このページでは綾部健太郎衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(綾部健太郎君) 東海道本線鶴見列車事故について御報告を申し上げます。 昭和三十八年十一月九日二十一時五十一分、東海道本線鶴見―横浜間におきまして、下り貨物列車の後部三両が脱線し、これにおりから進行してきた上り横須賀線電車が衝突脱線し、さらにこの電車が下り横須賀線電車に衝突する事故が発生し、百六十一名の死亡者と百十九名の負傷者を出すに至りました。 かかる重大な列車事故が発生いたしましたことは、運輸大臣としてまことに遺憾にたえません。この事故による犠牲者の方々並びに御遺族の方々には心から哀悼の意を表しますとともに、負傷者の方々の御快癒を祈り、あわせて広く国民の皆さまに対し深くおわび……
○国務大臣(綾部健太郎君) お答えいたします。 国鉄の運行は、安全、迅速、正確を旨としてやっておるのでございますが、近時、事故の起こりますことは、私の最も遺憾とするところでございます。本年におきましては、保安対策に重点を置きまして、力を入れまして、五カ年計画のたしか六百七十四億円のうち、三十九年度の予算において二百七億円を計上いたしまして、万遺憾なきを期しておる次第でございます。(拍手)
○国務大臣(綾部健太郎君) お答えいたします。 私に質問が二つございました。海運業の再建に関しまして、OECDに加入することによって困りはしないかという御質問でございましたが、大蔵大臣が先ほど説明いたしましたように、海運業再建につきまして影響絶無とは申しませんが、それよりも、OECDに加盟することによりまして、日本の縛る利益が大なりと考えまして、私はこれに加入することに踏み切った次第でございます。しこうして、それの除去の方法といたしましては、あるいは金利の低減、あるいは融資比率の拡大、あるいは計画造船を順次強力に推進していくということによってこの被害を免れることでふきると考えております。 ……
○国務大臣(綾部健太郎君) お答え申し上げます。 私は、この想像し得られないようなゼネスト的のストライキが行なわれた場合の処分につきまして申し上げますが、その以前に、このストが行なわれましたならば、いかなる損害、いかなる迷惑を国民に与うるかということを、運輸省関係の職場につきまして御報告し、かような事態が起こるからして、それに参加した組合員、従業員に対しては厳然たる処罰を行ない、先例等を考えずにやっていくということを申し上げます。 まず、国鉄におきましては、どういう損害が予想されるかと申しますと、列車の休止する本数は五千七百二十三本、これによりまして旅客の迷惑する人、足を奪われる人が六百四……
○国務大臣(綾部健太郎君) 私、運輸省の観光局におきますことにつきましては、大体勝澤さんが御指摘になったようなことは、全部やらんとしておるところのことでありまして、非常にいい御示唆を得まして、その線に沿ってやっていきたいと思います。 なお、本年度、運輸省で、いま各大臣がお答えになった以外にやったことは、海外の宣伝の事務所を増設したこと、それからユースホステルにつきまして相当なる施設をしたこと等でございまして、それ以外は、勝澤先生がおっしゃったことをひとつ趣旨といたしまして、今後努力いたしてみたいと思います。(拍手)
○国務大臣(綾部健太郎君) 気象観測について、今次の凍霜害に関しまして遺憾の点があったのではないかという御質疑でございましたが、私どもといたしまして、気象庁といたしましては最善を尽くしたつもりでございます。ただ御質問のうち、福島観測所のことにつきましてお話がございましたが、学問的に申し上げましてあの気象観測所がどうこうということではないと私どもは見ております。しかし、今後観測通報それから県当局、農業従事者等の利用君側との連携につきましては、さらに一そうひとつ注意いたしまして、十分考慮しまして、農業気象状況の改善に努力いたして、一そうその気象観測を拡充いたしてまいりたいと考えております。(拍手)……
○国務大臣(綾部健太郎君) お答えいたします。 地震を予知することは、現在の地震に関する学術、技術水準では不可能であります、したがって、気象庁の業務といたしましては、地震の発生に関する予警報を発することは行なっておらないのであります。しかしながら、地震に原因する津波については、技術上すでに予知が可能になっておるので、今回の地震についても難波警報の措置がとられたものであります。なお、地震そのものを予知することについては、鋭意技術的進歩をはかって、相当の年月を要するものと考えられますが、政府といたしましては、年々防災に関する予算を三十六年以来逐次増加いたしまして、本年は八億六千余万円の防災予算を……
○議長(綾部健太郎君) 諸君の御推挙により、私は、衆議院議長の重職につくことに相なりました。まことに光栄の至りに存じます。
私は、誠意を尽くして事に当たり、公正を旨として、議院の円満な運営をはかり、ますます国会の権威を高めるために最善の努力をいたす所存であります。
ここに、諸君の御支援と御協力をお願いいたし、就職のごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 この際、清瀬一郎君から発言を求められております。これを許します。清瀬一郎君。
【次の発言】 本日は、これにて散会いたします。
午前十時三十七分散会
○議長(綾部健太郎君) これより会議を開きます。
【次の発言】 日程第一、議院運営委員長の選挙を行ないます。
【次の発言】 亀岡高夫君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、動議のごとく決しました。
議長は、議院運営委員長に坪川信三君を指名いたします。
【次の発言】 内閣総理大臣から所信について、大蔵大臣から昭和四十一年度補正予算等について発言を求められております。順次これを許します。内閣総理大臣佐藤榮作君。
