということで、特に、入り口といいますか基本的な部分にかかわるところでありましたので、あえてこの時間に入れて質問をするということになりました。 まず最初の整理なんですが、こ……
○中川(正)委員 引き続いて質問をしていきたいというふうに思います。 先ほどの松野委員の継続というか中身の中で、もう一つ追加して聞いておきたいことがあるんです。 推計で十億円の減税措置ということ、これは財務省の推計でそれだけあると。実質的に船舶の数はそう大して変わらぬわけですから、七百五十トンのNOxが減ったという実績に基づいて、こういうことでありましたが、ここで一番大事なのは、財務省が十億円という減税措置をして、この金額でもって七百五十トンというNOxの削減というのが価値があるのかどうか。それだけのいわゆる政策効果、コストとそこから出てくる便益ということから考えて、これは価値ある政策なの……
○中川(正)委員 中川正春です。引き続き、質疑を進めていきたいというふうに思います。 渡辺大臣、きょう、この委員会が開かれる前に理事会がありまして、大臣の話が出ておりました。何で冒頭顔を出さないんだ、いわゆる欠席をするんだという話が問題になりました。法案を審議するその当事者が欠席というのは前代未聞だ、この委員会でかつてあったことがなかった、そういう指摘もありまして、ちょっと紛糾をしたんです。以後そうしたことがないように、そして前例としないようにということを確認しながら、一言申し上げたいというふうに思います。 それで、その話をしていましたら、後から報告を受けたんですが、閣議に出ておられたとい……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 きょうは、本格的な予算審議に入る前に、現下の同時株安あるいは経済の動向に対してしっかりとした政府の考え方、これを引き出さないと、今のような中途半端な、あるいは何を考えているかわからない、そういうことで推移をしている経済対策に対して、日本売り、ほかの一般的な株の下落以上に日本が今売られているというこの状況をしっかり反転していく、そういう思いを込めてこの委員会が開かれているんだというふうに私も思っておりまして、それだけに、しっかりとした総理の答弁、これを期待いたしますので、よろしくお願いをしたいと思います。 まず、先ほどから議論が出ておりましたが、アメ……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 きょうも、まずは道路特定財源の問題について質疑を進めていきたいというふうに思っています。 中期道路計画を見ていますと、どうも現実感がないというか、具体的に何を計画としてとらえているのかというそのイメージがなかなかわいてこない。これだけ金は要るよ、これだけ確保しなきゃいけないよ、こういう話はあるんですけれども、どういう選択肢の中でコストを考え、そして、その問題を解決していく手法というのを編み出し、その中で、一つの計画として選択肢がこのようにあるよという、それが恐らく我々のイメージしている計画ということなんだろうと思うんだけれども、どうもここに羅列され……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 経済の状況、あるいは金融の状況が緊迫しているときだけに、しっかり頑張っていただきたいというふうに思っております。 その上で、よくCDSの問題が取り上げられるんですが、これは、帳簿外でなかなか把握ができていないというところに、それぞれの国あるいは金融機関の揺らぎといいますか、信用収縮の原因があると言われておるんだと思うんです。これについて、今、日本にあるそうした帳簿外のリスクをどのように把握されて、これを深刻に受け取っていかなければいけないのか、それとも、いや、日本は大丈夫なんだよというスタンスで運営されようとしているのか、そこのところを一つお聞きし……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 まず質問に入っていく前に、一つ一つ私たちの立場をはっきりさせていかなければならないことがありますので、まずそこから申し上げていきたいと思います。 この委員会は、続いて地方金融機関への資本注入を、あるいは信用収縮というのを防ぐための手だてとして、もっとほかにも総合的な部分も含めた金融機能強化法の改正案、これを審議していくということが前提になっています。私たちも、地方の状況というのを肌で感じておりまして、貸しはがしあるいは信用収縮というのが非常に目前に迫っている、あるいはまた、もう既に地域によってはそれが進んできておって、中小企業にとっては非常に厳しい……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 ちょっと最初に、通告をしてなかったんですけれども、アメリカの大統領選挙について、これは、通告がなくてもふだんからしっかり考えておっていただくことだろうというふうに思いますので、まず入り口、そこから話を進めていきたいというふうに思います。 先ほど、委員会が始まる前に、テレビ等々の報道は大統領選挙一色でありまして、オバマ候補がランドスライドで勝っていくという状況が確定をしてきておるようであります。アメリカも、政権交代、その政権の交代ということだけではなくて、恐らく、世界の権力構造というか、経済の構造も含めて大きな転換期をこれで迎えたんだろうというふうに……
○中川(正)委員 中川正春です。 この審議に入る前に、委員長に一言申し上げておかなければならないというふうに思うんです。 先ほど予算委員会が、混乱の中で強行採決ということでやりました。私たちの委員会も、まだこれは入り口ですよね、補正予算。これまでのプロセスの中で、これも委員長職権で立てられて、しかも、きょうまた採決をするという前提の中でこの委員会が今開かれております。これに対して、委員長、どうですか。全体の審議の流れを見ていると、どうも与党と野党、そんなにここでけんかして、お互いが国民に対して、おまえたち何をやっているんだと言われながら信頼感というのを失っていくという状況、ここが本当に私は……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 質疑に入る前に、委員長に少し抗議をしておきたいというふうに思います。 野党の筆頭理事として、今回のこの委員会の持ち方、あるいは法案の審議の仕方というのは、本当に異例な形になってきております。去年の二次補正がまだ参議院で審議の過程であるということ、それにもかかわらず、今回この関連法案について、一般の関連法案について、本会議で、それこそ委員長職権ということを濫用してまず立ててしまったということ、それを受けてこの委員会がきょう開かれておるわけでありますが、これも委員長職権という形で進められております。 こんな慣例といいますか、こうした国会の審議というの……
○中川(正)委員 おはようございます。民主党の中川正春です。 この世界、あすは一体何が起こるかわからない、そういったことでありましたけれども、与謝野大臣、非常に重要なポストを兼任という形で頑張っていただかなければならないわけでありますが、早速にASEANプラス3、この蔵相会議へ向いて、本来は、一番大事なときですから出席をして、それなりの日本の貢献といいますか、特にASEAN諸国の経済の立て直し、あるいは金融という分野での日本の役割というものをしっかりと主張する、それでリードをしていくということ、そういう役割を担っていかなければならないときだと思うんですが、それを欠席しなければならないという状……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 先ほどは予算委員会で、最近珍しいというか、久しぶりのことなんですが、混乱なく採決が行われました。しかし、そんな中で、外は雪になりまして、大分冷え込んできましたけれども、麻生総理のこれからの国の運営を暗示しているような、そんな日にきょうはなっていったのかなと、さっき渡り廊下を歩きながら、そんな感慨を持ってきょうこの質疑に来ました。 最初に、きょうはこれは締め総でありますので、もう一回原点に戻って、今の経済の状況、世界恐慌への入り口だという非常に悲観的な、あるいは危機感を持ってこの状況を見ているエコノミストも今多くなってきているわけでありますが、その根……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 引き続き質疑をしていきたいと思うんですが、先般、自民党の方から、あるいは政府の方から、十五兆円に及ぶ経済対策、三段ロケットと合わせると、それこそ財政的にもたないんじゃないか、あるいは、国債発行の額が全体の予算の半分以上、こういう形で増加をしてくることに対して市場がどう反応するかというようなことも含めて、対策が発表されました。 私、この状況を見ていて、十一年前の小渕内閣のとき、ちょうど大臣は宮沢大臣だったんですが、そのときの状況を思い出すんですね。平成十年の十月だったと思うんですが、ムーディーズが日本の国債を格下げしたんですね、そのときに。それまでは……
○中川(正)委員 ただいま議題となりました株式会社日本政策投資銀行法の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。 このたびの経済危機に際し、政策金融の必要性について、本委員会で活発に議論を行ってまいりました。本修正案は、その議論を踏まえまして、与野党の真摯な修正協議の結果、取りまとめられたものであります。 その内容は、原案において設けられている検討条項につきまして、政府に対して、株式会社日本政策投資銀行による危機対応業務の適確な実施を確保するため、政府が常時同行の発行済み株式の総数の三分の一を超える株式を保有する等同行に対し国が一定の関……
○中川(正)委員 中川正春です。
さっきのポイントというのは大事な点だと思うんだけれども、そういう観点で、その答弁、寸どめしちゃったんで、答弁してください。さっきの論理というのは大事だと思うんですよ。保険料を下げない、下げないということが、逆に大事なメッセージなんだということだと思うんですよ。
【次の発言】 単年度だけというのは定額給付と同じことで、今の国民の心理状態では、これで景気の刺激策にはならないんですよ。何が不安かといったら、将来を見通していけるような安心感と、それから、生活設計ができる、そういう経済基盤がどこで達成されるかということによって、例えば車のローンも組めるという段階に達し……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。おはようございます。 質疑に入る前に、この委員会冒頭、混乱をしまして、私たち、委員長に対するふんまんやる方ない気持ちを今持っております。そのことをベースに、ちょっとただしておかなきゃいけないというふうに思うんです。 委員会の進行というのは、理事会という形で、与野党の理事が出席をして、それぞれが話し合いをした上で日程を決めていく、あるいは論議の中身を決めていくということ、このことがあって初めてお互いが信頼感を持ちながら議論が進められるわけでありますが、今回、この予算委員会、冒頭から委員長職権でどんどん一方的に委員会が立てられてきた。このことに対しても非……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 これまで、突発事件というのがいろいろ起こりまして、その都度の質問で、特に財務金融委員会では落ちつかぬ形での質問が多かったんですけれども、きょうは、こういう機会を与えていただいたということで、しっかり落ちついた基本的な問題について、私の課題を質疑していきたいというふうに思っておりました。 最初に、先ほども政権の運営についてお話が出ました。私は、参議院が与野党ひっくり返った時点で、恐らくこれまでの安定した与党のいわゆる絶対多数というか、そういう形で国会が運営をされてきた、その前提はしっかりと転換をしていくということでないと、逆に、今の状況はまさにそうだ……
○中川(正)委員 中川正春です。 私の質問に入っていく前に、先ほどの川内委員の資料請求にかかわる問題について、もう少しはっきりさせておきたいなというふうに思っています。 委員長、それなりの裁きをしたおつもりなんでしょうけれども、もう一回整理すると、我々が資料の要求をするという意図は、なるべく、ここで質疑をする話というのはエッセンスにしておこう、その前に共通した知識というのを共有しながら、そんな中で実りのある議論にしていこうということ、それから、皆さんが言っている時間的な経緯を考えたら、なるべく速やかにということに協力するつもりで資料を出してこいよ、こう言っているんですよ。 それに対して、……
○中川副大臣 副大臣を拝命いたしました中川正春でございます。 大臣を補佐してしっかり頑張っていきますので、よろしくお願いを申し上げます。 私は、科学技術、それから文化、あるいはまた国際関係の分野を主に担当していくということになってきますので、よろしくお願いを申し上げます。 科学技術創造立国へ向けて、今回は第四期の科学技術基本計画、これを策定していく、そういう機会に当たってきております。さらに、ライフサイエンスや、あるいはまた、これからの物づくりの基盤になっていくような素材関係等々につきまして、この国が科学技術を振興していくことによって次の時代をつくっていくということ、これを肝に銘じて頑張……
○中川副大臣 グーグルの問題については先ほどもう既に御説明いただいたとおりなんですが、政府としては、私人間の訴訟であるということから直接の干渉を避けてきたわけでありますが、これはしかし、そのまま放置をしておくということは、我が国の新たなシステムを構築していこう、そういう途上の中でこれはまずいんじゃないか、やはり、我が国としてはどういう形でこの法制度を進めていくかということについてはアメリカに対してもしっかり主張をしていくべきだろうということで、外交ルートを通じましてそのことを含めて伝達をしたということであります。 その結果ということでも実際はないんですが、向こうのペースで和解が成立をして、さ……
○中川副大臣 まさに専門的な立場から御質問をいただいたというふうに思っております。 これまで我が国は、原子力の平和利用、これを一貫して貫いてきたということ、またその信頼性というのが大きなものがある、それを核セキュリティーの技術に結びつけていきたい、あるいはまたその貢献に結びつけていきたいということであります。 ただし、今後、米国やIAEAと協力をしていくということが前提になっておりまして、特に、それぞれデータベースといいますか、それを前提にしたいわゆる核鑑識ということになっていきますので、その協力体制を前提にしていくということ。そして、技術開発そのものは、大体三年をめどに必要な技術の確立を……
○中川副大臣 ちょっと原則的な話からいきますけれども、教科用の図書というのは、民間が創意工夫を生かして著作、編集を行うというものでありまして、学習指導要領に基づいた上で、どのように記述するかというのは当該図書の著作者等の判断にゆだねられている、これが一つの制度論なんですが、その結果、今どのように記述されているかということを、一つ二つ例を挙げてみたいと思います。 一つは、小学校なんですけれども、東京書籍で、二十一年度供給本の社会科の教科書ですが、五年生です。「北方領土 北海道の北東に続く歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島の島々は、もとからの日本の領土ですが、太平洋戦争後、ソビエト連邦が占領し、今……
○中川副大臣 お答えをしたいと思います。 まず、仕組みと概要から説明をさせていただきたいんですが、基本的には、生活困窮者について、母子家庭をもちろん含めての話ですが、生活保護の就学支援対象に入っている子供たち、ここと、それに準ずる形で、市町村あるいは県が中心になって援助をしていく準要保護児童生徒、この二つに分かれるということであります。 人数からいきますと、要保護児童生徒については、約十三万人ありまして、全体の一・三%に当たります。それから、準要保護児童生徒については、百三十一万人が今対象になっていまして、約一二・七%ということであります。 そこで、生活保護の対象になっている子供たちにつ……
○中川副大臣 平成二十二年度文部科学省関係予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 平成二十二年度予算の編成に当たっては、教育、科学技術・学術、スポーツ、文化の振興についての施策を総合的に展開するため、文部科学予算の確保に努めてきたところであります。 文部科学省所管の一般会計予算額は五兆五千九百二十六億円、エネルギー対策特別会計は一千四百十二億円となっております。 以下、平成二十二年度予算における主な事項について御説明を申し上げます。 第一に、初等中等教育の充実を図るための関連施策を総合的に進めることとしており、中でも、家庭の状況にかかわらず、すべての意志ある高校生等が安心して……
○中川副大臣 基本的には、私の立場からいえば、この電子納本制度について、この時代背景からいってぜひ積極的に制度化をしていくことを考えていくべきであろうというふうに思っています。しかし、一義的には国会図書館が中心になってこの議論を進めていただくということでありますので、ぜひ協力をしていきたいというふうに思っています。 そのときに、二つのポイントがあるんだろうと思うんです。 一つは、いわゆる文化的資産という意味で書籍をアーカイブ化していく、電子化していくというその部分があると思います。既に国会図書館はその事業を始めておりまして、著作権のいわゆる保護期間を満了したものを中心に、もう現在の時点で三……
○中川副大臣 事前の通告で行き違いがあったようで、失礼をいたしました。 特定扶養控除の議論なんですが、これはもともと税制調査会の中で所得税を見直していくという議論が前提になっていまして、控除から手当へという流れをつくっていくというのが所得税の中では一つ考えていかなきゃいけないところだろうと。そのベースになる考え方というのは、同じ、税の再配分をしていくという目的の中でも、控除でやると所得の高い人たちに対して有利に働いて、所得の低い人たちについては効果が出ていないじゃないかと。そういう形の中で、例えば子ども手当にしても、あるいはこの高等学校の無償化についても、そういうトータルな話の中で見直し議論……
○中川副大臣 お答えします。 もともと、税制調査会の議論、これはマニフェストにも実は相当する方向性なんですが、控除から手当へ構造を変えていこうという議論がありまして、実は、税制調査会が始まる冒頭にも、この特定扶養控除についても、あるいは一般の扶養控除についてもそれぞれ見直していくというような議論が出ました。 それはどういうことにつながるかというと、例えば二百五十万の所得の人がこの特定扶養控除を、これは控除額が今現状、所得税が六十三万円、住民税が四十五万円なんですが、これでいくと七万六千五百円の税額控除の対象になります。ところが、この税率というのが累進性を持っているものですから、所得が上って……
○中川副大臣 お答えをしたいと思います。 定時制あるいは通信制あるいは特別支援学校高等部においては、確かに、御指摘のように、負担が大きくなるということがあり得るということは今認識をしております。 それだけに、我々が税調で提案をしたという経緯ではなくて、もともと税調の中で、前にも申し上げたとおり、入り口の部分で、扶養控除も含めてなんですが、扶養控除、特定扶養控除については見直していくという議論があったものですから、それに対して、これは出口の部分で、それをもしやっていかなければならないとすれば、さまざまに考えなければならないことがある。 その中で、さっき先生からも御指摘があったように、一万六……
○中川副大臣 私自身も、先般、東海村に視察に入らせていただきました。地元の原子力行政あるいは原子力に対する技術、これに対する信頼というものがいかに大事かということを痛感いたしましたし、その中で、地元の議員として御活躍をいただいております高野委員に改めて敬意を表したいというふうに思います。 御指摘のとおりに、やはり、技術基盤を国が保持し発展をさせていくということがあって、初めて民間の活動についてもそれに対する信頼性が生まれてくるんだということ、これが原則だと私も思っております。 そういう意味で、原子力機構を中心に、そうした基盤をしっかりつくり上げていくということに努力をしていきたいというふう……
○中川副大臣 御指摘いただいたように、各都道府県の教育委員会に対して平成十二年に、この積算のいわゆる基準といいますか客観化といいますか、そういうことに対して通知を出しているんですが、必ずしもそれが徹底されていない、あるいはまた現場に対して説明を十分に果たしていないということ、これがあるんだと思います。そういう意味では、改めてこのことについて対応していきたいというふうに思っています。 地方公共団体が実施する場合には、国はその経費の二分の一を補助をしているわけでありますが、あとの分については、開発事業者にその負担あるいは理解と協力を求めていくということに今の制度ではなっております。 これは、考……
