このページでは伊藤よし子衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○伊藤よし子君 最近、小児麻痺の国産生ワクチン投与にあたって、たまたま各地に事故が発生したので、母親たちの間に大きな不安を巻き起こし、中には投与を中止する地区も出ましたことは、すでに新聞紙等にもたびたび取り上げられましたところでございまして、今日、緊急な事態はいささか去ったようにも思われますが、まだ全般的に母親の不安が取り除かれたとも考えられませんので、この国産生ワクチン問題に締めくくりをいたす意味合いにおいても、ここに、私は、日本社会党を代表いたしまして、あらためて政府に対し、御質問を申し上げたいと思います。(拍手) 昭和三十五、六年に発生した小児麻痺流行の際、全国の母親の熱望にこたえて、……
○伊藤よし子君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま御提案になりました母子保健法案について御質問をいたしたいと存じます。(拍手) かねて、私ども社会党におきましては、母子保健の重要性にかんがみ、数年前に母子栄養法案を国会に提出し、また昨年の第四十六回国会には、母性の保健及び母子世帯の福祉に関する法律案を提出いたしております。残念ながら、これらの法案は今日まで審議されずに廃案になっておりますが、今回政府におかれましても、おくればせながら母子保健の重要性にお気がつかれ、今回単独法としてこの母子保健法を提出されましたことについては、その限りにおきまして私も一歩前進と思いますが、問題はその内……
○伊藤よし子君 私は、ただいま御提案になりました児童扶養手当法の一部を改正する法律案並びに重度精神薄弱児扶養手当法の一部を改正する法律案につきまして、日本社会党を代表して、総理並びに関係大臣に若干の御質問を申し上げたいと存じます。(拍手) まず第一に、総理大臣にお伺いしたいのでございますが、四十一年度の予算は、総額四兆三千百億円の一般会計予算と、二兆三百億円の財政投融資という、戦後初めての国債をかかえての大型積極財政規模でございまして、これによって不況を克服し、経済を立て直すのだと総理は御説明になっております。この全体の予算の批判はすでに予算委員会等で多くの委員からされておりますので、私はい……
○伊藤(よ)議員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました母性の保健及び母子世帯の福祉に関する法律案の提案理由を御説明申し上げます。 言うまでもなく、戦後わが国においては、新しい憲法のもとで国民の基本的人権が保障され、戦前に比べて国民一人一人の人間としての権利が大きく尊重されることになったのでありますが、現実の経済社会生活においては、まだまだこうした権利が十分保障されていないのが現状であります。そのことは、制度上の問題としては、たとえば年金、医療、心身障害者福祉など社会保障諸制度の不備、貧困などにはっきりと示されております。国民皆年金、皆保険の体制が一応整いましたものの、……
○伊藤(よ)委員 私は厚生行政の基本的な問題につきましては、同僚の委員からすでにいろいろ御質問がございましたので、本日は、大臣もたいへん時間がおありになりませんから、特にその中で厚生省の保育対策のみに限って御質問を申し上げたいと思います。 近年、経済の高度成長の中で、その過程で非常に働く婦人の数が年々ふえておりますことは、大臣も御存じのとおりだと思います。その働く婦人の中で有夫の、結婚をした婦人のパーセンテージというものも、婦人の雇用労働者がふえるよりも大きい率で年々ふえております。労働省のお出しになった統計、女子保護状況の調査によりましても、六二年には女子雇用者の中で二一・七%が既婚婦人で……
○伊藤(よ)委員 この法案の提案の理由の御説明は、すでに二月十二日の社会労働委員会で、お聞きいたしましたので、その内容は了承いたしておるわけでございますけれども、私はまず第一に、最近のポリオ患者の発生状況を、ここ数年来の数をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 それで、この改正法の施行は四月一日よりするというふうになっておりますけれども、それ以前に、すでに二月中旬から国産生ワクの投与を開始されたわけでございますが、その根拠と理由をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 臨時的な投与とおっしゃるわけでございますけれども、二月から国産生ワクチンの投与をお始めになったのでございますが、四月一日じゃ……
