このページでは藤野保史衆議院議員が委員会や各種会議(※)で行った質問や答弁などの発言の冒頭部分と会議録本文へのリンクを一覧化しています。藤野保史衆議院議員「委員会統計」(全期間)には委員会および各種会議の活動状況の集計結果を示しています。本会議での発言の統計と一覧については本会議発言のページを参照してください。
※「各種会議」は本会議、常任委員会、特別委員会以外の会議録の存在する会議を指します。具体的には、小委員会、分科会、公聴会、調査会、審査会などです。
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私も、落合委員と同じく、昨年末の総選挙で初当選させていただきました。先日、予算委員会で質問させていただきましたけれども、当委員会ではきょうが初質問となります。先輩方には、どうぞよろしくお願いいたします。また、大臣には、ぜひ真摯な御答弁をいただきたいと思います。 大臣は、先日の所信表明で、原発について、長期的には依存度を低減させていくと表明をされました。私は、この問題についてお聞きしたいと思うんです。 私は北陸信越ブロックの選出でありまして、福井県の若狭湾の原発、新潟県、そして石川県と、多くの原発があります。とりわけ、新潟の柏崎刈羽には七基、福井県の……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 まず、今回の北朝鮮に対する輸出入の全面禁止措置の期限延長につきまして、我が党としては賛成をいたします。 その理由ですけれども、この間、北朝鮮は、三回の核実験を初めとして、さまざまな挑発的行為を繰り返してまいりました。これらの行動は、国連を初めとして国際社会の繰り返しの警告、そして国連安保理のさまざまな決議に反するものにほかならないというふうに思いますし、国際社会のこうした警告に反して、北朝鮮が繰り返し挑発的行為をとり続けている。この姿勢を見るならば、やはり、日本政府が独自に実施をしている現在の輸出入禁止措置を期限延長することは、北朝鮮を対話のテーブル……
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、株式会社商工組合中央金庫法及び中小企業信用保険法の一部を改正する法律案に対して反対討論を行います。 安倍自公政権による消費税八%への増税と行き過ぎた円安誘導による原材料高騰は、中小・小規模事業者の経営にダブルパンチとしてのしかかり、まさにアベノミクス不況ともいうべき事態をもたらしています。 今、政治に求められているのは、官公需の拡大による仕事興しや資金繰り対策の拡充などにより、地域経済と雇用を必死で支える中小・小規模事業者に寄り添い、励ます施策を講じることです。ところが、本法案は、その願いに逆行し、資金繰りの道を縮小させるものにほかなりません。 反……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 まず、質問の前提ですけれども、昨日、福井地裁で高浜原発の再稼働を差しとめる仮処分決定が命じられました。政府はよく新規制基準が世界最高の基準だと言うわけですけれども、あの仮処分決定は、まさに、新規制基準は緩やかに過ぎ、これに適合しても本件原発の安全性は確保されていない、新規制基準は合理性を欠くものであると厳しく断罪をしております。これは、新規制基準を満たした原発は再稼働するという政府の再稼働プロセスそのものを根底から覆すものだというふうに思います。 こうした決定が出る背景には、やはり国民世論、運動というものがあると思います。私の地元である北陸信越ブロッ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、大変お忙しい中、東電の廣瀬社長と、あと田中規制委員長にもお越しをいただいております。ありがとうございます。 本法案は、先日、本会議質疑が行われました。私は質問させていただいたんですが、そのときの安倍総理の答弁が大変重要だというふうに感じました。 それは、福島原発事故の原因究明は国として継続的に取り組むことが重要です、これまでに国会、政府事故調査委員会において事故の検証が行われ報告書が取りまとめられています、さらに独立した原子力規制委員会が昨年十月に中間報告書を取りまとめるなど事故原因の技術的解明を進めており、今後も中長期にわたって継続的に……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 参考人の皆さんには、大変お忙しい中御出席いただきまして、また、大変示唆に富むお話を聞かせていただきまして、本当にありがとうございます。 時間の関係で早速質問に入らせていただきたいと思うんですが、まず、電事連の八木会長にお伺いしたいと思うんです。 今回の法案の目的の一つが、需要者の、国民のエネルギー選択の自由度の拡大、あるいは料金の最大限の抑制ということで先ほど来お話があるわけですけれども、関西電力としては二度目の値上げ申請ということで、かつ、理由としては、原発が動いていないことによるさまざまなコストアップということだと思うんです。 先ほど手塚参考……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私は、四月十六日の本会議に続いて、安倍総理に質問をさせていただきます。 本会議では大変多くのテーマを取り上げたわけですが、きょうは原発に絞ってお聞きをしたいと思います。 先ほど来出ておりますが、先日、経産省が、二〇三〇年度時点での原発比率について、二〇から二二%という数字を示された。この数字についてお聞きしていきたいんです。 配付資料の一の下の方の図を見ていただければと思うんですが、これは経産省の数字であります。二〇から二二というのを発電電力量でいうとどうなるかということでお示ししたんですが、ここにありますように、二〇%の場合は二千百六十八億キロ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょう、本法案の最後の質疑ということで、改めて大もとからお聞きしたいんですけれども、今回、法的分離による発送電分離ということで、先取りと言われる東京電力は持ち株会社方式を選択した。配付資料を配らせていただいておりますけれども、五月一日のプレスリリースでの、東電の前と後といいますか体制、これを見ますと、はっきり言ってほとんど変わらないというのが私の印象であります。 このほかに、本法案では、ホールディング形式のほかに、発電と小売一体のいわゆる親会社方式も認められるということであります。 この点で、四月二十八日の参考人質疑で、八木誠電事連会長の言葉が私大……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 まず初めに、幾つか特許庁長官に確認をさせていただきたいんです。 本法案は、第三十五条三項を新設して、この分野では原始使用者帰属を認めるということだと思うんです。しかし、同条には一項、二項がありまして、依然としてこれについては基本的に変わらない、原始発明者帰属ということだと思うんです。 そしてまた、大もとの二十九条、これにつきましては、まさに原始発明者帰属の大原則を規定していると思うんです。 そこで確認ですけれども、今法案によるいわゆる原始使用者帰属というのは、あくまで契約とか規則とか、そういうものがある場合の例外であって、原則としては原始発明者帰……
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、特許法等の一部を改正する法律案に対し、反対討論を行います。 本法案は、職務発明に係る特許を受ける権利の原始的な帰属先を、発明を行った従業者から使用者へと百八十度転換しようとするものであり、容認できません。 特許法第二十九条は、産業上利用することができる発明をした者は、その発明について特許を受けることができると規定しています。この条項に照らし、我が国ではこれまで、職務発明について原始発明者帰属の立場をとってきました。 そもそも、二〇〇四年改正後の判例の蓄積もほとんどない中で、法改正を行わなければならない立法事実はありません。 にもかかわらず、職務発……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、原発事故と避難の問題を中心にお聞きをしたいと思っております。 全国保険医団体連合会という団体が、ことし二月、鹿児島、静岡、滋賀、佐賀の四県で医療介護施設にアンケートを行いまして、原発事故の際の避難計画についての対応などを調査されております。 この全国保険医団体連合会というのは、開業医の方の六二%が加入されておりますし、勤務医の方も多数加入されている全国組織であります。 このアンケートに寄せられた声に基づいてきょうはお聞きしたいと思うんですけれども、例えばこういう声です。 シミュレーションが多岐にわたり、素人が短時間でつくれるものではな……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、各党理事の御理解をいただきまして、質疑時間を前回よりも若干長目にいただいております。ありがとうございます。 それだけ当委員会としても大事な法案だというふうに考えているということの反映だと思いますので、大臣の方にも真摯な御答弁をいただければと思っております。 今までずっと議論もされていたわけですけれども、今法案は、インフラ輸出というものをめぐって、これが政府の成長戦略の大きな柱だということで、NEXIも一つのツールとして大きく制度を変えていこうということだと思うんですけれども、安倍政権というのは、そういう意味では、総理自身が先頭に立たれて、……
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、貿易保険法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案に対し、反対討論を行います。 我が国の貿易保険は、質疑で明らかになったように、資本金百億円以上の巨大企業上位三十社が保険利用の八割を占めており、諸外国に比べ格段に安い保険料など、メガバンクや総合商社等にとって使い勝手のいい制度になっています。 本法案は、こうした多国籍企業の利用実態や現行制度のもとでの積立金の精査など、まともな検証もしないまま、NEXIの経営の自由度を高め、リスクテーク機能を強化した特殊会社とするものであり、認めることはできません。 反対理由の第一は、新設される履行担保制度が、……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 この法案につきましては、私たち日本共産党も賛成の立場で臨んでおります。 その上で、きょうは、地方公共団体における官公需の重要性と、それを応援していく国の姿勢のあり方といいますか、そういったものを質問させていただきたいと思っております。 資料をお配りさせていただいておりますが、一枚目は、ちょっと字が小さくて恐縮なんですけれども、国交省の資料でありまして、インフラの施設、さまざまあるものが今後どれぐらい老朽化していくかというのを示した表でありまして、真ん中のちょっと字が大きくなっている部分、三月現在のものが左、それで十年後、二十年後というふうになってお……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうはコンビニの問題についてお伺いをしたいと思っております。 今や私たちの生活になくてはならないインフラということで、私も一日に一回は必ずお世話になっているような状況でありますけれども、そのコンビニで今人手不足が大変深刻な問題になっているというふうに伺いました。 先日、全国フランチャイズ加盟店協会の会長さんにお話をお伺いする機会がありまして、この会長さんは宮城県仙台市で実際にコンビニを経営されていらっしゃる方でもあります。 二十四時間営業の場合は大体二十人ぐらい従業員が必要だそうですけれども、この会長さんのお店では十二名しか確保できなくて、会長……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 今回の案件は、北朝鮮を外交のテーブルに着けるというか、対話のテーブルに着かせるということが私たちとしては大変重要な目的だというふうに思っております。 しかし、対話という点につきまして、最近、北朝鮮で重大な発言が繰り返されていると認識をしております。今月の二十八日には北朝鮮の池在竜大使が核開発の凍結や放棄に向けた対話には応じないという発言をされたということが報道をされました。何でこのタイミングでこんな発言をしたのかということなんですが、これは結局、七月十四日にイランと六カ国がいわゆる核開発等に関する最終合意に達したということを受けての発言であります。 ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 八月十一日に川内原発一号機が再稼働されまして、この再稼働の後の世論調査でも、反対が多数という状況は変わっておりません。共同通信では五五・三%が反対、読売新聞の世論調査でも五八%が反対。まさに多くの国民の意思に反して再稼働が強行されたということについて、まず強く抗議をしたいと思います。 そしてまた、地元の南日本新聞は、再稼働の翌日の社説でこう指摘しております。「最終的な責任の所在をあいまいにしたまま、反対の声を押し切って再稼働へ突き進む日本の姿勢は、福島以前と何ら変わっていないように見える。」こういう指摘であります。そのとおりだと思うんですね。福島以前……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 先ほど来触れられておりますけれども、我が党を含む野党共同で、憲法五十三条に基づいて臨時国会の開催を求めております。安倍内閣が応じない、これはもう明確な憲法違反であって、強く抗議をしたいと思います。そして、改めて臨時国会の開催を強く求めたいと思っております。 その上で、きょうは、林大臣には初めてになるんですが、原発の問題について質問したいと思います。 とりわけ、原発施設の上空を本来は飛んではならない航空機が多数飛んでいる、この問題についてお聞きをしたいと思います。 前提として国土交通省にお聞きしたいんですが、国交省は、航空機による原発関連施設の災害……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 先ほど来お話が出ておりますけれども、国会事故調の報告に基づいてさまざまな提言がなされております。私自身、今国会、二月の予算委員会で、この国会事故調の報告に基づきまして規制委員長にも質問させていただきました。 この報告書は、七つの提言ということで冒頭提起をされておりまして、その中に、先ほど来お話のありますアドバイザリーボードの設置もございます。いずれも重要な提言だというふうに思うわけですが、同時に、原子力規制委員会の三年目の見直しという点も、先ほど同じように指摘がありました。 私からも、改めて、今どのような検討が行われているのか確認をさせてください。
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 先ほど来お話が出ておりますけれども、二つの裁判所の判断がありまして、私も改めて、その二つの判断がなされた川内原発と高浜原発の審査書を読ませていただきました。きょうは、この二つの審査の違いといいますか中身について御質問させていただきたいと思っております。 そもそもこの二つの原発は、大変似ているところもあるし、違うところもあるなと思いました。 似ているところでいいますと、二つとも加圧型、PWRでありますし、ともに三ループプラントであります。電気出力も、川内が大体八十九万キロ、高浜が八十七万キロと、大体同じですし、燃料の種類とか数、系統設備の構成、仕様と……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
先日、伊方原発の審査書案が出されまして、この中で規制委員会としては技術的能力ということを審査されているわけですが、同時に、規制委員会として経理的基礎というものについても別途審査をされているというふうに思うんですね。経済面といいますか、技術面ではなく経理的基礎。
これは川内や高浜も同じなわけですけれども、そこで、確認させていただきたいんですが、この経理的基礎というのは何なのか、ちょっと簡潔に教えていただければと思います。
【次の発言】 済みませんが、これは、設置の工事、あるいは今回でいえば再稼働の際の審査に準用されていると思いますので、そういう設置や再……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私は、先月の九日、十日と福島県に行ってまいりまして、十日には第一原発にも入って視察をしてまいりました。そして、直前には、第一原発で働く労働者の方からもお話を伺ってまいりました。 きょうは、この生の声に基づきまして幾つか質問したいと思います。 まず初めに、ことしの八月だけで実に三名の方がお亡くなりになったということで、この点については第一原発の構内でも大変大きな話題になっているとお聞きしました。 廣瀬社長にお聞きしたいんですけれども、一つ一つの事案ということではありませんが、全体として、社長としてこの事態をどのように捉えていらっしゃるか、お聞かせく……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私は北陸信越ブロックの選出です。このブロックには、福井の高浜原発を初め、新潟の柏崎刈羽原発、石川の志賀原発など多くの原発があり、原子炉の数でいえば、日本の原子炉の約半分が集中しております。私は、この原発を全てこの目で見て、地元の皆さんからお話を伺ってまいりました。 きょうは初質問ですが、この原発の問題をお聞きいたします。ぜひ真摯な御答弁をお願いいたします。 原子力規制委員会は、二月十二日に、川内原発に続いて高浜原発三、四号について、規制基準に適合していると判断をいたしました。 しかし、福井県の若狭湾には、十三基の商業用原発に加えて、「もんじゅ」、……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 四人の陳述人の皆様、きょうは本当にありがとうございます。 私、実は所属は経済産業委員会なんですけれども、さきの総選挙で、この石川を含みます北陸信越ブロックから選んでいただきまして、そういうこともありまして、この石川で公聴会が開かれるということで質問の機会を与えていただきました。本当にありがとうございます。 私も、四人の皆様にそれぞれ御質問させていただきたいと思っております。 まず初めに、大学の先輩でもありますが、谷本知事にお伺いしたいと思っております。 先ほど来お話ありましたけれども、間もなく、本当に間もなく北陸新幹線開業ということで、石川県の……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私は北陸信越ブロックから選んでいただいておりまして、このブロックには、新潟県の柏崎刈羽原発、石川県の志賀原発、さらには福井県の集中立地原発群がございます。 そこで、きょうは、原発の問題に絞ってお聞きをしたいと思っております。 先日、二月の二十二日には、九州の鹿児島県、川内原発も視察をさせていただきました。稼働している原発の視察というのは私も久しぶりでして、新潟県の柏崎刈羽六号がまだ動いている時期に視察して以来です。やはり動いている原発は違うなと。ゴゴゴゴゴというタービンの音と振動を体全体で感じますし、その熱、そういったものも感じてまいりました。また……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
