林芳正 衆議院議員
49期国会発言一覧

林芳正[衆]在籍期 : |49期|
林芳正[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは林芳正衆議院議員の49期(2021/10/31〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は49期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院49期)

林芳正[衆]本会議発言(全期間)
|49期|
第208回国会(2022/01/17〜2022/06/15)

第208回国会 衆議院本会議 第1号(2022/01/17、49期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(林芳正君) 第二百八回国会に当たり、外交政策の所信を申し述べます。  現在、国際社会は時代を画する変化の中にあります。国際社会のパワーバランスの変化が加速化、複雑化し、日本を取り巻く安全保障環境も厳しさと不確実性を増しております。  そうした中、これまで国際社会の平和と繁栄を支えてきた自由、民主主義、人権、法の支配といった普遍的価値や国際秩序が厳しい挑戦にさらされています。また、革新的技術の出現などにより、安全保障と経済を横断する領域で様々な課題が顕在化するなど、安全保障の裾野が急速に拡大をしています。  同時に、気候変動、新型コロナ、軍縮・不拡散といった地球規模課題への対応も立ち……

第208回国会 衆議院本会議 第4号(2022/02/01、49期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(林芳正君) 岸田内閣では、人権を始めとした普遍的価値を守り抜くことを重視しており、我が国としては、こうした普遍的価値が各国においても保障されることが重要と考えております。  そのような考えから、これまで、新疆ウイグルの人権状況等に対しても、日米首脳会談やG7等の場を含め、我が国として深刻な懸念を表明するなど、我が国と価値観を共有する国々とともに連携しつつ取り組んできています。  ただいまの御決議の趣旨も踏まえ、政府として、引き続き、国際社会と緊密に連携しつつ、着実に取り組んでまいります。(拍手)

第208回国会 衆議院本会議 第5号(2022/02/08、49期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(林芳正君) ウクライナの国境周辺地域における緊張の高まりは、予断を許さない状況となっております。関係国による外交努力が続く一方で、今後、事態が急変する可能性もあり、日本政府として、重大な懸念を持って情勢を注視しています。  政府としては、ウクライナの主権及び領土の一体性を一貫して支持しており、関係国に対し、緊張の緩和と対話を通じた解決を求めてきています。  ただいまの御決議の趣旨も踏まえ、政府として、引き続き、G7を始めとする国際社会と連携しつつ、適切に対応してまいります。(拍手)

第208回国会 衆議院本会議 第7号(2022/03/01、49期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(林芳正君) ロシアによるウクライナへの侵略は、東アジアを含む国際社会の秩序の根幹を揺るがす極めて深刻な事態です。力による一方的な現状変更は断じて認められず、日本政府は、ロシアを最も強い言葉で非難し、ロシアに対し、即時に攻撃を停止し、部隊をロシア国内に撤収するよう強く求めます。  今こそ、国際秩序の根幹を守り抜くため、結束して毅然と行動しなければなりません。我が国として、このことを示すべく、断固として行動してまいります。  ただいまの御決議の趣旨も踏まえ、政府として、引き続き、可能な限りの在留邦人の安全確保に努めるとともに、G7を始めとする国際社会と連携しつつ、強い制裁措置の速やかな……

第208回国会 衆議院本会議 第8号(2022/03/03、49期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(林芳正君) ウクライナから避難される方々のケアや受入れについてお尋ねがありました。  今回のロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更の試みとして、国際秩序の根幹を揺るがす行為であります。  この国難に直面するウクライナの人々に対し、周辺国に避難される方々への支援を含め、国際機関経由で一億ドルの緊急人道支援を行うことを既に発表しております。  また、国際社会におけるこのような重要な局面において、ウクライナの人々との連帯を更に示すべく、ウクライナから第三国に避難された方々の我が国への受入れも今後進めてまいります。  まずは、御親族や知人が日本にいらっしゃる方々について受け……

第208回国会 衆議院本会議 第9号(2022/03/08、49期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(林芳正君) 伊藤議員からお尋ねがありました。  まず、ロシアや国際社会への我が国のメッセージの在り方や対応についてお尋ねがありました。  今回のロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更の試みであり、国際秩序の根幹を揺るがす行為です。明白な国際法違反として、断じて許容できず、厳しく非難します。  今こそ、国際秩序の根幹を守り抜くため、国際社会が結束して毅然と行動しなければなりません。我が国として、このことを示すべく、断固として行動していきます。こうした暴挙には高い代償が伴うことを示してまいります。  こうした考え方の下、我が国として、欧米と足並みをそろえて、金融や輸出管……

第208回国会 衆議院本会議 第16号(2022/03/31、49期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(林芳正君) 吉田議員からは、除染や被曝者に関する協力に係る準備についての関係当局との協議の状況についてお尋ねがありました。  秋野議員からの御指摘も踏まえ、原子力規制庁から量子科学技術研究開発機構に対しまして、ウクライナで放射能汚染が発生した場合に備え、ウクライナとの原子力技術者間の協力の歴史も長い日本にこそできる被曝医療の観点からの協力について、準備を検討すべきとの問題意識が伝達され、同機構から、何ができるか検討したい旨の回答を得られたものと承知をしております。  これまでにも、日本とウクライナは、原子力発電所における事故へのその後の対応を推進するための協力に関する協定に基づきま……

