吉武恵市 衆議院議員
24期国会発言一覧

吉武恵市[衆]在籍期 : |24期|-25期-26期
吉武恵市[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは吉武恵市衆議院議員の24期(1949/01/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は24期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(衆議院24期)

吉武恵市[衆]本会議発言(全期間)
|24期|-25期-26期
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 衆議院本会議 第24号(1949/04/30、24期、民主自由党)

○吉武惠市君 今日日本において最も緊要なることは経済の再建でございます。しかして、経済の再建は勤労者の生産力にまたなければならないことは言をまちません。終戰以來四年を経過いたしまして、破局に瀕しました日本の経済がようやく立ち直ろうといたしておりますその陰に幾多勤労者のご努力のあつたことを衷心より感謝するものでございます。しかしながら、これら幾多のまじめなる勤労者の中に巧みに入り、これを煽動し、おのれの政治的野望をたくましゆうしようとして、いたずらなる無謀の爭議を引起しましたために、いかに日本経済の再建が妨げられたかということは、万人の認むるところであろうかと思います。(拍手)さればこそ、八千万……


■ページ上部へ

第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 衆議院本会議 第5号(1949/12/17、24期、民主自由党)

○吉武惠市君 ただいま上程になりました公共企業体仲裁委員会の裁定に基く国鉄従業員に対する給與並びに一般公務員に対する給與支給に関する決議案の趣旨弁明をいたしたいと思います。  まず決議案を朗読いたします。   公共企業体仲裁委員会の裁定に基く国鉄従業員に対する給與並びに一般公務員の給與支給に関する決議案   政府は、国鉄従業員の生活の実情にかんがみ、公共企業体仲裁委員会の裁定の趣旨を尊重し、速やかに必要な措置を講ずべきである。  なお、一般公務員についても右に準じ、適当な措置をあわせ講ずべきである。  右決議する。  去る十二月二日、国鉄公共企業体の仲裁委員会は、国鉄両当事者に対しまして、賃金……

第7回国会 衆議院本会議 第31号(1950/03/28、24期、自由党)

○吉武惠市君 ただいま労働委員長から御報告のありました專売裁定に関する件につきまして、私は自由党を代表して賛成をいたすものでございます。  御承知のように、專売裁定は、一月の七日、政府はその当時公社の予算上、資金上その支出が不可能でございましたので、法の命ずるままに、十日以内にこれを国会に提出して来たのであります。私どもは、労働委員会において、数回にわたつてこの問題を討議したのであります。当時といたしましては、流用すればできますが、予算を流用しない限りは、とうてい余裕を生じていなかつた。流用するということは、公社の建前上、とうてい許されなかつたのであります。  そこで私どもは、委員会において、……


■ページ上部へ

第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 衆議院本会議 第7号(1952/01/25、24期、自由党)【政府役職:厚生大臣・労働大臣】

○国務大臣(吉武惠市君) 苫米地さんの、戦争犠牲者に対する援護に関する質問にお答えを申し上げます。  第一点は、今までなぜ戰争犠牲者に対策を講じなかつたかという御質問でございましたが、これのできなかつたことは、私どもも真に遺憾に存じます。しかしながら、これのできない事情につきましては、苫米地さんも十分御了知のことと存じます。(拍手)  第二に、今回とりましたる予算措置は不満であるということでございまするが、私どもも決して十分だとは存じません、しがしながら、一時金として公債八百八十億、なお年金その他二百三十一億は、今日の日本の財政事情としてやむを得ないところでございます。将来国力の充実と相まつて……

第13回国会 衆議院本会議 第8号(1952/01/26、24期、自由党)【政府役職:厚生大臣・労働大臣】

○国務大臣(吉武惠市君) 松尾さんのお尋ねにお答えをいたします。  社会保障制度について熱意がないというお話でございますが、そうではございません。私どもは、社会保障制度につきましては、毎年相当額の予算を計上して充実をはかつて来ておるのであります。今年におきましても、御指摘になりました健康保険につきましては、事務費全額国庫負担をいたしております。  なお未亡人対策についてのお尋ねがございましたが、母子寮、授産場その他の施設を漸次増設しているわけであります。社会保障制度の充実は、何と申しましても国力の充実と相またなければならないのでございまして、今後国力の充実とまつて漸次充実をはかつて行くつもりで……

第13回国会 衆議院本会議 第17号(1952/02/29、24期、自由党)【政府役職:厚生大臣・労働大臣】

○国務大臣(吉武惠市君) お答えをいたします。駐留関係に使用されまする労働者の労働条件は、本協定の十二条に規定されておりまするごとく、国内法規がいずれも適用されることになつておりますので、もちろんこれら遵守されるべきものと信じております。(拍手)

第13回国会 衆議院本会議 第25号(1952/03/27、24期、自由党)【政府役職:厚生大臣・労働大臣】

○国務大臣(吉武惠市君) お答えいたします。  最近における暴力行為につきましては、断じて許すべからざるものでございまして私どもは正常な労働組合運動は決して抑圧する考えはございませんが、限界を越えた行動に対しましては、法務総裁のお話のごとく、断固これを取締りたいと思います。  京都事件につきましては、総評の名のもとに決起大会が行われたのでありまするが、そのうちに、一部日雇い労務者の中の左翼分子の蠢動があつたようであります。  来るべきメーデーについてでありますが、今日メーデーの計画については、総同盟及び総評の幹部とも寄り寄り相談をいたしております。両方とも、幹部におきましては、御承知のごとく、……

第13回国会 衆議院本会議 第30号(1952/04/10、24期、自由党)【政府役職:厚生大臣・労働大臣】

○国務大臣(吉武惠市君) 森山さんと土井さんの質問に対してお答えをいたします。  今回の総評の政治的な偏向は健全なる労働組合運動と考えるかという御質問でございますが、私は、総評は健全なる労働組合として成長しつつあるものと考えております。しかしながら、今回の暴力主義的破壞活動防止法案に対し、ストをもつてこれに抗議するとむう態度につきましては、これは健全なる組合のとるべき態度ではないと存じております。(拍手)  次に、去る四月五日、私どもが労鬪と会見をいたしましたてんまつについての御質問でございますが、今回の暴力主義的破壊活動防止法案は、御承知のことく暴力を防止しようという法律でございまして、しか……

第13回国会 衆議院本会議 第32号(1952/04/17、24期、自由党)【政府役職:厚生大臣・労働大臣】

○国務大臣(吉武惠市君) 大西君の質問にお答えをいたします。  私が労働組合と公約した事項をなぜ履行しないかというお話でありますが、私は労働組合の代表者と公約をした覚えはございません。ただ政府は、さきに決定いたしましたこの暴力主義破壊防止法案につきまして、この法律ほ正常なる労働組合運動をごうも抑圧制限するものではないことは、しばしば言明したところであります。しかるに、組合におかれましては、その点になお心配の点があるやに聞きましたので、政府は再度閣議決定をいたしまして、先般発表いたしましたるごとく、三つについてさらに修正をして、その点を明らかにし、これを天下に声明したのであります。  すなわち、……

第13回国会 衆議院本会議 第38号(1952/05/06、24期、自由党)【政府役職:厚生大臣・労働大臣】

○国務大臣(吉武惠市君) 森山君の御質問にお答えいたします。まず第一に、皇居前広場を使用させなかつた点にあるという御質問でございましたが、御承知のごとく、皇居前広場は皇居の前庭でございまして、清楚な場所として、国民ひとしく散策する公園でございます。これは、いろいろな政治的あるいは宗教的な諸団体の行事を行うべき場所ではございません。従いまして、私は皇居前広場の使用を許可しなかつたのであります。今回の暴動は、先ほど法務総裁からもお話のごとく、共産主義的破壞分子の計画的な暴動でございまして、もしかりに皇居前広場を使用させたといたしましたならば、おそらく三十万の組織労働者がこの暴動の巻き添えを食つたこ……

第13回国会 衆議院本会議 第41号(1952/05/13、24期、自由党)【政府役職:厚生大臣・労働大臣】

○国務大臣(吉武惠市君) ただいま議題となりました労働関係調整法等の一部を改正する法律案、地方公営企業労働関係法案及び労働基準法の一部を改正する法律案につきまして、一括提案の理由を御説明申し上げます。  終戰以来、占領下において、わが国の労働法制は飛躍的な発展を遂げ、これがわが国の民主化並びに労働者の福祉向上に寄與し、ひいてわが国の国際的信用を高め、日本の経済の再建に貢献するところが至大でありましたことは、何人もひとしく認めるところでございまして、今日七年にわたる占領が終結し、自主独立のときを迎えたにつきましても、占領下につちかわれました労働法規の基本的原則は、あくまでこれを堅持すべきものであ……

第13回国会 衆議院本会議 第55号(1952/06/17、24期、自由党)【政府役職:厚生大臣・労働大臣】

○国務大臣(吉武惠市君) 平和條約が発効いたしまして、今日なお海外に残留を余儀なくされておりまする多数の同胞のおられますることは、まことにお気の毒にたえません。政府といたしましては、今日まであらゆる機会をとらえまして、その促進をはかつて来たのでございますが、平和條約発効とともに、国連等に対しまして格段の処置をとり得るようになりましたから、さらに有効なる手段を講じまして、一日も早くその促進をはかるつもりでございます。また留守家族援護につきましては、御決議の趣旨に沿いまして、今後一層の努力を拂うつもりでございます。(拍手)
【次の発言】 ただいま海外諸地域等における戰沒者の遺骨収容及び送還等に関す……

