このページでは富永格五郎衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。
○冨永格五郎君 ただいま議題となりました漁業用海岸局を開設運用する漁業協同組合及び漁業協同組合連合会に対する水産業協同組合法の適用の特例に関する法律案について、起草の経過とその趣旨について申し上げます。 わが国の漁業無線の現状は、船舶局数においても海岸局数においても全日本無線局数の過半数を占め、わが国最大の專用無線通信網を形成しておりますので、これが運営管理の適不適は、水産業にとりましてはまことに重要な次第であります。従来漁業用海岸局は、主として漁業協同組合及び同連合会が開設し運用して、わが国水産業の振興発展に大いに貢献して参つたのでありますが、去る五月電波法が制定され、それに伴う諸規定の実……
○冨永格五郎君 ただいま議題となりました水産業協同組合法の一部を改正する法律案につきまして、水産委員会における審議の経過並びに結果を御報告いたします。 まず本法案の提案理由について申し上げます。水産業協同組合及び所属組合員の資産が災害によつて損害をこうむつた場合、相互に救済し合つて水産業協同組合の経営の安定及び所属員の事業経営の健全化をはかることは、水産業の振興上きわめて重要でありますので、組合及び所属員が結集して水産業協同組合共済会を組織し、共済事業を行わんとするものであります。この種の共済事業は、農業におきましては、以前から農業災害補償法及び農業協同組合法によつてすでに実施されているので……
○冨永格五郎君 ただいま議題となりました水産業協同組合法の一部を改正する法律案につきまして、水産委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。 まず提案の理由と、そのおもなる内容について御説明いたします。昭和二十三年、第三回国会において成立いたしました水産業協同組合法も、実施以来本月十五日で溝二周年を経過したのであります。この間、組合の設立は順調に進み全国津々浦々に普及し、水産業協同組合設立総数は実に四千六百余にもなり、漁村の民主化と水産経済の振興に多大の寄與をなしつつあり、本事業も一応軌道に乗つて参つた次第であります。しかしながら、その内容につきましては、組合員百人未満の漁業協同……
○冨永格五郎君 ただい議題となりました水産業協同組合法等の一部を改正する法立案につきまして、水産委員会における審議の経過並びにその結果を御報告申し上げます。 まず提案の理由並びに内容について御説明いたします。前の第九国会において、水産業協同組合法の一部を改正して、水産業協同組合共済会が設立できるようになつたのでありますが、その共済会を組織するにあたりましてこれを運営する役員の選任についでは協同組合法の役員選任の規定の準用により行われますので、その選任がはなはだしく困難であり、従つて共済事業に支障を来す結果になるのであります。そのため、協同組合法の役員選任規定で、役員の四分三は正会員でなければ……
○冨永格五郎君 ただいま議題となりました漁船法の一部を改正する法律案について、その概要と、水産委員会における審議の経過並びに結果について御報告申し上げます。 まず本案のおもなる内容について申し上げます。 その第一点は、現行法においては、動力漁船の建造あるいは改造等については許可の基準として規定していたのでありますが、このことは漁業調整上重要なる基本的事項であるから、農林大臣が必要と認めたときは、都道府県別あるいは動力漁船の種類別に、その隻数もしくは合計総トン数の最高限度及び性能の基準を毎年設定することにしようとすることであります。 第二点は漁船の工事完了後の認定についてでありまして、漁船……
○冨永格五郎君 ただいま上程されました歯舞諸島返還懇請に関する決議案につきまして、同僚共同提案者を代表いたしまして、まず決議案を朗読し、趣旨の弁明をいたします。 歯舞諸島返還懇請に関する決議案 現在ソ連邦の占領下にある歯舞諸島は、地理的には花咲半島の延長であり、古来より根室の一部として日本人が居住していたのである。又行政区域からも歯舞諸島は根室国であり、明らかに北海道本土の一部をなしてわが国固有の領土であり、天然的、歴史的環境をもつものである。 しかるに終戰当時これらの島に駐とんせる日本軍隊が千島と同一の指揮系統にあつて降伏した事情等のため、北海道と分離せられ、ソ連邦に引き渡された……
○冨永格五郎君 ただいま議題となりました、漁港法第十七條第二項の規定により、漁港整備計画について承認を求めるの件について、水産委員会における審議の経過並びに結果を御報告いたします。 わが国重要産業の一つである漁業は、いまだ原始産業の城を脱し得ない実情でありまして、これを近代的産業として確立し、その健全なる発達をはかるためには、まず漁業の根拠地である漁港を全国的にわたり計画的に整備拡充し、もつて漁業経営の合理化と、その生産の増強をはかることが適切かつ必要であります。これがため、昭和二十五年、第七国会において制定いたしました漁港法の規定に基きまして、このたび三千余の漁港の中から、第一次指定漁港と……
○冨永格五郎君 ただいま議題となりました水産資源保護法案につきまして、水産委員会における審議の経過及びその結果につき御報告いたします。 本法案は、石原圓吉君外十四名の議員の発議をもつて提案になつたものであります。この法案の提案理由について簡単に申し上げますと、由来わが国は四面海に囲まれ、特に水産業には地理的に惠まれた環境にありまして、水産の資源は無盡蔵であると考えられるほど豊富であつたのでありますが、しかしながら、戰争中から戰後にかけまして不適当なる漁獲を行つて来た一方、他産業との関係における水質汚濁その他人為的障害の影響を受けまして、最近まで無盡蔵であると信じていたわが国沿岸の水産資源も逐……
○冨永委員 委員長の互選はその手続を省略し、中山マサ君を委員長に推薦いたします。
【次の発言】 理事はその数を七名とし、委員長において指名せられんことを望みます。
○冨永委員 ただいま大体御説明を受けましたが、引揚げの状況が非常に遅延しておるということは、これはわれわれ委員会としても非常に大きく取上げなければならないと思うのであります。この問題は、委員長を中心としてもつとはつきりした委員会の態度を決定して、各党の代表者にも協力を得て、関係方面に陳情するようにいたさねばならないと思うのであります。 今の援護局長に大体要点を二つにわけてお尋ねいたしたいと思います。引揚げて來る方法、それから引揚げてからのことでありますが、今お話の中の引揚げに関しては縣を中心に援護の手を差延べることは、たいへんけつこうなお考え方だと思うのですが、しかしそれはただ單に掛声だけに……
○冨永委員 五月二日より五日間引揚地の受入態勢実地調査のため函館地方に派遣されましたので、これよりその報告をいたします。函館引揚援護局は、昭和二十年すなわち終戦の年の十一月に公布されました地方引揚援護局官制に基きまして、同年十二月十四日その設置が告示されましたが、その後現在までに適当な残物が見当らないために、主要なる業務施設として上陸所、檢疫所、收容援護各寮及び倉庫等の大部分がそれぞれ、数キロを隔てて散在し、業務上諸種の欠陥を発生せしめておりますが、これははなはだ遺憾なことと思います。現在函館局は所属機関として局本部、埠頭上陸所、同檢疫所檢疫病院、函館援護所のほか引揚者收容施設として千代ケ岱町……
○冨永委員 今の御意見に私も全面的に賛成の意を表するものであります。先ほど横田委員の発言の中に、何かわれわれ民自党が政府與党であるから、この数字がうやむやになるのを黙認しているかのようなお話のように聞こえたのですが、そうでなければけつこうですが、そうだとすれば、われわれはこの場合態度をはつきりいたしておく次第であります。先ほどいろいろ委員から発言がありましたように、この委員会は、少くとも超党派的であることは今さら申し上げるまでもないのであります。しかるに、この数字の問題につきまして、あたかも共産党委員だけが特に取上げて言われておるように聞こえますけれども、なるほどこれを取立てておる回数は、共産……
○冨永委員 私はこの場合、農林大臣がたいへん時間を急ぐようでもありますし、またほかの委員からも質問があるようでありますから、質問の要領は簡單に申し上げますが、問題はきわめて重大でありますので、大臣におかれましては確信のある、しかも責任を持つて御答弁を願いたいと思うのであります。それは先ほど鈴木委員からお尋ねになりました水産物の統制の問題に関係いたすものでありますが、つい最近経済九原則に基く農林省の方針という新聞記事が出ておつた中に、こんぶの統制を撤廃するという記事が出ておつたのであります。御承知の通りこんぶの統制撤廃は第四國会のときに委員会におきましても請願が取上げられ、本会議でも可決をせられ……
○冨永委員 ただいま松田委員から肥料の價格の問題が収上げられましたが、私もこの問題について、それに関連して事情を申し上げて希望しておきたい、こう考えております。御承知の通り、結局これは混合雜かすというふうにすれば自由になる。この間農林大臣からも統制を撤廃するつもりでいると言われたので、それが松田君の言われる通り実現すれば問題ないのですが、今の現状ですと、雜かすになるような機構に持つて行こうと漁業者がすることは、まことにやむを得ない事情なんです。ところが自分の漁獲する場所とその雜かすにする加工場と、つまり自家工場が一緒にあると問題は非常に簡單なんですが、他人の工場に依頼してするとか、あるいは自分……
○冨永委員 関連して。今千賀委員から北海道のにしんの問題を取上げられてお説がありましたが、私も同感の意を表明するものであります。私どもの考えをもつてすれば、にしんの現状については、産卵孵化については大体六、七百万円程度の予算をもつて人工孵化をやつておりますが、むしろああしたことに予算を使うよりも、今千賀委員からお話があつたようにある一定の地域を禁漁地域にして、これに保護政策を加え、ほつけ漁業、これは現在補助をしなても漸次隻数がふえておりますが、これを奨励すればにしんと同じくらいの漁獲さえあげ得るような見通しを持つておるが、この現実の事態をながめられまして、当局はこれに対してどんなお考えを持つて……
○冨永委員 養蠣水産業に対する動力船用燃油の復活に関する請願について、その要旨を簡單に御説明いたしたいと思います。 今般高級鮮魚類の統制が解除されましてから養蠣水産業に対する動力船用燃油のリンク制が廃止されたのでありますが、戦後養殖場は浅海から深海へと移動いたしまして、かつ廣範な海域に廣まり、從つて動力船用燃油は、養蠣業者にとつては欠くことのできない重要な資材となつたのでありますから、國民の栄養食品の増産と輸出の振興のために、すみやかにリンク制を復活していただきたいというのがこの請願の要旨であります。御意見をお伺いいたします。
○冨永委員 ただいまの農林大臣のお話はよく了承いたしました。もちろん私どもも農林省設置法案が取上げられておることも承知いたしておりますし、また自分の方にもそれぞれ法案が配付になつておることも承知いたしておるのでございます。この委員会の案にしなかつた点については、私どもも手落ちのあることは当然認めなければならないと考えておるのであります。委員長が警告を発せられた点について、あるいは大臣は不満があつたかもしれませんが、水産廳においても、こうした農林省設置法案その他造船法案等これに関連した議案については、始終氣を配つておられるはずである。常に水産廳、農林省が委員会と対立的な空氣にあることは、きわめて……
○冨永委員 ただいま鈴木委員の発議に対して賛成の意を表するものであります。ただその通牒をわれわれ委員会にお諮りになる場合に、今大体公定價格のあるものに関連した夏堀委員の御発言と鈴木委員の御発言がありましたが、公定價格のないものについても、やはり第三條では時價を基準とした資産処理委員会が價格を定めるとあり、第四條においては、落札は高いものに落ちるというようなことになつておりますので、今鈴木委員が言われた通り、故意に落札金額にいろいろな工作を加えるような場合もあり得るわけでありますから、公定價格のある場合、公定價格のない場合、または資産処理委員会の決定必ずしも適当でないことがあるかもしれないという……
○冨永委員 簡単にお尋ねいたします。この漁業法は第四次で、三次までの案をいろいろ修正して來て、今度の提案になつたわけであり、しかも水産廳当局、農林省は関係方面とも相当折衝をせられたやにも今まで承つておりますが、この北海道の問題は非常に重大であつて、ようやくことここに落ちついたもののように考えておりましたが、今のような御見解を承りまして、また出直る形にもなるのであしますが、その点については、一体從來そういう方面の了解なしにこういう提案になつたものかどうか、了解があつたけれども、さらにそういうふうになつたか、そういう点を一應お伺いしたいと思います。また修正をお考えになられる箇所か多いように考えられ……
○冨永委員 今委員長からいろいろ御意見を伺いましたが、いずれも結局は努力いたしておるが、まだものにはなつていないという御答弁のように拜承したのであります。ものにはなつておらないし、ならないから、生産はなくなつてもやむを得ないのだというふうに、お考えになつておるのかどうかということが一点、それから、そんなことは聞くまでもないじやないか、わかりきつておる、やれるものにやつてくれ、おれの方で金を都合することができないのであるという御答弁であれば、私はさらに再質問いたしたいと考えるのであります。なお私ども委員としては、実際の生産現地の実情に照らしてみますると、生産資金並びに設備資金は、生産増強と絶対不……
○冨永委員 五月十四日に水産常任委員会におきまして、統制撤廃を決議されておるのでありますが、その詳細な内容として、次の通り小委員会で大体きまりましたので、この機会に報告いたしたいと思います。 水産物の統制改善に関する件 一、要 領 (一)水産物の統制に原則として撤廃するも、四囲の客観情勢から直ちに統制撤廃が困難なる場合は國民大衆の食糧に重要なる役割をなす大衆漁並に水産物のみを統制するよう配給制度並に機構等を改善する。 (二)統制する魚類及び水産物を生産する業者には左の裏付けを絶対的に必要とする。 (イ)漁業資材及び燃油並に生産資材の確保 (ロ)漁業並に生産資金の融通 (ハ)漁……
