このページでは橘直治衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。
○橘委員 今御質問のありましたうちで、私も非常に心配をいたしております事柄は、陸上運賃と海上運賃の相違点の問題であると考えております。「國有鉄道経営健全化への途」というデーターを拝見してみましても、戰前における若松、横浜間の石炭運賃の陸送運賃と海送賃の比率は、陸送賃に対して海送賃が二三%である。これが今日の現状からいたしまして、逆に鉄道運賃に比較いたしまして海送運賃が一四〇%となつておる。ここにわが國の海運界の今後を左右する大きな命題があるのじやないかどいうふうに考えておるのであります。どういたしましても、先刻大屋運輸大臣からいろいろ御説明もあつたのでありまするが、この海送賃と陸送賃とのアンバ……
○橘委員 先般質問申し上げました際に、多少聞き落したことを追加してお尋ねしてみたいと思います。その前に昨日の委員会におきまして、尾崎委員の質問に対し運輸大臣から、國有鉄道の一部を民間に拂い下げる法律案を当局から出す用意があるという御答弁があつたのでありますがはたしてそういう御用意があるのかどうか、この点をお伺いいたします。
【次の発言】 次に昨年度は運輸省当局におきまして、陸運一億三十万トンの貨物輸送計画をお立てになりまして、その実績は達しなかつたのでありますが、ただこの一億三千万トンという数字が、キロ数をどういうふうにお考えになつておるかという点について、お伺いいたしたいのであります。当局の……
○橘委員 秋山長官にお尋ねしたいのでありますが、先般關谷委員も質問いたしました第二点の問題でございます。現在わが國の海運界が非常な窮境に立つているということは、先般長官からも御答弁のあつた通りであります。ことに第二点の問題の、陸運と海運との運賃の非常なアンバランスという問題でございますが、先般來しばしば私も御質問いたしているのでありますけれども、こういうべらぼうなアンバランスの結果といたしまして、今日あるいは阪神、あるいは関門ないしは日本海の伏木等におきまして、相当の繋船があります。私の見て参りました実際から申しましても、伏木港におきまして二千トン級の船が、約二十日間にわたつて荷物がないので、……
○橘委員 まず最初にお尋ねいたしたいと思いますことは、どうもこの海上運送法案というごとき、わが國の海運界にとつては画期的法案が、かかる会期切迫いたしました今日に至りまして、突如として御提案に相なつた――おそらくこの内容を拝見してみますると、非常な各方面からの意見も強いことと実は考えているのでございます。なぜ早々として、かかる海運界にとつての憲法とも申すべき重要法案を御提出になつたのか、まず第一点としてこの点をお伺いいたしたい。
【次の発言】 まず私が不審に思つておりまする第一点は、本法がさほど緊急性を持つておる法案とは存じないのであります。なぜかなれば、御承知のごとくわが國の現在の海運の運航体……
○橘政府委員 並木委員からの御質問のありました二つの問題のうちのまず第一点でありまするが、第五国会以後におけるわが国に対します連合国の賠償撤去に関しまする状況の変化について、御報告をいたします。大きな筋といたしましては、大体第五国会以後に大きな変化はないと断言していいと思うのであります。しかし一つの新しい事実は、五月十二日に発せられましたマツコイ声明によつて、アメリカのわが国に対しまする賠償の態度が、いわゆる日本の工業水準を維持して行く上におきまして、これ以上賠償の取立てをやつてはいけない。賠償の物資の取立中止を極東委員会に対しまして勧告いたしました、新たな事実が生じて参つたのであります。この……
○橘政府委員 仲内委員の御質問にお答えする以前に、本年夏休会中を利用していただきまして、非常な御多端な折にもかかわりませず、わが国の賠償施設の関係に関しまして御視察を願いまして、いろいろと今後わが国の賠償問題解決に対しまして、外務委員会としての御協力をいただきましたことを、心から感謝いたしておる次第であります。 さて御質問の第一点の舞鶴旧海軍工廠の転用の問題でありますが、これは御説の通り、現在飯野産業株式会社が転用いたしております。特にこの舞鶴工廠転用の結果といたしまして著しく効果のありましたことは、連合国の返還船舶の修理に非常な功績があつたということなのもあります。舞鶴工廠は主として返還船……
○橘委員 先刻来、九本部が六本部になつたという点に対して、御意見が多いのでありますが、特に太平洋岸は別といたしまして、日本海方面に一つも管区本部がないということに対して、米窪委員あるいは關谷委員からお設がありましたが、日本海方面の出身者でありまする私にも、若干の意見はあるのであります。しかし米窪委員のおつしやいましたことく、舞鶴とかあるいは新潟に置いたらいいではないかという端的な御意見に対しましては、全面的に反対を申し上げたいのでございます。 ただ日本海側に一つの一管区本部を置くといたしますれば、おのずから意見は多いことと考えますが、この問題があとで現われました際に、具体的な私の構想をもお話……
○橘委員長代理 参考人に御質疑はございませんか。
