大島義晴 衆議院議員
23期国会発言一覧

大島義晴[衆]在籍期 : |23期|
大島義晴[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは大島義晴衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院23期)

大島義晴[衆]本会議発言(全期間)
|23期|
第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 衆議院本会議 第47号(1947/10/18、23期、日本社会党)

○大島義晴君 私は、ただいま上程せられておりまする農業協同組合法案及び農業協同組合法施行による農業團体の整理に関する件、この二つの法案に対しましては、委員長の報告に賛成するものであります。以下、いささか社会党を代表いたしまして、この賛成の理由を申し述べたいのであります。  農業協同組合法の制定は、農村解放の指令の線に沿いまして、土地の解放の裏付けといたしまして、併行せねばならぬ絶対的なものであります。その第一條に示すごとく、農業協同組合組織の発達を促進し、もつて農業生産物の増産と農民の経済的地位の向上を図り、併せて國民経済の発展を期することをもつて目的とする、かようにありまするように、農業生産……

第1回国会 衆議院本会議 第59号(1947/11/15、23期、日本社会党)

○大島義晴君 ただいまより、本日の議題となりました政府提出、参議院送付、農林委員会付託にかかわる農地開発営團の行う農地開発事業を政府において引き継いだ場合における措置に関する法律案に関し、その審議経過及び結果の概要について御報告申し上げます。  農地開発営團は、昭和十六年、食糧事情ようやく緊迫せる情勢下、食糧自給の強化をはかるため、大規模な農地造成改良事業を計画的に遂行する目的で、農地開発法に基き、資本金三千万円、うち政府出資一千五百万円の國家代行機関として設立され、爾來現在まで六箇年間にわたり相当の成績を收めてまいつたのであります。  その実績を二、三の数字について見まするに、まず農地開発法……

第1回国会 衆議院本会議 第67号(1947/11/27、23期、日本社会党)

○大島義晴君 ただいま議題となりました、内閣提出、農林委員会付託にかかる國有林野法の一部を改正する法律案に関しまして、その審議の経過及び結果の概要について御報告申し上げます。  本改正法律案の内容は、國有林野法の第二十六條を削除するにありますが、その理由は、およそ次の二点に盡きるのであります。  すなわちその第一点といたしましては、從來北海道の國有林野は、その特殊性に鑑みまして北海道廳の管理に属し、その適用法規としては、北海道國有林野及び産物処分令があつたのでありますが、この勅令は旧憲法のいわゆる独立命令でありますので、昭和二十二年法律第七十二号日本國憲法施行の際現に効力を有する命令の規定の効……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 衆議院本会議 第12号(1948/01/31、23期、日本社会党)

○大島義晴君 私は、ただいま上程せられておりまする決議案に、社会党を代表いたしまして賛成するものであります。一体政府は、昨年のあの大水害を目のあたりに見、目のあたりに聴き、日々の新聞にあれだけ詳しく報道され、その被害の程度は詳しく御承知のはずでありますけれども、こういう決議案を出さなければ、この処置が講ぜられないということについては、われわれは非常な不満をもつておるのであります。(拍手)さらに、本案に賛成すると同時に、いささか将來の対策に対しましても、この機会にお尋ね申し上げたいと思うのであります。  まず第一に、水害の結果は、護岸工事をことごとく破壊しておるのであります、これをこのまま放置す……

第2回国会 衆議院本会議 第36号(1948/03/31、23期、日本社会党)

○大島義晴君 ただいまより、本日の議題となりました、内閣提出、農林委員会付託にかかる臨時物質需給調整法等の一部を改正する法律案に関し、その審議の経過及び結果の概要について御報告いたします。  まず、その議案の理由について申し上げます。さきに國会を通過し施行せられておりますところの臨時物資需給調整法、石油配給公團法、配炭公團法、肥料配給公團令、酒類配給公明法震糾品混細分陶法、飼料配給公團法及び油糧配給公團の有効期限は、いずれも本年三月末、すなわち本日をもつて終了するのでありますが、現下の経済情勢は依然これらの法令の存続を必要とする実情にあり、この際なお一箇年間期間の延長をはかろうというのが提案理……

第2回国会 衆議院本会議 第57号(1948/06/07、23期、日本社会党)【政府役職:農林政務次官】

○政府委員(大島義晴君) 井出さんの御質問に対しまして農林大臣よりお答え申し上げるべきでありますが、大臣が少しく故障がありますので、私から代つてお答え申し上げることにいたします。  第一番は、土地改良費が比較的少いではないか、一割増産はどうするか、こういう御質問の要旨でありますが、土地改良並びに用排水事業の重要であることは、いまさら申し上げるまでもないのであります。從つて政府といたしましても、できる限り重点的にこれらの事業の実施をはかりたいと考えておるのでありますが、國家の財政の現状からいたしまして、昭和二十三年度においては、両者の合計が二十五億三千万円であります。もとより不十分ではありますが……

大島義晴[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院23期)

大島義晴[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 運輸及び交通委員会 第3号(1947/07/11、23期、日本社会党)

○大島義晴君 委員外である私に發言の機會をお許しくださつてたいへんありがたうございました。私主として陸運監理局長に御質問申し上げ、またお答え願いたいのであります。ごく簡單に要點だけ申し上げますが、先ほど來監理局長が、現在の自動車の統合體をしばらくこのまま存置する。こういう考え方に對しては私も同感であります。當然そうなければならぬと思つております。それは現下日本の再建の上におきましても、輸送力をますます強化する上においても、當然そういかなければならぬ。むしろ私は都會地附近の鐵道とか、そのほか自動車事業會社の合同體を通じて、配車の面には書面報告のみならず、直接監督の任に當るべきではないかとさえも考……

