このページでは猪口邦子衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。猪口邦子衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○猪口委員 委員長、発言をお許しいただきましてありがとうございます。 私は、昨年の春まで二年間にわたりまして、軍縮大使として活動する機会に恵まれました。外務委員会にて発言するこの最初の機会に、私は、そのような機会を与えてくださいましたことにつき、日本政府に心からのお礼を申し上げたいと思います。 長年、国際政治学を専攻して、上智大学で教えてまいりました。研究者にとって、やはり実務の場において世界の議場において活動することは大変意義深いことでございました。必ず、国会議員としての私の活動にその経験を反映させたいと考えております。 それで、まず最初の質問なんですが、日中関係についてでございます。……
○猪口委員 発言をお許しいただき、ありがとうございます。
私は、国会議員として本委員会で初めて発言する冒頭におきまして、派遣命令のもとでイラク、インド洋にて活動している自衛隊員とその御家族の皆様に心からの感謝の気持ちを表したいと存じます。
防衛庁長官は、隊員の活動と安全確保につき、大変立派な指導力を発揮してこられましたが、自衛隊員たちが、みずからの危険も顧みず、職域への多大な勇気と責任感を持って過酷な勤務環境において任務にいそしんできたことにつき、私は、防衛庁長官としてのお気持ちや認識を伺いたく存じます。
【次の発言】 関連におきまして、外務省の職員におかれましても、過酷な武力紛争後の治安……
○猪口国務大臣 御質問いただきました。学校からの下校中や通っている学習塾の中で児童が相次いで殺害されるという、もう大変に、余りにも痛ましい事件が発生しまして、子供の安全の確保が極めて重要な、そして最も重要な課題として今認識されるようになりました。私は、保護者の皆様にも不安感が広がっていることをひしひしと感じております。 言うまでもなく、子供たちの命を犯罪から守ることは、青少年育成の前提とも言える最も重要な課題であります。子供の犯罪被害者をなくすことは国家としての使命であると認識しております。委員御指摘のとおり、社会情勢が実際に昨今かなり変わってきているということを分析しなければならないと感じ……
○猪口国務大臣 少子化・男女共同参画担当の内閣府特命大臣、猪口邦子でございます。 子供の安全につきましては、昨年、学校からの下校中や通っている学習塾の中で子供が殺害されるという大変痛ましい事件が発生しましたことにより、子供を抱える保護者の方々も不安を抱いておられることと思います。子供の命と安全を守ることは、大人社会の責務であり、政府が最優先で取り組むべき課題であります。また、少子化対策の観点からも、子供が安全に育つ環境の確保は不可欠であります。私といたしましても、保護者や子供が安心できるよう万全の措置をとっていく必要があると考えております。 政府におきましては、子供の安全確保のため、従来か……
○猪口国務大臣 今官房長官からお答えされたとおりだと思いますが、私は、日本国民には一般的に、国を愛する、そういう気持ちはあると思います。だからこそ、我が国は、そもそも戦後多くの困難を抱えながらここまで来たのだと思います。我が国は、無資源国であり、戦後の社会において敗戦からの再出発というまことに多くの苦難を乗り越えてきた。それができたのは、この国を愛する気持ちを私の親の世代、そして先輩の世代が持っていたからにほかならないと私は思うんですね。我が国は、世界第二位の規模の経済、そしてG8サミットの参加国、これも最初の六カ国の中に入っているわけですね。それだけの国を築けたのは、やはりこの国への愛があっ……
○猪口国務大臣 先生にお答え申し上げます。
文部科学大臣より非常に的確な答弁がございましたので、少子化担当の私としてはそれにつけ加えることはございませんが、一人の政治家として一言お答え申し上げるならば、民主主義国家同士の関係において、どちらの慣行、どちらの方法がよりすぐれているということはなく、我が国は我が国の考え方として、今、文部科学大臣がお答え申し上げましたような方法をとっていることであり、それについて自信を持つことが重要であると考えます。
【次の発言】 石井先生にお答え申し上げたいと思います。
まず、男女の平等という表現ですけれども、これは非常に重要、そして非常に積極的な趣旨で規定し……
