このページでは水島広子衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。水島広子衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○水島委員 牛乳や乳製品は、私たちにとって極めて日常的なものでございますし、また、特に小さな子供たちや学校給食にとって欠かせないものでもございますので、私は、今回の事件を非常に重大なものとしてとらえております。 そして、これは雪印の責任というのは免れないものではございますけれども、今回の事件が現在の厚生行政の間隙を縫って起こったことは紛れもない事実でございまして、今回の事件を単なる一企業の問題に帰することは間違っているのではないかと私は思っております。今後このような事件を再発させないために、私は、特に安全衛生管理について政務次官に質問申し上げたいと思います。 まず、今回の雪印事件を機に行わ……
○水島委員 民主党の水島でございます。 一昨日の厚生委員会におきまして、私の同僚議員から精神科特例、精神科医療についての質問が行われましたところ、新聞の社説で取り上げられたり、また、精神科関係の患者さんや医師の方たちから精神科を国会の場で取り上げてもらえるのかということでいろいろな御意見をいただきました。この反響の大きさを考えてみましても、今までこの精神科という領域が、日の当たらないところで長い間医療を提供する側も医療を受ける側も非常に苦しい思いをしてきたのではないかということを改めて感じさせられました。 日の当たらなかった分野でございますので、私もきょうまず最初に精神科について御質問させ……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 今の馳議員の御質問でも、ガイドラインづくりなどに関しても、この一連の取り組みが極めて消極的であるという点には私も全く同感でございます。 それと同時に、先ほど馳議員は、この領域は科学的にその根拠を示したりデータを集めたりすることが非常に難しいという趣旨のことをおっしゃっておられましたけれども、ただ、私は、有害環境、有害情報と言うのであれば、やはり、何が有害であって、それがどのような害をどの程度及ぼすのかということに関するデータは、地道に集めていく必要があると思っております。 この日本におけるさまざまな政策決定の場にそのような基礎的なデータが余りに……
○水島委員 この少年法が制定された当初に比べますと、凶悪犯罪も含めまして少年犯罪は格段に減少しているわけですけれども、一九九六年以来、少しずつ増加の傾向にございます。まず、この原因をどのように考えていらっしゃるか、法務大臣にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今、規範意識の低下ですとか対人関係の希薄化ですとか、そのようなことをおっしゃられて、それが少年犯罪の増加の要因というお答えであったわけですけれども、子供たちがそういうふうになっているという原因をどのように分析していらっしゃるかということをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 先ほどからお答えが複雑とかいろいろとか、そのような表現ばか……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 先ほど同僚の山井議員から、精神科医療のどちらかというとハード面に関しての質問がございました。私は、それ以外のソフト面について、ちょっときょうはお伺いしたいと思います。 まず、精神療法についてお伺いします。 精神療法というのは、一般に心理療法、カウンセリングなどと言われているものでございますけれども、精神科臨床においては薬物療法と並んで非常に重要な治療法でございます。特に、後ほど取り上げさせていただきます摂食障害などにおいては、精神療法なくして有効な治療は成立しません。 ところが、今までの日本の厚生行政を振り返ってみますと、薬物療法と比べると、……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 私は、この欠格事由の適正化について、主に精神障害について質問をさせていただきます。 精神の機能の障害により相対的欠格事由に該当し得る者に係る判断方法として、診断書を作成した医師から確認した障害の程度、内容を踏まえつつ、厚生労働省の担当者及び厚生労働省が選任した医師等の専門家が個別に判断するということになっているわけです。 まず、この精神障害の場合に、この判断を行うためのガイドラインというものはつくられるのでしょうか。どの程度の症状軽快がどの程度の期間持続すればよいかというような基準はあるのでしょうか。
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 このたび、長尾立子さんに続いて森山眞弓さんが史上二人目の女性法務大臣になられたことは、非常に大きな期待を持って受けとめられております。 何といっても、長尾さんは、法制審議会が民法改正要綱を答申したときの大臣であり、初の女性大臣のもと民法改正が実現すると注目されたわけですが、それがとんざしたまま現在に至っているのは御承知のとおりでございます。 そんな中、民法改正に向けてリーダーシップをとられてきた森山さんが法務大臣になられ、今、国内の多くの方たちが、これでやっと民法が改正されると心強く思っています。それも、官房長官まで歴任されている大物の森山大臣……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 私は、裁判官の処遇問題とジェンダーの問題について質問させていただきます。 私は今まで、一国民として数々の判決を見てまいりましたけれども、どう考えても、裁判官の人権感覚や常識を疑わざるを得ない判決が幾つも存在しており、また、私のみならず、多くの人たちがその点を指摘しております。だからこそ、司法制度改革の必要性が叫ばれているのだと思います。 そもそもどのような人が裁判官になるかということもとても重要な問題だと思いますが、どれほどの人権感覚と使命感を持って裁判官になっても、その後の処遇次第でそれを失っていくという例は幾らでもあると思います。裁判官も人……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 本日の質疑の中にも出てまいりましたが、子育てに関しましては、いまだにさまざまな偏見がございます。特に、子供が三歳になるまでは母親が二十四時間そばにいないと子供の発育に悪影響が及ぶという、いわゆる三歳児神話は、既に学問的には否定されているにもかかわらず、いまだに多くの大人たちがそれに縛られておりまして、それが親たちを追い詰め、親たちに不本意なライフスタイルを強要し、そのストレスが子供の虐待へとつながっていくということはだんだんと知られるようにはなってまいりましたけれども、本日の質疑を伺いまして、まだまだ国会では知られていないという事実に驚いているとこ……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 昨年の神奈川県のスマイルマムにおける虐待死事件や、ことし東京都のちびっこ園で一つのベビーベッドに二人の乳児が寝かされていたことによる窒息死事件など、悪質な認可外保育施設における事件が相次いで起こり、貴重な幼い命が失われております。