第13回国会 衆議院本会議 第56号(1952/06/18、24期、自由党)【政府役職:厚生大臣・労働大臣】

○国務大臣(吉武惠市君) ただいま国際労働條約批准促進に関する決議がなされたのでございますが、政府といたしましても、終戰後の日本の労働法規が国際條約の水準に達しておるものも少くございませんので、国際信用を高める上からも、ただいまの決議の御趣旨に沿いまして、批准し得るものはできるだけ早い機会に批准の処置をとりたいと考えております。

第13回国会 衆議院本会議 第70号(1952/07/31、24期、自由党)【政府役職:厚生大臣・労働大臣】

○国務大臣(吉武惠市君) 先ほど弔慰のため遺族に交付する公債の政府買上げに関する決議がなされたのでございますが、本件に関しましては、すでに自由党より強き要望の次第もございましたので、極力その実現に努めておる次第でございます。(拍手)

吉武恵市[衆]本会議発言(全期間)
|24期|-25期-26期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(衆議院24期)

吉武恵市[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|24期|-25期-26期
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 考査特別委員会 第11号(1949/06/25、24期、民主自由党)

○吉武委員 私は一言お尋ねしたいのだが、今あなたの言われた中に大体九反ほど持つておる――そうですね。
【次の発言】 そのうち初めに一町歩西島さんと松田さん、両方合せて一反二畝ほどお貸しになつておりますね。五畝七歩と六畝四分ですね。
【次の発言】 合せますと、約一反ちよつとですね。
【次の発言】 それから別に九反の中から小作が小部分あるわけですね。
【次の発言】 そうすると、あなたが自分でおつくりになつておるのは……。
【次の発言】 それで供出はどれくらい割当がありましたか。
【次の発言】 わかりました。それからあなたの米の実收は大体どれくらいですか。

第5回国会 考査特別委員会 第12号(1949/06/27、24期、民主自由党)

○吉武委員 私は本委員会で証人をたくさんお呼びになつておるので、來られた方にも相当めいわくだと思います。いつも委員会の前にそういう序論で時間をとつて、ほんとうに証人から聞こうというときには夜遅くなつて、ついに聞けないということがしばしば行われているが、私は今の問題は次に持ち越されまして、委員会が本日の目的である証人の訊問に早く移られることを希望いたします。
【次の発言】 きようは証人の方が非常に多いようでありますから、この前のようにあまり一人について長く時間をおとりになりますと、とうとう聞けなくなりますので、ひとつ要領だけ簡單にお願いいたします。

第5回国会 考査特別委員会 第13号(1949/06/29、24期、民主自由党)

○吉武委員 証人にちよつとお聞きしたい。今小玉さんの質問に対して、あなたは田を七反九畝つくつておると言われました。その通りですね。
【次の発言】 その供出が六石八斗だということですが、どうですか。
【次の発言】 そうすると、先日山田喜一君から聞きましたのによりますと、山田君は田を八反四畝十六歩つくつておつて、それの昨年の供出が六斗二升だつた。こういうことを言われましたが、あなたのつくつておられるのは七反ですから、一反ほど違いますけれども、非常に供出に差があるように思うのですが、それは御存じないですか。
【次の発言】 あなたのつくつておられます七反九畝――約八反から実際とれた米は昨年は幾らくらい……

第5回国会 考査特別委員会 第15号(1949/07/01、24期、民主自由党)

○吉武委員 私は一つ証人からお開きしたいのですが、先ほど來隠し田の問題が問題になつておりますが、大体実際の耕作面積と、それから供出の割当面積との間に若干の開きがあるということは、町長さん、在江についてはお認めになりますか。若干の開きがあるであろうということは……
【次の発言】 供出の割当面積ですね、さつき言われました二十二町何ぼか、それと実際の在江を調査すると、耕作面積はそれよりも少し廣がつておる、あるいは二十四町くらいある。こう盛んに言われるのですが、その正確なところは別として、若干の開きがあるということはお認めになるのですか。
【次の発言】 お認めになるのですね。

第5回国会 考査特別委員会 第17号(1949/07/08、24期、民主自由党)

○吉武委員 私は証人に二、三お尋ねをしたいと思います。  まず第一に、証人はただいまお述べになりました、先般の熱海における中央委員会において決定されました第六項目、すなわちストをも含む実力行使を行う、最惡の判定とは本部の團体交渉の決裂したときを云う。集約が中闘の責任において行う。というこの項目について御賛成をされましたかどうかをお尋ねしたいのであります。
【次の発言】 それでは次にお尋ねいたしまするが、ただいまもお話にありましたが、國鉄におきましては、公共企業体労働関係法第十七條においてストライキは禁止されているのでありまするが、禁止されているということを御承知でありますかどうか、お尋ねしたい……

第5回国会 考査特別委員会 第18号(1949/07/11、24期、民主自由党)

○吉武委員 簡單に一言高橋さんにお聞きしたいのですが、先般熱海で決定になりました第六項目が問題になつているのでありますが、その第一項は、最惡の場合はストをも含む実力行使を行う。その二項に、最惡の場合とは團体交渉の決裂したときを言うとありますが、これは中央においての團体交渉の決裂したときという意味ですか。それとも各支部、分会における交渉の決裂したときも入るのですか、どちらの意味ですか。
【次の発言】 そうすると決議の内容にそれがあつたわけですね。
【次の発言】 星加さんに一言お尋ねいたしますが、先ほど來の星加さんの申されまする考え方は、自分たちは合法的な線において労働運動を展開して行く。もつて労……

第5回国会 考査特別委員会 第19号(1949/07/12、24期、民主自由党)

○吉武委員 私は証人にひとつお聞きしたい。それは先ほど來おのべになつた事ことでありますけども、決議されました最後の第六項目についての意味がまだはつきりしない点がございまするので、重ねてではございますが、もう一度、お尋ねしたいと思います。  そこで、第六項目一の井上君の提案になりました原案の意味と、それから修正されましたところの意味についてお尋ねをしたいと思います。井上君の提案されました第六のストを含む実力行使を行う、これは、その内容の説明のありました点は先ほどお答えがあつたのでありますが、そのうちで最後の、一分会、一支部も孤立させないよう闘う、これは井上君の提案でありますから、あなたにその眞意……

第5回国会 考査特別委員会 第20号(1949/07/15、24期、民主自由党)

○吉武委員 私簡單に証人にお聞きしたいのですが、あなたは千葉の車掌区には何年くらいおいでになりますか。
【次の発言】 それではあなたは終戰後國鉄の組合ができたときから組合員にお入りになつたと思いまするが、ずつと組合員にお入りになつてから最近の事態の間において今回の事件のようなことがしばしばありましたか。あるいは今回の事件がその中で特異な現象を持つておつたようにお見受けでしようか、どうですか。
【次の発言】 そこで先ほど区長さんからのお話を聞きましても、区長さんは新交番制は交番制自体としては大した問題ではない。ただ交番と交番の間の勤務を縮めた程度であつて話合いがつきかけてもおり、つくと思つておつ……

第5回国会 考査特別委員会 第21号(1949/07/16、24期、民主自由党)

○吉武委員 二、三お尋ねしたい。六月の二日、三日にお茶の水で中野車掌区の人たちと会合をしたようですが、あなたは出席しましたか。
【次の発言】 あなたはただいまの証言の中に共産党に所属されているということですが、あなたの班では共産党はだれが代表をしておられますか。
【次の発言】 わかりました。共産党と今度のストとが関係があるかないか最近お入りになつたあなただからあるいは御存じないかもしれませんが、その職場の、車掌区の共産党細胞の責任者はだれがやつておられますか。あなた方党員になつたら責任者からいろいろ連絡があるでしよう、だれがあなたに連絡されますか。――党の活動というのはいろいろありますね。その……

第5回国会 考査特別委員会 第22号(1949/07/19、24期、民主自由党)

○吉武委員 一言証人にお聞きしたいのですが、あなたは共産党にお入りになつておりますか。
【次の発言】 今からお聞きしたいので、まずそれを聞いておるのだが、共産党に入つておるかいないか、それをお聞きしたい。
【次の発言】 それを今からお聞きしたいから、まず入つているかいないかから聞くのです。
【次の発言】 証言を拒否されますか。
【次の発言】 いや、だからそれを今から聞くのだ。
【次の発言】 さつきからあなたのお言葉を聞いていると、いろいろ違つたお考えを持つておいでになるよう、だから、今からお聞きしようとする前提として、むだな時間を避けてお聞きしたいから言うのだが、あなたが共産党に入つておられる……

第5回国会 考査特別委員会 第23号(1949/07/21、24期、民主自由党)

○吉武委員 証人に二、三お尋ねしたいのですが、先ほどのお話を聞いていますと、今度の東神奈川のストの事件は、最初は電車区には関係がなくて、車掌区だけであつた、そういうふうに聞いてよろしゆうございますか。
【次の発言】 原因ではない。初めの起りは車掌区でそういう問題が起つて、電車区の方はあとからやろうということになつた‥‥。
【次の発言】 そうすると、今度のストの問題の起りは新交番制の問題から起つておると思うのですが、新交番制は電車区にも行われたわけですね。
【次の発言】 だから関心は持つておつたが、今度の新交番それ自体には、電車区の方では將來一應何らか関係が起るであろうという程度で、そのもの自体……

第5回国会 考査特別委員会 第24号(1949/07/22、24期、民主自由党)

