このページでは田畑金光衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○田畑金光君 私は、民主社会党を代表し、政府提案の昭和四十二年度予算関係三案に対し、反対の討論を行なわんとするものであります。(拍手) わが党は、さきの衆議院予算委員会の採決に際して明らかにしたとおり、政府原案については、この際これを抜本的に組み替え、まず、歳入予算面については、第一に、昭和四十二年度の実質経済成長率は、前年度実績を上回るものと想定し、したがって、租税自然増収は政府原案より一千八十億増の約八千四百三十二億円と見込むべきこと、第二に、三千億円の大衆減税の実行並びに租税特別措置法の改廃と交際費課税の拡大によって千八百億円の税増収をはかり、また第三に、国債発行は政府案より一千億円減……
○田畑金光君 私は、提案者を代表し、ただいま議題となりました厚生大臣坊秀男君の不信任決議案に関し、その趣旨説明を行なわんとするものであります。(拍手) まず初めに、決議案を朗読いたしいます。 厚生大臣坊秀男君不信任決議案 本院は、厚生大臣坊秀男君を信任せず。 右決議する。 厚生大臣坊秀男君は、先輩、同僚の言によれば、人格高潔の人物とのことであります。しかるに、その人格者の不信任動議の趣旨説明をやらなければならないめぐり合わせをまことに残念に思うのでありますが、これも、国権の最高機関たる国会に身を置く者の公人としての立場上、やむを得ざるものであることを御了承願わなければなり……
○田畑金光君 私は、ただいま趣旨説明のありました政府提出の最低賃金法の一部を改正する法律案について、民主社会党を代表し、以下、総理はじめ関係大臣に質問いたすものであります。(拍手) 現行最低賃金制は、先ほどのお話のように、昭和三十四年七月施行され、今日に及んでおりますが、その中心は業者間協定に基づく最低賃金決定方式であります。元来が中小企業を対象とする制度であるがゆえに、最賃決定が使用者の一方的決定にゆだねられてきたところに、この制度のもとで労働者の生活安定をはかるには限界があることは、当初から予期されていたところであります。もちろん法施行に伴う積極面もなかったとは申しませんが、反面、最低賃……
○田畑金光君 私は民主社会党を代表し、政府の石炭政策について、以下数点にわたり質問を行ないたいと思います。(拍手) 御存じのように、戦前戦後を通じ、わが国資本主義発展の原動力を果たしてきた石炭産業は、この十年間に、いまや見る影もない姿に変わり果ててしまいました。大量の閉山、そして構造的な危機に見舞われるたびに、政府は石炭鉱業審議会に諮問し、政策の改定を行なってきましたが、石炭産業はますます危機を深めるばかりであります。昭和四十一年七月の第三次答申は、「この安定対策をもつてしても、その存立が困難な企業は、いたづらに赤字経営を続けるという態度を捨て、その進退を決する必要がある。」と指摘しました。……
○田畑金光君 私は、民社党を代表し、ただいま議題となりました健康保険法及び船員保険法の臨時特例に関する法律等の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行なわんとするものであります。(拍手) 今回の与党大幅修正により、さらに期限を二年間延長しようとする健保特例法は事実上廃案となったのであります。廃案それ自体にわが党は異を唱えるものではありません。問題は、特例法の廃案により、これからまた二年間で医療保険制度の抜本改正を行なおうとする政府の公約も、完全に破棄されたと同様の結果になったのであります。(拍手)また、保険料率の引き上げ、患者の一部負担強化が、健康保険法、船員保険法の一部改正として本法で長……
○田畑委員 関連質問で一、二お尋ねしたいと思いますが、特に私先ほど来の質疑応答を聞いて不安を感ずることは、いわゆる汚染された肉を食べて、これは無害なのか有毒なのか、たいして差しつかえないのか、こういう問題について答弁を聞いておると、しろうとのわれわれとしては非常にわかりにくいのです。これほど世間を騒がせておる汚染肉を、少なくともハム、ソーセージの原料として使うことも、これは人体上有害あるいは衛生上おもしろくない、こういう国民の非難、心配というのがあって、いま世間でこの問題は非常な関心を集めておる、こう思うのです。先ほど社会党の河野委員の質問に対しての当局の答弁は、これは有害だという前提で、国民……
○田畑委員 労働大臣に二、三お尋ねしたいのですが、実は、昨日私宿舎に帰りまして夕刊を見たところが、きのうの閣議のあと、労働大臣、塚原総務長官、松平行管長官、三者の間で相談して公務員の定年制実施について、政府としてはなるべく早い、ことし一ぱいをめどにして結論を出したい、こういう記事を見たわけです。そこで労働大臣にお尋ねすることは、かねて労働大臣は、民間の企業の定年制延長などについて相当な見識を持っておられることを新聞などでも拝見しておりますが、まず最初に公務員の定年制実施について政府の今後の構想あるいはいまお話しした三者の相談の方向などについてお尋ねしたいと思います。
○田畑委員 いまの質問に関連して、若干お尋ねしておきたいと思います。
最初に局長にお尋ねしたいのは、近畿地方で全逓の組織から脱退者が相当出ておる、こういうお話でありますが、どの程度脱退者があり、それが新しい組合、全郵政労組に入っておる組織人員は幾らにのぼっておるか、まずそれをお答え願います。
【次の発言】 全逓の組織が何ぼで、全郵政の組織が幾らになっておるわけですか。
【次の発言】 労働大臣にお尋ねしたいのは、労組法上組合の活動に関連して争議行為が合法的だと認められる場合は、どんな場合がありましょうか。
【次の発言】 私がいま質問したのは、争議行為はどういう場合にあるのかということをお尋ねし……
○田畑委員 初めに労働省にお尋ねしますが、この間炭鉱離職者臨時措置法の改正が出ましたし、今回の駐留軍離職者臨時措置法の改正の内容を見ますと、内容についてはほとんど同じような感じを受けるのですが、そう読んでよろしいのかどうか、それをまず初めにお答えいただきたい。
【次の発言】 この離職者臨時措置法という法律は、期限はいつまでになっているんですか。