○冨永委員 統制問題について当局にお尋ね申し上げたいと思います。御承知の通り統制問題につきましては、水産常任委員会におきましては小委員会を改正いたしまして、慎重審議いたしまして、それぞれの事項を決議して水産常任委員会にお諮りして、全員の御了解を得てこれを政府当局に要望いたしたことは、水産廳当局も御承知の通でございますが、われわれ委員としては本國会会期中におきまして、あるいは懸念質問の形において答弁を求めるが、または決議を上程するかというような、それぞれその方法を考えている次第でございますが、いずれにいたしましても、水産廳当局におかれましては、われわれの意のあるところを了察せられまして、関係方面……
○冨永委員 本日午前十一時から水産物の集荷配給に関する小委員会を開きまして、委員各位の意見を拜聽してこれを大体一應とりまとめた次第でありまするが、この場合常任委員会にこの内容を御報告いたしまして、委員長におかれましては、この小委員会の要望を全委員にお諮りくださいまして、御決議をいただいて、適当に御処置せられんことを希望する次第であります。 水産物の統制改善に関する件のうち、出荷機関荷受機関及び小賣機関の登録に関しさらに左記の事項を追加すること、 一、集荷機関と荷受機関の登録は委員会制度とし委員の選出は生産者、消費春、学識経験者の中から選挙または知事依嘱として都道府縣もしくは地方軍位とし、……
○冨永委員 ただいまより私の受け持ちました太平洋班が太平洋沿岸各地において漁業法案等に関する國政調査をいたしました経過並びに結果について御報告いたします。 当班は去る七月一日三重縣津市を振出しに、七月八日宮城縣塩釜市を最後とする八日間の現地調査をいたしたのであります。この班に御参加くださいました委員のお方は、石原委員長初め小高君、砂間君と私であります。なお地元の委員として鈴木君、小松君、水野君、早川君の諸氏がそれぞれ現地において御参加くださいました。それに水産委員会よりは加藤調査主事と、水産廳よりは久宗経済課長、松元事務官が参加いたしました。 当班が担当いたしました調査区域、和歌山、奈良、……
○冨永委員 漁業法に関する質問は、大体午前中において同僚議員からそれぞれただされたのでありますが、その中の問題をまた繰返すようになりますが、私は決してそういう意味からではなしに、先般全國各地において、國政調査に関する懇談会を開いたときも、各地における一貫した意見であつて、しかも漁業法の底を流れる考え方に、漁民が非常に大きな不安を持つている、点が、午前中の質問においても、まだ必ずしも明確になつておらない。しかもその最後的な見解としては意見の相違だというふうになるのであります。しかしながら私どもが本法案を修正いたします場合には、どうしても築き詰めておかなければならない問題なので、この場合さらに伺つ……
○冨永委員 第一條のずつと最後の方に「漁業調整機構の運用によつて水面を総合的に利用し、」というふうに書いてありますが、これはどんな操作をもつて水面の総合利用をなすのか、これをを具体的に承つておきたいと思います。
【次の発言】 大体ただいまの説明によつて、水面の総合利用ということは御説明になつたようでありますが、きのうの長官に対する質問の場合でも、結局今のような非常に高遠な理想をもつて臨むことは、あるいは看板の塗りかえになつたり、極端に言えば、角をためて牛を殺すような結果になるのではないかという問題や、このあとで質問をいたしますが、随所にこの高遠な理想と矛盾する点を発見する場合が多々あるのであり……
○冨永委員 漁業法は漁業生産力の発展を庶幾しているという前提から伺いたいと思うのです。六條の定置漁業のところですが、これは各地をまわつた場合に、どこでも出た意見なので、大体そのことをとりまとめて申し上げますが、同僚委員からも、なお漏れた点があつたら御質問願いたいと思います。身網の設置される場所の最深部が最高潮時に水深十五メートル以上のものと、しからざるものとを区別して、前者を定置漁業として、後者を第二種共同漁業としているのですが、はたしてこれが漁業生産力発展に適するというお見込みでいられるかどうか。もし漁業生産力発展に役立つという御見解であるとすれば、その理由を承りたいと思います。
○冨永委員 「沿岸漁業の漁業権者又はその許可を受けた者は、命令の定めるところにより、毎年、政府に免許料又は許可料を納めなければならない。」とあるのでありますが、これは一体毎年納める額をどのくらいにお考えになつておるか、それを伺いたいと思います。
【次の発言】 たしかにお配りになつた資料にもあるのでございますが、それを特に念を押してお伺いしたのですが、その金額が一項、二項、三項に要する費用と大体見合いになるものと思われるのですが、しかしながら私どもの予想では、おそらく二項の経費なども相当の額になるように思われるのですが、これは大体見合いになると今御算定になつた数字でまかない得るとお考えになつてお……
○冨永委員 ただいま川村委員並びに松田委員から、それぞれ、統制撤廃の一日も至急に実現していただきたいという意見が述べられたのでありますが、私どもは第五國会におきまして、水産物の統制につきましては、すでに小委員会を設けまして、慎重審議を重ねたものを、常任委員会の改善案として政府当局に提出してあつたのであります。しかるにその後政府当局におきましては、ただたいまの御説明によつて承つたのでありまするが、いろいろ苦心、検討をして関係方面に提案されているということでありまするけれども、しかしながらやはり結果におきましては、いまだ何らその実施に移つていないということに相なります以上、してなかつたことと同じこ……
○冨永委員 今の質問に関連してお尋ねをいたしたいと思いますが、現在引揚げ事務を扱つておる事務所は、舞鶴、函館その他数箇所あるように承知いたしておりますが、私は北海道でございますが、函館引揚援護事務所は、一応閉鎖するというようなうわさが相当まき散らされておるし、人員の整理も、それぞれ進捗しておるやに聞いておるのであります。しからば北海道方面の引揚げは、全然ないとお考えになつておるのか、あるいはあつても極端に少くなるから、事務所はいらないとお考えになつておるのか、予算に関連いたしておりますので、この機会にただいまの山手さんの御質問に関連してお尋ねいたします。
○冨永委員 ただいまの在外同胞引揚促進に関する決議案の審議につきましては、私どもは満腔の賛意を表するものであります。と申しますゆえんのものは、この問題は海外同胞引揚に関する特別委員会設置以来、数次にわたりまして論議を重ねた問題でありまして、未帰還者の問題につきましては、すでに帰還された方々も、まだ帰還されない人々の家族はもとより、私ども全国民一同、これに重大な関心を拂つている問題なのであります。本委員会におきましても、この内容につきましては、しばしば論議されておりまするので、ぜひこの決議案はすみやかに決議を求められて、上程せられんことを希望いたします。
○冨永委員 今夏堀委員から、大体要領を盡されて質問されたのでございますが、これを具体的に申し上げますと、主食とみなされる米麦は九級になつており、野菜とかいもは十級、生活必需品とみなされている薪炭は十一級となつているのです。現在統制供出の面から考えれば、鮮魚冷凍は大体主食並でいいじやないかと、われわれは当然考えるけれども、現在は六級に扱われて、特にはなはだしいものになると五級に扱われ、あるいは四級、三級のものもあるのですけれども、今夏堀委員から言われた通り、鮮魚になると、ほとんど夏場は全部が全部と言つていいくらい指定列車になりますから、今五割というお話が出た通りに扱われる関係上、現在ですらとうて……
○冨永委員 この場合北海道における金融の実情について、銀行局長にお伺いいたしたいと思います。先ほど夏堀委員、川村委員の御質問に対していろいろお答えになつておりました中に、短期、長期に対する定義に関するお話もあつたのでありますが、今日の北海道における金融の実情は、私の知つておる範囲内では、ほとんど全部と申してもよいのですが、銀行局長の言われたいわゆる短期一箇年に相なつておるのであります。しかも興業銀行のごときは、銀行公債が一箇年償還になつているのだから、これより延ばすことはできないというふうに説明されております。またこの貸付の際にあたりましても、設備資金である限りにおいては、やはり自己資金と貸さ……
○冨永委員 今川村委員から、するめについての質問がありましたが、先ほど水産庁、長官からも御答弁がありました通り、結局貿易手形の七割は貿易品と決定してから出してもらえる。ここにわれわれの手元に配付されました資料を見ましても、一億五千万円は、貿易品になつてから貿易手形が貸出される。それまでは自分の信用において金を借りなければならぬのです。ところがするめは御承知の通り、統制品である限りにおいて、自分でこれを輸出に向けたいと思いましても、集荷機関を通じ、あるいは農林省の割当をもらつて初めて貿易品となるという、他の品に比べてもいろいろな難点があるが、特にこういう隘路がある。しかもその販路は中国関係である……
○冨永委員 細木さんがお述べになりました御意見の中に、漁業会の漁業権は、これを無償で協同組合に渡せということがありましたが、御承知の通り過去の漁業会は市町村単位にできておりましたが、今日の協同組合法では必ずしも市町村單位にはできておりません。はなはだしきは一市に六つも七つもの協同組合ができておりますが、こういうような場合に、しからばどういうふうに渡すべきかということをお考えになつたものか、あるいはそれは調整委員会にまかせればよいではないか、こうお考えになるかもしれませんが、はたしてそういう需要問題を調整委員会だけで処置できるとお考えになつていられるかという一点。 次の一点は、漁業権の整理は、……
○冨永委員 先ほど落としましたが、沿岸漁民の保護と申しますか、沿岸漁民の一番困つておるのは、御承知の通り補給等を打切られまして、先ほど奧村委員の質問の内容をかりて申しますと、綿糸、綿網がニ倍になるのではないかというお話がありましたが、そうなりますと、この沿岸漁民、特に零細漁民の金融というものはほとんど成立たない状態に陥るわけでありまして漁村の経済がまつたく破壊されるおそれがあるのでありますが、重ねてこの漁業金融の面につきまして、農林大臣に特にお伺いし、その御盡力を願いたいと思うことは、農林中央金庫に漁業中央金庫――漁業というものを入れて、さらに金融機関を拡大強化されるところの御方針があるのか、……
○冨永委員 海外同胞引揚げ促進の運動につきましては、放送局の考え方なり態度なりが、非常に大きく影響し、重大な関係を持つことは、委員の各位からも、しばしば述べられておるところでございまして、当委員会におきましても、それであればこそ、去年の暮れの理事会におきまして、この問題を取上げ、しかも今日は放送局長、島立委員長、御両氏にもおいでを願つて、それぞれ質疑をいたした次第でございます。先ほど吉川委員からも、委員の諸君には気の毒だというお話がありましたが、われわれはさように考えていない、もちろんこれは、熱心に討議すべき問題だとは考えておるのでございますが、先ほど堤委員から、中央放送局長もこの次には出て来……
○冨永委員 私は午前中、参考人の方々に、委員長からいろいろお尋ねになりました状況についての陳述を、承つたのでありますが、この場合日高清さんと会田正雄さんに二、三の点について、お伺いいたしたいと思うのであります。 先ほどお述べになりました日高さんのお話の中に、引揚げられる途中、沿線の状態についてはあまりよくわからなかつたが、石炭採掘等に従事している者で、一部は希望で残つている者もあるが、というようなお言葉がありましたが、希望で残つている――日本に帰りたくない、向うに希望で残つているというような点で、何かおわかりの点があつたならば、この場合お伺いいたしたいと思います。
○冨永委員長代理 この場合、委員各位にお諮り申し上げます。ただいま玉置委員の御発言もございましたが、結局この問題は、大蔵省の予算措置の内容をもあわせて検討する必要があると思われますが、皆さんの御承認をいただきまして、暫時休憩して、午後一時より大蔵省当局の出席を求めて、これか予算措置をはつきりいたさせ、検討いたしたい、かように考えますがいかがでしよう。実はでき得ればこの法律はぜひ本日中にとりまとめまして、本日中に議院にまわして、明日は本会議に上程いたしたい、かように考えている状況下にございますので、御承認をいただきたいと思います。
【次の発言】 さらにお諮め申し上げます。ただいま足立委員から法案……
○冨永委員 本日の水産委員会は、資材課長の言辞から非常に混乱を起しましたが、しかし資材の配給はそうした重大な関心を持たなければならないほど、問題が非常に大きかつたということもあわせて考えられるのでありまして、私どももやはり水産常任委員会を軽視しているかのごとき感を与えられた点に対しては、不満の意を表明するものであります。なお重油の基本配給に対しては反対せざるを得ないのであります。先ほど資材課長の説明の中にも、あるいはリンクの配給をし、しかも撤廃をしたものは本配給することがいいのかもしれないけれども、そうすることをするためには調整事務所の職員が足らないというお話もありましたが、私はリンクの配給を……
○冨永委員 ただいま松田委員からいろいろ述べられましたが、私が長官にお伺いしたいと思います問題は、中央卸売市場に関連して市場法案――名前はまだはつきりいたしておりませんが、そういう市場に関する法案が、ただいま水産庁方面において立案されておるように承つておるのであります。実際問題についてみまするに、私どもはこれに重大な関心を持たざるを得ない立場にある関係から、水産庁に出向きまして、関係課長を初め係員にいろいろただしましたが、いまだ意見らしい意見を承ることができないでおるのであります。もちろんまだ案が確定いたしておらないから、そういう結果になつておるのだろうとは思いますが、水産関係の新聞を見ますと……
