山口武秀 衆議院議員
24期国会発言一覧

山口武秀[衆]在籍期 : 23期-|24期|
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このページでは山口武秀衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

山口武秀[衆]本会議発言(全期間)
23期-|24期|
第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第31号(1950/03/28、24期、日本共産党)

○山口武秀君 私は、供出並びに配給制度に関する問題につきまして関係大臣に質問いたしたいのであります。  政府は、今回食糧管理制度の転換を行うために各種の用意を進めており、すでに本日の国会にも上程になりましたが、いも類の取扱いの問題につきまして、その第一歩を始めておるのであります。この食糧管理制度の転換は、農村にきわめて大きな影響を與えておりまして、すでにわが国の農業、農民団体は、手放し統制解除の反対、さらに食糧輸入関税永久無視反対の声をあげておるのであります。一体、現在の供出制度は戰時統制時代からの継続であり、これは明らかに食糧の掠奪政策なのであります。それにもかかわらず、農民がなぜこれに賛成……

第7回国会 衆議院本会議 第37号(1950/04/15、24期、日本共産党)

○山口武秀君 私は、ただいま御報告になりました四法案中、農業協同組合関係法案につきして、日本共産党を代表し反対の討論をいたすものであります。  農業協同組合は全国的に行き詰まりを来しまして、おそらく、ことしの秋までには、健全なものとして残るのは、わずかにその三分の一にすぎないだらうということがいわれているのでありますが、今回の法律改正にあたりましても、政府は、この農業協同組合の行き詰まりを打開して農業協同組合全体の信用を高めることをその目的としたのであります。しかしながら、現在の農業協同組合の行き詰まりは現下の辰家の窮乏せる生活の反映でありまして、この農家の窮乏は、吉田内閣の農村収奪の結果起つ……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第8号(1952/01/26、24期、日本共産党)

○山口武秀君 私は、日本共産党を代表いたしまして、吉田政府の財政経済演説に対し質問をいたします。  まず、今回提出の予算原案の作成についてお尋ねいたしたい。言うまでもなく、今回の予算は、本年四月に始まり、二十八年三月に終る予算であります。すなわち、当然政府のいう講和発効後の予算であります。しかるに、政府は、今回の予算編成にあたつて終始総司令部の指示を受け、その最後的了解を得て原案の閣議決定を行つております。政府のいう講和発効後の予算が、依然占領軍としての総司令部から指示され、その最後的了解を必要とするのは、いかなる理由に基くのであるか。それならば、独立予算なるものは、占領下予算とどこに違いがあ……

山口武秀[衆]本会議発言(全期間)
23期-|24期|

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委員会発言一覧(衆議院24期)

山口武秀[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 農林委員会 第50号(1949/10/21、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 今深澤委員から言われた問題なのでありますが、これは農政局長にお伺いしたいと思うのであります。と言いまするのは、きのう私はその問題につきまして、肥料配給公団の副総裁に会つたのです。そのときに、肥料公団の秩序の問題について、きわめてけしからぬものを見て参つたのであります。これは単に秩序の問題のみならず、公務員が人民に対する態度、これは容赦ならないという態度を感じた。と言いますのは、実は私ども副総裁に会いまして、部屋へ通りまして、名刺を出して話をしていた。ところがそこへ緒方という庶務課長がやつて参りまして、君たちは何だ、こういう態度なんだ。ぼくは国会議員だ、身分証明書を見せろ、こう……


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 農林委員会 第3号(1949/11/11、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 なおこの数字の点についても多少お聞きしたいことがあるのですが、これも省略いたします。この補正の問題につきまして、私政府の根本的な態度について二、三点お伺いしたいのであります。これは私先般国勢調査に参りまして、岩手県にいつたときなのでありますが、岩手県に行つて、県庁でいろいろ調査をしておりましたところ、本年度の米の割当は、完全農家、不完全農家を問わず割当をしている。食確法がどうのこうのと言いましても、上の押しつけ主義によると、こういう食確法がどうのこうのということは考えていられないのだ、さような答弁を聞いて参つたわけであります。特に今回の補正の問題を考えてみますると、これはおそ……

第6回国会 農林委員会 第7号(1949/11/18、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 簡単にいたします。ただいま坂本政務次官が、供出制度は厳格に食糧確保臨時措置法に基いて行つておる。このような答弁が横田委員の質問に対してあつたわけでありますが、ここの点について私お聞きしたいのであります。と申しまするのは私たちが見ますると、供出制度は食糧確保臨時措置法に厳格に基いておるどころの騒ぎじやない。全然基いていないのだ。しかも現在の農村の実情から見れば、食糧確保臨時措置法に基いて、正式の法律上の手続をもつて各農家に対する割当がなされていない。しかもそれが全国農村におきましては、かなり大多数を占めているのだ。こういう場合におきまして、個人に対する割当が食糧確保臨時措置法の……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 農林委員会 第1号(1949/12/19、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 私はポツ政令の問題について森農林大臣にお伺いしたいと思います。今さきに井上委員がいろいろ質問したのでありますが、大臣の答弁ではつきりしているのは何もなかつた。それからなお国会を無視していない、こういうことを言つておられますが、事実として無視しておりますし、なおだれでもがこれは認めていることでありますし、見解の相違だというようなごまかしの答弁では事は済まないと思う。それで先ほどの質疑にもあつたのでありまするが、特に昨年におきまして法的な措置がなくても百六十万石の超過供出が行われている。ところがそれに比べまして、今回特に緊急性がないにもかかわらずこの政令を出した。これにつきまして……

第7回国会 農林委員会 第4号(1950/02/08、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 話が横に行つてしまいましたが、私は井上委員の関連質問なんです。  山添農地局長は、井上委員の質問に対しまして、農地改革の打切は、臆説で考えたことはない、従つて誤解をしないでもらいたい、このように言われているのでありますが、どうもこれは了解ができないことなんであります。と申しますのは第三次農地改革につきまして、きまつていることは十分に行うのだ、それを完全に整理する形で仕上げるのだというように言われておりますが、現状はそのようなものになつていないではないか。先ほど落葉や山林の使用権の問題につきましても、法規内でいろいろやられるというようなことは言つておりますが、これは実際にどこで……

第7回国会 農林委員会 第5号(1950/02/09、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 先ほどの足立委員の質問に対して坂本次官から回答があつたのですが、どうも私は坂本次官はじようだんを言つているのか、実情を知らないのか、きわめて不審なのでお聞きしたい。というのは農家負担の問題で、負担が重いということが根本的な問題になるわけですが、これについて第一線の税務官吏のやり方に問題があるのだろうということを足立委員が言われたわけなのです。ところがこの質問に対しまして坂本次官は、課税につきまして実情に沿わないいろいろな問題がある、不十分なものがあるのだ、しかしながら大体において適正に行つている、こういうような答弁をなされている。一体このような答弁は、坂本次官が実情を知つて言……

