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畠山和也 衆議院議員
「委員会発言一覧」(全期間)

畠山和也[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書

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47期委員会発言(非役職)TOP50
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このページでは畠山和也衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。畠山和也衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。

※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

委員会発言一覧

47期(2014/12/14〜)

第188回国会 農林水産委員会 第2号(2015/01/13、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  本題に入る前に、昨年十二月十七日、発達した低気圧により暴風、高潮被害が発生した件について伺います。  水産と酪農の町、根室市を襲った高潮は、国交省調査で高さ二・五メートルまで達した地点もあり、冠水した家屋や商店街で商品や電気機器、顧客名簿などが海水浸しになった実態を私も現地調査してきました。  目いっぱい金融機関から借りているし、これ以上は借りられないという商店主や、閉店まで考えていたおそば屋さんもありました。市民有志で開いたばかりの根室市唯一のライブハウスも、ホールや音響機器が被害を受けました。十二月二十七日の緊急根室市議会で、長谷川俊輔根室市長は、……

第189回国会 東日本大震災復興特別委員会 第4号(2015/04/02、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  時間が限られていますので、早速質問に入ります。  本改正案では、避難指示が解除された区域へ帰還する方が公営住宅へ入居できるよう要件が緩和されます。その趣旨と内容について、事務方で結構ですので、端的に述べてもらえますか。
【次の発言】 住まいをどうするかは、避難をしている方々の大きな不安のもちろん一つです。実態がさまざまなだけに、安心して暮らせるための選択肢をふやすことは大切で必要な措置だというふうに思います。  ですが、避難指示が解除されても帰還を迷っている方もまだまだ多いというのはきょうもずっと議論されてきたことです。避難指示が解除された川内村から郡……

第189回国会 東日本大震災復興特別委員会 第5号(2015/07/09、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  早速ですが、質問させていただきます。  集中復興期間以降のことについて、きょうも議論が行われました。先月二十四日、復興推進会議において、平成二十八年度以降、二〇一六年度以降の復旧・復興事業についてが決定されました。  この文書では、初めに基本的考え方として、復興についての現状を次のように書いています。   東日本大震災の発災から四年三カ月が経過し、これまで累次にわたり講じてきた加速化措置などの復興加速化のための施策の結果、特に地震・津波被災地を中心として、復興は着実に進展している。復興交付金事業計画がある八十五市町村のうち、少なくとも住まいの確保に関す……

第189回国会 農林水産委員会 第3号(2015/03/19、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  所信表明で大臣が述べた食料・農業・農村基本計画の見直しにかかわって、先日の審議会において、農水省は、食料自給率について、前計画の二〇二〇年までに五〇%とした目標を、二〇二五年までに四五%へと引き下げました。その理由を、農水省は、計画期間内における実現可能性を考慮して設定したとしています。  果たして、所信表明の内容で自給率は本当に上がるのか、それでは、どのように自給率を引き上げるべきなのかについて質問いたします。  食料自給率は、カロリーベースで、一九六〇年度の七九%を最高に、冷害のあった一九九三年度で三七%、そして今や三九%と低下傾向を続けてきました……

第189回国会 農林水産委員会 第5号(2015/04/15、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  きょうの最後の質疑ですので、よろしくお願いいたします。  質問に入る前に、先月三十日、翁長沖縄知事が防衛省沖縄防衛局に対して出した名護市辺野古における新基地建設の作業停止指示について、林大臣が効力の一時停止を決定したことについて、我が党は予算委員会などでも、大臣の決定が沖縄の民意を踏みにじり、沖縄防衛局の申し立てをオウム返しにしただけのものであることを批判してきました。改めて、本委員会でも強く抗議の意思を初めに表明したいというふうに思います。  質問に入ります。  食料・農業・農村基本計画では、品目別の生産努力目標が示されているわけです。その中でも、飼……

第189回国会 農林水産委員会 第7号(2015/04/23、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  本題に入る前に、ロシア水域におけるサケ・マス流し網漁の問題について一言伺います。  昨日のこの委員会でも、ロシアの流し網漁禁止法案について質疑がありました。大臣から、昨日の未明ですか、ロシア政府から支持する旨が表明されているとの答弁がありました。この問題は、どの党も問わず、注視してほしいと思いますし、もちろん我が党としても重視すべき問題だというふうに考えています。  北海道の根室市は、御存じのように、水産業を基幹産業とする町です。春のサケ・マス、夏から秋のサンマ漁、それから冬のタラ漁、このようなサイクルで、漁師の経営や生活、あるいは関連産業、地域経済、……

第189回国会 農林水産委員会 第8号(2015/05/13、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  きょうは長い委員会になりましたけれども、最後ですので、どうぞよろしくお願いします。  西村内閣府副大臣のTPPの情報を開示するとしていた発言を撤回した件について、まず、私からも伺います。  TPPは、言うまでもなく、秘密交渉です。  まず確認ですが、これまで日本政府として、秘密保持契約にサインをして、情報を隠したまま交渉してきた例というのは過去にあったかなかったか、確認のために答弁をお願いします。
【次の発言】 今ありましたように、これまでの交渉は、逆に言えば、必ず情報を開示して進めてきたということになるわけです。  ですから、今進めているTPP交渉、……

第189回国会 農林水産委員会 第11号(2015/05/21、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  先日、六次産業化の取り組みで米の加工と販売を行っている米工房を立ち上げましたある県の農事組合法人のところへお話を伺いに行ってきたんです。そもそもは、女性グループの方々からみそをつくりたいという要望が出されて、当時の県の支援事業を使って加工場をつくったそうです。みそ以外にも、今度は米粉を使った商品などもつくり、広げて、道の駅とか大手のスーパーなどにも展開していったとのことでした。その農事組合法人の方なんですけれども、この後、米のブランド化も進めてきたところで、今度は株式会社も設立して、販売事業も力を入れるというふうなお話だったんです。  さらにいろいろ聞……