○冨永委員 ただいま議題になりました運賃問題につきましては、大体運輸経済の面からそれぞれ検討をせられておるのでありまして、結局運輸省、物価庁、安定本部等の考え方も、もちろんわれわれとしても了承すべき点は了承しておるのであります。たとえば運賃が高くなるから、その公定価格も上るのだというようなことを答弁されておりますが、現在の国民生活の経済状態から見まして、運賃が上るだけ公定価格を高くすることによつて、生産増強の面に何らかの支障がないかというような点を考えました場合に、私どもは重大なる関心を持たざるを得ないのであります。しかも鮮魚、冷凍魚はほとんど指定貨車取扱いになりますから、御承知の通り五割高に……
○冨永委員 昨年の休会前に、小委員会に付託になりました運賃問題につきまして、経過並びに結果等について、一応委員会に報告しておきたいと思います。小委員会といたしましては、民主自由党政務調査会を主体といたしまして、これが運賃の一月から三月末日までの臨時の取扱いに対しての、水産関係の割引問題を主として審議いたした次第でありましたが、御承知の通り運賃は八割上げにはなりましたが、一割五分の割引を要求したのであります。ところが現在さらに四月一日から等級が改正に相なりますので、これにつきまして、水産庁と協力いたしまして、運輸省方面に積極的に現在話合いを続けておるわけであります。水産庁長官は運賃の審議会に現に……
○冨永委員 この場合私は緊急動議を提出いたします。日本漁船の不法拿捕事件は、まことに看過し得ざる重大問題でありますので、この際水産常任委員会といたしましては、早急に日本漁船の不法拿捕防止に関する決議案を本会議に提出されんことを望みます。
【次の発言】 今委員長から協同組合法に関する件の御提案がありましたが、お許しをいただきまして、その前に二、三分多年懸案になつております貨物等級運賃問題について、ごく簡單に報告をいたしたいと思いますが、お許しを願いたいと思います。
【次の発言】 お許しをいただきましてありがとうございました。簡單に御報告を申し上げます。
この前の委員会におきまして、貨物等級運賃……
○冨永委員 ただいま漁港法案の要綱につきまして詳細に御説明を承りましたが、なお議員提出においてこれを出します関係もありますので、さらに逐條的に、詳細に検討いたしたいと思いますので、これを小委員会に御付記あらんことを希望いたします。
○冨永委員 運賃の等級の改正にあたりまして水産物の等級改正につきましては、先般来しばしば委員会におきまして御報告を申し上げてあるのでございますが、ただそのうち大衆魚の六級が七級に下げられるが、しかし割引はこれを廃止するというふうに国鉄、運輸省方面では考えられておつたのでありましたけれども、当委員会の意思を体しまして、しばしば折衝いたしまた結果、大体七百五十キロ以上五分引きということでございますので、一応御報告を申し上げておきます。しかしわれわれは必ずしもこれで満足するものではないのでありまして、将来再び改正のある場合には、ぜひ八級まで引下げるようにいたさねばならないと要望いたしておいた次第でご……
○冨永委員 災害品復旧事業費の問題につきまして、川村委員並びに鈴木委員からそれぞれ質疑がございましたが、これに関連して一応建設省としての考え方を承つておきたいと思うのでありますが、それは過日大蔵省の主計局の東條さんと、安本の山本副長官と、この大蔵省案としておつくりになつていられる原案を出す前に、いろいろお話合いをなされておると承つておるのであります。先ほど川村委員の質問に対して、河野さんは、これは政府の原案である云々というお答えでございましたが、もちろんその点はまさにそうだと思うのであります。しかしながら第四條の、先ほど川村委員からも再々質疑がありましたが、一、二、三、四、五とあります内容の点……
○冨永委員 先ほど金融を中心として市場対策処置に関する質疑が、夏堀委員からいろいろな角度からなされたのでありますが、私がその小委員長を勤めております関係から、特に水産庁当局に一応質疑いたしたいと思うのであります。 鮮魚の統制撤廃はすでに目睫の間に迫つているにかかわらず、農林当局その他関係各省といたしましては、私どもただいまの考え方からいたしますれば、いまだ何ら対策がない。こう言わざるを得ないことを悲しむものであります。と申しますのは、先ほど次長の答弁の中にも、農産物との折衝ができておらないので、一応今期国会には提出することは困難である、よつて都道府県知事の條例等によつて処置いたしたいという御……
○冨永委員 ただいま田中説明員からるる統制撤廃に関する説明がありましたが、われわれは非常にはつきりしておらない点について、遺憾の意を表明せざるを得ないのであります。もちろん各委員からも、まだいろいろ御意見の御発表もあり、質疑もあろうと思いまするけれども、本日は一応経済統制の撤廃の問題はこの程度にとどめられまして、簡單に水産貿易に関する説明をいただいて、一応議事を進められんことを要望いたします。
○冨永委員 ただいまの御説明で、水産関係に関する見返り資金の範囲を一応了承した次第であります。この場合お伺いいたしますが、当初魚田開発、それから冷蔵施設等は、それぞれAクラス、Bクラスというような段階をつけられてあつたように聞いておりましたが、やはります第一にこれに手をつける、第二にこれに手をつけるという段階は、現在もそういうふうに考えられているのかどうか。それから総額におきまして三十億というふうに承つておつたのですが、現在水産庁が公表せられておる金額が、おおよそどの程度を目標としておられるか。それから水産庁が現在折衝しておられる金額は、ある程度可能性を持たれておるかどうかという点の見通しにつ……
○冨永委員 この場合私から委員の皆さんに御報告を申し上げまして、なお委員長からも各位にお諮りをお願いいたしたいと思います問題は、かねてから鮮魚の統制撤廃が近く決定されるという事実を目前に控えまして、中央卸売市場法の改正案につきまして、小委員会におきましては数回会議を開き、なお卸売業者と委員との懇談会も数回開きまして、ただいま委員のお手元に御配付申し上げましたような私案をつくつたのでありますが、大体ここに至ります経過につきましては、すでに委員の各位も御承知のことでございまして、今期国会におきましては、政府提案として上程されないという見通しがつきましたので、この場合統制撤廃後の市場混乱を防ぐ意味合……
○冨永委員 ただいま私どもの手元に、中央経済調査庁査察部食糧課から資料が配付になつたのでありますが、この資料に関して一応御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 ただいま大体承りましたが、ここにあげられている中のすけそうたらの表を拝見いたしますと、これは一月二十日現在の調査のもののようでありますが、毎月二十日調査なされるとすれば、二月二十日のものがすでに調査せられているように思いますが、その点はまだ調査ができておらないのですか。また私ども、関係方面で拝見して来た分は、これよりもつと金額が上つていたように思いますが、しかし最近の市況は、小売の方は遺憾ながら調べてありませんが、卸売関係では四割ま……
○冨永委員 水産物集出荷に関する小委員会の小委員長として、この場合に御報告を行いたいと思います。今までも数回御報告は申し上げましたし、また各位も小委員会に御出席に相なつておりますので、大体この際詳細に申し上げなくてもおわかりの通りでございますが、小委員会は前後四回にわたつて委員会を開きまして、御承知の鮮魚介類を全面的統制撤廃による自由販売に移行せんとする際にあたりまして市場のあり方、卸売業者の業務の関係について愼重検討を加えまして、また業者の方面とも懇談会も開きましたし、関係方面の御意向も承つて今日に至つた次第でありますが、大体前会の小委員会におきまして、以下読み上げますような申合せ決定をいた……
○冨永委員 鮮魚の全面的統制撤廃に関しましては、本委員会におきましてこれを取上げまして、これを小委員会に付託せられましたので、小委員会といたしましては、水産庁当局並びに関係方面との折衝を続けて参つたのであります。途中の経緯といたしましては、にしんはあくまで五月十五日まで統制が残るという形勢もあつたのでありましたが、幸いに三百二十一万トンという昨年の実績がはつきりいたした関係もあつたり、また今日の経済、社会情勢が当然統制撤廃を一日も早く断行する機運に相なりましたためと考えられるのでありますが、一昨十四日関係方面の了解も得たような次第でありまして、ただちに小委員会を開きまして、小委員の各位に御報告……
○冨永委員 先ほど鈴木委員の質疑にありました連合会の問題につきましては、当局は折衝関係は遠慮したいと述べられておりましたのに対し、鈴木委員は、せひここで速記をとめて経緯を述べられたいという要望かありましたが、私もまつた、同一な意見を打つものでございます。 なお第二番の川村委員も述べられました競業関係の問題でございますが、これも今漁業権の問題について川村委員が述べられましたので、公正取引委員会云々ということも、かなり考えられる要素を持つようでございますが、私どもはこれははつきり理由を申し上げますと、函館においては、大体協同組合が五つございまして、いかつり漁業を専業としている組合員を数百人有する……
○冨永委員 漁港法案は、議員提出の形におきまして、これを本国会にぜひ提案したいという趣旨のもとに、小委員会が設けられ、川村小委員長を中心として法制局のそれぞれの部長さんや、水産庁の林漁港課長さん方の御協力を得、また幸いに委員の熱心な努力も手伝つたりして、関係方面の了解を得られて、いよいよ本国書簡に合うという見通しがはつきりいたしました点は、私ども水産常任委員としては、衷心喜びもし、顧た皆さんに感謝する次第であります。従つて小委員会におきまして十分審議いたしておりますので、もはや質疑する点もないのでございまするが、ただ一点一応速記にとどめて、かつまた小委員長の御意見をも拝聽しておきたい、こう考え……
○冨永委員 鈴木君の動議の内容はまだ承つておりませんが、おそらく夏掘委員からの発言の内容に即応した動議であろうと考えるものであります。もちろん私も賛成するものでありますが、中央卸市場法の改正等に関連しての立場から一応動議を提出される内容の文案を起草する場合の参考に申し上げておきたいと思います。 今の一割にするということの妥当を得ていないということは、いまさら論ずるまでもないと思います。夏堀さんから先ほど一分というお話がありましたが、現に二分の事実さえも私知つておる者の一人でございます。従つて東京都が市場を監督いたします場合におきまして、一割にするというようなことは、おそらくあり得まいと思いま……
○冨永委員 もう時間がないようですから、簡單に質問します。話はもとへさかのぼつて参りますが、大蔵省は大体水産行政に対し、御関心が薄い、積極性に乏しいということは、今度の予算の面においても私は痛感いたしております。水産庁の積極性に乏しいことも遺憾ながら私も認めるところであります。たとえばその一例をあげてみますと、漁港の問題等の予算に関しまして、GHQに参りますと、大蔵省の方でこの予算を削つたのである。大蔵省の方へ交渉しますと、GHQで削つたのだ、こういうようなことがありまして、どだい水産というものに対してまつたく御理解がない。これに対して大蔵大臣はどういうふうな御認識を持つておられるか、伺いたい……
○冨永委員 ただいまの次長の説明を承つたのでありまするが、この一部を改正する法律案の末端に、「第七条の六第一項の表中水産物規格審議会の部を削り、同条第二項中「水産物規格審議会については指定農林物資検査法、」を削る。」こうなつておりますが、これはおそらく農林委員会に掛案になつておりまする農林物資規格法案に関連するものであろうと思うのでありまするが、結局農林物資規格法案が可決)決定されるのと関連して出なければ、この法案もそういう運びに相ならないという関連になるように考えるのでありますが、その点について御意見を承りたい。なおつけ加えて申し上げておきますが、統制は撤廃に相なりましたけれども、現在やはり……
○冨永委員 本法案について昨日農林大臣の御出席を得ました際にも、それぞれ法案の趣旨も承り、あるいは二、三質疑をして御説明をいただいた次第でありますが、現在までの検査規格は、ともすれば公定価格に準拠したものでありまして、私どもには一応不満足な点が多々あると考えられるのでありますが、御承知の通り統制は四月一日から撤廃に相なりました今日といたしましては、大量に生産するもの、貿易の対象になるもの、また金融等の面から申しましても、どうしてもこれが実施はすみやかなるを希望する次第であります。なお昨日の説明中にきましても、日本農林規格を定めるについて、県当局においてそれぞれこれをある程度自由に選定することが……
○冨永委員 一九四二号と二〇四五号は、ともに漁船保險制度改善に関する請願でございまして、請願者は前の分は函館市元町一番地渡島漁船保險組合長原田英一氏であり、後者は北海道岩内郡岩内町南後志漁船保險組合の長谷川岩松氏であります。紹介議員は私と川村君、田中君でございますが、一応私から御説明申し上げておきます。この二件は内容はほとんど同一でありますから、一応一括して御説明申し上げたいと思います。 本請願の要旨は、漁船保險法による漁船保險制度は全国的に普及いたしましたが、その実績は所期の成果を納めておらないのでありまして、漁船保險組合は收支の均衡を失つているから、同制度の新運営方法として、左記の施策を……
○冨永委員 先般カン詰行政の所管を水産庁に移管するという問題につきまして、小委員会に御付託になりました内容の中間報告をいたしたのでありますが、この機会に、さらにその後の経過等について簡単に御説明申し上げておきたいと思うものでございます。 この問題は、御承知の通り、昨年の十月業界から強い要望があり、またカン詰の公団行政の廃止、カン詰需給調整規則の撤廃等により、水産庁にカン詰行政の所管を移すということで、食糧庁に申し入れたことに始まつたのでありましたが、必ずしも意見の一致を見ず、今日に至つたことは、先般報告の通りであります。その後、御承知の通り鮮魚介の統制も撤廃になりましたし、またカン詰業がほと……