先日、二〇一六年度予算が成立しましたが、経産省の予算の中にエネルギー構造転換理解促進事業というのがあると思います。経産省にお伺いしたいんですが、この制度の概要、事業内容、そして予算とその財源、さらにその対象は廃炉を決めた自治体に限られるのか、こういったことについて御答弁ください。
【次の発言】 レクの際には、これは廃炉の時代を迎えるに当たっての新規の制度だというふうにお伺いしまして、財源も、いわゆる今まで原発立地とか原発利用対策に主に用いられてきた電源特会ではなく、そういう新しい財源でつくられたということなので、大事な事業だというふうに思っております。……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 質問に先立ち、熊本県を中心とした九州地方地震によって犠牲になられた方々に心から哀悼の意を表します。今も強い余震が相次ぐなど、前例のない過酷な状況で、心身ともに疲労のきわみにあるという方がたくさんいらっしゃると思います。心からお悔やみ申し上げるとともに、日本共産党としましても全力を尽くしてまいりたいと思っております。 本法案ですけれども、核燃料サイクル政策について、電力自由化のもとでも国の関与を強めて推進しよう、こういう中身になっていると認識しております。 しかし、国民世論といいますのは、三・一一を経験して、まさにその多数が原発のない日本というのを求……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、参考人の皆様、大変貴重な御意見を本当にありがとうございます。大変参考になりました。今後、FIT制度をよくしていく、あるいは国会でのFIT法の審議にも生かしてまいりたいというふうに思っております。 それでは、始めさせていただきたいと思いますが、まずは八木参考人にお伺いしたいと思います。 参考人は、二〇一一年七月二十九日、当委員会でのFIT法の参考人質疑におきまして、このようにおっしゃられています。「今回の買い取り制度の中で、再生可能エネルギーに対しまして電力系統との接続義務が設定されているというふうに認識しておりまして、そういう意味では極め……
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法等の一部を改正する法律案に対し、我が党提出の修正案に賛成、修正部分を除く政府原案に対し反対の立場で討論を行います。 二〇一二年七月にスタートしたFIT制度は、再エネ導入促進策として一定の役割を果たしてきました。しかし、再エネの割合はまだ全体の三%にすぎません。今求められているのは、再エネ導入をさらに強く後押しするための改革です。ところが、本法案は逆に、一般送配電事業者の主導性を一層強め、再エネの導入を抑制する中身になっており、容認できません。 反対理由の第一は、FIT制度の根幹である接続義……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私は、熊本地震における中小企業、個人事業主への支援についてお聞きをしたいと思います。 一カ月たちましても余震が続く、本当に身体的にも精神的にも大変厳しい状況で、業者の方も苦しんでいるというのが現状です。 私も、四月二十四日と五月七日に現地に入りまして、さまざまな方からお話を伺ってまいりました。 大変被害が大きかった益城町では、傾いて潰れている、周り全部がそういう状況ですけれども、ある理髪店が営業されておりました。水は当然ないんですが、給水所からポリタンクでくんできたり、あるいは雨水を使ったりしながら、お客さんに使うわけじゃないですけれども、さまざ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 本法案は、中堅、中小そして小規模事業者の経営力を強化する、そういう法案だと認識しております。 安倍政権が近く決定すると言われておりますニッポン一億総活躍プラン、案を見させていただきますと、本法案が何回も出てきて、わざわざ明記されて、これによっていろいろなことをやるんだ、経営力を強化するんだ、こううたわれております。 このプランの中身の是非は別としまして、私たちも、中小企業や小規模事業者が活性化する、これ自身は、本当に地域経済あるいは国民生活の向上にとって極めて重要な課題だと思っております。 本法案は、そうした経営力強化をどうやって図るのかというこ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、川内原発と高浜原発について質問いたします。 九州電力は、昨年八月、川内原発一号機、十月に二号機を再稼働しました。ところが、その再稼働の二カ月後、昨年十二月になりまして、免震重要棟をつくらない、こう言い出したということで、ことしの三月末に正式に設置変更許可申請を出したという経過であります。とんでもないと思うんですね。 免震重要棟というのは、この間の幾多の災害の教訓に基づくものであります。二〇〇七年、私、北陸信越ブロックの一つの県であります新潟県の中越沖地震で、柏崎刈羽原発の中央制御室のドアがゆがんであかなくなるという大変な事態を教訓にしまし……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 質問に先立ちまして、私からも、熊本県を中心とした九州地方地震によって犠牲になられた方々に心から哀悼の意を表したいと思います。また、本当に心身ともに大変な状況で苦しんでいらっしゃる被災者の方々に、心からお見舞いを申し上げます。 あわせて、日本共産党としても、救難支援に全力を尽くしたいと思っております。 それでは、質問に入らせていただきます。 日本共産党の国会議員団としましても、四月十六日に政府に申し入れを行いました。一つは、救難救援に全力を尽くすこと、同時に、不測の事態に備えて川内原発はとめるべきだ、そして、今回得られたさまざまな新しい知見を踏まえ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私は、北陸電力の志賀原発についてお聞きしたいと思います。 私は北陸信越ブロックで選出していただいていまして、地元の一つということで、何度も行ってまいりました。昨年の九月には、志賀原発の敷地の外の活断層調査にも参加をさせていただきまして、主に、原発の北九キロにあります富来川南岸断層というもの、これを中心に周辺を見させていただきました。 例えば、あそこには能登金剛という有名な観光地がありまして、巌門という場所に行きましたら、海岸の岩がばきっと直線で割れておりまして、どう見ても断層による割れなわけですね。 敷地内には、先ほども出ましたけれども、Sで幾つ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 先日、先ほど来お話ありますように、本委員会で高浜原発を視察しまして、私も参加をさせていただきました。私は北陸信越ブロックの選出ですので、福井県は地元の一つということでもあります。何度も高浜にも行ったわけですけれども、今回は原発のいろいろなところを見させていただいて、関電トップの方からもお話をお聞きしたということで、貴重な経験をさせていただいた。今ちょっといらっしゃいませんけれども、委員長を初め関係者の皆様に私からもお礼を申し上げたいと思っております。 高浜原発といえば、四号機が、ことし二月二十日に、いわゆる放射能を含む水漏れ事故が原子炉補助建屋で起き……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、暮らしと経済、消費税増税、そして原発、核燃料サイクルについて質問をいたします。 まず、経済の問題です。 安倍政権が発足してから三年になります。雇用や賃金、家計、きょうも議論がありましたが、国民の暮らしはどうなっているのか。消費者物価は上がりましたが、名目賃金は横ばいであります。物価上昇を差し引いた実質賃金はこの三年間で五%減少しております。金額に換算しますと、年収四百万円のサラリーマンで、実に年間二十万円も賃金が目減りした、こういう状況であります。こういう状況で消費税を増税していいのか。国民の暮らしや日本経済が耐えられるのか。 総理にお……
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、二〇一六年度政府予算三案につき、政府がこれを撤回のうえ編成替えを求める動議について、提出理由及び概要を説明します。 安倍内閣の三年間で、大企業の利益は大幅にふえましたが、国民の暮らし、中小業者の経営はますます苦しくなっています。二〇一四年度は、戦後七回の景気後退期の中で初めて、大企業は史上最高益を更新しましたが、実質GDPはマイナスに落ち込みました。大企業を応援すれば日本経済もよくなるというトリクルダウン政策は完全に破綻しています。 日本の相対的貧困率は年を追うごとに悪化し、一人親家庭の貧困率は五四・六%と、OECD加盟国中最悪です。貧困と格差をなく……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 このたびの震災で犠牲となられた方々の御冥福をお祈りし、御遺族の方々に謹んでお悔やみを申し上げます。また、被災された全ての皆様に心からお見舞いを申し上げます。 日本共産党は、四月十四日、発災当日に対策本部を立ち上げて、現地の党組織などと連携して復旧支援に全力を尽くしてまいりました。緊急に解決を必要とする課題については、この間、三次にわたって政府に申し入れも行ってまいりました。 私も、四月二十四日と五月七日に現地に入りまして、直接被災者の方からいろいろな御要望をお聞きしてまいりました。その中で、被災者の皆さんの命と健康を守ることはいまだに緊急課題だと強……
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 反対理由の第一は、温室効果ガス主要排出国である我が国には、今まさに審議中の脱化石燃料に向けた気候変動条約、パリ協定を早期に批准、承認し、それを実践する責務があるにもかかわらず、本法案にはこの視点も対策も全く欠落しているからです。 我が国は、いまだ、二〇三〇年の化石燃料比率を七六%と見込み、原発と石炭火力をベースロード電源と位置づけています。これでどうして温暖化を防止する未来への役割が果たせるのか。国際的な批判を免れません。 東電福島第一原発事故による未曽有の……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私は、福井県の美浜原発三号機についてお聞きをしたいと思います。私は北陸信越ブロックから選んでいただいておりますので、福井県は地元の一つということになるわけです。 三・一一の福島第一原発事故を受けて、四十年を超える古い原発は原則として閉じようといういわゆる四十年ルールというのが決められました。一回だけ延長が二十年間認められるわけですが、極めて例外とか、委員長自身も例外中の例外とおっしゃっていた話であります。 しかし、ことしの六月に、四十年を超えるという関電の高浜原発一、二号機、延長審査を括弧つき合格と。さらに十一月には、今から話をする美浜原発三号機も……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私は、法務委員会では初めて質問をさせていただきます。充実した質疑に向けまして、大臣にも真摯な御答弁をお願いしたいと思います。 私は、きょうは、いわゆる共謀罪について、先ほども質疑がありましたけれども、お聞きをしたいと思います。 共謀罪は、二〇〇三年、二〇〇四年、二〇〇五年、三回にわたって国会に提出されて、いずれも強い反対の世論と運動が起こりまして、廃案となりました。それはやはり、この共謀罪が、法益侵害の危険性のある具体的な行為を処罰するという近代刑事法の大原則、これを根本的に覆す、そして思想、良心の自由の処罰につながっていく、そういう危険性を持って……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 まず、裁判官の報酬に関する法案につきましては、人事院勧告に沿った改定であり、昨年の引き上げに続いて、小幅ではありますけれども、中身を見ますと、低位号俸の報酬、俸給について引き上げて、いわば若年層に厚くするものであり、賛成したいと思います。 検察官の報酬についても、それに準じて考えております。 また、裁判官の育児休業に関する法案につきましては、これは育児休業の対象を拡大するもので、改善につながるというふうに考えますので、賛成したいと思っております。 その上で、きょうは、法務省の定員について主にお聞きをし、あと、いわゆる修習生の経済的支援の問題などに……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 本法案は、第一条の「目的」で、「部落差別の解消を推進し、もって部落差別のない社会を実現する」としております。しかし、本案は、この目的とは全く反対に、部落差別の復活と恒久化につながる、こういうものであり、関係団体から廃案を求める強い運動が起こっております。 この点について、以下質問したいと思います。 私は福岡の出身でありまして、福岡県は、かつて旧同和地区数が全国一、地区数も同和関係者も全国の一割を超えておりました。今もお話ありましたが、同和対策特別措置法が一九六九年に施行されて二〇〇二年に終わるまで、三十三年の間に、全国では約十六兆円の資金が投入され……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私は、部落差別解消法案について、政府の認識をお聞きしたいと思います。 十月二十八日に当委員会でこの質疑が行われました。発議者からこういう答弁がありました。「部落差別というのは、法律上の定義規定を置かずとも、部落の出身者であることによって差別をされるということで理解ができる」、「これは行政においても一義的に明確に理解できる」、こういう答弁でありました。 私は本当に耳を疑ったわけであります。定義はないということを認めつつ、部落の出身者であることによって一義的に明確に理解できる、これはどういうことかと思うんですね。 これは、部落というものが存在している……
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、自民、民進、公明提出の部落差別解消法案に断固反対の討論を行います。 本法案は、部落差別の解消を目的とする恒久法をつくろうとするものです。 しかし、何をもって部落差別というのか、法案には何の定義もありません。重大なことは、提案者が、部落差別とは部落の出身者に対する差別として明確に理解できると述べたことです。この説明は、部落解放同盟綱領に書かれている定義と同義です。かつて、解同を中心とした特定団体の圧力によって行政が主体性を失い、窓口一本化と不公正、乱脈な同和行政の横行を許した痛苦の歴史を思い起こすべきであり、解同綱領を法律に盛り込むなど断じて認められま……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
今回は、民法の債権関係法が百二十年ぶりに改正されるということで、大変大事な審議が始まったというふうに受けとめております。
政府は先ほど来、改正理由につきまして、社会、経済の変化への対応、そして国民一般にわかりやすい民法にすると御答弁されておりますが、大臣に、さらにちょっと具体的にどのような変化への対応なのか、さらにはどの点が国民にわかりにくいのか、もう少し詳しく教えていただければと思います。
【次の発言】 今詳しく答弁いただきましたが、取引の量の増大や、複雑、高度化、さらにはわかりやすくするということであります。
こうした変化がこの債権という世界で……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、参考人の先生方、御多忙の中、大変貴重な御意見を聞かせていただきまして、本当にありがとうございます。 三人のお話をお聞きして、この民法典の改正、四年九カ月間の審議にさまざまな形で主体的にかかわってこられた、その思いといいますか熱意というものを本当に強く感じました。私自身も、そうした大変重要な法案審議だということを、改めて、決意といいますか覚悟といいますか、それを今固めているところであります。本当にありがとうございます。 その上で、論点としては大変多岐にわたるというふうに思います。その大前提としまして、岡参考人がきょう御提出いただいた基本姿勢……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、私は、約款の問題について質問をいたします。 ネット販売から保険契約など、まさに身近な商品から命や健康にかかわる契約にまで対応されているのがこの約款であります。ところが、約款というのは、情報量や交渉力に優位にある事業者がみずからに有利な約款をつくって、消費者の側は、事実上交渉の余地もなくそれを契約のもとにせざるを得ないということが多いわけであります。 配付資料をお配りさせていただいております。若干字が小さくて恐縮なんですけれども、内閣府がこの約款について行った調査であります。 百六十三の業者に対して二百二十五の約款を調べているということで……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、不法行為による損害賠償請求権の期間制限、民法でいえば、七百二十四条後段の改正についてお聞きをしたいと思います。 これは、B型肝炎やじん肺、あるいは水俣病など、これまで薬害や公害をめぐって多くの訴訟が行われてきたわけですが、これと密接に関連する規定であります。 例えば、私は北陸信越ブロックから選んでいただいております。新潟水俣病、阿賀野川がありまして、阿賀野川患者会の皆さんからも何度もお話を聞いてまいりました。ことしは、実は水俣病公式認定から六十年、新潟水俣病でいえば、少しおくれて五十一年ということになります。しかし、五十年たっても六十年た……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 先ほどの衆議院本会議で、いわゆるカジノ法案が採決をされました。本会議場では、自民党の皆さん全部は見えなかったんですけれども、公明党の議員では何人かが座ったままということでありました。野党だけでなく与党でさえこういう態度をとらざるを得ないほど、矛盾に満ちたまま、審議も尽くされないまま採決をされた。これは本当に、言論の府としての国会がみずからの存在意義を否定するようなやり方だと、心から抗議をしたいというふうに思います。 なぜこうなるか。