第7回国会 農林委員会 第10号(1950/03/01、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 農業災害の補償制度の問題は、吉田内閣の農政のきわめて重大な支柱をなすものである、このように聞いておるわけであります。それで今回この一部が改正になりまして、病虫害及び鳥獣害その他の項目が災害の対象として入れられるということは、それ自体におきましてたいへんけつこうではありまするが、災害補償制度というものが、この法の目的のように、農業の発展のために、あるいは農地改革後における農業の近代的な発展のためになされるものであるとしまするならば、現在の法律の範囲におきましてはきわめて不徹底だと考えなければならない。これは森農林大臣は、日本におきまして現在農業恐慌がないなどというようなことを言……

第7回国会 農林委員会 第15号(1950/03/15、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 幸い農林次官が来ておりますので、お伺いしたいと思います。農林次官は、農林省において大臣の次に偉い人でありまして、ただ次官の席に坐つておるという人でないと思いますので、十分な答弁もできると思いますし、なおできなかつた場合には、大臣のところに聞きに行くという手もあると思いますので、ひとつ責任を持つてお答えを願いたい。この間三月六日の日だという話でありますが、総司令部の方から供出制度の改廃問題をめぐりまして、きわめて重大な指示がな、されておるということを聞いておるわけであります。この問題はきわめて重大であり、農林当局におきましても、何よりも国会あるいは農林委員会におきまして、十分そ……

第7回国会 農林委員会 第16号(1950/03/22、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 実は本日の公報によれば、農林行政に関する件ということが掲げられておるにもかかわらず、大臣が来ておらない。これはずつと以前でありますが、予算が提出された当初大臣の予算に対する説明があり、農政一般に対する質疑が始められたわけですが、この質疑が現在なお終了されていない。われわれは発言の順番がまだまわつて来ないまま放置されておる。しかも次々と法案の提出が行われ、あるいはそれが決定されて行つて、いつになつて基本になる農政一般に対する質疑が終るかわからない状態にある。しかも最近になりましては、食糧の輸入関税の問題にいたしましても、あるいは供出制度の問題にいたしましても、輸入食糧自体の問題……

第7回国会 農林委員会 第19号(1950/03/25、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 ただいまの足鹿委員の質問におきまして、農産物の価格問題がありましたので、私多少関連して簡單な質問を大臣にいたしたいと思います。供出の問題で、税金とともに価格問題がこれの重大な支障をなしていたわけですが、昨年度パリテイー方式がとられまして、二十三年度米が三千八百円であつたのが四千三百円に上つたということになりまして、これはもちろんその米価自体に大分問題はありますが、値上げが行われることになつた。ところが二十四年度の供出代金の結果を見ると、農家の供米代金による收入というものは減少している。もちろんこれは早場米の問題、それから超過供出の特別買入れ価格が前年に比して率の引下げが行われ……

第7回国会 農林委員会 第20号(1950/03/27、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 私は日本共産党を代表いたしまして、食糧配給公団法の一部を改正する法律案、食糧管理法の一部を改正する法律案の二法案に対しまして全面的に反対をいたす次第であります。  先ほど来、各委員の討論の際におきましても問題になつて参つてのでありますが、買入れ方式におきます数量の問題、価格の問題、すでに議論しつくされておりますので、くどく申し上げる必要はないと思うのでありますが、とにかくこの問題を見てわれわれが考えられるのは、数量にしても価格にしても、政府の一方的な御都合によつての押しつけがなされる、このことだけはきわめて明瞭な事実なんであります。それでもこのいもの問題というのは、先ほど足鹿……

第7回国会 農林委員会 第21号(1950/03/28、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 私は日本共産党を代表いたしまして、肥料公団令の一部を改正する法律案に反対をいたします。理由は、これまで肥料公団の不正問題について、共産党の立場からそれぞれ述べて来ましたし、なお委員との約束も一分間ということでありますから、省略いたします。

第7回国会 農林委員会 第24号(1950/04/05、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 自作農創設特別措置法改正法律案と、なお協同組合の関係の改正法案が出ておりますので、その質疑にいよいよ入るそうでありますが、この二つの法案は戦後の日本の農村にとつて、農村のあり方を決定する根幹をなすものであります。この法の趣旨はきわめて重大なわけでありますが、実は私この法案の審議に入る前に、なお農政一般に対する件について、質疑の順番がまわつて来ないのであります。これはうかうかしておりますと、今回の国会が終つてしまいますし、そうなつたのでは、大分問題が困つて参ります。なお政府の農政一般に対する見解をお聞きしておかなければ、この法案の審議にも支障を来すという状況になりますので、私は……

第7回国会 農林委員会 第25号(1950/04/07、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 ただいま視察団の代表の方から、きわめて詳細な報告がありまして、大いに参考になつたのでありますが、私多少お聞きいたしたいことがあり、なお大臣が来られるというので、簡單に一、二点お聞きいたしたいと思うのです。  それは、最後の問題といたしましまして、公団の不正問題について言及せられたようでありますが、先ほどの報告におきまして、いもが大量に腐敗しておる、発芽しておるというような問題も言われますと、なるほどそうかと思うのでありますが、この場合、いもの腐敗ということを口実にして、実数以上の腐敗の数量というものを提出して、公団の不当の利得のかせぎになつた場合があつたかなかつたか、こういう……

第7回国会 農林委員会 第26号(1950/04/10、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 この間農政局長は途中まで答えられたのですが、これまで行政措置によつて行つていたのだが、今回法律によつて、農協の連合会の兼営について云々されましたが、この兼営禁止はこの間の藤田農政局長の話によりますと、日本政府の意向でやるのだ、その理由としては、農業会の復活になつてはいけないからやるのだ、こういうふうな説明があつたのですが、これだけでは少しわかりません。一体農業会の復活というのは、具体的にどういうことを示しておるのか。この点についての説明をお願いたしたいと思う。
【次の発言】 速記を止めるというなら、それはけつこですが、この前のときに、政府が自主的にやるということを明らかに言明……

第7回国会 農林委員会 第27号(1950/04/11、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 ただいま野原委員と森農林大臣の質疑応答のときに、私ちよつと了解できない大臣の答弁がありましたので、お聞きいたしたいと思うのであります。それは開墾地の場合に、開墾が現実に進まない場合、開墾地としての指定を取消し、これに即時植林するというようなことを言われたのですが、そういうつもりなんですか。
【次の発言】 法律案はどうなつていてもいいのですが、開墾が進まない場合には、それを取消して造林をするということをやられるのですか。
【次の発言】 御説明でわかりましたが、そういうことをあまり利用されると困る事態が起るのではないか。なぜかと申しますれば、これは今農家全般が困つております。特に……

