このページでは田口健二衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。
○田口健二君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま提案されました国立病院等の再編成に伴う特別措置に関する法律案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 私の出身地長崎県は、御承知のように離島の数が七十五と日本一多く、また、離島における医療の現状は、医師の数一つをとってみても全国平均の半分という水準であり、それだけに医療に対する関心もまた最も強いところであります。このため、統廃合や経営移譲の対象となる施設が公表され、その中に壱岐、対馬などが含まれていることを知ると各地に国立病院を守る会が誕生し、自治体はもちろんのこと、青年団、婦人会、商工会、農協、漁協などを初めとして、まさに……
○田口健二君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、ただいま議題となりました地方税法の一部を改正する法律案につきまして、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 地方税は、住民サービスを担う自治体の財源でありながら国による多くの制限を受け、貧弱な税源に甘んじており、またそれゆえに減税が進まず、最近、個人住民税に対する負担感が強まっています。私は、税制改革を語る者は地方税改革に対する明確な方針を持つべきであると考えますが、その際当然に、国庫支出金等も含めて行政の最終支出の窓口である地方財政の拡充強化を、国の税源の地方への移譲を含めて検討、実現すべきであると考えます。例えば国と地方の財政の国民総生……
○田口健二君 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。 最近の国際情勢は、昨年末の米ソ首脳会談においてINF全廃条約の歴史的な調印が行われ、本年六月に発効いたしており、さらに、両国首脳の間で、戦略核の五〇%削減、地域問題などで交渉を続行することとするなど、米ソ両国間における対話路線の定着化が見られる中で、アフガニスタンからのソ連軍の撤退、イラン・イラク紛争の停戦、カンボジア問題解決への話し合いの開始、中ソ関係改善への動きなど、世界情勢は、軍縮そして平和へと大きく動いているのであります。 しかるに、竹下内閣は……
○田口委員 官房長官にお尋ねをいたしたいと思いますが、何分にも生まれて初めて質問するわけでありますから、ふなれな点がありましたら御容赦をいただきたいと思います。 まず私は、当面の緊急的な問題でありますので、多少議題から外れるかもわかりませんが、お許しをいただいて質問させていただきたいと思います。 今月の二十四日にアメリカの戦艦ニュージャージーが佐世保の港に寄港することになっています。私は、かつて最初にアメリカの原子力潜水艦シードラゴン号が佐世保に入港いたしまして以来、約二十年近くにわたってこの問題にかかわってまいりました。とりわけ二度にわたるアメリカの原子力空母エンタープライズあるいはカー……
○田口委員 私は、長崎一区の選出でありますので、また与えていただきました時間が非常に限られておりますので、高島問題に絞ってお尋ねをいたしたいと思います。 去る十月二十日に三菱石炭鉱業は高島礦業所の閉山について当該労組に提案をいたしました。十一月二十日をもって閉山をいたしたい、そして、そのために全鉱員を二十日付でもって解雇をする、実はこういう提案がございまして、今日まで当該労使の中で話し合いが続けられてまいりましたが、去る十六日の日に当該労組も臨時大会を開きまして、今後、閉山の具体的な条件について話し合うことを確認をいたしました。今、労使の間で話し合いが持たれておるわけでありまして、いよいよ閉……
○田口委員 最初に、給与担当大臣であります玉置総務庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。
去る八月十二日に出されました本年度人事院勧告の扱いにつきまして、本日、給与関係閣僚会議さらには閣議でもってこの扱いについて決定をされたというふうに聞き及んでおりますが、確認の意味を含めて、その内容も含めまして改めてこのことについてお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 ただいまのお話では、今年の人事院勧告は勧告どおり完全実施をするというふうに決定をされたとお聞きをいたしました。もともと人事院勧告制度は公務員の労働基本権を制限しておるその代償措置としての機能を持っておるわけでありますから、完全実施は……
