このページでは鈴木淑夫衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。鈴木淑夫衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○鈴木(淑)議員 尾身委員の御質問にお答えをいたしたいと思います。 御指摘のように、日本の財政事情は、先進諸国に比べても、今や赤字の対GDP比率でもイタリアに次いで悪い。この調子でいくと一番悪くなるかもしれない。また政府債務残高の対GDP比率も非常に高くなっております。しかし、委員の申されるように私どもはそういう財政事情を無視しているのではなくて、逆に、そういう財政事情であるからこそ消費税率の引き上げをやらないで二〇〇一年三月まで据え置く、そしてさらに、所得税、住民税、法人税の大幅減税を行って民間市場の活性化を図ろうとしているのであります。 そもそも、減税その他どういう経済政策をとった場合……
○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。初陣でございますので、何とぞよろしくお願いいたします。 私からは、政府の経済政策運営の基本姿勢を中心にお尋ねさせていただきたいと思います。 まず、足元の景気の話から入りますが、経済企画庁は、十月までの月例報告では、景気は回復の動きを続けているがそのテンポは緩やかだという表現をしておられましたが、先月これをひっくり返されまして、「テンポは緩やかであるものの、民間需要は堅調さを増している。」と一歩踏み込んだ表現に変えられました。 確かに、民間需要の中には堅調さを増しているものがあるわけでございまして、代表的な例は、国内の乗用車の大変な売れ行き、……
○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。 金融監督庁の設置法案について質問をさせていただきますが、その前に、総理、米国、オーストラリアそれからニュージーランドの御出張、まことに御苦労さまでございました。また、三塚大蔵大臣も、G7、まことに御苦労さまでございました。そのことについて、ちょっとだけ最初に質問させていただきます。 実は私も、総理、蔵相がお帰りになりました直後の四月二十八日から五月三日までワシントンに滞在をいたしました。新進党の訪米議員団の一員として参ったわけでございますが、この滞在期間中に、財務省、連銀等の政府関係者あるいは議会の関係者にお会いいたしましたし、また、民間の……
○鈴木(淑)議員 私は、新進党を代表いたしまして、ただいま議題となりました我が党提出の金融委員会設置法案及び日本銀行法案につきまして、提案理由並びにその概要を御説明申し上げます。 数々の失敗を繰り返し、限界を露呈しております我が国金融行政システムに対し、今最も求められていることは、これまでの密室の行政指導による裁量性の高い護送船団行政から脱却し、預金者や投資家の保護と自己責任に基づく公正な競争の促進という市場原理貫徹の観点から、事前に明らかにした透明性の高いルールに基づく行政へと転換することであります。また、中央銀行の独立性に関し、国際的な標準に立つことであります。 この点から見て、今回政……
○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。本日は、このような機会を与えられまして大変光栄に存じまして、喜んで参上いたしました。 新進党を代表してということでございますが、問題の性質上、どちらかといえば、委員の先生方の御討議のお役に立つような問題点を私なりに整理して申し上げまして、それぞれの問題の所在について、この後先生方の御議論に多少ともお役に立てばという立場でお話ししてみたいと思います。 ただいま中山委員もおっしゃいましたように、戦後長い間禁じられてきました純粋持ち株会社、これは、財閥の復活を阻止するという観点で独禁法の九条に規定されております純粋持ち株会社を一定の条件をつけてとは……
○鈴木(淑)議員 今企画庁から御説明あったのは、景気の足元の話ですね。私どもが心配しているのは、ことしの四月以降の九七年度の話です。 足元で確かに設備投資が回復しており、住宅投資、消費も伸びていますが、住宅投資と消費の中には消費税引き上げ前の駆け込みがありますから、四月以降はその反動で、間違いなく、住宅投資は減少に転じますし、消費も一時的に減少するだろうというふうに思うわけですね。 それから、本年度は、政府の経済実績見込みで個人所得が一・八%伸びる、こう言っているわけであります。ところが、来年度四月からいきなり九兆円の国民負担増が来るわけですね。これは国民所得の二・三%ですよ。一・八しか伸……
○鈴木(淑)議員 まず、事実関係について違うんじゃないかと思うところがありますから申し上げますが、九四年に三・五兆円の恒久所得税・住民税減税、それから二兆円の定率減税、それから後で九七年四月から消費税率を上げる、ワンセットで出てきた、それはそのとおりでございますが、しかし、あのとき何をねらってやったかといえば、言うまでもなく、黒字がすごい勢いで拡大をしていた、暦年で見れば九三年がピークですね。九四年の初めというのは、それに対する危機意識もあったし、アメリカからの圧力もあったし、これは内需拡大して、当時まだ平成不況が続いているという認識でしたから、後で振り返ると九四年初めから上がっていますが、そ……
○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。昨日から議論を行われております外国為替及び外国貿易管理法の一部を改正する法律案、いわゆる外為法改正案につきまして質問をさせていただきたいと思います。 松下日銀総裁、本日は、お忙しいところお越しいただきましてありがとうございます。三塚大蔵大臣は参議院の本会議でおくれていらっしゃるそうでございますが、中村政務次官、ありがとうございます。また、そうそうたる政府委員の方、おそろいでございますので、大蔵省及び日本銀行に対する私の質問を開始させていただきたいと思います。 いわゆる外為法は、皆さん方御承知だと思いますけれども、一九八〇年に大改正がありまして……
○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。 引き続きまして、日本銀行法案について、主として大蔵大臣並びに日本銀行総裁に質問をさせていただきたいと思います。 御案内のとおり、現行日本銀行法は昭和十七年、戦時下に制定されたものでありまして、ナチス支配下のドイツの中央銀行法を範にしておりますので、まことに時代おくれのものになっております。戦後、政策委員会の規定が木に竹を接ぐようにくっつけられましたが、その結果、政策委員会の権限と大蔵大臣の指示権のどっちが強いのかわけがわからぬというような、いわば欠陥を含んだ法律になっておりますので、今回政府が御提出になりました日本銀行法案、これは、これから……
○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。橋本総理、お忙しい中御出席いただきまして、ありがとうございました。 政府提出の日本銀行法案の審議もかなり進んでまいりました。ここで私は、いわばオーソドックスに、この提出法案に沿って、まず金融政策ないしは日本銀行の目的というところから質問に入らせていただきたいと思います。 政府提出の日本銀行法案の第一条に目的が書いてあります。これによりますと、二つ目的が書いてある。一つは「銀行券を発行するとともに、通貨及び金融の調節を行うこと」、これが目的だ。もう一つは「資金決済の円滑の確保を図り、もって信用秩序の維持に資すること」、これが目的だ。つまり、通貨……
○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。私からは、補正予算の経済効果を中心にいたしまして、政府の経済政策について質問をさせていただきたいと思います。 総理、蔵相、覚えていらっしゃいますでしょうか。私は、昨年十二月九日のこの予算委員会で同じく質問をさせていただきました。そのとき私が申し上げたことは、いろいろ申し上げましたが、そのうちの一つは、政府は足元の景気回復が次第にしっかりしてきておるということばかり自画自賛しておられるが、先行きの景気を示す株価や円相場が弱くなっておるではないか、これは足元の話ではなくて、本年四月以降の景気が不安だということをマーケットが訴えているんだということを……
○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。 三塚大蔵大臣、ベルリンでのG7御出席、まことに御苦労さまでございました。G7の模様につきましては、けさ最初に質問に立たれました北沢委員から伺いまして、大変詳しくお答えいただきましたので、私はこれ以上質問はいたしません。 ただ、私も実は長い間日本銀行におりましたから、G7の内幕は承知をしているつもりでございます。G7の会議場では、余り個別国の議論はしない、また、仮に多少そういうことが出ましても、コミュニケなどには個別国の話は出てこないということも十分に承知しております。しかし大臣、大臣はルービン財務長官と個別会談をされましたね。こういうときは……