【次の発言】 大蔵大臣水田三喜男君。
【次の発言】 亀岡高夫君の動議に御異議ありませんか。
○議長(綾部健太郎君) これより会議を開き
す。
【次の発言】 本院議員として在職二十五年に達せられました佐藤洋之助君に対し、先例により、院議をもってその功労を表彰いたしたいと存じます。表彰文は議長に一任ぜられたいと存じます。これに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
ここに議長の手元において起草いたしました文案があります。これを朗読いたします。
議員佐藤洋之助君は衆議院議員に当選するこし九回在職二十五年に及び常に憲政のために尽くし民意の伸張に努められた
よって衆議院は君が永年の功労を多とし特に院議をもつてこれを表彰する
この贈呈方……
○議長(綾部健太郎君) これより会議を開きます。
【次の発言】 亀岡高夫君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました。
旧勲章年金受給者に関する特別措置法案を議題といたします。
【次の発言】 委員長の報告を求めます。内閣委員長木村武雄君。
【次の発言】 採決いたします。
本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。(拍手)
【次の発言】 亀岡高夫君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、日程は追加せられました……
○議長(綾部健太郎君) 諸君、第五十四回国会は本日をもって召集せられました。
これより会議を開きます。
【次の発言】 衆議院規則第十四条によりまして、諸君の議席は、議長において、ただいまの仮議席のとおりに指定いたします。
【次の発言】 ただいま内閣総理大臣から詔書が発せられた旨伝えられましたから、これを朗読いたします。
日本国憲法第七条により、衆議院を解散する。
時に午後二時五分
○綾部国務大臣 御承知のように、去る九日、私は第三次池田内閣に再び運輸大臣の重責を汚すことに相なりました。まことに時局多端のときに非常に責任の重いことを痛感いたしております。私は今後とも各位の御協力によりまして大過なきを期したいと思っております。この上とも御支援あらんことを切にお願い申し上げまして、簡単でございますがごあいさつといたします。(拍手)
【次の発言】 お説のとおりでございまして、私どもといたしましては、財政の許す限りにおきまして何とか抜本的なことをやりたいと考えまして、極力各方面の御協力とお知恵を拝借いたしまして、何か抜本的なことを考えたいと思っておる次第でございます。
○綾部国務大臣 従来船舶安全法に基づくその積み荷の規制の省令につきまして交渉の結果、ただいま局長から申しましたとおりでございまして、私どもは近時――従来もそうでごさいましたが、近時の非常な、ややともすれば人命軽視の疑いのあるようなやり方については非常に強く反対いたしまして、速急にその案をきめるように指示してございまして、近くきまることと思っております。ことに通産省とか荷主の人あるいは船舶所有者等がそういうようなことを申しましても、いま内海委員御指摘の人命尊重の趣旨に従って強くこれをやる決意でございますから、さよう御了承願います。
【次の発言】 御趣旨、よく了承しておりまして、できることならば、……
○綾部国務大臣 国鉄のことでございますから、国鉄総裁に答弁いたさせます。
【次の発言】 ただいま国鉄の総裁が実地に当たりまして種々検討いたしましたる結果を、三十九年度の予算に、新五カ年計画をさらに改定する、その他によりまして、保安施設あるいはそのおもなるものとして踏切対策等につきまして、予算措置を万全にいたしまして、こういう事故が起こらないよう厳正に、国鉄並びに私鉄にも警告をいたしております。
【次の発言】 特別監査は、この事故につきましてあらゆる角度から事故原因を探究するよう命じました。すなわち技術的にあるいはダイヤの編成等につきましても、徹底的に調査をするように命じております。そしてその結……
○綾部国務大臣 ただいま議題となりました日本鉄道建設公団法案の提案理由について御説明申し上げます。 わが国の産業経済は最近目ざましい発展ぶりを示し、国民生活も著しく向上してまいったのでありますが、さらに経済の均衡ある発展をはかりますためには、地方経済圏の整備、低開発地域の開発、臨海工業地帯の整備、新産業都市の建設等が必要であり、そのための基盤として鉄道新線の建設が強く要望されていることは御承知のとおりであります。 従来鉄道の建設は日本国有鉄道が行なってまいりましたが、日本国有鉄道といたしましては、独立採算制のたてまえと既設線の大幅な整備増強計画に力を注いでいる関係上、鉄道新線の建設について……
○綾部国務大臣 かねて国民多数に御迷惑をかけ、また本委員会でも大へん御心配をいただきました鶴見事故に対する特別監査の報告が、昨日提出されました。お手元に差し上げてあると存じますが、この報告によりますと、事故発生の直接原因は、諸種の悪条件が競合して起こったものと推定されます。国鉄においては、さらに引き続き原因の究明を行なう必要があるとしております。現在の段階においてはこの程度でやむを得ないものと考えるが、国鉄の技術を総動員して、今後さらに徹底的に原因の究明を進め、遠からず結論を得ることを期待しております。 この報告において、原因のほかに事故防止のために全般的な方策が明らかにされているが、運輸省……
○綾部国務大臣 この前の委員会におきまして、私ども、説明不足のため、皆さん方に多大の御迷惑をかけたことを遺憾に存じます。
この際、鉄道監督局長より泊谷委員の質問に対する全体の計画につきまして説明いたさせます。
