このページでは池内沙織衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。池内沙織衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。
きょうは、二〇一三年十二月に閣議決定された独立行政法人改革等に関する基本的な方針について質問いたします。
まず、内閣府にお聞きします。
この基本的な方針について、「各法人等について講ずべき措置は、別紙のとおりとする。」とされ、別紙に「各法人等について講ずべき措置」が記されています。この各法人につき講ずべき措置については、どのようなプロセスを経てこの閣議決定に盛り込まれることになったのか、お伺いいたします。
【次の発言】 独立行政法人改革等に関する分科会の第一から第三のワーキンググループでは、複数の独立行政法人について議論をしています。それに対して……
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。 四人の参考人の皆さん、本日はありがとうございます。 最初に、番号法の改正に関連して、宇賀参考人と坂本参考人にお伺いいたします。 資料のジュリストの鼎談で、宇賀参考人は、マイナンバー制度の導入は政治主導で決定されました、その後、前述した個人情報保護ワーキンググループで、マイナンバー制度の導入を所与とした上での個人情報保護対策の検討が行われました、私の印象では、政府は、特定個人情報のデータマッチングの危険性について十分認識しており、特定個人情報保護のためにできることは全て行おうとする積極的な姿勢でしたと述べていらっしゃいます。そして、原発事故を例にと……
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。 きょうは、最初に、個人情報保護法改正案及び番号制度に関連して、いわゆる性的マイノリティーの方々、とりわけ性同一性障害の皆さんの人権保護、個人情報保護の問題について質問したいと思います。 個人情報保護法改正案では、新たに要配慮個人情報の定義を定め、その取り扱いについてより厳格に定めています。 要配慮個人情報の定義について改正案は、本人の人種、信条、社会的身分、病歴、犯罪歴、犯罪により害をこうむった事実その他本人に対する不当な差別、偏見その他の不利益が生じないようにその取り扱いに特に配慮を要するものとして政令で定める記述等が含まれる個人情報をいうと規……
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。 マイナンバーに関連して、前回に引き続き、マイナンバーの費用対効果について質問いたします。 前回の委員会で西村副大臣は、政府の費用対効果の試算について、「政府の第六十四回高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部における甘利大臣提出資料として、マイナンバー制度の効果をお示ししているわけでございます。」と答弁をされました。 甘利大臣は、この資料に基づいて、その効果について、一定の仮定のもと、年間約二千四百億円の増収効果が見込まれますと発言をされています。 前回の委員会では、私は、この二千四百億円の増収について、その根拠を質問したところ、都道府県の徴税……
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。
きょうは、内閣官房報償費について、官房長官に質問します。
内閣官房報償費は官房機密費とも称されますが、安倍政権は二〇一四年度に内閣官房報償費を幾ら使用しましたか。
【次の発言】 年間十二億三千万円を支出している。大変に大きな額だと思います。
内閣官房報償費、いわゆる官房機密費とは、国が、国の事務または事業を円滑かつ効果的に遂行するため、当面の任務と状況に応じ、その都度の判断で最も適当と認められる方法により機動的に使用する経費というふうにされていますが、この説明では、多額の税金の支出であるにもかかわらず、納税者、主権者である国民には、一体何に使って……
○池内委員 私は、日本共産党を代表して、風営法改正案に対して反対の討論を行います。 反対する理由は、曖昧で、極めて広範な行為を含み得る遊興を対象として、風俗営業の規制を準用する規制権限を警察に与える特定遊興飲食店営業の新設は、深夜に営業する事業者に対して、警察による恣意的かつ広範な介入、権力の濫用を招くおそれがあるからです。 今回の法改正の発端となったのは、警察が恣意的な解釈でダンスクラブを次々と摘発してダンス文化を萎縮させ、真面目な経営者を苦境に追い込んだことでした。関係者だけでなく、広範な国民から厳しい批判の声が上がり、風営法からダンス規制の削除を求める署名がうずたかく積み上がったのは……
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。 きょうは、前回に引き続いて、官房機密費についてお伺いをいたします。 官房長官に質問いたします。 五月二十二日の当委員会で、私は、官房報償費取扱要領で示されている官房機密費の会計書類、内閣官房報償費出納管理簿、政策推進費受払簿、支払決定書を示し、官房機密費がどのように記録されているかを質問しました。 国庫から支出され、官邸が受け取ったお金が出納管理簿に記録をされる。その後、事務方が支払ったものは、支払決定書に、いつ、誰に、どのような目的で、幾ら支払ったかの記録が残る。その一方で、官房長官みずからが使ったお金は、政策推進費受払簿に記録はされますが、……