やはり、そもそも国民世論、国民の理解が全くないということだと思います。読売新聞の世論調査でも、反対が五七%。 新聞各紙……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 三人の参考人の皆様、御多忙の中、貴重な御見解をお聞かせいただきまして、本当にありがとうございます。よい民法にしたいという思い、一歩でも二歩でもというお言葉もありましたけれども、本当にそうした強い思いをきょうも感じさせていただいております。私も、これをしっかり受けとめて、今後さらに一層充実した質疑を通じてこの民法を本当にいいものにしなければならないというふうに思っております。 きょうも感じたんですけれども、やはり皆さんの長い蓄積の上で今法案が国会に提出されているというふうに改めて思いました。前回も、黒木参考人から、日弁連として全国で六十人弱のバックアッ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、私は北陸信越ブロックで選出いただいているんですが、地元の一つである柏崎刈羽原発、同僚委員に続いてお聞きしたいと思います。 原子力規制委員会は今、六号機と七号機の審査を進めているわけですけれども、この審査に当たって、同原発の敷地内に断層があるんですが、これは活断層ではないかという疑いが生じております。原子力規制委員会がつくった規制基準では、将来活動する可能性がある断層、これは十二万年から十三万年前以降に動くことが否定できない断層のことでありますが、この活断層の上に、原発の重要施設、すなわち耐震クラスがSクラスの施設を建ててはいけないということ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 まず冒頭、先ほど福島第一原発事故の原因について、直接的には津波というような話もありましたが、まだやはりこれは原因究明そのものが途上だというふうに認識しております。国会事故調報告書そのものも、そこはまだ解明途上というふうに指摘しておりますので、この点については今後も究明していきたいと思っております。 前回、新潟県の東電柏崎刈羽原発の活断層問題をお聞きしましたので、同原発の地下水問題について、きょうはお聞きをしたいと思います。 配付資料の一を見ていただきますと、これは東電からいただいた資料をもとに作成した資料ですが、柏崎刈羽原発でくみ上げられる地下水の……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 本日は、アドバイザリー・ボードの参考人の皆様、本当にありがとうございます。 私は北陸信越ブロックから選出していただいておりまして、ここには福井県若狭の原発群初め、新潟の柏崎刈羽、石川の志賀原発、それぞれあります。原子炉でいいますと、日本の原子炉の約半分が集中しているブロックでもございます。 私は、原発に頼らない社会というのをライフワークとして実現していきたいというふうに思っておりまして、国会に来て初質問、初めての質問は、この事故調の報告書に基づいてやらせていただきました。 一つ私はきょうは具体的な点でお聞きをしたいと思うんですが、最近、福井県でも……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 本日は、参考人の皆様、大変貴重な御意見、本当にありがとうございます。 きょうは、大変恐縮なんですけれども、時間の関係で、鈴木参考人に三点お聞きしたいと思っております。 第一に、核燃料サイクルの問題であります。鈴木参考人は、さまざまな雑誌等で、核燃料サイクルの見直しというのが避けられないという御趣旨の発言をされていると思うんですが、どうしてこの見直しが避けられないのかというのが一点。 そして第二に、プルトニウムの問題であります。再処理拠出法の御指摘もありましたけれども、再処理すればプルトニウムが出てくるわけで、世界でプルトニウム削減を求められる中、……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 大臣は、所信表明の中で、テロ等準備罪の創設などを含む法案をできる限り早期に国会に提出できるよう目指してまいりますと述べられました。テロ等準備罪という言葉をあえて使われた。これを聞いた国民は、この法案はテロ対策なんだな、そういう印象を受けると思います。 ところが、昨日来、その所信表明に対する質疑では、テロという文言について全くお答えにならない。成案が出てから説明すると。所信表明でテロ等準備罪と述べながら、その所信への質疑では、肝心のこの部分についてなかなか答弁されない。先ほどテロの定義をおっしゃったので、後で聞こうと思うんですが。 やはり、これでは所……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 政府は、きょうの閣議で共謀罪法案を閣議決定いたしました。断固抗議するとともに、撤回を厳しく、強く求めたいと思います。 私は北陸信越ブロックから選んでいただいているわけですが、例えば長野県では、須坂市、千曲市、御代田町、栄村など県内十四市町村で、議会がこの共謀罪に反対する意見書を相次いで可決しております。また、新潟市、新潟県の柏崎市などでも同様の意見書が採択されておりますし、長野県、新潟県、福井県、金沢弁護士会、各県の弁護士会もこの共謀罪に反対する意見書を採択しております。 この共謀罪法案は、過去三回国会に提出されましたが、三回とも世論と運動の力で廃……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私は、裁判所法についてきょうお聞きしたいと思います。 本法案は、法曹人材確保の充実強化を図るために、司法修習生に対し修習給付金を支給する制度の創設などを行うものであります。 司法修習制度は、国が責任を持って法曹三者を統一的に養成する制度であります。今日、司法が果たすべき役割の拡大、国民の期待というのは大きくなっていると思います。この期待に応えていく法曹の後継者をいかに養成していくかというのは、まさに我が国の司法の未来を左右する大問題だと思います。 そこで、そもそも、修習制度ということについて、前提として事務方にお聞きしたいんですが、戦前は、裁判官……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 質問に先立ちまして、きょうの質疑が、昨日夕刻の職権立ての理事懇におきまして、一部の野党が、野党第一党が欠席のまま決定をされるということについて強く抗議をしたいと思います。 しかも、中身としましても、先日、裁判関連二法が成立をし、今回は一般質疑のはずでありました。まさに与党からそういう提案があったわけですが、しかし、その一般質疑を行わず、今回民法の審議に入るということでありまして、この中身の点でも強く抗議をしたいと思います。やはり当委員会が国民の多様な要求に応えていくという点で、その役割を果たしていないということにもつながってまいります。 そして、民……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 質問に先立ちまして、政府は、この一般質疑が終わった後、組織的犯罪処罰改正法、いわゆる共謀罪法案の趣旨説明、審議入りを強行しようとしております。この法案は、過去三回廃案になったものであり、行為主義という近代刑事法の大原則を覆すだけではなく、日本国憲法が保障する思想、良心の自由、表現の自由、適正手続保障などを侵害する、まさに違憲立法そのものであります。私たち日本共産党は、当委員会での共謀罪法案の審議入りに断固反対したいと思います。 そのことを申し上げた上で、私も、共謀罪にかかわって質問をさせていただきます。 金田大臣は、この間、先日六日の衆議院本会議で……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 共謀罪審議入り、この初日に、その委員会の冒頭で、まさに数の力で刑事局長の出席を強行したことに強く抗議したいと思います。しかも、公正中立であるべき委員長がこうした提案を行ったということにも強く抗議したいと思います。逆に言えば、これは、金田大臣がやはりまともに答弁できないということを与党みずから認めたものだと言わざるを得ないと思います。 私は、共謀罪についてお聞きをしていきます。 本法案について、総理は、テロ等準備罪であって共謀罪ではないと繰り返してきました。その理由として、実行準備行為などの要件を加えたからだと説明していらっしゃいます。 そこで、私……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 改めて、刑事局長の出席を強行した今回の委員長の発議そして強行採決、強く抗議をしたいと思います。 私が改めて感じますのは、こうまでしなければ法案審議ができないのか。こんな場に外務大臣をお迎えする、本当に情けない。 これは、与党みずから二度も、二回にわたって、みずからの行動で、大臣、刑事局長抜きでは法案審議に向かわせられない、これを示したわけで、これは、大臣だけでなく、政府・与党全体の問題だというふうに言わざるを得ないと思います。 さらに、十九日の質疑では、局長が先に答弁に立って、委員長が指されて、そして答弁を何度もされた後に大臣が立たれて、ほとんど……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 二十五日に行われました参考人質疑は大変参考になりました。立場の違いを超えて、本当に認識が深まったなと感じております。これは委員全員の共通認識ではないかなと思っております。 本法案の充実した審議という点でいいますと、やはり、こうしたさまざまな角度からの意見をお伺いする、これは不可欠だと思っております。今後も参考人質疑の開催を何度も強く求めていきたいと思います。 二十五日に法務省が、テロ等準備罪の対象犯罪の類型別の個数という資料と、未遂・予備罪(準備罪)のある対象犯罪という資料を出してまいりました。私たちは、法案審議の前提だということで、これらの資料を……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 ちょっと順番を変えて質問させていただきたいと思います。 配付資料の二番目になるわけですが、毎日新聞が二〇一五年六月十日付の調査で、二〇一〇年度から二〇一四年度の五年間で、憲法や平和・戦争、原発、特定秘密保護法の四つをテーマとするイベントについて、後援、いわゆる自治体がバックアップする、その後援申請を断った件数というのを調査しております。すると、五年間で倍増していた。二〇一〇年度は十九件だったものが、二〇一一年度二十三件、二〇一二年度には三十四件にふえて、その後、二〇一三年四十二件、二〇一四年三十六件と。ですから、二〇一〇年度の十九件から比べると倍増し……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 今までの審議を聞いておりましても、審議が全く尽くされていない。論点が大臣の答弁のたびに新たに生まれてくる。きょうも、先ほど、威力業務妨害という国民の関心の非常に高い問題で大事なやりとりがありました。これで全く審議しないまま採決など絶対に許されない、きょうはこの立場で質問していきたいと思います。 先日十六日の参考人質疑で、維新の党推薦の指宿参考人はこのように述べました。「我が国でこれまでもう既にテロ犯罪、テロ行為が行われてまいりました。どうしてそうしたテロ行為、テロ犯罪を防ぐことができなかったのか、そういった国を挙げての御議論あるいは研究調査というもの……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 質問に先立って、新潟県糸魚川市の大火で被災されている方々に心からお見舞いを申し上げます。 私は、大火直後の十二月二十五日に現地に入りました。県知事初め地元の方々が強く求めていた被災者生活再建支援法が適用されることになりましたが、被災された方々の生活再建、なりわい再建はこれからであります。一日も早く再建が進むよう、政府は、店舗、事業所や設備などの再建に対する直接支援など必要とされる支援をやり切ること、さらに生活再建支援法の拡充を行うこと、これをまず求めたいと思います。 質問に入ります。 共謀罪についてお聞きします。 政府は、テロ対策だと強調してい……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私は、共謀罪について質問をいたします。 金田法務大臣は、六日夕刻、「予算委員会における「テロ等準備罪」に関する質疑について」と題する文書を記者クラブに配付しました。文書は、それが基本的な政策判断にかかわるものであれ、具体的な法律論にかかわるものであれ、成案を得た後に、つまり法案が出た後に審議すべきだと述べています。 基本的な政策判断と言うのであれば、共謀罪はまさに、憲法十九条、思想、良心の自由を初めとする国民の自由と人権、そして刑法の大原則、犯罪捜査のあり方、これらを根本的に変質させる大問題であります。だから、今大問題になっている。基本的な政策判断……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、上川大臣の所信について質問させていただきます。 大臣は所信の中で、テロ等準備罪、いわゆる共謀罪法について、「適正な運用がなされるよう努めてまいります。」と述べておられます。我が党は、同法は内心の自由等を侵害する憲法違反の法律だと考えております。断固として、廃止を求めていきたい。 現在、立憲民主党の取りまとめで、共謀罪法廃止法案、これが今準備されておりまして、協力できる野党でぜひこれを提出していきたいというふうに思っております。 以下、共謀罪法に関係して質問いたします。 同法は、内容面は今申し上げたように憲法違反の問題がありますが、審議……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 まず、給与法につきましては、これは人事院勧告に沿った改定であり、かつ、若年層に厚く引き上げる内容になっております。私たちとしては賛成をしたいと思っております。 その上で、きょうは、いわゆる未来の司法を担う若手法曹の問題、修習生の問題についてお聞きをしたいと思います。 ことし四月、裁判所法の一部改正が行われまして、司法修習生に対する修習給付金制度が創設をされました。これはビギナーズ・ネットを初め関係者の皆さんの粘り強い運動が政治を動かしたというものでありまして、一歩前進だというふうに思っております。 同時に、きょうお聞きしたいのは、若手法曹がより一……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 更田委員長は、冒頭の発言の中で、原子力施設等に係る規制の厳正かつ適切な実施と述べられました。この点についてお聞きをしていきたいと思います。 規制委員会は、昨年十二月二十七日、東電柏崎刈羽原発六、七号機の原子炉設置変更許可申請を許可したということであります。この柏崎刈羽の審査の手続が本当に厳正かつ適切に行われたのかという点であります。 同原発、御存じのように、二〇〇七年の中越沖地震で、敷地内の至るところで液状化等の大変な事態が起きております。 配付資料の一を見ていただきますと、そのときの写真でありまして、左側の紫の部分が液状化、その他がいろいろな建……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私も、森友文書改ざん問題について大臣の認識をお聞きしたいと思います。 前提として、公文書管理一般についてお聞きをします。そもそも、公文書を改ざんするというのはどういうことなのか。 配付資料の一枚目を見ていただければ、これは公文書管理法第一条「目的」の規定であります。「この法律は、国及び独立行政法人等の諸活動や歴史的事実の記録である公文書等が、健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源として、主権者である国民が主体的に利用し得るものであることにかんがみ、国民主権の理念にのっとり、」飛ばしますけれども、「もって行政が適正かつ効率的に運営されるように……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
本法案につきましては、昨年の三月二十四日、当委員会に、全司法労働組合の中矢正晴委員長に参考人としてお越しいただきまして、現場の実態をお聞きいたしました。
きょうも、私は現場の実態との関係で質問したいと思います。
まず、前提として、最高裁に確認をさせていただきます。
対前年度比で、定員振りかえを除いた定員というのは、裁判官、書記官等々何人か、二〇一七年度と一八年度、それぞれお答えください。
【次の発言】 今答弁あったように、裁判官も書記官も、増員数は昨年度を下回っているという状況であります。
書記官につきましては、家裁の調査官などは現状維持ですし……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、先日の大臣所信の最後で時間がなくなってしまった大崎事件についてお聞きしたいと思います。 この事件では、再審制度のあり方というのが鋭く問われていると私は思っております。そこで、まず、再審制度の趣旨を確認したいと思うんですが、いろいろな答弁とか学術書とかあるわけですけれども、きょうは配付資料を配らせていただいております。この一枚目は、一九六二年に、まさにこの当委員会に設けられた再審制度調査小委員会の議事録であります。 この小委員会というのは、大正時代に起きた事件の被告とされて、その後約半世紀にわたって冤罪を訴え、最終的には一九六三年に再審無罪……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 今回の委員会の持ち方についても複雑な経過がありまして、何でこういうふうになっているのかということを考えますと、やはりこの間の公文書をめぐるさまざまな問題ということがあるというふうに思っております。 上川大臣は初代の公文書管理法の担当大臣でいらっしゃいまして、その後の修正にもかかわっていらっしゃったということで、きょうは冒頭、防衛省のイラクの派兵部隊が書かれた日報についてお聞きをしたいと思います。 昨日の参議院の外交防衛委員会で、我が党の井上哲士参議院議員の質問に対して小野寺防衛大臣は、今回の日報は公文書に当たるというふうに答弁されております。具体的……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 上川大臣は、一週間前、四月六日の当委員会一般質疑の際に、公文書に関する問題が相次いでおりましたので、私の質問に対して、初代文書管理担当大臣として、こうおっしゃっていました。国民の皆様から信頼が得られるような丁寧な説明を行っていく必要があると答弁されております。 そのとおりだと思うんですが、その後も、この一週間でもいろいろな新しい動きがありました。一層丁寧な説明が私は求められているというふうに思うんです。 ところが、十一日行われました予算委員会集中質疑、先ほど松田委員からも御指摘ありましたけれども、安倍総理は聞かれていないことを長々と答弁し、しかもそ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 本法案は、百二十年ぶりの海商法改正であり、この間の社会経済情勢の変化に対応するとともに、世界の海商法制に対する動向にも対応しようとするものだと認識しております。 私は、このうち、危険物に関する通知義務についてお聞きしたいと思います。 これまでは、民民の約款で、荷送り人が運送人に対して危険物の情報を通知していたということであります。本法案は、第五百七十二条で危険物に関する通知義務規定を新設するとなっております。 配付資料の一を見ていただきたいんですが、これは防衛省の資料でありまして、二〇一六年度、南関東防衛局及び新潟防衛事務所管内において、自衛隊が……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