第189回国会 農林水産委員会 第12号(2015/05/27、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  参考人の四人の皆さんには、朝から足をお運びいただきまして、本当にありがとうございます。きょう、私が最後の質問者になりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  初めに、小川参考人と鈴木参考人のお二人に、生産者の立場としてのお考えをお聞きしたいと思います。  農家の戸数がだんだん減ってきて、地域社会も成り立たなくなるのではないかと言われています。私は北海道選出の議員なんですけれども、北海道では、酪農家が年間二百戸、離農や離脱が相次いで、ことしもまたバター不足という状況が生まれてきておりまして、新規参入ということはもちろん大事なんですけれども、食料の安定……

第189回国会 農林水産委員会 第13号(2015/06/02、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  前回の質問に続いて、農協の性格や目的にかかわる部分から質問したいと思います。  現行の第八条の変更について、改めてこの間の経過なども調べました。  与党取りまとめを踏まえた法制度等の骨格という、この間もずっと見てきましたけれども、左側に昨年六月の与党取りまとめ、右側に法制度等の骨格という表になっているものですけれども、そこで、現行第八条の取り扱いについて、与党からは特段の記述はないんですけれども、骨格では、それが翻訳されて、第八条の改正というふうに出されています。これはなぜなんでしょうか。
【次の発言】 きょうも議論になっていますけれども、この現行第八……

第189回国会 農林水産委員会 第15号(2015/06/09、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  通告していないんですけれども、最初に奥原局長に、先ほど松木委員の質問でのやりとりについてちょっと伺いたいんですよ。  ICAの問題について問われて、これは以前に、私もICAから政府のこの間の取り組み方について懸念が示されていないかということを質問し、たしか小泉副大臣からの御答弁だったと思うんですが、第二原則、第四原則、第七原則と、一つ一つ丁寧に御答弁をいただいて、そういうことを踏まえているものだと思うんですが、先ほど局長の答弁は、ICAの原則というのはできる限り尊重して、拘束されるものではないんだと、答弁が後退しているような印象を受けたんですが、小泉副……

第189回国会 農林水産委員会 第18号(2015/06/17、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  きょうのこの一般質疑の中心的な議題ではありますが、今月十一日付の毎日新聞で、山田俊男参議院議員関連の政治四団体が行った政治資金パーティーにおいて、チケットは主に国の補助金を受けたJAグループなどが購入していたと報じられました。政治資金規正法ではパーティーの規制はありませんが、この記事でも、専門家からは、「制度の不備をついた「抜け道」的な事実上の献金ではないか。」と指摘をされています。  本委員会は、今国会の冒頭に農水大臣の交代があり、政治資金の問題は李下に冠を正さずの立場が一層求められているというふうに思います。  そこで、林大臣に伺います。  林大臣……

第189回国会 農林水産委員会 第19号(2015/06/25、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  私からも、TPPについて質問を行います。  先日、甘利大臣からは、妥結に向けて来月中にも一気に進むかとの交渉姿勢もかいま見られました。それで、先ほどからもありましたように、TPAについては上院での可決ということになりました。  農業者はもちろんですけれども、御存じのように、TPPはさまざまな分野に影響が及ぶわけでして、医療関係者などなどからも同じように不安が高まってきている状況にあると思います。そういう中で、一瀉千里に交渉を進めるべきではないというふうに思うわけです。  この間も一月余り、TPA法案をめぐって交渉が一旦とまるような形にはなっていましたが……

第189回国会 農林水産委員会 第21号(2015/09/02、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  関連はしますが、法案の本題に入る前に、北海道の日本海側で増加しているトドの漁業被害について一言伺いたいと思っています。  トドは、環境省版レッドリストにおいて絶滅危惧種2類に分類されてきました。しかし、個体数が増加傾向にありまして、二〇一二年の見直しで準絶滅危惧種にランクを下げました。  そこで、直近三年間のトドによる被害額と対策についてと、漁業資源の減少も同地域では続いてきまして、スケトウダラやニシンなどの資源量の傾向についても、あわせて一緒に伺いたいと思います。
【次の発言】 資源については、低位横ばい、長期的に見れば減少傾向というふうに言えると思……

第189回国会 農林水産委員会 第24号(2015/12/10、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  さきの連合審査のときにも要求をしましたが、臨時国会の開催の意義は消えていないと思います。重ねて要求をしたいと思います。  きょうは、畜産、酪農を中心とした論議が行われて、私の方からも、これまで政府が酪農を初め農業全般について、TPPがあろうがなかろうが、日本の農業は危機的だということを述べてきました。  そこで、きょうの審議の中で、二つのことを質問したいと思っています。一つは、日本の畜産、酪農が経営が苦しくなってきているのはなぜで、それではどうしたらいいのかということを検証したい、これが一つです。そして、もう一つがTPPにかかわってです。  この十年間……

第189回国会 予算委員会 第9号(2015/02/25、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  西川前大臣の辞任に対して安倍首相は、みずからの任命責任を認めながら、政策を推進することで責任を果たしたいと述べました。  しかし、農業改革については、多くの農家が、この改革で自分たちの経営はよくなるのかと疑問や不安の声を上げています。  昨年の米価下落と直接支払交付金の削減に、円安と消費税増税による資材や飼料の値上がり、そしてTPP交渉では、米国から五万トンもの米を新たに輸入かとの報道もありました。このような自民党政権、農政のもとで農家が苦しんでいるのではないでしょうか。  そこで、まず農協改革について伺います。  そもそも協同組合というのは、組合員が……

第190回国会 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第6号(2016/04/18、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  熊本県熊本地方を中心に襲った連続的な地震で多くの被害が出ている状況に胸が痛みます。心からのお見舞いを述べますとともに、哀悼の意を表したいと思います。  政府を挙げて震災対応に当たるときではないのでしょうか。理事会でも私は発言しましたけれども、TPPのこの特別委員会の場で片手間のように審議する問題ではありません。災害対策特別委員会や予算委員会などを開いて、与野党挙げて被災者の苦難に応えた対策を話し合うべきではないのでしょうか。  TPPの質問の前に、私からも、震災に対する政府の対応について初めに伺います。  今もなお余震が続いております。長引く避難生活、……