第1回国会 水害地対策特別委員会 第9号(1947/10/08、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 議事の進行に關して私は申し上げたいと思います。本委員會の性格から言いまして、いずれも實情に基く對策が立てられなければならぬと思うのであります。そこでわれわれは、今もらつた程度の資料におきましては、とうてい滿足な調査もできませんので、この際資料の提出を要求するものであります。その資料の種類から申しますと、第一番が、各府縣の山嶽竝びに河川、これらの慘害によつてきたる理由を究めたいと思いますので、これらの圖面あるいはその他の參考資料を頂戴いたしたいと思うのであります。その次は、各府縣の被害實情の調査でなければならぬと思うのでありますが、内務省關係のものもありましよう。あるいは農林省……

第1回国会 水害地対策特別委員会 第12号(1947/10/31、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 蠶絲業の陳情が大分來ているようでありますから、會議を閉じて陳情を聽いてやつていただきたいと思います。

第1回国会 農林委員会 第7号(1947/08/02、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 私は三點ばかり御質問をいたしたいと思います。  それは第十一條の「總裁、副總裁、理事及び監事は、主務大臣がこれを任命する」、こういう形になつております。こういうことでまいりますと、内閣が送つた場合に、その最高幹部の人人がその政黨に左右されて、いつでも罷免され、新しく任命される危險が非常に多いと思うので、從つてこういう場合における考え方はいかようにあるのか。もしわれわれの考え方から申しますならば、主務大臣は民主的な諮問機關をつくる、この推薦による者を主務大臣が任命する。こういうことにでも相なるならば、たとえ内閣が送ろうともその諮問が物を言いますので、この點には安心感があろうと思……

第1回国会 農林委員会 第13号(1947/08/21、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 私はこの際蠶絲に關する緊急質問をいたしたいと思います。先般本委員會において物価廳の方が見えられて、蠶は二千六百掛目になつたということを發表されたのであります。ところがそれはこの席で發表されただけでありまして、農林省から未だこの告示が出ておりません。從つて農村においては、はたしてこの二千六百掛がいつから適用されるのか、ほんとうにこの掛目で取引されるのかどうかということについて、非常な不安が養蠶農民の間にあるわけであります。さらにまたこの繭を扱つておる系統農業會においても、この問題が決定しないために春蠶の清算はもちろん、初秋蠶の取引がまさに始まろうとしておるのでありますけれども、……

第1回国会 農林委員会 第14号(1947/08/22、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 議事進行に關して……。ちようど農林大臣もお見えでありますから、お尋ね申し上げたいと思いますが、それは過ぐる委員會においても私質問しておいたのであります。なおまた昨日の委員會においても御質問申し上げておいてのでありますが、いまだ答辯がないのであります。それは農産物の値上り差益金はどう處分されておるか、どう扱われておるかということであつたのであります。米だけでも、昨年度の米の値上り差益金は少くとも一億數千萬圓に達しておるはずであります。その他の雜穀あるいは繭等を合しますならば、實に莫大なる金額になるのであります。これらの詳細なる内容を伺いませんと、今現に公團法その他の農業關係の重……

第1回国会 農林委員会 第15号(1947/08/25、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 大藏省からお見えになつておられませんか。
【次の発言】 それではこの農業協同組合法について一應お尋ねを申し上げたいと思います。  まず農業協同組合は公職であるかどうかという點を伺いたいのであります。その理由は、今まで、地方のボスが農業會を相當利用して惡辣な行為をやつておつたのでありますが、追放令によりまして相當部分のボスが追放されている事實があるのであります。しかるに農業協同組合が萬一公職でないというような解釋が下されるといたしまするならば、再び農村におけるこのボスが擡頭する危檢が非常に多いのであります。このボスの擡頭は農村民主化を妨害すること實に大きいものがある。從いまして……

第1回国会 農林委員会 第17号(1947/08/28、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 私は三點についてお尋ねしたいのであります。實は本件にはあまり深い關係をもつておりませんけれども、明後三十日に迫る食糧委員の選擧の問題であります。實は昨日電報に接して急遽縣にまいりましたところが、この食糧委員の選擧が、農林省からただ選擧しろというだけであつて、どういうふうにやれということは一つもない。從つて町村長は十五名に限られたその食糧委員の選擧にあたつて、町村長のかつてな方法でできる。そして選擧權は農家の戸主だけしかもたない。そこでなおさらにひどいやつは大字に公認候補を一名ずつきめて地盤割りをした場合には、その候補者だけが當選できるのであつて、一町村單位に立候補していかに點……

第1回国会 農林委員会 第18号(1947/08/30、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 大臣に質問したいと存じておりましたが、大臣が都合が惡いということですから、政務次官の御答辯で結構であります。私の質問の中の後段については、おそらく相當な食違いが生ずるだろうと思いますので、この食違いは一應の御答辯を伺つた後にあらためてお尋ね申し上げたいと思います。まず農業會の解散、農業協同組合の新たなる設立によりまして、財産處分ということが非常に問題となることは申し上げるまでもないのであります。そこで各縣農業會は、ちようど戰争中に滿鐡の株あるいは滿鐡の社債、中支振興、北支開發というような社債を相當に割當てられてもつております。國内の社債におきましても、中金からほとんど強制的に……

第1回国会 農林委員会 第19号(1947/09/16、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 馬場君の今の動議は最も適切なものと存じますので、この水害の實情調査のために委員を派遣いたしたいと思います。その被害縣の調査は埼玉、茨城、群馬の三縣下にわたる利根流域の水害實情調査として、員數は八名といたしまして、社會黨、民主黨、自由黨各二名、國協黨一名、その他會派一名計八名とし、この委員の氏名は明日の委員會までに決定の上、各黨より委員長に申告していただきたいと思います。

第1回国会 農林委員会 第20号(1947/09/17、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 今の農林大臣の御答辯中に、たとえば澱粉工場のごときは一概に協同組合に全部やることがよいか惡いかということは考えなければならないということであつたのでありますが、少くとも今の澱粉工場は農業會の經營に屬しているものであります。そこで農業會が解散するにあたつて農林大臣が考えるという意味は、依然として農業會の所有を許されるのでありますか。その場合政府はこれを考えるというのか、どういうのかその取扱いに對してお伺いしたいと思います。
【次の発言】 協同組合法に關連する事項も私終つたわけではないのであります。他の機會に讓ることにして御遠慮申し上げているのであります。この點は了解を得たい。特……

