守田道輔 衆議院議員
23期国会発言一覧

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守田道輔[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは守田道輔衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院23期)

守田道輔[衆]本会議発言(全期間)
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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 衆議院本会議 第71号(1948/06/26、23期、日本社会党)

○守田道輔君 私は、社会党を代表いたしまして、政府の土地改良事業に対する所信を伺いたいと思うものであります。  質問の第一点は、政府は一体わが國の食糧問題の解決の根本方針をどこにおこうとしているのか、確固たる方針の指向するところを明示されたいのであります。すなわち一、食糧の自立をはかろうと欲するのか。二、工業製品を輸出して、その代金で食糧を輸入しようとするのか。三、今後とも連合國に食糧放出を懇請し続けようと欲しているのか。  政府は当面その日暮しの対策に沒頭し、恒久対策の確立を怠つていることについては、弁解の余地はなかろうと存ずる次第であります。戰前五箇年の日本は、年平均米一千四百万石を朝鮮・……

守田道輔[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院23期)

守田道輔[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第1回国会(1947/05/20〜1947/12/09)

第1回国会 国土計画委員会 第8号(1947/08/19、23期、日本社会党)

○守田委員 今まで河川改修とか、あるいは砂防というものは、近來行われたもののようでありますが、とくに河川を改修するという場合には、かつては地元民だけで年々歳々これをやつておつたものです。ところが最近そういうことがなくなりまして、これは國民全體の氣持の上からでもあると思うのですが、全然顧みないという空氣が起つている。ただ地元民である一部の有志が政府に嘆願して、その改修を政府だけにやらせようというような考え方が相當強いのであります。この點今後における河川改修というものは、地元民との完全なる協力ということも必要であるのではないかと考えます。政府の方においても地元民と無關係なような改修が行われているよ……

第1回国会 国土計画委員会 第9号(1947/08/22、23期、日本社会党)

○守田委員 私は政府委員にお尋ねいたします。ただいまの福江港のお話を聽いていますと、當然今日までなされなければならないことをなしていない。それと反對に目前の必要を見ないような港灣の修築に對して、運輸省は豫算をまわすというようなことが多々あるのではないか。特に運輸省というところは、私ははつきりは申し上げられませんが、地元の熱意、いわゆる地元民が本省に來て、そうしてあるいは係官とか課長とかと待合政治をやつているということを多々聞いておるのでありますが、そういうふうに情實によつて動いていることがあるかないかということを、この際お聽きしたいのであります。

第1回国会 国土計画委員会 第10号(1947/08/26、23期、日本社会党)

○守田委員 この霞ヶ浦の沿岸の干拓事業中止に關する請願者の趣意は、私非常にもつともとして賛成の意を表する次第であります。私どもとしては、河川の改修、特に利根川の河口の浚渫ということが、その地域内におけるところの食糧増産の最も大きな役割をなすという考えをもつておるのでありまするが、ただ農林省關係といたしましては、何でもかんでも土地を干拓しさえすればよい、いわゆる面積を少しでも餘計やつたということだけを考えておつて、根本的なことを考えていない。今日の農地開拓というものが再檢討を要するということは、言うまでもなくすべての人によつて承認せられておるところであります。この點につけましてこういう問題は全國……

第1回国会 国土計画委員会 第12号(1947/09/26、23期、日本社会党)

○守田委員 ただいま只野さんその他から、水害地の詳細なる御報告がありまして、私ども今まで平素から考えておつた憂うべき現象が現われてきたことを、實は悲しむものであります。すでに關東から東北、北海道にかけまして、この度の水害、また前囘の水害等によりまして國土が荒廢するし、そのためにそこに居住しております農民、その他の食糧がまず問題となつております。さらに住居、衣料、すべてが憂うべき状態に陥つておりますが、この状態はおそらく少しの雨でも、各地においてこうした水害の現象を現わしてくるものと考えられるのであります。實は昭和二十年に山口縣、廣島縣に水害があつたのでありますが、その後におけるこれの復舊という……