私も子供を保育所に預ける親の一人であり、起こってはならないこのような事件をなくすための法整備の必要性を痛感しております。 また、これらの施設の非常識ぶりは目に余るものですが、一部の悪質な施設のためにすべての認可外保育施設が同様に悪質なものとして扱われてしまうことは懸念すべきです。私自身、娘がゼロ歳から一歳の半ばまで認可外……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 裁判官の育児休業制度というものは司法の場における男女共同参画を進めるものであると思いますし、大変歓迎すべきものだと思います。本日は、この育児休業に関する質問に入ります前に、まず冒頭に、男女共同参画の象徴とも言える民法改正について若干質問をさせていただきたいと思います。 五月十八日にも私はこの法務委員会で森山大臣に質問をさせていただきまして、大変前向きな御答弁をいただきました。その後、内閣府の世論調査の結果も出ました。また先日は、自民党の山崎幹事長からも前向きな発言があったとのことです。さらに、きのうの新聞では十四日に政府案骨子が明らかになったとい……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。
本日、まず森山大臣に、司法と精神医療の連携についてお伺いいたします。
与党政策責任者会議、心神喪失者等の触法及び精神医療に関するプロジェクトチーム報告書が十一月十二日付で出されております。政府としてはこれに基づいて検討を進めておられるということですけれども、まず、この与党案は新たな立法を提案しているものですが、大臣は新たな立法が必要だと思われますでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、確認いたしますと、今の現行の法制の中ではこの問題に適切に対処することが難しいという結論に立って、新たな立法の必要性ということをおっしゃっていると理解してよろしいで……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。私は、坂口厚生労働大臣の所信のうち、特に子供に関することについて質問をさせていただきたいと思います。 まず、小児医療についてでございます。 日本の小児医療が危機的な状況にあるということは、二〇〇〇年の衆議院本会議でも私は指摘をさせていただきました。本日は、その中でも特に小児科医について質問をさせていただきたいと思います。 地域の基幹病院の小児科医の数は、三から五名のところが多く、そのスタッフで二十四時間三百六十五日診療を求められております。連日小児科当直を置いているところでは、一人が月の半分を当直しているということになるわけですけれども、基幹病院……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 まず、本日、事前に通告をしておりました質問に入ります前に、けさの新聞報道に基づいて一つ質問をさせていただきたいと思います。 けさの新聞によりますと、非加熱濃縮血液製剤によるC型肝炎感染問題で、旧ミドリ十字が、一九七七年にアメリカで同じ成分の製剤がFDAによって製造禁止になった直後に、その事実を把握していたこと、そして八四年には、旧厚生省に対して、製造を禁止したアメリカの関連資料などを再評価のための準備資料として提出していたということが書かれております。 しかし、旧厚生省は即座に対応をとらず、再評価を検討した調査会では承認取り消しや使用限定という……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。
臓器移植法が施行されてきのうでちょうど四年半が経過いたしました。この法律には、施行三年後の見直し規定が盛り込まれておりますけれども、まず、この規定に基づく見直しの現状を教えてください。
【次の発言】 今の御答弁にもございましたように、子供がドナーとなる移植については積み残された課題になっており、臓器移植推進連絡会を初め幾つもの団体から法改正の要望が出されています。脳死状態の人がドナーとなる臓器移植については、常に脳死は人の死か否かという問題がつきまとってきましたし、だからこそ、さまざまな方の生命観や価値観に抵触してきたのだと思います。
お子さんが……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 四月十九日にも私は衆議院本会議で申し上げましたけれども、このたびの政府の健康保険法改正案には大変な憤りを感じております。政府・与党は、医療の抜本的な制度改革を先送りにし、必要な改革を全くしないままに、今回の健保法改正案のように患者負担増だけを求めたり、良心的な医療者を追い詰めるような小手先の財政対策ばかりを行ってきたというのは、既に周知の事実でございます。 何といっても、私が最も強い憤りを感じるのは、小泉首相の公約違反でございます。 被用者の自己負担が一割から二割に引き上げられた当時の厚生大臣であった小泉首相は、一九九八年六月の委員会で次のよう……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 今回の健康保険法改正案は、一言で言えば患者負担をふやすものであると言えると思いますけれども、医療の質がよくなるから患者負担がふえるというのであれば、まだ納得できると思います。また、医療のむだをなくした上でどうしても財政が難しいというのであれば、まだ納得できると思います。でも現状では、医療の質も上がらないのに、また、医療にさまざまなむだがあるのに、患者負担ばかりふやされても困るというのが多くの人の実感だと思います。そもそも、何にどれだけのお金がかかっているのかわからないのに負担できないというのも実感だと思います。 先日も、私の地元の方からこんな話が……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 まだまだ医療制度に関してはお伺いしたいことがたくさんございますので、前回聞き残したことも含めまして、本日もまた大臣に質問をさせていただきたいと思います。 先日、五日の本委員会で、私は最後に、ジェンダー・スペシフィック・メディスンについて伺いました。時間が足りなくなってしまったのでここで改めて伺いたいのですが、そのときに、なぜ雇用均等・児童家庭局がこのジェンダー・スペシフィック・メディスンの担当なのかということを問題点として指摘させていただきました。その後、担当局の変更について検討していただけましたでしょうか。 先日もお話ししましたように、血中の……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 本日もまた質問をさせていただきます。 私は、この審議を通しまして、ずっと、医療の信頼性についてさまざまな点から大臣の御意見を伺ってまいりました。