このページでは細川護熙衆議院議員の40期(1993/07/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は40期国会活動統計で確認できます。
○内閣総理大臣(細川護煕君) このたび、私は、内閣総理大臣に任命され、国政を預からせていただくこととなりました。 我が身に課せられた責任の重さはまことにはかり知れないものがございます。と申しますのも、この内閣は、歴史の一つの通過点ではなく、新しい歴史の出発点を画するものと私は受けとめているからでございます。このような認識から私は、このたびの内閣を新しい時代のための変革に着手する内閣と位置づけ、「責任ある変革」を旗印に、心魂を傾けてその職員を遂行してまいる決意でございます。(拍手) 長らく続いた米ソ両大国を二つの極とする東西対立の時代が終わり、国際社会では今、旧来のシステムにかわる新たな国際……
○内閣総理大臣(細川護煕君) 最近の相次いだ災害につきまして政府の対応いかんというお尋ねでございましたが、災害を受けやすい国土条件にある我が国におきましては、国展の生命、身体、財産を災害から守ることは政治の基本でありますし、治山治水は、内閣におきましても当然重要な課題として取り組んでまいります。 北海道南西沖の地震災害や鹿児島を中心とする豪雨災害につきましては、政府として直ちに非常災害対策本部を設置をし、関係自治体とも密接な連携をとりながら、種々の対策を実施をしてきているところでございます。 また、雲仙岳の噴火災害につきましては、地域の再建、復興を視野に入れて、住宅や安全、移転対策、中小企……
○内閣総理大臣(細川護煕君) 憲法の問題について数点ほどお尋ねがございました。 申すまでもなく、この政権は八党派によって樹立をされました連立政権でございますが、したがいまして、自民党の中にも憲法についてさまざまなお考え、憲法観の隔たりがございますように、八党派の中にもさまざまな御意見やお考え、提唱があることはひとつ御理解をいただきたいと存じます。 御指摘の日本新党の政策大綱には、現行憲法の国民主権、平和主義あるいは基本的な人権などの原則を護持する立場から、従来の改憲論とは異なる、今まで憲法を尊重してきた側からの新しい改憲論、言うなれば護憲的な改憲論だ、こういうことを申し上げてまいりましたが……
○内閣総理大臣(細川護煕君) 天皇皇后両陛下は、イタリア、ベルギー、ドイツ御訪問の旅を終えられ、去る九月十九日に無事御帰国になられました。今回の御訪問は欧州と我が国との長い友好親善の歴史に新たな一ページを加えるものであり、これによって国民相互間の交流がさらに深まることを確信いたしております。 国民の皆様方の熱い期待を担って連立政権が成立して以来、約一カ月半が経過いたしました。この政権が真価を発揮して国民の皆様方の御負託にこたえていけるかどうかは、当面する国政上の課題に対して具体的成果を打ち出していけるかどうかにかかっており、まさにこれからが我々にとっての正念場であると認識しているところであり……
○内閣総理大臣(細川護煕君) 政治改革の基本姿勢についてまずお尋ねでございましたが、審議に当たりまして、与野党の合意の形成に努めてまいることは当然のことでございます。 御指摘のとおり、先般の国会におきましては充実した徹底的な審議が尽くされたわけで、政治改革の必要性について既に共通の認識が確立されていると受けとめております。ぜひ、この成果も踏まえまして、各党各会派の御理解と御協力によりまして早期に成立することを願っているところでございます。 それから、政府案では必然的に小党分立になって不安定になるのではないか、総定数を四百七十一まで削減する考えはないかというお尋ねでございましたが、小選挙区二……
○内閣総理大臣(細川護煕君) お答えをいたします。 テレビ朝日の報道局長発言についてまずお尋ねがございましたが、現在郵政省が事実関係について関係者から聴取中でございまして、まだ詳細を承知しておりませんので、コメントは差し控えさせていただきたいと思いますが、一般論として申し上げれば、公職選挙法と放送法の趣旨からいたしましても、放送事業者は政治及び選挙に関しては公正を旨として報道すべきであることは当然であると思っております。 次に、政治改革についての決意を問うということでございましたが、政治改革は本内閣にとりまして言うまでもなく最優先の課題でございますし、これを早急に実現することによって国民の……