【次の発言】 ほかに御質疑はありませんか――御質疑がないようでありますから次に移ります。どうも御苦労さまでした。
次は労働代表日教組委員長岡三郎君。
○橘委員 港域法の改正案についてちよつとお伺いしたいと思います。富山県の伏木富山港は、前の法律案では伏木東岩瀬港とあつたのを、伏木富山港と港名を御改正になつたようでありますが、これに関しましては、私地元の意向を承つておりますのに、伏木港といい富山港といい、今日としては相当重要な港湾であります、伏木港は当然でありますが、富山港の最近の進展ぶりは非常に著しいものがありまして、全国の重要港湾に入つておるはずでありますが、これを一括されまして、一つの港域と制定いたされますことは、今後の業務運営上からいたしましても、また監督行政上からいたしましても、種々不便な点が多いのではないかと考えられるのであります……
○橘委員長代理 横田君に御注意申し上げますが、予算委員会の権威にかんがみまして、用語をお慎み願いたいと思います。
○橘委員 第四分科会における審議の経過並びにその結果につき、簡單に御報告申し上げます。 本分科会に付託されました議案は、目下予算総会において審議されております昭和二十六年度一般会計予算及び同特別会計予算並びに同政府関係機関予算のうち、運輸省、郵政省及び電気通信省所管に関する予算でありまして、本分科会は昨二十日及び今二十一日にわたり開会いたしたのであります。 まず政府側よりそれぞれ所管の予算の説明を聽取し、質疑に入つたのであります。審議期間がきわめて短かかつたのでありますが、委員諸君と政府委員との間にきわめて熱心に質疑応答が行われました。詳細は速記録によつて御了承を願うこととし、問題となりま……
○橘委員長代理 中曽根君に申し上げますが、他に質疑者も多いことでありますから、通産省に対する御質疑は適当に終結していただきたいと思います。
【次の発言】 小平忠君。
【次の発言】 竹山祐太郎君。
○橘委員長代理 午前の会議はこの程度にとどめまして、午後一時より委員会を再開して、公述人各位の御意見を聽取することといたします。
これにて暫時休懇いたします。
午後零時三十四分休憩
【次の発言】 休憩前に引続き会議を開きます。
公述人より意見聽取を継続いたします。まず経済団体連合会理事、日本化薬社長原安三郎氏に御意見の発表を願います
○橘委員 これまで欠席をいたしておりましたので、若干元へもどるかもしれませんが、お許しをいただきたいと思つております。 私が御質問申し上げたいと思いまする点は、主として市町村の境界に関し争論がある場合の第九條の箇所であるのでありますが、第九條の第二項に「前項の規定によりすベての関係市町村の申請に基いて」大体こういうふうに記載をいたしてあるのでありまするが、第一項の際には單に「関係市町村の申請に基き、」 かように相なつておりまするので、つまり関係町村のうちのかりに一箇市町村からの申請があつた場合といえども、これを第二百五十一條の規定による調停に付することが可能に相なつているように考えられるので……
○橘委員 公述人に一点お伺いいたしたいのでありますが、先刻海運界の新造船に対しまする見返り資金の投資は、おそらく昨年度に比べまして、物価騰貴の影響等も考えますれば大体中分になる、そういつたような御説があつたようでありまするが、われわれの考え方からいたしますると、現在できつつありまする山下汽船の山下丸あるいは山彦丸、これは第五次新造船で、今後の新造船は第七次でありまするから、おそらくこれの完成は最小限度一箇年後ではないか。こういつた場合に、今自立経済確立の上からも、インフレ抑圧の上からも、輸入の確保ということを叫ばれておりますが、この際さような新造船へ多額の資金を投下いたしまするよりも、現在政府……
○橘主査 これより予算委員会第四分科会を開会いたします。
昭和二十六年度一般会計予算、昭和二十六年度特別会計予算及び昭和十六年度政府関係機関予算中、運輸省、郵政省及び電気通信省所管を一括して審査を進めます。
この際審査の順序についてお諮りいたします。まず運輸省所管、郵政省所管及び電気通信省所管についておのおの説明を聴取いたしました後に、運輸省所管より順次質疑を行いたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よつてさよう決します。
まず運輸省所管について説明を求めます。運輸政務次官。
【次の発言】 次に郵政省所管について説明を求めます。山本政務次官。
○橘主査 昨日に引続き、予算委員会第四分科会を開会いたします。
まず昭和二十六年度一般会田邊繁雄君計予算及び昭和二十六年度特別会計予算中、電気通信省所管について審査を進めます。
質疑の通告があります。これを許します。井手光治君。
【次の発言】 永井英修君。
【次の発言】 それでは電気通信省はこれで終りました。
次に昭和二十六年度一般会計予算及び昭和二十六年度政府関係機関予算中、運輸省所管について審査を進めます。
この際運輸大臣より発言を求められております。これを許します。山崎運輸大臣。
【次の発言】 質疑の通告があります。これを許します。井手光治君。
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