大久保留次郎 衆議院議員
27期国会発言一覧

大久保留次郎[衆]在籍期 : 25期-|27期|-28期
大久保留次郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは大久保留次郎衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

大久保留次郎[衆]本会議発言(全期間)
25期-|27期|-28期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 衆議院本会議 第33号(1955/06/25、27期、日本民主党)【政府役職:北海道開発庁長官】

○国務大臣(大久保留次郎君) 恩給制度と社会保障制度を一本にしたならばどうかというお尋ねでありますが、これは、先ほど論議せられました通り、その性格が違つておりまするので、将来はいざ知らず、ただいまにおいては、一本化することは困難と存じます。  非常勤職員の問題についてお尋ねがございましたが、非常勤職員は、将来の処遇といたしまして、なるべく常勤職員にかえることが一つの方針であります。なお、もう一つの方針といたしましては、有給休暇を与える、つまり、休んでも給料を払うという有給の休暇を与えようかと存じまして、目下研究中でございます。  自衛隊の職員に対しましての恩給の問題でありますが、目下、自衛隊の……

第22回国会 衆議院本会議 第38号(1955/07/07、27期、日本民主党)【政府役職:北海道開発庁長官】

○国務大臣(大久保留次郎君) 石狩川の上流でありまする雨瀧川付近及び日高地方の今回の洪水の被害につきましては、まことに遺憾でございます。  ただいまお尋ねのありました復旧本部の設置の問題でありますが、私は本部を作る必要がないということは申し上げたはずがございません。何らかの間違いじゃなかろうかと思っております。私は、今日といえども、現地と相談の上、必要があれば皆さんと相談の上に、これをやろうかという考えは捨てておりません。御参考までに申し上げておきます。

大久保留次郎[衆]本会議発言(全期間)
25期-|27期|-28期

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委員会発言一覧(衆議院27期)

大久保留次郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-|27期|-28期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 決算委員会 第23号(1955/07/01、27期、日本民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 ただいま検査院の報告にありました通り、北海道開発庁及び開発局、それに委託工事をいたします道の関係の職員の中で、十数件にわたりまして不正の工事がありましたことは、まことに遺憾でありまして、申しわけないところと存ずる次第であります。ことにただいまの報告の一番初めにありました八号、九号、おしまいにあります一五号、一六号、これらの職員がいろいろの刑法上の責任を負うべき行為によって公金を費消しておりましたということは、これはまことに遺憾であります。ただ検査院の報告によりますと、件数が前年より減って参ったという点、及びこれら悪質の中で、九号のごときものは、北海道から出張して東京におります……

第22回国会 内閣委員会 第3号(1955/03/29、27期、日本民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 私は大久保留次郎であります。北海道の開発事業のほかに、給与の面についての担当を命ぜられました。給与の問題は、実は簡単な問題であると考えておりましたけれども、いよいよ聞いてみますと、実に複雑多岐である。どの道をとったらいいか迷うような実況であります。ただ私は、皆さんの熱心なる御協力によって、この問題を円満に、公正に解決いたしたい念願を持っております。ここに初めて委員長以下委員各位の皆さんにごあいさつを申し上げる次第であります。よろしくお願いいたします。
【次の発言】 いわゆる地域給の問題で断ります。この問題も、さきほど申しました通り、なかなか複雑な問題であります。今お話の通り人……

第22回国会 内閣委員会 第29号(1955/06/28、27期、日本民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 せんだって来恩給局の職員の主として非常勤職員が争議らしい行為に出まして、あるいは仕事を休むというようなことがありまして、事務の進捗上多少遺憾を感じましたのはまことに残念であります。皆さんの前におわびしなくちゃならぬと思います。それでこの非常勤職員に対して将来どういう方針をとるかと申しますと、まず今考えております点は、非常勤職員を常勤職員に欠員のあり次第あげるということであります。常勤職員と非常勤職員においては待遇が違いますから、常勤職員になるべく繰り上げるということが一つと、もう一つは、これは今回の夏期手当から実施いたしたのでありますけれども、従来この非常勤職員には一年以上勤……