【次の発言】 大蔵大臣と具体的に折衝いたしましたのは、三十九年度には双方合わして二百億円を要求いたしたのでございますが、ごらんのように、七十五億円のほかに、政府出資、それから融資を入れまして約二十五億円、すなわち合計百億円を認められたような次第でございまして、これが発足いたしますれば、順次その必要性に応じて、大蔵当局としては、年々政府出資を増加するなりなんなり、資金の所要を建設工事に差……
○綾部国務大臣 私どもといたしましても、どういうようにすれば早く新線ができて、そうして政府の企図し、国民の要望しておる地域格差の是正ができるかということを考えた結果、どうも公団のほうがベターである、こう考えましてこの公団の提案をした次第でございます。しこうして、御承知のように、国鉄には相当な負債があります。六千億とか七千億とかあります。もしここに新たな借り主ができるならば――国鉄がすんなりいくなら国鉄でできぬことはないのですが、鉄道建設審議会の委員の要望もありましたし、どうすれば早く国民の要望している新線ができるかということを考えました場合に、今日の国鉄でやるよりも、この何もわだかまりなく建設……
○綾部国務大臣 去る二月六日午前十二時二十二分ごろ、東海道本線熱海――湯河原間におきまして、上り貨物列車の後部十二両が脱線し、下り線側に傾斜したため、上下線とも不通になりました。下り列車は、脱線した列車の乗務員が発炎信号などを使用し、適切な処置を行なって停車させることができましたために、大いなる事故にならなかったことは不幸中の幸いであります。また死傷者はありません。 事故の原因につきましては、貨車の積み荷が片寄ったため車輪が浮き上がって脱線したものと推定されます。 下り線につきましては七日一時四十五分、上り線につきましては七日四時七分復旧いたしましたが、輸送の幹線である東海道線にかような長……
○綾部国務大臣 ただいま議題となりました道路運送車両法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 最近における自動車数の激増とこれに伴う自動車事故の増加に対処するため、政府といたしましては、これが保安の確保につきまして種々施策を講じているところであります。 道路運送車両法におきましては、自動車の使用者に対し国が行なう定期検査、継続検査等の自動車の検査を受けることを義務づけ、常に適正な基準で車両が整備され、その安全性が確保されることをはかっております。 昭和三十八年度におきましては、自動車検査業務は、検査施設として全国に検査場六十一ヵ所を設け、要員七百八十七名により予……
○綾部国務大臣 御趣旨のとおり従来もやっておりますが、今後一生懸命やります。
【次の発言】 まだもらいまして日にちがそうだっておりませんので、よく読みまして、調査して適当な指示をいたしたいと思います。
【次の発言】 大体検討いたしております。
【次の発言】 適当な時期に私もあなたと同様に閣議に申し込みたいと思います。
【次の発言】 そういう閣議決定に持ち込む以前に、国鉄のあり方その他につきまして、幾たびか申しますように、速急に国鉄をどうすればいいのかという基本問題について内閣に調査組織をつくるようにいま要望いたしております。それによりまして主として予算不足による点等をひとつ見きわめまして、その……
○綾部国務大臣 ただいま議題となりました日本観光協会法の一部を改正する法律案の提案理由について御説明申し上げます。 日本観光協会法は、外国人観光旅客の来訪を促進し、外国人観光旅客に対する接遇等を改善することにより、国際観光の振興をはかり、あわせて観光事業一般の健全な発達に寄与することを目的として昭和三十四年に制定されたものでありまして、同法に基づいて設立されました特殊法人日本観光協会は、昭和三十七年度に政府の出資をも得まして、その活動を通じ、わが国の国際観光の発展に大きな役割を果たしてまいりました。 しかし、最近における諸外国の観光振興策の強化に対処しつつ、わが国の国際観光を発展させるため……
○綾部国務大臣 山口さんのおっしゃること、私も痛感いたしますので、予算折衝の過程におきまして、閣議では一々こういう問題について具体的な論議はありませんが、大体論といたしましては、あなたのおっしゃるようなことについて私も努力をしております。日本の予算の策定の方法というようなものにつきまして、なかなか思うようにいかぬことを私はたいへん遺憾に存じております。
【次の発言】 閣議では、さっき申しましたように、個々の具体的な内容については論議されません。ただ、予算の折衝の過程におきまして、私もまた皆さま方の御支援を得まして、そういう方向に極力主張いたしておるのです。何ぶんにも予算をきめる権限が大蔵省にあ……
○綾部国務大臣 私は、昨二十七日の富士航空の事故に対しまして、犠牲者になられました方々に対し、つつしんで哀悼の意を表します。同時に負傷された方々等につきましては、深甚のお見舞いを申す次第でございます。 ここで昨日起こりました富士航空の大分空港における事故の概要を御説明申し上げます。ほぼ新聞紙等で御承知と思いますが、私ども正式に入手いたしました事項その他につきまして御報告申し上げます。 一、事故の概要。富士航空株式会社所属コンベア式CV240型(双発・四十旅客座席)JA五〇九八は、昭和三十九年二月二十七日、機長三島好美ほか三名が乗り組み、旅客三十七名及び同乗乗組員一名を乗せ、同社の九〇二便(……
○綾部国務大臣 どうも、たびたび事故を起こしまして、何とも申し上げようがございません。事故の概要を御報告申し上げます。 一、事故の概要。富士航空株式会社所属ビーチクラフト式C18S型(陸上双発・六旅客座席)JA五〇二八は、昭和三十九年三月十六日、機長三宅一郎外一名が乗り組み、旅客五名を乗せ、同社の三〇一便(鹿児島―中種子)として十時五分ランプアウトし、鹿児島空港の滑走路三六から離陸を開始した。離陸滑走開始後間もなく滑走路の東側に逸走し、右回りにほぼ一回転して欄座した。この事故で、旅客中の一名が全治十日程度、他の一名が四日程度の打撲傷を負いました。 二、航空機の要目及び経歴。発動機 二基……