第1回国会 農林委員会 第26号(1947/10/01、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 この生産調整法についてはまず第一番にお伺いしたいことは、一體この生産調整法を制定する目的は、もちろん増産を主としてお考えになつておられることと存じますけれども、あらかじめ具體的にその増産をどこでさせるかという點が明確になつていない。たとえば、収穫が、責任収穫の下まわりをした場合には、町村食糧委員會に申し出てその是正を求めることができるようでありますが、もし収穫が上まわりをしたときにはどうするか。やはりこれを全部供出の對象とするということであるならば、これは今までと一つも變らない。こういうことではせつかくおつくりになつても、何かそこに一つの缺陷があるのではないか、こういうふうに……

第1回国会 農林委員会 第27号(1947/10/02、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 ただいまの請願に對して、賛否こもごもの御意見があつたようですが、本案は元來農業協同組合の根本的な趣旨と背馳するところがありますので、本請願は採擇せざることに御決定願いたいと思います。
【次の発言】 ただいま議題となつておりますのは陳情書でありますので、参考として送付して討論の際にこれらの問題がとりあげられるように願いたいと思います。
【次の発言】 ただいま議題になつております第二の陳情でありますが、陳情はひとりこれだけではないと思うのであります。すべての陳情書を一々この會議で取り上げてやつていくということになりますと、今後一切の政治問題は陳情責めに合う危險が非常に多いのであり……

第1回国会 農林委員会 第31号(1947/10/13、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 私はただいま議案となつておりまする農業協同組合法竝びに農協協同組合法の制定に伴う農業團體の整理に關する法律案、この二つに對しまして、ごく一部の附則の修正を除きました原案に贊成するものであります。以下簡單にその贊成の理由を申し上げたいと思うのであります。  いまさら申し上げるまでもなく、日本の民主化のためには、日本の全人口の過半數を占める日本農村の民主化なくしては、日本の民主化というものは徹底するものではないのであります。從いまして日本農地の開放の指令、あの線に沿うて農地の開放が現に行われつつありまして、しかもこの農地の開放の裏づけといたしまして、今囘行われるところのこの農業協……

第1回国会 農林委員会 第32号(1947/10/14、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 ただいま、改正案の要領だけは伺つたのでありますが、これの具體的な内容をもう少し説明願つて、一體どれくらいな數字になるのか、そういう點を御説明願いたいと思います。

第1回国会 農林委員会 第33号(1947/10/15、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 この機會に薪炭の問題について二、三お伺いしたいと思います。私の伺おうといたします要點は次の點でございます。とにかく薪炭に對しましては、今囘の水害を通じて、異口同音に各地において水害の原因が山林の濫伐にあるというふうに、責めを山林の伐採に歸しておるようでありますが、これは思わざるもはなはだしいものがあるのであります。もちろん水害の原因に山林の伐採ということが關係なしとは申されませんけれども、これだけが水害の原因であつたとは考えられないのでありまして、從つてこういう宣傳に迷わされることなく、しかも近來の國民生活というものは、衣食住というよりも食燃住というほど燃料というものが重大關……

第1回国会 農林委員会 第34号(1947/10/16、23期、日本社会党)【議会役職】

○大島委員長代理 會議を開きます。  それではこれから皆様のご推擧によりまして、私が委員長代理をして、薪炭儒教調節特別會計法を改正する法律案の審議を進めたいと思います。  質疑を續行いたします。野原委員。
【次の発言】 議事進行に關してこの機會に一つ提議したい問題があるのであります。それは農業協同組合の成立を前にいたしまして、近府縣の各種の農村工業がどういう程度に進んでいるか、どういう實體にあるかということを一應視察したいと思うものであります。なお榮養週期の結果についても、太陽菌の效果についても、これらの問題を詳細に調査いたしたいと思いますので、委員會においてこれをお取上げになつて、各種の調査……

第1回国会 農林委員会 第35号(1947/10/18、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 ただいま議題になつております薪炭需給調節特別會計法を改正する法律案の問題でありますが、これは本意員會におきましては、次のような決議を附して贊成いたしたいと思うのであります。    決 議  一、政府は本會計法の運用に當つて生産者に對し、薪炭買入代金の即時支拂いを必ず行うこととし、もつて薪炭生産者の生産意欲を阻害せざるよう努めること  二、政府は可及的速やかに本會計法を改正する等の措置を講じ製炭資金の前渡し、築窯費の補助等、生産増強に關する費用を機宜に即して助成するの方途を開くこと  三、配給機構の全面的改正を行い、燃料統制組合のほか、各不縣農業會及び森林組合、林産組合をして指……

第1回国会 農林委員会 第38号(1947/10/22、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 米價の問題はただいま農林大臣から詳細に承つたのですが、農林大臣も言われる通り、今後の農家の報獎物資等に關しては、重大なる關心をもつておりますので、後日適當な機會に商工大臣竝びに安本長官、農林大臣にもお立會いを願つて、三大臣おそろいの上で、本委員會においても今後の行く手をはつきりしたいと思いますから、さようお取計いを願いたいと思います。
【次の発言】 ただいま關係各大臣の出席を求める要求が、ひとり私ばかりでなく、他の委員諸君からも出たようであります。今までの會議の經過によりますと、參議院にいかなければならぬとか、どこに行かなければならぬとかいうことで、いつも途中で尻をへし折られ……

第1回国会 農林委員会 第39号(1947/10/23、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 簡単に御質問申し上げます。今囘の米價の決定に對して、これは他の委員諸君からもいろいろ御議論が出ると思いますので、私はこれを省略いたしますが、米の買上げということがいつ行われる場合でも、現金で拂つてくれという要求が農民側にあるにもかかわらず、決して集荷、庫入れの際に拂われておりません。はなはだしきは三月、四月の後に拂われるのでありまして、こういうことでは農家は非常に迷惑をいたすのでありますが、米の集荷、庫入れ等の手續が終つた際には、即刻これを拂うという取扱いにしていただきたいと思いますが、これに對するお考えをまず伺いたいと思います。  その次は政府から農業再生に必要なる物資を、……

