このページでは斉藤和子衆議院議員の47期(2014/12/14〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は47期国会活動統計で確認できます。
○斉藤和子君 私は、日本共産党を代表して、農協法等の改正案に反対の討論を行います。(拍手) 本法案は、安倍総理主導のもと、農業を企業のもうけの場に開放するため、邪魔になる農協や農業委員会の解体に道を開くものです。農協を岩盤規制の象徴として描き出し、六十年間続いてきた制度に穴をあけるとしていることは、とんでもありません。政府が本当に農業の再生を願うなら、再生産可能な価格保障を実現し、歯どめなき農産物の輸入拡大路線こそ見直すべきです。 以下、具体的な反対理由を述べます。 協同組合は、自主自立が基本であり、理事の資格の導入などの改革案を政府や規制改革会議が押しつけるものではないということです。……
○斉藤和子君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となりました山本有二農林水産大臣に対する不信任決議案に賛成の討論を行います。(拍手) 第一に、山本有二農林水産大臣の二度にわたる国会審議を愚弄する暴言は断じて許されません。 山本大臣は、十月十八日、佐藤勉議院運営委員長のパーティーで、私は内心思っております、強行採決するかどうかはこの佐藤勉さんが決めるであろう、ですから、私ははせ参じたわけでございますと発言しました。これは、政府が国会に露骨に介入し、しかも強行採決をけしかけるものであり、国民の厳しい批判を浴びたのであります。 ところが、山本大臣は、不適切な発言で御迷惑をおかけし申しわけな……
○斉藤和子君 日本共産党を代表し、農業競争力強化支援法案に反対の討論を行います。(拍手) 本法案は、農業が将来にわたって持続的に発展していくことを目的として競争力を強化するとしていますが、日本農業が直面している課題に応えるものにはなっていません。 この間、自民党農政のもとで農産物の輸入自由化は拡大され、農産物価格の下落により農家の所得は減り続けています。その結果、後を継ぐ者は他産業に行き、農家は高齢化し、耕作放棄地が増加する現状がつくり出されてきました。 それにもかかわらず、本法案では、TPPなど農産物のさらなる関税撤廃のもとでも、輸入農産物と競争できる大規模化を推進し、農協解体をてこに……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。 本日は、参考人の皆さんのお話、非常に勉強をさせていただくことができました。最後の質問者になりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 十八歳選挙権ということなんですけれども、やはり、選挙というのは民主主義の根幹であり、国民主権、議会制民主主義の基本というか根幹だと思います。 歴史的に見れば、議会をつくる、そして普通選挙権の獲得、また、戦後では婦人参政権や二十歳からの選挙権の実現と、まさに自由と人権の獲得の闘いの中でこの選挙制度がかち取られ、国民主権、そして日本国憲法が確定してきたという歴史があると思います。 日本共産党は、一九二二年の党創……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。委員会で初めて質問をさせていただきます。
まず、米価暴落問題について質問をいたします。
二〇一四年度産米の農協の概算金は、コシヒカリで一俵九千円、その他の銘柄では七千円から八千円台の価格になっており、昨年と比較しても、六十キロ当たり二千円前後下回っています。
農林水産省の米の生産費調査で、米の生産費と物財費は幾らとされていますか。
【次の発言】 ありがとうございます。
つまり、今の米価は生産費の半分、物財費さえも割り込む価格になっているということです。
さらに言えば、日本で最も高いとされる新潟県魚沼産のコシヒカリを例えば五百ミリリットルのペ……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。 食料・農業・農村基本計画は今後十年間の農政の方向性を示すものです。 自民党の皆さんは、二〇一三年四月に農業・農村所得倍増目標十カ年戦略を発表します。同年六月十四日には、今後十年間で六次産業化を進める中で農業・農村全体の所得倍増をさせることが盛り込まれた日本再興戦略が閣議決定されます。それに基づいて、総理が本部長になって十二月十日に農林水産業・地域の活力創造プランが決定をされました。 農業・農村の所得倍増というのはアベノミクスの成長戦略の目玉だと思います。関連する資料でも、所得倍増になるように試算がされています。 これだけ所得倍増が強調されな……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。
TPPの問題について質問をさせていただきます。