第7回国会 農林委員会 第28号(1950/04/12、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 私は日本共産党を代表して、農業協同組合法の一部を改正する法律案に反対いたします。  政府の説明によりますると、この法律の改正を行いまするのは、現在のきわめて憂慮すべき状態にある農業協同組合を改善いたしまして、組合の利益を保護し、農業協同組合全体の信用を高める、このように言つておられるのでありまするが、現在の農業協同組合の経営の不振、あるいは破綻と申しまするのは、單に協同組合内の問題として見られる問題ではあ力ませんで、現在の農村の不況を反映して、この事態が現われているというところに問題の本質があるわけであります。従いまして、法律を一部改正いたしまして、問題が解決できるというよう……

第7回国会 農林委員会 第34号(1950/04/22、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 先般農林大臣に質疑をいたしたのでありますが、不明確な点もありますので、一応この点につきましても、逐条審議に入る前に、お伺いしたい点があるわけなのであります。と申しますのは、政府の提案理由の説明によりますと、農地改革はおおむね所期の目的を達成することができた。それからなお今後達成された成果を恒久的に保持する方策を確立すべき時期に至つた。このように所期の目的の達成ということと、成果を恒久的に保持するということを言われておるのでありますが、先般の大臣の答弁によりますると、これはきわめて疑問のある言葉となつているわけなのであります。 大体森農林大臣の見解は、第二次農地敗軍以来の考え方……

第7回国会 農林委員会 第36号(1950/04/25、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 私は日本共産党を代表いたしまして、農地改正法案に対して、反対の討論をいたすものであります。  ただいま自由党の委員から、きわめておもしろい賛成意見の表明があつたのでありますが、これは自由党の農村認識につきまして、きわめて、こつけいなものを暴露したものにすぎないと、私は考えているのであります。  第一に鬪う小作農民が鬪わない自作農民になつてしまつたというのは、これ以上はなはだしい農村認識はないのであります。現在のようにはげしい独占資本の農村収奪の中に置かれまして、自作農民も鬪わざるを得ないのであります。すでに小作農民という範囲でなく、全農民が鬪う農民として立ち上りつつあるという……

第7回国会 農林委員会 第39号(1950/04/30、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 農林大臣が来られましたので、たいへんありがたいことてあります。と申しますのは、今国会もいよいよ終わりでありますが、私はとうとう森農林大臣に、農政一般の質疑を許される農会を失つてしまつたのであります。最後の段階になりまして、きわめて熱心に出られますことは、たいへん感謝申し上げてよろしいと思うのてありますが、しかしながら、この農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律案という長い名前の伝律案をきのう出しまして、きよう上げるんだ。今まで大分機会もありましたので、もつと勉強して出席されまして、もう少し早く出されて十分われわれの側おいても研究をなし、質疑もいたしたかつた……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 農林委員会 第1号(1950/07/15、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 説明を受けたいのでありますが、なお私、緊急の問題で農政局長に質問いたします。
【次の発言】 今井上委員からの意見があつたのですが、その点はそれでけつこうです。だが私、農林大臣の意見を聞かなくても、聞きたい問題があるわけです。しかもその問題がかなり緊急な問題なので、農政局長に質問をすることを許していただきたいと思います。

第8回国会 農林委員会 第2号(1950/07/18、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 協同組合の経営の不振の問題と、なお協同組合の内部における不正の運営の問題が起つており、そのために供出代金が農民に支払われないというような事態が起つておりまして、このために幾多の問題が生じておるわけであります。これにつきまして政府の意見を伺いたいのでありますが、まず第一に、実はこの協同組合の経営の不振あるいは不正の運営のために、供出した代金を農民側で全部支払いしてくれということを要求した場合に、全国的に見ましても、これはかなり支払いが不可能な状態があるのではないかというように考えられておりますので、これにつきましての政府の知つているところをまずお聞きいたしたい。  それからなお……

第8回国会 農林委員会 第3号(1950/07/19、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 昨日来農林大臣にいろいろ質問いたしまして、それに対して大分調子のいいお答えが続けられて来ておるのでありますが、私は各委員がそれを納得いたし、大分喜んでおすわりになつておる様子が一向にわかりませんので、少しお聞きしたいと思う。と申しますのは、大臣はいろいろ題目を並べられましたし、各委員も希望を並べられまして、それに対してたいへん都合のいいような話になつておるのでありますが、一体どのような手段で農林大臣はそれを実現されるか、基本的なものを明らかにされたい。その以前に、現在の日本農家経済の実情というものに対する認識という、農政における基本問題についての態度が、一向にこれまでの質疑の……

第8回国会 農林委員会 第7号(1950/07/27、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 麦の補正の問題に直接関連したものではないのですが、供出に関係があるから食糧庁長官にお聞きしたいのです。この前食糧庁でお調べに行きまして、その報告を私見たのですが、大体食糧庁の報告というものは、でたらめきわまるものであるから御注意願いたい。当てにならぬことはなはだしい。農業協同組合の不正問題にからんで、食糧庁の調べたものと実情はまつたく相反しておる。そのために昭和二十五年度の農業計画によつて割当てられた、肥料の配給を受けられないというような問題が起つて来たわけなんです。これは供出代金を協同組合の方で支拂つてくれないので受取れない。しかも大量に受取れない。こういうようなことになつ……

第8回国会 農林委員会 第8号(1950/07/28、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 ただいまの提案理由の説明によりますと、前回の委員会におきまして論議された、あるいは批判されたことにつきましては、十分な検討を費して、万遺憾ない措置を講じ得るという確信を得ましたので、というようなことが書いてあるのですが、これは前委員会におきまして共産党の言いましたことは、この中に何も盛られていない、こういうものの言い方をされてはきわめて遺憾だと思うのです。第一に、これが現在ほんとうの意味での畜産奬励という意味になつているのか、それとも賭博の奬励になつておるのか、この点につきまして意見を出したはずでありますが、きわめてここでは明確に取上げられておりませんし、これに対する説明も何……

第8回国会 農林委員会 第15号(1950/10/03、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 報告に対する質問をいたしたいと思います。公団問題と肥料の問題の報告につきましては、これは問題の所在がきわめて簡單でありまして、特に問題がないと思つたのであります。ただ土地改良の問題につきましての調査の報告を聞いていますと、どこに結論があつたのか、私にはわからないのであります。なるほど村の状況あるいは部落の状況、あるいは一地方の状況は詳細に述べられたはずであります。しかしながら国政調査の目的は、今回の場合特別その村、その部落、一地方を特に調べなくてはならないという必要から行われたものじやないと私は思います。問題は個々の状況を調べまして、そうした具体的な地方の状況から、国政全体に……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 行政監察特別委員会 第2号(1951/03/05、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 私そのことに対しては賛成です。共産党が賛成すると困るかもしれませんが、賛成です。ただこの前の理事会におきまして、第一回の理事会だつたと思うのですが、決議案ができて、この委員会の性格が規定されたわけですが、さらに実施の問題について詳細な方法や手続や、それから方針というものを明確にしてもらわないと、われわれが問題をこの委員会に出すにしても、この問題がどうなるのだか、採用されるかされないかという点も不明瞭で困る、まして投書の場合に一体何を投書していいのか、どういうものが採用になるのかというようなことが一般に明らかにならなければ困ると思うのですが、その点委員長においてどういうように準……

