このページでは寺崎覚衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。
○寺崎覺君 私は、農民新党を代表いたしまして、ただいま上程されました決議案に賛成の意を表するものであります。 日本再建は國民生活の安定から、國民生活の安定は食糧の確保であります。ただいまアメリカの放出物資によつて日本國民がどうやら命をつないでおるようでありますけれども、これは決して名誉でも、ほめたことでもありません。私どもは、私どもの方において國内の自給生産、自給自足をやらなければなりません。そのためには、どうしても農事の改良、耕地の災害復旧、開拓、開墾、干拓、こういう方面の事業を進めて行かなければなりません。その事業のためには予算の裏づけが必要である。これを農民に課するということになります……
○寺崎覺君 私は、新政治協議会を代表いたしまして、ただいま上程になつておりまする食糧管理法の一部を改正する法律案にたいして反対の意見を申し述べます。 御承知の通り食糧管理法は、昭和十七年の戰争中に、政府の一方的見解によつて成立いたしました供出制度でございまして、その供出制度は農民の努力を無視したものであり、その供出價格は農村の生活経済を破壊するものであります。この根本的問題に何ら改正を加えずして、ただ枝葉末節の一部改正ということになりますと、農村はますます苦しみを重ねるばかりであります。この意味において私は反対をいたします。(拍手)
○寺崎委員 今のお話でたいへん民主的に改善してあるというふうにも見えますが、現在の農村の末端の状況を見てみますと、まことに民主的という課税の方法でなく、一方的な課税によつて、ただいままでの農民のまじめな納税観念によつて非常に完納がされておる。私の考えはこういうふうに見ます。私は九州の農村においての調査をいたしまして、農民團体との交渉は非常に税務署がきらつておる。これは農民がいたずらに税金を免れたいためにつくつた團体であるならば、それは税務署の方としても、今お考えになつておるようなことに行かれるかと思いまするけれども、農民は農業所得に対する適正な課税を考えて團体をつくつて、実行組合あるいは農業協……
○寺崎委員 ちよつと簡單にお尋ねいたします。卸と小売との中間における問題であります。卸の方は前金をもつて支拂い、小売の方は後金となつております。その関係から、福岡縣においては卸の未回收の分が一億五千万円ということになつておりますが、昨年の十月に登録制度をきめられて、今度また話によりますと五月に登録をかえられるというようなことを聞きます。そういう場合には、小売業者が今まで登録しておつた卸業者との契約を破るようなことができはしないか。その場合に未回收の代金に対しての徴收も、まことに都合が惡いというようなことになつて來る。この点について本省はどんな考えを持つておられますか。ことにこの五月に登録制度を……
○寺崎委員 馬籍法につきましては、私も從來兵器としてみること、つまり軍関係の氣持はこの際捨ててもよろしいと考えるのでありますが、ただ日本にお。る馬というものは歴史を持つております関係上、それからさらに農耕馬であり、挽馬という方面につきましては、相当の統計というものが必要であると思います。それで今までの馬籍法にかわるべき、もつと簡單な意味での、その種別であり、頭数というような統計をとる意味の法律は必要であろうと考えますが、畜産局の方では、馬籍法にかわるべき代案がおありになるか。その点を御質問いたしたいと思います。
【次の発言】 よくわかりました。ところが末端の調査機関及び統制機関といたしましては……
○寺崎委員 私は本案について反対ではございませんけれども、生産者の立場から少しばかり本案と関連した気持で政府の意見をお聞きしたいと考えております。生産者はただいまのところ供出にあるいは農産物價格に、非常に経済的に苦しんでおります。その農業共済保險としての掛金は、毎年々々一定の掛金をかけながら、常にその共済保險からもらうところの金は非常に少いというのを、一番苦しんでおるようであります。農産物價格の中に共済金の掛金をぶち込めとか、あるいは國庫負担で農家の負担金をやつてくれとか、いろいろなことが陳情のたびごとに織り込んでございますが、私どもも農家の生活、経済というものがどんなに苦しいものであるかとい……
○寺崎委員 大体話はわかつたようでございますが、私は竹村委員の質問と同様でこの第十條における資格はほとんど御答弁が私にはわからない。ことに獸医手は昭和十五年度の制定において國家試驗を通過したものである。こういうことから考えてみますときには、六・三・三・四の学校の課程を通過したものと同等に見ていいと私は思います。それほど権威ある國家試驗であると思う。そういう國家試驗を通過して、実務に三年も四年も携わつて來た獸医手に対しては、相当の考慮を拂つてしかるべきだと思います。この十二條においては獸医手の受驗制度を認めてよいと私は考えます。