○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。 私は、昨年十二月の臨時国会の予算委員会において、あるいは本年一―三月、通常国会の予算委員会、あるいは税制特別委員会等におきまして、九兆円の国民負担増及び公共投資の落ち込みを含む本年度予算案を成立させ実施に移すならば、間違いなく日本経済は本年四月以降停滞局面に入り、深刻な事態に直面するであろうということをるる申し上げました。 私の判断するところ、日本経済は私の予測どおり四月以来停滞の局面にあり、この先の予測についても民間の調査機関は深刻な予測を出しております。 しかし、この委員会は、財革法と略称させていただきますが、財革法の審議の委員会でご……
○鈴木(淑)委員 おはようございます。新進党の鈴木淑夫でございます。 本日は、財政構造改革の推進に関する特別措置法案に反対する立場から、総括的な質疑を行わせていただきたいというふうに思います。 初めにはっきりさせたいことでございますが、私ども新進党が、財革法と略させていただきますが、この財革法案に反対しておりますのは、財政構造改革あるいは赤字削減を中期的目標として追求することに反対しているからでは決してありません。私どもが発表した「日本再構築宣言」に明記してございますように、私どもは中期目標として、財政構造改革、財政赤字削減を実施することを非常に大切な政策として政策体系の中にきちっと位置づ……
○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。 金融及び証券取引に関する件、現在問題になっております金融システムの安定性をいかに確保するかといった問題等を中心に質問させていただきます。日銀総裁,お忙しいところお越しいただきまして、ありがとうございました。 三塚蔵相、覚えていらっしゃいますでしょうか。私の手元には、ことしの通常国会、二月十日の予算委員会の議事録がございます。ここで、私は二つのことを御指摘申し上げた。 一つは、このデフレ予算、九兆円の負担増と公共投資削減を含むデフレ予算を強行するならば、ことしの四月以降、成長率はほとんどゼロに落ち込んで、非常な経済の困難が訪れるであろう。も……
○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。 提出されております預金保険法の一部を改正する法律案について、質疑を続けたいと思います。 日銀の福井副総裁、総裁のかわりにお忙しい中を急遽お越しいただきまして、どうもありがとうございました。 さて、昨日夕方に総理にお越しいただいて質疑をしたわけですが、総理のお答えの中で繰り返し強調しておられたことは、今のような金融危機に直面して破綻金融機関処理の選択肢を一つでもふやしたいんだ、この預金保険法改正はそういう意味で我々の選択肢が一つふえるんだ、これは二〇〇一年三月までの時限立法にもなっているんだから認めてくれよということをしきりと言っておられた……
○鈴木(淑)委員 新進党の鈴木淑夫でございます。 総理、日ロ首脳会談、大変御苦労さまでございました。三日間の連休返上で外交問題に御努力されまして、お帰りの直後でお疲れかと思いますが、一方、国内では、国民は、景気の現状、日本経済の将来、大変心配をしております。そうであればこそ、当予算委員会で景気、経済問題の集中審議をしようということでございますので、ひとつ御容赦いただきまして、これから日本の景気、経済問題について集中的に質疑をさせていただきます。 また、日銀総裁、お忙しい中を御出席ありがとうございました。総裁にもお伺いしたいと思います。 初めに、せっかく首脳会談からお戻りのところでございま……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 総理、バーミンガム・サミット、まことに御苦労さまでございました。お疲れさまでございました。お見受けするところ、総理には珍しくお疲れの御様子もございますので、率直に言ってやや気が進まないような気もいたしますが、しかし、この委員会は緊急の経済対策に関する委員会でございまして、日本経済の危機に対処して緊急に経済政策を議論しようということでございますから、お許しいただきたいと思います。 それに、バーミンガム時間でもぼつぼつ八時でございますから、もしお疲れの原因が時差でございましたら、東京時間でもバーミンガム時間でも昼間は活動の時間帯でございます。頑……
○鈴木(淑)議員 村井委員にお答えいたします。 最初に、村井委員はこういうふうにおっしゃったのですね。今、日本経済は大変危機的な状況である、対策は緊急を要する、そういうときに、議論がいろいろ分かれている、大変時間がかかる恒久減税をやろうと言っているのでは間に合わないじゃないか、だからとりあえず特別減税だ、こういう趣旨をおっしゃったわけですね。 私、それを伺いながら思ったのでありますが、私ども新進党の時代に、村井先生も一緒になってここへ座ったのです、私と一緒に答弁側に。それは二度ございましたが、二回目が二兆円の特別減税を継続しろという法案だったのです。その時点で、私ども、この二兆円は恒久化し……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 お並びの三大臣に質問させていただきます。 私はまず、この中央省庁再編の基本法の中で、先ほど中川委員の質問にも少し出ておりましたが、マクロ経済政策の戦略を立て、それを調整す る部署がどうなるのか、また、それをバックアップするマクロ経済統計の作成部署について再編整理するという考え方は入っておるのかといったあたりから質問をさせていただきたいと思います。 まず堀内通産大臣、いきなりで申しわけございませんっお手元に、委員長の席にも大臣席にも委員の皆様方にもお配りしてある、この一枚のグラフがございます。これは通産省の官房の調査統計部でこしらえている鉱……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 御承知のように、日本経済、戦後例を見ない危機的状況に陥っておりますし、また金融システムは、昭和二年の金融恐慌以来の深刻な事態に陥っているわけであります。こういうときに新たに大蔵大臣の重責を担われました松永新大臣に対してまず敬意を表しますと同時に、国民の期待が非常に大きいということを、十分御承知だと思いますが、私からもそのことを強調させていただき、適切な施策をこれからおとりいただくよう、質疑等を通じてお願いをしてまいりたいというふうに思います。 新大臣は、就任以来、大蔵省の綱紀粛正、機構改革等について発言される機会が多いわけでありますが、申す……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。主として法人税の引き下げ、それから租特の関係で、きょうは一回目ですから、基礎的なことをお伺いしたいと思っております。
まず最初に、法人税の基本税率引き下げでございますが、松永大蔵大臣は、この法人税の基本税率引き下げの目的と期待しておられる経済効果、どういうものが頭にあってこの基本税率の引き下げを御提案されておられますのでしょうか。
【次の発言】 ありがとうございました。
そういうこと、特に二つ目におっしゃった、国際比較で国際競争力上法人税率をお下げになったということでありますと、この程度の下げではまだ国際比較をしたときに税率は高いというふうに……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 藤田参考人に二問、岸参考人に一問、それぞれ別々の質問をさせていただきます。 私ども自由党は、新進党のころから、日本の金融自由化といいますか、規制緩和のスピードは欧米諸国に比べて遅過ぎる、特に業態間垣根の撤廃ないし緩和と金融新商品・サービスの開発規制の自由化がおくれておるので、こういう状態のままで外為法改正、為替管理撤廃、この四月から実施されましたが、それを行うと、まだ手かせ足かせが残った状態の日本の金融サービス業と欧米の金融サービス業の競争が国内で起きるので、逆に日本の金融空洞化をさらに促進してしまうおそれがあるではないか、したがって、外為……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 松永大臣、ゴールデンウイークの連休明けというのに、朝から大変御苦労さまでございます。また、あしたはサミットの大蔵大臣会議にお出かけになると思うので、まことに大変だと思います。特に、委員席の方を見るとこのような状態ですし、委員長さんも席をあけておられる。こういう状況で朝からやっておられる大臣には、心から御苦労さまと申し上げたいと思います。 そうやって御苦労いただいておるにもかかわらず、私どもこの法案反対だということになると寝覚めが悪いのでありますが、幸いにして、この金融システム四法につきましては、その方向性について私どもは賛成でございまして、……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。自由党を代表いたしまして質問をさせていただきたいと思います。 御承知のように、今の日本経済、戦後例を見ないような深刻な危機にありますし、金融システムも昭和二年の金融恐慌以来の大変な危機に直面しているわけであります。このことは、けさほど来の野党各委員の御指摘、そして御答弁の中にもそれをお認めになる政府、閣僚の皆様方のお言葉もありましたのでこれ以上申しませんが、私、一番今心配していることは、総理、去年の暮れまでの金融危機は、どちらかといえば金融機関レベルの危機であったわけです。 例えば、金融機関相互の貸し借りであるインターバンク、銀行間のマーケッ……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。三人の参考人の方々、お忙しい中わざわざお越しいただきまして、貴重な意見を開陳いただきまして、まことにありがとうございました。 私からも、大きな質問を二つ出させていただきたいというふうに思います。 一つは、景気対策関連なんですが、先ほど最初の陳述の中で、石参考人は、従来型のケインズ政策のようなタイプの財政刺激策、事業規模で累計六十兆円もやったのに余り効果が出なかったというふうにおっしゃいました。そこで、金森参考人がお配りになったこのGDPの統計をちょっと見ていただきたいのですね。上から二行目に実質成長率があります。 確かに、戦後例を見ない長期……
