戸塚九一郎 衆議院議員
26期国会発言一覧

戸塚九一郎[衆]在籍期 : 25期-|26期|-27期
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このページでは戸塚九一郎衆議院議員の26期(1953/04/19〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は26期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院26期)

戸塚九一郎[衆]本会議発言(全期間)
25期-|26期|-27期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 衆議院本会議 第16号(1953/07/02、26期、自由党)【政府役職:建設大臣・北海道開発庁長官】

○国務大臣(戸塚九一郎君) このたびの九州の災害はまことに遺憾なことでございましたが、その状況を視察するために、六月二十七日の午後、日航機で東京を出発いたしまして、福岡に夜の十時ごろ着きました。続いて三日間滞在いたしまして、昨夜おそく帰つて参りましたので、この機会に一応の御報告を申し上げておきます。  その間、最も被害の大きな福岡県のほか、佐賀、熊本両県のなまなましい被害状況を視察いたしまして、親しく罹災者に接し、慰問と激励の辞を送りました。現地当局を督励して「それぞれ必要な緊急の措置を講じたつもりであります。  今回の梅雨災害は、主として福岡、熊本、佐賀、大分、長崎、山口の六県にわたつており……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 衆議院本会議 第2号(1953/10/30、26期、自由党)【政府役職:建設大臣・北海道開発庁長官】

○国務大臣(戸塚九一郎君) お答え申し上げます。  今年の災害による地すべりと堆積土砂の問題は、ことしの災害の特性とも考えられるようなものでありまして、まことに深刻な被害があつたことはお話の通りであります。この二つにつきましては、いずれも前国会において成立した水害特別法の趣旨に基きまして、現在それぞれ調査、計画をいたしておるのでありまして、地すべりについても、緊急なものにつきましては、すでに工事に着手をいたしております。また堆積土砂につきましては、各県からの報告も相当多額に上つておるのでありまするが、これについては現在査定を実施中でありまして、近く確定の数字を得たいと考えております。このたびの……

第17回国会 衆議院本会議 第3号(1953/10/31、26期、自由党)【政府役職:建設大臣・北海道開発庁長官】

○国務大臣(戸塚九一郎君) お答え申し上げます。御説の通り、単なる災害の復旧のみではほんとうでありません。政府は治山治水並びに海岸保全の恒久策につきまして目下成案を急いでおるのであります。災害の復旧を早くするとともに、総合的、根本的に国土を保全するための施設をいたしたいと考えております。

第17回国会 衆議院本会議 第4号(1953/11/01、26期、自由党)【政府役職:建設大臣・北海道開発庁長官】

○国務大臣(戸塚九一郎君) お答え申し上げます。住宅金融公庫の件、そのほか既定経費の節約についてのお話でありましたが、先般来大蔵大臣もしばしば御説明申し上げておりますように、金融公庫の二十二億を減じましたのは、予算の成立が遅れたとか、その他の事情もありまして、仕事がだんだん遅れておりましたことはまことに申訳ないことでありまするけれども、事実不用になるのじやないかという意味で遅れたのであります。もし必要が生じますれば、いつでも支障がないようにするつもりであります。なお、建設省所管の節約が多いというお話でありましたが、これは基本が多いのであります。ことに、特定道路につきましては、一般会計から融資の……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 衆議院本会議 第8号(1954/01/30、26期、自由党)【政府役職:建設大臣】

○国務大臣(戸塚九一郎君) お答え申し上げます。道路が産業の基盤で最も大切なことである、また、日本の道路が外国と比べてはなはだ劣つておるということは、まことにお説の通りだと存じます。道路の整備が必要であることは、おそらく天下の声であろうと私も考えております。政府におきましても、きわめて重点的にこれを取扱つておるのでありまするが、最近の自動車の激増、ことに大型の自動車、重量車が多くなつて、この道路が損傷せられることについては、私もまことに焦慮をいたしておる次第であります。御説一々ごもつともに拝聴いたしましたので、今後一層加えて善処いたしたいと存じます。

戸塚九一郎[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院26期)

戸塚九一郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 決算委員会 第4号(1953/06/24、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 ちよつとその間の取扱いの手続につきまして、私十分承知しておりませんので、事務当局から説明いたさせます。
【次の発言】 前国会で、あの土地が期限が来てもそのままになつておることがおもしろくない、もちろんほかにもいろいろ疑問の点がありましたが、要するにあの土地をどう処置するかということが行き悩んでおることが、おもしろくないという意見が、非常に強かつたのであります。私は当時まことにごもつともなことであるので、何とか早く解決をいたしたいという気持を申し上げておつたのでございます。結局あの土地を解体するか、あるいはその現にある設備をどうするかという問題は次にいたしましても、とにかくあの土……