○中川副大臣 おはようございます。きょうもよろしくお願いをします。 議員立法で今回委員長提案という形で提出をしていただくということに対して政府として答弁をしていくのはちょっと微妙な位置づけなのでありますが、これまでこういう形で御尽力をいただいて、当初のように議員立法ということでまとめていただいたこと、馳議員中心に関係議員の皆さんに、与野党あわせて、私からも心からお礼を申し上げたいというふうに思います。 基本的には、平成十七年の保険業法の改正、これに端を発するわけでありますが、このときに行き過ぎてしまって、必要な共済事業すべてが成り立たなくなったというところから始まっているわけであります。 ……
○中川副大臣 お答えをいたします。 私も、本来は、例えば各種学校あるいは専門学校というような類型の中でこうした日本語学校というのが整理をされて、その上で難民認定法なりあるいはいわゆるビザ申請に係る基準の一般的な基準として規定されて、それを使ってビザのコントロールをしていくということでいいんだろうというふうに思っているんですね。ところが、現実は、先ほど御指摘があったように、そういう形ではなくて、この日本語教育振興協会が実施をする認定基準に基づいて、法務省がそれに基づいた形でのビザコントロールをするという仕組みになっています。 なぜこういう形で整理がされたのかということを私もさかのぼって調べて……
○中川副大臣 きょうその御指摘をいただくということで、私ももう一度このことについておさらいをしてみたんですが、非常に興味深くて重要な問題を提起していただいているんだということを改めて認識をいたしました。 それで、文科省としては、これまで、御指摘のように外国の地名あるいは人名を片仮名で書きあらわす場合に、どういう仮名を使えばいいかということについては、平成三年に内閣告示された「外来語の表記」において示しているところなんですが、先ほど御指摘されたポイントというのは、この範疇に入らないんですね。 これは、例えば野球のグラブですね、これをグローブにしたらいいのかグラブがいいのか、そういうたぐいの話……
○中川(正)委員 福井県に派遣された委員を代表いたしまして、その概要を御報告申し上げます。 派遣委員は、私、中川正春を団長として、理事城井崇君、手塚仁雄君、若泉征三君、塩崎恭久君、富田茂之君、委員打越あかし君、高邑勉君、本多平直君、水野智彦君、小里泰弘君、齋藤健君、菅原一秀君、阿部知子君、下地幹郎君の十五名であります。 このほか、現地参加議員として、糸川正晃君、稲田朋美君、高木毅君が出席されました。 昨十四日、現地において、福井県の豪雪への対応状況を視察した後、福井市内の福井パレスホテルにおいて会議を開催いたしました。 会議におきましては、福井県越前市長奈良俊幸君、福井県池田町長杉本博……
○中川(正)委員 おはようございます。民主党の中川正春です。 きょうは、震災の復旧あるいは復興という、私たちの国づくりの中では新たなフェーズに向かってしっかり取り組んでいこうというその中身、それからもう一つは、原子力発電所、この問題について質疑を行うということになりました。 私は、この二つのテーマの中では、特に地震と津波災害に対する取り組み、これはいろいろ、まだまだきめ細かにやっていかなければならない、あるいは、震災を受けた皆さん方の気持ちの中で、その思いをしっかり受けとめながら組み立てていかなければならない、その課題というのはあるとは思うんですが、しかし、全般的に目標はもうはっきりしてき……
○中川国務大臣 先ほどから御指摘ありますように、コミュニティーの再生ということを前提にしていけば、子供たちがまず安全で安心な環境で生活ができるということ、これを最優先に取り組んでいくということが第一課題だというふうに思っておりまして、頑張っていきたいというふうに思います。 現状、八月二十六日に原子力災害対策本部で決定をしました除染に関する緊急実施基本方針に基づいて除染を行ってきております。福島県内の学校の校舎、校庭等において児童生徒等が受ける線量が年間一ミリシーベルト以下としていくということ、これが一つです。それから、校庭、園庭の土壌に関する線量低減策への財政的支援を十分に行う、そして、学校……
○中川国務大臣 先ほどの議論は、文科省が担当しております原子力損害賠償紛争審査会、これに基づいてそれぞれ賠償基準というのが定められてきたということでありまして、その中間指針の中で、先ほどポイントとして挙げられた問題点というのがあるんだと思います。 最初の、六カ月間で基準が変わってくる、こういうことなんですけれども、先ほど御指摘のように、これは交通事故で傷害を負って入院した場合の精神的損害の算定の考え方、これをこの審査会では基準にしております。その中で、弁護士会が定めた基準というのがありまして、それに基づいてこの六カ月間の違いというのが算定をされておるというふうに理解をしております。 これは……
○中川国務大臣 実用化についてのこれまでの目標設定というのが二〇五〇年ということであります。しかし、開発そのもの、あるいは技術の確立そのものがいつできるかということになると、それよりもう少し前倒しでめどが立てられる、そういう前提でこれまでやってきたということであります。
【次の発言】 技術的な検証も改めてやっていくということが必要だと思うんですけれども、それと同時に、今回の震災を受けて、先ほどから、午前中にも議論になりましたいわゆるトータルなエネルギーバランスのあり方、原子力に対してどれだけ依存度を持ちつつ、産業政策も含めた形でやっていくのか、あるいは核燃料サイクルについても、実際どういう形で……
○中川国務大臣 お話しのように、これは非常に人気がありまして、それこそ二十万人を超える皆さんが参加をしていただいておるということでありますので、ぜひ私としても継続をしていただきたいというふうに思っております。 基本的には、実は福島県が経済産業省の交付金によりまして福島県健康管理基金というのをつくっておりますが、その基金をもとにしてこの事業をやっております。ですから、この状況を見ながら、また経産省とも連携をしてやっていきたいと思います。 実は、文部科学省も類似のことをやっておりまして、文部科学省としては、リフレッシュキャンプというのをやっています。これは子供たちだけを対象にしたキャンプなんで……
○中川国務大臣 結論からいうと、三次補正でその手当てをさせていただきました。
具体的には、いわゆる学納金の減収分、これを前提にして、被災私立学校等復興特別交付金というのを新たに措置いたしました。これが平成二十六年までの四カ年の基金ということになっていますので、かなり安定的、継続的な教育環境がつくれるということであります。
対象は、岩手県、宮城県、それから福島県の三県にということで、今年度からやっていきます。
【次の発言】 予算措置上の推計なんですが、現在、四千六百九十七人ほどがそうした形で減っているというか、他所に移ってしまっているということが推定されるということになっております。それを前……
○中川国務大臣 この法律に基づきまして、紛争審査会の中間指針ではっきりとうたわれているんですが、東京電力が迅速に支払う見通しを立てられないとしている損害、これをやっていくわけですけれども、その中でも、法律制定時の国会の附帯決議がありまして、東京電力が国の求償に応じることを事前に確認する手続を行うということを前提にして、東京電力が支払っていない部分についてこの仮払いをしていくというふうに理解をしています。
【次の発言】 これも中間指針ではっきりとうたわれていまして、賠償対象となるという旨が示されております。
【次の発言】 先ほど御指摘のように、税制上の手続という観点からは価格をゼロとしていくとい……
○中川国務大臣 先般からの御指摘で、財物価値の喪失、土地や建物に対してどういう賠償をしていくかということについては、できるだけ早くといいますか、我々の努力の中でしっかりとした指針をつくって、それを皆さんの生活再建へ向けてどういう形でしっかり反映していくかということ、これを早くやらなければいけないという先生の御趣旨というのはしっかり受けとめさせていただいております。 今それに対して鋭意努力をしているんですけれども、政令をつくってそれで仮払い法の範疇の中でやっていくか、あるいは東電が直接全体の賠償ということにかかわっていくかということだけではなくて、この問題については賠償の範囲を超えた議論ももう……
○中川国務大臣 御指摘のとおり、このセンターに、今もうちょっとふえまして、二百九十件の申し立てが来ております。 基本的には、原子力損害賠償紛争審査会がいろいろな形の類型化できるところを類型化して、そして一つの指針をつくってきたわけでありますが、そこから漏れたもの、あるいはなかなか相関関係ができないというようなものがこの解決センターへ持ち込まれてくる。これが滞積してきて、その中から類型化できるものというのは、御指摘のように、新しく類型化をして追記するなり、あるいは基準をつくっていくということで対応をしていくというふうに理解をしておりますので、そのように頑張っていきたいというふうに思います。
○中川国務大臣 きょうの午後にはぜひ結論を得ていきたいというふうに私も思っております。 自主的避難に伴う損害について、これまで五回にわたってこの紛争審査会が開かれてまいりました。賠償の対象区域や対象者、それから損害項目や損害額の算定の考え方、さらに指針のいわゆる対象期間等について議論が行われてまいりました。 避難せずに滞在を続けていた方々についても、自主的避難者と同程度の損害を認める方向でほぼ委員の皆さんの意見の一致を見ておりまして、きょう午後に開催される予定の審査会では、避難した人、とどまった人、それぞれ両者について、損害賠償の対象となる市町村や金額等の指針の具体的内容について提示をされ……
○中川国務大臣 このたび、野田内閣において文部科学大臣を拝命いたしました中川正春でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。 第百七十九回国会において各般の課題を御審議いただくに当たり、一言ごあいさつ申し上げます。 初めに、東日本大震災、そしてその後も相次いだ集中豪雨や台風の災害によって亡くなられた方々の御冥福をお祈りいたします。また、被害に遭われ、不自由な暮らしを余儀なくされている被災者の方々に、改めてお見舞いを申し上げます。 我が国を取り巻く環境は、ますます厳しさを増しつつあります。グローバル化や知識基盤社会の到来、少子高齢化の進展等、世の中が大きく変化しつつある中、我が国が抱……
○中川国務大臣 私も、この問題については心を痛めてきておりました。 一義的には、先ほどの副大臣の答弁のように、県の教育委員会がそれぞれ現場を指導して、一つのコンセンサスをつくってくるということ、このことに努力をしてもらうということであったんですが、文部科学省としても、努力を促すという指導をこの間、県の教育委員会にしてまいりました。しかし、なかなかめどが立ってこないということでありますので、そろそろ文部科学省としても一つの方向を打ち出すときだというふうに考えております。 そこで、整理をしていくと、地教行法の第二十三条第六号によりまして、公立小中学校において使用する教科書の採択については、当該……
○中川国務大臣 津波あるいは地震というものに対して観測網をさらに進めていくということ、これが今回の大災害の中でも私たちが痛感をしているところであります。 具体的には、そういうことを踏まえて、従来から、東海、東南海あるいは南海の連動地震の震源域において、海底に向けて地震・津波観測監視システムを整備してきておりますが、これをさらに進めていくということ。それから、二十三年度の三次補正におきまして、新たに東北地方の太平洋沖に地震、津波の観測システムの整備を、開設をしていくということであります。 津波到達については、このシステムが進んでいきますと、今よりも十数分前に前倒しをして緊急津波速報システムの……
○中川国務大臣 この基本指針の審議会の担当は文科省になりますので、お答えをしていきたいと思います。 基本的には、この指針にもあるように、本件事故によって生じる損害というのは、事故との相当因果関係が認められるものはすべて、原子力損害賠償法に基づいて適切な賠償が行われるということになっております。したがって、賠償の対象として明記されていない損害についても、個別に相当因果関係が明らかにされることによって賠償の対象となるということであります。そういう意味で、一つ一つ丁寧にやるべきだということ。 それからもう一つは、審議会で議論をしている過程の中で、精神的な損害というものについて、実は四つほどの項目……
○中川国務大臣 御指摘のように、再生医療というのは、恐らく、人類の医療技術というのを一つ高いステージに持っていく、その最先端を行っているものだというふうに私も思っております。 さらに言えば、日本の今の技術というのが世界でトップクラスを歩んでいるということもありまして、文科省としても戦略的にこれに投資をしていくということにしてきております。 さっき御指摘のありましたように、山中教授を中心にするプロジェクトが一つありまして、これは再生医療の実現化プロジェクトということで、二期に今入ってきております。これに参加しているのが、このiPS細胞の樹立を受けて、それを、拠点をつくって、その拠点の中でさら……
○中川国務大臣 防災担当大臣を拝命いたしました中川正春でございます。どうかよろしくお願いを申し上げます。 第百八十回国会における御審議に当たりまして、災害対策に関する私の所信の一端を申し上げます。 まず、防災担当大臣としての基本認識を述べさせていただきます。 我が国は、その自然的条件から、各種の災害が発生しやすい特性を有していると認識しております。こうした我が国の特性を踏まえ、防災は、国家の基本的かつ極めて重要な任務であるとの認識に立ち、災害に強い国づくりを進めてまいる所存でございます。 昨年からことしにかけて、東日本大震災を初め新潟・福島豪雨、台風第十二号や第十五号による風水害、大雪……
○中川国務大臣 改めて、おはようございます。どうぞ、きょうもよろしくお願いをいたします。 首都直下型地震に関しましては、特に東日本大震災の影響を受けまして、専門家の中では、地下の応力が変化をしてきているということがあって、前にも増した切迫感でもって対応をしなければならないということが指摘をされておりまして、先ほど御指摘をいただいたものに対する検討についても、私もこのポストについてから、とにかく時間との勝負だから、もっと計画を早めて、検討の結果を出して、結果を出したということだけじゃなくて、しっかりとその体制が組める状況にしていくようにという指示を今しておるところでございます。 その上に立っ……
○中川国務大臣 おはようございます。 平成二十三年からの大雪の被害状況及びその対応につきまして御報告をいたします。 まず、この大雪により亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族に対し、深く哀悼の意を表します。また、被災された方々に対しまして、心よりお見舞いを申し上げたいと思います。 昨年末からの大雪により、三月十五日までに把握しているところでは、全国で死者百二十一名、重傷者七百八十八名、軽傷者が千三十二名の人的被害が生じております。このほか、三百六十一棟の住家被害、六百九十一棟の非住家被害、ビニールハウス等の損壊や樹木の枝折れ、野菜や花卉の損傷等の農林水産被害等が生じ……
○中川国務大臣 委員の先生方には、現地にも御視察いただいて、本当に真摯に、熱心に取り組んでいただいておりますこと、心からまずお礼を申し上げたいというふうに思います。 御指摘いただいたとおり、今回の基本法の改正というのは第一歩でありまして、できることから、ひとつ見えたところから固めていこうということでありまして、基本的には防災対策推進検討会議が中心になって中身をまとめていくわけですが、中間報告を先般出しまして、その中間報告の中でできることからということで取り組みましたので、どうぞひとつよろしくお願いを申し上げたいと思います。 竜巻についてもいろいろな課題があると思うんですが、先ほど議論が出て……
○中川国務大臣 おはようございます。よろしくお願いをします。 御指摘のように、今回の法案改正というのはまず第一歩でありまして、これから総合的に、トータルな形で、ぜひ、さらなる改正というものに向けて進めていきたいのでよろしくお願いを申し上げます。 先ほど、具体的な御指摘の中で、総合防災情報システムの問題がありました。 これももう御指摘のとおり、実は事業レビューの中でも、これが十分に生かされていないということ、あるいはまた、未発達であるということなんだと思うんですが、指摘をされまして、改めて、このGIS情報システムについては、さらにトータルで検討を重ねていきたいと思いますし、これを支える組織……
○中川国務大臣 平成二十四年の梅雨期に発生した大雨による被害状況及びその対応につきまして御報告申し上げます。 まず、この災害により亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げるとともに、御遺族に対し、深く哀悼の意を表します。また、被災された方々に対し、心よりお見舞いを申し上げます。 本年は、沖縄地方が四月二十八日ごろにまず梅雨入りをしまして、六月四日ごろには九州南部が、六月九日ごろまでには九州北部から東北地方南部までが、さらに、六月十六日ごろに東北地方北部が梅雨入りいたしました。そのような中、台風第四号や梅雨前線の影響により、全国的に大雨となりました。 特に、七月十一日から十四日にかけては、……
○中川国務大臣 先般、地元にもお邪魔をさせていただきましたが、本当に熱心に、真摯にこの防災計画を受けとめていただいておりまして、皆さん、これから具体的な計画を描いていくというそのプロセスの途中にあるんだ、我々と一緒にそれを描いていくということ、頑張っていきたいというふうに思っております。ありがとうございました。 阪神・淡路それから東日本の大震災、徹底的にこれを検証していくということ、これがまず第一だと私たちは思っております。その上で、ああいう大規模な、そしてまた甚大な被害を及ぼす災害に対して、どういうふうに枠組みとして体制ができているのか、これを今、再検証している。その上で、首都直下地震や南……
○中川国務大臣 青少年育成を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し述べます。 子どもや若者は、かけがえのない今を生きる存在であるとともに、我が国の、さらには世界の未来を担う存在です。子どもや若者が、健やかに成長し、円滑な社会生活を営むことができるよう、環境を整備し、支援を行うことは、我が国の将来に大きくかかわることでもあり、政府として全力で取り組むべき最重要課題の一つであります。 近年、子どもや若者の意識や生活様式は大きく変化しています。生活習慣の改善や心のケアを必要とする子どもや若者への対応が求められるとともに、いじめ、暴力行為等にも的確に対処することが求められています。また……
○中川国務大臣 竹田委員のこれまでの生きざまといいますか、子どもや若者に対しての熱意、思い入れ、本当に心から敬意を表したいというふうに思います。きょうも、そうした意味で、いろいろ御示唆をいただいて、新しい政策に結びつけていけるような、そんなお話をぜひいただきたいと思っております。 先ほどお話があったように、所信の表明では、子ども・若者はかけがえのない今を生きる存在だ、我が国の、さらには世界の未来を担っていく存在であるということを申し上げましたが、同時に、私たち大人の責任として、子どもたちが自分の人生の夢を描いて、それを求め続けて、自分に持っている可能性というのを本当に伸び伸びと発揮していける……
○中川国務大臣 「新しい公共」、少子化対策、男女共同参画を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し述べます。 新しい公共については、「新しい公共」推進会議による議論を踏まえ、寄附税制や改正NPO法の円滑な施行、周知等を通じて、震災復興にも重要な役割を果たしている新しい公共の担い手による実際の活動が地域社会に広がっていくことを後押ししていくこととしております。これにより、居場所と出番が確保され、さまざまな主体が公に参画する新たな社会の実現を図ってまいります。 また、社会的包摂施策を推進してまいります。 PFIについては、社会資本の整備や運営において民間の資金や創意工夫を最大限活用……
○中川国務大臣 おはようございます。よろしくお願いをします。 まず最初に、先ほどの地震の想定なんですが、これをもう少し整理してお答えをさせていただきたいと思います。 御指摘のように、大震災によって想定が変わってくる、全てを見直すということ、この作業をしておりまして、専門家によって検討会議をやっているんですけれども、一つは、直下型の地震について、秋ごろまでに震度分布と津波高を出していくということであります。それで、冬ごろまでに被害想定を行いまして、それから首都直下で想定される最大クラスの地震、津波に備えたトータルな災害対策を検討していくということになります。 それから、南海トラフについては……
