江崎一治 衆議院議員
24期国会発言一覧

江崎一治[衆]在籍期 : |24期|
江崎一治[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは江崎一治衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院24期)

江崎一治[衆]本会議発言(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第26号(1949/05/10、24期、日本共産党)

○江崎一治君 私は、日本共産党を代表いたしまして、本両案に希望を付して賛成の意を表する次第であります。  近時、原子核物理学の長足なる進歩発展は、かつて人類が経驗したことのない驚くべき能力をその應用分野に発見するに至つたのであります。この巨大な原子エネルギーが人類の幸福のために使われるか、または人類の破壊のために使われるかは、やがて世界の人民大衆によつて決定れるものと私は信じております。かし、多くの科学者、また原子核物理学者の知能を集めてつくつたところのこの原子力の最初の應用が、人類の幸福のためにではなく、廣島、長崎両市民の犠牲において開始されたことを、自分は一科学者として非常に残念に思う次第……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第8号(1949/12/22、24期、日本共産党)

○江崎一治君 私は、日本共産党を代表いたしまして、政府に対しまして、日本国民としてはなはだ理解に苦しむ本問題につきまして緊急質問を行う次第であります。  敗戰後すでに四年、どうやら明年は講和問題が急速に具体化する気運に向つておることは、ご同慶にたえない次第でありますが、実は、この講和問題の帰趨こそは、将来の日本民族にとつて、民族の運命を決する分岐点であると考えられるのであります。私が、ただいま政府に対して質問しようとしておりますことは、この講和問題に深く関連しておるところの、来年度十二月二十二日におきます五十万トンに及ぶ裸傭船の計画であります。  この計画の内容は、アメリカのラウンドリー汽船会……

第7回国会 衆議院本会議 第35号(1950/04/08、24期、日本共産党)

○江崎一治君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま議題となつておりますところの電波法案、放送法案、電波監理委員会設置法案並びに電波、放送両修正案に対しまして反対の意見を述べんとするものであります。  政府は長期間にわたつて、電波の民間開放とか放送の民主化という看板で、電波関係三法案を国民の前に盛んに宣伝して来たのでありますが、その真相は、以下詳細に述べますように、政府官僚の驚くべき巧妙な立法詐術によりまして、民主的装飾の陰に隠れて、電波行政全般にわたつて国際的独占資本の集中的支配機構を確立しようとしておるのであります。電波法案に基づく電波行政は、国家行政組織法によつてせつちされる電波監……

第7回国会 衆議院本会議 第41号(1950/04/25、24期、日本共産党)

○江崎一治君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま上程されました電気通信事業の公共企業体経営移行に関する決議案に対して反対の意見を申し述べんとするものであります。  決議案によりますと、敗戰後電気通信事業の復興が遅々として進まなかつたというのは、これは官営であつたからだと言つておるのであります。次に、これを民営の長所をとつて公共企業体経営に移行いたしますと、この問題はただちに解決するがごとく言つておりますが、実情はそんな甘いものではないのであります。試みに、昨年の六月に公共企業体経営に移されましたところの国鉄公社の例を見ましても、昨年の五月に旅客運賃の六割値上げ、本年の一月に貨物運賃の……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 衆議院本会議 第7号(1950/07/22、24期、日本共産党)

○江崎一治君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま上程されました鉄道公安職員の職務に関する法律案に対して反対の意見を述べるものであります。  本法律案の提案理由によりますと、昭和二十四年度一年間におけるところの鉄道犯罪は実に四十二万件に達するというのであります。また輸送知識を利用する大規模な惡質知能犯があるとまで断じておりますが、この実情はどうかというと、この四十二万件のうち七〇%は十四才以下の子供のいたずらであり、例年農繁期になると定期的に増大するところのものでありまして、たとえばレールの上に小石を並べるというような程度のものであります。従来は線路工手が線路を点検して歩くついでにこれ……

第8回国会 衆議院本会議 第9号(1950/07/27、24期、日本共産党)

○江崎一治君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま緊急上程されました低性能船舶買入法案に対しまして反対の意見を述べんとするものであります。  本法案の提案の理由によりますと、内航貨物の激減によつに内航船舶に多大の過剰が生じ、ために九十万重量トン以上に及ぶところの低性能の船舶が繋船され、これがわが国海運界の非常な重圧となつているのだから、これを国家が買い上げ、鉄くずにすることが必要であるというのでありますが、われわれは、ここに歴代の政府、特に吉田内閣の一貫した大資本擁護の手厚い保護政策を発見することができると考えるのであります。  船舶会社が、逐次低性能船を近代的の高性能の船に置きかえて……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 衆議院本会議 第9号(1951/10/27、24期、日本共産党)

○江崎一治君 結論を先に申しましよう。私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま上程されましたところの国有鉄道運賃法の一部を改正する法律案並びにその修正案、すなわち国鉄運賃の値上げ法案に絶対に反対するものであります。  今回の国鉄運賃の値上げ問題は、一パブツク・コーポレーシヨンであるところの国鉄部内に限られた問題ではなく、最近の主食の値上げを筆頭とするところの電力料金の値上げ、肥料の値上げ、さてはガス、電信、電話、郵便料金の値上げ等とともに、現吉田内閣の許すべからざる反人民的政策の現われの一つであると考えるのであります。(拍手)試みに、これら一連の値上げ問題の理由を個々別々に政府にただしてみ……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第25号(1952/03/27、24期、日本共産党)

○江崎一治君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま上程されました、海外からの日本国民の集団的引揚輸送のための航海命令に関する法律案に対しまして、本案の真のねらいがどこにあるかということを明確にして反対するものであります。  だれでも、日本人である以上、一日千秋の思いで祖国に帰ることを待つておる罪のない人々に対して、その足を奪い去るようなことはできるものではありません。われわれの言いたいことは、羊頭を掲げて狗肉を売るという言葉がありますが、この法案はまさにその代表的な内容を持つておるものであります。  さきに、海外邦人引揚げのために商船管理委員会ができました。この管理委員会は、アメリカか……

第13回国会 衆議院本会議 第35号(1952/04/25、24期、日本共産党)

○江崎一治君 私は、日本共産党を代表いたしまして、ただいま一括上程されましたところの四法案、すなわち日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約第三條に基く行政協定の実施に伴う水先法の特例に関する法律案並びに道路運送法等の特例に関する法律案に対しまして反対するのもであります。また国際観光ホテル整備法の一部を改正する法律案及び木船運送法案にも反対するものであります。以下、これらの法案につきまして反対の理由を明確にいたしたいと思います。  まず水先法の特例に関する法律案について申し述べます。  元来、水先案内というものは、潮流が早いとか、航路に暗礁や危険物があるような場合に、特にその水域の事情に精通……

第13回国会 衆議院本会議 第57号(1952/06/19、24期、日本共産党)

○江崎一治君 私は、ただいま上程されました航空法案並びに日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約に基く行政協定の実施に伴う航空法の特例に関する法律案に対しまして、日本共産党を代表して反対するのであります。以下、その反対の理由を明らかにしたいと考えるのでございます。  まず第一番に航空法案について述べますが、諸君もよく御存じの通り、この法案は、運輸委員会に付託されまして以来数十日の長きにわたつて、まつたくたなざらしになつておつた、いわく因縁つきの海案であります。この間、政府部内においては、本法案及び通産委員会所管の航空機製造法案をめぐつて、運輸、通産両省間に醜悪なる権限争いを続け、昨十八日に至……

第13回国会 衆議院本会議 第67号(1952/07/28、24期、日本共産党)

○江崎一治君 私は、ただいま議題と相なつております労働関係二修正法案に対し、日本共産党を代表して絶対に反対するものであります。(拍手)  労働者がその最低生活を守るための争議行為が、武装せられた国の権力を握る支配階級によつて強制的に停止されることは、たといその手続上いかなる粉飾が加えられようと、労働者の受ける実害は何ら選ぶところがないのである。すなわち、労働争議に対する強権調整の権限が労働大臣から総理大臣に移行したといつて、一体どんな改善がなされたか。まつたくきつねがたぬきに肩がわりしただけじやないか……。
【次の発言】(続) ……。