先ほどからありましたけれども、十九日、二十日に行われた日米の閣僚協議で、アメリカ政府は日本に対して米の別枠輸入二十一万五千トンを要求し、日本政府は五万トンの別枠輸入を認めているというような報道がされています。その点で、どのような日米閣僚協議だったのかを内閣官房の方からお答えいただければと思うんです。
【次の発言】 安倍首相自身も九合目まで来たというふうに話されていたり、今もありましたとおり、二国間の距離は相当狭まったというふうに言われています。まだ引き続き協議が必要な部分もあるということなんですが……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。 農林水産省設置法の一部を改正する法律案について質問をいたします。 現在、北海道と沖縄を除き、全国を七つのブロックに分けて地方農政局が置かれ、そのもとに六十五カ所の地域センターと三十八カ所の支所が置かれています。先ほどもありましたが、全国に百三の地域の拠点を今回の改正は廃止する、そして、農林水産省は、農林水産業・地域の活力創造プランなどに基づく農政改革を現場で着実に推進するために、より機動的で、現場と農政を結ぶためとして設置を変えるとしていますが、北海道は六カ所の地域センターを五カ所に、そしてその他の都府県では県庁所在地に一カ所と、現在ある地域セ……
○斉藤(和)委員 質問させていただきます。
前回の表示問題で一問ちょっとできなかったので、そこからさせていただきます。
消費者委員会の表示部会についてですが、ここで加工食品の原料原産地表示が議論されることになっているようです。しかし、一向に開催される動きがないということで関係者から不満の声が出ていると聞いているんですが、なぜこの表示部会は開催されないのか、そして、いつごろをめどに開催し、検討を進めるつもりなのか、消費者委員会からお答えいただければと思うんですが。
【次の発言】 消費者庁の動向を見ているということですが、消費者庁はいかがでしょうか。
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。
本日は本当にありがとうございます。参考人の先生方、本当に貴重な御意見をお聞かせいただきました。私が最後になりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
まず初めに、笠原参考人の方にお聞きしたいんですけれども、生産法人の要件緩和にかかわって、やはりあくまでも主体は農業者というふうに発言の中で強調されたんですけれども、逆に、この要件緩和によってどのような懸念があるというふうにお考えに、感じていらっしゃる件などありましたら、お答えいただければと思うのですが。
【次の発言】 ありがとうございます。
続いて、新福参考人にも同じように、生産法人の緩和につ……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。よろしくお願いいたします。 農業委員会法の改正問題について質問をいたします。 農業委員会法の改正を進めてきたのは、二〇一三年一月に設置された、住友商事相談役岡氏が議長を務める規制改革会議でした。 第一回の規制改革会議で安倍総理は、規制改革は安倍内閣の一丁目一番地と強調をし、二〇一三年の九月十九日の規制改革会議で、農地中間管理機構の創設に関する規制改革会議の意見を取りまとめ、その中で、「今後の課題について」として、「下記に掲げる事項をはじめとする抜本的な改革に早急に取り組む必要がある。」として、このように書いています。「(一)農業委員会の在り方 ……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。 本日は、参考人の皆様、本当に貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。また、質問の時間をいただきましたことを本当に感謝申し上げます。私が最後の質問者になりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 まず、三森さんの方から御質問させていただければと思うんです。 国の方は今、所得の倍増とか農業を成長産業にということをきっかけに、農業改革が必要だということでやられているんですけれども、御自身も農家の出身で、お母様の苦労も見ていらっしゃった中で、やはりそれでも農業を継ごうと思われたきっかけですとか、あと、先ほど、貧しくても次世代に引き継げ……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。よろしくお願いいたします。
済みません。質問通告がないんですが、先ほど金子委員の質問に対して、大臣が地方公聴会の議事録を読んでいるというふうにおっしゃられたんですが、私、実は、地方公聴会、山梨に参加をしていまして、非常に重要な発言が多かったもので、議事録が欲しいときょうの朝もお願いしたんですが、出ていなかったんです。大臣は持っていらっしゃったんでしょうか。
【次の発言】 わかりました。