第208回国会 衆議院本会議 第19号(2022/04/12、49期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(林芳正君) 末松議員にお答えをいたします。  先般の政府専用機でのウクライナ避難民の方々への移送支援の基準についてお尋ねがありました。  政府専用機に同乗いただいたのは、在ポーランド大使館や在ウクライナ大使館に対して日本への渡航を相談してこられたウクライナ避難民の方々のうち、日本への渡航を切に希望するものの、現在、自力で渡航手段を確保することが困難なウクライナ避難民の方々です。  具体的な人数は、このような方々の渡航を支援すべく所要の調整や手続を進めた結果、最終的に決まったものでございます。  なお、現在まで、避難を目的として本邦に入国した方は、総理がウクライナ避難民の受入れを表明……

林芳正[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院49期)

林芳正[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第207回国会(2021/12/06〜2021/12/21)

第207回国会 予算委員会 第2号(2021/12/13、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 台湾海峡の平和と安定、これは、日本の安全保障はもとより、国際社会の安定にとっても重要でございまして、また、台湾をめぐる問題が対話により平和的に解決されることを期待するというのが日本の政府の一貫した立場でございます。  政府としては、このような、日本のみならず国際社会にとっても重要な問題について正当な関心を表明すること自体がいわゆる内政干渉に当たるとは考えておらないわけでございます。  台湾海峡の平和と安定が重要であるという認識は国際社会においても高まっておりまして、四月の菅総理訪米時に発出した日米共同声明や、六月のG7首脳会合でも同様の認識が示されているということはこの証左でござ……

第207回国会 予算委員会 第3号(2021/12/14、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 今総理からお話がありましたように、その検証、まさに核兵器国間における信頼関係が不十分であるということを踏まえると、一般論としてでございますが、例えば、全ての核兵器国が核の先行不使用宣言を行ったとしても、それぞれの意図に関する検証の方途があり、それを客観的に担保することができなければ、そのような宣言は効果的には維持され得ないということになるわけでございます。  また、仮にそのような検証の方途が確保された場合、核兵器国間のバランスが崩されないようにしなければ、核兵器国が実効性のある形で宣言に踏み切るということは考えにくく、そのためにも同時に意図表明が行われる必要がある、こういうふうに……


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第208回国会(2022/01/17〜2022/06/15)

第208回国会 安全保障委員会 第1号(2022/03/01、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 安全保障委員会の開催に当たり、大塚委員長を始め、理事、委員各位に御挨拶を申し上げ、我が国の安全保障政策について所信を申し述べます。  まず、現下のウクライナ情勢について申し上げます。今回のロシアによるウクライナ侵略は、力による一方的な現状変更の試みであり、国際秩序の根幹を揺るがす行為です。明白な国際法違反であり、断じて許容できず、厳しく非難します。今こそ、国際秩序の根幹を守り抜くため、結束して、毅然と行動しなければなりません。我が国として、このことを示すべく、断固として行動していきます。こうした暴挙には高い代償が伴うことを示していきます。国際社会は、ロシアの侵略により、ロシアとの……

第208回国会 安全保障委員会 第2号(2022/03/10、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 ただいま防衛大臣からも御答弁があったとおりですが、今回のロシアによるウクライナ侵略、これは力による一方的な現状変更の試みであって、欧州のみならず、アジアを含む国際秩序の根幹を揺るがす行為だということでございます。明白な国際法違反であり、断じて許容できず、厳しく非難をいたします。また、今回のウクライナ侵略のような力による一方的な現状変更を、インド太平洋、とりわけ東アジアで許してはならないと考えております。  我が国を取り巻く安全保障環境について申し上げますと、北朝鮮による核・ミサイル開発、また東シナ海、南シナ海における一方的な現状変更の試み、軍事バランスの変化による緊張の高まりなど……

第208回国会 安全保障委員会 第6号(2022/04/26、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 まず、前半の部分について私からお答えをさせていただきます。  台湾有事という仮定の質問にお答えすることは差し控えさせていただきますが、その上で申し上げますと、本年二月に公表されましたアメリカのインド太平洋戦略におきましては、台湾の自衛能力を支援することを含め、地域内外のパートナーと協力し、台湾海峡の平和と安定を維持する等とされておりまして、これは、米国の台湾に関する立場を改めて示したものと考えております。  いずれにいたしましても、台湾海峡の平和と安定は、日本の安全保障はもとより、国際社会の安定にとっても重要であり、この点、日米間でも、日米首脳テレビ会談や日米2プラス2などにおい……

第208回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(2022/03/01、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げるとともに、所信を申し述べます。  我が国を取り巻く安全保障環境は、大変厳しい状況にあります。我が国の平和と安全を確保していく上で、日米同盟の強化は最も重要な課題であり、特に、在沖縄米軍を含む在日米軍の抑止力は、我が国、ひいては地域の平和と安全の確保に不可欠です。こうした観点も踏まえ、米政府関係者と緊密な意思疎通を図ってきております。  沖縄の本土復帰から五十周年という節目の年を迎える中、政府としては、引き続き、沖縄の負担軽減に全力で取り組みます。在日米軍の安定的駐留には地元の御理解が不可欠です。米軍機等の安全確保……

第208回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(2022/03/03、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 那覇港湾施設についてでございますが、今お話のありました昭和四十七年五月の日米合同委員会合意におきまして、使用主目的として港湾施設及び貯油所と記載をされております。これは同施設の使用の主たる目的を定めたものでございまして、米軍の活動が主目的としての形態に反するものでない限り、同施設での訓練を排除しているというふうには考えておらないところでございます。  本年二月に行われた訓練でございますが、人道支援や非戦闘員の退避等の訓練であったと承知をしておりますが、米側の説明によれば、一般的に港湾の使用が想定される運用に係る訓練と考えられまして、那覇港湾施設の使用主目的に沿ったものだというふう……

