このページでは安島友義衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○安島友義君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました雇用保険法等の一部を改正する法律案に対し、福田総理、石田労働大臣に質問をいたします。 高度経済成長政策の破綻は、今日、長期的不況、物価高に加えて深刻な雇用不安を招来しています。勤労国民の生活と権利は重大な脅威にさらされております。一体、これからどうなるのだろう、毎日不安と焦燥の中に、一つとして明るい希望が持てないのが今日の偽らざる実態であります。 量的拡大に国民を駆り立てた自民党政府の責任はきわめて重大であります。(拍手)積年の弊は今日多くの構造的矛盾を露呈しております。これまでの誤った経済政策を根本的に改めるとともに、雇用……
○安島友義君 私は、日本社会党を代表し、ただいま提案されました原子力損害の賠償に関する法律の一部を改正する法律案について、その幾つかの基本的問題について、総理並びに関係各大臣にお伺いいたします。 申し上げるまでもなく、今日の原子力開発は幾つかの基本的問題を抱えているのであります。政府は、わが国のエネルギー供給見通しの中で、原子力エネルギーに大きな比重を置いて位置づけているのでありますが、一方では、既存の原子力発電所の稼働実績、廃棄物処理、核燃料再処理、核の不拡散問題、さらには炉の安全性など、幾つかの重要な諸点について深刻な問題を残しているのであります。 今回提案された原子力損害賠償法改正案……
○安島委員 社会党の安島友義でございます。 先輩の枝村委員の方からいろいろ問題が指摘されまして、若干私の質問が関連する部分もございますが、よろしくお願いしたいと思います。 不況の克服、インフレの抑制、雇用の拡大等、深刻な問題を抱えている中で七七国民春闘がいま展開されておるわけであります。労働行政はまことに重大な局面を迎えております。私は、こうした経済環境を背景に、以下、大臣の所信をお伺いしたいと存じます。 労働需給の低下傾向の中において、大臣は、インフレなき完全雇用をいかに達成、維持するかこそ当面の最大の課題であるとこの委員会の冒頭の所信表明にて述べられましたが、私もこの考え方には全く同……
○安島委員 まず初めに、大臣の所見といいますか、雇用問題に対する受けとめ方についてお尋ねしたいと思うのです。 過般、本会議で質問をいたしまして、またその前に一度、ここで労働問題全般にわたりまして質問をいたしましたが、余り広範にわたりましたので、どうも私の意とするところが十分伝わらなかったようでございます。すれ違いに終わった点も多々ございます。 実は私は、今日の雇用問題というのは、少しぐらい景気が上向いたからよくなるなどというようななまやさしい問題ではなくて、かなり今後も長期的に、この今日の構造的ないろいろな産業構造上の問題というようなものを根本的に改善するような方向に進まない限りは、安定し……
○安島委員 まず初めに大臣に、現在の年金制度についてどういう御認識をお持ちかお伺いしたいと思うのです。
やや抽象的でございますが、簡単に言いますと、現在の年金制度は非常によい制度で、うまくいっているというふうにお考えなのかどうか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 いろいろ問題があるから、抜本的な改善策を講じなければならないというようにお考えになっておると思いますが、いいですか。
【次の発言】 いまも加藤委員から、公務員や公共企業体の職員の年金について、民間等と非常に格差があるのではないか、特に終始一貫、これらの対象者は非常に給付水準が高いというように言われているのですが、私が初めに大臣……
○安島委員 後で関連して御質問することがございますので、まず傾向だけ伺っておきたいと思うのですが、現在全国で粉じん作業に従事している方々の数はどのくらいになっていますか。
【次の発言】 このうち、法に定める健康診断はどのように行われているのですか、実数を示してください。
【次の発言】 これは約六十万という数との関連はどういうふうになっているのですか。残りは健康診断を受けていないという意味ですか。
【次の発言】 いまの五十年度の二十万の受診者のうち、有所見者数及び管理区分の四で療養中の方は、短期、長期合わせて現在どのくらいおりますか。
【次の発言】 二十万の受診者数の中で、いわゆる管理区分の二か……
