このページでは小松勇次衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○小松勇次君 私は、食糧問題に関しまして、國内の自給対策と緊急対策と二つの面について申し述べまして、皆樣の御批判を賜りたいのであります。 わが國は、敗戰によつて、從來の食糧源でありました朝鮮、台湾、満州、南方地域を失つたのに反しまして、國内の人口は、明治五年の約二倍余の七千三百余万に増加いたしておるのであります。しかるに、食糧問題の根本対策に対しまして、政府としてあまりにも冷淡であつたために、今日食糧事情も困窮しておることは、必然の結果だと私は存ずるのであります。 しからば、いかにして國内自給対策を立つべきか。申すまでもなく、八千万の國民がわずか六百万町歩の耕地で生きていくためには、高度農……
○小松勇次君 伊豆循環鐵道速成に關する請願を御紹介申し上げたいと思います。鐵道敷設法第六十一號、いわゆる熱海、下田、松崎を經て、大仁に至る伊豆循環鐵道を速やかに實現せられんことを、請願しておるのであります。伊豆循環鐵道は、昭和十年第七十囘帝國議會及び昭和十三年第七十三囘帝國議會におきまして、ときの地もと選出國會議員高木粂太郎ほか二名が、伊東、下田間の鐵道敷設に關する建議案を提出いたし、同衆議院建議委員會は付議され、ときの政府は産業上、觀光上の見地から、その必要性を確認いたし、その當時建設中であつた網代、伊東間の完成を待つて引續き工事を進め、昭和十六年度には、伊東、下田間の敷設を實現せしむる豫定……
○小松勇次君 伊豆半島を國立公園にご指定を願いたいという地方民の熱望を代表いたしまして、静岡縣觀光協會より請願を提出せられたのであります。その請願の要旨を御紹介申し上げたいと思うのであります。 伊豆半島は静岡縣の東部に位しまして、太平洋に突出する半島であります。富士火山系に屬する天城山を中心に舊火山が無數に蟠居いたし、山岳、海邊到る所に日本風景の特色たる火山的な風景美を有し、これに配するに豐富な温泉が各所に湧出いたし、海山の幸にも乏しからず、まことに天惠の樂園を形成しております。伊豆は古くから温泉の國として宣傳せられ、内外の遊客に親しまれておりますが、國立公園指定により、その景觀に適切な保護……
○小松委員 漁網鋼等に對しまする生産の状況調査書を頂戴いたしまして、大體數量を了承いたしたのでありますが、綿花、マニラ麻の輸入量のうち、漁業用に割當てられるものがどのくらいのパーセンテージになつているか、これを伺いたいのであります。 次に資材の配給方法として、實績主義をおとりになつておられます、まことにこれは當然のことだと思うのでありますが、漁業の種類によりましては、たとえば定置漁業、大謀網のごときは場合によると、非常な災害を受けることが多いのであります。こういう災害に對するところの配給方法というものは、どういうぐあいな御用意があるか、この表によると、災害用の御準備がないように見受けられるの……
○小松委員 紹介議員といたしまして請願の要旨を御説明申し上げたいと存じます。この舞阪港は濱名湖口今切東岸に位いたしておりまして、静岡縣西部におきます唯一の漁港でございます。當地には漁船數も六百餘艘有しております。その漁獲高におきましても年一億餘圓を産しております。かつまた指定陸揚地といたしまして、縣内はもちろん愛知、岐阜、滋賀等に出荷いたしております。當舞阪港は昭和十九年の十月の暴風雨によりまして港口東端の防波堤が決壞いたしました。それで遠州灘特有の砂が流れこみましたために、航路を埋没いたしまして、漁船の航行が今日不能の状態に陥つておるのであります。爾來三箇年、幾多の犠牲を拂いまして浚渫に努力……
○小松委員 靜岡縣伊東漁港は、伊豆、相模海岸及び伊豆七島を舞臺とする各種漁業船舶の重要なる根據地でありまして、さきに伊東漁港修築工事の完成をみまする一方、陸路も省線伊東線の開通するに及びまして、漁獲物の集散はとみに曽大いたし、年額五百萬貫を超えておるのであります。陸路の諸設備とともに、相まつて、漁港としての使命を果しつつあることは、ひそかに喜びにたえないところでございます。古來伊東は港灣の天惠に乏しく、漁業根據地の必要を痛感してまいつたのであります。從つて舊新井濱漁業組合の獨力をもちまして漁港の修築を企て、再三の失敗にも屈せず、實現に努力してまいつた結果、大正七年國庫及び縣費をもつて伊東漁港の……
○小松委員 保險料率は一般会社との関係はいかがですか。