第13回国会 衆議院本会議 第70号(1952/07/31、24期、日本共産党)

○江崎一治君 私は、ただいま上程されました海運力復興促進に関する決議案に対しまして、日本共産党を代表して、理由と明確にして反対の意を表するものであります。  決議文には、外航船腹の拡充と、海運力の基礎の確立強化ということが主張されておりますが、吉田内閣は今日まで何をしたかということを、胸に手を置いて静かに考えてみることが必要であると思うのであります。政府は、さきにアメリカから船齢三十年から四十年というところのホロ船を六十隻も買わされ、おまけに、これらの船を外航船として使用する段となると、一隻当り数億円の修理費を要したのであります。
【次の発言】(続) 静かにしろ。

江崎一治[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院24期)

江崎一治[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 建設委員会 第3号(1949/03/31、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 本日の政府委員の説明によりましてはつきりわかつたことは、住宅の建設、それから治山治水関係に対しましては、まつたく何もできないというような悲しむべき状態に追い込まれておるということであります。わが國における最も重要な食糧問題に関しましても、治山治水の予算を思い切つて増加させることが、絶対に必要であると思うのであります。今やこの治水に関しまして、水害を受けた地方におきましては、百万名の署名運動が強力に行われようとしております。そのために本委員会はすみやかに災害対策委員会と合同会議を開きまして、地方の水害対策委員会などと緊密な連絡をとりまして、極力関係方面に折衝を行う。その折衝を行……

第5回国会 建設委員会 第4号(1949/04/05、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 庶民住宅が昭和二十三年度は三十四億余り計上してありますが、今年は二十九億余りである。また文教施設、これは去年は六十億ありますが、今年は十一億九千万円でございます。しかるに、監獄を建てる費用が去年は五億九千万円、今年は十三億にはね上つているのは一体どういうわけですか。

第5回国会 建設委員会 第5号(1949/04/07、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 本多國務相にお尋ねするのでありますが、治山治水に関して、また住宅問題に関し、日本の経済安定のために、今日ほど建設行政を拡充強化しなければならぬときはないと思うのです。しかるに今大臣の御意向を承りますと、機構を縮小しようというのでありますが、その意図がわれわれにはとうてい納得できない。どうして縮小しなければならないのか、それをひとつぜひお伺いしたいと思います。
【次の発言】 建設廳関係の法案がまだ出ないのですが、一体いつごろお出しになる見込みでありますか。
【次の発言】 先ほどの話では法案が出るから、そうしたら至急に審議してもらいたいというようなお話であつたけれども、これはそう……

第5回国会 人事委員会 第9号(1949/05/13、24期、日本共産党)

○江崎委員 臨時職員はこの給與規定において非常に不利な條件になつておるようですが、人事院としてはどういうふうに考えておられますか。


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第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 考査特別委員会 第11号(1949/12/01、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 証人は永井博士と同じフイルドの学術を研究されたというので、特にお聞きしたいと思います。今証人のお話を承りますと、永井博士はじみなサブジェクトに対して長い間研究されたということを聞きました。そういう科学者は世の中に宣伝されるされないは別として、非常に大きな業績をもたらすのが普通の例であります。そこで博士の尿石のレントゲン線の屈折によるいろいろな研究が医学的、学術的な意味においてどんな地位を持つておるか。特にこの永井博士の表彰の問題について、どういう点に着目してこれを表彰すべきか、かなり問題になつておりますので、その点をお伺いしたいと思います。

第6回国会 人事委員会 第11号(1949/12/03、24期、日本共産党)

○江崎一治君 請願者は全逓の山口寛治君でありますが、この請願の要旨は六千三百七円べースは昨年の七月の物価を基準に算出したものでありまして、本年の八月にはすでに物価は二五%上昇しておるのでありますが、このために公務員の生活はまさに破綻に瀕しておる状態である。従いまして政府は早急に給與ベースの引上げを実行されたいというのであります。この問題につきましては国家公務員の給料が低いために、非常に大きな不正の問題あるいは公金横領というような不祥事件が続出しておるのでありますが、この原因はまさに給與ぺースの低いところにある。政府は至急にこの点につきまして考慮されて、一刻も早く給與べースの引上げを実行されるこ……

第6回国会 電気通信委員会 第2号(1949/11/08、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 石炭手当に関しまして、政府はできるだけ早く善処すると言つておられるけれども、実際は共済組合の資金を流用するというような方法で、逃げておられるようであります。一方またあの配炭公団では、四百万トン以上の石炭がデッド・ストックになつておる。これを適当に現物給與するということを、大臣に特に強く要望したいと思います。

第6回国会 電気通信委員会 第3号(1949/11/22、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 本請願の要旨を申し上げますと、今国会に上程される電波法案は、海難と労働不安を増大し、無線通信労働者の生活権をはく奪するのみならず、警察力強化に一般無線局を利用しようとする不当なものであるから、該法案を撤回されたいというのであります。

第6回国会 電気通信委員会 第4号(1949/11/28、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 本法案の第二条第二項の但書以下の説明を伺います。
【次の発言】 そうすると所有権はやはり電通省に移ることになるのですね。
【次の発言】 本法案と第五国会で通りましたところの法律七十五号の関係を説明していただきたい。
【次の発言】 この法律第七十五号のものが無償で、今度のものが有償ということの理由が、まだはつきりしないのであります。もう一回説明していただきたい。
【次の発言】 無償にしたということについて、電通大臣から説明していただきたい。
【次の発言】 一般に警察電話というものは、その設備が非常に劣悪です。これを電気通信省に移管しまして、警察電話を進駐軍に次いで優先的にいい施……

第6回国会 電気通信委員会 第5号(1949/11/29、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 聞くところによりますと、電気通信省の人事官会議におきまして、第三次首切りの問題が出ておるそうでありますが、第三次首切りをやるのかどうか。小澤大臣に御答弁願いたいと思います。
【次の発言】 その人員整理に対して、政府部内で小澤大臣にいろいろ要請があるかもしれませんが、これを整理しないということに対して、徹底的に闘う意思があるかどうか。それを一つお伺いしたい。
【次の発言】 逓信行政の紊乱、この前の委員会のときにこの問題を提起したのでありますが、この問題につきましては今後逓信行政の明朗化のために、徹底的に努力したいと思うのです。そういうわけで前委員会において要求したあの資料を、早……

第6回国会 内閣委員会 第5号(1949/11/22、24期、日本共産党)

○江崎一治君 請願者は全国官庁労働組合執行委員長の佐藤安政君であります。  行政整理に関する件、去る八日吉田総理大臣の施政方針演説におきまして、第二次行政整理を断行する旨の言明がありました。政府はこれにより予算の節減をはかると申しておりますが、第一次行政整理により、現在末端の行政機構はまつたく麻痺の状態にあります。公務員は人手不足と労働強化による疲労のために、病欠者が続出している状況にあり、事務の澁滞もますます著しくなつて参りました。私ども公務員といたしましては、国民の負担を軽減することにはまつたく賛成でありますが、政府の申しておりますような行政を破壊し、末端の公務員を犧牲にする、ごとき行政整……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 電気通信委員会 第3号(1950/01/27、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 私は主として電波法についてお伺いしたいと思います。  まず第一番目に、この立法過程において、特に船舶関係の労働者がこれに相当大きな関係があるということで、労働者諸君の意見を十分に参酌して立案するのだということになつて、お互いの間での了解がなされて、これが立法を行われておつたのであるけれども二十四年の四月ごろからぷつつりこの連絡が断たれてしまつた。そこで労働者も一緒にこの立案過程について、いろいろ意見を述べられるようにということの申入れをいたしましても、いや諸君の要求はすでに考慮されているのだからという理由で、その約束をほごにしてしまつた。ところができた法案を見てみると、その危……

第7回国会 電気通信委員会 第4号(1950/02/02、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 きようは大体放送法案について、質問を申し上げたいと思います。まず一番初めに、中村委員の先ほどの質問に関連いたしまして、お伺いしたいと思います。先ほど網島政府委員のお答えに、福岡に百キロの放送局をつくるということがあつたので、このことについてお伺いしたいのです。日本は細長い島国であるために、非常に電波の利用効率が惡い。そういう地形です。従つて放送局は、比較的低電力のものをたくさんつくることが有利であると思うのですが、令網島政府委員の御説明によりますと、福岡に百キロワツトの放送局を設置する計画があるというお話ですが、以上の見地から見ますと、これはまつたく理解に苦しむ点だと思う。ど……