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。 法案にかかわって、女性研究者、技術者の分野の問題について質問をいたします。 今月十四日に女性の研究者、技術者が、女性研究者・技術者全国シンポジウムを開くという記事を私は五月末に読みました。その見出しは、女性研究者、技術者、輝く余地少ないというもので、安倍政権は、成長戦略の中核として女性の活躍推進を掲げるが、女性の研究者らからは、研究、教育条件の格差は拡大し、女性の研究者、技術者が置かれている状況は今までに増して厳しいとの声が上がっていると報道されていました。 管理職や国会議員など、女性の社会進出については日本の後進性が指摘されてから久しいわけです……
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。 きょうは、情報セキュリティー問題について、まず初めに質問させていただきます。 日本年金機構において、百二十五万件に及ぶ個人情報流出という重大な問題が起きました。日本年金機構は、先月、当委員会で審議をしたマイナンバーを付番する個人情報を大量に保有する機関です。 今回の個人情報流出も極めて重大な問題ですが、これがマイナンバーつきで流出した場合、さらに深刻な問題となることは明白です。日本年金機構のような公的な機関が保有する個人情報をマイナンバーで情報連携するということが、マイナンバーの安全性の根拠の一つとされてきましたが、今回の日本年金機構の個人情報の……
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。 きょうは、年金機構の個人情報流出問題、これに関連をして、マイナンバーを扱う公的機関のセキュリティーについて質問をいたします。 百二十五万件に及ぶ個人情報流出、この重大な事態を引き起こした日本年金機構というのは、マイナンバーを付番する個人情報を大量に保有している機関です。 マイナンバーの安全性の根拠の一つに、マイナンバーを付番し情報連携の対象となる個人情報は日本年金機構のような公的な機関が保有するということが挙げられていましたが、今回の日本年金機構の個人情報流出というのは、この点を根底から突き崩している問題だと思います。 まず、山口大臣に確認をい……
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。 いわゆる内閣官房・内閣府見直し法案について質問します。 まず初めに、有村大臣に質問します。 安倍内閣が今回の法律案の提出を決定したのは、一月二十七日の閣議決定、「内閣官房及び内閣府の業務の見直し」です。その基本的な考え方について、内閣官房及び内閣府については、平成十三年の中央省庁等改革の理念を踏まえ、内閣機能強化の観点からその充実が図られてきたが、重要な政策課題の多くが府省横断的な対応を要するため、近年、さまざまな業務が集中してきている、このため、内閣が取り組もうとする政策課題により機動的に対応し、重要政策に関する司令塔機能など本来の役割を十分に……
○池内委員 私は、日本共産党を代表して、内閣官房・内閣府見直し法案に対して反対の討論を行います。 内閣官房、内閣府は、首相主導、官邸主導を強化することを目的に、二〇〇一年の中央省庁等改革で再編、新設され、歴代政権のもとでつけ加えられた政策課題によって膨張を遂げてきましたが、その膨張をさらに一段進めたのが安倍政権にほかなりません。安倍政権のもとで国家安全保障局や内閣人事局などの新たな機関が内閣官房に設置され、それらの機関の増設とともに内閣官房の定員も増加し、併任職員と合わせて過去最大の規模に膨れ上がりました。 内閣官房、内閣府の膨張に対し、自民党と公明党は、今般、総理大臣が取り組もうとする政……
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。 きょうは、最初に、交通バリアフリーについて有村大臣に質問をします。 障害者基本法に基づいて政府が講じる障害者の自立及び社会参加の支援などの計画を定めた障害者基本計画において、交通バリアフリーは、「分野別施策の基本的方向」の中の「生活環境」に位置づけられています。 基本計画では、「分野別施策の基本的方向」の章の前に「各分野に共通する横断的視点」という章があって、その中に「アクセシビリティの向上」という項があります。そこでは次のように述べています。 障害者基本法第二条においては、障害者を、障害がある者であって、障害と社会的障壁により継続的に日常生活……
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。
人事院勧告の報告の中身について質問をします。
通告していた順番を入れかえて、まず、フレックスタイム制の問題から質問したいと思います。
今回の職員の勤務時間に関する報告において、フレックスタイム制の拡充というのが提起をされていますが、フレックスタイム制の拡充とは、新たにどのような仕組みを導入するものなのか、最初にその概要について確認します。