【次の発言】 本請願の要旨は、宮崎縣兒湯那川南村通山は、漁場としてきわめて優秀で腕利きの漁民は三百を算えるが、漁港がないためその漁獲は本村の住民すら賄いえない現状である、ついては海洋資源の速やかな関発のため本村通山濱に漁港を築設されたいというのである。
【次の発言】 青森漁港修築促進の請願、本請願の要旨は、青森漁港の改修工事は導水堤その他の一部が施行されただけで、ほとんど港の形態をなしていない、しかるに青森漁港は近海に世界有数の漁場を売し、漁獲物も多量にあり、漁業技能者の数も多く、國家食糧危機打開に重大使命をもつている、ついては該漁港の修……
○小松委員 ただいまの石原委員のかんてんに関し、石花菜の價格改訂問題に対しての質問があつたのでありますが、御承知の通り、この價格は昨年改訂せられただけで、そのままに相なつておりまして、ただいまもお話のございましたことく、生産地は昨年度の價格によつてくぎずけをされておりますために、諸物價との均衡がとれませんので、非常に苦境に陷つておるのであります。ゆえに近くこの價格をもちろん改訂されることと存じますが、その改訂價格の率はどのくらいの程度に改訂されるかということを、併せてお伺いしたいのであります。なお重ねて質問をお許い願います。
○小松委員 過般の本委員会におきまして、さきに隠退藏物資の摘発委員会において問題に相成つておりまする世耕指令に基くところの未処理の問題を、本委員会において結果をつくべしという御決定を見たのであります。よつて私はこの世耕情報に関連いたしておりまする事件につきまして、未だ本委員会の話題にも、上らなかつた問題が、私の知る範囲において起つておるのであります。ゆえにその問題を本委員会において取上げられまして、世耕情報の結末をつける上において、ぜひともこの問題をその中に包含をしてお取扱いを願いたいと思うのであります。 その事件の概件につきましては、私は裁判所の記録を概要見てまいつたのでありますが、その記……
○小松委員 ただいまのお二人の証人のいろいろお話を伺つておつたのでありますけれどもお二人はいずれも責任の地位にある方でありながら、何ごとも詳しく御存じないような御答弁でありまして、私どもははなはだ不可解にたえないのであります。責任者がかくのごとき答弁をする、これに対しましては知らないということはないと私どもは言わなければならぬ。これに対して委員長はどういうお取扱いをするか。なおまたその就任の日が浅くして、終戰直後の事情に通じないということであるならば、その終戰直後の処理に当つた関係者を証人としてお喚び出し願つて、十分にこれを究明していただきたいと私は思うのであります。
○小松委員 ただいま倉石さんに対しまして委員長初め皆さんかにお尋ねになつたことは、中曽根軍服事件に関する問題を中心として証言を求められたのであります。私はこの際中曽根軍服事件とは別な軍服拂下事件に対しまして、辻嘉六さんと倉石さんとが御関係があるようなうわさを耳にいたしておりますので、その眞相を明らかにいたすことが倉石さんのためにもよかろうと存じますので、この際特にお尋ねしたいのであります。倉石さんは沼津の檢察廳におきまして、あなたの周囲の人々と言われまする日本産業株式会社の社長都河さんと、それから都河さんの友人の中山浩さんその他の方々が、静岡縣伊東農業会の專務勝又理三郎から四百七十万円を巻き上……
○小松委員 ただいま証人の証言を伺うと、辻さんのところへは、親代りとなつてもらつてしばしば出入されている。辻さんのお宅のふところぐあいもよくわかるから、しばしば自分もお金を差上げたというお話がありましたが、そのよくふところぐあいがわかるということは、辻さんからその都度要求があつてお金を差上げたのかどうか、その点をまず伺いたい。
【次の発言】 要求がなくしておもちになつたということでありますが、そうすると辻さんのお宅はおそよどのくらいの生計費が月にかかるというようなことも、あなたは御承知の上でおもちになつたことだと思いますが、そうですか。
○小松委員 証人は、厚生同胞協力会とどういう御関係であるか。また御関係があるならば、厚生同胞協力会の事業目的はどういうことを主としてなされるのであるか、その点をお尋ねしたいと思います。
【次の発言】 厚生同胞協力会の水野繁彦さんとの御関係を御存じですか。
【次の発言】 厚生同胞協力会から自由党へ献金として、水野繁彦さんに二百五十万円を渡したというようなことを聞いておりますが、そういうお話をあなたは耳にしたことはありませんか。
【次の発言】 自由党を献金したというお話を全然知つておりませんか。
