このページでは畠中光成衆議院議員の46期(2012/12/16〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は46期国会活動統計で確認できます。
○畠中光成君 みんなの党の畠中光成です。(拍手) 安倍総理、G8ロック・アーン・サミット、お疲れさまでした。 ここのところ、総理に質問させていただけませんでしたので、この機会にしっかりとお伺いしておきたいと思います。安全運転も結構ですが、逃げずに、ぶれずに、明快な回答をお願いいたします。 総理は、今回のサミットで、いわゆるアベノミクスの成果を強調されました。 アベノミクス三本の矢の一本目、大胆な金融緩和は、みんなの党が従来から訴えてきた政策です。これを大胆にぱくっていただきました。 株式市場も、この政策を評価し、株価は、五月には一万六千円に迫ろうという回復を見せました。しかし、その後……
○畠中光成君 みんなの党の畠中光成です。 私は、本日の議題である安全保障会議設置法等の一部を改正する法律案の採決に当たり、みんなの党を代表して、賛成の立場から討論をさせていただきます。(拍手) 第一に、我が国の平和と独立を確保し、国民の生命及び財産を守ることは、政府の重要な責務の一つであり、その責務を果たすためには、正確かつ総合的な情勢判断に基づき、時代の変化に迅速かつ的確に対応した国家安全保障に関する政策を展開することが不可欠です。 我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増している中、国家安全保障の基本方針や対応について、内閣総理大臣を中心に、日常的に綿密な議論を行う場を創設するこ……
○畠中光成君 みんなの党の畠中光成です。 私は、本日の議題である特定秘密の保護に関する法律案の採決に当たり、みんなの党を代表して、賛成の立場から討論をさせていただきます。(拍手) 第一に、我が国を取り巻く厳しい国際情勢の中で、国及び国民の利益を守るための安全保障に関する情報の重要性は増しており、これらの情報に対する秘密保全の徹底が必要です。 従来より、我が国では、外国情報機関の情報収集活動などにより、情報が漏えいし、またはそのおそれが生じた事案が何度も発生しています。 加えて、IT技術やネットワーク社会の進展に伴い、政府の保有する情報がネットワーク上に流出し、極めて短期間に世界規模で広……
○畠中光成君 結いの党を代表して、ただいま議題となりました政府提出の平成二十五年度補正予算案に反対の立場から討論を行います。(拍手) 今回の補正予算案は、五・四兆円規模となっておりますが、四月に予定される消費税率八%への引き上げ、この増税の負の影響を緩和することを目的の一つとして編成されましたが、予算書の内容を見ますと、そのような効果の見込める歳出項目となっているとは見受けられません。 予算委員会での質疑でも明らかになったように、全体の二割に上る一・二兆円が基金の造成や積み増しで、しかも、費用対効果の算定について会計検査院から疑義が投げかけられたばかりの森林整備加速化・林業再生基金、巨額の……
○畠中光成君 結いの党の畠中光成です。(拍手) 私ども結いの党は、一強多弱と言われる政治状況を変えていく大きな志を持って、昨年十二月に結党いたしました。 この結いという言葉には、古来より、田植えや稲刈りなど、一人で行うには多大な労力がかかる作業を集落の住民総出で助け合ってきた日本の伝統精神が宿っています。合掌づくりを守る白川郷や沖縄のユイマールにも、この結いの伝統が息づいています。 日本の文化と経済の融合、クール・ジャパンに御尽力され、私どもと行動をともにしてきた藤巻幸夫参議院議員の御冥福をお祈りしますとともに、志の実現をお誓いしたいと思います。 さて、この国家安全保障戦略と防衛大綱、……
○畠中委員 みんなの党の畠中光成です。 地元は兵庫七区、西宮、芦屋でございまして、いわゆる阪神間。私が大学を卒業する平成七年に阪神・淡路の大震災がありまして、実家が全壊し、仮設住宅での暮らしも経験するなど、東日本大震災はまさに人ごとではありませんでした。全力で災害派遣に向かっていただいた自衛隊の皆様に心より感謝申し上げます。また、被災地選出の国会議員として今もなお復興に取り組んでおられる小野寺防衛大臣に、震災の経験をぜひ国家の防衛に生かしていただけるようお願い申し上げます。 私の経験した阪神の震災ですが、これは早朝でありましたが、ベッドで寝ておりまして、どおんという音とともに近所の方々の悲……