そして、医療、医学の信頼性というのは、何も生きている間の医療についてのみ問われるものではございません。本日は、そのような観点から、まず冒頭にSIDS、乳幼児突然死症候群についてお伺いいたします。 昨年十月三十一日の本委員会でも私は指摘をいたしましたが、SIDSは、保育施設や医療施設における外因死の隠れみのとして利用されていることが少なくありません。これは親にとっては、やっと恵まれて大切に慈しみ育ててきた……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 改めまして、意見陳述者の皆様にお礼を申し上げたいと思います。 本日は、お忙しいところ、お時間を割いて御意見をいただきまして、この地元の意見を国政に届ける機会に御協力をいただきまして本当にありがとうございます。限られた十五分という時間の中で、できるだけ皆様にお伺いしたいと思いますので、ぜひ簡潔なお答えをいただけますようにあらかじめお願いを申し上げたいと思います。 さて、今までも十分な御議論もあったところでございますけれども、やはりこの日本の医療制度を考える上で、私は、今まで、財政の問題と医療提供体制、医療の中身の問題とが常に混同して語られてきたた……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 まず初めに、児童扶養手当についてお伺いいたします。 八月一日から児童扶養手当法に基づく政令が改正されまして、それに伴いまして、養育費等に関する申告書などの記載が新たに必要になるということになりまして、自治体では既にそれぞれ書面などをつくっておりますけれども、いろいろな混乱状況や不安の声が寄せられております。 そこで、そもそも厚生労働省からどのような指導通知を出されているのか見せてほしいと昨日お尋ねをいたしましたところ、いまだに出していないというお答えをいただきました。大変驚きました。来年の八月一日ではなくことしの八月一日から施行されるのに、厚生……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 本日は、子供に対する暴力についてお伺いいたします。 日本も批准している子どもの権利条約では、子供に対するさまざまな形態の暴力を禁止しております。にもかかわらず、いまだに、日本を含めて多くの国では、子供への暴力が公然と行われているのが現状です。こうした状況を前に、国連子どもの権利委員会は、子供に対する暴力についての勧告を、二〇〇〇年、二〇〇一年と二年続けて採択しました。これは、委員会が毎年一回開いている一般的討議で交わされた議論をもとにまとめられたものです。 二〇〇〇年十月の勧告は、子供に対する国家の暴力がテーマとされ、主に児童福祉施設における暴……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 まず、在日外国人被疑者を取り巻く現状についてお伺いしたいと思います。 いわゆる東電OL殺人事件の被告で現在上告中のネパール人ゴビンダ・プラサド・マイナリさんは、現在東京拘置所で最高裁の審理を待っています。先日、ネパール人権委員会のカピル・シュレスタ委員がゴビンダさんの事件における人権問題調査のために来日されましたが、この事件は、一審で無罪判決が出た後、本来であれば直ちに入国管理に移されて母国に送還される手順となるはずだったゴビンダさんが勾留された経過の中でさまざまな問題点を指摘されており、現在も、無実のゴビンダさんを支える会の皆さんを中心として社……
○水島議員 ただいま議題となりました精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の一部を改正する法律案並びに裁判所法の一部を改正する法律案及び検察庁法の一部を改正する法律案の趣旨を説明いたします。 ノーマライゼーションは二十一世紀の日本における重要な課題です。本法案は、大きく立ちおくれた我が国の精神保健福祉施策を推進し、司法と精神医療の連携を改善することによって、ノーマライゼーションの実現に寄与しようとするものです。 以下、本法案の内容を簡単に御説明いたします。 第一に、起訴前、起訴後の精神鑑定の適正な実施を目的として、最高裁判所と最高検察庁にそれぞれ司法精神鑑定センターを設置し、鑑定人の選定……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。
本日も、まず大臣に選択的夫婦別姓の問題についての質問から始めさせていただきたいと思います。
昨日の記者会見で、大臣が政府としてのこの法案提出を断念したと述べられたというふうに伺っておりますけれども、まずそれが本当であるかどうかも含めまして現状を教えていただければと思います。
【次の発言】 例えば先日提出されました郵政関連法案のように、議論が一定の結論を得られないままに提出に踏み切られたという法案もこの内閣にはあるわけでございますけれども、なぜ郵政関連法案にはそれができてこの選択的別姓にはできないのかというあたりはいかがなんでしょうか。
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 まず初めに、政府案がつくられるきっかけとなったと言われている池田小学校事件とこの法案との関係について伺います。 池田小学校事件は、本当に痛ましい事件でございました。貴重な幼い命が奪われただけでなく、いまだにいえない心の傷を抱える方々の痛み、そしてその心のケアをされている方々の努力は今も続いております。 事件で傷ついたのは当事者の方たちだけではございませんでした。全国の各地で地域に溶け込もうと必死で努力されている精神障害者の方たちも、これだから精神障害者は危険だという声が高まる中、さらなる差別と偏見によって深く傷つけられました。その旗振り役となっ……
○水島委員 水島広子でございます。 坂口大臣におかれましては、続投されますということ、本当にお疲れさまでございます。ぜひ、優しい大臣の個性がしっかりと伝わってくるような温かい厚生労働行政に尽力していただければと思っております。 そして、その最初の法案がこの母子寡婦福祉法等の改正案ということでございます。まさに象徴的な領域だと思いますので、ぜひ大臣の総力を尽くして、母子家庭の方たちが安心して生活していけるような体制づくりに努めていただけますように、それがわかるような審議にしていただけますように、心よりお願い申し上げます。 まず、法案の審議に先立ちまして、同じく子供が安心して育つ権利というこ……
○水島委員 水島広子でございます。 短い時間ですけれども、まずは法務大臣に少年犯罪についての質問をさせていただきたいと思います。 ちょうど約二年前に、国会におきまして少年法改正の審議が行われまして、その時期、非常にこの国会内において少年犯罪というものが大きな話題になったわけですけれども、それですべてが終わったわけではなく、今も子供たちはまだまだ大変な状況に置かれているわけでございます。そのような視点から質問をさせていただきたいと思いますが、まず、矯正処遇のあり方を考える上で、どのような子供たちが少年犯罪を起こすのかという基礎データは極めて重要だと思っております。少年犯罪の背景について、二年……