私は、まず、入管、入国管理に伴う収容をめぐる問題についてお聞きしたいと思います。
法務省に確認したいんですが、現在、外国人などを収容する入管施設は全国に幾つあって、何人の外国人の方々が収容されていますか。
【次の発言】 千四百六十四名ということで、非常に多いと思うんですね。
この原因は何かといいますと、政府が今この収容について全件収容主義という運用を行っているからであります。つまり、在留資格がない人や不法滞在、不法入国の人などが、その事実だけで収容できる、原則収容するという運用をしているわけですね。こうした方々の中には、難民申請中であるという事情や……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 本法案は、一八七六年の太政官布告以来、約百四十年維持されてきた二十歳という成年年齢を十八歳に引き下げるものであります。成年年齢をどうするかというのは、若者のみならず、日本社会のありように深くかかわる大問題だと思います。 大臣にまずお聞きしたいんですが、本法案やあるいは消費者契約法のみならず、成年年齢にかかわる法律というのは数百本に達すると。必要な施策や担当する省庁も多岐にわたります。つまり、この成年年齢引下げというのは、国民一人一人の人生、そして日本社会の未来にもかかわってくる。 そこで、やはり、そもそも成年年齢とは何なのかとか、それを引き下げるこ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、五名の参考人の皆様、本当に御多忙のところをありがとうございます。心からお礼を申し上げます。 早速ですが、本法案は、一八七六年、明治九年の太政官布告以来、約百四十年間維持されてきた二十歳という成年年齢を十八歳に引き下げるという中身であります。これは二百本を超える法律が関連し、いろいろな施策や担当する省庁も多岐にわたるということで、本当にこの成年年齢をどうするかというのは大きな影響を与えるというふうに認識をしております。 先生方のお話を聞いていましても、本当にそうだなという部分がたくさんございました。グラデーションというお話もありましたし、取……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
まず冒頭、どうしても緊急にお聞きしたい問題がございます。法務省の入管施設で、命にかかわる事件がまた発生した件であります。
私、先日、当委員会、五月九日に、茨城県牛久の入管センターでインド人の三十二歳男性の自殺事件について質問をいたしました。それからわずか五日後、一昨日なんですが、月曜日、五月十四日、同じ牛久の入管センターで、今度は四十代ブラジル人男性の自殺未遂事件が発生をしました。
法務省にお聞きします。
どのような事案で、この方はどういう状態で発見されたんでしょうか。
【次の発言】 首にタオルを巻いた状態で、呼吸はあったけれども意識昏睡の状態で……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、五人の参考人の皆様、本当に貴重な御意見をありがとうございます。 早速質問させていただきたいと思います。 先ほど田中参考人からは、若者が今、主体的に動いている状態ではないという御指摘がありました。そして、岡田参考人からは、今回の成年年齢の引下げは国民からの要請ではない、国の事情で引き下げるものである、そうであれば若者が被害を受けることがあってはならないという御指摘をいただきました。そのとおりだなと思って聞いておりました。 国の事情という点でいいますと、この間の経過でいいますと、日弁連の意見書では、二〇一六年二月十八日、こう書いているんです……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 先日の参考人質疑、与党推薦の参考人も含めまして、私も大変参考になりました。やはり国民的議論がまだまだ必要だということを改めて強く感じております。 きょうは、その上でですが、成年年齢引下げの環境整備の一つとして、消費者相談体制の充実強化についてお聞きをしたいと思っております。 二十二日の参考人では、弁護士の伊藤参考人から、こういう御指摘がありました。消費者被害というと単にちょっとお金を損する被害というようなイメージがあるかもしれない、しかし消費者被害は財産的な損害にとどまらず、その人の人生にとって回復しがたい深刻なダメージを与えてしまうことがある、特……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、まず、司法修習生のうち給費ないし給付の支給を受けられなかった世代、いわゆる谷間世代の問題についてお聞きをいたします。 谷間世代と言われる方々は、弁護士のみで約九千七百人、裁判官、検察官を含めますと約一万一千人に達しております。このうち、修習期に貸与を受けている、こういう方々は八千百六十一名というふうに伺っております。ことしの七月二十五日からまさに返済が始まっていくということでありまして、逆に言いますと、今ならまだ返済猶予あるいは免除などの政治決断というものができる時期であるということであります。 一昨日、私、この谷間世代の若手の弁護士の皆……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 本法案は、一九八〇年の一部改正以降、約四十年ぶりの民法、相続関係の改正案であります。相続法制は、国民一人一人の人生にも深くかかわるものだと思っております。その意味で、慎重かつ十分な審議が必要だと思います。 先ほど来ありますけれども、今日、家族のあり方も多様化しております。相続法制がそうした多様化にどう対応していくのかが問われていると思っております。とりわけ大事なのは、個人の尊厳という観点だと思っております。 法務省に確認しますが、現行の日本国憲法の第二十四条二項はどのように規定しておりますか。
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
きょうは、三人の参考人の皆様、本当にありがとうございます。
それでは、早速質問させていただきます。
まず、窪田参考人にお伺いしたいんですが、先ほど、今回の法改正が戦後最も包括的である、幅広い改正だという御指摘をいただきましたが、その上でなんですけれども、今後、この相続に関する課題はあるのかないのか、あるとすれば、どういう点かについて御意見をいただければと思います。
【次の発言】 次に、鈴木参考人にお伺いしたいんですが、いただいた資料では台湾の判決のことも御紹介いただいておりますが、この間の世界の流れとして、やはりこうした同性婚、あるいは多様な性のあ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
法務省は、内閣官房に設置されている多重債務者対策本部、これは他の省庁と同じく一員としてこの多重債務問題に取り組んできたというふうに認識しております。貸金業者への取締りの強化あるいは多重債務被害の予防と救済を実施されております。
大臣に確認したいんですが、法務省にとって、この多重債務の対策や予防、救済というのは重要な課題であるという点、間違いないでしょうか。
【次の発言】 今、カジノ実施法案が山場を迎えておりますが、法務省との関係でちょっとお聞きしたいのは、同法案の中にある特定資金貸付業務であります。これは、カジノでお金がなくなってしまったというお客さ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私は、核兵器禁止条約に関連して質問いたします。 昨年七月、国連加盟百二十二カ国、圧倒的多数の賛成で核兵器禁止条約が採択をされました。まさに歴史的な快挙であり、核兵器をめぐる歴史にとって大きな転換点だと思います。 核兵器廃絶国際キャンペーン、通称ICAN、このICANは、同条約採択への貢献が高く評価をされ、昨年十二月、ノーベル平和賞を受賞いたしました。被爆国の国民の一人として、私も本当にうれしいし、感動いたしました。 ことしの一月十二日、そのICANのベアトリス・フィン事務局長が来日をいたしました。広島、長崎、東京を訪れ、被爆者などと懇談をしており……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 まず冒頭、豪雪被害で亡くなられた方に心から御冥福を申し上げます。また、今も被害に遭われている皆さんに心からお見舞いを申し上げます。 私は、北陸信越ブロックから国会に送っていただいております。福井始め石川、富山、新潟など、今も大変な状況が続いております。政府には万全の対応を求めたいと思います。 その上で、質問に入ります。 アメリカのトランプ政権は二月二日、核態勢見直し、いわゆるNPRを発表いたしました。NPRとは、今後五年から十年間のアメリカの核政策や戦略、態勢を見直すもので、これまで、一九九四年、二〇〇二年、二〇一〇年に策定されております。今回の……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私は、この間の大雪に伴う被害について質問をいたします。 私は北陸信越ブロックから国会に送っていただいておりまして、今回の大雪は、そのブロックにある福井県、石川県、富山県、新潟県などに大変大きな被害をもたらしております。 消防庁が二月十六日までに把握している死者の数は全国で七十九名、さらに、負傷者は少なくとも千六十名に上っております。改めて、亡くなられた方々に心からお悔やみを申し上げるとともに、今も被害に遭われている方々にお見舞いを申し上げます。 こうした人的被害だけでなく、農林業や中小企業、あるいは商店街や町工場など、地域経済、教育現場など、今回……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 総理は、先ほど来、実態を把握することなしに前に進めないという答弁をされております。私は、きょうは、裁量労働制の実態についてお聞きしたいと思います。 配付資料の一をごらんいただきたいと思います。これは、先日の中央公聴会で、全労連雇用・労働法制局長の伊藤圭一公述人が配付した資料の中から抜粋したものであります。 読ませていただきますと、同社の勤務規定には、業務遂行にかかわる時間配分については個人の裁量に委ねる、個人に委ねると明記してあるわけですが、始業時刻、終業時刻について、とりわけ始業時刻については、裁量労働制の対象者にも十時出勤を義務づけていた。 ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 まず冒頭、先ほどの足立委員の発言ですけれども、我が党のしんぶん赤旗八月二十四日付に対する不当な攻撃でありました。断固抗議したいと思います。 これなんですけれどもね、その記事というのは。全くその中身は、原子力規制委員会が発表しているものですし、更田委員長の発言についても丁寧に紹介した上で、記者会見の内容を紹介しているというものであります。 ちょっと、議事録を読んでからになりますけれども、赤旗を読んでいる人まで誹謗中傷するような部分もあったと思います。これは本当に許せないと思います。 我が党は国会議員団の福島チームというのをつくっておりまして、定期的……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 アドバイザリーの皆様、きょうは本当に、お忙しいところをありがとうございます。 早速お聞きしたいと思うんですが、アドバイザリー・ボードにお越しいただくのは実に昨年の九月以来ということで、一年三カ月ということになります。大変申しわけないと個人的には思っております。 先ほど石橋参考人から、国会事故調の七つの提言、実施計画という提案をいただきました。これもやはり大変重く私も受けとめさせていただきたいと思っております。 同時に、石橋参考人が、福島の高校生が行われた取組も紹介していただきました。前回の二〇一七年六月のアドバイザリーのときも、石橋参考人は、福島……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 山下大臣は所信の中で外国人材の受入れについて述べました。きょうはこの問題に絞ってお聞きしたいと思います。 通告していないんですが、この委員会にかかわる重要問題でちょっと御指摘したいと思うんです。 けさの六時九分にFNNのプライムニュースで、今までずっと話題になってきました四万人の受入れ問題についての報道がされております。ちょっと紹介しますと、政府が、二〇一九年の一年間で六十万人以上の労働者が不足し、最大で四万七千人の新たな受入れを見込む試算をまとめたことが取材で明らかになったと。具体的には、政府は、二〇一九年の一年間で六十一万から六十二万程度の労働……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 まず給与法につきましては、これは人事院勧告に沿った改定でありまして、かつ若年層に厚く引き上げる内容となっております。その点で我が党としても賛成をしたいと思っております。 その上でですが、きょうの委員会そのものの持ち方につきましては、委員長が、与野党合意した給与法以降の日程、極めて異常な日程を職権で強行された。 今、NHKの世論調査でも、今国会で急ぐ必要はないという方が六割を超えている、これはどんどんふえているわけでありまして、これはやはり大事な問題だ、外国人をどう受け入れていくのかというのは、外国人労働者だけでなく、日本人労働者あるいは日本の今後の……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 先日、失踪した技能実習生の皆さんからの聴取票の個票が閲覧をされまして、私も閲覧してまいりました。野党各党手分けして、百八十枚ちょっと超えるものを手書きで写してみましたが、やはり本当に実態が見えてきたと思っております。 そもそもこれは、国会が、与党含め、附帯決議で、制度の改善のために求めた調査であるということだったんですが、そのことが改めて実感できるといいますか、よくわかる。もちろん、おおむねチェックばかりなんです、あるいは数字ばかりなんです。しかし、数字からも語りかけてくるものがあるし、何よりその実態がよくわかる。時折、聴取された警備官の方が思わず書……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、大変急なお願いにもかかわらず、参考人の皆様、大変貴重なお話をいただきまして、本当にありがとうございます。早速ですが、お聞きしていきたいと思います。 先ほど鳥井参考人から、ブローカーはブローカーとしてはあらわれない、支援者の顔をしてあらわれるというお話がありまして、大変印象的に受けとめさせていただきました。 そして、指宿参考人からは、今回の法案につきまして、今回の法案の問題点として五点挙げていただいたんですが、そのうちの二つがブローカーの問題、送り出し国、母国におけるブローカーをどう規制するのか、そして日本におけるブローカーをどう規制するの……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
きょうの予算委員会で、私は、法務省から提出を受けた「新たな在留資格による人材不足・受入れの見込み数」という資料に基づいて質問をさせていただきました。
局長に確認しますが、この資料が提出された経過は、どのような経過ですか。
【次の発言】 今答弁のあった経過なんですね。
もっと言いますと、これは、十一月三日に、初年度四万人、五年目には二十五万人程度という報道があって、その二日後の参議院予算委員会で、これはどういうことだということに対して、山下大臣が、近日中に出したい、法案の審査に資するようにしっかり出してまいりますと。こういう経過もあって、今答弁あった……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私も、委員長の職権で、この審議後の終局、採決が決定されたことに強く抗議したいと思います。まだ審議が始まったばかりであり、終局自体認められない、徹底した審議をやることが当委員会の責務であるということを申し上げたいと思います。 きょう私は、この間、政府が、この法案によって事態は改善するんだと言っている点について質問したいと思います。 まず、政府は、この間、特定技能一号外国人に対する支援の実施、そして、その具体的中身としまして、届出事項の拡充、関係機関と連携した調査、指導助言、立入検査、改善命令といった措置を講じることとしていますという答弁を総理や大臣が……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 昨年、三重県のシャープ亀山工場で、外国人を含む労働者が大量に雇いどめになる事件が起きました。 私は、昨年の十二月、三重県に調査に行きまして、県の担当部署、三重労働局、そして、みえ労連とユニオンみえの二つの労働組合の皆さん、そして、実際に雇いどめに遭った日系ブラジル人労働者の皆さんから実態を伺ってまいりました。 聞けば聞くほど、外国人労働者が雇用の調整弁にされていると実感いたしました。 きょうは、四月に始まる新制度がこうした事態を防止するものになっているかどうか、質問したいと思います。 まず、前提として厚労省に確認いたします。今回の雇いどめの概要……