第16回国会 決算委員会 第5号(1953/06/26、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 先ほど大蔵大臣から私も伺いました。それもけつこうだろうと存じております。
【次の発言】 従来の取扱いについて遺憾の点があつたことについては、もちろん建設省が責任を感じておる、かように申し上げたのでございます。ただいまは、お話にもありましたように、すでに大蔵省に移管をいたしておりまして、これが手続するにはやはり大蔵省で主管してやらなければならないものと考えております。もちろん私どもは種々相談には乗つて参りたい、かように考えております。
【次の発言】 国有財産の管理のやり方につきましては私も十分にわきまえておりませんので、事務当局からお答えを申し上げさせていただきたいと思います。

第16回国会 建設委員会 第2号(1953/05/29、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 このたび建設大臣の重職を命ぜられましたが、国家多難の折から、今後とも各位の格別の御協力御支援を賜わりまして、この重責を全うして参りたいと念願いたしておりますので、よろしくお願いを申し上げます。いずれ適当な機会に各局長より所管行政について、また御説明を申し上げる機会もありましようが、この機会に私からも建設行政について、その一端を申し上げて、各位の一層の御支援を賜わりたいと存ずる次第であります。  第一に、河川行政についてでありますが、御承知のごとく累年の災害による国土の荒廃は、はなはだしく産業経済の復興と民生の安定を阻害いたしておりますことは、まことに遺憾に存ずるところであります……

第16回国会 建設委員会 第3号(1953/06/19、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 せんだつての災害は、今日までに報告を受けたところでは、五十九億余りに相なつておりまして、なお本年の当初雪解け当時の災害と合せますと、約百億に相なつておるわけであります。この復旧につきましては、ただいまそれぞれ検討中であります。なお概要については次長が参つておりますから、次長から申し上げることにいたします。
【次の発言】 従来災害復旧費のだんだんたまつておつたものに対しまして、一応三・五・二というような標準を立てて復旧して行くという方針でやつて参つておつたのでありますが、これも実際にはそこまで届かないような実情で、過年度の復旧事業費が現在においても約一千億近く残つておる状態でござ……

第16回国会 建設委員会 第8号(1953/07/03、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 このたびの西日本における災害は稀有のことでありまして、まことに遺憾なことであります。ただいま宮中に伺つて概況を奏上して帰つて参つたようなわけであります。つい遅れて参りまして、まことに申訳ありません。  二十六日の午後三時ごろ第一報を受取つたところ、増水の状況、降雨量等を勘案して、これはたいへんなことになりそうだという予感がいたしました。飛行機の都合がありましたので、その翌朝河川局長と厚生省の社会局長にただちに行つてもらつたのであります。その後の状況で、一応こちらの打合せを済ませて、二十七日の夕方三時二十分日航機で東京を出発いたしました。福岡に着きましたときは非常な雨の中で、着陸……

第16回国会 建設委員会 第11号(1953/07/14、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 白川の問題は、ただいまお話がありましたような経緯もあつたようでございます。なお、昨日私は特別委員会でも申し上げたのでありますが、直轄河川に編入することは政府で考えてみてもよろしい。ただ、それがために一応の調査もいたしてみたいから、さつそく調査にかかりたいと考えております。
【次の発言】 先ほど白川を直轄にするつもりで調査をすると申し上げましたのはもちろんああいう災害があつたからでもありますが、上流ないしは水源の阿蘇の山の関係等についても、国でよく研究し、白川そのものの管理を十分にする必要があるということを考えたからであるのであります。お話のごとく、河川改修費は非常に多額になりま……

第16回国会 建設委員会 第12号(1953/07/16、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 現在の社会の実情から見て行つて、ただいまお話があつたように、業者の氾濫というような状態が確かに認められると思います。ことに破産、倒産をしたようなものが、名前をかえ、ちよつと形をかえただけでというようなものも、ずいぶん例があることは、寡聞であつても承知をいたしております。そういう点から、業者に対する扱い方については、まだ考えられなければならぬ点がたくさんあると思います。また登録制がよいか、あるいは許可制まで進まなければならないかというような点についても、これは考えなければならぬと思うのでありますが、ひとしく登録制といたしましても、登録の内容について、十分研究を重ねて行くやり方もあ……

