このページでは沼川洋一衆議院議員の37期(1983/12/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は37期国会活動統計で確認できます。
○沼川洋一君 私は、公明党・国民会議を代表し、ただいま議題となりました健康保険法等の一部を改正する法律案につきまして、総理並びに関係大臣に若干の質問を行います。 今日、高齢化社会が急速に進展する反面、経済の低成長と厳しい財政難という情勢の中で、今多くの国民が我が国の社会保障政策の将来に大きな不安を抱き始めております。その原因は、国民の間に老後の生活設計に大きな不安が出てきているのにもかかわらず、政府が確固たるビジョンを示さないまま、自助努力の名のもとに財政再建のしわ寄せを弱い者に押しつけていることにあります。高齢化社会への移行は、必然的に負担と給付のバランスが重要となってくることは確かであり……
○沼川洋一君 私は、公明党・国民会議を代表し、ただいま議題となりました国民年金法等の一部を改正する法律案に対し、反対の立場から討論を行うものでございます。(拍手) 基礎年金導入の構想は、既に我が党が昭和五十一年の「福祉社会トータルプラン」において国民基本年金として提唱し国民の批判を仰いだところでありまして、その意味におきましては、今回の政府案は我が党の構想と大枠においては一致するものであり、評価いたしておるところであります。しかしながら、政府案の内容は、無年金者をなくし、すべての国民がその老後において健康で文化的な最低生活を営むに足る恒久的な年金制度を確立しようという基礎年金導入の基本理念が……
○沼川委員 まず、大臣にお伺いしたいと思います。 現行の保険制度の中で診療報酬の支払い方式でございますけれども、現物給付出来高払い制度となっているわけでございます。これにはいろいろと問題があるところでございますが、大臣も御案内のように、この制度は医師の自己の裁量椎に基づいて医者が自由に診療して患者を治療する、そして診療報酬明細書、診療報酬請求書にそれを記述して請求すればお金になって入ってくる、こういう制度でございます。言ってみれば、いわば患者に医療を保障するという一面と、もう一面からしますと、極めてこれは医師優遇の制度である、こう言えるわけでもございます。そういった点でこれはいろいろと問題が……
○沼川委員 まず、ちょっと大臣に確認をしておきたいと思いますが、午前中我が党の平石委員から質問がありました中で、公明党の医療保険に対する抜本的、基本的な考え方の大臣の受けとめ方がどうも違っているのじゃないか。要するに、私どもがトータルプランの中で今まで言ってまいりました基本的な考え方というのは、御案内のとおり、各保険制度間における負担と給付の不均衡の是正、すなわち、制度間の統合の方途としては、地域保険、職域保険を統合して、それぞれ財政調整を行って、給付についてはそれを前提として九割、これが我が党の基本的な考え方なのですけれども、先ほどどうも御答弁の中で、基本的には全く同じでありますとしきりに八……
○沼川委員 約六年にわたるいろいろな審議会の審議を経て、やっと男女雇用均等法案が国会に上程されてきたわけでございますけれども、大臣もお耳に入っておると思いますが、結論から申し上げますと、極めて評判が悪い、そういう声が恐らく届いているのじゃないかと思います。こういう法案ではとてもじゃないけれども婦人差別撤廃条約を批准できるようなものではないとか、あるいはこういう内容ではこれは均等法ではなくて平等を禁ずる法案、禁等法だ、こういう声も聞いておりますし、ある御婦人の方からはこれでは差別促進の法案だ、こういうお話も聞きました。実は、きのう、きょうにわたって随分各方面の女性の団体の方から私自身陳情を受けま……
○沼川委員 実は昨日、大阪と東京で公聴会が開かれたわけでございます。恐らく大臣、その御報告は聞かれていらっしゃると思いますけれども、その中で、これは公述人として出席されました明治大学の政治経済学部の教授吉田忠雄先生が指摘されておったことでございますが、今回の健康保険の改正について、この先生の御意見ですと、一割負担は自分はあったっていいと冒頭におっしゃっておりました。ただし、今回の改正が、いろいろ内容を見ていくと、結論は反対だ、そういう御意見です。これは大臣もよく聞いていただきたい一つの御意見だと思いますが、その中にこういう言葉で表現されました。国民に祝福されるような健康保険の改正であっていただ……
○沼川委員 まず大臣に、お伺いしたいと思いますが、御案内のように、ことしも昭和六十年度の概算要求のための編成作業が今始まっておるわけでございます。例年と違って国会が開会中でございますので、この作業も大変じゃないかと思うわけでございますが、五十七年度予算でゼロシーリングを決めて、五十八年度予算ではマイナス五%シーリング、そして五十九年度予算ではついにマイナス一〇%シーリングの原則を貫いたわけでございますが、そのために、社会保障関係予算について、年金の当然増経費など約二千四百億円は例外として、一律一〇%削減の予算を組まざるを得なくなった、こういう事情は大臣御承知のとおりでございます。年金増経費が大……
○沼川委員 二十一世紀のいわば超高齢化社会を、生きがいとバイタリティーのある福祉社会に発展させていくためには、やはりこれからの年金制度の行方がそのかぎを握っておるとも言えます。これは非常に重大であると言い切っても過言ではないと私は実は思っております。 特に、今回のこの政府の年金改革案でございますけれども、これは私ども公明党が、五十一年の十月に、福祉社会トータルプランというのを発表いたしております。この中で、一つこれからの年金の基本的方向として国民基本年金構想、こういうのを提言しましたが、その骨子となるのが、いわば基礎年金を導入してまず年金の一元化を図る、そして従来の年金等についてはいわば二階……