○藤野委員 私は、日本共産党を代表し、二〇一八年度一般会計補正予算案に賛成の討論を行います。 本補正予算案は、本年七月の西日本豪雨、北海道胆振東部地震、台風二十一号、大阪北部地震などによる被災者支援、災害復旧を主な内容とするものである点、予備費追加の一千億円は後半期の災害等に対応するものである点などから、賛成します。 この間、多くの自然災害が起こりました。犠牲になられた方々に心から哀悼の意を表するとともに、今なお被災されている皆様に心からお見舞いを申し上げます。 災害からの生活再建にかかわって、政府に対して、緊急、切実な二つの問題への対応を求めます。 第一に、災害救助法に基づく応急修理……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 入管法等改正案についてお聞きします。 総理は、十三日の本会議で私の質問に対して、新しい外国人受入れ制度と技能実習制度は趣旨、目的が異なる、こう答弁されました。つまり、別物だと説明してきたわけであります。これは配付資料でも御紹介しております。 しかし、実際調べてみますと、技能実習生からの移行が非常に大きな部分を占めるということがわかりました。これを見ていただきたいんですが、これは、法務省が提出した資料をもとに、十四業種ごとに初年度どれだけ技能実習生からの移行を見込んでいるか、その割合を示したものであります。 素形材産業、産業機械製造業、電気・電子情……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 早速質疑に入りたいと思いますが、二月二十七日の予算委員会第六分科会で、私の質問に対して更田委員長が答弁をいただきました。 その質問というのは、関西電力が、福井県若狭湾の三原発、美浜、高浜、大飯について、鳥取県の大山からの火山灰の厚さが最大で十センチであることを前提に再稼働を申請し、規制委員会も十センチを前提に許可を出したというものなんですが、その後、規制委員会が新しい知見として、京都市の越畑地点で大山の火山灰が二十五センチという新知見を確認された。規制委員会は、これに基づいて、今、報告徴収命令を出して、関西電力に再調査をさせております。そうであれば、……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、参考人の皆様、大変お忙しいところ、貴重な御意見をありがとうございます。 私は、北陸信越ブロックから国会に送っていただいておりまして、福井県もそこに含まれております。つい先日も高浜の方に伺わせていただきまして、いろいろお話を伺ってまいりました。 野瀬参考人にお伺いしたいんですが、町長というお立場で、やはり町内にはいろいろな意見もあって、かつ四十年を超えた原発ということでありますので、いろいろあると思うんです。 私は、二〇一七年に、高浜の、高浜原発から更に奥の方の、半島の更に奥の音海地区というところに伺っていろいろお話を聞いてきたんですが、……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私からは、ことしの二月二十七日の予算委員会第六分科会、また三月二十八日の当委員会でも取り上げました火山灰の問題についてお聞きをしたいと思います。規制委員会の審査とは何かが問われるテーマだと思っております。 関西電力の三つの原発、高浜、大飯、美浜原発について、大山が噴火した際に降り積もる火山灰の厚さ、これが、いわゆる再稼働の前提となる原子炉設置変更許可の際には十センチでありました、三原発とも。ところが、変更申請が許可された後、新たな知見が得られたということで、この新たな知見は、二十五センチではないかという知見であります。この新しい知見を受けて、規制委員……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 まず、技能実習生についてお聞きしたいと思います。 私、先日、二月十五日の予算委員会で、日立製作所の笠戸事業所、これは山口県下松市にあるんですが、技能実習生九十九人が解雇をされ、うち七十三人が帰国を強いられた問題を取り上げました。これは、実習生には何の落ち度もなくて、日立側が実習生に計画外の作業をさせていたということが原因であります。 今回、この笠戸事業所以外の日立系列の事業所でも類似の事案が起きていたということが明らかになりました。朝日新聞の三月五日によりますと、ある事業所では、電気機器組立てを目的とする実習生がたくさんいたのに、その実習の必須の業……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 冒頭、先ほど源馬委員も質問しましたが、昨日、東京品川入管で起きた事案についてお聞きします。 ちょっとまだ事実も、全体もまだわかっていないんですが、収容中の方が体調を崩されて、家族あるいは友人の方が救急車を二度呼んだにもかかわらず、本人とその救急隊を面会させなかったというふうにお聞きをしております。 まず、法務省に二点確認したいんですが、昨日は火曜日、医師と看護師の方は十七時以降は東京入管にはいなかった、これは間違いないか。 もう一点は、被収容処遇規則の第三十条では、所長等は、被収容者が罹病し、又は負傷したときは、医師の診療を受けさせ、症状により適……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
憲法は、三十二条で国民の裁判を受ける権利を保障しております。全国どこにいても、国民は、裁判を受ける権利、十分な司法サービスを受ける権利がある。
最高裁にお聞きしたいんですが、本法案は、その権利を実質的に保障していくために、裁判部門の体制の充実を図るものであります。これは裁判所にとっても最も大きな課題の一つだと思いますが、間違いありませんか。
【次の発言】 昨年の参議院の法務委員会、二〇一八年四月一日では、裁判所にとって最も大きな課題の一つと答弁されているんですが、これは変わったということですか。
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
厚労省と法務省は、外国人技能実習制度の柔軟化に向けた検討チームを立ち上げて、三月十九日に初会合を開いております。
厚労省にお聞きしますが、なぜこの検討チームを立ち上げることになったのか、そのきっかけは何なんでしょうか。
【次の発言】 自民党の法務部会の決議がきっかけであったと。
三月十九日の初会合には二団体を呼んだと聞いておりますが、どの業種の団体で、どのような意見が出たんでしょうか。
【次の発言】 これはいつまでに結論を出されるのか。それまでにどのような団体を呼ぶつもりなのか。その中で、技能実習生から話を聞く予定はあるんでしょうか。
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 本法案は強制執行におきます幾つかの改正点があるわけですが、まず大前提としまして、大臣に、そもそも給与の差押えというものが持つ意味についてお聞きしたいと思います。 資産は資産で大変な問題はありますけれども、やはり給与となりますと生活に直結してくると思っております。 例えば、低所得の方が給与を差し押さえられたということもありますし、あるいは、今、貯蓄ゼロ世帯というのが非常にふえておりまして、全世帯の三割に達するとも言われております。こういう方が給与を差し押さえられると、たちまち生活できない。 さらに、給与の差押えということをされますと、会社にも知られ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
きょうは、参考人の皆様、本当に貴重な御意見をありがとうございます。
早速ですが、まず山本参考人にお伺いしたいんですが、昨日、私、当委員会の質疑で、差押禁止債権の範囲変更の申立てが何件かということを聞きましたらば、二〇一七年は、給与に関してなんですけれども、給与に限りますと、申立てが五件のみで、認められたのはゼロ件だったという答弁がございました。
これは、何でこの手続がここまで使われていないのか、ちょっと御所見を教えていただければと思います。
【次の発言】 では、重ねて山本参考人にお伺いしたいんですが、では、教示すれば活用されるようになるということだ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私は、まず、第三者から給与債権に関する情報を取得する制度についてお聞きをいたします。 四月二日の質疑で、山下大臣も、給与の差押えについては、その生活を維持するのに困難を来すことになるなど、債務者に与える影響は非常に大きいと答弁されました。 第三者からの情報取得につきましては、中間試案の段階では、全ての債権者が市町村など第三者から情報制度を利用できるということだったと思うんですが、しかし、その後の法制審の議論を経て、養育費等の債権、生命身体の侵害による損害賠償請求権を有する債権者のみが利用できる制度として限定をされたということであります。 法務省に……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは一般質疑でありまして、いわゆる報告書の集中質疑ではないわけですが、そこに向けて、具体的な事案を参考にしつつ、お聞きをしていきたいと思います。 最低賃金以下というものが幾つになるのかというのはやはり一つ大きな論点だと思っております。それとの関係でいいますと、重層下請構造、下請が連なっている、そういう場合は、最賃が引き上がっていっても、それに見合ういわゆる取引代金、単価、元請から下請に払われるこの単価がそれに見合って引き上がっていかないと、なかなか、最賃が上がっても、労働者の手に渡る賃金は最賃割れということに結局はなってしまうということがあるわけ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 さきの臨時国会で私たちが問題にした聴取票の取りまとめ、この中身もそうですが、やはり表現ぶり、これなんですね。失踪した原因は実習者の側にあるという印象操作だと我々は指摘をいたしました。大臣の答弁も、九割の技能実習はうまくいっている、こういうことなんですね。で、今回はどうなのかということであります。 私、今回の報告書、何度も読ませていただきましたけれども、印象としては、失踪については、野党の最賃以下七割という言い分は間違っている、失踪技能実習生の再聴取をしたが曖昧な言い分だった、実習先企業の言い分は客観的資料で裏づけられている、こういう印象が物すごく強く……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 東日本大震災や熊本地震を始めとする大規模災害におきましては、やはり所有者の把握というものが困難なケースが多くあったということであります。復旧復興関連事業や町づくりのための事業というものが阻害されているという点も事実だというふうに思います。そういう点で、今回の法案というのは、そうしたものに対応するものだというふうに認識をしております。 そして、これから起きるかもしれない災害の防止という点もかかわっていると思っておりまして、長野県、私は北陸信越ブロックで長野県も入っているんですが、岡谷というところでは、二〇〇六年の七月に大規模な山腹崩壊というのが起きまし……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
私は、外国人の人権の問題についてお聞きをしたいと思います。
まず前提として、大臣に確認したいんですが、大臣は当委員会の質疑でも、外国人の入国を認めるか否か、認める場合にどのような条件のもとにこれを認めるかについては、国家の自由裁量に属すると答弁されております。国家の自由裁量というわけですが、その根拠というのは何だというふうにお考えでしょうか。
【次の発言】 今大臣がお触れになったマクリーン事件最高裁判決、これでもやはり国際慣習法ということが、今答弁ありましたけれども、挙げられておって、そのもとで広い裁量があるんだ、こういうことであります。
マクリー……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 本法案は、既に存在する戸籍副本データ管理システムを利用して戸籍関係情報をデータベース化するとともに、この戸籍関係情報をマイナンバーとひもづけするものであります。 この間、政府組織が抱える多くの情報がマイナンバーに組み込まれてきました。このもとでマイナンバー制度に関する情報漏えい事件も相次いでおります。 個人情報保護委員会にお聞きしたいんですが、二〇一五年十月からマイナンバー制度の運用が始まっておりますが、その後、年度ごとに個人情報漏えい事件が何件あるのか、そして、そのうち重大な事態とされるものは何件か、お答えください。
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
私は、きょうは再審制度についてお聞きしたいと思います。
再審制度は、いわゆる無辜の救済、無実の人が冤罪に問われることはあってはならないという立場で、確定した判決をやり直すものであります。これは、無実の人を救うための非常救済手段であって、その判断は非常に重いというふうに思います。
まず大臣にお聞きしたいんですが、大臣も同じ認識ということでよろしいでしょうか。
【次の発言】 そうした大事な非常救済手続ということなんですが、しかし、その手続の中身を見ますと、これは、実体は非常に少ないし古いということであります。
再審に関する現行刑訴法の条文は二十条に満……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 法務省は、今回の法案の提案理由の中で、現在、児童養護施設等の中には、保護者がいないことや虐待を受けていることなどが原因で、多数の子が入所しておりますが、その中には、特別養子縁組を成立させることにより、家庭において養育することが適切な子も少なくないと説明をされています。 こうしたやはり虐待、あるいは経済的事情もあると思います、何らかの事情によって実の親が育てられない、そうしたお子さんを含めて全ての子供が成長と発達を保障されていくというのは、私も重要な課題だというふうに思っております。本法案は、今お話があったように、その選択肢の一つである特別養子縁組につ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、参考人の皆様、本当に貴重な御意見、ありがとうございます。 伊藤参考人や安藤参考人から、期せずといいますか、子供に伴走するという言葉をいただきました。サヘル参考人からは案内人という言葉もいただきまして、言葉は違うんですけれども、皆さん方それぞれがやはりそうした趣旨ではないかと思って御意見を伺っておりました。そういう制度を、やはり本法案にとどまらず、つくっていかなきゃいけないし、そういう社会をぜひつくっていきたいというふうに思っております。 それでは、質問したいと思います。まず、影山参考人と伊藤参考人にお伺いいたします。 今、政府は、児童養……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 先日、二十二日の参考人質疑というのは、大変、私自身、認識が深まりました。その際、複数の参考人から、児童養護施設等の処遇の改善も必要という意見をいただきました。法案に入る前に、この問題についてお聞きをしたいと思います。とりわけ、実態の把握という点で幾つかお聞きをしたいと思っております。 まず、外国人の子供の実態把握についてお聞きをしたいと思っております。 配付資料の一を見ていただきたいんですけれども、これは、東京都の児童相談所が調査をされている、調査といいますか報告されている実態概要というものの二〇一八年度版であります。 児童又は親の少なくとも一人……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
私は、外国人の入管施設への収容問題についてお聞きをいたします。
まず、法務省に確認しますが、全国の入管施設の外国人の被収容者数は、二〇一六年以降、何人になっているか。そのうち、収容期間六カ月以上一年未満、一年以上一年六カ月未満、一年六カ月以上の被収容者の割合は、それぞれ何名でしょうか。
【次の発言】 通告では、二〇一八年度分の前の二〇一六年と二〇一七年も、同じように、六カ月、一年、そして一年六カ月以上というようにお聞きしていたと思うんですが。
【次の発言】 通告はしていたので、ちょっと後でまた確認していただきたいと思うんですが、ざっくりした、法務省か……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 まず初めに、本法案の改正に関連して、関係者の皆様の長年にわたる人権の擁護を始めとする幅広い活動に対しまして、心から敬意を申し上げたいと思います。 本法案の第一条には、「国民の権利を擁護し、もつて自由かつ公正な社会の形成に寄与することを使命とする。」とあります。この使命規定に関連しまして、ここで言う自由かつ公正な社会ということにつきましてお聞きをしたいと思います。 四月十一日の参議院の法務委員会で、大臣は、我が党の仁比委員の質問に対しましてこう答弁されております。「司法書士が国民に身近な法律家として幅広く国民の権利を擁護することが期待されていることに……
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、二〇一八年度第二次補正予算案に反対の討論を行います。 今回明らかになった統計不正の結果、雇用保険や労災保険などで約二千万人、五百六十七億円の被害が生まれており、一刻も早い救済が必要です。 同時に、今回の不正は、政府の経済認識、景気判断、税や社会保障、雇用などの政策判断に係るものであり、その影響は甚大です。 厚労省は、不正の事実を知りながら組織的隠蔽を行っていました。しかも、政府・与党が、与野党国対委員長会談での全容解明に努力するという約束もほごにして、関係者の参考人招致を拒み、真相にふたをしたまま採決を強行しようとしていることは、断じて許せません。……
○藤野委員 安倍政権は、昨年、わずかな審議時間で入管法改定を強行し、ことし四月から、外国人労働者の受入れを拡大しようとしております。受入先の多くが技能実習生からの移行を見込んでおります。ですから、技能実習制度の実態をどう捉えるのか、これは新制度のあり方に直結する問題だと思っております。 この点で、最近、三菱自動車や日産自動車など、日本を代表する大企業で、実習生が実習計画と違う作業、異なる作業を強いられる事態が相次いでおります。法務省と厚労省は、ことし一月二十五日、三菱自動車に対して、技能実習生に計画と異なる作業をさせていたという理由で、異例の処分を行いました。 法務省にお聞きしますが、事案……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、意見陳述人の皆さん、大変貴重なお時間をいただきまして、貴重な御意見をいただきました。本当にありがとうございます。今後の予算審議にしっかりと生かしていきたいと思っております。 私も、この長野を始めとする北陸信越ブロック、長野、新潟、石川、富山、福井という比例から国会に送っていただいておりまして、きょうこの長野市で公聴会ということで、大変うれしく思っております。 また、午前中視察させていただいた山ノ内は、実は子供のころから何度も行っておりました。といいますのも、あそこは全国の保育士の皆さんが交流する全国保育団体研究集会というのが一九六九年から……