○伊藤(よ)委員 私は、簡単に一点だけ御質問を申し上げたいと思います。 国産生ワクチンの安全性の問題につきましては、先日来御質問も申し上げましたし、参議院の社労における速記録も拝見いたしまして、私自体は大体わかったように思うのでございますけれども、先ほど大原委員の御質問の中にもございましたように、最近、愛知県において一、二また死亡と入院の事例が出ております。そこで私は帰りましたときに、愛知県の方からたいへん専門的な立場での御質問がありまして、それに対して私では説明がつきませんので、あらためてその一点だけをお聞きしたいと思います。 ワクチンの単一性の検定とそれからワクチンの汚染の有無の検定、……
○伊藤(よ)委員 昨日来御質問申し上げているわけなんですけれども、昨日の御答弁の中に、生ワク投与において九件の死亡と、それから十四件の申し出があった、それが全部国産生ワクの投与に関係がないという御答弁がございましたが、念のために、私が存じております五件以外のところの個々について、厚生省の御調査になっている死亡の診断の結果でございますね、病名をちょっとお聞きしておきたいと思います。それは東京都奥多摩町の福島みどりさん、それと愛知県安城市今村の伊吹誠さん、福井県足羽町の山本利秋さん、それと名古屋市の二人の乳児が発熱及び麻痺症状を起こして入院しているという件について、それはどういうふうでございますか……
○伊藤(よ)委員 私は、かねて母子関係の福祉に関する総合的な法案ができますことを願っていたのでございますが、今国会に政府から母子福祉法が出るというので、たいへん期待をしておりました。ところが、政府の御提案になりました母子福祉法を拝見してみますと、この母子というのが母子世帯のみのことのようでございまして、内容は、従来からございました母子福祉資金貸付金法を手直しなすったにすぎないような法案だと思うのでございます。昨年も老人福祉法というたいへんりっぱな名前の法案が出ましたが、どうもその内容はたいへんお粗末でございますし、今度のこの母子福祉法というのも名前はごりっぱでございますが、その内容が伴っていな……
○伊藤(よ)委員 ただいまの滝井先生の御質問に関連して申し上げたいのでございますが、いま実は現状は、母子相談員の場合にはほとんど五日から六日、少なくとも四日は勤務しておりまして、しかも仕事の性質上から、家庭へ帰りましても相談を受けたりしますので、事実上もうほとんど常勤と同じように、週六日間くらいは実際仕事をしているわけなんでございますから、この点から言いましても、当然私はこの際常勤にすべきだと思います。 それからもう一つ、東京都の場合でございますけれども、東京都の場合などは、昭和二十八年から三十二年までは週六日の常勤であったわけなんです。ところが婦人相談員ができましてから、売春防止法の施行に……
○伊藤(よ)委員 私は、重度精神薄弱児扶養手当法案につきまして御質問を申し上げたいと思うのでございますけれども、最初に、この法案は、昨年ある月刊雑誌に、有名な水上勉さんという作家が「拝啓池田総理大臣殿」という一文を載せられまして、それがきっかけになりましてこの重度精神薄弱児扶養手当法案ができたのだと新聞などは盛んに書き立てておりました。その経緯がどのようであろうとも、従来非常に顧みられませんでした重度精薄の問題を、政府としてもお取り上げになったという点につきましては、私もその点は非常にけっこうなことだと思うわけでございます。しかし、たいへん期待を持ってこの法案を拝見いたしてみますると、何と申し……
○伊藤(よ)委員 ただいまのことに関連してでございますけれども、私はこの際特にいまの点に関連して、二十歳になった人でもまた精薄者の施設へ収容するということもぜひやっていただきたいわけでございますけれども、その施設にずっと子供のころから置かれておりますと、性格も、いろいろその子供の方向というようなものも、その置かれている施設の中ではわかっているわけでございますから、特に重度の場合にはほかへ移すということではなくて、引き続いてそこにおられれば、その子供の性質上、そこでまたその子供のいろいろな点が生かされていくと思いますので、そういう中度の場合などには、必要があればそこに置かれる、そのままそこへ引き……