第22回国会 内閣委員会 第30号(1955/06/29、27期、日本民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 この点はきのうも申し上げたのでありますが、とにかく日本の恩給法はこういう軍人の階級を認めて、これを基礎として現在支給しておる。それをさらに今回は追加して率を増加する、こういう基礎に立っておるのでありますから、従来の給与体系に影響を及ぼすようなことはなるべく避けたいという観念が一つと、もう一つは、あなたの言うのは一つの理論かもしれませんが、実際にこれを施行することになって参りますと、一番数の多いのは兵士であります。これに多額の金を支給せよといったらとても国家の財政が許すまい、こういう困難が伴ってくると思います。この二つの点を考えまして、まずこの原案でいいだろう、こういう考えを持……

第22回国会 内閣委員会 第31号(1955/06/30、27期、日本民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 ただいまのお尋ねのようにまことに同情にたえません。そこで表面的には恩給法によって支給することは困難ではありますけれども、外務省の手心により、もう一つはごく最近の話でありますが、通産省にもそういう申し出があるそうでありまして、通産省においてもある程度の便宜を与えて、これらの恩給をもらわぬ台湾人及び朝鮮人の救済に充てようという計画あるやに聞いておりますが、まだ確定ではないようであります。

第22回国会 内閣委員会 第33号(1955/07/04、27期、日本民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 ただいま提案になりました修正案について、政府の考えを申し述べます。恩給に関する予算はすでに衆議院を通過し、参議院も通過したような次第であります。従ってその予算の内容は決定したと見て差しつかえないと思います。ただいまの修正案について考えてみますと、本年度だけで六億余円の増加である、来年度はもう少しふえて、四、五十億になるんじゃないかという推定ができるのであります。かかる予算を今直ちに同意することは困難であると存じます。そのほかこまかい点がありますが、同様であります。一言私どもの考えを申し述べます。

第22回国会 内閣委員会 第36号(1955/07/07、27期、日本民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 先日も申し上げました通り、恩給法の改正に伴いまする予算はすでに衆議院、参議院を通過しまして確定の状況にあります。この修正案によりますと、本年におきまして相当の額の増加になります。また予算の問題が起ってくるのでありますからして、この点につきましても私は同意ができません。簡単ながら申し上げます。

第22回国会 内閣委員会 第38号(1955/07/11、27期、日本民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 森さんからのお尋ねの点でありますが、なるほど人事院総裁が公務員制度調査会の一員としてお入りになっているのは事実でありますけれども、これに向って政府としては注文は一つも申し上げたことはありません。そればかりではなく、人事院の独立機関としての機能を発揮する点におきましても、ちっとも干渉いたしません。これは全く人事院が独自な立場、独自の見解を持って公務員のために活動しているわけでありまして、この機能は決して侵害いたしません。なおまた人事院総裁が公務員制度調査会に出て言われますことは、一般の人よりも、公務員の制度、給与その他の点について造詣が深いと思いますから、この知識を吸収して日本……

第22回国会 農林水産委員会 第38号(1955/07/09、27期、日本民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 今月の三日に、暴風は伴わなかったのでありますが、思いがけない降雨がありまして、多いところになりますと二百ミリ内外のところもありました。北海道におきます降雨二百ミリというのは多い方であります。比較的降雨の少いところにもかかわらず二百ミリ内外がありました。北海道全般というよりも、今回の洪水の一番多かったところは、石狩川の上流であります雨龍川を中心とした洪水であります。もう一つは日高の海岸静内、新冠川付近を中心とした被害、これが一番多いようであります。  三日に雨が降ったのがちようどその日にやみまして、四日よりは雨がやみましたために、降雨がやんだと同時に被害の調査にかかっております……

第22回国会 農林水産委員会 第43号(1955/07/18、27期、日本民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 ただいま川村さんから御懇切な御意見がありました。なおまた今回北海道の災害につきましては、当委員会より特に委員の各位が北海直の実地について視察されまして、ただいま御報告を伊東さんから詳しく受けまして、まことに利益するところが多かったのであります。まず私は冒頭におきまして、委員の皆様並びに当委員会に対して感謝の言葉を捧げたいと存じます。まことにありがとうございました。  なお川村さんのお話でありますが、これは伊東さんの救済の意見の中にも大分入ったものがございましたが、さらに本月の十五日に北海道の長官が自分が出てこられまして、各方面についての意見をまとめて持って参りました。これはあ……