【次の発言】 炭鉱離職者臨時措置法は、期限はいつまででしたかね。
【次の発言】 これは労働大臣にお尋ねしますが、炭鉱離職者臨時措置法は四十六年の三月末まで期限の延長を見たわけです。同じ政策的な措置に基づく駐留軍離職者臨時措置法というものができておるわけ……
○田畑委員 私は、前の委員会のときに、山本人事局長その他に資料の要求と同時に、事実の調査を依頼しておりますので、郵政当局としても、私の質問に対して調査されたものと考えておりますので、この際まずその御報告を求めたいと思います。 私のお尋ねした趣旨は、御承知のごとく、関西地区における全逓労組脱退、全郵政加盟に伴い、大阪、京都、兵庫、あるいは和歌山等々の局において、いろいろ人権侵害に類する事件が続発しておると聞いておるわけでありまするが、また家庭の平和を侵害するような個人の住宅、あるいはその周辺にいろんなビラを張っておるなどの事件を私が指摘いたしましたが、この問題についての調査の結果をひとつ御報告……
○田畑委員 私、いまの質問に関連しますので、先に労働大臣にお尋ねしておきたいと思うのです。 いま岡田委員の質問の中にも出ておりましたが、答弁がいささか抽象的な感じを受けましたのであらためてお尋ねしたいと思うのですが、緊急就労事業の問題です。これは申すまでもなく法律事項ではなくして、閣議決定によって今日事業が継続されておるわけです。すなわち昭和三十九年の一月二十一日の閣議決定で、昭和四十三年の三、月三十一日まで緊急就労事業を継続するということになっておるわけでありますが、今後どのようにこれを取り扱うかということについて、関係者はもちろん、地方自治体も当然非常に関心を持っておるわけでありますが、……
○田畑委員 初めに基準局長にお尋ねしたいと思うのですが、炭鉱の賃金の支払い状況と申しますか、特にいまの炭鉱は経理上あるいは融資の面においてもやりくり算段、四苦八苦の状況で、したがって、中には賃金の遅配を見ておる炭鉱もあるやに聞いておりますが、そのような資料があれば、この際ひとつどういう現状かを明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 先ほどの説明の中で、三十八年の十二月末は金額にして八億余、三十九年は二十億余となっております。それが四十年にはわずか一割の二億余、こうなっておりますが、三十九年から四十年一年間で二十億が二億になっているというのはどういう事情によるものですか。
○田畑委員 石炭鉱業再建整備臨時措置法の内容についてしばらく質問したいと思いますが、この法律によれば、再建整備計画を通産大臣に提出し、その認定を求めることができる石炭企業は、同法第二条によりますと「財務の状況及び掘採可能鉱量が通商産業省令で定める基準に該当するもの」となっておるわけです。この通商産業省令というのは、この法律が通ってそのあとどれくらいすればできるのか。また内容などについては、およそ固まっておると考えておりますので、この際石炭局長からひとつそういう面について御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 この法律をすなおに読みますと、省令ができないと、再建整備計画を出して通産大臣の認定……
○田畑委員 麻生会長は時間の約束があるようですから、私も麻生さんに一つだけ聞いておきたい、それで質問を終わりたいと思います。きょう、実は党の用事で外に出ておりまして、皆さんの貴重なお話も、松葉さんのお話だけで、ほかの参考人の御意見は聞いておりませんが、後日速記を見て勉強させていただきたいと思っております。ただ、一つお尋ねしたいのは、いま麻生会長も何か借金の問題でお出かけのようでございますが、その金融の問題について、私端的にお伺いしたいと思っていたのです。と申しますのは、いろいろ大手の金融懇談会なり、中小の金融懇談会を持たれて、借金の返済問題あるいは当面の金融の問題特に不需要期に入る貯炭の問題な……
○田畑委員 いまの質問にも関連しますが、特に経済界の指導的な地位にある植村さんに見解を承りたいと思いますが、中東危機が起きたということで、石油業界は非常なあわて方をしておるわけです。また政府も、御承知のように原油の輸入先の分散を考えておるし、業界もまた今後のいろんな施策を講じようとしておるわけです。あたかもどろぼうを見てなわをなう姿だと見ておるわけです。すでに御承知のように、毎年わが国のエネルギーは輸入エネルギーに依存する率がますますふえていっているという状況です。こういうようなことを考えてみましたときに、中東のこの危機の問題は、あたかも国内唯一の資源である石炭問題というものを別の角度から見直……
○田畑委員 二点総理に承りたいと思います。時間がありませんので、私の質問したい二つの点だけを申し上げて総理のお答えをいただきます。 石炭産業の安定は私は今日の時点で見ますると需要の確保以外にない、こう見るわけです。昨年の七月の答申を受けて政府は昨年の八月石炭政策についての閣議決定をなされたわけでありますが、その閣議決定の中には、石炭の需要については五千万トン以上確保する、こういうことを明確にうたっておられるわけです。その後しかしまだ一年も経過しておりませんが、本年の三月の貯炭を見ますると、業者の手持ち貯炭だけで六百万トンをこえておる。消費先の貯炭まで入れますとかれこれ千二百万トンあるいは千三……
○田畑委員 私、金融の問題について局長と大臣に二、三お尋ねしておきたいと思います。 この委員会で六月七日に参考人を呼んでいろいろお話を承ったわけであります。石炭局長もじっと聞いておられたので、よく御存じのことでありますが、石炭協会の会長をやっておられる麻生参考人の話の中にこういうことばがあるわけです。「石炭生産業者の持っております手持ち貯炭は、昨年三月末の三百四十一万トンが、現在五月末をとりますと六百七十万トンにふえております。このために、先般とりあえず、つなぎ資金対策としまして返済猶予措置がとられております。目下のところ、そういう関係で最悪の事態はどうにか回避されておるわけでございますが、……