第190回国会 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第7号(2016/04/19、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  昨日も述べましたが、熊本県を中心とした九州地方での地震にて多くの被害が出ております。改めて、私からも、心からのお見舞いと、また、亡くなられた方や御家族に対してお悔やみを申し上げたいと思います。  きょうの委員会では、先ほどからありましたように、重要な答弁がありました。重要五項目のタリフラインで、いわゆる無傷と言えるものはないということでした。  きのう、私はこの場で、国会決議との整合性について、これまで、米など重要五品目が除外または再協議の対象となり、決議にも書いているにもかかわらず、TPPにはその区分さえなく、政府は最初から守る気があって交渉したのか……

第190回国会 国土交通委員会 第14号(2016/05/13、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  公共交通の重要性にかかわって、本委員会でも何度も取り上げられてきていますJR北海道の安全対策や現状について質問を行います。  まず、昨年末ですが、十二月二十七日にJR北海道函館線の嵐山トンネル内で出火がありました。私は旭川にあるこのトンネル現場に行って、外側から視察もさせてもらいましたけれども、トンネル上部が黒く焦げていまして、非常に大きな出火であることを実感しました。その原因と今後の対策については、有識者を交えた委員会で検討中とのことです。  たびたびJR北海道についてはこのような事故あるいは出火などで心配な事案が発生してきて、道民の不安がかき立てら……

第190回国会 国土交通委員会 第15号(2016/05/18、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  短時間ですが、きょうは、東日本大震災後に宮城県石巻市が新渡波西A地区に整備した十五戸の災害公営住宅をめぐり、四次下請で植栽工事、外構工事を請け負った三社の合計一千七十六万三千円の代金が未払いになっている問題について質問を行います。  本工事の事例を捉える上で、まず一般論として確認しておきたい。  重層下請構造の建設業界で下請代金の未払いが発生した場合に、下請事業者を救済するためにどのような措置がありますか。
【次の発言】 業法においては、対等な関係であったり、信義、あるいは誠実な立場で臨むことと記されております。  そこで、石巻市の事例ですが、今回、石……

第190回国会 農林水産委員会 第2号(2016/03/09、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  昨日、TPP承認案と関連法案が閣議決定をされました。本委員会は、TPPに対して決議を上げた委員会です。この決議を守れたかどうかの論証は本委員会で行うべきと思い、きょうはその点を、短時間ですが、質問を行います。  高鳥副大臣にきょうはお越しいただいております。TPP本体では、TPP委員会のもとで、協定発効の日から三年以内に締約国間の経済上の関係を見直すことや、改正または修正の提案を検討することが明記されています。第二章の物品市場アクセスでは、小委員会のもとで、協定発効後最初の五年間、少なくとも年一回会合するとされています。発効後直ちに見直しが始まるという……

第190回国会 農林水産委員会 第4号(2016/04/21、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  森山大臣とは、連日TPP特別委員会で顔を合わせていまして、毎日厳しい質問をお答えになって、森山大臣もお疲れかなと思っていたんですが、お元気そうなので、きょうも安心して厳しく質問をさせていただきたいと思っています。  きょうは朝から質問がありましたが、規制改革会議のワーキンググループが提言した指定生乳生産者団体制度の廃止問題について、まず初めに質問をさせていただきます。  森山農水大臣が、今月八日の閣議後の会見で、指定団体制度の大きな機能を大体三つぐらいにまとめてお話をされているんですけれども、まず、その三つの大きな機能について確認したいと思います。

第190回国会 農林水産委員会 第5号(2016/04/26、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  森山大臣とは、先週の月曜日から、きょう数えたら五回目の質問ということになって、また君かというふうに思わないでいただきまして、早速質問に入りたいと思います。  本題に入る前に、国と北海道と北海道むかわ町が三月に結んだ協定について一言伺います。  これまで、町と道、道と国、国と町がそれぞれ連携していたものを、今回、流域が一体となって森林の整備、管理、また森林資源の有効利用を図ることとした協定と聞いています。  さまざまな問題を抱えている林野行政の中で、国と都道府県と市町村がこのように三者協定を結んだことは、重要な意義を持つものと考えます。  そこで、今回の……

第190回国会 予算委員会 第4号(2016/01/13、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  TPPが日本に何をもたらすかについて質問いたします。  政府はTPPが決まったかのように補正予算や対策などなどをこの間述べてきていますが、まだ最終文書もサインされていませんし、国会での批准もまだまだです。アメリカでも、次期大統領候補からは反対や慎重の声が相次いでいます。  日本共産党は、全国各地で農家や農業関係者との懇談や調査を行ってきました。どこでも共通していたのは、TPPへの不安とともに、安倍政権の農政に対する不満です。  資料をごらんください。  ことし一月四日の日本農業新聞によれば、JA組合長へのアンケート結果で、TPPの国会決議が守られていな……

第190回国会 予算委員会 第14号(2016/02/18、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。どうぞよろしくお願いいたします。比例北海道の選出です。  時間に限りがありますので、早速質問をさせていただきます。  私からお一人ずつ伺って、まず蓮井会長さんからよろしくお願いいたします。  先ほどの景気情勢の中で、個人消費の持ち直しという表現がございました。きのう総務省が発表した総世帯の二〇一五年家計調査によれば、物価変動を除く実質ベースで前年比二・七%減になったということであります。先ほどからあるように、マクロと地域ごとのさまざまなことはあるでしょうけれども、現状、この家計消費、一般的には消費の落ち込みや停滞がかなり景気の足を引っ張っているのではないか……

第192回国会 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第4号(2016/10/18、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  総括的な質疑ですので、総理にしっかりとお答えいただきたいと思います。  TPPの審議は始まりましたが、協定文などの誤訳の問題、またSBS米の価格偽装疑惑などが発覚をしました。しかし、総理はTPPの批准を急いでいます。  アメリカ大統領選挙でTPPが一大争点になりました。候補の二人が反対姿勢の中、総理は本会議で、国会でTPP協定が承認され、整備法案が可決すれば、再交渉はしないとの立法府も含めた我が国の意思が明確に示されますと答弁しました。しかし、まだ批准の手続を完了している国はありません。日本だけが前のめりで、後ろを振り返ったら誰もついてこなかったという……