第208回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(2022/03/07、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 今のお尋ねにつきましては、先ほど政府参考人から答弁があったとおりであるというふうに考えております。
【次の発言】 それぞれの事態の場合について、ジュネーブ諸条約上の捕虜となるかどうかというのは、前回お答えしたところでございます。  他国の事情についてお答えすることは差し控えたいと思いますが、万が一、後方支援を行っている自衛隊員が外国等に不法に身柄を拘束された場合、政府として、当該自衛隊員の即時解放、これは強く求めることになると考えております。  また、その身柄が解放されるまでの間は、少なくとも、普遍的に認められている人権に関する基準並びに国際人道法の原則及び精神に従って取り扱われ……

第208回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(2022/04/21、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 航空機からの落下物は重大な事故につながりかねないと認識をしております。  過去、幾つかこうした落下事案があったというふうに承知をしております。
【次の発言】 先ほども申し上げましたように、航空機からの落下物は重大な事故につながりかねないと認識しております。沖縄含めて、かかる事故が発生するたびに、外務省から米側に対しまして遺憾の意を表明するとともに、原因究明、再発防止等を申し入れております。  米軍機の飛行の安全確保、これは米軍が我が国に駐留する上での大前提でありまして、地元に不安を与えるようなことがあってはならないと思っております。  私自身も、本年一月の日米2プラス2におきまし……

第208回国会 外務委員会 第1号(2022/02/25、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 外務委員会の開催に当たり、城内委員長を始め、理事、委員各位に御挨拶申し上げるとともに、外交政策の所信について申し述べます。  まず、現下のウクライナ情勢について申し上げます。ロシア軍がウクライナ領域内に侵攻したことは、力による一方的な現状変更を認めないとの国際秩序の根幹を揺るがすものであり、ロシアを強く非難します。政府として、G7を始めとする国際社会と緊密に連携しつつ、金融分野や輸出管理等において、米国及び欧州諸国と足並みをそろえて速やかに同様の措置を取ることとしました。また、政府としては、現地の情勢が刻々と変わる中、引き続き可能な限りの在留邦人の安全確保に努めていきます。  国……

第208回国会 外務委員会 第2号(2022/03/04、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 おはようございます。  今、松原先生からお話がありましたコルスンスキー駐日大使との面会でございますが、昨日の川合先生の御質問がございましたので、改めて事実関係を確認いたしましたところ、二月二十四日に在京ウクライナ大使館から口上書で要望がございまして、双方の都合のよい日時を調整した結果、三月二日の夕刻にコルスンスキー駐日大使とお会いする運びとなったところでございます。  委員からお話がありましたように、各国の在京大使から外務省政務三役に面会したいと要請があった場合には、事情にもよるとは思いますけれども、担当課からそれぞれ政務三役に報告し、判断を仰ぐようにしておりましたので、今後も、……

第208回国会 外務委員会 第3号(2022/03/09、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 昨年の三月に日米の2プラス2が行われまして、その際の共同発表に、日米同盟の役割、任務、能力について協議することによって、安全保障政策を整合させ、全ての領域を横断する防衛協力、これを深化させ、そして拡大抑止を強化するため緊密な連携を向上させることに改めてコミットしている旨を確認したとおりでございまして、日米間では、様々な機会を用いて、今委員からもお話のありました、日米の役割、そして任務、能力に関する協議を行ってきておるところでございます。そして、今年一月に日米2プラス2、これは残念ながらオンラインでございましたけれども、その共同発表にあるとおり、この協議の進展、これを歓迎したところ……

第208回国会 外務委員会 第4号(2022/03/11、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 まず、申し上げなければならないのは、ウクライナがNATOの加盟国ではないということでございます。したがって、米国を含むNATOの集団防衛の対象ではないというふうに承知をしております。  また、今回のロシアによるウクライナ侵略の原因、これをブダペスト覚書によるウクライナの非核化等に求める議論、こういう議論があることは承知をしておりますが、今回のロシアによるウクライナ侵略の問題の本質、これは、プーチン大統領が、平和的解決に向けた各国からの働きかけ、これを聞き入れずに、ウクライナのいわゆる非武装化と中立化と非ナチ化と称するゼレンスキー政権の転覆を実現すべく武力行使に及んだことであると考……

第208回国会 外務委員会 第5号(2022/03/16、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 今回のロシアによるウクライナへの侵略は、力による一方的な現状変更の試み、かつ、国際秩序の根幹を揺るがす行為であり、明白な国際法違反でございます。国際秩序の根幹を守り抜くため、国際社会と結束して、日本としても毅然と行動してまいります。  ロシアの大阪・関西万博への参加については、今後の情勢、これをよく踏まえた上で、政府として適切に対応してまいります。
【次の発言】 公式のキャラクターデザインでございますが、「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマを表現しながら、人々の印象に残りやすいデザインとともに、大阪・関西万博の魅力や親しみやすさを感じられるものがよいと考えております。  ……

第208回国会 外務委員会 第6号(2022/03/23、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 国連でございますが、さきの大戦後に、二度と戦争を起こさないための組織として創設されたわけでございますが、常任理事国には拒否権があり、特に、米ソ冷戦時代には、国連が国際の平和と安全の維持の機能、これを果たすことができなかったわけでございます。  国際社会の平和と安全に大きな責任を持つ国連安全保障理事会の常任理事国であるロシアの暴挙、これは、こうした国連が抱える問題を改めて提起するものでありまして、新たな国際秩序の枠組みの必要性、これを示していると考えております。  安保理改革については、我が国は長年安保理改革の必要性を訴え、積極的に活動してまいったわけでございます。今般、トルコとU……