第1回国会 国土計画委員会 第13号(1947/09/30、23期、日本社会党)

○守田委員 私は十分な認識がないのでありますが、この國土委員會が國立公園を擔当するということになつておるのでありますが、その點はなはだ了解に苦しむ點があるのであります。ただ國立公園に關する法律案が出た場合にのみ、われわれはこれを審議する權限がある。それからまた請願に對して審議する權限がある。この二つに限定されるかのごとくであつて、先ほど政府委員の答辨によると、それ以外の問題についてもわれわれは何らのくちばしをさしはさむ餘地もない。その邊がどうも私にはつきりわからないのでありますが、政府のやり方を見ておりますと、はなはだ失禮な言葉を使いますが、屬僚が一切裁断をくだしてやつていこうということになれ……

第1回国会 国土計画委員会 第16号(1947/10/10、23期、日本社会党)

○守田委員 本請願は山口縣十市協議会長山口縣森林組合連合會會長、山口縣貨物自動車運送事業組合理事長、山口縣小運送業組合長、山来技研坑木林産組合組合長、山口縣自家用自動車組合理事長、山口縣乗合旅客自動車運送事業組合理事長 山口農業會、かやぐち水産業会会長山口縣町村會会長、西部石炭鉱業會會長の請願であります。  趣旨を申し上げますと、わが山口縣は本土の西端に位し、南に九州を扼し、北に海を隔つて大陸を控え、新日本再建の重要なる交通上の要衝にあたるのであります。また本縣は三万海に面し、日本屈指の水産縣であり、國家再建の指針である石炭についても、全國有数の生産縣であり、かつまた林産物、農産物についても、……

第1回国会 国土計画委員会 第19号(1947/10/28、23期、日本社会党)

○守田委員 ただいま犀川の砂防工事につきまして請願者からのお言葉も聽いたのであります。また國土局の河川課長の御説明も承つたのでありますが、何をおいても治山治水の對策としては、砂防工事をおいてほかにないということは今日はつきりしておるのでありますが、現實に見ましたときに、内務省側の渓流砂防工事と、農林省側の山腹砂防工事が竝行していないということが一番遺憾の點ではないかと思うのです。かりに内務省側の渓流砂防をやつても、山腹砂防が實際行われないために、内務省のやつた堰堤が二、三年經てば直ぐさま砂に埋もつてしまつて、それから先は何の役にも立たないという結果になり、數百萬の金を投じても、それが二年か三年……

第1回国会 国土計画委員会 第20号(1947/10/31、23期、日本社会党)

○守田委員 ちよつと農林當局にお尋ねいたしますが、群馬縣等は水害のため耕地が非常に荒廢しておる。その復舊をするために公共事業費の方面から追加豫算をとり、それに充てる。こういうふうな御答辯のように聽いたのでありますが、水害の大きな原因の一つが開拓事業にある。ところが開拓いたしましても實際においてはそれからの收穫がただちにあがらない。片一方の耕地を復舊するのならば、明年度からはすでに收穫があるという場合には、この開拓事業の方は豫算が組んであるものを、耕地の復舊の方へ流用することは、私は可能だと考えておるのですが、その點は實際に今日までやられておるか。さらにもう一つ特にお尋ねしたいことは、こうした場……

第1回国会 国土計画委員会 第22号(1947/11/07、23期、日本社会党)

○守田委員 ただいま私政府委員の説明を聽きまして若干疑義があるわけであります。たとえば國立公園の指定請願がこの國土委員會に出ておりますが、政府委員の説明に從いますと、別個の國立公園の審議會というものがあるがごときことを伺いますが、厚生大臣がそういうものをしてきめられる場合には、この國土委員會はどういう存在の必要があるか、今の説明によれば何らの必要がない。また開港場指定につきましても、大蔵大臣がかつてに御決定なさる。そうした場合に、この國土委員會というものは一體どういう關連をもつているか。國土委員會はこれに對する何らかの決定機關、審議機關でもないように思うのですが、こういう點が多々あると存じます……