第22回国会 農林水産委員会 第48号(1955/07/27、27期、日本民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 機械公団によって処理します土地が北海道に二個所ありますが、ちょうど開発の方針と農業の奨励の目的が合致しますので、農林省と協力して進めております。法文の上におきましては、農林大臣が執行機関として責任を負っておりますが、私はまた北海道の開発という任務がありますので、法文の上においては現われておりませんけれども、農林大臣と私の間において協定を作りまして、実質的に公団のおもなる人事と予算関係につきまして互いに協力してやるという約束ができております。こういう意味におきまして関係を持っております。
【次の発言】 私と農林大臣の間において、文書によって交換しております。

第22回国会 農林水産委員会 第49号(1955/07/28、27期、日本民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 昨日も申しましたのでありますが、開発庁は企画官庁であります。農林省が実施機関であります。従って今回の公団につきましては、実施機関たる農林省が表面に立つということになったのであります。この根本の性格には変りはございません。そこで企画官庁と実施官庁との間に一般の話の協定がなくては、この事業の遂行はできぬと思いましたので、私の方と農林省の方と相談をいたしまして、こういう文書の交換をしておったのであります。これは今まで言った通り、ひたすらに両官庁が協力してこの事業の目的を達成したいという誠意に出ておるのであります。
【次の発言】 もちろん連係をとって十分注意していく必要があると思いま……

第22回国会 予算委員会 第10号(1955/05/11、27期、日本民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 今年度の予算で決して満足とは申しませんが、御承知の通り一兆円のワク内で編成いたしました予算でありまして、そしてある省によりましては多少の減額を見たのでありますけれども、北海道の開発の予算においては約十億、一割近い増額をしております。それ以上わがままを言うのはどうかと思いまして申し上げませんでした。しかし予算の額のいかんにかかわらず、誠心誠意をもって事業の遂行に当るつもりでございます。
【次の発言】 予算が部分的に削減された話が出ましたが、部分的に増加しておる部分もあります。私はこれでもってやっていけると存じます。
【次の発言】 ただいまの御質問はまことに同感であります。やはり……

第22回国会 予算委員会 第14号(1955/05/16、27期、日本民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 恩給の性質は今高橋さんの言われ女通りであると私も信じております。
【次の発言】 将来の問題としてはあるいは起るかもしれませんが、ただいまのところは起っておりません、またやる考えはございません。
【次の発言】 軍人恩給は戦争後新たに制定したものでありまして、前の恩給の継続とは見ておりません。法律的にもその通りであります。
【次の発言】 戦争に伴って国家に対して忠誠を励んだ点を考慮して、その生活を救済する意味において必要であると信じたからであります。
【次の発言】 別に要求する権利はないと思います。
【次の発言】 それは法律によって義務が発生したと信じます。

第22回国会 予算委員会 第16号(1955/05/18、27期、日本民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 ただいまの御質問にお答えいたします。今申されましたアメリカの世界銀行のデフリースさんが、ちょうど今東京に来ております。きのうも会いました。やはり北海道の地区に対して世界銀行から金を貸し出すことについて、考えは変っておりません。今回は北海道よりもむしろ愛知県の方に重きを置いて調べに来たようでありますけれども、変っておりませんようであります。従ってそのうちに実行に移し得るものと信じております。ただこのことを実行するにつきまして必要なことは、アメリカからの余剰物資の買付問題であります。この問題が解決すると同時に世界銀行の方もおそらく解決するのではないか。承わりますれば、余剰物資の方……

第22回国会 予算委員会 第19号(1955/05/25、27期、日本民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 北海道の話が出ましたので一言申し上げておきます。御承知の通り、北海道は開発五カ年計画を立てて今実行中であります。本年がちょうど四カ年目でございます。もう一年あるのであります。そこへ六カ年計画が参りましたので、この次に起ります五カ年計画について、十分この考えを取り入れて進みたいという考えを持っております。人口の問題でありますが、大体五カ年計画から類推いたしまして、現在は四百八十万の人口でありますけれども、六カ年後におきましては、まず七百万人見当できるのじゃないかという目途を持っております。なお石炭の問題でありますが、これは現在の状況から推しまして、約二千万トンを目途としておるわ……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 地方行政委員会 第17号(1957/04/02、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 今回提案いたしました消防団員等公務災害補償責任共済基金法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げたいと存じます。  消防団員等公務災害補償責任共済基金法は、第二十四回国会において成立いたし、昭和三十一年五月二十一日法律第百七号として公布され、昭和三十一年十一月二十日から施行されたものであります。また同日付をもって消防団員等公務災害補償責任共済基金も成立したのでありますが、この基金法の審議の過程におきまして、水防団員等に関しても本法と同様の措置をすみやかに講ずることとの附帯決議が行われ、また強い意見が述べられたのであります。  御承知のように、この基金……

