このページでは宮村又八衆議院議員の23期(1947/04/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は23期国会活動統計で確認できます。
○宮村又八君 私は、災害対策に対しまして、社会革新党を代表して一言御質問いたします。 今、東條濫伐の現われとして、いたるところに災害が起り、そして悲惨なる苦しみを見ておるのが、災害地の状況であります。しかるに政府は、ただその災害地のみに眼を向けられて、護岸工事というものを、ほとんど無視されたような状態にあるのであります。 私は、一例をわが熊本縣にとつて申し上げます。熊本縣の南端に当る八代郡和鹿島村は、今から三百五十年前、清正公の時代に堤防が構築されたのでありますが、田地よりも六尺も上を潮が流れておるところから、これを干拓するということになりまして、平野農林大臣のときに、これが通過いたしました……
○宮村委員 毎年々々洪水が東北に起るのでありますが、してみれば、私は水利に缺陥がありはしないかと思う。たとえで申しますれば山間にある山のふちを水が通るが、今年はこちらの田地の方を水が通る。こういうことを考えましたとき、必ずそういうところには中に島がありまして、その島のために水がこういうふうにやつてきて、堤防が土砂のために決壞する。その水路がはつきりした流れ方がないということが、一番危険であると思いますが、いかがですか。
【次の発言】 私はあれを考えますとき、どうしても東北のあの雪の多い国では、毎年水害があるものと考えております。そこでここには大きな計画を立て、あんなに長く二百間も大曲りになつた……
○宮村委員 大體こんなに洪水が多いということは、濫伐の結果である。しかし今までは材木商というような人々が、非常に輸送上の面からのみ見て伐採しておる感があるのであります。こういう見地に立ちまして、私は残つておるところの山には老木がある。この老木は水の吸水力が非常に弱い。そこで政府として植林政策を一日も早くしてもらうことが、今日の水害對策の一役となる。こう考えますが、政府の御意見はいかがでありますか。
○宮村委員 私は砂防工事も結構でありますが、砂防工事のみで――濫伐をされたし、また水路とういものも考えなくてはならぬと思いますが、それが砂防工事のみで食い止め得られるでありましようか。
○宮村委員 派遣委員及び期間等の具体的なことは、委員長に御一任いたしたいと思います。
○宮村又八君 熊本縣天草郡大江村は、北部天草と中南部天草を連絡する重要な地点に位するが、隣村富津村上の道路が未完成のまま放置されているため、産業、交通、経済、観光及び文化等に支障を來している、ついては該道路を速やかに開設されたい。
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