【次の発言】 職員の勤務時間に関する報告では、今回のフレックスタイム制について、適用を希望する職員から申告が行われた場合、各省庁の長が、公務の運営に支障がない範囲内において、始業及び終業の時期について職員の申告……
○池内委員 私は、日本共産党を代表して、PFI法改正案に対して反対の討論を行います。 反対する第一の理由は、空港の安全性や公共性を確保する公的な責任を曖昧にするとして反対した国管理空港等のコンセッション事業をさらに進めるためのものだからです。 我が党は、国管理空港等をコンセッション事業の対象とする二〇一三年の民間の能力を活用した国管理空港等の運営等に関する法律案に対して、空港施設運営権の売却は、民間資本のもうけ、利潤獲得のために、国民の共有財産である空港を利用、活用させようとするものであり、空港の安全性や公共性を確保する公的な責任を曖昧にするものとして反対しました。 この法改正に基づいて……
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。 私は愛媛県松山の出身です。松山は道後温泉などでも知られる大変いいところです。しかし、私は子供のころから納得のいかない経験もして育ちました。男尊女卑といいますか、女は男に従うものだという言葉が身近に語られるのを聞いて育ちました。 男らしさ、女らしさという規範が個人の上に置かれるとき、それは多様な生き方を抑圧するのだと感じるようになりました。私は、こうした決めつけに個性が押し潰されることなく、誰もが自由に生きられる社会であるべきだと強く感じるようになりました。 そうした思いを強める中で、私は、LGBT、Lはレズビアン、Gはゲイ、Bはバイセクシュアル、……
○池内委員 東日本大震災と福島原発の事故から五年という節目の年を迎えました。改めて、犠牲となられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災者の皆さんにお見舞いを申し上げたいと思います。 また、原発再稼働推進ありきで除染と賠償の打ち切りなどということは断じて許されないことです。国と東京電力の責任で、戻りたい人も戻れない人も、全ての被害者の生活となりわいの再建を支援することができるように、私も全力を尽くしていきたいというふうに思います。 きょうは、性暴力の問題で質問をします。 昨年の暮れに閣議決定をされた第四次男女共同参画基本計画では、第七分野として、女性に対するあらゆる暴力の根絶を掲げています……
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。 昨年四月から子ども・子育て支援新制度が鳴り物入りで始まって、一年がたちました。スタート時に内閣府、文科省、厚労省の共同名でつくったパンフレットがありますけれども、私は、改めてこのパンフレットを読ませていただきました。 この中で、新制度は、保育の量と質の両面から子育てを社会全体で支えて、最も身近な市町村が中心となって進めるというふうにされています。また、「一人目はもちろん、二人目、三人目も安心して子育てできるように、待機児童の解消に向け教育・保育の受け皿を増やします。」というふうに書かれてありました。 新制度では、教育、保育の場がふえて、良質な保育……
○池内委員 私は、日本共産党を代表して、サイバーセキュリティ基本法及び情報処理の促進に関する法律の一部改正案に反対の討論を行います。 現行サイバーセキュリティ基本法は、国の行政機関を対象に、情報システムに対する不正な活動に対する国による監視、分析、演習、訓練の実施や、監査、重大事案発生時における原因究明調査などを定めていますが、本法案は、こうした国が行う演習、訓練、監視、監査、原因究明調査等の対象を、独立行政法人や指定する特殊法人等に拡大するものです。 昨年の日本年金機構の大量データ流出事案への対策を口実にしていますが、年金機構の個人情報流出の問題は、厚労省や年金機構のそもそもの業務のあり……
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。
待機児童の解消というのが、今や本当に大きな政治問題になっています。
政府は、国民の強い批判に押されて、三月二十八日に厚生労働大臣が緊急対応策を発表しました。その中身もさることながら、私は、厚労大臣が発表したことに違和感を覚えました。現行の保育制度について責任を持っているのは一体どこで、責任者は誰であるか、まず大臣にお伺いいたします。
【次の発言】 今、役割分担というふうにお答えになったわけなんですけれども、現在の子ども・子育て支援新制度の中で、厚生労働省の役割というのは施設整備など一部のことに限られていて、制度の設計、運営、そして施策にかかわる問題……
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。 私は、まず初めに、熊本地震で犠牲となられた方々に心からお悔やみを申し上げます。また、避難所などで不安な毎日を過ごされている被災者の皆様にお見舞いを申し上げるとともに、救助、救援のために日夜を分かたず奮闘されています消防、警察、自衛隊の皆さん、役場の職員、医療関係者、ボランティア、こうした方々にも敬意を表します。 一日も早い生活再建のために国を挙げて全力を尽くす、日本共産党もそのために力を尽くしていく決意です。 質疑の方に入ります。 提案理由の中にいろいろあるんですけれども、我が国の科学技術の水準の著しい向上を図ることが重要、世界最高水準の研究開……