第208回国会 外務委員会 第7号(2022/03/30、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 日本への避難民受入れを進めるために、官房長官の下でウクライナ避難民対策連絡調整会議を開催いたしまして、その会議の下で関係省庁によるタスクフォースを設置し、政府内の体制を強化をいたしました。  さらに、現地の避難民の方々の支援のニーズを的確に把握することが極めて重要であることから、在ポーランド大使館及びジェシュフ連絡事務所の体制を強化して、ウクライナ避難民支援チームを新たに設置し、避難民の方々の日本への渡航支援のニーズについて調査、把握を進めていくことにいたしました。  また、古川法務大臣が総理特使として近くポーランドを訪問し、ポーランド政府要人との会談や現地の避難民受入れ状況の視……

第208回国会 外務委員会 第8号(2022/04/06、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 この度の私のポーランド出張は、会期中であったものの、ウクライナ情勢が刻々と変化する中で、城内委員長を始め、委員の皆様、とりわけ野党の皆様には多大な御配慮を賜り、御礼を申し上げます。  おかげさまで、ウクライナ近隣諸国の中で最多の約二百万人もの避難民を率先して受け入れているポーランドにおける避難民受入れの状況や課題を現地で直接見聞するとともに、ウクライナ、ポーランド両国の政府要人との会談などを通じまして、現地のニーズを的確に把握することができました。また、日本への避難を切に希望しているものの、自力で渡航手段を確保することが困難な二十名の避難民の方々を政府専用機で無事に日本にお連れす……

第208回国会 外務委員会 第9号(2022/04/13、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 尾身先生から科学技術外交についてお尋ねがございました。  私も、議員のときにSTSフォーラム、何度か訪れまして、お父上にも大変お世話になったわけでございます。  そして、今おっしゃっていただきましたように、科学技術・イノベーション、これは、気候変動もそうでございますし、最近は、パンデミック対応ということで、メッセンジャーRNAのワクチンというものがもしなかったら一体どういうふうになっていただろうかということを考えるだけでも、地球規模課題に対処する上で大きな鍵であり、経済面のみならず、安全保障面、最近は経済安全保障と言われるようになりましたけれども、ますます重要になってきていると思……

第208回国会 外務委員会 第10号(2022/04/20、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 今、徳永委員からお話がありましたように、ゼレンスキー大統領を始めウクライナの皆さんがこの困難な状況に立ち向かうという意向を示されて戦っておられるという状況、大変に、いろいろな中継を見ますと、見たくないものを見ているということは本当に同感をいたすところでございます。  そういうことでありますから、我々は、やはり、G7を始めとした国際社会と連携しながら、強い制裁措置、これを続けていくことによって何とかウクライナの皆様の意思というものが貫徹をされるということが大事であろうというふうに思っておりますし、それはウクライナのためであるということはもちろんでございますが、こうした力による現状変……

第208回国会 外務委員会 第11号(2022/04/27、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 中谷委員におかれましては、日頃から、JICA議連の事務局長として、JICAの活動を始めとしてODAに対する多大な御支援をいただき、感謝を申し上げます。  ODAは、我が国の重要な外交ツールであり、国際社会の平和と繁栄に貢献し、ひいては我が国の平和と安定の実現という国益を確保するため、積極的かつ戦略的に活用していくことが不可欠であると考えております。  今、御指摘のあった、ロシアによるウクライナ侵略、また東シナ海、南シナ海における中国の活動など、国際秩序に対する力による一方的な現状変更の試みが続く中で、人道支援はもとよりでございますが、やはり、普遍的価値を守り抜く上でも、ODAは極……

第208回国会 外務委員会 第12号(2022/05/11、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 昨日、尹錫悦韓国大統領の就任式に出席するために、岸田総理の特使として韓国をおとついから訪問をいたしました。  私から尹大統領や朴振韓国外交部長官候補に対しましては、一九六五年の国交正常化以来築いてきた日韓の友好協力関係の基盤に基づいて日韓関係を発展させていく必要があり、そのためには旧朝鮮半島出身労働者問題を始めとする日韓間の懸案の解決が必要であるという旨述べたところでございます。  その上で、朴外交部長官候補との間では、日韓関係のこれ以上の悪化を放置してはならないという認識で一致をするとともに、日韓間の懸案等について、これらを早期に解決すべく、今後、ハイレベルの間も含めて、両政府……

第208回国会 決算行政監視委員会 第2号(2022/04/11、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 ロシアによるウクライナ侵略に至るまでの中で、今委員からもこのクロノロジーを示していただきましたけれども、我が国を含みます国際社会、これは事態の平和的解決に向けたロシアへの働きかけを含めて、懸命な外交努力を重ねてきたところでございます。  ちょうど、今委員からもお話のありました二月十六日に委員と私との間でやり取りを行った翌日になりますが、日ロ首脳電話会談を行いました。私も陪席をさせていただきましたけれども、岸田総理からプーチン大統領に対して、力による一方的な現状変更ではなく、外交交渉によって関係各国にとって受け入れられるような解決方法を追求すべきである、こうした旨、働きかけを行った……