○水島委員 水島広子でございます。 本法案の審議の中で、私たちは、鑑定の適正化ということを繰り返し訴えてまいりましたし、それに関する法案も提出してまいりました。それはそれで重要なことでございますけれども、では、適正な鑑定に基づいて本法案の対象外となって刑務所に行った人が、それですべてが解決するかというと、そんなことはないわけでございます。 来週、法務委員会でも名古屋刑務所の視察に行く予定というふうに聞いておりますけれども、日本の刑務所も、今、過剰収容という大きな問題を抱えております。刑務所における暴行殺人事件は決して免罪される性質のものではございませんけれども、過剰収容の中で刑務官の負担が……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。
昨日の大臣の所信表明の中にも、次世代育成支援が重要な柱として位置づけられておりました。また、既に今国会におきましても、少子化に関する審議が始まっているわけでございます。
日本が安心して子供を産み育てられない国であることは間違いのない事実だと思っておりますけれども、それに関する対策を考える上で、現状の分析が間違っていれば、施策も間違ったものになってしまいます。その大前提として、大臣は少子化の背景をどのように分析されているのか、まず冒頭に主な要因を幾つか挙げていただきたいと思います。
【次の発言】 今大臣がおっしゃったことのほかに、希望するだけの子供……
○水島委員 水島広子でございます。 私は、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党及び保守新党を代表いたしまして、本動議について御説明申し上げます。 案文を朗読して説明にかえさせていただきます。 平成十五年度における国民年金法による年金の額等の改定の特例に関する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について適切な措置を講ずるべきである。 高齢者の生活は、消費者物価のみではなく、医療や介護など福祉のあり方に大きく左右されるということに鑑み、年金のみの議論にとどまることなく、医療、介護、税制全般について高齢者が生活上の安心を得られるよう必要な措置を講ずること。 以上であ……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 本日は、この労働基準法改正に関しまして、主に有期雇用の部分についての質問をさせていただきたいと思っておりますので、大臣、どうぞよろしくお願い申し上げます。 まず初めに、有期雇用というものに関しての大臣の全体的な認識をお伺いしたいと思います。 坂口大臣は、五月六日の本会議におきまして、有期契約労働者の多くが契約の更新を繰り返すことにより一定期間継続して雇用されている現状等を踏まえ、上限の延長を行おうとするものであり、これにより、有期労働契約により働く労働者においては、三年の契約締結が可能となることにより労働者の雇用の選択肢が拡大し、雇用の安定が図……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 本日、この次世代育成支援対策推進法案、そして児童福祉法の一部改正案に関して質問をしに来たわけでございますけれども、私にとってこの法案は、非常にキツネにつままれたような法案でございまして、何度読んでも、これによって何が変わるんだろうかというのがよくわからない。 そんな気持ちでやってまいったところ、今、一時八分でございます。これほど与党の方たちも集まりが悪かったということは、やはりこの法案のできにも関係があるのかなと思っているところでございます。それでも時間がもったいないですので、それでは早速、質問に入らせていただきたいと思います。 まず冒頭に、先……
○水島委員 水島広子でございます。
本日も、また引き続きまして質問をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
前回もいろいろ質問をしてまいったわけでございますけれども、やはり、考えれば考えるほど、読めば読むほどいよいよわからなくなってきたわけでございますので、最初にちょっと整理をしていただきたいんです。
まず、今回提出されている法案のうち、法律をつくらないとできないというのは一体どの部分になりますでしょうか。大臣にお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 法律で定めなければできない、あるいは法律で定めればできるというところを余り軽々に考えたくないなと思っているんです。……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 本日は、二度にわたって質問をさせていただきますけれども、どうぞよろしくお願い申し上げます。 さて、先日、官房長官の所信を伺いまして、早速、私も、官房長官が主宰される青少年の育成に関する有識者懇談会報告書を読ませていただきました。ざっと一読させていただきまして、率直に申し上げて、大変よい内容であると思いました。青少年の現実をよくとらえ、理解している人たちがつくっているなと感じたわけでございます。まずは、報告書をまとめられた御努力に心から敬意を表したいと思います。 ところが、きょうはこの報告に基づいて質問をさせていただこうと思っていたんですけれども……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 本日は、参考人の皆様、お忙しい中、ありがとうございます。 私は、子供の観点から質問をさせていただきたいと思いますので、今、島議員が質問をされなかった四名の参考人の皆様に質問をさせていただきたいと思います。十分の持ち時間でできるだけ質問をさせていただきたいと思いますので、ぜひ御答弁は簡潔にいただけますよう御協力をお願い申し上げます。 まず、野口参考人にお聞きしたいと思います。 この出会い系に書き込みを繰り返すというのも、子供の一つの問題行動と私は考えていいと思いますけれども、このように問題行動を繰り返す子供たちと実務レベルで深くかかわられた御経……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。
きょうは、専ら谷垣大臣に質問をさせていただきたいと思いますので、子供たちのために、どうぞよろしくお願い申し上げます。
まず、大臣にお伺いいたしますが、今回、この法案をつくるに当たりまして、実際に出会い系サイトに書き込む子供たちの実態を調査されましたでしょうか。