○吉武委員 これは昨日も他の証人から聞いたのですが、まだはつきりしないので、お聞きしたいのですが、白帶車の中で、夜中に組合の会議かあるいは共産党のフラク会議か知らないが、幹部の者が会議をやつたということを聞いておるのですが、あなたはそういう事実をお知りになりませんか。
【次の発言】 そうするとあなたは昨年來組合の大会とかそういう所へは‥‥。
【次の発言】 あなたはそれはいやだつたかもしれないけれども、むしろ勇敢に出て、自分の意見を主張することが、やはり正しい意見を伸ばす意味において必要だと思うのですが、もうめんどうくさかつたのですか。

第5回国会 考査特別委員会 第25号(1949/07/25、24期、民主自由党)

○吉武委員 私は風早君に一点お尋ねしたいのです。六月十五日の日に組合を訪れたと言われますが、区長の話によりますと、隣りの部屋に來られたというのですが、隣りの部屋は組合の事務所でしようか。
【次の発言】 あなたが組合の事務所に行くことは、われわれは組合に関係して行くことなんだということを言われたんですけれども、区長の話を聞くと、どうも事務所のようには見受けられない。
【次の発言】 事務所でない部屋に部外者がかつてに入つてはいけないでしよう。
【次の発言】 よその家にかつてに入つていいという議論がありますか。それは家宅侵入になるでしよう。

第5回国会 考査特別委員会 第27号(1949/07/29、24期、民主自由党)

○吉武委員 一点お尋ねしたいのですが、先ほど証人は今回の平事件は一平の事件ばかりでなしに、同時に福島及び郡山あるいは湯本、中村、仙台等の警察官の應援像に対してさえ、妨害の事実等から関連してこれは共産党の計画的なものである。福島縣の共産党の計画的のものであるか、あるいはまた石城の地区委員会の計画的なものであるように見受けられるということでございましたが、私は今回の平事件を見ますと、先般行われました東京の東交事件、引続いて行われました國電スト、それから間もなく行いました廣島の日鋼事件、それらに登場して來る人物はほとんど共産党員であり、しかもこれが一職場闘争と言つておるけれども、これらには外郭團体が……

第5回国会 考査特別委員会 第30号(1949/08/02、24期、民主自由党)

○吉武委員 一言お尋ねしたいのですが、あなたのところの組合員は大体何人くらいおりましたか。
【次の発言】 組合は御承知のように産別あるいは総同盟、その他の組合のグループがあるのですが、あなたのところの組合はどれに属しますか。
【次の発言】 ただいまの証人の証言を聞いておりますと、これから本委員会が取扱おうとしておる廣島の日鋼事件とまつたく相似た事件であるように見受けられるのであります。首切り反対に名をかこつけまして、多数が押しかけて暴行脅迫の極をきわめておる。これは私は一廣田工場の問題にあらずして、今のお話を聞いておりますると、その首謀者は共産党――山口君は共産党員ですかどうですか。

第5回国会 考査特別委員会 第31号(1949/08/04、24期、民主自由党)

○吉武委員 証人に一言お尋ねしたい。大体今までの証言でわれわれの想像しておることが明瞭になつたわけでありますが、あなたの炭鉱は、お話のように二十一年四月高萩炭鉱事件として当時相当世間をにぎわした所でございますが、その後今回の事件までの間のやり方についてお聞きしたいのですが、今回のあなたの不法監禁、暴行、その他の事件は、非常に極端なる暴力ざたのように思うのですが、今までと比べて特に最近そういう目立つた暴力が行われたように見受けられるのですが、その点どうでございますか。
【次の発言】 長ければ要点だけでけつこうです。項目が配列されておると思いますが、項目だけでもよい。

第5回国会 考査特別委員会 第32号(1949/08/05、24期、民主自由党)

○吉武委員 大体証人から承りましたので日鋼事件の全貌はわかつて参りましたが、大事な点をもう一度はつきりお聞きしてみたいと思います。例の人民裁判の問題ですが、人民裁判にかけられました方はあなたほか何人でございましたか。
【次の発言】 名前をもし御記憶でしたら――よろしい、職名と両方ほしいですから、あとでその書類をいただきたい。それから人民裁判にかけられました時刻ですが、十二日は朝の何時ごろから夜の何時ごろまでありましたか。
【次の発言】 あなたがかけられました前に、すでに人民裁判にかかつていた人はありませんか。
【次の発言】 前日はあつたけれども、その日はあなたが一番先。

第5回国会 考査特別委員会 第33号(1949/08/08、24期、民主自由党)

○吉武委員 大体証人のお話を聞いてみますと、今回の廣島の日鋼事件は單なる労働爭議ではなくて、だんだん関係してみると、そこに政治的な意図があつたように思われるという点、また労働委員会にかけて、何とかしてこれを未然に解決しようと知事が骨折られたにもかかわらず、これを労働委員会に持ち出そうとせず、直接交渉と称して、そうして爭議を解決するにあらずして、むしろこれを職場の爭議から街頭に進出して、いわゆる地域権力鬪爭に発展さして行つているという点、それから警察の出動についても、賠償工場でありますので、その保全のため軍政部からの指示もあり、これを何とかして平和的に解除させようとしてあらゆる手段を講ぜられてお……

第5回国会 考査特別委員会 第34号(1949/08/10、24期、民主自由党)

○吉武委員 去る七月一日から本考査委員会におきまして取上げました國電スト、それから平騒擾事件及び廣島日鋼事件は、いずれもかつてなき暴力不法行為でございまして、日本の再建に重大なる悪影響を及ぼすばかりでなしに、民主政治確立のために徹底的に調査をいたしまして、その根源を絶たなければならないところの重大事件であつたのであります。  まず第一に取上げられましたる熱海の違法決議でございますが、本報告書にもありますごとく、この決議に関しては、実力行使は正当防衛である、從つて法律を侵すもやむを得ないと言つております。國会が民主的によつて決定したるところの法律を、暴力、不法によつて打ち破ろうとするがごときは、……

第5回国会 労働委員会 第3号(1949/03/30、24期、民主自由党)【議会役職】

○吉武委員長代理 ただいまから会議を開きます。  本日委員長病気のため欠席いたしましたので、理事会の決定によりまして、私が委員長の職務を行いますから、御了承を願います。  前会におきまして、労働事情に関する件につき、国政調査承認の要求の決議がございましたが、去る二十八日議長の承認がありましたから、調査を開始することにいたします。
【次の発言】 佐藤親弘君。
【次の発言】 政府委員、御準備を願います。それでは本日はこの程度にとどめまして、次会は公報をもつてお知らせいたします。  本日はこれにて散会いたします。     午後三時十六分散会

第5回国会 労働委員会 第7号(1949/04/23、24期、民主自由党)

○吉武委員 本日はこの程度にされまして、來週引続き委員会を開会せられんことを望みます。

第5回国会 労働委員会 第8号(1949/04/25、24期、民主自由党)

○吉武委員 私は労働大臣に二、三の点をお尋ねしたいと思うものでございます。その第一点は、ただいま御説明を承りますと、保險経済におきましては、今日まで約五十億に近い積立金があるように承つておるのであります。今年度は九原則の実施その他に関連いたしまして、相当の失業者が出るであろうことは予測できるのでありますけれども、政府は今年度の保險金をもつて、大体どれくらいの失業者を吸收するおつもりでございまするか、その点をまず承りたいと思います。
【次の発言】 そういたしますると、一應本年の失業保險におきましては、政府は三十億の國庫負担をもちまして、三十万人の失業者を吸收する予定であるが、場合によつては、なお……

第5回国会 労働委員会 第16号(1949/05/10、24期、民主自由党)【議会役職】

○吉武委員長代理 それでは休憩前に引続きまして会議を開きます。春日正一君。

第5回国会 労働委員会 第18号(1949/05/13、24期、民主自由党)

○吉武委員 私は民主自由党を代表いたしまして、今回提案になりました労働組合法の改正法律案及び労働関係調整の一部を改正する法律案に対しまして、民自党と民主党の與党派、野党派の共同提案になります修正案を付しまして、贊成をいたすものでございます。  まず修正案を朗読させていただきます。    労働組合法案に対する修正案   労働組合法案の一部を次のように修正をする。「國会は、労働組合法(昭和二十年法律第五十一号)の全部を改正するこの法律を制定する。」を「労働組合法(昭和二十年法律第五十一号)の全部を改正する。」に改める。   第二條第一号中「雇入、解雇、昇進」を「雇入解雇昇進」に「忠誠」を「誠意」に……

第5回国会 労働委員会 第20号(1949/05/31、24期、民主自由党)

○吉武委員 大分時間が過ぎましたので、簡単に勞働大臣にお伺いしたいと思います。先ほど石野君からお話がありましたが、今後の勞働問題は、経済政策の面ときわめて密接な関係が起つて來ると思うのであります。私は先般石炭の問題について、合同審査の際に申し上げたことでございまするけれども、先般商工省から提案になりました公團の四千カロリー以下の低品位炭除外につきましても、実は勞働者が約八万、家族を含めますれば四十万の失業問題に関する大きな問題でありましたが、幸いにして商工委員会では、宇部三千五百、常磐三千七百に決定されまして、除外され、ただちに失業にさらされる勞働者の数が、約一万四、五千にとどまつたのでありま……

第5回国会 労働委員会 第22号(1949/07/19、24期、民主自由党)