第192回国会 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第8号(2016/10/27、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  四人の陳述者の皆さんには、お時間をとっていただき、このような御意見を聞く機会をつくっていただいたことに、私からも初めに心から感謝を申し上げます。四人の皆さんそれぞれにお聞きしたいと思いますので、陳述のお時間について御協力をお願いいたします。  初めに浜出専務さんにお伺いいたします。  台風被害で、噴火湾の方に私が調査に行ったときに、耳つりですとか、かごも含めて実態を見る中で、事前に資料をいただいて、御社の技術がかなり現場を支えているということも知りまして、非常に感銘を受けました。改めて敬意を表したいと思っていますが、お聞きしたいことは特許保護についてで……

第192回国会 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第9号(2016/10/28、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  きょうは時間が短いですので、早速質問をさせていただきます。  きょうは、第十一章の金融サービスについて伺います。  TPPは、広くサービス分野も対象となり、国内外の競争にさらされます。そこで、心配の声が上がっているのが共済の分野になります。これは同僚議員がきょうも午前中、質問を行いました。  御存じのように、共済の原点は助け合いです。営利を目的としないで、仲間同士や団体の構成員同士で自主管理のもと運営するものです。共済は保険業法の適用を受けることとなりますが、特例となる小規模な自主共済ですとか、業法の対象外となるJA共済などの制度共済もあります。営利目……

第192回国会 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第10号(2016/10/31、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  四人の参考人の先生、きょうお時間をとっていただきまして、本当にありがとうございます。私からも改めて感謝を申し上げます。  早速、四人のお一人お一人に質問をさせていただきます。  まず、土肥参考人にお伺いいたします。  著作権の問題については、先ほど福井参考人からもありましたけれども、今、コンテンツ産業としてこのように市場としてもどんどん広がっている状況がある中で、日本は輸入超過、コンテンツの輸入大国となっているところから、支払い負担の問題は確かに存在しているというふうに思います。ですから、これが延長されるということにおいては、そのような作用が起こること……

第192回国会 決算行政監視委員会 第2号(2016/11/25、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  二〇一三年度、平成二十五年度決算にかかわり、そのときに行われていました木材利用ポイント事業とTPPの関係について伺います。  木材利用ポイント事業についてきょうは伺っていきたいわけなんですけれども、御存じのように、丸太の関税ゼロの時代から、林業においては苦難の時代が続きました。近年は国産材供給の努力が強まりまして、二〇一五年の木材自給率は三三・二%まで回復してきています。ですが、輸入材の比率は七割近く、依然として高いということになりまして、輸入上位三カ国を見ればカナダ、マレーシア、アメリカで、これはいずれもTPPの参加国ということになります。  そこで……

第192回国会 農林水産委員会 第2号(2016/11/17、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  山本大臣が就任して、きょう所信質疑を行うということになりましたので、一言、やはり冒頭に、二度にわたる暴言については申し上げなければなりません。  大臣という行政府に身を置く者でありながら、立法府に踏み込み、強行採決を促すような発言が一回目でした。それを撤回、謝罪しながら、あの発言は冗談だったと言ったあげく、パーティー参加の農業関係者に対して、農林省に来れば何かいいことあるかもしれないと利益誘導まがいの発言をしたのが二回目でした。  農水大臣として容認できない発言であり、改めて断固抗議いたします。  本題に、質問に入ります。  大臣は、所信の演説で、TP……

第192回国会 農林水産委員会 第3号(2016/11/22、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  きょうは、野生鳥獣による農作物被害の現状と対策について質問を行います。  この五年間の農作物被害についての政府の統計では、最大二百三十九億円から直近は百九十一億円と、大体二百億円前後で推移してきています。金額以上に、農家にとっては、営農意欲の減退などにもつながる重大問題であることは間違いありません。  そこで、まず農水省に伺います。被害が拡大してきた要因をどのようにお考えですか。
【次の発言】 今答弁がありましたように、複合的な要因によって被害が拡大してきたということです。  そこで、まず取り上げたいのが、狩猟者の育成、確保の問題です。過去二回、特措法……

第192回国会 農林水産委員会 第4号(2016/12/13、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  本題に入る前に、水産庁に一問伺いたいことがあります。水産業共同利用施設復興整備事業について確認いたします。  この事業は、東日本大震災で甚大な被害を受けた水産業の復興へ、水産業の共同施設や加工流通施設などの整備に国と市町村で八分の七を補助する仕組みになっています。そのような交付金事業です。中小企業庁のグループ補助金もそうですけれども、この事業も返済の時期を迎えてきている中で、震災前と比べて売り上げが戻っていない業者さんも少なくない中、返済猶予の声が上がっています。これは要望をしておきたいと思います。  聞きたいのは、金融機関からこの業者さんなどが運転資……

第192回国会 予算委員会 第4号(2016/10/04、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  八月から九月にかけて襲った台風で、岩手、北海道を中心に大きな被害が出ました。改めて、心からのお悔やみとお見舞いを申し上げます。  日本共産党は、対策本部を立ち上げまして、閉会中にも現地の調査、また防災大臣への申し入れを行いました。  岩手県宮古市では、これは山津波ですよというほどの水害の中、今、市民の懸命な復旧が進められています。岩泉町では、一日時点で三百人以上がなお避難所生活を強いられて、まだ被害の調査も続いて、全容さえ明らかになっておりません。  私は、北海道の十二自治体を回りました。鉄路、国道が寸断されて、今も復旧をしていません。ホタテの養殖施設……

第193回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(2017/06/13、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  参考人の三人の皆様には、本当に貴重な御意見をお聞かせいただきまして、心から感謝を申し上げます。  時間が短いですので、早速、私からも質問をさせていただきます。  まず、脇参考人の方に、やはり昨年の首脳会談及び共同経済活動にかかわってのことで伺います。  今回の首脳会談で大きな目玉となったのが、先ほどから議論となっている共同経済活動の前進ということですが、同時に、先ほどからこれもお話がありましたように、一方で、領土交渉が置き去りにならないのかとの懸念もついて回っています。  それで、旧ソ連が崩壊して以降でしょうか、同じように共同経済活動が議題に上っていた……

