このページでは安藤正純衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。
○安藤正純君 ただいま議長から発議されました、前議員尾崎行雄君の多年にわたる功労を顕彰し、衆議院名誉議員の称号を贈りますことは、まことに機宜を得たるものと存じ、ここに各党を代表いたしまして満腔の賛意を表するものであります。(拍手) 御承知の通り、尾崎君は、帝国議会開設以来前国会まで連続して本院に議席を占め、当選二十五回、在職六十有余年、終始一貫もつてその政治生活を全くせられたのであります。 尾崎君は、かつては文部あるいは司法大臣として台閣に列し、あるいは推されて東京市長となりましたが、尾崎君は、朝にあるよりも、むしろ在野の政治家としてその真面目を発揮せられたのであります。(拍手)つとに民論……
○国務大臣(安藤正純君) 船田君の私に対しまする質問は、要するに、いろいろ家族制度の改革から均分相続制あるいは平等分配制ということになつている、それが日本の家族制度をくずすというようなことになつている、これに対する方策はどうかということに私の答弁は関係するのでありますが、せつかく改革しました均分相続制ということは、これはいたずらにくずさない方がいいと私は存じております。ただ、しかし、法律だけでやつていきますと、うま味がありません。そこに、家族制度は日本の伝統の制度でありますから、これは法も大事であるが、面、法とともに精神が大事であります。その点につきましては、学校教育並びに家庭教育の方面におい……
○安藤国務大臣 並木さんの御質問二つありますから、順次お答えいたしますが、時間がありませんから、簡潔にお答えいたします。 初めの質問に対しまして、アメリカとの賠償交渉が、この間の久保山愛吉君のああいうようなことがありまして、死んでは非常なことだと思つておつたのですが、幸いに助かりました。万一あれが犠牲になるというようなことになりますれば、さらに考えをかえなければならぬと思つておつたのであります。しかしながら賠償の額の中でも、患者二十三人の慰藉料については相当に要求をしておりますから、アメリカはたいていそれを承知するだろうと思つております。それで相当行けると思うのであります。もちろん患者の中に……
○安藤国務大臣 対米関係の補償問題につきましては、ずつと続いて交渉中であります。だんだん進展をして来ておりますが、向うが内示をして来た点においては私どもは不満足なんであります。その点についてはまだ最後の解決には行つておりません。しかしながらだんだん進行をしておる状態であります。
【次の発言】 日本の政府といたしましては、直接損害あるいは間接損害全部を提出しております。それは相当多額になつておるのであります。アメリカとしましては、直接間接というようなわくをきめないで、大体においてこれを賠償しようという方針であります。しかし実質的にはアメリカでは直接損害はむろん責任を感じて賠償しよう、間接損害とい……
○安藤国務大臣 いろいろお尋ねでありましたが、患者の問題のことを初めお尋ねですが、これはアメリカに対する賠償要求の中に入つているのであります。しこうして、それは必ずアメリカが承諾をして、賠償の要求には応ずると思う確信があります。従つてその賠償が参りますれば、それぞれのことを患者にいたすのでありますが、アメリカとの交渉が、まだ今最後になつておりませんから、患者に対して待つておられないで、政府の国内措置として五十万円ずつ、まず賠償のうちからの内払いという形で、国内措置をとつたのであります。でありますから、最近のことでありますが、あの二十三人の患者には五十万円ずつの金を渡してあるわけであります。しか……
○安藤国務大臣 根本的調査を水域においてする必要があるということは、かねがね政府といたしましても考えておりましたし、またこの委員会におかれても要求がありましたので、さつそくそういう運びにいたしております。近く各方面の科学者を乗せて、そして水域の調査をしたい、こう考えております。船の出る時やらその他の細目は水産庁長官からお答えいたさせます。
【次の発言】 その調査船に対しまして、アメリカの方との共同調査ということについては、日本側ではアメリカの方の調査を決して拒否するという意味じやない。都合によればアメリカとの共同調査も必要であろうというのであります。そういうような打合せもしているのであります。……
○安藤国務大臣 アメリカとの交渉は、今局長から聞いてくだすつた通りなんです。それで実験の方も大体済んだことではありますし、かつまた内交渉をして、一括して一ぺんにやりたいというくらいまでに向うが進んで来ておりますから、おそらくこの折衝もそう長くはなく解決ができると思います。しかしながらそれはまだどれだけかかるかわかりませんから、そこで向うへ交渉をしている額の内払いをしようということに方針をとりまして、今それについて進んでおる最中であります。その内払いのこともごく最近に決定して、実行をする段取りになろうと思います。
【次の発言】 融資のことにつきましては、せつかく政府が今あつせん尽力中であります。……
○安藤国務大臣 ビキニの被害対策に関しまして、アメリカとの交渉はずつと継続をいたしておるのであります。だんだん進展はいたしておりますが、まだ結論には達しません。アメリカの方では、賠償に関しまして、大体直接損害を受けたところに対して賠償をするというような方針らしいのでありますが、しかしながら形においては直接とか間接とか言わないで、総活的に大くくりにして賠償をするというふうになつて来るだろうと思うのであります。日本の方では、直接なり間接なりすべてを積算いたしましてアメリカの方に提出してあるのであります。しかしアメリカとしては、直接損害に対しては責任を感じて賠償する、間接損害ということは今まで例がほ……
○安藤国務大臣 いろいろお話を承りまして、私の気持はまつたくあなたと御同感なんです。ただ非常に事情が困難でありまして、ことにお話のように文部省は非常な不利な立場にあります。きまつていること以外は各省は行政措置というような範囲で幾らかプラス・アルフアをやつて行こう、こういうようなわけです。ところがその行政措置となりますと文部省はほとんどできないのです。たとえば超過勤務手当というようなものなどは、ほかの役所にありましても、文部省にはないのです。それから旅行費であるとかなんとかいつたようなこともほかと比べると非常に払底なんです。それからまたいろいろなものを処分をしてそこへ財源を求めるといつても、現業……
○安藤国務大臣 いろいろ事情がありまして、御満足を与える答弁ができないことを遺憾といたします。しかしそのいろいろ事情と申しますのは、不時の結果が来ないようなそういう点についての事情なんでございますから、どうぞそこを御酌量願います。 一応私からお答えいたします。全体のこの年末手当の問題は、政府の方針といたしましては、プラス・アルフアの支給はしない、そういうことになりました。但し公務員の年末の資金の助けになるために、超過勤務手当の繰上げ支給を実施することといたしまして、その欠陥を補うことにいたしたのであります。でありますから、実質的には同じような結果になることと存じます。従つて地方公務員もこれに……
○安藤国務大臣 今回文部大臣に就任をいたしました。どうぞ何分よろしくお願いいたします。 教育の問題はすべての根本問題でありますから、最も重大であります。経済に関する問題その他最も重大な問題がありますが、従つて教育の問題が閑却をされるというようなことがあつては、むしろ文化国家の建設の前途に非常な欠陥を生ずると思いますから、そういうことのないように努力をいたしたいと思います。一体教育とか文政とかいうことはどうも閑却されやすい傾向であります。今後はすべての行政の上におきまして文政問題、教育問題のごときは比重を高めて行きたい、こういうふうに考えております。いろいろな問題がございます。これらの問題につ……
○安藤国務大臣 簡単にお答えしますが、一・二五、それ以上のプラス・アルフアはつけません。しかしながら行政措置によりまして、各省の間で多少の手当を加えるということにいたしたのであります。
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