○内閣総理大臣(細川護煕君) 政治改革実現後のあるべき日本の姿についてどうかというお尋ねでございましたが、これまでもさまざまな機会に申し上げてまいりましたように、生活者重視の姿勢に立って、また質の高い、実のある国づくりを目指していきたいというようなことなども再々申し上げてきたところでございます。 これも再々申し上げてきたことでございますが、我が国の抱えている構造的な問題をあくまでもこの内閣としては推し進めていくということが一番基本的な課題であるということを申し上げて、まず政治改革、そして経済改革、行政改革というものを推し進めていく、そのことに大きな歴史的な意味づけというものを感じておりますと……
○内閣総理大臣(細川護煕君) 農産物は工業製品とは違って単純にガットの貿易ルールに合わせることは無理があると考えるかどうか、こういうお尋ねでございましたが、申すまでもなく、農業は他の経済活動とは違って、食糧の生産とともに、国土・環境の保全あるいはまた地域経済の維持など多面的な役割を担っているものでございますし、天候に左右されやすいという特殊性もございますから、我が国は、ラウンドの交渉におきましても、このような非貿易的な関心事項や農業の持つ特殊性というものが適切に考慮されるように従来から主張をしてきているところでございます。 それから、農産物の関税化は、自由化、市場の開放につながるものと考える……
○内閣総理大臣(細川護煕君) 景気の現状に対する認識の問題からお尋ねがございましたが、景気の現状は、円高などもあってまことに厳しい状況に立ち至っている。それは、その認識につきましては、私も全く厳しいものであるという認識をいたしております。公共投資や住宅投資など一部に明るい動きが見られますものの、個人消費は冷え込んでおりますし、また、設備投資も落ち込んでおります。とにかく全体として景気は、先行き不透明感もあって、おっしゃるように深刻な状況にあるというのが私の認識でございます。 政府は、これまで数回にわたって経済対策を行ってまいりましたし、さらに九月には緊急経済対策を策定をし、その中には規制緩和……
○内閣総理大臣(細川護煕君) 政府の対応は国益をかけてやってきたと言えるのか、こういうお話でございましたが、我が国政府は、ラウンドの成功に対する我が国の国際的責務を念頭に、世界経済の発展のために、これを成功裏に終結させるために最大限の努力を傾けてまいりましたことは、改めて申し上げるまでもございません。私はもとより、外務大臣、農水大臣もあらゆる機会をとらえて我が国の立場というものを主張してまいりました。国益を見据えて懸命の努力を行ってきた、 このように明確に申し上げさせていただきたいと存じます。(拍手) 輸出規制に係る規定につきましては、訓示規定的条項がついているけれども政府として食糧安全保障……
○内閣総理大臣(細川護熙君) 私は、二月十日より米国ワシントンを訪問し、十一日にクリントン大統領と三回目の日米首脳会談を行い、十三日に帰国をいたしました。 今回の米国訪問は、日米包括経済協議の一つの節目に当たったため、首脳会談の直前まで双方の交渉者間で昼夜を問わず交渉が重ねられるという緊迫した状況のもとでの訪問となりました。 当初同行を予定していた羽田副総理兼外務大臣は予定を一日繰り上げてワシントンに入り、ゴア副大統領、クリストファー国務長官、ベンツェン財務長官、カンター通商代表とそれぞれ会談をいたしました。 しかし、包括協議の中のいわゆる優先分野の問題、すなわち政府調達、保険、自動車・……
○内閣総理大臣(細川護熙君) 昨年八月の政権発足以来、私は、「責任ある変革」を旗印に、政治改革、行政改革、経済改革の三つの改革の実現に取り組んでまいりました。 一つの時代が終わり、新たな時代の姿が必ずしも明らかになっていない中にあって、将来への展望を明るいものとするためには、みずからの力で新しい道を切り開いていく以外に方法はありません。政治、経済、社会の仕組みを根本的につくり変えるという変革の道を選択し、苦しくてもそれを歩み続けることが、この時代に政権を担当する者の歴史的な使命であると思っております。 政治改革の実現は、本政権にとって最優先の課題でありましたが、このたび政治改革関連法の改正……