第193回国会 経済産業委員会 第5号(2017/04/05、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  質問の順番を調整してくださった関係委員にまず感謝を申し上げます。経産委員会で初めての質問になりますので、世耕大臣、よろしくお願いいたします。  早速なんですが、法案にかかわって質問を行います。  本法案は、もう既に朝から議論がされているように、東電改革提言を受けてのものでありますが、この中身を中心に質問する前に、やはり、東電改革・一F問題委員会での議論の内容、その公開についてを初めに確認しておきたいと思います。  東電のあり方や、廃炉または賠償、その費用などは、大きな国民的関心事であることは間違いありません。国民負担がふえるのではないかということなどの……

第193回国会 経済産業委員会 第7号(2017/04/12、47期、日本共産党)

○畠山委員 私は、日本共産党を代表して、原子力損害賠償・廃炉等支援機構法改正案に対し、反対の討論を行います。  原賠機構法は、もともと、福島第一原発事故の加害者である東京電力を債務超過にさせず、何度でも資金援助するとの閣議決定に基づき制定し、この間、八兆円以上の資金交付と出資によって、東電をいわば虚構の黒字決算にして救済し、延命させてきました。事故の加害者、原因者である東電は事故処理費用負担の全責任を果たすべきですが、本改正案は全くそれに逆行するものです。  反対理由の第一は、本改正案が新たな東電救済、原発延命策だからです。  本改正案は、機構に廃炉積立金制度を創設するものですが、事故炉廃炉の……

第193回国会 経済産業委員会 第9号(2017/04/19、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  法案質疑に入る前に、きょうはほかの委員からも何人か質問がありましたが、昨日十八日の、世耕大臣と米国ロス商務長官が行った会談の内容について伺っておきたいと思います。  この会談は、麻生副総理とペンス副大統領による日米経済対話を前に開かれておりました。それで、まず、報道ベースなどでしか私たちも知らないわけですけれども、会談の内容についての概要を御報告いただきたいのと、これは通告していないんですが、先ほど質疑の中で、世耕大臣とロス長官との対話というのは日米経済対話と別であるという話もありまして、では改めて、その区別と関連について御答弁いただけたらいいなと思っ……

第193回国会 経済産業委員会 第11号(2017/05/10、47期、日本共産党)

○畠山委員 私は、日本共産党を代表して、企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律の一部を改正する法律案について、反対討論を行います。  この十年間、企業立地促進法と各地の企業誘致競争によって、大企業の工場が立地すれば地域経済が活性化するとの地域経済成長戦略は、政府自身も認めるように、付加価値額も製造品出荷額もマイナスとなり、立地企業の撤退や地方の疲弊が進み、格差は拡大しました。  本法案は、この呼び込み型企業誘致策の失敗の反省もなく、形を変えた一層の成長志向路線を突き進むものとなっており、極めて重大です。  反対理由の第一は、特定の地域中核企業に支援を集中する一方……

第193回国会 経済産業委員会 第13号(2017/05/17、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  きょう、参考人五人の皆様には、国会の方へ足をお運びいただき、貴重な御意見をいただきましたことに、私からも心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。  それでは早速ですけれども、質問をさせていただきたいと思います。法案にかかわることや、全体的な、中小企業と金融機関の関係などについて伺いたいと思っています。  まず法案ですけれども、今回、新たな保証として危機関連保証が設けられることになります。リーマン・ショックや東日本大震災級の大規模な経済危機、災害に対応するというものですが、適用期間が原則一年、延長できてももう一年、合計二年ということで区切られてお……

第193回国会 経済産業委員会 第14号(2017/05/19、47期、日本共産党)

○畠山委員 私は、日本共産党を代表して、中小企業の経営の改善発達を促進するための中小企業信用保険法等の一部を改正する法律案に対し、反対討論を行います。  信用保証協会が、信用力、担保力の弱い中小企業の公的保証人として金融機関との橋渡しを行う信用補完制度を、中小企業の四割、約百三十六万者が利用しています。その八割が従業員五人以下の小企業であることは、担保に依存しがちな民間金融機関が中小企業向け融資を減らしてきた中で、この制度が、まさに資金繰りの命綱としての役割を果たしてきたことを示しています。  中でも、取引先の倒産や災害に見舞われた特定中小企業を対象としたセーフティーネット保証は、突発的な経営……

第193回国会 経済産業委員会 第16号(2017/05/26、47期、日本共産党)

○畠山委員 私は、日本共産党を代表して、化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  化審法制定のきっかけとなったのは、国内最大の食品公害であるカネミ油症事件です。その後の調査によって、人体や環境中に相当量のPCBが蓄積されるなどの汚染の実態が明らかになったことから、世界に先駆けて、国による新規化学物質の事前審査を柱とする本法が制定されました。  健康被害、環境汚染の未然防止、これが化審法の最も重要な役割です。しかし、事前審査の全部または一部が免除される特例制度が導入されたことにより、既にこの基本的な枠組みには大きな穴があいています。このため、審査……

第193回国会 経済産業委員会 第17号(2017/05/31、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  質問順序で御努力いただいた委員各位に初めに感謝を申し上げて、早速質問に入ります。  きょうこの後議題となります、外為法に基づく北朝鮮への対応措置について、外務省からもきょうはお越しいただきましたが、最初に質問しておきます。  北朝鮮は二十九日早朝にも、国際社会の警告を無視して、弾道ミサイル発射を繰り返す暴挙を行いました。日本共産党としても、改めて、この場から強く抗議したいと思います。  北朝鮮の核実験や弾道ミサイル発射に対する対応措置は、安保理決議に基づいて国際社会として行うものと、我が国独自の制裁措置として行うものの二つがあるのは御存じのとおりです。……

第193回国会 東日本大震災復興特別委員会 第6号(2017/04/11、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  法案の質疑を前に、やはり、今村大臣が福島第一原発事故による避難指示区域外からの避難者について、本人の責任だ、裁判でも何でもやればいいと発言したことについて初めにただしておきたいと思います。  この発言があった記者会見は、本法案、福島特措法改正案を本会議で質疑する日でありました。国の責任をどう果たすのか議論すべきまさにその日に、大臣は、区域外避難を本人の責任と発言されました。やむにやまれず避難している実情を全く理解していないものと断じざるを得ないと思っています。  そもそもは、原発事故が原因です。原発事故がなければ、誰もが平穏な生活を送ることができました……

