このページでは実川清之衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○實川委員 塩害のことについて質問申し上げます。 利根下流沿岸の地帯における塩害の問題は、三年前から問題化いたしておるわけであります。しかし、当初は、当局におきましては、あれは塩害ではないというようなことで、なかなか塩害であることを認めなかったのでありますが、昨年、今年とだんだんと塩害であるということを認めるようになったわけであります。一体農林省ではこの地帯の塩害の性格をどのようにお考えになっておるか、それを伺いたいと思います。つまり、単に早魃によって起った塩害であるか、あるいはまた、建設省の利根川の川底を浚渫した関係があるのか、あるいはまた、利根水制における水利調整の失敗または怠慢といった……
○實川委員 本年の災害は全国的な規模でいろいろの形で災害があったのでありますが、特に関東一円にわたります旱害につきましては、その影響が非常に大きいのでございますが、これに対する政府の対策と申しますか、その点について簡単にお伺いをいたしたいと思います。 旱害に直面いたしまして、被害農家におきましては、井戸を掘るとか、あるいは水路を掘さくする、あるいはそういうものに必要ないろいろの資材を要したのでありますが、これは、急場でございますので、当該の市町村の経費をもって一応やっておるわけであります。こういうような応急施設のために要した費用につきまして、国は国庫補助を行うお気持があるかどうか、それをお伺……
○實川委員 ただいまの韓国ノリの輸入問題に関連いたしまして、二、三の点について農林省にお伺いいたしたいと思います。 昭和二十九年の五月と昭和三十一年の五月、それぞれ参議院と衆議院の農林水産委員会でノリの問題について決議がなされておるようでございます。その決議の趣旨といたしましては、国内のノリ漁業の育成とノリ漁業者の経営の安定を主眼といたしまして、原則的には輸入を禁止したい、やむを得ない事情があって輸入する場合におきましては、輸入数量なりあるいは輸入の時期というようなものにつきまして、国内のノリ業者に重大な圧迫を加えないようにというような配慮がこの二つの決議を通じてなされておりますが、この決議……
○實川委員 昭和三十三年度のカンショの作付面積と、大体の収量の見通しについてお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 基礎的な資料がまだわからないということでございますが、昨年は多分十月七日に原料カンショの基準価格の発表があったと思いますが、これでは産地の生産農家の立場から申しますと少しおそ過ぎるように思います。今までは大体十月下旬に発表されまして、ほとんど原料カンショの価格の問題については何ら効果がなかったというようにわれわれは考えて、毎年もっと早く発表してもらいたいということを要請して、昨年から十月初めにやっと繰り上ったのでございますが、さらに、これが実際から申しますと九月二十日ないし……
○實川委員 大臣に御質問いたします。農林大臣は、本委員会の冒頭の所信表明におきまして、最近における農林水産業の生産は、技術の改良発達と投資の増大によりまして生産が非常に伸長いたしておる、その結果、輸入食糧が引き続き減少し、外貨の節約等に寄与するところが大きかった、さらにまた、国内購買市場安定の有力な要因となって国民経済の成長的発展に大きな役割を果しているというように申されまして、保守党農政の成果を自画自賛されておるわけでございますが、しかし、このような現象的な形で現在の農業の状態をお考えになることは、非常に皮相のきわみでありまして、たとえて申しますならば、昨年一年間、繭糸価格の問題、あるいは乳……
○實川委員 せんだっての新聞に、土地区画整理事業について農林大臣と建設大臣の間に覚書が取りかわされたというようなことが出ておりました。そういう事実がございますか。もしそれが事実といたしますれば、その覚書を取りかわすまでに至りました経緯と、その覚書の内容についてお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 ただいま局長のお話によりましても、従来この土地区画整理事業をめぐりまして建設省と農林省の間にいろいろと意見の相違と申しますか紛争のあったことは事実のようでございますが、最近までの農林当局の農地政策を見て参りますと、農地法制定当時の精神がだんだんと次々にくずされまして、今ではほとんど手をあげてい……
○實川委員 最近、住宅の建設あるいはダム建設、軍事基地の問題、高速道路建設の問題というような問題が相次いで起りまして、農地が次々に壊廃をいたしていることは御承知の通りでございますが、このような事態は、現行の農地法の建前から考えますと非常に問題が多く、しかも、それらの結果といたしまして、非常に農民が莫大な犠牲あるいは負担を背負わされておるわけでございます。千葉県の松戸市金ケ作の地区におきましても、住宅公団による市街地の造成が計画され、すでに一部着手されておるわけでございます。この金ケ作の住宅建設の問題につきまして、地元の反対同盟の代表者であります檜枝参考人にまずお伺いいたしたいのでございますが、……
○實川委員 私は、第二班を代表いたしまして、福井県、京都府及び滋賀県下における台風第十五号等による農林水産業の被害について、調査の概要を御報告いたします。 本調査班に参加せられました委員は、私のほか吉川委員長でありまして、十月八日から十二日までの五日間にわたり、福井県、京都府及び滋賀県の被害地を調査し、また、今井耕委員は、現地参加として、滋賀県下を一行とともに調査されたのであります。 ただいま第一班及び第四班からるる述べられましたように、台風第十五号により愛知県、三重県及び岐阜県がけたはずれの被害を受けている関係上、その他の府県の被害は過小評価されがちな印象を受けるのでありますが、現地に参……
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