○中川国務大臣 ただいま議題となりました新型インフルエンザ等対策特別措置法案について、その提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 平成二十一年に発生しました新型インフルエンザH1N1は、病状の程度がそれほど重くならないものでありましたが、現在、東南アジア等で散発的に発生している高病原性鳥インフルエンザH5N1が変異して人から人に感染するようになった場合、多くの人命が失われるおそれがあり、社会全体の混乱も懸念されます。 こうした状況の中で、病原性が高い新型インフルエンザや同様な危険性のある新感染症に対して、三年前の新型インフルエンザの教訓も踏まえつつ、必要な法制を整えておくことが喫緊の課……
○中川国務大臣 江田委員におかれては、これまで貴重な御提言を党あるいはそれぞれの関係機関を通じていただいておること、私からも感謝を申し上げたいというふうに思います。 発生の際の住民に対する予防接種の優先接種対象者、これはこれまでも議論をしていただいていますけれども、本年一月に取りまとめられました厚生労働省の専門家会議の意見書がございます。これでは、重症化や死亡をできるだけ抑えるために医学的にハイリスクの方々からやっていくというような観点、それからもう一つは、日本の将来を守ることに重点を置いて子供たちから接種をしていくという観点、こんなことが考え方として示されたというふうに承知をしています。 ……
○中川国務大臣 お答えをいたします。 この法案そのものが、これまでの新型インフルエンザ対策行動計画、これは実は九月二十日に改定をされているんですけれども、この流行規模及び被害想定を前提としております。 その中身ということなんですが、過去に世界で大流行しましたインフルエンザのデータを参考にして、全人口の二五%が新型インフルエンザに罹患をして、致死率については、アジア・インフルエンザ等並みの中等度の場合は〇・五三%、スペイン・インフルエンザ並みの重度の場合が二%というふうに想定をすると、医療機関を受診する患者数の上限は約二千五百万人。それから、入院患者数の上限は、中等度の場合で約五十三万人、重……
○中川国務大臣 民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 国、地方ともに財政状況が極めて厳しい中、今後必要となる社会資本の整備や運営において、民間の資金や創意工夫を最大限活用することが求められております。また、民間の事業機会を創出することにより、経済を活性化し、我が国経済の成長力を強化する必要があります。 この法律案は、このような状況に鑑み、民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用した公共施設等の整備等の一層の促進を図るため、利用料金をみずから収受する独立採算型等のPFI事業を実施する民間……
○中川国務大臣 ただいま議題となりました国家公務員法等の一部を改正する法律案、国家公務員の労働関係に関する法律案、公務員庁設置法案、国家公務員法等の一部を改正する法律等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案及び地方自治法第百五十六条第四項の規定に基づき、管区国家公務員局及び沖縄国家公務員事務所の設置に関し承認を求めるの件について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 初めに、国家公務員法等の一部を改正する法律案について御説明を申し上げます。 時代の変化に対応して、国民のニーズに合致した効率的で質の高い行政サービスを実現し、縦割り行政や天下りの弊害を除去するとともに、公務員が……
○中川国務大臣 おはようございます。 こうして改革四法案をこの委員会の議論の俎上にのせていただいたこと、改めて感謝を申し上げたいと思います。 重要な法案だけに、この国会の議論を通じて国民の皆さんにもしっかり理解をしていただくということ、これが一番大事なプロセスでありまして、そういう意味では、改めて、それぞれ委員長並びに役人の皆さんにも感謝を申し上げたいというふうに思います。 その上で、人材像といいますか、どういうふうな国家公務員像というのを求めていこうとしているのかということでありますが、この基本法では、国民全体の奉仕者としての職業倫理を確立するということと、それとともに、多様な能力及び……
○中川国務大臣 お答えをしたいと思います。 まず、障がい者制度改革推進本部、これの設置なんですが、これは二〇〇九年の十二月八日に設置をされました。障害者権利条約の締結に必要な国内法の整備を集中的にやっていく、その中での改革ということを議論していくということと、それから、関係行政機関の相互の緊密な連携を確保しながら、障害者施策の総合的かつ効果的な推進を図るということ、これを目的にして設置をいたしました。 それで、それに続いて先ほどお尋ねの障がい者制度改革推進会議が設置をされたんですけれども、これは同年の十二月十五日に設置をされております。さまざまな先ほどの判決も含めた議論を踏まえて障害者施策……
○中川国務大臣 私自身も、この任命を受けましたときに、できる限り長期的に、しっかりと腰を据えた形で政策というのはやられるべきだというふうに素直に思っております。
その上で、できる限り、これまでそれぞれの大臣が携わってきた課題というものをしっかり継承しながら、方向性、これは大臣がかわるからといって変わるものじゃないので、そこのところを基本をしっかり踏まえてやっていきたいと思います。
八人目だそうです。
【次の発言】 福島みずほ大臣、それから平野博文さん、玄葉さん、岡崎トミ子さん、与謝野さん、蓮舫さん、そして岡田さんということになります。
○中川国務大臣 御指摘のように、首都直下型地震というのは切迫感が出てきております。 平成十六年に、中央防災会議の中で首都直下地震対策専門調査会というのが置かれまして、十八タイプの地震を想定して震度分布等の推計をしております。 その上に立ってバックアップの機能を整備していくということでありますが、平成十七年九月に首都直下地震対策大綱を中央防災会議が決定いたしまして、緊急災害対策本部を、官邸、それから内閣府、防衛省、立川の広域防災基地の順番で設置をするということにしております。 あわせて、政府の現地対策本部として、有明の丘に有明の丘基幹広域防災拠点施設及び東扇島地区に物流拠点施設を設置すると……
○中川国務大臣 いや、担当外のことを発言したということについて反省しておりまして、撤回をいたしました。
その上で、先ほど財務大臣のお話、非常に苦労しながら予算を組んできた中で、正しいというふうに思っておりまして、消費税、これを話し合いの中でぜひとも成立させていくということ、このことを私からも改めてお願いしたいというふうに思います。
【次の発言】 消費税については、野党の皆さんも基本的にはこれは上げていく必要があるだろう、そういう認識のもとに今政策をつくっておっていただくということ、これを信じておりまして、そういう意味では、消費税は成立をするという前提で私も考えていきたいというふうに思っていま……
○中川国務大臣 私が書いたというわけではないんですが。 そうしたマニフェストの趣旨というのは両面ありまして、それこそ、控除から手当へという流れ、これを税の流れの中でつくっていきたいという、その思いというのは、やはり控除であれば、所得の高い人たちに有利に働いて、そして低い人たちには控除額が少ない、そういうことでありますから、それを再配分するという意味からも、手当へ向いて転換をしようという、その趣旨があったということです。 御指摘のように、税制調査会での議論の中で、その趣旨というのがまず出て、その中で特定扶養控除の議論はあったんですが、特定扶養控除は普通の扶養控除に対して二倍の控除をしています……
○中川国務大臣 あのときも申し上げたんですが、私の考え方というよりも、そうした選択肢、いろいろあるということでございますが、私たち政府としては、今の予算、こういう形で御理解をいただいて、消費税も含めて通していただきたい、それが基本的な考え方でございます。
○中川国務大臣 東日本大震災を受けまして、御指摘のように、専門家の間でも、日本列島の応力状態が大きく変化をしてきているということ、それを受けて、この首都直下型地震も切迫感を持って対応していかなければならないということ、これが基本だと思っております。 そんな中で、まず、直下型地震の想定なんですが、これはもともと平成十七年に想定をしておりまして、マグニチュード七クラスのものを前提にやってきました。それに加えて、先ほどの、東日本の震災、そして東大チームがさっき御指摘にあったような新しい知見を出してきたということ、さらに言えば、これまで想定のなかった相模トラフ沿いで発生するマグニチュード八クラスの地……
○中川国務大臣 いろいろ貴重な御指摘ありがとうございます。感謝を申し上げたいと思います。 防災の日については、またさまざまに検討をしていきたいというふうに思います。 同時に、御指摘あったように、訓練ということについても総合的に見直すということにしておりまして、実は具体的には、防災会議で総合防災訓練大綱というのを三月の二十九日に発表させていただいて、これもまだ見直していく過程にあるということなんですが、その中で、中身と規模についての再検討がありました。 中身については、これまでのシナリオ型だけじゃなくて、新しい与件を与えて、そこで危機管理をしながら、何が足りなかったかというのを防災計画の中……
○中川国務大臣 既にこれまでの議論の中でこの定義というのは出ていると思うんですけれども、災害が発生した後に生じる巨額の復旧復興費用に比べてはるかに少ない額で事前に計画的かつ必要な投資を進めることが必要だということ、そういう意味を込めて、民自公、国会の中で、これを事前防災及び減災等に資する分野に資金を重点的に配分するという形で合意をしていただいたということだと思っていまして、私の方はそれを推測して先ほどのような定義でこれを理解していきたいというふうに思っております。 それから、先ほどの議論で、確かに具体的にどういう計画を積み上げていくかということになると、やはり地方によってそれぞれ前提となる条……
○中川(正)委員 おはようございます。古屋大臣、頑張っていただきたいというふうに思います。 東日本の大震災を受けて、基本的に新しい国の形をつくっていくということ、これがそれぞれ皆さんに課せられた大きな使命だと思いますし、そこによって、また日本の国が新しいフェーズに上っていくんだということ、そんなことをしっかり思いながら、私たちも議論に参加をさせていただきたいというふうに思っております。 この法案あるいは防災の問題に入る前に、同じ危機管理、危機対応という観点から、一つだけ確かめさせていただきたいと思うんです。 鳥インフルエンザなんですが、中国で患者が次々出てきているということ。人から人への……
○中川(正)委員 おはようございます。民主党の中川正春です。 久しぶりに安保に戻ってきまして、頑張っていきたいと思うんですが、両大臣初め政務につかれた皆さん方には改めて御健闘を祈りたいというふうに思いますし、先ほど御挨拶の中でもありましたように国際情勢は非常に流動的になってきております。それだけに、皆さんの活躍に心から期待を申し上げたいというふうに思います。 先般、大島で災害が起きてから、私も二日目に入ってきました。自衛隊の皆さんは本当に昼夜を分かたず捜索活動あるいはまた救命活動に頑張っておられまして、改めて心からねぎらいたいと思います。やはり、自衛隊が最初の三日間の救命活動あるいは救援活……
○中川(正)委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、森英介君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事は、その数を八名とし、委員長において指名されることを望みます。
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 よろしくお願いします。 田中委員長、ちょっと事前の通告はしていなくて恐縮なんですけれども、一番気になるところがありますのでお聞きをしたいと思うんです。率直に今の様子を話していただければありがたいんですけれども。 しっかり国会に今出てきていただいていると思うんですね。時間的に、これは本当に今大事なお仕事をしていただいて、自分なりの知見と、それから、周辺のお話を聞いていただいて、いろいろな指示をしながらまとめていただかなきゃならない、そういう立場だと思うんですが、どうですか、国会に出てきていただいて答弁をする時間というのが、余りにも委員長を拘束し過ぎ……
○中川(正)委員 おはようございます。民主党の中川正春です。
これは事前に通告していなかったので恐縮なんですけれども、大島のことについてちょっと触れておきたいというふうに思うんです。
大臣も、視察といいますか、救援体制ということで中に入られたというふうに聞いているんですけれども、どのような対策といいますか、欠けていたところ、あるいは、あれを見てどういうふうにこれからの体制というものを考えていったらいいかということを、これは恐らく気持ちの中でまとめておられると思うので、お話をいただきたいと思います。
【次の発言】 私も、党の代表として現地に入りました。
先ほどお話があったように、町長さんも……
○中川(正)議員 ただいま議題となりました国民生活強靱化のための防災・減災対策基本法案につきまして、提出者を代表して、その趣旨及び概要を御説明申し上げます。 我が国は、これまで数多くの災害に見舞われてきました。今後も大規模な地震等が発生するおそれが指摘される中、大規模自然災害から国民の生命や生活を守ることは、国が果たすべき基本的な責任の一つであります。しかしながら、財源に限りがあることも事実であるため、早急に対策を進めるためには、災害に対する脆弱性をできる限り科学的かつ客観的に評価し、優先順位を定め、大規模自然災害に強い国土及び地域をつくるとともに、地域住民の力を向上させることが必要でありま……
○中川(正)議員 このような形で、それこそ党派を超えて、防災というものに対してそれぞれが知恵を出し合って対策をつくっていくということ、特に防災についてはそのことが基本だというふうに思っていまして、どうぞよろしくお願いを申し上げたいというふうに思うんです。 その上で、先ほどのお話ですけれども、これは、ちょうど発災時、災害が起こったときの危機対応と、それからそれに続く支援という体制に持っていくそのフェーズで、我々振り返って考えると、やはり大混乱があった。結局は、どこにニーズがあるか、どこで何が起こっているかという情報と、どこにその資源があるかということを、トリアージするとよく言われますが、優先順……
○中川(正)議員 御指摘のように、公共施設の老朽化に伴い発生する事故の対策というのはそれなりに大切な対策であるということ、これはもう当然のことだと思います。 ただ、今我々が提出している法律の基本的な対象というのは、大規模な自然災害に対して体系的に特出しをして法律化しよう、いわば、アンブレラをかぶせて、それぞれの法律に横串も刺していこうというふうな意図でありますので、大規模自然災害に限定しているというところが、一つ、ポイントです。 それから、もう一つは、仮に広げてしまった場合にどうなるかというと、これは、自然災害のみならず、公共施設の老朽化に伴う事故だとか、あるいはまた、それ以外のさまざまな……
○中川(正)委員 おはようございます。民主党の中川正春です。 久しぶりに質問の機会を与えていただきましたので、しっかりとお聞きしていきたいというふうに思います。 最初、ちょっと恐縮なんですが、事前の通告をしていなかったんですけれども、北朝鮮の関係でちょっと聞いていきたいんです。 きょうの新聞でも、日朝協議が局長級で進んでいるということが報じられております。 実は、その一方で弾道ミサイルの発射があったり、あるいは、これもまたきょうの新聞をにぎわせていますけれども、北の砲撃があって、韓国がそれに応射している。延坪島じゃなくて、今回はもう一つ北の方のペンニョンドという島に着弾したということ。……
○中川(正)委員 動議を提出いたします。
委員長の互選は、投票によらないで、森英介君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 動議を提出いたします。
理事は、その数を八名とし、委員長において指名されることを望みます。
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 参考人の皆さんには、私からも改めてお礼を申し上げたいというふうに思います。 きょうも、それぞれの立場から御意見をいただきましたが、それぞれ立場は違っても、共通した部分というのはマネジメントで、やはり指摘をいただいたというふうに思っています。 特に、コミュニケーションという関連からいきますと、やはり国民の信任が、本当に中心になった組織としてその知見を発揮するということであるとすれば、その信任がなければならない。 そんな中で、それぞれ委員の立場が、十分にコミュニケーション、国民に説明する責任と、それから国民の中にあるさまざまな分野を吸収するその包容……
○中川(正)委員 それぞれ災害対応をしていただいておると思うんですけれども、御苦労さまでございます。 さっきの点は本当に大事なところで、雪害に関する話だけではなくて、災害時に復興メニューとして、災害を対象としたいろいろな補助事業の組み合わせで、それを使う立場に立ったらどんなふうに活用ができるのか、これは一度ぜひ内閣府でまとめていただいて、各市町村や県、あるいはまた関係団体へ向いて流しておく。 それが、いざとなると、この省庁にこれを頼んだらいいんだとか、これとこれと組み合わせればもっと有効に使えるんだというふうなことを伝えられると思うので、そういう意味で、これを普遍化してもらえませんか。この……
○中川(正)委員 おはようございます。民主党の中川正春です。 今回、法律改正をしたいということで出てきているんですけれども、趣旨としては、採択地区協議会の組織運営について政令ではっきりと定めていきたいという思いであるとか、あるいは、採択地区の設定単位が市町村でできるよというふうにしたい、あるいは、その議論の過程というのをオープンにしていくということ、この趣旨はよくわかるんですけれども、なぜこういう改正をしなければならないか、この改正の裏にある理由、ここのところをしっかりと説明をしていただけませんか。まずそこから始めていきたいと思います。
○中川(正)委員 おはようございます。民主党の中川正春です。 本論に入っていく前にちょっと、事前の通告はないんですが、さっきの馳議員の理化学研究所の関連で一つだけ確認をしておきたいと思うんです。 改めて第三者機関を入れてガバナンスあるいはコンプライアンスについて再点検をしていくということ、これは大切なことだと私も思います。その上で、ちょっと新聞の中でもコメントを大臣はされていましたけれども、次の新しい理化学研究所のステージといいますか、世界に対して通用すると同時に、世界のそれこそ知能を集めて研究活動を弾力的にやっていく法人改革をしていきたいということ、これがもう一つあるんだと思うんです。 ……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。おはようございます。 先日に引き続いて質疑をさせていただくこと、感謝を申し上げたいというふうに思います。 ちょっと本論に入る前に、もう一つ、済みません、これも事前に通告はしていないんですけれども、もう一回だけ聞かせていただきたいんです。教科書の無償給与の話なんですけれども、参議院の方に今民主党の方から、修正案といいますか、対案を出させていただいています。 中身は、グループで決めていくということにこだわらずに、それぞれの教育委員会の主体性の中で、ということは、地教行法の基本的な考え方に基づいてこれを決めていくということ。もう一方で、必要があれば共同で……
○中川(正)委員 おはようございます。民主党の中川正春です。 私からも、火山の噴火あるいは台風、また、東日本の震災から立ち直る、その過程の中での復興への努力、関係の皆さんに、心から追悼の意と、それからもう一つは、頑張っていただく皆さんに感謝を申し上げたいというふうに思います。 それで大臣、申しわけない、事前に通告をしていない課題なんですけれども、一般的な話として聞いていただいて、また、その対応をぜひ考えていただければありがたいと思います。 防災関係なんですが、予知ですね。 火山にしても、あるいは地震にしても、その研究を束ねている特に基礎研究で、それが将来は予知に結びついていくという形が……