第193回国会 農林水産委員会 第2号(2017/02/15、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  本題に入る前に、京都の米卸業者による米偽装疑惑について一言述べておきたいと思います。調査結果を待ちたいわけですが、それ以前にも一つ提起したいことがあります。  食品偽装は、繰り返し繰り返し発覚してきたたびに農水省としてさまざまな対策も講じてきました。事故米の不正規流通事件が起きた後は米トレサが成立しましたけれども、当時の議事録を読むと、売買事業の実態把握が議論されていました。  二〇〇九年四月十四日参議院の農水委員会で、これは我が党の紙智子参議院議員の質疑ですが、その点について質問をし、石破大臣が、事業者捕捉の規模要件は二十トン以上と答えています。それ……

第193回国会 農林水産委員会 第3号(2017/03/08、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  きょうは時間が短いですので、早速質問に入ります。  農業競争力強化の一端として、主要農作物種子法の廃止が閣議決定されました。法案としての審議は別の機会ではありますが、廃止の理由についてはきょうのうちに問いたいと思います。  種子法のもとで、基礎食糧である稲、麦、大豆の品種開発と安定供給が担保されてきました。都道府県ごとに気象や土壌条件が違う中で、その特性を踏まえて奨励品種を決めてきた仕組みは合理的だったと言えます。  そこで、廃止の理由なんですけれども、その一つに、地方公共団体のシステムによって民間の品種開発意欲が阻害されていることが挙げられています。……

第193回国会 農林水産委員会 第4号(2017/03/23、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  種子法廃止法案の立法事実と経過にかかわって質問します。  お手元に資料が配られているかと思いますが、種子法廃止への懸念の声が広がっています。北海道新聞、三月十九日付のものからの引用です。論説委員が交代で時事問題を解説する欄なんですが、表題は「種子法の廃止は拙速だ」。この方は、民間の活力重視は理解した上でというふうな立場ではありますが、二段落目ぐらいでしょうか、このように書いています。「道立の農業試験場をはじめ各地の研究機関は、種子法に基づいて質の高い種子を提供している。農業にもたらしてきた成果は数多い。 そうである以上、法の廃止に当たっては生産現場の声……

第193回国会 農林水産委員会 第5号(2017/03/29、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  きょうは、国営諫早湾干拓事業にかかわって質問いたします。  訴訟が長く続いていますが、その経過は省きまして、この問題にかかわっては、一昨日、二十七日、長崎地裁において、原告の営農者、被告の国、被告補助参加人の漁業者ら三者による和解協議が打ち切られました。  国は、昨年十一月に、総額百億円の有明海振興基金案、仮称ですが、を示しました。その後、農水省が漁業団体幹部に想定問答なるものを示していたとの報道もありました。そして、一昨日、和解協議が打ち切られたというのがこの間の一連の流れです。  まず、大臣に、和解協議が打ち切りとなったことについての受けとめを伺い……

第193回国会 農林水産委員会 第7号(2017/04/06、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  きょうは、参考人質疑が午前中に行われ、貴重な意見もたくさんいただきました。この参考人質疑をセレモニー化することなく、意見を踏まえて審議を深めてこそ、真摯な国会審議のあり方だと思います。遠くから来られている参考人に対する本委員会としての務めでもあります。  そのことを改めて確認した上で、本法案にかかわって、二十分ですので、私からきょうは、法案第五条、農業者等の努力と、事業再編、事業参入にかかわって質問を行います。これは、きょうの参考人質疑でも意見が集中していた点ですので、改めて確認をしたいと思います。  まず、法案第五条、農業者等の努力についてです。  ……

第193回国会 農林水産委員会 第9号(2017/04/20、47期、日本共産党)

○畠山委員 ただいま議題となりました土地改良法等の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、その趣旨及び内容を御説明申し上げます。  政府原案では、農用地の利用の集積の促進を図るため、農地中間管理機構が賃借権等を取得した農用地を対象に、農業者等からの申請によらずして、土地改良事業を行うことができ、その際、農業者等からは分担金を徴収しない制度を新たに設けることとしております。しかし、農地中間管理機構が賃借権等を取得する農用地は、その農用地につき担い手がいることが確実なものに限られているのが現状であることから、このような新制度を設けたとしても、もともと、農用地としての条件が不利な、例えば、中……

第193回国会 農林水産委員会 第10号(2017/05/10、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  きょうは、先ほどから質問があるように、東日本大震災で被災した農地復旧事業にかかわる工事で公正取引委員会が立入検査を進めた件について、私からも、農水省の自浄能力という角度から質問したいというふうに思います。  この対象とされている復旧事業は、仙台東土地改良事業所が発注した震災復興工事で、入札談合の疑いがかけられているものであります。立ち入りを受けたゼネコンは十八社とも二十七社とも報じられています。その総額も、報道によれば約五百億円という巨額の工事となりました。  そこで、まず確認しておきたいんですが、復旧工事でありますから、今なお国民には復興特別税が課さ……

第193回国会 農林水産委員会 第11号(2017/05/11、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  きょうは農工法の改正案審議ということですので、通告に従って、その中身について質問をしていきたいと思います。  農工法ですが、御存じのように、制定は一九七一年です。余談ですが、私も一九七一年生まれです。まあ、それだけの話なんですが。ですから、高度成長期において、農業と工業の均衡ある発展を図る要請から、農村地域における工業の立地を促進して新たな雇用を創出するものとして制定されたわけでありました。  それで、一九八八年に改正が行われて、このときに現在の五業種、工業、道路貨物運送業、倉庫業、こん包業、卸売業に業種指定が拡大されたわけです。当時ですけれども、我が……

第193回国会 農林水産委員会 第13号(2017/05/18、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  畜産、酪農をめぐる情勢にかかわって、法案の質疑に入る前に、TPPと日・EUのEPAにかかわって質問をしておきたいと思います。  まず、TPPです。  二十一日に開かれるベトナムでの閣僚会合において、日本は米国を除く十一カ国によるTPPの年内大筋合意を提案するとの報道がありました。また、共同声明の原案も準備されていると報道もあります。さらに、きょうの日経新聞で、ニュージーランドの首相が「日本と推進 強調」という表題がつきまして、品目別の関税など、合意した内容の再交渉はしないとの明言もあったということなどを含めて報じられてもおります。  進展しているわけで……