第16回国会 建設委員会 第16号(1953/07/24、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 また和歌山、奈良に大水害がありまして、まことに遺憾なことが引続き生じておるのでありますが、私二十日、二十一日と和歌山県内を、二十二日に奈良県庁に参りまして、一応事情を聞きとつて参つたようなわけであります。  今回の和歌山、奈良の水害は、先般の北九州の水害とは多少形がかわつております。という意味は、北九州の方は非常に広い地域でありますが、今回のは高野山を中心にして降つた雨が影響した範囲なのであります。高野山地帯で、これは測量のやり方でありましようが、和歌山県で調べたところでは、四時間に三百数十ミリという雨が降つた。それからまた奈良県の方でいいますと、一日の雨量ではかつてありますが……

第16回国会 建設委員会 第23号(1953/09/08、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 だんだんのお話で、ございましたが、今後の治山治水の恒久の対策としては、大体先ほど詳しく局長から申し上げたので、御了承いただけると思いますが、私はせんだつての災害等を考慮してみて、やはり戦後の日本の国土のあり方というようなことからいろいろ考え合せまして、今度の恒久対策には、どうしても山の元で水の処理をするということが一番根本だ、こういうふうに考えております。もちろん、河川の改修その他工法なりあるいは機械化の問題もいろいろありますが、根本はそこにある、これに集中したいという気持でおるのであります。なおそれについて従来問題になつております、長年皆さんが御心配になつておりまする河川法の……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第3号(1953/07/03、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 今回の西日本の災害はまことに遺憾なできごとでありまして、私は二十六日の午後三時ごろ第一報を受けたのであります。その当時の降雨量、増水の状態などから考えて、これはたいへんなことになりはしないかという予感と申しますか、予想をいたしたのであります。その夕方、すでに筑後川ではほとんど堤防の最上部まで水位が上つたというような報告を受けたわけであります。あくる日朝早く、河川局長と厚生省の社会局長にとりあえずすぐ行つてもらいまして、私はこちらで打合せを行つて、夕方の三時の日航機で参つたのであります。向うへ参りましたのは、雨のために着陸なども遅れて、十時ごろと記憶いたしております。その後三日間……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第8号(1953/07/13、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 お話のように、熊本の市街を襲つたどろの始末は、まことにむずかしいことだと考えております。今お話の復興の係でありますけれども、これは、従来の建前から行けば、たとえば都市災害とか、そういうような形で復旧の補助というやわ方があるのでありますが、今回のものには、従来のままでいいかどうかということは、また考えものだと思います。ただ、今私が心配しておりますのは、むしろそれよりも、早くどろを処理することが一番大切でありまして、この点では熊本としても捨て場に困り、また運び方にも困るというので、非常に因つておられるようでありますので、現在の状況をただいま照会をいたしております。私どもの考えたので……

第16回国会 水害地緊急対策特別委員会 第33号(1953/10/05、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 これは財務当局との関連もありますから、私がどうすると申し上げてもしようがないと思いますが、私の希望としては、今後災害の復旧は、従来三年と申しておりますものを二年でやりたいという希望を持つておる。それでないと、今後の恒久対策を立てる上にも、従来の災害が残つておるというようなことはおもしろくないことだというふうに思います。但し私どもといたしましても、そうそう大きな額をといつてもいけませんから、なるべく正確な査定と申しますか、そういう点に十分注意をいたして、金額としては、今大蔵省で査定の予想をいたしておりますよりも、もつと厳重にいたしても、この方針だけは貫きたい。そういう意味で、私は……

第16回国会 地方行政委員会 第9号(1953/07/04、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 今回の災害が異常なものであつて、従来の扱いと考え方をかえてやらなければならぬ点も、だんだんあるだろうと思います。政府としては御承知のように現地にもまた中央にも、各関係省と連絡をとるために、またそうしたような取扱いについて十分緊密な連絡ができるようにということで、また事を早く運ぶというようなことも考えまして、対策本部を設けております。お話の点については特に対策本部で連絡を密にしてやるように考えて行きたいと思います。
【次の発言】 阿蘇地帯に冷淡であるというお話でありますが、実はまだ私が行つておりました時分にも通信も連絡もできない、私は熊本市に飛行機で行つてあの付近を見て来た、時間……