【次の発言】 今の御答弁に関して、いろいろお伺いしたいんですけれども、まずお伺いしたいのは、今回、警察庁によって示されたものは、一般の方たちからの意見、法的規制が必要であるかどうかというようなことに関するアンケートについてはよく御説明をいただきましたけれども、今大臣がおっしゃったような、例……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 本日も、谷垣大臣に質問をさせていただきます。きょうは二十五分間という限られた時間でございます。聞きたいことはまだまだたくさんございますので、ぜひ大臣も、多くのことを聞けますように御協力をいただければ幸いでございます。 さて、この法案では、もちろんここは青少年問題特別委員会ということでございますし、やはり子供たちが、実際にこの法案が成立していったときにどのように扱われるかということをきちんと検証しておかなければいけないと思います。 この法案の六条に違反した子供たちは、実際に、具体的にどういう経路をたどっていくことになりますでしょうか。簡単にお答え……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 本日は、参考人の皆様、お忙しい中、本当に貴重な御意見をいただきましてありがとうございます。また、本当に平素より子供たちのために全力でお取り組みをいただいておりますことに、改めて心より感謝を申し上げたいと思います。 本日、各立場を代表してくださる皆様にお集まりいただいておりますけれども、これで、あとは自立援助ホームの方などの御意見も伺えると、大体トータルに様子を見ることができるのではないかと思っておりまして、またそれは今後の委員会の視察などを利用いたしまして、知識の収集に努めてまいりたいと思っているところでございます。 私自身も、精神科医として働……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 本日は、内閣委員会に出張をいたしまして質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 私自身も今五歳と一歳の子供を育てている立場でございますし、また、かねてから子供たちの心の問題などを見てまいりまして、日本というのは本当に子供たちにとって冷たい国であるし、また子育てをする者にとって冷たい国であるということを痛感してきた者でございますので、こうして国会で子育てというものに関して注目をしていただけるということは、率直に言ってありがたいことであると思います。 ところが、そんな中、出されてまいりました今回のこの法案を見ますと、タイトルが少子化……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 本日は、参考人の皆様、お忙しい中、ありがとうございます。私も精神科の医師でございまして、もともと勉強が足りない上に、今は臨床を離れておりますので、余り偉そうなことが言える立場ではないんですけれども。 そんな私の目から見ましても、今回、この名古屋刑務所の問題で、いろいろと審議の中で資料を見たり、また刑務所まで視察に二度ほど参りましたり、そんな中で、いろいろと驚いたことがございました。 その驚いたことの一つは、先ほど清水参考人がおっしゃったような、例えばカルテの書き方のずさんさであったり、あるいは不審死が異常に多いというようなことであったり、また、……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 ようやく大臣に一回目の年金の質問をさせていただく機会をいただきました。この年金の法案、私も大変な法案だと思っておりまして、かねてからずっと審議の準備をしてまいりましたし、また、知れば知るほど審議しなければいけないことが次々とあらわれてくるという大変な問題法案でございます。本日はわずか五十分しかいただいておりませんけれども、とてもそれで質問し尽くせるものではございませんので、本日を御縁にまた引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。 さて、事前に通告しております質問に入ります前に、何点か確認させていただきたいことがございます。 まず一つ目でござい……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 強行採決後の質疑ということで、キツネにつままれたような、大変奇妙な気持ちで今この場に立たせていただいておりますけれども、とりあえず質問させていただきますので、本日もよろしくお願いいたします。 そして、質問に先立ちまして、やはり先日の強行採決につきまして心から抗議を申し上げますし、また、強行採決の当日、閣僚の年金保険料の納付実績についての公表、これを、約束を破って強行採決後まで引き延ばしたということの責任は、私は余りにも重いものだと思っております。この点につきましても、改めて強く抗議を申し上げたいと思っております。 まず、強行採決は大臣の意思では……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 坂口大臣、本日もどうぞよろしくお願いいたします。 歴史は繰り返すといいますけれども、たしか、年金の法案が衆議院で強行採決された後も、私、何だかその後ここで質問に立たせていただいて、何やら腑に落ちないと、そのようなことを言った記憶が、今、突然よみがえってまいりました。 今回もまた、こうして法案が採決されてしまった後にこういう形で質疑をするというのは、何度同じことを繰り返したら与党の方たちは気が済むのだろうかと思っているところでございます。 六月四日、強行採決されましたときのこの委員会については、本会議が終わった後に、自民党の、また与党の皆様が委……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 短い時間ではございますけれども、専ら小野大臣に本質的な質問をさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 小野大臣は、青少年育成担当大臣という大変責任の重い仕事をされているわけでございます。本来であれば、この仕事だけをやっていても足りないくらいの、そんな責任の重い仕事だと思いますけれども、今、大臣は、三つでしたでしょうか、三つの分野を兼務されているということでございます。 私も以前、福田官房長官がまだこの青少年を担当されておりましたときに、きちんと子供省、子供担当大臣というものをつくらなければとても間に合わないではないかと……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 本日も、小野大臣に青少年施策の基本的な点について御質問させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 質問に先立ちまして、もう既に本日もこの委員会で委員の皆さんが取り上げてこられましたけれども、私も、長崎県でこのたび起こりました事件につきまして、大変大きな衝撃を受けております。 あんな形で突然絶たれてしまった御手洗怜美さんの貴重な命を思いますと、また残された御家族、親しい方たちのお気持ちを思いますと、本当に胸がつぶされそうな思いでございます。