第10回国会 行政監察特別委員会 第4号(1951/03/28、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 先ほど委員長の質問がありましたが、海上保安庁が海難救助に忙殺されて、不法入国に手がまわらない事実はないかということに対して、松野君の答えは、おろそかにしていることはない、さらにそれに続いての質問がありまして、手がまわらないようなことがあるかということに対して、手のまわらないようなことはあると言われておりましたが、少々私には受取りがたい点があるのであります。といいますのは、手のまわらないというようなことを言いますと、これはだれにしても手のまわらないことになります。手のまわらないということは、どこの職場でも、どこの職場でも、手がまわるわけではありません。あなたが手のまわらないとい……

第10回国会 行政監察特別委員会 第5号(1951/05/15、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 議事進行について……。大分委員が少いようですが、これでいいのですか。
【次の発言】 一応その点明らかにしておいて、それなら了承いたします。
【次の発言】 お伺いしますが、羅臼から根室へあなたの船が向うのは、これはだれの命令で行つたのですか。
【次の発言】 船主の方から話があつたということはなかつたですか。
【次の発言】 そうしますと、この船があちらへ向うことについて、あなたのお父さんからの関係ということは全然ないのですか。
【次の発言】 このときあなたのお父さんは、この船がいた場所から、かなり離れていたのですか。
【次の発言】 どのくらい離れておりましたか。

第10回国会 行政監察特別委員会 第6号(1951/05/16、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 初めに紀栄丸の方の問題で証人にちよつとお伺いしておきたいのですが、あなたの警察の管内で今までソ連の船から拿捕されているというような事件は何べんもあるのですか。
【次の発言】 拿捕の理由は何でしようか。
【次の発言】 マッカーサー・ラインを越えると、かに船の漁が特によくなるということは考えられませんか。
【次の発言】 そうしますと、かに船以外の船がマッカーサー・ラインの以内で拿捕されたということがあるのですか。
【次の発言】 私がその問題を聞きましたのはこういうわけです。あなたはさつきかに船が拿捕されるのは、産業破壊の謀略のために行われるのではないか、こういうような私見を述べて……

第10回国会 行政監察特別委員会 第7号(1951/05/18、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 金源龍が日本にいないというように検事は考えておるというお話でしたが、これはどういうところからそういう判断をなすつたのでしようか。
【次の発言】 そうすると日本にいないということも、それはあなたの判断で、それほど確かな根拠に基いているものではないのですか。
【次の発言】 金源龍と金健との間に、百四十万の貸借関係があつたかどうかは疑問であると、このように言われておりましたが、この二人の間における貸借の際に、証書のとりかわしというようなものはなかつたのですか。
【次の発言】 それからこの事件に関しまして、高田進が由比又男、伊藤衛一らと密輸団の組織と編成を行つたというような話も聞いて……

第10回国会 行政監察特別委員会 第8号(1951/05/21、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 証人にお尋ねいたしますが、電車運転士として労働時間はどのくらいですか。
【次の発言】 そうしますと、その前日に、あなたはやはり八時間労働で、実時間五時間三十分働いて、あとは自宅か何かで全然休養しておつたという状況にあるわけでありますか。
【次の発言】 それでは労働時間の関係から、あなたが精神的に、あるいは肉体的に疲労をしておつて、仕事に支障があるというような状況には全然なかつたわけですね。
【次の発言】 それからあなたはこの問題について勾留されたわけですね。
【次の発言】 それはいつからいつまで勾留されたのです事。
【次の発言】 その間に面会は自由でしたか。

第10回国会 行政監察特別委員会 第9号(1951/05/22、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 工手がスパナーを落して架線を切断した。そのことが今回の事件の直接的な原因になつておるわけですが、工手がここで工事をしておる場合にどういうような状況のもとに工手が落しただろう。工手がそういうスパナーを落すというような過失を常に繰返すような状況において行つたのかどうか。こういうようなスパナーを落すというような条件は、これは常にあることなのか、それとも珍しい過失なのか、まずこの点をお聞きしたいと思います。
【次の発言】 私の聞いている事実なんですが、架線の改修工事というものが、かなりあぶなつかしい方法でやられているということを聞くのであります。いわゆるあなたの言う事件の環境の問題で……

第10回国会 行政監察特別委員会 第10号(1951/05/23、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 証人は先ほどの委員の質問に対して、現場の心がけが問題である、それでこの事件を契機として根本的に問題を掘り下げて行きたい、鉄道人の心構えというものをここでつくり上げたい、こういうふうに言つておられましたが、この問題を現場の問題に解消してしまうのは、もちろん現場にもいろいろ問題があつたはずですが、しかしながら根本的な問題をして現場の問題に解消さしてしまうということは間違つているじやないか、こう考えております。それで、むしろこの問題からわれわれの考えなければならないことは、国鉄の幹部の仕事のやり方に問題があるのじやないか、それから経営の問題にむりがあるでないか、こういうことが考えら……

第10回国会 行政監察特別委員会 第11号(1951/05/25、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 椎野悦郎君の喚問の問題でありまするが、私はこの喚問の基礎になりました江川文彌の先日の証言、それからその後われわれが速記録によつて調査した点、それからさらに別な方法における調査の点から見まして、江川証言による椎野証人の喚問並びに有馬証人の喚問というものはきわめて不当なものである、かように考えるわけであります。と申しますのは、せんだつての江川交彌の証言によりますと、大衆の目を開かせてやるのだというような、積極的な意図をもつて新聞発表を行つたのでありまするが、それは速記録によりまして詳細に調べましたところ、本人はその新聞の発表におきましては、二十年の十一月に日本共産党に入党したとい……

第10回国会 行政監察特別委員会 第12号(1951/05/26、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 吉河証人の一番初めの証言に、海烈号事件、台湾渡航事件、それから丸良丸事件といろいろあるわけですが、今年に入りましてから、大分の保安部で海上保安庁の巡視船が大分港の付近を巡視中、第二福生丸が密輸を行つておるところを発見した。それを調べてみましたところ、団長は元南支派遣軍の参謀部勤務の者であつた。そしてこの団長らは鎌倉市内に住んでおりまして約十名が一団となつておりまして、左翼の情報收集隊というのをしている。これはどういうことになりますか。おそらく政治活動的なものになつて来るのではないかと考えられますので、お聞きしておるわけなんです。それからさらにこの十名の一味という人たちが、右翼……

第10回国会 行政監察特別委員会 第13号(1951/05/28、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 ただいまの証言で、さきに行われましたところの高田進事件に関する警備救難部長の、高田は無罪になるのではないかと思うという証言を、訂正を要すると思うということを言われておりましたが、これはどのような事情からあなたはどのようなことを知り得まして、このような証言をなすつたのでしようか。
【次の発言】 それだけの理由ですと、警備救難部長のときも、本質的には事情はかわりはなかつたと思う。それが無罪になると思うということを言つておる。あなたは今度は無罪になると思うということは訂正を要するというふうに言われておるのですが、これは同じ事情でそういうことを言えるというのは変なんですが、その間の事……