○鈴木(淑)委員 私は、自由党を代表いたしまして、政府提出、平成九年度補正予算案及び関連予算案に反対をし、自由党提出の組み替え動議に賛成する立場から討論を行います。 今や日本の金融システムは崩壊寸前であり、信用収縮が倒産の多発を招くなど恐慌寸前とも言える状況であります。 我々が幾度にもわたって警告したにもかかわらず、政府は国民負担増九兆円と公共投資削減のデフレ予算を強行した結果、今や我が国の景気は後退局面に入っております。来年度予算は、公共事業予算の削減など再びデフレ予算が待ち構えており、消費マインドは冷え込み、景気が上向く要因はほとんどありません。景気の悪化が現在の金融危機を招き、金融危……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 日銀の松下総裁、お忙しい中をお越しいただきまして、ありがとうございます。平成十年度予算についての総括的な質疑を行わせていただきたいと思います。 初めに、村岡官房長官に質問させていただきたいと思います。昨日、民友連、平和・改革、自由党、三党の国対委員長が共同して自民党の国会対策委員長の保利耕輔議員に申し入れをしておりますが、その末尾に、最後の文章に、「政府と協議の上、速やかに誠実な回答をされるよう求めるものである。」と書いてございます。政府の方に、保利議員からこの件について御相談がありましたでしょうか。
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 大蔵省の金融行政にかかわる構造汚職、その温床となっている密室指導型の裁量行政、さらには、その帰結として今日出ております金融危機の問題などについて、順次お尋ねしたいと思います。 御承知のように、キャリア組の課長補佐ほか、二人が逮捕されました。私は新聞でその容疑をずっと見たのでありますが、ほとんどが金融新商品の開発に関する認可です。やらせてほしいんだ、自分たちが考えた新商品だから先にやらせてくれとか、タイミングを早めてほしい。例の日経三〇〇株価指数連動型の上場投資信託、株式累投、累積の投資、いわゆる累投ですね。それからMMFの取引単価を下げてほ……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 平成十年度予算の最終の質疑をやらせていただきたいと思います。 私は、最初に、この十年度予算と、足元の景気あるいは今後の十年度経済見通しとの整合性のチェックから話を始めたいと思いましたところ、平和・改革の斉藤、上田両委員が鋭く質問をされました。私は、重複を避けたいと思いますが、この御討論を伺いながら、これはちょっと納得できない、承服できないという御説明が幾つかありましたから、少し角度を変えて、やはりこの問題から入りたいというふうに思います。 足元の景気が非常に悪いことは両委員御指摘のとおりでありまして、特にことしに入って、一月の景気指標が出……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 小渕総理、宮澤蔵相、堺屋長官、お三人とも以前から存じ上げた仲でございまして、時折意見交換をさせていただく機会もございました。それぞれの分野のエキスパートとして尊敬申し上げておりますが、きょうは、申すまでもなく、危機に瀕する日本の金融再生を審議する国会の場でございます。遠慮なく討議をさせていただきますので、お許しいただきたいと思います。 さて、私ども自由党と民主党、平和・改革、いわゆる野党三会派は、このほど、不良債権の早期処理、危機に瀕する経営困難な金融機関の整理、そして、金融システムの安定を維持しながらどうやって日本の金融機能を再生していく……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木でございます。 先週の金曜日、総括質疑の折は時間が一時間と制約されておりましたし、テレビも入っておりましたので、余り一つの問題を深く技術的に掘り下げて議論してもいかがかと思って通り過ぎてしまった。コンプリヘンシブに、しかも国民の皆さんにわかりやすいように議論しなければという気持ちでやりましたものですから、きょうは時間が大してありませんが、あの折、本来ならもっと掘り下げて議論しなければいけなかった、だけれども先へ飛ばして進んでしまったところを振り返って、幾つか質疑をさせていただきたいと思います。 あの折、総括質疑の折も申し上げましたけれども、やはり長銀が倒れると……
○鈴木(淑)議員 石原委員御指摘のように、政府・自民党案の方でも信用保証協会の保証能力を強化して貸し渋り対策として使おう、能力四十兆円と言っておられることはよく承知しておりますが、私どもが考えております、後日提出したいと思っております法案との決定的な相違点が二つございます。 一つは、政府・自民党さんは貸し渋り対策として考えているのであって、破綻金融機関の借り手が他行に移れないで困っているのに対してどうするかというのは入っていないのですね。私どもは、破綻した金融機関から他行に移れない場合に信用保証をつけて移れるようにしてやろう。ここが違う。 それからもう一つは、政府・自民党案では、お金は全国……
○鈴木(淑)議員 お尋ねの信用保証協会それから中小企業信用保険公庫等の改正法案は一両日中に、早ければ本日午後、遅くも明日には院に提出する予定でございます。
【次の発言】 アメリカとスウェーデンの経験をお引きになってお尋ねでございます。
この二つの経験というのは、しばしば政府・与党案のブリッジバンク法の考え方の基礎にこの経験があったんだということをおっしゃいますので、まず一言申し上げた後で、景気との関係をずばり申し上げたいのでありますが、スウェーデンのケースというのは、日本に比べると大変あれは特殊なケースで、御存じのように、大銀行の数が非常に少ない。三番目と四番目が破綻したわけですね。しかも、……
○鈴木(淑)議員 私も、宮本委員の国際金融に関する御造詣、日ごろから深く尊敬申し上げております。 今宮澤蔵相おっしゃいましたように、コンチネンタル・イリノイと長銀の規模の違いを御指摘なさったわけでございまして、その限りではおっしゃるとおりだと思います。 ただ、忘れてならないことは、金融機関が破綻した場合の支払い不能の波及というのは、その金融機関の負債側から起きる。つまり、その金融機関に対してどういう人たちが債権を持っているか、そこを見なければいけないわけでございますが、宮本委員御承知かと思いますが、コンチネンタル・イリノイの負債というのは、ほとんど金融市場で調達してきている、あるいは他の金……
○鈴木(淑)議員 御指摘のとおり、金融機関が破綻したときは、特にハードランディングという形で早期処理をしようとか、破綻金融機関は市場から退出してもらおうというような場合は、さまざまのリスク、不安が発生する。私ども野党三会派の案は、それに対応した手が全部入っておると私は思っております。 どういう分野でリスクが発生するか。主な分野は、申すまでもなく、支払い不能によって決済システムあるいは金融市場に支払い不能の連鎖で混乱が起きないか、これがまず最も緊急で最大のリスク。それから、二番目が預金者、長銀の場合は金融債の保有者も入りますが、この人たちの不安。三番目は借り手企業だと思うのですね。 最初の点……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木でございます。 現在出ております私ども野党三会派の法案、そして政府・自民党の法案との対比をいたしながら大蔵大臣に、そして不良債権処理のために欠くことのできない大きな条件である景気の見通しについて、堺屋企画庁長官にお尋ねしたいと思います。 御承知のように、現在、院に提出されております金融安定化関係の法案は、政府・自民党さんの方から六法案、これに対して野党三会派の方からは九法案が院に提出されているわけでございます。先週、自民党の山本委員が御質問の中で申されたように、政府・自民党さんが提出された六法案は、一つだけ、いわゆるブリッジバンク関連の法案、これが破綻金融機関……