第1回国会 農林委員会 第40号(1947/10/24、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 ちよつとお尋ねしたいことがあります。石千七百圓に決定された今日、米價の決定に對して、私どもはとかく議論をするよりも、むしろ供出を前にして、農民にこの値段をどうして納得させるかということが重大であると思うがゆえに、これをわれわれの同僚各議員が聽いておるのであります。われわれも納得し得ないような状態で供出をさせていくならば、供出は不可能である。こう考えておりますがゆえお尋ねするのでありますが、先ほど來のたびたびの同僚議員諸君の質問にお答えになつておるところを見ますと、どうも私には納得ができない。というのは、バリテイ計算のあの品目の中に、小賣價格、御賣價格、あるいは生産者價格という……

第1回国会 農林委員会 第43号(1947/11/08、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 本保險法案の内容を少しく檢討いたしたのでありますが、第一にお尋ねを申し上げたいことは、本保險法案によりますると、第二類の保險がことごとく削除してある點であります。第二類と申しまするのは、農業用の家屋であるとか、あるいは農機具であるとかいうようなものが含まれておつたのでありますが、今囘の改正案においては、これがはいつておりません。この第二類保險を削除したのは、政府は一體いかなる見解に基いてこういうものを削除したかということを、まず伺いたいのであります。  次は今囘の保險の掛金の比率の問題であります。改正前のいわゆる舊法に比較いたしまして保險金は二十倍である。ところが今度は掛金が……

第1回国会 農林委員会 第44号(1947/11/10、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 それではこれから會議を開きます。  これより農業災害補償法案の質疑を繼續いたします。
【次の発言】 平工喜一君。

第1回国会 農林委員会 第45号(1947/11/12、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 ただいま議題になつております農地開發營團の行う農地開發事業を政府において引繼いだ場合の措置に關する法律案、たいへん長い題目でありますが、本案は大體質疑を終了いたしたようでありますから、討論を省略いたしまして採擇せられんことを望みます。
【次の発言】 それでは政府の大體の説明を終つたわけでありますから、本件に關しましては、次囘の委員會において質疑を續行することにいたします。  きようはこれで散會いたします。   午後三時十六分散會

第1回国会 農林委員会 第46号(1947/11/15、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 私は本案の第八十四條の共濟目的の項についてお尋ねをしたいのですが、第一項の「水稻、麥その他政令で指定する食糧農作物」、この中のいろいろな災害の中に地震及び噴火というものを入れてありますが、第二項の養蠶に對してはこの噴火を除いてある。特に私どもの群馬あるいは長野あるいは九州の阿蘇山を圍む地帶においては、噴火による被害が相當の額に達しているのですが、これをどういうわけでお入れにならなかつたのが、この點を伺いたいのであります。  その次は蠶絲局長に伺いたいのですが、本年の繭の二千六百掛の掛値の改訂の際の、値上りの差益金というものがどのくらいあるのかをこの際伺つておきたい。

第1回国会 農林委員会 第47号(1947/11/17、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 小林君の質問と關連しておる點で一應お尋ね申し上げたいと思います。實は十五日の私の質問に對して、すなわち農業災害補償法第八十四條の第二號の、養蠶に對して噴火の被害を認めないのはどういうわけかという質問に對して、當時農政局長は、これは御説ごもつとものことであつて、この次の議會にこの文字を二號に入れて、御希望に副うようにいたしたいという答辯をしたと私は承つておるのであります。ところが今小林君の質問に對しては、何かその點ははつきりしないような點があるのでありまして、御承知の通り淺間を中心とする各縣、あるいは阿蘇を中心とする各縣におきましては、この降灰の被害が相當大きいのでありまして、……

第1回国会 農林委員会 第52号(1947/11/26、23期、日本社会党)【議会役職】

○大島(義)委員長代理 寺島君にちよつと御相談いたしますが、あなたの言われるような御意見の、農地調整法と自作農創設特別措置法はまだ議題になつておらぬわけです。そこで、それを議題にしたときに御發言願いたいと思います。それから、今農林省の方から、明日地方長官會議で發表する關係で、生鮮食糧品の配給確保に關する緊急具體處置、こういうものの説明があるそうでありますから、會議はこれにて一應散會して、引續懇談會を開いて井上政務次官から説明を聴くことといたします。  散會いたします。    午後三時二十五分散會

第1回国会 農林委員会 第53号(1947/11/27、23期、日本社会党)【議会役職】

○大島(義)委員長代理 會議を開きます。これより農地調整法の一部を改正する法律案及び自作農創設特別措置法の一部を改正する法律案の兩案を議題とし、質疑を許します。
【次の発言】 今野上君から修正をしたいという意見が出たようでありますが 、これは質疑が終了した後に、この問題を一括してとりまとめたいと思つております。 それでよろしゆうございますか。
【次の発言】 よろしゆうございますが。――それでは野原君。

第1回国会 農林委員会 第54号(1947/11/28、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 ただいまの菊池委員からの質問にも關連がありますので、私はこの際伺つておきたいと思います。今菊池君の、耕作地主の所有する一町歩の土地を開放する考えがあるかどうかという點に關連して御質問申し上げたいのですが、昨年の農地開放、自作農創設措置の設定後における農地問題の取扱いに關しましては、私どもの考えでは、耕作地主と申しましても地主にもいろいろな段階があると思つております。たとえば町なり村なりで相當の商賣をしておる。しかも町村に在住するために、これらの人々は一町持つておる。こういう地主と、また村のまん中にあつて、まつたく農業よりほかに生活の途のないような地主と、この二つの区別があると……

第1回国会 農林委員会 第57号(1947/12/03、23期、日本社会党)【議会役職】

○大島(義)委員長代理 前會に引續いて會議を開きます。これより農地調整法の一部を改正する法律案及び自作農創設特別措置法の一部を改正する法律案の兩案を議題とし、討論に付します。討論は通告順によつてこれを許します。北君。
【次の発言】 野上君。
【次の発言】 岩本君。
【次の発言】 討論は終局いたしました。これより採決いたします。まず農地調整法の一部を改正する法律案について採決いたします。原案に贊成の諸君は起立を願います。
【次の発言】 起立總員。よつて本案は原案の通り可決いたしました。これより自作農創設特別措置法の一部を改正する法律案について採決いたします。各派共同提案の修正案に贊成の諸君は起立……