第7回国会 電気通信委員会 第5号(1950/02/03、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 大臣に質問する項目について、先に質問いたします。まず放送法案でありますが、この法案によりますと、現在の放送協会を改組することになつておりますが、この実質的なねらいは一体どういうところにあるかを説明していただきたい。
【次の発言】 この法案の第一條第二号には、特に「放送による表現の自由を確保する」ということが強調してあるのですが、現在の放送協会ではこういう点が不十分なのでしようか。
【次の発言】 政府は国民に対して民間放送が開始されるということ、すなわちこの放送が民主化されるということを表省板に、ずいぶん宣伝をやつて来たのでありますが、実際にこの放送法案のふたをあけてみると、実……

第7回国会 電気通信委員会 第6号(1950/02/15、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 電波法につきまして御質問いたします。二十八條につきまして、電波の質を規定しておりますが、高調波の強度はどうかといつたような電波監理委員会での腹案がありましたら、これを発表していただきたいと思います。
【次の発言】 三十四條に関連しましてお伺いをしたいのですが、現在三十四條によりますところの補助装置の非強制船は、わが国の船舶のうち何隻くらいあるか。またそれは何%くらいに相当するかをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 今のお話を聞きますと、漁船ということが非常に大きくクローズ・アップしておりますけれども、それ以外の相当なトン数の船もこれに含まれることになるのじやないですか。

第7回国会 電気通信委員会 第8号(1950/02/24、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 前会に引続きまして、電波法案につきまして質問したいと存じます。第四十條におきまして、AC條約では、公衆通信の国際通信業務を行う船舶の通信長としては、二級の通信士を認めておるのですが、日本だけ特別にこれを認めなかつた理由はいかがですか。
【次の発言】 さらにお伺いします。二級通信士は国際通信に不向きであると言われるのですが、実際においては、二級通信士で国際通信をどんどんやつている人がたくさんあると思うのですが、その点の実情はどいうふうに見ておられるのでしようか。
【次の発言】 そうしますと、二級通信士は大体語学の問題が主なる問題ですか。

第7回国会 電気通信委員会 第9号(1950/03/08、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 電波法案に関する請願につきしまして御説明を申し上げます。請願者は国鉄労働組合、全逓信労働組合、全逓信従業員組合、全日本海員組合、全気象職員組合、無線同窓会、並びに船舶通信士協会、この人たちが陰山君を代表といたしまして請願しておるのでありますが、この要旨は、電波法案の成立は電波の民主的利用を阻害し、通信労働者の生活権を剥奪することになる。ついては同法案につきまして規定されておるところの施設、資格等に関しまして、実情に即して民主的な利用、発達を促進するように同法案の修正を願いたいというのであります。  次に電波監理委員会設置法案に関する請願でありますが、これはやはり先ほどと同様に……

第7回国会 電気通信委員会 第10号(1950/03/24、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 二月二日付の政府資料によりますと、本年の一月の二十五日までに民間放送の許可申請が約四十件余り出ておりますが、資本金別にいたしますと、一番大きなものが一億八千万円、これはセントポールの放送局であります。一番少いのは二十万円という北海道広告事業株式会社というのがあります。また電力の点から見ますと、最も大きな放送局は十キロワット、最も小さいので百ワット、こういうようにわかれております。これにつきまして、もちろんこの認可は電波監理委員会においてこれを認可されるものと思いますけれども、どれくらいの基準で認可をしようと思つておられるか。お話願いたい。

第7回国会 電気通信委員会 第11号(1950/04/04、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 電波監理委員会設置法案に関連しまして、質問をしたいと思うのですが、電気通信公報第百四十七号にありますが、電波監理長官委任規程というものが出された。これの第一條の二十七号に、「電波の管理に関する国際的取極を商議し、及び締結すること。」とありますが、これにつきましては、現在の日本の状態におきまして、どういう意味を持つたものか、御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 電波監理委員会設置法の四條の第十七号に「條約により定められた範囲内において電波の管理に関する国際的取極」云々という文章がございますが、この條約というのはどういう意味ですか。特にこれは大臣にお答えを願いたいと思います……

第7回国会 電気通信委員会 第12号(1950/04/07、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 ただいま議題となつておりますところの、電波関係三法案に関しましては、それらの審議過程におきまして、徴に入り細にわたつて共産党の態度を明確にしておりますので、本日はきわめて簡単に要旨をまとめまして、それら三法案並びに修正案に対して、反対の意見を表示したいと思う次第であります。  今日つくづく感じましたことは、歴代の悪党内閣、並びにそのもとにおけるところの訓練された官僚どもは、人民大衆のために闘うことは腰抜けでありますが、立法詐術にかけては、まつたく驚くべき手腕を持つており、その内容はきわめて悪辣であるということであります。  まず放送法案については、政府は長期間にわたりまして、……

第7回国会 電気通信委員会 第13号(1950/04/13、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 私は日本共産党を代表いたしまして、ただいま議題となつております電信電話料金法の一部を改正する法律案に対しまして、反対の意見を述べたいと存じます。  吉田内閣の一年間の政治の実績を見ますと、町には失業者があふれ、中小企業者と農民は税金のためにすつかり痛めつけられ、まつたく不景気な世の中になつてしまつたのであります。そこでこの全国的な人民大衆の吉田内閣に対する反撃を押えるために、今や政府はどうしても警察を強くしなければならぬという事態に立ち至つたのであります。そこでこの警察を拡充強化する一つの現われといたしましてこの電信電話料の値上げをやる。そうして警察関係の電話を増強しようとい……

第7回国会 内閣委員会 第15号(1950/04/05、24期、日本共産党)

○江崎一治君 本請願の要旨は、政府は官公署関係労働者を大量に整理したけれども、整理後四箇月を経過しているにもかかわらず、恩給の一時金が未だに支拂われていないという現状であります。ついては同恩給の一時金を即時支拂つてもらいたいということであります。請願者は大阪市の野口政夫という人であります。
【次の発言】 本件は請願第三四四号並びに三四三号であります。請願の要旨は、行政機関職員定員法は憲法によつて保障された国民の権利を不当に侵害するばかりでなく、本法実施後は行政機関の円滑な運営を期せられず、公務員は不当なる労働強化を加えられておる。ついては同法を廃止されたいというのがその要旨であります。ここにあ……


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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 運輸委員会 第1号(1950/07/18、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 海上保安庁から、職員八千名の増加ということが報告されておりますが、これはどういう海上勤務員であるか、陸上勤務員も含むのかどうか。またそれに要する予算はどれくらい必要なのであるか。また船はどれくらいふやさなければならぬかということについて、大体の目算がおありになると思いますが、それについて御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 これは日本の民主化ということ、その他非常にデリケートな国際情勢の間にありまして、海上保安庁の問題は、非常に大きな、世界の民主陣営からの注視の的になつております。特に海上保安庁の要職にある責任者が、旧海軍の佐官、将官クラスの人たちがポストにあるというこ……

第8回国会 運輸委員会 第2号(1950/07/20、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 燃料問題に関連して……。念のために委員長並びに政府の人たちにお伺いしておきたいのですが、昨日ガソリン価格の問題について、物価庁の第三部長川上説明員から立ち入つた、つまり外油との関係の話があつて、わざわざ速記をとめられたのですが、この問題は決して占領軍の占領政策という問題に影響ないのです。それを何をわざわざ遠慮してこういう不見識なやり方をやるか。これは国会の審議権の問題、日本の国会の自主性ということに、非常に大きな関係があると思うのです。こういう点について、今後どういうふうにして委員会を運営して行かれるか。それをひとつ伺いたい。