○畠中委員 みんなの党の畠中光成です。 我が国の安全保障にとって、日米同盟が極めて重要であることは言うまでもありません。一般的な同盟と日米同盟の違いは、その片務性にあります。日米安全保障条約では、我が国を守ってもらうかわりに基地を提供する、簡単に言えばこういうことだと思います。よって、その基地の七四%が沖縄に集中しており、沖縄が日米の安全保障にとって重要な地域であることは言うまでもありません。 二月に安倍総理が訪米し、普天間の辺野古沖への移設、嘉手納以南の統合計画を発表されました。また、五月には小野寺防衛大臣が訪米され、沖縄の二大事案をきっちり進めるということを確認され、歓迎されました。民……
○畠中委員 みんなの党の畠中光成でございます。 本日は、お二人の参考人の先生、ありがとうございます。大変勉強になりました。 私自身、昨年末の総選挙で当選しました一回生の議員でありますが、率直に申し上げて、なぜこの法律がもっと早くになかったのだろうか、やはり日本は危機に対してどうしても後手後手になっているのではなかろうかということをとても思います。 だからこそ、まずお聞きしたいのが、今回のアルジェリアの事件のようなことを受けて思いますのが、平時からの情報収集の体制は果たしてどうだったのかということであります。 皆さん御承知のとおり、戦後の日本というのは経済優先で、軍事は、日米安保があり、……
○畠中委員 みんなの党の畠中光成でございます。 アルジェリアでの人質テロ事件を受けて、邦人の陸上輸送を可能とするこの自衛隊法の一部を改正する法律案ですが、事件後の一月末ぐらいでしたか、当初は、武器使用基準の緩和について、読売テレビの番組で、小野寺防衛大臣は、自衛官は緊急時に武器を使っていいのか悪いのかを考えながら対応しなければならないと指摘し、自衛官がかわいそうとおっしゃられました。その後、自民党や与党PTはもちろん、政府内でもこの武器使用基準についてはさまざまな研究、検討をされたかと思いますが、当初の大臣の発言と比べ、ここまで後退をした理由について教えていただけますでしょうか。
○畠中委員 昨年十二月の総選挙で当選しました、みんなの党の畠中光成です。
早速ですが、幾つか質問させていただきます。
まず、天下りについてお聞きしたい。
官民の癒着、利権の温床化を招く天下りの是非について御見解をお聞かせください。
【次の発言】 みんなの党は、政務三役によるあっせん、前任OBによる推薦は天下りの抜け道であると指摘しております。
候補者は、これに当てはまりますか。お聞かせください。
【次の発言】 歴代の公取委員長で、大蔵省御出身の方は何人いらっしゃいますでしょうか。また、御面識のある方はいらっしゃいますでしょうか。
○畠中委員 みんなの党の畠中光成です。 まず最初に、二十歳成年制についてお伺いいたします。 私は憲法審査会にも所属していますが、御存じのとおり、九十六条に規定されている憲法改正には、議員三分の二以上の賛成、国会による発議を経て、国民投票が必要となっています。 この国民投票は、投票年齢が十八歳、経過措置として二十となっています。よって、現在の民法四条の規定に基づく二十歳成年制の見直しも検討課題の一つであろうかと思います。 二十歳以上を成年として扱っている法律として、選挙権やローン契約などの締結、飲酒や喫煙が挙げられます。一方で、高校卒業程度の十八歳を成年と同様に扱っている法律としては、青……
○畠中委員 みんなの党の畠中光成でございます。 本日は、四人の参考人の先生方、お忙しいところ、本当にありがとうございます。大変勉強になりました。 きょうは、私から何点か質問、教えていただきたいことがございます。 まず、私自身のことをお話しさせていただきますと、学生時代、私は関西学院というところでアメリカンフットボールをやっておりまして、振り返れば、本当にたくさんのことを学ばせていただいたなというふうに思っております。 きょうお越しいただいた山口先生、溝口先生は、柔道界で一流の選手、指導者をしていらっしゃるということでありますが、個人競技であれ集団競技であれ、指導者と選手、あるいは先輩と……