第1回国会 国土計画委員会 第23号(1947/11/11、23期、日本社会党)

○守田委員 この度の利根川の大水害がいかに人畜、田畑、家屋等を損傷したかということについては、われわれは實に今日の治水の根本的な施策というものが立つていなかつたということを特に痛感するのでありますが、今度の水害の大きな原因となつたものは、栗橋に材木その他のものが掛つて、そうして川下よりも川上の水位が非常に高かつたということであるのでありますが、その場合に今までの考え方の非常に誤つておつた點は、いわゆる栗橋の鐵橋の幅を擴めるということが十分に考慮せられていなかつたということにあるのではないかと思うのであるが、この場合にその鐵橋の幅を擴めるとか、あるいは今後このたびの水位以上の出水があつた場合でも……

第1回国会 国土計画委員会 第26号(1947/11/25、23期、日本社会党)

○守田委員 ただいま一括議題となりました請願各件は、國道または峠改修促進に關するもの、道路開鑿または全通促進に關するもの、國道、隧道、建設工事の促進等でありまするが、特に今日道路が荒廢いたしまして、改修を要することは實に急務中の急務でありまして、この請願は特に取上げなければならない問題だと考えておる次第でございます。またこの中にありまするところの關門國道の隧道の建設工事は、今その保持のために三千萬圓を要しておるのでありますが、これに若干の工費を注入いたしますならば、近きうちにこれが完遂をみるといたしましたときには、實に日本の國家にとりましても、大きなる利益を與えるものと考えられます。この意味に……

第1回国会 国土計画委員会 第27号(1947/11/28、23期、日本社会党)

○守田委員 ごく簡単に申し上げます。  錦川及び御庄川改修促進に關する請願でありますが、昭和十年災害以來毎年のごとく相當の被害をこうむり、その都度當局におかせられてはわざわざ實地御踏査の上、莫大な國庫補助を仰ぎ、著々復舊いたしておりましたが、殊に昭和十七年及び二十年關西地方は未曽有の大災害をこうむり、これが復舊については、當局におかれても技術的に考慮を拂われ、姑息的災害復舊に默することなく、一大英斷のもとに錦川、御庄川その他各河川とも總合計畫を樹立され、一定計畫のもとにその工事も著々と進捗しつつある今日、關係市町村民は感謝と滿腔の敬意を表する次第であります。しかるに本年六月の出水によりまたも相……

第1回国会 国土計画委員会 第28号(1947/11/29、23期、日本社会党)

○守田委員 私はこの法律、すなわち都會地轉入抑制緊急措置令を改正する法律案が憲法の第二十二條に「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移轉及び職業選擇の自由を有する。」といういわゆる人民の生活權を拒否するものではないという考えをもつておるのでありますが、これに對しまして當局の御説明を願いたいと存じます。
【次の発言】 この法律の第一條によりますると、「都會地における人口の過度の集中に因る窮迫した住宅、雇用及び食糧の事情竝びに災害に對處するため」こういうふうにございまするが、これの最後を見ますると、東京、神奈川、大阪、兵庫、和歌山、京都、山口、福岡となつております。先ほど國土局長のお話を承りま……

第1回国会 国土計画委員会 第34号(1947/12/08、23期、日本社会党)

○守田委員 本請願の要旨は、國土の利用と保持とはいかなる時たるを問わず、國土保全の見地から国家的に計畫されなければならない國務であるにかかわらず、ほとんど等閑に附され、國民また無關心でますます國土を荒廢に導き、ついに今囘のような大水害となつた、ついては基本的國土計畫研究所を設立するとともに國民間に國土計畫思想の普及を期するため、一方に國土計畫研究所を設立し地方官立大学に國土計畫講座を開設されたいといふのであります。何とぞよろしくお願いいたします。
【次の発言】 國民生活の安定を確保しさらに進んで將來文化的日本を建築するには、幾多の土地に關する政策立案、實施を必要とします、これらが公正妥當で効果……