○内閣総理大臣(細川護熙君) 施政方針演説は官僚作文の寄せ集めではないか、こういう趣旨のお尋ねでございましたが、施政方針演説は、今後一年の国政全般にわたる方針について述べるものでありますし、御承知のように、所信表明演説とは性格を異にするものであります。申すまでもなく、今通常国会には平成六年度の予算、税制改正を初め、多くの重要な法律案を政府として提出をさせていただくわけで、それらの基礎になる考え方を提示しているものでございます。この施政方針演説は、二十一世紀を目前に控えて、「質の高い実のある社会」の実現を目指して取り進めていく施策のうち、平成六年度に具体的に取り組んでいく施策について述べたもので……
○内閣総理大臣(細川護熙君) 初めに、官僚任せの政治運営と責任の所在ということについてのお尋ねでございましたが、御指摘のような官僚主導ということはございませんし、与党各党の御協力のもとに政府として一定の方向づけを行い、各省庁で諸施策の推進に努めているところでございます。連立政権は、各党一致結束して国民の負託にこたえていくことを確認し合っており、経済改革や行政改革につきましても、今後より一層一丸となって努力をしてまいりたいと思っております。 日米包括経済協議をどのように解決をしていくかということで、この関係について幾つかお尋ねがございますが、包括経済協議につきましては、考察期間、冷却期間を置く……
○内閣総理大臣(細川護熙君) 初めに、予算並びに関連法案の国会提出の時期についてのお尋ねでございましたが、平成六年度予算につきましては、厳しい経済情勢に対応するための第三次補正予算の編成や、政治改革法案の審議といった諸般の情勢を総合的に勘案をいたしまして、越年編成とすることにしたところでございます。政府としては、総合経済対策あるいは第三次補正予算、平成六年度予算に盛り込まれましたもろもろの施策を速やかにかつ着実に実施をすることによりまして、我が国経済をできるだけ早く本格的な回復軌道に乗せてまいりたいと考えているところでございます。 赤字国債による減税についてのお尋ねでございますが、今回の減税……
○細川内閣総理大臣 大変いろいろな論議の経過を経た上で、さきに前内閣の政府提案の法案として出されたものでございまして、私も、まだいろいろ御論議が環境団体その他の方々からなされていることも承知はしておりますが、しかし、まずまずいい形に落ちついてできているのではないかというふうに認識をいたしております。政府としても、現時点で考え得るベストの案だということで再度出させていただいたということでございます。
【次の発言】 私も詳しくは存じませんが、環境権については定説もないというふうに承知をいたしております。また、法律上の権利として位置づけるのはなかなか難しいのではないかという御意見が大勢であるというふ……
○細川内閣総理大臣 まさに今お話がございましたように、大きな時代の変わり目にあるわけでございまして、かねて申し上げておりますように、今この内閣に課せられている大きな使命というものは、歴史的な役割というものは、政治改革と行政改革と経済改革と、この三つの構造改革をあくまでも推し進めていくということに尽きるであろうということを申し上げてまいりました。 なかんずく政治改革をまず推し進めることによって、国民の政治に対する信頼を回復するということが、一番求められていることであると思っておりますし、そのことによって、そういう政治の体制というものをつくり上げることによって、まず国民の福利の向上というものを図……
○細川内閣総理大臣 何としてもこの国会で政治改革法案を成立をさせていただきたいということは、繰り返し申し上げてきたとおりでございます。 とにかく、余りにも長く私たちはこの政治改革法案で時間をかけてまいったわけでございますが、必ずしも百点満点でなくても、この辺で区切りをつけるべきときに来ているのではないか、そして区切りをつけて、内外に山積しているさまざまな課題につきまして、与野党協力してやれるものについては、思い切って対応していかなければならないときに来ている、そのように考えているところでございます。 何とかひとつ、この国会で仕上げなければならない、そのような強い決意を改めて申し上げておきた……
○細川内閣総理大臣 今お話がございましたように、一刻も早くこの政治改革を実現をして、政治の新しい枠組み、フレームワークというものをつくって、内外の課題に対応していけるような政治の状況をつくっていかなければならない、それが国民から強く求められているところだと思いますし、ぜひひとつこの国会で成立をさせていただきたいということを繰り返し申し上げてきているところでございます。 きょうから、与野党の窓口が決まって、具体的な修正項目についてのお話し合いが始まるわけでございますが、ぜひその際に私が希望したいことは、期待したいことは、公聴会の前に与野党の折衝というものを本格化させていただいて、具体的に詰める……