○畠中委員 みんなの党の畠中光成です。 質問の機会をいただき、ありがとうございます。 さて、安倍総理は、一月の所信表明にて危機という言葉を十四回用いられ、私たち国会議員や国民に訴えかけられました。 確かに、我が国を取り巻く環境は、外交、内政ともに危機的な問題でいっぱいであると思いますが、私は、政権がかわっても何にも変わらない、増税してばらまく政治こそが危機だと考えております。 いずれにせよ、危機には、予測できる危機、そして予測が難しい危機と分けることができるとすると、その中で最も予測できる危機というのは、我が国人口構造の少子高齢化に伴う社会保障の問題ではないかと考えます。 我が国の人……
○畠中委員 みんなの党の畠中光成です。 昨年の総選挙で初当選してから、ちょうど四カ月がたちました。みんなの党は、私を含め、衆議院で十二人の新人議員が誕生しました。新人であっても一人に与えられる役割は大きく、皆、国のために働こうという意欲でみなぎっています。 私も、この間、国会議員の忙しさをまざまざと体験しているわけでありますが、安倍総理におかれましては、なお想像を絶する忙しさとプレッシャーの中で働いておられることとお察しいたします。 さて、極めて多忙な政策決定者である総理大臣に、正確でタイムリーな情報が上がってきて、それを読み取り、判断しやすい仕組みがあるかどうかは極めて重要です。北朝鮮……
○畠中委員 まず初めに、台風によってお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げたいと思います。 日本は、世界に通ずる海を擁する海洋国家。私とみんなの党の基本的な国家観です。 我が国は、四方を海に囲まれているがゆえに、島国根性という言葉がありますように、閉鎖的な考え方に陥りがちでもあります。しかし、一方で、広大な海に目を向けますと、地平線の先に世界とつながっているということを感じることができます。 故高坂正堯教授は、「海洋国家日本の構想」の中で、海洋国家に必要な要件について、一つに通商国としての開放性、二つ目に戦争を避ける同盟、そして……
○畠中委員 国家戦略を明確化し、的確な政策オプションを提示できる体制を整える、総理大臣を司令塔として国家戦略を策定する、我が党のアジェンダにもある内容です。 私も、この日本版NSC、国家安全保障会議については、インテリジェンスの話と一緒に、さきの国会におきまして、予算委員会において、しっかり頑張ってほしいという立場から、安倍総理と議論させていただきました。政策決定者である総理大臣に、正確でタイムリーな情報が上がってきて、それを読み取り、判断しやすい仕組みをつくることができるかどうか。国家戦略がないと言われてきた我が国において、それを本格的に策定していく仕組みをつくることができるかどうか。 ……
○畠中委員 みんなの党の畠中光成です。 我が党のアジェンダでも、戦略的な外交と的確な政策オプションを提示する体制を整える日本版NSCの創設をうたってまいりました。外交、安全保障の頭脳がないと言われてきた我が国において、リーダーが間違いのない判断を行うための仕組みはとても大切です。 しかし、国家安全保障会議創設に当たりまして、安倍総理に申し上げておきたいことがあります。 敵を知りおのれを知れば百戦危うからず、孫子の兵法にもある有名な言葉です。我が国を取り巻く環境が厳しいのは、まさにそのとおりでありますが、私は、敵を知るその前に、NSC創設に当たっては、まずおのれを知ることがとても大切ではな……
○畠中委員 みんなの党の畠中光成です。 NSCも創設される、特定秘密保護法も整備に向けて動いている、これはすなわち、我が国のインテリジェンス体制が前進しつつあるということだと思います。このインテリジェンス体制の整備は、我が党のアジェンダにもありますし、我が国が戦略的な外交、安全保障を持つために重要だと考えております。 しかしながら、この特定秘密保護法案、国会でもさまざまな議論があるように、国民の間でも誤解を含めた反対の意見もたくさんありまして、結果として大きな不安を与えてしまっているように思います。政府はもちろんのこと、私たち国会に携わる者がこの誤解を解き、不安を解消することが今最も取り組……