○吉武委員 私は今回労働委員会において取上げられましたる過般の東交事件、そうしてまた國電スト、廣島の日鋼事件、わかもと等、これらの相次ぐ争議及び事件に関連にいたしまして、昨日政府当局並びにわれわれ労働委員会より実地調査いたしましたる方々の報告を受けたのでありますが、私どもが大体推察しておつた通り、今回のこれらの相次ぐ事件は単なる労働争議ではない、労働争議を装つた、一つの政治的な意図のもとに行われておつたということを、推察するにかたくないのであります。かりにまたこれが單なる労働争議であるとしても、その争議において行われましたる幾多の暴行脅迫は、われわれの断じて許さざる行為であると思うのであります……


■ページ上部へ

第6回国会(1949/10/25〜1949/12/03)

第6回国会 考査特別委員会 第2号(1949/10/27、24期、民主自由党)

○吉武委員 今赤松君や、神山君の御議論を聞いていますと、理事会にかけないで、突如として委員会にかけたことに不服があるようでありますが、実は昨日の理事会で、われわれは相当夜おそくまで審議されることを予想しておつたのであります。ところが理事会にかかつて、委員長がこれを明日の委員会にかけるがいいかということに対して、みんな同意をされた。そうして神山君も同意して帰つておるのである。それをきようになつて、新聞にあれが出たからと言つて、理事会にかけぬからけしからぬという御議論は、私はいささかよくないと思います。それで理事会にかけて、そうして後に案を発表しておつたのは、委員長が言われた通り―発表したことがあ……

第6回国会 考査特別委員会 第9号(1949/11/25、24期、民主自由党)

○吉武委員 大分各委員からお尋ねがありましたから、私はくどいことは避けますが、あなたの今の御答弁を聞いていると、あまりにものを簡單にお考えになつていると思うのですが、先ほど高木君その他からお話がありましたように、公定価格をおきめになるということは、生産者にとつても大きな問題であり、また消費者にとつても非常な大きな問題なのであります。それを今大豆の公定価格をきめられるのに、あまりに簡單に、私は取扱われているような感がするのです。私は時間がありませんからあまり申し上げませんが、あなたは二つの点において、考慮されたことがあるだろうと思うのです。  第一の点は、今大豆の公定価格の中に増産奨励金を織り込……

第6回国会 人事委員会 第4号(1949/11/19、24期、民主自由党)

○吉武委員 関連して……
【次の発言】 私はただいまの土橋君の言を聞いていますと、まつたく過去の事実を忘れて言つておるように思う。第一に、先ほどから言われた政治活動の制限でありますが、またその次の、労働組合運動に対する制限でありますが、これらは過去における事実にはつきり見てからでなければ言えないことであると思うのです。われわれわが党内閣の第一次内閣のときに、すでに労働組合法をつくつて、そうして政府職員にも組合活動の自由を許しておる。ところがその後の組合活動の状況を見ると、まつたく組合運動の趣旨に反した行動をとつている者がその一部にある。私は全部とは言いません。日本にはまじめな労働組合運動の指導……

第6回国会 人事委員会 第8号(1949/11/29、24期、民主自由党)

○吉武委員 先ほど任用局長から試験のやり方の概要を承りましたが、大体の形式的なやり方につきましては了承したのでありますが、問題はこれをどういうふうに実際やるかという点が、相当重要な問題だと思います。すでに新聞その他においてもこの問題にについては論議されておるところでありまして、人事院当局の方も御了承のことと思いますが、ただいまの人事官のお話を聞いてみると、まだ試験の構想については、はつきりしたお考えがないように見受けるのでありますけれども、来年一月だから、そのうちに考えると言われますが、今回のこの試験は、各省にわたる各方面の知識を要するし、また單なる知識だけの試験では済まないと私は思います。單……

第6回国会 人事委員会 第10号(1949/12/02、24期、民主自由党)

○吉武委員 この給與ベース改訂に関する決議案の問題及び人事院の給與ベースに関するところの勧告の問題は、きわめて重要でありますので、われわれ民自党といたしましても、決してこれに消極的であるわけではなく、これに重大なる関心を持つているのであります。従つて今ここでただちにこれを決定するということには私どもは反対であります。これはもつと当局の意見も徴し、そうしてわれわれが愼重に考えた上で、いすれかに決定すべきであると思います。
【次の発言】 私は、ただいま議題になつておりまする公務員の職階制の問題につきまして、人事院の御見解をもう少し承りたいのであります。  公務員法の第二十九條の第一項の問題でありま……


■ページ上部へ

第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 考査特別委員会 第16号(1950/04/01、24期、自由党)

○吉武委員 私は簡單にお尋ねいたしたいのでありますが、あなたは昨日大体向うにおける民主運動の内容についてお話をされまして、わかつておりますが、それはどういうような発展過程でやられたかということを、参考のためにお聞きしたい。あなたが一番最初に言いました入ソしてから帰られますまで昭和二十年九月二十二日に入ソされて、二十五年一月に帰られましたその間で、いわゆる民主教育らしい教育を受けられたのはいつごろからでありますか。入ソせられてからすぐですか、大分たつてからですか。
【次の発言】 友の会のでき始めたのはいつごろからですか。
【次の発言】 それができたころには、あなた方の分団は人数はどのくらいだつた……

第7回国会 考査特別委員会 第17号(1950/04/03、24期、自由党)

○吉武委員 関連質問で……。証人が先ほどアクチーヴとしての指導方針として列挙されましたのは、それは何ですか、中央委員その他からこういうふうにさしずをされた項目ですか。あなた自身がある基本的なものに沿うて自分でお考えになつたのでありますか。
【次の発言】 ただいまの点に関連して御質問したいのですが、あなたがお帰りになつたのは、二十三年分秋にお帰りになりましたか。
【次の発言】 そういたしますと、御承知かもしれませんが、昨年の七月八月にかけて省電ストライキ、あるいは広島日鋼事件、平事件等が重なつて起つたのです。これらに対して、先ほどのお話に、向うで日本に帰つて日本革命の前線に出るための民主教育を受……

第7回国会 考査特別委員会 第19号(1950/04/05、24期、自由党)

○吉武委員 私は証人に二、三点承りたいのです。まず第一に令の問題ですが、先日からここで数人の証人を呼んで調べました際に、どの方も、今、委員長が言われましたように、反動は帰すなというはつきりした言葉でもつて表現されているのであります。それから今日もあなたがその点を蜿曲にではあるが、期待をしているという言葉でもつて、やや修正をするかのようなお言葉を用いられている点が、私にはどうもまだ納得が行かないのであります。私はこの徳田要請の問題が参議院てまだ取上げられないで、新聞で問題になつているときに、その数日後どの新聞でしたか、初めてあなたの名前を私は知つて、その菅通訳談として出たその言葉が、今言われたよ……

第7回国会 考査特別委員会 第23号(1950/04/10、24期、自由党)

○吉武委員 私は証人に簡單にお尋ねいたしますから、端的にお答えを願いたい。先ほどあなたは、入ソされて最初日本新聞におられて、宣伝部長として活動されたと記憶しておりますが、間違いございませんでしようか。
【次の発言】 それから反フアシスト委員会の議長をやられたことも間違いございませんな。そこで現在あなたがお帰りになつて、日本共産党に入られてお立場をはつきりされておることでありますから、もうそう隠し立てしないで率直にお答え願うことがかえつて時間が節約されていいと思いますので、私も端的にお尋ねをいたします。この在ソ間の日本新聞は、ソ連政府の命令によつでできておつたものでありますか。

第7回国会 考査特別委員会 第25号(1950/04/13、24期、自由党)

○吉武委員 ちよつと簡単に、一つお尋ねしたいのですが、参議院のこの問題に関する審議の速記録を読みますと、岡元さんの言葉の中に、これは昨年のことだと思いますが「四月十四日たまたま証人として喚問された津村謙二君の口から、いわゆる反動分子を引揚港より奥地に逆送し、その帰還を遅らせた事実があるとの証言を得て以来、その後引揚が引続き実施せられたのに伴う調査の進展から、同様の事実が次第に明らかとなつたのであります。」ということがあるのですが、何かこれに関連してお述べになつたことがございましようか。
【次の発言】 何か誤解ではないかと言われるのですが、全然根拠なくして委員長がこれを言われるはずはないのですが……

第7回国会 労働委員会 第8号(1950/03/22、24期、自由党)【議会役職】

○吉武委員長代理 それではただいまより会議を開きます。  本日は倉石委員長が御都合が悪いので私が委員長代理を行います。御了承を願います。  お諮りいたしますが、去る二月二十四日に理事稻葉修君が委員を辞任されましたので、理事が一名欠員になつております。この際理事の補欠選挙を行わなければなりませんが、委員長において指名するに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは稻葉修君を理事に指名いたします。  次に夏時刻法の一部を改正する法律案及び労働組合法の一部を改正する法律案の両案を一括議題といたします。ます政府側より順次提案理由の説明を求めます。鈴木労働大臣。

第7回国会 労働委員会 第9号(1950/03/23、24期、自由党)

○吉武委員 ただいま官房長官の御説明によりますると、本委員会に付託されておりました専売公社の裁定については、その後予算上可能になつたということでありまして、私どものまことに喜びとするところであります。本委員会は去る二月の八日から始めまして、数回にわたつて審議をいたしまして、一応二月の十八日に打切つたのでありまするが、その間われわれといたしましても、可能であるものは、できるだけ支給したいという意図があつたのであります。しかしながら当時においては、政府の御説明を聞きましても、予算の流用その他の方法を講じない限り、とうていできないということでございましたが、われわれとしては何とかして少しでも出したい……