○田口委員 最初に、去る二十八日の本委員会で我が党の野坂委員が質問をいたしました、いわゆる航空自衛隊の元パイロットで雫石事故の元被告であります隈元一尉の執行猶予明け祝いを兼ねた励ます会が二十五日に持たれまして、この激励会に全国の航空自衛隊の基地からもとの同僚パイロット十八人が参加をしたという点について私はお尋ねをいたします。 栗原防衛庁長官もその答弁として、大変遺憾なことである、残念なことであり、このことについては空幕長にその実態について調査を命じておる、このような御発言がございましたけれども、その後の調査結果について、その実態はどのようになっておるのか、まずお聞きをいたしたいと思います。
○田口委員 私は、法案の質問に入る前に、この十日ほど多くの国民が関心を持って注目をいたしております三原山噴火の問題につきまして二、三お尋ねをいたしたいと思います。 冒頭に、今回の三原山噴火によりまして被災をされました大島町の町民の皆さん方に、心からお見舞いを申し上げます。 同時にまた、今回の災害によりまして大変な御苦労をいただいております地元大島町当局、さらには政府関係の各機関の御苦労に対しまして、心から敬意を表させていただきます。 質問でありますが、最初に気象庁の方にお尋ねをいたしたいと思います。 私は、今回の三原山の噴火の報道をずっと見ておりまして一つ気がついたことがございますが、……
○田口委員 私は、まず法案の質問に入る前に、お許しをいただきまして、アメリカ艦船の日本寄港における問題に関連をして一点お尋ねをいたしたいと思います。 ことしの八月二十四日から九月二日まで、アメリカの戦艦ニュージャージーが長崎県の佐世保港に寄港いたしました。このことについて私は本委員会で二度ほど質問をしたわけでありますが、このことに関連をしてお尋ねをいたしたいのであります。 このときに、警察官によって大変大がかりな現地における警備が実施をされました。当時私は現地の責任者でありましたからつぶさにその状況をこの目で見てまいりましたが、ここでお尋ねをいたしたいのは、今現地で、あるいは長崎県当局とし……
○田口議員 私は、ただいま議題になりました原子爆弾被爆者等援護法案につきまして、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・民主連合を代表いたしまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 昭和二十年八月六日、続いて九日、広島、長崎に投下された人類史上最初の原爆投下は、一瞬にして三十万人余の生命を奪い、両市を焦土と化したのであります。この原子爆弾による被害は、普通の爆弾と異なり、放射能と熱線と爆風の複合的な効果により、大量無差別に破壊、殺傷するものであるだけに、その非人道性ははかり知れないものがあります。たとえ一命を取りとめた人たちも、この世の出来事とは思われない焦熱地獄を身をもって体験……
○田口委員 私は、まず通産大臣、さらに、きょうは労働大臣も御出席のようでありますから、労働大臣にも冒頭にお尋ねをいたしたいと思います。 私は、昨年の十一月二十一日、本委員会におきまして、当時十一月末に閉山が予定をされておりました高島問題について質問をさせていただきました。特に高島の場合に一島一町一企業という特殊な立地条件にございまして、住民もその大半が何らかの形で炭鉱に依存をしながら生活をしておるという状況でありましたために、もしここで高島礦が閉山ということになればまさに地域そのものが崩壊をする、あるいは高島町という自治体そのものが消滅をしてしまうのではないか、そういう大変な危惧を持っており……
○田口委員 私の地元の長崎県は、去る七月十五日に台風五号及び梅雨前線の影響を受けまして大変な豪雨災害を受けました、総額百四十二億円という被害を受けたわけでありますが、さらに追い打ちをかけますように、今御説明がありました今回の台風十二号によりまして、被害総額七百八十四億円というこれまでの台風史上かつて例がないような大変な災害を今受けておるわけであります。 そこで私は、先ほどのお話にもありましたが、ぜひ国土庁長官に、今回の長崎県における災害において激甚災害の指定を私からもお願い申し上げたい。さらに、今後の災害復旧に取り組む政府としてのお考えも御所見を承りたいと思います。 限られた時間であります……
○田口委員 私は、昨年十月二十三日、一〇七国会の本院本会議におきまして、日本社会党・護憲共同を代表して、本案について質問をいたしました。中曽根総理並びに厚生大臣、関係大臣から基本的な点についてお答えをいただきましたが、きょうは少し具体的な中身について、限られた時間の範囲でありますが、お尋ねをいたしたいと思います。 まず第一に、離島、僻地に関する問題であります。 本会議における中曽根総理の御答弁でも、「離島、僻地等の医療の確保については国としても十分配慮すべきであり、」こういうお答えをいただいておるわけでありますが、そこで厚生大臣にお尋ねをいたしたいと思うのであります。 先月の二十八日に、……