第16回国会 予算委員会 第3号(1953/05/28、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 私は北海道の開発という言葉が、実はあまり気に入らないのであります。北海道を開くというよりは、むしろ日本のために北海道の資源を掘り出す、そういう意味で北海道にいろいろの総合的な計画をしておるというふうに実は考えておるのであります。ただいまお話にもございましたが、私かつて北海道の長官であつたとき、一応北海道の総合計画というものを立てたこともございます。当時とただいまとでは非常に事情もかわつておりますので、一概に当時のことを言うつもりはございませんが、御承知のように、北海道の総合開発の計画は、二十七年度から五箇年間を第一次とし、これで北海道総合開発の基盤となるというか、日本の経済復興……

第16回国会 予算委員会 第14号(1953/07/03、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 先ほど大蔵大臣が本州地方との比較で申し上げたことはごもつともだと思いますが、ただ北海道開発庁を設けた趣旨は、ただいま小平君が仰せのように、北海道を開発するというのではなくて、北海道を日本のために開かなければいかぬ。日本のために役立たさなければならぬというのが、この開発庁がつくられ、開発法が制定せられた趣旨である、私はかように考えております。しかしただ現在の財政状況でそういう意味であるから、そのうち北海道に特別にたくさん持つて行かなければならぬという結論までは、ただちには到達し得ないと思いますが、ただ北海道の開発としては特殊の考え方をもつて、ほんとうに国策として、日本全体のために……

第16回国会 予算委員会 第20号(1953/07/10、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 水利権の問題は、今法律が古いと申しますか、その後県が地方公共団体になつたというような関係から、ただいまお話のように知事に水利権の許可権があるのでございます。その知事の考え方によつて、ただちに国がお話のような収用というようなことを発動するかどうか、これはまだ考えておりません。目下私の承知いたしておりまするところでは、それぞれ関係者が調整の相談をしているというふうに承知いたしておりますので、その結果を待つてから国としては考えて行きたいと思います。


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 建設委員会 第2号(1953/10/31、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 大蔵省で査定をいたしましたのは、被害の全額について従来の平均といいましようか、過去の実績に照して一応の数字を出したということのようであります。従つてもちろん大蔵省側でも、閣議等でも説明をされておりますが、これは動かないものという意味ではありません、一応の査定にすぎないと私は考えております。ことにその根拠になつております数字も、十月五日現在の数字によつておるのであります。皆様のお手先にそれぞれ資料としてお配りしております建設省関係の数字は、この二十八日までに集計されたもので、本日の日付をもつてお示しをいたしているようなわけなのであります。その間にも、すでに大蔵省で基礎にいたしたの……

第17回国会 予算委員会 第1号(1953/10/30、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 お答え申上げます。ただいまお話の過年度災害でありますが、これは建設省関係だけでただいま御指摘のように、国庫の負担が五百三十億ほどになると承知いたしております。お話に今回の災害でダブるということがありましたが、今までの計算の仕方は、新しい災害になりましても、それは過去の災害を差引くことにいたしておりますので、ダブつてもこの金額が減ることにはならない、やはり五百三十億であります。ただ私が考えますのは、今まで残つておつたというのも、従来は御承知のように机上でやつておりますので、査定をもう少し正確にいたす必要があるのではないかというような点は考えております。なおこれははなはだ残念であり……

第17回国会 予算委員会 第2号(1953/11/01、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 節約の点についてお話がございましたが、これは先ほど農林大臣も申し上げましたように、今回やむを得ずいたしたのでございます。ことに北海道につきましては、私も北海道開発長官として北海道の特殊性を考えて、公共事業費を減額することははなはだ遺憾に思つたのでございますけれども、全般的に行われたので、やむを得ずさようにしたのであります。ただ節約については幾分北海道については、その率が少くなつていると考えております。

第17回国会 予算委員会 第3号(1953/11/02、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 お答え申し上げます。大蔵省でいう千五百六十五億と、私どもの方のいう数字と大分食い違いがあるように思われるのでございますが、これは私の方で報告いたしておりますのは、十月二十八日までのことで報告いたしておりますので、その点ですでに百数十億の差ができております。なお査定を一応見込みました数字についても、大蔵省の実績による査定とやや違つた見込みのところもありますので、数字の上では大分食い違つている点があるのではないかかように考えております。私は元来この災害復旧は少しでも早くやるということが、最もいいことだと思つております立場からいたしましても、今度の補正予算の額がこれでいいということは……