○田畑委員 いまの質問に関連いたしまして局長にお尋ねしたいと思います。 いまの局長の答弁を聞いておりますと、これはやはり大臣に来てもらって大臣の見解を聞かないと理解しかねる点が出てきたわけです。 その第一は、先ほどの十八条の坑外について二分の一以上の者が希望したときということです。この点について、先ほどの答弁によれば、坑外に対する適用については会員の希望が二分の一以上の数に達しないと、あとは行政指導によって会員の人方の協力を求める、この限度しかこの法の解釈から出てこないとすれば、われわれがいままでこの法律案について考えてきたことと大きく食い違っているわけです、なるほど答申の趣旨を見ても、年……
○田畑委員 ほとんど質問は尽きておりますから、重複しない点を一、二、参考人の三名からまとめてお尋ねしたいと思います。 第一に、先ほど荘村参考人のお話の中に、結論として、昭和四十五年度の五千万トンの需要確保については検討する必要があるであろう。特に経済ベースの観点に立って再検討願いたい、こういうようなお話がありましたが、この点、どの程度の規模ならば適当であるというようなお考えであるか、これを率直に承っておきたいと思うのです。いままでのお話なり、あるいは質問の受け答えを通じて、明らかにされたように、四十五年度電力関係の需要が三千万トン、さらに原料炭については、これは政府の計画もそうでありますが、……
○田畑委員 私は、外務大臣が不在のようでありますから、少し角度を変えて沖繩問題についてこれからお尋ねしたいと思います。――文部大臣が来ていないのじゃないですか。
【次の発言】 私は、初めに沖繩問題について文部大臣にお尋ねしたいと思います。四月の十九日、朝日新聞に掲載された東大沖繩社会調査団の沖繩住民意識調査報告書は、これを一読しましたとき、われわれは強い衝撃を受けたわけです。ことに教育の衝に当たっておられる文部大臣としては、深刻に何ものかをお感じになったかと見ておりますが、文部大臣の御所見をまず承っておきたいと思います。
【次の発言】 その報告書の一節を特に私は取り上げてみたい、こう思います。……
○田畑委員 厚生大臣並びに局長に関連でお尋ねしますが、私は河野議員のように専門家でないので、したがって、科学的なこまかな点にわたっての質問はできないのでありますが、実は、たまたま本日けさほど、私はもとヤクルト工場におられたという武智芳郎医学博士の訪問を受けて話を承ったわけです。そこでこの際、先ほど来の大臣の答弁をお聞きし、またこの間この委員会で河野議員が質問された速記録を読んで、私なりにいろいろただしてみたいという点が出てきましたので、二、三ひとつこの際明瞭にしていただきたい、こう思っております。先ほど大臣の答弁によりますと、日本クロレラ株式会社を九月の十四日に現地調査をされた。その結果、クロ……
○田畑委員 大臣に二、三お尋ねしておきたいのですが、その前に、重大災害というものが非常にしばしば起きておるわけです。この数年間を振り返ってみても、昭和三十五年二月の北炭夕張のガス爆発をはじめ、三十八年の三井三池三川鉱の炭じん爆発、あるいは四十年二月の北炭夕張の同じようなガス爆発、さらに四十年四月の日鉄伊王島のガス爆発、昭和四十年六月の山野鉱業所のガス爆発などいろいろ重大災害が発生しておりますが、これの原因の究明並びに責任の所在というものがどのようになってきておるのか、これをひとつ簡潔にお答え願いたいと思うのです。
【次の発言】 起訴されて刑事処分がなされた事例が今日まで何件あるのか、それを説明……
○田畑委員 石炭対策特別委員会委員派遣九州班について、その概要を御報告申し上げます。 九州班の派遣日程のうち、三池炭鉱の災害関係につきましては、すでに一昨日の委員会で御報告いたしましたので、この部分を除いて申し上げたいと存じます。 まず派遣日程を申し上げます。 私ども九州班の一行は、十月二日筑豊地区に入り、穂波町の旧三菱鉱業飯塚炭鉱のあと地に造成する飯塚団地を視察した後、稲築町の山野鉱業に参りました。山野においては、まず、昭和四十年六月の大災害でなくなられた方を祭る慰霊塔に生花を供え、黙祷をささげた後、犠牲者の未亡人、遺族が働いている第一靴下山野工場を視察し、さらに山野鉱業、山野鉱業労働……
○田畑委員 通産大臣にお尋ねいたしますが、大臣も就任されてしばらくなるわけですから、石炭問題についても一つの大臣としての方針なども準備されたと見ておるわけであります。ましてや、大臣は通産行政についてはその道の大家でもありますので、そこでお尋ねするわけであります。 すでに同僚議員からも質問があったとは思っておりますが、前通産大臣の菅野氏が十一月十一日のこの委員会において岡田委員の質問に対しまして、次のように答えておるわけであります。すなわち、去る特別国会における石炭の抜本策がいろいろな点について実施決定を見たのであるが、しかしその後の石炭の状況を見ると抜本策であると考えていたことが間違っていた……
○田畑委員 私は、民主社会党を代表して、最初に財政問題、次に沖縄問題について若干質問をしたいと思います。 昭和四十三年の予算編成に関連して、この夏以来、財政硬直化という問題がクローズアップされております。九月十四日には、大蔵省の幹部が総理大臣に直訴をする、こういう事態もあったし、いわゆる宮澤構想というようなことも発表されたわけであります。財政硬直化ということば自体がかたくてなかなか理解しにくいし、大蔵大臣を象徴しているようなことばでありますが、財政硬直化というのは一体どういうことなのか、その内容と実体、定義をひとつ示してもらいたいと思います。
○田畑委員 私、CO立法、すなわち炭鉱災害による一酸化炭素中毒に関する特別措置法の適用について若干お尋ねしたいと思いますが、その質問をする前に、この際鉱山保安局長から、去る一月二十日、北海道美唄炭鉱におきましてガス爆発が起きて、死者十六名、負傷者四名、計二十名の罹災者を出しておるわけです。この原因が何に基づいて起きたのか、こういう点についても、すでに当局としても調査をなされておると考えておりますが、現段階までの調査の結果を、災害の実情とその原因探求の結果を御報告願いたい。同時に、十六名の死亡者が出ておるわけであります。また四名の傷病者も出たわけです。この死亡の原因は何に基づくものであるのか、こ……