○田口委員 私は最初に、給与担当大臣であります山下総務庁長官にまずお尋ねをいたしたいと思います。 ただいま人事院の方から、去る八月六日に出されました今年度人事院勧告について、その趣旨の御説明をいただきました。給与引き上げにつきましては三千九百八十五円、率にして一・四七%ということでありますから、史上最低の金額、率だというふうに思います。過去七年間にわたって人事院勧告が抑制をされてきたその経過から見て、それによってこうむった損失などを考えますと問題がないとは言えませんけれども、今日人事院勧告制度が民間準拠という制度をとっておる以上、今回の勧告についてはこのようなものであろうかというふうに実は理……
○田口委員 最初に、外務省の関係についてお伺いをしたいのですが、外務省見えていますか。北米局長は帰ったのですか。私は、昨日連絡をいたしまして、今、野坂委員の方から御質問がありました米軍の核兵器事故対策についてぜひ担当者に出席をしていただきたい、このように連絡をしておったのですが、今、野坂委員の質問が終わったら北米局長お帰りになったようですね。これはどういうことですか。
【次の発言】 先ほど野坂委員の方から米軍の核兵器事故対策について幾つか御質問があったわけであります。なぜ今私は北米局長のことを申し上げたかといいますと、昨年も私は、長崎県の佐世保港にアメリカの戦艦ニュージャージーが寄港するに当た……
○田口委員 私は、今議題になっております給与法関係について幾つかお尋ねをいたしたいと思いますが、冒頭に高鳥総務庁長官にお尋ねをいたします。 今回総務庁長官に御就任になられたわけでありますが、御案内のように、総務庁長官は公務員の給与関係問題を所管するいわゆる給与担当大臣でございます。私もこの三十年近く人事院勧告の問題についてはかかわってまいりました。これは幾多の変遷がございましたが、昨年再び完全実施ということになりまして、今年度もまた、率、金額ともに史上最低とは言われておりますけれども、引き続いて完全実施になったことを大変喜んでおるものでございますが、給与担当大臣として、この人事院勧告制度に対……
○田口議員 私は、ただいま議題になりました原子爆弾被爆者等援護法案につきまして、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・民主連合を代表いたしまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 昭和二十年八月六日、続いて九日、広島、長崎に投下された人類史上最初の原爆投下は、一瞬にして三十万人余の生命を奪い、両市を焦土と化したのであります。この原子爆弾による被害は、普通の爆弾と異なり、放射能と熱線と爆風の複合的な効果により、大量無差別に破壊、殺傷するものであるだけに、その非人道性ははかり知れないものがあります。たとえ一命を取りとめた人たちも、この世の出来事とは思われない焦熱地獄を身をもって体験……
○田口委員 私は、原爆被爆者特別措置法に関連をして幾つかお尋ねをいたしたいと思います。
まず最初に、外務省に在韓被爆者の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。
去る三月二十一日にソウルで開催されました日韓外相定期協議の中で、この在韓被爆者の問題がテーマになったということが新聞などで報道されております。どういうことがこの外相定期協議の中で話し合われたのか、韓国政府としてはどういう意向を示されたのか、あるいはそれに対して日本政府としてはどのような対応を考えておられるのか、まずそのことをお尋ねいたしたいと思います。
【次の発言】 実務者レベルといいますか、調査団を派遣する意向だということを今……
○田口委員 私は、ただいま議題になっております恩給法等の一部を改正する法律案を中心にして、幾つかお尋ねをいたしたいと思います。
まず初めに、所管大臣であります高鳥総務庁長官にお尋ねをいたしますが、恩給制度は我が国で最も古い年金制度でありまして、関係者は恩給は国家補償であるというふうに言っておりますが、大臣は恩給の性格をどのように理解をしておられますか、その所見をまず伺いたいと思います。
【次の発言】 これまで恩給制度は国家補償の精神に基づいてその改善が行ってこられたというふうに思っておるわけでありますが、今後の恩給改善の基本的な考え方について、重ねてお伺いをいたしたいと思います。