第8回国会 運輸委員会 第3号(1950/07/22、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 たしか五月の十三日ごろだと記憶しますけれども、総裁が関西に行かれる車中談といたしまして、この二年間くらいの間に五万名から十万名くらいの人員の整理をやるのだということを放言しておられますが、その点はどういう内容か伺いたいと思います。
【次の発言】 二十日の当委員会におきまして総裁は、地方組織の改革を行つても、五千名程度の人員の移動あるいは削減で終るのだと言つておられますけれども、本年度の予算は五千名が自然退職するものだという前提のもとに立てておる。これとどういう関係にあるか。また今年の初めに三千名くらいの希望退職を募られたが、これとどういう関係にあるか。その点を詳しくお話願いた……

第8回国会 運輸委員会 第5号(1950/07/26、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 海運界の日本における総船舶のトン数のうち、どれだけが外航に就航し得るものがあるか、その点を伺いたいと思います。
【次の発言】 現在買上げ予想の対象の船舶に対しまして、金融会社はどれくらい金融しておりますか。これがわかりましたら、ひとつお聞きしたいと思います。
【次の発言】 政府がこの該当の船舶を買い上げまして、これをスクラツプにしますと、大体どれくらいの欠損が行きそうか、その数字をお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 この買上げ対象船のうちで、戰後建造されたものがあるかどうか。大体平均船齢はどのくらいになつておりますか。

第8回国会 運輸委員会 第6号(1950/07/27、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 私は日本共産党を代表いたしまして、本法案に反対の意を述べるものであります。  本法案提案の理由によりますと、内航貨物の激減によつて、内航船腹に多大の過剰が生じたために、九十万重量トン以上の低性能船舶が繋船されております。これがわが海運界に非常な重圧となつておるのであるから、これを国家が買い上げて、鉄くずにする必要があるというのでありますけれども、われわれはここに暦代の政府、特に吉田内閣の一貫した大資本擁護の手厚い保護政策を見出すことができると考えるのであります。船舶会社が、逐時低性能船舶を近代的高性能船舶に置きかえて行くことは、あたりまえのことで、営業技術の上から当然やらなけ……

第8回国会 運輸委員会 第9号(1950/07/31、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 私は日本共産党を代表いたしまして、ただいま議題となつておりますところの鉄道建設並びに電化促進に関する決議案に対しまして条件を付しまして賛成の意を表するものでございます。  本決議案の趣旨によりますと、国土開発計画の一環として、鉄道の新設並びに電化の促進を主張しておるのでありますが、過去一年有半におきまするところの吉田内閣の政治の実績を見ますと、表看板とその内容が正反対であるとか、内容が質的にまつたく別ものであるというような種類のものがかなり多いのであります。前者の適例は、税制改革のごとく、国民の税負担は昭和二十四年度を峠として、著しく軽減されると宣伝しておつたのでありますが、……

第8回国会 運輸委員会 第11号(1950/09/20、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 この際海上保安庁の責任者にお伺いしておきたいのでありますが、実はわれわれ一行が北海道に現地調査に行つたのです。その際漁民の口から直接聞いた話でありますけれども、特にオホーツク海沿岸の漁民は、マツカーサー・ラインを越えないと商売にならぬ。たとえばかにでも、マツカーサー・ライン以内と以外を比較すると、大体外へ出ると五倍から六倍の漁獲があるという。特に色丹、歯舞方面のあの近辺におけるかにというものを考えると、どうしても出ないと漁民が成立たぬ。そういうわけで危險を冒して出ることが建前だ、こう言うておるのです。特に根室におけるかにのカン詰工場なんかは、マッカーサー・ライン以内のかにの漁……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 運輸委員会 第4号(1950/12/06、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 ただいままで運輸大臣の抱負をるる聞いたのでありますが、日本の鉄道の新線計画は御存じの通り、鉄道敷設法の別表にきめられている。地方ではこれは一つの特権として考えておりまして、しかもずいぶん長い間戰争中、この新線計画は全然とまつておつたので、地方へ参りますと、新線計画の熱望か非常に旺盛なものであります。われわれ運輸委員会がこの地方をまわりますと、まつたく天皇の地方旅行のような大歓迎をやり、われわれにどうしてもこれはつけてくれと言うのであります。このように地方ではどんなこと、どんな手を講じても、ここ優先的にやつてもらうという運動が非常に強いのです。そういうわけでありますから、新線計……

第9回国会 人事委員会 第10号(1950/12/09、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 国家公務員の給与の改訂が先般行われましたにもかかわらず、その生活は非常に困窮しております。一般の民間の企業に対しまして、三割以上の給与の差があるのであります。この公務員が自分の職責を十分果し得るように、給与をどうしても九千七百円ベースまでに改訂してほしい、それから一年間の赤字の累積を埋めるために、どうしても九千七百円ベースの三箇月分くらいの年末手当をいただきたいというのが、今の請願に出ておりますところの要旨でございます。その一つの代表例といたしまして、請願の第四二七号について御紹介申しますと、この請願の要旨は物価の値上りにもかかわらず、公務員の給与は依然として六千三百七円ベー……

第9回国会 労働委員会 第3号(1950/12/08、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 先般当国会におきまして、四十九億五千万円余の裁定がきまつたのでありますが、これについての処置は、あの裁定の趣旨に従つて、国鉄公社と労働組合の間で団体交渉によつてきめるということになつておりますが、この団体交渉がどういう形に今動いておるか。それについて御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 共産党がお伺いしますと、そのお答えはいつもきわめて簡単で、非常に不親切です。これは当委員会だけじやありません。ほかの委員会でもこういう点が見られるのでありますが、この点は十分に注意して回答を願いたいと思うのです。そこで私がお伺いしたいのは、この国鉄公社側がどういう給与の配分をしようとして……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 運輸委員会 第3号(1951/02/09、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 第一表にあります新車の建造勘定は、どこに入つておりますか。
【次の発言】 二十五年度の下半期におきまして、国鉄は非常な大きな危機に見舞われたじやないかと思います。それはとりわけ貨車の不足で、われわれの聞くところによりますと、秋葉原の駅を基準にして考えましても、必要の貨車の四〇%に満たなかつたということを聞いております。そのために国内の産業に重大な影響を、もうすでに與えてしまつたじやないかと思いますが、二十六年度はそういうことがないかどうか、その点をひとつ御説明願いたいと考えます。
【次の発言】 今石井部長の御答弁によりますと、一日だけ見ますとなるほど二倍、三倍の滞貨になつたか……

第10回国会 運輸委員会 第6号(1951/02/19、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 今まで港湾で船舶が火災を起した場合、どういう処置をとつておつたか、お話願いたい。
【次の発言】 われわれの知つておるところによりますと、最近日本でも各港湾で船舶の火災の事故が相当ふえております。その原因をよく調べてみますと、船舶の設備の不十分であるとか、危險物の塔載の率が非常に多くなつたということです。そこでこの港則法の一部改正によりまして火災を防止するために警笛を鳴らして、これによつて火災を防止する、こういうふうに言つておられるけれども、火災を予防するために警笛だけで十分なのかどうか。もつとも一番の問題は、この原因がどこにあるのかということに触れなければ、船舶の火災の問題は……

第10回国会 運輸委員会 第11号(1951/03/22、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 大臣は時間がないようでありますので、簡單に二、三の点だけお伺いいたします。船員にとりましては外航従事令というのは、非常に重要な死活問題でありますので、この外航従事令がどこの権限によつて出されるのか。もつとはつきり言いますと、日本の政府の権限で出すのか、それともほかの権限によつてこれが発行されるのか、その点を明らかにしてもらいたいと考えます。
【次の発言】 今の岡田海運局長のお話、去年十一月十日に運輸省の吉田労政課長の言つておるのとは、非常に矛盾するのであります。労政課長はこの席で言つたのではないが、海運局を訪問していろいろお尋ねしたときに、この従事令については日本政府の権限外……

第10回国会 運輸委員会 第12号(1951/03/23、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 この低性能船舶買入法が設定された当時の海運の状況は、余剰船舶が非常に多い。しかも非常に低性能であるという。これが日本海運のがんになつておつたと言つておるのでありますが、その後状況が大分変化したと思いますけれども、どういうわけでこういうような再び朝令暮改的な、そういう法律案を提案しなければならぬことになつたのか、その理由をもう少し詳しく御説明していただきたいと思います。
【次の発言】 もう少し具体的に御説明をお願いしたいのですが、対米航路あるいは対ヨーロツパ航路あるいは近海航路、こういうふうにわけますと、どれくらいの船腹が今必要であり、どういうふうな不足を来しておるのか。できま……