○田畑委員 この間、私は美唄炭鉱の爆発事故に関連して、坂口さんという患者の問題をめぐるCO法の適用についてお尋ねしたわけですが、きょうは角度を変えて、例のCO特別措置法については、すでに政令、省令等が定められて施行になっておるわけでありますが、この運用状況について、まず最初に局長から御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 この特別措置法の審議が一番難航した点は、例の障害等級決定の問題があったと思います。すなわち、労働能力を喪失し、ないし減退した罹災者について前職収入を補償するとか、この前収補償の問題が非常にやかましく論議を巻き起こしたわけです。この点については、ほとんど国会において審議を……
○田畑委員 まず、私は初めて第十六条の三、第二項についてお尋ねしたいと思いますが、第二項では、厚生大臣が適当と認める場合は、沖繩地域にある病院または外国の病院については、内地の教育病院指定の場合と違い、医師試験研修審議会の意見を聞かないでもできることになっておるわけです。この項目については、この間の質問に対して大臣並びに医務局長は、当然医師試験研修審議会の意見を聞くことに解釈すべきだという趣旨の答弁があったわけでございますが、条文をすなおに読む限りにおいては、そのような解釈にはならぬわけです。この点についてもう一度ひとつ御答弁を願いたいと思います。
○田畑委員 まず、労働省にお尋ねしますが、いまの債務保証に関連しまして、先ほどの加藤委員に対する答弁によりますと、昨一年間で十三件の申請に対し、実際貸し出したのは一件であった、こういうことです。同じ制度というものが炭鉱離職者についてもあるわけで、昨年から債務保証制度が発足しておるわけですが、炭鉱離職者については、この一年間幾らの申請で、実際貸し出しが決定したのは何件なのか。
【次の発言】 三十件の申請に対して決定が何件でしょう。あるいはいまの御答弁は、三十件貸し出し決定をしたということですか。
【次の発言】 石炭の例を見ますると、実績が三十件、駐留軍離職者については、実績が一件、こういうことで……
○田畑委員 五十五特別国会から五十六臨時国会を経て、最賃法の改正法案が不成立で今日に及んでいるわけです。(私語する者多し)ちょっと静粛にさせてください。
【次の発言】 最賃行政は、この間停滞して、最賃の決定件数も激減しておる、こういう話を聞いておるわけでありますが、実情はどうなっておるのか、この点ひとつまず局長から明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 そうしますと、この一年間と申しますか、法律を出してから未成立のままに今日に及んでおるわけでありますが、九条、十条方式に基づく、新しく出た件数はどれくらいに及んでおるのか。さらにいまお話を承りますと、この間十六条方式に基づい新たに三十件出てきた、……
○田畑委員 もう前者あるいは前々者の質問に出ていたかと思いますが、私、中座しておりましたので重複するかもしれませんが、最初に、国立コウメイ寮と読むのか、コウミョウ寮と読むのか、どっちが正確ですか。
【次の発言】 国立光明寮を、従来四ヵ所であったのを今度新しく福岡県に設置する、こういうことが、この法律案の骨子であるわけです。ところが、これができ上がったとしても千百四十名の収容しかない、こういうことです。資料によれば、視覚障害者という人方は二十三万をこえる。千百四十名の収容施設で一体この制度の趣旨を全うできるかどうかということを疑問に考えておるわけでありますが、今後この施設の拡充なりあるいはまた国……
○田畑委員 まず第一に、これは局長でけっこうですが、社会福祉事業振興会の資金の面で、昭和二十九年から昭和三十九年までは、毎年一億前後の出資がなされてきておるわけです。三十九年度までの出資の合計が十億五千万円。ところが四十年度以降は、万事その財源を償還金と借入金に依存するという形をとっておるわけです。それまでは、三十九年度までは出資金だけでまかない、三十九年度を境に以降は借入金だけに依存しておる形をとっておるわけでありますが、なぜこのような方向の転換がなされたのか、その事情は那辺にあるのか、まずこの点からひとつ承りたいと思います。
【次の発言】 その他の機関も同じような方向になったので、社会福祉……
○田畑委員 私は、きょうは法律案に関連して、当面の石炭政策について通産大臣に二、三お尋ねしたいと思いますが、その前に、ただいま社会党の多賀谷委員から、石炭鉱業国有法案並びに日本石炭公社法案についての趣旨説明がなされたわけであります。今日石炭政策については、いろんな方面でいろんな角度から議論がなされておるわけで、多賀谷委員の提案は社会党としての提案であるわけでありますが、まことにいわば革新的な、そうしてまたいままでの石炭政策ベースでは考えられない前進した内容を持っておるわけであります。最後のところで、「資本主義を基調とする自民党政府のもとでも、十分とり入れられる政策でありまして、」と断定的に述べ……
○田畑委員 石炭鉱業経理規制臨時措置法、この法律について若干お尋ねしたいと思うのですが、まず、局長にこの法律の運用状況について、現在どのような状況になっておるかということを説明願いたいと思います。
【次の発言】 いまのお話によれば、再建整備法によらざる幾つかの炭鉱ということでありますが、幾つかの炭鉱というのがどの程度の数にのぼっておるわけですか。さらにこの法律の第二条によれば、「次の各号に該当するときは、その会社を指定しなければならない。」こういうことになっておりますね。借り入れ残高、さらに年間の出炭量、これが財政資金だけについてこの法律は規定されておるわけでありますが、市中借り入れについてこ……
○田畑委員 ひとつ多賀谷提案者にお尋ねしたいのですが、私、今回社会党の提案されました国有法案、公社化法案を見ましてなかなかりっぱな案だと感じたわけであります。現在の混乱しておる石炭行政あるいは石炭施策についてこういう考え方でいけば安定するであろう、国有化にすることによって石炭産業の混乱に終止符が打たれて、わが国エネルギーの中に占める重要な石炭の地位と役割りが確保されるであろう、こういうことを前提としてこの法案を出されたと考えておるわけでありますが、国有化することによってどういうようなメリットが生まれてくるのか、まずこの点について多賀谷通産大臣からお尋ねしたいと思います。