何か速記録は出たようなので、石川の方も含めて私もしっかり読ませていただいて、審議させていただければというふうに思っております。
それでは、質問に入らせていただき……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。 四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。最後の質問者になりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 まず、私からは四人の方に同じ質問をしたいと思います。 私、実は農家の娘でありまして、改めて、農業というのはつくる喜びと売る喜び、これがやはり相まって農業の生産意欲がより高まるなというのを、祖母を見ていて思うんです。もうほとんど、ばりばりと農業ができるというような状況ではありませんが、自分の体力の許す限りで物をつくり、そしてそれを直売という形で身近な方々に売って、そして、そこに喜びを感じている、それが生きがいになっているということを私……
○斉藤(和)委員 私は、日本共産党を代表して、農業協同組合等の一部改正案について反対討論を行います。 反対の第一の理由は、協同組合の改革は、自主自立が基本であり、政府が押しつけるものではないということです。 国際協同組合同盟、ICA理事会は、日本の農協運動の結束を解体する法改正に大きな懸念を表明し、こうした法改正は、日本の農協が農業者や地域社会に提供しているサービスを縮小し、最終的には国民経済にとって逆効果となるだろうとプレスリリースが発表されるほど、国際的な批判を受けている法改正であるということです。 本来、政府がやるべきことは、JA全中がみずからまとめた自主改革案を尊重することです。……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。 質問をさせていただきます。 二〇一五年の米の収穫が始まりました。早場米では、昨年に比べて、三百円とか、高いところだと千八百円と概算金が設定されていると言われています。 私も、地元千葉県で米の買い入れをしている農協があるんですけれども、そこに伺ったところ、九千五百円にしたと。昨年に比べれば五百円ぐらい値上がりしたということなんですけれども、農家の方にしてみれば、昨年が本当に暴落したわけで、それに比べて、五百円だけれども、大きく値を回復する見込みもなければ、展望もない。米の生産費は一俵一万六千円と言われているわけですから、それに全く届かない。 ……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。よろしくお願いいたします。 昨日も熊本で繰り返し余震が続いております。熊本県を中心とした九州地方の地震によって犠牲になられた方々に心から御冥福を申し上げると同時に、被災された皆様に私からもお見舞いを申し上げたいと思います。日本共産党としても、引き続き救援、救済に全力を挙げることを申し上げて、質問に入りたいと思います。 私は、TPPと食の安全の問題について質問をいたします。 国民の皆さんにとってTPPと食の安全の問題は最大の関心事項だと思います。TPPで、自分たちの食べているものは大丈夫なのか、守られるのか、安心なのか、大きな問題になっています。……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。よろしくお願いします。 二十日に続いて、TPPと食の安全について質問をいたします。 TPPによる輸入食品の急増、それに基づいて検査率は低下するおそれがある、そして、輸入食品の安全、安心が確保できるのか、非常に不安な状態、重大な事態になることを前回の質問で指摘させていただきました。 実は、さらに実態は深刻です。パネルをごらんいただきたいんですけれども、これは二〇一四年、国が行っている行政検査、いわゆるモニタリング検査で食品衛生法違反とされた輸入食品が全量消費された一覧表です。 まず初めに、厚労大臣に認識をお聞きしたいんですけれども、残留農薬違反……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。
森山大臣に質問をさせていただきます。
まず、TPPの影響試算についてお聞きします。本格的な論戦はTPPの特別委員会で行われることになると思いますが、試算の前提について聞きたいと思います。
今、日本の農業、農村は、先ほど来話に出ていますとおり、農業者の高齢化に直面しています。後継者がいない中で、離農予備軍とも言われるような農家の方々が多くいる、そうした大臣の御認識はいかがでしょうか。