私自身も、小学生の子供がおります母親といたしましても、また子供たちの心の問題に取り……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 このたび民主党の次の内閣の雇用担当大臣というのを拝命いたしまして、本日は、与党の大臣に主に雇用問題についての質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 まず、若年者の就労についてお伺いいたします。 日本の若年失業率は十年前の二倍となっておりまして、昨年、二〇〇三年には、史上初めて一〇%を超えて一〇・一%という大変な数値になっております。 若年の失業につきましては、幾つもの特別な配慮が必要であると考えております。長期間仕事をしてきて失業するという人とは異なりまして、仕事をするという生活パターンの経験が全くない、あるいはごく短……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 尾辻大臣、どうぞ、これからよろしくお願いいたします。 大臣は長い海外放浪歴があると伺っております。私の海外放浪歴はせいぜい一年ですので、大臣の足元にも及びませんけれども、勝手ながら親近感を持たせていただいておりますし、国際的に社会の隅々までごらんになった大臣だからこそ、幅広い視点から柔軟な厚生労働行政をしてくださると期待をしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 まず、新たに厚生労働大臣になられての虐待問題への大臣の決意を伺いたいと思います。 現在、日本でこれほど多くの子供たちが虐待されているということは、本当に深刻な問題でございま……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 本日も、大臣、よろしくお願いいたします。きょうは持ち時間がわずか四十五分間で、伺わなければいけないことが本当にたくさんございますので、こちらも早口で失礼いたしますけれども、ぜひ御答弁も必要十分に、明解に、よろしくお願い申し上げます。 それでは、質問に入らせていただきます。 今回の法改正でも、自立援助ホームは重要な役割を担わされているわけですけれども、かねてから自立援助ホームへの支援を厚くする必要性は言われてまいりました。自立援助ホームというのは第二種社会福祉事業でございますので、行政のすき間に落ち込んでしまう子供たちや青年たちの受け皿としての貴……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 私たちは、前回の本法改正時である二〇〇一年の六月に、初めて民主党の仕事と家庭の両立支援法案を提出いたしまして、秋の臨時国会で政府案とともに審議をしていただきました。仕事と子育ての両立の仕方は、それぞれの人の事情や価値観によるところが大きく、施策としては多様な枠組みを提供する必要がございます。育児休業をしっかりととりたいという方もいれば、残業さえなければよいという方、勤務時間を少々短縮できればよいという方、子供が病気のときだけ休めればよいという方など、さまざまな考えの方がいらっしゃいます。 民主党案では、育児休業、時間外労働の制限、勤務時間短縮制度……
○水島委員 ただいま議題となりました育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律等の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党及び社会民主党・市民連合を代表いたしまして、その趣旨を御説明申し上げます。 本修正案は、附則に、この法律の施行後適当な時期において、本法の施行状況を勘案し、期間を定めて雇用される者に係る育児休業等の制度等について総合的に検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずる旨の規定を加えるものであります。 何とぞ委員各位の御賛同をお願いいたします。
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 本日は、幾つかのテーマについて尾辻大臣にお尋ねをしたいと思います。いずれも一つ一つきちんと御答弁いただかなければならない重要なテーマばかりでございますので、ぜひ大臣には明快な御答弁をよろしくお願いいたします。 まず、学童保育について伺います。 少子化社会にありまして、ますますその役割が大きくなっている学童保育でございますけれども、私のところの上の子も学童保育のお世話になっておりまして、大変よく育てていただいておりまして、本当に心から感謝をしているところでございます。 その学童保育に、この年度末になりまして大変なことが起ころうとしております。厚……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。本日もどうぞよろしくお願いいたします。 まず初めに、大臣にお礼を申し上げたいと思います。 この前、三月三十日にこの委員会で大臣にお願いを申し上げましたBCGの接種とそれから学童保育のことについて、早速対応していただきまして、子供たちの力になっていただき、本当にありがとうございました。 また、その後、報告を聞きましたところでは、私がお願いいたしました障害児の学童保育だけではなく、都道府県の意見を聴取したところ、長時間の開設加算についても別枠でまた確保していただけることになったということでございまして、この点もお礼を申し上げたいと思います。 今回は……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。
大臣、ちょっと突然質問をしますけれども、ぜひ気楽に答えてください。
大臣、私と一緒にエアロビクスをしませんかとお誘いしましたら、どういうふうにお答えいただけますか。
【次の発言】 では、そうしたら、一緒にエアロビクスをしていただけるということなんでしょうか。
【次の発言】 なかなか勇気のある、さすがおしゃれな大臣だなと思ったんですけれども。今、委員会室のこの反応ですよね、おおというような歓声が上がることからも。
今、私が大臣にエアロビクスをお誘いしましたときに、大臣はどういうものを思い描かれたでしょうか。
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 今回の自立支援法案については、そもそもの財源の確保の仕方、また、それに伴って発生した応益負担という世にもおかしな仕組み、そこに最大の問題があることは既に指摘をされてきたことでございますけれども、ただ、これらの問題については、本来は、政権の意思決定の最高責任者である小泉総理大臣に問うべきだと私は思っております。厚生労働省にこれだけの予算しか渡さないということを決めたのは、財務大臣、そして最終的には小泉総理大臣でございます。 ぜひ、この委員会に、小泉総理大臣、そして財務大臣を呼んでいただきますように、委員長、お願いいたします。