○鈴木(淑)議員 自由党の鈴木淑夫でございます。 私は、民主党、平和・改革、自由党の三会派を代表して、ただいま議題となりました信用保証協会法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 自民党政府は、本年三月、貸し渋り対策を口実として金融機関への公的資本注入を行いましたが、貸し渋りは、やむどころかますますその激しさを増しております。 それどころか、健全な銀行として資本注入を行ったはずの日本長期信用銀行の経営不安が大きな問題となっております。 その上、政府は、当初の目的をねじ曲げて長銀の経営救済のために公的資本注入を行おうとするなど、支離滅裂で言語道……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 ただいま当委員会で質疑を行っておりますいわゆる金融健全化法を中心に、宮澤大蔵大臣並びに提出者に質問したいと思います。 申すまでもないことですが、今、日本は戦後例を見ない大変な金融危機に直面しているわけで、金融危機にはさまざまな側面があるわけであります。これに対処するためにさまざまな法案が用意され、あるいは今最後にここで審議をしておるわけでございますが、一番最初に、貸し渋り対策を主なねらいとしたのでしょうか、例の十三兆円枠を用意した金融安定化法案が通る。それから二番目に、きょう参議院で可決、成立いたしました金融再生法が出てきた。そして三番手に……
○鈴木(淑)委員 長くならないようにしようとは思いますが、最初に、さっき藤井提出者が〇は入る、入らないと言った点について正確に申しますと、確かに、当該銀行がその財産をもって債務を完済することができない状態でありますから、債務と資産が等しければ完済できるよ、だから〇も入るよ、理屈をこねればそういうことは言えるのですね。だけれども、さっき藤井提出者が言ったのはこの法の精神に基づいているわけで、著しい過少資本行の場合は、銀行業務の廃止を含めて命令が出せるのですね。だから、そういう意味で、ちょうどとんとんの自己資本比率〇だったら、当然その対象になるだろうなということで答えていたというふうに思います。 ……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 金融関連法案について主としてお尋ねしました後、最後に景気の現状とこれからとろうとしておられる政策についてお尋ねしたいと思います。 まず、金融関係でございますが、金融再生法案の修正案、政府・自民党さんと民主、平和・改革さんの間で合意に達して、間もなく院に提出されるというふうに伺っております。 私ども自由党も、自由民主党の津島議員外二名の方から、この合意に達した修正案の骨子をちょうだいして、説明を受けた次第でございます。私も直接説明をしていただきました。 これを見ますと、まずこれは二十八条、旧二十九条のところなんですけれども、金融再生委員会……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 総理並びに蔵相、連日、まことにお疲れさまでございます。 金融再生法案の成立に続きまして、本日、金融健全化法案が衆議院を通過いたしました。国民とともに心から喜びたいと思います。御同慶の至りでございます。 私ども自由党は、金融再生法案につきましては、野党三会派の一会派として共同提出いたしましたが、修正の過程で、長銀のような債務超過の疑いの強い銀行も、預金保険法上の破綻宣告をすることなしに公的管理に入れて、不良債権部分を日本版RTCに移してきれいにした上で、営業譲渡だけではなくて、株式の売却という形で生きたまま外へ出していくルートが開けたことに……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 私ども自由党は、かねてより貸し渋り対策あるいは破綻金融機関の借り手企業対策は、中小企業に限らず中堅企業についても実施すべきだということを主張してまいりました。そして、御案内のとおり、前国会、百四十三回の臨時国会には、民主党、平和・改革さんとともに野党三党で、中堅企業についても、中小企業信用保証制度を拡充することによって破綻金融機関の借り手中堅企業に保証をつける、こういう法案を出したところでございます。この中堅企業の部分についてはもう少し詰めなきゃいけないという自民党さんのお考えもありまして、中堅企業のところだけ外した形で前国会で成立したわけで……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 宮澤大臣、七時間コースの予算委員会の後、さぞお疲れだと思いますが、私を初めダブルヘッダーの委員も何人かおります。大臣が一番お疲れだと思いますが、もうあと二時間、よろしくおつき合い願いたいと思います。 トップバッターで、極めて短時間、十分でございますが、質疑に入らせていただきます。 と申しましても、私、自自連立内閣の発足に伴って与党委員になったわけですが、今までとは大分様子が違うので戸惑っておるのであります。 なぜかといいますと、大体国会へ出てくる法案については、自自の間の政策協議でも事前に十分議論をし尽くしておりますし、閣議にかかる前に……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 日銀の副総裁、お忙しいところありがとうございました。 御承知のように、私ども、夏の第百四十三臨時国会で金融再生法と健全化法をつくりまして、再生法及び再生勘定に基づいて日本長期信用銀行あるいは債券信用銀行という大型の金融機関の倒産をシステミックリスクを表面化させることなく今処理しているわけでございますし、また、先ほど来議論しておりますように、七兆四千五百億ほどの公的資本を十五行に注入して、不良債権の早期処理あるいは経営のリストラを促進するということが今始まっているわけでございます。さらに、先月、二月に長期金利が上昇しましたときは、日本銀行がま……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 ここへ提出されております半期の報告書は、先ほど総裁言われましたように、新日本銀行法の第五十四条第一項に基づいているわけでございます。 この新日銀法を二年前に国会で審議いたしましたとき、当時の新進党、そのときの仲間はここに大勢いらっしゃいます。公明・改革から民主党にもいらっしゃる。さらには自民党にもさっき質問された山本委員がおられますが、私ども新進党がこの五十四条について何を言ったかといいますと、この報告書はどうして大蔵大臣経由で国会へ出されるんだ、日本銀行が国民の代表である国会に対して透明性を確保し、責任を負うのであれば、直接出したらいいじ……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 御承知のとおり、昨年十一月十九日の小渕総理・自民党総裁と私ども小沢自由党党首との合意に基づきまして、今ここに提出されております予算案は私ども自自両党で共同で編成させていただいたものでございます。 ただ、実際問題として、予算は夏の概算要求からずっと積み上げてきておりますので、十二月の段階で御一緒させていただいたといってもかなり限界はございましたが、それでも、例えば減税規模六兆円から九兆四千億に政策減税中心に引き上げていただく等々、私どもの主張を十分積極的にお考えいただいたということについて感謝しております。 一番大事だと思いますことは、自自……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 本委員会の冒頭、民主党、共産党、社民党によりまして貴重な時間を空費いたしましたが、自民党さんの御好意によりまして、自民党さんの方で時間の調整をしてくださいました。私ども自由党は、予定どおり一時間質問させていただくということで、これからやらせていただきます。どうもありがとうございました。 小渕内閣は、申すまでもなく経済再生内閣と名乗っておられるわけでございますので、本日は、日本経済再生の戦略、展望、その中での行政改革の位置づけといったものを中心に質問させていただきたいと思います。 まず初めに、長期市場金利の上昇問題から入りたいのでございます……
○鈴木(淑)委員 私は、自由党を代表して、ただいま議題となっております平成十一年度予算案三案に対しまして、賛成の討論を行います。 昨年の自自党首合意に基づき、連立前ではありましたが、自由党は自民党とともに平成十一年度予算案を編成いたしました。十二月に入ってからの予算編成、税制改正への参加であったにもかかわらず、我が党の主張が数多く取り入れられた予算案であります。 以下、賛成する主な理由を申し上げます。 まず第一に、我が党の基本政策の一つ、すなわち消費税の福祉目的化が予算総則に盛り込まれたことであります。 実効性をより高めるため今後議論を深めていく必要はありますが、少子高齢化が進む中で、……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 速水日銀総裁、お忙しい中をお越しいただきましてありがとうございました。初めに私は、金融政策について速水総裁にお伺いしたいと思います。 御承知のように、九月の下旬ごろから十月にかけまして、日本の新聞、テレビ等、マスコミは、日本銀行の金融政策が変更されるのではないか、あるいは変更すべきだと政府が考えているんだとかアメリカ当局が考えているんだとかいうような、あたかも対立があるかのごとき報道をいたしました。いわゆる日銀包囲網をしいて、日本銀行の九月二十一日の政策委員会の政策決定会合を見詰めたわけであります。 日本銀行は、この会合におきましていわゆ……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 新日銀法の第五十四条第一項に基づく国会への報告書の提出、これで三回目でございますが、前回の報告書を当大蔵委員会で審議いたしました際にも申し上げたことなんですが、新日銀法の五十四条第一項については、この法律が法案として国会へ出ておりますときに一つ問題になったことがあります。それは、この報告書をなぜ大蔵大臣経由で出すのかということでありまして、日本銀行の独立性を考えるならば、もし大蔵大臣が意見を言ったりして、報告書の中身に影響が出てはいけないのじゃないか、こういう議論がありました。 そのときに大蔵大臣がはっきり言われましたことは、いや、これは、……