第10回国会 運輸委員会 第13号(1951/03/24、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 昨日の帝都高速度交通営団法に関する質問に引続いてお伺いをいたします。今年度は新線計画にわずか三億しかかけておらないのに、この帝都高速度だけに資金運用部資金を多額に使うことになるのでありますが、これは国家の大きな観点から見たときに、非常にアンバランスな感じがするのです。なぜこんなに急がなければならぬのか、なぜ今ただちにこれだけの金を使つてやらなければならぬのかということについて、昨日も御説明が非常に不十分であつたと思いますから、その点提案者から御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 資金運用部資金というようなものは、大きな観点から言えば、これは国民の福祉のために使わなければ……

第10回国会 運輸委員会 第14号(1951/03/26、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 配付されました船舶職員法案の別表第一に航行の区域、船舶のトン数、船舶職員並びにその資格がずつと書いてありますが、その下に定員が書いてありませんが、この定員はどういうことになつておりますか。ほかに何か印刷物がございますか。
【次の発言】 そういたしますと現行法と、この船舶職員法案に考えられております定員との間に、どういう食い違いがありますか。各部門について具体的に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 この船舶職員法によりますと、現行六百トン以上三千トン未満の通信士は二名、それから三千トン以上は三名ということになつておりましたが、今度の改正法によりますと、旅客、非旅客を区別い……

第10回国会 運輸委員会 第19号(1951/03/31、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 私は日本共産党を代表いたしまして、この法案に対して根本的に反対するものであります。共産党は東京都に地下鉄ができて便利になるということについては、決して反対をいたしません。双手をあげて賛成する。ところがこの法案に盛られておる内容に対しては、根本的に反対しなければならぬ理由があるのであります。以下これを具体的に分析してみましよう。  もともと帝都高速度交通営団の資本命の過半額は、国鉄の出資であつたのであります。今度の改正法によりますと、国鉄関係の出資以外の資本は、逐次排除するという規定になつておるし、特にこの管理委員会の性格から見ましても、本法律案はまつたく帝都高速度交通営団の国……

第10回国会 運輸委員会 第29号(1951/05/23、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 われわれが運輸委員会から地方に派遣されましていろいろ調査しますと、新線建設に対する地方民の要望は、非常に熾烈なものがあるわけです。従いまして新線建設に対しては、その手段を選ばずに、自分の方を最優先的にやつてくれろという運動がはげしくなつて来ることは、想像できると思うのです。そういう事態になりますので、この新線建設委員会が二十七名という大体満足すべき人数ではありますが、これがいろいろ特別な関係ができまして、非常な不正腐敗、伏魔殿のような状態になる、悪くすればこういう危険があると考えられるのですが、そういう点に対してどういう方法をもつて、そういう不正腐敗が起らないように予防するか……

第10回国会 予算委員会 第22号(1951/02/26、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 私は日本共産党を代表いたしまして、ただいま上程されました三予算案に対して、反対の意見を述べるものであります。以下系統的に本予算の本質を明らかにして行きたいと考えます。  まず第一に、この予算は日本人の予算ではないということです。まずこの予算の編成にあたつて、池田大蔵大臣はアメリカ人ドツジ氏の意見に盲従して重大な改編を行つたことは、天下周知の事実であります。池田蔵相は、この予算は今まで最も満足すべきものだとうそぶいておつたのでありますが、ドツジ氏と折衝が終つたあとは、目の前の氷山がぐらぐらとくずれたようだ、ドツジ氏はもつとものわかりがよいと思つたのに、もうだれが大蔵大臣になつて……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 運輸委員会 第1号(1951/08/18、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 関連して一つお伺いしたいのですが、今までに青函連絡船の航路で機雷がどれくらい発見されたのか、その点がわかつておつたらお知らせを願いたいと思います。
【次の発言】 過去においてはどうですか。
【次の発言】 政務次官と監督局長が来ておられますので、この際国電の事故に問題についてお伺いしたいと思うのです。さきに桜木町で実に大きな事故を起して、そのために百数十名以上の犠牲者が出たのでありますが、これを電気技術的に見るとまつたく同じ状態―条件は多少違うかもしれないけれども、同じ状態で神戸事件が起つております。また最近の新聞の報ずるところによると名鉄で起つております。これを見ますと、桜木……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 運輸委員会 第4号(1951/10/22、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 この際山崎運輸大臣に主として政治的な問題についてお伺いをしたいと思う。こまかいことは別の当局にお伺いします。  今回の国鉄運賃の値上げの理由として、当局の説明を聞きますと、二十六年度の国鉄予算は昨年の八月に立てたものである、そのために朝鮮動乱の影響を考慮しておらなかつたから、こういう値上げをしなければならぬはめになつたのだ、こういうような説明であります。ところがこの一年有半をずつと見てみますると、日本政府は国連協力と称しまして、朝鮮事変にみずから好んでその一端をかつぎ、まずその結果として重要資材の欠乏、その暴騰を招来して、そのために特に平和産業、中小企業が破滅的な大打撃を受け……

第12回国会 運輸委員会 第5号(1951/10/23、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 関連して伺いますが、先ほど原委員から国鉄の人員整理についてお尋ねがありましたときに、大体その整理の方針は、管理部門が二五%、それから現業が五%という方針でやつて行くのだというお話を承つたのでありますけれども、私詳細に全国的に調査したわけではありませんが、ちようど逆のような感じがするわけであります。何も管理部門をよけい切らなければけしからぬのだというわけではありませんけれども、その実情は逆のような感じがするわけです。人間でいえば贅肉ばかり多くあつて、からだを運ぶ足の筋肉、仕事をする手の筋肉、それがどんどん細くなつて行くような気がするのです。たとえば一例でありますけれども、青函連……

第12回国会 運輸委員会 第7号(1951/10/25、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 関連してお伺いしておきたいのですが、今の長崎総裁の言によりますると、二万二千三百二十二人の人員整理を、九月現在の人員から行う、しかし一万三千の者が長欠者であり、これを含んでおるから、実際の首切りの人員はもつと少くなり、大体九千人くらいになるというお話のように承つたのです。この九千人という人員整理は、やはり血が出る首を切るわけなんですが、この人員整理でこういうような減員をやつても、国鉄はやつて行けるのかどうか。自分はあちらこちらを見まして、この減員が国鉄を半身不随にするのではないかという危惧を持つのですが、その点についてはどうですか。

第12回国会 運輸委員会 第8号(1951/10/26、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 この十月に国電のダイヤの改正をやつたそうでありますが、これによると乘務員の勤務時間が、戰争中の東條時代と同じようになつたということを聞くのですが、その状態は改正前とはどのように変化したのか、御説明を願いたい。
【次の発言】 われわれの調査によりますと、乘務員の乘務時間が大体二割余り増加することになつておると思うのです。乘務員の体力その他から考えまして、これは無理ではないかと思いますので、その点十分御調査の上、次会に御回答願いたいと思います。  次にこれも労働強化の最もひどい例と思いますが、それは大崎の国鉄被服の工場です。これは試験的でしようが、朝に女工さんの血をとりまして血沈……

第12回国会 運輸委員会 第10号(1951/11/15、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 この法律案の提案理由の説明、並びに石野委員その他の委員の御質問によつて、大体了承したのでありますけれども、二、三御質問を申し上げたいと思います。第五項に「職員が公務上負傷し、又は疾病にかかり」云々とありますが、この公務上の負傷というものは、きわめて明らかに判定ができるのでありますけれども、疾病ということになりますと、非常にその判定がむずかしいことになると思います。もちろんこれは專門医の意見を聞くことになるのでありましようが、その判定はだれがすることになるのですか。
【次の発言】 長い間の経験でそういうことがわかつておるようにおつしやいましたが、それについて具体的な基準がおあり……