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 私も、五島委員に引き続きまして、自立支援医療について質問をさせていただきたいと思います。 今、五島委員の質問に対する尾辻大臣の答弁を伺っておりまして、ますます納得できませんし、全く尾辻大臣が御答弁されているとは信じられないような光景でございましたので、ぜひ、ここからは、いつもの尾辻大臣らしい、人情味あふれる、心温まる御答弁をいただけますようにお願いいたします。 このたび、今回の自立支援法によりまして、三つの公費負担医療制度の支給認定手続、利用者負担、指定医療機関制が一本化されます。ただし、実施主体は精神と育成が都道府県で、更生は市町村と現行のま……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。本日もよろしくお願いいたします。 まず、法案の質疑そのものに入る前に、やはりどうしても私も伺っていて腑に落ちないので、アスベストについて一問だけ伺いたいと思います。 先日、西副大臣がきちんと、これは行政の決定的な失敗というふうに御答弁されたということは、大変私たちは頼もしく伺ったところであったわけなんですけれども、それに対して、その翌日でしたでしょうか、事務次官が早速それを否定するようなことをおっしゃり、そしてそれに追い打ちをかけるように、今度は大臣が、その都度厚生労働省としては対策をとってきたと考えているとおっしゃっていまして、問題があったとすれ……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 きょうは、本会議を挟みまして午前と午後とに二分割されておりますけれども、専ら南野大臣に質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 南野大臣、この青少年担当の大臣になられてかなり日がたつわけですけれども、きょう、こうして初めて質問をこの委員会でさせていただくことになりまして、今国会はぜひ、足しげくこの委員会に足をお運びいただきまして、この青少年のことについてしっかりと審議をしていただければと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 まず、ちょっと時のテーマでございます中西一善自民党の衆議院議員の強制わいせつ事件……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 参考人の皆様、本日は、貴重なお時間をいただき、貴重なお話を聞かせていただきまして、本当にありがとうございます。 また、今、子供たちが非常に貧困な環境で育たなければならないこの日本の社会にあって、多くの方たちが胸を痛めながらも、どうしたらいいかわからない。そんな中で、いろいろと好き勝手なことを言う方たちもいらっしゃって、社会全体が混乱して右往左往してしまっているという中、私は、本当に地に足の着いた活動を現場でされている方たちの声にこそ真実があると思っておりますし、私自身も、精神科の医者として、子供たちの話を聞きながら、本当に多くのことを学ばせていた……
○水島分科員 民主党の水島広子でございます。 日本が子どもの権利条約を批准してもうじき七年がたちます。秋の臨時国会でも少年法がテーマになりましたが、今、日本社会では、子供たちの問題が大きな不安を持って受けとめられています。子供たちが健康に育たない国に未来はありません。日本が子供たちを育てていく責任をきちんと果たせているのか、子供たちが健康に育つ環境を提供できているのか、政治の責任が大きく問われる領域だと思います。 本日は、日本が子供の権利を守れているかという観点から、幾つかの質問をさせていただきたいと思います。 冒頭に、外務副大臣にお伺いします。 本日は法務大臣への質問ですが、わざわざ……
○水島議員 お答え申し上げます。 現行の措置入院制度においては、入院の要否の判定においてまだまだ改善すべき点が多いという御認識は全くこちらも同様でございまして、そのような基本認識に基づきまして民主党案を考えさせていただいております。 具体的には、判定委員会を設置しまして、判定委員会が都道府県知事から判定を求められた場合に、精神保健指定医二名による合議体において、その合議体を構成する各委員が対象者を診察した上で、その自傷他害のおそれの有無並びに高度の医療及び保護の要否について合議により判定をすることといたしております。 さらに、都道府県に精神保健福祉の専門家である精神保健福祉調査員を設置し……
○水島議員 お答え申し上げます。 まず最初の点の、地域に戻った後の体制が何もないのではないかということでございますけれども、こちらにつきましては私たちも非常に重点を置いているところでございまして、そもそも、現行の精神保健福祉法におきましても社会復帰の支援についてさまざまな規定がされているわけでございますけれども、これを十分に機能させ、ひいては精神障害者の方の社会復帰につなげるためには、精神保健福祉に関する業務を行う各職種間のチームワークが重要であると考えております。 そこで、民主党案におきましては、退院後の継続的な治療の確保を含めた全体的な社会復帰支援体制の強化を図るため、医師、精神保健福……
○水島委員 水島広子でございます。 久しぶりにこの法案に対する質疑をさせていただくわけでございますけれども、通常国会でのこの法案の審議を通して、不可解だったことがだんだんとわかってきたわけでございます。なぜ政府はこんな形の法案をつくったのかということが私にはどうしても理解できなかったのですが、答弁を伺っているうちにだんだんとわかってまいりました。 どういうことかというと、日本の行政にはつきもののことだと言えますが、法務省と厚生労働省が、どちらも今までの自分たちの仕事に非があったということを認めずに法案をつくろうとするとこういう形にならざるを得ない。法務省側は、鑑定の運用に関して問題があると……
○水島議員 答弁いたします。 まず、医療の判断であるかどうかという点なんですけれども、やはりその人の生活環境を調べて、どのようなソーシャルサポートがあるかというようなことを調査した上で医療の環境を調整していくというのは、医療現場で日常的に行っていることでございまして、ただ、人手が余りにも足りないので、その底上げをすべきだということをかねてから訴えてきているわけでございます。 また、六つの罪種に限るべきではないのではないかという御指摘ですけれども、私たちはそのように考えましたので、民主党案ではあくまでもこの問題を、精神医療の底上げ、そして司法と精神医療の連携の充実、それこそが解決策なのだとい……
