このページでは中村庸一郎衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○中村(庸)委員 本日は李承晩ラインの大きな問題が論議せられておるのでありますが、またこの防潜網の問題も、まつたく大きな問題を今日ここに展開して参つたのであります。東京湾並びに長崎県におきまする防潜網の損害補償につきましては、しばしばの陳情がありまするので、委員長初め皆さん御承知のことと思いますから、ここにこの問題を詳しく説明することを省略いたしますが、きわめて簡単に質問いたしたいのであります。 この防潜網の問題は、従来誤れる見解からいたしまして、まつたく取上げられなかつたのでありますが、この被害の甚大さは、ますます深刻をきわめて参つたのであります。しかしこの委員会におきまして、委員長は防潜……
○中村(庸)委員 私は去る二十九日の委員会におきまして、防潜網問題に関し緊急質問をいたしたのであります。本日正式に主題として本委員会に取上げられましたことは、本問題解決のために一段の前進をした感を深うするものであります。本日は参考人多数見えておりますから、この防潜網に関しまして、二万八千世帯にわたる漁民が年末に際してきわめて窮境に追い詰められておりますので、この救済に当りまして見舞金を至急出していただきたい。昨年度は六百万円支給されたのでありまするが、本年度におきましては、この実情をよく調査せられまして、相当額を支給賜わらんことを願つてやまぬのであります。またこの防潜網被害につきましては、法的……
○中村(庸)委員 防潜網問題につきまして、昨年度におきまして六百万円の見舞金を出しておられます。昨年度の六百万円を出されました根拠は何によつて出されましたか、お伺いしたい。
【次の発言】 委員昨年度は防潜網だけの問題であつたようでありまするが、今年度におきましては、すぐに隣接いたしまして聴音機の設置も見ておるのであります。この聴音機のために漁業ができない。すなわちこの聴音機の問題に対しましては、十七平方浬にわたる地域提供、こう考えておるのであります。この問題は不可分の問題であるいと考えておりまするが、この補償問題につきまして、法制化してひとつ根を与えて行こうという点におきましては、分離して考え……
○中村(庸)委員 実は本委員会で取上げました防潜網の問題のことでありまして、水産委員会として現地を視察しようということで私は地元に連絡方を依頼されたのであります。また事務当局の方は出席者の人員、並びにまた関係官庁方面の人に連絡をされたのであります。この問題に対しましては一昨晩の本会議の終了のときに、六時四十分に福永委員長ともはつきり昨日の九時四十分に立つて行くという打合せをいたして準備をいたして参つた、さような次第であります。ところがバスが玄関に参りまして出発しようとしますと、委員としましては杉山委員、辻委員、大森委員、志賀委員と私と、五人の委員が参りました。それから水産庁の研究第一課から見え……
○中村(庸)委員 ただいま赤路委員より漁港整備の問題について警告を発せられたのですが、まつたく私もその通りだと思います。長官より漁港修築整備に対して四十八億要求した、こういうお話がありました。実際昨年は十八億という話であります。しからば本年はどれだけの予算をここに組まれておりますか。それからまた修築整備の着工しておられます数が今何港あるか、またその進捗状況はどういう程度であるかということを、長官より御説明願いたい。私は本日は少し遅刻をいたしましたので、松田委員から何かお話があつたようなことも伺いましたし、あるいは私重複をしておる点があつたらお許しを願いたい。ただいまこの三点について長官の御説明……
○中村(庸)委員 ただいま提案されておりまする法律案に対しまして、前回水産、農林合同委員会におきまして、水産庁並びに調達庁より懇切なる御答弁がありましたことは、感謝いたしておる次第であります。その際幾多の特別損失補償に関する事例を御発表になりました。その中に種々困つておりまする問題が書かれておるのでありますが、本案の第一条第三項の「その他政令で定むる行為」というのはどういう行為であるか。現実に演習によつて損失をこうむつておる特殊加工業者、こういうものの行為をはつきり明示していただきたい、こういう希望を私は申し上げておいたのであります。しかるところ、政令で定むる行為は、次官会議の結果によつて政令……
○中村(庸)委員 本案は以西底びき網漁業及び遠洋かつお、まぐろ漁業について、講和後の漁場の拡大に応じて資源の開発に努め、あるいは漁業の健全なる発展を期するものでありまして、基本的には賛意を表するものでありますが、本法実施後の行政措置について愼重を期さねばならないことは、委員会における審議を通じまして痛感する次第であります。井手委員の附帯決議は当を得たもつともなものと存ずる次第であります。
改進党を代表いたしまして、本案に附帯決議を付して賛意を表するものであります。
【次の発言】 すでに、日本国民とアメリカ合衆国との間の安全保障条約に基き駐留する合衆国軍隊に水面を使用させるための漁船の操業制限……
○中村(庸)委員 私は鈴木参考人に簡単に質問したいのであります。鈴木参考人よりるる九十九里の加工業に関する説明があつたのでありまするが、少少長かつたので、いささかぼやけた感がございます。九十九里における特殊加工業というもの、水産業の実態というものが大体わかつて参りました。しかしながら、九十九里の水産業というものの実態が、まつたく加工業と漁業家と不可分のものであるということを、もう少々つつ込んで伺いたい。この加工業という言葉は、九十九里においては不適当かと思うのでありますが、加工業の皆さんは漁業の方に奉仕もされ、あるいは船にも乗つて出漁されるというような実情も聞いておるのであります。かような特殊……
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