第10回国会 行政監察特別委員会 第14号(1951/06/21、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 国電の桜木町問題について当委員会が開かれたのでありますが、これは各委員におきましても、それぞれ疑問についての観点の相違ということも考えられる、それから結論についても必ずしも一致しているというようなことはないということもあわ得る。そうしたことを考えましたときに、委員長の方だけでこの結論をきめるということは当を得ていないのではないか。それからなおこの委員会の性質からいたしましても、結論を出すにつきましては当然委員会においてこれを討議し、その上で結論を出すべきであると考えられます。そうしなければならないと思うのでありますが、先ほどの理事会におきまして、幾つかの事情も述べられて、その……

第10回国会 行政監察特別委員会 第15号(1951/08/15、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 ここに報告書という形で結論が出されておるわけでありますが、実はけさこれを見まして十分な検討をするのは不可能な状態に置かれていたわけであります。一通り読んだのでありますが、私は結論から申しますと、この報告書に出された結論というものには承服しがたい。監察の観点において、それからこの調査を進めて行く上におきまして、幾多問題点がありまして、さらに検討し直す必要があるのではないか、かように考えておるわけなのであります。それで気づきました数点の問題をまずあげたいと思うのでありますが、この報告書によりますと、当委員会といたしましては十万前後の未検挙者が――これは不正入国者についてであります……

第10回国会 内閣委員会 第22号(1951/06/13、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 この追放解除の問題について疑惑を招いておるということは、先ほどから言われておりましたが、私の考える疑惑というのは、先ほど来から他の委員が言われたような疑惑でなくて、日本がせつかくあの大戦争によつて大きな犠牲を払つて民主化の方向をたどつたのが、また逆転するのではないか、こういうような疑惑が起つておるのだろうと思う。この追放解除は当然日本の再軍備の問題と関連して参ります。それから外国に日本の国土を軍事基地として提供するというような問題とも関連して参りますので、それらの線に乗つて、日本が再び元の軍国主義的方向へ逆もどりをするのではないかという疑惑が起つて来ておる、こう考えておる。そ……

第10回国会 農林委員会 第3号(1951/02/02、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 本案の現行法は二十三年七月十日のものですね。そこでこの法案について考えますならば、この現行法における第二條、第三條の改正案をなぜ考えられなかつたのであろうか、この点をお聞きしたいと思います。この第二條におきまして、六年の懲役または禁錮以上の刑に処せられたる者は主務大臣が免許を許可しない。それから第三條によりますと、六年未満の場合におきましては免許をなさざることを得るということが書いてありますが、一体懲役に行つたり禁錮に行つて来たりした人が馬の足を持つてつめを張つて金をもらつて生活を立ててなぜ悪いのか、この点に対する御説明を願いたい。それからこの点に対する改正の意図があるかどう……

第10回国会 農林委員会 第4号(1951/02/05、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 小倉さんにお尋ねしたいのですが、先ほど小笠原委員の質問に対しまして、農業改良局は、終局的には生産の増大と農民生活の向上ということを目標にしているのだ。方法からいえば、それは一般にわたつてやるのだが、受持ちとしては生活、経営、知識の方面から、この目的達成のために活動しておるのだというようなことを言われておりまして、これはもちろんわれわれも初めからそう受取つておりましたが、しかしただいま説明された話によりますと、農業改良局に対する認識というものを、われわれは、この際改めなければならないのではないか、機構そのものも考えなければならないと思う、このように感じたわけであります。なぜかと……

第10回国会 農林委員会 第9号(1951/02/13、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 河野委員より大分詳細な質問がありましたので、私はそれとの重複は避けたいと思うのですが、二、三の点についてお聞きしたいと思います。  初めに農林次官にお伺いしたいのですが、この肥料の問題が重要であるということは言うをまちません。しかも統制撤廃後におきまして、先ほど問題になつたような幾多の重大な問題が生じておる。それからさらに今後の国際情勢によりまして、燐鉱石の輸入というようなきわめて重大な問題も出て来ておる。そういう際にもかかわらず、先ほどの答弁によりますと、価格の問題も、数量の問題も、政府は思うようにならないのだ、現在成案を得ていないのだ、これはきわめて残念である、このような……

第10回国会 農林委員会 第10号(1951/02/20、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 この法案は、形はきわめて簡單でありまするが、負担金の消費者負担の問題、その負担を肩がわりするというような問題でありまして、私は災害補償法の根本を貫いている問題がここに出されているのだ、かように考えているわけなんであります。それについて二、三の点をお伺いいたしたいのでありまするが、この負担金の問題を、一体政府の方では基本的にどのように考えておられるかということが、問題になつて来ると思うのであります。なぜかと申しますると、これは單に災害に対する保険というようなことで、この農業災害の保険を見ることは少しむりがあるのではないか。災害がありますれば、もちろん農家は困るのでありまするが、……

第10回国会 農林委員会 第11号(1951/02/26、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 私はこの改正法案に対しまして、共産党を代表いたしまして條件付の賛成をいたすものであります。條件付の賛成ということでありますが、これはこの改正法案における限られた措置について賛成をするというのであります。従いまして、さらに明らかにいたしますならば、災害補償法そのものにつきまして私たちは賛成はしていない。それから今回の改正にあたりまして、このような改正の態度そのものに対しては賛成できないのであります。改正するといたしますならば、もつと根本的に考えるべき問題があつたはずであります。きわめて簡單に申しますと、一つの問題といたしましては、こうした改正措置を毎年講じているということであり……

第10回国会 農林委員会 第12号(1951/02/27、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 議事進行についてお聞きしたい。実は本国会が始まりまして、実質的には今年度に入つてから農林委員会の活動も始まつたように受取つているのでありますが、これまでの委員会の運用の仕方を見てみると、私は農林委員会というよりは、畜産局委員会、土地改良局委員会、農地局委員会というような感じを受取つて参つた。というのは、これまでの委員会の慣例におきましても、委員会で当初において農林大臣が予算の説明を中心として、農政一般についての説明をする。これに対して各委員が質疑をする、そして当面する問題の処理について、現在政府が考えている農村と農業の実情の認識というものを明瞭にして行く、それに従つて必要な法……