○中川(正)委員 おはようございます。 続けて議論をしていきたいというふうに思います。 教育再生実行会議で全体の論点の取りまとめのようなものが大体出てきて、これからさらに次のステージに向けてという議論をされておるということ、これを理解しております。なかなかいい議論が進んでいるなというふうに思っております。 その上で、何回も何回も出てくる言葉に、グローバル人材であるとか国際化ということ、こうしたキーワードというのが出てくるんですけれども、グローバル人材あるいは国際化に向けて私たちもしっかりかじを切らなければいけない、これはコンセンサスとしてはあるんでしょうけれども、この中身についてはどこま……
○中川(正)委員 私は、提出者を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。 案文を朗読して説明にかえさせていただきます。 原子力損害の補完的な補償に関する条約の実施に伴う原子力損害賠償資金の補助等に関する法律案及び原子力損害の賠償に関する法律及び原子力損害賠償補償契約に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、今後、次の事項について特段の配慮をすべきである。 一 原子力損害賠償制度に係る国際的枠組みが、各国及び我が国の国民の福祉の向上に資するものとなるよう、我が国は、近隣諸国を含む国際社会に対し、原子力損害賠償に関する条約への加盟を促す等不断の働……
○中川(正)委員 おはようございます。民主党の中川正春です。 まず、本旨に入っていく前に、先ほど宮川委員からも元気のいい質疑が出ていましたけれども、四万二千人の教員の削減、これは財務省のサイドから出てきた。この話についてもう少し深掘りをしていきたいというふうに思っています。 財務省をこの席にそのまま残しておけばよかったんですけれども、例えば、さっき話が出たように、向こうから出した基準というのをスタートに、それをたたき台にしながら交渉するということをぬけぬけと言うわけですよ。本来は、文科省が出した基準、これに基づいて予算議論をしていくというふうな力が文科省の中になければならない。 私も当時……
○中川委員長 これより会議を開きます。
一言御挨拶申し上げます。
去る一月四日の本会議におきまして、懲罰委員長に選任をされました中川正春でございます。
当委員会は、議院の秩序維持及び規律保持に関し重大なる責務を課せられており、その職責の重大さを痛感している次第であります。
委員各位の御協力と御支援を賜りまして、誠心誠意努めてまいりたいと存じます。
何とぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手)
【次の発言】 この際、去る一月四日の議院運営委員会における理事の各会派割当基準の変更等に伴い、理事の補欠選任を行いたいと存じます。
現在理事が三名欠員となっております。その補欠選任につきまして……
○中川(正)委員 改めて、おはようございます。 質問を続けていきたいと思いますが、幾つかきょうは準備をしてきています。 まず、北朝鮮の問題について、できれば、評論家というような答弁じゃなくて、大臣自身の意思と、それから日本の国家としての意思、これを反映する形で答弁をいただければありがたいというふうに思います。 いろいろな挑発行為といいますか、ミサイルが次々と撃ち出され、あるいは北朝鮮の内部でも、張成沢に続いて金正男が暗殺をされてきている、いわゆる粛正が続いてきています。こういう状況に対して、日本の国家として、あるいは大臣として、これをどのように分析されて、今、北朝鮮の体制というのをどう理……
○中川(正)委員 中川正春です。 先ほどの原口委員の質問に続けていきたいというふうに思います。 ちょっと順番を変えまして、核兵器の禁止条約について、先ほど原口委員も触れられた課題からやっていきたいというふうに思います。 非常に私も、今回は日本は腹をくくるんだろうということを期待していたんですけれども、交渉に入らないということ、参加をしないという決定に対しては憤りを覚えていますし、これはやはりどう考えても間違っているというふうに思います。 まず最初に聞いていきたいのは、岸田大臣、地元の広島へ、いわゆる核兵器のない世界を実現しようというオバマ大統領を招聘して、そしてあれだけ世界に対してメッ……
○中川(正)委員 続いて質問をしていきたいというふうに思います。
まず、韓国なんですが、きょうの朝刊、あるいはここ一日、二日報道されて、私も、やはりこういうことかということで非常に落胆を持って見ているんですけれども、長嶺大使が帰任をして、それで、洪容杓統一相、それから韓民求国防相、黄教安首相はもちろんのことですが、この辺に面会を希望しても会えないという状況が続いているということでありますが、大臣、どういうふうにこれを受けとめられておりますか。
【次の発言】 まあ、いつかは会えるんでしょう。だけれども、それこそ何のために今のタイミングで帰任させたかというのは、大統領選というのが迫ってきていて、……
○中川(正)委員 おはようございます。民進党の中川です。 質問の時間を与えていただいたこと、感謝を申し上げたいというふうに思います。 きょうは、難民の問題を中心に質問をしていきたいというふうに思います。 安倍政権になって積極的な平和外交ということがうたわれていますが、本来、人間の安全保障であるとか、あるいはソフトパワーという意味でも、日本の外交の特色というか、私たちの意思というのを海外に対して示してきたということがあると思います。 そういう意味で、難民の問題というのはコアというか中心になる課題だと思いますし、今、世界の情勢を見ていると、この難民をどういうふうに再定住させていくか、あるい……
○中川委員 まず、こうして質問の時間をいただいたこと、感謝を申し上げたいというふうに思います。 この委員会に所属をしまして、楽しみにしています。これからさまざまに課題をしっかり議論していきたいと思いますし、我々、三つに割れたことによって質問時間がかえってしっかり回ってくるような、そんな状況でもありますので、そのことも含めて期待をしていきたいというふうに思っております。 ここでまずきょう取り上げていきたいのは、外国人の問題であります。 インバウンドということで、観光客が思った以上に調子よく伸びてきているということ、これはよく指摘をされて、また、それをどう受けとめていくか、またさらに伸ばして……
○中川委員 中川です。限られた時間でありますので、前文なしで質問させていただきます。 今回人事院から出てきた話というのは、給与だけではなくて、ワーク・ライフ・バランスという分野でどうかということもあります。民間と比べてこれがどうかという言い方が、なかなかこのワーク・ライフ・バランスについては指摘がないという状況なんですが。 改めて私もいろいろ統計を取り寄せて見てみたんですけれども、さまざまに国家公務員としての特徴があらわれていると思うんです。 今それぞれ、例えば育児休暇の取得率、特に男性、それから超過勤務の時間数、年次休暇の平均使用日数であるとか、あるいは、ワーク・ライフ・バランスだけじ……
○中川委員 中川正春です。引き続き質疑をさせていただきたいと思います。 まず冒頭、きょうは、防災関係の課題と、それから北朝鮮からの漁船が今漂着してきていますけれども、そこの対応についてお聞きをしていきたいと思うんです。 この防災というのは小此木大臣が担当しておられるということですよね。ところが、きょうの理事会で私が小此木大臣にその答弁を求めたら、特別委員会の方で所管をしているので大臣はここでは答えられないんだというようなことがあったんですけれども、いや、向こうでもやって、こっちでもやったらええやないかと。大臣も恐らく答えたいだろう、議論をしたいだろう、自然に考えたらそういう思いなんですけれ……
○中川委員 質問の時間をいただいて、感謝を申し上げたいというふうに思います。 ちょっときょうはゆとりがあるので、じっくりとやらせていただきたいというふうに思います。 まず、野田大臣、男女共同参画、これをやりましょう。 それで、いろいろ客観的に見せていただいていると、孤軍奮闘しておられるというか、いろいろな壁にぶち当たりながら、なかなか本物になってこない、そういう批判というか、私自身もそのように思うんですが、感じています。 総括的に、どこをどういうふうにブレークスルーしていったら、この日本の社会の中で女性が本当に自己実現をしていける、あるいはまた、本来の人間としての生き方というのがしっか……
○中川委員 続いて質疑をしていきたいというふうに思います。 大臣、先ほどのお話では四人子供さんがおられるということで、私も四人なんですけれども、いろいろな議論を通じてつくづく思うんですが、子ども・子育て、これは、一つ一つ、分野分野で取り上げるということに非常に限界が来ているということと、日本の国の形としては、それこそ政策のメーンストリームというか、あらゆる政策の中にこの考え方というのがそれぞれ組み込まれて、トータルで、社会全体でどうしていくか、そういう議論をしなきゃいけない局面に来ているんだろうというふうに思うんですよね。 担当大臣として、子供を育てられて、私の場合は、私が育てたというより……
○中川委員 先ほど大臣から何となく危ない発言が出たようでございますが、それ以上は、また走り過ぎないように気をつけていただきたいというふうに思います。 限られた時間なので質問をしていきたいと思うんですが、もともとREVICというのが、戦略的な企業あるいは個別の企業の救済また再編という形で出発したと私は理解をしているんですけれども。そういうことが前提になっていただけに、これを中小企業へ展開をして、新たに地域の活性化へ向けて使っていこうということであったかと思うんですけれども、どうも、その場合の地方での存在感あるいはまた実績というのが、大きく構えた割には、なかなか思うように広がっていないんじゃない……
○中川委員 委員長、ありがとうございます。質問に入る前に一言お礼を申し上げたいというふうに思います。 きょう、この一般質疑が終わった後、政治分野における男女共同参画の推進に関する法律案の起草を委員長の名でもってしていただくという段取りにしていただきました。 超党派の議連を中心に二年、トータル三年にわたって取り組んできて、そして各党の御理解をいただき、そしてまた、それぞれ、これを応援していただいている、女性がやはり政治に参画をするということによって、日本という国の多様性といいますか、ダイバーシティーというのが確実に実現ができる、そういう体制に持っていかなければならないという思いを持った皆さん……
○中川委員 引き続き質問をしていきたいと思うんですが、古物営業法の改正に入る前に、私自身がこれまで警察組織というものを見詰めてきて、過去にいろんな議論をしてきた経緯の中で、一つだけ改めて確認をしたい、また、こうあるべきだということを提起をしたいというふうに思うんです。 もう十五年以上前になるかな、警察の不祥事が次から次へと起こったときがありましたけれども、そのときに、基本的に、組織改正とそれから中の規律等々含めて、どんなふうに改正をしていったらいいかという大きな議論があったことがありました。たまたま、そのとき私も、あのときは総務委員会の中で警察の問題も担当していたんですが、そこで、地方の県警……
○中川委員 引き続き質疑をしていきたいと思うんですが、その前にお礼を申し上げたいと思います。 先般、加計の問題で、柳瀬その当時の秘書官、あるいは藤原さんについて、挙証責任、彼らがあのときにそれぞれ会議に同席をしていないと言うということは、それを自分自身が証明をする責任があるんだろうということで、この委員会からも、その日の二人の行動について、恐らく、日程表であるとか、あのレベルになると日程管理が役所の方でされていると思うんですが、その日程表であるとか、あるいはその他必要な、それを証明する資料を出すようにと御指示をいただくようにということで、委員会の意思としてそれを政府の方にしっかり伝達をしてほ……
○中川委員 おはようございます。中川正春です。 引き続き質疑をしていきたいというふうに思います。 実は、ちょっと冒頭、事前の通告をしていなくて恐縮なんですけれども、野田大臣。 麻生大臣が、また世間を騒がせながら、いろいろな発言をしています。 一つは森友の関係で、文書改ざんについては、どの組織でもあり得る話で個人の問題というような御指摘、あるいは、組織全体でそういったことが日常茶飯事で行われていることはない、これは個人の資質によるものだと。これは責任逃れというか、今回の文書改ざんが個人でやられたということで片づけられては、私たち、国民から客観的にこの話を見て、何ということを言い始めるんだ……
○中川委員 引き続き議論をしていきたいというふうに思います。 もう十二、三年前だったと思うんですが、私の地元でもPFIを入れるということになりまして、小学校を三つぐらいまとめて、あと市営住宅とのコンプレックスですね、PFIというのをやった、はだてたということでありました。 ところが、結果は、市長がぼこぼこにやられてしまいました。ということは、地元の建設業者が、普通であれば、小学校の建設なり、そうした市営住宅の建設なりというものについては当然入ってくるし、それを見込んだ年間計画というのを立てていたにもかかわらず、全部ゼネコンにとられちゃって、その下でしか入れないというふうな形になってしまいま……
○中川委員 大分質疑も時間が長くなってきまして、お疲れだろうと思うんですが、それぞれ、大臣、最後まで頑張ってください。よろしくお願いをしたいと思います。 私の立場は、マルチでルールをつくっていくということ、自由貿易ということを原則にしながら、それぞれの状況に応じて体系をつくっていくということ、これは日本にとっても正しい生き方だというふうに思っています。 特に、最近は、トランプ大統領だけではなくて、ヨーロッパでもあるいは中国でもそうですが、それとは違った形の秩序で世界を塗りかえていこうという、そんな勢力も出てきていますが、それだけに、これまで一つ一つ積み上げてきた私たちの世界観といいますか、……
○中川委員 おはようございます。中川正春です。 参考人の先生方には、それぞれの観点から、非常に深く掘り下げて御意見をいただきまして、ありがとうございます。 改めて、内田先生からも御指摘ありましたけれども、お話を聞けば聞くほど、しっかり時間をかけて、そして、国民自体も、この問題についてしっかり理解をした上で、いろいろな対策を考えていく、あるいはこれからの日本の将来を考えていくということが定まってくるような、そういうところまでこの問題はしっかり議論をしていかなければならないということ、これを改めて感じた次第でございます。 その上で、少し質問をしていきたいというふうに思うんですが、まず、頭とい……
○中川委員 続けて質疑をしていきたいと思います。 実は、茂木大臣、通告はしていなかったんですけれども、先ほどから見ていると、ちょっと睡魔に襲われておられるような、そんな感じもありますので……(茂木国務大臣「いえ、全くそんなことないですよ、ちょっとそれは失礼ですよ。全く、ちゃんと見ていますよ」と呼ぶ)はい。 それで、その上で……(発言する者あり)わかりました。じゃ、撤回します。(茂木国務大臣「それはひどいですよ。ちゃんと見ているし、全くやっていないもん。それは幾ら何でもひどいですよ」と呼ぶ)わかりました、わかりました。はい、撤回します、撤回します。(茂木国務大臣「一度も目もつぶっていないです……
○中川議員 質問ありがとうございます。 御指摘のように、本法では、検討事項として、ギャンブル関連事業者のギャンブル依存対策に係る費用負担を、遅くとも本法の施行後三年以内に検討して早急に着手すべしということになっています。 これは、一つは、ギャンブル依存症対策を総合的かつ計画的に進めていくということに当たって必要な経費の財源を安定的に確保していくということ、これが一つございます。 もう一つ、既に御指摘のように、収益金を公益事業であるとかあるいは地方自治体に向けて配分しているということはありますが、しかし、依存症対策の解決に向けて、ギャンブル依存症の発生等の原因となる者が負担をしてそこのとこ……
○中川委員 それぞれ参考人の皆さんには、ありがとうございました。それぞれの立場から、非常に興味深くお話を聞かせていただいています。 もうちょっと時間をかけて、この法律、何とか役に立つように変えていきたいなという思いで今おります。そんな中で、もう少し質問を続けていきたいと思うんです。 さっきのお話にちょっと関連するんですが、アルコール対策でもそうだったんですけれども、済みません、最初に西村参考人と田中参考人にお聞きをしたいんですが、本人を、それこそ病的ギャンブラーと認知させて、それで先生のところへ向いて連れていくというのがなかなか大変なんだということだと思うんです。 さっきのお話だと、電話……
○中川委員 中川正春です。 それでは、質疑を始めていきたいというふうに思います。 ちょっと事前の通告にはない形なので恐縮なんですが、一つは、米朝の会談の延期ということが急に入ったということ、これについて一つお尋ねをしたいのと、それからもう一つは、公文書管理について、前からの課題なんですけれども、お尋ねをしたいと思います。 韓国は、トランプ大統領の発言を受けて、緊急に、大臣会合を緊急会合として開いて、そして対応を議論するという態勢をつくっています。 恐らく日本にも事前に通告があって、こういう形でやっていくからという説明はあった上でのあの発表だと私は信じたいんですが、事前に通告があったのか……
○中川委員 中川正春です。 こうしていろいろな角度からお話を聞いていますと、だんだんイメージというか一つの方向性みたいなものが私たちの心の中にも固まってくるような、そんな思いがしていまして、改めてお礼を申し上げたいというふうに思います。 地方創生という課題で、特に美原先生と石川先生にお話をいただきたいというふうに思うんです。 私は三重県の出身でありまして、昔、リゾート開発というのがあって、そして、伊勢志摩というのが一つの対象になりまして、推進法の中でいろいろ絵を描いてやったということがありました。 私、あのとき県会議員をしていまして、構想が出たときには胸が躍りまして、これはすばらしい、……
○中川委員 まだこの議論も入り口でありますので、基本的な質疑を総理に対してはやっていきたいというふうに思います。 カジノの是非についての世論調査というのが推進法以降たびたびされていますけれども、非常に厳しいものになってきている。特に、六〇%から七〇%以上の国民が反対をしている、こういう結果を出してきています。ある意味の、国の体質が変わってくるような中での危機感みたいなものが国民の中にも私はあるんじゃないかという感じがしました。ギャンブルで観光振興というのは間違っている、これが一つの基本だというふうに思います。 実は、昨日の有識者による参考人質疑でも、IRで想定される具体的な事業の中身とそれ……
○中川委員 中川正春です。 限られた時間ではありますが、大切な時間をいただきまして、感謝を申し上げたいというふうに思います。 最初に通告をしたのは、さっきの話に通じるんですが、日本社会の国際化の進展と、そして教育に対しての課題ということで通告をさせていただきました。 今、新しい外国人労働者の受入れの枠組みをつくろうということで政府から提案がありますが、本来は、多文化共生社会、国を開いていくに対して、この日本の社会がどういう形で国の形としてつくられていくかという、その多文化共生を基本にした、ある意味で移民法、移民の基本法みたいなものが一つあって、それから、個々の労働者あるいは生活者、あるい……
○中川委員 中川正春です。 冒頭、柴山大臣、改めて御就任おめでとうございます。前回の質問のときに、このことを申し上げるのを失念していました。改めてお祝いを申し上げて、期待を申し上げたいというふうに思います。 特に、文科省、根本的な改革を余儀なくされているといいますか、とんでもない形で次から次へスキャンダルに巻き込まれている、そういう状況であるだけに、しっかりとした改革の姿勢をこの際見せていただくということを期待していますので、よろしくお願いをします。 前回に引き続いて、外国人を日本でどう受け入れていくか、また、日本の社会をどのようにそのことに対して準備していくかという、その観点からお話を……
○中川委員 ありがとうございます。 三人の参考人の皆さんにも貴重な御意見を聞かせていただいて感謝を申し上げたいというふうに思います。大分論点がそれぞれ出てまいりまして、ある程度重なるところもあると思うんですが、御容赦をいただきたいというふうに思います。 まず最初の入り口のところなんですが、先ほどから議論が出ていますように、目的が被害者の保護と原子力事業の健全な発達というところであるわけですが、百十四回国会、衆議院の科学技術委員会で、実は科学技術庁の原子力局長がこの二つの目的について次のように説明をしておりますが、これについてそれぞれどのように御意見を持っていただけるか、お聞かせをいただきた……
○中川委員 質問の時間をいただきまして、ありがとうございます。中川正春です。 先ほどの宮川さんや吉良さんのユー・アー・ウエルカムの話に誘発されまして、私もちょっと昔のことを思い出しておりました。 ちょっと通告にはないんですけれども、私も実は、高校を、普通の進学校を卒業して、そのままアメリカの大学へ行って、大学生活を向こうで送ったんですが、本当に、英語というのはそうした意味ではなかなか大変だったということ、同時に、案外、読むということ、読解していくということについては、日本の教育やら英語の教育の基礎というのは生きていたんじゃないかなと思いますね。 ラテンアメリカからも来た人たち、留学生も一……