○田口委員 ただいま議題となりました自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・民主連合及び日本共産党・革新共同の各派共同提案に係る附帯決議案につきまして、提案者を代表してその趣旨を御説明申し上げます。 まず、案文を朗読いたします。 恩給法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について速やかに善処すべきである。 一 恩給年額の改定については、国家補償としての恩給の性格、恩給受給者の高齢化等に配意し、今後とも現職公務員の給与水準との均衡を維持するよう努めること。 一 恩給の改定実施時期については、現職公務員の給与との遅れをなくすよう特段……
○田口委員 私は、ただいま議題になりました特定弔慰金等の支給の実施に関する法律案について幾つかお尋ねをいたしたいと思います。 まず、この法律案の趣旨は、今官房長官の御説明にもありましたように、昨年の百九国会において全会一致をもって成立をいたしました台湾住民である戦没者の遺族等に対する弔慰金等に関する法律に基づいて提案をされておるというふうに理解をいたしておりますし、そういう意味では、前回の法律の趣旨というものを改めて理解をしておく必要があるだろうというふうに思っております。 昨年、本委員会において委員長の方から趣旨説明がありました内容について若干引用させていただきたいと思います。 御承知……
○田口委員 私はまず最初に、官房長官にお尋ねをいたしたいと思います。 十五年戦争と言われました今次大戦におきまして、我が国はもちろんでありますが、かつて日本が支配をしておりました地域、さらには中国を初めとした東南アジアの地域、あるいは太平洋諸地域における住民の中で数多くの犠牲者が出ておるわけであります。 御存じのように、今日、日本は世界でも屈指の経済大国と言われるほどに発展をいたしまして繁栄を見ておるわけであります。同時にまた、この戦後四十数年間、平和な時代に私どもは生きております。日本の近代の歴史を振り返ってみても、四十年以上にわたって平和な時代が続いたことはかつてなかったと思っておりま……
○田口委員 私は、栗原前長官にかわりまして瓦長官が新しく防衛庁長官に御就任になられましたことを、まずお祝いを申し上げさせていただきます。 瓦長官が就任されましてきょうが最初の御質問ということになりますので、少し基本的な問題について長官の御所見なりをまずお伺いいたしたいと思います。 最近の国際情勢は、この一年余り随分大きな変化があってきたと思います。とりわけ、昨年の十二月八日にレーガン・ゴルバチョフ米ソ両国首脳によるINF、中距離核ミサイル全廃条約の署名、これによって初めて核軍縮に一歩踏み出してきた。量的にはわずか数%程度だと言われておりますけれども、このことの意義は大変大きいと思っておりま……
○田口委員 私は、まず冒頭に、給与担当大臣であります高鳥総務庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。 先ほど佐野人事官の方から本年の人事院勧告の概要について御報告があったわけでありますが、この人事院勧告に対して給与担当大臣である高鳥長官の御見解、実は昨年の十二月九日に私は本委員会において長官のこの問題に対する基本姿勢についてお尋ねをいたしましたし、その際にも明確な御回答をいただいておるわけであります。もちろんそういう基本的な態度というのは変わっておらないと思いますが、今回の勧告を受けて一体これからどのように対応していこうとされておるのか、もちろん完全実施は言うまでもないと思うのでありますが、そ……
○田口委員 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。 最近における国際情勢は、昨年末、米ソ首脳会談においてINF全廃条約の歴史的な調印が行われ、本年六月に発効いたしており、さらに両首脳間において、戦略核の半減、地域問題等で交渉を続行することなど、米ソ対話路線の定着化が見られる中で、アフガニスタンからのソ連軍の撤退、イラン・イラク紛争の停戦など、世界情勢は軍縮そして平和へと大きく動いているのであります。 しかるに、竹下内閣は、さきの中曽根内閣におけると同様に、ソ連の軍事力の増強を最大のよりどころとし、中期防衛……
○田口委員 私は、ただいま議題になりましたいわゆる個人情報保護法案について、質問をいたします。日本社会党・護憲共同としては私がトップバッターになりますので、一わたり全体の部分についてお尋ねをいたしたいというふうに思いますので、簡潔にそして明確にお答えをいただきたいと思います。 最初に、具体的な部分に入る前に基本的な事項について二、三点お伺いをいたしたいと思います。 第一の点でありますが、高度情報社会の著しい進展によって過度の情報の集中化や商品化が生じておることは改めて言うまでもありません。また、国の行政機関においてもさまざまな分野で個人情報の電子計算機による処理が行われ、利用されるに至って……