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、二〇一九年度予算三案に反対の討論を行います。 そもそも統計不正は予算の土台を掘り崩すものであり、その解明は予算審議の前提です。にもかかわらず、真相の解明を行わず、実質賃金のマイナスを隠したまま採決を強行するなど、到底認めることはできません。 統計不正問題の真相解明は、与野党を超えた国会の責務です。 ところが、政府・与党は、必要な資料の提出を拒否し、真相解明のキーマンとなる参考人の招致を拒み続けました。 特別監察委員会の報告書は、厚労省職員がその作成に深く関与していたお手盛り調査であることが野党の追及で明らかになりました。さらに、一昨日出された追加……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私も、関電の原発マネー還流問題を質問したいと思います。 この間、高浜町や福井県がそれぞれ独自の調査結果を発表しております。十一月十五日には、高浜町が、監査委員からの特別監査実施報告を発表しております。 これを見ますと、森山栄治元助役が取締役だった警備会社オーイング、この会社は、二〇〇〇年以降の二十年間、高浜町から五百八十三件の契約を全て随意契約で受注していたという結果であります。契約金額は約一億五千万円と報告されております。吉田開発株式会社、これも森山栄治氏と関係があるわけですが、高浜町から同じ二十年間で百三十六件、約十九億円の工事を受注していたと……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、参考人の皆さん、本当にありがとうございます。 アドバイザリーの皆さん方からまさに一様に、今までも指摘はありましたけれども、七つの提言の実施計画とその進捗状況の国民への公表という御指摘がありました。私自身も本当に改めてやらなければならないなというふうに思いましたし、私からも委員長に改めて御尽力のほどを心からお願いをしたいと思います。 その上でちょっとお聞きしたいんですが、国会法の附則第十一項には、先ほど来御指摘あるように、政府が国会事故調の報告書を受けて講じた措置について、当分の間、国会に報告書を提出しなければならないと規定をされております……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 まず冒頭、台風十九号の被害により大変な被害を受けていらっしゃる皆様に心からお見舞いを申し上げます。 私、北陸信越ブロックというところから国会に送っていただいておりまして、発災直後には、長野県、千曲川が決壊した現場にも行かせていただいて、長野市や佐久市に行かせていただきましたし、二十日には新潟県の長岡市、上越市、そして、きのうも再び長野市、千曲市に伺ってまいりました。 本当に、避難所の生活の改善や泥の除去、被災ごみの処理、生活の立て直し、商店や農業の被害補償など、課題は山積みだというふうに実感をしております。 法務省といたしますと、被災した土地の権……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
早速質疑に入りたいと思います。
大臣は、先日六日の所信質疑の中でこう述べられました。法務省は法をつかさどる役所であり、正義の実現のために力を尽くすべきであると。
きょうも答弁されていらっしゃいましたけれども、改めて、この法務省に期待される役割について答弁いただければと思います。
【次の発言】 大臣は、同じ質疑の中で、法務省というのは、今回、多文化共生社会の実現に向けて総合調整機能を担うことになると。
この多文化共生社会、つまり外国人についても、今大臣が述べられた正義の実現、これは当然求められると思うんですが、それでよろしいでしょうか。
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 まず冒頭、桜を見る会についてお聞きしたいと思います。 前の法務大臣も、いわゆる私費でアナウンサーの方に多額の給与を払ったということなどが報じられて辞任をされた。経済産業大臣も、私費でメロンやカニか何かを配ったということが報じられて辞任をしたということであります。私費でやったら大臣辞任、あるいは、今後の展開では議員の職もどうなるかもわからないというような大問題だということであります。 これを、税金を使った公的行事で食べ物とかお酒とかお土産を配ったら許されるのかということが今大問題になっております。これは徹底的に究明しないといけないと思うんですね。 ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私からも、まず冒頭、香港の弾圧、デモに対する言語道断の野蛮な暴挙につきまして強く抗議をするとともに、即刻中止を求めたいと思います。 私ども、先ほど山尾委員も御紹介いただきましたけれども、党として対応しておりまして、十月十六日には、孔鉉佑中国大使に正式に委員長から抗議と中止を求めましたし、実弾発砲事件が起きました直後には、十四日に、今度は中国政府に対して弾圧の即時中止を求める声明も送付をしております。 といいますのも、やはりこの一連の弾圧というのが中国政府の承認と指導のもとに行われているというのは、これはもうさまざまな経過から明らかでありますので、や……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
早速質疑に入らせていただきます。
本法案は、株主提案権に新たな制限を加えようとしております。法案の三百四条二号では、いわゆる不当な目的の場合、例えば、自己若しくは第三者の不正な利益を図る目的などの場合、あるいは第三号では、株主総会の適切な運営が著しく妨げられ、株主の共同の利益が害されるおそれがある場合、会社は株主提案を拒絶できるということであります。
まず、法務省にお聞きします。
この三百四条などに該当するかどうかについて、どの機関が判断するんでしょうか。
【次の発言】 それでは、三百五条についてはどの機関が判断するんでしょうか。
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 参考人の皆さん、きょうは本当にありがとうございます。 まず初めに全員の参考人にお伺いしたいんですが、ちょっと重なるんですけれども、電力会社に対する例えば脱原発の株主提案運動という、運動といいますか、そういう提案権の行使がございます。私は、これは、みずからの主張だけでなく他の株主にも働きかけてコミュニケーションをとって、ひいては会社との信頼関係を醸成していくという点で、まさに会社法が期待する活動だというふうに思っておりますが、今回の法案で、こうした提案も濫用とされるおそれがあると思うか、その場合、何号が問題になってくるのか、これをちょっと教えていただき……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
きょうは、役員報酬の問題についてお聞きしたいと思います。
先ほど松田委員も質問されていましたが、まず、法務省に確認いたします。
本法案を議論した法制審の中間試案の段階では、役員報酬の個別開示も検討とされていたと思いますが、最終的には落ちてしまった。
なぜ役員報酬の個別開示は盛り込まれなかったんでしょうか。
【次の発言】 先ほどもおっしゃいましたけれども、プライバシーというのは理由にならないと思うんです。おととい神田参考人もおっしゃっていましたが、今既に金融商品取引法のもとで、年総額一億円以上なんですけれども、報酬は個別開示されているんですね。です……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私は、性暴力をなくすための刑法改正について質問いたします。 ことし四月から、毎月十一日にフラワーデモというものが行われております。十一月は、東京駅前の広場で三百人が参加をいたしまして、私も参加をしてまいりました。これは、デモという名前がついていますけれども、実際には、何か行進したりするわけでもなく、性暴力の被害者の方あるいは支援者の方が静かにお話をされる、そういう場でございます。 今月の十一日、ある女性は、兄弟がたくさん寝ているその場所で、子供のころ、父親に性暴力を受けたと。私が家族を守らないといけないという思いで、母親にも相談できなかった。家族を……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 早速質疑に入らせていただきます。 今回、外国弁護士制度をまた改正するということですが、我が党は必ずしもこの制度自体を否定しているわけではありません、当然ながら。ただ、これは、歴史的にも、そして今現在の問題から見ても、やはりしっかり考える必要があるというふうに思っております。 歴史的に見ますと、日本における外国人弁護士制度というのは非常に複雑な歩みをしてきたと思うんですね。 第二次世界大戦に敗戦した後、一九四九年に弁護士法が制定されるわけですが、そこには、七条で外国人弁護士受入れ制度というのが設置をされておりました。この七条というのは、もう極めて緩……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私は、関電の原発マネー還流問題についてお聞きします。 関電幹部らが高浜町の元助役から、わかっているだけで三億二千万円相当の金品を受け取っていた。この問題は、決して一企業の金銭不祥事などではありません。国策として進められてきた原発推進政策と不可分一体の問題であります。私は、政府の責任が問われている立場で質問をいたします。 関電が十月二日に発表した報告書では、こう書いてあります。「森山氏は、その際、当社の経営トップから受け取ったという手紙やはがき等を保管しており、「発電所立地当時の書類は、今でも自宅に残っており、これを世間に明らかにしたら、大変なことに……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、経産委員会での質問の機会をいただきました。富田委員長を始め理事、委員の皆様に感謝を申し上げます。 先ほど来、業務改善命令にかかわる経産省の隠蔽、改ざん問題が取り上げられております。実は私、これは当事者でありまして、といいますのも、私、三月十六日に、この問題についてペーパーで同じ資料を要求しているんですね。 今回、三月二十六日、この秘書課の文書によりますと、いろいろあるけれども、三月二十六日木曜日に外部からの情報公開請求があり、不適切な点があったことを把握したと。三月二十六日になっているんですが、私どもは、ペーパーで、三月十六日、十日前に要……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私も冒頭、今、斉木委員や日吉委員からお話もありました今回の規制委員会の問題についてお聞きをします。 更田委員長は、きょう、所信といいますか、冒頭お述べになった中の最後に、「我が国の原子力規制に対する信頼の回復は、いまだ道半ばにあります。」こうおっしゃいました。今回の問題がこの道半ばにある国民の信頼に対してどういう影響を与えるかということであります。 私自身、この委員会でもこの関電の三原発の火山灰の問題を質問させていただきましたし、我が党でいえば、笠井議員なども質問されております。これは適合か不適合かにかかわる重大問題だから、やはり繰り返し取り上げて……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私、北陸信越ブロックというところから選んでいただいておりまして、新潟の柏崎刈羽原発、石川の志賀原発、そして福井の若狭の原発群というものが地元にあります。原子炉の数でいえば、日本の原子炉の約半分が集中するのが私の地域になります。 今、ここの、関電高浜原発、そして大飯原発の工事が、あるいは定期検査が行われておりまして、これが新型コロナとの関係で地元で大きな不安を呼んでおります。限られた地域に非常に多くの作業員が集中するからであります。 まず、経産省に確認したいんですが、高浜、大飯、美浜、それぞれの原発で平均何人が働いていらっしゃるでしょうか。
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 昨日、河野防衛大臣が、イージス・アショアの配備計画の停止を発表されまして、私も大変、これは住民の反対の声、そして参議院選挙での審判、こうしたことを受けて、この計画自体が行き詰まった結果だというふうに思っております。本当に、国民世論の力だというふうに思うわけであります。同時に、政治の決断も、やはりこうした大きな事業をとめるわけですね。ですから、大変そういう意味でも大きな動きだと思っております。 同時に、今回の決断の検証もやはり国民の代表機関である国会で行わないといけないわけで、国会の閉会ではなくて、国会の延長も強く求めたいと思っております。 その上で……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 おとといからの後藤委員の質疑は極めて重要でありまして、まさに法案の中心部分にかかわる問題です。 今回の法改正は、大きく言って二つの内容があります。 第一に、六十三歳の検察官の定年年齢を六十五歳に引き上げる。これは、全ての検察官に適用されます。この部分は、我が党を含め、異論はないわけですね。 ところが、本法案はこれだけではありません。第二に、ある特定の検察官については、定年年齢を超えて勤務延長を行うことができるようにする。つまり、ある検察官は定年年齢を超えられるけれども、別の検察官は定年年齢を超えられない可能性が出てくる。 例えば、ある検察官は、……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 まず、私、クー・トゥー運動についてお聞きをしたいと思っております。 クー・トゥーというのは、靴を履くことに伴う苦痛、そして性暴力を告発するミー・トゥー運動に合わせてつくられた言葉でありまして、昨年の一月に女優の石川優実さんがツイッターで投稿されて一気に共感の声が広がって、署名も三万筆を超えまして、昨年六月には厚生労働省にも提出をされました。 これは、同じ職種あるいは同じ仕事内容なのに女性だけにパンプスやヒールが強要される、まさに性差別の問題であるということで、同じ職種であれば、同じ仕事であれば、女性にも男性と同じくヒールのない靴の選択肢を与えてほし……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 森大臣は、昨日の会見、そしてきょうの委員会冒頭で、この間の一連の答弁について一定の謝罪と撤回を行いました。しかし、この問題の重大性に鑑みれば、謝罪と撤回では到底済まない。きょうも、先ほどの川内委員の質問のときに、内閣人事局と一月二十三日に協議していたという新しい事実も出てまいりました。 本当に、この間の事態、私も予算委員をやらせていただいておりまして、ずっとこの問題、質疑を聞いてまいりましたけれども、森大臣が法務大臣という重責を担う資格があるのか、ますます厳しく問われていると思います。 私は、国会への答弁のあり方という問題と、そしてその答弁の中身、……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 今の質疑を聞いておりまして、我が党は二〇一二年にこの特措法そのものに反対をしたわけですが、この法律が内包する危険性というのが浮き彫りになったなというふうに感じております。ましてや、今の政権で、定年延長の問題でも、その社会情勢の変化という言葉がまさに出されているわけで、本当にいろいろな意味でちょっと考えさせられる質疑だったと思っております。 私も放送法三条のことをお伺いしようと思っていまして、副大臣にお聞きしたいんですが、三条に、「法律に定める権限に基づく場合でなければ、何人からも干渉され、又は規律されることがない。」とあるんですが、ここで言う「法律に……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 新型コロナウイルスは日本社会全体に大きな影響を与えていると思います。さまざまな省庁にかかわる動きの中で、当法務委員会との関係でいいますと、きょう、冒頭取り上げさせていただきたいのは、この新型コロナの問題を特定の国へのヘイトスピーチに悪用している動きがあるという問題であります。 昨日、志村けんさんもお亡くなりになりました。私も心からお悔やみを申し上げたいと思っております。 しかし、この亡くなられた志村けんさんのことまでヘイトスピーチに悪用されて、例えば、志村さんは中国人に殺されたとか、中国人が殺したとか、そういう憎悪をあおるような悪質なツイートが大量……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私は、日本共産党を代表して、裁判所職員定員法改正案に反対の討論を行います。 三権分立を規定した日本国憲法のもとで、司法権を担う裁判所には、独立してその定員や人件費等を定める権限が与えられています。にもかかわらず、本法案は、政府の定員削減要求に最高裁が協力し、裁判所全体で定員十七人減という過去最大の減員を行おうとするものです。こうしたやり方は、裁判所の使命である国民の裁判を受ける権利を保障することに逆行するものです。 最高裁によって地方から大規模庁への定員シフトが続けられてきた結果、地方では人員不足による繁忙な裁判所が増加しています。いわゆる二人庁は……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私は、先日出されました緊急事態宣言にかかわって、まずお聞きしたいと思います。 今、新型コロナウイルスの感染拡大防止等、あるいは治療などのために日夜奮闘されている多くの関係者の皆様に心からの敬意を表したいと思います。 他方、政府や与党の一部からは、この新型コロナウイルス感染拡大という状況を、改憲、憲法を変えるという議論に結びつけようという動きがあります。いろいろな発言がありますけれども、中でも、何といっても、先日、安倍総理自身が、六日の衆議院議運委員会、参議院議運委員会で、かなり、最も強い発言をされていると私は思います。 衆議院では、自民党が示した……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
まず、黒川氏のかけマージャンについて、本日の審議を通じて、常習性の有無というまさに中心問題について、当然やるべき調査をやっていないということが明らかになりました。そういう意味では、これは委員長にお諮りしたいんですが、当然やるべき調査、例えば、記者の方への聴取とか、あるいは黒川氏とどういう調査をしたのかも含めてですが、必要な当たり前の調査をやった上で、来週にでも法務委員会をもう一度開いて審議すべきだというふうに思います。
委員長、お願いします。
【次の発言】 その上で、大臣にお聞きしますが、大臣は進退伺を総理に出された、そして、総理は強く慰留されたと答……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 大臣は、黒川元東京高検検事長のかけマージャンの問題で安倍総理に進退伺までお出しになって、総理から検察の信頼を立て直してほしいと強く慰留されて、大臣の職にとどまっております。つまり、検察の信頼回復というのが森大臣の最大の仕事の一つだと思うんですね。 その点で今最も問われているのは、黒川氏への処分について誰がどういう理由で決定したのか、国民に納得できる説明を大臣がされることだと思います。これ抜きに検察の信頼回復はあり得ません。なぜ黒川氏は訓告処分なのか。裏返しますと、誰が黒川氏を懲戒処分にしないという決定を行ったのかということであります。 もちろん、前……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 三人の参考人の皆様には、大変御多忙の中、きょうは御出席をいただきまして、貴重な御意見を本当にありがとうございます。 和氣参考人から、犯罪の被害者遺族としての思い、そして、最大の被害者支援は被害者を生まないことである、加害者をなくすことであるというこの御指摘は、本当に重く受けとめたいと思っております。 その上で、まずは久保参考人にお聞きをしたいんですが、非常に骨太な、条文化の必要性は、法的安定性の観点から一定の意義がある、ただ、罪刑法定主義の観点、そして実際の運用での検察官の裁量に左右されるという点、非常に太い視点で、論点といいますか、御指摘をいただ……