○畠中委員 この特定秘密保護法案、毎日毎日議論する中で、国会でもさまざまな意見が出てきました。秘密の指定の範囲が際限なく広がるのではないかといった不安や、指定にも恣意性が残るのではないかといった懸念もありました。指定の解除のあり方や、情報を取り扱う者の適性評価のあり方にも、さまざまな意見が出ました。 私どもみんなの党は、そういった懸念を解消するために、与党に対して修正案を提出しました。それでもまだ、国民の間でも慎重に審議をしてほしいという声も多く、この法案は相当不人気なのだろうと思います。しかしながら、不人気であっても、真に国益にとって必要なものや国民の生命にかかわるものについては我々は決断……
○畠中委員 結いの党の畠中光成です。本日は、外務委員会での質問の機会をいただき、ありがとうございます。 中国の海洋進出や朝鮮半島情勢など、我が国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増していることは言うまでもなく、この東アジアにおける我が国の対応が世界全体のリスクとならないように、慎重に取り組んでいかなくてはなりません。 国民の生命、我が国の領土の守りを万全にするために、法制上の落ち度がないかを検討すること、これは極めて重要なことでございます。事集団的自衛権の行使容認については各党各会派いろいろなお考えがあるかと思いますけれども、先日、安保法制懇の報告と総理の会見がありましたけれども、その説明あ……
○畠中委員 結いの党の畠中光成です。
候補、本日は、ありがとうございます。
まず初めに、参考人は、経団連での御経験が長く、土光さんのお話もいただきましたが、三人の人事官のうちで民間御出身という流れでいらっしゃると思いますけれども、人事院の中で三人の人事官がおられる、そのうちのお一人としてどのような役割を発揮されたいというふうに思っていらっしゃいますでしょうか。
【次の発言】 ありがとうございます。
いわゆるアベノミクスによって、数年前と比較すれば各種の経済指標には改善が見られておりますけれども、業態とか規模によっては、民間企業ではまだまだしんどいところも多いというふうに思います。
公務……
○畠中委員 結いの党の畠中光成でございます。 昨年の臨時国会、国家安全保障に関する特別委員会で、この特定秘密保護法の審議、私も携わらせていただきました。皆さんも記憶に強く残っているかと思いますけれども、国会の中はもちろんのこと、国民世論の間でも、大きく、この特定秘密に対して、考え方が二分されたというふうに思っています。 その中で、諸外国並みに、こういった安全保障上の特に秘匿を要する情報に対してしっかりと規則を設けるということが行われるわけでありますけれども、同時に、それに対する監視のあり方というのが、特に臨時国会後半、さまざまな議論が出ていたというふうに記憶しております。 特に後半、私も……
○畠中委員 結いの党の畠中光成です。 本日は、四名の参考人の皆様、お忙しい中、ありがとうございます。 昨年、特定秘密保護法が成立しまして、同時に、この監視のあり方というのが非常に重要な意味を持ちまして、今審議しているわけでございます。 特に、国会による監視というのは、私どもは今、野党の立場ではありますけれども、野党にとって非常に大きな意味合いを持つものだというふうに考えております。 委員の構成とか選任方法、こういったところにはさまざまな議論はあるわけでございますけれども、野党国会議員が特定秘密に触れることができるということは、外交や安全保障の現実に野党の時代から触れることができる、こう……