○小松委員 証人に重ねてお尋ねしたいのでありますが、あなたは竹中工務店の差押え問題に対しまして栗栖藏相からあなたのおとりになつたことに対してたいへん叱責を受けたということを言われておりますが、栗栖藏相から直接あなたが叱責を受けたことがあるかどうか、重ねて伺いたい。
【次の発言】 しからば私は証人にあらずして、この問題を提出せられました高橋英吉君にお伺いしたいのですが、よろしうございますか。
【次の発言】 これは委員長からお聽き願いたい。このことを要求いたします。
○小松委員 ただいまこの金の行方を追究されておりますが、私は、不正の献金であるならばその行方をどこまでも追究する必要があると存じますけれども、辻嘉六のごとき軍服拂下げの不正事件の金にあらずして、淨財を献金したるものに対して、あえて追究する必要なしと信ずるのであります。
○小松委員 証人の証言をいろいろ承つておりますと、佐世保船舶重工業会社の社長に北村徳太郎氏が選任せられましたのは昭和二十二年の七月二十八日であり、辞任いたしましたのは二十二年十二月三日であると承つたのであります。從つてこの間におきましては、証人の証言を伺いますと、この会社において物資を隠匿したこと、あるいは横流ししたというような事実を私は承知することができないのであります。從つてこの間に、北村徳太郎氏社長在任中にはさようのことがなかつたということをわれわれは承知してよろしゆうございますか。
○小松委員 ただいま証人は栗栖大藏大臣は終戰処理費の支出に対して放漫であつたというお話でありましたが、この処理費の支出に対して放漫であつたということを、ただうわさ話に聞いたというだけでなくして、事実こういう点が放漫であつたということを、はつきりと知り得ている点をいま一度お話を願いたいと思います。
【次の発言】 なおお尋ねいたしまするが、この終戰処理費の支出方法は、どういう径路をもつて支出いたしておるのですか。
【次の発言】 なおお尋ねいたしますが、この檢査に放漫な出支とあなたがおつしやることは、どういう意味から仰せられるのかしれないが、この工事の契約は縣を通じて契約をなさるでありましよう。そう……
○小松委員 過日岡本檢事の証言によりますと、佐世保市役所が不当拂下げを受けたと称せられました海底ケーブル線は、針尾島、鯛の浦から発見したものを目的としたのであるが、すでにそれが拂下げられたものであることがわかつたので、申請認可証を改竄して前畑から出たものを入手することに成功した。その他鯛の浦から鉄線、鎧装線が多数出た。また東浦、飽浦からも出ておる。かような証言をいたしておるのでありますが、その証言に基いて私は一、二お伺いしたいのであります。証人は前畑、針尾島、鯛の浦、東浦、飽浦という地域は御存じのことだと存じまするが、この地域はS・S・Kの構内であるかどうかということをお伺いいたしたい。
○小松委員 証人に対して委員諸君からもいろいろ注文がありましたが、伺いますと、S・S・Kの構内には多くの應匿物資がなかつたというようなお話に承つたのでありますが、われわれの聞くところによりますと、また地方の新聞等におきましても、あの周辺から相当多量の物資が摘発されていると伺つておる。さようなことはございませんか。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 今日までは別に摘発されたものはなかつたのでございますか。
【次の発言】 S・S・Kの周辺と申しますのは要するに鎭守府の域内、三里四方もあろうというその中から相当多量のものが出たということを伺つているのでありますが、さようなことはなかつたかどうか……
○小松委員 証人にお尋ねしますが、あなたは先ほど栗栖藏相の排斥の理由として、栗栖さんは國家財政を相当するに不適当である、予算編成の能力がないというような理由のもとに、排斥運動が起つたというお話でありましたが、その排斥運動の片棒をあなたはかついで活躍された方ですか。
【次の発言】 あなたはその排斥運動にみずから陣頭に立たなかつたのですか。
【次の発言】 組合の一員としてあなたも活動された方ですか。
【次の発言】 それはあなた方がおつしやつたのですか、その仲間にあなたもはいつておつたわけですか。
【次の発言】 それは栗栖さんが國家財政を相当する資格のないということをあなたははつきり御認識なさつてい……