○寺崎委員 大体竹村委員の質問で私の伺いたい点もわかりましたが、第九十五條の問題の第十條の事業以外の事業、そういうものがそうたくさんあろうはずはない。ことに農業協同組合はその理事の協議によつてその事業をし、経営をやつておるのでありまするから、そういう罰則を付すべきような重大な仕事は容易に巻き起さない。それであるのにこういう法文をわざわざ設けて、ここに協同組合のために罰則を設ける、それほど重大な何か原因があつたか、こういう法案を提出しなければならない原因はどこにあるか、ただいま竹村委員の最後に質問されました問題もそこにあると思いますが、われわれ農業者が商工業者から押えられておるという現状が、私は……
○寺崎委員 大体質問も盡きたようでありますが、今までの御答弁において二・二・六という委員の定数がどうもあやふやであつて、確固たる根拠がない。こういうこの法案を提出される上においてまことに残念なことだと思いますが、今からでもおよそ自作、小作、地主の定数を調べて、その率によつてこれをきめられるというようなお考えはないか。それから現出の農地改革によつて、自作農の制度が実現してまことによかつたというただいまの大臣のお話でありましたけれども、実際のところはまだまだそこまで行つておらない。これは大臣もよく御承知のことと思いますが、その裏面において、農民の汗とあぶらの結晶である土地が、ふとした不在地主という……
○寺崎委員 事務的の小さい問題でございますが、この土地改良法案が通りました場合に、その小さい事務的の問題が必ず起つて來る。そのために政府の御意見をお伺いしておきたいと思いますが、土地改良事業は当然國家の責任においてやるべきものだという、ただいまの深澤委員のお話と、私の考えも同一であります。けれども、この法案によりますと、その一部の補助金を政府が受持つという程度のものであります。今後もまたさようなことでこの法案の実施が行われることとなります場合に、地主と小作人の立場をお伺いしてみたいと思います。まず地主の分からいたしますと、組合員となるものが、地主がよいか、小作人がよいかということは、その土地、……
○寺崎委員 ただいまの質問で、農村の困つている原因というものが、米價にあるということがほとんど言い盡されたのであります。さらに農村が困つております。非常に貧乏に落ちて行く原因というものが別にあります。農林大臣に御所見を伺いたいと思いますが、農村の農業所得の課税の場合に、十一月に庭先に取入れました米を、ほとんどその年の農業所得の收入金としてあげられている。しかもその米の代金をもつて来年度の生活をやらねばならない農村の現状であります。この点を農林大臣はどう考えているか、さらにそれに対して、今後どういう氣持を持つて農村課税の面に当られるか、お伺いしたいと思います。
○寺崎委員 私は新政治協議会を代表いたしまして、反対の意見を表明いたします。本案に対しては、農民の側から大したる意見もないというようなお話も聞いたのでありますけれども、もともと、昭和十七年以來農民が苦しんで来たあの食糧管理法というもののために、全國の農民の生活はどこまで困窮に陷つたか。そしてその努力はむなしく供出の面にはぎとられてしまつた増産意欲もこのために遂になくなつて、耕作権の放棄とまで現在進んでおるような状態であります。こういう供出制度の根本改革をせずに、食糧管理法の一部改正をもつて、われわれ農民の生活をますます困窮に陥れてしまう、こういう意味から私は食糧管理法の根本的改正をここにせざる……
○寺崎委員 農業資産の評價の点ですが、その評價によつて、農業資産相続人が今後生活ができるか、できぬかということがきまる。農業資産は現在では賃貸價格の四十倍ないし四十八倍であるが、それで決定された場合は、農業資産相続人は生活できるけれども、共同相続人の分け前は微々たるものになつてしまう。その結果、農業資産を相続しない共同相続人は、いかなる生活樣式をもつて生活するか、わずかばかりの金をもらつて、いかなる樣式をもつて生活するか。たとえて申しますれば、五人おります場合に、一人の相続人は農業をやつてどうやら生活ができますけれども、あとの四人はいかなる樣式をもつて生活するか。これは農業の実態を考えてみます……
○寺崎委員 今度の食糧確保臨時措置法の改正につきましては、農林委員も愼重な態度をもつてただいま審議中でありますが、全国の農民がこの成否いかんによつてどんな生活状態になるかということを考えますときに、私はむしろ食糧確保臨時措置法の設定されましたときに第七條の四項にあります事前割当の数量を越えて買上げることができないという一つの條文が、再び一部改正のこうした法案を提出しなければならないというはめに政府が陷つたであろうと考えております、食糧確保臨時措置法はけつこうなようなものでありますけれども、その農業の姿から考えて見ますときに、まことにこれに実際にに適合しない法律であります。なぜかと申しますと、半……