○伊藤(よ)委員 私は、自由民主党、日本社会党及び民主社会党三派共同提案にかかる重度精神薄弱児扶養手当法案に対する修正案を提出いたしたいと存じます。 修正案はお手元に配付してあるとおりでございますが、その内容は、 一、重度精神薄弱児扶養手当の受給者本人の所得による支給制限の限度額を、十八万円から二十万円に引き上げること。 二、公的年金のうち、国民年金法に基づく母子福祉年金、準母子福祉年金、障害福祉年金、老齢福祉年金、児童扶養手当法に基づく児童扶養手当との併給を認めること(ただし、児童については併給しないこと)。 以上でございます。 何とぞ委員各位の御賛同をお願いいたします。
○伊藤(よ)委員 ただいま議題となっております毒物及び劇物取締法の一部改正の法律案に関係があると思いますけれども、広く言って保健所の事務のことにも関係してまいりますし、ちょっと緊急な問題でございますので、一言御質問を申し上げたいと存じます。 最近、御承知のように、輸血による血清肝炎の頻発から、あらためて売血制度が問題になってまいりまして、いわゆる黄色い血だとかよごれた血だとかいうような見出しで盛んに新聞等で取り上げられてまいりましたし、先日は参議院の社労でもこのことを問題として取り上げられたようでございますが、当然これは衆議院の社労委員会の問題として取り上げて、これの解決をしなければならぬ問……
○伊藤(よ)委員 すでに先輩各委員から、あらゆる角度から御質問がございまましたので、重複を避けまして一、二の点だけを御質問したいと思います。 第一は、今回の改正によりますと、受給権者の扶養義務者の所得が、従来六十五万四千円から七十一万六千円に緩和することになっております。この点は、前よりは一歩遊んだわけですからけっこうだと思うのですけれども、私はこういうことを非常に痛感するのです。いま一般の家庭では、先日も大学の教授のお話でございましたけれども、百万くらい、あるいはそれ以上の家庭におきましても、子供が大学などに行っておりますとたいへん家計が苦しくて、なかなか老人まで小づかいも渡らないというの……
○伊藤(よ)委員 ただいま大臣から御提案になりました母子保健法案につきまして、かねて前国会におきまして、本会議で提案されましたときに私は御質問を申し上げました。そのときに、総理大臣に私が御質問申し上げたのですけれども、そのままそのとき御欠席で御答弁いただいておりませんので、厚生大臣が総理大臣にかわって御答弁をいただきたいと思うわけでございます。 かねがね私ども社会党におきましては、母子保健ということがほんとうに大切な、重要な問題であるということを前から考えておりまして、数年前にも母子栄養保障法案とか、昨年の四十六国会には母性の保健及び母子世帯の福祉に関する法律案を提出しております。これらの法……
○伊藤(よ)委員 大臣が時間がおありにならぬそうですから、あとで局長に伺いますが、ただこの人たちの遺族補償の問題につきまして、特に身分が下請作業員などでございますので、そういう点について、ひとつ十分なる御配慮をいただいて万全を期していただきたい、それだけをお願い申し上げまして、あと局長に御質問したいと思います。
【次の発言】 ただいま大臣から遺族補償の問題で大まかな御答弁がありましたが、私は今度の労働災害につきまして、先ほど河野委員からもお話がございましたように、昨年は特にたびたび大きな労働災害がありまして、最近こういう記事が載りますと、私たちはまたかという思いで一ぱいでございます。しかし、そ……
○伊藤(よ)委員 第一に私申し上げたいのですけれども、私、きょう公報で十一時十五分でございますか、委員会が始まったら質問をすることを予定しておりましたのに、参りましたところ、いまもって、十一時なのでございますけれども、理事会もありましたのですけれども、理事会が終わってからも私が要求いたしました政府委員の方がおいでにならなくて、ちょっとまたおくれました。こういうことはけしからぬことだと思います。その点、せっかくの時間がおくれましたことについてどうお考えになっておりますか。
【次の発言】 私は、まず第一にお伺いいたしたいのでございますけれども、大臣がおいでになりませんから次官にお尋ねしたいのでござ……