○細川内閣総理大臣 昨晩からけさにかけまして、自民党の河野総裁とおよそ二時間余りにわたって胸襟を開いてお話し合いをいたしました。本当にじっくりお話をすることができた、しっかりとお話をすることができたというふうに思っております。 残念ながら、合意に至ることはできませんでしたが、私の方から何点かのことを申し上げ、また、それに対して河野総裁の方からも一つ一つ丁寧に応答をいただいたところでございます。 さまざまな報道などにも出ておりますが、私の方から主として申し上げましたことは、本委員会の理事者間の協議で決まりました幾つかの項目、あるいはまた各党の代表者、与野党の代表者間の御協議で決まりました幾つ……
○細川内閣総理大臣 自由化の問題についての決意いかんということでございますが、本会議あるいは予算委員会等でも再三申し上げてきていることでございますが、政府といたしましては、ウルグアイ・ラウンド交渉の年内終結に向けまして引き続き努力をしていくということでございますが、同時に、政府としては、今後の交渉に当たりまして、生産農家があるいは我が国の農業が将来に向けて安心して生産を続けていくことができるようなそういう環境というものを確保していくということが何よりも大切なことである、このように考えております。 交渉が最終段階を迎えております中で、各国とも農業の問題についてはそれぞれ困難な問題を抱えておりま……
○細川内閣総理大臣 私は、総理就任後初の外国訪問として、第四十八回国連総会出席のため九月二十五日から二十七日までニューヨークに滞在をいたしまして、二十八日に帰国をしたところでございます。 私は、一般討論演説の第一日目である二十七日午前に、クリントン米国大統領などの演説の後、四番目に一般討論演説を行ってまいりました。 演説におきましては、変革の時代を迎えている国際社会にあって、我が国としても、国内改革、すなわち、政治改革、経済改革、行政改革という三つの改革に対する新政権の積極的な取り組みの姿勢を述べた上で、国際の平和と安全の維持のための国連による種々の努力に対し、人的及び財政的貢献を積極的に……
○細川内閣総理大臣 今外務大臣から申し上げたとおりでございますが、私もソ連の状況を大変憂慮をいたしております。法秩序が一刻も早く回復されることを願っておりますし、また、ロシアの改革がこれからも進展をしていくように、その改革に対して支援をしていくことを我が国としても考えていくべきであろうと思っているところでございます。
【次の発言】 初めにおっしゃったことは、侵略戦争、侵略行為ということについてのお尋ねでございますが、先般来、本会議の答弁でも申し上げてまいりましたように、過去における我が国の行為が多くの方々に耐えがたい苦しみと悲しみを与えてきた、そのことについて深いおわびと反省の気持ちを持って、……
○細川内閣総理大臣 今外務大臣から御報告を申し上げたとおりの状況でございますが、まだ詳細につきましては掌握をしていないという部分がかなりございます。
その全貌をつかみませんと一概に申し上げられませんが、とにかくこのように流血の事態を招いた、多くの市民がその犠牲として巻き込まれたということは、大変残念なことだと思っております。一刻も早く公共の秩序が回復をされるように願っているところでございます。ロシアにおける改革が、さらに円滑な形で進行していきますように願っているところでございます。
【次の発言】 おっしゃるようなことは十分念頭に置いて対応しなければならないことだと思っております。しかし、総合……
○細川内閣総理大臣 そのような報道がなされておりまして、まことに遺憾なことだと思っております。世界的に核軍縮を進めていかなければならない、そういう機運が盛り上がってきておりますときに、このようなことが行われるということが今後ないように、我が国としても、我が政府としても遺憾の意を既に表明をしたところでございます。
【次の発言】 これも再々申し上げておりますように、我が国の今日の平和と繁栄というものが先輩世代のたっとい犠牲の上に築かれたものである、そのことを常に心に、肝に銘じておかなければならないということを繰り返し申し上げてきているところでございます。
そういう意味で、その方々に対する、先輩世……
○細川内閣総理大臣 今、農林大臣からお答え申しましたとおりでございます。