○猪口国務大臣 達増先生に、難しい御質問なんですけれども、お答え申し上げたいと思います。 まず、古い問題か新しい問題かということですけれども、国や郷土を愛する気持ちや態度はどういう場合によく見られるのかということをちょっと調べましたところ、一般的には、苦難に耐えて共同体を守ろうとするとき、歴史的にもよく見られる態度ではないかと思います。 それで、そもそも我が国においては、根本において非常に不利な条件をたくさん抱えてきていると思います。そして、多くの国がきっとそのような自己理解をしているのだと思います。 そういう場合において、その条件がもう永久に変わってしまったというのであれば別かもしれま……
○猪口国務大臣 大畠先生にお答え申し上げますが、既に文科大臣と官房長官から答弁があったとおりであると考えております。
やはり民主的で平和な国家をつくるというところへの思いが、当時日本政府として発意し、そして帝国議会で制定されていくそのプロセスにあったのではないか、その部分がとても重要ではないか。そして、その民主的なる制度ということの前提で教育を考えていくということから、この教育勅語についての、当時の教育制度について発意をされた方々の考え方が示されたのではないかと思っております。
【次の発言】 大畠先生おっしゃいますとおり、少子化担当大臣として、子供が事件に巻き込まれたり被害に遭う状況につきま……
○猪口国務大臣 私は、戦後、GHQの方々は、日本社会が強い精神性とそして高い文化性を持っているという認識を持ったと思います。そして、さらに付加しなければならないことについて明記するという考えで恐らくいろいろなことを進めたのではないかと思います。それで、まさに戦後、我が国は、日本的なるものを決して失ってはいない社会としてここまで来たのではないかと考えておりますが、この段階において特別に明記しなければならないことが生じてきているということは、文科大臣の答弁どおりであります。 そして、家族のことについて先生御指摘されましたけれども、まさに十条において家庭教育を政府提出の法案で書いておりまして、「父……
○猪口国務大臣 小杉先生にお答え申し上げます。 今官房長官がお伝え申し上げましたとおり、昨年は初めて百十万人台ですね、出生数において割ったわけです。一方で、昨年後半から徐々に婚姻件数が上昇し始め、ことしに入りまして、この上昇基調が確実なものとなったと考えております。ですから、明るい兆しもうかがえるわけでございます。 先生が今述べてくださいました三つの柱はいずれも重要であると考えており、抜本的に強化された少子化対策の案を今政府内で最終調整しているところでございます。 そこにおきます基本的な考え方を述べてみたいと思いますけれども、まず第一に、子育て家庭は、子供の年齢ごとにさまざまなニーズや懸……
○猪口国務大臣 逢坂先生にお答え申し上げます。 昨年四月に個人情報保護法等が全面施行されました。これによりまして、個人情報保護に関する国民の意識が高まるとともに、事業者の取り組みも進んできていると考えております。 この法の趣旨でございますが、まさに個人情報を守っていく、「個人情報の有用性に配慮しつつ、」というところでございます。しかし、この法律に対する誤解等に起因して、必要とされる個人情報の提供までもが行われないなど、いわゆる過剰反応と言われる状況も一部で見られてございます。 このような状況に対しまして、政府といたしましては、関係省庁会議を開催しまして、国民及び事業者に対し法制度の周知徹……
○猪口国務大臣 斉藤先生にお答え申し上げます。 経済的支援につきましてでございますけれども、例えば子供がいる世帯といない世帯を可処分所得の観点から比べますと、やはり子供のいる世帯の方が低くなっているということがまずございます。 先生御指摘のとおり、子供が小さいときは概して親の経済力が非常にまだ低いということが考えられますので、時期に着目した経済的支援のあり方、この重要性は意見として非常によく私に寄せられており、また、乳幼児期に着目した児童手当の拡充は重要であると考えまして、財源も含めて政府内で調整する必要があると考えております。 子育て費用というのは、収入の水準にかかわらず一定額がかかる……
○猪口国務大臣 民法規定に基づきまして、民であると考えます。また、行政でも企業でもなく、第三の主体というふうに位置づけております。
【次の発言】 市村先生にお答え申し上げます。
私の所信表明におきまして、「国民が安全に、かつ安心して暮らせるよう、」「NPOの活動基盤の充実、」ということを述べております、御指摘のとおりでございます。
今の御質問につきましては、NPO法人のことをお聞きになったと……(市村委員「特定非営利活動法人」と呼ぶ)そうですね、特定非営利活動法人について御質問でございます。
先生よく御存じのとおり、これにつきましては、既に、例えばパブリック・サポート・テストなどの要件緩……