第12回国会 運輸委員会 第12号(1951/11/19、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 岡田委員並びにただいま門司委員からの質問によりまして、大体われわれの知りたいことが明らかになつたのでありますが、二、三まだ疑問の点がありますので、その点をお伺いしたいと思います。第五次船第六次船、第七次船と、いつも金融の問題が俎上に上つて参ります。またその建造トン数も、日本の造船能力に比べてはるかに低い。こういう状態で、買船あるいは用船ということが片一方においては相当手広く行われておる。海運政策上の諸問題もあるでしようが、一体どちらが日本の将来のために得になるのか、そういう点について十分考慮して政策を決定しておられるかどうか、その点をお伺いしたいのであります。

第12回国会 外務委員会 第9号(1951/11/16、24期、日本共産党)

○江崎一治君 このケム修正條項並びにバトル法が十一月から施行される。それと国内法との関係はないというようなお話であつたのですが、われわれの聞くところによりますと、総司令部から日本政府に対して、これに関する覚書が来ておるのだということを聞いておりますが、そういうことはありませんか。
【次の発言】 一九四八年のアメリカの対外復興援助に関連してのケム・アクトというのは、参加国に対する制限條項であつたと思うのです。その参加国の條件に対して日本は該当しないと思う。従つてケム・アクトその他を日本に適用するということについて法的な疑義があると思うのですが、その点はどうですか。


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 運輸委員会 第3号(1952/02/04、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 これに関連して……。次回の委員会に備えるために、大体どういう点に焦点があるかということについて、やはり一応の質疑をやつておくことがいいかと思います。
【次の発言】 この際資料の要求をしたいのであります。港湾修築費三十八億余の実行予算を明示していただきたい。その次は海上警備救難費の六十七億余の予算でありますが、これについても実行予算をお示し願いたいと思います。資料は次の委員会でけつこうです。

第13回国会 運輸委員会 第5号(1952/02/07、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 こまかい点はあとにいたしまして、この際大臣に重点的に御質問申し上げたいと思います。平和、安保両條約の発効後、われわれの住む日本が一体どうなるのかということについては、国民が重大な関心を持つております。特に再軍備論が大ぴらで叫ばれる今日になりますと、これと不可分の関係にある行政協定の実体をなす駐屯軍に対する便宜供与が、どの程度になされるかという問題は、これは非常に重大な問題だといわなければなりません。これは日本の労働者、農民を初め、日本の産業資本家までが関心を持つておる重大関心事であります。たとえば港湾につきましては、あの横浜をごらんになつてもわかりますように、ほとんど重要なと……

第13回国会 運輸委員会 第6号(1952/02/09、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 関連して……。浮遊機雷の問題はいつも問題になるのでありますが、今まであの青函連絡船関係で、この浮遊機雷がどれくらい発見されておりますか。
【次の発言】 その機雷はどういうふうに処理なさいましたか。
【次の発言】 その機雷はソビエト製ですか、それともアメリカ製ですか。

第13回国会 運輸委員会 第7号(1952/02/11、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 きようは主として海上保安庁の問題についてお伺いしたいと思います。  まず第一に、海上保安庁の巡視艇の現有勢力について、この前は二十七年の四月までに百六十四隻ばかり準備するのだという御回答があつたのですが、これについてもつと詳しく、たとえば千トン以上幾ら、七百五十トン以上幾ら、五百トン以上幾ら、あるいは二百トン以上幾らというように御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 これだけいるんだというお話を承りましたが、船の大きさその他についてもう少し具体的に話してもらわぬと、次の建造計画の問題についていいか悪いか判定がつかぬのです。もう一回御回答願います。

第13回国会 運輸委員会 第9号(1952/02/22、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く運輸省関係諸命令の措置に関する法律案の提案理由の説明の中で、航海制限等に関する件についての提案説明のときに、あまり十分な説明がなされなかつたように思うのです。これがなぜこういうように改正いたさなければならないかということについて、いま少し詳しく説明を承りたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御説明によりますと、運輸大臣の権限について相当制限をしたのだから、その点がポツダム政令の廃止の線に沿つておるのだというような御説明であつたのですが、実質はこれと大分違うのじやないかと思うのです。日本の船舶に対して、国際間の微妙な状態を考……

第13回国会 運輸委員会 第10号(1952/02/25、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 前々回のこの委員会で、海上保安庁の問題について村上運輸大臣に詳細にお伺いしたのだけれども、かんじんのところへ来ると、私はほんとうのところわからぬのだというようなお答えでありました。そこで大橋国務相は治安関係の責任を持つておられる大臣でありますから、この点についてずつと研究しておられるので、この際詳しくお伺いしたいと思うのです。  現在海上保安庁は明らかに運輸省の所管であります。従つてこの問題については運輸大臣がすべて知つておらなければならぬのです。ところが実際問題になりますと、ここから向うはよくわからぬのだとお答えになる。ですからこの問題についてあえて大橋国務相にお伺いするわ……

第13回国会 運輸委員会 第11号(1952/03/06、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 ただいま關谷委員並びに尾崎委員から運輸省所管の海上保安庁の問題について質問があつたのですが、私は違つた角度からもう一つつつ込んで御質問したいと思います。  日本の国防計画といいますか、保安機構といいますか、こういう機構についてはアメリカの国防計画にならつて保安庁という機構をつくつて、その下に警察予備隊並びに海上保安庁を統合して一本の機構にするという案が閣議に上程され、これについて海上保安庁法の一部の改正案と、警察予備隊令の改正案が閣議でずいぶんもまれているそうであります。そこで新聞の伝えるところによりますと、ずいぶんこの案について異議があるということを報じている。結局今懸案に……

第13回国会 運輸委員会 第14号(1952/03/25、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 ただいま岡田委員の質問におきまして、大体利息に相当する金額が五千九百万円余ということを言つておられるのであります。これは四億五千万円からの元金に対して、大体二年十箇月近くの利息に相当する金額にしてはあまりに少いと思いますが、その点はどういう運用をしておつたのですか、具体的に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 船舶運営会の船員の退職手当に関する交付金を船舶所有者に交付する法律案が本委員会に上程されました昔、われわれ共産党初め野党は全部これに反対して、ただちにこれらは船員に交付すべき性質のものであるということを特に強く主張したのでありますが、これは與党諸君の意見によつて通過……

第13回国会 運輸委員会 第15号(1952/03/27、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 海外からの日本国民の集団引揚げをやろうというのでありますが、この集団引揚げのために船を準備しなければならないほど、現在どこにどれくらい未帰還邦人が残つているのか、その点を具体的にお示し願いたいと思います。
【次の発言】 政府の予定という数字を知らしていただいたのですが、この政府の発表された数字が、どこにどれだけおるのか。生存者がこれだけおるのだということについて、具体的にお示し願いたいと思います。特にソビエトや中共に過大な未引揚げ邦人がおるというふうに宣伝されております。この際具体的に国民がきわめてよくわかるように説明を願いませんと、この法案を審議するわけに行きません。もつと……

第13回国会 運輸委員会 第18号(1952/04/15、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 先ほどから村上運輸大臣は、今回のもく星号の遭難に関しまして、今後は安全第一主義をとつて進むということを言明されたのでありまして、講和発効後はスキャップインが自然消滅する。従いまして航空法を国会に提出して、日本国政府が日本の民間航空に関する運営について、全面的な監督権とその責任を持つようにしたいという御意見を承つたのでありますが、実際問題といたしましては、政府が調印いたしました行政協定の第六條に、この航空機の問題について規定があります。従いまして大臣のような御意見通りにはなかなか行かぬのじやないかと思われるのですが、その行政協定と大臣のお説の間の相互間の問題について、大臣の御所……

第13回国会 運輸委員会 第19号(1952/04/16、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 少しばかりお伺いをしたいと思いますが、この法案要綱の第四番目に「政令で定める技術上の基準によつて観測しなければならない」とありますが、この「政令で定める技術士の基準」というのは何をさしているのですか。
【次の発言】 同じく法案要綱の第二十番目に、「運輸大臣は、観測を行うため、他人の土地、水面等の立入若しくは植物等の伐除ができること。」こういうことがありますが、これに対しては強制的な意味を持つておると思いますが、これに対する補償の問題について何かお考えがありますか。
【次の発言】 六十一條の第二項の有効期間を短縮するということですが、この基準についていろいろ問題があると思うので……