第7回国会 労働委員会 第15号(1950/04/24、24期、自由党)【議会役職】

○吉武委員長代理 柄澤さんに申し上げます。が、あとまだ質問者がございますので、ひとつ簡單にお願いをいたします。

第7回国会 労働委員会 第16号(1950/05/01、24期、自由党)

○吉武委員 私はここに動議を提出いたしたいと思います。ただいま御審議になつでおりまするこの「公共企業体労働関係法第十六條第二項の規定に基き、国会の議決を求めるの件」につきましては、われわれは今日まで慎重審議を続けて参つたのでありますが、木骨ははなはだ重要な案何てございまして、さらに深く審議を続けなければならないと考えるものでございます。しかるに会期もあと一日に追つておりますので、本件の重要性にかんがみ、会期終了後の閉会中といえども審議を継続されるよう、本件についての閉会中審査の申出をすることに御決定あらんことを願うものでございます。すみやかに御採決くださいますようお願いいたします。


■ページ上部へ

第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 考査特別委員会 第1号(1950/07/19、24期、自由党)

○吉武委員 委員長の互選は、投票を用いずに篠田弘作君を推薦いたしたいと思います。
【次の発言】 理事の互選はその数を七名とし、投票を用いず、委員長において指名されんことを望みます。

第8回国会 考査特別委員会 第10号(1950/10/26、24期、自由党)

○吉武委員 本問題は今日までの事務局の調査によりますると、これを取上げるには不十分のように考えられ、今までの本委員会の前例からいたしますれば、この程度でただちに委員会に取上げる前例がないように思われまするけれども、本問題は相当世間に大きく響いておる問題でありまするので、この点は本委員会で明らかにして、世間の誤解を解くということも必要かと考えられまするので、本委員会においてこれを取上げて調査されんことを望みます。なお証人については、委員会でなく理事会を開かれまして、それによつて御決定されんことを望みます。

第8回国会 労働委員会 第5号(1950/07/29、24期、自由党)

○吉武委員 私は自由党を代表いたしまして、ただいまの島田君の動議に賛成をいたしたいものでございます。国鉄の従業員が、ただいま代表よりお話がありましたごとく、現在の情勢下においてまじめに国鉄のために勤務されていることにつきましては、われわれ深く感謝いたすところであります。国鉄の従業員の給與の状況は、必ずしもよくございません。私どもといたしましてはできるだけ裁定の趣旨を尊重し、そうして従業員の待遇の改善に努力したいと努めて来たものでありまするが、先ほど来御説明がありましたごとく、現在の状況下ではまだ見通しがつかないということでありまして、はなはだ遺憾とするところであります。しかしながら最近の状況は……


■ページ上部へ

第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 労働委員会 第2号(1950/12/02、24期、自由党)

○吉武委員 私は二言政府当局にお尋ねしたいのでありますが、ただいま委員長からお話のございましたごとく、第二次裁定は第七国会から本院に付託されて、第八及び本国会に継続審議になつておつた問題であります。私どもはこの裁定を尊重すべく、できるだけ政府当局の財源捻出につぎ要請して来たのでありますが、政府はこの機会に補正予算として待遇改善に、一月以後のベースアツプ及び年末手当として三十一億九千三百万円余の予算を計上されておりますが、われわれとしてはもう少し何とか財源捻出の努力は願えないものかと思つて今日に至つたのでありますが、政府におかれましてもその後努力をささげられておつたようでございますが、今までのと……


■ページ上部へ

第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第2号(1952/01/31、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 遺家族援護につきましては、先般の閣議決定によりまして、すでに新聞で御承知のところと思いますが、年金として、その他を含めて二百三十一億、そうして一時金として八百八十億の公債を交付するということになつておりまして、この根拠法につきましては近く本国会に提案をいたしまして御審議を煩わすつもりでございます。
【次の発言】 一応予算は決定いたしておりますが、法案の立案につきましては、できるだけ各方面の意見を聞いてと思いまして、実は立案に慎重を期しておるわけであります。しかしそう申しましても、もうすでに予算もかかつておることでございますから、そう長く放置するを許さないと思いますので、できるだ……

第13回国会 外務委員会 第4号(1952/02/13、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 お話のごとく、昨年の十一月十八日に砂川村に飛行機墜落の事故がございました。それからことしになりましては、二月のたしか八日に金子村に事故があつたのであります。前回は重傷が一名で、軽傷が十名でございまして、家屋の被害といたしましては、全焼が四戸と大破が十八戸、それから中破が六戸と小破三十戸であつたようでございます。今回の事故はまだ調査中でございますが、大体今までの調査では、死者が一名と行方不明が三名になつておりまして、家屋の被害は全焼が七戸と小破が相当あつたようでございます。これの救済の処置は、御承知のように、閣議了解事項がございまして、療養給付と、傷害見舞金と、死亡見舞金と、それ……

第13回国会 厚生委員会 第2号(1952/01/29、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 私実は参議院の本会議に出ておりまして、遅れて参つてまことに申訳ございません。  先般の内閣の改造にあたりまして、私が大事な厚生行政を兼務することになりまして、今後もいろいろな問題につきまして、皆様方の御協力を仰がなければならないと思いますので、この際ごあいさつを申し上げておきます。  なおただいま青柳委員からお尋ねがありました遺家族に対する問題でございますが、この問題は、根本的に申しまするならば、国家のために犠牲になられた方々に対するものでございまするので、国家として補償すべき筋合いのものと思います。しかしこの根本的な問題をいたしておりますると間に合いませんので、さしあたり政府……

第13回国会 厚生委員会 第3号(1952/01/30、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 ただいま金子さんのお尋ねでございますが、お話のように今後の厚生行政の重要な点につきましては、まつたく同感でございまして、この点につきましては、いろいろ他の事業もございましようが、私としてはかつて来るのでありますので、やはり出力の関係とにらみ合せて行きませんと、ただ社会保障と申しますか、その点だけを考えますと、やはり財政面に非常な欠陥を生じまして、ほんとうに一時的には社会保障の面が保障されたこのごとく見えましても、究極において困つて来るということにもなると思うのであります。この点は、他の国にもややその例がないわけでもございませんので、私としては、その財政の点をも考慮しながら、充実……

第13回国会 厚生委員会 第4号(1952/01/31、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 結核予防対策についての重要性につきましては、昨日金子委員に対しまして私の所信を申し上げた通りでございます。ただ来年度予算については、御指摘の通りでございますが、これは今日の財政といたしまして、やむを得なかつたと私は思います。と申しまするのは、昨年の予算においてお調べをいただければわかりますが、結核対策については相当飛躍的な増加をしたつもりでございます。それが本年度は、平年度に比しまして、予算額としては相当の増額を来しておると思いますが、しかし実質的の伸びにつきましては、御指摘の通り、実はそう伸びていないかと思いますけれども、それをやりますと、予算額については相当大きな額に上るも……

第13回国会 厚生委員会 第9号(1952/02/22、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 この前申し上げましたごとく、今日国で九十九の国立病院を持つております。これの移讓についての理由は、この前ちよつと申し上げましたから、くどく申し上げる必要はないと思いますが、この九十九は、国が必要に応じて徐々に増設したものではなくて、実は御承知のように終戦直後において従来陸海軍が持つておりました病院を、一応国が引取つて今日に来ておる、こういう状態でございまするので、この際この九十九の病院を、一部結核の療養所にした方がいいと思われるもの十五ほど、これを国に残して療養所としてやつて行く。また地方地方には、やはり総合的な病院として国が指導する上において残しておく方がいいのじやないか、こ……

第13回国会 厚生委員会 第10号(1952/02/26、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 ただいま議題となりましたポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く厚生省関係諸命令の措置に関する法律案について、提案の理由を御説明いたします。  日本国との平和條約の効力が発生いたしました場合、昭和二十年制定の勅令第五百四十二号ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基いて制定されました諸命令について、しかるべき改廃等の措置を講ずる必要があるのでありますが、厚生省関係のこれらの命令としましては、引揚援護庁設置令、有毒飲食物等取締令、陸軍刑法を廃止する等の政令第七條、死産の届出に関する規程、伝染病届出規則及び引揚者の秩序保持に関する政令があるのでありますが、これらの……

第13回国会 厚生委員会 第12号(1952/03/13、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 ただいま議題となりました戰傷病者戦没者遺族等援護法の提案理由について御説明申し上げます。  御承知のように、戰傷病者、戦没者遺族等に対する国としての処遇は、雇用人たる軍属を除きまして、恩給法に基きその公務上の負傷または疾病に関しましては、増加恩給、傷病年金等が支給せられ、またその公務上の死亡に関しましては、扶助料等が支給せられていたのであります。しかるに、今次大戦の敗戦に伴いまして、昭和二十年連合国軍最高司令官の指令たる「恩給並二扶助料ノ件」が発せられ、これに基きまして昭和二十一年ポツダム勅令第六十八号により、これらの恩給はその支給を停止され、わずかに戰傷病者等に対して、少額の……

第13回国会 厚生委員会 第13号(1952/03/18、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 ただいま議題になりました船員保險法の一部を改正する法律案について、提案の理由を御説明申し上げます。  今回の改正の主眼とするところは、最近の船員保険運営の実績に徴しまして、船員保険制度の合理化並びに船員保険財政の健全化をはからんとするものでございまして。その改正の要点は、第一に標準報酬につきまして、船員保険における標準報酬が従来最低が三千五百円、最高が二万四千円となつておりまするのを、最近における船員給與の実態に即応せしめるとともに、適正な保険給付と保険経済の健全化をはかるために、最低の三千五百円を四千円に引上げ、これを第一級とし、最高の二万四千円を三万六千円に引上げ、これを第……