○水島委員 男女共同参画について発言をさせていただきたいと思います。 この前の小委員会での議論を総括いたしますと、日本国憲法が定めている働く権利を男女平等という観点から見ますと、まだまだ憲法が定めているところには達していないというのが大方の理解であったと思いますし、参考人もそのような意見表明をされておりました。雇用機会均等法、男女共同参画社会基本法が制定されたとはいえ、まだまだこれから取り組まなければいけないことはたくさんございますので、それについてはまた国会の中で審議を続けてまいりたいと思っているところでございます。 どうしても、このように女性が働くということになりますと、必ず典型的な議……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 私も、今までいろいろと御発言をいただきました委員の皆様と、恐らく今の日本の大人たちまた子供たちに関する危機感という点では共有をしていると思います。 確かに、普通に暮らしておりましても、あいさつをしないとか他者への思いやりがないとか他人の迷惑を顧みないで好き勝手なことをしているとか、そういう人たちが非常に多いということは私自身も同じく認識をしているところでございますけれども、ただ、私はそれが、日本国憲法や教育基本法が間違っているからというのではなくて、日本国憲法や教育基本法の理念がまだきっちりと定着していないことに大きな原因があると考えているもので……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 今国会での議論全体を振り返ってみまして感じたことをお話しさせていただきたいと思います。 今ずっと安全保障に関するいろいろな御意見を伺っておりまして、一度も人間の安全保障という言葉が出てこなかったのはどういうことだろうと思いながら伺っていたところでございますけれども、やはり、本当に一人一人の人間の安全保障という概念に基づいて、これから日本がどう歩んでいくべきかということを議論していかなければいけないと思っております。 もちろん、現状と憲法との乖離というような観点も立法府としては重要かもしれませんけれども、それとともに、憲法というのは国の骨格をなす……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 もう時間も残り少ないので簡潔に発言させていただきたいと思いますが、私、今国会から初めてこの憲法調査会のメンバーに加えていただきまして、ほかの委員会とは違ったやりとりを大変興味深く、新鮮な目で見てきたわけでございます。 中でも、この議員同士の自由討議というものがあるというのはほかの委員会には見られないことでございまして、どうしても言いっ放しになりがちな議員の議論をちゃんとお互いに追求できるというやり方は大変よいのではないかと思ってきた一方で、せっかく参考人をお招きして参考人審議をやって、そこで一定の結論が得られたかなと思うようなことが、次の自由討議……
○水島小委員 水島広子でございます。 本日はお忙しい中、鳥居先生、岡村先生、本当にありがとうございます。限られた十分という時間ですので、現状の教育の中での問題と教育を受ける権利との関係について、何点かお伺いをしたいと思っております。 まず第一点は、これは国連の子どもの権利委員会からも指摘されていることですけれども、今の日本における不登校の問題がございます。 これは、国連の子どもの権利委員会も、学校忌避の事例が相当数に上ることを懸念するものである、そのように表明しているわけでございますけれども、まず、今の日本にこれだけ不登校の子供たちが多いという現実と、その子供たちにとっての教育を受ける権……
○水島小委員 民主党の水島広子でございます。 きょうは、菅野参考人また藤井参考人、お忙しい中ありがとうございます。せっかく貴重なお時間をいただきながら、こちら側の出席率が非常に悪くて恥ずかしく思っているところでございますけれども、本日は、私は、主に男女共同参画の方について質問をさせていただきたいと思います。菅野参考人もこの方面において非常に御造詣が深いということはかねてから伺っておりますけれども、十分という限られた時間でございますので、主に藤井参考人にお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ここのところ、故意なのか過失なのかわかりませんけれども、男女共同参画の概念がかなりゆ……
○水島小委員 民主党の水島広子でございます。 本日は、小林参考人、本当に貴重なお話をいただきまして、ありがとうございました。日ごろ考えておりますことに理論的な根拠づけをいただいたような気もいたしまして、大変勇気を持たせていただいたところでございます。 幾つか確認をさせていただきたいと思うんです。 まず、コミュニタリアニズムというのは、きょう先生からは非常に学術的なお話をいただいたわけでございますが、これは、平たく言いますと、自分が暮らす社会とか、あるいは自分が子供たちや孫たちに提供していく社会というものをよりよくしていこうとしていくような、そういう自然な気持ちに基づくものと考えてよろしい……
○水島小委員 民主党の水島広子でございます。 本日は、中村参考人、小塩参考人、お忙しい中、貴重なお話をいただきましてありがとうございます。私からも早速質問をさせていただきたいと思います。 まず、原則的なことについてちょっとお伺いしたいんですけれども、憲法二十五条に規定をしております生存権、これは本当に、これからいよいよ貧富の格差が広がっていきそうな日本の中で、日本がきちんと守っていかなければいけない重要な条項ではないかと私は思っているわけでございますけれども、先日も、たしか森喜朗さんが、何だか、子供も産んでいない女性が後で税金でお世話になろうとは何だとか、そういう発言をされたとも聞いており……
○水島分科員 民主党の水島広子でございます。 本日は、ジェンダーフリーについての政府の見解を伺いたいと思います。ジェンダーの問題について、ここのところの国会審議や政府の対応がかなり現場に混乱を与えておりますので、きょうは改めて整理をさせていただきたいと思っております。 二〇〇二年十一月十二日、参議院内閣委員会で福田官房長官は次のように答弁されております。 男らしさとか女らしさ、これはやっぱり男女という性別がある限りあるのではないかと思います。ただ、時代が変わり、社会の情勢が変わって、その考え方に多少の違いがあるということがあったとしても、男女の性別というところから出てくるものは、これは……
○水島分科員 民主党の水島広子でございます。よろしくお願いいたします。 私は、栃木県宇都宮市に住んでおります。宇都宮市では大谷石が有名です。大谷石というのは、宇都宮市大谷地域特産の石材で、加工がしやすく、耐久性にもすぐれており、石特有の冷たさもなく、古くから栃木にとどまらず広く使われてまいりました。今も、宇都宮には大谷石でできた立派な蔵や塀がたくさん見られますし、その石のさまざまな表情の価値が再認識されているところでございます。そんなふうに宇都宮が誇る大谷石であるはずなのですが、ここのところ大谷というと、むしろ宇都宮市民の心配の種となってしまっております。 一九八九年二月十日には、大谷石採……
○水島委員 民主党の水島広子でございます。 木村先生、本日はお忙しいところ貴重なお話をいただきまして、本当にありがとうございます。 インフォームド・コンセントの木村先生と「幸せなら手をたたこう」を作詞された木村先生が同一人物であるということを私は本当に最近まで存じませんで、非常に驚いておりますけれども、そんな木村先生らしい、愛と知識に大変あふれたお話をいただけたと本当にありがたく思っております。 今、中山会長が全般的に大変重要な御質問をしてくださいましたので、私もそれを踏まえまして、三十分いただきまして質問をさせていただきたいと思っております。 木村先生がこのバイオエシックスの世界に入……
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