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。
熊本、大分を襲った今回の地震の直後に家が倒壊する中で、避難指示も出されて、住民は非常に混乱をし、どうすればいいかという不安を募らせていたと思いますし、今もそうだと思います。被災した方、あるいは避難生活をされている方の不安を少しでも和らげていくことも政府の重要な役割だというふうに思います。
正しい情報を迅速に発表する責任が政府にあると私は思いますが、官房長官はどのように考えますか。
【次の発言】 今回、大きな地震が断続的に続いているということで、指定避難所の建物そのものに倒壊の危険が増して、避難所から出される人々が多くいらっしゃいます。危険な避難所か……
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。
きょうは、子供の貧困問題について質問をいたします。
子どもの貧困対策法ができて、それに基づく大綱も定まって、対策が動き出していると思います。自治体などでも意欲的な取り組みが始まっていますので、きょうは幾つかそうした問題を取り上げたいと思うんです。
まず、子供の貧困と言う場合、何をもって貧困と言うのか、この法律が対象としている子供たちというのは、いわゆる貧困家庭に育つ子供に限られるのか、それともいわゆる相対的貧困にある子供たちも対象になるのか、お答えください。
【次の発言】 私は、どの状態を指して子供の貧困と言うか、その概念をはっきりさせることが今……
○池内委員 日本共産党を代表して、ただいま議題となりました宇宙活動法案及び衛星リモートセンシング法案のいずれにも反対の討論を行います。 宇宙活動法案は、ロケットの打ち上げ、衛星の管理を許認可によって規制するものです。今後、民間企業が宇宙活動に参加することとなれば、これを規律するルールは必要です。しかし、平和の目的に限るものとして進められてきた宇宙の開発利用は、二〇〇八年に成立した宇宙基本法に、安全保障に資することが盛り込まれ、軍事を目的とする宇宙の開発利用に道が開かれました。 本法案は、ロケットの打ち上げ、衛星管理運営は宇宙基本法の基本理念に即したものであることとしており、軍事目的の打ち上……
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。
きょうは、URの団地における高齢居住者の問題について、まず初めに質問をいたします。
住まいは福祉、住まいは人権というふうに言われています。高齢社会対策基本法の十二条で、「国は、高齢者が自立した日常生活を営むことができるようにするため、高齢者に適した住宅等の整備を促進し、及び高齢者のための住宅を確保し、並びに高齢者の円滑な利用に配慮された公共的施設の整備を促進するよう必要な施策を講ずるものとする。」というふうに定めてあると思います。
どのような措置を講じているか、お答えください。
【次の発言】 公団自治協によりますと、世帯主の年齢分布を調べた結果が……
○池内委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案に反対、同法案に対する修正案に賛成、特別職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 本法案は、扶養手当の見直しを行っています。子供の扶養手当を増額するのは当然ですが、本法案は、総額はそのままに、配偶者手当を削除することでその財源を手当てしようというものであり、反対です。 この措置によって、配偶者の手当が減るだけでなく、子供がいても一人の場合には減額になってしまいます。配偶者手当は、国家公務員の人事管理上、減額することは適当ではありません。国家公……
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。 与党が強引に会期延長を決めて、その翌日、全会一致で取り組んできたこのストーカー規制法の改正を、与党の強引なやり方で審議をするということに、強く抗議をいたします。 ストーカー事案は、警察が認知しただけでも、年間二万件を超えています。その数からいっても、殺人事件に結びつくという、この重大性からいっても、多くの国民が極めて強い関心を持っている重要な重大な問題です。だからこそ、規制の充実を図る今回のこの法案は、全会一致で成立させようと努力をされてきました。 このような不正常な中で強引に行われているということは、これからのこの法案の運用にかかわっても、また……
○池内委員 これほど日本社会と経済のありようをゆがめる法案を、ほとんど審議しないままに採決することに、断固抗議をいたします。 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりましたカジノ解禁法案に反対の討論をいたします。 本法案は、特定複合観光施設の整備をうたっていますが、その本質は、日本でこれまで許されてこなかった民間賭博、カジノを解禁しようというものです。 刑法は、刑罰をもって賭博を厳しく禁じています。国民をして怠惰浪費の弊風を生ぜしめ、健康で文化的な社会の基礎をなす勤労の美風を害し、国民経済の機能に重大な障害を与えるおそれがあるからです。これを覆すカジノ解禁は、断じて許されない暴挙だと……