第13回国会 厚生委員会 第14号(1952/03/19、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 この遺族一時金は、実は恩給とは別でございますので、その点は御了承いただきたいのでありますが、この法律で年金と一時金と二つを設けましたのは、御承知のように、年金につきましては、未亡人、それから十八歳未満の遺児の方と六十歳以上の父母、祖父母の方に年金として差上げる、そのほかに一時金として五万円を今申しました配偶者あるいは未成年のお子さん、あるいは父母、祖父母あるいはお孫さんというふうなのに一時金こして公債を差上げる、二重なかつこうになつておるわけであります。従つて、この一時金の五万円は、毎年差上るのではなくして、一回限りだということであつて、年金にかわる一時金という意味ではございま……

第13回国会 厚生委員会 第15号(1952/03/20、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 これは前に予算委員会のときにも金子さんの御質問がありまして、私申し上げましたが、実はこういう社会保險の制度につきましては、沿革ももちろんございまするが、起りというものがそれぞれございます。健康保險は、最初は業務上は全部事業主が負担すべきものである、それひら私病は労働者が自分で負担するということでありましたのを、それを合せまして健康保險という制度が発達して来て、そのかわり負担は事業主と労働者と双方が負担して行くということで発達して来ておるわけであります。加員保險につきましても、同じようなことであります。国民健康保險の方ほ、地域的に住民がお互いに保險によりて相互扶助をして行こうとい……

第13回国会 厚生委員会 第16号(1952/03/24、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 第一の点でございますが、これは先般本法律案を提案いたしましたときにも、御説明申し上げた通りでありまして、元来ならば、国家に対して命をささげられました遺族に対することでありますから、恩給法があれば、恩給法に基いて遺族扶助料が支給さるべきであります。ところが、それが遺憾ながら占領下でございまして、停止されている。そこで、恩給が支給できぬとするならば、何とかして独立のあかつきは、この遺族に対して国家として国家補償の精神に基いて援護をしなければならないというところから、今回八百八十三億の公債と二百三十一億の予算をもちまして、不満足ではありますけれども援護の手を差延べよう、これが今回提案……

第13回国会 厚生委員会 第19号(1952/04/02、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 これは岡崎国務大臣からお答えする方が、正確かと思いますが……。
【次の発言】 私の聞き及んでおりますとこでは、国籍はあると聞いております。ただ、事実法律が適用できない、こういうふうに私は承つておりますが、なおこの点は、主管大臣から正確なところをお聞きになるがいいし、また私も正確なところを聞きまして、お答えする方がいいかと思います。  戸籍法も、事実法律としては適用できない状態だそうです。
【次の発言】 それは、遺憾なことでありますけれども、現在沖繩人につきましては、この援護法ばかりではございません、ほかのいろいろな法律についても、同様であります。

第13回国会 厚生委員会 第28号(1952/05/14、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 第一の点は、強制をするかしないかというお尋ねでございます。これは本委員会でも、かつて私申し上げたかと思いますが、決して私は強制するつもりはございません、話合いの上で行くつもりでおります。  従つて第二の御質問のように、もし万一予定のように行かなかつたときはどうするかということでございますが、これも私は本委員会で申し上げましたか、参議院の予算委員会で申し上げましたか―もちろんそういうときには予算的措置が必要である、措置をしなければならないということをお答えしたのでありまして、本委員会におききましても、さように申し上げておきます。

第13回国会 内閣委員会 第12号(1952/03/29、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 ただいまの松岡さんの御質問でございますが、第一点は、行政協定の十二條によつて、駐留軍労務が間接雇用か直接雇用か、もし直接雇用だとすると、保護の上において遺憾の点がないだろうか。こういう御質問でございますが、この点は行政協定を結ぶ際に相当向うとも折衝をいたしました。御承知のように、本来の労働構成からいえば、事実使つている者が雇用主として直接雇用関係にあるのが建前でありますが、言葉の関係あるいは事情の違う関係で、ただいま御指摘になりましたように、現実的に労働者の保護ができるかどうかという多少心配がございます。また労働組合側からもその点の心配がございまして、自分たちとしては現実の保護……

第13回国会 内閣委員会 第17号(1952/05/09、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 ただいま議題となりました厚生省設置法の一部を改正する法律案について提案の理由を御説明申し上げます。  今回の改正は、政府の行政機構改革に関する方針に基きまして、厚生省の機構の簡素化をはかろうとするものでありまして、改正の要点を申し上げますと、その第一は、引揚擾護庁を廃止し、厚生省の内部部局として引揚援護局を置くこととしたことであります。その第二は、厚生省の内部部局である統計調査部、国立公園部及び環境衛生部を廃止することとしたこと、その第三は、厚生省の地方支分部局である駐在防疫官事務所を廃止し引揚援護庁の地方支分部局である引揚援護局、復員連絡局及び地方復員部をそれぞれ厚生省の地方……

第13回国会 法務委員会 第42号(1952/04/25、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 お答えを申し上げます。実はこの法律が出るということになりまして、労働組合側といたしましては、どうしてもこの法律は撤回させる、ストライキを行つてもやるという意思を決定しておつたのであります。そこで今吉田さんのお話のように、政府はこの法律は何も正常な組合活動を抑制する意思はないのだから、堂々と決定したらそれですぐ出したらどうかという御意見でございますが、もちろんこの法律は、正常なる労働組合を対象としていないことは明瞭であります。しかしながら、組合がそれに反対するというのは誤解があるであろう、趣旨がよくわからないのではなかろうか。それならば、私は、組合の幹部を呼んでよく説明する努力を……

第13回国会 予算委員会 第6号(1952/02/01、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 お答えをいたします。ただいま国鉄従業員の給与についての御質問がございましたが、この点は詳細に調べなければわかりませんが、今日の国鉄といわず、他の公務員にいたしましても、日本の国情の許す限り、それが改善には努めて来ておるつもりでございます。総理がかつて不逞のやからというお言葉をお使いになつたということは、まじめに働かれまする労働者のことを言われたのではございません。今日といえども一部には故意に国を乱すという者もおることを御指摘になつたのであります。
【次の発言】 お答えをいたします。先ほど紡績の例を御引用になりましたが、今日労使ともに非常に御協力を願つて漸次事業が回復いたしまする……

第13回国会 予算委員会 第8号(1952/02/04、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 お答えいたします。ただいま御指摘になりましたように、現在のところでは昭和二十年十一月二十四日に出ておりまする指令によつて、そういう軍人、遺家族等に対する年金はとめられております。しかしながら独立いたしましたあかつきにおきましては、当然こういう問題は取上げて行かなければならないかと思うのであります。
【次の発言】 ただいま申し上げましたごとく、独立いたしましたあかつきにおきましては、これらに対する停止は解除して行かなければならない処置をとるべきだということを申し上げたわけであります。
【次の発言】 独立後に特別の処置を講じませんければ、あるいは復活をして来るかもしれません。しかし……

第13回国会 予算委員会 第9号(1952/02/05、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 お答えを申し上げます。昨日も申し上げましたごとく、講和後になりまして、ほうつておきますると、そういうことになるかも存じませんので、従つて、ただいま提案されておりますポ勅に関する法律が審議されつつあるわけでありまして、このポ勅に関する法律によつて、独立後におきましても、一定期間ポ勅に基くところの命令は効力を有することになると思います。従いまして、その間は今日までと同じように、恩給は停止の状態に置かれることと思います。  そこで、それではその一定の期間が過ぎたらどうなるかという問題になりますが、その一定の期間中に特別の法律的な処置をまた講じなければならないかと思つておりまして、この……

第13回国会 予算委員会 第10号(1952/02/06、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 お答えをいたします。災害のときの仮設住宅でございますが、住宅政策としては一元的にやる方がいいと思いますけれども、災害が発生しましたとつさのときは、かりに入る建物を急いで建てなければならない。また衣服等も急に調達をして、暫定的の間に合せというような非常に急ぐ仕事でございますので、省がわかれてやつておりますと間に合わないので、救護的な意味で一元的にやつておるわけであります。従いまして仮設住宅というようなものは、長い間の住宅政策という点よりはやや応急的な面が主でございますので、私の方でやる方がいいんじやないか、こういうふうに思います。それから御指摘になりました約一割程度のものを目標と……

第13回国会 予算委員会 第13号(1952/02/09、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 ただいま有田さんの御質問の点でございますが、御指摘を受けますると、なるほどごもつともだと存じます。多くの人が出入りをいたしまして、その手で器具を次々にさわるということになりますと、おそらくそういうふうな心配があろうかと思いますので、この点はさつそく十分取調べると同時に、それぞれ適切なる指示をいたそうかと思つております。御了承いただきたいと思います。
【次の発言】 お答えをいたしますが、別に支障ないものと考えております。
【次の発言】 個々の工場に私はまだ行つておりませんが、全体として別にさしつかえのある話を聞いておりません。

第13回国会 予算委員会 第15号(1952/02/14、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 私遅れて参りまして、はなはだ失礼でございますが、おそらくただいまの御質問は、いたずらに賃金鬪争というよりも、生産鬪争の面に力をいたすべきであるという御質問だと思います。今日の労働組合も、終戰直後のような状態から著しくかわつて参りまして、今日の労働組合の大部分は非常に健全なる運動を続けておりまして、御指摘のような生産鬪争と申しますか、生産能率の向上に努力をしております。賃金鬪争の面もございますけれども、一方において生産を上げるということには努力しておりまして、御承知のように生産指数も終戰後著しく上昇しておるというような状況でございます。