【次の発言】 まさにやはり農業は今現実問題として高齢化しているけれども、高齢の方が頑張っているから今何とか日本の農業は成り立っているというふうにも私は言えると思っ……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。 まず、熊本地震について質問します。 熊本県、大分県地方を中心に今も余震が続いています。避難生活を余儀なくされるなど、被害に遭われた皆さんの生活再建は待ったなしだと考えております。 昨日、熊本地震による農林水産関係の被害額が千八十五億円と発表されました。しかし、これには、養殖施設の被害額や、水田の亀裂、排水路の損害などによる米の作付ができないなどの額は含まれていない。用水路の被害が深刻な御船町の七滝土地改良区では今期の田植えを見送る方針であるという新聞報道もありました。田植えができなければ、当たり前のことですが収穫はできず、収入が途絶えることに……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。質問をさせていただきます。 まず、漁業保険の方から質問をいたします。 本改正案によって、全国に今四十五ある漁船保険組合が統合されて、新たな全国組合を設立できるようにすることになります。 その理由の中に、この二十年余り、加入隻数の減少が一貫して進んでいることが挙げられています。これは先ほど来出ていました。 普通保険の加入隻数は、二〇〇五年から二〇一四年までの十年間で三万五千隻以上が減少したと言われています。将来起こり得る災害に備える上で、事業基盤の強化が何よりも急務であるからということで法案が提出されました。 そこで、お聞きしたいのが、今後、……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。安倍総理に初めて質問をさせていただきます。 安倍総理は所信で、TPPの早期発効を大きなチャンスとしてと述べ、代表質問などでも、答弁で、TPPが拡大していく機運を積極的につくっていくことこそ我が国の役割でありますとし、さらに、国会でTPP協定が承認され、整備法案が成立すれば、TPP協定の早期発効に弾みを与えることができると答え、早期批准することを繰り返し強調されています。 また、参議院選挙後の九月十九日にニューヨークで開かれた対日投資セミナーでも、安倍総理は、日米それぞれができるだけ早く国内承認を得てTPPを早期発効させる、臨時国会でTPPの国会承……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。
鈴木先生、田代先生、本日は本当にありがとうございます。
早速質問に入らせていただきます。
今、TPPの審議の中でも、農業は、攻めの農業、強い農業などなど、TPPを利用して輸出で攻めるんだということがよく言われています。それに対して、鈴木参考人、田代参考人、それぞれに御見解をいただければと思います。
【次の発言】 田代先生の方から牛肉の話がありましたけれども、やはり牛肉・オレンジの自由化によって、牛肉は国産のものは高くて手が出せないと。こうした状況の中で、TPPによって豚肉なども関税がかなり下げられる、安くなる、もうなくなる、そういった状況の中……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。
遺伝子組み換え食品について質問をさせていただきます。
遺伝子組み換え食品は、TPP協定の中で、第二章、内国民待遇及び物品の市場アクセス、第二十七条、現代のバイオテクノロジーによる生産品の貿易に位置づけられています。こうした、TPPのように、市場アクセスのようなところに遺伝子組み換えを位置づけている貿易協定は初めてだと思います。WTO協定にもFTAにもないと思いますが、間違いありませんか。大臣、いかがでしょうか、石原大臣。
【次の発言】 つまり、今までの貿易協定の中に、市場アクセスというような場所に遺伝子組み換えは入っていないということでよろしい……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。
早速質問させていただきます。
昨年、都市農業振興基本法が制定をされて、ことし五月に都市農業振興基本計画が閣議決定をされました。
大臣は、残念ながら所信で都市農業には触れられていませんが、都市農業振興の基本計画が策定されたということは画期的なことだというふうに考えております。
都市農業に対する大臣の認識と、施策を進めていく上での決意をぜひお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 大臣からもありました、今までの宅地化すべきものから都市にあるべきものと農地の位置づけを大きく転換したということは、私も非常に重要だというふうに思っております。