第10回国会 農林委員会 第14号(1951/03/02、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 農業委員会法案について政府に質問したいと思うのです。きようは大臣がおいでにならなかつたようですが、この間の委員会におきまして大臣の代理を勤めていると言われた農林政務次官が来ておりますので、政務次官にお聞きしたいと思います。さらに大臣が来てから、あらためて質問する機会を持ちたいと思うのであります。  この法案は内閣提出の法案でありまして、大臣の代理と称する政務次官は、この法律案は十分おわかりだろうと思う。それでこの法案を読みまして、私は実に奇妙な感じがするのであります。この法案の第一條にその目的が掲げてあるのでありますが、この目的を読んでみますると、きわめてけつこうなことが書い……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 図書館運営委員会 第1号(1951/09/25、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 今建物の問題が問題になつたようですが、現在の利用者が十分に利用できないという形で問題が出ているのですか、それとも建物そのものが勉強をするのに十分な設備を持つていないというような形なんですか。
【次の発言】 説明されるのはたいがいわかるのですが、一つ私今聞いて疑問を持ちましたのは、費用がどうかというようなことも将来起るかもしれないという意味のことを言つていましたが、そのほかの理由というのは、天皇室のものであつたから、それに対して気がねをするとか、遠慮するとか、そういう意味なんですか。
【次の発言】 皇室ということを直接に考えて言つていないとしますと、あるいは間接には考えておるか……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 行政監察特別委員会 第2号(1951/10/22、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 先ほどから証人のお答えによりますと、こまかいことを聞いても証人は答えられないと思いますが、その前にちよつとお聞きいたしたいのは、証人はこの天狗橋の事件が発生した後に、この補修工事というものについて承知しておる、それまでは主管の課長に代決をさせていた、このように申しておりますが、主管の課長に代決させる前に、あなたはすでに土木部長として赴任しておる。赴任した以上は、土木部長としての任務と責任があるはずだ。そこであなたが代決させることを命令されてそうなつたのかどうか、それとも自然にそのようになつてしまつたのかどうか。これはどうですか。

第12回国会 行政監察特別委員会 第4号(1951/10/25、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 その工事の予算があるわけですが、予算をもらう前に、この工事はどれくらいの見積りになるか、どのくらいの人がいるか、そういうことをやつて原案をつくつてあなた方の方で申請とかあるいは意見を出すというようなことはやつているのではないですか。
【次の発言】 あなたもやつておりますね。
【次の発言】 あなたは先ほどから、山形県の気象条件のために工事が一年のうちに百日しかできないということを何回も繰返しておりましたが、このようなことは初めからわかつていたことですね。
【次の発言】 ちよつとお待ちください。山形県というのは気候の関係から一年のうちに百日しか仕事ができないということはわかつてい……

第12回国会 行政監察特別委員会 第7号(1951/11/06、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 証人は先ほど二十四年の六月に現職に、日本專売公社発足の当時に就任、こう言われましたが、その以前はどんな職についておられましたか。
【次の発言】 公社と会社との間で、運賃にプール賃率が適用されておるということですが、そのプール賃率というものは、どういうような事情で採用されることになつたのか。その弊害か認められて、二十五年度からこれが改正されたというのですが、このように後になつて弊害が認められるようなプール賃率が適用された事情というものを聞かせていただきたい。
【次の発言】 あなたが現職につかれたのは二十四年六月ではあつたでしようが、その前の事情というものも当然引継ぎし、事情につ……

第12回国会 行政監察特別委員会 第8号(1951/11/08、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 重役会議が開かれないということを証人は言つておりますが、これは常任重役会議まで含めて開かれないという意味ですか。
【次の発言】 そうしますと、常任重役会議というものは席に開かれていたわけですか。
【次の発言】 ときどきという意味がわかりませんが、どれくらいのことをときどきと言われたのですか。
【次の発言】 それから社長はどういう役割を果しておりましたか。
【次の発言】 何月じやない、二十三年から二十四年にかけてです。
【次の発言】 それではもつとはつきり聞きますが、あなたの会社は、会社としての機能が正常な動き方をしておらなかつたのですか。

第12回国会 行政監察特別委員会 第9号(1951/11/09、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 最初伺いたいと思いますのは、公社で材料を購入するのに、随意契約の分と一般競争入札の場合と、割合は金額でどのくらいになつておりますか。
【次の発言】 そうしますと、これは專売公社の内部において、あるいは特にあなた方たちの係の中で、製造局の内部において問題になりやしないかと思うのですが、日本專売公社の会計規定というものに異論が出たということはないのですか。
【次の発言】 そうしますと、專売公社の会計規定というのはいつできたんですか。
【次の発言】 その当時から、大体一般競争入札と随意契約の割合というものはかわらずに今日まで至つておるわけですか。

第12回国会 行政監察特別委員会 第10号(1951/11/12、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 あなたの先ほどの証言によりますと、鋼材を納めることについて契約をしたのは、係長と申されましたが、係長と契約なさつたのですか。
【次の発言】 直接会つて契約についてのとりきめをした人はだれですか。
【次の発言】 何回くらい契約の申入れをして話がまとまりましたか。
【次の発言】 そうしますと、そのときに前金をもらつて、それから納入する、こういうような約束ができたわけですか。
【次の発言】 もつとはつきり念を押しますが、そうすると、仮受金にしても何にしても、とにかく前金というものをもらうという約束が、その契約のときにすでにでき上つていたわけですね。

第12回国会 行政監察特別委員会 第11号(1951/11/13、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 簡單に一、二点お伺いしたいと思います。あなたの方で、運動のために約十箇月間に経費が百二十万ばかりかかつたという話ですが、その内訳は飲食費が四十万である。この点は間違いはないのですね。いかがですか。
【次の発言】 わからないのですか。――わからないわけはないでしよう。
【次の発言】 それならあなたは先ほどなぜ四十万と言い切つたのですか。
【次の発言】 そうしますと、あなたの言われる会合費ですが、会合のときによそへ出向いて仕事をされたのは、あなたの会社だけなんですね。
【次の発言】 すでにこれは既往の経費ということを言つていて、あなたの会社で金がかかつたと言つているけれども、それ……

第12回国会 行政監察特別委員会 第13号(1951/11/19、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 先ほど来の証人の証言を聞いておりまして、これは私一人ではなかつたと思うのでありますが、聞いておられた方は大半会計検査院というものに対しまして認識を改めたことだろうと感じたわけです。それは私どもの期待しておりましたのは、検査院の院長であるあなたはもつと毅然として動かない証言をするのではないだろうか、このように期待していたわけです。それから会計検査院というものについて、先般会計検査院の新木君の証言がありましたが、新木君には少くとも一つの見識があつたようです。院長であるあなたにはもつと見識があり、もつと動かざる毅然たる態度を示してくれるのではないか、こう期待していたわけですが、残念……

第12回国会 行政監察特別委員会 第14号(1951/11/27、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 私はこれを読みまして、特に第五の結語の問題につきまして、ここに書かれておりますこと自体に特に反対ということはありませんし、賛成いたすものでありますが、なお問題が不明確の点があるやに考えられる感じもいたしましたし、問題の本質につきまして触れていないというような感じもいたしましたので、私の意見を述べて賛成いたしたい、このように考えるわけなのであります。  第一の問題につきましては、先般来関係者をここで喚問いたしまして、その証言態度に現われたところにおきましても明らかに出た問題でありまするが、こうした不正問題が発生いたしましたが、この不正問題が、單に直接犯人と申しますか、直接関係者……