○綾部国務大臣 ただいま議題となりました中小型鋼船造船業合理化臨時措置法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 中小型鋼船造船業合理化臨時措置法は、中小型鋼船造船業の合理化を促進することにより、中小型鋼船の輸出の振興と海運業の健全な発達に寄与することを目的として昭和三十四年に制定されたものでありますが、その法律の期限は昭和三十九年三月三十一日までとなっております。 政府は、本法に基づき昭和三十八年度末を目標とする合理化基本計画及び毎年の合理化実施計画を制定いたしまして、本法制定以来現在までの間に、財政資金約十七億円のあっせん、造船技術向上のための指呼、経営合理化の……
○綾部国務大臣 ごもっともな御希望でございます。私どももさようにいたしたいと思うのですが、政府の方針が公団方式をなるべく抑制していくという方針でございますので、必要は私どもも痛感いたしておりますが、まだその時期に達しないのであります。
【次の発言】 御承知のように、鉄道建設公団をやるのにあたりましても非常な抵抗があったのでございますが、これはどうしても必要だというので、一つずつ解決していきたいと思っておりまして、中小造船企業に対する資金のあっせんの公団というようなものも、必要度の世論の高まりに従いまして、実現できるように努力いたしたい、かように考えております。
○綾部国務大臣 国際航空に対する根本的の考え方といたしましては、御承知のように日航法によりまして、国際航空につきましては日航が主として当たる。しこうしてこの日航を中心とした国際空路を拡張することに鋭意私どもはやってまいりたいと考えております。 いま問題になっておるのは長い間の懸案であるいわゆるビヨンド・ニューヨークの問題が一つ。これが現在におきましては、日本の航空政策の一番の基本をなすものであると考えまして、これが解決に、去月開かれました日米経済委員会におきましても強く主張し、目下武内大使を通じましてアメリカと折衝しておるというのが現段階であります。そのほか当面する問題としては、中共の日本乗……
○綾部国務大臣 確かに御指摘のような政策の矛盾は、日本の高度経済成長に伴って、また世界の経済機構の変革等によりまして、ありますが、その間をいかにするかということが大問題でございまして、私ども日夜苦慮いたしております。現実面におきましては、内航海運については、私どもは内航海運懇談会を開きまして、そうして内航海運についての衆知を集めました結論に基づきまして本法案を提出いたしたような次第なのでありまして、御指摘の矛盾は確かにあります。私どもは国鉄につきまして、今日国鉄の経営を非常に圧迫しているものは、いわゆる政策運賃であると考えております。そういうことについても、今後国鉄のあり方について基本問題調査……
○綾部国務大臣 技術上の問題でありますから、私はよくわかりませんが、最善を尽くすように事務当局に命じます。
【次の発言】 私どもはこの法案をもって内航対策すべてが円満に解決したとは考えておりません。今後とも内航海運懇談会の意見を聞き、さらにでき得る限り、いま久保委員がお述べになったようなことについて努力をいたしまして、内航海運の健全な発達に寄与いたしたいとかたく決意いたしておる次第でございます。
【次の発言】 内航海運の海員養成の重要性はお説のとおりでございます。私もよく強調いたしまして御趣旨に沿うように努力してまいりたいと思います。
○綾部国務大臣 税制の問題でございますが、これは私のほうもさることながら、自治省、大蔵省と非常に関係があるので、私どもといたしましては、御趣旨によくわかっておりますが、関係当局とよく相談をいたして、なるべくその恩典にあずかるように努力いたしたいと考えておるのが従来の考え方でございまして、その考え方には変わりございません。
【次の発言】 これもいろいろ考え方がございまして、われわれ研究いたしておるのでございますが、御要望の趣旨はよくわかりましたから、この際はいま直ちに変えるという意思はありませんが、研究いたします。
【次の発言】 ホテル賃が安くなることはわれわれも希望いたします。またこのごろの趨……
○綾部国務大臣 今回の争議につきましては、私どもといたしましては、その国民生活に及ぼす影響、治安に及ぼす影響等を重視いたしまして、何とかこの争議をやめてもらいたいという趣旨におきまして、あらゆる努力をいたしてまいっておるのでございます。いま御質問のありました調停委員の結論を早く出していただきまして、何とか国労の諸君と話のつくことを期待いたし、それに向かってあらゆる努力をいたしておるというのが現状でございまして、その解決の一日もすみやかならんことを、しこうして、労使双方が適当なる、何人も納得するような点でこのストライキというものが回避せられるよう念願してやまないものであります。これが今日における……
○綾部国務大臣 鉄道省時代はもちろん、引き続きまして、日本の鉄道、国鉄というものは世界の信用を博し、また日本人にはもちろん、世界からも敬意の眼をもって見られておったのであります。ところが、近時いろいろな面におきまして国民の間に不信感とまでは申しませんが、何か割り切れぬような感じがあるということはいなめない事実でございます。 そこで、私どもといたしましては、すなわち運輸当局といたしましては、信頼するいまの国鉄の幹部がどういうような案でこの問題を解決するかということについて、私どもは日夜それを見ておるのでございます。それでできる限りのことをやりたいと考えまして、財政の許す範囲において、国鉄の働け……
○綾部国務大臣 御趣旨を体しまして、さらに強力にするよう今後ともやっていきたいと思います。