○猪口国務大臣 市村先生にお答え申し上げます。 準則主義でございますと、原則非課税のところの問題が出てくるということはございます。 そして、今一連の議論を伺いまして私として感じたことは、まず、市民が担う公益性の高い自由な社会の部分、ここの拡大は重要であるということでございます。同時に、国家のさまざまな法制度が発展していくときに、その国の歴史、経験、履歴、こういうものをやはり抱いて、その中で考えられていくものと感じるんですね。 一つは、いろいろ御議論ありました百年前からの民法の規定のことも、近代国民国家建設を急ぐ中でそういう履歴があったというふうにも思いますが、私の今御質問いただきました特……
○猪口国務大臣 お答え申し上げます。 男女共同参画社会の形成に当たりましては、女性のさまざまな方針決定への参画が重要であるわけですけれども、実際には、諸外国と比べて、我が国のそのような状況が不十分であると考えております。そのような状況の中で、やはり国は率先垂範して、新たなる目標を掲げ、男女共同参画社会形成の観点から女性の活躍の領域を拡大していく必要があると考えております。先生御指摘のとおり、第二次男女共同参画基本計画におきまして、二〇二〇・三〇と呼んでおります、二〇二〇年までに指導的地位に女性が占める割合が少なくとも三〇%になるよう取り組むというような方向性を打ち出しております。 民主主義……
○猪口国務大臣 御指摘の件につきましては、私は承知しております。
【次の発言】 まず、男女共同参画につきましてでございますが、これは非常に重要であると私当然ながら認識しております。基本法の前文にも規定されておりますとおり、男女共同参画社会の形成は二十一世紀我が国の社会を決定する最重要課題の一つであると認識しておりますから、政府を挙げて施策を推進しているところでございます。
そして、この基本法に基づきまして、先生御指摘の地方公共団体につきましては、これは、国と並んで、法の基本理念にのっとりまして、男女共同参画社会の形成の促進に関しまして、国の施策に準じた施策や、その地方公共団体の区域の特性に応……
○猪口国務大臣 青少年育成を担当する内閣府特命担当大臣として、所信の一端を申し上げます。 青少年は次代の担い手であり、我が国社会の未来への希望を託す大切な存在であります。青少年が健やかに成長し、社会に参加し、幅広く活躍できるよう、家庭、学校、地域を初めとする社会全体が取り組むことは、我が国の最重要課題の一つであります。 昨年末から、下校中や学習塾の中などで子供が殺害されるという痛ましい事件が発生し、幼い子供を抱える保護者にも不安感が増しております。子供の命と安全を守ることは、大人社会の責務であり、政府が最優先で取り組むべき課題であります。昨年末に政府として取りまとめた「犯罪から子どもを守る……
○猪口国務大臣 福岡先生、ありがとうございます。先生が積極的に青少年育成につきまして御指導くださるということ、担当大臣として大変心強く思っております。 御指摘のとおり、また、私が所信において述べましたとおり、私は、青少年育成の問題は、我が国の政策上最も重要な政策分野の一つであると認識しております。また、少子化対策等とも深く関連のある分野であり、重視していきたいと考えております。 所信の中でも述べましたけれども、青少年をめぐりましては、幼い子供が犠牲となる痛ましい事件の発生でありますとか、あるいは児童虐待事件などが増加し、大変憂慮すべき事態が見られていますので、子供が安心して暮らしていくこと……
○猪口国務大臣 少子化対策・男女共同参画の推進のほか、消費者政策、食育、犯罪被害者等施策、交通安全対策など、国民の暮らしや生活に直結する政策課題を幅広く担当する大臣として、所信の一端を申し述べます。 昨年は、出生数が百十万人を下回り、我が国の総人口は、戦後初めて減少に転じる見込みとなりました。少子化の急速な進行は、国の基本にかかわります重要な問題と認識しております。そして、それは、社会や経済、地域の持続可能性を基盤から揺るがしかねません。第二次ベビーブーム世代が三十代であるのも今後五年程度の期間です。今や、少子化対策は時間との闘いの局面に入り、国の喫緊の最重要政策課題として国民の英知を結集し……
○猪口国務大臣 木原先生おっしゃるとおり、実に七割の女性が第一子の出産とともに離職するわけです。そして、近年では、育児休業取得率も高まってきています。実際に、職場に残った方の七割が取得している。男性の場合は〇・五六%と、先進国の中でも非常に低いわけでございます。 ですから、課題といたしましては、やはり育児休業制度を利用できる雰囲気がもっと強くなる、そのようなことについて理解が職場で深まる、離職せずに育児休業をできるような社会をつくっていくということが重要ではないかと思います。 先生御存じのとおり、M字カーブというのがございまして、日本の場合、やはり出産、育児のときに女性が労働市場から退出し……