第1回国会 農林委員会 第45号(1947/11/12、23期、日本社会党)

○守田道輔君 ただいま重富さんから御質問があつたのでありますが、私はそれをつつこんでお尋ねしたいと思います。と申しますのは、山口縣の食糧委員會は農家の保有量を十七%切り下げまして、全縣下の農民に割當てました。さらに宇部市、下關市におきましては、二五%を切り下げて割當をするというような計畫をもつておりました。問題となりますのは、政府の生産見込量が百二十八萬四千石であつて、山口縣の食糧委員會が決定しました生産見込量というものは約百二十二萬六千石見當となつております。その間約五萬八千石という食違いがあるのでありますが、政府は百二十八萬四千石の見込量があると言い、山口縣の食糧委員會がでは百二十二萬六千……


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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 国土計画委員会 第1号(1948/01/30、23期、日本社会党)

○守田委員 これより御報告申し上げまする。  第一回國会において、関門國道隧道工事促進に関する請願第七二九号及び陳情第三八一号が本委員会に付託されましたが、会期終末近くで、早々の間に審議せられたるため、各委員にその重要性を十分に御認識していただけなかつたやうにも感ぜられ、この点はなはだ遺憾に思つていた次第であります。隧道工事は今次世界戰争の前後を通じて、日本が世界に誇り得る唯一の建設工事でありまして、目下海峡征服隧道計画中本工事に比肩するものは、イタリー本土とシシリ一島を結ぶメツシナ海峡隧道、スペインとアフリカを結ぶジブラルタル海峡隧道並びに英佛海峡隧道でありまして、各國ともに鉄道隧道より数倍……

第2回国会 国土計画委員会 第3号(1948/03/26、23期、日本社会党)

○守田委員 私は災害復旧の問題について、まず第一にお尋ねしたいことは、出水期を前にしておるので、災害復旧に対しては、どうしても五月一ぱいには、何はおいてもやつていかなければならないと思いますが、それに対して五月までにどうしてもやらなければならないところの災害復旧の費用が、一体幾らくらいあればよいのかということが一つ、それがきまりますると、先ほど水政局長のお話を承りますと、わずかに災害復旧の費用が二億八千万円ということになつておけます。その間に相当の開きがあると思われるのでありますが、災害復旧をやらなければ、何に一番こたえるかというと、食糧の生産がまず第一だと考えるのであります。いろいろと当局の……

第2回国会 国土計画委員会 第7号(1948/05/22、23期、日本社会党)

○守田委員 ただいま今村さんから、第一國会における請願の多数の案件について、その後どういうふうに処理しておるかという御質問があつたのでありますが、ごもつともな御質問と思います。それに対し政府側がいかなる処置をしたかということの問題でありますが、私どもこの國土計画常任委員といたしまして、昨年來一千の請願をほとんど採択してまいりましたが、これを実際に行う場合におきましては、今日の國の財政から考えてみまして、みながみな行うことができ得ない事情にあると思われるのでありますが、その場合には、河川の場合におきましてはどの河川を第一におくとか、第二、第三というふうに重点的にやつていくということも考えられます……

第2回国会 国土計画委員会 第12号(1948/06/22、23期、日本社会党)

○守田委員 問題は実現の可能性にあるのでありまして、たとい第二案を採択するにしても、將來経費が許されれば、拡張した第一案に近いものになし得るよう融通性をもたして欲しいと存ずるのであります。今までにも、委員会で採択はしたが実現できないような事例が少なくなく、この件については断じてそのようなことのないように、必ず実現させていただきたいと思うのであります。

第2回国会 国土計画委員会 第16号(1948/06/30、23期、日本社会党)【議会役職】

○守田委員長代理 次に日程第六五、関門國道トンネル工事促進の請願、中島茂喜君外四名紹介、第一六七〇号を議題とする。

第2回国会 財政及び金融委員会 第22号(1948/05/01、23期、日本社会党)