○鈴木(淑)議員 お答えいたします。 上田委員は御承知のとおりだと思いますが、貸金業規制法第十三条では、「貸金業者は、」中略しますが、「その者の返済能力を超えると認められる貸付けの契約を締結してはならない。」精神規定みたいな形で書いてあるわけですね。それが、御指摘のように、行政処分や刑罰の対象になってない。民主党さんの案は、これを行政処分にしようというわけですね。ところが、さっき安倍委員の質問に岡田議員がお答えになっておられましたが、これは野党案では法律の中に書き込んでいるわけではなくて、省令にゆだねているわけですね。 これは実は、そう言っては大変失礼ですが、裁量行政を一貫して批判してこら……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木でございます。 時間が限られておりますので、大蔵大臣及び金融再生委員長との間で一つずつ問題を取り上げて質疑をさせていただきたいと思います。 まず、宮澤大蔵大臣との間で質疑をさせていただきたい問題は、政府が提出されました財政の中期展望についてでございます。率直に言いまして、私はこの財政の中期展望は少なくとも二つの点で大変問題を含んでいるというふうに思います。 一つは、政策当局が出す展望とか見通しというものは、本来、その政策当局の政策意思、とろうと思っている政策の効果を織り込んだ展望でなければならない。 例えば経済見通しなんかはそうですよね。経済見通しといって……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 大臣、朝からの質疑でお疲れかと思いますが、私がラストバッターでございますので、いましばらくおつき合いをいただきたいと存じます。 初めに、質疑通告をしていなかったのでございますが、先ほど、渡辺喜美委員が終わりごろにデノミについて大臣に御質問申し上げたときのお答えがちょっと気にかかりますので、そのことだけ申し上げたいのでございます。 これは、実は予算委員会の基本的質疑のときに、やはり私がデノミについて大臣の御見解を伺いましたときにも同じことをおっしゃったのでございますが、現在の円、例えば百円を新しく一円にするという場合に、円と円では区別がつか……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 ただいま審議しております法案は、申すまでもなく二つあるわけでございますが、本日は、その中のいわゆるペイオフ関連法案、預金保険法等の一部改正法案について質疑を進めさせていただきたいと思います。 この法案は、よく御存じのとおり、金融審議会の答申をもとにいたしまして、まず政府案の骨子ができてきた。それに対して、私ども自自公の与党三党がいろいろ検討しました結果、三党の金融プロジェクトチームで、あるいはその上部機関である三党の政策責任者会議でいろいろ議論をして、昨年末、政府の方に、こういうところを直していただけないものかということを申し上げて、それを……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 全銀協の杉田会長、富士銀行の山本頭取、きょうは御出席、まことにありがとうございます。 もう既に多くの委員が質問しておりますし、時間も限られておりますから、私は少し違った角度から問題を取り上げてみたいと思います。 率直に言って、私は、皆さん銀行界の方々、その経営者の方々は、九〇年代の大蔵省の金融行政の間違いの被害者という側面があると思っているんですね。全部大蔵省のせいではないけれども、明らかに九〇年代の大蔵省の金融行政は順番を間違えたと思います。 アメリカが八〇年代にやった、バブル崩壊後の金融システム、金融業界の立て直しというのは、まず最……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 私は、戦後の日本経済において、財政投融資の仕組みというのが一定の役割を果たしたことは疑いのない事実だと思っております。戦後、経済が荒廃したころから全国津々浦々に張った郵便局のネットワークで、零細な貯蓄資金を貯金あるいは簡保の形で吸い上げてくる、あるいは年金の基金を活用するという形で、ほっておけば民間の融資がつかない、あるいは民間が投資をしない、しかし日本経済にとって大事だというところに吸い上げてきたお金を回したわけでありますから、この財政投融資の仕組みが日本経済の発展、特に高度成長期において大きな役割を果たしたことは疑いのないところだと思って……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 まず初めに、この委員会に野党の予算委員の皆様が欠席をしておられるということはまことに遺憾のきわみであるということを申し上げたいと思います。 申すまでもないことでありますが、議会制民主政治の基本というのは、少数意見を尊重しながらも、最後は多数決原理で事を決するということであります。そして、その決した結果を次の選挙で国民の審判を仰ぐ。これが議会制民主主義の基本でありまして、自分の意見が少数意見で通らないからといって議会を欠席されるということは、まさにこの議会制民主主義の自殺行為、また国民に対する責務の放棄と言わざるを得ないと思います。 特に残……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 今回のそごう事件、すなわち、一度は金融再生委員会で血税を使った債権放棄を決めておきながら、与党の政策責任者が直接そごうに働きかけて債権放棄の申請を取り下げさせて、民事再生法の適用を裁判所に申請させた、これを私はそごう事件と申しますが、この本質というか、これをどう解釈するかという点から始めたいと思います。 きょう最初に質問に立たれました自由民主党の根本委員は、これは行政が間違った判断をしたのに対して政治が正したのだと、行政と政治の対立のような解釈をされましたが、私はそれは違っていると思います。 日本は御承知のように議院内閣制でありますから、……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 既に三時間を経過いたしましたが、私を含めて三人、あと二時間十五分残っております。お疲れかもしれませんが、この半期報告を国会へ提出して、このような形で国民の代表である国会議員を相手に質疑をするということが、新日銀法のもとで、日本銀行の、そして金融政策の独立性の非常に大きな担保となっているわけでございます。その意味で、日本銀行の、そして金融政策の独立性を守るための大事な機会でございますので、申すまでもないことでありますが、あと二時間十五分頑張っていただきたいと思います。 一年前のこの会合で、ですから平成十年度下期の半期報告を議論するこの会合、速……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 この委員会の冒頭で両大臣から所感の御披露がございましたので、質疑通告しておりませんが、その中身についての質問から入らせていただきたいと思います。 まず、宮澤大蔵大臣、恐れ入ります。 冒頭でお読みいただきました所信でございます。私どものところに配られているペーパーでは二ページ目になります。二ページ目の冒頭に、「平成十三年度予算編成と財政構造改革について」というところがございますが、私、これを拝見、拝聴しながら、率直に言って、官僚の作文というのはこういうものでございますが、支離滅裂というか、ポイントをぼかしているというか、どっちにウエートがか……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。自由党を代表いたしまして、そごう問題を中心に、経済政策のあり方について質疑をさせていただきたいと思います。 初めに、森総理にお伺いをいたします。 市場経済においては、借金を返せなくなった者は市場から退出していく、これが鉄則だと思うんですね。経営が悪化して借金が返せない。もちろん、そのときに債権者と、何かちょっと返済期限を延ばしてよとか、場合によってはちょっと債権の放棄をしてくれないかとかいう経営再建の努力はするけれども、それでも経営再建成らずということであれば、市場から退出していくというのが市場経済の鉄則だと思うんですね。恐らく総理もそういう……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。三人の参考人の皆様、きょうは大変御苦労さまでございます。