○猪口国務大臣 小野先生にお答え申し上げます。 女性の労働力率と出生率の関係でございますけれども、これにつきまして、男女共同参画会議のもとに設置されました少子化と男女共同参画に関する専門調査会の報告によりますと、国民一人当たりGDP一万ドル以上のOECD二十四カ国につきましては、つまり先進国の水準で考えてみますと、一九七〇年時点では、女性の労働力率の高い国ほど出生率が低いという傾向がありましたが、二〇〇〇年時点では、女性の労働力率が高い国ほど出生率が高いという傾向が見られているわけです。 この二十年間ほどの時間を見てみますと、女性労働力率を上昇させながら出生率を回復してきている国が多いわけ……
○猪口国務大臣 川内先生にお答え申し上げます。 まず、国民生活審議会のメンバーにつきまして御指摘がございましたので申し上げますけれども、審議会の運営に当たっては、当然ながら、公正で透明性の高い運営を図っております。また、この構成員の割合につきましてでございますけれども、消費者団体も三名参加しております。また、学者八名その他弁護士の方、消費生活のジャーナリストの方などで構成しておりますので、御理解いただきたいところでございます。 我が国におきまして新しい制度を立ち上げるに当たりまして、関係各方面の意見が最大限集約されたものと考えております。 次に、この制度でございますけれども、これは、消費……
○猪口国務大臣 先生既にまとめてくださいましたとおり、法案第三十六条は、適格団体が政治色を強め、業務の公正性、信頼性を損なうことがあってはならないという趣旨でございます。既に私答弁申し上げておりますとおり、提言や意見表明を超えて特定の政党や候補者の支援と同視できるような場合には、同条に言います「政治的目的のために利用してはならない。」に該当するという説明を申し上げております。 先生の今質問されました、日々の政治家の活動の中での消費者政策に対する一般的な提言や意見表明と、場合によっては適格団体の主張が偶然的に一致するということは十分にあり得るという場面において、そのようなことは政治的目的のため……
○猪口国務大臣 森委員にお答え申し上げます。 少子化が進みますと、おっしゃるとおり、税や社会保障の負担の増大あるいは例えば地域社会の活力の低下あるいは経済成長の鈍化、さまざまな深刻な影響が懸念されますことから、私としまして、これは国の基本にかかわる重大な問題であると認識しております。 我が国の総人口、昨年、戦後初めて減少に転じたと見込まれているわけですけれども、同時に、例えば第二次ベビーブームの世代が三十代であるのも今後五年程度の期間と考えられますことから、少子化対策というのはまさに時間との闘いの局面に入った、そのように認識しております。 少子化の流れを変える方法ですけれども、一方では、……
○猪口国務大臣 加藤先生にお答え申し上げます。 言うまでもなく、障害者の雇用は、障害者の自立、社会参加の非常に重要な柱でございまして、障害者基本計画に基づいて施策を推進しているところでございます。 雇用状況につきまして、先生よく御存じなんですけれども、障害者雇用促進法に基づく法定雇用率で見ますと、民間企業につきまして基準が達成されていない等の状況がございまして、障害者の雇用を一層推進していく必要があると考えております。 先生これもよく御存じのことなんですけれども、その促進方につきまして、昨年非常に有意義な改定があったと考えております。精神障害者を実雇用率の算定対象に追加するということでご……
○猪口国務大臣 石井先生にお答え申し上げます。 先生御指摘のとおり、過去十年余りにわたりまして、政府としては非常に積極的に取り組みをしておりますが、少子化の流れを変えることはなかなか難しいという現実がございます。一九九五年度からは御存じのとおりエンゼルプラン、それから二〇〇〇年度からは新エンゼルプランを実施しておりまして、その特徴は、やはり保育関係事業を中心に具体的な数値目標を掲げて計画的に整備してきたということでございまして、そのような目標値は多くの事業で達成されたと考えているんです。しかも、二〇〇一年度からは、待機児童ゼロ作戦で十五万人の保育所の受け入れ児童をふやしたところでございます。……
○猪口国務大臣 では、篠原先生にお答え申し上げます。 先生よく御存じのとおり、行革会議というのは、行政組織の機能やあり方につきまして非常に幅広い議論をした会議でございます。最終的には、きょう持ってまいりましたけれども、この最終報告書を取りまとめました。この最終報告書を取りまとめるプロセスにおきまして、非常に活発にさまざまな議論がなされたわけです。当時、私は、有識者としてかなり理論的なと申しますか、まさに理論的な観点からいろいろな意見を申し述べました。 それで、私の立場といたしましては、この最終的な報告書、これは全会一致で採択されたものでございます。ですから、行革会議の委員としての私の最終的……
