このページでは石原健太郎衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。
○石原健太郎君 私は、新自由クラブ・民主連合を代表いたしまして、ただいま議題となりました松野国務大臣の発言についての質疑を行います。 まず初めに、今回の豪雨により被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。同時に、政府に対し、被害に遭われた方々に立ち直りのための温かい援護の手を差し伸べるとともに、復旧作業などに最大限の努力を払っていくよう強く要望するものであります。 今回の災害は、多いところでは一時間当たり百五十三ミリの降雨量という未曽有の豪雨によって起こされ、不可抗力的な面もありましたが、もともとわが国は急峻な山地が七割以上を占め、洪水、がけ崩れなど、雨に弱い体質であることは御承知のと……
○石原(健)委員 若干の質問をさせていただきます。
農家は年末までにはさまざまな借金の返済をせねばならず、また生活費、教育費など何かと出費が重なるわけでありますけれども、自創資金の枠の拡大、特例貸し付け等は大体いつごろをめどに事務を進めておられるのか、お尋ねいたします。
【次の発言】 先ほど武田委員に対する統計調査部長の御答弁では、統計事務所は県単位、全国的な作況をつかむことが目的であると申されましたが、被害の確定数値は統計事務所の数字で決まってまいるわけであります。それが農家のふところに直接響いてまいるわけでございますけれども、その意味では、今後被害額ができる限り正確につかめる方法に一刻も……
○石原(健)委員 年金とか保険とかいうものは、一部の人に手厚く、また一部の人には手薄くていいというものであってはならないと思うのであります。できる限り公平であるべきだと思うのでありまして、いま各種の年金、各種の保険、その仕組み、中身等はいろいろ違っておるわけであります。こういうさまざまな年金、さまざまな保険というものを今後いかなる方向に持っていかれるおつもりか、大臣のお考えをお示しいただきたいと思います。
【次の発言】 五十二年の十二月ですか、社会保障制度審議会から基本年金というような考えが示されたと思うのですけれども、これに対してはどのような方向で対処されるのか、お考えをお伺いいたします。
○石原(健)委員 雇用開発委員会が全国に十カ所、高学歴者のための学生職業センターが六カ所設立されているようでありますけれども、それぞれの目的を簡単にお聞かせいただいて、あと一カ所当たりの予算は、それぞれどうなっているかをお教えいただきたいと思います。
【次の発言】 先ほど予算のことも、一カ所当たりの学生センターについてもお伺いしたのですが。
【次の発言】 できてから日が浅いとは思うのですけれども、雇用開発委員会の成果を労働省としては、どのように見ておられますか。
【次の発言】 先ほど、お話にありました中高年対策というものが、これから非常に大事になっていく時期に、このような大変いい機構ができて大……
○石原(健)委員 今回の改正案の中に薬剤、歯科材料費等の五〇%患者負担ということが取り入れられておりますけれども、その理由はどういうところにあるのでしょうか。
【次の発言】 五〇%の負担ということになりますと、患者の中には、かなり高額の薬代を何カ月分か準備しなくちゃならないというような事態も起こり得るかと思うのですけれども、そのような方たちに対する保護処置といいますか、対処の仕方はどのようになさるおつもりですか。
【次の発言】 保険で見るまでの間に、二、三カ月の間でも立てかえて払わなくちゃならないような事態も起こり得るのじゃないかと思うのですけれども、その薬代が月に百万とか百五十万という場合、……
○石原(健)委員 私は、新自由クラブを代表いたしまして、政府提出の法律案と自由民主党提出の修正案に反対、新自由クラブ、社会民主連合両党の共同の修正案に賛成の討論を行うものであります。 今日、医療費の伸びは国民所得の伸びをはるかに上回っており、五十三年度は前年度比約一七%増の約十兆円に達しております。今後、高齢化社会、医療技術の進歩等を考えますとき、さらに増加の趨勢にあることは、いまさらに申し上げるまでもありません。いまのままでは、いずれ保険制度そのものが崩壊するのは明らかであります。 医療費の不正請求も後を絶ちません。乱診乱療、薬づけ医療という言葉は現実の一部であることを、だれしも否定でき……