第208回国会 決算行政監視委員会 第3号(2022/04/18、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 おいたわりの言葉をいただきまして、ありがとうございました。  先般のNATO外相会合のパートナーセッションでございますが、NATOからの招待を受けまして、日本の外務大臣として、今お触れになっていただきましたように、史上初めての出席になりました。  まずは、現下のウクライナ情勢への対応における連携を確認いたしまして、特に、欧州とアジアの安全保障を切り離して論じることはできない、この点を私から強調させていただきました。そのことについて参加国と認識を共有をすることができたわけでございます。  また、NATOのアジア太平洋のパートナーとの関係強化への取組、これを歓迎し、日・NATO間にお……

第208回国会 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号(2022/03/08、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 衆議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げるとともに、北朝鮮をめぐる最近の状況について御報告をいたします。  我が国は、日朝平壌宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、日朝国交正常化の実現を目指します。  拉致問題は、岸田内閣の最重要課題です。昨年十二月には飯塚繁雄さんが御逝去されました。飯塚繁雄さんの御存命の間に、妹の田口八重子さんを取り戻し、日本の地で再会を実現できなかったことは痛恨の極みです。拉致問題の解決には一刻の猶予もありません。被害者の帰国を待ち望んでいる御家族の皆様の思いを胸に刻み、政……

第208回国会 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号(2022/04/11、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 今官房長官からもお話がありましたが、まさに二〇〇二年以来お一人も帰ってきておられないということ、大変痛恨の極みであり、全力でこの問題に取り組んでまいらなければならないと思っております。  この間も、海外出張から帰ってまいりまして、三日ぶりぐらいに家族と私は会ったわけでございます。当たり前のようなことだ、こういうふうに思っておりますけれども、今委員がおっしゃることを聞いて、こんな当たり前のことが被害者の家族の皆様方にとっては当たり前のことでないという状況がこんなに長く続いている、あってはならないことだ、こういうふうに思っております。  官房長官ともしっかりと連携を取らせていただきな……

第208回国会 予算委員会 第2号(2022/01/24、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 お答えいたします。  文化審議会からの答申を受けまして、佐渡の金山の世界遺産登録を実現する上で何が最も効果的かという観点から、政府内で総合的な検討を行っております。韓国への外交的配慮といったものを行うことは全くないということでございます。  なお、佐渡の金山に関する韓国側の独自の主張については、日本側としては全く受け入れられず、韓国側に強く申入れを行ったところでございます。また、韓国国内において事実に反する報道が多数なされていることは極めて遺憾であり、引き続き我が国の立場を国際社会に説明をしてまいりたいと思っております。

第208回国会 予算委員会 第4号(2022/01/26、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 秋葉先生始め与党の皆様の御支援も賜りながら、予算をしっかり獲得し、在外公館、今お話のありました国連の邦人職員、目標に向けて努力をしてまいりたいと思います。  その上で、国際機関の職員というのは一応中立的な存在ということですが、やはり日本人が活躍することで国際機関との連携がしやすくなり、また、そうした職員は日本の顔ということにもなっていくわけでございますので、政府としても、国際機関のトップのポストや幹部のポストの獲得も重視をしておるところでございます。  本年一月に、UPUの国際事務局長に目時政彦氏が就任をいたしました。また、世界税関機構やアジア開発銀行などの国際機関においても日本……

第208回国会 予算委員会 第5号(2022/01/28、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 世界の記憶については、我が国が今委員おっしゃいましたように制度改革を主導した結果、昨年四月でございますが、ユネスコ加盟国による異議申立て制度というものが導入されまして、異議申立てが行われた場合には、関係国間の対話で解決するまでは登録手続が進まない、こういう制度になっております。  これに対しまして、世界遺産の登録でございますが、世界遺産条約の締約国のうち二十一か国から成る世界遺産委員会で決議をされます。同委員会における世界遺産の登録は、投票に至る場合には三分の二の多数決による意思決定が行われますが、実務上は、コンセンサスによる意思決定を基本とする運用となっております。  こうした……

第208回国会 予算委員会 第7号(2022/02/01、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 今般、在日米軍は、日米間の協議の下で、新型コロナウイルス感染症の状況を継続的に監視をしました結果、一月十日から実施されております、在日米軍施設・区域外における在日米軍関係者の行動を必要不可欠な活動のみに制限する措置及び夜間外出禁止措置について、延長した後の期限である一月三十一日の期限到来をもって終了しております。  同時に、在日米軍は、まず、この施設・区域内外において、マスク着用義務を継続して徹底し、在日米軍施設・区域外においては、引き続き、各施設・区域の周辺自治体が講じている措置に従うとともに、区域内におきましては、各周辺自治体が講じている措置を考慮に入れた形で追加的な措置を取……

第208回国会 予算委員会 第8号(2022/02/02、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 御指摘のゲノム解析の結果判明の時期について、今委員からもおっしゃっていただいたように、判明の時期については確定的な見通しを言える段階にはございませんが、キャンプ・ハンセンの変異株のPCR検査については、検査対象の検体の四七%が変異株陰性であったということで、双方は、既にこれらの検体についてオミクロン株であるとみなしております。(発言する者あり)
【次の発言】 その前提で対応していくことで一致しておるところでございます。