○綾部国務大臣 従来とも国鉄に対しまして、いま野間さんのおっしゃったような心がけで解決するように努力せいということを指示してありまして、三河島事件等に比しましては若干早く解決したような気がいたしますが、御注意がありましたので、私も国鉄にそう申しますが、総裁からはただいま返事がありましたから、それ以上総裁にあえて命令をするのもいかがかと思いますから、誠意をもって努力いたします。
【次の発言】 御承知のように、これは予算の編成の根本問題にも触れますし、私どもといたしましては単に国鉄のみならず、三公社五現業全部の問題でもございますので、国鉄に関しましてはどうするかということにつきましては、この前もた……
○綾部国務大臣 諸種の法律上の制限がございますので、それを厳格にやっていくならば防げるのではないかと考えておりまして、国鉄がこの新幹線を延長する場合についての特別な考えは、いまのところ私としては持っておりません。
【次の発言】 もちろん少なくとも岡山までは諸種の調査をいたしまして、必要性を痛感いたしております。そこでそれをどうするかについては、目下最善の方法を検討中でございます。
【次の発言】 すべて国鉄に関する諸種の安全運転のため、あるいは厚生施設、要員給与等のため、あるいはすべての保守工事に要する費用等々を推算いたしまして、一定の金額が出ると思います。その金額をいかにまかなうかということが……
○綾部国務大臣 御趣旨のとおりでございまして、そのことにつきまして国鉄内部におきましても、また運輸省におきましても、その改正の必要性を認めまして、各方面の権威者を集めまして現に鉄道営業法全般について御審議を願っております。東大の鈴木先生を委員長にいたしまして目下検討中でございまして、それも時間を切りましてなるべく早く結論を得るように目下熱心に委員会を開いていただいております。日ならずして結論が出るだろうと思いますから、それに従いまして法律の改正をいたしたい、かように考えております。
○綾部国務大臣 御趣旨のとおり、私どもは、三公社五現業のうち、ほかの二公社に比較しまして質量とも国鉄の労働が非常に精神的に時間的に苦しい実情はよく認識しております。今度の改正で、理由のいかんにかかわらず、若干の差額をつけたということにつきましては、仲裁裁定に対して深く敬意を表しておりますが、これをもって満足をすべきではなく、私どもといたしましては、根本観念がすべての企業は人の力にあるということでありますから、どうしても質のいい労働と質のいい環境においてみなが健康を保ちながら愉快に働けるようにするために、格差その他につきましても、あるいは厚生施設につきましても、今後万全になるよう努力をいたす所存……
○綾部国務大臣 自社船の問題につきましては、私どもといたしましては、久保委員の御説と全く同感でございます。海運二法案が成立いたしまして、ようやく軌道に乗ったその際に、自社船に処すと同じような補助を与える、援助を与えるというようなことは、私は政策としていかぬ、かように考えておりまして、私どもとしてはあくまでもそれに反対の態度をとってまいるつもりでございます。と申しますのは、海運の集約を実行してまいりましたゆえんは、たびたび申しますように、過当競争を排除して、そうして海運会社の内容をよくして力をつけて、そうして世界の海運市場で対抗のできるようなぐあいにする前提のもとにやっておるのでございまして、そ……
○綾部国務大臣 御指摘のようなことがままありますので、私どもは各運輸部局に対しまして運輸事故の絶滅を期するよう常に指示いたしておるのでございますが、全く根絶ができないのは遺憾にたえません。今後とも十分に注意いたしまして御趣旨に沿うようにいたしたいと思っております。
【次の発言】 そのとおりでございまして、私どももそういう趣旨によって指導いたしておるのでございますが、やはり一方、レジャーを要求する人間と、それから私企業の弊として、よくかせげるだけかせごうという考え方があることもいなみがたい事実でございます。これをどういうように指導していくかということは運輸省だけではなかなか困難でございまして、今……
○綾部国務大臣 私は外務大臣とたびたび――そういうことにつきまして外務省並びに農林省の水産庁とも事務当局が折衝をしておりまして、全くあなたと同意見で、それをやるようにもうすでに外務大臣とも話し合っております。日本の重要な産業の基地でございますから、行く人間がなるべくいろいろな不自由のないようにするというのは当然と考えて、そういうように努力しておりますし、今後もさらに一そう強力に努力いたすつもりでございます。
【次の発言】 私、一昨々日でございましたか、判決のいまの書類の提出がありまして、詳細な説明を聞きまして、内容一言一句違わぬようには覚えておりませんが、大体覚えております。
○綾部国務大臣 先ほど事務当局が申しましたように、予算の許す範囲において年次計画を立ててやっておるはずでございます。そこで、私どもといたしましては、その予算が獲得できるよう、最善の努力をいたしてまいりたいと考えております。
【次の発言】 日本が置かれておりますところの地位にかんがみまして、不当な疑惑を持たれるような行為をしないようにして、しかも日本の漁船を守るということにつきまして海上保安庁としては最善を尽くしておりまして、そういう事故をなからしむるよう努力いたしております。万一そういうことが起こりました場合には、外交折衝によって強く相手国へ、すなわち韓国政府に対して強く抗議を申し込みまして、……
○綾部国務大臣 あなたの御趣旨のように国がぜひやりたいと思っておるのでありますが、目下の財政状態その他で国がさように多額の金を出し得ないことを遺憾に思っております。本質的にはあなたのおっしゃるとおりやりたいと思っております。
【次の発言】 その問題につきましては、先だっての閣議におきましていろいろ議論がございましたが、私どもといたしましては、従来、新潟港において四百六十万トンばかりを三十八年には陸揚げしておるのですから、それはそれで応急に復旧して、その荷物の陸揚げ発送等につきましては、従来の新潟港をなるべく早く、ただいま港湾局長が申しましたような方法でやってまいりたい。新産都市、新工業都市につ……