○田畑委員 時間の関係もありますので、一、二点だけお尋ねします。 一月の災害については、ガス爆発の原因はハッパによるものであろう、こういうような推定がなされていたわけでありますが、その災害調査の原因の結論がどうなっておるかということが第一。 第二にお尋ねすることは、あの災害のときに現地調査に参りましたが、札幌鉱山保安監督局としては、この災害発生にかんがみて、今後の対策として幾つかの点を取り上げて約束しておるわけです。たとえば「昭和四十二年十一月より昭和四十三年三月までの期間を定めガス炭じん爆発防止運動を展開して防止対策の再点検を指示しているが、引き続き労使一体とした総点検を行なわせる等によ……
○田畑委員 大臣並びに援護局長に、北鮮帰還問題について二、三お尋ねしたいと思います。 実は北鮮に帰還したい、すみやかに帰還できるように日本政府の配慮を講じてもらいたい、こういうような朝鮮人の方が、私たちが上京するたびごとにたずねていらっしゃるわけであります。この問題については、過般の臨時国会において佐藤総理も、北鮮の帰還、これは人道上の問題でありますから、政府といたしましても日赤の意向を十分に尊重し、今後とも解決のためにつとめるものであると答えておるわけであります。北鮮帰還問題は政治問題でなく人道問題であると、佐藤総理も、そしてまた三木外務大臣も述べておるわけでありますが、今日に至るまで何ら……
○田畑委員 私も今回の事故調査に加わりまして現地でいろいろ話を聞いたり調査をいたしてまいりましたので、二、三お尋ねをしたいと思うのです。 私は今度の事故を見まして感じたことは、人災というにおいが非常に強いという感じを受けたわけです。また、関係者がもっと保安という問題について理解を持ち、そしてまた保安教育というものが徹底していたとすれば、あれほど悲惨な事故に至らずして未然に防ぎ得たのではないか、こういう感じを強く受けるわけです。またもう一つ、私は監督行政の監督の強化あるいは監督官の充実等々、いろいろ具体的に要望したいと考えますが、大事なことは、自主保安という体制を山全体が確立するというこの取り……
○田畑委員 重複しますので、しない限度で一、二お尋ねしてみたいと思いますが、私も今度の災害調査に加わりまして、平和炭鉱の災害の実情を見てきた一人であります。先ほど来いろいろ指摘されてまいっておりますが、私も全く同じような気持ちで見て帰ってきた一人です。今回の災害のごときは、私はもう少し日常から特に保安というものが重視されてその教育趣旨が徹底されておるならば未然に防止できたものだ、こう考えて帰ったわけです。私、ことしの四十三年度の重大災害の資料を鉱山保安局からもらっておるわけでありますが、今回の災害まで入れますと十件にのぼっております。ことに私この資料を見ていささか疑問を感じたことは、将来の日本……
○田畑委員 時間が切迫しておるので、また重複もいたしますので、重複を避けながら二、三お尋ねしたいと思います。 先ほどの御答弁を聞いておりますと、われわれは答申がもっと早く出るものと期待していたわけです。ところが、植村会長のお話によりますと、できるだけ早くということで考えておるが、十一月中にはということも考えられるが、あるいは場合によっては、ずれるかもしれぬ、こういうお話です。どういうわけで答申がこのようにおくれておるのか。特に、先ほど来いろいろ指摘されましたように、当然われわれといたしましては、今度の答申が今後の石炭産業のあり方に対するビジョンを明示する、こういう期待を持っていたわけでありま……
○田畑委員 去る七日に植村審議会会長に来ていただいて、いろいろ審議会の審議の進捗の状況についてお話を承ったわけでありますが、特にその際、植村構想なるものについてそれぞれの委員から意見をただしたわけであります。私の受け取り方が正確を期していないかもしれませんが、植村会長としては、やはりいまの事務局の試案についてまだものを申したい内容がある。そのためには、あと一、二回の小委員会で論議を通じ煮詰めてまいりたい、こういうお話があったわけであります。ところが、十一月七日のこの石炭特別委員会の直後だと記憶いたしておりますが、新聞の伝うるところによれば、植村会長としては、植村案とさらにいわゆる事務局案につい……
○田畑委員 大臣もかわられたので、私、健保特例法の今後の取り扱いについてお尋ねをしたい、こう思うのですが、大臣御承知のように、健保法、船員保険法の臨時特例に関する法律は、昨年の五十六国会で修正を受けて、昭和四十四年八月三十一日限りその効力を失うという時限立法になっておるわけです。この間に、政府は医療保障制度の抜本改革案を国会に出し、医療財政の安定はもちろん、医療制度、医療保険、公費負担、など万般にわたる改革案を実現するという公約がなされて今日に来ておるわけでありまするが、これが準備作業はいまどのように進んでおるのか、これを初めに承ります。
○田畑委員 いまの質問に継続しますが、この間大臣は植村会長とお会いになりまして、意見の調整をはかられた。そして答申については、おそらく来週に出るだろう、このように言われております。また、そうでなければあなた方としても来年の予算作業に差しつかえも出てくると見ておりますが、来週に答申は出るものと期待しておりますが、そのように見通してよろしゅうございますか。
【次の発言】 いまの岡田委員の質問に対して、大臣は、答申が出た暁にはさらに与党なり各党の意見なども聞いてみて政府の原案を作成する、このようにお話がありましたが、国会の意思を聞くはもちろんでありまするが、与党野党、各党の石炭政策についての意見を聞……
○田畑委員 大臣にお尋ねしますが、第三次の答申が昭和四十一年の七月二十五日に出ております。これと四十三年十二月二十五日、昨日付のこの答申との関係は、これはどのように理解すればよろしいのか。すなわち前回の答申というものは、たな上げになったのか、あるいは前回の答申をさらに発展させたものが今回の答申と理解すればよろしいのか、その点を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 発展させたものであるとしますと、前回の答申と今度の答申を比べてただ一つ大きな違いは、要するに石炭の位置づけ、石炭の規模という点に今回の答申は全然触れていないわけです。前回の答申を発展させたというのであれば、今回の答申の中にもその精……