○石原(健)委員 五十五年六月現在の民間企業における身体障害者の雇用率は一・一三%というふうに聞いておりますけれども、労働省としては、これは満足いく数字であるとお思いになっているか、あるいは、はなはだ不満なものであると思っているか、その辺を、お聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 いままでの進捗率ですと、あと三十年ぐらいかかるというお話もありましたけれども、労働省としては、あと何年ぐらいで達成できるか、あるいはまた、いつごろを目標に考えていられるのか、お聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 あらゆる仕事とか何とかやる場合に、目標とか期間というものを、ある程度、設定してやっていく……
○石原(健)委員 ただいままで大変緊迫した海の話が続きました後で、ローカル空港整備の話といったようなことで、ちょっと恐縮なんですけれども、たまたま本委員会で発言の機会を与えられましたので、日ごろ頭にあったことをちょっと伺わせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 初めに、将来の国内の交通体系というものはどういうふうになっていく見通しであるか、新幹線とか高速道路等が十分整備された場合に国内航空というものの位置はどうなるのか、あるいはまた航空の利点というようなものを生かして新幹線であるとか高速道路の整備はほどほどにするのか、そういった点につきまして、将来の国内航空の位置づけといった……
○石原(健)委員 鳥獣保護費等に関連してお尋ねしたいのですけれども、最初に文部省の方にお尋ねいたします。 最近文部省が唱えているところのゆとりある教育というのは、単に時間的ゆとりだけを意味するのではなくて、精神面のゆとりをも意味すると考えます。また、校内暴力、校外暴力の横行する今日、情操教育というものはきわめて大切ではなかろうかと考えるのであります。子供が小さいときから自然を愛し生命を大切にする教育が大切であります。文部省では自然保護、鳥獣の愛護ということをどのようにとらえておいでか、また現場でどのようにそれを扱っていられるのか、御説明ください。
○石原(健)委員 初めに、会計検査院の方にお尋ねをしたいのであります。 この五十三年度の決算検査報告などを拝見いたしますとき、健康保険であるとか船員保険、そういったものの徴収額不足の指摘はなされておるようであります。また、雇用保険の失業給付金の支給の不適正なども指摘されておるのでありますけれども、健康保険等の支出については何の指摘もなされておりません。ところが、世間では一般に水増し請求であるとか架空請求といったような不正請求が大変まかり通っておるように聞いておるのでありますけれども、五十三年にはこういった不正な請求はなかったのか、あるいはまた、そうしたことは検査をされておらないのかをお聞きを……
○石原(健)委員 初めに、住宅金融公庫の方にお尋ねしたいのであります。 けさほど来の議論を通じまして、どうも鉄筋コンクリートづくりの高層住宅は国民の好みに合わないものになりつつある、そういう議論が進められまして、私も全く同感なのでありますが、一方、民間の木賃アパート、これは全国で四百五十万ないし五百万世帯分ぐらいありまして、東京の場合ですと、二十三区内に百万世帯分ぐらいあるそうです。しかし、その狭いのと家賃が割り高、設備が悪いということで、極端な場合、五〇%ぐらいの入居者しかいないという場合もあるようであります。しかし、そういった木賃アパートの経営者の方がいざ建てかえようと思っても、現状では……
○石原(健)委員 いままでにも御発言ありましたけれども、青少年の非行とか校内暴力、そういったものが多発し、また、落ちこぼれとか、あるいは能力は持っていながらも中身のないまま学校を卒業させられてしまう、そういった児童もずいぶんたくさんいるわけであります。また、いまの教育は人間性をはぐくむという観点から見ても大変問題が多い面もある。人によりましては、教育の荒廃は行き着くところまで行き着いたとか、あるいは学校は人間性破壊の工場となっている、学校は死んでしまっているという声も出ておるわけであります。 私は、一〇〇%そうだとは思いませんけれども、改善すべき点は多々あるのじゃないかと考えるのでありますが……
○石原(健)委員 ことしは国際障害者年ということで、内閣総理大臣が本部長となられてその目的達成のため努力されているようでありますけれども、自治省としてはこれにどのように対応されているのか御説明ください。