第13回国会 予算委員会 第17号(1952/02/16、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 ゼネスト禁止法の件は、昨年来法務府において治安上から検討されていたということは、私承つております。私の方の面では今直接ゼネスト禁止ということは考えておりません。ただ独立後における労使調整の問題につきましては、相当考えなければならぬのではないか、かように存じまして、目下労務法制審議会に諮問中でございます。いずれ諮問の答申がございましてから考えたいと思つております。
【次の発言】 私は労使間の問題は、原則としては自主的に解決せらるべきものであると考えております。しかし自主的に解決できない場合は、やはり何らかの合理的な機関にかけて解決するという道が、考えられなければならないと存じます……

第13回国会 予算委員会 第18号(1952/02/18、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 お答えをいたします。ただいま社会保障制度を確立して、国会に報告をするというお話でございましたが、もちろんこの問題は私どもも検討を続けつつある問題であります。とかく社会保障制度というと、何か一つ別の制度があるようにお考えになりがちでありますが、社会保障制度とはその内容の個々の社会保障の問題を確立して行くことが主体であるんじやないか。ただ形だけ何か制度が別にできるようにお考えになりますが、その内容としては、いわゆる生活保護の問題であるとか、あるいは児童福祉の問題であるとか、あるいは国民健康保険その他の社会保険の問題であるとか、個々のこういう問題が漸次改善されて行くことが主眼であるの……

第13回国会 予算委員会 第20号(1952/02/20、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 お答え申し上げます。駐留軍の労務の関係についての第一のお尋ねは管理機関でございますが、元来労務は使用する者と使用される者との間に直接雇用関係の生ずるのが普通でございます。しかしながら、組合等におきましては、間接の雇用をも望んでおるようでございまするから、それで便宜的な措置としてそういう方法も考えたいと思つております。従つて管理機関ということになりますと、直接雇用関係が生ずればもちろん直接雇用いたしまする者が管理するのでありましようし、また間接関係になりますれば、間接に管理する方の機関が管理するようなことになろうと思います。従つて私どもとしては、現在の特調のような機構が必要ではな……

第13回国会 予算委員会 第25号(1952/05/15、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 私からお答えをいたします。総評においては第三次ストを計画しておるようでございますが、これは先般も申し上げましたごとく、破防法にいたしましても、また今回提案いたしました労働三法にいたしましても、趣旨はおそらく国民の多数の人は了解していただけると思います。破防法は、いまさら説明するまでもなく、極端なる暴力破壊活動を防止することが趣旨であり、また今回提案いたしました労働三法にいたしましても、その第一の主眼は、国家の現業官庁の職員に団交権を付与し、また第二には、地方の現業職員に団交権を付与し、第三には、自立経済速成の上において国民生活に重大な障害を及ぼすような争議は、これを中労委の機関……

第13回国会 労働委員会 第2号(1952/02/01、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く労働省関係諸命令の廃止に関する法律案につきまして、その提案の理由を御説明いたします。  今般、日本国との平和條約の効力発生に伴いまして、ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件を廃止することといたしたいと存じておりますので、これに基く諸命令につきまして、引続きその効力を存続せしめるかいなか再検討することが必要となつたわけでありますが、労働省において主管するものといたしましては、労務充足に関する件、労務者の就職及び従業に関する件及び労働に関する団体の主要役職員への就職禁止等に関する件の三件があります。これらはいずれも次に述べる……

第13回国会 労働委員会 第3号(1952/02/11、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 その点につきましては、目下行政協定について折衝中でございまするから、どうなりまするかは私ここではつきりと申し上げかねまするが、しかし今までのところでは、国内法は尊重するということでございますし、われわれとしても独立後におきましては、国内法が適用になつて行くものだ、かように存じております。
【次の発言】 今後直用になるかどうかの点も、今後の行政協定の点でだんだんとはつきりして行くのではないかと思うのでありますが、従来も皆様御承知のように、直用の部分と、調達庁を通じてやつている部分がある。調達庁を通じてやつている部分は、御承知でありましようが、つまり日本の調達庁が労務を提供し、責任……

第13回国会 労働委員会 第4号(1952/02/20、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 戦時中につくられましたいろいろな産報その他の組織は、自主的に民主的にできた組合でない。従つてそういうものは困るということで追放になつたわけであります。その後六、七年の間に民主的な組合というものは、御承知のようにどんどんと言つて参りました今日では、もうほとんど大部分の組合というものは、自主的にできていると私は思つている。従つて戰時中にそういう産報その他の指導者がかりに解除になりましても、もうすでに今日では育つて来た新しい民主的な労働組合を左右する力は私はないと思つている。従いましてもうすでにこういうものを置いておく必要はないじやないか。かように存ずるわけであります。

第13回国会 労働委員会 第6号(1952/03/06、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 御質問の趣旨があまりよくわかりませんが、第七条にある合衆国軍隊というのは、合衆国の軍隊をさしておることで、それ以上私も存じません。
【次の発言】 この条約につきましての解釈は、ひとつ岡崎国務大臣からお聞きを願いたいと思います。
【次の発言】 さようです。
【次の発言】 一致しましたけれども、正確な字句の一々についての解釈は、岡崎専任大臣からお聞きを願う方が正確だと思います。
【次の発言】 正確なものはひとつ責任大臣からお答えをいたさせたいと思います。
【次の発言】 もちろんこれは一致いたしまして、異議のあるはずはございません。ただ条約の一々についての字句の解釈は、それぞれ責任大……

第13回国会 労働委員会 第7号(1952/03/14、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 失業保険法の一部を改正する法律案を審議されるにあたりまして、本法律案の提案理由を御説明申し上げます。  今回の改正の内容は、第一に失業保険事業運営の現況にかんがみ、現行保険料率を二割引下げること、第二に延滞金の免除規定を整備することの二点であります。  第一の保険料率の引下げにつきましては、最近における失業保険事業運営の状況を見ますと、一昨年六月の朝鮮動乱以後の雇用情勢を反映して、保険経済の状況も著しく好転して参りましたので、従来の運営の実績に基き、かつ、将来の保険経済の推移を考慮に入れて、現行保険料率百分の二を二割引げて千分の十六としたのであります。すなわち失業保険給付は、一……

第13回国会 労働委員会 第11号(1952/04/26、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 去る十二日及び十八日に行われましたストの関係について、状況を御報告申し上げておきたいと思います。  実は御承知のように今回政府が提案をいたしました破防法につきまして、これはたびたび法務総裁からも申しておりまするごとく、今回のこの法律は極左極右の極端な暴力主義的破壊活動を防止しようというのが自的でございまして、法案の内容をごらんいただきましても、暴力とは一切の暴力をさしているのではございませんで、暴力の中でも内乱罪を構成するもの、それから騒擾罪を構成するもの、それから殺人、放火、汽車の転覆、それから爆薬物の使用、それから凶器をもつて公務執行を妨害する、これらの極端な極刑に処せらる……

第13回国会 労働委員会 第12号(1952/05/14、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 ただいま議題となりました労働関係調整法等の一部を改正する法律案、地方公営企業労働関係法案及び労働基準法の一部を改正する法律案につきまして、一括してその提案の理由を御説明申し上げます。  終戦以後、占領下においてわが国の労働立法は、労働組合法、労働関係調整法、労働基準法、公共企業体労働関係法等が順次制定整備せられ、戦前に比べまして飛躍的な発展を遂げたのであります。これらの労働立法により労働者の利益は擁護せられ、その福祉は増進し、またわが国の民主化の促進に貢献したことは至大であつたのであります。さらにこのことはわが国の国際的信用を高めまして、日本経済の再建に寄與することもまた甚大で……

第13回国会 労働委員会 第13号(1952/05/15、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 ごもつともなお尋ねでありまして、破防法初め労働三法につきましては、外国においても関心を持つているようであります。国内でもいろいろ批判のあるところおりますが、御承知のように破防法につきましては、すでに本委員会でも、また連合審査でもしばしば申し上げましたように、極端なる暴力、破壊活動を防止しようという趣旨でありまして、これは当然どこの国でも考慮さるべきものである。国内でも私は何人とい、えどもこれに異議のあろうはずまないと思つております。ただ破壊活動をやろうという人にとつては非常な打撃かもしれませんが、およそそういう暴力を否定しようという民主的な方でありまするならば、労働組合にいたし……

第13回国会 労働委員会 第14号(1952/05/16、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 お話のように十二日に総評の幹部の方がお見えになりまして、そして政府に警告をしたい、その趣旨は新聞に出ておりましたように、破防法あるいは労働法あるいはその他の治安立法については反対である、これを撤回しないときには総評としてはストに出るかもしれない、こういうような意味の申入れがございました。そこで私はいつも申上げていることでありますが、破防法にいたしましても、労働三法にいたしましても、内容をよく御検討になるならば、必ずしも反対をされるものではないじやないかという点をるる説きまして、政治ストは健全なる組合のとるべきことでないから、ひとつ十分御考慮を願いたいという意味のことを申してわか……