○冨永委員 本日の議題がまだ委員長からお示しにならないうちに、川村委員から議事進行に関する発言をされたのでありますが、これに対して議事進行に関する各位の発言がありました。事は紀伊水道の問題でありまして、私からさらにここで繰返して申し上げるまでもなく、各位の発言はことごとく賛成いたすのであります。ただ川村委員の発言の中に、参議院から回付されておる案の処置に対して、御意見の発表があつたのであります。川村委員の見通しに、私ももちろん同感するところでありますが、これは議題になつてから、さらに各委員からそれぞれ御意見の発表があろうと思うのでありますが、この場合関連して、私の意見を申し上げておきたいと思う……
○冨永委員長 これより会議を開きます。 会議に入るに先立ちまして一言ごあいさつを申し上げます。去る第七回国会の終りに水産常任委員長の選挙にあたりまして、不肖私がはからずもこの職につかなければならなくなつたのでありますが、御承知の通り至つて不敏な者でありますので、その器でない者でありますが、幸い皆様方の絶大な御指導と御鞭撻をいただきまして、その職責を果したいと考えておるものでございます。どうぞ何分よろしくお願い申し上げます。簡単でございますがこれをもつてごあいさつといたします。(拍手) この際御報告申し上げます。国政調査のため委員派遣の件でございますが、議院運営委員会が開会いたしておりません……
○冨永委員長 これより会議を開きます。
水産金融に関する件を議題といたしますが、まだ昨日の当局の関係者が見えておりませんので、昨日の答弁の残りを続けてやつていただきたいと思います。
【次の発言】 荒廃漁業復旧に関する件を議題に供します。これに関しましては質問の通告があります。小高委員。
【次の発言】 荒廃漁場復旧に関する件は非常に問題が大きいので、質疑もまだたくさんあると思いますが、皆様方の御了解をいただいて、本日はこの問題を一応この程度に打切りまして、ただいま大蔵省銀行局金融検査官落合豊吉君が出席せられましたので、水産金融に関して一時間程度の御質疑をいただきたいと思います。
○冨永委員長 これより会議を開きます。
漁業法及び水産庁設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。この問題につきましては、内容が重大でありますので、議院運営委員会が開かれました際におきまして、国政調査による委員派遣を要請いたしまして、その上で慎重審議いたしたいと思いますので、御了承願います。
次に荒廃漁場復旧に関する件を議題といたしまして、前会に引続いて質疑を継続いたします。質問の通告がありますので、これを許します。福田委員。
【次の発言】 この前の委員会におきまして、玉置委員の水産金融に関する質問の答弁を、時間の関係上委員長において保留いたしておきましたのでこれの答弁を求めます。
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。 国政調査承認要求の件についておはかりいたします。皆様御承知のように国会法第四十七条によりまして、委員会は付託された事件について審査できるのでありますが、それ以外に、当委員会の所管に属する事項について調査を行う場合は、衆議院規則第九十四条によつて、議長の承認を得なければなりませんので、漁業制度に関する件、漁業経営安定に関する件、水産金融に関する件、戦災漁業復旧に関する件、水産貿易に関する件、水産行政の充実に関する件等につきまして、国政調査をいたしたいと思いますが、以上のような問題について国政調査承認要求書を議長に提出いたしたいと思いますが、御異議あ……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
お諮りいたします。去る十二日に委員が改選されましたので、これに伴つて理事の互選を行わねばなりませんが、その方法はいかがいたしましようか。
【次の発言】 ただいまの鈴木君の御動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めまして
小高 熹郎君 川端 佳夫君
田口長治郎君 林 好次君
上林與市郎君
以上の五名を理事に指名いたします。
【次の発言】 次に小委員会の設置についてお諮りいたします。去る十三日議長に提出いたしました国政調査承認要求書に対しまして、同日議長の承認を得ましたので、これに基きまして小委員会を設置いたしま……
○冨永委員長 これより会議を開きます。
去る十四日の本委員会におきまして、六つの小委員会を設置いたすことに決定いたしたのでありますが、その各小委員及び小委員長の選任につきましては、委員長に御一任願いましたので、理事会等で協議いたしておるのでありますが、まだ御希望も出そろつておりませんので、後日公報によつて指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めまして、さよう決定いたします。
なお小委員長は決定いたしておりますので、御指名いたします。漁業制度に関する小委員長川端佳夫君、漁業経営安定に関する小委員長永田節君、水産金融に関する小委員長田口長治郎君、戦災漁……
○冨永委員長 これより会議を開きます。
参議院より提出になつております協業法及び水産庁設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。この法案は第七回国会より継続して審査いたしておりました法案でありますので、皆様その趣旨及び内容につきましては十分御承知のことと思いますので、提案理由の説明はこれを省略いたしたいと思います。
【次の発言】 なおこれはきわめて重大でありますので、愼重を期するため、これを漁業制度に関する小委員会に付しまして、十分審査いたすようにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 川村委員。
【次の発言】 川村君にお答えいたします。御意見はよく了承いたしました……
○冨永委員長 これより会議を開きます。
戰災漁場復旧に関する件を議題といたします。まず政府より現在までの復旧の状況を説明願います。
【次の発言】 これにて戰災漁場に関する質疑を一応打切つて、さらに機会を得まして御質疑を願うことにいたします。
【次の発言】 田淵委員。
【次の発言】 平井委員から質疑の申し出があります。これを許します。平井委員。
【次の発言】 速記をちよつととめてください。
【次の発言】 了承いたしました。それではこの問題は一応この程度で打切りまして……。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて……。
【次の発言】 速記を始めて。
○冨永委員長 これより会議を開きます。
漁業制度に関する件を議題といたします。商品取引所法に関してと漁船保険に関して御質疑を願います。
【次の発言】 漁船保険に関する御質疑を願います。川端委員。
【次の発言】 委員長から水産庁当局に御要望申し上げておきます。ただいまの漁船保険に関する御説明の内容を伺つておりますと、具体的な点が欠如しているように思われるので、そういう面を整備いたしまして、至急それを御提出願います。
なお現在大蔵省と折衝中の一億八千万円の補正予算に関連する問題は、当委員会としても重大な関心を持つておるものでありますだけに、これまたその内容を明細にお示しをいただきまして、私ども……
○冨永委員長 これより会議を開きます。 閉会中審査の件についてお諮りいたします。近く会期も終了になりますので、本委員会といたしましては、閉会中も適時委員会を開いて、国政に関する調査を進めて参りたいと思いますが、委員会が閉会中に審査をいたしますためには、国会法第四十七条第二項によりまして、審査しようとする事件について、特に議院の議決によつて付託されなければなりません。従いまして、この機会に漁業経営安定に関する件、水産金融に関する件、漁業制度に関する件、及び戦災漁場復旧に関する件について、閉会中審査の申出を議長に提出いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
○冨永委員長 これより会議を開きます。
この際御報告申し上げます。水産庁より漁港審議会委員の候補者として、井手正孝君、橘英二郎君、鮫島茂君、川村善八郎君、宮原庄助君、川口満義君、田村延一君、横田象三郎君、水産庁長官の以上九名の方々の承認を求めて参りましたが、理事会その他懇談会等にお諮りいたしたのでありますが、この際これを御承認願いたいと思いますので、御報告申し上げます。
なおこの場合発言を求められております。これを許します。田口委員。
【次の発言】 お答え申し上げます。委員の御指摘に基きまして、水産庁当局と協力いたしまして努力いたしたいと思います。
○冨永委員長 これより会議を開きます。
委員派遣に関する件を議題といたします。本委員会より提出いたしました委員派遣承認申請書は、昨二日議長において、派遣委員は四班八名、期間十日間をもつて承認となりました。つきましては、各班の班長の指名は委員長に一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さようとりはからいます。
なお日程、出発の日時、その他派遣に関する手続等は、各班長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さようとりはからいます。
【次の発言】 この場合質問の通告があります。これを許します。松田委員、
○冨永委員長 これより会議を開きます。
漁業経営安定に関する件を議題といたします。この際政府より発言を求められておりますので、これを許します。松任谷漁政部長。
【次の発言】 ただいま昭和二十六年度事項別概算要求内訳に関して水産庁より説明を聽取いたしましたが、これに関する質疑は明日午前十時定刻より開会いたしまして委員の御発言をお願いするようにいたしたいと思います。
この場合田淵委員から発言を求められております。これを許します。
【次の発言】 この場合田淵委員の御苦労に対して謝意を表明いたします。
なお松田委員から安定本部に対して御意見があるようですからこれを許します。
○冨永委員長 これより会議を開きます。
漁業経営安定に関する件を議題といたします。松田委員より発言を求められておりますので、これを許します。
【次の発言】 この機会に委員長から松田委員に御答弁申し上げておきます。予算の問題は、委員の皆様からしばしば御注意もいただき、また私自身も、私自身の責任においてぜひとも努力いたさなければならないと考えまして、水産庁に出向きまして、水産庁の要求の数字を知つて、農林省当局に――主として会計課長ですが、しばしば折衝をいたしました。また省議決定の場合、農林大臣官邸において査定いたします場合等も、松田委員にも同行願つて話合つたこともありました。しかし最後の農林省議……
○冨永委員長 これより水産委員会を開会いたします。
水産金融に関する件を議題とします。この際石原委員より発言を求められておりますので、これを許します。石原委員。
【次の発言】 その前に石原委員、井之口委員その他委員各位にお諮り申し上げます。真珠の問題につきましては、ただいま鈴木委員から御発言がありましたが、委員会におきましても、大蔵省の主税局長その他関係の方々の出席を求めておりますが、現在まだ出席いたしておりません。あるいはまた後刻おいでになつてくれるように連絡はいたしております。しかしながらただいま鈴木委員の御発言にもありました通り、昨日、今日が大体予算の閣議決定の最後的な山にもなつておる……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
水産金融に関する件を議題といたします。その前に、松田委員より発言を求められておりますので、これを許します。
なおこの機会に説明員の出席をお知らせいたします。大蔵省からは臨時税制調査室長泉美之松君、国税庁間税部山市仲治君、農林省食料品検査所益子四郎君、水産庁長官家坂孝平君、同じく漁政部長松任谷健太郎君、同じく調査研究部長藤永元作君、漁港課長林眞治君、以上の通りであります。
【次の発言】 ただいま松田委員より御発言がありましたように、水産貿易の重要性にかんがみまして、民間側より参考人として御出席を願いまして、意見を承りたいと思いますが、御異議ありま……
○冨永委員長 これより会議を開きます。
漁業無線の問題につきまして発言を求められておりますからこれを許します。電波管理委員会からは富安委員長、網島副委員長、その他長谷長官、それから莊文書課長、松田法規経済部長、石川無線課長、山崎事務官の方々が見えております。
【次の発言】 この際、委員の方々並びに説明員の方に御了解を願いたいと思います。もう大分時間も過ぎておりますが、いましばらく延長したいと思いますから、御了承願いたいと思います。
【次の発言】 説明員の答弁はできるだけ簡單に願います。
【次の発言】 委員の皆さんに申し上げます。電波監理委員会に関する質疑は、まだ委員の皆さん相当あるようでござ……
○冨永委員長 これより会議を開きます。
本日の議事に入ります前にお諮りいたします。
去る十月三十三日に理事 川端佳夫君が委員を辞任されましたので、理事が一名欠員になつておりますが、同君が再び委員に選任されましたので、この際委員長において川端佳夫君を理事に指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めまして、川端佳夫君を理事に選任いたしました。
【次の発言】 次に国政調査承認要求の件についてお諮りいたします。