第13回国会 運輸委員会 第20号(1952/04/17、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 簡單にお伺いしたいと思うのですが、今東京の町を歩いてみると、ずいぶん自動車がふえています。戰前よりもはるかにふえていると思うのですが、現在全国にどのくらい自動車がありますか、トラック並びに乘用車についてデータをお示し願いたいと思います。
【次の発言】 この中にはアメリカ軍関係の自動車が入つておりますかどうか、外人関係のものが入つておるかどうか、その点をお聞きしてみたいと思います。
【次の発言】 そういうものはどれくらいになつておりますか。大体わかつておりますか。
【次の発言】 そうしますと本法案はいわゆる三万台に適用するのですか、しないのですか。

第13回国会 運輸委員会 第21号(1952/04/19、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 海上弊備隊の人員については、六千人増員するように予算措置もできているようでありますが、そのうち三千名をまず採用するというお話であつたのでありますが、これに対する船の準備はどうなつておりますか。
【次の発言】 実際に乗船するまでには時間を必要とするということはわかりますけれども、その船の状態がどうなつているか、日本で建造するのか、外国船を譲り受けるのか、その点はどうなつておりますか。
【次の発言】 今の御説明を具体的に明らかにしていただきたいと思うのです。これは村上運輸大臣が今年の一月運輸委員会で言明しておられたのですが、横須賀にあるアメリカの艦艇を若干もらうのだ、しかし当時は……

第13回国会 運輸委員会 第22号(1952/04/21、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 本法案の適用は主として機帆船がその目標になつておるのですが、現在日本におけるところの機帆船の営業者は、大体資本金はどれくらいの程度なのですか。その内訳はどういうふうになつておるか、その点わかつておりましたら詳しく御報告を願いたいと思います。
【次の発言】 この機帆船が国内航路の大体七五%くらいを占めておるということになりますと、この機帆船の海運賃というものは非常に重要なものだと思います。これはある程度保護をして行かなければならぬでしようし、またべらぼうな運賃を独占的にきめ、そうして業者を困らすということになつても、ゆゆしい問題が起ると思うのです。そこで私が先ほどお伺いしたのは……

第13回国会 運輸委員会 第23号(1952/04/22、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 議事進行について発言したいと思います。当委員会では往往にして相当重要な法案であるにもかかわらず、法案の提案理由の説明をして、十分な審議をしないで即日これを採決してしまうという悪弊があると思うのです。これは法案の粗製濫造ばかりではなく、政治にも非常に大きな禍根を残すことになると思いますので、爾後そういうことがないように十分御留意を願いたいと考えます。
【次の発言】 木船法を先にやつたらどうです。
【次の発言】 前会の道路運送車両法の一部を改正する法律案の質疑の際に、現在日本における普通自動車の数が二十万二千八百六十九台ということの報告を受けたのです。その中に三万台を含むという御……

第13回国会 運輸委員会 第24号(1952/04/23、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 まず基本的な問題からお伺いしたいと思います。船舶の入港料というのがありますが、これは接岸する場合とそれから防波堤の中に入る場合、また港外に碇泊する場合と、料金が違うと思いますが、現在日本で実施しております料金はどういうことになつておりますか。
【次の発言】 その入港料は国庫收入なんですか、地方自治体の收入なんですか。
【次の発言】 今の入港料が全国ではどれくらいの料金になるかということについては、後ほど資料を出していただきたいと思います。それからアメリカとか西欧諸国なんかの各港へ船が入ります場合に、やはり入港料というのはありますか。

第13回国会 運輸委員会 第25号(1952/04/24、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 昨日の委員会ではかんじんのところに行くとわからぬということになつている。そこできようは責任ある大臣の御出席を御配慮願うことになつておりましたが、どうなつておりますか。
【次の発言】 昨日資料の要求をしておいたんですが、最近数年間における自動車事故の数と、それからまた警察、国警などへ資料を收集してもらうことになつておりましたが、外国人関係の自動車事故がどれくらいあるかということについて御報告を願いたいと思います。
【次の発言】 正確の数字はわからぬとおつしやつたのですが、概数はわかつておりますか。警察に問い合わせれば必ずわからなければならないことになつておりますがどうですか。

第13回国会 運輸委員会 第26号(1952/05/07、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 ただいま大臣のもく星号の遭難に関する御答弁の中で、極東空軍がこの事件の原因を解決するためのキー・ポイントを握つておる、この資料がなければわからぬというような答弁があつたが、一体それはどういうことなのか、概略でもけつこうですが、御説明願いたい。
【次の発言】 その事項の十のうちの九つの残りのたつた一つ、それは一体どういうことなのですか。
【次の発言】 気象観測業務について二、三お伺いをいたしたいと思います。定点観測というものをやつておりますが、あれは去年の九月から、たしかドル拂いでアメリカからその代価を受取ることになつておつたと思うのですが、その間の事情をちよつと御説明願いたい……

第13回国会 運輸委員会 第27号(1952/05/09、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 共産党のこの法案に対する態度を最初に明確にしておきます。日本共産党はこの気象業務法案に対して反対をいたします。  この気象業務法案は、気象であるとか、地震、津波等の予報、警報を正確に発することができるよりうに、広い範囲の気象、地象及び水象の観測技術及びその組織を整備して、自然現象によるところの人類の災害を最小限度に食いとめようとする法律案であるとすれば、これは何人も反対することはできないと考えるのであります。しかしながらわれわれは名刀でも、これは使い手次第だということを考えるのです。この名刀が正しい人によつて使われると破邪の劍になるでしよう。しかしながら松澤病院で精神鑑定をし……

第13回国会 運輸委員会 第32号(1952/05/15、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 簡單にこの法案について御質問を申し上げます。今度の改正の重大なポイントといたしまして受益者にその分担金を課すことができるように改正せられたのでありますが、この受益者というのは、どういう範囲を言うのですか。
【次の発言】 そういたしますと、具体的にはどういうことなんでしようか。
【次の発言】 そういたしますと港湾の修復、浚渫、その他いろいろ事業があるでしようが、その国家予算と、それから著しく利益を受ける者が負担するという金額について、大体今後の港湾事業について何か目安を持つておられるのでしようか。どれくらいを受益者に負担させるという目安がありましたら、お聞かせ願いたいと思います……

第13回国会 運輸委員会 第33号(1952/05/16、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 大臣は時間がないそうでありますから、航空法に関する質問は次回に譲りまして、今日はただ一問だけ、目下非常に重大な問題でありますので、お尋ね申し上げたいと思うのです。  新聞で見ますと、政府はソビエトに対して、スエーデンを通じて外交問題について交渉を始めたということでありますが、そのうちにこの運輸関係の協定について何か問題を提起しておられますかどうか。たとえば海運協定といつたようなものについてかけ合いをしておられるかどうか、その点についてお尋ねしたいと思います。

第13回国会 運輸委員会 第35号(1952/05/20、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 日本の漁業者にとつては、東支那海の漁撈の問題と北洋漁業は非常に重大だと思うのです。そこで今領海の問題がありましたが、国際法においては三海里というように御説明がありましたけれども、ソビエト側の主張はたしかもつと広いように記憶しておるのであります。そういう点について海上保安庁は知つておられるでしようか。
【次の発言】 まだ日本とソビエトとは正式に交渉する機関もないのだから、そういつた領海の主張その他については最近知らぬけれども、大体十二海里くらいの主張らしいというふうにお話があつたようですが、その十二海里以内に入つて操業して、トラブルを起すことについてはなるべく避けたいという御方……

第13回国会 運輸委員会 第37号(1952/05/27、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 材料の船価に及ぼす影響について説明があつたのですが、日本の貿易態勢に非常に大きな関係があると思います。アメリカから高い石炭と鉄鉱石を輸入しているというようなことでは、日本の鉄鋼界はいつまでたつても国際水準に達しないと思う。国際水準に達するためには、どうしてももつと安い材料を中共あるいはソビエトから買う必要があると思う。これについて政府はもつと真剣に考えるべきだと思うのですが、こういう点についてどう考えておられますか。
【次の発言】 この問題は大臣がお見えになつたときに、国の政策としてお伺いすることにしましよう。  ではこの法案につきまして、大体石野君が要を盡されたと思いますが……