……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。 けさ福島県沖でマグニチュード七・四の地震が起き、津波警報、注意報なども出されました。政府におかれては情報収集と万全の対策をとられることをまず初めに求めて、質問に入らせていただきます。 生産資材の価格引き下げ問題で、これは農業者の営農にとっても重要な課題だと感じています。我が党は一貫してこの問題を取り上げてきました。古くは一九八一年に、寺前巌議員が、農家の物財費が高いために農家の実際の取り分は非常に低くなっている、生産資材価格にもっとメスを入れなければならない、本当に農家は救われないという追及を始め、その後、藤木洋子議員や中林佳子議員、山原健二郎……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。 日米首脳会談にも関連をして質問をさせていただきます。 二月十日の共同声明には、「日本及び米国は、両国間の貿易・投資関係双方の深化と、アジア太平洋地域における貿易、経済成長及び高い基準の促進に向けた両国の継続的努力の重要性を再確認した。この目的のため、また、米国が環太平洋パートナーシップ(TPP)から離脱した点に留意し、」というふうになっています。 つまり、これは、日本政府としてトランプ政権に対しTPPに復帰するという働きかけはもうやめて、TPPが発効しないことを日本政府としても認めたということでよろしいでしょうか。
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。 食の安全にかかわって、消費者団体の中でも問題になっている、聞きなれないんですが、既存添加物の安全性の問題について質問します。 WTO協定を受けた一九九五年の食品衛生法改正で、それまで天然添加物としていたものを既存添加物としてから二十二年になります。 当時、千五十一品目あった天然添加物は野放し状態で、消費者からも、天然添加物の安全性を確かめて食品添加物の指定をすべきだという声が出されていました。 しかし、当時の厚生省は、一九九五年の食品衛生法の改正で、千五十一品目あった天然添加物を安全性のチェックもせずに全て既存添加物として食品添加物の中に位……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。 質問が重なることもあるかとは思いますが、御理解をいただければというふうに思います。 まず、主要農産物種子法の廃止法案について質問をいたします。 今までも議論がありましたとおり、種子は人類共有の公的な財産です。最も基本的な農業生産資材。種子の供給の過不足が農業生産を直接左右する。種子の品質のよしあしがそのまま農産物の生産性や品質のよしあしに直結するわけです。だからこそ、主要農産物の種子は、その優良な種子の生産、普及及び品種改良を、国、都道府県の公的機関が責任を持って行うことで農民に良質な種子を安定的に供給してきた、そういう法制度と言えます。その……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。 三月二十四日に宮城県と千葉県で高病原性鳥インフルエンザが検出されたことについて質問します。 二十七日には、鶏の殺処分と埋却処分、消毒などを完了したとされています。鳥インフルエンザが検出された場合、当該農場から半径三キロメートル以内は移動制限区域、三キロから十キロは搬出制限区域に設定され、鶏などの移動が制限される。しかし、農水省との協議によっては、この制限が解除される前にも卵やひななどの移動が可能になるようです。 この協議というのはどの段階で行われ、協議が調った場合は、何が移動が可能になるんでしょうか。
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。 農業競争力強化支援法案について質問をします。 まず、法案に至る経過をお聞きします。 政府は、確認なんですけれども、二〇一五年十月のTPP合意を受けて、関税の撤廃などにより影響を受けることが想定される農林水産分野の対策として、二〇一五年の十一月に農林水産分野におけるTPP対策を取りまとめました。その際に、継続の検討として、二〇一六年秋までに政策の具体的内容を詰めるとして、十二項目が明記されています。そして、その十二項目の検討を進め、二〇一六年の十一月二十九日に、農林水産業・地域の活力創造本部の会合において、一連の施策をまとめた農業競争力強化プロ……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。 本日は、参考人の皆様、貴重なお時間をいただきまして、また御意見をいただきまして、ありがとうございます。 早速質問をさせていただきたいと思います。 まず最初に、所得にかかわって、四名の参考人の皆様からそれぞれ御意見をいただきたいというふうに思っております。 本法案が出される過程の中で、TPPなどの協議もあり、農産物の価格が下がるということが見込まれる中で、いかに農業者の所得を維持し、上げていくかというような競争力強化プランなどがつくられる中で本法案がまとめられてきた経過があります。 その上で、この法律によって農家の所得が上がるというふうにお……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。 きょうは、砂糖の需要や食の安全にかかわる人工甘味料スクラロースについて質問をします。 スクラロースは、イギリスで開発をされた砂糖を原料とする甘味料です。日本では一九九九年七月に食品添加物に指定をされました。