このページでは細川八十八衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○細川八十八君 現在政府の食糧政策が重大なる危機に立つときにあたり、平野農相が、第一次、第二次、第三次にわたる食糧緊急対策を速急に施行し、その対策に苦心しておられることは、成功不成功は別として、その努力に対しては一應感謝するものであります。 しかし、ここで問題になることは、平野農相の法に対する心構えであります。もし農相が依然として從來の官僚政治のわく内に閉ぢこめられて、法律万能の弊に陷り、法のために法を行い、人を生かすために法を施行しなければ、その施策がいかに巧妙にできていようとも、それは必ず國民の心理、農民の心理に反し、失敗に終ることは明らかであります。 何ゆえに法万能ではいけないか。そ……
○細川八十八君 ただいま議題になりました百貨店法を廃止する法律案の審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 本法案は、昭和二十二年九月二十日本商業委員会に付託せられ、九月二十二日商工大臣より提案理由の説明を聽取し、爾來審議を重ねること九回に及んだ次第であります。 本法律案の提案趣旨は、簡單に申し述べますれば、百貨店組合に関する事項と、百貨店営業に関する規定とにわかれるのであります。まず組合に関する規定は、戰時中に設けられた統制に関するものでありまして、私的独占禁止法の趣旨に反する部面もあり、この際これを廃止する必要があるのであります。次に、百貨店営業に関する取締規定は、一面独占禁止法によ……
○細川(八)委員 理事は委員長において御指名あらんことを望みます。
○細川(八)委員 中古衣類のマル公撤廃の請願の趣旨は、各委員諸君が述べられたので、私はこの際深くこれに対して申し上げることはないと思うのであります。私のこの請願のマル公撤廃をさせなければならないという趣旨はいずこにあるか、それは申すまでもなく、戦時中に低物価政策の見地から、わが國の経済をほとんど水と空気以外のものは全部マル公で縛つた。ところが戦後もう二箇年有余になりますのに、依然としてそういう實際に行われないむだなことが、未だに残されておるということは、まことに遺憾に思うのであります。殊に衣料を売らなければならない階級はどこにあるかと申しますると、すなわち今日インフレによつてまつたくたけのこ生……
○細川八十八君 ちよつと委員会のお許しを得ましてこの請願の趣旨を申し上げます。これは旧南海鉄道山手線、現阪和線の拂下げに関する請願でございます。戰局の進展に伴つてこの山手線、南海天王寺駅より南海東和歌山に至る本線及び鳳、山手羽衣間の支線による延長六十二、八キロを、戰時輸送対策として政府が買收したのであります。戰爭も終結いたしまして、戰時輸送の目標としたところも自然解消いたしましたので、経営者はこの拂下げを受け、地方鉄道として経営いたしたいということを熱望しておりますので、さきに運輸大臣に拂下げ額を出しておいたのであります。殊に第一回國会に請願いたしましたところ、さいわい衆議院におかれても御採擇……
○細川(八)委員 きようの議題になりました税制改革及び取引高税に関して、大藏大臣及びその他関係官廳にお尋ねいたしたいと思いますが、まずこの質問をする前に、私は少しお尋いたしたいことがあります。
それは日本の國民の生活の中心がやみであると私は考えておるが、大藏大臣はそれをどうお考えになつているか、これが一つ、それからもう一つは日本経済の中心がこれまたやみであると考えているが、これに対して栗栖安本長官はどうお考えになつているか、これをまず私の質問の前提としてお聽かせ願いたいのであります。
【次の発言】 大藏大臣の御答弁によつて、大体生活の中心がやみであるということは、否定も肯定もしないが、大体数……
○細川八十八君 委員外の私に説明をお許し願いましたので、ただいま緊急動議として上程されましたそばの外食券食堂の再開について御説明を申し上げたいと存じます。 そばは、古来日本の三百年の昔からずつとこれはわが國に傳わつてやりつつあつたのであります。しかしこれが戰時中の食糧管理法のわく内に入れられ、そうして食糧管理法のわく内にありましたために、これが市場に出まわらない、從つて、百姓でも少量のものはつくり得るが、これが供出の対象に立たない、そうこうしておりますうちに、自然食糧というものが都会の巷に非常に窮迫いたしまして、それが昨年の政令が施行されるまでは、暗黙のうちにこのそば屋というものが都会地にや……
○細川委員 大体同僚から言い盡されたのでありますが、ただいまの向井部長の答弁では満足するものではありません。すでに昨年十二月九日の國会において、満場一致議決したという報告に接しておらなかつたということは、私は了承できないのであります。部長の手許には國会の公報が行つておるか、あるいはこれが官報に告示されておるということは間違いないと思うのであります。こういう重大なことを、向井部長御自身この委員会の席方においでになつて、その実情はよく御承知であると思う。これを決定するためには、議会でどういうような議決がついたかということを、一應責任のお立場において知つておるべきが当然のことである。それを知らなかつ……
○細川(八)委員 ただいま上程とれましたこの輸出品散締法は非常に事重大な問題でありますので、できますならば私は公聽会を要求する者ではありまするけれども、その日時が許されませんといたしまするならば、輸出なされる業者の代表の方々を三名もしくは五名くらいお招きをいたしまして、それらに対する声を一應聽取してみたいと考えるのであります。この点皆さんにひとつお願いしたいと思います。
○細川(八)委員 私がちよつとお尋ねしようと思うことは、今松井君から尋ねられましたので、大体私もわかつたのでありますが、國家檢査になる場合に、やはり檢査せられる檢査員でありますけれども、これが一番むずかしい。これは今あなたの言われたことでよくわかりましたが、実際問題として國家がこれを檢査するということになれば、わかる人が得られないとするならば、どういう機関をもつてこの檢査に当らしむべきか一番いいかということについて、何かお考えがあれば伺いたい。
【次の発言】 もう一点お尋ねしたい。この法案には等級別に檢査をするということがあるが、ところがメーカーは一等品、二等品、三等品として出すとしましても、……
○細川委員 本法案は質疑が大体盡されたと思われるので、以上をもつて質疑終了し、ただちに討論に入りたい。右の動議を提出する。
○細川(八)委員 今櫻内君の御提案になつたことは、皆さんの御承諾を得たのでありますが、民主自由党は取引高税を全面的に即時撤廃するという御暫約もありますし、かつまた民主党内閣当時にできました取引高税でありますが、必ずしもわれわれもこれを了といたしておりません。財源の問題でやむを得ずこれを認めたわけであります。從つて、当局に対してそのお話に委員長が参られまする前提として、私はその身がわり財源の用意が必要であろうと思うのであります。これは委員長の最も御認識の深いことでありますが、取引高税を全面廃止するに足るところの財源は、今私の考えでは、何といつても私は酒造税の確保にあると思うのであります。民自党に……
○細川委員長代理 ただいまの公述人に、何かお尋ねがございますか。――ないようでございますれば次に移ります。
ちよつと皆さんに申し上げておきますが、商業委員以外の議員の方で御発言の方は、委員長の許可を得てから後にお願いいたしたいと存じます。
それでは次に移ります。東京産業大学教授赤松要さんお願いいたします。――お見えになつておられぬようですから後番にいたします。
運輸省の調査壁の高宮晋さんにお願いいたします。
【次の発言】 何か高宮さんにお尋ねはございませんか。――ないようでございますから次に移ります。
次に東京商業者同盟事務局長喜多村実さんにお願いいたします。
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。