○綾部国務大臣 OECD加盟に伴うわが国の海運再建、外貨収支の赤字等についての問題は、御承知のとおりでございます。私どもといたしましては、そういう不利と申しますか、欠点と申しますか、ありますけれども、世界全体の国際的な観点と日本の自由化その他に対する将来の観点から考えまして、多少の気に入らない点があってもこのOECDに加盟すべきだと考え、すでにその方針でまいっております。それじゃどうしてその不利をなくすかということにつきましては、とにかく、タンカーについてはお説のように二年ですから、五年間にやるだけのタンカーを二年間になるべく間に合わすようにすることが一つ。さらに、鉄鉱石、石炭等については一年……
○綾部国務大臣 昭和三十六年度決算及び昭和三十七年度決算の概要につきましては、お手元に印刷物をお配りしてございますので、それによって御承知をいただきたいと存じます。何とぞ御審議のほどをお願い申し上げます。
【次の発言】 数字に関することでございますから、事務当局からお答えをいたさせます。
○綾部国務大臣 具体的の問題はどういうことでございますか存じませんが、事務当局にその具体的な事実についてお答えさせます。事務当局でわからぬことを私がお答えします。
【次の発言】 飛行機の発達は御趣旨のように日進月歩でございます。例の超音速機というのがいま実験時代で、実用時代までにはまだかかるやに聞いておるので、わが国といたしましては、その超音速機が離着陸できるような飛行場を、それが実用化する昭和四十六年までに建設いたしまして、そうして日本を極東の航空基地にしてまいりたい考えのもとに、目下研究をいたしております。しこうして、本年度の御審議を経ました一億円の調査費がございますので、どこが一番適当で……
○綾部国務大臣 国鉄の高架下その他のものにつきましては、日本国有鉄道土地建物貸付規則、達によりまして、原則といたしましては、あなたがおっしゃったようなことでやっております。すなわち、爆発の危険のあるようなものは困るとか、あるいは公秩良俗に反するようなものは困る、そういう基準においてやっております。ただ、しかし、その土地を得るために従来旧地主との間にいろいろな契約がある場合には、その契約をなるべく尊重して、しかも公秩良俗に反せず、爆発その他の危険のないようなものについて貸しておるというのが実情でございまして、現在においては、そう著しく社会の非難を受けるようなものはないというように私は見ております……
○綾部国務大臣 お答えいたします。
御質問の御趣旨のとおり、さようなることは正常なる状態でないということを私は考えておりますし、また国鉄の労組の諸君もさようなることは正常なことでないという良識をわれわれは信頼いたしまして、ああいうストのなからぬことを常にこいねがって、それをなからしめるよう努力いたしております。
【次の発言】 私どもといたしましては、直接の責任者が国鉄の総裁以下国鉄の幹部でございますから、幹部にはしばしばかようなることのないように国鉄従業員を説得し、指導するよう厳命をいたして、国鉄総裁もまたその趣旨に従いましてあらゆる手段を尽くして、あるいは文書をもち、あるいは電話その他によ……
○綾部国務大臣 数字の問題でございますから、国鉄の当事者から報告いたさせます。
【次の発言】 私といたしましては、政府から国鉄にじかに参っておるかもわかりませんが、運輸賓といたしましては聞いておりません。
【次の発言】 先ほど副総裁が申しましたように、直接国鉄にILOの勧告がまいっておりません。そこで私どもといたしましては政府を通じまして答えたのでございまして、そのいきさつにつきましては労働大臣からお答えします。
○綾部国務大臣 個々の運輸行政の問題と離れまして、非常な法律論でございますから、専門家の法制局をして答えさせます。
○綾部国務大臣 その責任の軽重によって適当にやっていると考えております。
【次の発言】 責任の問題につきましては、その事件の軽重によりまして、適当に国鉄総裁はやっておると私は確信をいたしております。
○綾部国務大臣 先ほど大蔵大臣が御説明申し上げましたように、どうすることが国民のためになるか、しこうして健全に国民のためになるように推進していけるかということを考えましてやった次第でございます。
【次の発言】 これを特別会計にいたしまして、車の非常な増加に伴いまして検査その他がおくれがちであるので、それを早く改善いたしまして国民の利便をはかる、こういう趣旨でこの制度を設けたのであります。
【次の発言】 十三条のいま御指摘のような部類全部が入ります。
【次の発言】 収入をもって支出に充てるということで、私はこの制度によることがいいと考えております。
それから、いまいなかのほうにおいて車検の登録……
○綾部国務大臣 運輸省といたしましては、道路運送法によりまして、適正なサービスをやるものに対しましては適正な利潤を与えて、そしていろいろ事故のないように督励をするという、その方針のもとに運賃の認可を運輸審議会、経済企画庁と相談をいたしてやっております。
【次の発言】 もちろんさようでございます。
【次の発言】 私は、運輸省の算定いたしました運賃が正当であると考えて、政治的な配慮を抜きましたならば、私はそれが正当であると主張いたしたのでございますが、御承知のように、内閣といたしましては、いま一番問題になっておる物価問題につきまして、政府で処置し得られる物価につきましては、その物価上昇をもたらすよ……
○綾部国務大臣 港湾労働対策の問題につきましては、私どもとしても非常な関心事でございまして、しこうしてまた難問題でございますので、港湾労働等対策審議会に諮問をいたしまして答申をいただきましたが、私ども拝承いたしまして、大体その答申の趣旨に従ってやれるものからやるように、私どもといたしましては労働省と協議しながら、あの答申の線に沿って、できるだけすみやかに港湾労働者の問題について対処いたしたいと思っております。