昨日に続きまして、自由党を代表して、そごう問題を中心に質疑を行わせていただきたいと思います。 早速ですが、初めに八城参考人にお尋ねいたします。 これはいいとか悪いとかいう質問ではないのです。淡々と事実関係に即してお答えいただけばいい話なんですが、そごう問題は、御承知のようないきさつで民事再生法を申請したわけですね。これは裁判所に受理されまして、恐らく十一月ごろには再生計画が関係者の間でできて、来年一月ぐらいには裁判所の決定がおりると思うのですね。 民事再生法というのは、中小企業を頭に置……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 昨日、日本銀行は御承知のように「経済・物価の将来展望とリスク評価」というペーパーを発表されました。申すまでもなく、新日本銀行法のもとで担保されております日本銀行の独立性というのは、それと表裏の関係で、金融政策の透明性、国民に対する政策責任というものがあって初めて達成されるものでありますから、こういう紙を今後一年間に二回、四月と十月に発表されるということでございますが、大変結構なことだと思います。 時間も限られておりますから、早速中身についてでありますが、マスコミは日本銀行は割と楽観的な見通しをしているというふうに報道をしております。私は、来……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 私は、民間の市場経済というものがうまくワークをして、そこで業を営んでおる業者にとってもやりやすい、そして消費者にとっても利益になる、そういう状態になるための市場対策、市場政策というのは基本的には二つの側面がなければいけない、いわば車の両輪で進まなきゃいけないと思っています。 一つは、規制の撤廃で参入を促進し、業者が創意工夫で競争ができるようにする、価格競争の促進もその中に入りますが、そういう政策は片っ方の車だと思うのですね。しかし、もう一つ大事なのは、公正取引の確保ということだと思います。不公正な手段で販売しちゃいかぬ、不当廉売しちゃいかぬ……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 私は、今の長妻委員と大蔵大臣のやりとりを伺いながら、宮澤大蔵大臣は辛抱強い方だなと思って聞いておりました。そのうちに言い出すんじゃないかと思って私が期待していた二つのことを最後までおっしゃらなかった。 一つは、今の財政赤字、非常に大きくて大変な状況だけれども、しかし、一般会計の公債依存度を尺度にすれば最悪期は過ぎた。平成十一年度が恐らく最悪ですね、四〇%をちょっと超えて四一、二%。恐らく今度は補正後で、もう見えていますが、四〇%を切ったというふうに思います。それを言い出さない。私だって努力しているというのでそれを言い出すかと思っていたら、言……
○鈴木(淑)委員 私は、自由党を代表いたしまして、ただいま議題となっております平成十二年度補正予算三案につきまして、反対の立場から討論をさせていただきます。 反対理由の第一は、補正予算の歳入面につきまして、国債管理政策の基本原則から逸脱した施策をとっていることであります。 本来、現在のような低金利のときには、剰余金を将来の償還に充て、長期債にウエートを置いた新発債を発行した方が、長期的に見ますと金利負担は低下するはずであり、それが国債管理政策の基本原則であります。ところが、この予算案では、国債整理基金への繰り入れをストップし、また、発行国債は短期債に偏っております。これでは、長期的に見ます……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。大臣、副大臣、お忙しい中をお越しいただきましてありがとうございます。 私も、この踏切道改良促進法の一部を改正する法律案を中心に質問をさせていただきたいと思います。 申すまでもないことでございますが、日本経済はここへ来て先行きが少し怪しくなってきておりまして、ことしに入って一月の生産が前月比三・九%も落ちる、二月と三月の予測指数を加えますと、一―三月が約二年ぶりに前期比マイナスになりそうだと。失業率は、四・九%という、去年の八月は一時四・六まで下がっていたのが、最悪になっている。株価もそういうことで一万二千円台に下がったままだ。先行き大丈夫だろ……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 財務大臣と金融担当大臣の所信に対する質疑ということでございますので、財政政策と金融行政の基本的なスタンスについて質問をさせていただきたいと思います。 お手元にこういうグラフを一枚お配りしてありますので、ごらんください。これは、実質GDPが黒で書いてあって、あと、その主な構成項目が書いてある非常に単純なグラフでございます。実質GDPのスケールは左側にとってあります。それから、設備投資、公共投資、純輸出のスケールは右側の長いの、それから消費だけはちょっと違うスケールでとってありますが。 なぜこんなグラフを持ち出したかといいますと、九一年度から……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 大蔵委員会以来の慣行によれば定例日が火、水、金でございますので、その慣行を踏襲するとすれば、きょうは木曜日で、テレビはございませんが予算委員会においては分科会に入っておりますし、全体の国会の流れを考えまして、我々野党としても、きょうは例外として審議を続けるということに賛成したわけでございます。 前置きはそのぐらいにいたしまして、ただいま出ております三法、並びにNPO法案関係の、野党三党の提出した法案につきまして、質疑をいたしたいと思います。 宮澤財務大臣、私の尊敬する大先輩でございまして、これまでにもいろいろと教えていただいてきております……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 ただいま審議しております関税定率法等の一部改正案につきましては、その運用について幾つか注文をつけたいことがありますが、それは附帯決議に譲るといたしますと、この改正案の内容に関しては、特恵関税制度の十年再延長につきましてもその他関税率につきましても、大きくは自由化の方向の中で国内産業への影響あるいは途上国に対する配慮がなされておりますので、私ども自由党としてはこの法案に賛成したいと思っておりますものですから、せっかくのこの機会を利用して、危機的状況に陥っております日本経済に対する政策対応について、宮澤大臣と柳澤大臣の御見解をお伺いさせていただき……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 ただいまの小泉委員と両大臣の日本の金融改革の歴史に関するディベートを聞いていて、許されるものなら手を挙げて参加をしたいという思いに駆られましたがここはぐっと抑えまして、やることたくさんあります、二十五分間しかないからぐっと我慢をして、もっと大事だと私思っております当面の金融政策、財政政策と景気の関係について質疑をいたしたいと思います。 私の判断では、日本経済、残念なことながら、ことしに入って新たな景気後退局面に入った可能性が非常に高いと思います。それをはっきり示していると思われるのは、鉱工業生産、出荷、在庫の動きでございます。 昨年までの……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 塩川大臣、このたびは財務大臣御就任、まことにおめでとうございます。また、柳澤大臣には、引き続き再任で、まことに御苦労さまでございます。お二方とも、大変難しい時期でございますので、どうぞお体に気をつけながら、日本のために全力を挙げて頑張っていただきたいというふうに思います。 まず、塩川大臣に御質問申し上げます。 私の塩川先生の思い出というのは、私は政界へ出てくる前に野村総合研究所の理事長をしておりました。そのころはしばしば私はあちこちで講演をしておりましたが、私の講演会に塩川先生は何回かいらっしゃったのを記憶しております。私は、自由民主党の……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。おはようございます。 今審議をしております閣法は、すべて緊急経済対策関連のものでございます。初めに、塩川大臣にお伺いしたいと思いますが、この緊急経済対策というのは何を目的とした対策なのかということですね。これまでの例でいいますと、緊急経済対策というのは、大体、経済がおかしくなってきたときに緊急に対策を講じる、こういう性格のものでしたから、比較的マクロ経済対策が中心であったように思うのですね。今度のこれは、マクロ経済対策なのか、それとも緊急に実施すべき構造改革なのか、どういう性格を持った対策でございましょうか。