○畠中委員 結いの党の畠中光成です。 私は、提案者を代表して、日本維新の会及び結いの党の共同提案に係る平成二十六年度一般会計予算、平成二十六年度特別会計予算及び平成二十六年度政府関係機関予算に対する各修正案について、提案の趣旨及び概要を説明いたします。 まず、提案の趣旨について申し述べます。 政府提出の平成二十六年度予算の実態は消費税の増税に伴う水膨れ予算であり、経済再生、財政健全化、社会保障改革のいずれに対しても切り込み不十分です。 また、我が国を取り巻く厳しい国際情勢に対応するためには、対外情報収集体制、防衛体制も抜本的に強化すべきですが、そうした安全保障面での予算措置も決して十分……
○畠中委員 みんなの党の畠中光成でございます。 みんなの党は、既に昨年四月のサンフランシスコ平和条約発効六十周年に合わせて憲法改正に関する基本的考え方を発表しておりますが、十二月の総選挙で議席を伸ばし、その後も議論を継続させております。 みんなの党は、憲法第九十六条、すなわち改正要件の緩和をアジェンダの中で掲げており、軟性憲法への改憲を志向しております。 明治憲法も不磨の大典とされていましたが、現行憲法は一九四七年の施行から一度も改正されたことがない硬性憲法であります。その間、国際情勢、政治社会情勢、国民の価値観などの大きな変化があって憲法問題は多面化しているにもかかわらず、護憲、改憲の……
○畠中委員 みんなの党の畠中光成でございます。 本日は、第三章の国民の権利と義務についてであります。 そもそも、法治国家における憲法の性格は、国家権力のあり方を制限的に規定するものであります。よって、国家権力が侵すことのできない国民の基本的権利を定めたものと解しております。ホッブズの言うリバイアサンを引き出すまでもなく、憲法によって規定の対象となるのは国家権力だというのが基本であります。 憲法改正論議の中で、日本国憲法が国民の権利を強調し過ぎており、義務が少ないのではないかという見方がありますが、近代立憲主義における憲法の考え方は、むしろ国民への義務は必要最小限にとどめるべきというもので……
○畠中委員 みんなの党の畠中光成でございます。 若干今の流れと変わるかもしれませんが、本日の第五章内閣にかかわる議論でありますけれども、我が党、みんなの党は、首相公選を初め、大変重要なところだと思っております。だからこそ、建前よりも本音の議論でありまして、みんなの党のアジェンダの中にも、総理大臣を司令塔として国家戦略を策定、内閣が幹部官僚人事を掌握し、総合職を一括採用、真の政治主導の枠組みを確立、内閣主導の責任行政、情報公開を徹底し、ガラス張りの行政実現等、こういう公務員制度改革と大変かかわってくるところでございます。 私どもは改憲勢力でありますから、この憲法審査会においてもしっかりと議論……
○畠中委員 みんなの党の畠中光成です。 みんなの党は、昨年四月に発表いたしました憲法改正の基本的考え方におきまして、特段、第六章司法に関する表明はいたしておりません。みんなの党の考える地域主権型道州制の導入による司法のあり方の検討は必要かと思いますが、仮に憲法が改正されるとしても、基本的には現在の日本国憲法の第六章の趣旨を引き継ぐ形で問題ないと考えます。 しかしながら、第六章は、三権分立の一角をなす司法について示されていることから、我が国の三権分立のありようにおいて幾つか申し上げます。 現在、我が国の大きな問題点の一つに、行政権の肥大化が挙げられると考えます。法律が行政を熟知する官僚によ……
○畠中委員 みんなの党の畠中光成です。 憲法第八章地方自治に関して意見を申し述べます。 皆様御存じのとおり、大日本帝国憲法には地方自治の項目がなく、全て法律で規定されていました。日本国憲法への地方自治の規定の新設は、大日本帝国憲法下の中央集権主義、官治主義を抑えて、地方自治という歴史的、伝統的な制度の保障を意味します。この考え方は現代でも不変のものであります。したがって、第八章は現時点においては改正の必要はないと考えます。 さて、言うまでもなく、憲法に定める地方自治の本旨は、住民自治と団体自治であります。地方自治が住民の意思に基づいて行われるという住民自治は、ジェームズ・ブライスの地方自……