○安島委員 本日は、安宅、伊藤忠合併にかかわる雇用問題について御質問したいと思います。 まず、質問に入る前に、四月十九日の本委員会で石田労働大臣は、枝村委員の質問に対しまして大要次のような答弁をされました。雇用問題の処理が、労働省に私が労働大臣として来ました最大の課題である。第二は、産業政策と雇用政策の関係については、産業政策の実施に当たっては特に労働者の雇用の安定に配慮するよう積極的に働きかけて調整を図る。次に、産業別雇用対策の展開に当たっては、関係労使の意見を十分聞いて実施するというようにお答えになったと思います。さらに、雇用保険法改正案に対する附帯決議については、その趣旨を十分尊重して……
○安島委員 私は、雇用問題に関する労働大臣の基本的な御所見をお伺いしたいと思います。 私は、経済政策と労働政策の結合を図らない限り深刻な雇用問題は解決しないであろうという基調に立って、私の見解を述べながら質問をいたしたいと思います。 まず三点について一括、御答弁いただきたいと思います。 第一は、これまでの政府の経済政策が一貫して産業優先、生産第一主義であり、今回の二兆円余の総合経済対策も同様であると私は考えています。実質経済成長率が六・七%達成されたとしても、雇用の安定と拡大は望めないと思いますか、いかがでしょうか。 第二は、今回の総合経済対策によって公共事業等の投資を拡大すれば、建設……
○安島委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました健康保険法及び船員保険法の一部を改正する法律案及び自由民主党の、これに対する修正案に対して、ともに反対するものであります。 反対理由の第一は、健康保険財政の構造的な赤字要因について、これまで政府は何らメスを入れようとせず、今回もまた、当面を糊塗することにのみ、きゅうきゅうとしていることであります。 近年、医療費は個人所得の伸び率を大幅に上回り、年々二〇%の伸びを示し、その対国民所得比は、すでに国際的水準に見合う六%に達しようとしております。さらに保険外負担として、この国民医療費の統計に含まれない差額ベッドや基準看護病院における……
○安島委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されますまで、私がその職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいま大石千八君より提出されました動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、岡本富夫君が委員長に御当選になりました。
委員長岡本富夫君に本席を譲ります。
○安島委員 私は、長期エネルギー需給の見通しと対策についてお伺いしたいと思います。 まず、通産省の諮問機関である総合エネルギー調査会の見通しによれば、五十年度の実績は石油換算で三・九億キロリットル、消費エネルギーの総量ですね。六十年度の推定として七億キロリットルが必要である。これは現在の石油の需給事情から見て、これだけの輸入石油を確保するというのは困難であるということで、五十年度の輸入石油が二・八六億キロリットル、六十年度が五・〇五億キロリットル、これは非常にむずかしいということで、省エネルギー対策を積極的に推進し、新エネルギーの開発が必要である、こういう提言をしているわけです。 質問の第……
○安島委員 わが国のエネルギー政策は一貫してアメリカに依存してまいったわけであります。昭和三十五年から石炭から石油へと、そして四十八年の石油ショックで日本の自主的な開発というものの急務をようやく政府も認識した。いずれにしましても、これまで資源有限という認識については必ずしもわが国の場合は十分だとは言えない。したがって、最近になっていろいろな手を次々と打っているわけですけれども、これからそういう政策を進めようとする場合に、いろいろな諸条件、前提要件が不整備のままで次々といろいろな提案がされてきているわけでございますが、特に私は、アメリカの政策に大きく影響を受けるという観点から、これまでも取り上げ……
○安島委員 大臣の御都合がおありだそうですから、本来は一つ一つ具体的に問題をただした後でお伺いしたかったのですが、順不同で、まず大臣にお伺いしたいのです。 昨年十一月一日に社会労働委員会において医療保険制度に関する決議が確認され、さらに五十二年十一月五日に社会保険審議会の有泉会長から前渡辺厚生大臣に健保問題等懇談会の意見書が具申されたわけです。その中で次のように特に前文で指摘している問題ですが、昭和四十六年の答申内容は、今日まで実現を見た事項がきわめて少なく、大半の課題は残されたままになっているという問題指摘とともに、政府の反省を強く促し、さらに、明確な実施計画を策定して、今後制度改革の実を……