第1回国会 農林委員会 第60号(1947/12/07、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 ただいま松原喜之次君の紹介によるこの請願は、きわめて必要な施設のように考えますので、本委員會においてこれを採擇し内閣にこの旨御送付あらんことを希望いたします。
【次の発言】 ただいまの下駄用木材割當増加の請願も、國民生活の必需物資でありますので、きわめて重要な請願だと考えられますので、この際本委員會において採擇し、この旨政府に送達せられんことを希望いたします。
【次の発言】 ただいま説明された請願は、いずれも必要な事項に属しますので、本委員會において採擇し、この旨政府に通達せられんことを希望いたします。
【次の発言】 本請願はいずれも緊急必要な事業と存じますので、本委員會にお……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 決算委員会 第26号(1948/07/02、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 今あります農政局は、そのまま存置するのでありまして、農業改良局は農業技術の滲透をはかるということと、さらに農民生活の内容の改善までにタツチしよう。こう考えて設置せられるのでありまして、農政局はそのまま存置されるものと考えております。
【次の発言】 御指摘の通りこの中に農業技術に関する問題は一切包含されることになつております
【次の発言】 その通りでございます。
【次の発言】 御指摘の通り農村の廣汎な知識を取入れて、これは三つの部局ができるわけでありますが、技術、経済、普及、こういうものでできるだけ民間の総意を入れてやつて、民間の研究機関をできるだけこの中に包含してやつていきたい……

第2回国会 厚生委員会 第19号(1948/06/29、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 昨日の私の答弁中、何か政府部内において意見の対立しているような感が一應見受けられるという御注意があつたのでありますが、この問題につきましては、昨日申し上げた通り、閣議の内容等においては、詳しいことは申し上げることはできないのでありますけれども、一應農林当局といたしましては、昨日水産局長が主張されたような考えをもつておつたのであります。さいわい本日厚生大臣から率直に次の國会にこれが提出せられるということも表明せられておりますので、私どももこれと同じ考え方をもつているということを申し上げて、昨日の誤解がありますれば、この機会にこの点を取消したいと思います。

第2回国会 水害地対策特別委員会 第1号(1947/12/11、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 委員長の互選はその手続を省略し山崎岩男君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 理事はその数を六名とし、委員長の御指名に一任いたしたいと存じます。

第2回国会 水害地対策特別委員会 第2号(1948/01/24、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 ただいま群馬縣知事初め政府委員諸君のいろいろの説明によつて、この水害復旧がいかに急を要するかということは明瞭な事実なのであります。さらに今石田君から、本委員会の名において決議をなして、必ず第二次追加予算に織りこむようにというお話でありましたが、これまたごもつともであります。しかし私は実は農林委員会におきまして、かつて農業災害補償法を通過せしめる際に、水害地に、関係のある人々は、いずれも熱心に主張いたしたのでありますが、水害のないとこにおいては、必ずしもこういう関係になかつたのであります。從つてこの委員会が総急に單独に決定するということなくして、これ案も最も確実に実行するという……

第2回国会 農林委員会 第1号(1948/03/22、23期、日本社会党)【議会役職】

○大島(義)委員長代理 それではこれから開会いたします。  公報で申し上げております通り、きようは化学肥料生産状況について当局より説明を聽取するの件、及び農業所得税の問題につきまして当局より説明を承りたいと思います。まず農業所得税の方を先に議題といたします。
【次の発言】 今の御説明に対して御質疑ありませんか。
【次の発言】 北二郎君。
【次の発言】 それではきようはせつかく商工省も出てきておりますし、この農業所得の問題と重大でありますから、明日午前十時からこれを継続することにいたしまして、きようは商工省の肥料生産状況をこれから御説明願いたいと存じます。和田化学局長さんどうぞ。

第2回国会 農林委員会 第2号(1948/03/23、23期、日本社会党)【議会役職】

○大島(義)委員長代理 それではこれから会議を開くことにいたします。  昨日肥料の生産状況について商工省の方から一應の御説明があつたのでありますが、その際にそれらを一括した資料の要求が委員諸君から出ております。経済安定本部の方から速やかにその資料を提出していただきたいと思います。森幸太郎君。
【次の発言】 今日はこの程度で散会いたします。     午後一時五分散会

第2回国会 農林委員会 第3号(1948/03/24、23期、日本社会党)【議会役職】

○大島(義)委員長代理 それではこれから開会いたします。  この際お諮りいたしますが、化学肥料の生産並びに配給、及び農業所得税の問題に関する國政調査の承認要求の件につきまして、衆議院規則第九十四條により、その事項、目的、方法、期間、その他所要事項について協議いたしたいと思います。その調査する事項は、今申しました問題であります。調査の目的はこれらの問題に関する対策を樹立すること。調査の方法は、関係各方面より意見聽取、参考資料要求等、調査の期間は本会期中ということにいたしたしま思います。  なお国政調査承認要求書を委員長代理の私より提出する手続きをとることに御異議ありませんか。

第2回国会 農林委員会 第4号(1948/03/30、23期、日本社会党)【議会役職】

○大島(義)委員長代理 これより会議を開きます。  本日議的の臨時物資需給調整法等の一部を改正する法律案は、去る二十六日内閣提出、同日本委員会に付託となりましたが、審議に入る前にお諮りいたします。  本案は御承知の通り臨時物資需給法の一部、石輸配給公團法の一部、配炭公團法の一部、肥料配給公團会の一部、酒盤配給公団法の一部、食料品配給公團法の一部、飼料配給公團法の一部及び油糧配給公團法の一部をそれぞれ改正する法律案であります。その内容は、臨時物資需給調整法及び酒願配給公團法の一部改正は財政及び金融委員会の所管に属し、石油配給公團法及び配炭公團法の一部改正は鉱工業委員会の所管に属し、本委員会所管は……