○畠中委員 みんなの党の畠中光成です。 憲法第九章改正に関して、みんなの党の意見を申し述べます。 昨年四月に憲法改正の基本的考え方でお示ししたように、みんなの党は、憲法九十六条の改正による軟性憲法化を主張しています。具体的には、現在の各議院の総議員の三分の二以上の賛成が必要な国会の発議について要件を緩和するという改正手続の簡略化です。 我が国の戦後民主主義の形成、発展において現行憲法が果たした役割は忘れてはなりません。一方、日本も世界もあらゆる構造が変転する中で、我が国を覆う閉塞感を取り払うためにも憲法の見直しは必要です。現行憲法下において一度も憲法改正の発議がなされなかったことを鑑みる……
○畠中委員 みんなの党の畠中光成です。 憲法の論点である緊急事態に関して、みんなの党の意見を申し述べます。 みんなの党は、昨年四月に、憲法改正の基本的考え方において、憲法上、非常事態法制の整備を明記するとお示ししています。 有事や大災害といった緊急事態では、内閣総理大臣に権限を集中し、国民に何らかの協力をお願いしなければいけないなど、平常時の法制の限界を超えることが想定されます。よって、その法律の整備は徹底して行わなければなりませんが、事憲法に関しては、それでもなお自由と人権を守る最後のとりでとして機能しなければならないと考えます。みんなの党の考える憲法における緊急事態項目の追加はそれを……
○畠中委員 みんなの党の畠中光成です。 この三つの宿題については、党内で引き続き検討を行っているところでありますが、検討の途中経過事項や私の私見も含まれることを御了承いただいた上で、私から、十八歳への引き下げについて三点お伺いしたいと思います。 まず、皆さん御存じのとおり、日本国憲法の改正手続に関する法律附則三条では、国は、この法律が施行されるまでの間に、十八歳以上の者が国政選挙に参加すること等となるよう、公選法ほかについて検討し、必要な法制上の措置を講じると定められています。 この法律の施行日は二〇一〇年五月十八日となっております。したがって、この日までに十八歳以上の者が国政選挙に参加……
○畠中委員 みんなの党の畠中光成です。 国民投票の対象拡大については、みんなの党内では検討を行っているところです。したがって、現時点で最終的な結論には至っておりませんが、憲法改正の予備的国民投票や、原発問題などの重要政策における諮問的国民投票の実現に向けた議論を真摯に行っているところであります。 国民投票に関する批判には、戦後の我が国における安保闘争の経験や、冷戦構造下の保革対立の中の例えば市民運動などに対する抵抗から、間接民主主義の破壊という言葉で直接民主主義的なものへの批判があるだけではなかろうかと思います。 あくまで一例ですが、昨今の市民運動では、尖閣問題のデモにも原発反対のデモに……
○畠中分科員 みんなの党の畠中光成です。 本日は、加速する少子高齢化を乗り越える観点から、前半にイクメン支援、後半に介護を担う人材への教育について質問をさせていただきたいと思います。 さて、私も当選してちょうど四カ月がたち、国会議員の忙しさをまざまざと体験しているわけでございますが、私も三歳の娘がいるイクメンの一人といたしまして、世のお父さん方もお仕事と子育てに奮闘されているのだろうと思います。 田村大臣にも顧問をお務めいただいておりますが、男性の育児休暇取得率の向上を初め、父親の育児参加の促進や、母親との育児分担を進めることで少子化対策に取り組むイクメン議連にも、私も副座長として加わら……
○畠中分科員 みんなの党の畠中光成です。 本日は、前半に災害時の通信インフラ、そして後半に選挙制度についてお伺いしたいと思います。 私の地元は兵庫七区、西宮、芦屋でありまして、おとといの土曜日に、同じ兵庫県淡路島を震源とする地震がございまして、私が住んでいる西宮も震度四程度の揺れがありました。JR、阪急、阪神などの鉄道や、高速道路も一時停止するなど、影響がありました。淡路島にも知り合いが多いので、携帯電話やメールで大丈夫か連絡をとりました。 私が大学を卒業する平成七年でしたが、阪神大震災にて家が全壊した経験もあるのですが、あのときのことがフラッシュバックのようによみがえりました。 当時……