○小松委員 簡單にお尋ねいたします。証人は会計の責任者として、もつぱらこの方面に活動せられた方でありますが、この十二月に一切の清算を完了したというお話でありますが、この交通費やその他の領收書を得ることができなくて、一会社からは証明書が出たということですが、これはいつごろ出たのですか。
【次の発言】 これは最近におとりになつたのですか。
【次の発言】 以前の額は明らかになつたのですか。
【次の発言】 そしてあなた方は清算事務をおとりになつたのは、東京でおとりになつたのでありますか。九州でおやりになつて……。
【次の発言】 いつごろ九州に帰られたのですか。
○小松委員 私は逐條の質問をするに先だちまして、本日は総括的に、二お尋ね申し上げたいと存じます。この協同組合法は、第一條に掲げてございまするごとく、生産力を増進するということに重点を置かれておるようでありまするが、生産力の増強を期するのに、組合にその基礎をなすところの漁業権を取得せしむるということが最も妥当な方法ではなかろうかと思うのであります。農地改革に際しまして、耕作農民に土地を與えて生活の基礎をつくると同様に、水産業の生産増強を期するためには、漁民一人々々に漁業権を與えるということはいささか困難でありまするがゆえに、この協同組合に漁業権を取得せしめて、働く漁民にこの漁業権を利用するの道を……
○小松委員 逐次、数項にわたつてお尋ねいたしたいと思います。 第四條の条文の中に「直接の奉仕をする」という文字がございます。この字句について私はお尋ねしたいのであります。およそ奉仕には直接奉仕することもございましようが、また間接に奉仕することもあるべきだと思うのであります。いや間接に奉仕することが、直接に奉仕することより以上に組合の経済的、社会的地位の向上に役立つことがあると思うのであります。しかるに、ここに直接の奉仕だけに局限いたしました理由はどういうわけであるか。また直接奉仕とはいかなる行為を指すのであるか。これを第一にお伺いいたしたい。
○小松委員 私は民主党を代表いたしまして、ただいま上程せられておりまする水産業協同組合法案、水産業協同組合法の制定に伴う水産業團体の整理等に関する法律案、漁業権等臨時處置法案に対しまして、原案に賛成の意を表するにあたりまして、いささか希望條件を付して、將來適当な措置を講ぜられんことをこいねがうものであります。 日本再建の重要國策の一環として、水産業の振興をはかり、かつ漁村の民主化を促進せねばならぬことは、あえて私の言をまたないところであります。しかるに水産業に関する制度がいまだ民主化されず、本法て並行して提出せらるべき漁業権法の改正も、依然としてたな上げの状態にあることは、全國津々浦々の大衆……
○小松委員 証人の弟さんの都川さんという方は、炭鉱業者ではなくて、炭鉱会社にお勤めになつておられるのでありますか。
【次の発言】 あなたがお会いになつたというときは、國管問題反対のために、弟さんが上京されたときにお会いになつたんですか。
【次の発言】 それではなおお尋ねしたい。あなたは先ほどの証言の中に、弟さんが石炭國管問題についてはいろいろ世間からうるさい噂が飛んでおるから、深入りをするなと言つたという御証言でありましたが、そのお話の意味をあなたはどういうぐあいに解されたのでありますか。
【次の発言】 そうすると金銭授受が行われたり、あるいは政治家に対する饗應、そういうようなどうも思わしから……
○小松委員 この機会に大口やみ取引調査小委員会におきまして、奈良縣生駒郡安堵村東安堵井上信貴男に対しまして、本年八月十七日及び九月二十六日、同月三十日の二回にわたりまして委員が出張いたし、調査をいたしました結果を御報告申し上げたいと存じます。 第一に事案の概要を申し上げます。井上信貴男は昭和十三、四年ごろより屑皮加工による靴の積上踵の製造業を営んでいたのであるが、終戰直後皮革統制会大阪支部が奈良縣廳及び大阪府廳より拂下を受けた元軍所有の特殊物件たる皮革を独占的に同支部より配給を受け、その数量は同人の自称する現在庫量のみにても、皮革屑三百四十七トン及び皮革百四十七トンに及ぶほか、実際はこれを奈……
○小松委員長代理 市村さん、野田さんの証言とあなたの御記憶、お考え等と食い違う点がありましたならば、この際御証言願いたいと思います。
【次の発言】 ほかに相違するようなことはございませんか。
【次の発言】 他にお尋ねすることはありませんか。
【次の発言】 それでは本日はこれにて散会いたします。証人の方長い間御苦労さまでした。
午後七時三十六分散会
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