第12回国会 行政監察特別委員会 第15号(1951/12/08、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 この日本專売公社関係事件調査報告書、これは第一章から第三章までにわたつているようでありますが、第一章、第二章の調査の経過と内容につきましてはひとまずがまんをいたすといたしましても、第三章の結論につきましては、第一葦、第二章からの当然の帰結といたしましても、このような結論では少々物足りない。さらに相当の違いがあるではないか、このように考えまするので、私の方で念のためにつくりました結論を申し上げまして御考慮を願いたい、かように考えるわけであります。それで最初に私の方でつくりました文案の結論を読み上げまして、それにつきまして説明いたしたい、こう考えるわけであります。  結論――專売……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 行政監察特別委員会 第2号(1952/01/28、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 委員長にお尋ねしますが、ただいまの問題について私の意見を言う前に、委員長の説明が不十分でわからないので、その点について質問いたします。当委員会の調査の対象というものは、政府の行政上のやり方の問題と、もう一つは、国庫から補助を受けている地方の自治体、あるいは団体、そういうものが調査の対象になつておるはずである。ところが今度の札幌市警の問題につきまして、どこが調査の対象になつておるか。行政監察委員会という本来の目的から見て、どこが今度取上げられる中心点になつておるのか。調査の対象すら明らかになつていない。まず私はこの点を委員長から御説明願いたい。それを御説明願つてから、私の意見を……

第13回国会 行政監察特別委員会 第10号(1952/02/25、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 ただいまこの調査報告書をいただきまして、今読んで聞かせていただいたわけなのであります。従つて内容の詳細につきましては、さらにこの報告の内容を検討いたしますれば、質疑をすることも出て来ると思うのでありますので、一応内容の質疑の点は留保しておきたいと思います。ただこの報告なるものは、篠田弘作君外五名の行政監察委員並びに元特高課長であり、戦前に戦争反対運動に対する弾圧を行つておりましたところの山口調査員らによつてつくられた、かように推測――推測するはかりてなくして、そういうことになつておるのでありますが、私がお聞きしたいのは、この報告書がつくられる基本的な観点なのであります。行政監……

第13回国会 行政監察特別委員会 第11号(1952/02/29、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 あなたの言われたこと、それから考え方につきましては、私も敬意を表するのでありますが、先ほどの証言中に、現在の法規をもつてしては売淫を取締れないのだ、このように言われたのでありますが、昭和二十二年一月十五日に出ておりますところの勅令第九号の第二条には「婦女に売淫をさせることを内容とする契約をした者は、これを一年以下の徴役又は五千円以下の罰金に処する。」このように書かれております。このことは、法規のどのようなくぐり抜けの解釈というよりも、現在の日本の憲法の人権尊重という立場からの観点に立つたときに、これがかなり広く適用され、現在における赤線区域というものに対しても適用され、処罰し……

第13回国会 行政監察特別委員会 第12号(1952/03/03、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 神奈川県は、アメリカが日本に進駐して来まして、第一番目に神奈川県ヘアメリカ軍の進駐が行われたわけでありますが、そのときに、あるいはその後において、アメリカ軍から、日本の婦女子を慰安婦としてアメリカ軍に提供しろ、こういうような事実があつたではないかと思われるのですが、この点課長はどのように御承知になつておりましようか。
【次の発言】 あなたは面接関係なかつた、このような答弁ですが、職安課長の立場にありますれば、そのような問題については当然関心が払われるべきであると考えまするが、あなたの方を通じないで、よその方を通じてこのような要求があり、その要求に対して慰安婦の供出がなされたと……

第13回国会 行政監察特別委員会 第18号(1952/04/21、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 ただいま長い報告を、私はきわめて静かに聞いておりましたが、数点について御質問をしたいと思います。  この報告書作成に当られました五名の派遣委員は、基本的にはアメリカと日本の吉田政府に対して、きわめて忠実な考え方によつてつくられたものであります。従いましてこの報告書はきわめて片寄つたものがある。問題の本質をついていないという印象を受けました。この報告書自体は、本日はこれを決定するかどうかが問題になつておるのではないのでありますから、詳細の点は省略いたしますが、二、三基本的な問題について質疑をいたしたい、かように考えるわけであります。報告を聞きまして、この京都事件の内容と申します……

第13回国会 行政監察特別委員会 第19号(1952/04/22、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 先ほど証人は中国地方におきまして中核自衛隊が結成され、それがほぼ完了した、このように言われたのでありますが、ここで証人の言われました中核自衛隊というのはどのようなものであるのか、これを御説明願いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、共産党が中核自衛隊を人民軍の初歩的なものとしてつくると決議されていることを、あなたは確認されておりますか。
【次の発言】 推認されると言うならば、これはさらにお尋ねしても意味がないと思いまするが、こうした中核自衛隊というものが何者かによつてつくられつつある。その中核自衛隊というものは、單に人民軍がつくられるということの前提として、第一歩とし……

第13回国会 行政監察特別委員会 第20号(1952/04/24、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 労務厚生会というのは、構成人員はどのくらいなのですか。
【次の発言】 先ほど私はつきり聞きとれなかつたのですが、そうすると、日雇労務者が四千人くらいおつて、そのうち大半の三千五百人が入つておるわけなんですね。
【次の発言】 これはできましたのはいつです。
【次の発言】 できてから、そのあとであなたは市会議員の選挙に立たなかつたのですか。
【次の発言】 ほかの選挙にも立たれなかつたですか。
【次の発言】 政党何なく、選挙です。
【次の発言】 今の証言でやや明瞭になつたのでありますが、当委員会の事務局の調査によれば、あなたたちの自由労組、それに朝鮮人の集團のデモが特審局の前に来ま……

第13回国会 行政監察特別委員会 第21号(1952/04/25、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 田中総監にお尋ねしますが、警視庁の管内に、これまでの警備係、あるいは特別捜査班というようなものとは別に、特別警備班というものが現在つくられてあるのでしようか。
【次の発言】 それではさらにお尋ねいたしますが、昨年の六月一日から創設された特別警備班は、警備課の第二係長の管轄だと申しますが、現在ではほかの管内の十の警察の署長のもとに、それぞれ特別警備班というものがつくられて活動をしておる。この活動というのはいわゆる特高活動を行つている。それでこれは共産党を非合法にするというような事態に備えて、あるいは特別に操作するというような任務を持つて組織的系統的な特高活動を行つているというう……

第13回国会 行政監察特別委員会 第23号(1952/05/16、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 ただいまの田渕君の意見に反対です。それは田渕君の質問に対して、田渕君の望むような証言を証人から得られなかつたことに対する腹いせであつて、質問を保留しようというのは証人に対する脅迫行為です。なおさらに申し上げますならば、それは明らかに当委員会の内容を自由党の党利党略に利用しようとするものだ。
【次の発言】 当委員会を利用しようという職権濫用だ。そのようなばかばかしいことに当委員会が納得できるものではありません。納得してはならないことです。当然田渕委員の御意見を採用しないようにお願いいたします。
【次の発言】 ただいま委員長からの質問に、証人は、メーデーが外部勢力に完全に利用され……

