このページでは、満尾君亮衆議院議員が提出した質問主意書に関する情報をまとめています。質問主意書の提出数、質問主意書の件名、質問と政府からの答弁の冒頭部分を一覧にしています。質問と答弁については衆議院ウェブサイトの本文に飛ぶことができます。
24期(1949/01/23〜)
陸運の運送秩序の確立に関する質問主意書
第5回国会 衆議院 質問主意書 第32号(1949/05/28提出、24期、会派情報無し)
質問内容わが陸運の大宗を占める自動車の各業態間の運送秩序の確立に関し、去る四月二十六日衆議院運輸委員会において大屋國務大臣は
道路運送法第五十二條の対價の意味でございますが、本條にいう対價とは、運送給付に対する反対給付ではありますが、單なる偶発的なものではなく、相当に継続的な性質を持つておる意味でありまして、しかもそれは、当該運送行爲に対する経常的な経済收入と見なし得るものをいうのであります。
と答弁…
答弁内容道路運送の秩序を確立し、道路運送の綜合輸送力を
※
(注)上し、もつて道路運送における公共の福祉を確保増進することは、道路運送政策の骨子であつて、運輸省としては、これに関し特段の配慮を致しておるとともに、道路運送法の正確な解釈と、その実施運用についても、あらゆる機会にこれを周知徹底せしめるべく努力しておる次第である。
運輸省としては、道路運送法第五十二條の対價の解釈及び同條運用方についてはす…
運輸省設置法に対し、自動車行政に関する質問主意書
第6回国会 衆議院 質問主意書 第22号(1949/11/08提出、24期、会派情報無し)
質問内容(イ) 運輸省設置法第二十八條第二項第二号にいう「労需物資」において、また同項第六号にいう「指定生産資材等」において、右各号はいずれも「事業に従事する者」又は「道路運送事業の用に供する」と制約してあるが、右は自家用自動車を使用する場合を包含せしめない意味であるか、どうか。
(ロ) 自家用自動車の輸送力並びに輸送実績は鉄道、軌道を除く陸運の分野で、今日すでに圧倒的重要性を占めており、このすう勢は今…
答弁内容一 「労需物資」は、主たる事業の主管官庁より配給するという方針に則り、自家用自動車には配給していない。
設置法第二十八條第二項第六号の前段は、運転資材、後段は、生産補修用資材を規定している、これ等はいずれも事業用資材で自家消費用資材を含まない主旨であるが、主たる業務所管庁で関與しない資材でも必要なものについては、経済安定本部と協議の上自動車運送事業に準ずるものとして、運輸省において自家用自動車に…
陸運行政の民主化の徹底に関する質問主意書
第7回国会 衆議院 質問主意書 第65号(1950/03/02提出、24期、会派情報無し)
質問内容わが国陸運行政の民主化を更に徹底せしめる目的をもつて、左の諸点について政府の有権的見解を質問する。
一 終戰後各地域において、トラツク事業の新規免許申請が却下され、戰時中の少数業者による事実上の独占状態が今なお、継続している事実を政府は認識しているか。
二 政府は、現在トラツク事業が比較的営業不振の状態にある理由をもつて、今後ともに右状態の継続することを希望しているのであるか。
三 政府は、…
答弁内容一 普通車による一般貸切事業を営むトラツク事業は、戰時中企業合同を行つているが、貸切專門の事業者が一県一事業のものは現在二県(岡山、島根)ある。この二県でも競争事業者がない訳ではないが稍々独占に近い状況とも言える。しかしこの二県においては新規免許の申請はなく別に惡評も聞いていない。従つて終戰前後を通じ、全国的に見てトラツク業界が独占の状況にあるとは考えないのみならず終戰後トラツク事業の新規免許申請…
郵政事務の能率化に関する質問主意書
第7回国会 衆議院 質問主意書 第88号(1950/03/15提出、24期、会派情報無し)
質問内容郵便事務の能率化と国民大衆の便益増進のために、次の質問をする。
一 郵便貯金は、創設以来すでに七十余年の久しきにわたつているにもかかわらず、今なお郵便貯金の通帳の記載方は、預入記入欄と拂出記入欄のみあつて差引残高欄がない。これに差引残高欄を設けたならば、郵便貯金の国民的性格にかんがみ、事務の能率化と国民大衆の受ける便益はすこぶる大きいと思う。政府の所見如何。
二 先般来郵便の宛名記載方について…
答弁内容一 郵便貯金通帳に現在高欄を設けることは、主意書の通り、
一 預金者側にとつては、一見して貯金の現在高を知ることができて非常に便利であり、
二 郵便局側にとつても、貯金の拂もどしを取り扱う場合において、そのつど現在高を算出する煩を省くことができる。
という利点があつて、従来もしばしばその実施方について考究されて来たのであるが、
反面、
一 郵便貯金は、一册の通帳で全国総ての郵便局で預入を…
陸運行政の民主化の徹底に関する再質問主意書
第7回国会 衆議院 質問主意書 第128号(1950/04/13提出、24期、会派情報無し)
質問内容一 わがトラツク事業については、輸送需要者側の要因として、わが国民の尺度である中小企業を最も重要な基盤とする経済機構、その商慣習と取引單位等を考慮し、又事業経営者側の要因として、サービス提供を本質とする業態であること、特殊な労務事情の存すること、ほとんど消耗品にも等しい車両とばく大な燃料資材の経済に依存していること、並びに経営は握の容易さ等を考量するとき、その経営形態は、現行に較べて小規模であるこ…
答弁内容一 トラツク事業が経営者側のみの利益から見れば、小企業であることは経営は握を容易ならしめるが、その反面利用者側から見れば、トラツク一両の荷物でもその価格が相当の額に上る貴重な財物を安心して委託できるだけの資力信用が企業体自身に持たれることが必要である。
又ほとんど消耗品にも等しい車両とばくだいな燃料、資材に依存していることは小業濫立による交錯輸送や不当競争による資材濫費を避ける上において、むしろ…