○守田道輔君 ただいま委員長の御紹介になりました一一一号と三五七号の請願でございますが、これは性質が同じものでございまして、光海軍工廠敷地の拂下に關します請願でございますが、一應内容を申し上げたいと存じます、これは昭和十四年に海軍が買上げた土地でございまして、その土地は約百万坪でありまするが、全部買上げられましたものが約百三十戸でありまして、一部買上げられましたものが三百余戸であります。今申し上げました敷地は百万坪でありますが、それ以外に住宅地となりましたもの、都市計画の道路敷地等になりましたものが、合せて四百五十万坪という土地を光市の農民が失つたのでありまして、当時、海軍工廠は四万人の工員を……

第2回国会 水産委員会 第21号(1948/06/22、23期、日本社会党)

○守田道輔君 本請願は山口縣阿武郡須佐町、須佐漁港建設期成同盟会会長増野忠外四百四十四名の請願でございます。再建日本の重要なる課題であります食糧流産に並行いたしまして、生鮮魚介類の増産増獲もまた重要緊急なる案件の一つでありますことは、今さら警言を要しないところであります。私ども須佐漁民もまたその使命の重大性に鑑みまして日夜これが天職の発揮に最善を盡すべく、漁撈の改善に、漁獲物の処理に創意くふうを凝らし、乏しき資材にて最高の能率を挙揚すべく、惡戰苦鬪をいたしておる次第であります、わが須佐港は天然の良港ではありますが、未だ過去における人工施設の見るべき実績に乏しく、殊さらに漁港といたしましてはわず……

第2回国会 農林委員会 第10号(1948/05/28、23期、日本社会党)

○守田委員 私も成瀬君と同一意見です。大体米作その他の主要作物に対して非常に有利な條件のもとにやつておる。最近に市場に氾濫しているあれは、実にわれわれの目に余るものがある。成瀬君はある程度までの條件を認めますが、こういうものに対しては嚴重な取締りをする必要がある。嚴重に供出の対象としなければならぬ。私はかように信じまして、野溝君の紹介された意見に対して全面的に賛成するものであります。

第2回国会 農林委員会 第28号(1948/06/28、23期、日本社会党)

○守田委員 お尋ねいたします。この食糧確保臨時措置法というものの目的がどこにあるかということですが、それは結局農家が安心して食糧をつくり、供出ができ、自分の食糧を確保する、こういう基本に立つものだと思うのです。そういたしますと、問題の要点は、今までの食糧管理法による供出制度がはなはだ遺憾な点が多かつた、一生懸命つくつた精農はそれによつて供出をさせられるが、いかにふまじめに農家があつた場合でも、その方は結局供出の対象にならぬことになつていたのであります。私はこの法案と前の管理法とを比較した場合には、この方が少しはよいと考えている。ところが私がこれから質問しようと思いまする問題のところはこういう点……

第2回国会 農林委員会 第33号(1948/07/03、23期、日本社会党)

○守田委員 私は政府に対しましてお尋ねいたします。政府は今回國営競馬並びに地方競馬を行いますにあたり、從來の日本競馬会が行つてきたレース番組の独占的編成等に関しまして、この際官僚的な弊害を是正する目的をもつて、馬主、調馬師、飼主等、あるいは第三者の意思を尊重して行う考えがあるかどうか、こういう点をひとつ伺いたい。
【次の発言】 次に、從來行つてきたところの賞金額では、馬主の経済が維持できない段階にきておるように思われるのでありまするが、そうなりますと、優良馬の育成ということが困難になるのではなかろうか。この際賞金額を引上げるようなお考えがあるかどうか、この点を確かめたいと思います。

第2回国会 農林委員会 第34号(1948/07/04、23期、日本社会党)