前国会におきましても国政調査の承認を得まして種々の調査をいたしたのでありますが、本国会におきまして次の事項、すなわち一、漁業制度に関する事項、二、水……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。 本日は漁業制度に関し、特に中央卸売市場における手数料の問題について、昨日に引続き政府の説明に対する質疑を行います。昨日の委員会におきまして議題となり、各委員よわ質疑せられました中央卸売市場における水産物卸売人の取扱い手数料問題につきましては、去る第七国会におきまして、四月三日の委員会において手数料引上げ反対の決議をなし、さらに八月二十八日の委員会において再確認をなし、政府に対し善処方要望して参りましたが、東京都並びに大阪府は、遂に政府の再三にわたる勧告を無視し、十一月二十日手数料引上げを決定したので、委員長並びに自由党鈴木水産部長同行して、農林大……
○冨永委員長 これより水産委員会を開会いたします。 この院御報告申し上げます。去る二十四日本委員会において提出いたしました国政調査承認要求書につきまして、二十五日議長の承認を得ました。 なお、その調査事項中の漁業無線に関する目的についてでありますが、本委員会といたしましては水産庁の所管である漁業用無線の施設に関する技術指導を調査する意味でこの承認を求めたのでありますが、ただ単なる漁業無線のみでは電気通信省の所管である無線に関する事項と混同されるおそれがありますので、その所管の明確を期するため議長において字句的訂正をし漁業用無線の技術指導に関する事項といたしましたからさよう御諒承願います。
○冨永委員長 これより水産委員会を開会いたします。
水産資源に関する件を議題に供します。この際発言を求められております。これを許します。川村委員
【次の発言】 この場合石原委員にお諮り申し上げます。水産資源に関する御質疑は、なお相当多数あると思いますが、本日は実は十二時で部屋を明け渡すことになつておりますので、明日第三委員室で続行いたしまして、この問題を取上げて行きたいと思います。政府説明員の時間の都合もあり、ほかの問題も実はあるので、ただいまの答弁を明日にお延ばし願つて、川村委員に御発言願いたいと思いますが、どうですか。
【次の発言】 では、川村委員。
○冨永委員長 これより水産委員会を開会いたします。
水産資材に関する件を議題とし、特に漁業用燃油の問題について、昨日に引続いて質疑を行います。
なおちよつとお知らせ申し上げます。政府側より水産庁長官、説明員水産庁次長山本豐君、調査研究部長藤永元作君、漁政課長戸鳴芳雄君、物価庁動力課長藤田勇君、事務官小貝谷君の出席があります。田口君。
【次の発言】 燃油の問題につきまして他に御質疑はございませんか。水産用燃油輸入の増加については、農林大臣も水産庁長官も極力努力していただいたことは承知いたしております。もちろん本委員会も、関係方面にこれが実現について懇請して来ましたが、値上げによつてこうむる生……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
漁業用海岸局を開設運用する漁業協同組合及び漁業協同組合連合会に対する水産業協同組合法の適用の特例に関する法律案起草の件を議題といたします。本案の起草に関しましては、一昨日の本委員会におきまして、鈴木小委員長より御発言がありました通り、わが国の漁業無線の適正なる利用を期するため、水産業協同組合法の適用の特例を設けようというのであります。総括的な説明を鈴木小委員長より願います。
【次の発言】 草案はすでに各位のお手元に配布いたしてある通りであります。なお鈴木小委員長より御発言もありましたように、この草案は小委員会において調査立案をお願いいたす予定であ……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
漁業資材、特に燃油の件を議題といたします。発言を求められておりますのでこれを許します。田口委員。
【次の発言】 本日はこの程度で終りたいと思います。次会は明後七日午前十時より開会いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前十一時四十五分散会
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
真珠の問題について石原委員より発言を求められておりますから、これを許します。石原委員。
【次の発言】 鈴木委員も、松田委員も暫定的とは言いながら、いずれも何らの措置がなくしての裁定ということに反対をして意見を述べられているのでありますが、本委員会は手数料引上げに反対決議をしているのに対して、裁定をする前に裁定の内容を委員会において説明せられなかつたことに対して、水産庁長官に遺憾の意を表明する次第であります。今後慎重に措置せられんことを望みます。
【次の発言】 了承いたしました。
【次の発言】 次に、本日の公報に掲載されました請願日程全部を議題とい……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
水産業協同組合法の一部を改正する法律案を議題といたします。まず提案者より趣旨の弁明を求めます。木下参議院水産委員長。
【次の発言】 ただいま木下参議院水産委員長から詳細な説明を承りましたが、午後本委員会を再開した際に、さらに審議を続行することにいたしたいと思います。
【次の発言】 次に先日鈴木委員からの御意見がありました中央卸売市場における手数料に関する問題を議題に供します。
この場合委員会から要望をいたしたいと思います。
中央卸売市場における卸売人の手数料は十二月四日農林大臣の裁定によりとりあえず最高六分として十二月五日より実施することに……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
水産業協同組合法の一部を改正する法律案を議題といたします。
質疑に入るのでありますが、御質疑はないようでありますから、質疑は終了したものと認めます。
これより本案を議題として討論に入るのでありますが、別に討論の通告もございませんので、討論を省略して、ただちに採決いたします。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めてください。
この場合暫時休憩いたします。
午前十一時五十一分休憩
【次の発言】 午前に引続いて会議を開きます。
水産業協同組合法の一部を改正する法律案を議題として採決いたします。
本案を原案の通……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
国政調査承認要求の件についてお諮りいたします。漁業制度に関する事項、漁業経営安定に関する事項、水産行政の充実に関する事項、水産金融に関する事項、水産資源に関する事項について、議長の承認を得て調査をいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。なお議長に提出いたします国政調査承認要求書の内容その他手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さようとりはからいます。
【次の発言】 ただいま石原委員より御要求のありました委員派遣のことは、委員全員の御……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
議題に入る前に小委員会設置の件についてお諮りいたします。漁業制度に関する小委員会、漁業経営安定に関する小委員会、水産行政の充実に関する小委員会、水産金融に関する小委員会、水産資源に関する小委員会の各小委員会を設置いたしまして、調査の慎重を期したいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めまして、以上五つの小委員会を設置することに決しました。
なお各小委員並びに小委員長の選任につきましては、委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは追つて他日の委員会において御指名……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
議事に入る前に理事の補欠選任の件についてお諮りいたします。理事の小高熹郎君、川端佳夫君、及び田口長治郎君が理事を辞任いたされましたので、理事が三名欠員になつたわけでございます。この際理事の補欠選任を行いたいと思いますが、選任の方法について、いかがいたしましようか、お諮り申し上げます。
【次の発言】 ただいまの石原委員の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、さようとりはからいます。それでは鈴木善幸君、二階堂進君、松田鐵藏君の三名を理事に補欠選任いたします。ちよつと速記をとめてください。
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。 先日の委員会におきまして五つの小委員会を設置することに決定いたしましたが、各小委員並びに小委員長の選任につきましては委員長に一任されておりますので、これより小委員並びに小委員長を指名いたします。漁業制度に関する小委員 石原 圓吉君 小高 熹郎君 角田 幸吉君 川端 佳夫君 川村善八郎君 鈴木 善幸君 田口長治郎君 永田 節君 二階堂 進君 平井 義一君 福田 喜東君 松田 鐵藏君 森 幸太郎君 小松 勇次君 林 好次君 水野彦治郎君 上林與市郎君 佐竹 新市君 井之口政雄君 漁業経営安……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
水産業協同組合法の一部を改正する法律案を議題といたします。政府の説明を求めます。曽根説明員。
【次の発言】 政令案の内容について政府当局の説明を求めます。
【次の発言】 この際お諮りいたします。法案に対する質疑は次の委員会に讓りたいと思いますが、御異議ありませんか。
それではさようとりはからいます。
【次の発言】 この際質疑の通告がありますのでこれを許します。川村委員。
【次の発言】 川村さんにお諮り申し上げますが、ただいま政府の回答は大体書面をもつてと御要請になつたようでありますが、本日は政府からの答弁は必要としなくてもよろしゆうございますか……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。御参考のために申し上げておきますが、二月五日、閣議後におきまして、農林大臣と大蔵大臣に対しまして鈴木委員、田口委員と私が参りまして、燃油の関税の問題と漁業用塩の価格の引下げ等について陳情いたしました。
これより水産業協同組合法の一部を改正する法律案を議題とし、前会に引続いて審議を進めます。質疑を許します。
【次の発言】 石原君。
【次の発言】 そのようにとりはからうことにいたします。
この際お諮りいたします。委員各位からまだ多数御質問があるようでありますが、この際これにつきまして愼重審議する必要があると思われますので、これを漁業制度に関する小委員……
○冨永委員長 これより会議を開きます。
漁業経営安定に関する件を議題といたします。
わが国沿岸漁業の資源の永続的な確保をはかり漁業経営安定を期するため、本委員会におきましては、前々から熱心に研究して参りましたところ、その根本方針が大体まとまりましたが、水産庁当局はこの問題についてどのようなお考えを持つておられるか、一応御説明を承りたいと思います。
【次の発言】 本問題につきましては、なお愼重に調査研究を進める必要があり、また法律の立案ということも考えておりますので、この問題につきましては、すでに漁業経営安定に関する小委員会も設置されておることでありまするから、この小委員会において早急に結論……
○冨永委員長 これより水産委員会を開会いたします。 この場合委員長から水産庁長官に対して次の諸点をお尋ねいたしますから、御答弁を願います。 第一点は、ダレス特使は十一日羽田飛行場出発の際、対日講和に関する漁業問題はどうなつておるかとの記者団の質問に対し、漁業問題に関しては今週中に声明が出ることになつているが、この問題は順調に進んでいると語られたが、その際、この発表はどこから出るか明らかにされていないが、水産庁としてはこれについて何か委員会に報告することはないかどうか。 第二点は、シヤトル在外事務所長ト部敏男氏からの八日付外務省あての公電によれば、米領アラスカ議会は、漁業條項を含まない対日……
○冨永委員長 これより会議を開きます。
この場合委員長より当局に御質問申し上げます。
まず第一に商品取引所法に基く海産物上場並びに海産物取引所設置に関し、その後の経過につき御説明を願います。水野説明員。
【次の発言】 次に石油類の輸入関税の件につきまして当局から説明を願いたいと思います。政府当局は関税一率法を改正して、石油類しも課税するように進んでおるようでありますが、関税の対象になる物品は、国内でも相当量産出され、輸入を絶対要件としないもので、司内のすべての面に大きな影響を受けないものであります。しかしその反対に大部分が輸入に仰がねばならず、国家の要求する重要物資で、国家の経済と国内生産……
○冨永委員長 これより会議を開きます。 水産金融に関する件を議題といたす前に、漁業経営安定に関する件を議題とし、特に重油の問題について委員長より二、三質問いたしたいと思います。 石油類の価格のことについてお尋ねいたします。このたび政府においては、価格調整公団にて全国プールにより価格が同一であつたのを、公団を廃止して業者本位にするため製油工場とか貯油所に近い所は価格が安く、北海道のような遠い地域は相当高くなり、東京と北海道の差は三千円以上になるように仄聞しているのでありますが、もし政府当局がそのような改正を考えているとすれば、各方面に問題があると思いますが、はたしてどのような内容のものか、御……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
水産業協同組合法の一部を改正する法律案を議題といたします。