○猪口国務大臣 臼井先生にお答え申し上げます。 まず、この少子化対策の問題につきまして、これを重視していただきまして、まことにありがとうございます。私は、専任大臣ということで初ということで、担当されている大臣は今までもいらっしゃり、また熱心に取り組んでいただけたと感じております。 これまでの政府の取り組みとしましては、一九九〇年代から少子化の流れが明らかになりましたので、その段階から、例えば、一九九五年度にはエンゼルプラン、二〇〇〇年度には新エンゼルプランが実行されておりまして、実施されております。 このようなプランの特徴は保育関係事業の拡充というところにありましたけれども、少子化の流れ……
○猪口国務大臣 糸川先生にお答え申し上げます。
先生御指摘のとおり、若者の経済的不安定感が未婚化、晩婚化につながっているという御指摘をよく受けるようになりました。
そこで、政府といたしましては、本年度から実施しています子ども・子育て応援プランにおきまして、若年者のためのワンストップサービスセンター、ジョブカフェと呼んでいるんですけれども、そのような就労支援のサービス、それから、若年者のための、トライアル雇用と呼んでいるんですけれども、試行的な雇用の活用等によりまして就労支援をしていく中にございます。
【次の発言】 まず、基本認識として、若い世代は総体的に収入が低いということを認識しなければ……
○猪口国務大臣 尾身先生にお答え申し上げます。 フランスにおきましては、自国の出生率が低過ぎるという認識をまず持って、出生率を回復させるという、そういう政策のスタンスをとっているのでございます。 その特徴は、まず、手厚くきめ細かい家族給付制度なのでございます。日本のいわゆる児童手当に相当するものとして、さまざまあるんですね。三十種類ぐらいあるんです。例えば、乳幼児迎え入れ手当とか出産手当とか家族手当とか、たくさんある。それから、税制につきましても、子供が多いほど有利になります。いわゆるN分のN乗方式をとっていることはよく知られるところでございます。 それから、今総理がおっしゃってください……
○猪口委員 この教育基本法に関する特別委員会の委員、また衆議院議員であります猪口邦子でございます。会派は自民党でございます。 まず、本日、非常に率直かつ明快な御意見をお述べいただきまして感謝申し上げますとともに、多くの点において参考になるところがあったと感じております。 まず、北先生にお伺いしたいと思いますけれども、先生は愛国心について集中的に御議論されました。私は、北先生のお述べになったことに非常に共感するところを覚えました。私自身、国際政治学者として海外で研究教育に従事する日々が多く、また、その後も日本国大使としてジュネーブにいて、軍縮交渉に当たったものでございます。 その中で、これ……
○猪口委員 どうぞよろしくお願いします。 まず、自由と繁栄の弧につきまして、外務大臣、もしお時間があればお伺いしたいと思います。 外交に関しまして日本発の概念やパラダイムが打ち立てられることは極めて少ないのですけれども、麻生外務大臣が示されました自由と繁栄の弧の視座、これは国際的にも非常に評価されていると私も実感しております。そして、今後はこの概念が、国際関係を把握したり分析していく座標軸としてのみならず、世界各地の問題を具体的に解決していく発想の源といいますか、泉といいますか、知的な基盤といいますか、そういうものに発展していく必要があると思うんです。 そして、この自由と繁栄の弧におきま……
○猪口委員 よろしくお願いします。私は自由民主党の猪口邦子でございます。 私は教育研究職の出身でございますので、本日、教育再生等教育関連三法案につきまして質問いたしますことに特別の思いがございます。 我が国は天然資源に乏しい国でありますので、教育は国と社会の発展の本質をなしてきました。それだけに、教育は国民社会の重要関心事項であると思いますので、安倍内閣の教育改革重点化の姿勢が、法案改正の所期の目的を超えて日本市民社会に内在する教育重視の思いや共感を改めて引き出し、行政や学校のみならず、社会全体で日本の将来世代に対する愛情や関心を高める契機になることを期待して質問いたします。 二十日の金……
○猪口委員 自由民主党の猪口邦子でございます。本日は、この質問の機会を与えていただき、まことにありがとうございます。 私、質問に入ります前に、一言申し上げたいことがございます。 昨日成立しました補正予算でございますが、この中には、災害対策あるいは障害者自立支援対策、そして、いじめ・児童虐待対策など、国民生活にとって極めて緊要性を要するものがたくさん含まれてございます。このような重要な審議につきまして、与野党で合意していた日程にもかかわらず、野党が欠席されましたこと、まことに残念であり、本日から国会が正常化しましたことを心から歓迎するところでございます。 では、少子化対策についての質問に入……