○中川委員 おはようございます。 やがて桜の季節になってきますが、各学校、入学式ということで、子供たちが胸を膨らませる、あるいはまたいろいろな不安を抱えて学校生活を始めようとしています。そんな中で質問の機会をいただいて、そして、新たな教育のあり方、特に、私自身がポイントとして、あるいは課題として追いかけている、そういう問題について、きょうは質問をしていきたいというふうに思います。 通告とちょっと順番を変えてやりたいと思うんですが、まず最初に、ことしも議員立法という形でそれぞれ課題が上がってきております。できる限りここで議論をして、そして結論を得ていくということ、これが大事だと思うんですが、……
○中川委員 続いて質問をしていきたいというふうに思います。 まず最初に、この間、一般質疑のときに取り上げた大学における修学支援の問題について、その続きといいますか、最終的に詰めを残していましたので、まずそれから行きたいと思います。 今回、授業料の無償化ということに一歩進めたということについては、私は評価をしたいというふうに思うんです。ただ、文科省のこれまでの政策からいけば、前回指摘をしたように、国連の人権規約十三条の二などで示されているように、全ての者に対して教育の機会を与えるということ、一般的に言えば、所得制限を取っ払って、それで、大学としてはもう授業料はないんだ、無償なんだというところ……
○中川委員 引き続き議論をしていきたいというふうに思います。 十五年ほど前ですか、この議論が始まって、法科大学院、これを設置していくということになったわけですけれども、それ以降、これだけ混乱をして、かつ、最終的に出口が見えないというか、今回もこうした改正をしたいということなんですが、これがうまくいくかどうかということについてなかなかはっきりとした展望が出てこないということ、なぜこんなことになってきたのかということを一つは振り返って考えてみたいと思うんです。 それは、私から見れば、文科省がしっかり腹を据えてロースクールというのをどう位置づけるかということをちゃんと主張していないからだというふ……
○中川委員 立憲民主党・無所属フォーラムの中川正春です。 質問の時間をいただいて、感謝を申し上げたいと思います。 本論に入る前に、先般から問題になっています白須賀政務官の危機管理の問題について、大臣の姿勢といいますか、大臣の考え方をちょっと整理しておかないといけないかなということで、まずそこから質問に入りたいというふうに思います。 これまでの議論では、一時間以内に戻れるというルールを、白須賀政務官本人もその範疇の中で行動してきたということを言っていますけれども、政務官の、電車と自動車の乗り継ぎで一時間という説明で大臣は納得しているということか、ここですね。 現実に災害が起こっているさな……
○中川委員 中川正春です。 立国社の枠組みの中で質問を続けさせていただきたいというふうに思います。 きょうは大臣所信に対する質疑なんですが、本当であれば積極的な質疑をしていきたいんですけれども、特に、萩生田元官房副長官が文部科学大臣に任命された、そういうことの中で、やはり加計問題から始めていかなきゃならないということです。これは非常に残念でなりません。 大臣の就任発表があったときには、マスコミも含めて、国民の間には安倍総理の意図についてさまざまな臆測が、あるいは解説話が聞かれました。大臣が官房副長官当時の加計問題を中心にして、文科省との確執といいますか、やりとりがあったんですけれども、こ……
○中川委員 先ほど理事会では大分時間がかかって、私たち待ちましたけれども、結果としては、採決はやはり自民党の方はやるんですか。(発言する者あり)職権立てということらしいですが、これだけ多く問題が指摘をされて、それに対する問題の解決というのが将来に先送りされているという、そんな答弁しか返ってこないこの状況の中で採決をするというのは、これは間違っているというふうに思います。 馳筆頭、改めてここは、別に、時間をかけて議論するということ、これは正しいことなんですから、ここで無理するということはないんですよ。それを改めて申し上げておきたいと思いますし、今からでももう一回考え直すということであれば大歓迎……
○中川委員 中川正春です。 続いて質問をしていきたいというふうに思います。 いろいろ議論は出ていますが、どうも答えを見ていると、これから頑張っていきますと。それぞれ、問題になっているということについては同じような認識を持ってきたという、そんな感覚はあるんですけれども、答えが出てこない。これから頑張っていきます、これから頑張っていきますということでこの制度がしっかり運用ができるのかというと、やはり国民も、あるいは我々も納得ができない、こういうところで今とまっているんだろうというふうに思います。 その上で、私も、ちょっと基本的なところに返ってもう一回話を整理していきたい、もっと違ったオプショ……
○中川委員 中川正春です。 こうして質問の機会を与えていただいたこと、感謝を申し上げたいと思います。 私は、きょうは、平成二十四年にこれは法律が成立をしたわけでありますが、その当時この立案に参画をした者の一人として、そういう立場から質問をしていきたいというふうに思います。 まず、感染症に対する対処を規定する法律には、感染症法、検疫法、そして今回テーマになっている新型インフルエンザ等対策特別措置法、重立ったものはこの三つだと思うんですが、それぞれの対処の役割分担とすみ分けについてどう整理をされているか、まず、そこから聞きたいと思います。
○中川委員 引き続き議論をしていきたいと思います。 新型コロナウイルスについての課題を少し議論していきたいと思うんですが、たまたま先ほど、新型のインフルエンザ等に対する特別措置法について、党内で、これをどう適用していくかという議論をしていたんですけれども、その特措法の中身をもう一度復習するにつけ、今回の総理の突然の全国一斉の休業要請というのがいかに唐突なものかというのが浮かび上がってくるように思います。 現行の特措法の方では、総理大臣が緊急事態宣言を出す。しかし、緊急事態宣言を出すことによって、例えば全国一斉にこれをしろという話にならないんですね。その前提として、区域の指定をするということ……
○中川委員 立国社の中川正春です。 続けて質疑をしていきたいというふうに思います。 まず初めに、コロナ対策について、著作権との関連の中で一つテーマを絞っていきたいと思うんです。 国立国会図書館のデジタルコレクション、これの公開について、コロナ対策として、ひとつ運用を見直してほしい、あるいは弾力的に考えていただきたいということを申し上げると同時に、これをきっかけにして、このデジタルコレクションの公開について、更に利便性、あるいはその範囲を広げていくような議論をしっかりやっていただいて、次の時代へ向いて準備をしていっていただきたい。その思いを持ってお話をさせていただきたいと思います。 コロ……
○中川委員 中川正春です。 引き続いて質問をしていきたいと思いますが、まず冒頭、コロナの犠牲ということだけじゃなくて、豪雨の方も非常に大きな犠牲が出てきております。改めて、心から哀悼の意をまず表したいというふうに思います。 ちょっと順番を変えまして、PCRの方を先に質問をさせていただきたいというふうに思います。 全国一斉で臨時休業要請というのが二月の二十八日に行われました。このときには、休業に至る具体的な基準の提示というよりも、安倍総理の突然の休業要請という形でなされたわけでありますが、続いて、三月の半ばから、学校再開に向けてのガイドラインであるとかあるいは参考事例というのが文科省から発……
○中川委員 おはようございます。こうして時間をいただいたこと、感謝を申し上げたいというふうに思います。 きょうは、ウイズコロナあるいはポストコロナで、コロナ関連の質疑を三問ほどやらせていただいて、その後、私の課題でもあります日本語教育の推進関連でやらせていただきたいというふうに思います。 まずコロナの関連で、課題として浮き上がってきた、あるいはどうしても実現しなきゃいけないというものは、少人数学級だと思うんです。今の臨時的にそれぞれの現場で工夫をしている状況を、ここをきっかけにしてこれから少人数学級の体制につくり上げていくということ、これについては、大臣もその思いを持って、今模索をしておっ……
○中川委員 立憲民主党の中川正春です。 質問の機会を与えていただいたこと、感謝を申し上げたいというふうに思います。 また緊急事態宣言が延長されました。コロナをどんなふうに抑えていくか、ここで正念場が来ているんだというふうに思います。今日は、科学技術という観点から、私たちあるいは政府のコロナに対する対策というのを改めて検証をしていく機会にしていければということで、改めてこの課題を取り上げさせていただきました。 地元を歩いていると、国民の、今のコロナに対する対策、この関連の中でいつも出てくる質問というか、これだけ日本が科学技術あるいは医療というものが進んでいるにもかかわらず、なぜ、中川さん、……
○中川議員 委員御指摘の最高裁判決の評価や、また国家公務員の規定や人事院規則の当否については、実はこれは各党各会派において様々な御意見ないしお立場があるんだということを承知をしております。今これをまとめるのはなかなか困難な状況にあります。 その一方で、日本が国際社会で果たしていくべき役割や昨今の国際情勢を踏まえて、強制労働の廃止に関する条約を批准していくということが我が国にとって実は急務であるというふうに認識をしておって、今回、各会派でその認識というのは共有ができているというふうに思うんです。 そのために、提案者としては、委員御指摘の規定を含めた現行法の個別の規定の当否に立ち入るということ……
○中川委員 立憲民主党の中川正春です。 引き続き質問をしていきたいと思います。 先ほどの質問の続き、これは事前に通告はしていないんですけれども、大臣に一つ確認だけしておきたいというふうに思います。 私立幼稚園協会の問題については、報道が出て以降、私たちにも様々に有権者から話が出てきているという状況でありますが、その中でも、農林水産省で問題になった鶏卵の協会との癒着であるとか、あるいは総務省で問題になった情報関連の企業との癒着であるとか、これが次々と出てきているだけに、文科省も同じような構造があるんじゃないかということ、ここが一つの懸念というか、今の体制に対する一つの大きな疑念として国民の……
○中川委員 中川正春です。 質問の機会をいただいて、感謝を申し上げたいというふうに思います。 今回、この著作権法の改正が上がってきまして、先ほども図書館の館長さんとお話をしていたんですが、十年前を懐かしく思い出しておりまして、その頃、長尾さんという図書館長が、デジタル化の時代に向けて、これからの国立国会図書館の構想といいますか、何をしていかなければいけないかということも含めて、非常に意欲的なプランというのを打ち出されました。 その当時は、それこそ現場にとっては革命みたいな、そんな受け止め方をされまして、あちこち物議を醸し出して、それで終わってしまったというような、そんなことがあったんです……
○中川(正)委員 立憲民主党の中川正春です。 久しぶりにこの財金の委員会に帰ってきたんですけれども、改めてよろしくお願いを申し上げます。 今日は初日でもありますので、本来の財務大臣の所掌といいますか、いわゆる財政ということについて、健全財政あるいは財政均衡へ向けての施策あるいは思いというのを中心に、質問をしていきたいというふうに思います。 最初、これは確認なんですけれども、アベノミクスを支えてきたというのは、総理の周りにおられるリフレ派、あるいは、それを超えて、ひょっとしたらMMTを唱道する与党のグループというのもあるのかもしれませんけれども、そういう人たちが主にこの政策を先導してきたと……
○中川(正)委員 今日は、租税特別措置法に焦点を当てて、これまで各委員から様々な観点から議論がありましたけれども、それをどう政策評価をしていくかという、その観点から話をしたいというふうに思います。 というのは、ちょうどこの委員会が始まる前に勉強会がありまして、その中で、経済の日本の状況を見ていると、ここ二十年、三十年、成長をしていないということです。世界的にこれを比較すると、この三十年成長していないのはリビアぐらいで、その辺と同じ日本の状況で、あと、先進国も含めて一・五倍とかあるいは二倍とかというようなそんなレベルで皆が成長している中で、日本が成長することができてこなかったということ、それが……
○中川(正)委員 質疑の時間をいただきまして、ありがとうございます。 実は、私、十五年ぶりぐらいにこの財務金融委員会に帰ってきたんですけれども、改めて、マクロ経済、議論していく中で、日本が直面をしている非常に大きなリスクといいますか、あるいは、激動していく世界の中で日本が取り残されているような、そんな状況をどう克服していくかということ、そんな危機感というのも感じさせていただいています。 実は、そんな中で、今日はこの質疑を楽しみにしておりました。日銀総裁の黒田さん、ありがとうございます、今日は。四十年近くの時を超えて、再びこうして日本の金融政策のトップとそれから議員という立場で、相対して質問……
○中川(正)委員 それでは、引き続きの議論をさせていただきたいというふうに思います。 野田委員の、非常に、原点というか根幹に関わる議論というのを聞かせていただいて、改めて、今の状況というのを振り返って、これでいいのか、この国の経済の構造というのが、持続ということを前提に考えていくときに、このままで、いわゆる二%を追い続けていくこと、これに執着するだけで全てが解決するというふうな議論だけでいいのかということを実は改めて今感じていたところであります。 その上で、今日は原点に返ってお話をする必要があるのかなというふうに思いました。 ウクライナの危機があり、またコロナがありということで、今世界は……
○中川(正)委員 おはようございます。 質疑の時間をいただいて、感謝します。同時に、朝一番で、交代してやっていただいて、自民党の御配慮に感謝を申し上げたいというふうに思います。 今日は、私の言葉で言えば移民政策、多文化共生、あるいは、外国人の日本に対する受入れに対して、総合的な施策が必要だという、その観点から問題を具体的に議論をしていきたいというふうに思っています。 長いことこれに私も携わってきたんですけれども、制度そのものがパッチワークなんですね。厚生労働省、あるいは国土交通省、総務省、今日は日本語も取り上げますけれども、文科省、そして入管ということでありまして、いろいろこれまで問題が……
○中川(正)委員 おはようございます。 今日は、こうして審議をさせていただく時間をいただいたこと、まず感謝を申し上げたいというふうに思います。 この法案、日本にとって非常に大事な法案になっていきます。同時に、海外から入ってくる人たちにとっては、共通のインフラというか、基本的な日本語能力をつけていくということが多文化共生社会へ向けて日本が進み出していく、その本当の意味での基本になっていく法案だというふうに思っていまして、どうぞひとつ、運用も含めてよろしくお願いをしたいと思います。その気持ちを込めて、今日は質疑をしていきます。 まず、この法律の目的なんですが、一番入口で、大臣の方からお話をい……
○中川(正)委員 おはようございます。立憲民主党の中川正春です。 今日は、やがて出てくる、難民を中心にした入管法の改正に先駆けて、ちょっと大所高所からというか、総合的な入管法の在り方について質疑をしていきたいというふうに思います。 そのキーワードというか、ポイントになる言葉というのは、私は移民という言葉なんだと思うんですよね。基本的には、移民政策として、トータルで、総合的に入管法というのを見直していくということ、これがないと、いつまでもそれぞれの分野で矛盾を抱えたまま、外から見ても、日本のどの入口で日本に入っていったらどういうことになるのかということが分からない、そういう状況にあるんだとい……
○中川(正)委員 ありがとうございます。 私も、まず、ウィシュマさんのケースから入っていきたいと思います。 基本的に、収容された状況の議論が多いんですけれども、振り返って考えてみたら、一番最初のその入口の部分、ウィシュマさんがどうして収容されなければならなかったのかということですね。これは、国際基準から見ても、あるいはウィシュマさん自身の状況から見ても、収容するということ、この判断自体が間違っていた、あるいは、それを収容しなければならないという制度的なものがあるんだとすれば、それを基本的に見直していかなければならないというふうに私は思うんですけれども。 この収容について、どういう判断があ……
○中川(正)委員 先ほどの話の続きなんですけれども、素直に、もっと、この問題だけじゃなくて、しっかり背景を調べるような形で調査をしますというふうに答えたらいいんですよ。すぐにそういう、できない、あるいはするのが難しいというような姿勢でここに臨むものだから、だからあなた方が誤解されるんですよ。そのことを指摘しておきたいというふうに思います。 一般質疑の時間をいただいて、ありがとうございます。 まず、さっきの裁判所の記録の保存に関連して、少し、一つだけ私もお話をしたいと思うんです。さっきの吉田委員との関連もあるんですけれども、デジタル化です。 調査報告を見ていますと、考え方と姿勢の改善で三つ……
○中川委員長 これより会議を開きます。
一言御挨拶申し上げます。
去る一月二十六日の本会議におきまして、懲罰委員長に選任されました中川正春でございます。
当委員会は、議院の秩序維持及び規律保持に関し重大なる責務を課せられており、その職責の重大さを痛感している次第でございます。
委員各位の御協力と御支援を賜りまして、誠心誠意努めてまいりたいと存じます。
何とぞよろしくお願い申し上げます。
【次の発言】 この際、理事の辞任についてお諮りいたします。
理事丹羽秀樹君から、理事辞任の申出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
○中川(正)分科員 新進党の中川正春です。 きょうは、主に産業廃棄物の問題について質問をさせていただきたいというふうに思います。 厚生省の方から提出していただいた資料では、あるいはまた各自治体含めて、産業廃棄物の状況というのが非常に難しいということを通り越して大きな問題化をしてきておる、こんなふうに認識をしております。排出物そのものはリサイクルの努力等々である程度横ばいに抑えていっておるという、この努力は一つ数字の上では出てくるんだろうと思うのです。しかし、それにも増して、特に最終処分場の新規の開発というか立地ができないということ。それと、それに伴って寿命、これが非常に危機的な状況まで来て……
○中川(正)分科員 御苦労さまでございます。三重県の二区の出身ですが、中川です。 私も、これまで県会議員をしてまいりました。地方自治体の中でいろいろな議論を繰り返すうちに、やはり地方分権に対する思い、それから、住民のそれぞれ意識というのが非常に今大きく変わってきておる、その中で自立を求めていく、そういう流れに即して、どうしてもそれを国のレベルで実現をしていくということが、この国を改めて活性化をしていくその基本であろう、そんな信念にも似たような気持ちに駆られまして国政に挑戦をさせていただいた、そういうことでございます。財政問題を中心にして、あるいは地方分権を中心にしてこれまでいろいろ議論があっ……
○中川(正)分科員 どうも御苦労さまでございます。 私はもともと大蔵委員会にも所属をしておるのですが、前回、質問をさせていただいたときにちょっと時間が足りなくなってしまいました。いずれにしても、与えられた機会を精いっぱい活用させていただきたい、こういうことできようも質問に立たせていただいたようなことでございます。 きょうのテーマは、どちらかというと非常に大きなものになりますので、もっと大きな場で本来は議論をしていきたいところなのでありますが、その前に、一度私自身も勉強させていただきたい、それこそ大臣初め皆さん方の取り組みというのをしっかり押さえた上で、これからの議論の発展をさせていきたい、……
○中川(正)分科員 民友連の中川正春でございます。御苦労さまでございます。 私の出身は三重県の鈴鹿市でありますが、ここは花木中心に非常に活発に農業をやっていまして、花木、お茶、それから米というようなものの産地であります。 先輩から、この分科会というのは、とにかく地元の身近なところから陳情するつもりで、大臣に目覚めてもらうつもりで、足元を、個別に話をするのがいいんだ、こんなアドバイスもいただきましたので、そんなつもりで質問をさせていただきたいというふうに思います。 米が中心でありますが、まず減反の政策です。これは過去十年の減反の実績の資料をいただきまして、これを見ていると、特にことしあたり……