○伊藤(よ)委員 関連いたしまして、私も婦人の一人でございますので、特に婦人局長がおっしゃいましたことでちょっとあれなんでございますが、これは医師の診断書が要るなんということは当然問題外で、若い女の人の場合はある意味でちょっと恥ずかしいというお気持ちもございますので、生理休暇をとるということ自体にたいへんちゅうちょすることが多いのでございます。その上に医師の診断書なんというのは、これはだれもいやがって出さないと思います。ずっとよほどの人でないと出さないと思います。 それともう一つは、同僚の証言という問題も、これも私はやはりもしそういう指導が多少でも行なわれるというようなことがあって――やはり……
○伊藤(よ)委員 いままで健康保険三法の改正の問題につきまして、各先輩の委員から御質問がございまして、だいぶ問題点が浮き彫りにされてきたと思うのでございますが、できるだけ私は同じ問題に重複しないようにしたいと思いますけれども、質問を聞かないときもございましたので、あるいは重複するかもしれませんが、その御質疑を承っておりますと、結局今度のこの改正は、四十一年度の暫定的な赤字解消のための措置であって、四十二年度からは、医療問題全体について抜本的な改正をするということで対処したいというふうな厚生大臣の御答弁があったように思うのでございます。そこで、暫定的な赤字解消のための改正であるとおっしゃるのでご……
○伊藤(よ)委員 私は、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表いたしまして、健康保険法等の一部を改正する法律案に対し附帯決議を付するの動議を提出いたします。 その附帯決議の案文を朗読いたします。 健康保険法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、政府管掌健康保険の国庫負担の定率化については、抜本対策の際検討すること。 以上、提案をいたします。
○伊藤(よ)委員 私は最初に厚生省のほうに伺いたいのでございますけれども、四月二十一日の朝日新聞に「赤字ぐんと減る四十年度国保決算見込み」という題で、厚生省が二十日に、四十年度の国民健康保険の財政事情は大幅に好転する見通しであるということを発表なすったというのが出ております。新聞は簡単ですけれども、その御発表になった内容をちょっとお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、前年度の赤字だった市町村が千三百五十四から、四十年度は二百六十二に少なくなるわけですね。ちょっともう一ぺんその点を。
【次の発言】 赤字の総額が、いまちょっと私、よくとれなかったのですけれども、新聞のこ……
○伊藤(よ)委員 私、重度精薄の扶養手当法の一部改正について、まず御質問申し上げたいと思います。 この法案は、第一、三十九年に国会へ出されましたときも私は御質問申し上げ、先日も、本会議に上程されましたときにも御質問を申し上げているところでございますけれども、今度の一部改正の内容についてこれから逐次御質問申し上げたいと思いますが、その前に、大体重度の精薄について扶養手当が出ますときにも申し上げたことでもあり、またあのとき、社会保障制度審議会の答申にもありましたけれども、従来顧みられなかった重度の精薄児の問題が取り上げられたということでは一歩前進ではございますけれども、あのときにも問題になりまし……
○伊藤(よ)委員 私は、ただいま議題となっております重度精神薄弱児扶養手当法の一部を改正する法律案に対する自由民主党、日本社会党及び民主社会党三派共同提案にかかる修正案につきまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 お手元に修正案が配付してありますので、朗読は省略いたします。 特別児童扶養手当、すなわち従来の重度精薄扶養手当でございますが、その額の引き上げが各方面から要望されておりますが、改正案では従来の額のままとされておりますので、今回これを修正し、児童一人につき月額千二百円を千四百円に引き上げようとするものでございます。 何とぞ委員各位の御賛同をお願い申し上げます。(拍手)
○伊藤(よ)委員 戦傷病者戦没者遺族等の援護法ができまして以来、毎年と言っていいくらい改善をされてまいりまして、もちろんまだ不十分でございますけれども、こうして改善されてまいりましたことは私も喜んでいる一人でございます。しかし、私がたいへん気にかかりますことは、せっかくこういう改正案が出ましても、その法の適用を受けるべき人で受けてないような人が、まだ残っているんではないかということをたいへん心配するわけです。そこで、昨日もちょっと淡谷先生からもお話が出ていたようでございますけれども、私はちょっと席を立ったりいたしておりましたので全部聞くことができませんでしたので、あるいは重複するかもしれません……