○守田委員 私はこの森林資源造成法の一部を改正する法立案の趣旨に対しては、決して反対するものではないのですが、日本の現在の國内的、國際的ないろいろな情勢を分析して、その上に森林政策を立てなければならないと思うのであります。ただ今日森林の造成ということだけを取上げるのでは眞の効果をあげ得ないのではないかと考えるのですが、問題は結局今伐つて荒廃したあとの山に木を植えるということも大事でありますが伐採に対して制限を加えられなければならないと思います。私は今日特に必要なのは蔭樹といつて作物の非常に害になるもの、こういうものを優先的に伐採して、しかる後に現在の森林伐採の制限をし、次に伐採していくというふ……

第2回国会 農林委員会 第42号(1948/10/09、23期、日本社会党)

○守田委員 私の質問したい要点は、今年にいたりましても福井縣あるいは富山縣等において震災、水害等でいろいろと農業災害が起つておるし、また佐賀、長崎縣、あるいはこのたびのアイオン台風とかいうことで、靜岡縣あるいは東北、四國等に相当の農業災害が起つております。こうしてくる年もくる年も災害が起る、それに対しまして國から出されたところの災害費用というものが、いつもあとを追いかけていくような状態であります。從いまして昭和二十年ごろの農業災害の復旧が、未だ四分の一しか完成していないというふうな地方もたくさんある。私が聽かんとするところは、問題の要点を個々に伺います。  今までの予算の特に農業災害の問題につ……

第2回国会 文化委員会 第9号(1948/06/08、23期、日本社会党)

○守田道輔君 光市に観光施設施行の請願であります。この趣旨を御説明申し上げますと、終戰以來日本の産業の多くが種々な方面から窮屈な制約を受けることは、まことに当然のことで、今さら贅言を要しませんが、この苦しい環境にあつて最も自由に経営されるものは見えない貿易、すなわち観光事業であると信じます。当光市は戰時中の軍都で、終戰後市の中心母体であつた光海軍工廠を失い、光より光なき暗黒の都市へと轉落の一途をたどり、あまつさえ寄るべなき一万余の引揚者戰災者の憩いの地と変り、市財政は市民経済とともに前途暗澹たる状態に立ち到り、実に困憊した消費都市となつたのであります。しかし暗黒のうちに光明を戰災を免れた唯一の……


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第3回国会(1948/10/11〜1948/11/30)

第3回国会 建設委員会 第7号(1948/11/27、23期、日本社会党)

○守田委員 終戰後國内の道路が破損いたしまして、これを何とか方法をもつて修繕しなければならないということは、だれしも考えておることでありまして、本委員会におきましても、これまでしばしば繰返されて來たことでありまして、この道路の取扱いにつきましては、最も重要である。それがためには、長谷川委員よりもこの前の委員会において、道路小委員会をつくるべしという御発言があつたのでありまするが、その際には、治山治水委員会だけとして、あとは全体の委員において話合いを進めて行くというようになつておつたのでありますが、いろいろと先ほど、懇談的でありましたけれども、道路局長等から、日本の道路につきまして、進駐軍方面よ……


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第4回国会(1948/12/01〜1948/12/23)

第4回国会 懲罰委員会 第2号(1948/12/14、23期、日本社会党)

○守田委員 私はそうした質問を許す前に、大藏大臣の泉山三六氏をこの際ここへ召喚いたしましてその御説明を承りたいと思います。しかる後において質問があれば質問すべきであり、片手落ちの質問は断じて私はいけないと思います。ぜひ泉山三六氏をこの場合すぐさま御召喚願いたいと思います。


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各種会議発言一覧(衆議院23期)

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第2回国会(1947/12/10〜1948/07/05)

第2回国会 決算委員会国土計画委員会連合審査会 第1号(1948/06/28、23期、日本社会党)

○守田委員 学校建築につきましては、当然建設省に入るべきであり、また砂防の内溪流の部分も建設省に入れるべきであると思います。若しただちに入れることができなければ、これは希望條件といたしますが、いかがでございますか。

第2回国会 国土計画委員会請願小委員会 第2号(1948/06/03、23期、日本社会党)