【次の発言】 相当な積み取り比率、海運の赤字は相当なものになりますが、数字はいま……。
【次の発言】 なるべくその差を縮めるべく、値上げのできるものは値上げをしたい方針でございまして、現……
○綾部国務大臣 今回、本国会において御審議を得ました日本鉄道建設公団法というのが、全くいま田口先生のおっしゃる趣旨によってやったのでありまして、営利のみではなく、公共性とかあるいは文化の推進力になるという点も考慮してやるべきが当然であって、営利主義のみにやるものではないということを申し上げておきます。
【次の発言】 現在の鉄道敷設法によりましては、さようなことはできないのです。運輸省がこれをやれ、あれをやれというのは、予定線というのがありまして、鉄道建設審議会にかけてこれを調査線にしてまず調査して、調査が済んだときにさらに建設線に加える、こういう段階を経なければ、運輸大臣がこれをすぐやれとか―……
○綾部国務大臣 私は、たびたび申し上げますように、いかなる精巧な機械でも、結局は人間の力によることが必要なんです。人間の力を尊重する施策をたっとぶということは当然と考え、私ども微力ではございますが、その点に留意して運輸行政をやっておるつもりでございます。
【次の発言】 私もバスにつきましては、運輸省といたしましては、会社に対しまして賃金ストップによる経済上の損失と申しますか、被害の金額を至急に調査して出してもらいたいということを要望いたしまして、まだその提出を見ておらないのです。出次第に、ただいま申しましたような延税の措置をするとか、あるいは金融についても適当な処置をいたすつもりでございます。……
○綾部国務大臣 はなはだ恐縮ですが、いまの質問の要旨が私にのみ込めないのですが……。
【次の発言】 お答えいたします。
むずかしいことはむずかしいけれども、一年間はストップするという確信を持っております。
【次の発言】 十四日の記者会見で私の申したことは、そのとおりでございます。少し違っておるところもありますが、大筋においてさように考えております。が、しかし、六大都市の公私営のバスにつきましては、閣議の方針に従いまして、一年間はやらないということにきまりましたからして、それは採算その他で非常に苦しいことは、十四日の閣議で申しましたように、私はそう思っておりますが、閣議できまった以上、それに従……
○綾部国務大臣 お答えいたします。いま実はその事故の状況につきまして調査いたしておりまして、本席へ出るのもおくれたような次第でございます。目下調査中でございますから、わかり次第後刻でも……。もうわかったことだけならば、信号に何か故障があったということだけはわかっておるのですが、どういう理由で、どういうところで起こって、いかなる程度の被害があって、善後措置をどうするかというようなことについて、いま国鉄当局に命じて調査をさしております。後刻御報告申し上げます。
【次の発言】 けさほどの国鉄の事故につきまして、八時四十七分に復旧いたしました。十時、本議場に私は報告しようと思ったのでありますが、石野さ……
○綾部国務大臣 私はよく存じませんから事務当局に調べさせてあとで御返事します。
○綾部国務大臣 乗車拒否はまことに遺憾なことでございまして、最近は少し減っております。(「減ってない」と呼ぶ者あり)減っております。 それから、この乗車拒否の原因はいろいろありますが、私どもといたしましては、やはり需給がアンバランスである、すなわち、車が少なくて、お客さんが、人間が多いということが一つの大きな原因であろうと思いますので、三十八年におきましては大幅に四千台ほどやりました。オリンピックに対処いたしまして、三十九年には少なくとも六千台ないし七千台ぐらいを許可して、そうして一番の原因である需給のアンバランスというものを是正していきたいと思います。 そのほか、運転手の素質が悪くなった……
○綾部国務大臣 私は、本予算委員会がたまたま開かれておりますので、御質問のある前に出て、われわれが了知しておる作目の富士航空の事故について御報告いたそうと思っておったのでございますが、御質問でございますから、機会を失しまして恐縮でございますが、いま私どもが正式に察知し得ました事故状況をまず御報告申し上げます。 一、事故の概要 富士航空株式会社所属コンベア 式CV―二四〇型(双発・四〇旅客座席)JA五〇九八は、昭和三十九年二月二十七日機長三島好美外三名が乗り組み、旅客三十七名及び同乗乗り組み員一名を乗せ、同社の九〇二便(鹿児島―大分―東京)として十四時四十六分鹿児島空港を離陸し、大分空港に向……
○綾部国務大臣 港湾荷役の現状につきましての御意見は、私どもさように感じております。そこで、私どもといたしましては、いまの港湾業者を、まずいままでのただの届け出の方針を許可制に直すようにいたしまして、そのほうをまず整理します。それから港湾荷役等につきましては、なるべく機械化をするような方途で、今回その予算も若干出ました。それからいろいろな環境をよくしてまいりまして、港湾労働者がなるべく定着するように、また安んじて仕事につくように努力をいたしてまいりたいと思っております。現在そういう届け出から認可の方途に変わりました途中でございまして、現在は約六割がおのおの決定いたしておりまして、全国で大体たし……
○綾部国務大臣 私どもといたしましては、国家財政の現状にかんがみまして、現予算におきまして最善を尽くして事故をなからしめるよう努力いたしております。さらに根本問題につきましては、本年度の予算が決定する閣議におきまして、最も早い機会に、少なくとも来年度予算を組む機会までに国鉄のあり方について全般的に検討いたしまして、あるいは公共性の問題、あるいは企業性の問題、さらに進んでは運賃の問題、さらに進んでは国家財政等の見地に立ちまして、いかにすべきであるかということを検討いたしまして善処いたしたいと思います。(「四十年度では間に合わぬ、三十九年度はどうする」と呼ぶ者あり)三十九年度は、現在の予算において……