○伊藤(よ)委員 私は、こどもの国協会法案について御質問を申し上げたいと存じます。 「こどもの国」は、皇太子殿下の御成婚の記念事業の一つとして、児童の健全な遊び場のモデルともいうべきものをつくるために建てたものでございまして、そのこと自体たいへんけっこうだと思うわけでございまして、この法案自体については私も賛成をするわけでございますけれども、少し御質問申し上げたいと思うのであります。 第一に伺いたいのでございますけれども、「こどもの国」の費用は全額国で出資をすることになっておりますが、全体としてどのくらいの費用がかかりますか、それを伺いたいと思います。
○伊藤(よ)委員 私は前の国会で、雇用対策法の審議の中で婦人の労働問題について全般的に御質問申し上げたいと思っていたのですが、時間がなくてできませんでしたし、きょうもまたたいへん短い時間でございますので、ごく焦点をしぼりまして御質問を申し上げたいと思います。 まず基本的な問題といたしまして、労働大臣にお伺いしたいのでございますけれども、労働省のいろいろな御調査によりましても、最近婦人の労働力というのが、雇用労働者が年々ふえてきているようでございます。若年の労働力なんかが不足で、全体として労働力が不足していくだろうという中で、婦人の労働力というものがどのように雇用対策の中で位置づけられていくか……
○伊藤(よ)委員 新しく内閣が改造されまして、引き続いて鈴木厚生大臣が御留任になりましたことを、たいへん私は大きな期待を持って喜んでいる次第でございます。ぜひひとつこの上とも、厚生行政の前進のために、また日本の社会保障の前進のために、御努力いただきたいと存じます。特に、ただしまごあいさつがございました松山さんが政務次官になられまして、私は同性の一人として喜んでいる次第でございます。厚生行政というものは、非常にきめのこまかい施策が必要でございますので、女性の立場からも特に行き届いた厚生行政が実現いたしますように、格段の御努力をいただきますことを御期待申し上げて、一言ごあいさつをする次第でございま……
○伊藤(よ)分科員 先ごろ、二月十五日でございましたか、各新聞に非常に大きく母子保健法案ができて、今度国会に提出なさるということが報道されました。一月にも児童福祉審議会の答申なんかが出まして、たいへん一般にはこの母子保健法というものが期待されておるわけなんでございますけれど、私どももかねて四十六国会でございましたか、私の手元におきまして母性の保健及び母子世帯の福祉に関する法律案を国会に提出いたしまして、残念ながらいまこれは廃案でございますけれども、母性の保健の重要であることを常に考えておりますので、そういう点について、おくればせながら厚生省のほうで母性の保健について法案をお出しになることになっ……
○伊藤(よ)分科員 私はまず文部大臣にお伺いしたいのでございますが、昨年の十二月二十日に、大学病院の医師の半数以上を占めているといわれております無給医局員が、新聞ではストといっておりますけれども、研究専念日というようなことを称しまして、診療を拒否したということが出ておりました。これは名古屋大学とか群馬大学あるいは東大の耳鼻科の一部でございますけれども、こういう無給医局員の問題は数年来の古い問題だと思うのでございますが、いまや社会的な問題にもなってきたと考えるのでございます。昨年参議院の文教委員会におきまして小林武さんが御質問になりましたときに、杉江政府委員が御答弁になっているのですけれども、文……
○伊藤(よ)分科員 昨年、かねて私たちの非常に長い間の待望でございました母子保健法が政府から提案をされましたが、その内容はたいへん私たちの期待に反してお粗末なものでございまして、がっかりした次第です。しかし、法の精神は、私たちもたいへん賛成でございますので、今後その精神に従って内容を充実強化させていきたいという大臣のおことばもあって、ぜひそうしていただきたいと思うのでございますけれども、そういう意味で私たちはこの法案には賛成したわけでございますが、ことしの予算などにおきまして、まず厚生大臣にお伺いしたいのでありますけれども、母子保健法の精神に従って何か強化されたことがございますか、その点につい……
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