第26回国会 地方行政委員会 第22号(1957/04/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 ちょうど二、三日前に消防審議会が発足しました。委員の方十七人ですか、第一回の審議を開いたのです。審議の提案として日本の消防制度をいかにするかというのは大きな問題でございます。こういう題目を掲げておりますが、その題目の中には今お話しになりました通り予防はもちろん入っております。予防ばかりではない、実際の消防すること、これにもう一つ日本の消防の機構がこのままでいいだろうか、ことに今の消防機構ができてから十年を経過いたしまして、自治消防になったのでありますが、自治消防はいいところもあるが、悪いところもあるのです。そのよいところをとって悪いところを捨てて、日本の消防をいかにすべきかと……

第26回国会 内閣委員会 第3号(1957/02/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 ただいまの御質問にお答えいたします。今回群馬県下に起りました日本婦人に対する米兵の射殺事件は、まことに遺憾と思っております。一婦人の射殺でありますけれども、日本人としての婦人の射殺であります。また一方はアメリカの一軍人としての行為であり、ここに国民感情が沸いてくると存じます。私どもはこの事件に処して厳正な態度をとるというのが、一言にして尽きる言葉であると信じます。けれども数日前より事務当局から説明がありました通り、まだ真実をつかまえていないのであります。公務であるか公務でないかという問題もまだ不明瞭であります。せっかく警察の当局と米軍の当局が共同捜査をして、真相の把握に努めて……

第26回国会 内閣委員会 第8号(1957/02/20、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 ただいまの問題でありますが、司令官がどういう意味で言いましたか、私その言葉は初耳であります。さっそく地元に照会してどういう意味で言ったか確かめた上、適当な措置をとりたいと存じます。
【次の発言】 よく調査します。
【次の発言】 ただいままでの質問及び答弁の内容を伺っておりまして大体全貌がわかったのでありますが、最後に長官が言いました通りいやしくも事件が私どもの目に入りました以上は、最善の努力を払って事実を把握し厳正に法の執行をするという覚悟であります。この点だけを申し上げておきたいと存じます。

第26回国会 内閣委員会 第10号(1957/02/27、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 御説明を申し上げる前に一言ごあいさつを申し上げねばなりません。実は私は公安委員長と行管の長官と両方兼務いたしておりますが、この会には特別にいろいろ関係がございまして、今日から審議を始めます行政機関の問題、あるいは行政機構の改革の問題及び治安の問題等皆さんに御審議を願う点がたくさんあると存じます。実は今ごろごあいさつを申し上げるのは間が抜けてはなはだおそい感がありましたが、今後いろいろとお世話になると存じますから、冒頭においてごあいさつを申し上げる次第であります。よろしくお願いいたします。  なおただいま提案になりました議案について一応御説明を申し上げとう存じます。  今回提案……

第26回国会 内閣委員会 第13号(1957/03/05、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 ただいま、首都圏整備委員会の事務局の職員の増加の問題につきまして、御質問であります。ただいま質問されました当時の経過をたどっておるのでありまして、できるならばそうするのが順序かと考えておるのでありますが、この三十二年度の定員を定めるにつきまして一番主眼に置いた点は、現業的業務の人を増そう、たとえば郵便とか電信とか電話とか――約三千人増しておりますけれども、その大部分はいずれも現業職員が多いのであります。従って、現業以外の事務の増加というものは認めなかった、そういう関係で、まことに気の毒であったのでありますが、この事務局の定員の増加は計上されなかったのであります。しかし、事務局……

第26回国会 内閣委員会 第17号(1957/03/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 ただいま水道及び下水に関する問題につきましてのお尋ねでございます。この問題は長い間の懸案でありまして、厚生省と建設省に関係を持つので、いわゆる所管の争いといいますか、長い間この問題についての研究がありましたが、今回所管の方法をきめました次第でございます。原則として、上水道については厚生省所管、それから下水道につきましては、終末処理場を除いて建設省、これは下水処理の関係、汚水処理の関係がありましてそれを除いては建設省が所管をする、それからその際つけ加えてきめましたことは、工業用水についての所管もやはり問題になっておりましたけれども、これは通産省にまかせる、こういう三つの原則をき……