○安島委員 この法律が制定された当時と今日の勤労者の置かれている情勢等考えますと、ますます、この財形法というものの意義といいますか、重要性というものが私は高まってきているように思います。そこで、今日の情勢を踏まえて、この法律の目的とするいわば基本的な考え方について、まず大臣の御見解をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 四十八年十一月二日に三者構成の審議会の一致した見解として中間答申が出ているわけでございます。五十二年の九月二十七日に基本問題懇談会の検討の結果が報告書という形式で審議会の会長である今井会長に提出されているわけです。この報告書は、財形のあり方、今後の検討課題について、きわめて重……
○安島委員 まず大臣にお伺いしたいのですが、昨年の十二月九日、これまで一年半にわたる審議の経過を中間意見として、年金制度基本構想懇談会から大臣の方に、その報告書が提出されたわけです。この中には、現状の八種類に分かれている年金制度全体について非常にきめ細かい分析が行われておるわけです。また、問題指摘として、制度間の格差が大きいことや年金額も十分ではない、それから人口構造の老齢化、これからの後代の負担増等を分析されているわけですが、中間報告ということから、ある程度やむを得ない面もありますが、問題点の指摘に多くを費やしておって、基本構想としての提言が不十分だと思うわけです。 そこで、時間の関係もご……
○安島委員 先般労働省が五十三年度の雇用情勢の見通しについて発表をされました。これは基本的な問題なので、まず簡潔に御答弁いただきたいと思いますが、年間を通して完全失業者数が百十五万という見通しの上に立っておられるわけですが、まず第一点として失業者の推移、つまり、いつごろがピークだと考えられて、数はどのくらいと見通しされているのか。
【次の発言】 時間がなくなるから簡潔に。いつごろがピークで、そして二月が百三十六万と発表したでしょう、後はどのくらいまで上るのかと言っているのだ。
【次の発言】 どうも大まかなつかみ方のようだと思いますね。いま特定不況産業臨時措置法等の審議が参議院で行われている。こ……
○安島委員 最近の経済企画庁の発表によりますと、五十二年の十月から十二月と比較しまして五十三年の一月から三月の実質国民総生産は二・四%ふえている。これをそのまま年率に延ばしますと一〇%成長可能ということになります。いずれにしましても政府の目標としている実質成長の七%は達成可能だと自信を深めたという報道が載っているわけです。しかし、これはいろいろ問題を含んでいるわけでございます。このことはさておきまして、内閣統計局が四月のいろんな労働統計を発表しているわけですけれども、これらの問題と経済政策、特に雇用問題が今後どういうふうに推移するであろうかということの関連において若干質問をしていきたいと思いま……
○安島委員 私は、まず、政府の経済政策と雇用のかかわりについて、御質問をしたいと思います。
まず初めに、主として公共事業を中心としての景気浮場対策ということで、政府はいろいろ施策を講じているわけでございますが、この投資効果といいますか、雇用創出はどういうように推移しているのか、これは概数で結構ですから。恐らく一時雇用だと判断いたしますが、どうなっているでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、一時から見ますと、完全失業者が百四十万を超えたというときに比べますと減ってはいますが、依然としてこの八月の統計では百二十万を超えているわけですが、これはいまの御説明とはどういうような関連を持って見るべき……
○安島委員 賠償の仕組みと国の責任とのかかわりについて、まず御質問をしたいと思うのです。今回賠償措置額を現行の六十億から百億に引き上げるわけですけれども、保険会社には年間幾ら保険料を納めることになるのですか。
【次の発言】 政府と原子力事業主との補償契約によって、政府に原子力事業者が一種の、保険料ではないけれども、納付しているわけですね。これは今回の改正によって幾らになるのですか。
【次の発言】 今回の改正によって、百億円を超える原子力損害が発生した場合には政府が一定の条件のもとに援助することになっているわけですが、具体的にそういう事例が発生した場合には、援助すべき金額の算定及び処理手続はどう……
○安島委員 労働大臣は就任以来、雇用対策を初め労働政策に非常に意欲的に活躍されているようでございまして、その点については敬意を表しますが、どうも私のこれまでの経験によりますと、初めはかなり意欲が見られるのでございますが、だんだんと労働問題のむずかしさがわかったのかどうかわかりませんが、とかくしりつぼみになる傾向もございますので、どうぞ最後まで現在の姿勢を持続していただきたいということをまず御要望申し上げておきます。 さて、初めに雇用・失業情勢の見通しについてお伺いしたいのですが、時間の関係がありますし、また後で関連がございますので、聞くことだけに端的にお答えいただきたい。 「いましばらく楽……