○田口委員 参考人の方にお尋ねをいたしたいと思いますが、まず冒頭に、大変御多用の中を本委員会に御出席をいただきまして私どもの審議に御協力をいただきますことを厚くお礼を申し上げたいと思います。 時間がありませんから幾つかの点になるかと思いますが、最初に秦野参考人にお尋ねをいたしたいと思います。 先ほどもおっしゃっておられましたように、一九七二年から大変長い間プライバシーを守るという運動に携わっておられるというお話でありますので、体験的にいろいろな多くの事例も知っておられると思いますが、まず第一に、本法案では第三条でもって国が行う統計調査は例外ということになっておりまして、これは先般の委員会審……
○田口委員 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、行政機関の保有する電子計算機処理に係る個人情報の保護に関する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。 高度情報社会の著しい進展に伴って、過度の情報の集中化や商品化が生じ、この中で国民のプライバシーが侵害され、個人の尊厳が脅かされる危険性がますます高まっていることは、審議の中で明らかにされたとおりであります。 総理府が行った個人情報の保護に関する世論調査(一九八五年)を見ても、プライバシー侵害はふえたと思う人は約五割もおり、そのためか行政機関にプライバシーの保護対策を求める人は七割五分を上回っているのであります。大部分の国民がプライバシ……
○田口委員 私は、ただいま提案されております給与関係三法案につきまして、賛成の立場から御質問させていただきますが、十分間という時間でありますので、二点に絞ってお答えをいただきたいと思います。 第一点は、早期完全実施の問題であります。 去る八月末の本委員会におきましても、私は、特にこの早期完全実施について総務庁長官並びに官房長官に対してお尋ねをいたしました。それぞれ積極的な御答弁をいただいたというふうに考えておるわけでありますが、現実は、今年度人事院勧告が八月四日に勧告され、この政府方針の閣議決定が十月二十五日、国会に付託をされましたのが十一月二十二日で、きょう本委員会で審議がされているわけ……
○田口議員 私は、ただいま議題となりました原子爆弾被爆者等援護法案につきまして、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・民主連合を代表いたしまして、その提案の理由を御説明申し上げます。 昭和二十年八月六日、続いて九日、広島・長崎に投下された人類史上初の原爆投下は、一瞬にして三十万人余の生命を奪い、両市を焦土と化したのであります。この原子爆弾による被害は、普通の爆弾と異なり、放射能と熱線と爆風の複合的な効果により、大量無差別に破壊、殺傷するものであるだけに、その非人道性ははかり知れないものがあります。たとえ一命を取りとめた人たちも、この世の出来事とは思われない焦熱地獄を身をもって体験し……
○田口委員 私は、ただいま提案をされました両 法案につきまして、日本社会党・護憲共同としては賛成の立場を明らかにしながら、幾つかお尋ねをいたしたいと思います。 第一に、祝日関係でありますが、官房長官、私は、今回の法案が提案をされまして中身を見たときに、大変がっかりいたしました。四月二十九日は、ただいまも御説明がありましたように、みどりの日として休日が存続をされることになっておりますけれども、長年労働界において主張し続けてまいりました、五月一日、すなわちメーデーの日を国民の祝日として休日にすべきである。また、この期間はいわゆるゴールデンウィークの期間でありますから、太陽と緑の週間としてこの期間……
○田口委員 私は、ただいま議題になりました恩給法等の一部を改正する法律案、さらに関連をして幾つかの点で質疑をいたします。
まず第一に、今回提案をされました恩給法の改正では、改定率二・〇二%を引き上げる、こういうふうに提案をされておりますが、この二・〇二%を引き上げるとした根拠をお示しをいただきたいと思います。
【次の発言】 昨年も私は同じような御質問を申し上げたんですが、回答も全く今と同じような回答なのです。それは、やはり総合勘案方式という非常に抽象的な呼称だと思うのですが、そういうところからくる不明確さというものが残るわけです。かつてのような給与スライド方式であるとかというものでありますと……