第26回国会 内閣委員会 第19号(1957/03/19、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 ただいま郵政省の定員の問題についてお尋ねがありました。郵政省の定員増が少な過ぎるというお話がありましたので、一応私どもの方において検討してみました総数から申しますると、郵政省関係のただいまの定員は二十五万九千四十人であります。それが本年度はどうなっておりますか、すなわちことしの予算によってこれを何人増してあるかといいますと、二十六万一千一人で、純粋に増加しましたものが千九百六十一人であります。そのうちでただいまおっしゃった通り、郵便関係においては六百九十六人、そのほか電話関係等において千七百三十二人、こういう工合に総計においては千九百六十一人。ところが一つお考えを願いたいこと……

第26回国会 内閣委員会 第24号(1957/03/28、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 各省の常勤職員及び常勤的非常勤職員の問題でありますが、これはなかなか難問題の人事行政の一つと思われます。実を申せば数年来の懸案でありまして、公務員調査会ができましたときの諮問の問題でありまして、その答申に基いて、その答申を実行するためにただいま内閣に公務員調査室という室を設けて、専門にかかっております。その調査室においてまずまっ先に公務員のうちの何に取り組むかということについて研究した結果、大体まっ先に取り上げたのが給与制度であります。これはこの国会に提案してただいまこの委員会において御審議中でございますが、そのほかの公務員に関する問題は非常に多くありまして、あるいは服務のこ……

第26回国会 内閣委員会 第25号(1957/03/29、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 今年度の定員法の改正につきましては、一番初めに説明いたしました通り、努めて必要な部分だけにとどめる。ことに現業的の仕事に重きを置いて査定するという方針のもとに査定したので、結局のところ約三千人ばかり増員してしまったという結論になっておるのでありますが、これは今年度の査定方針でありまして、今あなたの言われました常勤労務者の問題、続いて常勤的非常勤者の問題、これはもうここ数年来の長い問の論議の種になっている問題です。この中には実を申せば普通の公務員と同様の仕事をしている者があるのです。人間から見てもそういうりっぱな人がありますし、年限から見ても長くやっている人もある。これらの処遇……

第26回国会 内閣委員会 第29号(1957/04/12、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 行政機構改革の諸法案につきましては、政府といたしましては去る二十四国会に、その承三次分として取りまとめて提案いたしました。それは占領行政の行き過ぎを是正し、議院内閣制のもとにおける行政の責任体制を明確にいたしますとともに、行政事務の管理を強化し、その能率を向上させることを目的といたしたものであります。これらの諸法案がただいま継続審議と相なっておりますが、これにつきましては、政府与党とも連絡し、検討いたしました結果、国会の会期等の関係もありますので、特に次のものを取り上げまして、今国会において成立を期することといたしました。  ここに党側と調整済みの改革案につきまして、その概要……

第26回国会 内閣委員会 第32号(1957/04/19、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 この前の当委員会におきまして、私が経過についての説明を申し上げました。それは前々国会以来継続者歳中の行政改革の問題の案の取扱いにつきまして率直に申し上げました。その要旨は、要するにその傍の情勢の変化に応じて、政府と与党の間において修正の方向の固まりました点について、政府の態度をあらかじめ申し上げました方が、御審議のために便宜かと存じまして申し上げました次第であります。この点を御了承願いたいと思いまして、冒頭に一言経過を申し上げる次第でございます。
【次の発言】 行政機構改革についてのただいまの内閣の心がまえ、これは二つの点から考えなくてはならぬと思います。一つは、岸内閣ができ……

第26回国会 内閣委員会 第34号(1957/04/24、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 その問題は、総理大臣の考え次第で、兼務の官房長官ないし総務長官を置き得る、やはり資格は国務大臣という資格の人を充てたい、こういう余地がありますから、これを全然国務大臣でなくするのと、この条文にしておくのとは意味がだいぶ違うと思います。その裁量は一に総理大臣の考えにまかせよう、こういう趣旨であります。
【次の発言】 その点はその通りでありますけれども、さきに話した通り、兼務の制度によって国務大臣にし得ると思います。元来の趣旨は、今宇都宮君の言われた通り、国務大臣の定員は増すまいという原則に立って機構を考えている。そこでまず総務長官と官房長官をどうするかということですが、宇都宮君……