○藤野委員 私は日本共産党の藤野保史です。 私は在日米軍の駐留経費の負担増についてお聞きします。 ことしは日米安保条約六十周年ということで、この節目の年に、今、米トランプ政権から、この在日米軍駐留経費について不当な増額要求が突きつけられている。 例えば、昨年十二月三日には、トランプ大統領自身が、NATOの事務総長との会談の冒頭でこうおっしゃっている。晋三には、君たちは我々を助けないといけない、我々は多くの金を払っているんだ、君たちは裕福な国なんだろうと伝えたと発言されております。私が驚いたのは、それに続けてトランプ大統領がこう言っているんですね。彼は多くのことをやってくれるだろう。英語で……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私は、消費税増税の影響についてお聞きをします。 安倍総理は、消費税を二度にわたり増税した初めての総理大臣です。八%への増税の痛手から暮らしも経済も抜け出していない段階で一〇%増税を強行した、このことが深刻な事態を生んでいると感じております。 富山とか新潟とかいろいろなところで話を聞いてきましたが、一つだけ紹介しますと、八十二歳の女性が、それまで電動カートを使って遠くのスーパーまで買物に行っていたんですが、そのスーパーが破産してしまって、近くに行けるスーパーがなくなってしまった、こういう声もお聞きしました。 配付資料の一を見ていただきたいんですが、……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 まず、新型コロナウイルス対策についてお聞きします。 本日、新たに日本人二名の方の死亡が明らかになりました。このお二方はダイヤモンド・プリンセス号の乗客で、ウイルスに感染し、入院して治療を受けていらっしゃった。大変残念ながら、お亡くなりになりました。心からお悔やみを申し上げたいと思います。 きのうから、このダイヤモンド・プリンセス号の乗客の下船が始まっております。滞在先として受入れを表明した愛知県岡崎市の藤田医科大岡崎医療センター、私も心から敬意を表したいと思いますけれども、十八日夜に、無症状で陽性だった二十四名の方とその家族八名、合計三十二名が収容……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 今、新型コロナウイルスの感染拡大によって国民の多くが不安を感じております。 政府は、昨日、基本方針を発表しました。この中で、患者、国民、医療機関に対してはさまざまなことを要請しております。医療機関に対しては、ベッドを確保しろとか、いろいろ要求しているわけであります。 これだけ多くのことを患者や国民、医療機関に要請するのであれば、それにふさわしい財政措置が必要だというふうに思います。 ところが、現在審議されている二〇二〇年度予算案には、コロナ対策費は一円も計上されておりません。また、政府の財政措置は、予備費百三億円を含む総額百五十三億円にすぎない、……
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の二〇二〇年度一般会計予算外二案に反対、立憲・国民・社保・無所属フォーラム及び日本共産党共同提出の予算組み替え動議に賛成の討論を行います。 政府は、昨日の予算委員会終了後、全国の小中高校、特別支援学校に、来週から休校を要請すると発表しました。なぜ全国一律なのか、なぜ方針を変えたのか、子供を抱える親の仕事はどうなるのか、子供の学ぶ権利は保障されるのかなど、多くの問題に対する政府の現状認識と展望が具体的に示されていません。このため、現場をよく知る首長からも、医療関係者など社会を支えている職種の親はどうするのか、社会が崩壊しかねませんなどの懸念が表明……
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、二〇二〇年度補正予算案及び同予算に対する組み替え動議、いずれにも賛成の討論を行います。 本補正予算に求められているのは、新型コロナウイルスへの対応に当たって、感染爆発と医療崩壊を絶対に起こさないこと、日本に暮らす全ての人の生活と営業を守り抜くことです。 感染爆発と医療崩壊をとめる上で大きな鍵となるのが、PCR検査の体制を抜本的に改善、拡充することです。ところが、本案には、PCR検査センターを想定した予算は全く計上されていません。 新型コロナへの対応で一病院当たり月二億円の減収という試算もあり、全国約千二百のコロナ患者受入れ病院に当てはめれば半年で一……
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム並びに日本共産党提案の組み替え動議に賛成、政府提出の第二次補正予算案に反対の討論を行います。 第二次補正予算案には、国民の世論と野党の論戦に押されて、一定の前向きな支援策が盛り込まれています。例えば、雇用調整助成金の一万五千円への上限引上げや家賃支援給付金、学生支援給付金の創設などは、問題点はあるものの、賛成できるものです。 しかし、決定的な問題は、予算の三分の一を占める十兆円もの予備費です。 国が財政活動を行う場合には、国民の代表である国会の審議と議決が必要であり、政府に白紙委任してはならないというのが、憲法……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 今、九州及び全国各地で梅雨前線による豪雨被害が広がっております。 私は、十二日に、被害が大きかった熊本県人吉市、球磨村でその実態を見てまいりました。現状極めて深刻で、こういう大変な状況のときに、なぜ安倍総理も武田防災担当大臣もこの委員会に出席していないのか、この点については強く抗議をしたいと思います。 しかしながら、急を要する問題がありますので質問をいたします。 第一に、政府が分散型避難を呼びかけている、そのもとで、自宅や親戚宅に避難されている方がたくさんいらっしゃいます。しかし、そこに物資や医療の支援が届いていないという状況が現状であります。 ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 安倍総理は、八月二十八日に辞任を表明されましたが、その後も総理として執務を継続されております。新型コロナ対策については、この任にある限り責任を持って全力を挙げるとおっしゃいましたし、先日は、敵基地攻撃能力について、保有する方針を在任中に決める旨を発言されました。 この敵基地攻撃能力というのは、安保法制に次ぐ重大な政策変更になります。まさに国の進路にかかわる政策変更を辞任を表明した総理がやると言い、しかも、そのことを国会で国民にも説明しない。こんなことは絶対に許されません。 委員長にお諮りしたいんですが、先ほど大串委員からも指摘がありましたけれども、……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、原発の運転期間である四十年ルールについてお聞きをします。 配付資料の一を見ていただきますと、これは、いわゆる原子炉等規制法の四十年ルールにかかわる条文であります。四十三条の三の三十二、ここに、原子炉を運転することができる期間は、第四十三条の三の十一の三項、すなわち最初に使用前事業者検査の確認を受けた日から起算して四十年であるというふうに規定をしております。 これは、あの三・一一東電福島第一原発事故を受けて、原発の運転期間、すなわち寿命を日本で初めて法定化したものであります。実際、この法律、規定に基づいて、先ほど更田委員長からの報告にあった……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
大臣は所信で、法の支配という言葉、五回使われております。
先ほど階委員との質疑で大変大事な答弁があったと思うので、確認させていただきたいんですけれども、法の支配の内容について大臣はどのようにお考えなのか、ちょっと確認させてください。
【次の発言】 きょうは、私、日本学術会議の問題を質問したいと思うんです。
というのは、これは単に六名の学者の方の問題ではないし、学術会議だけの問題でもない、まさに国民全体の権利、自由、これに深くかかわる問題だと。今大臣がおっしゃったように、法の支配というものが、まさに国民の権利や自由、これを擁護していく、それを目的とす……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
きょうは、生殖補助医療で生まれた当事者である石塚幸子さん、そして研究者である才村眞理先生にもお越しいただいております。御多忙のところ、本当にありがとうございます。
まず、石塚参考人にお聞きしたいんですが、この問題について、あるいは法案についてどのようにお感じなのか、少しまとまってお話しいただければと思います。
【次の発言】 本当にありがとうございます。
重ねて石塚参考人にお聞きしますが、情報というお話がありましたけれども、提供者の方についてのどこまでの情報が保障されるべきだとお考えでしょうか。
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 外務委員会では初めて質問させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 今回の在外公館法案には、我が党としても賛成をいたします。ただ、一点申し上げますと、昨年十一月に出された財政制度審議会の令和三年度予算の編成等に関する建議では、在外公館や駐在官事務所を新設するに当たっては、目標設定、評価、検証を定量的に行うことが必要であり、在外公館や駐在官事務所を安易に新設、昇格することは厳に慎むべきであると指摘をしております。これは当然だというふうに思うんですね。 今回、新型コロナの感染拡大で、在外邦人保護の重要性というものが改めて示されました。在外公館……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 規制委員会は、三月二十四日の定例会合で、東電柏崎刈羽原発における核物質防護設備の機能喪失事案を受けて、東電への行政処分方針を決めました。原子炉等規制法に基づく行政処分は「もんじゅ」以来二例目なんですけれども、更田委員長が同日の記者会見で、「もんじゅ」より今回の方が重大だ、規制委員会発足後の命令としては最も大きな判断だと述べていらっしゃいます。 配付資料の一というのは、まさにその規制委員会発足後最も重い命令に関する資料ということになります。今回、そのうち、右側の黄色く塗っている(二)是正措置命令を選んだわけですけれども、同時に、五つ選択肢があるうち、設……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 今日は、アドバイザリー・ボード会員の皆様、本当に貴重な御意見、ありがとうございます。 今年は三・一一から十年目の節目と、黒川元委員長も御指摘されました。 私も、改めて、今日の御提言もお聞きしながらもですが、今日の委員会の前に、この事故調の報告書を改めて読ませていただきまして、ところどころ、非常に今に当てはまるというか、まさに今の事態と重なる思いをしながら読ませていただきました。 先ほど来、東電の柏崎刈羽原発の核物質防護機能喪失の話が出ておりまして、これは、四月十四日に規制委員会が是正措置等の命令というものを出しております。 これはまさに、これよ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私は、福井県の老朽原発についてお聞きをします。 関電の高浜一、二号、美浜三号、いずれも四十年を超える原発であります。四十年ルールがある下で、本来であればやはり廃炉にすべき原発なんですね。しかも、これまでこれらの原発は十年以上動いていなかったという特徴もあります。つまり、四十年以上を超える老朽原発であり、十年以上休眠していた原発である。これまで日本の原発が経験したことのない、ある意味未知の危険を抱えた原発が来月下旬に再稼働しようとしている。私たちは再稼働すべきでないと思っております。 問題は、政府が来月下旬の再稼働に向けて重大な地ならしを何個もやって……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
大臣は所信の中で、様々な困難を抱える方々への取組、この冒頭で、性犯罪、性暴力対策を挙げられました。寺田委員も取り上げていらっしゃいましたけれども、私も今日、この点に関連して質問いたします。
緊急事態宣言が三月二十一日まで延長されました。家が安全でない人にとっては、孤独と恐怖の期間がまだ続くということになります。
内閣府にまず確認したいんですが、コロナ禍の下で、DVや性犯罪、性暴力の相談件数、どのようになっていますでしょうか。
【次の発言】 大臣にお聞きしますが、このコロナ禍の下で、こうしたDVや性犯罪、性暴力が急増している。これはやはり法務省として……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 早速審議に入りますが、本法案の提案理由を読ませていただきますと、こう書いてあるんですね。 裁判所の事務を合理化し、及び効率化することに伴い、裁判官以外の裁判所の職員の員数を減少する必要がある。減少する必要があるというのが提案理由になっております。 ただ、やはり減少する必要があるというのはあくまで結論であって、これこれこれこれこういう立法事実があって、あるいは司法をめぐる状況がこういうふうに変わってきている、だから増やす必要があるとか減らす必要があるとかそういうふうになるわけであって、そうした分析や検証もなしに、合理化するんだから減少だというのは、ま……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 昨年の検察庁法改正問題を契機に、法務省は法務・検察刷新会議を立ち上げ、昨年十二月、報告書が出されました。 そもそもの始まりは、黒川弘務元東京高検検事長の勤務延長を行うという閣議決定が行われた。それに伴って、戦後一貫していた従来の検察庁法の法解釈を百八十度変える解釈変更が行われた。さらに、昨年の通常国会に検察庁法改正案が提出され、内閣の定める事由があると認めるときは特定の検察官の勤務延長を認めるという規定、これがその法案にはあったわけであります。 しかし、結局、黒川氏は賭けマージャンで辞任し、一旦不起訴になりましたけれども、検察審査会の起訴相当、この……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 今日は大変貴重な御意見をありがとうございます。 相続登記の義務化についてお聞きしたいんですが、この点で、先ほど石田参考人から、意思の伴わない、そういう状態をつくるというのは危険だという御指摘がありました。 今年の二月二十五日には、全国青年司法書士協議会の会長声明も出ておりまして、この中で、この相続登記の義務化について、こういう指摘があります。 いわゆる所有者不明土地の問題は、多数当事者の共有状態を解消するための合意形成の困難性にこそ、その原因がある。相続人全員が関与せずとも可能である法定相続分による所有権移転登記を推進することは、法定相続分による……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。
本法案、確かに全国で所有者不明土地が多数存在していると。私は比例ブロックで、新潟、長野、石川、富山、福井とあるわけですが、やはり地元でもいろいろな声をお聞きします。
ただ、この法案、なぜ所有者不明土地が生まれるのかという点に対応しているのかという点で、幾つかお聞きしたいと思います。
前提として、法務省にお聞きしますが、なぜ所有者不明土地が発生していると考えているのか、ちょっと改めて御答弁ください。
【次の発言】 国交省にお聞きしますが、平成二十九年度の地籍調査における土地所有者等の調査では、登記がなくても別途地籍調査をすれば所有者が判明した場合も多……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 通告した質問の前提として、ちょっと民事局長に確認したいのと、それに伴って、大臣にもちょっと確認させていただきたいと思います。 三月二十四日の質疑で、私、局長には、相続登記が義務化されると、それに伴ってケースが増えますよねという質問をさせていただいたんです。 その際、局長はこういうふうに答弁されております。今般、不動産登記法の見直しでは、申請人の手続的な負担を軽減する観点から、申請義務の簡易な履行手段として、相続人登記という新たな登記を創設しておりまして、法定相続分での相続登記に代えて、これにより相続登記の申請義務を履行することが期待されておりますと……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 今日は、少年法の審議に先立って、少年法のそもそもの成り立ちや、あるいは戦前戦後の動きについて質問したいと思います。 少年犯罪者を成人と区別して処遇する制度としては、近代法としては、まず旧刑法があります。これは、満二十歳までは、裁判所の判断で、懲治場に留置できると言われておりました。ただ、実際は、その処遇は成人が入る刑務所以上に刑罰的で、監獄の幼稚園と言われていたそうであります。 その後、一九〇〇年に感化院法ができ、いろいろ対応は変わるんですけれども、結局、基本的には、この時代というのは、少年は懲らしめる、あるいは感化する、そういう客体としての位置づ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 今日は、四人の参考人の皆さん、本当に貴重な御意見をありがとうございます。早速質疑に入らせていただきたいんですが、まず川出参考人と、そして須藤参考人にお伺いしたいと思います。 先ほど川出参考人が、今回、同じ保護処分という言葉でも、特定少年の場合は保護主義ではなく行為責任に基づくものになるというふうにおっしゃって、その保護処分も、行為責任の範囲内でのみ行われる、正当化根拠が違うという言い方もされました。ということは、今回、言葉は同じ保護処分なんですが、特定少年についてはより刑事処分に近づいていく、こういう理解でよろしいでしょうか。