○田畑委員 私は、最初に労働大臣にお尋ねをしたいと思いますが、いわゆる総合労働布令の問題です。御承知のようにことしの一月十一日に総合労働布令が発表されて、一月二十五日に施行予定、こういわれていたのが、現地における強い反対、また日本政府からの申し入れなどがあって施行が延期された、こういう事情です。総合労働布令が出たのは現行の百十六号布令が軍労働者の組合活動の自由であるとか、人権の保障に非常な制約、圧迫を加えておる。そこで百十六号布令の撤廃運動というのが長く続いてきて、それにかわる措置として総合労働布令に至ったものだと歴史的に考えてみると、沿革的にはそのようになっておると私は理解しておるが、この点……
○田畑委員 時間の関係があるようですから、最初に、私は総務長官に出席を求めましたが、副長官がおいでになっておりますので、副長官にお尋ねいたします。 それは広い意味の援護に関係いたしますが、昭和四十二年の五十五特別国会で成立いたしました引揚者等に対する特別交付金の支給に関する法律、この法律の運用については、昭和四十五年三月三十一日までに原則として請求を行なうことになっておるわけです。もうあと一年足らずということになってまいったわけですが、時限立法であるというたてまえから見まして、今日までこの法律に基づく請求事務あるいは認定の事務、国債交付状況についてどうなっておるのか、初めに御説明いただきます……
○田畑委員 若干後藤委員の質問に関連してお尋ねしたいと思うのですが、先ほどの訓練指導員の不足の問題、これについて、五千七百名が指導員の定員であるが実人員が四千八百名、そうして現在百三十名の講師をもって補充しておる、こういう説明であったわけです。さらに、今年度の受講者は十二万七千名、そうしてまた事業内職業訓練は約八万名にのぼっておる、こういうことでありまするが、指導員の四千八百名というのは、公共職業訓練施設についてどれくらいの数にのぼっておるのか。さらに、事業内職業訓練についてはどれくらいの正規の指導員が配置されておるのか、そのことが一つ。さらに、相当数の指導員が不足しておるということをお答えに……
○田畑委員 この法律は、いずれも手当額の引き上げ、あるいは所得制限の緩和をはかる内容でありますので、前進した法律案であるわけであります。そのことは率直に認めるものでありますが、これに関連してお尋ねしたいことは、もうしばしば質疑応答がなされておりますけれども、大臣の答弁が声が小さくて、うしろにすわっておると内容が聞こえなかったので、あらためてもう一度質問しなければならぬ、こういうことになったわけです。 そこで、まず最初に、児童手当制度の問題でありますが、この国会でも、厚生省設置法の一部改正法がすでに衆議院を通って参議院にまいっておるわけであります。政府としては児童手当審議会を設けて、昭和四十六……
○田畑委員 まず初めに大臣にお尋ねしたいのですが、今回の国民年金法の改正案は、大幅な改善といわれておるわけですが、制度の飛躍的発展というのにはほど遠い感じがするわけです。ことに厚生年金制度との比較で見ますと、その実態において不十分な点が多々あるわけであります。 今回の厚生年金改正と国民年金改正とは、いわゆる二万円年金、こういうことで表向き同じ基準に達したような感じを与えておるわけでありますが、しかし、しさいに実態を検討してみますると、厚生年金、あるいは国民年金の間には、相当大幅な違いがあると考えておるわけで、この点について大臣としても同じような所見であろうと考えますが、まずその点について承り……
○田畑委員 一問の質問ということになっておりますので、総理に一つ基本的な姿勢についてお尋ねいたしますが、先ほど来質問にありましたよべに、現行の健保特例法を成立させる際に、佐藤総理並びに当時の坊厚生大臣は、二年以内に医療保険制度の抜本改正を断行する旨をしばしば本会議場において繰り返してこられました。わが党は、あの昭和四十二年八月の健保国会といわれる臨時国会において、本会議において二年の修正案を出して、あの法律の成立を見ただけに、この問題については非常な関心と同時に責任すらも感じておるわけであります。しかるに今回、またまた二年延長する、こういうような挙に政府が出たということは、これは国民に対する、……
○田畑委員 初めに、適用拡大の問題についてお尋ねをいたします。 今回の改正法案のねらいは、五人未満事業所への適用拡大であるわけです。そこで、これに関連してお尋ねすることは、このような零細事業所をどのように把握していくのかという点、また、段階的適用拡大をはかることはうなずけるわけでありますが、その第一歩として製造業、電気・ガス・水道、運輸・通信、建設業等をあげておりますが、これは五人未満事業所の中でどれぐらいの比率を占めておるのか。今後五人未満事業所への適用について、労働省としてはどういう具体的なプロセスを持っておるのか、この点をまずお尋ねしたい。
○田畑委員 最初に医師会の小池先生にお尋ねいたしますが、実はわれわれ、日本医師会は健保特例法の延長には反対だ、このように承っておりましたし、また全国の各医師会からも、強く反対してくれ、こういう陳情書をたくさんいただいていたわけでありますが、先ほどのお話を承りますと、むしろこの際修正して通すべし、通してくれ、こういう点に焦点を当ててお話しになられておりましたが、これはどういうわけでいつごろから態度の変更がなされたのか、これが第一点。 それから、第二点としてお尋ねしたいことは、六月十七日の第三回のH本一医師会の理事会において、武見会長からのお話として、「日医ニュース」によれば、特例法については、……
○田畑委員 端的にお尋ねいたしますが、与党の根本政調会長から、三つのブロック会社案が一応提唱されたわけです。これは政府に申し入れがなされておるわけですが、長い審議の過程で、こういう問題について、審議会の中でも御論議されたかどうか、御論議されたとすれば、そのメリットがあるかないかという判断などについてはどのように評価されたか、このことを端的に承ります。
