このページでは境一雄衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○境一雄君 私は、全会派の共同提案になります政府職員の給與繰り上げに関する決議案について、その理由を説明いたしたいと考えます。 まず、決議文を朗読いたします。 政府は、官公廳職員の十一月分俸給の支拂を五日間繰り上げ、十一月二十日に支給すべし。 右決議する。 その理由は、ただいま実施せられております賃金ベースは、御承知のように三千七百九十一円であります。これは本年七月に決定いたしたものであります。この間、日本のインフレーションは御承知のように進行いたしまして、決定しましたときは通貨二千五百億、今日ですでに三千億になんなんといたしておるのであります。この通貨の膨張は、従つて貨幣価値を低……
○境委員 二、三お聽きしたいと思いますが、電力制限のことについて、北海道の場合ですが、北海道は冬季においても、二十二年度はそんなにひどい制限をする必要がなかつたし、あの計算からいけば、北海道の場合は内地のやるような激しい制限をする必要な認めない数字がでるでしよう。そこでそういう事情にあるところも、東京並に画一的に制限をやることがいいか惡いかという問題、東京並にやるために、北海道では生産の面で非常に阻害を受けておる。ですからこの制限のやり方を、電力行政の上からもう少し変える御意思はないかどうか。 それから次に盜電の問題ですが、大体今まで政府委員の方々の説明は、いつでも同じようであつたと思います……
○境委員 三ツ井さんの今のお話に関連してですが、私は北海道の需給協議会に関係してきたのでございますが、あなたのおつしやるようなことであつては何の役にもたたないと私は思うのであります。実際問題として何の役にもたたなかつた、ただ業者にもし多少とも意味があるとすれば、いくらか節約させる機関であつたにすがない。この失敗は電力のいろいろな取扱いがきわめて繁雜であり、それをやるのに手持資材の問題がああいうふうになりましたので、一層困難になるのであります。そこでお聞きしたいのは、電力使用の割当制もあるいは機械をすえつけるとしても、その取扱い事務をもう少し統一して、一箇所でやれるようにすることをお考えにならな……
○境委員 私は大臣がお急ぎのようでありますから、きわめて簡單に大臣の御意見を伺いたいと思います。 それはこの前の公聽会のときもありましたし、それからこの委員会を通しても、國鉄の公共性ということが、大臣からいろいろな面で説明せられて來ましたが、この公共性の問題について私はお伺いしたいのです。大臣の権限については四十九條、五十三條にあるのでありますが、公共性ということと、独立採算制ということとの間には、相当問題が包藏されていると思うのです。独立採算制をとつて企業としての商業的な性格を持つ、こういう方向であれば、独立採算制を保てないような國鉄の建設ということは、まず一應考えられないでしまう危險性が……
○境委員 私は運輸大臣にお聞きしたいのです。先ほど同僚の安平委員から聞かれた点ですが、運輸大臣は公共性について、財政上の関係から、もう一つは事業の形式の関係から説明されたようですが、先ほど安平委員から指摘されたように、石炭であるとか、あるいは電氣であるとか、こういうものは財政上関係がある。それから形式上の問題から行けば、私鉄のようなものでも、高度の公共性があるからこれは同じではないか、こういうことに私は聞いておつたのですが、やはり私もこの点を考える。すなわち財政上の関係や形式上の関係からは、公共性というものはただちに結論が出て來ない。國鉄の從業員だけが、國鉄それ自体が公法人になつたとたんに、そ……
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