第17回国会 予算委員会 第4号(1953/11/03、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 お答え申し上げます。北海道の公共事業費について節減が非常に多いというお話でありました。これは内容を詳しくお調べいただければわかると思いますが、ごく少々ではありますが、他の公共事業費よりは節約の率は少くなつておることを御了承いただけると存じます。  なお私が閣議に欠席したことをいろいろお話がありましたが、これはほんとうに病気で休んだのであります。


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 建設委員会 第1号(1953/12/04、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 それでは簡単に御説明申し上げます。災害復旧につきましては、なかなか工事の進行がはかどらぬ点もございます。ことに伊勢湾、三河湾の状況が、御承知のように非常な難事業でありますので、ただいま大体は随意契約の形ででもやらなければならないのでありますが、一応最初は、単価等の関係があつて、今入札の手続をいたしておるのであります。これは、すでに数日前にまとまるはずでありましたが、案外その点がはかどらずにおるような状況であります。そういうわけで、ことに石材その他の骨材と申しますか、材料の入手が非常に困難であるという点もからみ合つて、この工事を早く進めるのに、今非常に心配いたしておるところであり……

第18回国会 予算委員会 第4号(1953/12/05、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 お答え申し上げます。建設省関係のせんだつての予算にあがりましたのは、直轄分として十億円でございます。これはしかし、すでに災害予備費の方から、約二十五億と存じておりますが、支出いたしまして、ただいま順調に進行いたしております。これが大体直轄事業の五割に相当すると考えております。それからまた地方公共団体に対する補助は約百二十四億円、これは査定がただいまのところで六割程度まで進んでおります。なるべく年内に全部を完了いたしたい、かように思つておりますが、その査定に従いまして割当を行いますが、全部完了いたしておりませんので、あるいはでこぼこがあるかもしれないというような心配から、百二十四……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 建設委員会 第3号(1954/01/27、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 ただいま御説明を申し上げました本年度の予算については、建設委員の皆さんとしては非常に御不満の点が多かろうことを私もお察しをいたします。私自身といたしましても、非常に遺憾の点が多いのでありまするが、御承知のような国の財政緊縮の折からであつてまことにやむを得ざるものと御了承願います。  なお、この内容その他につきましては、いろいろ皆さんの御意見もございますることと存じます。何分よろしく御支援のほどをお願いいたします。
【次の発言】 ただいまのお話は、前々議会で特別立法をなされたその当時から、私の気持はよく申し上げておつたつもりなんです。そういうことが、かえつて全般に悪い影響を与える……

第19回国会 建設委員会 第9号(1954/03/08、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 ただいま議題になりました住宅金融公庫法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由とその概要を御説明申し上げます。  住宅金融公庫は、御承知の通り昭和二十五年に発足し、以来国民大衆に健康で文化的な生活を営むに足る住宅の建設資金を融通して、いわゆる公庫住宅を多数建設して参り、公営住宅の建設とともに国の二大住宅供給方策の一つとして、大きな役割を果して参りました。  しかるに、最近における建設費の騰貴と特に地価の急激な高騰による土地取得難は、住宅建設の大きな障害となり、公庫資金借入希望者に対しても甚大な影響を与えているのであります。政府といたしましては、このような公庫融資による住宅……

第19回国会 建設委員会 第10号(1954/03/09、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 ただいま提案になりました道路整備費の財源等に関する臨時措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  申し上げるまでもなく道路整備費の財源等に関する臨時措置法は、議員各位の非常なる御熱意に上りまして、第十六国会において成立したのでありまして、昭和二十九年度以降五箇年間揮発油税収入額相当額を道路整備五箇年計画の財源に充当するという画期的な法律でございます。また政府といたしましても道路の整備が経済発展の大きな基盤となるものであり、ことに最近の自動車交通の激増、自動車の大型化、重量化に伴い、道路の整備が緊急を要するものであることは、十分認識しているのであ……

第19回国会 予算委員会 第1号(1954/02/01、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 お答え申し上げます。ダムの問題につきましては、電源開発会社に関係のあるものが御承知の電源調整審議会、これに関係の各省もそれぞれ参与いたしまして決定をいたしておるのであります。その他のものについては、建設省において、必要に応じて関係の各省と連絡をとつて緊密にやつておるつもりであります。
【次の発言】 たとえば、治水に関係いたします点では、特に建設省は電源開発会社と綿密な連絡をとるわけであります。それがただいま申し上げました電源調整審議会で、関係の各省が、多目的でありますので、それぞれの目的にかなつた方法で連絡をとつておるわけであります。