第193回国会 農林水産委員会 第14号(2017/05/23、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  四人の参考人の皆様には、本当に貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。本当に、この法案の重要性が反映してと思うんですが、非常にたくさんの御意見をお聞きしましたので、私からの質問は手短に、端的にして、できる限りお話をお聞かせいただければと思っています。  それで、四人の参考人に共通してまず聞きたいのが、この法案が生産者の所得向上にどれだけ資するかということです。  山下参考人はそもそも所得の向上性の必要がないという前提がありますけれども、理屈の問題としてどのように作用するかということを含めて四人にお聞きしたいんですが、そもそも、押しなべて生……

第193回国会 農林水産委員会 第15号(2017/05/25、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  畜安法の審議を前に、学校法人加計学園が愛媛県今治市に獣医学部を新設することの経過について、我が党は総理出席の予算委員会集中質疑を求めております。本筋としてはそちらでしっかりと質疑する必要があると思いますが、本委員会では、獣医師の需給についての農水省の考えと事実の経過だけを、きょう最初に二、三確認しておきたいと思っております。  我が党の小池晃参議院議員が二十二日の参議院決算委員会で、政府関係者から独自に入手した「今後のスケジュール(イメージ)」と題した文書を明らかにしました。今、私もきょうは手元に持ってきています。  これは、来年四月に開学するために、……

第193回国会 農林水産委員会 第16号(2017/05/31、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  ほかの委員会の関係で、質問の順序を調整していただいた関係委員には感謝を申し上げて、質問に入ります。  きょうは、水産関係についての質問を行います。  まず最初に、北海道道南地方でのスルメイカ不漁と、噴火湾という地域の養殖ホタテへい死対策について伺いたいと思います。  というのも、あした、六月一日は道南スルメイカ漁の解禁日になっています。この地域での、もちろん地元の食を支え、経済も支え、観光資源にもなっています。函館では、夏祭りでいか踊りを踊る、地元の文化の上でも欠かせない資源になっています。  ところが、このスルメイカが不漁のために、加工場、飲食店など……

第193回国会 農林水産委員会 第19号(2017/06/07、47期、日本共産党)

○畠山委員 私は、日本共産党を代表して、農業災害補償法の一部改正案に反対の討論をいたします。  反対の第一の理由は、本改正案が、現行の農業災害補償制度を弱体化させ、農業者に不利益を与えるものであり、認められないという点です。  本改正で、農作物共済は当然加入から任意加入制へ移行します。保険や共済における逆選択を防ぐための手法である当然加入は、自賠責保険など社会政策的目的を持った保険で適用されているものです。任意加入制に移行することで逆選択が進むとともに、農業共済組合の財務や、農村集落における相互扶助の仕組みに影響を与えかねません。  また、収量の三割減でも補償してきた一筆方式を廃止することで、……

第193回国会 農林水産委員会 第20号(2017/06/14、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  私からも加計学園の問題について、きょうは質問いたします。  この問題は、国家戦略特区制度を用いて、五十二年ぶりとなる獣医学部設置が選考される過程で、獣医師の需給判断や行政の政策決定過程がゆがめられたのではないかという疑惑です。  まず初めに、獣医師の需給判断について伺います。  まず、農水省に確認をします。  獣医師の需給については農水省の管轄とされています。活動獣医師について、農水省は、産業動物診療、公務員、小動物診療、その他の分野と分類をしています。そのうち農水省の管轄は、産業動物、公務、公務員の農林水産分野ですか、それから小動物診療で、今問題にな……

第193回国会 農林水産委員会 第21号(2017/06/15、47期、日本共産党)

○畠山委員 私は、日本共産党を代表して、農林物資の規格化等に関する法律及び独立行政法人農林水産消費安全技術センター法の一部を改正する法律案について、反対の討論を行います。  通称JAS法は、制度当初から、公共の福祉の増進に寄与することを目的としてきました。二〇〇〇年代に入り、飲食料品の原産地等について悪質な偽装表示事件が多発したのを受けて、二〇〇九年に衆議院農林水産委員長提案で、「公共の福祉の増進」を「消費者の需要に即した農業生産等の振興並びに消費者の利益の保護」に改正しました。これは、生産者と消費者をつなぐ役割を明確化する趣旨であり、それにより、規格制度と表示制度が果たす役割も法文上明確にさ……

第193回国会 予算委員会 第6号(2017/02/03、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  日ロ首脳会談の結果と、今後の領土交渉の姿勢について質問します。  日ソ共同宣言から六十年がたちました。領土問題における日ロ交渉の行き詰まりをどう打開するかは大きな問題です。元島民の平均年齢は八十一歳を超えました。  我が党は一貫して、平和的な領土交渉の到達点を国境画定の土台に据えるべきと主張してきました。すなわち、北海道の一部である歯舞群島と色丹島については中間的な友好条約によって速やかな返還を求めること、そして、ヤルタ協定の不公正とサンフランシスコ条約での千島関連条項を廃棄、無効化して、平和的な日ロ間の領土交渉の結果として全千島列島が日本の歴史的領土……

第193回国会 予算委員会 第13号(2017/02/20、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  きょうは、日米経済対話を中心に質問したいと思っていますが、その前に、稲田防衛大臣に、日報問題にかかわって幾つか整理的に確認する質問を行いたいと思います。  私、今、手元に、二月七日、統幕監部参事官補、田辺政策調整官の日報についてのブリーフ、記者会見についての記録を持っています。そのときの中身なんですけれども、この間、日報がどこにあって、どこにどう隠されていたのか、いないのかなどについて、その管理とアクセスについてやはり改めていま一度整理する必要があると思いますし、防衛省がどのような言い方をしているかということで、ちょっとこれを使わせていただきたいと思っ……

第193回国会 予算委員会 第16号(2017/02/27、47期、日本共産党)