さまざまな報道なり論議があることはよく承知をしておりますが、政府としては、米の問題についてはあくまでも国会決議を踏まえて国内で自給をするという、そういう基本方針のもとに、今ぎりぎりの交渉をしているということをぜひ御理解をいただきたいと思います。
【次の発言】 公共事業の執行という観点からも、また政治に対する国民の信頼という観点からも、まことに遺憾な、残念な事件だと認識をいたしております。
一連の政治改革とあわせまして、建設業における政官業それぞれの真摯な自己改革の徹底というものを図っていかなければならないと思っており……
○細川内閣総理大臣 私も、実はけさ新聞を見てくる暇がなくて、今ここで委員長から閣僚の発言は慎重にするようにというお話があって、私は少し前のことのお話かなと思って受けとめておりましたんですが、今お話を伺って、新聞を今ここで拝見をして、閣僚としての発言は御指摘がございましたようにまさに慎重にすべきである、慎重でなければならないと思いますし、私からもそこのところはよく中西長官にもお話をしたいと思います。
【次の発言】 八月の二十六日の衆議院の本会議で不破議員の御質問に対してお答えをしているのですが、これは主として憲法九条についてのお尋ねでございましたけれども、憲法改正ということにつきましては、国民の……
○細川内閣総理大臣 中西防衛庁長官の発言をめぐりまして委員会が大変混乱をいたしまして、課題が山積をしている折にこのような事態になりましたことを改めておわびを申し上げます。 本内閣として、いかなる内容であれ、憲法改正を政治的日程にのせることは考えておりませんし、引き続き現行憲法を尊重し、擁護してまいりたいということを改めて申し上げておきたいと存じます。 また第二に、憲法改正に関する論議はもともと自由に行われて差し支えないものと考えますが、内閣として憲法改正を取り上げないという方針を現にとっております以上、国務大臣である者は、これに従うべきことは当然でありまして、内閣の方針について誤解を生ずる……
○細川内閣総理大臣 現在の不況の状況につきましては大変懸念をいたしております。循環的な在庫などの要因に加えまして、バブルによるいわばその構造的な要因の影響が加わって、さらにまた円高の影響なども加わって調整も長期化しておりますし、低迷が続いている。住宅とかあるいは公共投資とか一部に明るい材料はございますけれども、個人消費であるとか設備投資であるとか、こうしたものは依然として落ち込んでおりますし、大変先行き不透明な状況を憂慮しているところでございます。 三次にわたる経済対策を行ってまいりましたし、その効果が着実に浸透していくことを期待をしているところでございますが、このような状況というものを少し……
○細川内閣総理大臣 内閣は国会に対して責任を負う、それはもうまさにおっしゃるとおりでございまして、議院内閣制のもとでのあり方の最も基本的なところであると思っておりますが、先般の中西長官の辞任につきましては、御承知のとおり、委員会の混乱を招く不適切な発言がございましたし、そうした観点から、この際辞任をしたい旨の申し出がなされて、私もその辞任を受理させていただいたところでございまして、そのこと自体が国会に対して、私は、今まさにおっしゃったとおり、責任をとるという姿勢のあらわれであるというふうにお受けとめをいただきたい、そのように考える次第でございます。
○細川内閣総理大臣 国会決議における完全自給との関係につきましては、必ずしも国会の決議に合致しているとは言えない面もございますが、政府としては、繰り返し申し上げてきておりますように、あくまでも国会決議の趣旨を体して今日まで、最後の瞬間までぎりぎりの交渉をしてきているということでございまして、その結果、昨日示されたような調整案が提示をされたところである、このように思っております。 この調整案の取り扱いにつきましては、このような事情を踏まえながら、ラウンド交渉全体についての評価、あるいはまた我が国の農業に与える総合的な評価というものを踏まえて判断をしていかなければなるまい、このように思っていると……
○細川内閣総理大臣 政府におきましては、決算の重要性にかんがみ、決算に関する国会の審議、議決については、従来からその趣旨を十分尊重し、これを予算の編成や執行、その他行政に反映させるよう努力してまいりましたが、今後ともその趣旨を尊重し、善処してまいる所存でございます。
【次の発言】 その前に、良好な対外経済関係というものを維持するために経常収支の黒字というものを縮小に向けて努力をしていくということは、これはもう当然のことだと思っております。