○安島委員 前回の委員会におきまして、冒頭、栗原労働大臣に経済団体首脳部との懇談内容について若干お尋ねをしたわけでございます。実はその直後、日経連タイムスを見ましたところが、かなり詳しく内容が報道されておりますが、少なくともこの報道を見る限り、まあ新大臣ですから初めから何もかも要望するのは困難だということは私も理解はできますが、ちょうど委員会の前日でございましたし、大臣もそのことは若干頭の中にあったのではないかと思うのですが、この委員会でこれまで論議され、非常にいま問題になっております雇用・失業というこの社会問題に対して、どうも正しく伝えられているのかどうかということに若干疑問を感じましたので……
○安島委員 現行制度には改革すべき問題点がいろいろありますけれども、それにも増して、将来にわたりこの制度を維持する、言うなれば現行の水準を維持するだけでも、これは大変な財政負担が今後待ち構えているわけです。したがって、この財政確立がきわめて重要であるという観点から、各種の年金財政、特にここでは厚年と国年に大体集約されるわけですが、一応順を追って、質問をしてまいりたいと思うのです。 老齢福祉年金受給者の状況、これは人員や金額、実績及び見通し、いつごろになればこの老齢福祉年金、現在の過渡的な措置のこの制度はなくなるのか、その辺も含めて、御答弁をいただきたいと思う。
○安島委員 私は、いま審査中のこの法案について、医療健保制度の仕組み、運用というような広いかかわりを持ったものだ、したがって、法体系というのもやはり縦の面だけではなくて、横のかかわりというものを十分考えるべきだということから、いろいろそういう広い意味においてのかかわりをただしていきたいと思うのです。 そこで、午前中からも部分的に指摘されておりますが、医薬品の生産額の推移や構成というようなものを見てみますと、まず生産額の推移ですが、四十八年度に一兆三千六百七十一億円だったのが五十二年では二兆四千五百八十二億円、そしてこの間五十年度のみが前年度比で五・五%増という一けた台ですが、それ以外は全部二……
○安島分科員 私はエネルギー、特に電力の安定供給の確保と資源有限時代に対する政府の所信についてお伺いしたいと思います。時間の関係上大きく三つに分けまして私の質問を行い、おのおのについてそれぞれ所管大臣等より所信をお伺いしたいと思います。 まず第一は、政府のエネルギー需給計画は信用できない、余り言葉はよくないですが、いいかげんではないのかという疑問を感じるわけでございます。 政府は、去る五日に総合エネルギー対策推進閣僚会議を開いて、最近のエネルギー情勢の変化に対応してわが国のエネルギー安定供給確保を図るために、一昨年末、政府が決定した昭和六十年度目標の長期エネルギー需給計画を抜本的に見直し、……
○安島分科員 通商産業政策とのかかわりについて、まず初めに通産大臣にお伺いしたいのですが、いまいろいろ問題になっております電電公社の機材調達の門戸開放に関してであります。 まず私は、アメリカの真のねらいは何かということで第一点御質問いたします。 いわゆる多角的貿易交渉、東京ラウンドを円滑に調印に持ち込むための妥協案として、電電公社の調達の門戸開放が特に米国から強く要求されているわけですが、この問題を考える場合には、米国、アメリカとの貿易における対日赤字が年間百十六億ドルと言われているわけです。この赤字要因につきましては、単なる日本側の努力だけで問題が解決するとは思いませんが、それはさておき……
○安島分科員 わが国をめぐる国際環境は、政治的にも経済的にも重大な局面を迎えているというように思います。私は、時間の制約もありますので、主として資源エネルギーという観点から外交をどういうふうに進められるのかということでお伺いしたいと思うのです。特にわが国の場合は資源・エネルギーに恵まれてない。したがって、外交の基調いかんによって今後のわが国の方向が大きく左右されると言っても過言ではないと思います。
そこで、そういう観点を踏まえて外交の基調とも言うべき考え方につきまして、大臣の所見をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 全く私も同感でございます。特に、園田外相は就任以来、わが国の外交の基調と……
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