第2回国会 農林委員会 第7号(1948/05/21、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 機械開墾に対しましては、全國的に五、六箇所の指導所をつくりまして、その完璧を期したいと考えます。
【次の発言】 開墾地のあとの経営がなかなか困難ではないかというようなお話でありましたが、まつたくその通りで、特に高地農村であるとか、あるいは工場跡地とかいうようなところにおきましては、まつたく土地がやせておりますので、この営農という面においては相当苦しい点があるので、從つてこれらの面に対しましては、できるだけ肥料の増配等をいたしたいと思つておりますが、第一番にやらなければならぬのは堆肥であります。堆肥を一番にその中に入れることなくしては、いかに金肥を施しても、営農の困難さは高まつて……

第2回国会 農林委員会 第8号(1948/05/25、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 農林金融の問題につきましては、ただいま農林水産復興金庫、これをやりたい考えをもちまして、ただいま立案中でありますので、近く御協賛を得たいと思うのであります。從つてただいまの復興金庫のような商工業を主として相手にする金融方法とは、農村金融はその目的が違いますので、ただいま申し上げたような農林水産復興金庫法、こういうものをつくり上げて、農村專門に、しかも商工業者への運轉よりもはるかに長期にわたる点が考慮されますので、金利等もそれらを考慮しておるようなわけであります。從つて農林水産の金融面はこの機関を通じて一應解決し得るのではないかと考えておるのであります。  次に農村恐慌に対する農……

第2回国会 農林委員会 第9号(1948/05/26、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 ただいまの御説明における事業はいずれも重要なことと存じますので、これらに対しては政府は最善の努力をいたしまして、この実現に協力申し上げたいと存じます。
【次の発言】 本干拓事業は、実は政府におきましても重点干拓事業の中の一つに算えておるので、できるだけ促進をいたしたいと存じておりますが、御承知の通り、暫定予算においてはきわめて金額が少いのであります。そこで本予算にできるだけこれを取入れまして、可及的速やかに促成いたしたいと考えております。
【次の発言】 ただいまの請願は、特に同じ水害と申しましても、水源地帶における水害なのでありまして、その被害は大きい。さらにこの復旧工事等に対……

第2回国会 農林委員会 第10号(1948/05/28、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 ただいま御説明のありました請願に関しましては、政府としてもまつたく同感であります。本案につきましては速やかに調査をいたしまして対策を講じたいと考えております。
【次の発言】 ただいま御紹介になりました事柄については、まつたくその通り、一町一歩も旱天等によつて稻作に非常な影響をきたすということは、國家のためにはなはだ悲しむべきことであると存じますが、これらの対策につきましては種々考究しておりますので、速やかに本件の調査をいたしまして、この実現方に御努力申したい。かように考えております。
【次の発言】 ただいま御紹介になりました旱害対策の國庫補助助成に関しましては、これまた基本農業……

第2回国会 農林委員会 第11号(1948/05/29、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 競馬法の改正に対しましては、ただいま議会に提案すべく政府でも準備中でありまして、御趣意の点はよくわかりますが、いずれそれらの詳細につきましては、競馬法提案の際に御審議を願うことにいたしたいと思います。
【次の発言】 競馬場に関しましては、最近戰災都市に特別に許せとか、あるいは縣内三箇所に許せというような陳情が頻々と參つているのであります。しかし先ほども申し上げた通り、競馬法はゐこの議会に提案いたしまして御協賛を得たく、目下成案作成中でありますので、いずれ成案を得た上において委員会に提案いたしまして、その際に詳細に御説明を申し上げたいと思うのであります。なおただい競馬場設置の運動……

第2回国会 農林委員会 第15号(1948/06/08、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 農業災害補償法におきましては、実は昨年は組合の成立が非常に遅れておりましたので、支拂に非常に支障を來しておつたのですが、今年は幸いに五月末日をもつて大部分の組合が成立いたしましたので、早速支拂う手配をいたしております。さように進めておりますので、近く農民の手に渡ることと存じます。
【次の発言】 ただいま養蚕に関する補償の問題でありますが、ちようど私被害の直後に被害地に参りまして、現実にこの問題を見てまいりました。地方の人々の申しますのには、養蚕に違算を生じた場合には災害補償がもらえるがガ桑だけの場合にはもらえないという宣傳が非常に大きく響いておりまして、蚕を捨てておるという現実……

第2回国会 農林委員会 第18号(1948/06/15、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 ただいま議題になりました農地調整法の一部を改正する法律案及び自作農創設特別措置法の一部を改正する法律案の内容の御説明を申し上げたいと思うのであります。  政府の農地買收は回を重ねることすでに六回、合解約百三十四万町歩の小作地を買收いたしました。なおこれに財産税として物納を許可されたもので現在までに登記の終つておりますもの十八万町歩を加えると、合計百五十万町歩を超えることになります。一方農地の賣渡しにつきましては、まだ五十三万町歩を賣渡したにすぎませんが、來る七月上旬までには大部分を賣渡す予定であります。  農地改革の進行状況はおおむね以上の通りでありますが、農地改革を実行いたし……

第2回国会 農林委員会 第19号(1948/06/16、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 ただいま御決議になりました事項に対しては、一々ごもつともな決議であります。  まず第一に雹害を中心とする決議につきましては、農業災害保險の適用される共済事故については、これを即時仮拂いの措置を講ずることという御決議でありますが、実は被害がきわめて明確で、その結果がただちに判明いたしておりますものに対しては、すでに支拂をする順序にこぎつけております。ただ被害に何割になるかというような、刈取りの結果によならければ被害の判明いたしませんものに対しましては、遺憾ながらその刈取り結果の御報告を受けてその上において補償を拂う、こういう建前になつておりますので、この分は幾分の時間がかかると思……