第208回国会 予算委員会 第9号(2022/02/03、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 お答え申し上げます。  在日米軍による出国前検査が免除されたことを日本政府が確認したのは、昨年十二月二十四日でございます。
【次の発言】 確認したということと知らされたということがどう違うのかよく分かりませんけれども、確認をしたのは十二月二十四日でございます。
【次の発言】 出国前検査が免除されたことを日本政府が確認したのは、昨年十二月二十四日でございます。  昨年九月の時点で、在日米軍が出国前検査を免除することとしたという通知は受けておらないところでございます。
【次の発言】 先ほど申し上げたとおりでございますが、出国前検査を免除することとしたという通知は受けておらないところで……

第208回国会 予算委員会 第11号(2022/02/07、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 私が申し上げた答弁を今引用していただきましたが、我々の方にもそうした足らない部分があったということは申し上げたわけですが、我々だけというふうに申し上げたわけではないわけでございます。
【次の発言】 実務レベルでやり取りを行った結果、在日米軍からは、在日米軍として新型コロナ対策に関して日本側と緊密に連携する中、出国前検査の免除について外務省に通知していたとの認識であるとの説明がありましたが、これに対し、日本側としてはそのような認識は持っていなかった旨、改めて明確にしたところでございます。  その上で、両者の認識にそごがあったことを踏まえて、今後はそうした状況が生じないように、検疫・……

第208回国会 予算委員会 第12号(2022/02/08、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 両岸関係については、経済分野を中心に深い結びつきを有している一方で、その軍事バランスは、全体として中国側に有利に変化をしてきておりまして、その差が年々拡大する傾向が見られるところでございます。  中国による台湾への武力侵攻の可能性については、事柄の性質上お答えは差し控えますが、台湾海峡の平和と安定、これは我が国の安全保障はもとより、国際社会の安定にとっても重要であると考えております。台湾をめぐる問題が対話により平和的に解決されることを期待するというのが従来からの一貫した立場でございまして、そのような立場から、台湾をめぐる情勢について、引き続き関心を持って注視をしてまいりたいと思っ……

第208回国会 予算委員会 第15号(2022/02/14、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 日米同盟の抑止力の維持や普天間飛行場の危険性除去を考え合わせたときに、辺野古移設が唯一の解決策でございまして、米側とも累次にわたり確認してきております。  私も、先月、日米の2プラス2を行いましたけれども、岸大臣とともに、ブリンケン長官、オースティン長官との間で、普天間飛行場の固定化を避けるためには辺野古移設が唯一の解決策であるということを改めて確認したところでございます。  その上で、平成二十五年に、今委員から御指摘のあったような、日米両政府で作成し公表した沖縄における在日米軍施設・区域に関する統合計画におきまして、普天間飛行場代替施設では確保されない長い滑走路を用いた活動のた……

第208回国会 予算委員会 第16号(2022/02/18、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 今、岩屋先生から御指摘があったように、先ほど総理からお話のあった新時代リアリズム外交、これを進める上では、近隣諸国等との粘り強い対話、これは非常に重要だというふうに思っております。御指摘のとおりだと思います。難しい問題に正面から毅然と対応しながら、やはり安定的な関係を築くべく取り組んでまいらなければならないと思いますし、北朝鮮との間では、拉致、核、ミサイルといった諸懸案、しっかり対応していかなければならないと思っております。  ホノルルで、日韓、日米韓ということで会議をやってまいりましたが、そのときも痛感いたしましたけれども、やはり、北朝鮮への対応を始めとして、この地域の安定にと……

第208回国会 予算委員会 第17号(2022/02/21、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 一昨日でございますが、ドイツのミュンヘンにおきまして、ウクライナ情勢の緊迫を受けて急遽開催されましたG7外相会合に出席をしてまいりました。  会合を通じて、G7として、ウクライナの周辺におけるロシアの軍備の増強についての重大な懸念、これを共有いたしまして、ロシアに対して、自ら発表した軍の撤収、これを実際に行うことも含めて、緊張緩和に取り組むよう求めるということで一致をしたところでございます。  また、G7として、平和的、外交的な解決を追求するとのコミットメントを改めて表明をし、ロシアに対して、米国、NATO、さらにOSCEなどの対話の呼びかけに応じるよう求めるということでも一致を……

第208回国会 予算委員会 第19号(2022/05/26、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 今般の一連の首脳会議では、現下の国際情勢を踏まえまして、ロシア、中国に関する議論に多くの時間が割かれまして、その中で、岸田総理から我が国の立場について明確に発信をし、各国と認識の共有を行ったところでございます。  まず、ロシアでございますが、日米首脳会談において、岸田総理から、ロシアによるウクライナ侵略への対応に当たって、インド太平洋地域を含む国際社会の連携強化に向けて日本が各国に積極的に働きかけていることを説明し、バイデン大統領から日本の取組を高く評価するという発言があったところでございます。  また、日米豪印、クアッドの首脳会合においては、岸田総理から、今回のロシアによる侵略……


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第210回国会(2022/10/03〜2022/12/10)

第210回国会 安全保障委員会 第2号(2022/10/21、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 安全保障委員会の開催に当たり、鬼木委員長を始め、理事、委員各位に御挨拶申し上げ、我が国の安全保障政策について所信を申し述べます。  まず、北朝鮮は、今年に入ってからも弾道ミサイルを計二十三回にわたって発射しています。これらの極めて高い頻度で続く一連の挑発行動に加え、今月四日、我が国の上空を通過する形で弾道ミサイルを発射したことは、我が国の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威であるとともに、地域及び国際社会全体の平和と安全を脅かす深刻な挑戦です。北朝鮮が繰り返す弾道ミサイルの発射等は断じて許されず、今後とも、日米、日米韓で緊密に連携して対応していきます。国際社会とも協力しながら、……