第19回国会 予算委員会 第9号(1954/02/10、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 お答え申し上げます。ただいまのお話は私の考えておるところとまつたく一致をいたしております。お話のように、一本の川が川底が漸次上つて来ておるというのは、全国的な状態であります。昨年の災害のあとで政府は治山治水の対策を立てる協議会をつくりまして、将来の構想を練つた中に、特に今後は治水の上にはどうしても上流からの土砂の流出して来ることを防ぐ、また従来までに堆積しておるものを何とかして浚渫するということを重点として考えておる次第であります。従来日本は川に対して、一口に言えば堤防主義と申しましようか、堤防をつくることが川の災害を防ぐというふうに考えられておつた点が多いのじやないかと考えら……

第19回国会 予算委員会 第10号(1954/02/11、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 お答えを申し上げます。お尋ねの二十八年度における災害の国費所要額は、正確にはまだ査定が全都済んでおりませんので申し上げかねますが、一千億を上まわる程度と考えております。一千有徳くらいではないかと考えております。それに対して、まず直轄事業から申し上げますが、直轄事業が総事業費七十二億、これに対して二十八年度に三十五億、二十九年度には三十一億を要求いたしておりますので、九割余りが二十九年末には復旧できる見込みであります。それから地方公共の補助分でありますが、二十八年度に百二十七億を計上いたしました。なおさらに予備費から十億程度を今交渉中であります。その他つなぎ融資の関係もありまして……

第19回国会 予算委員会 第12号(1954/02/16、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 国土総合開発はただいま大蔵大臣からお話がありましたように、必ずしも十分の進捗を見ておるというわけではありませんが、御承知のように国土総合開発計画は、全国の総合開発、都府県の総合開発、地方の総合開発とそれぞれいろいろありますが、今政府として重点を置いておりますのは、ただいまお話のございましたような特定地域総合開発でありまして、これが現在までに、ただいまもお話のありましたように北上、最上、阿仁田沢の三地域の計画が決定いたし、その他の十六については審議中のものが利根地域以下十三地域ございます。なおさらに吉野、熊野等の三地域は、今計画を立案中でありますが、三十年度内にこの十三地域につい……

第19回国会 予算委員会 第13号(1954/02/17、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 愛知、三重の海岸の復旧の進捗状況でありますが、お話のごとく、人手が不十分だという点は、私もさように考えないわけではありません。従つて、十分な定員を置くわけに参りませんので、本省の方からもそれぞれ応援に出かけてやつておるようなわけであります。ただいまお話の愛知、三重の海岸の二十八年度中の事業の執行見込みは四十五億で、そのうち二十五億がお話の臨時海岸堤防建設部の方でやつておる、つまり建設省が両県から委託を受けておる仕事でございます。二十億程度が県面接でやつておるものであります。臨時の方の仕事は相当に進行して参つておりまして、ただいまはそれぞれ請負に付して本復旧工事を行つておるところ……


戸塚九一郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院26期)

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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1953/07/11、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 建設省関係の昭和二十八年度歳入歳出予算案について概要を御説明申し上げます。  まず一般会計から申し上げます。建設省所管の昭和二十八年度歳入歳出予算は、歳入四十億八千二百余万円、歳出八百七十億千四百余万円でありますが、この歳出に総理府所管に計上されており、予算執行の際建設省所管に移しがえになる予定の北海道開発のための経費を合算いたしますと、歳出合計額は九百四十六億三千五百余万円に相なるのでありまして、これを前年度の予算額と比較いたしますと、歳出において百八十九億十五百万円の増加となつております。本予算案は、一、道路交通網の整備、二、河川総合開発事業の推進、三、住宅建設の促進に重点……

第16回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1953/07/13、26期、自由党)【政府役職】

○戸塚国務大臣 私詳しく存じませんのでわかりませんが、そもそも昭和十四年に予算に計上しておつたのですが、地元の非常な反対等によつて遂に実施ができなかつたような実情であります。その後二十六年度並びに二十七年度の二回にわたつて予算を計上したわけでありますが、依然地元の反対が強く、当局としてはできるだけ早く円満に解決したいというような考えを持つておりますが、遺憾ながら荏苒延びておるような状態で残念であります。
【次の発言】 これも私詳しくは存じませんが、あまり十年以上もというようなことは例がないことではないか、かように考えます。多少の反対等がありましても、それぞれ解決をしておるのであります。実は私は……



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