○中川(正)分科員 おはようございます。御苦労さまでございます。民友連の中川正春です。 この分科会では、極力地元の事情を反映したようなきめの細かい質問というのがいいのです、言いかえれば、陳情を兼ねてやりなさいよ、こう先輩の方から言われたものですから、そんな気持ちで質問に入らせていただきたいというふうに思います。 私は、三重県の四日市市を抱えております。きょうは、交付税を中心にして、地方分権論議、先ほど島先生熱心に核心をついて御質問をされておりましたが、その流れも踏まえて質問をさせていただきたいというふうに思います。 まず、地元の問題でありますが、実は、四日市というのは財政力指数というのが……
○中川(正)分科員 民主党の中川正春でございます。私は三重県の中川なんですが、同姓のよしみで、親しみを込めて質問をさせていただきたいというふうに思います。 きょうお尋ねをしたいのは、生鮮食品の流通のかなめになっている卸売市場の問題であります。 これは私の地元でも以前からいろいろな形で関与をしておるのですが、最近特に、いろいろな審議会なりあるいは局長のもとにある協議会なりで論議を尽くされているわけであります。ここで改めて指摘するまでもなく、非常にさま変わりといいますか、縮んできておりまして、それと同時に、それぞれの荷受け、仲卸、ともに経営的に行き詰まってきておるということ、この状況を踏まえて……
○中川(正)分科員 民主党の中川正春でございます。持ち時間が三十分ということでございますので、実質的に質問に入っていきたい、こんなふうに思います。 これはちょっと申しわけないんですが、事前に通告をしていない問題なんですけれども、また静岡で、ストーカーといいますか、つけ回しの殺人事件が起こっております。一つの連鎖のような形でこういう事件が頻発をしながら、非常に社会的にも不安要素というのが強くなってくるわけなんですが、二つほど確認をさせていただきたいんです。 今回の事件は、警察が事前にどうかかわっていたかということ。これは新聞報道だとかテレビだと、無言電話が頻繁であったという程度で、事前のそう……
○中川(正)分科員 民主党の中川正春でございます。 質疑の時間をいただきましたので、まず冒頭、出入国管理政策と、特に長期滞在、不法滞在というんですか、その問題について集中してお尋ねをしていきたいと思います。 ちょうどバブルの時期に外国人労働者という形で非常に多くの人たちが労働者として、それも単純労働として日本の中に入ってきました。本来なら、経済がここまで縮んでいるときでありますから、合法的に入ってきている人たちも含めてのことでありますが、この人数というのが当然減っていきながら社会のバランスがとれていくんだろう、こういう感じを私も持っていたんです。 実は、きのうは地方行政委員会の方で、警察……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 きょうはありがとうございました。非常に刺激的に聞かせていただきましたのと同時に、正直、私自身も自分がどこまでわかっているのかわからないという分野でございまして、そういうことを前提にしながら、私自身の頭の中を整理するためにも少々質問させていただきたいというふうに思います。 私がお話の中で理解をさせていただいたのは、どうもゲノムというのは三つのステージがあるんじゃないか。一つは、ゲノム自体の配列をいわゆる単純な情報として明らかにするというプロセスが一つ。それからもう一つは、それが何を意味しているかという、先ほどお話が出ましたが、それぞれのゲノム……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 この一年余り、憲法調査会に席を置いて、憲法を論じるという機会を与えていただきました。日常の政治活動の中に憲法がいかに反映されなければならないか、あるいは、我々、おのずと憲法の原点に戻っていってこの国の形を考えていくということ、これがいかに大切かということを改めてこの一年の議論の中で私自身もかみしめているところであります。 また一方で、今、国の情勢、特に国会、それから内閣、あるいは司法、裁判所の問われているところ、新しい時代変革のさなかで、一つの統治能力、ガバナビリティーというのですか、そうしたものが欠如をしておる。立ち往生しながら、どこへ行……
○中川(正)分科員 民主党の中川正春でございます。先ほどの島議員のお話に続きまして、市町村合併、地方分権あるいはまた住民投票についてお尋ねをしていきたいというふうに思います。 まず、市町村合併であります。 先ほどもいろいろ議論が続いていたようでありますが、ひとつここで、ちょっと根本的なといいますか、そもそも論に戻ってみたいというふうに思うんです。 私も、もちろん推進する立場で、基礎自治体のあり方というのをもう少し大きくしていく、それによって、効率といいますか行政改革の立場と、人を確保しながら自立した、いわゆる質の高い行政サービスを供給していくという意味での合併に向かう動きというのは、それ……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。同じ中川が続きますが、よろしくお願い申し上げたいと思います。 護憲的改憲論という一つの軸というのは私も非常に共鳴するところでありまして、恐らく、今この調査会の中の議論の大勢の中で、もしそれが憲法の精神を生かして政治的に本当に可能なものであれば、そして、その憲法の精神というものがそれぞれの思いの中で一つの形に終局していく、いわゆる日本の国家の意思というのがそれで決めていけるという前提に立っていけば、まことにそのとおりなんだろう。今、それぞれの立場で改憲ということに反対している政党の皆さんであっても、その前提さえ可能になっていけば、先生の、解釈だけ……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 どうも私が最後らしいということでございます。 この一年は、日本のあるべき姿を私たちは求めてきたような議論であったんですが、私の原点も、何とか日本に国家の意思、戦略、そんなものが形成されるべきだ、その意思が外から見ていて日本を透明性にして、日本が何を考えているかということを理解した上でそれぞれ対話が始まる、そんなことではなかろうかというふうに思っています。 そういう意味で、憲法を通じて日本の国家の意思を形成していく、特にこれだけ世界の構造が変わり、そして社会全体、日本の民族としても、いわゆる価値観の多様性の中でその方向性を模索しているという……
○中川(正)分科員 民主党の中川正春でございます。 きょうは、難民問題あるいは外国人労働者の問題、あるいはまた移民そのものという、この外国人の問題を国としてどのようにコントロールしていくのか、そんな観点からお話を聞いていきたいというふうに思います。 まず最初に、北朝鮮の脱北者の問題なんですが、私も今、外務委員会を通じてさまざまにこの問題に取り組んでおりまして、情報を、特にNGO関係あるいは韓国の政府機関等々からそれぞれ聴取をしていきますと、かなり深刻な状況になってきている。それぞれもう数字もお持ちだろうと思いますが、例えば中国の国境付近には二十万人から三十万人、見方によっては四十万を超えて……
○中川(正)委員 ちょうど、連休明けから本格的な有事法制の議論が始まってまいります。そのタイミングで沖縄に出かけていって公聴会をやっていただいたということ、これは非常に時宜を得たことでありますし、これからの議論にこの今私たちが取り組んでいる問題というのが大いに生かされていくということ、このことが大切なんじゃないかというふうに思っております。 その上に立って沖縄を考えてみますと、やはりこの憲法の矛盾といいますか、我々が抱えている憲法の理想と、それから現実というものの、いわゆるリアルポリティークというものの矛盾がこの沖縄にすべて集中された形で今あるということ、このことだというふうに思っております……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 きょうは、こうしてさまざまな御意見をいただいたこと、改めてお礼を申し上げたいと思います。 この憲法調査会を通じて、ちょうど半世紀のところで時代が激しく変わってきている、また国の形を再び問えるというか、そんな絶好の機会といいますか、どうしても私たちがクリアをしていかなければならない、そんな局面に来ているんだろうと思うんです。そんな中で、守っていくもの、改正していくもの、そして新しくつけ足していく理念、こんなものを国民の皆さんと一緒に考えていく、ぜひもっともっと広い参加の形を私たちも工夫をしていきたいなというふうに思っております。 その上に立……
○中川(正)小委員 民主党の中川正春でございます。 畠山さん、これまでのもどかしさとか、日本の戦略に対する、あるいは政治に対するかもわかりませんが、そのもどかしい気持ちというのが一気にあふれ出たようなコメントをいただきました。 まず最初に、さっきの憲法との関係で関連してお聞きをしたいんですが、ドイツあたりでは、基本法の中に、国家の権限を一部国際機関へ移譲していこうというような決めがはっきりあるわけですね。これからの日本を見て、そういうような条項も必要なんではないか、あるいは示唆を、いわゆる国民に対して方向性を示すためにも必要なんではないかというふうなことはお考えでしょうか。
○中川(正)小委員 せっかく最後まで残っておりましたので、一言申し上げたいと思うのです。 きょうの寺島さんのお話の中の、国家の意思というか、そういうものをつくり上げていくということに対して執着していくべきだという、寺島さんのこれまでの貫徹した主張だと思うんですね。 考えてみたら、戦後のいわゆる米ソの冷戦の中で、その戦略に包まれた日本の意思があるなしにかかわらず、そうした枠組みの中で、ならざるを得ない選択を日本がして、日米安保条約の中で日本の役割というのが定義された。そういう状況の中で、日本が憲法九条をどう使ってきたかというと、憲法九条があるがために具体的な戦闘行為はできない、アメリカが、例……
○中川(正)小委員 民主党の中川正春でございます。 私も二点ほど、さっきの住民投票の話なんですが、実は、私たち民主党は住民投票法という法律案をもう既に提出をしていまして、これは完全に自民党に無視されて、干されて廃案になって、また何回も何回もやろうというふうに頑張っているんです。 整理をして考えるならば、国の問題は国民投票なんですね。地域住民に関する問題が住民投票。 私たちの趣旨は、今、それぞれの地域で直接に政治に参加をして、住民投票という形で自分たちの意思を表明したいという人たちが確かにいて、それは民主主義の原則からいって正しいことなんですよ。それに対して、議会が、あるいは首長がどうもそ……
○中川(正)小委員 民主党の中川正春でございます。 いつもきれいに整理をしていただいて、頭の中を私たちもクリアにしていただきまして、ありがとうございます。 これから推進委員会で議論をしていただきたい、こういう論点があるのではないかということを基本に申し上げたいと思うのです。私たちの党でも、地方分権というのは、もう総論の時代は終わった、これからは各論の時代なんだというような問題意識を持ちまして一つ一つ整理をしております。その上に立って質問をしていきたいというふうに思うんです。四点ほどございます。 一つは、財政あるいは財源移譲の問題でありますが、先ほどちょっと御指摘があった、財政危機というこ……
○中川(正)小委員 民主党の中川正春でございます。非常に興味深く聞かせていただきました。ありがとうございました。 時間が限定されていますので、端的にもう少し御意見を聞かせていただきたいと思うんですが、一つは、議会と知事、首長の立場なんですけれども、これは大統領制ですよね。恐らく日本の歴史では、官選知事から、議会がお墨つき議会という背景の中から発展してきたという、このことがあるんではないかというふうに思っているんですよ。 普通、大統領制ですと、議会は予算権と立法権、いわゆる議定議案、議員が発議する議案を積極的に取り込みながらやっていくことが前提になっているんですけれども、日本の場合は、逆に言……
○中川(正)小委員 私自身が三重県の出身で、しかもさっきの北川知事とは非常に近い関係にありますので、身内で余り質問をしないようにということもありまして、遠慮をさせていただきました。 ニューパブリックマネジメント、北川さんの立場というのは、特に強調されているのは、いかに県庁をマネージしていくか、新しい住民あるいは生活者起点という観点から見直してマネージしていくか、こういう議論であったと思うんです。こういうふうに知事が頑張ってくると、おもしろいのは、議会の方もつられて頑張ってきまして、三重県議会も非常にあか抜けしてきました。特に、議定議案等々含めて、活発に、主体的に議論がされるようになってきまし……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 民主党は、本憲法調査会に臨むに際して、初めに改憲ありきあるいは護憲ありきということではなくて、まず、憲法と現代社会の現実に関する冷静で自由濶達な議論を進めていくことが極めて大切なことだと提案し、論憲の立場で参加をしてまいりました。 この観点からも、二年半に及ぶ調査活動や論議を通じて、ここに、広く論点を網羅した中間報告を取りまとめることができたことは、本憲法調査会における論議の成果であり、この報告を土台に、さらに濶達な憲法論議を展開していくことが必要だと受けとめております。 わけても、委員各位の議論はもとより、いわば外に向かって調査活動を開……
○中川(正)委員 大変厳しいスケジュールの中でありましたけれども、機会を与えていただいたことにまず感謝を申し上げたいというふうに思います。 私は、短く三点ほど報告と感想を述べさせていただきます。 まず第一に、中山会長からも御指摘があった話でありますが、各国ともに非常に活発に憲法改正についての議論があり、自分の国の目標、それから争点を、憲法を一つの手段としてまとめていくということ、その努力がなされていた。その結果、ちょっと前まで軍事政権であったところが、非常にすばらしい憲法といいますか、新しい、特に基本的な人権等々の考え方を取り入れながら、新しいものを取り入れながら憲法をつくり上げているとい……
○中川(正)委員 民主党の中川正春でございます。 きのうのワシントン・ポストを見ておりますと、アメリカのブッシュ政権が、大量破壊兵器に対して核兵器をもって先制攻撃を行う権利をアメリカは有するというふうな、もちろんこれは一方的な宣言でありますけれども、そういうことがなされております。 冷戦時代が確実に変貌して、一国が世界を支配していくようなそういう新しい世界秩序の構築に対して、最近のイラク情勢あるいは北朝鮮の日本にとっての状況を考えていきますと、その新しい世界秩序に対して日本としてどういう主張をしていくのか。この世界秩序というものを受け入れながら、それに合わせていく形をとっていく行き方をする……
○中川(正)小委員 民主党の中川正春でございます。 きょうはありがとうございます。 NATOと一体化していきながら、そうした集団的安全保障という枠組みの中でドイツの軍事力をコントロールしていくというか、その国の流れをコントロールしていくという行き方という御説明をいただいて、なるほどと納得したわけであります。 その上に立って一つ二つお聞きしたいのですが、ここでも示されておりますように、冷戦時代のNATOの枠組みと冷戦後のNATOの枠組み、もう一つは、多国籍軍で国連が国連という枠組みを使いながら今展開している、先ほどお話に出ていましたけれども、イラクだとかあるいはテロに対する戦いというような……
○中川(正)小委員 もうしばらくつき合っていただいて、ありがとうございます。 さっきも、国と地方の役割分担といいますか権限をはっきりさせるべきだという市長さんからの主張がありましたが、今頭の中が整理されずに議論が進んでいるのは、機関委任事務を整理したということによって、地方分権が一つ二つ進んだんじゃないかという議論だと思うんですよ。これは事務事業ですから、本来はそう大して実益がないというか、実態は変わらないんですね。こういう事務事業と、それから許認可権ということ、それから課税自主権ということ、こういう話は比較的簡単に整理ができるんですね。 ところが、一番ポイントは、いかにして法律の中でスタ……
○中川(正)分科員 民主党の中川正春でございます。 きょうは、NOx・PM法、ディーゼル規制について、これ一点に絞ってお尋ねをしていきたいというふうに思います。 私は三重県なんですが、その中でも鈴鹿市、四日市市を抱えていまして、今回、新しくこの地域、名古屋を中心にこの規制がかかる。この十月から始まるものですから、だんだんとこの法案の実態というのが地元に浸透してきまして、今あっちこっちで火山のごとく火が噴き上げているんですね。 基本的には、私たちの一つの時代の流れの中で、CO2はもちろんのことでありますが、NOxやPMについても、本当にひどい地域は地域指定をしながら規制していくというところ……
○中川(正)委員 まず、先ほどから議論の中に出てくる元首という言葉の定義が、それぞれの思いの中で統一したものにはなっていないんじゃないかなというふうに思います。 まず、そういう意味で、第四条で規定されている、国事に関する行為のみを天皇は行い、国政に関する機能を有しない。これは正しいことだと思います。これは基本だと思うんですが、それ以外に、先ほどから議論に出ているように、海外から日本を見た場合のいわゆる象徴としての、あるいは国を代表する一つの主体といいますか、やはりそういう意味での天皇というもの、それからもう一つは、国民を統合していく、法治国家として国家権力を行使するものとは違った形の、いわゆ……
○中川(正)委員 アメリカの一連の対応と、それから国連との関係等々については、我々の前原委員の意見表明の中に尽くされているというふうに思うんですが、それを受けて、きのうの党首討論、あるいはそれ以前からの小泉総理の議論を聞いておりますと、本当に、この日本という国、私たちの国家としての意思といいますか、そうしたものが、どうしてこの程度の話でしか収束されないのか、いわゆる一つの表明というものができてないのかということにつくづく無力感を感じますし、こんな総理をいただいた国というのは何と不幸なことかという、そんな悔しい思いでいっぱいでございます。 論理をよく聞いていると、一つは、これはもともとイラクが……
○中川(正)小委員 民主党の中川正春でございます。 きょうは、知事、お忙しい中ありがとうございました。広域連携について、非常に興味深く拝聴させていただきました。一度また温泉にでもゆっくりお邪魔をさせていただきたいというふうな気持ちになりました。 民主党でも、具体的に地方分権のプロセスを政策として打ち出しておりまして、五年間で税財源を移譲していく、特に所得税中心に七%ぐらい移譲しながら、新しい再分配の機構というのをつくっていこうということ、あるいは、十年ぐらいで道州制に向けて集結していこうというような提案をさせていただいておりますが、その中で、先ほどの知事のイメージをもう少しはっきりとお尋ね……
○中川(正)小委員 民主党の中川正春でございます。 町長さん、ありがとうございます。長時間にわたって本当に申しわけないことでございます。 全国そうなんですが、私は三重県の鈴鹿市を中心にした地域なんですけれども、やはり合併論がございまして、先ほどお話を聞いていますと、私の地元と比べると、合併の方向に対する方向性というか、それの基礎的な条件というのはすばらしくそろっている地域だなと。うちはもめてもめて、今何ともならなくなっているのですが、そのことと比べるとすっきりしているなと思いながら聞かせていただいていました。 地理的条件にしても、あるいは歴史的なさっきの御説明、それからまた行政的に、特に……
○中川(正)小委員 民主党の中川正春です。 大分時間が長くなってきまして恐縮ですが、もう一人、二人続きますので、おつき合いをいただきたいというふうに思います。 大変興味深くお話を聞かせていただきました。特に、率直な話をさせていただきたいと思うんですが、それぞれの組織の長をきわめられたお二人だけに、話を聞いていますと、やはり今が一番いいんだ、私たちはベストを尽くしてきた、一言で言うとそういう論調がずっと続いたように思うんですね。 ところが、こうして憲法の改正議論も含めて憲法を論じていこうという機運が高まっているということの背景に、率直に、やはり内閣法制局はやり過ぎじゃないかというイメージ、……
○中川(正)小委員 民主党の中川正春でございます。 統治機構の議論をするたびに私自身がつくづく思うことが一つあるんですが、それは、憲法を戦後新しく導入していく過程で、形態的にはイギリス型の議院内閣制という形態をとりながら、運用の面でアメリカの大統領制の部分というものが、それこそ混乱された中で、いわゆる整理がつけられない中で私たちのシステムの中に入り込んできたということ、このことがあるんじゃないかなというふうに思うんですね。 時代がよりずっと複雑になり、特に情報という面では、国民の中にさまざまな目覚めというかそんなものがあり、民主主義のあり方というのが大きく変わってきた中で、全体のコンセンサ……