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。 きょうは、待機児童の解消と乳幼児の死亡事故について質問をさせていただきます。 安倍総理が二月十七日の衆議院の予算委員会で、平成二十九年度末までに待機児童をゼロにすることは厳しい状況になったという旨を答弁されていました。しかし、あくまでも目標は堅持をするということも述べられています。 報道によると、六月に次なる待機児童解消プランを設定するということも表明されている。 この待機児童解消ということを称して行われてきたことというのは、私は率直に言って、保育の量を確保するため質を軽視する規制緩和だったのではないかと。 子ども・子育て支援法に基づく基本指……
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。 昨年の三月十一日の本委員会で、私は、女性や子供に対する性暴力被害の深刻な実態を取り上げて、政府の対策というのを求めてまいりました。 加藤大臣、また当時の河野大臣には本当に真剣に受けとめていただいたこと、私は心から感謝を申し上げたいと思います。 この一年、政府内においてさまざまな取り組みが始まっているということを承知しています。内閣府の男女共同参画会議女性に対する暴力に関する専門調査会が先日、「若年層を対象とした性的な暴力の現状と課題」という取りまとめを行っています。政府として、若年層にスポットを当て、実態把握に着手をした。これは、率直に言って、ま……
○池内委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました医療分野の研究開発に資するための匿名加工医療情報に関する法律案並びに修正案に反対の討論を行います。 本法案は、医療機関が保有する患者の医療情報を、本人がみずから拒否を申し出ない限り、匿名加工事業を行う第三者へ提供できるようにする新たな仕組みをつくり、さらに、製薬メーカーや医療機器メーカーが匿名加工情報を購入、利活用できるようにするものです。 これは、医療情報の取得や第三者への提供等の場合、本人の直接同意を原則とした改正個人情報保護法よりも後退するものであります。 そもそも、個人の病歴や心身の状態に関する情報は極めて重大な個人……
○池内委員 日本共産党の池内さおりです。 ジャーナリストで、準強姦被害を検察審査会に訴えている詩織さん、私、会見を拝見しました。真っすぐに顔を上げて、被害者らしく弱い存在でいなければならないという状況に疑問を感じる、隠れていなければならない、恥ずかしいと思わなければならない、そういう状態にとても疑問を感じたと述べていらっしゃいました。 私は、本当に、被害者というのは全く悪くないというふうに思います。自分の体は自分のもので、意に反する性的接触で自分の境界を侵害されていいはずがありません。性暴力は許されない、被害者を守る社会に変えるために今回の刑法改正が力とならなければならないというふうに思い……
○池内分科員 日本共産党の池内さおりです。
きょうは、東京都で進められようとしている特定整備路線の問題について質問いたします。
現行の都市計画法では、十六条に公聴会、十七条に都市計画案の縦覧の規定があります。それまであった都市計画法とは大きな違いなわけですが、この趣旨は何ですか。
【次の発言】 この規定は都市計画を進める上で非常に重要な手続だと思います。
旧都市計画法は、よらしむべし、知らしむべからずという行政の典型例で、計画決定前には住民には一切知らされることがなかったと言われています。したがって、この規定は都市計画を進める上で非常に重要な手続だというふうに思いますが、この規定を取り入……
○池内分科員 日本共産党の池内さおりといいます。
三月十七日に前橋地裁が、原発事故の賠償を求めた集団訴訟の判決の中で、東電とともに国の加害責任を認めました。避難区域の内外を問わず、避難をし、避難継続を続けることの合理性を認めています。そして、区域外避難者についても、避難生活によって人格権、憲法十三条、これに基づく平穏生活権が侵害されているということを被害として認め、国にも賠償を命じた。
まず、大臣にお伺いいたしますけれども、福島の原発事故の被害によって福島県民に背負わされた苦しみ、どのように認識していますか。
【次の発言】 私は、この判決が述べた国の責任というのを本当に今受けとめるというこ……
○池内分科員 日本共産党の池内さおりです。 近年、東京を中心として、重層長屋と呼ばれる物件が増加をしています。この重層長屋、どんな建物かぴんとこないと思いますので、きょう配付資料をお配りしておりますので、ごらんいただけたらと思います。 長屋といっても今や本当に千差万別で、比較的低家賃で戸建て住宅と同様の独立性がある、こういうファミリー向けに人気が高まっているような長屋もあります。きょう私が問題にするのは、このような住環境のよいタイプではなくて、いわゆる重層長屋と言われる物件について質問したいと思います。 端的に大臣にお伺いしたいんですけれども、この配付資料の写真をごらんいただいて、これは……
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