○田口委員 私は、まず冒頭に水野総務庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。
ただいま、本年度の人事院勧告につきまして、人事院総裁の方から概要の御説明がございました。給与担当大臣であります総務庁長官としてのこの人事院勧告に対する基本的な姿勢と申しますか、対応について、まずお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 ただいま、水野総務庁長官から、基本的な姿勢について御答弁ございました。中でも、早期完全実施について努力をしたい、こういうことでありますから、私は、そのことをまず冒頭に強くお願いを申し上げておきたいと思うのですが、ただ、若干の今日の状況といいますか考え方を申し上げてみますと、人事院勧……
○田口委員 参考人の皆様方には大変御多忙の中を御出席いただきまして、本委員会の審議に御協力いただきますことを厚くお礼を申し上げます。 ただいまから幾つか質問をさせていただきますが、内容によって順不同といいますか、ずっとお一人の方に順次ということにはならないかもわかりませんので、その辺はひとつ御了解をいただきたいと思います。 最初にお尋ねをいたしたいのは、今の御意見の中にも幾つかございましたが、この法案が成立をいたしますと調査会が設置をされ、総理大臣からの諮問があって答申が出てくる、こういう手順になっていくだろうと思います。そこで、各参考人の方にお一人ずつちょっとお聞きをしたいのですが、皆様……
○田口委員 ただいま議題になっております防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に関連をして幾つかお尋ねをいたしますが、その前に、きょう農水省に来ていただいておりますので、一、二点そちらの方からお尋ねをいたしたいと思います。 実は、長崎県の対馬におきましてシイラ漬け漁業という漁法で漁業が行われておるわけです。私の承知しておるところによれば一船団十隻で今操業しておるということであります。これは、水産庁の場合は専門ですからおわかりになると思いますが、聞くところによれば、モウソウチクという非常に大きい竹でいかだのようなものを組んで海面に浮かべる、海底にアンカーを置いてロープで結んで、その竹の……
○田口委員 ただいま議題になりました一般職の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案に関しまして、幾つかお尋ねをいたしたいと思います。 今年の八月二十九日だったと思いますが、今年度人事院勧告が出された際に、本委員会におきましても人事院総裁の方からその概要について御説明がございましたし、その後、若干の質疑も行われたわけであります。私はそのときにも申し上げておったのでありますが、確かに今年度の人事院勧告の内容を見てみますと、一時金についてはほぼ十一年ぶりに〇・二カ月分の増額が織り込まれております。あるいはまた、単身赴任手当という新しい制度の導入も入っておるわけでありまして、一定の評価はでき……
○田口委員 私は、日本社会党・護憲共同を代表して、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。 今年に入ってからのポーランドを初めとする東欧諸国における政治的地殻変動が、東西冷戦の象徴であったベルリンの壁さえも事実上消滅させ、戦後世界の古い秩序を足元から揺るがそうとしている中で、明日から地中海のマルタ沖で開かれる米ソ首脳による洋上会談は、世界の多くの人々に戦後世界の枠組みを書きかえる大転換点となるかもしれないという期待感を高めさせております。既に、米ソ両国は、国防費と通常兵力の大幅な削減を表明しており、軍拡から軍縮へという国際情勢の趨勢は動かしがたい……
○田口分科員 私は同和問題を中心にして幾つか厚生省の見解をお伺いいたしたいと思います。 昭和四十年八月に同和対策審議会の答申が出されまして、これを受けて同和対策事業特別措置法が施行されました。引き続いて地域改善対策特別措置法、さらにまた、昨年の四月からは地域改善対策特定事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律が施行されておるわけでありますが、この十八年間にわたって同和対策事業というものが実施をされてまいりました。 私はこの同和問題の解決には同和地区住民の生活の安定向上と福祉の増進が極めて重要であるというふうに思っています。そういう意味では厚生省が果たす役割もまた大変大きいというふうに思い……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。