第210回国会 安全保障委員会 第3号(2022/10/27、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 我が国を取り巻く安全保障環境は、今防衛大臣からも御答弁がありましたように、北朝鮮による核・ミサイル開発、中国による東シナ海、南シナ海における力による一方的な現状変更の試み、軍事バランスの変化による緊張の高まりなど、厳しさと不確実性を増しております。こうした現実に直面する中で、平和と繁栄を確保していくため、日本の外交、安全保障の役割を強化してまいります。  その中で、本年末までに新たな国家安全保障戦略等を策定いたしまして、我が国自身の防衛力の抜本的強化への取組に、外務省としても関係省庁とともに参画をしてまいります。  同時に、日米同盟の抑止力、対処力の一層の強化をしっかりと図ってま……

第210回国会 安全保障委員会 第5号(2022/12/08、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 二〇〇五年の国連の世界サミットに向けた議論におきまして、武力攻撃が差し迫っていれば、発生していなくても自衛権を行使できるという考え方が示唆をされたことがございます。が、各国から反対がありまして、最終的な成果文書には盛り込まれなかったということでございます。  こうした経緯も踏まえまして、武力攻撃が発生していなくても差し迫っていれば自衛権を行使できるという考え方、これが国際的に確立されているということは認識をしておらないところでございます。
【次の発言】 国際法の学説上、武力攻撃が発生する前の自衛権につきまして、国際的に様々な用語が用いられているわけでございますが、確立された用語法……

第210回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(2022/11/15、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げるとともに、所信を申し述べます。  我が国を取り巻く安全保障環境は、大変厳しい状況にあります。我が国の平和と安全を確保していく上で、日米同盟の強化は最も重要な課題であり、特に、在沖縄米軍を含む在日米軍の抑止力は、我が国、ひいては地域の平和と安全の確保に不可欠です。こうした観点も踏まえ、米政府関係者と緊密な意思疎通を行ってきております。  在日米軍の安定的駐留には地元の御理解が不可欠です。米軍機等の安全確保や事件、事故防止の徹底について米側に対して引き続き強く要請してまいります。また、普天間飛行場の辺野古への移設を始……

第210回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(2022/12/07、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 私も、就任以来、いろいろな機会を通じてお話をお伺いする機会もあったわけでございますが、一日も早く戻りたいという思い、これをずっと持ち続けておられますので、日に日に、よわいを重ねられるにつれてどんどん強くなっている、こういう思いは感じておるところでございます。
【次の発言】 ロシア側が一方的に措置を発表しておりまして、自由訪問と四島交流、これは対象になっておるわけでございます。  まさにそういった状況の中でございますが、御案内のような、今ロシアによるウクライナ侵略が起こっている状況の中でございますので、現時点で北方墓参を含む四島交流等事業を行う状況にはないということは申し上げてきた……

第210回国会 外務委員会 第2号(2022/10/21、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 引き続き外務大臣を務めさせていただきます林芳正でございます。  外務委員会の開催に当たりまして、黄川田委員長を始め、理事、委員各位に御挨拶申し上げ、外交政策の所信を申し述べます。  今、国際社会はポスト冷戦時代の終えんとでもいうべき秩序の動揺の中にあり、我々は歴史の岐路に立っております。  いまだに続くロシアによるウクライナ侵略は、国際秩序の根幹を脅かすものです。先般のロシアによるウクライナの一部地域の違法な併合や、ウクライナ各地における民間人や民間施設へのミサイル攻撃を含め、一連の行為は国際法違反であり、決して認められません。日本は、力による一方的な現状変更の試みはいかなる場所……

第210回国会 外務委員会 第3号(2022/10/26、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 北朝鮮による拉致が発生して長い年月がたった今も、今、中川委員からございましたように、二〇〇二年に五名の拉致被害者の方々が帰国されて以来、一人の拉致被害者の帰国も実現していないことは痛恨の極みであります。解決を強く求める御家族の切迫感を共有いたします。  拉致問題の解決に向けては、米国を始めとする関係国と緊密に連携しつつ、我が国自身が主体的に取り組むことが重要であります。  これまで、岸田総理自身、条件をつけずに金正恩委員長と直接向き合う決意を述べてきております。  我が国としても、日朝平壌宣言に基づいて、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、日朝……

第210回国会 外務委員会 第4号(2022/10/28、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 本議定書ですが、日米間の合意に基づきまして二〇二〇年の一月に発効した日米貿易協定の牛肉セーフガード措置の適用の条件、これを修正するものでございます。  修正された条件の下での同措置の運用を速やかに開始し、もって日米経済関係の一層の発展を促すためにも、本議定書を早期に締結することが重要だというふうに考えております。
【次の発言】 本議定書でございますが、日米貿易協定に基づき日米のみの間で運用される牛肉セーフガード措置の適用の条件、これを修正するものでございまして、CPTPPにおける同措置の条件に何ら変更は生じないわけでございます。  したがって、今委員から御指摘がありました状況にお……

第210回国会 外務委員会 第5号(2022/11/09、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 今委員からお話がありましたように、我が国は、人権は普遍的な価値であり、人権擁護は全ての国の基本的な責務である、こういうふうに考えておるわけでございます。  そういった考え方に基づいて、今委員から御紹介いただきましたようなガイドライン等を制定、また、岸田内閣においては、中谷先生をこの担当の補佐官ということで任命して取り組んでまいっておるところでございます。  これまで、人権侵害に対してしっかり声を上げる一方で、対話と協力を基本として、民主化や人権擁護に向けて努力を行っているような国との間で、二国間対話や協力を積み重ねて、自主的な取組を促してきているわけでございます。  今先生から御……