○沼川委員 午前中、増岡新大臣の、二十一世紀に向かって新しい福祉の基盤を築くために努力をする、そういう力強い御就任のごあいさつを拝聴したわけでございますが、お聞きするところによりますと、大臣はかつてこの社労委員会にも所属されて御活躍をされておった、また厚生政務次官も御経験をなさったということでございまして、そういう面で、各方面からの大臣の今後の手腕に期待する向きは非常に大きいものじゃないかと思うわけでございます。私もその期待する者の一人でもございます。そういう意味で、きょうは厚生一般でございますので、まず当面の問題として、ぜひひとつ大臣に一点だけお伺いをしておきたいと思います。 御案内のよう……
○沼川委員 八十三名の死者と十六名の重傷者を出しました一月十八日の事故から三カ月が経過したわけでございますが、ここに改めて亡くなられた方々の御冥福を心からお祈り申し上げますとともに、事故発生以来罹災者の救済あるいは遺族の激励、また保安の今後のいろいろな対策への取り組みざらにまた生産再開へ向かっての御努力等、いろいろと口には言えぬ御苦労があったことと御推察するわけでございますけれども、本日は貴重な時間を割いて、それぞれのお立場から御意見を賜りまして、大変感謝申し上げます。お疲れのところ大変恐縮でございますけれども、何点か御質問をさせていただきたいと思います。 私も、この調査委員会の中間報告をい……
○沼川委員 まず、大臣にお伺いをしたいと思います。 一月二十四日に社会保障制度審議会が「老人福祉の在り方について」と題して建議を中曽根総理に行ったわけでございますが、この中身についてはよく御承知のことと思います。 問題は、六十五歳以上の老人がこれからどんどんふえていく。本年だけでももう既に一千二百万を突破しまして、全人口の一〇・一%、一割を突破したわけでございます。さらに、これが昭和七十五年、二十一世紀になりますと一千九百九十四万三千人になる、このように推定されておりまして、このときは世界のトップでございます西ドイツが現在一五・五%と聞いていますけれども、これを抜いて日本が一五・六%で、い……
○沼川議員 ただいま議題となりました地域福祉保健活動の推進に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 今日、我が国人口の高齢化により六十五歳以上の高齢者は千百九十五万六千人で総人口の九・九%を占め、このうち独居老人は百十四万七千人となっております。また、寝たきり老人は、約四十八万人で、うち約十一万人が特別養護老人ホーム、約十万人が病院、約二十七万人が家庭におり、七十五歳以上のいわゆる後期老齢者は、昭和百五年には人口の一〇・九%に達すると予測されることからいって、今後、これら寝たきり老人や痴呆性老人の大幅増が見込まれる状況にあります。 社会経済情勢の変動に伴……
○沼川委員 私は、公明党・国民会議を代表して、内閣提出の労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律案及び労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案について、自由民主党・新自由国民連合、公明党・国民会議及び民社党・国民連合提出の修正案並びにその修正部分を除く原案に賛成するものであります。 経済社会の発展の基礎を形成するものは労働であり、労働者がその希望にかなった就業機会を確保し、安んじて働くことができるよう条件整備を図っていくことこそ国政の基本であると考えます。 ところで、近年におけ……
○沼川委員 本日は、先生方には大変貴重な時間、大変参考になる御意見を賜りましてまことにありがとうございます。時間も限られておりますので、特に私の質問は、医療の専門的な方でございます水野先生、また専門的な立場から吉田先生にお伺いいたしたいと思います。 先ほどからいろいろと話が出ておりますけれども、現在の医療費高騰の要因として挙げられるのは、先ほども指摘されました、一つは人口構成の高齢化、特に水野先生は、その中でお年寄りの病気、これが一番の医療費の高騰だ。確かにおっしゃるように、医療保険の中で見ますと普通の方の四・一倍、こういう数字が示しているとおりでございます。また、疾病構造の変化ということが……
○沼川分科員 先般の豪雪によりまして、農作物等が被害を受けました。この対策について何点かお尋ねをしたいと思います。実は私、地元の問題でございますので、極めてローカル的な問題も出てくるかと思いますが、御了承いただきたいと思います。 御案内のように、熊本県におきまして、一月十八日から十九日にかけましてかつてない大雪が降ったわけでございますが、この雪のためにビニールハウス等の多くが倒壊をいたしまして、中の農作物等を初め大きな被害を受けたわけでございます。県の調べによりますと、二百七十四億円という大きな被害が上がっております。特に今回の災害の特徴といいますと、何せ地元では三十九年ぶりの大雪、このよう……
○沼川分科員 水俣病の問題について何点かに分けてお尋ねしたいと思います。
まず、きょうは環境庁長官が御出席でございますので、冒頭にちょっとお尋ねしておきたいと思います。
御案内のように、三十一年に水俣病が公式に発表されましてからちょうど二十八年がたっわけでございますが、御承知のように、水俣病を取り巻くいろいろな問題がございます。どの一つをとっても大変な問題が山積みされておるわけでございますけれども、長官が御就任になりまして、この水俣病問題に対する取り組みの姿勢といいますか、それをぜひお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、ちょっとお尋ねしておきたいと思いますが、現行の認定制……
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