まず漁業制度に関する小委員長より小委員会における審査の経過について御説明願います。川端委員。
【次の発言】 ただいまの御説明に対して、他に御意見のある方はありませんか。――それでは石原委員。
【次の発言】 ただいまの石原君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めまして、本案に対する質疑を打切り、討論を省略して、ただちに採決いたします。
本案について、原案の通り可決するに御賛成の諸君の御起立を願いまする
【次の発言】 起立多数。よつて本案は、原案の通り可決すべきもの……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。 参議院より提出されました水産業協同組合法等の一部を改正する法律案を議題とし、審査に入ります。まず提案者より提案理由の説明を願います。 水産業協同組合等の一部を改正する法律案 水産業協同組合法等の一部を改正する法律案(水産業協同組合法の一部改正)第一條水産業協同組合法(昭和二十三年法律第二百四十二号)の一部を次のように改正する。 第百條の十一第三項後段を次のように改める。 この場合において、第三十四條第七項中「組合員(准組合員を除く。)」とあるのは「会員たる水産業協同組合を直接又は間接に構成する個人(第十八條第三項又は第九十四條第二項の規……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
この場合緊急質問があります。これを許します。田口委員。
【次の発言】 條約局長は急いでお帰りにならなければならないそうですから、條約局長の分をひとまずしまして、それからもう一ぺん今の問題を取上げます。
この場合委員長より関係当局にお尋ねいたします。まず外務省当局にお聞きいたしましすが、政府は最近において、司令部を通じて国際捕鯨委員会から、対日講和條約締結前に、捕鯨取締りに関する国際條約に加入することについて、好意的なる申入れを受けたように仄聞しますし、去る二十日の閣議においては、国際捕鯨取締條約に加入する方針を決定しているから、当然本條約加入に……
○冨永委員長 これより会議を開きます。
会議に入るに先だちましてお諮りいたします。国際捕鯨取締條約に加入することについて承認を求める件は、
二十四日外務委員会に付託となりましたが、この問題は本委員会とも重要な関連があり、また委員各位からも、外務委員会との連合審査会を強く要望されておりますので、この際外務委員会に対して連合審査会の申入れをいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めまして、さよう決定いたします。なお開会の日時その他に関しましては委員長に御一任を願います。
【次の発言】 ただいま鈴木委員より御発言がありました件につきましてお諮りいたします。その通……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
漁業経営安定に関する件を議題とし、特に東支那海における漁船の拿捕問題について審査を行います。この場合委員各位にお知らせ申し上げます。外務省から政務次官草葉隆圓君、政務課長藤崎萬里君、水産庁からは長官家坂孝平君、次長山本豐君、それぞれ政府委員が御出席に相なつております。
この場合山本次長から発言を求められております。これを許します。山本次長。
【次の発言】 この場合委員諸君にお知らせ申し上げます。海上保安長から次長柳澤米吉君が出席しておられます。
【次の発言】 井之口委員に申し上げます。御意見の趣旨は、大体尽きたようでありますから、簡單に願います……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
会議に入ります前にお諮りいたします。ただいま農林委員会において農林漁業資金融通法案を審査いたしておりますが、この法案は本委員会とも重要な関連がありますので、農林委員会に対して連合審査会開会の申入れを行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なきものと認めまして、それではさようとりはからいます。
【次の発言】 これより水産資源に関する件を議題といたします。今日は特に北海道方面の漁区の拡張の問題につきまして、幸いにここに凾館市助役葛西民也君、凾館商工会議所常務理事北野治君、及び凾館市会議員行友政一郎君が見えておられますので、三君……
○冨永委員長 これより水産委員会を開会いたします。 議題に入る前にお諮りいたします。ただいま大蔵委員会において関税定率法の一部を改正する法律案を審議いらしておりますが、水産業は重油、軽油等炭化水素油を最も多量に使用する産業であり、その全量の約三〇%を使用している現状であります。その上燃油は水産業においてはその漁獲高を左右する重要要素でありますので、これが高騰はただちに漁獲高の低減を惹起するおそれがあり、国民生活に及ぼす影響はまことに大であります。現下の水産業は、その他の輸入資材においてもいずれも高騰し、資材費はますますかさみ、今やその経営は危殆に瀕しており、これが打解策を講じなければ、崩壊す……
○冨永委員長 これより水産委員会を開会いたします。
この際お諮りいたします。去る二日角田幸吉君が委員を辞任されましたので、漁業制度、水産行政の充実及び水産資源に関する各小委員が一名ずつ欠員となつておりますが、同日久野忠治君が委員に選任されましたので、この際委員長において、同君を以上の各小委員に指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、久野忠治君を漁業制度、水産行政の充実及び水産資源に関する各小委員に選任いたします。
【次の発言】 前回の本委員会において北海道の漁船拿捕の問題について参考人より意見を聞くことに決定いたしたのでありますが、この問題はいろいろ……
○冨永委員長 これより水産委員会を開会いたします。 漁業経営安定に関する件を議題といたします。 この場合お知らせ申し上げます。東支那海において拿捕された漁船の問題につきまして、本水産委員会は、二月二十四日と三月一日の二回にわたり参考人の御出席を願いまして、詳細に調査いたし、政府関係当局に対しまして、強くその善処方を申し入れていたのでありますが、三月十三日に報国水産の専務取締役上田哲夫君より次のような報告を受けたのであります。すなわち昨年末に五隻、本年二月に八隻、その後またも七隻とあとを絶たず、東支那海において拿捕されているのでありますが、その中で国府側に拿捕された漁船中川南水産所有の第三雲……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
水産金融に関する件を議題とし、特に漁業権証券の課税の問題について審査を進めます。
その前に緊急質問の通告があります。これを許します。松田委員。
【次の発言】 この場合委員各位にお諮り申し上げます。この前の委員会の川村委員に対する答弁と、ただいま小高委員の質疑に対する答弁は、この次の委員会でいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 異議なしと認め、さようとりはからいます。
なお家坂水産長官に委員会を代表して要望いたしておきます。大蔵省主計局長、理財局長、主税局長を至急訪問せられまして、政府当局としての考え方をとりまとめられて、……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
この際お諮りいたします。ただいま運輸委員会において船舶職員法案が審議せられておりますが、本案は当委員会とも重要な関連がございますので、運輸委員会に対して連合審査会を申入れたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。さようとりはからうことにいたします。日時の決定は委員長に御一任願います。御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。さようとりはからいます。
【次の発言】 中央卸売市場の機構の問題について、前会におきまして参考人より意思を聞くことに決定いたしたのでありますが、本日ここにお見えになつておりま……
○冨永委員長 これより水産委員会を開会いたします。
漁業法等の一部を改正する法律案を議題といたします。まず提出者より提案理由の説明を願います。永田節君。
【次の発言】 本案に対する質疑は次会よりいたします。
【次の発言】 次に漁船法の一部を改正する法律案を議題といたします。提出者より提案理由の説明を求めます。参議院議員秋山俊一郎君。
【次の発言】 本案に対する質疑は次会よりいたします。
【次の発言】 次に漁業法及び水産庁設置法の一部を改正する法律案を議題といたしまして、提案者より提案理由の説明を願います。平井義一君。
【次の発言】 ただいまの永田節君の動議に御異議ありませんか。
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
永田委員より質疑の通告があります。これを許します。永田委員。
【次の発言】 永田委員に申し上げますが、旭冷蔵工業会社に疑義をお持ちになつての御質疑でありますが、水産庁長官の答弁との間にも大分食違いがあると考えますので、当会社の創立並びに土地の條件について、次の機会に水離庁と大蔵省と打合せて、正確に報告を求めることにいたしたいと思いますが……。
【次の発言】 了承いたしました。さようとりはからいます。
【次の発言】 了承いたしました。委員の皆さんにお諮り申し上げます。ただいま松田委員並びに永田委員から御提議がございましたので、委員長におきましては、……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
政府当局から発言を求められております。これを許します。林説明員。
【次の発言】 次に、漁業法等の一部を改正する法律案、永田節君提出、衆法第一四号を議題といたします。本案に対しましては、漁業経営安定に関する小委員会におきまして、種々議論を盡くされた問題でありまして、すでに質疑も盡きておるのでございますから、これにて本案に対する質疑は終つたものめ認めたいと思いますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないものと認めます。
先般、本法案に対する修正案が委員長の手元まで提出されております。その修正案文は、各位のお手元に配付いたした通りでありま……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
水産資材に関する件を議題といたします。石原委員。
【次の発言】 現下の漁業経済を圧迫しておる要因は多々ありますが、なかんずく漁業用資材の高騰と魚価の低下が最も重要なる要素の一つであると思われます。ついては漁業用資材のうち綿糸及び綿網につきましては、昨年の二月値上げになり一梱の価格が八万四千九百九十円であつたものが、一昨日改訂せられた純綿の新価格は十四万四千九百円であるように聞くのですが、今回の値上げは七〇%以上であり、これが製品は倍以上に当然値上りになると考えられます。このことは漁業経営上まことに重大でありますので、当局としては事前において種々交……
○冨永委員長 これより会議を開きます。 四月一日より一昨日まで、地方選挙のため国会は休会いたしていたのでありますが、その間におきまして、すでに委員各位におきましては、御承知の通り、四月六日、米国上院海運漁業分科委員長マグナソン氏が来朝され、講和後における日本の漁業問題について、米国のとるべき基本的態度を明らかにされたほか、国内問題としては、重油その他の重要漁業用資材の値上げが実施される等、種々の問題があつたのであります。その中でも、本委員会としては、さきに参考人を呼んでその実情を調査する等鋭意検討して参りました、支那東海における機船底びき網漁業の漁船拿捕問題に関しまして、四月五日同漁船が十八……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
この際お諮かりいたします。漁港指定の問題につきまして、運輸委員会に連合審査会の申入れをいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めまして、きよう決定いたします。
なお開会の日時につきましては委員長に御一任願います。
【次の発言】 次に底びき網漁業及び定置網漁業の問題につきまして、前会政府の答弁が保留になつております。これをお願いします。
【次の発言】 松田委員に質問をお許しいたしますが、今日の委員会の運営はできるだけ早く切上げて、漁業証券課税に関してと、漁業金融特別会計に関して懇談をいたしたいと考えておりますから……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。 漁区、旋網及び漁業権切りかえ等に関しまして、幸い本日参考人が見えましたので、御意見を承ることにいたします。 なお参考人の件についで御了承願いたいと思いますが、新潟県水産課長中林孝二郎君が都合で出席できませんので、齊藤鐵三郎君がかわつて御出席されましたから、御了承願います。参考人の氏名を申し上げます。石川県水産課長永井敢次郎君、富山県水産課長宮崎廣三君、新潟県主事齊藤鐵三郎君であります。 なお参考人から御意見を承る前に、委員の皆様にお諮り申し上げます。漁港法の一部を改正する法律案を委員会提出をいたしますにつきまして、その原案の起草を委員長に御一……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
漁港に関する件を議題といたします。質疑を許します。川村委員。
【次の発言】 委員各位にお諮り申し上げます。ただいま鈴木委員から港湾法の一部改正に関する件の御報告がありましたが、これを了承するに御異議ありませんか。
【次の発言】 ちよつと速記をとめてください。