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 塩川大臣、率直に言って、今の私の自由党の同僚の中塚委員の質問を聞きながら、よくまあ心配なくあんなことを言っているなと思って、感心して聞いておりました。 なぜかというと、この一週間ほど、景気の基本的な指標が次々と発表になりましたね。まず、四月の生産、出荷、在庫、在庫率が発表になった。同時に、五月、六月の生産予測指数も発表になった。それから、四月の雇用統計も発表になった。機械受注も発表になった。きのうは財務省から法人企業統計季報が発表になって、一―三月の設備投資もこれでわかったので、間もなく一―三のGDPが出てくるでしょう。 あの一連の基本的……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 KSD問題は、これはもう典型的な政官業癒着の利益誘導政治をあらわしておりますし、機密費問題も国民の血税の浪費、むだ遣い、最も悪質な例だと思います。ですから、この二つの問題について、当委員会において証人喚問を含めて徹底的に真相を究明し、そして責任を明らかにし、対策を講じることが必要であります。 しかし、この二つの問題と並んで、国民の皆さんが非常に強い関心を持っている問題がもう一つある。それは、どうも景気がおかしくなってきているようだが、ここに提出されている平成十三年度予算で、日本の景気、そして経済の再建、景気が立ち直って再建できるんだろうか、……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 先週金曜日の基本的質疑に引き続きまして、経済の問題について御質問をさせていただきます。 先週金曜日にも申し上げたことでありますが、日本経済、足元、先行き、ともに赤信号が点滅し始めた。去年の七―九は第二次速報でマイナス成長に修正されましたし、十―十二月期は、鉱工業生産が前期比でたったの〇・三%しかふえない。月例報告でも生産の増勢が鈍化してきていることをお認めになった。そして今一―三、去年の十二月の日銀短観では、ずっと二年間改善を続けてきた大企業、製造業の業況判断、DIが悪化する、一―三に悪化する、こう出ているわけですね。 問題は、こういう赤……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 きょうは、まず、パネルをお示しして話を始めたいと思います。 このパネルは、二日前に発表になりました、鉱工業生産、出荷、在庫率まで入れた、最近三年間ほどの生産、出荷、在庫率の推移でございます。 一番の上の丸ポチで結んであるのが生産でございますが、御承知のように、一月の数字が発表になりましたところ、予測指数ではプラス〇・七%のはずだったものが、実績はマイナス三・九になったのですね。この三・九のレベルというのは、ごらんになって驚かれるかと思うのですが、こんな低いところです。その後、予測指数で、二月はちょっと上がって、三月はまたちょっと下がるとい……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 この十年間、日本経済は停滞を続け、社会は凶悪犯罪がどんどんふえてきている、また、あすを背負う子供の教育現場も乱れているということで、日本の国民はいわば出口のない閉塞感に悩んでいた。そこに小泉総理があらわれて、聖域なき構造改革をやる、こうおっしゃったものですから、暗やみで一条の光を見出したような気持ちで、今、日本国民の期待が小泉総理に集まっているんだというふうに思います。 総理、覚えていらっしゃるかどうかわかりませんが、十年ほど前、総理が郵政大臣のときに、郵政事業の民営化を打ち出されました。まさに四面楚歌、郵政官僚はそっぽを向くし、自民党内で……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。きょうは、速水総裁以下日本銀行の関係役員の皆様、まことに御苦労さまでございます。 こういう形で半期報告を、当現在財務金融委員会、以前大蔵委員会で審査する形が定着してまいりましたことは大変喜ばしいことだと思っております。これからもひとつよろしく御協力のほどをお願い申し上げます。 ただいま米国における同時多発テロの犠牲者に哀悼の意を表する黙祷をささげたところでありますが、私ども財務金融委員会の山口委員長、それから私自身を含めまして与野党の理事の皆さん方、実は、あの事件が発生するちょうど一週間前の火曜日にあの場におりまして、ニューヨーク連銀や証券取……
○鈴木(淑)委員 おはようございます。自由党の鈴木淑夫でございます。 塩川大臣と柳澤大臣に対して、一般質疑をさせていただきたいと思います。 御承知のように、日本の景気後退は次第に深刻になっておりまして、四―六にマイナス成長になった後に、今度の米国の同時多発テロ、これに伴う世界同時不況の荒波が押し寄せてまいりますので、この先、来年にかけて大変なことになっていくと思うのですが、当面のこの不況現象というのは、御承知のようにまだ小泉政権の構造改革は実施に移されていませんから、改革の痛みというよりも、率直に申し上げて昨年来の自公保政権の政策の結果、私は、構造改革先送り、マクロ経済政策の欠如という無為……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 永田委員の速射砲のような鋭利な質問で、村田副大臣さぞお疲れかと思いますが、私は柳澤大臣と塩川大臣に基本的に質問させていただきますので、村田副大臣はどうぞ、お疲れでしたらお休みいただいて結構でございます。 さて、まず株式保有比率規制から入りたいと思いますが、けさから時々話題になっておりますように、BISの自己資本比率規制が入ってくるときに、我が国はBISへ行ってこういう主張をしたわけですね。日本の場合はメーンバンク制とかあるいは長期顧客関係とかいろいろあって銀行が株を相当持っているんだ、保有規制もないんだ、ついては株の評価益を自己資本に算入し……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 五人の参考人の方、お忙しい中をお差し繰りいただきまして私どもの委員会のために御出席くださいまして、まことにありがとうございます。私ども、与えられた時間、二十分でございますので、なるべく簡潔なお答えをちょうだいしたいと思います。 法案は、御承知のように、二つの部分に分かれておりまして、前半が株式保有規制でございますが、これにつきましては、参考人の皆様、賛成の御意見でございました。 私も、バーゼルの銀行監督委員会の長い議論を引用するまでもなく、これは日本に導入されていなかったのがおかしい、それは恐らく右肩上がりの株価を前提にしていたので日本で……
○鈴木(淑)委員 私は、自由党を代表して、政府提出の租税特別措置法等の一部改正案、並びに民主党・無所属クラブ提出の同修正案に反対の討論をいたします。 反対の第一の理由は、証券税制改革が構造改革を実現する上でどのような効果を発揮するものなのか、将来の経済、社会の中でどのような位置づけになるものなのかを明確にすべきであるにもかかわらず、この租税特別措置法案では、その理念も哲学も全く感じられないことであります。 証券税制の改革は、間接金融よりも直接金融への流れを促し、また貯蓄よりも投資を有利にすることにより、金融の市場化、証券化、グローバル化という国際的なトレンドに日本の税制を適応させることであ……
○鈴木(淑)委員 どうも両頭取、お忙しい中お越しいただきまして、大変御苦労さまでございます。ありがとうございました。 自由党の鈴木淑夫でございます。 ちょうど今半分過ぎたところですので、お疲れかと思いますが、もう少し頑張ってください。一般的な話から入りますから、少し肩から力を抜いて聞いていただきたいです。 私ども自由党は、両銀行さんが誕生する大もとであった金融再生法をつくるときに、こういう主張を展開したのです。やはり、大銀行であっても債務超過になっていたら、これは一時的に国営で管理してもいいが、そこで整理してしまえと。国営にした後、不良債権だけ除いて、それでまた生きたまま民間に返すのはだ……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。
私も財政法の第六条第一項から質疑に入りたいのでございますが、塩川大臣、ここで剰余金の半分を下らない額、これを公債または借入金の償還の財源に充てなければならない、こう書いてあるこの条文のねらいといいますか、法の精神といいますか、財務大臣としてはどういうふうに考えていらっしゃいますか。
【次の発言】 財務大臣は、財政の健全化とか、あるいは財政の秩序とか財政の節度ということを事あるごとに言っておられるわけですが、これもおっしゃる財政の節度あるいは秩序を守るための条文だとお考えですか。