【次の発言】 せっかくの障害年で総理大臣が本部長でがんばっておられるわけですから、身体障害者の自治体への雇用促進というほかにも、地方の市町村なんかも障害福祉都市の指定を受けたり、そういう関係もあるわけで、積極的に進めていただきたいと思うわけなんですけれども、自治省では、身体障害者の雇用率が達成されている自治体はどのくらいあるかとか、新規に採用された人がどのくらいいるかとか、そういった自治体の数……
○石原(健)委員 再三の質問になりますけれども、折損木の問題であります。 ほとんどの質問者が触れられておりまして、それだけ問題が大きく、またみんなの関心が強いということでありますけれども、国としても植樹祭をやったりあるいは緑の週間を設置し、各種の補助金、貸付金など用意して、いわば笛や太鼓で植林を推し進めてきたわけであります。そして植林が終わりますと、それから四、五年間の手入れ、これがまた大変なものでありまして、夏の炎天下の下草刈り、雪でつぶれての雪起こし、さらに枝落とし、こうして苦労した杉の美林が今回の災害でばっさりやられたわけであります。これからやっといままでの経費、出費を取り戻せる、そん……
○石原(健)委員 今回の改正のうち雇用保険法六十三条の改正の趣旨は「段階的かつ体系的な事業内職業訓練計画に基づく職業訓練を振興するために必要な助成」を行うためとありますけれども、具体的にはどのような助成を考えておられるのですか、お尋ねいたします。
【次の発言】 その場合、その訓練計画の基準とかあるいは――確かにこれから高齢化社会を迎えていく中でこういう面に国が積極的に助成策を進めるということは必要なこととは思いますけれども、それぞれの地域の個々の労働者の要望にかなう訓練ということがやはり大切だと思うのです。国が画一的な基準をつくっただけでは十分対応できない面も出てくると思うのでありますけれども……
○石原(健)委員 ベビーホテルに関連してお尋ねするのでありますけれども、現行制度のもとで、いま三歳と一歳の子を持つ単身の健康な母親あるいは父親に対しましてはどのような経済的援助措置がとられるか、お聞かせください。
【次の発言】 母子とか父子家庭でしかも働く能力のある親の場合です。
【次の発言】 働いてない場合はどうなりますか。健康で、育児に専念したいから働きたくないというような場合には、どのような方策がとられましょうか。
【次の発言】 民法の八百二十条では「親権を行う者は、子の監護及び教育をする権利を有し、義務を負う。」とあるわけなんであります。私もまた、乳幼児を持つような親はこの法の趣旨を尊……
○石原(健)委員 ことしは実質賃金の目減りというようなことが起こらないよう、また勤労者の暮らし向きが少しでも向上するように、労働省としてもできる限りの御努力をお願いしたいわけなんでありますけれども、その中で最低賃金というものがあります。これも年々少しずつは上がっているようでありますが、最近の比較を見てみますと、五十一年度の地域別最低賃金は二千百二十二円で、所定内給与の平均が五千四百二十一円、その差が三千二百九十九円でありましたが、五十二年には差額が三千五百七十九円と広がり、五十五年度においては所定内給与の七千七十円に対して二千八百十二円で四千二百五十八円にも広がっておるわけであります。 最低……
○石原(健)委員 先般、大臣は御所信の中で、今後とも「国内炭の生産を長期的に維持するよう引き続き努める」と述べられましたが、このためには労働力の安定的な確保が大切な柱の一つであると考えるのです。 ところが、先日の委員会で中田参考人が述べられたところでは、北海道の炭鉱にありましては高齢化が著しく進んで、近いうちに平均年齢が五十歳にもなるだろうと言われておりました。現に年齢構成を見ますと、四十五歳以上の方が全体のちょうど半分を占めて、三十歳未満は一一・六%しかおりません。こういう状況では、将来とも安定的に石炭産業を維持できるのかどうか不安を感じるのでありますけれども、この点に関しまして政府委員は……
○石原(健)委員 どうも参考人には長時間にわたりましてありがとうございます。 いままでも、各産業におかれましては国内炭をずいぶんと引き受けてこられたようでありますけれども、今後国内炭と海外炭の格差が縮まるという話もありますし、あるいはまた広がるかもしれません。それで、今後とも国内の石炭産業を安定的に維持させていき、あるいはまた公害問題等を引き起こさないようにするためにも、炭価が国民であるとかユーザーにある程度転嫁されていってもやむを得ないのではないか、環境を守ったり石炭産業を維持するためにはいろいろな価格が上がっていってもやむを得ないのではないかというふうに私は考えるのでありますけれども、こ……