政府の経済見通しでお示しをしている今お挙げになった数字は、まさにこれは見通してございまして、我が国の経済というものは民間活動がその主体をなすものでございま……
○細川内閣総理大臣 政治に対する信頼を取り戻すということは国民の長い間の強い関心事でございましたし、また、政治家である私どもにとりましても、いかにして国民の政治に対する期待を取り戻すか、信頼を取り戻すかということは大きな課題でございました。 そうした意味で、政治改革の法案が成立をするということは極めて大きな意義のあることであると思っておりますし、もちろん、この制度ができたことによって政治が非常によくなるということでは必ずしもないと思いますが、制度がすべてだということではないと思いますが、しかし、絶えざる改革というものを、見直しというものを進めていきながら、少しでもこの制度というものがよくなっ……
○細川内閣総理大臣 今回の対策におきましては、既に明らかにいたしておりますように、およそ六兆円余りの所得減税あるいは七兆円を超える公共投資の実施による内需の拡大策、あるいはまた土地の有効利用でありますとか中小企業、農業対策あるいは雇用対策などの重点的な施策を講じることにいたしておりますし、さらにはまた規制緩和でありますとか新しい事業分野への進出を可能にするような環境の整備でありますとか、今お話がございましたように十五兆円を超える総合経済対策を打ち出しているわけでございまして、第三次の補正あるいはまた当初の予算とあわせまして相当程度の経済効果をもたらすもの、我が国の経済を内需主導型の路線に進めて……
○細川内閣総理大臣 先般、渡辺委員からのお尋ねに対しまして、仮に安全保障理事会で何らかの措置が決定される場合には、我が国としても憲法の範囲内で責任のある対応をとる考えであるという趣旨のことを申し上げました。そのときにも同じようなことを申し上げたと思うのですが、安保理において具体的な措置について何ら検討をされていない段階におきまして余り具体的に申し上げることは差し控えた方がいいのかというふうに思っております。
【次の発言】 初めに北朝鮮の問題についてのお話がございましたが、七カ所の査察を受け入れた、これはこれで、おっしゃるようにもちろん本件の問題が解決をしたということではございません。NPT脱退……
○細川内閣総理大臣 そこにいい知恵があれば、これはもう本当に問題ないところだと思います。まさにそこのところで一番頭を痛めているわけでありまして、歴代の自民党政権もそのことでまさに頭を悩ませてこられたというふうに思っているわけでございます。 総需要政策ももとより必要でございますし、また規制緩和とかあるいは市場の開放とか、そうしたこともこれはやはりそれなりに推進をしていかなければならないことだと思っておりますが、基本的に、先ほど来お話しのISバランスといったようなことをどういうふうに考えていくのか、またその対応を考えていくのか、その辺のところについて何かいい知恵を考えなければならない、その点でま……
○細川内閣総理大臣 なぜ銀行から借りずに佐川さんから、あるいは佐川急便という会社から借りたのか、こういうことでございますが、ごもっともなお尋ねだと思います。 我が国におきましては、借入する場合に、真っ先に銀行に相談するよりは、まず親族とかあるいは知り合いなどに相談をすることが多いのではないかというふうに思います。私の場合も、父の家の貸借人でもある佐川氏がたまたまおられましたのでお願いをしたというのが率直なところでございます。 また、既に申し上げておりますように、借入のカタとしては、湯河原の別荘に根抵当権を設定をいたしますとともに刀のつばを担保に提供をいたしまして、あわせてこの別荘を賃貸をし……
○細川証人
宣誓書
良心に従って、真実を述べ、何事もかくさず、
又、何事もつけ加えないことを誓います
平成六年六月二十一日
細川 護煕
【次の発言】 まず初めに、本日の証人喚問についてでございますが、委員長から先ほど遺憾の意の表明がございました。このようなことを先例としないという趣旨のお話でございましたが、ぜひ、今後の議会主義というものが成熟をしていくことのために、そのことをひとつしっかりと墨守していただきたいということを私からも強くお願いを申し上げておきたいと思います。
委員長からのお尋ねでございますが、三点についてのお尋ねでございました。……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。