第2回国会 農林委員会 第20号(1948/06/17、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 植物の檢査法は御承知の通り外國から輸入する植物もあり、果実もあり、また日本から海外に輸出する植物もあり、果実もありまして、思いもうけぬところから遂に外國の害虫や、あるいはその他の植物の有害性のものが、非常にはいつてまいります場合がありますので、これを防ぐはもちろん、また日本内地から外國にいろいろ輸出する場合におきましても、相手國に御迷惑のかからぬように、日本の税関の方の関係を一部改正いたしまして、植物檢査を嚴重に行おうとするのでありまして、これは昨日御説明申し上げた通りであります。さらにただいま家畜傳染病についていろいろ御意見があつたのでありますが、この件に関しましては、やはり……

第2回国会 農林委員会 第21号(1948/06/18、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 ただいまの御質問の要旨は、收繭に違算があつた場合のみに補償されるように解釈されておつて、桑の害に対しては補償が適用されないのかという御質問の要旨のように拜聽いたしますが、法の第八十四條に規定しております第二項の共済目的の場合におきましては、桑葉に限られていた補償方法を、昨年の農業災害補償法設定当時の精神から申しまして、むしろこれを蚕繭にまで延長したということになるのでありまして、御指摘のように本年のひよう害の場合に、もし蚕繭のみに補償を與えて桑葉に補償を與えないということになりますと、一應ひよう害によつて桑葉がだめになる、從つて蚕を継続することができない。この損害を補償してもら……

第2回国会 農林委員会 第22号(1948/06/21、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 ただいま傳染病にかかつた家畜を屠殺する場合には、その補償を全額國庫負担にしたはどうかというような御意見であります。まことにごもつともでありますが、さて今坪井さんからも御指摘のありました農業災害補償法におきましても、損害の全額を補償しておるわけではないのであります。かかる災害に対する國家の補償の方法として、できるだけのことをいたしたいという考えでいたしております。しかも傳染病におきましてはあるいは相当の注意、努力が行われれば、うる程度まで免れる点もあろうかと考えておりますので、將來の日本の財政の均衡でもとれます場合には、お説の通りの方法も考えられるでありましようが、今のところにお……

第2回国会 農林委員会 第26号(1948/06/25、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 この問題は事前割当の数量を基礎的な数字としておるのでありまして、その年の天候の事情、肥料の配給状況等によつて、実際供出の場合には相当是正さるべきものであると考えております。

第2回国会 農林委員会 第27号(1948/06/26、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 事前割当の時期が非常に急迫するようなことをおつしやいましたが、これは昨日食糧管理局長官も明言しておるのであつて、麦については大体八月に事前割合を発表する、米については一月にこれを発表するということにいたしておりますので、その間相当余裕があるのであります。もう一つ今あなたのお伺いの中に、たとえば麦よりも馬鈴薯がよいという場合に、それを異議の形式をとつて訂正を求めるというような御意見でありましたが、これは第五條の第二項に、農業計画というものは生産者の意見を徴してきめるのであつて、必ずしも上から押しつけるというのではない。從つてこの意見を徴するという場合に、そういう御意見を十分申し出……

第2回国会 農林委員会 第28号(1948/06/28、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 ただいま澱粉と芋粉との関係について、森山委員からかなり詳しいお話があつたのであります。もちろん芋粉の方が量が多いということは申すまでもないのであります。しかしあの收穫の時期にその加工が困難であるということが一つと、その次は澱粉は澱粉としてもつ非常に大きな使命があるので、この方面に使用されるということも考慮されなければならぬのであります。ただ現下日本の食糧事情の観点から申しまして、できるだけこれを主食にまわしておるということを、御了承願いたいのであります。  それからただいま委員制度において、非常に困難が生ずるのではないかというお話があつたのでありますが、この食糧調整委員は、やは……

第2回国会 農林委員会 第29号(1948/06/29、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 種畜法案の提案理由を御説明申し上げます。  農地改革や農業協同組合組織の進展等により、今や農村民主化と農業生産力の発展に関する基本的政策が着実に進行を見てはおりませんが、これらの措置のみをもつて直ちに右の目的成れりとすることは、決してできないのであります。そのためには農業経営の実際におきまして、我が國農業の零細経営から來る不利益を補い、経営の合理化及び生産性をはかつておいることが、きわめて緊要となつてまいるのであります。かかる見地から、近時農業経営の中に家畜を導入して、輪作方式による農地の高度利用とその総合的多角化と労働の生産性を向上させるような、安定した有畜営農方式を推進普及……

第2回国会 農林委員会 第30号(1948/06/30、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 昨年の國会に出た法案の当時、本委員会においていろいろな御注文が玉たわけであります。そこで本案はそれらの御注文を中に取入れまして、大体その線を取入れてつくつておりますので、第一回國会提出当時の案とはその性格がまつたく異なつておるということを御了承願いたいと思うのであります。協同組合に対しましては、直接協同組合との関係はありません。これは單行法でありますので、さよう御了承を願いたい。
【次の発言】 價格の問題はしばしば本委員会でも問題になつておりますように、價格は價格として別に扱わるべきものでありまして、この案のねらいは食糧の格保を主眼的に考えておるわけであります。ただ近ごろの農村……

第2回国会 農林委員会 第31号(1948/07/01、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 公選された者のほか、三人を限つて委員を選任することができる、こういうことなのでありまして、これは今御指摘のような農業会の理事が業務を執行するというようなものではないのであります。これは委員でありまして、その審査に最も公平な意見を反映させるために、こういう制度を布いて、学識経驗ある者とか、あるいはその他市町村長が特に必要だと思う者三人を限りやることができるということなのであります。全部しなければならぬということでもないのであります。市町村長が特に必要がある場合には、こういうことができるということを御了承願いたいと思います。

第2回国会 農林委員会 第33号(1948/07/03、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 先ほど御質問の中に、競馬法第一條の第三項について仮競馬を許すかどうかという御質問もあつたのであります。これは平工委員からのお尋ねであつたのであります。ただいま田中君から場外競馬を許すかというようなお尋ねがあつたわけでありますが、ただいまの競馬は、競馬の実際を拝見いたしましても、必ずしもその馬の素質をよく知つて、そこに興味をもつてやるという競馬よりも、むしろ連勝式というようなあくまでも富籤類以の方法が非常に多く採用されておることは事実なのであります。從つてただいま農林当局といたしましても、通称ガラと称するものもやはり計画の中に入れておるわけでありますし、さらにお尋ねのような場外競……