○石原(健)委員 初めに、資源エネルギー庁にお尋ねしたいのでありますけれども、一ころ省エネという言葉がずいぶん使われまして、通産省もいろいろ音頭をとられた記憶があります。国民の中にもそれなりの共感を呼び、定着しかかっていたようにも思うのでありますけれども、最近は省エネという言葉が余り使われなくなったような気がいたします。それどころか、公益事業部が一月に出したこの冊子には、何カ所かで「電源立地の加速的推進」という言葉が使われております。省エネと言っていた当時には、単に石油を節約することだけを考えておられたのか、あるいはまた最近になってその辺の考え方が変わったのか、御説明をいただきたいと思います。
○石原(健)委員 最初に、行政管理庁長官にお尋ねしたいのですけれども、近年、福祉制度がずいぶん進んでまいりまして、地域には、行政面から、身体障害者福祉司であるとか家庭相談員等、十通りの方が携わっておられます。また民間では、民生委員であるとか身体障害者相談員等七通りまた、訪問看護あるいは保健相談に乗る方として保健婦さんが、市町村の保健婦さんと保健所の保健婦さん、二通り。これだけ大ぜいの方がおられながら、私の住む近所に、当然いまの社会福祉制度で救済されるべき人が、あっちこっちたらい回しをされたあげくに四年も五年もほうっておかれたというケースが間々ございます。行政管理庁では、行政サービス改革運動を推……
○石原(健)委員 さきのエネルギー・鉱物資源問題小委員会で参考人よりいただきました資料によりますと、日本の電力の価格というのは、外国と比べるとずいぶんと高くなっておるわけでして、世界の平均が一キロワットアワー当たり四円、日本と似ていると思われる西ドイツが七、八円、台湾が九円、こういう価格でして、幾つかの業界の方が電力の高料金に苦しんでいるということを申されたわけですけれども、日本の電力料金と外国の電力料金のこのような大きな違いは何に基づいているとエネルギー庁では判断されておるのでしょうか。
【次の発言】 いま、電源構成で石油火力が多いからだというようなお考えをお示しになったわけですけれども、し……
○石原(健)委員 杣先生にお尋ねいたしますが、先ほど今回の改正のいろいろな欠点とか改正後に予想されるさまざまな弊害といったようなお話がございましたが、仮にこの改正が成立した後でも全国区制度というものが存在の意義があるというふうにお考えになっていらっしゃるかどうか。 それから、山本先生にお尋ねしたいのでありますが、無所属とか個人で立候補するということについてはどうお考えになっていらっしゃるか。また、選挙の主体が政党か名簿登載者かはっきりしないというお話がありましたが、それにも関連するのですけれども、今回の改正によりますと、当選後、たとえば党籍を変わった場合にはそれが認められる、党を変わっても議……
○石原(健)委員 基本的な災害対策のお考えにつきましては、本会議などで、また、ただいままでの御審議を通じてお聞きしましたので、具体的にお尋ねしたいと思うのでありますが、緊急の場合の避難命令といいますか、避難を勧告するといいますか、その方法についてでありますけれども、長崎の現地などを見てまいりましても、市長さんが避難しろと言うにしましても、がけ崩れなどが点々と各地で起こっている、山から下に逃げてくれば下の方は川がはんらんしているというようなことで、最近起こっておりますああいうがけ崩れとか、なだれとか洪水、そういったものに対する避難の仕方というのは、ごく地域的に限られてなされるような方法が考えられ……
○石原(健)委員 河本長官は、所信表明の中で、目下の経済情勢のもと、一番大切なことは内需を喚起することだ、そしてまた、そのためには個人消費を伸長させることが非常に大切であるけれども、それを阻害しているのは実質所得の伸び悩みだ、このような趣旨を再々おっしゃられているわけであります。 日本の総世帯数の一三%を占めます四百六十万戸からある農家、そしてその世帯員数というのは一八%からになるわけでございますけれども、この農業に従事する人たちの所得というものは、伸び悩むどころか大きく落ち込んでおるわけでありまして、農業所得は昭和五十四年度に五・八%、五十五年度は一五・五%も落ち込んでおるわけであります。五……
○石原(健)委員 最近牛乳の乱売合戦が起こっておりまして、小売店や生産者は大変に困惑した状態に置かれております。それで、公正取引委員会も立ち入り調査だのいろいろなさって大変御苦労も多いかと思うのでありますけれども、初めに委員長に、独禁法の根本精神というものは一体どういうところにあるとお考えか、それからまた、その運用に際して最も留意しなければならない点は何か、これは「公正取引」の一月号で委員長のお考えは大体あれなんですけれども、改めて伺わせていただきたいと思います。