砂糖の六百倍の強い甘みがある一方で、カロリーは一グラム当たりゼロカロリー。このため、カロリーオフやカロリーゼロのダイエット飲料やガム、ドレッシング、デザートなど多くの加工食品に使用されていて、無意識のうちに結構私たちはスクラロースを口にしています。 しかし、スクラロースは毒性の強い化学物質と同じ有機塩素化合物であることから、安全性への懸念を……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。 土地改良法等の一部を改正する法律案について質問をします。 そもそも、土地改良は農業者の私的財産に影響を及ぼし負担を強いる、だからこそ、地域の話し合いと合意形成をつくり、農業者の申請と同意を基本要件として進められてきたという原則があると思います。 本法案は、農地中間管理機構が借り入れた農地について、農業者の申請がなくても、都道府県が独自の判断で、合意をとらない、それから費用負担もなく基盤整備ができるとしています。つまり、費用負担を求めないことで、なかなか目標が達成されていない中間管理機構を通じた集積を推進しようというふうにも見えるわけです。 ……
○斉藤(和)委員 日本共産党を代表して、農村地域工業等導入促進法の一部改正案に反対する討論を行います。 本改正案に反対する理由は、安倍政権が進める農業構造改革のもと、農地の集団化をさらに促進することを目的規定に盛り込むとともに、農村地域への導入対象業種指定を廃止することで、法の本来の目的である、農業と導入された産業の均衡ある発展が図られなくなるおそれがあるからです。 安倍政権は、日本再興戦略で、今後十年間で全農地面積の八割が担い手によって利用され、米の生産コストを四割削減することを目標にしています。 改正案は、政府が進める農業の構造改革に合わせることを明確にするため、目的に「農地の集団化……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。 前回、四月十八日に引き続いて、貿易統計について質問をします。 前回の質問で、財務省の貿易統計が全ての輸出輸入を示したものではなく、取引の単価など輸出入業者の営業上の秘密が営業上の不利益となる場合は公表しない場合があるという驚くべき答弁がありました。その質問以降、財務省に対して資料請求などを行い、貿易統計の輸出入貨物の処理がどのように行われているのかということを調べてまいりました。 そこで、財務省にお聞きします。 この貿易統計の秘匿処理が行われてきた過去三年分の件数、輸出、輸入のそれぞれで明らかにしてください。また、秘匿処理はどのような判断基……
○斉藤(和)委員 日本共産党を代表して、畜産経営の安定に関する法律及び独立行政法人農畜産業振興機構法の一部を改正する法律案の反対討論を行います。 反対の理由の第一は、複数の指定業者の参入により、生産者の所得が低下するおそれがあることです。 本法案では、農林水産大臣や都道府県知事が、対象事業者のうち受託販売等を行う事業者が要件を満たせば、指定事業者として指定することができるとしています。また、この指定事業者は、外資や株式会社などの民間事業者がなることもできます。 複数の事業者間の競争となれば、生乳が分散してしまうことから、価格交渉力が弱まることは明らかです。資本力のある事業者が低価格競争に……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。 農業災害補償法の改正案について質問をします。 今回の農業災害補償法の改正案は、新たな収入保険制度の導入と、現在の農業災害補償制度の改正でなされており、論点が数多くあると感じています。今回質問し切れなかった問題は次回に回したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 今回の収入保険制度は鳴り物入りでまとめられたわけですけれども、農業関係者にはその詳細がほとんど知られていないなというふうに私も感じてまいりました。まず、その点、収入保険について質問をします。 今回の収入保険は、加入対象者について、先ほど来あったとおり、青色申告を行い、経営管理を……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。 四人の先生方、貴重な御意見をいただきまして、本当にありがとうございます。 まず、高橋参考人と鈴木参考人に、共済の問題、農業災害補償の方からお聞きしたいと思います。 農業共済が果たしてきた役割というのは、農村を維持し発展させていく、そして相互扶助という形でやはり農村地域を支えていくといった点で、非常に大きな役割を果たしてきたと私は感じています。それが、今回の改正で、当然加入がなくなる、また、七割の農家の方が入っているとも言われている一筆方式や無事戻しがなくなるといったことが、こうした農村の今まであった相互扶助、支え合いの精神、こういったものに影……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。 前回に続いて、農業災害補償法の改正案について質問します。 前回、六月一日の審議で、農作物共済の当然加入から任意加入制度に変更する問題について質問しました。任意加入によって、逆選択、いわゆる保険加入者が幅広い層に行き渡らずに被害が多い層に偏ってしまうことが起こるのではないか、そうなれば、農業共済組合の財務や農村集落における相互扶助の仕組みにも影響を与えかねないと指摘をし、山本大臣に見解をお聞きしました。 これに対して大臣は、米麦を取り巻く状況の変化を踏まえて任意加入制度に移行する、当然加入を廃止しても、危険段階別共済掛金率を導入するので大丈夫だ……