○猪口委員 ありがとうございます。自民党の猪口邦子でございます。 本日議題となりました在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案を中心に質問してまいりたいと思います。 この機会に、我が国の外交力強化を願いまして、細かい点も含めまして、日ごろから考えてまいりましたことをお伝えし、また外務当局のお考えをお知らせいただければと思います。 言うまでもなく、私たちの国際社会は主権領土国家を基礎単位として成立しているものでありますから、その国家間の外交使節の交換、これは十七世紀ごろからその基層をなすものと当然理解されています。そのような外交団を交……
○猪口委員 本日は、意見陳述人お一人お一人から、大変参考になる、また貴重な御意見を伺いまして、まことにありがとうございます。 時間も限られていますので、私は、少子化担当大臣を務めたということもあり、子供の安全、また子供に関するさまざまな観点から、皆様の御意見につきましてお伺いしたく思います。 橋本知事は、生活道路を大事にするということをおっしゃいました。ここで一つお伺いしたいと思いますのは、昨年十二月の、政府・与党で合意なさいました道路特定財源の見直しにつきまして、安全、安心の確保、こういう観点から道路の中期計画を策定する、こういう文言が入ってございます。 そこで、先ほど山本理事の質問に……
○猪口委員 本日は、発言の機会をいただきまして、まことにありがとうございます。 現在外務大臣は所用のため御不在ですけれども、まず、北方領土問題についてお伺いいたしたく思いますが、その問題の解決のために外務大臣として熱心な取り組みをされていると拝察し、敬意を表したいと思います。この問題は麻生総理も、外務大臣のときからひときわ熱心に取り組まれまして、それだけに、総理としての今、解決のためのリーダーシップを発揮したいというお気持ちが強いのではないかと思います。 まずお伺いいたしますが、日ロ両首脳は七月のイタリアでのG8サミットの際に日ロ首脳会談を行うことで一致しているという理解でよろしいでしょう……
○猪口委員 よろしくお願いいたします。 本日議題となっています投資協定、そして社会保障協定につきまして順次質問いたします。 まず、日本とウズベキスタンの投資協定でございますが、その意義について外務大臣にお尋ねいたしたく思います。 ウズベキスタンは、言うまでもなく、中央アジアそしてまたその中央に位置していますし、ユーラシア大陸の非常に大きな東西回廊の重要なところに位置しています。また、中央アジアの国として人口最大国でありまして、対日感情も極めて良好、そして経済発展も順調で、GDP成長率、例えば過去三年ぐらいの間、七%ぐらいで推移していますし、二〇〇七年については九・五%の成長率を達成してい……
○猪口分科員 ありがとうございます。 私は、まず冒頭、本日は、哀悼の意と申しますか、追悼の意を表することから始めたいと存じます。 核軍縮に取り組まれました伊藤一長市長が選挙期間中に凶弾に倒れましたことを深く愁い、御冥福を申し上げる次第でございます。 言うまでもなく、暴力は断固として許されるべきではないということ、そして、故伊藤市長の生前の良心的で果敢な平和と非暴力へのリーダーシップについて、改めて思いをいたしているところでございます。また、私は、日本政府の軍縮大使経験者として、故市長との心響き合う多くの対話を思い出しているところでございますので、本日は、外務省の所掌事務につきまして全般的……
○猪口分科員 本日、この質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。 本日、私は、日中関係、国連安保理改革関係、外交力の基盤整備の関係、あるいは外務省におきます女性の活躍等についてお伺いしたいと思います。 まず、その前に、麻生外務大臣におかれまして、非常に積極的に、そして成功裏に外交を主導されていますこと、大変心強く感じておりますことをお伝え申し上げます。 例えば、自由と繁栄の弧という日本発の外交理念の推進。日本が大きなパラダイム的な発言をすることについて、遠慮をする時代も長かったと思いますけれども、大臣はこれを積極的に推進し、また具体的に外交的な成果をおさめつつありますので、そう……
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