第26回国会 内閣委員会 第35号(1957/04/25、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 非常ないい質問を受けまして感謝にたえません。私も全く同感であります。行政管理庁としては当然機構の上から今話しました問題のようなのを絶滅を期する意味においての立案をしなくちゃならぬ、こう考えております。これはしかし一つの考えでありまして、私は今日の各官庁その他の不正事件の起りますのは、一つは思想問題からきておる。ことに著しく感ずるのは敗戦後の日本の思想であります。一時は全く混乱したのであります。東に行くか西に行くかわからぬというような思想の波乱であったのでありますが、終戦後十年を経過してやや思想が落ちついて参りました。大体真正に向いつつある今日であります。こういう機会をとらまえ……

第26回国会 内閣委員会 第36号(1957/04/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 まずここに提案されております機構改革の問題は鳩山内閣のときにできました。そして当委員会に提案されて継続審議中であったのであります。これは鳩山内閣当時の構想でありますけれども、鳩山内閣としても今の内閣としても、やはり同一政党の提案であります。でありますから、まずこのうち党との調整をはかって、できるものからこれを仕上げていこう、全部できればけっこうですけれども、これはなかなか議論があって全部の通過はむずかしいから、通過しやすい点からこれを取り上げてかかっていこう、こういうのが方針であります。しからば岸内閣に新しい構想がないかというと、岸内閣は岸内閣で構想がないわけではない、おそら……

第26回国会 文教委員会 第22号(1957/05/08、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 責任問題のお尋ねであります。責任の対象といいますか、事件の内容といいますか、それについて具体的に調査してみない限りは、今だれが責任をとるということはむずかしいのじゃないか、(「そんなことがあるか」と呼ぶ者あり)事件の内容によって、あるいは佐賀県の本部長なり、あるいは知事なり、さらに拡大していくかわかりませんが、なるべくそれは具体的に事例を示してもらいたい。それによってまたお答えをいたします。
【次の発言】 私の聞きましたのは、警察のあずかった範囲においての事件か、あるいは警察の手を離れて検察庁においての検事の扱いか、これを具体的に言わぬ限りは、断定に苦しむところであります。そ……

第26回国会 文教委員会 第23号(1957/05/11、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 佐賀県の日教組の問題の取調べにつきましては、一番初めにこまかく申し上げておきましたのでありますが、事は教育に関すること、ことに児童に関することであります。世間の批判は、教員の行動は、一般の社会に影響を及ぼすことはもちろんでありまして、わかっておる。従ってこの事件の検挙につきましては、できるだけ慎重にという考えをもって実行したのであります。事件が起りましたのは二月中旬であります。検挙しましたのは四月、二カ月余も材料を収集し、方法を研究してやったのであります。私は精神においては擁護局長の精神と一致しておると考えております。なおその方法につきましても、できるだけの御便宜をはかり、な……

第26回国会 法務委員会 第15号(1957/03/15、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 脅迫文について云々のことでございますが、今聞いてみましたところが、やはり検察庁に送りましたのは間違いないようであります。その後はどうなっておりますか、こちらではよくわからないのであります。
【次の発言】 ただいまお尋ねの警視庁に勤務した事実は、あるように思います。なお、こまかいことにつきましては、私よりも警察庁長官がこまかく知っておりますから、同長官から御説明申し上げたいと存じます。
【次の発言】 おとり捜査云々の問題につきましては、法務大臣と全く考えは同じであります。その菅生事件の検挙当時の様子を聞いてみますと、これを検挙されましたのは全く現行犯であります。現行犯として逮捕……

第26回国会 法務委員会 第17号(1957/03/22、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 ただいま長い時間の間古屋さんの御質問を聞いておりまして、あなたの方の考えと部長の考えといろいろ問答に食い違いがあるようであります。一般論として、犯罪の疑いがあればこれを捜査するのが警察官としては当然の任務であります。捜査しなければならぬことは原則であります。ただ、この事件の起った発端を考えてみますと、事の起りは昭和二十七年でもう五年近くになっておる古い事件である。しかも、第一審の判決が済んだばかりでなく、この事件は普通の事件と違って現行犯で逮捕しておる。現行犯で逮捕した以上は、被告人がはっきりしておるばかりでなく、証拠は必ずついているに相違ないと思います。そこで、この問題を再……