○中川(正)小委員 民主党の中川正春でございます。 金さん、李さん、陣さんには、きょうは本当にありがとうございます。 民主党の拉致対策本部は、皆さんが日本で拉致問題について連携をしていく、日本の拉致家族の皆さんそして被害者の皆さんと連携をしていくことによって、そしてまた韓国政府がこれに乗り出してくることによって、さらに力強い北朝鮮に対する交渉力がつくということ、その思いを秘めながら日本にやってきていただきました。私たちが招待したことを、改めてよかったな、この連携がさらに大事だなということを思っております。 まず、私も、最初に日本人の消息についてさらにお聞きをしていきたいと思います。 か……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 まず、先ほどのいわゆるオンブズマンの議論について、これは設置すべきだという観点から、もう少し違った切り口でお話をさせていただきたいと思うんです。 ヨーロッパで発達をしてきたその背景というのがあるんだと思うんですね。いわゆる行政というものの運用形態というのが、日本独自の、いわゆる業界団体との話し合いの中で、護送船団方式とよく言われますが、業界団体自身が自主的にルールをつくりながら、それを指導指針とか行政指導とかいうような形で行政を進めてきた背景というのが日本にある。 ヨーロッパの場合は、今、特に金融関係で、ビッグバン以降、大きな変化が起こってきてい……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 最近、選挙をするたびに私、国民意識の中に、これで私たちの意思が本当に反映されているんだろうか、あるいは、国会あるいは地方議会もそうですが、国民の意識形成というか意思というのを集約しながら国民に選択肢を提示していくということが実際できているんだろうかという、言いかえればそういうことですが、そのことについて非常に難しい局面に来ているのかなということを選挙のたびに実は痛感をしております。 そんな中でマニフェストというものも出てきたんでありますが、それでもやはり問題はある。そのことの一つが、地方議会が総与党化しているという現象があるでしょうし、国会について……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。ありがとうございます。 今のテーマの二院制と政党ということについて考えていくのに、基本的に、この国の形の方向性というか、それをどう見定めていくかということと密接に関係があるんだろうというふうに思うんです。 そんな中で、私は、二つのテーマといいますかコンセンサスというのをとっていくべきであろうし、そういう方向性なんだろうというふうに思うんです。 一つは、分権に対する流れ。連邦制までいくかどうかということはともかくとして、今の中央集権という形のままでは、私たちの国の運営というのは行き詰まりがある。そんな中で、分権という流れを確実につくっていくということ……
○中川(正)委員 基本的に私も、この一条、二条、象徴という言葉で表現される先ほどの天皇の地位というものと、それから世襲であるということ、この基本はこれで正しかったんだろうというふうに思いますし、また、天皇もそして宮家も、私たちの国民の思いそれから期待に対して非常に真摯に、すばらしい役割を果たしてきていただいたというふうに思うんです。 それは、各国の今の皇室のあり方と比べると、そういう意味では日本の天皇制というのは本当に評価されるべきものであると思いますし、その努力が恐らく天皇みずからあるいは宮家の方々の中にあるんだということ、これをしっかり私たち国民も認識をしていって、その上でこれからの制度……
○中川(正)委員 民主党の中川です。 二点、指摘といいますか意見を申したいと思うんですが、一つは、最近、三位一体の議論を中心に地方分権の話が進んでいますが、そのときに必ず出てくるのが、社会権についてのナショナルミニマムをだれが保障していくのかということだと思うんです。 それで、相当議論がそこで混乱をしておりまして、二十六条なりあるいは教育を受ける権利、あるいは社会福祉の意味でのナショナルミニマムを保障するということ、これが、国の責任において保障をしなければならないというふうに解釈をするのか、それとも、これは国だけではなくて、それぞれ地方自治体はもちろんのことですが、コミュニティーも含めてこ……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 まず、八十九条の問題でありますが、大まかな点、多くの点について枝野幹事のお話と私も同調するわけでありますが、その中で、特に「公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業」というその具体的な中身ということになると、今、いわゆる公益法人の改革論議が進んでおりますが、これをどのように位置づけるかということにも密接に絡んでくるんだろうというふうに思うんです。 恐らく、私は、八十九条を想定したときの社会観というか世界観といいますか、そういうものは、この公益法人でなされるパブリックサービスを、補助金といういわゆる国に一たん通したお金を国の意思によって、権力の……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 表現の仕方についてはさっきの河野さんのお話のとおりだと思うんですが、それこそ、工夫の余地も含めてあるんだというふうに思います。 もう一つ、歴史的な背景の中で、前文だけじゃなくて憲法そのものを考えていったときに、私は二つの意味合いを持って考えていくべきだと思っています。 一つは、普遍的な価値観、主権在民あるいは平和主義、あるいはまた、前文にはそう強調されていませんが、人権ということについて、この憲法で日本国民はこれを普遍的な人類の原理であるということを受け入れたというか、それを普遍的な価値観として日本国民としてもしっかりと実現をしていこう、そういう……
○中川(正)分科員 おはようございます。民主党の中川正春です。 実は、きょう議題にしますNOx・PM法、これは三回目なんです。 私の気持ちとしては、環境行政、特に環境税や何かの議論も含めて、やはりしっかりと納得のいく、方向性としてはみんなそれは総論で賛成するんですが、個々の施策について議論をすると、どうしてもそこに公平性というものがしっかりと基本として入っていないんじゃないかということであるとか、あるいは、本来は、特に経済については中立でなければならないところが、その負担が片方にだけかかってきてしまって、いわゆる市場というものを乱していく、そういう懸念であるとか、中身を突き詰めていくと、そ……
○中川(正)小委員 ちょっとお願いをしたいんですが、この問題についても、もう何回か庶務小委員会を開かなければいけないんだろうと思います。
【次の発言】 歳費について。
その機会で結構でありますので、院あるいは、これは国会図書館もそうなんですが、これはまた別の小委員会になるのかと思うんですけれども、この予算に対する我が党の改革案といいますか、こんな形でぜひ予算を削減していきたいという案を正式に出させていただきたいというふうに思いますので、それをお取り上げいただいて、御賛同をいただきながら、隗から始めるというか、我々の院の中の改革についての議論を深めていただいて、決議をいただくというか、ぜひ予算……
○中川(正)小委員 私どもの案は、法案として出しているのはことし分だけなんです。来年以降はそのままということです。
【次の発言】 改定のままということです。
基準を平成十四年の百三十七万五千円のときに合わせまして、十四年、十五年と減額をしてきたわけですが、十四年のレベルから全体で一〇%、今のレベルでいくと、百三十二万四千円ですが、これからは六・五%の減ということになりまして、結果、百二十三万七千五百円とした、これがことし分ですね。
その翌年度からの分については、今の法律どおりということでありますので、本俸の部分の大臣政務官相当分になりますから、そのまま当てはめると、俸給月額、本俸分だけにな……
○中川小委員長 これより図書館運営小委員会を開会いたします。
本日は、平成十八年度国立国会図書館予算概算要求の件について御協議願うことといたします。
まず、黒澤図書館長の説明を求めます。
【次の発言】 これより懇談に入ります。
【次の発言】 これにて懇談を閉じます。
今回概算要求を提出したことについては、やむを得ず認めることにしても、積み残しになっている問題について、今国会中に議論して、来年度予算にきちんと反映するように調整していくこととしたいと思います。
ゆえに、今回の分については、小委員長に任せていただくというか、御一任いただきたいということでありますが、それでよろしいでしょうか。……
○中川小委員長 これより図書館運営小委員会を開会いたします。
本日は、平成十八年度国立国会図書館予定経費要求の件について審査をいたしたいと存じます。
まず、黒澤図書館長の説明を求めます。
【次の発言】 それでは、これより懇談に入ります。
【次の発言】 これにて懇談を閉じます。
それでは、平成十八年度国立国会図書館予定経費要求の件につきましては、お手元の印刷物のとおり決定し、議院運営委員会においては、勧告を付さないで議長に送付すべきものとするに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
なお、本日の議院運営委員会において、以上の審査の……
○中川小委員長 これより図書館運営小委員会を開会いたします。
本日は、国立国会図書館職員定員規程の一部改正の件、国立国会図書館職員倫理規程の一部改正の件について御協議をお願いしたいと存じます。
順次、黒澤図書館長の説明を求めます。
【次の発言】 これより懇談に入ります。
【次の発言】 これにて懇談を閉じます。
それでは、国立国会図書館職員定員規程の一部改正の件、国立国会図書館職員倫理規程の一部改正の件につきましては、お手元に配付の案をそれぞれ小委員会の案と決定するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
なお、後日の議院運営委員会……
○中川小委員長 これより図書館運営小委員会を開会いたします。
本日は、平成十九年度国立国会図書館予算概算要求の件について御協議願うことといたします。
まず、黒澤図書館長の説明を求めます。
【次の発言】 これより懇談に入ります。
【次の発言】 これにて懇談を閉じます。
それでは、平成十九年度国立国会図書館予算概算要求の件につきましては、ただいま御協議いただきました方針に基づいて処理することに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決定いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
午後二時五十三分散会
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 本田さん、山花さん、高田さん、お三人の公述人の皆さんには、きょうは本当にありがとうございました。それぞれの皆さんの憲法の問題に対する心入れといいますか、真剣なまなざしを向けて追っていただく様子というのがしっかり伝わってきまして、私も、議論をもう少し深めていければというふうに思っております。 この委員会というのは、我々が普通国会の中で議論をしている他の委員会と比べると違うんですね。ことしは、私も、それからうちの筆頭の枝野さんも、特に予算委員会とこの委員会を兼ねておりまして、予算委員会で大げんかしてきたその背景からいくと、こちらに来るといつもほっとする……
○中川(正)分科員 民主党の中川正春です。 こうした機会をいただいたことに感謝を申し上げたいというふうに思います。 きょうは幾つかテーマがあるんですけれども、まず北朝鮮の関係から質疑をしていきたいというふうに思います。 拉致の問題だけではなくて、今回の核あるいはミサイルについて、全般的な議論をしたいんですけれども、それは予算委員会なり、また一般の委員会なりに機会を得ることとしまして、今回は、その中でも、以前から私自身が取り組んでいる、あるいはずっとさまざまな提起をさせていただいております北朝鮮からの脱北者、それからもう一つは、それに絡む、今の北朝鮮の権力構造が揺らいできているという中で、……
○中川(正)分科員 民主党の中川正春です。 大臣の顔を見ると郵政をやりたくなってくるんですが、ここでは、身近な、あるいは私自身が懸案として持っている課題について質疑をしていきたいというふうに思っています。 まず最初に、固定資産税、その中でも、市街化区域の中に取り込まれております農地なんですが、これが、もう数年前からなんですけれども、全体の土地の価額というのはバブル崩壊後ずっと下がり続けておりまして、今回のサブプライムの影響というのも、恐らくもっと深刻な形で、特に地方の土地の価額を下落させていくということになっていくんだろうと思います。 一方、それが、そういう形になっているにもかかわらず、……
○中川副大臣 ちょうどあすの朝なんですが、「あかつき」が金星探査で打ち上げられることになりました。そういうタイミングでこの質問をしていただいたこと、非常に感謝申し上げたいと思います。 御指摘のように、昭和三十年にペンシルロケットを初めて発射して、それから私たちのこの国の事業が始まったわけですけれども、そのころは既に米国では月面有人着陸に成功しておりますし、我が国の宇宙開発はその時点で大きくおくれて出発をしたということであります。 しかし、その後しっかりと努力をしてきたということでありますが、一つは、世界最高水準の成功率を達成したロケット技術を実現したということ、二番目は、国際宇宙ステーショ……
○中川副大臣 御指摘のように、平成二十年度の決算報告で幾つか指摘を受けております。 まず第一に、GXロケットの開発における官民の役割分担につき明確になっていないというところがあると。二番目に、ロケット燃料用の複合材タンクの開発過程において生じた材料剥離が、宇宙開発委員会によるLNGエンジン開発承認前に報告をされていなかったということ。それから三番目に、LNGエンジンの開発状況に関する情報をJAXAが積極的に宇宙開発戦略本部及び宇宙開発委員会に提供しなければ、GXロケットの本格的開発に着手するか否かを判断する時期がおくれることが懸念をされるということを指摘されました。 その上で、JAXAは関……
○中川副大臣 お答えをいたしたいと思います。
御指摘のように、二十一年度予算は約三百八十二億円、平成二十二年度予算案は三百三十一億円、五十億円の減となっています。
これは、授業料減免学校法人援助、ODAの留学生を対象にした減免をやっている学校に対しての支援であったわけですが、これを今回は、私立大学等経常費補助金、丸い形で、私立大学へ向いて補助をしていこうということで、統合させていただくというような枠組みの中でこの五十億円の減額があるというふうに考えておりまして、その調整を今やっておるというところであります。
【次の発言】 文部科学省のODA予算というのは、実は九八%が留学生の関係経費になっ……
○中川副大臣 服部委員、熱心に文化財の保護について取り組んでいただいておりますこと、私からもお礼を申し上げたいというふうに思います。 我々の立場は、価値あるものに対してはしっかり保存をしていく、そしてまたそれを将来に生かしていくということであるかと思います。 しかし、法的には、やはり公共の福祉に関してもそれなりの配慮を払わなければならないということもありまして、その中で、その都度その都度最大限の努力をしていくことだというふうに思っています。 今回の福山城跡の問題につきましても、実は、もともと史跡として指定されている範囲というのが、ひょっとしたらお手元に届いていないかもしれませんが、(資料……
○中川副議長 ただいまの皆様の御推挙によりまして、副議長に選任されました。 よろしくお願いいたします。
○中川副議長 皆様の御推挙によりまして、副議長に選任をされました。 よろしくお願いいたします。
○中川国務大臣 非常に大事なポイントを質問していただいて、ありがとうございます。 私も、過去にさかのぼってといいますか、これまでの対応というのを見てきたんですけれども、大体、首都直下型にしても、あるいは南海トラフにしても、どういう予算規模になっていくのかということについては、従来から具体的な投資規模を出していないんですね。私も就任しまして、そこはやはり出すべきだろうと。その上で、しっかりとした財政を前提にしながらの議論というのが必要なんだろう。これは、もちろん、税で賄っていく部分と、都市開発や何かに伴った形で民間が賄っていく部分と、それぞれまた場合分けもした上での話だというふうに思うんですが……
○中川(正)分科員 大臣、長時間にわたって御苦労さまでございます。 きょうは、改めて日本の人権外交について、具体的に、特に北朝鮮との問題、あるいはまたミャンマーがありますが、こうしたアジアで最後のその問題を抱えている、いわゆる政府として、長い歴史の中で、一つは破綻をしている政権、もう一つは民主化を進めていく過程にある政権、これが最後の課題なんだろう、アジアの周辺でいけば。ここに対する人権という切り口で日本の外交をどう進めていくのか、そういう観点でお尋ねをしていきたいというふうに思います。 二月の十七日の日に、国連の人権理事会から、いわゆる拉致を含む北朝鮮の人権侵害行為について、それこそ人道……
○中川(正)委員 きょうは本当にありがとうございました。 さっきの山田さんの話にちょっと刺激をされて、もう少しそこのところを確認していきたいというふうに思うんです。 一つは、押しつけの話ですけれども、さっき小林参考人がまさに言われましたが、そこにこだわっていく、過去にこだわっていくということがどれだけ建設的な議論になるのかということ、ここに尽きるんだというふうに思うんですよね。 私たち、六十八年かけて、この憲法、これを誇りを持って私たちのものにしてきた。その事実に立って事を運ぶということであれば、自主憲法にさかのぼっていくということじゃなくて、今の憲法をそのまま見詰めて、これを改正してい……
○中川(正)委員 憲法審査権をテーマとして、安保法制を議論していきたいと思います。 政府がどのように取り繕っても、安保法制の合憲性は今揺らいでおります。 歴史的に、いわゆる集団的自衛権の行使は憲法上許されないとしたのは、一九七二年の政府見解であります。しかし、安倍政権は、政府の武力行使の新三要件のもとに、同盟国とみなされる軍が他国から攻撃され、それが我が国の存立基盤を根底から覆すような脅威に結びつく場合は自衛隊の武力行使を可能にするとしています。日本が直接攻撃されていなくても、同盟国がやられれば、それをきっかけに自衛隊も武力行使をするということであります。 これは、たとえ限定的であっても……
○中川(正)委員 民主党の中川正春です。 きょうは、陳述人の皆さん、本当にありがとうございました。 それぞれ、やはり共通して安全保障法制、安保法制を取り上げていただいて、そして憲法との関係を議論していただきました。尾崎知事はちょっと別な課題だったんですけれども、この際、含めて、改めて皆さん一人一人にお聞きをしたいというふうに思うんです。 基本的には、今の憲法は大事だという気持ちがあって、それを解釈でもって空洞化していくというか、いわゆる立憲主義が崩されていくということ。それに対して、今が限界なのか、それとももうちょっと先まで解釈が行けるのか、そんなところが違憲であるのか、今の安全保障法制……
○中川(正)分科員 民主党の中川正春です。 引き続き、質疑をしていきたいというふうに思います。 事前の通告は一番最初の問いかけにはしていないんですけれども、大臣のこれまでの経歴を拝見させていただいて、その中で持っておられる世界観というか、そんなものの中でぜひここの部分を聞いていきたいなという気持ちになりましたので、聞かせていただきたいと思うんです。 今、国際化ということが政権のテーマにもなっていますし、私たちのときも、それに対して日本がどういう国を形づくっていくのかということは真っ向から真剣に議論をしなければならない、そういうときに来ているというふうに思っておりました。 そういう意味で……
○中川(正)分科員 大切な時間をいただきました。感謝を申し上げたいと思います。
きょうは、女性の政治分野への参画について大臣といろいろ知恵を出し合っていきたいという思いで、ここに立たせていただきました。
まず、これはよく指摘されることですけれども、日本の現状というのはどうなっているかというのをちょっと事務方の方から、まずその数字を押さえていって、そのことをベースに議論を進めたいと思います。よろしくお願いします。
【次の発言】 そこで終わらないで、国際的に見て、こういう現状というのがどういう評価になっているのか、また、OECDを初め、さまざまに指摘をされるところでありますけれども、そうした国……