〔野田委員長代理退席、森(清)委員長代
理着席〕
【次の発言】 その運用に際して最も留意されている点についてお聞き……
○石原(健)委員 アルコールの製造部門が新エネ機構の方に移管される計画のようでありますけれども、専売制はそのまま残すということで、三百十何名かの方が通産省の方にそのままお残りになる。三百十三名の方が一体どういうことをされるのか、御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 収納、販売というようなことは、販売経路の資料を見ますと、皆請求とか通知とか、大体は文書でなされることで、伝票が行き来するだけだと思うのです。
それから、小売あるいは普通売りさばき人の監督というのですか、そういう検査なども業務の内容だとは思うのですが、それにしても営業所の数が全部で七百五十六カ所、二つの営業所当たりに大体一人……
○石原(健)委員 日米間の貿易摩擦に関連してお尋ねしたいのでありますけれども、アメリカが日本と二国間だけの貿易インバランスでいろいろ苦情を言ってくる、これは決して正しいことではないと私は思うのであります。しかし、振り返ってみますときに、過去に日米繊維戦争があり、またカラーテレビの紛争があり、そして鉄鋼、今度は自動車、四度目なわけであります。どうも過去の貿易摩擦の苦い経験が生かされてないような感じがしてしょうがありません。いずれ輸出の自主規制などをしなければならないような状態に追い込まれるのであれば、もっと早く手も打つべきだったのじゃないか。私はそういった点通産省も大いに反省すべき点があるのでは……
○石原(健)委員 久保田参考人にお尋ねしたいのでありますけれども、海外商品市場での先物取引を一般の家庭に訪問して勧誘したり受託したりすることはできないようにする方向で検討していったらどうかなというような感じもするのですけれども、その辺はどういうふうにお考えになっておりましょうか。まあ禁止ということもあれかと思いますので、そういう先物取引を家庭訪問、個別訪問のようなことをやって勧誘したりまた電話で本当の素人の人に勧誘したりするようなことがなるべくやりにくいような何か方策を講ずるというような方向で、こういう被害者が出ないようにするという考えは……。
○石原(健)委員 通産大臣と中小企業庁の方にこれは御要望しておきたいのですけれども、先ほどの長崎の災害に関しまして、私も派遣されて現地を見てまいったのですが、本当に想像を絶するような被害ということで、中小商店街などを中心としまして、消費不況でただでさえ苦しいところに追い打ちをかけられ、今後の経営は非常に容易でないのじゃないか、こういうふうにも思われるわけであります。けさほど中村委員からも質問があり、激甚災に指定された場合の復旧の緊急融資限度枠の八百万を一千万あるいはそれ以上に見直してほしいという御要望があったわけであります。この限度枠を見直したくない理由というのは、恐らく財政的な問題などあって……
○石原(健)委員 三村参考人にお尋ねしたいのでありますけれども、被害者同盟の会長さんということで何かと大変御苦労が多いかとも思うのですけれども、復旧不適農地と言われるような農地、こういう農地を復旧するには百万とか二百万といったような金額がかかるのじゃなかろうかと思われるのですけれども、そうして復旧したたんぼでとれるお米は一反歩で十俵としても十七万前後、利益となりますと五、六万ぐらいじゃないかと思われるわけであります。それからまた、国全体を見ますときに、六十万町歩ですか、その程度に及ぶ減反というようなこともなされている際に、そういう多額なお金をかけて農地を回復するよりは、金銭で賠償してどんどんや……
○石原(健)委員 今回の答申に関連しまして二、三お尋ねしたいと思うのですけれども、答申の中ではみなし復旧とかあるいは復旧不適農地制度、そういったものの活用が言われておりますけれども、この点通産省としてはどう受けとめておられるか、またどう臨もうとされているのか、政務次官にお尋ねいたします。
【次の発言】 復旧不適農地の範疇なんですけれども「復旧することが著しく困難」というのは大体想像がつくのですけれども、「不適当な農地」というのはどういったものを認可の際に考えられるのか、御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 いままで不適農地に該当するようなものがなかったというお話であり、また、ただいまの……
○石原(健)委員 大澤参考人にお尋ねいたします。