【次の発言】 ところで、公債発行の上限を三十兆円にしている、キャ……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 塩川大臣、柳澤大臣、お二方に前回に引き続き、マクロ的な観点から、御担当の財政問題あるいは金融問題を伺いたいと思っております。 最初に、お二方、二人の大臣の景気の現状についての認識を改めて確認をさせていただきたいと思います。 きのう、きょうのニュースを聞いておりますと、ようやくと言うべきかさすがにと言うべきか、ここへ来て、政府・与党の中で、景気の現状に対する危機感が多少高まってきたようで、補正予算が成立した直後だというのに第二次補正の議論を始めております。私から見れば、そんなことはもっと早くからわかり切っていたことだと言いたいわけであります……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 今議題になっております通称RCC法案について、提出者並びに両大臣に質問をさせていただきたいと思います。 まず、この法案の考え方について相沢議員にお伺いいたしますが、これまで、RCCが買い上げた不良債権、例えば十一年、十二年の実績を見ますと、相手の銀行の簿価では一兆円を超しておりますが、買い上げた価格は三百億円ちょっと、これは非常に低い値段で買っているわけであります。簿価の四%に満たない。 なぜこういう低い価格になるかといいますと、今の金融再生法で、二次ロスが出ないようにという配慮をしなきゃいけないとRCCは義務づけられているからでありまし……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 きょうは、竹中大臣、我が財務金融委員会にようやくお越しいただきました。 まず、いわゆる小泉改革といいますか、小泉内閣の構造改革についての総論的な話から議論をさせていただきたいと思います。 小泉さん、改革改革と叫び続けてもう半年以上たったわけです。口でしゃべっているだけで何の改革も実施していないじゃないかという議論がありますが、しかし少なくとも、国債発行額に三十兆円のキャップをかけるんだとか、あるいは不良債権を既存のものは二年以内、新たに発生するものは三年以内に早期処理するんだ、あるいは最近では特殊法人を廃止する、あるいは民営化する、こうい……
○鈴木委員長 これより会議を開きます。
初めに、一言ごあいさつ申し上げます。
去る一月二十一日の本会議におきまして、私が懲罰委員長に選任されました。まことに光栄なことと存じております。
申すまでもないことでございますけれども、当委員会は、議院の規律保持に関し重大なる責務を課せられておりまして、その職責の重大さを痛感している次第でございます。
甚だ微力ではございますが、委員各位の御協力と御支援を賜りまして、誠心誠意努めてまいりたいと思います。
何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
【次の発言】 この際、理事の辞任についてお諮りいたします。
理事加藤紘一君から、理事辞任の申し出が……
○鈴木委員長 これより会議を開きます。
理事補欠選任の件についてお諮りいたします。
委員の異動に伴い、現在理事が二名欠員となっております。その補欠選任につきましては、先例により、委員長において指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
それでは、理事に
枝野 幸男君 樽床 伸二君
を指名いたします。
本日は、これにて散会いたします。
午前十一時三十一分散会
○鈴木(淑)分科員 新進党の鈴木淑夫でございます。 私、一期生なものですから、分科会というのがどういうものかよくわからないのでありますが、諸先輩の話を聞きますと、ここではそれぞれの省庁所管の予算に関連してかなり細かい質問をしてもいいということのようでございますが、今企画庁長官の御説明にもありましたように、企画庁の予算というのは、日本経済の九七年度の適切な運営とか、あるいは中期的な経済の運営とか、さらには経済諸指標の改善等々、いわば天下国家に関連したマクロのところが大分多いのでございます。そのせいか、実は私一人しか質問者がいないというので、なるほどやはり調整官庁だから余り細かい質問の種が、具体……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 三人の公述人の皆様、よく存じ上げている方々ばかりでございますが、きょうは御苦労さまでございました。お三方にまず一つずつ質問をさせていただきたいと思います。 水谷公述人は、いつも聞かせていただいている水谷節というか水谷セオリーでございました。一つお伺いしたいのは、公述人も御承知のように、日本経済というのは貯蓄率が大変高いですね。マクロの貯蓄率は高い。したがって、お説のように財政赤字を縮小したときに、日本経済の貯蓄・投資バランスというのはどうなるのだろうか。今のように、赤字を相当出していてもなおかつ国内で貯蓄が扱い切れないで、経常収支は世界一大……
○鈴木(淑)分科員 自由党の鈴木でございます。おはようございます。 三十分ほど時間をちょうだいしておりますので、尾身長官に質疑を行いたいと思います。 今、いろいろ予算の御説明がございましたが、やはり経済企画庁の中心的な仕事というのは、統計作成、情報収集、調査分析機能の強化、それによって政府全体の経済政策にそごを来さないようにする、経済政策の基盤となるべき情勢判断をしていくということであろうと思いますので、きょうは、尾身長官の経済情勢判断についてお伺いしたいと思います。特に、予算委員会の席上ですと、余りゆっくり議論できません。第一委員室でテレビが入ったりしていますと、なかなかゆっくり議論もで……
○鈴木(淑)議員 岡田委員の御指摘のとおり、私どもも、現在の中小企業に対する深刻な貸し渋りの現状を深く憂慮しているわけでございます。 委員御質問の、なぜこんなことになったんだろうかという点でございますが、当初、政府におかれましては、これは資金が足りない、もっと端的に言えば資本が足りない。自己資本比率規制が早期是正措置とともに四月から入ったものですから、この関係で分母を小さくしたくて抑えているという御理解であったようでございますが、その御理解のもとに、三月に、例の金融安定化緊急措置法に基づいて二兆円弱、主要銀行に資本注入をしましたところが、目に見えた効果がない。人によっては、実はもっと減ったん……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 お三人の公述人の方、お忙しい中をお越しいただきまして、ありがとうございました。 私の時間は非常に限られておりますので、最初に公述人お一人お一人にずっと質問をさせていただきます。その後お答えいただき、それでもし時間が余っていれば、またお伺いいたします。 まず、順番どおりで二宮公述人でございますが、五つおっしゃったわけでございます。 まず、財政危機、大変だ、財政赤字が非常に大きいので、これを縮めるのは焦眉の急だとおっしゃったわけですね。 焦眉の急だという話を聞いた途端に、二年前に、その辺に座って、焦眉の急だ焦眉の急だと言った総理大臣を思い……
○鈴木(淑)主査代理 これにて三沢淳君の質疑は終了いたしました。
次に、倉田栄喜君。
【次の発言】 これにて倉田栄喜君の質疑は終了いたしました。
次に、辻元清美君。
【次の発言】 これにて田中甲君の質疑は終了いたしました。
次に、冬柴鐵三君。
【次の発言】 これにて冬柴鐵三君の質疑は終了いたしました。
次に、若松謙維君。
【次の発言】 これにて若松謙維君の質疑は終了いたしました。
以上をもちまして自治省所管についての質疑は終了いたしました。
次回は、明十八日午前九時から開会し、文部省所管について審査を行うことといたします。
本日は、これにて散会いたします。
午後七時十六分……
○鈴木(淑)主査代理 これにて中島武敏君の質疑は終了いたしました。
次に、西博義君。
【次の発言】 これにて西博義君の質疑は終了いたしました。
次に、藤田幸久君。
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。 きょうは、四人の公述人の方、お忙しい中を大変ありがとうございます。また、それぞれ陳述されました意見、示唆に富む点も多く、大変興味深く拝聴いたしました。 時間が限られておりますので、最初に四人の公述人それぞれに質問を先にばあっと申し上げますので、順番にお答えいただければありがたいと思います。 まず最初に、草野公述人でございますが、連合さんの御意見、非常に広範にわかりやすくお述べいただきまして、ありがとうございました。 その中から、一点だけ選んで質問させていただきます。それは、基礎年金についてでございます。 おっしゃいますように、公費負担……
○鈴木(淑)委員 自由党の鈴木淑夫でございます。四人の公述人の方、お忙しい中をお越しいただきまして、まことにありがとうございます。私の質問時間は十分と限られておりますので、クーさんと植草さんに対する質問に限定させていただきます。 お二方の御意見、共通しておりますのは、財政政策は有効であるという点で、クーさんは、きいていないように見えるが、これをやらなかったらもっと大変なことになったという言い方をしておられます。植草さんは、財政政策の大きな対策が出たとき、あるいは緊縮方向へ振れたときに、ちゃんとその影響がサイクリカルに出ているという形で同じことを言っておられる。私も、そして我が自由党も、その見……
○鈴木(淑)分科員 自由党の鈴木淑夫でございます。 大臣や副大臣、大変御苦労さまでございます。また、日下局長、事実関係をちょっと御説明いただきたいのでお呼びいたしました。 改めて申すまでもないんですが、戦後の産業政策の中で、製造業を対象にした産業政策というのは、他の分野を対象にしたものに比べて比較的うまくいったと私は思っております。私の専門の金融行政なんかは一番自由化がおくれて、はっと気がついたらすっかり競争力を失って今日のていたらくでございますし、農業についても私は必ずしも満足をしておりません。 それに比べますと、製造業を対象とした産業政策は、貿易の自由化とか資本の自由化とか、あるいは……
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