○中川(正)分科員 きょうは、質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。 一般的に、外国人の受け入れについて、ひとつ大臣といろいろな知恵を出し合いながらきょうは議論をしたいなというふうに思っておりまして、その分野で尋ねていきたいと思います。 まず、技能実習なんですが、分野が拡大されたり期限が延びたりということで、この技能実習の制度を使って外国人を受け入れていくということが今広がりつつある、それでまた法の改正ということでやっていこうということなんだろうと思うんです。 例えば建設分野で、厳密には技能実習を広げる、延長するということじゃないんだけれども、それの延長線上で枠を広げていこう……
○中川(正)委員 本論に入っていく前に、入り口論といいますか、この審査会に臨む我々それぞれの基本的な立場といいますか、それをしっかり確認して、その中から同じ土台に立って議論をするという信頼感みたいなもの、それを醸し出さないといけないのではないかというふうに思いますので、そういう意味で少し指摘をしたいんです。 まず、基本的に、私たちは、あるいは国民の多数も、この憲法議論というのは、今の憲法をまず肯定して、その上に立って時代の変遷に合った改正をすることだというふうに理解をしているのだと思うんです。ここを確認したいんです。成立の経緯はいろいろあっても、私たちのこの憲法の基本理念を国づくりの理想とし……
○中川(正)委員 民進党の中川正春です。 まず、先ほどから緊急事態のことについて議論がそれぞれの立場で出ておりますが、私は一つ区別しなきゃいけないと思うのは、緊急事態というのは確かに起こる、これはもう確かなことでありますが、そのときに、総理大臣に権力を集中していくような形での条項が必要じゃないかという議論と、それから国会議員の任期や選挙をどういう形で行っていくかという議論、これは本質的に違うんだというふうに思うんです。 まず、総理大臣に権力を集中していくということについては、これは憲法でそれを規定するのか、あるいは、今既にもう個別法でそれができる、あるいはそれをもう実行しているというか、そ……
○中川(正)委員 民進党・無所属クラブの中川正春です。 本題に入る前に、先ほどの会長の所感に続いて、私からも、今般の憲法に関する総理発言や新聞のインタビュー記事などについて発言をしたいと思います。 私は、総理の憲法に関する一連の発言は、安倍晋三氏が、内閣総理大臣として、憲法審査会を中心とする我々国会とそして国民に対して具体的な改正案を提起され、改正の期日の指定までされたというふうに受け取りました。 憲法の改正に関して発議権を有するのは国会であります。したがって、安倍総理の一連の発言は、憲法によって唯一の国民代表機関である我々立法府のみに付与された権限を著しく侵害すると同時に、議事の混乱を……
○中川(正)分科員 大臣、御苦労さまでございます。質問の時間をいただきまして感謝します。 まず、河川の問題について質問していきたいんですが、最近の状況を見ていますと、雨の降り方が変わってきたというか、いわゆるゲリラ豪雨といいますけれども、集中的に、対象となる地域が限られている中で、とんでもない量の雨が降るというふうなことがたびたび起こっています。 全体の、我々の地域でもそうなんですが、それに対しての河川の状況を見ていますと、どちらかというと、県だとかあるいは市が管理をしている中小河川、これが毎年毎年同じようなパターンでそうした集中的な豪雨から災害を起こしていくというケースの方が、直轄河川で……
○中川分科員 質問の機会を与えていただきまして、まず感謝を申し上げたいというふうに思います。 無所属、民進党の中川正春です。よろしくお願いします。 きょうは、租税特別措置法、租特について議論をしていきたいというふうに思います。 法人税でも最近課税ベースがいろいろな形で狭まってきているというか、そうした意味で、欠けてきているということがよく言われております。 租特についても、そちらの方から出していただいた資料によりますと、いわゆる法人税率の特例という形で、それぞれ控除ないしは税額で免除をされてきている分というのが年々ふえてきておりまして、どこかでこのチェックをしていかないと、これは政治的……
○中川分科員 時間をとっていただいてありがとうございます。民進党・無所属会派の中川正春です。 今、オリンピック、それこそテレビを占領していますけれども。私も開会式に参加をしてきました、日韓議連の仲間と一緒に。 政治を超えてというか、対立を超えて、国民の一人一人の、あの半島を統一していく、あるいは同じ民族として平和の中で一緒に生きていこうとする、そういう機運というのはもうあの開会式のときからありまして、マスコミではいろいろ、政治的な思惑の中で解説をしたり、あるいは対立の構図をまさに演出したりというふうなことをやっていますけれども、やはりスポーツというのは、それを通じて、一人の人間と人間、ある……
○中川分科員 質問の時間を与えていただきまして、感謝を申し上げたいというふうに思います。 きょうは、三点ほどで、項目を区切ってお話をさせていただきたいと思うんです。 まず最初は、分散型の再生可能エネルギー、これをしっかり日本の国土の中に根づかせていくということ、これが大きな課題になっているんですが、本来ならエネルギー庁なりあるいは経産省なりの課題として取り上げさせていただくということなんですけれども、あえて農林省の方にお話を振らせていただいたのは、実はこういう事情があるんです。 地元で今歩いていますと、幾つか、太陽光発電、あるいは風力発電、また小水力等々、こうした、地域、特に山間部だとか……
○中川委員 中川正春です。 発言の機会をいただいて、感謝をします。 視察の報告、あるいはこれまでの議論を踏まえて、せっかくの機会でありますので、この憲法審査会のあり方といいますか、これからの議論の中身も含めてコメントをしたいというふうに思います。 まずは、懸案の国民投票法の修正案、これをどうするかという問題があります。 与党案は既に提出されて、先ほどのお話のように、私も問題ないというふうには思っています。しかし、私たちは、これだけでは不十分だということを申し上げてきました。いわゆるコマーシャル規制について文案化したものをこれに加えて修正案とすべきだということ、あるいは先ほど議論の出まし……
○中川分科員 おはようございます。 きょうこうして質疑の機会をいただいたこと、まず感謝を申し上げたいと思います。 また、きょうはコロナウイルスの対応について中心に質疑をしたいと思うんですが、世界じゅうで、医療現場で頑張っておられる関係者の皆さん、あるいはまた行政、それぞれ本当にシビアな中で対応しておっていただく、そうした皆さんに、現場の皆さんにまず感謝を申し上げたいというふうに思います。 二〇一一年に発生した東日本大震災に直面した私たちがその後の防災対策で肝に銘じたことというのは、いろいろあるんですけれども、そんな中の一つ、危機管理というのは、最悪の状況を想定して、今何をしなければならな……
○中川分科員 立憲民主党の中川正春です。どうかよろしくお願いをします。 ちょっと、私が通告した質問に入る前に、先ほどの井上議員の議論に誘発をされまして、ぜひひとつ大臣にも御認識というか意識を持っていただきたいという課題についてお話をしたいと思うんです。 技能実習制度の中で、失踪という話が先ほど出ていました。失踪するということは法律を違反することになって、犯罪者として捕まえられて本国へ送還をされるという制度になっているわけですよね。 ところが、仮に、彼らが、技能を修得するということ以上に、実際は、日本に働きに来る、働く場として恐らく求めているということが彼らの本音というか実態だと思うんです……
○中川委員 立憲民主党の中川正春です。 私も、これからの憲法審査会の進め方について意見を述べたいというふうに思います。 まず、懸案の国民投票法の修正案、これをどうするかという問題があります。 与党案は既に提出されて、議論の俎上にのっていたんですけれども、私たちはこれを、七項目では不十分だと申し上げてきました。いわゆるコマーシャル規制、あるいはまた、その他必要なものを成文化したものをこれに加えて修正案とすべきだということであります。 もとの国民投票法自体が議論されたときに、私たちの理解は、コマーシャル規制については民放連が自主規制をまとめた上で運用していくという前提でありました。しかし、……
○中川分科員 立憲民主党の中川正春です。 今日は、こうして質問の機会を与えていただきまして、まず感謝を申し上げたいというふうに思います。 今日は主に二つ、一つは、このコロナ禍での外国人、総合的に今、支援をしていくという体制を法務省の中で、入国管理庁の中でつくっていただいているわけですが、その問題と、それからもう一つは、日本語教育振興法という、私たち、議員立法で成立をしていった法律があるんですが、それに基づいて様々な政策というのを進めていこうと、その準備をしているんですけれども、何せ法務省の方がしっかりとそのリードをしていただかないとここも進まないということでありますので、その関連の質問をし……
○中川(正)委員 会長、ありがとうございます。 参議院が予算委員会をやっているさなかに例外的にこうして開くことができた、僕は参議院に感謝をしたいというふうに思うんです。前例とならないという条件の下で今回開かれたということ、そこを確認しながら、私たちもこれから議論を進めていかなければならないというふうに思っています。 その上で、解散・総選挙の後の初めての自由討議でもありますので、私は基本的に二つのことを中心に話をしたいというふうに思います。 実は、私たちの党にも憲法調査会があるんですが、今回それをまとめていく役割を担うということになりました。改めてよろしくお願いをしたいというふうに思うんで……
○中川(正)委員 立憲民主党の中川正春です。 当初、自由討議ということを前提に話をするんだというふうに理解していたものですから、私たちの国民投票法を先行すべきだということも含めた議論というのを、今日、申し訳ないけれどもやらせていただきたいというふうに思います。 前回の国民投票法というのは、選挙法の改正に伴う関連事項の整理を中心に国民投票法の改正がありました。その改正時点で課題となって、その後の議論に委ねた形になっているのが、コマーシャル規制とインターネットに関連する課題であります。 当初の大方の意見は、言論の自由とバランスを考えれば、業界が自主規制で公平性をできる限り担保できるとするよう……
○中川(正)委員 今日は、ロシアのウクライナ侵攻から話を進めていきたいというふうに思います。 ウクライナ情勢がどのような展開となっていくのか、予断を許さないということであります。人道的見地から、また、幾多の悲惨な戦争や国内紛争を繰り返してきた人類の歴史の教訓から見ても、ロシアのプーチン大統領という為政者の暴挙、そしてこれを許しているロシアの政治状況、これを世界は断じて見過ごすことはできません。 日本国内でも、我が身に置き換えて、安全保障上の幾つかの課題が議論をされております。いわく、台湾有事を想定する必要があるのではないか、あるいは北朝鮮のミサイルと核の脅威にどう備えていくか等々であります……
○中川(正)委員 立憲民主党の中川正春です。ありがとうございます。 基本的な部分について、安全保障と憲法、議論をしていきたいと思います。 日本は、戦後の世界を、憲法の理念に基づいて、平和を希求する国家として生きてきました。また、これからも平和国家として生き続けることに迷いはないというふうに思っています。憲法の中で具体的にこの平和国家としての規範を表現している部分は、憲法の前文とそれから憲法九条であると言われております。 一方で、この憲法の理念に基づいて歴代政府が具体的な運用規範を作って、その規範に基づいて安全保障政策を打ち出し、実行してきました。その規範というのは、まず自衛権については、……
○中川(正)分科員 立憲民主党の中川正春です。 質問の機会をこうして与えていただいたこと、感謝をまず申し上げたいというふうに思います。 私は、長いこと、ミャンマーの民主化を推進する議員連盟で活動してきました。そちらの衛藤先生も顧問で入っておっていただき、前の大島議長も同じような立場で一緒にやらせてもらってきました。それを背景にしながら、特に人道支援ということについて様々に工夫をしていかなきゃいけないところがあるんじゃないかな、そういう観点からちょっと質問をしていきたいというふうに思います。 まず、基本的な部分なんですけれども、二国間の人道支援というのはなかなか日本は伸びていないんですよね……
○中川(正)委員 今国会から野党の筆頭理事を務めます立憲民主党の中川正春です。どうかよろしくお願いを申し上げます。 新しい体制でスタートしたことでもあり、最初に審査会の運営について、改めて所見を申し上げたいと思います。 まず、幹事会の持ち方であります。 新藤筆頭の気配りの中で、現状、私と新藤筆頭との話だけで決着をしているような感じがいたしますが、これを本来の形に戻すことを提案します。 まず、幹事懇談会の議論を先行させて、幹事の間で十分な意思疎通をする必要があると思います。その上で、決着をつけなければならないことがあれば、各党の国対レベルでの調整もある中で、筆頭間の話合いに任せてもらう、……
○中川(正)委員 立憲民主党の中川正春です。 今日は、私がこの審査会で優先的に議論を深めるべきだと思う四項目を提起をし、その論点を整理したいというふうに思います。 まず第一は、国民投票法、そして新しい情報に関する権利の整理をしていくということです。 私は、改めて、国民投票法の見直し議論をこの憲法審査会で加速させることを提案します。 現状の法制では、公正な投票は保障されていません。資金力でキャンペーンの差が出てくる可能性もあります。また、議論の中身には関係なく、一定のイメージだけの刷り込みが行われたり、フェイクな情報で混乱させられたり、事実がかき消されるなど、本人が意識しない方向に人の心……
○中川(正)委員 中川正春です。 まず冒頭、お話をしておきたいんですが、緊急事態という形で論点を、それぞれの主張をまとめたということでありますが、やはり、まだまだコンセンサスがつくられているというわけではないということと同時に、議員任期の延長だけに集中してこうした形で議論を持っていくということではないんだと思うんです。緊急事態そのものをトータルで捉えた形の議論が更に必要なんだろうということ、これが一つ。 それからもう一つは、実は、緊急事態以外にも、それこそ今の国会で更に、緊急的にしっかり議論の俎上にのせなければならない課題というのはあるわけでありまして、そこについても、審査会、これからの幹……
○中川(正)委員 立憲民主党の中川正春です。 国民投票法に関して、ここで改めて私たちの論点の整理をしたいというふうに思います。 国民が直接投票によってその判断を下すことになる国民投票というのは、人や政党を選ぶ選挙と違って、憲法の持つ価値や政策について国民一人一人が投票によって直接判断を下すということになるだけに、特別の配慮が必要であるというふうに思います。 以下、前回の近藤委員の問題提起も踏まえて、特に法改正ないしそれに向けた議論が必要であると考える点を整理しましたので、申し上げます。これについても、委員各位の御意見をお聞きしたいというふうに思います。 まず第一は、広く国民投票への参加……
○中川(正)委員 私も報道ベースでそうした発言があったということを聞きまして、改めて本人に、どういう趣旨でそういう、私たちにとって、私自身も納得していないということなんですが、確認をした上で、また対処をさせていただきたいというふうに思います。
【次の発言】 いや、だから、本人の、本人から直接、趣旨あるいはどういう背景の中であの発言があったか、あるいは、あったのかなかったのかということも含めて確認をした上で対処をしたいということです。
○中川(正)委員 立憲民主党の中川正春です。 今日は、立憲民主党が進める論憲の中身について総括をしていきたいと思います。 時代の変遷とともに憲法も見直すことが必要だと言われています。しからば、その具体的な立法事実は何か、これが論憲の出発点であります。続く論憲の過程で、第一には、現状において、憲法に違反するような権力の濫用や、政権に都合のよい憲法解釈の変更がなされていないかという検証。第二には、新たなルール規定が必要な事象が表れたとして、法律の改正で整理することが可能か否かという検証。そして第三には、憲法制定時には想定されなかった新しい課題に対して、憲法の改正をもって整理することが望ましいと……
○中川(正)委員 立憲民主党の中川正春です。 まず、国民投票法についてちょっと整理をしていきたいというふうに思います。 国民投票法が制定された二〇〇七年頃は、現状のように、インターネット利用が情報環境にこれほど大きな変革をもたらすという想定はなかったと思われます。憲法改正国民投票運動は原則自由とされて、インターネットを利用した憲法改正国民投票運動を規制するための国民投票法の規定は設けられなかったと認識をしています。 しかし、この間に憲法審査会では、情報化社会の進展とそれから諸外国の情勢を認識していく中で、二〇二一年の国民投票法の改正の際に、放送広告やインターネット広告について、附則第四条……
○中川(正)委員 立憲民主党の中川正春です。 今日は、緊急事態条項について改めて取り上げていきたいというふうに思います。 私たちは、緊急事態条項を憲法に規定することについては否定的な議論をしてきました。もう少し詳しく、この意図をお話をしたいというふうに思います。 現状でも、緊急事態の形態に応じて国の対処は法律で規定し、緊急事態宣言を総理大臣が発することで、総理大臣を中心とする政府に対して緊急事態に対処する権能を拡大する、このことを可能にしています。私は、こうした法律体系で、個々の緊急事態の状況に応じた形で総理大臣や政府の権能を規定することが、実態に即した危機に対応できるということになると……
○中川(正)委員 立憲民主党の中川正春です。 今日の審査会は、参議院の緊急集会について、先般の参考人質疑を踏まえての議論になります。 私は、ここでは、もう少し原点に立ち返ったところを話の出発点としていきたいというふうに思います。 この出発点というのは、緊急事態条項が必要かどうかということでありました。この論点については、私たちは、憲法に緊急事態条項、すなわち、通常の統治機構を超えて権力を集中させ、緊急事態に対応する権能を明記するということは必要ないというふうにこれまでも申し上げてきました。それぞれの法律の中で体制がつくられているということであります。 不文の法理である国家緊急権を実定化……
○中川(正)分科員 立憲民主党の中川正春です。 今日は、こうした機会を与えていただいて、感謝しています。 同時に、ウクライナやあるいは北朝鮮、いろいろ危機的な状況の中で、林大臣、しっかり活躍をしていただいておること、期待をしておりますので、頑張っていただきたいというふうに思います。 今日は、日本語の教育というところに焦点を当てて、できれば、大臣の目というか、ここが大事なところですよという、その受け止め方というのを喚起したいということで、ひとつ提起をしていきたいというふうに思います。 私は、元々、入管法といいますか、日本がどういう形で国を開いていくか、人の移動がこれだけ大きなものになって……
○中川(正)委員 私からも、まず、こうした調査に派遣をしていただいたこと、感謝を申し上げたいと思います。 フランス、アイルランド、そしてフィンランド、各国で、私なりに、特に印象に残った事柄を、短い時間ではありますが、七分間で報告をしたいと思います。 まず、フランスです。 フランスでは、憲法改正や法案作成に関連する三つの機関について、その役割が特に有効に働いているということを感じました。具体的には、コンセイユ・デタ、内閣事務総局、そして憲法院であります。 コンセイユ・デタは、行政裁判の最高裁判所としての役割と、政府が法案を作るときの諮問機関、法律顧問としての役割を併せ持つといいます。しか……
○中川(正)委員 立憲民主党の中川正春です。 私たちは、立憲民主党の憲法調査会で憲法議論をここ数年重ねてまいりました。今日は、その基本を整理をして少しお話をしたいというふうに思います。 私たちの基本姿勢は、立憲主義に基づく論憲であります。議論の出発点は、憲法が実際に守られているかどうかということを検証するということであります。 時代とともに変化している現実があります。その現実と憲法とのそごが出てきたとすれば、そのそごはどのように解決されるべきなのか。現実を正すのか、それとも憲法を改正するのか。社会の求める新しい価値観が憲法に明記されるべきだとすれば、それは何か。こうした議論をこの憲法審査……
○中川(正)委員 今日は、今国会最後の発言の機会をいただきましたので、憲法審査会の在り方と議論の進め方というものについて、先日の北側幹事の問いかけに答える意味も含めて、原点に戻って、基本的な認識を共有をしていきたいというふうに思います。 憲法をテーマにして各党の政治的な立場を主張していくということは、もちろん、否定されるものではありません。その上で、私たちの憲法審査会で何を行ってきたのか、もう一度ここで確認をしてみたいというふうに思います。 これまでの審議過程の中では、少なくとも我々与野党の筆頭幹事の間では、一つの共通した認識がありました。それは、憲法議論では国民の分断を引き起こすようなこ……
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