(速記中止〕
【次の発言】 速記を始めてください。
【次の発言】 ただいまの鈴木委員の報告を了承するに御異議ありませんか。
【次の発言】 異議なしと認め、さよう決定いたします。
この場合委員各位にお知らせいたします。安定本部公共事業課長は本日の委員会に出席を求めておりましたが、役所から……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
連合審査会開会要求の件についてお諮りいたします。租税特別措置法の一部を改正する法律案が、去る十五日大蔵委員会に付託されました。これは漁業権証券課税に関する法案でありまして、本委員会が最も関心を持ち、鋭意検討をして参つた問題でありますので、本案について大蔵委員会に、連合審査会開会の要求をいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めましてさよう決定いたします。なお会議は明十八日午後一時半より開会する予定でありますから、御承知おきを願います。
この際ちよつと御了承願いたいと思いますが、過日漁港指定の問題につきまして、運……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。委員各位に御了承願いたいと思いますが、ただいま本日の午前十時から大蔵委員会と連合審査会を開催いたしておりますので、御了承願います。
本日出席の政府委員並びに説明員、参考人をお知らせ申し上げます。水産庁次長山本豐君、経済安定本部公共事業課長中尾博之君及び経済安定本部技官下林一雄君、参考人として旭冷蔵社長樋口寅太郎君が出席いたしております。
【次の発言】 安定本部に対する御質問は一応これで打切ることに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、経済安定本部に対する質問を打切ります。
【次の発言】 永田委員。
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
水産金融に関する件を議題とし、特に漁業権証券の課税の問題について審査いたします。この場合、政府委員並びに説明員の出席者を申し上げます。水産庁長官藤田嚴君、水産庁次長山本豐君、水産庁経理課長増田正一君、農林事務官久宗高君、大蔵省銀行局長河野通一君、大蔵省理財局次長酒井俊彦君。
【次の発言】 御静粛に願います。
【次の発言】 川村委員に申し上げます。まだ各委員に質問があるようですから、できるだけその質問の要領を承りまして、そのあとで今御提案の趣旨をとりまとめたいと思います。
【次の発言】 この場合お知らせ申し上げます。
先ほどお知らせしましたほかに……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
漁港に関する件を議題といたします。藤田水産庁長官。
【次の発言】 委員各位に御通知申し上げます。ただいま大蔵大臣池田勇人君が出席されました。農林大臣廣川弘禪君は、今司令部へ出ておりますので、お帰りまでお待ちを願います。
通告の順序によつて質疑を許します。鈴木善幸君。
【次の発言】 川村委員。
○冨永委員長 資材に関する質疑はこの程度で打切りたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めますから、さようとりはからいます。
【次の発言】 次に本委員会に付託されました請願について審査いたします。まず審査の方法についてお諮りいたします。紹介議員がお見えになりました請願のみ紹介説明を願いまして、その他の請願につきましては、すでに配付されております文書表によつて御承知のことと思いますので、政府の御意見のみ承ることにいたしたいと思います。が、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めまして、さよう決定いたします。
日程第一、第八、第九、第一〇、第三二、第三四、……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
漁業経営安定に関する件を議題といたします。
【次の発言】 委員長からこの場合ちよつと付言しておきます。ただいま川村委員の発言で、昨日の委員会において検討いたしました案について文章化したものを、本日衆議院の法制部で検討いたして参りましたところ、事業者団体法、独禁法等には抵触しないものとの解釈をするという御意見がありましたが、なおこれを翻訳して、司令部の法制局、あるいは独禁法、事業者団体法を担当する方にも出して検討いたしたいと考えておりますので、そのことを一言つけ加えておきます。
【次の発言】 速記をとめて……。
○冨永委員長 これより水産委員会を開会いたします。
この際お諮りいたします。去る二十七日理事松田鐵藏君が委員を辞任まれ、翌二十八日同君が再び委員に選任されました。この異動によりまして理事が一名欠員となつておりますので、この際その補欠選任を行いたいと思いますが、選任の方法につきましては、委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、松田鐵藏君を理事に御指名いたします。
次にお諮りいたします。過日岡田勢一君、久野忠治君、田渕光一君及び松田鐵藏君が委員を辞任されましたが、その後以上の方々が再び委員に選任されましたので、この機会に欠員となつております各小……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
去る五月三十一日川端佳夫君が委員を辞任され、昨一日再び同君が委員に選任されました。この移動によりまして、漁業制度、漁業経営安定、水産金融、水産資源及び沿岸漁業の基本的復興対策に関する各小委員、並びに漁業制度に関する小委員長がそれぞれ欠員となつておりますので、この際その補欠選任を行いたいと思いますが、選任の方法につきましては、委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、川端佳夫君を従前通りの各小委員並びに小委員長に御指名いたします。
【次の発言】 これより水産金融に関する件を議題といたします。
この場……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
水産金融に関する件を議題とし、漁業権証券の資金化の問題について審査を進めます。
【次の発言】 この場合委員各位に本日出席の政府委員並びに説明員の氏名を申し上げます。大蔵省銀行局長河野通一君、農林大臣官房長塩見友之助君、水産庁次長山本豐君、水産庁連絡室長久宗高君、水産庁漁政部経理課長増田正一君、農林中金理事長湯河元威君の各員が出席されております。河野銀行局長。
【次の発言】 川村委員のお尋ねに対してお答えいたします。川村委員は、本日の水産委員会において藤田水産庁長官が出席しておらないという点について、お尋ねでございますけれども、この点に関しましては……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。 議題に入る前に一言ごあいさつ申し上げます。 今回米国政府陸軍省の招聘によりまして、国家漁業政策の立案、国際漁業厘委員会協定もしくは条約の締結等に資するための水産指導者の渡米視察に際し、衆議院からは不肖私と鈴木委員がその選に入り、来る十一日羽田空港から渡米することに相なりまし右。皆様にごあいさつ申し上ぐることが非常に遅れましたが、これはNRSから申し渡されたのが六月二十三日であり、外務省に通達されたのは七月十一日であつて、時たまたま国会が休会中であつたために遅れた次第でございます。渡米の目的は米国合衆国、上、下両院の水産委員会、国務省の水産関係官……
○冨永委員長 ただいま松田理事によつて委員会を開かれ、私交代に相なりましたが、議事を進めます前にごあいさつを申し上げたいと思います 私及び鈴木委員の両名は、米国政府の招聘によりましてガリオア資金による米国水産業視察のため、去る八月十三日羽田空港を出立いたしましたが、以来約三箇月間、二十一州、二十二箇所を歴訪して、米国官民と親しく面接して、使命の目的を果すことができ得ましたので、十一月の八日陸軍航空機にて羽田に無事到着、帰国いたした次第であります。 留守中は何かと委員各位には御迷惑をおかけしたことと存じますが、おわびを申し上げ、かつ各位の御好意に対しまして厚くお礼を申し上げます。なお松田理事……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
前回の委員会におきまして設置するに決しました漁業協定に関する小委員会の小委員の数及び小委員の人選等につきましては、一昨日の懇談会におきましてあらかじめ各位の御了承を得たのでありますが、この際正規にその決定を願いたいと思います。
お諮りいたします。小委員の数は十名とし、小委員及び小委員長の選任につきましては、先例により委員長において指名いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、小委員の数は十名とし、ただちに小委員及び小委員長を御指名申し上げます。
石原 圓吉君 川村善八郎君
……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
漁業用燃料に関する件を議題といたします。本件に関し関係当局より御説明を願います。本日は水産庁次長山本豐君、水産庁水産課長曽根徹君、物価庁第三部長森誓夫君が出席せられております。森物価庁第三部長。
【次の発言】 この場合お知らせを申し上げます。経済安定本部から燃料課長近藤勝氏、燃料課の加藤房夫両氏がお見えになつております。
【次の発言】 あとで御出席になつた方にお知らせ申し上げます。安定本部から近藤燃料課長と加藤事務官が出席せられております。
速記をとめてください。
【次の発言】 速記を始めて……。
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。 議事に入ります前に、アメリカにおける水産事情について御報告を申し上げます。 このたび私ども鈴木委員とともに渡米いたしましたにつきましては、当水産委員会委員各位より御鞭撻をいただきまして、御高配ををかたじけのういたしましたことについては、衷心より厚く御礼を申し上げます。 私ども水産議員団の渡米の目的は、アメリカにおける連邦並びに州議会の水産立法の実情を調査して、わが国水産関係立法の参考に資することが第一の目的であり、あわせて水産行政の運営の状況並びに米国水産業の実情を視察いたしまして、今後のわが国水産業の発展の上に資することがその第二の目的であ……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
漁船損害補償に関する件を議題といたします。本件に関し水産庁当局より説明を願います。
【次の発言】 委員各位にお諮りいたします。ただいま議題と相なつております漁船損害補償に関する件につきましての質疑は一時中止いたしまして、小型機船底びき網漁業整理特別措置法案を議題として審査を進めたいと思いますが、御異議ありませんか
【次の発言】 御異議なしと認め、さようとりはからいます。
【次の発言】 小型機船底びき網漁業整理特別措置法案を議題として審査を進めます。まず政府より提案理由の説明を願います。
○冨永委員長 水産統計機構の充実に関して政府当局に要望いたします。統計は国政のバロメーターであつて、立法、行政の根底をなすものであることは今さら言をまたないのであります。従来わが国の統計は、その正確さにおいて欧米先進国に比して遜色あるものと評価されておるのでありますが、終戦以来統計機関の整備やや緒につき、ようやく面目を改めんとするの観があつたのでありますが、各省定員法の改正に伴いまして農林水産業の統計機関の縮小を実施せんとしつつあるのは、まことに遺憾であります。特に漁獲統計のごときは、その集計の困難なること農林業の比にあらず、しかも漁業は海洋において操業さるるをもつて、漁獲統計はしばしば国際交……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
この際お諮りいたします。去る十五日二階堂進君及び十九日木村榮君が委員を辞任されましたので、漁業協定に関する小委員及び請願及び陳情書審査小委員がそれぞれ一名ずつ欠員になつております。この際その補欠選任を行いたいと思います。これは先例により委員長において指名いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、漁業協定に関する小委員には、再び二階堂進君が委員に選任されましたので同君を、また請願及び陳情書審査小委員には横田甚太郎君をそれぞれ御指名申し上げます。
【次の発言】 次に水産資源保護法案を議題とし審査を進めます。まず提出……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
まず漁港法の一部を改正する法律案を議題として、審査を進めます。
この際お諮りいたします。本案は討論に付する段階と相なつておるのでありますが、別に討論の御要求もありませんから、討論を省略して、ただちに採決いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認め、ただちに採決いたします。
本案に賛成の諸君の御起立を願います。
【次の発言】 起立総員。よつて本案は満場一致をもつて原案通り可決いたしました。
なお本案に対する委員会報告書作成につきましては、委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
本日は水産金融について審議を進めたいと思いましたが、政府当局の出席がありませんので、明日午前十時より開会し、本日はこの程度で散会いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。