第13回国会 運輸委員会 第38号(1952/05/30、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 前会の委員会で坪内委員から説明がありました事項について、御質問申し上げたいと思います。わが国の造船業界の外国資本の導入につきましては、三〇%くらいのところをもつて限度としたい、こういうようなお話があつたのですが、どういう根拠によつているのですか、数字的な根拠をひとつ御説明願いたい。
【次の発言】 自由党がずつと占領下のときから今日に至るまで、外資導入ということについてはそういう制限なしに、むしろわれわれは野放しでそういうことをしてよいのかといつた感じを受けるような政策をとつておられたが、それをここで三〇%を限度として外資を押えるという御意見は、大分自由党内で方針がかわつたのか……

第13回国会 運輸委員会 第41号(1952/06/07、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 二、三お伺いしたいと思います。この雑島航路整備法の対象となる島は、北は北海道から南は九州に至るまでどれくらいあるのか、その点をお伺いしてみたいと思います。
【次の発言】 どの程度から離島ということになるのか。たとえば北海道の利尻、乱文とか、近くでは大島、もつと接近すれば淡路島、こういうのが離島になるのかどうか。その限界はどうなんですか。
【次の発言】 そうしますと、離島航路の事業者は、大体国内航路を運営しておる会社といたしましても、小規模に属するものだと思うのです。従いましてその事業体全体が非常に弱い。ただいま融資の問題その他が論議されておつたようでありますが、しかしその事業……

第13回国会 運輸委員会 第42号(1952/06/10、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 道路交通事業者が、その企業体全部を担保にして金を借りなければならないというような状態に、現在立ち至つておるのかどうか。その点陸運関係の方の御説明をいただきたい。
【次の発言】 道路交通事業の全体を大局的に見ますと、もうからぬ企業ということにたるのですか。
【次の発言】 そうしますと、この法案自体の直接の意図がどうあろうとも、企業としては運輸大臣の監督下にあつて、利潤が制限されておる。従つて道路交通事業をやつておる人たちは、行く行く全部これを抵当権にとられてしまつて、結局これが金融独占資本の支配下に全部入つてしまうというような形になりはせぬかと思うのですが、その点はどうでしよう……

第13回国会 運輸委員会 第46号(1952/06/18、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 私はただいま上程されておりますところの航空法案並びにその修正案に対しまして、日本共産党を代表いたしまして反対をする次第であります。  この航空法案はいわく因縁つきの法案でありました。これは通産委員会所管の航空機製造法と密接な関連において、運輸、通産両省が航空機検査についての権限の争奪にうき身をやつしておることまさに数十日の長きにわたりまして、その間、長い間たなざらしになつていた法案であります。この両省のなわ張り争いは、要するに航空関係業者の利潤の争奪戦がその本質でありまして、彼らの目標は、日本の民間航空にあらずして、アメリカの占領軍の発注する軍用航空機材であることは、今や明瞭……

第13回国会 運輸委員会 第47号(1952/06/19、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 同僚委員から大体この事故の問題について質問され、意を尽したように思いますが、二、三の点について長崎総裁にお伺いしたいと思います。  ちようどこの日暮里事件の起ります一年二箇月前の同じ日に、桜木町事件が起つておるのであります。そのとき、平素はこの委員会においても非常に傲慢な態度を示しておられた加賀山総裁が、ここへ来て涙を流して国民に陳謝された。そうしてこの桜木町事件の全責任を一身に帯びて辞職せられたのであります。今後こういうような事故は絶対に国鉄では起さぬという覚悟をきめ、その手配をして、総裁のバトンをあなた長崎さんに渡して去られたのであります。ところがここで流された涙はそら涙……


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第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 電気通信委員会公聴会 第1号(1950/02/07、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 それでは古垣さんにお尋ねしますが、この法案によりますと、現在の社団法人である日本放送協会が、実質的にそのまま新しい日本放送協会に移つて行く。こういう形でありますので、特にお伺いしたいと思うのです。この放送法案の第一條第二号によりますと、「放送の不偏不当、真実及び自律を保障することによつて、放送による表現の自由を確保すること。」こういうことがありますが、今までの放送協会ではこの法の精神に一致しておつたか、あるいは多少ずれておるか、その点についてお伺いしたい。
【次の発言】 もう少し詳しくお話を願えないでしようか。
【次の発言】 それではお伺いいたしますけれども、これは日本評論の……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 地方行政委員会人事委員会文部委員会労働委員会連合審査会 第2号(1950/12/03、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 ただいま政務次官から本法案についての御説明があり、また加藤君の関連質問についての説明もあつたのですが、それでもなおかつ地方公務員がこの人事委員会、あるいは公平委員会の活動によつて、利益が保障せられるということについては、われわれ納得ができない。この法案を見ますと、表面はもつともらしい形をしているのだけれども、その実は、実質的にはこれは地方公務員の労働者の弾圧法になる危険が十分にある。この点についてそういうことにならないという保障が與えられるごとについて、あなたは自信かあるかどうか。その点についてお話を願いたいと思います。


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1951/02/20、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 ただいま承りますというと、日本政府は新たに今年度四箇所の在外事務所をつくられるそうでありますが、この四箇所をどういう地域につくられるのか、また今までの十六箇所も設置されたのは、どういう地点に設置されたのか、この点をお聞かせ願いたいと思います。
【次の発言】 お伺いしますと、いわゆる社会主義陣営は一箇所もないようです。米国を中心としたいわゆる資本主義陣営のみに在外事務所を設置されるようでありますが、これは一体どういうわけでしようか。引揚げなどの問題については、特にソヴイエトに在外事務所を置く必要があるのではないかと、われわれは考えるのですが、いかがですか。

第10回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1951/02/21、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 社会保障制度審議会では、その答申案として昨年の十月に八百億円の案を出したようでありますが、閣僚懇談会での審議答申案はその後どうなつておりますか、御報告を願いたいと思います。
【次の発言】 二十六年度の予算には、この答申案の精神はどういう形で盛られておるか、あるいは盛られておらないか、その点を御回答願いたいと思います。
【次の発言】 結核対策が日本では非常に重要だと思うのですが、結核予防法によりますと強制入院が規定されておるようですが、その八十二億の結核対策費と、この法律の強制入院が見合うかどうか、はなはだ疑問だと思いますが、どうでしよう。大体われわれの調査では、一年間に結核死……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 内閣委員会地方行政委員会農林委員会人事委員会運輸委員会労働委員会経済安定委員会連合審査会 第1号(1951/11/09、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 まず一般的な問題について橋本長官にお伺いしたいのであります。十二万名からの首切りということは、非常に大きな人道上の問題でもあると思うのです。この問題に対しては、先ほどからるると御説明がありましたけれども、あれでは納得できない。この十二万名の首切りに対してあとどうするか、政局の担当者である吉田内閣はどういう手を打つかということをもう少し具体的に説明をしてもらいたいと思うのです。
【次の発言】 この前の定員法による首切りのときにも、たしか当時の増田官房長官だつたと思いますが、本会議の席上で、決して心配はない。日本の経済をどんどん拡張し、この剰余人員を全部吸収する。こういうように自……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 通商産業委員会運輸委員会連合審査会 第6号(1952/06/02、24期、日本共産党)

○江崎(一)委員 簡単にお伺いしたいと思いますが、この航空関係二法案につきましては、再三再四にわたつて連合審査が行われたのでありますけれども、結論らしいものはいまだ出て来ないのであります。社会主義社会であればこういう二重行政の法律がありましても、多々益々弁ずで発展的ないい結果を生むでありましようけれども、資本主義社会では、必ず利害が錯綜する関係から、こういう二重行政をやりますと、将来なわ張り争いといいますか、そういうことからてんやわんやの騒ぎが起るにきまつていると思います。私は技術者として過去の経験からこういうことをはつきり確信を持つて言い得るだろうと思うのです。資本主義社会を謳歌せられる吉田……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

江崎一治[衆]在籍期 : |24期|
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