このページでは戸沢政方衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○戸沢委員 いよいよ注目の健康保険法の審議に入るに当たりまして、冒頭に質問をさせていただく機会を得ましたことを、私は非常に光栄に考えますと同時に、実は少しく残念な気がいたしておるのでございます。 残念というのはどういうことかと申しますと、四十八年に健康保険法につきましてはかなり大幅な改正が行われまして、しばらく四、五年ぐらいは財政的にも安定するであろう、その間にじっくりと根本的な問題について検討して、抜本的な対策案を世に問うことができるであろうということを期待しておったのでありますけれども、その後石油ショック等による経済の変動はあったにせよ、昨年もことしも引き続いて一時を糊塗するような財政対……
○戸沢委員 いよいよ、いわゆる抜本改正のはしりと称されております健康保険法改正案の審議が始まったわけでありますけれども、もはや審議日程も乏しく、その成否は見きわめがついておりません。また、院外では、いわゆる財政調整に関する自民党案をめぐっての賛否両論があらしのように吹きまくっているという状態でございます。これでは抜本改正の行方はどうなるか、このような情勢では、今後何年かかっても日の目を見ることはできないのではないかということを私はおそれるわけでございます。 そこで、私は、抜本改正の考え方、また今後の見通し等につきまして、私の若干の愚見も申し述べ、また大臣の御意見も伺いたいと思うわけでございま……
○戸沢小委員 二点ばかりお伺いしたいのですが、これを見ますと、各国の医療保険について国庫負担をしているところは、外国においてはきわめて少ない。しておってもごく一部特例的に負担しているところが多いということですが、それに対して日本は非常に被用者保険についても地域保険についても国庫負担の比率が大きい、特に国保なんかについては給付費に対する国庫負担率から言ったら七割くらい負担している。これはどういう考えでしょうか。日本の医療保険に対する考え方、それで見ると、国家保障的な、負担面についてだけ見ると、ナショナルサービス的な面が強いような感じがするのですが、日本の医療保険について、そういう点どういうふうに……
○戸沢小委員 それでは、先ほど相沢委員から各論的な質問がございましたので、私から三、三総論的な御質問をさせていただきます。 第一は、国民の社会保障に関する負担が将来どういうふうになるかという見込み、これは何なら資料でいただいてもいいのですが、新経済社会七カ年計画、ああいったものでいいのですが、最新の資料で将来の社会保障に対する国民の負担、それと、できれば所得保障と医療保障の内訳、そういったものをひとつ出していただきたいと思います。 それから二番目は、御質問もすでにありましたけれども、私も、社会保険における国庫負担のあり方とか、限界ということについて問題意識を持っておるわけです。前回の各国の……
○戸沢小委員 浦井先生の先ほどの御意見、ちょっと誤解があると思うので、本委員会における政府提案の法案の審議とこの小委員会とは別問題でして、何も政府提案のものを裏づけるような審議をこの小委員会でやっておるというものじゃないと思うのですね。保険局長がこの小委員会について発言した中身というのは、これは、いわゆる医療保険の抜本問題について小委員会というところで議論をして、コンセンサスを得ようといういい土壌ができたということで、小委員会を評価しているんだと思うのですね。 それからまた、小委員会における議論の内容というのは、もう広く全般の問題についてやるんで、順序として便宜負担と給付の問題をやっていこう……
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