【次の発言】 今度できる合理化体制部会ではそのような問題も含めて検討する、こういうようなことで、合理化体制部会ができたものと理解しますが、そのように理解してよろしいですか。
【次の発言】 会長御承知のように、この一月から、たしか西独ではルール石炭……
○田畑委員 参考人に一括してお尋ねをしたいと思いますが、最初に北海道の橘内市長さんにお尋ねいたします。 きょうの、この御意見を承りました直接の法律は、産炭地域における中小企業者についての中小企業信用保険に関する特別措置等に関する法律の運用状況についてでございますが、この点については、先ほどのお話の中で簡単に触れられた程度であったわけであります。資料によれば、この法律に基づく無担保保険であるとかあるいは法限度額の問題であるとか、普通保険の問題であるとか、実は北海道と常磐地域についてはこの法律の利用と申しますか、運用と申しましょうか、ほとんどなされていないように見受けるわけでありまするが、これは……
○田畑委員 いま審議しておる中小企業信用保険に関する特別措置法の一部改正法に関連してお尋ねをするわけでありますが、昨日来、またきょうの参考人のお話にもありましたように、石炭企業の倒産に関連して一般売り掛け債権をどう確保するか、この問題が地域の経済、産業にとって非常に大きな問題であることは、われわれもとくと承知しておるわけであります。そこで今度の新しい政策、措置によれば、賃金債務あるいは金融債務、さらに一般債務等については、いままでの政策に比べてそれなりに前進した手が打たれておるわけであります。いまお話しの中小企業等についても、一般債務の面で従来より以上に債権確保については、対策がとられておると……
○田畑委員 詳しいことは、いずれきょうからあすにかけて現地の調査をやりますので、その結果に基づいてまたやりたいと思っておりますが、いまの質疑応答をお聞きして感じたことでありますが、昨年の十二月に中央鉱山保安協議会から答申が出ておるわけであります。その趣旨は、生産と保安というものがあくし駅でも均衡を確保して、石炭産業の安定を目ざさなければならない、こういうことになっておるわけであります。これに応じて、今年度の予算措置の中におきましても、保安確保の面ではいろいろ積極的な方向に予算措置がなされておることもお見受けするわけでありますが、そういうさなかに、今回のこの重大災害が発生した、まことに遺憾のきわ……
○田畑委員 私は、いまの石野委員の質問にも関連してまいるわけでありますが、特に第一の問題として私が質問いたしたいのは、保安行政についていまの姿がいいか、労働省のほうに移したほうがいいか、この点を少しくお尋ねしたいと思いまするが、これは労働大臣に御出席を願って次の機会に譲りたいと思っております。 ただ、いまのお話の中にありました生産と保安、あるいは生産施設と保安施設、生産技術と保安技術を切り離しては考えられないということは大前提だと思うわけです。したがって、結論的になりますけれども、保安行政というものが一体いまの労働省にできるのかできないのか、こういう問題はおのずから明らかであろう、こう思うわ……
○田畑委員 事務的にまずお尋ねいたしますが、時間の制約もありますので、ひとつ問題点だけをお尋ねしてまいりたいと思いますが、この経理規制法の第二条に規定してありますいわゆる指定会社は現在幾つありましようか。どの会社とどの会社なのか。
【次の発言】 今回の法律改正によれば、いままでの指定会社を指定する条件に対しまして、新たに安定補給金を受けた会社にしてまた年産十五万トン以上の出炭量の山を指定する、こういうことになるわけであります。今度のこの法改正によって指定会社が幾ら追加になるのかお尋ねします。
【次の発言】 いまの御答弁は、経理規制法に基づいて新しく追加指定を受ける会社まで入れると二十社、再建整……
○田畑委員 初めに合理化臨時措置法についてお尋ねいたしますが、この法律改正の一番大きな柱は、山ぐるみ閉山の場合に石炭鉱山整理特別交付金を交付するという点であります。で、最初にお尋ねしたいのは、この特別交付金を交付するについて、四十四年四月一日から四十六年三月三十一日の二年間に限ってということになっておりますが、二年を限ったということはどういうことなのか、まずその点を御説明願います。
【次の発言】 その点、政策当局者の意図というものはよくわかりますが、石炭対策特別会計法の一部改正法を見ますると、四十四年度、四十五年度に限り必要なときは予算で定める限度において借り入れ金をすることができる、こうなっ……
○田畑委員 去る五月十六日、住友石炭鉱業株式会社歌志内炭鉱において発生したガス突出災害について、現地における実情調査の概要を御報告申し上げます。 派遣委員は、平岡忠次郎委員長、佐藤文生君、武藤山治君、大橋敏雄君及び私の五名でありますが、このほか現地において篠田弘作君、岡田春夫君及び渡辺惣蔵君が参加されました。 私ども一行は、五月二十日夕刻、羽田空港を出発して現地に向かい、千歳を経て札幌の宿舎に到着、直ちに札幌通商産業局長、札幌鉱山保安監督局長及び北海道労働基準局長よりそれぞれ説明を聴取し、同夜は札幌に一泊、翌二十一日早朝札幌を出発して歌志内に向かいました。歌志内におきましては、市内住友幼稚……
○田畑委員 私、いろいろ質問したいと思っていましたが、一時から社会労働委員会の理事会の呼び出しを受けておりますので、それで、いままでの質問の中にもありました点にも関連いたしますが、まとめて、まず最初に局長、部長に二、三お尋ねしたいと思います。 先ほどの局長の説明の中にもありました再建整備計画の進捗状況によりますると、再建交付金を受ける手続は、六月十五日までに通産大臣に計画書を提出して認定を受けることになっておる。これについて、「各社の計画は、石炭鉱業全体との関係からの修正、労務、技術、借入金等の諸前提等の見直し、社内体制の合理化についての検討など種々の点につき再検討、修正を行ない、」云々と、……