○綾部国務大臣 基本問題につきましては、ただいま総理大臣が答えたとおりでございまして、私は、困難はあるけれども、これは何とかして不平等条約を平等に持っていくように努力いたしたいと考えております。と申しますのは、最初、この話の起こりはずいぶん古いのですが、昨年日米経済合同会議におきまして、私がホッジス商務長官に、あれはどうなっておるのかということにつきまして強く要望いたしまして、その結果、自分はその担任でないからよく考えるということで別れて、その後駐米大使の武内君が私どもの考え方を強力にアメリカへ申し出まして、今度はそれじゃひとつ交渉してみようということになりまして、六月の下句に、最初は東京を要……
○綾部議長 私は、近時の世相にかんがみまして、議会主義、民主主義が非常に危機に瀕するような印象を受けておる一人でございます。そこで私は、いろいろな重要な点もございますが、この議会政治の危機を乗り切るためには、どうしても議員各自が議員各自の手でこの粛正なり粛党なり、あるいは議会主義を守ることをやらねばならぬと確信いたしております。それを実現するために、私は、不敏ではありますが全力を尽くしたい所存であります。
【次の発言】 さような仮定の問題についてここで私はお答えできません。
【次の発言】 それは、私は皆さまの御意見が多数できまったものに従うのが議長としてのあるべき姿だと思っております。皆さんの……
○綾部国務大臣 超音速機の実用化に伴いまして、現在の羽田その他の飛行場がそれに不適当である、不適当と申すよりも離着陸が不可能であるというのはもう定論であります。そこで私どもといたしましては、それでは超音速機が離着陸ができるように、すなわちその超音速機が離着陸ができるということは、世界で日本が東洋における航空の主要なる場所になるということが予想されますので、その超音速機の飛行場についてどうしたらいいかということを、私どもといたしましては航空審議会に諮問いたしまして、その結論を得ておるのは皆さま御承知のとおりでございます。自民党の政調会等におきましても、各方面の権威者が集まりまして、その審議会の答……
○綾部国務大臣 私も実は予算委員会の答弁を読んでみまして、私の用語が形容詞があったために非常に誤解を生じたことを私は遺憾に考えております御承知のように日米間の航空協定というのは、その当時の事情と申しますか、国力に比例すると申しますか、はなはだしく不平等であるということは、私は運輸大臣に就任して以来非常に遺憾に考えておる点でございますからして、従来日米の航空協定を改善する要が多分にある。ことに御承知のように開放経済には入りましたし、OECDには加盟しましたし、日本の地位というものは非常に違ってまいりました。それと同時に日本における航空事業の発達というものも、もう世界にそう遜色はとらないような状態……
○綾部国務大臣 いま松平委員仰せの御趣旨のように、私どもは、五年間たてばとにかく日本の海運は曲がりなりにも再建できるということを考えまして、そういうことを最初考えておりましたが、外務大臣がさっき説明されたように、より高い国家的見地にかんがみまして、タンカーについては二年、鉄鉱船その他については一年の留保期間で同意いたしたのであります。しかして、その五年間かかる分をなるべく縮めまして、造船能力の許す限り、また資金の許す限り、五年かかって船腹の増強をやるのをなるべく早くやるように、政府にあらゆる措置をとるように申し出しまして、政府の了承を得まして、同意した次第でございます。
○綾部国務大臣 OECD加盟に関しまして、海運二法案、海運集約化、いわゆる海運助成との関連のような御質問でございますが、私どもといたしましては、OECD加盟によりまして、海運の二法案の成立と矛盾するようなマイナスの面が若干あるといたしましても、日本の国際的地位あるいは今後の開放経済に備える意味におきまして、そののマイナス面を補なって余りあり、そうして、努力によりましては、海運の再建の二法案と矛盾をいたさないと考えまして、私どもは、政府の方針に従いまして、大局的見地から同意をいたしたような次第でございます。その点は、大蔵省におきましても、あるいは政府全般といたしましても、相ともに日本の重要産業で……
○綾部国務大臣 昭和三十九年度運輸省予算の概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計の規模について申し上げますと、歳入予算総額は十五億九千七十一万三千円、歳出予算総額は八百六十七億三千七十九万七千円であります。この歳出予算総額を前年度予算額と比較いたしますと、三十八億九千三十一万五千円の増加となっており、約五%の増加率を示しております。 この増加額の内訳を見ますと、行政部費では三十六億三千十六万二千円、公共事業費では二億六千十五万三千円の増加となっております。なお、ただいま申し上げました歳出予算総額のうちには、他省予算に計上され当省に移しかえて使用される予算七十八億四千四百二十一万二千円が……
○綾部国務大臣 航空行政をつかさどります運輸省といたしましては、現在の羽田東京空港が、もはやこれ以上の錯綜を許すということは事実不可能になるということを考えまして、しからばどういう方法をやるかと言えば、あの羽田を拡張することは、今日の場合どうしても地理的に不可能であります。しからば、ほかに第二空港の候補地を求めまして、そうして超音速機が日本に参ります時期と予定されておる昭和四十六年までに完成いたしたい、こういう考えのもとに鋭意、各地方を東京を中心にいたしまして、第二東京空港でありますから、九州に持っていったり北海道に持っていったりするわけにいきませんので、東京近郊をさがしまして、そうして調査、……
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