○畠中委員 みんなの党の畠中光成です。 衆議院欧州各国憲法及び国民投票制度調査議員団の一員として行った調査について、御報告申し上げます。 まず、今回の海外調査団に選任いただいたことにつき、保利会長を初め幹事、委員の皆様にお礼を申し上げます。 ドイツでは、まず、連邦憲法裁判所を訪問しました。我が国には憲法裁判所はありませんが、昨年の衆院選における一票の格差が違憲状態であったという判決もあり、立法府と司法府の関係について改めて考えさせられました。我が国は、一票の格差二倍でも立法府はなかなか動きませんが、ドイツでは、プラスマイナス一五%でも違憲判決を出しています。 また、過去五十九回も憲法改……
○畠中議員 御指摘の法制上の措置は、現行法が施行されるまでの三年間に義務として行うこととされていたものでありますが、現在に至るまで講ぜられていないということは、本来想定していなかった事態が発生しているというふうに認識しています。 先ほど答弁の中にもありましたけれども、本改正案においては、憲法改正国民投票の投票権年齢は、改正法施行後四年間は二十歳以上、五年目、正確に申しますと、四年と一日目からは十八歳以上として、選挙権年齢等の引き下げとの間にリンクを設けていないということを申し上げておきたいと思います。 さらに、御懸念の、均衡を勘案しというこの趣旨ですが、決して年齢が高い方、すなわち二十歳で……
○畠中委員 結いの党の畠中光成です。 本日は、四名の参考人の皆様、大変参考になる意見陳述をありがとうございました。 このたびの憲法改正手続に関する、いわゆる国民投票法案に関しまして、十八歳への年齢引き下げ、公務員の政治的行為、そしてもう一つ、国民投票の対象拡大という三つの宿題がありましたけれども、我が党は、この三つのいずれに対しても回答を提示させていただきました。 三つ目の憲法改正以外の国民投票については宿題の期限というのがなかったとしても、一つ目の年齢引き下げ、そして公務員の政治的行為については期限があった中で、ようやく方向がまとまりつつあるというのは、我々、国政に携わる者として当然の……
○畠中委員 結いの党の畠中光成です。 内閣に年齢条項の見直しに関する検討委員会が設置されまして、その後、関係省庁の協力を得ながら、省庁別の対象法令の検討状況を整理していただいたかと思います。その中で、公選法、民法、それから少年法、スポーツ振興投票法、いわゆるtoto法ですね、これに関連して、検討中のものが十と少しあるわけです。かなり少なくなったというふうに思います。 要は、今回の立法において、年齢を引き下げるんだ、選挙権も含めて引き下げるんだという強い意思さえあれば、それはすぐにでもできる。先ほど、いろいろな各省の違い等で政府内がまとまっていないという答弁もありましたけれども、こういった検……
○畠中委員 結いの党の畠中光成です。 本日は、四名の参考人の先生方、貴重な時間、また有意義な意見をいただきまして、ありがとうございます。 特に、南部さんが中山太郎先生の言葉を引用されました、私たちが誇るべきは、憲法の変えやすさでも変えにくさでもなく、憲法を変えるかどうかについて、どれだけフェアなルールを持っているかという言葉、私どもこの憲法審査会の委員も、そういった考え方に基づいて今回の国民投票法の審議を進めてきた次第です。 当初、我が結いの党も、三つの宿題それぞれについて案を持って意見を表明してまいりましたが、事憲法改正手続に関する法律ですから、できるだけ多くの会派の賛同の中での方がふ……
○畠中分科員 結いの党の畠中光成でございます。 本日は、遅い時間にもかかわらず、防衛大臣、ありがとうございます。 この一月から、私、結いの党所属議員となりまして、院内の各位の皆様に御協力いただいた末、会派離脱も認められ、改めてこうやって質問の場に立たせていただけること、本当に感謝いたします。 こうやって防衛大臣とお話をさせていただく機会、私、実は昨年、安全保障委員会で一年間お世話になったわけでございますけれども、残念ながら安全保障委員会に属していないという状態になりましたので、ことしも事あるごとにこういった機会を通じてまた防衛大臣に質問をしていく所存でございますので、その節はどうぞよろし……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。