第210回国会 外務委員会 第6号(2022/11/11、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 今御指摘がございましたように、国際保健は、人の健康に直接関わるのみならず、経済、社会、安全保障上の大きなリスクを含む重要な課題であると認識しております。特に、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成、これは人間の安全保障の推進に当たって不可欠な要素の一つでございます。  そのような考えの下で、我が国は国際保健を外交の柱の一つとして据え、これまでUHCの達成を国際社会で主導してまいりました。政府として、本年五月に策定したグローバルヘルス戦略でも、新しい時代に即したUHCの達成を重要な政策課題の一つと位置づけるなど、国際保健に積極的に取り組んでおります。  特に、今般の新型コロナ感染症……

第210回国会 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号(2022/11/15、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 引き続き外務大臣を務めさせていただくことになりました林芳正です。  衆議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会の開催に当たり、亀岡委員長を始め、理事、委員各位に御挨拶を申し上げるとともに、北朝鮮をめぐる最近の状況について御報告いたします。  本年は、小泉総理と金正日国防委員長が署名した日朝平壌宣言から二十年です。同宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、国交正常化を目指す方針は不変です。  拉致問題は、岸田内閣の最重要課題です。拉致被害者の御家族も御高齢となる中、拉致問題の解決には一刻の猶予もありません。被害者の帰国を待ち望んでい……

第210回国会 予算委員会 第4号(2022/10/24、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 今般アメリカが公表いたしました新たな国家安全保障戦略ですが、国際社会が直面しているいろんな戦略的な競争、触れていただきましたけれども、また、各国に共通の地球規模課題、こうしたものに対して、アメリカがリーダーシップを取りながら、日本を含む同盟国、同志国と連携しつつ対応していく考えを示しております。  さらに、自由で開かれたインド太平洋の推進や、米国の戦略文書において初めてとなります尖閣諸島に言及した形での、日本防衛に対するアメリカの揺るぎないコミットメント、これを再確認しておりまして、政府として高く評価しております。
【次の発言】 これはもう委員御承知のとおり、安倍元総理が提唱され……

第210回国会 予算委員会 第6号(2022/11/25、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 我が国はこれまで、ウクライナ及びその周辺国等、影響を受けた関係国に対して、約十一億ドルの人道、財政、食料関連の支援を表明し、順次実施してきておるところでございます。今から訪れます厳しい冬を乗り越えるために、二十二日には、電力分野等の越冬支援として、緊急無償資金協力にて発電機やソーラーランタンの供与を決定をいたしたところでございます。  今、赤澤委員からございました女性支援についても、ウクライナ国内また周辺国における避難民、これは女性と子供が大半を占めるということで、これまでの日本のWPSの取組を踏まえて、ジェンダーの視点を重視して、国連難民高等弁務官事務所や国際移住機関、また日本……

第210回国会 予算委員会 第7号(2022/11/28、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 令和元年度の宝山晶子モザンビーク太陽中学校、高等学校理事長に対する外務大臣表彰に関しましては、モザンビークにおける教育、医療関連活動を通じて我が国とモザンビークとの友好親善に寄与したとの理由により、令和元年七月に表彰を行っております。  しかしながら、当省として改めて関係者からの聴取や関連資料の確認を行った結果、宝山氏が、同学校において、通常の教育活動に加えて、社会的に問題が指摘されている旧統一教会の布教を強く意識した学校活動を実施していたということが確認をされました。また、同氏が派遣員を務める世界平和女性連合が、本件表彰後に、本件表彰を同団体の活動の正当性の裏づけとして利用して……


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各種会議発言一覧(衆議院49期)

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第208回国会(2022/01/17〜2022/06/15)

第208回国会 予算委員会第三分科会 第1号(2022/02/16、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 令和四年度外務省所管予算案について、その概要を御説明いたします。  令和四年度一般会計予算案において、外務省予算は六千九百四億十三万八千円を計上しております。また、そのうち、四千四百二十八億二千百十九万六千円が外務省所管のODA予算となります。なお、そのほか、外務省関連のシステム予算については、デジタル庁所管分として百七十億一千七百十五万二千円が計上されております。  予算案作成に当たっては、普遍的価値を守り抜く覚悟、日本の平和と安定を守り抜く覚悟、そして人類に貢献し、国際社会を主導する覚悟、これら三つの覚悟を持って、対応力の高い、低重心の姿勢で日本外交を展開すべく、五本の柱を掲……


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第210回国会(2022/10/03〜2022/12/10)

第210回国会 安全保障委員会外務委員会北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(2022/10/13、49期、自由民主党)【政府役職】

○林国務大臣 北朝鮮による弾道ミサイル発射について御報告をいたします。  十月四日に北朝鮮が我が国の上空を通過させる形で弾道ミサイル発射を強行するなど、極めて高い頻度で続く一連の挑発行動は、国連安保理決議に違反するものであるとともに、我が国の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威です。また、地域及び国際社会の平和と安全をも脅かすものであり、断じて容認できません。北朝鮮によるいずれの弾道ミサイル発射に対しても厳重に抗議をし、四日の発射に際しても、直ちに北朝鮮に対して厳重に抗議し、最も強い表現で非難をいたしました。  我が国としては、北朝鮮に対し、改めて、関連する国連安保理決議を即時かつ完全に履行……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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