第13回国会 行政監察特別委員会 第24号(1952/05/17、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 ただいまの証言中、メーデーの紛争事件について日本共産党との関係は現在疑いをもつて調査中である、かような証言があつたのでありますが、そこに多少疑問が起つたのであります。それはその前の証言におきましてWのことか、Vのことか、どちらかを言われましたね、どちらでしようか。
【次の発言】 そういたしますと、Vノートというものはどのようなもので、どこから出されておるものですか。
【次の発言】 破壊的な分子がということを言われましたが、それは個人なんでしよしうか、それとも団体なんでしようか。
【次の発言】 單に看取されるだけで、これが団体から出ているということについては的確に御判断はできな……

第13回国会 行政監察特別委員会 第25号(1952/05/28、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 中間報告書は、前に配付されましたのが、本日またあらためて訂正されたものとして配付されまして、これを十分に検討するに必要な時間的余裕を持ち得なかつたことを、きわめて遺憾とするものであります。  私がまずこの調査中間報告書につきまして申し上げたいと思いますのは、当行政監察委員会として、この問題の調査においてとつて来た態度というものは、厳正な行政監察の立場ではなかつたのではないか、このことを何よりも感じたのであります。行政監察というよりも、現在の政府の行政の補助者である、あるいは日本の植民地行政の推進的な役割を当委員会が果しておる、このようなことは、当委員会の本来の目的からいたしま……

第13回国会 行政監察特別委員会 第26号(1952/06/10、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 先ほど来証人は、この問題は学生、警察官の問題であるので慎重にいたしたい、これを重ねて申しておりましたし、問題の解明について、中間的な公平な立場に立つて、双方の言い分を正しく聞いて真相を明らかにすることを第一の任務にいたしたい、このように言われたのでありますが、その言葉としましては私も賛成であります。ところがそのあとの証言によりますと、先ほど言われましたそうした言葉が、あなたの証言の中に反映されていないと思いましたので、お尋ねしたい。  あなたが真相を明らかにしたいと申しましたのはどのような意味であつたのか。さらに言いますには、北門から入つて学生の寝ている地点までの証言が食い違……

第13回国会 行政監察特別委員会 第27号(1952/06/12、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 先ほど学生運動についての説明があつたわけでありますが、その際共産党細胞関係につきまして申し述べられたが、この点は言われたことはわかります。この学生運動の中に、ほかの政党の方でもあるのか。この点どんなものでしよう。
【次の発言】 他の政党がなくて日本共産党だけ存在するというのは、学生運動の中においてどういう意味を持つことです。
【次の発言】 学生運動の中で、共産党の届出だけはある。他の政党については学校内でつくられていない、特に共産党だけがあつてほかの政党がない、これは何を意味しておるのか、どのようなことで説明されるのか、こういうことを私はお尋ねした。

第13回国会 行政監察特別委員会 第29号(1952/06/17、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 それほど天野証人は、学生と警官の紛争の原因について、学生はプライドを持つているから傲岸になる、警官は自覚をしていないかもしれないが、ねたみがあるのだ、そこで学生と警官の紛争が生ずるのだ、このように説明しておられましたが、文部当局の説明として、このような浅薄なものであつてよろしいのですか。特にこの学生と警官の紛争が今の時期に行われている。ここに重大な原因があるのであつて、文部当局としてもつと根本的な原因究明、これに対する考え方がなければならないはずだと思うのですが、先ほど言われただけの話なんですか。
【次の発言】 今の時代が違つた時代であり、種々の條件があるということを言われま……

第13回国会 行政監察特別委員会 第30号(1952/06/30、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 この学生と警察官との紛争事件に関する調査中間報告書なるものに対しましては、私は全面的に反対であります。ここに委員長の手元においてつくられた報告書なるものがあるわけでありまするが、まず第一に、この学生と警察官との紛争問題を調査するにあたりまして、証人の喚問を行つたのでありまするが、この場合、当の学生の側の証人が全然呼ばれていないのであります。ここに五人の証人が呼ばれたということが書いてありまするが、なるほどここには警察官側の証人も出てはおりません、しかしながら警察側は他の場所におきまして証言をし、それが当委員会に対して一つの印象を與えることはあつたわけであります。ところが学生側……

第13回国会 行政監察特別委員会 第31号(1952/07/29、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 先ほどの報告も聞きましたが、この問題で一番中心になる問題は、戰争中官僚と軍閥の絶対専制下におけるこの貴金属、ダイヤモンドの処理の仕方ということ、ここに問題があらなければならない。さらに敗戰時における国内の混乱に乘じて、このダイヤモンド、貴金属を取扱つた人たちが、どのような態度をとつたかという問題。さらにこれは一番難問題でありますが、この貴金属、ダイヤモンドを掌握していましたところのアメリカ軍の処置というものを、徹底的に究明しなければならないということ、このためには外務省自体も動かさなければならない、アメリカ自体に対して遠慮会釈なく調べなければならないということ、この点を特に希……

第13回国会 予算委員会 第13号(1952/02/09、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 今大橋国務大臣が共産党はうそを言つておる、共産党と違うから政府はうそを言わない、こう言われましたが、どういうことでそういうことを言われるのですか、共産党がいつうそを言つたのですか。
【次の発言】 たとい今の話が百歩あるいは千歩譲つて、風早君の質問が間違つていたとしても、共産党がうそを言つたとは何です。風早君というものと、共産党一本と混同するということはどういうわけなんです。うそを言つたのは下山事件にしろ、三鷹事件にしろ、君たちでなかつたのか、もつとはつきり聞きたい。
【次の発言】 それは答弁じやないじやないか。なせ議員一般の一人の問題と、共産党という問題を混同されたのか。おれ……

第13回国会 予算委員会 第16号(1952/02/15、24期、日本共産党)

○山口(武)委員 委員長にちよつとお伺いしますが、大橋国務大臣と岡崎国務大臣は午後になるのですか。午前中に参りますか。
【次の発言】 ほんとうは大橋国務大臣、岡崎国務大臣、それから木村法務総裁に聞きたかつたのですが、やむを得ません。木村法務総裁に先にお伺いしたい。  初めにお伺いしたいと思いますのは、今月の八日に、吉田総理大臣、木村法務総裁、大橋、岡崎、山崎の三国務大臣、それから総司令都側で参謀部関係の軍人、リッジウエイ大将、これらの人たちによりまして、日米の防衛首脳部会議というものが開かれた、このように新聞に伝えられておりますが、これは開かれたことが事実なのかどうか。これはどういうような性格……


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データ更新日:2023/02/05

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