○斉藤(和)委員 日本共産党の斉藤和子です。 冒頭、きのうから本日にかけて、自由民主党、公明党、与党は、参議院法務委員会での質疑を拒否し、いきなり本会議で中間報告を押しつけました。憲法違反の共謀罪を強行採決したことに、言葉に尽くせない満身の怒りを込めて強く抗議します。 こんなひどいやり方は、かつてありません。審議を尽くすという議会制民主主義を踏みにじる自殺行為です。国民から選ばれた国民の代表者である国会議員が民主主義を踏みにじるようなことがあっていいのか、こうした流れと徹底的に闘うことを申し上げ、質問をいたします。 JAS法改正案について質問をします。 今回の改正で、機能性表示食品と同……
○斉藤(和)分科員 日本共産党の斉藤和子です。
初めて質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
まず初めに、子供の医療費について質問をいたします。
国民健康保険の場合、窓口の負担は現在三割です。国の制度では、小学校入学前の子供は窓口負担が二割になっています。今、全ての都道府県、市町村が、独自の努力によって、対象年齢や窓口で三百円支払うなど一部負担金などの差はあれ、全国各地で子供の医療費無料に取り組んでいると思いますが、間違いありませんか。
【次の発言】 ありがとうございます。
つまり、せめて子供の医療費ぐらいは無料にしてほしいという多くの市民の要望に応えて、全ての都道府県、……
○斉藤(和)分科員 日本共産党の斉藤和子です。 児童虐待、それに関連する児童相談所、一時保護所の問題について質問をいたします。 連日のように、目を覆いたくなるような虐待の報道が続いています。 ことし初め、埼玉県で、三歳の女の子が顔にやけどを負ったまま放置され、死亡したという事件が報道されました。顔はやけどで赤く腫れ上がり、傷やあざが体全体にあちこちあった。痩せ細り、胃には食べ物がなかった。押し入れにはロープをつなぐ金具が装着されており、閉じ込められた可能性もあるというふうに指摘されています。 しかも、近隣住民から、虐待を疑い、昨年の夏の時点で二度の一一〇番通報がありました。しかし、警察……
○斉藤(和)分科員 日本共産党の斉藤和子です。 四年ぶりに決算委員会が開かれたということで、しっかりと今後は審議していくということが必要かということを最初に指摘させていただいて、質問に入ります。 防衛装備庁が昨年十一月に発表した「木更津駐屯地における日米オスプレイの共通整備基盤について」によると、二〇一五年四月の日米ガイドラインにおいて共通装備品の修理及び整備の基盤を強化するとして、普天間飛行場に現在配備されている米海兵隊のオスプレイの定期機体整備を平成二十九年度から千葉県木更津駐屯地で開始するとされています。 今月十三日には、木更津駐屯地に隣接する公園で、日本の空にオスプレイは要らない……
○斉藤(和)分科員 日本共産党の斉藤和子です。 きょうは、女性の人権にかかわる問題について質問をさせていただきます。 二〇〇一年に、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律、いわゆるDV法が制定されました。お茶の水女子大学名誉教授の戒能民江氏が編著された「危機をのりこえる女たち」という本がございます。ここには、従来、夫婦げんかとして放置されてきた行為が、国家が責任を持って防止すべき暴力とみなされ、どっちもどっち、殴られる方にも悪いところがあると言われ続けてきた女性たちは、国家によって保護されるべき被害者となった。その後の法改正によって、被害者の自立支援も含めて行政の責務となり、国……
○斉藤(和)分科員 日本共産党の斉藤和子です。 まず初めに、天下り問題で中間報告が出され、菅官房長官からも、教育行政をつかさどる省庁として決してあってはならないことで極めて問題だというふうな会見での言葉もありました。悪い意味で文科省が注目されている、こういうときだからこそ、教育現場の声を真摯にぜひ受けとめていただきたいということを初めに強調して、質問に入らせていただきます。 学校現場の現状、特に、教育に穴があくという問題、教員未配置とも言われますけれども、この問題について質問いたします。 義務教育の学級編制と教職員定数の標準を定めたものに、義務標準法があります。その第一条には、「この法律……
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