○畠山委員 私は、日本共産党を代表して、二〇一七年度予算三案につき政府がこれを撤回のうえ編成替えを求めるの動議について、提出理由及び概要を説明します。  安倍内閣の四年間で大企業や富裕層の利益は大きくふえましたが、国民生活を見れば、実質賃金は政権発足前に比べて年額十八万円も低下し、家計消費は十六カ月連続で前年を下回りました。二〇一六年度の税収は予算見込みを大きく割り込み、国債発行額は消費税増税以降の三年間で最悪になり、二〇一七年度も所得税、消費税は前年度当初を下回る見込みとされています。もはやアベノミクスの破綻は、予算編成の上でも明白になっています。  この二十年間で、富裕層への富の集中、中間……


各種会議発言一覧

47期(2014/12/14〜)

第189回国会 内閣委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(2015/04/24、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  きょうの最後ですので、よろしくお願いいたします。  甘利大臣がフロマン代表との協議後の記者会見で次のように語りました。TPPを十二カ国間で妥結するための重要な二つの要素が動き出しました、一つはTPA、貿易促進権限法案であり、一つは日米協議でありますと。  きょうは、この二つ、それぞれにかかわって質問をしたいと思います。  まず、TPA法案です。きょうも議論はされてきましたけれども、改めて、順を追って確認していきたいと思います。  まず、なぜこのTPA法案がTPPの妥結に重要なのか、確認したいと思います。

第189回国会 内閣委員会農林水産委員会連合審査会 第2号(2015/12/03、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  TPPの大筋合意が発表されて二カ月近くたちますが、まだ国会には何の報告もありません。一方で、政策大綱が発表され、補正予算まで検討されている中で、憲法の定めに基づいて野党から臨時国会開催を要求したにもかかわらず、それに政府・与党は応じようとしてきませんでした。  国民の負託を受けた私たち国会議員の責務と、最高法規である憲法の定めを何だと思っているんでしょうか。この場からも改めて臨時国会の開催を要求いたします。  TPPは、批准したわけではもちろんなく、また、既成事実のように進めるということも許されません。日本共産党はこれまで、TPP交渉からの撤退を要求し……

第189回国会 予算委員会第七分科会 第1号(2015/03/10、47期、日本共産党)

○畠山分科員 日本共産党の畠山和也です。  先月の十二日に、北海道苫小牧市が昨年秋から整備している公園の工事現場の土中から、砒素と鉛が検出されたと発表いたしました。これは市が二〇一三年に土地交換を行いました王子製紙の苫小牧工場社宅跡地です。  北海道では、同様の事例が、二〇一三年に室蘭市において、市有地から土壌汚染対策法の基準を超える有害物質が検出されて、ここも旧新日鉄室蘭が鉱滓や土砂など百七十万トンを当時自社所有地だったこの土地へ埋設したとされています。  この問題については、昨年の十月十六日に、参議院環境委員会の方で市田忠義委員が質問をしております。  私は、これらの事案を通して浮かび上が……

第190回国会 地方創生に関する特別委員会農林水産委員会連合審査会 第1号(2016/04/25、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  私からも、特区特例案における農地法特例の、法人による農地取得の件について質問を行います。  現状でも、畜産や施設栽培などで農地を利用しないものについては企業として農業参入ができるということになっています。しかし、農地においては農地法のもとで制約がされてきました。それは、先ほど来議論がありましたように耕作者主義に基づくものと思います。  その原則が大きく変わったのも先ほど来話があったように、まず、二〇〇三年四月の構造改革特区の一つでした農地リース特区、当時いわゆる農業特区といったところだったと思います。当時も、企業の農地所有へアリの一穴になるのではないか……

第190回国会 予算委員会第二分科会 第1号(2016/02/25、47期、日本共産党)

○畠山分科員 日本共産党の畠山和也です。  きょう、私で十九人目ということで、本当に大臣、お疲れと思うんですけれども、元気そうにも見えますので、厳しく質問をさせていただきたいと思っています。  初めに、遊休農地の課税問題について伺います。  遊休農地については、農業委員会が年一回、農地の利用状況を調査して今後の利用意向を尋ねるとしています。意思表明から六カ月経過しても耕作されないときや、耕作の意思がない、あるいは意思表明がない等の場合は、農地中間管理機構との協議を農業委員会が勧告するという枠組みになっていますね。  そこで、まず総務省に確認をします。  勧告を各農業委員会に任せるとなれば、団体……

第193回国会 予算委員会公聴会 第1号(2017/02/21、47期、日本共産党)

○畠山委員 日本共産党の畠山和也です。  四人の公述人の皆様には、お忙しい中、足をお運びいただき、貴重な公述もいただきました。本当にありがとうございます。  限られた時間の中で、私は、働き方改革を中心にした質問をさせていただきたいと思っています。  今国会でも安倍政権がこの働き方改革の実現を大きな柱に据えているんですが、改めて第一回の働き方改革実現会議の安倍首相の発言を読みますと、これは、第三の矢、構造改革の柱と位置づけがされていまして、社会問題であるだけでなく、経済問題だという位置づけをしています。  長時間労働によって、言ってみれば、購買する時間も機会もないことだとか、賃金が低過ぎて購買力……

第193回国会 予算委員会第三分科会 第1号(2017/02/22、47期、日本共産党)

○畠山分科員 日本共産党の畠山和也です。よろしくお願いいたします。  私からもきょうは日ロの領土問題について中心に質問したいと思っておりますが、初めに、EUとのEPA交渉の現状について確認させてください。  日本農業新聞ですが、二月十九日付では、「日欧EPA膠着」と見出しが打たれて、次のように書いてあります。「日本とEUは一月に首席交渉官会合を開いたが、双方の主張の開きが大きい自動車、農業分野双方で目立った進展はなかった。」と報じられています。EUからはチーズなどの乳製品、また豚肉、木材、ワインなどでTPP以上の市場開放を要求されているとも報じられています。これはもうもちろん多くの農家から心配……


※このページのデータは国会会議録検索システムで公開されている情報を元に作成しています。

ページ更新日:2024/01/28
データ入手日:2023/12/26

畠山和也[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計/発言一覧 | 議員立法質問主意書



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