第26回国会 法務委員会 第32号(1957/05/14、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 今回佐賀県の教職員の一部を勾留しましたことはまことに遺憾でありました。この問題につきましては、事は教育者である。教育者自身ばかりでなく、生徒を持った教育者である。生徒に及ぼす影響及び一般の社会に対する影響を考慮しまして、十分慎重に調査しました。しかし、その結果において、やはりこれは違反として検挙すべきものであると決心して、佐賀県の警察本部において英断をした次第であります。学校その他教職員の住宅云々というお話がありましたか、以上のような前提のもとに、なるべく学校教育を妨げないというような考えのもとに、学校教育の自由意志にまかした。あるいは学校で調べてくれという人は学校で調べた。……

第26回国会 予算委員会 第11号(1957/03/02、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 内政省の問題でありますが、先ほど総理から説明の通り、鳩山内閣当時案を作りまして、目下本衆議院に継続審議中であります。しかし、内政省設置そのものについては、反対者もあります、賛成者もあります。私は、先ほど総理が申し上げました通り、衆議院において慎重の上にも慎重に調査せられるよう希望しております。
【次の発言】 さっき申しました通り、その案につきましても賛成の意見の方もありますし、反対の意見の方もあるのであります。衆議院に継続審議にかかっておるのを幸いとしまして、衆議院各位の良識ある判断によって適当な結論を出していただきたいと思います。

第26回国会 予算委員会 第12号(1957/03/04、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 総理から詳しくお話がございましたので、私からつけ加える必要もないと思いますが、行政管理庁としましては、内閣の大きな方針に基いて監査を励行しております。しかし、いたずらに摘発第一主義をとりません。なるべく監査をして事務を改善する。改善ということに頭を置いております。第二番目は、やった以上は自分が責任をとる、責任主義に頭を置いております。第三番目には、事件を起さぬ、未然に防ぐ、未然に防止するという点を考えております。この点を基礎として監査を励行しておるわけでございます。  しからばどういう方面に監査の目を注ぐかといいますと、第一は重要国策であります。たとえば、三十二年度におきまし……

第26回国会 予算委員会 第15号(1957/03/07、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 人事院は、つぶすという考えは持っておりません。改組です。
【次の発言】 組織の変更です。
【次の発言】 それは解釈のしようによると存じます。廃止というのは全然なくするのが廃止であります。これは組織の改革であります。これは残ります。
【次の発言】 組織を変えて出ておるのです。この点が違っております。この点を了解願いたいと思います。
【次の発言】 御納得がいかぬようでありますが、形式上廃止ということになりますが、実質的においては改組であります。
【次の発言】 いろいろ御意見が沸騰したようでありますので、(「御意見じゃない」と呼ぶ者あり)私がさっき申しました通りでありますけれども、……

第26回国会 予算委員会 第18号(1957/03/18、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 ただいまおくれて参りましてその実情がよくわかりませんので、できましたらもう一度お願いいたします。
【次の発言】 千葉県の実例はよく存じませんけれども、ただいまの警察の大体の方針といたしましては、変名して内偵するというのは行き過ぎであると思います。従ってもしそういう具体的な事実があるといたしましたならば、調査してしかるべく善処いたしたいと思います。  それから大分県の話が出ましたが、これは先般法務委員会で問題になりまして、二時間にわたって非常にこまかな質疑応答が続けられました。私ども警察当局の立場としては、警察官が名を変えて共産党の情報をとるために村の中に潜入しておったという事……

第26回国会 予算委員会 第24号(1957/04/26、27期、自由民主党)【政府役職】

○大久保国務大臣 全購連事件についての御質問でありますが、今日朝日新聞を見て私も驚いたのです。驚くと同時に、非常に残念に思ったのです。私は、事件発生以来、関係警察官を戒めて、決して警祭官の口から出してはいかぬ、人の名誉を尊重していかなければならぬということをかたく言って、おそらく警察官はそれを知っておるはずです。にもかかわらず、今日朝日新聞社が名を出されたということは、ほんとうに遺憾であります。私は、事件の内容は、法務大臣の言われる通り捜査中でありますから、申し上げにくいのでありますが、この新聞の記事の問題については、将来出ませんように、さらに一そう警察官を督励して、骨を折りたいと思っておりま……


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