○守田委員 島田川上流改修工事促進についての請願、本川上流祖生、玖珂、高森、米川地域に廣大なる砂山を存する島田川は、大雨ごとに土砂の流出はなはだしく、そのため往年水災に禍いされ、その被害は実に莫大なる損失に達し、食糧増産と地方福祉に影響するところきわめて甚大であります。殊に大正十三年の大水害には高森町は全町水底に沒し、貴重な人命財産を烏有に帰する惨事を惹起し、さらに昭和二十年の水害においては、本川流域の耕地は大半流失埋沒の災厄に遭い、家屋の浸水相次いで拡大し、その復旧は地方財政の逼迫した現在、きわめて憂慮すべき状態におかれておる次第であります。さいわい本川の上流部は昭和十九年以來中小河川改良工……

第2回国会 国土計画委員会請願小委員会 第3号(1948/06/04、23期、日本社会党)

○守田委員 三田尻港修築促進に関する請願でございますが、これは防府市長の宮地良三氏からのものでございます。請願の趣旨につきましてごく簡單に申し上げます。  山口縣の中央に位する防府市は、縣下最大の防府平野と、内海の要津三田尻港とにより堅実に発展し、今日に至りたるとともに、將來をも約束せられていることは廣く知らるるところで、近時各種の産業の発達と地理的條件は、いよいよ市の膨張を來しつつある現況なり。  こういう三田尻港でありまするが、それにつきまして昭和二十二年度の單年度事業費としまして百二十万円が認められたのでありますが、それによりまして目下復旧工事とともに鋭意工事中なるも、現下の経済状態下工……

第2回国会 国土計画委員会請願小委員会 第4号(1948/06/07、23期、日本社会党)

○守田委員 本関門國道トンネル建設工事促進の請願の趣旨を申し上げたいと思います。  東京を起点とし鹿兒島を終点とする二号國道は、本州西部及び九州を貫く最重要幹線道路であるが、昔のまま関門海峽により本州と九州に遮断され、産業の興隆と國民生活の向上を企図するためには非常なる障害となつておるのでありまして、再建日本の文化に適應した機能を発揮することができない実情であります。この隘路を打開するため、関門海峽海底隧道工事が國直轄工事として、昭和十四年度に着工され、爾來九年有余速やかなる完成に努力してまいりましたが、その間戰爭に遇い、地上施設が空襲により爆碎されましたが、工事関係者の不撓の努力により工事は……

第2回国会 国土計画委員会請願小委員会 第8号(1948/06/15、23期、日本社会党)

○守田道輔君 山口縣光市は既に景勝の地として知られ、西部瀬戸内海絶景の中心で、暖帶林の繁茂する峨嵋山、白砂青松三里の松原とを近景に、庭石のように並ぶ大小の島々が眼前にあり、関西第一の称がある、殊に室積港は最も景勝の地で西部瀬戸内海観光基地として比類のない地である、ついては室積を中心とする、西部瀬戸内海を國立公園に指定されたいというのである。

第2回国会 国土計画委員会請願小委員会 第10号(1948/06/21、23期、日本社会党)

○守田道輔君 日程第一三の請願の要旨は、山口縣玖珂郡祖生村は昭和二十年九月の大洪水で、別東川、平畑川、入野川の各河川はもとより、耕地、家屋、人畜の被害は絶大で、現在國庫の補助を得て復旧工事をしているが、根本的な砂防工事をしなければ再びこの惨劇を繰り返すこと必然である。ついては前記三河川の砂防工事を施行されたい。また日程第一四の請願の要旨は、山口縣郡濃郡鹿野町大字鹿野上字坂根一帶は、元アンチモニーの採掘地であつたため、鉱石が山積して、降雨ごとに狹小な坂根川を氾濫せしめて沿岸耕地に浸水し、農作物に多大の被害を與えている。ついては本川の砂防工事を速やかに施行されたいというのである。



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データ更新日:2023/02/05

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菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。