第2回国会 農林委員会 第34号(1948/07/04、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 造林計画並びに木材輸入の点につきましては、林野局長官からお答えいたすことにいたしまして、燃料問題と過伐の問題についてお答えいたしたいと思うのであります。  山林の濫伐の結果山が荒れて、水防上由々して問題が起るということは御説の通りでありまして、從つてこれに対する植林計画等も相当進めておるのであります。一体治水問題から申しましても、この過伐は寒心にたえない問題でありますが、さりとて、今の日本の燃料問題を解決する上におきましては、これを伐ることなくしては、解決し得ないという点は御了承願いたいと思うのであります。從いまして政府におきましては、燃料問題の対策としては、ただいま御指摘のよ……

第2回国会 農林委員会 第35号(1948/07/05、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 たいへん結構なお話を承つたのでありますが、現下のわが國といたしましては、増産に役立つものがあるといたしますならば、その手段方法を選ばず、これを取入れていくべきだと考えております。特にただいまの御説の中に礦毒被害地に特に効果が多いということは、私どもたいへん結構な話を承つたと思いまして、実はこの礦毒被害に悩んでおるところは全國に数十箇所あるのでありますが、できますればさらに詳細な御説明を承りまして、そうして早速に実行に移したいと考えております。なおお手もとにある詳細な統計等を当局にお示しくださればたいへん結構だと思います。

第2回国会 労働委員会 第7号(1948/06/08、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 遅配欠配が起ると、それによつて賃金ベースが崩れるではないか、遅欠配に対する見透しはどうかというようなことが第一点だと思いますが、ただいま政府の計画におきましては、二合五勺の配給は完全に維持できる数字を把握しているのであります。もしかりにある部面に遅配等が起りましても、それは輸送操作の関係で遅配が起り得るのでありまして、昨年度のようにこれを欠配として切捨てることなく、必ず輸送の回復をまつてこれを買配して、二合五勺をあくまでも護保したい、かように計画をいたしている次第であります。  さらに米價の問題でありますが、これは私が申し上げるまでもないグすでに一應の決定をみたものが、ある事情……


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 逓信委員会 第1号(1948/11/10、23期、日本社会党)

○大島(義)委員 ただいま大臣から懇篤なお話がありました。私もかねがねさようなことを希望しておつたのであります。所管大臣が当該委員会に出て、そうしてその計画の内容及び今度行おうとする方針について、具体的にお述べになる機会を議会の法令としてつくりたい、かように考えておりましたところが、幸いに今日は大臣から進んでさような処置をとられましたので、私は非常に喜びにたえぬのであります。從つて今御説明があつた範囲におきましては、できるだけわれわれも御協力申し上げて國政の円滑なる運用をはかりたいと存じておりますが、なおこの機会を通じて御抱負の一端を、各種の資料によつてわれわれの参考にいただくことができますな……


大島義晴[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院23期)

大島義晴[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 厚生委員会水産委員会連合審査会 第1号(1948/06/28、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 ただいま漁業関係の船員の保險についていろいろ御議論があるようでありますが、先ほど馬越委員の御指摘の通り、あるいは夏堀氏の御指摘の通り、漁船の乘組員というものは、他の乘組員とその性質を異にするのでありまして、從つてその所管をいたしております農林当局といたしましては、あくまでもこれは任意加入にしていただきたい。そういう見解をもつておるのであります。閣議の内容をについてはこれを申し上げるわけにはまいりませんが、農林当局全体といたしましては、これを任意加入の形式をとつてもらいたい。さらに最後にもう一つ申し上げておきたいことは、船員保險委員会がこういうことを決定したというふうな御意見があ……

第2回国会 農林委員会鉱工業委員会財政及び金融委員会連合審査会 第1号(1948/03/30、23期、日本社会党)【議会役職】

○大島(義)委員長代理 これより臨時物資需給調整法等の一部を改正する法律案について、農林委員会、鉱工業委員会、財政及び金融委員会との連合審査会を開きます。  先ず政府より提案理由の説明を求めます。
【次の発言】 先ほど來各委員から、本案がかく押迫つて提案されたことについては、いろいろな事情があるだろうという御意見が非常に出ておりますので、この際速記を中止して、その遅れた理由を一應説明していただきたいと思います。
【次の発言】 これより通告順によつて質疑を許します。大矢省三君。
【次の発言】 ただいま小林君から質疑はこの程度で打切るようにという動議が出ましたが、御異議ありませんか。

第2回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1948/06/29、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 農業技術の改善、普及ということは、農業にとりましてはきわめて重大なことであります。從つてその筋におきましても、特にこの面には非常な力を入れてくださることも事実であります。ただ日本民主化の前提としての農業会の解散、あるいはその他過渡的な現象として、いろいろな事実が起つておるわけであります。しかし御指摘のような地方の指導農場等の職員に関しましては、一應これを廃止はいたしますが、できるだけ農業改良ということを考慮に入れてまいりまして、むしろ、技術的な指導は今日よりさらに一層強化してまいりたいと考えておるわけであります。ただ私もかつては農業組合に関係をもつておつた者でありますが、戰時中……

第2回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1948/06/30、23期、日本社会党)【政府役職】

○大島政府委員 ただいまの御質問は、この間アメリカの担当官がアメリカに帰られる際に談話を発表されたわけでありますが、その談話の中に、たまたま日本の農林省の官僚が向うの言うことを聴かなかつたというような談話を発表されたのであります。これは実は畜産に関係があるのではないのでありまして、むしろ農業技術の振興をやらねばいかぬ、農業技術というものを今の段階で食い止めてはならない、これを飛躍的に拡大しなければならないということで御指示がありました。縫つてそれに基いて農林当局といたしましては、農林省の機構改革その他について長い間検討を続けてまいつたのであります。一体機構改革が少し遅れましたので、実は本日の午……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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