先ほど萩原参考人が労務債の支払い努力目標をおっしゃったときに不満だというふうにおっしゃいましたけれども、大澤参考人は、北炭グループはもっと支払い能力を持っているとお考えになって不満だとおっしゃったのかどうか。それから、北炭グループの全資産とか支払い能力、そういったものを十分把握していらっしゃるのかどうか。その二点お尋ねいたします。
【次の発言】 萩原参考人にお尋ねいたします。
先ほどそういった資産とか支払い能力等につきまして、通産省なり何なりから要望があれば提出するというお話がありましたが、大澤参考人からそういうことを教えてほしいと言った場……
○石原(健)委員 初めに、五十六年度も三兆七千億円を超す農林予算というものを使っておりながら食糧の自給率は横ばいでなかなか向上していかない。農林省ではこの点はどういうふうにお考えになっていらっしゃるのか、お聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 飼料用の穀物が多いからという御説明もあったのですけれども、主食用穀物の自給率というものを見ましたときに、五十年が六九%、五十五年の概算も六九%、主食用の穀物は全く伸びてないわけですね。三十五年度は八九%でしたから、ずいぶん減っていると考えられるわけですね。
【次の発言】 私がなぜこういうことを申し上げるかといいますと、一般の消費者とか商業活動をや……
○石原(健)委員 両大臣の所信をお伺いいたしまして、お二方とも第一の柱として、内需拡大による経済の成長ということを挙げられておるわけであります。時期が時期ですと必ずしも成長しなくてもいいと思うのですけれども、国の財政状況などを見ますときに、健全な財政の姿を取り戻すためには、どうしても経済を大きくして赤字の国債などを償還していくほかないのじゃないか、こう私も考えております。 そういう観点から今年度の施策を見ますときに、通産省の方では相変わらず石油の備蓄ということで、新たに購入する原油代金などを六千六百億、それから増強対策として千三百億、合計八千億円近い国の予算を石油の備蓄に回す、こういうことで……
○石原(健)委員 きょうはどうもありがとうございます。 松下先生と河合参考人にまずお尋ねしたいのでありますけれども、先ほど、今回の法改正に盛られている事業提携は全く独禁法に矛盾するものでないというお話が松下先生からあったわけであります。そういたしますと、これが独禁法に触れるものではないのならということで、いま話題になっている業界以外の業界にも、ほかの産業にも、グループ化あるいは事業提携というものが、そういったムードがどんどん起こってくる可能性もあると思うのですけれども、そういう他の産業でも、別に触れるものでなければこういった傾向は差し支えない、こういうふうにお考えになっていますでしょうか。
○石原(健)委員 繰り返しのような質問でちょっと恐縮なんですけれども、どうもまだ腑に落ちない面がありますので、お尋ねをさしていただきます。 今回の法の改正を考えますときに、世界経済の面では日ごろ保護主義反対、保護主義反対ということを唱えておりますけれども、国内経済面では特定産業について保護的な施策をとろうとしているということで、やはりこれは貿易摩擦の火種になるのではないかと心配に思われるわけです。 現についこの間自民党の議員団、加藤紘一さんが団長でアメリカに行ってこられたようですけれども、アメリカ側からは、日本の産業政策についても批判の声が強かったということが言われております。また、OEC……
○石原(健)委員 私は、基準・認証制度というものはできる限り簡素化されるべきものであり、また今回の法改正もむしろ遅きに失したぐらいではないか、こう感じておるものでありますけれども、いままで大臣にいろいろ御質問がありまして、私が聞きたいことは大体もうすでに質問ありましたので、一問だけお聞きしておきたいのですが、連絡調整本部は当面残される方針だ、こう聞いておりますけれども、今後どういう役割りを果たしていくのかということと、どのような権限を持ってやっていくのかということをお聞かせいただければと思います。
【次の発言】 そうしますと、基準・認証制度の具体的な改正といいますか改革、そういったことについて……
○石原(健)委員 私は、二月の当委員会におきまして、現在の石油情勢から見、また困難な財政状況、またこういった不景気な時代に、あえて備蓄の積み増しを急ぐ必要はないのではないかと申し上げました。これに対しまして大臣も、まさに通産省自体はどうするのだという問題の典型的なものだ、検討を重ねていかなければならないと言われたのでございます。また、その二月に私が質問した際に、外国からの攻撃というものに対する面から備蓄基地の見直しの必要性をお伺いいたしましたが、最近は、民間備蓄施設の余裕分の活用を図れば、一兆円に上る膨大な国費の投入を必要とするようないまの計画は見直してしかるべきではないかというような議論も起……