○寺崎委員 農林大臣のただいまの御答弁にありましたが、ただいま農家には麦肥料が配給になつております。麦肥料はまだ農家としては不必要でありますけれども、それが農林大臣の言われたように、適期にやるという意思から早期に渡されたとするならば、その代金だけはせめて麦のまきつけ時期に徴收すべきものだと私は考えますが、大臣のお考えはどうですか。
【次の発言】 代金を徴收しないようにお願いしたい。麦をまくときに代金を徴收していただきたい。それでなければ、政府の倉庫に入れておいていただきたい。
【次の発言】 簡單にお尋ねしますから、明確にお答えくださればもう再質問いたしません。食確法において一番大切なものは、第……
○寺崎委員 引き続き九州班第二班として、視察しました福岡、長崎、佐賀、熊本各縣の調査報告をいたします。十三日の福岡縣下視察を皮切りにいたしまして、十四、十五日長崎縣、十五、十六日佐賀縣、十七、十八日熊本縣と、各縣の実施視察及び関係團体との懇談をやつて來ましたが、現在各縣共通して重大なる問題と目されることは、数次にわたり九州各地を襲つた台風の被害とその対策であります。ことに農林水産関係のみでも、平均二十数億にのぼる被害をこおむり、これが復旧に対しましては、早急適切なる措置の必要が強く認められました。被害激甚な地帶は山間、山林麓、平坦地と、それぞれ様相を異にしておりますが、農民の共通要望事項は、機……
○寺崎委員 簡単に、お尋ねいたします。肥料の問題でございます。前回の農林委員会において、肥料の前渡しはありがたいけれども、農民としては、金がないのに八月から麦の肥料の代金の支払いをしておるということを、お尋ねしておきましたが、その後調べてみますと、昨年度において、肥料の前渡しの代金利子の分を一部支払いをしてあるというような話でございますが、今後においても、政府においては、農民に対して肥料代金の利子を支払いされるようなお考えがございますかどうか、お尋ねしたいと考えます。
○寺崎委員 ただいま収穫期に差し迫りまして、作報及び食糧檢査所から、坪刈り及び一反々々、一枚々々の実収額をとつております。その発表がいかに今度の供出に関連があるか、あるいはその数字をまとめて発表されるか、ただいま吉川委員の御質問と同時に、私のことに対しても発表を願いたい。
【次の発言】 ええ。
○寺崎委員 私は農民協同党を代表して、本法案は日本の現状においてはやむを得ない措置として修正案に賛成をいたすものであります。
○寺崎委員 私は農民協同党を代表いたしまして、本案に賛成するものであります。 ただ先ほど砂間委員から心配されましたような問題は、実施の面にあたりましては必ず起つて来るものと思いますから、これは当局の監督と指導のよろしきを得て運営をやつていただくようお願いして本案に賛成するものであります。
○寺崎委員 私は農民協同党を代表いたしまして、国民大衆待望の本法案の修正案及び修正を除く原案に対して賛成いたします。
○寺崎委員 私は、農民協同党を代表いたしまして、本案に反対するものであります。 この法案は最も重要な、必要な法案でありますが、その内容とするところは国庫補助の引下げということになつておりますが、私どもは国土保全の意味から、災害復旧に関する限り全額国庫負担というところに考えを持つておるのでございます。この意味において反対するものであります。
○寺崎委員 私は農民協同党を代表いたしまして本案に賛成をいたします。
○寺崎覺君 たいへん遅れて参りましたが、農民協同党の持時間はどのくらいですか。
○寺崎覺君 まだ聞いておりません。
○寺崎覺君 賛成です。
○寺崎覺君 私の方は賛成であります。
【次の発言】 委員会で質疑するのが妥当だと思います。
○寺崎覺君 私の方も賛成。
○寺崎委員 私は農民協同党を代表して、本案に反対をいたします。以下簡単にその理由を申し上げます。 終戦以来すでに七年、一日千秋の思いで本法律の出現を念じて来たわれわれは、国民もひとしくこの法案が上程されたのを喜んでおるものと思つておりますが、この法案の内容を見てみますると、改進党、社会党から指摘されましたように、まことに不満足きわまるものでございます。そうしてそのお茶を濁したような法案を持つて来て援護法案のその精神が達成できるか、日本の国民が満足できるかということを考えますときに、私は、これは一応撤回していただいて日本が独立国として発足する日も、あと旬日に迫つている、その独立後において、真に……
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