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私は、保護処分についてお聞きします。 配付資料一を見ていただきたいんですが、現行法は二十四条でこういう条文になっております。これに対して改正法は、下の六十四条で特例を設けておりまして、犯情の軽重を考慮してという文言が加わっております。 配付資料の二を見ていただきますと、この犯情という言葉は現行法にもあるんですが、有名なのは刑法二十七条の二、刑の一部の執行猶予に関する規定で、この犯情の軽重というのが掲げられております。要するに、何で犯情の軽重が考慮事情として入っているんですかというのを説明した資料がこれでありまして、そこにありますように、刑事責任に見……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 今大臣から、少年院での職業訓練のお話がありましたので、ちょっと順番を変えて、資格制限の話からお聞きしたいと思います。 先日の参考人質疑で、片山参考人がこうおっしゃいました。 日本看護師協会に電話をして、前科を持った人が看護師の資格を、看護師に就けるのかというのを看護師協会に問い合わせたというんですね。そしたら、受験資格はあるかもしれないけれども、免許は与えられないだろうというお話でした、こう紹介されました。 法務省にお聞きしますが、前科前歴がつくと、看護師免許というのは受けられないんでしょうか。(発言する者あり)
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 早速ですが、配付資料一を御覧いただければと思います。 これは、四月六日の参考人質疑で、法制審の委員も務められた川出参考人がおっしゃったところであります。 黄色い部分なんですが、民法の成年年齢が十八歳に引き下げられたこととの関係をどのように考えるかが結論の分かれ目となるポイントで、部会においても、その点が引下げ賛成論と反対論の最大の対決点でしたとあります。 左の方に、民法上成年となり親の監護権に服さなくなった十八歳、十九歳の者を、少年法上は少年として扱い、保護処分の対象とすることができるのかということが、少年法における介入原理が保護原理であることと……
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、少年法一部改正案に反対の討論を行います。 本案の最大の問題は、立法事実を欠くことです。少年事件は大幅に減少し、再犯率も抑えられています。政府・与党も少年法が有効に機能していることを認めています。今求められているのは、少年法を更に有効に機能させるために、少年処遇に関わる人や現場への支援を抜本的に強化することです。 ところが、本案は、十八歳、十九歳の少年を特定少年と位置づけ、成人と同様に刑事法の応報原理の対象とするものです。これは、少年の健全育成という保護原理に基づく基本理念を後退させる重大な改悪です。 与党推薦の参考人から、言葉は同じ保護処分だが、刑……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私も、階委員、池田委員と同じく、名古屋入管での死亡事件を取り上げたいと思います。 今日は、在日スリランカ協会の副会長、そしてもう一方、傍聴にお見えになっております。そして、国会の議員会館前でも、多くの日本人支援団体の皆さんが座込み、シットインなどの形で抗議の声を上げていらっしゃいます。こうしたまさに重大案件、国内外の注目を集めているということを踏まえて答弁をいただきたいと思います。 配付資料の一を御覧いただきたいんですが、中間報告、ここの十七ページに、死亡当日、三月六日の様子が書かれております。午前八時十二分、「看守勤務員二名が入室し、Aの血圧等の……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 今日は、四人の参考人の皆様、本当に貴重な御意見をありがとうございます。 まず、四人の参考人全員にお聞きしたいと思うんですが、今回、法改正で、退去命令制度そして旅券発給申請命令制度が創設されまして、罰則もつくということなんですが、この制度をつくる理由がいわゆる送還忌避者への対応のためとされるんですが、しかし、送還の機能不全というのは本当に起きているのかというところをお聞きしたいと思うんです。 というのも、そもそも在留外国人というのは、もう二百九十万人に達して、九〇年代後半からすると百万人増えているわけですね。 その中で、二〇二〇年の出入国在留管理白……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私も、今の名古屋入管におけるスリランカ人女性の死亡事件、そして、TBSが報じた、外部病院から入管への診療情報提供書、これについてまずお聞きしたいと思います。 先ほど、寺田委員の質問への答弁で、松本次長は、患者が仮釈放を望んで、心身に不調を呈しているなら、仮釈放してあげれば、よくなることが期待できるという記載について、記載がございますと答弁をされました。 その上で、大臣にお聞きしたいんですが、これは、先ほど、なぜこの部分を記載しなかったのかというのに対して、次長は名誉やプライバシーという言い方をされたんですが、私はこれは成り立たないと思うんですね。と……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 昨日、今の話にもありましたビデオはまだ出てきていないんですが、それ以外、一定の書類が理事会に提出されました。両筆頭の御尽力に感謝申し上げたいと思います。 ただ、与党の方で、コピーは駄目だ、書き写せ、こうおっしゃるんですね。二十一世紀の今、コピーが駄目で、手書きで書き写せと。一体どこがデジタル化なんだというふうに思います。これは強く抗議申し上げたいと思いますし、その分、質問通告も遅れて、多くの方に御迷惑をかけているわけです。これは、コピーを強く、この点からも求めたいと思います。 その上でですが、見せていただいたことで幾つか指摘したいと思うんですが、一……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私も、名古屋入管、スリランカ人女性の死亡事件についてお聞きしたいと思います。 そして、先ほど来お話が出ておりますが、山花委員から大変貴重な指摘をいただきました。私も議事録を読ませていただきましたけれども、やはりこれは、今、階委員から法務大臣への姿勢を問う質問がありました。同時に、私もこの議事録を読んで思ったんですが、やはりこれは立法府の矜持が問われているというふうに思います。午前中、伊藤委員からもこの問題で質問がありました。委員長からも、度々、この問題の重要性が指摘をされております。 まさに、立法府として、与野党を超えて、これは必要なんだということ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 先日、理事会メンバーで、今回の死亡事件に関する資料、二度目の閲覧を行いました。今回も手書きを強いられた、このことには改めて強く抗議したいと思います。 その上で、今回の書き写しを通じて、新たな疑問が浮かびました。 まず、一月二十五日の血液検査結果には、TSH、フリーT3、T4など、今回死因とされている甲状腺、これに関する数値が記載されております。ところが、三月の血液検査結果にはこの数値がない。これはなぜなのか。 また、肺のCT画像が真っ白だということが繰り返し報道されております。ところが、中間報告のパルスオキシメーター、これは血中酸素の飽和度ですけ……
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の第三次補正予算案に反対、立憲民主党、日本共産党共同提出の組替え動議に賛成の討論を行います。 新型コロナの感染拡大の下で、入院も宿泊療養もできず、自宅で不安な日々を過ごし、その中で命を失うという、あってはならない事例が急増しています。まさに医療崩壊の状態であり、今こそ、命を守り抜く立場で、政治が責任を果たさなければなりません。 ところが、第三次補正予算案は、総理が緊急事態宣言は考えてもいないと明言していた時期に、コロナ収束を前提に編成されたものであり、現在の感染拡大に全く対応していません。例えば、本案は、感染拡大を招き、停止せざるを得なくなっ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 私からも、改めて、新型コロナで亡くなられた方々に心からお悔やみを申し上げます。また、現在治療中の方々にお見舞いを申し上げます。 医療、介護、保育など、厳しいコロナの対応、そしてケア労働に携わっていただいている皆さんに、心からの敬意と感謝を申し上げます。 先ほどの審議でもありましたが、この冬の記録的な大雪は各地に被害を与えています。私の地元北陸信越でも深刻な被害が生まれています。一月九日に、私は、富山県の小矢部市、南砺市、砺波市の現場を見てまいりました。ここは、雪害としては初めて災害救助法が適用されました。 今回の雪害の特徴は、短時間に集中的に雪が……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 まず、山田真貴子内閣広報官に御質問いたします。 配付資料を見ていただきたいんですけれども、このA3のやつですが、これは総務省が提出した一覧表を時系列に並べ換えて、関連する事項を加えたものであります。中ほどに山田広報官の接待があるんですが、これを受けたのが二〇一九年十一月六日。当時、総務審議官でいらっしゃった。 その前に接待を受けた方を見ますと、関係する方がたくさん受けられているんですね。例えば、直接今回のBS等に関わる衛星・地域放送課長が三回、放送政策課長が二回です。そして、地上放送課長というのもあるんですが、これは元衛星・地域放送課長をやられてい……
○藤野委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の二〇二一年度予算案外二案に反対、日本共産党、立憲民主党共同提案の予算組替え動議に賛成の討論を行います。 新型コロナ対策を進める上で何よりも大切なのは政治への信頼です。ところが、予算審議を通じて、総務省接待問題でも農水省の贈収賄事件でも、金で行政がゆがめられたという疑惑がますます深まっています。 河井夫妻による選挙買収事件、カジノ贈収賄事件、森友問題、加計問題、桜を見る会、日本学術会議への人事介入など、政治への信頼を揺るがす重大問題の真相究明が不可欠です。安倍前総理の証人喚問を始め、関係者の国会招致、関連資料の提出を強く求めます。 本案は、……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 早速質問させていただきます。 一般社団法人衛星放送協会は、二〇二〇年九月三十日の総務省、衛星放送の未来像に関するワーキンググループで、衛星放送の現状と課題と題するプレゼンを行っております。 配付資料の一枚目といいますか、配付資料を見ていただきたいんですが、そのときの資料であります。 上の方が、黄色く塗っていますけれども、「BS/CS左旋展開事業者より、右旋への移行希望あり。」。これは、電波というのは左回りのやつと右回りのやつがあって、右回りの方が視聴者も多いし利益にもつながるということで、左の事業者が右の方に移行したいんだということが一つの希望で……
○藤野分科員 日本共産党の藤野保史です。 大臣、大変お疲れのことと思いますが、私が最後ですので、よろしくお願いいたします。 私、北陸信越ブロックの選出でして、新潟を初めとして米どころがたくさんございます。そして、どの県でも農業、農家が地域の経済と社会と文化を支えている、こういう地域でございます。その農業が、今、安倍政権のもとで大きな曲がり角に立たされているというふうに思います。 きょうは、この問題を幾つかの角度からお伺いしたいと思っております。 まず確認なんですが、国連は昨年を国際家族農業年というふうに指定をいたしました。これは、世界どこでも農業が家族経営によって支えられているからだと……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 きょうは、四人の公述人の皆様、大変貴重な御意見、本当にありがとうございます。 早速質問に入らせていただきたいと思うんですが、まず、予算審議の中身に入る前提のお話なんですけれども、四人の公述人全員にお聞きしたいなと思っております。 前提といいますのは、予算審議の中で、私どもだけではないんですが、要は、総理が、自画自賛と言う方もいらっしゃいましたけれども、自分の都合のいい数字を引っ張ってくるといいますか、そういうことをよくやられるんですね。経済の専門家として、こうした総理の答弁の姿勢というのをどう思われるのか。 例えば、私、二月五日にこの委員会で質問……
○藤野分科員 日本共産党の藤野保史です。 公文書管理法が施行されまして、間もなく五年。私は、先日、十七日に国立公文書館を視察させていただきました。大変重要なお仕事をされているなと実感をいたしました。 また、最近は、先ほど来お話があるように、適切な公文書管理というのは大事だなと思う出来事も相次いでいる。今もお話がありましたけれども、集団的自衛権の行使容認、憲法解釈の変更というのは大変重要な問題でありますし、この法律にとっては土台を揺るがしかねない特定秘密保護法が、二〇一四年十二月からは施行されている。 私たちは秘密保護法は廃止すべきだと思うんですけれども、秘密保護法が政府に都合よく運用され……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 四人の公述人の皆様、大変御多忙の中、御出席をいただき、また貴重な公述をいただきまして、本当にありがとうございます。ぜひ今後の審議に生かしていきたいというふうに思っております。 今、国会では、先ほど来出ておりますが、働き方改革、特に裁量労働制をめぐる問題が焦点になっております。そこで、私、この点を中心にお伺いをしたいと思っております。 まず、伊藤公述人にお聞きしたいと思うんですが、働き方、その関連でいいますと、憲法二十五条にも関係するんですが、健康で文化的な最低限度の生活、これを保障していく上で、最低賃金というものも大変重要な役割を負っていると思いま……
○藤野分科員 日本共産党の藤野保史です。 早速、質疑に入らせていただきます。 まず、重要病害虫であるテンサイシストセンチュウが長野県で国内で初めて発見された問題についてお聞きをいたします。 私は北陸信越ブロックから国会に送っていただいておりまして、長野県は地元の一つでございます。地元は大変驚いておりまして、テンサイシストセンチュウといいますのは、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、白菜など、アブラナ科アブラナ属と言われる野菜に変色などの生育不良をもたらすものでありまして、付着した野菜を食べても人体には全く影響はないわけであります。 この点を強調したいんですが、ただ一方で、ヨーロッパな……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 公述人の皆様には、御多忙のところ、大変ありがとうございます。いただいた御意見を今後の予算審議にしっかり生かしていきたいと思っております。 まず、末澤公述人にお聞きしますが、本日お配りいただいた資料の十六ページで、我が国の株式保有構造というものを指摘していただいております。これを見ますと、一九八九年三月末には外国法人の比率が四・三%、これが三〇・二%、二〇一八年三月末に。同じく投資信託が三・一%から七・二%にふえている。一方で、金融機関や事業法人や個人が保有を減らしているという御指摘をいただいております。 貯蓄から投資へという形で、この間、政府は政策……
○藤野分科員 日本共産党の藤野保史です。
原子力規制委員会の皆さんに来ていただいていると思うんですが、規制委員会は、関西電力の高浜原発、そして美浜原発、大飯原発に対して設置変更許可を与えております。その際に、降下火砕物、いわゆる火山灰について審査もされております。
規制委員会にお聞きしたいんですが、そもそも、何で原発の再稼働の審査で火山灰の評価が重要なんでしょうか。直接的影響、間接的影響について、簡潔に教えてください。
【次の発言】 私がそのものと言いましたのは、今お話のあった前の部分に「降下火砕物は、最も広範囲に及ぶ火山事象で、ごくわずかな火山灰の堆積でも、原子力発電所の通常運転を妨げる……
○藤野分科員 日本共産党の藤野保史です。 私は、北海道警による選挙中のやじ排除問題について質問いたします。 まず、前提として国家公安委員長に確認したいんですが、国家公安委員会というのは、戦後、国民主権を定めた新憲法のもとで新たに導入されたものであって、同委員会のホームページによりますと、「国民の良識を代表する者が警察を管理することにより、警察行政の民主的管理と政治的中立性の確保を図ろうとするものです。」というふうに説明されております。同ホームページによりますと、国家公安委員会の役割として、警察の政治的中立性の確保と警察運営の独善化の防止というのが掲げられております。 公安委員長にお聞きし……
○藤野分科員 日本共産党の藤野保史です。 私は、地球規模の気候変動問題について質問させていただきます。 日本でも、台風、豪雨災害の大規模化や猛暑による米生産への打撃、海水温上昇による不漁など、深刻な影響が出ております。今や気候変動ではなく、気候危機というレベルだと思います。 昨年の十二月四日に、長野県の白馬村が、全国の自治体で三番目となる気候非常事態宣言を行いました。私、今月の二十二日に、この白馬村に伺いまして、関係者の皆さんからお話を伺ってまいりました。 まず、白馬高校の二年生である手塚慧介さん、金子菜緒さんとお話しさせていただきまして、このお二人と宮坂雛乃さんという方、三人が中心と……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 公述人の皆さん、今日は、本当に御多忙のところ、貴重な御意見をありがとうございます。 早速質疑に入ります。 小畑公述人にお伺いします。 今国会、当委員会では、いわゆるシフト制の問題が大問題になっております。総理もシフト制の労働者にお会いになる、そういう動きもある中で、先ほどこの点にも触れていただきました。企業側は、シフト減は休業じゃないんだ、あるいはシフト労働者はそもそも労働時間が変動するんだからシフトゼロになることはあり得るんだなどと言って、支払いを拒否している事案があると。 小畑公述人にお聞きしたいのは、このシフト制労働の実態といいますか、シ……
○藤野委員 日本共産党の藤野保史です。 東電の小早川社長にお聞きします。 核物質防護設備というのは、梶山大臣のお言葉をかりれば、原発を動かす上での基本中の基本、原子力発電所の運転開始当時から設置されるべきものであります。 配付資料の一を見ていただきたいんですけれども、これは東電の三月十六日のプレスリリースでありますが、今回の事案の概要を述べているんですが、右の方に黄色く塗っている部分、ここにこうあります。「なお、原子力規制庁による現地検査において、二〇一八年一月から二〇二〇年三月までの侵入検知設備の故障実績についても報告を求められたことから、説明を実施した。当該期間においても、侵入検知設……
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