○石原(健)委員 有吉参考人にお尋ねいたします。 石炭業界が再開発を引き受けなければほぼあきらめざるを得ないというような状況のように感じられるのでありますけれども、そうなりましたときには、千人を超す残留労働者の方たちがどうなるかということが大変心配されるわけであります。また一方、聞くところによりますと、炭鉱業界はいずれも労働者の方が高齢化していて再就職の道の心配はないだろうかというような話も聞くわけであります。そういう点に対する業界としてのお考え、御見解をお聞きしたいということと、特に再就労というような問題が起こった場合に、夕張地区において既存の炭鉱に労働力をより大きく確保できるような方策は……
○石原(健)分科員 国の経常費補助を受けている私立大学の入学の選抜方法でありますけれども、医学部については通達が出ているようでありますが、それ以外の学部についてはどのようにされるおつもりか、方針をお示しください。
【次の発言】 最近の新聞で報道されたばかりの問題で何なんですけれども、日体大であるとか帝京大であるとか、入学者のうちの三分の二、あるいは四分の三近くが推薦で入学を許可されている。こういうことに関しましては大臣はどのようにお考えになっているか、お考えをお聞かせください。
【次の発言】 確かに私立学校は私学ですから、それなりの経営方針でやっているとは思うのですけれども、国の助成を何十億と……
○石原(健)小委員 土方参考人にお尋ねしたいのですけれども、ナフサを直接輸入するということはどの程度のコストダウンにつながっていくのか、大ざっぱなお考えで結構ですけれども、お聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 田中参考人にお尋ねいたしますけれども、五十年代の設備の増加というものは仮需に迷わされたというお話でしたが、通産省の行政指導がなくて放任しておけば再び設備競争が始まるだろうというふうに見ておられるようですけれども、その背景などをお聞かせいただければと思います。
【次の発言】 質問を終わります。
どうもありがとうございました。
○石原(健)小委員 先ほど来の質問の中で、エネルギーの長期需給見通しが過大に過ぎるのではないかというお話がありまして、長官は気楽に、そうなったら、その時点で見直すというふうにおっしゃっております。しかし、その見通しに合わせて、現に今年度、一千万キロワットに相当する発電施設が着工されるわけであります。またいままでに着工されている発電施設というものもずいぶんあろうかと思うのでありますけれども、この見通しが過大だということがわかったときに、数字は直せても、そういう発電施設とか着工中のものは残ってしまうわけです。その時点で工事を中断するのか、あるいはまた数兆円あるいは十数兆円に相当する施設が遊んでいる……
○石原(健)分科員 五十七年度の政府の経済見通しによりますと、本年度経済成長率を五・二%に見込んで、そのうち四・一%は内需の拡大によって達成したい。その内需の拡大の柱になるものは、第一に、個人消費の堅実な伸びということと住宅建設あるいは設備投資というようなことを総理大臣、経済企画庁長官など繰り返し述べられているわけでありますが、この五十六年版の経済企画庁の「日本経済の現況」などを見ますと、個人消費が非常に思うように伸びないのだ。伸び悩んでいる。その原因として、冷夏による天候の要因、耐久消費財のサイクル、それからまた実質所得の低下という三つを挙げておりまして、冷夏による天候要因の中では冷害が農家……
○石原(健)分科員 最近、私どもの子供のころに比べますと、建設省初め各方面の御努力で、大水害、大災害というものは比較的少なくなってきたのではないか、こう思われる。ありがたく思っているところですけれども、一方、機械力の発達等により、かつては水害の起こらなかったようなところに、人為的と申しますか、そういった災害が起こるケースが多々あるように思われるわけであります。 それで、大規模に山地を、山を農地に開発するといったような場合、降雨時におきましては、伐採、開発以前に比べればはるかに多量の水が短時間に流れる、こう予想されるわけです。こういった場合、農水省としては、開発の際に、洪水防止にどのような配慮……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。