第13回国会 労働委員会 第15号(1952/05/17、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 お尋ねの中で労働関係法と申されておりますが、今回提案をいたしております法律案は、内容的に申し上げますと、労働関係調整法の一部改正に関する法律案、公労法の一部を改正する法律案、労働組合法の一部を改正する法律案、労働基準法の一部を改正する法律案、その上に新しく地方公労法案を提出いたしております。いずれも労働立法でありますから、もちろん労働者の保護を目的としておりますが、労働関係法は、御承知のように労使間の紛争をいかに平和的に解決して行くかという問題を規定しておりますので、その点におきましては、単に労働者だけでなしに、労使間の紛糾を調整する。それにはあわせて一般公共の立場からもそれが……

第13回国会 労働委員会 第16号(1952/05/21、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 呉地区にいる英濠軍に使われる労務者は、お話のごとく、独立後は英濠軍直接雇用になつておるようであります。従つて法律が直接適用になることは、ただいま調達庁長官のお答えの通りであります。  なお御指摘になりました呉地区に雇われている者が、英濠軍の方で予算の関係その他で従来通りの給接が払えないから、若干切り下げなければならぬということを言つているようであります。そういうことで組合側あるいは個個の労務者側と話を進めているようであります。これは労働條件のことでありますから、労働條件は雇用主と雇われる者との間で自主的に解決して行く筋合いのものでございますので、私はできるだけ円満に解決すること……

第13回国会 労働委員会 第17号(1952/05/22、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 特別調整委員の制度は、実はいざという場合の予備委員の意味でつくつておるのでありまして、これも労務法制審議会等の意見の結果採用した事項であります。現在の労働委員だけでもやれないことはないでありましようが、予備に日ごろからつくつておくということが、いざという場合に役立つという考え方なのであります。
【次の発言】 特別調整委員の件は、中央労働委員会と別個に運営するつもりはございません。一体化して行くつもりでございまして、ただ日ごろから予備として置いておくという程度のものでございますから、その点の御心配はないと思つております。

第13回国会 労働委員会 第18号(1952/05/23、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 これはもちろん、主眼はそういう禁止された同盟罷業、怠業その他の争議行為をしてはならないということでありますが、その禁止された行為を共謀するとか、あるいは示唆するような行為も当然禁止すべきものでございますので、掲げたわけでございます。この点は国家公務員の方の条文と同じでございます。
【次の発言】 これはこの前にも申し上げましたが、まず現在労調法に三十日の冷却期間を置いてあるのは、なぜ置いてあるかということであります。これは公益事業につきましては、ただちに争議に入るということでなしに、一応三十日の間に合理的な機関で治められるならば治めてみようという意図のもとに置かれているわけであり……

第13回国会 労働委員会 第20号(1952/06/09、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 お尋ねの国鉄及び機関車労組の夏季手当の問題でありますが、これは組合側からは、大体ベース・アップをしたものの〇・五を夏季手当としてほしいという要求をしておるようであります。政府の方と申しますか、公社の方といたしましては、大体予算には一年分の手当として〇・五を組んでおる。そこで夏季手当に現在のベースの〇・五でありましても、これを使つてしまいますと、年末の手当がなくなつて、おもしろくないのじやないかということであります。そこで問題は、それでは一般の公務員は〇・五であつて、国鉄だけがそれだけ出ないのはどういうわけかという疑問がすぐ出て来るわけでありますが、これにつきましては、御承知であ……

第13回国会 労働委員会 第21号(1952/06/11、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 特需についての買いたたきという現象がどういうふうになつて然るか、詳しいことは私まだ聞いておりませんが、これは経済一般に通ずる原則であつて、御承知のようにコマーシャル・ベースに乗らないものが取引のできないことは当然であります。従つて高くつけば勢いそれに対するコストの引下げという問題が出て参ります。そのコストの引下げが賃金だけに重荷がかかるというのはよいことではございませんが、あらゆる面に脆いて合理化をし、コマーシヤル・べースに乗せて行くことが経済発展の基礎であります。ただ賃金が下るからけしからぬ。従つて従来通りの値段で取引をせよといつて強行しましても、それはかりに一時できたといた……


吉武恵市[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|24期|-25期-26期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(衆議院24期)

吉武恵市[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|24期|-25期-26期
第5回国会(1949/02/11〜1949/05/31)

第5回国会 商工委員会労働委員会連合審査会 第2号(1949/05/19、24期、民主自由党)

○吉武委員 ただいま青野君からも質問が出ましたが、この低品位炭の公團から除外の問題は、ただに事業主ばかりでなしに、それに使われまする労働者約八万、家族を入れますれば四十万の大きな問題であつたのでありますが、幸いにして商工委員各位の御努力によつて、これが九州炭においては四千、常磐三千七百、宇部三千五百に決定されましたことは、全部ではありませんが、その過半が救われることになりまして、まことに感謝にたえないところであります。ただ今お話がありましたように、それでも約二〇%なり三〇%のものが、宇部炭あるいは常磐炭におきましては公團から除外されるのであります。これは從來むちやに低品位炭を抱え込んだことであ……


■ページ上部へ

第7回国会(1949/12/04〜1950/05/02)

第7回国会 労働委員会人事委員会運輸委員会連合審査会 第5号(1950/04/28、24期、自由党)

○吉武委員 私は、運輸大臣がお見えになりませんから、まず加賀山総裁にお尋ねをいたしたいと思います。  今回の第二次裁定は、第一項におきまして、給與基準賃金平均八千二百円と、第二項の、これは第一次裁定にも出でおりました、従来の国鉄の従業員の待遇切下げを、この際もどしてもらいたいという、二つの線が裁定に示されておるのであります。私どもは昨年の第一次裁定の際にも、国会で決議を願いましたように、今日の国鉄労働組合におきましては、争議権がなくなつでおりますので、これに対し合理的な方法で解決をはかつで行きたいという公労法の精神は、これは尊重せらるべきものである。また今日の国鉄の従業員の実際の給與の状況を見……


■ページ上部へ

第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 厚生委員会海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会連合審査会 第1号(1952/03/31、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 お尋ねの戦時中に動員されました船員につきましては、当時南方その他に非常な危険な状態で動員されて行きまして、幾多の犠牲者を出し、その実情におきましては、まつたく軍と同じような状況であるということは、私も十分了承しておるわけであります。ただ御承知のように、総動員法で徴用を受けました者には、船員ばかりでなしに、工場に動員されて行つた徴用工もございます。これらにつきましては、総動員法で、船員については船舶運営会が主体になりまして、船舶運営会から給与が払われ、徴用工については管理工場から給与が払われておるわけであります。当時なくなられました方は、あとでみんな軍属にはされたのでありますが、……

第13回国会 法務委員会公聴会 第2号(1952/05/02、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 昨日のメーデーにつきましては、すでに警視総監からあるいはお話があつたかも存じませんが、総評が主体となりまして、明治神宮外苑で行われたのであります。最初から非常に規律を守りまして、平穏に議事が進行しておつたのであります。最後の少し前ごろになりまして、時間的にいうと十二時近くでございます。ほとんど行事が平穏に終りかけたころに、石川島造船におきまする左翼分子が参りまして、自分たちにも演説をさせろということを、メーデーの主催者の幹部に折衝を始めたのであります。そのすきに背後におりました全学連の人々が台の上にかけ上りまして、台を占拠してしまつて、マイクをこわすというところから混乱が始まつ……

第13回国会 法務委員会労働委員会連合審査会 第2号(1952/05/07、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 私は、国会において発言をいたしましたことにつきましては、誠心誠意考えておるつもりでございます。御指摘になりました京都円山公園における事件は、小川君から指摘されまして、私も非常に警戒をしておつた次第であります。従いまして、今回の五月一日のメーデーにつきましても、私はこのような事件の起らないようにということは、十分実は警戒をいたしました。総評が主催をいしております――主催の島上君にもこの点は、私個人的にも存じておりまするし、十分注意をいたして、島上君もこれらの問題につきましては、相当努力を拂つてくれたこととは思つておりますが、しかし相手は御承知のような非常に暴力的な分子でございまし……

第13回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1952/02/21、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 それではたいへん御無理を申し上げまして恐縮でございますが、昭和二十七年度厚生省所管の予算につきまして説明をさしていただきます。ただいま議題となりました昭和二十七年度厚生省所管予定経費要求額の概要について御説明を申し上げます。  昭和二十七年度厚生省所管一般会計予算の要求額は、七百九億九千四百五十一万一千円でありまして、これを昭和二十六年度予算額四百六十億一千七百七十七万八千円に比較いたしますと、二百四十九億七千六百七十二万三千円の増加と相なつておるのであります。今右予算のうち、特に重要なる事項についてその概要を申し上げますと、まず第一は、結核及び癩対策であります。わが国で保健衛……

第13回国会 予算委員会第三分科会 第3号(1952/02/22、24期、自由党)【政府役職】

○吉武国務大臣 石野さんのお話を聞きますと、だんだん賃金が低賃金にたりつつあるというふうにおつしやいますが、実は実際の統計によりますると、実質賃金はわずかずつではございますけれども、逐年上昇らつつございます。これはもちろん日本の産業の復興に伴うところであつて、当然のことではございまするけれども、決してだんだんと低賃金に押しつけられて行くというようには私存じておりません。しかも今お話になりましたように、ただ一部の者だけが労働貴族になつて、高い賃金をもらうということは、これまだ必ずしもよいことではございませんで、みんなが働き、そうしてみんなが食つて行くということ等は、これは当然考えるべきことではな……



吉武恵市[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
|24期|-25期-26期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

吉武恵市[衆]在籍期 : |24期|-25期-26期
吉武恵市[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 24期在籍の他の議員はこちら→24期衆議院議員(五十音順) 24期衆議院議員(選挙区順) 24期衆議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。