それでは本日はこれにて散会いたします。
午後二時五十三分散会
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。昨日付託となりました真珠養殖事業法案を議題として審議に入ります。まず提案者より提案理由の御説明を願います。石原圓吉君。
【次の発言】 質疑は次会よりいたします。
【次の発言】 次に松田委員。
【次の発言】 了承いたしました。
暫時休憩いたします。
午前十時五十五分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き開会いたします。
請願及び陳情書の審査に入ります。本日の請願及び陳情書の日程全部を一括議題といたします。まず請願及び陳情書審査小委員長の報告を願います。川村委員。
【次の発言】 これにて小委員長の報告は終りました。
お諮りいたします。請願及び陳……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。
真珠養殖事業法案を議題といたします。石原委員に、真珠養殖事業法案に関する御意見をお述べになることをお許しいたします。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて……。
【次の発言】 速記を始めて……。
【次の発言】 速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。当局の答弁を求めます。
【次の発言】 御注意は了承いたしました。但し委員長は委員会並びに委員の各位に……。
【次の発言】 ちよつと速記をとめて……。
【次の発言】 速記を始めてください。松田委員。
【次の発言】 了承いたしました。
【次の発言】 この際お諮りいたします。今会期はなお数日間の延長が予想……
○冨永委員長 これより水産委員会を開きます。 国政調査承認要求の件についてお諮りいたします。ただいま各位のお手元に配付してあります調査事項、すなわち 一、公海漁業に関する事項 一、水産資源の保護増殖及び漁業取 締に関する事項 一、漁船、漁港及び水産資材に関す る事項 一、水産金融及び水産物高度利用に 関する事項 一、漁業制度に関する事項 一、水産貿易に関する事項の各事項につきまして、本国会もこれが積極的な調査を行いたいと思います。つきましては、衆議院規則第九十四條により、議長に対し国政調査承認要求書を提出いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
○冨永委員 ただいま提案になりました法案につきまして、昭和二十七年度小型底びき減船整理方式と、二十六年度の整理計画の内容が御配付に相なりましたが、これはただいま委員長からお話のありました前国会からの継続審議法案であり、しかも現在配付になりましたこの計画の内容を示すものが、前国会以来しばしば要請されておりましたものが、ようやく今度できて来たように承知いたしておるのであります。もちろんこれに対しての説明も伺うことにいたしますが、現在の三万五十隻を、昭和九年ごろに操業されていた二万程度に減船整理して、そうして今後五箇年間、昭和三十一年三月三十一日までにやるという計画の内窓でありますが、本法案によりま……
○冨永委員 二月十八日の水産議員連盟において申合せをされ、また二月二十一日の公海漁業に関する小委員会で決議されたのを石原委員からそれぞれ報告があり、続いて鈴木その他の委員からの質疑によつて長官の答弁もあり、小委員会の決議事項等について、長官はその線に沿うて進むということに対してはよく了承いたしたのであります。今松田議員からお話の、かに工船の問題については水産庁に一任されたから近く決定があるという点も、われわれは漁業の性格から見て非常に朗報であると信ずるものであります。これもごく近い機会に承つたのですが、数日前に司令部のネヴエル氏が漁業担当官として就任されておられ、かたがたこの方面の了解も必要で……
○冨永委員 今松田委員から、石油関税問題は末梢的であるという御発言がありましたが、私は絶対にそうではないと思います。これは重大な問題であり、しかも公報ではつきりとあげてある議題であると考えるのであります。従いまして、私はこの石油関税定率の改正に関しまして政府当局に質疑をいたしたいと思います。 昭和二十六年三月三十一日付をもつて、法律第百十号、関税定率法の一部を改正する法律が施行に相なりましたが、これはこの案の別表の五一九号で、炭化水素油、原油、重油及び粗油の一割が、従量税が従価税になる。しかもこれを附則において「関税定率法別表輸入税表に掲げる物品で、この項の別表甲号に掲げるものの輸入税は、昭……
○冨永委員 水産庁からまだ長官も部長も御出席になつておらないようですが、しかし直接担当しておられる方々がお見えのようですから、おそらく委員長におかれて会議を開かれたものと存じますが、私はこの場合、本日議順になつておりまする運賃問題に関して御質疑を申し上げたいと思います。運輸省から細田鉄道部長さんがお見えになつており、また農林省からは玉置経済課長がお見えになつておりますので、主としてお二方に御質問をいたしたいと思います。 昨年の十月水産庁から、水産物の貨物運賃に関しまして、運賃引上げの措置が近く講ぜられるようであるが、水産物はこれを除外されることを望むという書類が運輸省に提出されてあるように承……
○冨永委員 松田委員の今の御発言はきわめて重大な内容性を持つものであります。従つて今小高委員長代理の御説の通りに賛成いたしますが、松田君の今のお話は単なる思いつきのお話でなくて、いつでも私どもが始終そういう御意見を伺つている。これは全然水産委員会を不必要とするのでなくして、やはり根本の趣旨は今松田君から発言され、小高委員長代理がおつしやつた趣旨に基くものと了承をして、今日まで私ども自身も反省をいたして参つたものであります。しかしながらただいま委員長代理がおつしやつた通り、水産省を設置しなければならないというような議論をしている最中に委員会を廃止するというようなことは、きわめて重大な問題でありま……
○冨永委員 ただいま小松委員、田口委員からお述べになりました問題はきわめて重要な問題でありますから、田口委員のお述べになりました通り、委員長におかれては適当に善処されて、小委員会において審議をお進めになり、議員提出として御提出せられんことを希望いたします。
【次の発言】 ただいま土屋欧米局長の御報告によつて了承いたしましたが、今期国会中にできるだけ急いで提案するようになるということで、われわれもぜひそうお願いいたしたいと思います。ただこの場合伺つておきたいと思いますのは、しからばアメリカにおける批准については一体どういう事情にあるか、またカナダにおいてはどうかということについて、欧米局長の御承……
○冨永委員 北洋漁業は、関係官民の皆様の絶大な御尽力によりまして、御承知の通り去る五月一日根拠地函館から各船団出航いたしましたが、おそらく今ごろはそれぞれ漁撈に携つておるものとわれわれは期待いたしております。北海道の新聞でちよつと見たのですが、「不法拿捕には対策」という見出しで、第三天洋丸にて矢田共同特派員十一日発として、北洋船団の栃内監督官は、懸念されるソ連監視船による拿捕問題について次のように語つた。「現在ソ連は領域内に数そうの武装監視船を配置している模様だが、もし監視船に一そうでも不法拿捕されれば、全独航船を一時安全海域に引揚げさせ、適当な措置を講ずる。」というような記事が出ております。……
○冨永委員 昨十九日請願及び陳情書審査小委員会を開きまして審査をいたしましたので、その経過並びに結果について簡單に御報告申し上げます。 本会期中に当委員会に付託になりました請願は全部で六十件でありまして、その内訳は漁港、船だまり関係が三十三件、北方公海漁場及び漁場開発に関するもの六件、漁業災害及び損害補償関係四件、拿捕漁船に関するもの三件、漁業取締りに関するもの三件、漁業施設関係三件、その他八件となつております。 まず請願の取扱い方の基本的な問題について各委員から種々の御意見が述べられましたのでありますが、今回の審査においては、前国会通り、一応その要旨の一部あるいは大部分がすでに実現された……
○冨永委員 関連して質問いたします。今、石原委員から御質疑がありましたが、これはこの場合内閣提出法律案でございますから、当然水産庁でも、これが通過すれば、およそこれこれのものには支障はあるのではないかという見通し等もあると思いますが、その見当についてもお答え願いたいと思います。
○冨永委員 関連です。ただいま石原委員から中共貿易に関する北海道関係の水産物についての質問がございましたが、北海道におけるこの問題に対する関心は、きわめて大きなものがあるのであります。幸いにただいま石原君からの質問があつたので、私もこれに関連してお尋ねを申し上げておきたいと思うのでありますが、ただいま石原君のお述べになりました通り、水産物を無視していられるがごとき感じを與えますことは、国民にとつて非常に大きなマイナスであり、しかも北海道の業漁大宗について、まつたく無関心であるかのごとき感さえいたすわけであります。しかも石原委員がお述べになりました広東、香港、シンガポール貿易は、それによつてある……
○冨永委員 ただいま委員長から参議院の水産委員会の廃止の問題について御提議がございましたが、実はけさ新聞で農林水産委員会とするということの記事を拝見いたしましたのであります。従つて私はこれに関して水産庁並びに専門員室において、今までどの程度の情報がとられておつたかということについて、いろいろ委員会が始まつてからではありましたけれども聞いて参りましたが、何らそういう事前の情報はなかつたようであります。従つて専門員を参議院の方に聞きまわらしたところが、議院運営ですでにこれが取上げられて決定したとかいうことであります。従つて今日あるいは参議院の本会議にかかるもののように考えますが、しかしわれわれ衆議……
○冨永委員 ただいまの石原委員の質問に対して、大体極東貿易、国際会議の内容、また中共貿易に関する現状、見通し等につきまして、本間政務次官から詳細に説明をいただきましたので、大体了承いたした次第でございますが、補足的になりますけれども、特にこの方面に輸出している北海道の海産物の事情と、われわれの立場からさらに申し上げて御意見を承りたいと思います。昭和二十五年度における香港市場は、アジア地域第一の輸出市場でありまして、総輸出額の一三%を占めております。輸出商品の大宗をなすものはするめ、ほし貝柱を初めとする水産製品で、大体八〇%を占めておるのでございますが、しかし香港、マレー、シンガポール等は、それ……
○冨永委員 今鈴木委員からお尋ねがありましたので、ほとんど重複しておりますが、私は簡單に、率直に申し上げます。公述人のお述べになりました優先順位の点は、最終段階までいろいろ決定しておるから賛成できない、こういう御意見でしたが、それは今鈴木委員が述べられた通り、優先順位の内容をもつと大まかにすれば、優先順位はあつた方がよいのか、あるいは優先順位は全然なくて、調整委員会にのみまかせる方がいいというお考えであるのか、今の鈴木委員の質問に関連しておりますから、お尋ねいたします。
【次の発言】 この真珠の養殖の問題は、本委員会も非常に重視しておるのでありまして、公述人からも非常に強い意見の開陳があつたの……
○冨永委員 時間がないから簡單にお述べになつたと思いますが、寺田さんの公述の中に、定置漁業は資本を有する漁業であるから、この法文でも定置漁業の将来を考えるべきだとお述べになりましたが、寺田さんは定置漁業の将来を、具体的にどういうふうにお考えになつてお述べになつておるか、簡單に伺いたいと思います。 また慣行入漁実態をごらんになつて、慣行入漁についてもこの法文を考え直すべきではないかとお述べになりましたが、この二つについてお伺いします。
○冨永委員 今玉置委員から御質問がありましたが、私も同じようなことですが、今お述べになりました中の、やはり優先順位の問題ですが、協同組合を優先順位に決定せずに、自営できる者にもやはりやられるようにすべきだという御意見でありましたが、御意見の趣旨は、優先順位の法律案の各号の中に、自営できる者を入れるということなのか、あるいはむしろ優先順位というものを法律的に取上げないで、調整委員会の勘案事項にそれらのものをみな入れた方がいいという御意見なのか、その点玉置君の質問に関連してお尋ねします。
【次の発言】 公述人の宮崎さんは、八十六條の海区漁業調整委員会の選挙権及び被選挙権に関する公述の中に協同組合員……
○冨永水産委員長 ただいま関税定率法の一部を改正する法律案につきまして、政府の提案理由の説明を拝承したのでありますが、私ども、この法案が政府部内におきまして取上げられておるということを承りました当初から、水産委員といたしましては、全面的に反対を表明いたして来た次第であります。委員会におきましても、政府当局に、それぞれそうした提案になるであろうということの構想のもとにおける説明を承りまして、またわれわれの反対理由も述べて参つたのであります。この法律案の内容を検討いたしました場合に、少くも水産業関係の原油、重油は、おそらく無税、減税になるところの案が提案されるであろうと考えておつたのでありますが、……
○冨永水産委員長 農林漁業資金融通法案が去る一日農林委員会にかけられ、審議せられておりますが、水産委員会におきましてもきわめて関連の大きい法案でありますだけに、私どもの委員会におきましても、それぞれ法案の説明を聞き、今後も可能な範囲において質疑をすると考えておりますが、本日ここで大蔵、農林合同審議会を申し込みまして、私どもの立場から質疑をいたしたいと考えた次第であります。 この法案に対して、私どもは農林大臣並びに大蔵大臣、それぞれの所管につき御質疑をいたしたいと思いますが、ただいま農林大臣が御出席になつておりますから、主として農林大臣に対しての質問をいたしたいと思つております。もちろんただい……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。