○田畑委員 私、いまの最後の質問に関連して、安西社長さん石炭鉱業審議会の委員をなさっておられるということでありますので、体制問題について、もう少しこれは明瞭に御見解を承っておきたいと思うのですが、昨年の二月に植村会長が植村構想というものを出されたわけです。要すれば石炭会社は石炭部門を切り離して新しい会社をつくる、新しい会社に移した資産に見合う負債を政府が肩がわりする、したがって、新石炭会社というものは債務がゼロになり経営もやりやすくなる、新会社は生産についても販売についても管理会社の指導のもとに経営を進めていく、ただ従業員の雇用安定という立場から見て退職手当については全額国が保障する、こういう……
○田畑委員 参考人各位にお尋ねいたしますが、いま舟橋参考人のお話の中で、この間の北海道の調査には民社党も最後まで参加しておりますので、あなたの話の中にそれがなかったから、あらためてひとつ記憶を思い出すように御注意申し上げておきます。 それで、まず舟橋さんのお話を承って私も同感であると申し上げたいのですが、あなたのかねての持論であるいわゆる体制問題を出されたわけでございますが、地域的な統合の問題もけっこうだと思います。ただ問題は、そのことによっていまいわれている保安の問題がより改善されるかどうか、こういうことについて、地域的な統合というもののメリットをもう少し具体的に御説明いただければありがた……
○田畑委員 初めにお尋ねしたいことは、この石炭対策特別会計の存読期間を三年延長するということでありますが、四十四年度の予算を見ますと、三十七億の借入金でまかなうような予算の仕組みになっておるわけであります。今度の特別会計の財源については、関税定率法による原重油関税の暫定税率の適用と、さらに再建整備法に基づく納付金によってまかなうことになっておるわけでありますが、今後のこの財源の状況についてどのように大蔵省として見込んでおるのか、これを初めに承りたいと思います。
【次の発言】 五年間の総額について述べられたわけでありますが、四十四年度からの年度別についてひとつ御説明を願いたいと思います。
○田畑委員 最初に大蔵大臣に基本的な問題についてお尋ねしてみたいと思います。 御承知のように、今年の二月に総合エネルギー 調査会が答申を出しております。それによれば、 わが国経済の発展に伴いエネルギー需要はこれま で急速に増大し、今後も伸び率は若干鈍化するが なお欧米諸国に比べて急速な増大を示すというこ とで、エネルギーの最終需要量を見ると、昭和三 十年度を単位にしますと、昭和四十年度には二・ 八四倍、昭和四十五年度には四・二八倍、昭和五 十年度六・〇三倍、六十年度一〇・七三倍、このよ うに急速に伸びていくわけです。しかも、エネル ギーの輸入依存度というのが、昭和四十年度が六 六%に達し、こ……
○田畑委員 力石公述人に二、三お尋ねしたいと思うのですが、先ほど先生のお話をお聞きいたしまして、考え方の方向、基本についてはよく理解できましたし、また非常に啓発させられる点が多かったわけでありますが、特に、さっきの公述人のお話の中にありました公債発行の問題について、関連してお尋ねしたいと思うのであります。 さっきの公述人のお話は、市中消化という原則、あるいは建設公債という原則を守って八千億程度の公債発行ということになれば、インフレにつながるものとは考えない等々というお話がございましたが、特に私お尋ねしたいのは、さきの物価問題懇談会におきましても、財政規模というのは、経済成長率と大体似たり寄っ……
○田畑分科員 総務長官に農地被買収者等に対する給付金の支給に関する法律の農地報償金の実施状況についてまずお尋ねいたします。
申すまでもなく、昭和四十年の六月からこの法律は施行されて、本年の三月で期限が切れる、こういうことになっておるわけでありますが、実施状況がどうなっておるのか、これをまず承りたいと思います。
【次の発言】 これは三月末で期限が切れたわけで、期限の延長ということにはなっていないわけですね。
【次の発言】 予算を見ますと、ことしもまた相当額の予算――といっても一億未満でございまするが、計上されておりますが、これは今後どのような事務費に予定されておるのか、これをひとつ御説明いただ……
○田畑小委員 両県の商工部長さんにお尋ねするわけですが、特に山形のほうは亜炭業についての補助行政という面ではいろいろな施策をやっておられるようですが、金額にしますと毎年の予算でどれぐらいになるのか、それと、内容について、いま一度具体的に指導面などについて御説明いただきたいと思います。それから同じことを宮城県のほうからも御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 さっきの御両者のお話によると、生産面あるいは需要面については自力でやっていける自信がある、したがって、需要面の問題については心配はない、むしろもっと需要がふえる見通しだというふうなお話があったわけで、そういうことになってきますと、たと……
○田畑小委員 一、二点だけお尋ねします。
仙台の鉱山部長さん、スクラップ・ビルド政策がかりにとられたとした場合に、百十一の炭鉱があるというお話でしたが、その中で専業でやっておる炭鉱は、もしそういう政策が導入された場合にはスクラップのほうにいくのじゃないかというように先ほど答弁があったように聞いたのですけれども、もう一度あなたの見解を伺っておきたいと思います。
【次の発言】 鉱山部長としては山の実態を見られてスクラップ・ビルド政策というものを取り入れた場合に、亜炭の産業がより前進する、発展させ得る、あるいは生産を伸ばし、需要も拡大できる、こういうような判断でおいでになるかどうか、もっともスクラ……
○田畑分科員 しんがりに質問するわけでありますが、私は総務長官に沖縄の問題、それも基地の問題であるとかあるいは施政権の返還という高度な政治問題ではなくして、当面琉球政府が一番頭を痛めておる財政の歳入欠陥を中心とする問題点についてお尋ねしたいと思います。 長官もすでに御承知のとおりに、琉球政府においては税収の落ち込みによる六九年度の歳入減は、去る二月二十日調査によりますると、当初の予想よりもはるかに多く、歳入減千六百七十万ドル、こう見ております。すでに昨年の十二月に琉球政府の企画局では一千万ドル余の政府工事の執行保留を通達しておる。この歳入落ち込みが市町村の交付税のおくれとなり、市町村財政に深……
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